JP2025041233A - 反応装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】反応容器が熱膨張もしくは熱収縮により変形しても、これに起因して正常に動作できなくなるのを防止することができる反応装置を提供する。
【解決手段】反応装置10において、供給部と送出部との間の中間部を含む筒状の反応容器と、前記中間部を囲むように当該反応容器の長軸周りに配置された複数の加熱部と、
前記複数の加熱部の温度を個別に制御する温度制御部と、前記反応容器に処理物を供給する前記供給部と、前記反応容器から生成物を送出する前記送出部と、前記処理物を前記反応容器の前記供給部側から前記中間部を通過して前記反応容器の前記送出部側に搬送する搬送機構と、前記複数の加熱部と前記反応容器との間の空間に連通する流体供給口及び流体排出口と、前記流体供給口から前記空間に供給され当該空間を通過し前記流体排出口から排出される流体を供給する流体供給部と、を備える反応装置。
【選択図】図19
【解決手段】反応装置10において、供給部と送出部との間の中間部を含む筒状の反応容器と、前記中間部を囲むように当該反応容器の長軸周りに配置された複数の加熱部と、
前記複数の加熱部の温度を個別に制御する温度制御部と、前記反応容器に処理物を供給する前記供給部と、前記反応容器から生成物を送出する前記送出部と、前記処理物を前記反応容器の前記供給部側から前記中間部を通過して前記反応容器の前記送出部側に搬送する搬送機構と、前記複数の加熱部と前記反応容器との間の空間に連通する流体供給口及び流体排出口と、前記流体供給口から前記空間に供給され当該空間を通過し前記流体排出口から排出される流体を供給する流体供給部と、を備える反応装置。
【選択図】図19
Description
本発明は、反応装置に関する。
粉粒体状の処理物に対して所定の雰囲気を与えることにより所望の製品を製造するための反応装置が存在する。例えば一般には、ロータリーキルンと称される反応装置は、中心軸周りに回転する中空の反応容器を加熱し、この反応容器に材料を転動させながら通過させることにより所望の製品を製造する。また例えばローラーハースキルンと称される反応装置は、トンネル型の反応容器に処理物やワークを通過させることにより所望の製品を製造する。またその他にも種々の反応装置が開発されている。
例えば特許文献1は、以下の反応装置について開示している。反応装置は、圧力反応容器となるスクリュフィーダ本体と、スクリュフィーダ本体内に触媒を導入する触媒供給部と、スクリュフィーダ本体内に低級炭化水素を導入する低級炭化水素供給部と、を有する。またこの反応装置は、生成したナノ炭素を搬送するスクリュと、スクリュによって搬送される触媒とナノ炭素を送出する固体送出部と、生成した水素をフィーダ本体外に送出する気体送出部と、を有する。
しかしながら、このような反応装置においては、反応容器の温度を変化させると、反応容器や搬送機構等が熱膨張もしくは熱収縮により変形し、反応装置の正常な動作を妨げるという課題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る反応装置は、供給部と送出部との間の中間部を含む筒状の反応容器と、前記中間部を囲むように当該反応容器の長軸周りに配置された複数の加熱部と、前記複数の加熱部の温度を個別に制御する温度制御部と、前記反応容器に処理物を供給する前記供給部と、前記反応容器から生成物を送出する前記送出部と、前記処理物を前記反応容器の前記供給部側から前記中間部を通過して前記反応容器の前記送出部側に搬送する搬送機構と、前記複数の加熱部と前記反応容器との間の空間に連通する流体供給口及び流体排出口と、前記流体供給口から前記空間に供給され当該空間を通過し前記流体排出口から排出される流体を供給する流体供給部と、を備える。
本開示によれば、反応容器や搬送機構等が熱膨張もしくは熱収縮により変形しても、これに起因して正常に動作できなくなるのを防止することができる反応装置を提供することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<参考例1>
図1を参照しながら、参考例1にかかる反応装置の主な構成について説明する。図1は、参考例1にかかる反応装置10の側面図である。図に示す反応装置10は理解容易のために一部を切り取った状態で示している。
図1を参照しながら、参考例1にかかる反応装置の主な構成について説明する。図1は、参考例1にかかる反応装置10の側面図である。図に示す反応装置10は理解容易のために一部を切り取った状態で示している。
反応装置10は、例えば粉粒体状の処理物に所定の物理的な刺激等の条件を与えることにより生成物を製造するための装置である。この反応装置10は、筒状の反応容器100(反応炉)、この反応容器100に処理物R10を供給する供給部(供給口101)、この反応容器100から生成物を送出する送出部(送出口102)、この反応容器100に供給された処理物R10を反応容器100の供給部から反応容器100の送出部へ搬送する搬送機構120(例えばスクリュ)、この搬送される処理物に接する流体を反応容器100内に供給する流体供給部(第1流体入口131、第1流体出口132、第1バルブ134等)、反応容器100の温度を反応容器100の長軸AX100方向の互いに異なる領域ごとに制御する温度制御部(温度制御領域110等)を備える。
なお、物理的な刺激とは、処理物を生成物に変化させる過程に用いる手段であれば特に限定されない。物理的な刺激とは、例えば加熱や冷却のような温度変化である。物理的な刺激とは、例えば攪拌、混合、混練、粉砕のような応力伝達である。物理的な刺激とは、例えば電子やラジカルの授受を伴う反応である。
反応装置10において、反応容器100に供給された処理物R10は、搬送機構120により反応容器100の送出口側へ搬送されながら加熱され、この搬送される処理物R10に接する所定の流体が反応容器100内に供給されることにより、処理物R10(処理物)が所定の温度で連続的に処理される。処理物とは、固体であってもよいし、流体であってもよいし、両方が混在したものであってもよい。なお、処理物を搬送しながら攪拌等するため、反応容器100自体が回転可能であってもよいし、反応容器100内に回転可能な構造を有する搬送機構120を設けてもよい。
処理物や生成物の種類や状態は特に制限されないが、リチウムを成分の一つに含む金属酸化物や金属硫化物のような無機物であってもよいし、炭化水素や食品のような有機物であってもよい。処理物は粉粒体のような固体であってもよいし、液体や気体のような流体であってもよい。
処理物は、生成物への変化の過程において、中間物を経てもよい。中間物の形態や状態は特に制限されない。中間物とは、例えば2以上の反応を段階的に行う場合の各反応における生成物であってもよい。その場合、中間物とは、例えば水和した化合物を加熱することにより生成する無水化合物である。あるいは、中間物とは、多糖類が加水分解して生成する単糖類であってもよい。中間物とは、処理物の少なくとも一部が粒成長もしくは焼結した焼成体であってもよい。中間物とは、処理物の少なくとも一部が液化もしくは気化した状態であってもよい。中間物とは、見かけ上は変化しないが処理物の温度や硬さ等が変化した状態あってもよい。中間物とは、上記以外の形態や状態であってもよい。
生成物の種類や状態は特に制限されず、生成物は粉粒体のような固体であってもよいし、液体や気体のような流体であってもよい。生成物は触媒や搬送補助部材などの処理物以外の部材を含む混合体であってもよい。生成物は主生成物と副生成物のように、2以上の化合物を含む混合体であってもよい。
処理物や生成物の形状や大きさは特に制限されないが、処理物や生成物が粉粒体の場合の粒子径は、好ましくは50mm以下であり、さらに好ましくは0.005~20mmである。さらに、処理物や生成物の形状が塊状の場合、対角長さの比率(アスペクト比)は、好ましくは1~10であり、さらに好ましくは1.3~1.8である。
反応装置10は主な構成として、反応容器100、温度制御領域110、搬送機構120、第1流体制御領域130および第2流体制御領域140を有する。
反応容器100は、例えば筒状であって、処理物を受け入れる供給口101と生成物を送出する送出口102を有する。供給口101が本開示の供給部の一例である。なお、反応容器100の形状や構成は特に限定されない。例えば、反応容器100の断面の形状は、円形や楕円形でもよいし、四角形等の多角形でもよいし、それら以外の形状であってもよい。例えば、反応容器100は1つの部材で構成されていてもよいし、2以上の部材が連結されていてもよい。2以上の部材が連結されている場合、例えば部材が連結される箇所にはボルトのような締結手段が用いられ得る。
反応容器100は、供給口101と送出口102との間に中間部A3を有している。供給口101、送出口102、および中間部A3の数や配置は特に限定されない。例えば、中間部A3の両端には、それぞれ2以上の供給口101および送出口102を備えていてもよい。
供給口101は反応容器100の中間に位置し、供給口101の両端にそれぞれ中間部A3および送出口102を備えていてもよい。この場合、処理物R10は反応容器100の中間に供給され、生成物R11は反応容器100の一端側および他端側からそれぞれ送出され得る。さらに、この場合、例えば搬送機構120としてスクリュを用い、スクリュに施された螺旋状の凸部の向き(螺旋の向き)を例えば供給口101を境に逆向きとすることで、供給口101を境として処理物R10を反応容器100の一端側および他端側にそれぞれ分岐させて搬送してもよい。あるいは、送出口102が反応容器100の中間に位置し、送出口102の両端にそれぞれ中間部A3および供給口101を備えた場合は、例えば搬送機構120としてスクリュを用い、スクリュに施された螺旋状の凸部の向き(螺旋の向き)を例えば送出口102を境に逆向きとし、送出口102を境として生成物R11を反応容器100の一端側および他端側から集合させるように搬送してもよい。このように、処理物R10や生成物R11等の搬送方向を分岐もしくは集合させるように搬送する手段は、例えば複数の反応装置10を並列して連結する場合において望ましい。
反応容器100は、炉内において生成物を製造する際に生じる温度変化や、炉内に供給される物質(処理物等)や生成する物質(生成物等)との接触を許容可能な材質により形成される。反応容器100や搬送機構120は、例えば、合金、セラミックス、カーボン、およびそれらを2以上含む複合材により形成され得る。合金は、ニッケル、コバルト、クロム、モリブデン、タングステン、タンタル、チタン、鉄、銅、アルミニウム、ケイ素、ホウ素、炭素などの合金元素のうち少なくとも一つを成分に含む金属部材である。セラミックスは、アルミナやジルコニアなどの酸化物、炭化ケイ素や炭化チタンなどの炭化物、窒化ケイ素や窒化チタンなどの窒化物、ホウ化クロムなどのホウ化物のようなセラミックス部材の他に、非晶質構造を少なくとも一部に有するガラス材も含まれ得る。また、カーボンは、結晶質グラファイトや繊維強化グラファイトなどの炭素部材である。
図1に示す反応装置10は、水平方向に横臥しており、図1の左上端部に供給口101を有し、右下端部に送出口102を有する。図1に示す反応容器100は、供給口101から処理物R10を受け入れる。反応装置10は、反応容器100の内部に設けられた搬送機構120により、反応容器100が受け入れた処理物R10を反応容器100の供給口101(A1)から中間部A3を通過して反応容器100の送出口102(A2)に搬送する。反応装置10は、反応容器100の中間部A3に処理物R10を通過させることにより処理物R10から生成物R11を製造する。そして反応容器100は、製造した生成物R11を送出口102から送出する。
温度制御領域110は、温度制御装置、すなわち加熱装置または冷却装置を含み、供給口101と送出口102の間の中間部A3における所定の位置の反応容器の温度を制御する。温度制御領域110等が本開示の温度制御部の一例である。図1に示す温度制御領域110は、反応容器100の中間部A3において筒状の反応容器100の周囲を囲むように加熱装置を有している。加熱装置は例えばシースヒータ、コイルヒータまたはセラミックヒータなどの温度制御可能な任意のヒータを含む。加熱装置は例えば常温から摂氏1000度程度の範囲の加熱を行う。温度制御領域110は、反応容器100の中間部A3において筒状の反応容器100の周囲を複数の加熱装置により分割して囲む構成を有していても良い。これにより、例えば反応容器100の周囲において上下左右の各部に個別に異なる温度を設定できる。また、中間部A3の温度を反応容器100の短軸方向の互いに異なる領域ごとに制御することができる。また温度制御領域110は、反応容器100の中間部A3の領域ごとに、後述する搬送機構120の軸AX120方向に沿って、異なる温度を設定できる。例えば温度制御領域110は後述する第1流体制御領域130や第2流体制御領域140において処理物R10に与える温度変化を制御し得る。
また温度制御領域110は、加熱装置または冷却装置を制御するための制御装置を含みうる。例えば温度制御領域110は、反応容器100の所定の位置に温度を監視するための温度計を有していてもよい。また反応容器100は、例えば加熱装置が電流を流すことにより加熱する原理を有する場合には、電流値を監視することにより温度制御を行ってもよい。
なお、温度制御領域110は、例えば水やオイルを循環させることにより加熱または冷却を行う構成を有していてもよい。また温度制御領域110は例えばペルチェ素子などを用いて冷却を行う構成を有していてもよい。上述の構成により、温度制御領域110は、反応容器100において搬送機構120の軸AX120方向に沿って種々の温度分布を設定できる。
以上のように、温度制御領域110は、反応容器100(例えば中間部A3)の温度を反応容器100の長軸AX100方向の互いに異なる領域ごとに制御することができる。
搬送機構120は、例えば反応容器100の一端側A1から他端側A2に亘り延伸することにより、供給口101から供給された処理物R10を送出口102に向かって搬送する。本開示の搬送機構120は、原料や生成物等を搬送可能とするものであれば、その形状や搬送方法は限られない。搬送機構120は反応容器100の一端側から他端側にわたって延伸するように、反応容器100の内部に備えられたスクリュであってもよい。搬送機構120は反応容器100の一端側から他端側にわたって延伸するように反応容器100の内部に備えられたドラムであってもよい。搬送機構120は反応容器100の一端側から他端側にわたって延伸するように反応容器100の内部に備えられたベルトコンベヤであってもよい。搬送機構120は反応容器100の内部に備えられた送風装置であってもよい。搬送機構120は反応容器100の内部に備えられた振動発生装置であってもよい。搬送機構120は、上記以外であってもよい。
搬送機構120の大きさは特に制限されず、例えば、反応容器100の全長に比べて短くてもよい。搬送機構120を形成する素材は特に制限されないが、搬送機構120は、反応容器100と同様に、生成物を製造する際に生じる温度変化や、容器内に供給される物質(処理物等)や生成する物質(生成物等)との接触を許容可能な素材により形成されることが望ましい。搬送機構は、例えば、合金、セラミックス、カーボン、およびそれらを2以上含む複合材により形成され得る。
図1に示す搬送機構120は、一例としてスクリュを示したものであって、反応容器100の長軸方向に延伸する主軸の周囲に螺旋状の凸部121が形成されている。この凸部121が処理物R10と接触しながら回転することにより、搬送機構120は処理物R10を供給口側から送出口側へ搬送する。
なお、図1に示す凸部121の形状は一例であって、凸部121の形状はこれに限られない。凸部121は、反応容器100の領域ごとに異なる形状を有していてもよい。より具体的には、例えば凸部121は螺旋のピッチが変化してもよい。また凸部121の螺旋形状は、1条ではなく、2条であってもよい。また凸部121は螺旋形状ではない部分を有していてもよい。また、凸部121はスクリュの長軸方向に対して凸部の頂点が90度の角度を呈する向きに設けられていてもよい。さらに、凸部121はスクリュの長軸方向に対して0度の角度を成す向きに延伸していてもよい。これにより反応装置10は、反応容器100の内部に存在する物体の移動する速さや移動する際の挙動などを領域ごとに設定できる。より具体的には、例えば反応装置10は、反応容器100における物体を搬送、攪拌、混合、滞留、混練または粉砕する。
搬送機構120は、反応容器100の両端部(一端側A1、他端側A2)においてそれぞれ軸支されている。また図1に例示する搬送機構120はスクリュであり、一端側B1において駆動装置150に接続(連結)している。駆動装置150は本開示における搬送機構120の駆動装置の一例である。駆動装置150は、反応装置10の一端側に設けられたモータ151と、モータ151と反応容器100の一端側A1との間に設けられた減速機152と、を含む。この減速機152は、モータ151の回転軸に連結された入力軸と、搬送機構120の一端側B1に連結された出力軸と、を含み、モータ151の回転軸の回転を減速して搬送機構120に伝達することにより搬送機構120を回転させる。なお、駆動装置150は、搬送機構120の回転数を変速可能に設定されたものであってもよい。この場合、駆動装置150は、回転数が変動可能なモータであってもよいし、回転数が一定のモータと、減速比が変更可能な減速機とを組み合わせたものであってもよい。
第1流体制御領域130は、中間部A3における所定の領域において反応容器100に第1流体を通過させるための第1流体入口131および第1流体出口132を含む。第1流体制御領域130は反応容器100において、供給口101と第2流体制御領域140との間に設けられている。第1流体入口131は第1流体供給管133に接続し、第1流体供給管133から供給される第1流体を反応容器100に供給する。なお、第1流体供給管133は第1流体の流量を調整するための第1バルブ134を含む。また、第1流体供給管133は第1バルブ134を開閉することにより、第1流体を反応容器100に間欠的に時間制御しながら供給してもよい。第1流体排出管135に接続された第1流体出口132は、第1流体制御領域130の流体を反応容器100の外へ排出するための孔である。第1流体排出管135は反応容器100から排出される流体の流量もしくは流速を調整するためのバルブや排出機構を備えていてもよい。排出機構は、例えばポンプやベンチュリ効果を利用したエジェクタ等の吸引機構である。なお、第1流体入口131および第1流体出口132は、それぞれ複数設けられてもよい。第1流体制御領域130において、第1流体入口131および第1流体出口132が設けられる場所は特に限定されず、反応容器100の上部や下部、あるいは側方に設けられてもよい。また、第1流体入口131を反応容器100の下部に設け第1流体出口132を反応容器100の上部に設けることで、反応容器内に所定の方向に気流を発生させてもよい。このようにすることで、処理物に第1流体が接触しやすくなり、処理物の反応を好適に行うことができる。また、第1流体供給管133の内径よりも、第1流体入口131の内径を小さくすることで、反応容器100に第1流体が供給される際に、第1流体の気化を伴うようしてもよい。このようにすることで、処理物の周囲の雰囲気を気化熱によって温度調整することができ、処理物の反応を好適に制御できる。
上述の構成により、反応装置10は、第1流体制御領域130において処理物R10と第1流体とを接触させることで、処理物R10を中間物とする。また反応装置10は、処理物R10と接触後の流体を第1流体制御領域130の外へ排出する。また反応装置10は、搬送機構120が回転しながら処理物R10ないし中間物を搬送し、さらに第1流体を接触させることにより、第1流体による反応を促進できる。なお、第1流体は、流動性を有するものであれば、その形態や組成は限定されない。第1流体は、気体であってもよいし、液体であってもよい。第1流体は、固体が液体に分散した分散液であってもよい。また、反応装置10に第1流体を供給することで、反応容器100や搬送機構120の温度を部分的に制御することができる。このため、反応装置10は、処理物R10の温度を効率よく制御することができ、処理物R10を効率よく中間物にすることができる。なお、反応容器100に第1流体を供給する前に、第1流体の温度や圧力を調整する機構を設けてもよい。
第2流体制御領域140は、中間部A3における第1流体制御領域130とは異なる領域において第2流体を通過させるための第2流体入口141および第2流体出口142を含む。すなわち第2流体制御領域140は、第1流体制御領域130とは異なる領域において、第1流体制御領域130と同等の構成を有し得る。
第2流体制御領域140は反応容器100において、第1流体制御領域130と送出口102との間に設けられている。第2流体入口141は第2流体供給管143に接続し、第2流体供給管143から供給される第2流体を反応容器100に供給する。なお、第2流体供給管143は第2流体の流量を調整するための第2バルブ144を含む。また、第2流体供給管143は第2バルブ144を開閉することにより、第2流体を反応容器100に供給する時間タイミングが間欠的なインターバルとなるように制御しながら供給してもよい。第2流体排出管145に接続された第2流体出口142は、第2流体制御領域140の流体を反応容器100の外へ排出するための孔である。第2流体排出管145は反応容器100から排出される流体の流量もしくは流速を調整するためのバルブや排出機構を備えていてもよい。排出機構は、例えばポンプやエジェクタ等の吸引機構である。なお、第1流体入口131、第1流体出口132、第1バルブ134は本開示の流体供給部の一例である。
上述の構成により、反応装置10は、第2流体制御領域140において第1流体制御領域130を通過した後の中間物と第2流体とを接触させて生成物R11を生成する。また反応装置10は、中間物と接触後の流体を第2流体制御領域140の外へ排出する。なお、第2流体は、流動性を有するものであれば、その形態や組成は限定されない。第2流体は、気体であってもよいし、液体であってもよい。第2流体は、固体が液体に分散した分散液であってもよい。また、反応装置10に第2流体を供給することで、反応容器100や搬送機構120の温度を部分的に制御することができる。このため、反応装置10は、中間物の温度を効率よく制御することができ、中間物を効率よく生成物R11にすることができる。
以上、反応装置10の構成について説明したが、参考例1にかかる反応装置10は、上述の構成に限られない。例えば、搬送機構120は1以上であれば、2以上であってもよい。すなわち、反応装置10は、平行に配置された複数の搬送機構120を有してもよい。
反応容器100の搬送機構120の軸と直交する平面における断面形状はルーローの定幅図形で定義される組合せを持つものであってもよい。この場合、搬送機構120はスクリュであることが望ましく、スクリュの凸部121の断面形状が、ルーローの定副図形に対応した複数の円弧を組み合わせた形状を有する。例えば反応容器100の内部の断面形状が円形の場合には、スクリュの断面形状は、3つの円弧で構成されたルーロー定幅図形を有してもよい。
反応容器100は水平方向に平行に横臥するものに限らず、水平面に対して所定の角度を有し、反応容器100は斜面を有するものであってもよい。反応装置10は、中間部A3において第1流体制御領域130と第2流体制御領域140とを有しているが、さらに別の流体を通過させるための構成を有していてもよい。すなわち反応装置10は、3以上の流体制御領域を有していてもよい。あるいは、反応装置10は、中間部A3において第1流体制御領域130のみを有していてもよい。なお、上述の反応装置10は、後述する制御装置により制御されている。
次に、図2を参照して、反応装置10の機能について説明する。図2は、参考例1にかかる反応装置10のブロック図である。反応装置10は図1において示した構成に加えて、制御装置200、温度制御装置210、第1流体制御装置230、第2流体制御装置240および情報入出力装置250(情報入出力部250)を有している。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)やMCU(Micro Controller Unit)等の演算装置を含む回路基板である。制御装置200は、温度制御装置210、第1流体制御装置230、第2流体制御装置240および情報入出力部250のそれぞれと通信可能に接続し、これの構成をそれぞれ制御する。制御装置200は回路基板に実装されたハードウェアおよびソフトウェアによりその機能を実現する。
制御装置200は主な機能構成として、全体制御部201、温度制御部202、搬送制御部203、第1流体制御部204、第2流体制御部205、IF制御部206および記憶部207を有している。制御装置200が有するこれらの機能構成は、一体となったものであってもよいし、ディスクリートであってもよい。また制御装置200が有するこれらの機能構成は、別個の複数の装置が連動することにより実現されてもよい。
全体制御部201は、制御装置200が有する各機能構成に接続し、これらの機能の全体の動作を制御する。例えば全体制御部201は、温度制御部202から供給される温度の状態に応じて搬送制御部203に動作の指示を出す、といった動作を行い得る。
温度制御部202は、温度制御装置210に接続し、温度制御領域110における反応容器100の温度を制御する。温度制御部202は、加熱装置および冷却装置のうち少なくともいずれか一方を有している。また温度制御部202は、温度を制御するための1以上の温度計を有し得る。
搬送制御部203は、駆動装置150に接続し、駆動装置150の動作を制御する。搬送制御部203は例えば駆動装置150が有するモータ(モータ151)を駆動するためのモータ駆動回路を有し得る。また搬送制御部203は、モータ(モータ151)の回転数を監視するための回転センサを有し得る。
第1流体制御部204は、第1流体制御領域130における第1流体の流れを制御する。より具体的には、第1流体制御部204は第1流体制御装置230に接続し、第1流体制御装置230の動作を制御する。第1流体制御装置230は第1流体を圧送するための第1バルブ134を含む。第2流体制御部205は、第2流体制御領域140における第2流体の流れを制御する。より具体的には、第2流体制御部205は第2流体制御装置240に接続し、第2流体制御装置240の動作を制御する。第2流体制御装置240は第2流体を圧送するための第2バルブ144を含む。
IF制御部206(IF=Interface)は、情報入出力部250に接続し、情報入出力部250を介してユーザとの情報交換を行うためのインタフェースである。すなわちIF制御部206は、情報入出力部250を介してユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作にかかる情報を、制御装置200の各構成に適宜供給する。またIF制御部206は、情報入出力部250が有する表示部の状態を制御する。
記憶部207は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部207は反応装置10が本開示における機能を実現するためのプログラムを格納している。また記憶部207は揮発性メモリを含み、制御装置200が動作する際に所定の情報を一時的に格納する。情報入出力部250は、例えばユーザからの操作を受け付けるためのボタン、スイッチまたはタッチパネル等を有する。また情報入出力部250は、ユーザに情報を提示するためのディスプレイ装置等を含む。
以上、反応装置10の機能ブロックについて説明した。反応装置10は上述の構成により、受け入れた処理物R10を搬送機構120により搬送し、反応容器100の温度を制御し、第1流体制御領域130および第2流体制御領域140における雰囲気を制御する。
次に、図3を参照して、反応装置10が実行する生成物R11の製造方法(生成物製造方法)について説明する。図3は、反応装置10が実行する処理のフローチャートである。図3に示すフローチャートは、例えば反応装置10に対して処理物R10の供給を開始することにより開始する。
まず、反応装置10は、供給口101から所定の処理物R10を受け付ける(ステップS11)。
次に、反応装置10の制御装置200は、温度制御部202を介して、反応容器100の温度制御領域110の加熱装置または冷却装置を駆動することにより温度を制御する(ステップS12)。
次に、反応装置10の制御装置200は、搬送制御部203を介して駆動装置150を駆動する。これにより駆動装置150は搬送機構120を駆動させる。そして搬送機構120は、受け入れた処理物R10を送出口102に向かって搬送する(ステップS13)。
次に、反応装置10の制御装置200は、第1流体制御部204を介して、第1流体制御領域130(第1雰囲気制御領域)に通過させる第1流体の流れを制御する(ステップS14)。
次に、反応装置10の制御装置200は、第2流体制御部205を介して、第2流体制御領域140(第2雰囲気制御領域)に通過させる第2流体の流れを制御する(ステップS15)。
次に、反応装置10は、第2流体制御領域140を通過した生成物R11を送出口102から送出する(ステップS16)。
以上、反応装置10が実行する反応方法(生成物製造方法)について説明した。上述の方法は、反応装置10が処理物R10から生成物R11を製造し、製造した生成物R11を排出するまでの流れに沿って示されている。しかし、反応装置10は、例えばステップS12における温度制御を、ステップS11の前から実行していてもよい。また例えば反応装置10は、ステップS14とステップS15とを同時に開始してもよい。
以上、参考例1について説明した。なお、上述の反応装置10において、反応装置10は2つの流体制御領域(第1流体制御領域130および第2流体制御領域140)を有しているが、反応装置10は1つもしくは3つ以上の流体制御領域を有してもよい。また反応装置10は、搬送機構120の軸AX120方向(長軸方向)に沿って複数の温度制御領域110を有していてもよい。上述の反応装置10は、供給口101から受け入れた処理物R10に対して、中間部A3において複数の流体を別個に接触させる。また反応装置10は、中間部A3において、搬送機構120の軸AX120方向(長軸方向)に沿って、反応容器100の温度制御を行う。さらに反応装置10は、反応容器100の内部の物体を搬送し、物理的な刺激を与えることができる。反応装置10は上述の雰囲気制御、温度制御および物理制御を、同時に、且つ、精度よく行うことができる。よって、参考例1によれば、所望の製品を効率よく製造する反応装置等を提供することができる。
<参考例2>
次に、参考例2として、図4を参照しながら、反応容器100を支持する構成例、搬送機構120を支持する構成例について説明する。この構成例は、上記参考例2に適用することができる。図4は、参考例2にかかる反応装置の側面図である。図4は、図1に対して第1支持部103、第2支持部104を追加したものに相当する。それ以外は、図1と同様の構成である。以下、参考例1との相違点を中心に説明する。
次に、参考例2として、図4を参照しながら、反応容器100を支持する構成例、搬送機構120を支持する構成例について説明する。この構成例は、上記参考例2に適用することができる。図4は、参考例2にかかる反応装置の側面図である。図4は、図1に対して第1支持部103、第2支持部104を追加したものに相当する。それ以外は、図1と同様の構成である。以下、参考例1との相違点を中心に説明する。
<反応容器100を支持する構成例>
図4に示すように、反応装置10は、反応容器100を支持する構成として、第1支持部103、第2支持部104を備えている。図4の反応容器100は、一端側A1と他端側A2との間の中間部A3を含む筒状の反応容器(炉)であって、床面170に設置された第1支持部103及び第2支持部104により支持されている。なお、床面170とは、反応装置10が設置される建屋の床面としてもよいし、例えば架台の上面のように反応装置10を構成する構造の一部の面としてもよい。
図4に示すように、反応装置10は、反応容器100を支持する構成として、第1支持部103、第2支持部104を備えている。図4の反応容器100は、一端側A1と他端側A2との間の中間部A3を含む筒状の反応容器(炉)であって、床面170に設置された第1支持部103及び第2支持部104により支持されている。なお、床面170とは、反応装置10が設置される建屋の床面としてもよいし、例えば架台の上面のように反応装置10を構成する構造の一部の面としてもよい。
第1支持部103は、反応容器100の一端側A1の下方の床面170に配置されており、当該反応容器100の一端側A1を下方から支持する。具体的には、第1支持部103は、反応容器100の一端側A1を、反応容器100の長軸AX100方向に移動不能な状態で支持する。これは、例えば、第1支持部103に支持された反応容器100の一端側A1を、ボルトや溶接等の直接的な固定手段により第1支持部103に固定することにより実現される。あるいは、直接的な固定手段に限らず、例えば、第1支持部103に支持された反応容器100の一端側A1に対して、架台等に別途固定された板材や線材等の部材を接触させ、間接的に固定することで実現してもよい。
一方、第2支持部104は、反応容器100の他端側A2の下方の床面170に配置されており、当該反応容器100の他端側A2を下方から支持する。具体的には、第2支持部104は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する。これは、例えば、後述する具体例1~3により実現される。
反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する技術的意義は次のとおりである。
すなわち、上記参考例1で説明したように温度制御装置210等により反応容器100の温度を制御すると(例えば、常温から900度程度に加熱すると)、反応容器100がその長軸AX100方向に熱膨張する(例えば、長軸AX100方向に10~20mm程度熱膨張する)。その際、仮に、反応容器100の他端側A2がその長軸AX100方向に移動不能であると、反応容器100が長軸AX100方向に熱膨張することにより駆動装置150に力が作用し、当該駆動装置150が破損する恐れがある。例えば、駆動装置150(例えば、減速機)を構成するギヤ(1又は複数)の回転軸が変形し、当該駆動装置150(例えば、減速機)が正常に動作できなくなる恐れがある。あるいは、搬送機構120が大きく変形し、正常に搬送できなくなる恐れがある。
そこで、反応容器100が長軸AX100方向に熱膨張することにより駆動装置150に力が作用し、当該駆動装置150が破損するの等を防止するため、第2支持部104により、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する。
次に、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例について説明する。
<具体例1>
図5(a)は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例1を表す図である。図5(a)は、図4中の矢印AR1方向から見た矢視図である。
図5(a)は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例1を表す図である。図5(a)は、図4中の矢印AR1方向から見た矢視図である。
図5(a)に示すように、具体例1は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能とするため、反応容器100の他端側A2にフランジ部109を設け、フランジ部109の下部に凹部109aを形成し、第2支持部104の上部に凹部109aに挿入される凸部104aを設け、凹部109aに凸部104aが挿入された状態で反応容器100の他端側A2を支持した例である。凹部109a及び凸部104aは、反応容器100の長軸AX100方向に延びている。フランジ部109の下面109bと第2支持部104の上面104bとの間には、隙間G1が形成されている。凹部109aと凸部104aの間に潤滑油等を供給してもよい。なお、逆に、フランジ部109の下部に凸部104aを設け、第2支持部104の上部に凸部104aが挿入される凹部109aを形成してもよい。
<具体例2>
図5(b)は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例2を表す図である。図5(b)は、図4中の矢印AR1方向から見た矢視図である。
図5(b)は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例2を表す図である。図5(b)は、図4中の矢印AR1方向から見た矢視図である。
図5(b)に示すように、具体例2は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能とするため、反応容器100の他端側A2にフランジ部109を設け、第2支持部104の上面104bに摩擦低減部材111を設け、フランジ部109の下面109bが摩擦低減部材111に接した状態で反応容器100の他端側A2を支持した例である。摩擦低減部材111は反応容器100を滑らかに移動させる部材であれば形態、形状、素材は特に限定されない。摩擦低減部材111は例えばローラやベルト等の回転部を有する部材であっても良い。摩擦低減部材111は例えば焼き入れ熱処理が可能な工具鋼材や窒化熱処理が可能な窒化鋼材、少なくとも一部にセラミック粒子を含有する粉末冶金材、またはコーティングが表面に施された鋼材のように、摩擦低減部材111が反応容器100を支持する面のビッカース硬さ(HV)が450以上もしくはロックウェル硬さ(HRC)が45以上の高硬度材から成る部材であっても良い。摩擦低減部材111は例えばタイヤモンドライクカーボン(DLC)、炭化チタン(TiC)、炭窒化チタン(TiBN)、ホウ化チタン(TiB2)、炭化バナジウム(VC)、アルミナ(Al2O3)やジルコニア(ZrO2)等がCVD、PVD、溶射等の成膜手段により表面にコーティングされた部材であっても良い。摩擦低減部材111はクロムめっきやニッケルめっき(Ni-PやNi-Co-W)が電気めっきや無電解めっきにより表面にコーティングされた部材であっても良い。摩擦低減部材111は二硫化モリブデンのように固体潤滑性を有する化合物がスプレー等の塗布手段により表面にコーティングされた部材であっても良い。すなわち、摩擦低減部材111が反応容器100を支持する面(支持面)の化学組成には、B、C、N、Al、P、Ti、V、Cr、Co、Ni、Mo、Wの元素(化学元素)のうち少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
<具体例3>
図5(c)は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例3を表す図である。図5(c)は、図4中の矢印AR1方向から見た矢視図である。
図5(c)は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する具体例3を表す図である。図5(c)は、図4中の矢印AR1方向から見た矢視図である。
図5(c)に示すように、具体例3は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能とするため、反応容器100の他端側A2に左右両側に突出する(反応容器100の長軸に交差(例えば直交)する向きに突出する)突出部109c、109dを有するフランジ部109を設け、第2支持部104の上面104bに起立部104c、104dを設け、突出部109c、109dを起立部104c、104dに載せた状態で反応容器100の他端側A2を支持した例である。フランジ部109の下面109bと第2支持部104の上面104bとの間には隙間G2が形成され、かつ、フランジ部109の左右両側と起立部104c、104dとの間には隙間G3、G4が形成されている。突出部109c、109dと起立部104c、104dの間に潤滑油等を供給してもよい。
上記具体例1~3のように、反応容器100の他端側A2を反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持することにより、反応容器100がその長軸AX100方向に熱膨張(又は熱収縮)することに起因して駆動装置150に力が作用し、当該駆動装置150が破損等するのを防止することができる。
<搬送機構120を支持する構成例>
図4に示すように、反応装置10は、搬送機構120としてのスクリュを支持する構成として、軸受け106、107を備えている。
図4に示すように、反応装置10は、搬送機構120としてのスクリュを支持する構成として、軸受け106、107を備えている。
軸受け106は、反応容器100の一端側A1に設けられており、搬送機構120の一端側B1を回転可能な状態で支持する。軸受け106は、例えば、ベアリング、ブッシュである。搬送機構120の一端側B1は、減速機152の出力軸に連結(固定)されている。すなわち、搬送機構120の一端側B1は、回転可能、かつ、搬送機構120の軸AX120方向に移動不能な状態で支持されている。
一方、軸受け107は、反応容器100の他端側A2に設けられており、搬送機構120の他端側B2を回転可能、かつ、搬送機構120の軸AX120方向に移動可能な状態で支持する。軸受け107が本開示の第3支持部、第6支持部の一例である。軸受け107は、例えば、ベアリング、ブッシュである。なお、搬送機構120の他端側B2を、搬送機構120の軸AX120方向に移動可能とするため、搬送機構120の他端側B2の所定範囲(図4中、符号L1が示す範囲参照)には、螺旋状の凸部121が設けられていない。また、搬送機構120の他端側B2の端部と反応容器100の他端側A2に設けられた蓋部108との間には、搬送機構120の軸AX120方向(図4中右側)に移動する搬送機構120の他端側B2が進入するスペース(図4中、符号L2が示す範囲参照)が設けられている。
以上のように支持された搬送機構120の軸AX120と反応容器100の長軸AX100は一致(略一致)している。
搬送機構120の他端側B2を、搬送機構120の軸AX120方向に移動可能な状態で支持する技術的意義は次のとおりである。
すなわち、上記参考例1で説明したように温度制御装置210等により反応容器100の温度を制御すると(例えば、常温から摂氏900度程度に加熱すると)、反応容器100がその長軸AX100方向に熱膨張する(例えば、長軸AX100方向に10~20mm程度熱膨張する)。これと共に、搬送機構120もその軸AX120方向に熱膨張する(例えば、軸AX120方向に10~20mm程度熱膨張する)。その際、仮に、搬送機構120の他端側B2がその軸AX120方向に移動不能であると、搬送機構120が軸AX120方向に熱膨張することにより搬送機構120が変形し、この変形した搬送機構120の螺旋状の凸部121等が反応容器100の内壁に接触し、搬送機構120が正常に回転できなくなる等の恐れがある。
また、搬送機構120の一端側B1を搬送機構120の軸AX120方向に移動可能な状態とし、搬送機構120の他端側B2を搬送機構120の軸AX120方向に移動不能な状態とした場合、反応容器100の熱膨張や熱収縮に伴って搬送機構120の他端側B2が移動するため、スクリュの凸部および凹部の位置の制御が困難となり、処理物を正常に反応できなくなる等の恐れがある。
そこで、搬送機構120が軸AX120方向に熱膨張することにより搬送機構120が変形するのを防止するため、軸受け107により、搬送機構120の他端側B2を、回転可能、かつ、搬送機構120の軸AX120方向に移動可能な状態で支持する。
以上のように、搬送機構120の他端側B2を回転可能、かつ、搬送機構120の軸AX120方向に移動可能な状態で支持することにより、搬送機構120がその軸AX120方向に熱膨張することに起因して搬送機構120が変形するのを防止することができる。
以上説明したように、参考例2によれば、反応容器100がその長軸AX100方向に熱膨張しても、これに起因して正常に動作できなくなるのを防止することができる反応装置10を提供することができる。
次に、変形例について説明する。
上記参考例2では、回転不能に支持された反応容器100を用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、回転可能に支持された反応容器100を用いてもよい。
図6は、反応容器100を回転可能に支持する構成例である。
図6に示すように、本変形例の反応装置10は、反応容器100を回転可能に支持する構成として、軸受け112、113を備えている。
軸受け112は、反応容器100の一端側A1と第1支持部103の間に設けられており、反応容器100の一端側A1を回転可能、かつ、反応容器100の長軸AX100方向に移動不能な状態で支持する。軸受け112は、例えば、ベアリング、ブッシュである。反応容器100の一端側A1には、フランジ部114が設けられている。このフランジ部114が軸受け112に接触することにより、反応容器100の一端側A1が反応容器100の長軸AX100方向(図6中右側)に移動するのが防止される。フランジ部114および軸受け112は複数設けてもよい。例えば、1つのフランジ部114に対して2つの軸受け112を用い、フランジ部114を軸受け112で挟むようにすることで反応容器100の一端側A1が反応容器100の長軸AX100方向に移動するのがより好適に防止される。なお、軸受け112は、反応容器100の一端側A1が挿入される輪状のベアリング又はブッシュであってもよいし、輪状のベアリング又はブッシュの一部を切り欠いた円弧状のベアリング又はブッシュであってもよい。なお、軸受け112に代えて、潤滑性のある材料により構成される部材により、反応容器100の一端側A1を回転可能、かつ、反応容器100の長軸AX100方向に移動不能な状態で支持してもよい。軸受け112及びフランジ部114が本開示の第4支持部の一例である。
一方、軸受け113は、反応容器100の他端側A2と第2支持部104の間に設けられており、反応容器100の他端側A2を回転可能、かつ、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する。軸受け113は、例えば、ベアリング、ブッシュである。なお、軸受け113は、反応容器100の他端側A2が挿入される輪状のベアリング又はブッシュであってもよいし、輪状のベアリング又はブッシュの一部を切り欠いた円弧状のベアリング又はブッシュであってもよい。なお、軸受け113に代えて、潤滑性のある材料により構成される部材により、反応容器100の他端側A2を回転可能、かつ、反応容器100の長軸AX100方向に移動可能な状態で支持してもよい。軸受け113が本開示の第5支持部の一例である。本変形例の回転可能に支持された反応容器100は、一端側A1において駆動装置150(スクリュ駆動装置)と同様の反応容器駆動装置116(図6中省略)に接続(連結)している。
本変形例のように、反応容器100を回転可能に支持する構成を用いる場合、回転可能に支持された搬送機構120(図4参照)を用いてもよいし、回転可能に支持された搬送機構120に代えて、回転不能に支持された搬送機構120(図示せず)を用いてもよい。また、搬送機構120を省略してもよい。
また、上記参考例2では、第1支持部として、反応容器100の一端側A1を下方から支持する第1支持部103を用いた例について説明したが、これに限らない。すなわち、第1支持部は、反応容器100の一端側A1をその長軸AX100方向に移動不能な状態で支持する支持部であればどのような構成であってもよい。例えば、図示しないが、第1支持部として、反応容器100の一端側A1を上方から吊り下げる形態で支持する第1支持部を用いてもよいし、反応容器100の一端側A1を側方から支持する第1支持部を用いてもよい。
また、上記参考例2では、第2支持部104として、反応容器100の他端側A2を下方から支持する支持部を用いた例について説明したが、これに限らない。すなわち、第2支持部は、反応容器100の他端側A2をその長軸AX100方向に移動可能な状態で支持する支持部であればどのような構成であってもよい。例えば、図示しないが、第2支持部として、反応容器100の他端側A2を上方から吊り下げる形態で支持する第2支持部を用いてもよいし、反応容器100の他端側A2を側方から支持する第2支持部を用いてもよい。
上記参考例では、図5(a)、図7に示すように、第2支持部104が、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向にのみ移動可能な状態で支持する例について説明したが、これに限らない。図7は、図5(a)中の矢印AR2方向から見た矢視図である。例えば、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能な状態で支持してもよい。
次に、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能な状態で支持する具体例4について説明する。
<具体例4>
図8は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能な状態で支持する具体例4の概略図である。
図8は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能な状態で支持する具体例4の概略図である。
図8に示すように、凸部104aは、ベアリング等を介して回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能に第2支持部104(上面104b)に支持された台座104e上に設けられている。なお、回転軸AXVは、図8中、紙面に直交する方向に延びている。これにより、反応容器100の他端側A2は、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能な状態で支持されている。
このように、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能な状態で支持することの利点は次のとおりである。
すなわち、反応の状態(物理的な刺激の状態)によっては、図7中、反応容器100の長軸AX100に対して左右で温度差が生じることがある(又はあえて温度差を生じさせることがある)。この場合、反応容器100の長軸AX100に対して左右で伸びる量が異なるという現象が起こる。
例えば、図7において、反応容器100の長軸AX100に対して右側の温度が高く、左側の温度が低い場合、反応容器100の長軸AX100に対して右側が多く伸び、左側が短く伸びる。図7中の矢印AR3、AR4の長さはこのことを表している。
上記のように反応容器100の長軸AX100に対して左右で伸びる量が異なると、反応容器100の他端側A2に水平方向の応力(図7中矢印AR5参照)が発生する場合がある。
この応力が発生した場合、第2支持部104(凸部104a)とフランジ部109(凹部109a)との間に発生する摩擦により、反応容器100(他端側A2)の長軸AX100方向の移動が妨げられるおそれがある。
そこで、図8に示す構成を採用することにより、種々の物理的な刺激の状況に好適に対応することが可能となる。
なお、反応容器100の左右で敢えて温度差を生じさせる状態は、特に、二軸型の反応容器100A(図9参照)に適用すると、処理物の反応速度の制御等に有効である。図9は、二軸型の反応容器100Aの例である。
次に、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、短軸方向(図10中矢印AR6参照)に移動可能な状態で支持する具体例5について説明する。
<具体例5>
図10は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、短軸方向(図10中矢印AR6参照)に移動可能な状態で支持する具体例5の概略図である。
図10は、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、短軸方向(図10中矢印AR6参照)に移動可能な状態で支持する具体例5の概略図である。
図10に示すように、凸部104aは、ベアリング等を介して回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能に第2支持部104(上面104b)に支持された台座104e上に設けられている。この台座104eはさらに短軸方向(図10中矢印AR6参照)に移動可能なようにガイドレール104f(第2支持部104(上面104b)に支持されている)に設けられている。なお、回転軸AXVは、図10中、紙面に直交する方向に延びている。これにより、反応容器100の他端側A2は、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能かつ短軸方向(図10中矢印AR6参照)に移動可能な状態で支持されている。
このように、反応容器100の他端側A2を、反応容器100の長軸AX100方向に加え、回転軸AXV(鉛直軸)を中心に回転可能かつ短軸方向(図10中矢印AR6参照)に移動可能な状態で支持することの利点は次のとおりである。
上記応力(図7中矢印AR5参照)が発生した場合、第2支持部104(凸部104a)とフランジ部109(凹部109a)との間に発生する摩擦により、反応容器100(他端側A2)の長軸AX100方向の移動が妨げられるおそれがある。
そして、上記変形がさらに大きくなると(上記応力がさらに大きくなると)、反応容器100の他端側A2が傾き(図11(b)参照)、反応容器100が捻れる(図11(a)参照)おそれがある。図11(a)は反応容器100が捻れている状態を表す図、図11(b)は反応容器100が傾いている状態を表す図である。なお、このような捻れや傾きは他端側A2や中間部A3で起こりやすい。
そこで、図10に示す構成を採用することにより、反応容器100の捻れを抑制することが可能となる(図11(c)、図11(d)参照)。図11(c)は反応容器100の捻れが抑制されている状態を表す図、図11(d)は反応容器100の傾きが抑制されている状態を表す図である。
また、上記参考例1、2では、温度制御部(温度制御領域110等)が反応容器100の温度を反応容器100の長軸AX100方向の互いに異なる領域ごとに制御する例について説明したが、これに限らない。すなわち、温度制御部(温度制御領域110等)が温度制御する領域は複数に限らず、1つであってもよい。
また、上記参考例1、2では、流体供給部(第1流体入口131、第1流体出口132、第1バルブ134等)を用いた例について説明したが、これに限らない。すなわち、流体供給部(第1流体入口131、第1流体出口132、第1バルブ134等)の一部又は全部を省略してもよい。
また、上記参考例1、2では、反応容器100の一端側A1に設けられ、搬送機構120(例えばスクリュ)の一端側B1が連結された駆動装置150を用いた例について説明したが、これに限らない。搬送機構120を駆動させる装置として別の駆動装置を用いてもよい。
<実施形態>
<炉体(温度制御領域110)の具体例>
まず、以下に説明する実施形態の反応装置10の炉体(温度制御領域110)の具体例について説明する。
<炉体(温度制御領域110)の具体例>
まず、以下に説明する実施形態の反応装置10の炉体(温度制御領域110)の具体例について説明する。
図12は、炉体(温度制御領域110)の斜視図である。図13は、反応容器100と炉体(温度制御領域110)との関係を表す図である。
図12に示すように、炉体(温度制御領域110)は、反応容器100の長軸AX100方向に、合計3つのゾーンD1~D3に分割されている。なお、3つのゾーンに限らず、1、2又は4以上のゾーンに分割されていてもよい。図13に示すように、炉体(温度制御領域110)は、装置架台(床面170)上に配置されたヒータ支持部190により支持されている。一方、反応容器100は、装置架台(床面170)上に配置されたシリンダ支持部(例えば、第1支持部103、第2支持部104)により支持されている。その際、反応容器100は、加熱部Hと反応容器100(全周)との間に空間S0(図17参照)を保った状態で支持されている。
ゾーンD1は、反応容器100を囲むように反応容器100の長軸AX100周り(周方向)に上下左右の合計4つのゾーンD11~D14に分割されている(図12参照)。なお、4つのゾーンに限らず、1~3又は5以上のゾーンに分割されていてもよい。ゾーンD2、D3も同様である。
そして、この4つのゾーンD11~D14には、第1加熱部H1、第2加熱部H2、第3加熱部H3、第4加熱部H4が配置されている。このように、加熱部H1~H4は、反応容器100を囲むように反応容器100の長軸AX100周りに配置されている。
加熱部H1~H4としては、温度制御性を考慮して、電熱線を含むヒータ(電気ヒータ)を用いるのが望ましい。
図14は、加熱部H1~H4と温度制御部202との電気的な接続関係を表すブロック図である。図14に示すように、各ヒータは、温度制御部202に電気的に接続されている。なお、加熱部H1~H4は、ヒータに限らず、他の加熱手段であってよい。
図示しないが、4つのゾーンD11~D14には、温度計測部が配置されている。温度計測部は、加熱部H1~H4ではなく、反応容器100(例えば、図12中点A、点B、点C及び点D)に設けられている。温度計測部としては、例えば、熱電対を用いるのが望ましい。各温度計測部は、温度制御部202に電気的に接続されている。なお、温度計測部は、熱電対に限らず、他の温度計測部(温度センサ)であってよい。
温度制御部202は、各ヒータ(電熱線)に通電する電流を個別に制御(例えば、PID制御)することにより、各ゾーンに対応する反応容器100(中間部A3)の複数箇所(12箇所)それぞれの温度を個別に制御する。その際、温度制御部202は、各温度計測部により計測された温度を参照する。例えば、温度制御部202は、ゾーンD11の第1加熱部H1であるヒータを制御することによりゾーンD11に対応する反応容器100の箇所の温度を制御する場合、当該ゾーンD11に配置された温度計測部により計測された温度を参照する。他の加熱部H2~H4である他のヒータを制御する場合も同様である。
以上のように、以下に説明する実施形態においては、温度制御領域110は3×4の合計12のゾーンに分割されており、各ゾーンに対応する反応容器100(中間部A3)の複数箇所(12箇所)それぞれの温度を個別に制御することができる。これにより、反応装置10は、原料の反応をより好適に行うことができる。
次に、反応容器100の温度を制御(昇温制御又は降温制御)する際の課題について説明する。
図15(a)は反応容器100の変形パターン例、図15(b)は反応容器100の他の変形パターン例である。
反応容器100はその長軸AX100方向の両端部が支持され、かつその両端部の中間部が支持されていない(図4、図13参照)。そのため、図15(a)に示すように、反応容器100は、その自重により下向きに凸に湾曲する。なお、反応容器100が加熱されると、反応容器100の剛性(硬さ)が低下するため、下向きに凸の変形量は大きくなる。
一方、反応容器100の温度を制御(昇温制御又は降温制御)すると、反応容器100の膨張・収縮により、反応容器100は、上向きに凸(図15(b)参照)に湾曲する。
反応容器100が上向きに凸に湾曲する原因は、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度が乖離するためである。具体的には、反応容器100の上部Aの温度は、反応容器100の下部Cの温度より高くなる。そのため、反応容器100の上部Aは、反応容器100の下部Cより大きく膨張する。その結果、反応容器100は上向きに凸に湾曲する。
なお、反応容器100の上部Aの温度が反応容器100の下部Cの温度より高くなる原因は、温度制御領域110の上側のゾーンD11に配置された第1加熱部H1(図12参照)と温度制御領域110の下側のゾーンD13に配置された第3加熱部H3(図12参照)とが異なる電流出力状態になるためである。
例えば、反応容器100の下部Cの温度が400℃の場合、反応容器100の上部Aの温度は(400+Δ)℃となる。ここで、反応容器100の温度を制御(昇温制御又は降温制御)する場合(例えば400℃から405℃に昇温制御する場合)、反応容器100の下部C(第3加熱部H3)の温度は反応容器100の上部A(第1加熱部H1)の温度より低いため、第3加熱部H3には第1加熱部H1より大きい電流が通電される。そのため、反応容器100の下部Cは、反応容器100の上部Aより強く加熱される。
その際、熱は下から上に移動するため、上記のように第1加熱部H1より大きい電流が通電される第3加熱部H3は、反応容器100の下部Cだけでなく反応容器100の上部Aも加熱する。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)が益々促進する。
図16は、反応容器100の温度を制御(昇温制御又は降温制御)する際の課題について説明するための図である。
上記のように反応容器100の温度を制御(昇温制御又は降温制御)すると、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して、反応容器100は、上向きに凸に湾曲する(図15(b)参照)。一方、搬送機構120(スクリュ)は、その自重により下向きに凸に湾曲する(図16参照)。このため、搬送機構120(スクリュ)と反応容器100との間の緩衝スペースS1(図16参照)が徐々に狭くなり、最終的に、搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触する。その結果、反応装置10の正常な動作が妨げられる(反応装置10が故障する)場合があるという課題がある。
<望ましい温度条件>
上記課題を考慮すると、反応容器100の上部A、下部C、左部D、右部B(図12参照)間の温度差ができる限り小さくなるように、温度制御部202は、各ヒータ(電熱線)を個別に制御することが望ましい。
上記課題を考慮すると、反応容器100の上部A、下部C、左部D、右部B(図12参照)間の温度差ができる限り小さくなるように、温度制御部202は、各ヒータ(電熱線)を個別に制御することが望ましい。
具体的には、反応容器100の上部A、下部C、左部D、右部B間の温度差は、±10℃以内が望ましく、±5℃以内がさらに望ましい。これにより、反応容器100の捻れやたわみを抑制した温度調整を行うことができる。
<実施形態1>
次に、実施形態1として上記課題を解決するための構成例1について説明する。以下、この構成例1として、第1~第4加熱部H1~H4(本開示の複数の加熱部の一例)と反応容器100との間の空間S0に流体を供給する流体供給部を用いる例について説明する。この構成例1は、例えば、上記参考例2の反応装置10に適用することができる。以下、上記参考例2と同様の構成については同じ符号を付し適宜説明を省略する。以下、流体供給部が不活性ガス供給源で、流体供給部が供給する流体が不活性ガスである例について説明する。
次に、実施形態1として上記課題を解決するための構成例1について説明する。以下、この構成例1として、第1~第4加熱部H1~H4(本開示の複数の加熱部の一例)と反応容器100との間の空間S0に流体を供給する流体供給部を用いる例について説明する。この構成例1は、例えば、上記参考例2の反応装置10に適用することができる。以下、上記参考例2と同様の構成については同じ符号を付し適宜説明を省略する。以下、流体供給部が不活性ガス供給源で、流体供給部が供給する流体が不活性ガスである例について説明する。
図17は、図13のA-A断面図(概略図)である。なお、図17中搬送機構120(スクリュ)は省略されている。
図17に示すように、加熱部H(第1~第4加熱部H1~H4)は、反応容器100(中間部A3)を囲むように反応容器100の長軸AX100周りに配置されている。
加熱部Hの上部には、加熱部Hと反応容器100との間の空間S0に連通するガス供給口180が設けられている。ガス供給口180には、不活性ガス供給源(図示せず)が管路180aを介して接続されている。なお、ガス供給口180の数は特に限定されず、1又は複数であってよい。例えば、図示しないが、ガス供給口180は、各ゾーンD1~D3に設けられていてもよい。
一方、加熱部Hの下部には、加熱部Hと反応容器100との間の空間S0に連通するガス排出口181が設けられている。なお、ガス排出口181の数は特に限定されず、1又は複数であってよい。例えば、図示しないが、ガス排出口181は、各ゾーンD1~D3に設けられていてもよい。
反応装置10においては、上部ほど温度が高くなりやすいため、ガス供給口180は加熱部Hの上部側に設けるのが望ましく、一方、上部側から下部側に向かう不活性ガスの流れを作るため、ガス排出口181は加熱部Hの下部側に設けるのが望ましい。
不活性ガス供給源(図示せず)は、管路180aを介してガス供給口180から空間S0に供給され当該空間S0を通過しガス排出口181から排出される不活性ガスを供給(圧送)する。その際、加熱部Hと反応容器100との間の空間S0の空気が当該空間S0を通過する不活性ガスにより攪拌される。
これにより、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減することができる。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して反応容器100がたわんだり、捻れたりして搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触するのを防止することができる。すなわち、上記課題を解決することができる。
以上説明したように実施形態1によれば、第1~第4加熱部H1~H4(本開示の複数の加熱部の一例)と反応容器100との間の空間S0に不活性ガスを供給する不活性ガス供給減(流体供給部)を用いることにより、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減することができる。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して反応容器100がたわんだり、捻れたりして搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触するのを防止することができる。すなわち、上記課題を解決することができる。
なお、加熱部Hと反応容器100との間の空間S0を、1又は複数の仕切板(図示せず)を用いて反応容器100(温度制御領域110)の長軸AX100方向に区画し、この区画した個々の空間ごとに、ガス供給口180及びガス排出口181を設けてもよい。このようにすれば、より効果的に個々の区画した空間の空気を攪拌することができる。
なお、不活性ガスの供給温度は、特に限定されない。例えば、不活性ガスの供給温度は、常温であってもよいし、予め加熱された温度であってもよい。なお、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減する観点から、不活性ガスの供給温度は、反応容器100の設定温度と同じか、又は反応容器100の設定温度よりも低いことが望ましい。
なお、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)は、不活性ガスの流速の影響を受ける。そのため、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)が大きい場合、不活性ガスの流速を速くすることが望ましい。逆に、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)が小さい場合、不活性ガスの流速を遅くすることが望ましい。これを実現するため、ガス供給口180と不活性ガス供給源とを接続する管路180aの途中にバルブ(図示せず)を設け、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に応じて、このバルブの開度調整(流量調整)を行うことが望ましい。
以上、流体供給部が供給する流体として不活性ガスを用いる例について説明したが、これに限らない。すなわち、本開示の流体の種類は、特に限定されない。例えば、流体供給部が供給する流体として、不活性ガス以外の気体を用いてもよいし、液体を用いてもよいし、流動性を有する固体を用いてもよい。なお、流動性を有する固体とは、例えば、球形のセラミックビーズである。
なお、流体供給部が供給する流体は、反応容器100の劣化を防止する観点から、反応容器100を酸化又は腐食させない流体(成分)であることが望ましい。例えば、流体供給部が供給する流体は、不活性ガス、還元性ガスが望ましい。不活性ガスは、例えば、窒素、アルゴンである。還元性ガスは、例えば、水素、一酸化炭素である。
なお、上記実施形態1では、上記課題を解決するための構成例1を、上記参考例2の反応装置10に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、上記課題を解決するための構成例1を、一端側A1及び他端側A2それぞれが移動可能な状態で支持(可動支持)されている反応容器(図示せず)を備えた反応装置10、その他の反応装置に適用してもよい。
<実施形態2>
次に、実施形態2として上記課題を解決するための構成例2について説明する。以下、この構成例2として、第1~第7加熱部H1~H7(本開示の複数の加熱部の一例)を用いる例について説明する。この構成例2は、例えば、上記参考例2の反応装置10に適用することができる。以下、上記参考例2と同様の構成については同じ符号を付し適宜説明を省略する。
次に、実施形態2として上記課題を解決するための構成例2について説明する。以下、この構成例2として、第1~第7加熱部H1~H7(本開示の複数の加熱部の一例)を用いる例について説明する。この構成例2は、例えば、上記参考例2の反応装置10に適用することができる。以下、上記参考例2と同様の構成については同じ符号を付し適宜説明を省略する。
図18は、図13のA-A断面に相当する断面図(概略図)である。なお、図18中搬送機構120(スクリュ)は省略されている。
図18に示すように、加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)は、反応容器100(中間部A3)を囲むように反応容器100の長軸AX100周りに不均等に配置されている。具体的には、加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)は、反応容器100の上方に粗に配置され、反応容器100の下方に密に配置されている。また、反応容器100と加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)との間の距離は、反応容器100の上方ほど長く、反応容器100の下方ほど短くなるように配置されている。図18中の距離L3~L6はこのことを表している。すなわち、図18中の距離L3~L6は、L6>L5>L4>L3の関係である。
このように加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)を反応容器100の長軸AX100周りに不均等に配置することの利点は次のとおりである。
図19は、図13のA-A断面に相当する断面図(概略図)である。なお、図19中搬送機構120(スクリュ)は省略されている。
すなわち、図19に示すように、加熱部H(第1~第4加熱部H1~H4)を反応容器100の長軸AX100周りに均等に配置すると、各加熱部H1~H4と反応容器100との間の距離が等しくなるため、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)が大きくなりやすい。
これに対して、図18に示すように、加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)を反応容器100の長軸AX100周りに不均等に配置すると、各加熱部H1~H7と反応容器100との間の距離が上方の加熱部ほど大きくなるため、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減することができるという利点がある。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して反応容器100がたわんだり、捻れたりして搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触するのを防止することができる。すなわち、上記課題を解決することができる。
上記のように、加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)を反応容器100の長軸AX100周りに不均等に配置する際、加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)は、Cassini(カッシーニ)の卵形線に沿って配置されてもよい(図18参照)。その際、反応容器100の長軸AX100は、Cassiniの卵形線に沿って配置された加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)の重心又は重心より下方に位置することが好ましい。
以上説明したように実施形態2によれば、加熱部H(第1~第7加熱部H1~H7)を反応容器100の長軸AX100周りに不均等に配置することにより、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減することができる。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して反応容器100がたわんだり、捻れたりして搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触するのを防止することができる。すなわち、上記課題を解決することができる。
なお、加熱部Hの配置の条件(反応容器100の上方に配置する加熱部の個数及び密度、反応容器100の下方に配置する加熱部の個数及び密度、各加熱部と反応容器100との間の距離等)は、反応容器100のサイズ及び形状等により変動する。そのため、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減する加熱部Hの配置の条件を具体的な数値等で表すのは困難である。
しかしながら、実験や経験に基づき、特定のサイズ及び形状の反応容器100の上部の温度と当該反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減する加熱部Hの配置の条件(反応容器100の上方に配置する加熱部の個数及び密度、反応容器100の下方に配置する加熱部の個数及び密度、各加熱部と反応容器100との間の距離等)を見出すことができる。
なお、上記実施形態2では、上記課題を解決するための構成例2を、上記参考例2の反応装置10に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、上記課題を解決するための構成例2を、一端側A1及び他端側A2それぞれが移動可能な状態で支持(可動支持)されている反応容器(図示せず)を備えた反応装置10、その他の反応装置に適用してもよい。
<実施形態3>
次に、実施形態3として上記課題を解決するための構成例3について説明する。以下、この構成例3として、第1~第4加熱部H1~H4(本開示の複数の加熱部の一例)と反応容器100との間の空間に積層された熱伝導率が互いに異なる複数の層を用いる例について説明する。この構成例3は、例えば、上記参考例2の反応装置10に適用することができる。以下、上記参考例と同様の構成については同じ符号を付し適宜説明を省略する。
次に、実施形態3として上記課題を解決するための構成例3について説明する。以下、この構成例3として、第1~第4加熱部H1~H4(本開示の複数の加熱部の一例)と反応容器100との間の空間に積層された熱伝導率が互いに異なる複数の層を用いる例について説明する。この構成例3は、例えば、上記参考例2の反応装置10に適用することができる。以下、上記参考例と同様の構成については同じ符号を付し適宜説明を省略する。
図20は、図13のA-A断面に相当する断面図(概略図)である。なお、図20中搬送機構120(スクリュ)は省略されている。
図20に示すように、加熱部H(第1~第4加熱部H1~H4)は、反応容器100(中間部A3)を囲むように反応容器100の長軸AX100周りに配置されている。
加熱部Hと反応容器100との間の空間S0には、熱伝導率が互いに異なる複数の層E1~E3が上下方向に積層されている。具体的には、層E1~E3の熱伝導率は、下から上に向かうに従って低くなる。すなわち、層E1の熱伝導率>層E2の熱伝導率>層E3の熱伝導率の関係である。層E1~E3は、図13中符号L7が示す範囲に設けられている。
このように、各層の熱伝導率を下から上に向かうに従って低くすることの利点は次のとおりである。すなわち、反応装置10の場合、反応容器100(シリンダ)内の原料は底部ほど多く、天井部ほど少ない傾向にあり、反応容器100(シリンダ)底部は比較的に温度の低い原料が流れていく領域である。また、反応ガスを反応容器100(シリンダ)天井部から底部に向かって流す場合、反応容器100(シリンダ)底部ほど冷やされる傾向にある。このような背景から、各層の熱伝導率を下から上に向かうに従って低くすることで、反応容器100(シリンダ)底部の温度応答性を高めることができるという利点がある。
層E1は、伝熱材層で、例えば、ニッケル合金やカーボンを用いることができる。なお、伝熱材層は省略してもよい。層E2は、断熱材層で、例えば、雲母等のセラミックスを用いることができる。層E3は、空気層(本開示の流体層の一例)で、例えば、窒素やアルゴンを含む。なお、空気層は、図17に示したのと同様のガス供給口及びガス排出口を設けることにより、空気層の空気(ガス)を対流させることが望ましい。その際、空気層には、熱交換器(図示せず)により予め温度制御された空気(ガス)を供給してもよい。
これにより、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減することができる。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して反応容器100がたわんだり、捻れたりして搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触するのを防止することができる。すなわち、上記課題を解決することができる。
以上説明したように実施形態3によれば、第1~第4加熱部H1~H4(本開示の複数の加熱部の一例)と反応容器100との間の空間に積層された熱伝導率が互いに異なる複数の層E1~E3を用いることにより、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)を低減することができる。その結果、反応容器100の上部の温度と反応容器100の下部の温度の乖離(温度差)に起因して反応容器100がたわんだり、捻れたりして搬送機構120(スクリュ)のフライト頂部が反応容器100の内壁に接触するのを防止することができる。すなわち、上記課題を解決することができる。
なお、上記実施形態3では、上記課題を解決するための構成例3を、上記参考例2の反応装置10に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、上記課題を解決するための構成例3を、一端側A1及び他端側A2それぞれが移動可能な状態で支持(可動支持)されている反応容器(図示せず)を備えた反応装置10、その他の反応装置に適用してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記各実施形態においては、上記課題を解決するための構成例1~3それぞれを単独で上記参考例2の反応装置10に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、上記課題を解決するための構成例1~3を適宜組み合わせて上記参考例2の反応装置10、その他の反応装置に適用してもよい。これによっても上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、図17に示す構成と図20に示す構成を組み合わせもよい。
図21は、図17に示す構成と図20に示す構成を組み合わせた例である。
図21に示すように、断熱枠体300内に加熱部、空気層、断熱材層、伝熱材層を配置し、空気層を通過しガス排出口181から排出される不活性ガスをガス供給口180に供給(圧送)してもよい。このようにすれば、反応容器100(シリンダ)の上下の温度差をより少なくすることができる。
10、10A、10B、10C…反応装置
100…反応容器
101…供給口
102…送出口
103…第1支持部
104…第2支持部
104a…凸部
104b…上面
104c、104d…起立部
106、107…軸受け
108…蓋部
109…フランジ部
109a…凹部
109b…下面
109c、109d…突出部
110…温度制御領域
111…摩擦低減部材
112、113…軸受け
114…フランジ部
116…反応容器駆動装置
120…スクリュ
121…凸部
130…第1流体制御領域
131…第1流体入口
132…第1流体出口
133…第1流体供給管
134…第1バルブ
140…第2流体制御領域
141…第2流体入口
142…第2流体出口
143…第2流体供給管
144…第2バルブ
150…駆動装置
151…モータ
152…減速機
170…床面
200…制御装置
201…全体制御部
202…温度制御部
203…スクリュ回転制御部
204…第1流体制御部
205…第2流体制御部
206…IF制御部
207…記憶部
210…温度制御装置
230…第1流体制御装置
240…第2流体制御装置
250…情報入出力部
A1…一端側
A2…他端側
A3…中間部
B1…一端側
B2…他端側
E…特定箇所
G1~G4…隙間
R10…処理物
R11…生成物
100…反応容器
101…供給口
102…送出口
103…第1支持部
104…第2支持部
104a…凸部
104b…上面
104c、104d…起立部
106、107…軸受け
108…蓋部
109…フランジ部
109a…凹部
109b…下面
109c、109d…突出部
110…温度制御領域
111…摩擦低減部材
112、113…軸受け
114…フランジ部
116…反応容器駆動装置
120…スクリュ
121…凸部
130…第1流体制御領域
131…第1流体入口
132…第1流体出口
133…第1流体供給管
134…第1バルブ
140…第2流体制御領域
141…第2流体入口
142…第2流体出口
143…第2流体供給管
144…第2バルブ
150…駆動装置
151…モータ
152…減速機
170…床面
200…制御装置
201…全体制御部
202…温度制御部
203…スクリュ回転制御部
204…第1流体制御部
205…第2流体制御部
206…IF制御部
207…記憶部
210…温度制御装置
230…第1流体制御装置
240…第2流体制御装置
250…情報入出力部
A1…一端側
A2…他端側
A3…中間部
B1…一端側
B2…他端側
E…特定箇所
G1~G4…隙間
R10…処理物
R11…生成物
Claims (6)
- 供給部と送出部との間の中間部を含む筒状の反応容器と、
前記中間部を囲むように当該反応容器の長軸周りに配置された複数の加熱部と、
前記複数の加熱部の温度を個別に制御する温度制御部と、
前記反応容器に処理物を供給する前記供給部と、前記反応容器から生成物を送出する前記送出部と、
前記処理物を前記反応容器の前記供給部側から前記中間部を通過して前記反応容器の前記送出部側に搬送する搬送機構と、
前記複数の加熱部と前記反応容器との間の空間に連通する流体供給口及び流体排出口と、
前記流体供給口から前記空間に供給され当該空間を通過し前記流体排出口から排出される流体を供給する流体供給部と、を備える反応装置。 - 前記複数の加熱部は、前記反応容器の上方に粗に配置され、前記反応容器の下方に密に配置され、かつ、前記反応容器と前記加熱部との間の距離が前記反応容器の上方ほど長く、前記反応容器の下方ほど短くなるように配置されている請求項1に記載の反応装置。
- 前記複数の加熱部と前記反応容器との間の空間には、熱伝導率が互いに異なる複数の層が上下方向に積層されており、
前記複数の層の熱伝導率は、下から上に向かうに従って低くなる請求項1に記載の反応装置。 - 前記複数の層は、少なくとも断熱材層、及び流体層を含む、請求項3に記載の反応装置。
- 前記複数の層は、さらに、前記伝熱材層を含む請求項4に記載の反応装置。
- 前記流体は、不活性ガスである請求項1から5のいずれか1項に記載の反応装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP2023148407A JP2025041233A (ja) | 2023-09-13 | 2023-09-13 | 反応装置 |
| CN202480057811.7A CN121843763A (zh) | 2023-09-13 | 2024-05-24 | 反应装置 |
| PCT/JP2024/019131 WO2025057487A1 (ja) | 2023-09-13 | 2024-05-24 | 反応装置 |
| TW113123050A TW202510955A (zh) | 2023-09-13 | 2024-06-21 | 反應裝置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023148407A JP2025041233A (ja) | 2023-09-13 | 2023-09-13 | 反応装置 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Cited By (2)
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- 2024-05-24 CN CN202480057811.7A patent/CN121843763A/zh active Pending
- 2024-05-24 WO PCT/JP2024/019131 patent/WO2025057487A1/ja active Pending
- 2024-06-21 TW TW113123050A patent/TW202510955A/zh unknown
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2026014040A1 (ja) * | 2024-07-12 | 2026-01-15 | 株式会社日本製鋼所 | 反応装置及び反応装置の温度制御方法 |
| WO2026014039A1 (ja) * | 2024-07-12 | 2026-01-15 | 株式会社日本製鋼所 | 反応装置及び反応装置の温度制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW202510955A (zh) | 2025-03-16 |
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| CN121843763A (zh) | 2026-04-10 |
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