JP2024528999A - 操作可能な医療デバイスのためのブレーキ機構および関連する方法 - Google Patents

操作可能な医療デバイスのためのブレーキ機構および関連する方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024528999000001
医療デバイス(20)用の操作システム(60)は、中心長手方向軸を有する第1の駆動部材(303)と、第1の駆動部材を貫通して延在する中央シャフト(304)と、第1の駆動部材に連結された制御ノブ(62)と、中央シャフトに連結されるとともに、第1の突起(325)を含むブレーキノブ(90)と、制御ノブとブレーキノブとの間で中央シャフトに連結されたブレーキシュー部材(308)とを含み得る。第1の突起は、ブレーキシュー部材の第1のチャネル内に配置され得、第1の突起は、ブレーキノブが第1の方向に回転されるときに、ブレーキシュー部材に係合して、ブレーキシュー部材の第1のアーム(363)を制御ノブの壁(359)に向かって半径方向外側に移動させるように構成され得、第1のアームは、ブレーキノブが第2の方向に回転されるときに、壁から離れるように移動するように構成され得る。

Description

本開示は、概して、被検者を治療するために使用され得る医療システム、デバイス、および関連する方法に関する。本開示の態様は、とりわけ、操作可能な医療デバイスを組み込んだ内視鏡または他の医療処置のための医療デバイスおよび関連する方法に関する。
カテーテルおよび内視鏡などの現在の医療デバイスは、哺乳類の身体の検査および/または治療のために使用されている。特に、様々な外科的処置は、カテーテル、内視鏡、またはその他のデバイスを使用して、身体の末梢部位を検査し、かつ/またはその処置のために外科用ツール、流体、またはその他の材料を体内に導入したりする。例えば、いくつかの処置において、カテーテルおよび内視鏡は、X線撮影造影剤、薬物、血管形成バルーン、ステント、光ファイバースコープ、レーザ光、および切断器具(例えば、生検鉗子、RFカッター、アテレクトミーデバイス等)を含むが、それらに限定されないものを、身体の血管、体腔、管路、または組織の中に導入するために使用され得る。
操作可能なカテーテルまたは内視鏡に、使用中に長尺状シャフトの相対的な偏向を阻止するためのブレーキ機構を設けることは、関連技術において公知である。従来の方法では、制御ノブが、患者の血管、体腔、または管路を通して誘導するために長尺状シャフトを関節運動させるように手動で操作される。制御ノブを手動で解放すると、長尺状シャフトがその直線状態に戻る。任意の特定の外科的処置中のある時点で、長尺状シャフトの相対的な向きを止めることが望ましい場合がある。このようなとき、従来のブレーキ機構が作動して、カテーテルの残りの部分に対する両方の制御ノブの移動が同時に阻止される。
操作可能なカテーテルおよび内視鏡のための既知のブレーキ機構は、それらの意図された用途に対して許容可能であることが証明されているが、それらは制限を伴う。例えば、1つまたは複数の制御ノブを使用してブレーキ機構を作動させるために必要とされる力の量に起因して、使用者の疲労が増大する可能性がある。さらに、操作可能なカテーテルおよび内視鏡のためのブレーキ機構は、多くの場合、過剰な量の内部構成要素を含んでおり、これは、生産コストを増加させ、システムの組み立てに要する製造時間を増加させる。
これらの懸念は、操作可能なカテーテルおよび/または内視鏡を必要とする医療処置の期間、費用、およびリスクを増加させ得る。本開示のシステム、デバイス、および方法は、上記で説明される欠陥のうちのいくつかを是正し得るか、または当技術分野の他の側面に対処し得る。
本開示の例は、とりわけ、医療システムおよびデバイスを用いて1つまたは複数の医療処置を実行するためのシステム、デバイス、および方法に関する。本明細書で開示される例の各々は、他の開示される例のいずれかに関連して説明される特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。
いくつかの態様では、医療デバイス用の操作システムは、中心長手方向軸を有する第1の駆動部材と、第1の駆動部材を貫通して延在する中央シャフトと、第1の駆動部材に連結された制御ノブと、中央シャフトに連結されるとともに、第1の突起を含むブレーキノブと、制御ノブとブレーキノブとの間で中央シャフトに連結されたブレーキシュー部材とを含み得る。第1の突起は、ブレーキシュー部材の第1のチャネル内に配置され得、第1の突起は、ブレーキノブが第1の方向に回転されるときに、ブレーキシュー部材に係合して、ブレーキシュー部材の第1のアームを制御ノブの壁に向かって中心長手方向軸に対して半径方向外側に移動させるように構成され得、第1のアームは、ブレーキノブが第1の方向とは反対の第2の方向に回転されるときに、制御ノブの壁から離れるように移動するように構成され得る。
他の態様において、操作システムは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。デュアルストップ部材が、中央シャフトに連結されるとともに、ブレーキシュー部材と制御ノブとの間に配置されている。デュアルストップ部材が、制御ノブおよびブレーキノブの回転を制限するように構成され得る。デュアルストップ部材が、少なくとも1つのピンを介してブレーキシュー部材に連結され得る。ブレーキノブが、第2の突起をさらに含み得、ブレーキシュー部材が、第2のアームおよび第2のチャネルを含み得、第2の突起が、第2のチャネル内に配置され得るとともに、ブレーキノブが第1の方向に回転されるときに、ブレーキシュー部材に係合して、第2のアームを制御ノブの壁に向かって中心長手方向軸に対して半径方向外側に移動させるように構成され得る。制御ノブが凹部を含み得、凹部がブレーキシュー部材および第1の突起を受容し得る。ブレーキシューが、中央シャフトを受容するように構成されたルーメンを含む中央部分と、中央部分から中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第1の突出部と、中央部分から中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第2の突出部と、第1の突出部から外側に延在する第1のアームであって、第1のアームは中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第1の拡大端部および第1の凹部を含んでいる、第1のアームと、第2の突出部から外側に延在する第2のアームであって、第2のアームは中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第2の拡大端部および第2の凹部を含んでいる、第2のアームと、を含み得る。
他の態様において、操作システムは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。ブレーキノブが第2の突起を含み得、第1の凹部が第1の突起を受容するように構成され得、第2の凹部が第2の突起を受容するように構成され得る。第1の拡大端部が、壁に係合するように構成された粗面、溝、および/または歯を含み得、第2の拡大端部が、壁に係合するように構成された粗面、溝、および/または歯を含み得る。ブレーキシューが、第1のアームから延在するとともに、第1の凹部内に少なくとも部分的に延在する第1のばねビームと、第2のアームから延在するとともに、第2の凹部内に少なくとも部分的に延在する第2のばねビームとをさらに含み得る。ブレーキシューが、第1の拡大端部を貫通して延在する第1のルーメンと、第2の拡大端部を貫通して延在する第2のルーメンとをさらに含み得る。第1の凹部が、第1の拡大端部から、拡大端部から離間した第1のアームの一部まで延在し得る。ブレーキシュー部材が、中央シャフトを受容するように構成されたルーメンを含む中央部分と、中央部分から中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第1の突出部と、中央部分から中心長手方向軸に対して半径方向外側に延びる第2の突出部と、第1の突出部から外側に延在する第1のアームであって、第1のアームは、中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第1の端部と、第1の端部と第1の突出部との間に位置する第1の拡大部分と、第1の端部に近接する第1の凹部とを含んでいる、第1のアームと、第2の突出部から外側に延在する第2のアームであって、第2のアームは、中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第2の端部と、第2の端部と第2の突出部との間に位置する第2の拡大部分と、第2の端部に近接する第2の凹部とを含んでいる、第2のアームと、を含み得る。第1の突起が、中央シャフトから離間され得る。第1のアームが、中心長手方向軸の周囲に円周方向に延在し得る。
他の態様では、医療デバイス用の操作システムは、偏向可能な挿入シャフトに接続されるように構成されたハンドルハウジングと、第1の駆動部材と、第1の駆動部材に連結された制御ノブと、第1の駆動部材をロックするように構成されたブレーキ機構とを含み得る。ブレーキ機構は、第1の駆動部材を貫通して延在し、ハンドルハウジングに連結され、かつ中心長手方向軸を有する中央シャフトと、中央シャフトに連結されるとともに、第1の突起を含むブレーキノブと、ブレーキシュー部材とを含み得、第1の突起は、ブレーキシュー部材の第1のチャネル内に配置されており、ブレーキシュー部材の第1のアームは、ブレーキノブが第1の方向に回転されるときに、制御ノブの壁に向かって中心長手方向軸に対して半径方向外側に移動するように構成される。いくつかの例では、第1の突起は、ブレーキノブが第1の方向に回転されるときに、ブレーキシュー部材に係合して、ブレーキシュー部材の第1のアームを制御ノブの壁に向かって中心長手方向軸に対して半径方向外側に移動させるように構成され得、第1の突起は、ブレーキ機構が完全ロック位置にあるとき、第1のアームの第1の凹部内に位置決めされるように構成され得る。壁は、中心長手方向軸に対向して半径方向内側に面し得る。ブレーキ機構は、制御ノブおよびブレーキノブの回転を制限するように構成されたデュアルストップ部材をさらに備え得る。
他の態様では、医療デバイス用の操作システムは、第1の操作ワイヤに連結されるとともに、中心長手方向軸を有する第1の駆動部材と、第1の駆動部材に連結された制御ノブと、中央シャフトに連結されるとともに、第1の突起を含むブレーキノブと、制御ノブとブレーキノブとの間で中央シャフトに連結されたブレーキシュー部材とを含み得、第1の突起はブレーキシュー部材の第1のチャネル内に配置されており、ブレーキシュー部材は、中心長手方向軸に対して半径方向内側に面する制御ノブの壁に対して摩擦力を加えるように構成されている。
前述の概略的な説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的かつ説明的なものにすぎず、特許請求される本開示を限定するものではないことが理解され得る。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の例示的な態様を示し、説明と共に、本開示の原理を説明する役割を持つ。
本開示の態様による、操作可能な医療デバイスの斜視図である。 本開示の態様による、図1の操作可能な医療デバイスの挿入シャフトの断面図である。 本開示の態様による、例示的なブレーキ機構の側断面図である。 本開示の態様による、図3の例示的なブレーキ機構の斜視部分断面図である。 本開示の態様による、図3のブレーキ機構の例示的な構成要素の斜視図である。 本開示の態様による、図3のブレーキ機構の例示的な構成要素の斜視図である。 本開示の態様による、図3のブレーキ機構の例示的なロックノブの斜視図である。 本開示の態様による、図3のブレーキ機構の例示的なブレーキシューの上面図である。 本開示の態様による、図3のブレーキ機構の例示的な関節ノブの斜視図である。 本開示の態様による、図3のブレーキ機構の例示的な構成要素の斜視図である。 本開示の態様による、ロック解除位置にある図3のブレーキ機構の上面図および上面断面図である。 本開示の態様による、ロック解除位置にある図3のブレーキ機構の上面図および上面断面図である。 本開示の態様による、ロック位置にある図3のブレーキ機構の上面図および上面断面図である。 本開示の態様による、ロック位置にある図3のブレーキ機構の上面図および上面断面図である。 本開示の態様による、例示的なデュアルストップ構成要素の斜視図である。 本開示の態様による、例示的なブレーキシューの斜視図である。 本開示の態様による、ブレーキシューの代替的な実施形態の斜視図である。 本開示の態様による、ブレーキシューの代替的な実施形態の斜視図である。 本開示の態様による、ブレーキシューの代替的な実施形態の斜視図である。 本開示の態様による、ブレーキシューの代替的な実施形態の斜視図である。
「近位」および「遠位」という用語は、本明細書では、例示的な医療システムおよび例示的な医療デバイスの構成要素の相対的な位置を指すために使用される。本明細書で使用される場合、「近位」は、被検者の身体の外側に比較的近い位置、もしくは医療システムまたは医療デバイスを使用する医療従事者により近い位置を指す。対照的に、「遠位」は、医療システムまたは医療デバイスを使用する医療従事者から比較的遠く離れた位置、または被検者の身体の内部により近い位置を指す。近位方向および遠位方向は、図面全体を通して、それぞれ、「P」および「D」と記された矢印で標識されている。本明細書で使用される場合、用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「有している(having)」、「含んでいる(including)」、またはそれらの他の変形は、要素のリストを含むシステム、デバイス、または方法が、それらの要素のみを含むのではなく、明示的に列挙されていない、またはそれらに固有の他の要素を含み得るように、非排他的な包含をカバーすることが意図される。別段の定めがない限り、「例示的」という用語は、「理想的」ではなく「例」という意味で使用される。本明細書で使用される場合、「約」、「実質的に」、および「略」という用語は、明示された値の+/-10%以内の値の範囲を示す。
本開示の実施形態は、概して、制御ハンドルと、導管、管路、体管腔等の中に挿入される偏向可能な挿入シャフトとを有するタイプの操作可能デバイスを対象とする。本開示のいくつかの実施形態は、概して、挿入シャフトの偏向を制御するために操作可能デバイスによって採用される操作システムを対象とし、特に、挿入シャフトの遠位端を所望の偏向角度でロックするためのブレーキ機構を備える操作システムを対象とする。本開示の実施形態はまた、制御ハンドル、医療デバイス、またはそのような操作システムを採用する医療デバイスを使用する方法を対象とし得る。
カテーテル、内視鏡、または他のデバイスを、身体の血管、体腔、または管路を通して関心領域まで誘導することは、検査および/または治療の成功にとって重要である。このため、最近のカテーテルおよび内視鏡は、挿入シャフトを管路、血管などを通して関心領域に案内するために、操作者が関連する挿入シャフトの遠位端を偏向させることを可能にする装置を含んでいる。例えば、従来の操作可能なカテーテルおよび内視鏡は、通常、長尺状挿入シャフトが延在する制御ハンドルを備える。長尺状挿入シャフトは、外力が存在しない場合に長尺状シャフトを通常真っ直ぐな状態に維持するような剛性を有する1つまたは複数の材料から形成される。長尺状シャフトの外端部分は、撓みを許容するように比較的可撓性がある。複数対の操作ワイヤは、制御ハンドルに接続され、長尺状シャフトを通って外側に延び、かつ長尺状シャフトの可撓性外端部で終端する。操作ワイヤ制御機構は、制御ハンドルに搭載されるとともに、一対の回転可能な制御ノブを含んでおり、制御ノブは、長尺状チューブの可撓性外端部の屈曲を手動で制御し、それによって、カテーテルまたは内視鏡を上下方向および左右方向に効果的に「操作」するために、個々の対の操作ワイヤと協働する。
本開示の例示的な実施形態は、操作可能なカテーテルを参照して説明されるが、本開示の態様は、幅広い用途を有し、従って、内視鏡(例えば、気管支鏡、大腸内視鏡、胃カメラ、十二指腸内視鏡など)、操作可能なファイバースコープ、操作可能なガイドワイヤなどの多くのタイプの医療デバイス、およびボアスコープなどの非医療デバイスとともに使用するのに適し得ることが理解されるであろう。従って、以下の説明および例示は、本質的に例示的であり、従って、本開示の範囲を限定するものではないと見なされるべきである。
図1は、制御ハンドル22と、制御ハンドル22から外側に延在する挿入シャフト24とを含む、例示的な操作可能デバイス20を図示する。使用時に、挿入シャフト24は、哺乳類の身体の血管、体腔、管路、または組織を通して、検査および/または治療のための関心領域まで誘導され得る。いくつかの例では、挿入シャフト24は、開口部、例えば、鼻、口、または肛門を通して身体に進入し得、挿入シャフト24は、食道、胃、十二指腸、大腸、または小腸を含むGI管の任意の部分に配置することができる。操作可能なデバイス20は、X線撮影造影剤、薬剤、血管形成バルーン、ステント、光ファイバースコープ、レーザ光、切断器具(例えば、生検鉗子、高周波カッター、アテレクトミーデバイスなど)、および他の内視鏡デバイスおよび医療デバイス(例えば、吸引カテーテルおよび注入カテーテル、結石バスケット、針、細胞診ブラシ、スネア、アブレーションデバイスなど)を含むがこれらに限定されないものを、関心領域に導入することが可能であり得る。
以下でさらに詳細に説明するように、操作可能なデバイス20は、挿入シャフト24を体管腔、管路などを通して関心領域まで誘導するために、挿入シャフト24の遠位端の偏向角度を2つ以上の非平面方向に制御する操作システムを含む。以下でさらに詳細に説明するように、操作システムの実施形態はまた、遠位端の第2の非平面方向への移動を阻止することとは独立して、挿入シャフト24の遠位端の第1の方向への移動を阻止するための例示的なブレーキ機構またはロック機構を含み得る。
挿入シャフト24は、近位端30および遠位端32を有する長尺状本体として形成され得る。挿入シャフト24は、中空チューブ、図2の断面図に示されるようなマルチルーメンの押出成形シャフト、または複数の操作ワイヤおよび任意選択的な器具(例えば、生検鉗子、ビジョンプローブ、カッター、スネアなど)の遠位端32までの通過を可能にする他の構造として形成され得る。一つの例では、挿入シャフト24は円柱形状であり、かつPEBA(登録商標)(ポリエーテルブロックアミド)、ナイロン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリウレタン、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性エラストマーなどの任意の適切な材料、またはそれらの組合せおよび混合物から当技術分野で知られている様々な技法を使用して構成され得る。
挿入シャフト24は、身体の体腔、血管、管路等を通して、またはその内部で、関心領域までに偏向または「操作」されることが可能であるように構成され得る。そのために、挿入シャフト24は、近位端30と遠位端32との間で剛性が変化するように構成され得る。特に、挿入シャフト24の遠位領域は、近位領域よりも可撓性が高くなるように構成され得る。これにより、遠位端32を偏向させるための偏向能力を提供しながら、挿入シャフト24を圧縮することなく、最小限のねじれで容易に前進させることが可能となり得る。いくつかの例では、可撓性は、挿入シャフトの近位端30から遠位端32までの長さ全体にわたって徐々に(例えば、増加的に)変化し得る。他の例では、挿入シャフトの遠位領域(例えば、挿入シャフトの最遠位1~4インチ(2.54~10.16センチメートル)は、挿入シャフトの残りの部分よりも可撓性が高く(即ち、剛性が低く)作製され得る。
図1に示されるように、挿入シャフト24は、近位部分36と、近位部分36の遠位に配置されたより可撓性の偏向部分38と、遠位端32に配置された遠位先端40とから構成され得る。偏向可能部分38は、近位部分36よりも剛性の低い材料から構成され得る。他の例では、偏向部分38は、関節ジョイントまたは一連の関節ジョイントであり得る。例えば、偏向部分38は、遠位端が2つ以上の非平面方向に偏向することを可能にする複数のセグメントを含み得る。
操作可能なデバイス20は、挿入シャフト24の遠位端32(偏向部分38および先端40を含む)を2つ以上の方向に偏向させ得る複数の操作ワイヤ44をさらに含み得る。図2に示すように、操作可能なカテーテルは、2対の操作ワイヤ44を含み得、各ワイヤは、挿入シャフト24の4方向操作(即ち、上/下/左/右)を提供するために、隣接するワイヤから約90度離間されている。他の例(図示せず)では、操作可能なカテーテルは、使用者が遠位端を少なくとも2つの方向に操作することを可能にし得る2つの操作ワイヤ44を含み得る。操作ワイヤ44は、例えば、挿入シャフト24の対応する数の操作ワイヤルーメンを通って配策され得る。ルーメンは、管状シャフトの壁内に配置され得るか、管状シャフトの中心ボアを通して延在するチューブによって形成され得るか、または図2に示されるような押出成形シャフトのボア46によって形成され得る。操作ワイヤ44は、湾曲した偏向中に変形(伸長)しないように、十分な引張強度および弾性率を有し得る。いくつかの例では、操作ワイヤ44は、ステンレス鋼製であり得、潤滑処理が施され得、かつ/または偏向中に挿入シャフトが拘束されるのを防止するのに役立つようにPTFE薄肉押出成形品内に収容され得る。操作ワイヤ44は、任意の断面形状を有し得、例示的な実施形態として図2に円形で示されている。
操作ワイヤ44の遠位端は、操作ワイヤ44に加えられる張力が制御可能な方法で遠位端32を偏向させるように、任意の従来の方法で挿入シャフト24の遠位端32に固定され得る。いくつかの例では、操作ワイヤ44は、接着剤による接着、熱接着、圧着、レーザ溶接、抵抗溶接、はんだ付けなどの従来技術を使用して挿入シャフト24の遠位先端に固定され得る。操作ワイヤ44は、挿入シャフト24の遠位端32から挿入シャフト24の反対側の近位端30まで延在し、以下に詳細に説明するように、制御ハンドル22が搭載する操作システムにおいて適切な方法で終端し得る。
再び図1を参照すると、挿入シャフト24は、その近位端30において制御ハンドル22に機能的に接続されている。図1に示す実施形態では、制御ハンドル22は、ねじなどの適切な取り外し可能な締結具、またはリベット、スナップ、熱接着、接着剤接着、または締まり嵌め(例えば、クラッシュピンなど)などの取り外し不可能な締結具によって接合された2つのハウジング半体50aおよび50bによって形成されたハンドルハウジング50を含む。挿入シャフト24の近位端30は、ハンドルハウジング50の遠位端に固定された張力緩和取付具52を通るように経路指定され得る。ハンドルハウジング50は、必要に応じて、挿入シャフト24の任意のチャネルへのアクセスを提供するための1つまたは複数のポートなどの他の特徴を含み得る。図1に示されるように、ハンドルハウジング50は、撮像デバイスポート54(例えば、撮像配線および/または照明配線を有する臍部への接続のための)と、作業チャネルポート56と、洗浄/吸引ポート58とを含み得る。
ハンドルハウジング50は、本開示の態様に従って構成された操作システム60を搭載している。実際には、操作者(例えば、医師、技術者等)は、挿入シャフトが管路、体腔、器官等を通って関心領域まで前進する際に、挿入シャフト24の遠位端32の偏向を制御するために、操作システム60を手動で操作する。いくつかの例では、操作システム60は、操作ワイヤ44を介して挿入シャフトの遠位端に動作可能に接続された2つの可動部材を含み得る。図1に示すように、可動部材は制御ノブ62、64であり、制御ノブ62、64は、挿入シャフト24の遠位端32を上下方向および左右方向に4方向に操作するための2対の操作ワイヤ44に接続されている。例えば、第1の制御ノブ62は、上操作/下操作を制御するために一対の操作ワイヤ44に接続され得、第2の制御ノブ64は、右操作/左操作を制御するために一対の操作ワイヤ44に接続され得る。他の例では、挿入シャフト24の遠位端を操作するために、操作ダイヤル、リニアスライダなどの他の可動部材を使用することができる。いくつかの例では、単一の操作ワイヤ44が、第1および第2の制御ノブ62および64などの可動部材の各々に連結され得る。これらの例では、ワイヤの終端位置は、挿入シャフトが偏向し得る方向を決定し得る。
操作システム60は、使用中に挿入シャフト24の遠位端を所望の偏向位置または角度位置にロックまたは部分的にロックする(例えば、さらなる偏向を抑制する)ように機能するブレーキ機構をさらに含み得る。例えば、ブレーキ機構の実施形態は、遠位端の第2の方向への移動とは独立して、第1の方向における挿入シャフト24の遠位端の位置をロックするように構成され得る。別の言い方をすれば、本明細書で説明するブレーキ機構は、挿入シャフト24が第1の方向の平面から外れた第2の方向に移動することを可能にしながら、挿入シャフト24の遠位端の1つの方向への移動を阻止するように構成され得る。これは、いくつかの例では、第1の制御ノブ62および/または第2の制御ノブ64の動きを阻止すること、および/または制御ノブ62、64に関連付けられた第1の対の操作ワイヤ44および/または第2の対の操作ワイヤ44の動きを阻止することによって実現され得る。図1に示されるように、ブレーキノブ90の作動は、制御ノブ62の動きを阻止するように構成され得、ロックレバー92の作動は、制御ノブ64の動きを阻止するように構成され得る。本明細書で以下に説明するブレーキ機構は、外側制御ノブ62およびブレーキノブ90に関連して説明されているが、本開示で説明する複数のブレーキ機構のいずれかも、制御ノブ64および/またはロックレバー92を使用して実施され得る。
図3は、制御ノブ62およびブレーキノブ90を含むブレーキ機構300の側断面図を示す。図3のブレーキ機構300の構造を説明する目的で、外側方向が「O」と標識された矢印によって示され、内側方向は「I」と標識された矢印によって示されている。制御ノブ62は、駆動部材303に連結され得、駆動部材303は、制御ノブ62と操作ワイヤ44との間に相互接続され得る。駆動部材(シャフト)303は、プーリアセンブリ305に押し込まれている。シャフト303およびプーリ305の両方は、中央シャフト304を中心に回転する。ブレーキノブ90は、使用者によってロック機構が係合されるか、または係合解除されると、中央シャフト304に対して約80~120度回転することが可能である。ブレーキシュー308およびデュアルストップ310は、互いに対して、かつ中央シャフト304に対して固定される。駆動部材303は、制御ノブ62からハンドル22(図3には図示せず)内に延在する管状部材を形成する、プラスチックまたは金属等の一体的に形成された材料片であり得る。プーリアセンブリ305は、駆動部材303に固定されるとともに、操作ワイヤ44(図3には図示せず)に連結され得る。中心長手方向軸399を中心とする駆動部材303の回転によって、操作ワイヤ44がプーリアセンブリ305を介して移動し得る。従って、使用者が軸399を中心に制御ノブ62を回転させると、駆動部材303は、操作ワイヤ44を移動させて、挿入シャフト24の偏向可能部分38を移動させ得る。駆動部材303の第1の端部は、制御ノブ62に連結され得、駆動部材303の第2の端部は、第1の端部と反対の端部において、プーリアセンブリ305に連結され得る。中央シャフト304は、駆動部材303を貫通して延在し得、駆動部材303は、中央シャフト304を中心に回転し得る。中央シャフト304は、円柱形状であり得るとともに、ブレーキノブ90が中央シャフト304を移動させることなく中央シャフト304を中心に(軸399を中心に)回転し得るように、ブレーキノブ90に回転可能に連結され得る。いくつかの例では、ねじ306によってブレーキノブ90が中央シャフト304に連結され得る。いくつかの例では、中央シャフト304の内側端部350は、ハンドル22の一部に固定的に連結され得る。中央シャフト304は、ブレーキシュー部材308およびデュアルストップ部材310に固定的に連結され得るとともに、制御ノブ62およびブレーキノブ90に対するブレーキシュー部材308およびデュアルストップ部材310の位置を維持するように構成され得る。
ブレーキ機構300は、ブレーキシュー部材308およびデュアルストップ部材310を含み得る。図3に示されるように、ブレーキシュー部材308およびデュアルストップ部材310は、制御ノブ62とブレーキノブ90との間に配置され得るとともに、中央シャフト304に固定的に連結され得る。制御ノブ62の凹部321は、ブレーキシュー部材308およびデュアルストップ部材310を受容し得、凹部321は、ブレーキノブ90に向かって外側方向を向いている。中央ルーメン356は、制御ノブ62を貫通して全体的に延在し得、凹部308の中央部分に配置され得、かつ駆動部材303および中央シャフト304を受容するように構成され得る。制御ノブ62の円形の外側突起部351は、制御ノブ62の上面315から延在し得るとともに、凹部321の円周の周囲に延在し得る。円形の外側突起部351は、ブレーキノブ90の円形凹部352によって受容され得る。ブレーキノブ90は、制御ノブ62および駆動部材303に対して軸399を中心に回転するように構成され得る。制御ノブ62および駆動部材303は、中央シャフト304、ブレーキノブ90、ブレーキシュー部材308、およびデュアルストップ部材310に対して軸399を中心に回転するように構成され得る。中央シャフト304は、ブレーキシュー部材308、デュアルストップ部材310、制御ノブ62、駆動部材303、およびプーリアセンブリ305を貫通して延在し得るとともに、ブレーキ機構300の最も内側の端部で終端し得る。
図4は、図3に示されたブレーキ機構300の斜視図を示しており、ブレーキノブ90の一部分が、ブレーキシュー部材308およびブレーキノブ90の中央部分318を露出させるために断面で示されている。図4に示すように、ブレーキノブ90の中央部分318は、第1の突起325と、ブレーキシュー部材308に係合するように構成された、中央部分318を跨いで反対側にある第2の突起326(図7に示す)とを含み得る。第1の突起325および第2の突起326はそれぞれ、ブレーキノブ90からブレーキシュー部材308に向かって半径方向外側に突出している。中央部分318は、円柱形状であり得るとともに、ブレーキノブ90の最も外側の部分から内側に延在し得る。制御ノブ62の凹部321内に配置されたときに、第1の突起325および第2の突起326の各々は、ブレーキシュー部材308に当接し得る。制御ノブ62の凹部321の一部を形成する半径方向内側を向く壁359は、ブレーキシュー部材308に係合するように構成され得る。以下でさらに詳細に説明するように、ブレーキノブ90の第1および第2の突起325、326は、ブレーキノブ90が回転すると、ブレーキシュー部材300の一部を軸399から制御ノブ62の壁359に向かって半径方向外側に押して、ブレーキシュー部材308を壁359に押し付け、その結果、制御ノブ62に制動力を加えて、軸399を中心とする制御ノブ62の回転を防止することができる。
図5は、中央シャフト304の周囲に配置されるとともに、ブレーキシュー部材308によって受承されるデュアルストップ部材310を示す。デュアルストップ部材310は、凹部321内の制御ノブ62の一部に当接するように構成され得る。デュアルストップ部材310およびブレーキシュー部材308の各々は、中央シャフト304に固定的に連結され得る。
図6は、中央シャフト304の周囲に配置されたデュアルストップ部材310を示しており、中央シャフト304の一部が取り除かれている。デュアルストップ部材310は、円形中央部分601と、中央部分601から半径方向外側に延在する矩形の突起620と、突起620および中央部分601からそれぞれ外側に、かつそれらを横断して延在する2つのタブ603、605とを含み得る。タブ603、605の各々は、図5に示すように、ブレーキシュー部材308の一部内に受容されるように構成されている。本明細書において以下でさらに説明するように、デュアルストップ部材310は、制御ノブ62およびブレーキノブ90に対するブレーキシュー部材308の回転位置を維持するように構成され得る。デュアルストップ部材310はまた、ブレーキシュー部材308の構造的完全性を高め得、ブレーキ機構300の動作中にブレーキシュー部材308が破損するのを防止するのに役立ち得る。
図7は、ブレーキノブ90の斜視図を示す。ブレーキノブ90は、矩形形状であり得るとともに、使用者が1本以上の指および/または親指で把持するように構成された把持部335を含み得る。ブレーキノブ90は、中央シャフト304を受容するように構成された中央ルーメン341を含み得、中央ルーメン341は、(例えば、圧入または接着剤を介して)ブレーキノブ90を中央シャフト304に固定的に連結するように構成され得る。円形凹部352は、把持部90とは反対側に配置され得、第1の突起325および第2の突起326は、ブレーキノブ90の内側に面する表面701から半径方向内側に延在し得る。第1の突起325は、中央ルーメン341を跨いで第2の突起326とは反対側に配置され得る。第1の突起325および第2の突起326は、第1の突起325および第2の突起326の各々がブレーキシュー部材308のチャネル369、370(図8に示される)内に受容され得るように、互いから離間され得る。第1の突起325および第2の突起326の各々は、軸399に対して湾曲した半径方向外側に面する表面705、706をそれぞれ有し得る。表面705、706の各々は、ブレーキシュー部材308に係合するように構成され得る。
図8は、ブレーキシュー部材308の上面図を示す。ブレーキシュー部材310は、中央シャフト304を受容するように構成された中央ルーメン360を含み得る。中央ルーメン360は、ブレーキシュー部材310が中央シャフト304に固定的に連結されるように、中央シャフト304を受容するように構成され得る。ブレーキシュー部材308の中央部分393は、中央ルーメン360を取り囲むとともに、略円形形状であり得る。第1の突出部361は、中央部分393から、軸379に対して半径方向外側に延在し得る。中心軸379は、中央ルーメン360の中心を通って延在し得る。中心軸379は、図8の紙面を貫通して延在していることに留意されたい。第2の突出部362は、中央部分393から軸379に対して半径方向外側に延在するとともに、中央部分393を跨いで第1の突出部361とは反対側に配置され得る。第1の突出部361および第2の突出部362の各々は、1)軸379に対して垂直に測定した場合に、中央部分393の幅よりも小さい幅を有し得るとともに、2)軸379に対して平行に測定した場合に、中央部分393の高さに等しい高さを有し得る。
第1のアーム363は、第1の突出部361から外側に延在し得るとともに、軸379に対向して湾曲し得る。第1のアーム363の幅は、中心軸379に垂直に、かつ中心軸379を通って延在する線に沿って測定した場合に、第1のアーム363が第1の突出部361から離れて延在するにつれて増加し得る。第1のアーム363は、軸379に対向して、または軸379に面して凹形の曲線を形成し、第1のアーム363の外面も軸379に対向して凹形である。第1のアーム363は、第1の突出部361から拡大端部365まで延在し得る。拡大端部365は、軸379に対して半径方向外側に面する湾曲した表面384を有し得、表面384は、制御ノブ62の壁359に係合するように構成され得る。拡大端部365はまた、ブレーキノブ90の表面705、706のうちの1つを受容するように構成された凹部367を含み得る。凹部367は、軸379に対向して半径方向内側に面し得る。チャネル369は、第2の突出部362、中央部分393、第1の突出部361、および第1のアーム363によって形成され得、チャネル369は、ブレーキノブ90の第1の突起325および第2の突起326のうちの1つを受容するように構成され得る。チャネル369は、第1のアーム363の拡大部分365と第2の突出部362との間の開口部371から、第1の突出部361における第1の端部389まで延在し得る。
第2のアーム364は、第2の突出部362から外側に延在し得るとともに、軸379に対向して湾曲し得る。第2のアーム364の幅は、中心軸379に垂直に、かつ中心軸379を通って延在する線に沿って測定した場合に、第2のアーム364が第2の突出部362から離れて延在するにつれて増加し得る。第2のアーム364は、軸379に対向して、または軸379に面して凹形の曲線を形成する内面と、同じく軸379に対向して凹形である外面とを有する。第2のアーム364は、第2の突出部362から拡大端部366まで延在し得る。拡大端部366は、軸379に対して半径方向外側に面する湾曲した表面385を有し得、表面385は、制御ノブ62の壁359に係合するように構成され得る。いくつかの例では、表面384、385は、表面384、385と制御ノブ62の壁359との間の摩擦を増加させる材料によってコーティングされ得る。他の例では、表面384、385は、表面384、385と制御ノブ62の壁359との間の摩擦を増加させるために、不規則な表面、粗面化された表面、かつ/またはギザギザの表面、溝、または歯を有し得る。いくつかの例では、壁359は、表面384、385と壁359との間の摩擦を増加させるために、不規則な表面、粗面化された表面、および/またはギザギザの表面、溝、または歯を有し得る。
拡大端部366はまた、ブレーキノブ90の表面705、706のうちの1つを受容するように構成される凹部368を含み得る。凹部368は、軸379に対向して半径方向内側に面し得る。チャネル370は、第1の突出部361、中央部分393、第2の突出部362、および第2のアーム364によって形成され得、チャネル370は、ブレーキノブ90の第1の突起325および第2の突起326のうちの1つを受容するように構成され得る。チャネル370は、第2のアーム364の拡大部分366と第1の突出部361との間の開口部372から、第2の突出部362における第1の端部388まで延在し得る。
図9は、制御ノブ62の斜視図を示すとともに、ブレーキシュー部材308およびデュアルストップ部材310を受容するように構成された凹部321を示す。凹部321は、半径方向内側に面する壁359、外側に面する表面907、および段差部909によって形成され得る。中央ルーメン356は、制御ノブ62の中央部分を貫通して延在している。円形の外側突起部351は、凹部321の周囲に円周方向に延在するとともに、上面315から外側に延在している。段差部909は、湾曲し得、外側に面する表面907を横切って延在し得、かつ中央ルーメン356に対向して湾曲し(凹状であり)得る。段差部909は、デュアルストップ部材310に係合するように構成され得るとともに、デュアルストップ部材310の幅に実質的に等しい距離だけ外側に面する表面907から外側に延在し得る。
図10は、制御ノブ62の上部、デュアルストップ部材1110(図15に示される)、および中央シャフト304の斜視図を図示する。デュアルストップ部材1110が図10に示されているが、本明細書で説明される任意のデュアルストップ部材は、デュアルストップ部材1110と同じ方法で配置され得る。中央シャフト304は、明確にするために断面で示されている。デュアルストップ部材1110は、制御ノブ62の段差部909に当接するものとして示されている。ブレーキ機構300の動作中、デュアルストップ部材1110は、段差部909に係合するデュアルストップ部材1110を介して、ノブ62が規定量を超えて回転しないように制御し得る。デュアルストップ310は、制御ノブ62の異なる回転投入動作(rotational throw)が可能となるように変更するか、または制御ノブ62に制動力を加えるためにデュアルストップ310を回転させるのに必要な度数を変更することができる。駆動ワイヤシステムへの接続および/またはデバイスの遠位端における先端関節運動要件に基づいて、異なる量の許容可能な投入動作が必要とされる場合がある。いくつかの例では、デュアルストップ310は、制御ノブ62における約260~300度の回転投入動作を許容する。デュアルストップ部材310が中央シャフト304に固定されているため、デュアルストップ部材1110が制御ノブ62の段差部909に接触すると、デュアルストップ部材1110は制御ノブ62のさらなる回転を阻止し得る。
図11および図12は、それぞれ、ロック解除位置にあるブレーキ機構300の上面図および上面部分断面図を示す。ブレーキノブ90は、図12において断面図で示されている。ロック解除位置にあるとき、第1の突起325および第2の突起326は、ブレーキシュー部材308のチャネル369、370内に配置されるとともに、チャネル369、370の端部388、389に近接して配置され得る。ロック解除位置では、拡大端部365、366は、制御ノブ62から離間され得、かつ/または(壁359との係合を介して)制御ノブ62に対して圧力を印加し得ない。いくつかの例では、時計回り方向へのブレーキノブ90の回転によって、第1の突起325および第2の突起326がチャネル369、370を通って拡大端部365、366に向かって移動し得る。第1の突起325および第2の突起326がチャネル369、370を通って時計回り方向に移動すると、アーム363、364の各々は、第1の突起325および第2の突起326とアーム363、364との係合により、軸379から壁359に向かって半径方向外側に移動し得る。いくつかの例では、ブレーキシュー部材308から制御ノブ62に加えられる圧力のこの漸進的な増加は、制御ノブ62に異なる度合いの制動を提供することができ、これにより、操作可能なデバイスの制御が可能となり得る。
図13および図14は、それぞれ、ロック位置にあるブレーキ機構300の上面図および上面部分断面図を示す。使用者がブレーキノブ90を図示の完全にロックされた位置まで回転させると、第1の突起325および第2の突起326は、ブレーキシュー部材308の凹部367、368内に位置決めされ得る。いくつかの例では、凹部367、368は、ブレーキノブ90を完全にロックされた位置に保持することを可能にし、使用者が最初に第1の突起325および第2の突起326を凹部367、368内に位置決めすると、可聴の「クリック」音が発生し得る。いくつかの例では、第1の突起325および第2の突起326を凹部367、368内に位置決めすることにより、ブレーキ機構300が完全にロックされた位置にあることを示す触覚フィードバックを使用者に提供し得る。デュアルストップ部材310は、ブレーキノブ90との係合を介して、使用者がブレーキノブ90を過剰に回転させることを防止し得る。第1の突起325および第2の突起326が凹部367、368内に位置決めされると、使用者は、制御ノブ62に加えられた制動を解放することなく、ブレーキノブ62を解放し得、これにより、操作可能デバイスの操作が容易になり、制動を制御するためにブレーキノブ90に対して圧力を維持することによる使用者の疲労が緩和され得る。
図15は、デュアルストップ部材1110の代替実施形態の斜視図を示す。デュアルストップ部材1110は、デュアルストップ部材310に関連して本明細書で説明した特徴のうちのいずれも含み得る。デュアルストップ部材1110は、中央部分1104と、第1の突起部1111と、中央ルーメン1105と、第2の突起部1112とを含む。第2のルーメン1106および第3のルーメン1107は、中央部分1104の両側の部分に、かつ中央ルーメン1105を跨いだ両側に配置され得る。第2のルーメン1106および第3のルーメン1107は、図16に示されるブレーキシュー部材1208のピン1290、1291を受容するように構成され得る。デュアルストップ部材1110は、ブレーキ機構300に組み込まれ得る。
図16は、ブレーキシュー部材1208の別の実施形態の斜視図を示す。ブレーキシュー部材1208は、中央ルーメン1260と、中央部分1250と、突出部1261、1262と、チャネル1269、1270と、拡大端部1265、1266を有するアーム1263、1264とを含み得る。ブレーキシュー部材308の特徴のいずれも、ブレーキシュー部材1208に含まれ得る。ピン1290、1291は、中央部分1250から外側に延在し得るとともに、デュアルストップ部材1110の第2のルーメン1106および第3のルーメン1107によって受容されるように構成され得る。ピン1290、1291は、ブレーキ機構300において使用されるとき、ブレーキシュー部材1208の構造的完全性を増加させ得る。
図17は、ブレーキシュー部材1308の別の代替実施形態の上面図を示す。ブレーキシュー部材1308は、中央ルーメン1360と、中央部分1350と、突出部1361、1362と、チャネル1369、1370と、拡大端部1365、1366を有するアーム1363、1364とを含み得る。ブレーキシュー部材308、1208の特徴のいずれも、ブレーキシュー部材1308に含まれ得る。拡大端部1365、1366はそれぞれ、拡大端部1365、1366の中央部分を貫通してそれぞれ延在するルーメン1385、1386を含み得る。ルーメン1385、1386は、凹部1367、1368の下に配置され得るとともに、ブレーキシュー部材1308のコンプライアンスを増加させ得る。いくつかの例では、ブレーキシュー部材1308は凹部1367、1368を含まなくてもよい。ブレーキシュー部材1308がブレーキ機構300において使用されるとき、ルーメン1385、1386は、ブレーキ機構を完全にロックされた位置に位置付けるために必要とされる力の量を減少させ得る。いくつかの例では、ボックス状の切り欠きまたはルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578は、ブレーキシュー1308、1408、1508に含まれてもよく、各ルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578は、正方形、円形、楕円形、多角形、または任意の他の形状であり得る。いくつかの例では、各ルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578は、凹部であり得るとともに、ブレーキシュー1308、1408、1508を完全に貫通して延在するルーメンの代わりに、ブレーキシュー1308、1408、1508を完全に貫通して延在していなくてもよい。各ルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578は、デュアルストップ310のタブ603、605等のデュアルストップの屈曲タブまたは他の突起を受容するように構成され得る。タブ603、605は、各ルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578内に押し込まれて、ブレーキアセンブリに追加の補強を提供することができる。ルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578を有する意図は、ブレーキシュー1308、1408、1508、1608が中央シャフト304に回転可能に連結されるように、ブレーキシューの補強を可能にすることである。この補強により、例えば、デュアルストップ310の追加の補強なしにプラスチック成形されたブレーキシューが変形して、中央シャフト304上でスリップするような、ブレーキシュー、デュアルストップ、またはその他の構成要素における故障の防止を可能にし得る。1つまたは複数のルーメン1377、1378、1477、1478、1577、1578は、本明細書に開示されるブレーキシューの実施形態のいずれかに組み込まれ得る。
図18は、ブレーキシュー部材1408の別の代替実施形態の上面図を示す。ブレーキシュー部材1408は、中央ルーメン1460と、中央部分1450と、突出部1461、1462と、チャネル1469、1470と、拡大端部1465、1466を有するアーム1463、1464とを含み得る。ブレーキシュー部材308、1208、1308の特徴のいずれも、ブレーキシュー部材1408に含まれ得る。ばねビーム1487、1488は、それぞれ、各チャネル1469、1470を通って延在するとともに、それぞれ、凹部1467、1468内に部分的に延在し得る。各ばねビーム1487、1488は、各凹部1467、1468内にそれぞれ延在し得る角度付き端部1481、1482をそれぞれ含み得る。ばねビーム1487、1488は、ブレーキ機構300をロックおよびロック解除するときに使用者への触覚フィードバックを増大させ得るとともに、ブレーキ機構300を完全ロック位置からロック解除位置に移行させるのに必要な力を低減し得る。各ばねビーム1487、1488は、それぞれ、各アーム1463、1464から離れた位置に向かってばね付勢され得る。ロック解除位置からロック位置に移行するために、突起325、326は、突起325、326が端部1481、1482に当たって端部1481、1482を凹部1467、1468内に押し込むまで、ばねビーム1487、1488に沿って進行する。ばねビーム1487、1488は、ナイロン、ガラス繊維/鉱物強化ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリブチレンテレフタレートポリマー材料(PBT)、他の射出成形可能なプラスチック、または当技術分野で公知の他の材料であり得る。
図19は、ブレーキシュー部材1508の別の代替実施形態の上面図を示す。ブレーキシュー部材1508は、中央ルーメン1560と、中央部分1550と、突出部1561、1562と、チャネル1569、1570と、拡大端部1565、1566を有するアーム1563、1564とを含み得る。ブレーキシュー部材308、1208、1308、1408の特徴のいずれも、ブレーキシュー部材1508に含まれ得る。アーム1563、1564の各凹部1567、1568は、拡大され得るとともに、各拡大端部1565、1566の一部から、各拡大端部1565、1566から離間した各アーム1563、1564の一部までそれぞれ延在し得る。凹部1567、1568を拡大することによって、使用者は、第1の突起325および第2の突起326の各々が各凹部1567、1568内にそれぞれ配置されている間に、ブレーキシュー部材1508によって制御ノブ62に加えられる圧力の量を調整し得る。ブレーキシュー1508は、第1の突起325および第2の突起326が各凹部1567、1568内に配置されているときに、ブレーキ機構がロック位置からロック解除位置に移行することなく、使用者がブレーキノブ90を解放することを可能にし、また、第1の突起325および第2の突起326が各凹部1567、1568内に配置されている間に、使用者がブレーキ機構300によって加えられる制動力の量を調整することを可能にする。
図20は、ブレーキシュー部材1608の別の代替実施形態の上面図を示す。ブレーキシュー部材1608は、中央ルーメン1660と、中央部分1650と、突出部1661、1662と、チャネル1669、1670と、アーム1663、1664とを含み得る。ブレーキシュー部材308、1208、1308、1408、1508の特徴のいずれも、ブレーキシュー部材1408に含まれ得る。各アーム1663、1664は、拡大中央部分1665、1666をそれぞれ含み得る。拡大中央部分1665は、突出部1662とアーム1663の端部1695との間に配置され得、拡大中央部分1666は、突出部1661とアーム1664の端部1696との間に配置され得る。アーム1663、1664の各凹部1667、1668は、それぞれ、各端部1695、1696に近接して配置され得るとともに、それぞれ、各拡大中央部分1665、1666から離間され得る。各拡大中央部分1665、1666は、制御ノブ62の壁359に係合して制御ノブ62を制動するように構成され得る。拡大中央部分1665、1666を凹部1667、1668から離間して配置することによって、各アーム1663、1664は、第1の突起325および第2の突起326が各凹部1667、1668内に位置決めされた状態でブレーキ機構300が完全ロック位置にあるときに、屈曲するか、または撓み得る。いくつかの例では、各アーム1663、1664は、第1の突起325および第2の突起326が各凹部1667、1668内に位置決めされたときに、ばね力をブレーキノブ90に加え得る。拡大中央部分1665、1666が各アーム1663、1664の中央部分にあるように示されているが、他の実施形態は、各アーム1663、1664の任意の領域に拡大部分を含み得る。
また、本明細書に記載される医療デバイスのいずれかは、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Submucosal Dissection)、癌治療、腎臓生検または切除もしくは膀胱生検または切除、組織の除去、切除、切開、高周波療法、および/またはアブレーションが必要とされる他の処置、または任意の他の治療処置もしくは診断処置等のための医療処置において使用され得ることを理解されたい。
本明細書で説明される様々な態様は、処置時間の短縮、組織治療の有効性の向上、被検者へのリスクの低減などに役立ち得る。本明細書で説明される種々のシステムおよびデバイスは、内視鏡等の操作可能カテーテルデバイスの操作を促進し得、動作中の使用者の疲労を低減し得る。
上述の例示的な実施形態は、操作可能なカテーテル医療デバイスに関連して開示されているが、当業者であれば、上述の原理は、任意の医療デバイスまたは医療方法に適用することができ、特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲から逸脱することなく、異なる方法で実施することができることを理解するであろう。特に、製造技術および材料を含む構造上の詳細は、十分に当業者の理解の範囲内であり、本明細書では詳細に説明していない。これらおよび他の修正形態および変形形態は、十分に本開示の範囲内であるとともに、当業者によって想定および実施され得る。
さらに、特定の例示的な実施形態が本明細書においてまとめて例示および説明されているかもしれないが、同一または同様の目的を達成するように設計された任意の後続の構成が、本明細書において説明および図示されている特定の実施形態に置き換えられ得ることを理解されたい。本開示は、様々な実施形態のありとあらゆる後続の適応または変形を包含することが意図される。上記の実施形態の組合せ、および本明細書に具体的に記載されていない他の実施形態は、説明を検討すれば当業者に明らかになるであろう。
本開示の原理は、特定の用途のための例示的な態様を参照して本明細書で説明されているが、本開示はこれに限定されないことを理解されたい。当業者および本明細書で提供される教示へのアクセスを有する者は、追加の修正、適用、態様、および均等物の置換がすべて本明細書で説明される態様の範囲内にあることを認識するであろう。従って、本開示は、前述の説明によって限定されるものと見なされるべきではない。
本開示の他の例示的な実施形態は、本明細書の詳細な説明および本明細書に開示される例示的な実施形態の実施を考慮すれば、当業者には明らかであろう。明細書および例は、例示的なものに過ぎず、以下の特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく、形態および詳細の変更を行うことができることが意図されている。

Claims (15)

  1. 医療デバイス用の操作システムであって、
    中心長手方向軸を有する第1の駆動部材と、
    前記第1の駆動部材を貫通して延在する中央シャフトと、
    前記第1の駆動部材に連結された制御ノブと、
    前記中央シャフトに連結されるとともに、第1の突起を含むブレーキノブと、
    前記制御ノブと前記ブレーキノブとの間で前記中央シャフトに連結されたブレーキシュー部材であって、前記第1の突起が前記ブレーキシュー部材の第1のチャネル内に配置されている、前記ブレーキシュー部材と、を備え、
    前記第1の突起は、前記ブレーキノブが第1の方向に回転されるときに、前記ブレーキシュー部材に係合して、前記ブレーキシュー部材の第1のアームを前記制御ノブの壁に向かって前記中心長手方向軸に対して半径方向外側に移動させるように構成され、
    前記第1のアームは、前記ブレーキノブが前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転されるときに、前記制御ノブの前記壁から離れるように移動するように構成される、操作システム。
  2. 前記中央シャフトに連結されるとともに、前記ブレーキシュー部材と前記制御ノブとの間に配置されたデュアルストップ部材をさらに備える、請求項1に記載の操作システム。
  3. 前記デュアルストップ部材は、前記制御ノブおよび前記ブレーキノブの回転を制限するように構成される、請求項1または2に記載の操作システム。
  4. 前記デュアルストップ部材は、少なくとも1つのピンを介して前記ブレーキシュー部材に連結されている、請求項2または3に記載の操作システム。
  5. 前記ブレーキノブは、第2の突起をさらに含んでおり、
    前記ブレーキシュー部材は、第2のアームと、第2のチャネルとを含んでおり、
    前記第2の突起は、前記第2のチャネル内に配置されているとともに、前記ブレーキノブが前記第1の方向に回転されるときに、前記ブレーキシュー部材に係合して、前記第2のアームを前記制御ノブの前記壁に向かって前記中心長手方向軸に対して半径方向外側に移動させるように構成される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作システム。
  6. 前記制御ノブは凹部を含み、前記凹部は、前記ブレーキシュー部材および前記第1の突起を受容する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の操作システム。
  7. 前記ブレーキシューは、
    前記中央シャフトを受容するように構成されたルーメンを含む中央部分と、
    前記中央部分から前記中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第1の突出部と、
    前記中央部分から前記中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第2の突出部と、
    前記第1の突出部から外側に延在する前記第1のアームであって、前記第1のアームは、前記中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第1の拡大端部および第1の凹部を含んでいる、前記第1のアームと、
    前記第2の突出部から外側に延在する第2のアームであって、前記第2のアームは、前記中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第2の拡大端部および第2の凹部を含んでいる、前記第2のアームと、を含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の操作システム。
  8. 前記ブレーキノブは第2の突起を含んでおり、前記第1の凹部は前記第1の突起を受容するように構成され、前記第2の凹部は前記第2の突起を受容するように構成される、請求項7に記載の操作システム。
  9. 前記第1の拡大端部は、前記壁に係合するように構成された粗面、溝、および/または歯を含んでおり、前記第2の拡大端部は、前記壁に係合するように構成された粗面、溝、および/または歯を含んでいる、請求項7または8に記載の操作システム。
  10. 前記ブレーキシューは、
    前記第1のアームから延在するとともに、前記第1の凹部内に少なくとも部分的に延在する第1のばねビームと、
    前記第2のアームから延在するとともに、前記第2の凹部内に少なくとも部分的に延在する第2のばねビームと、をさらに含む、請求項7に記載の操作システム。
  11. 前記ブレーキシューは、
    前記第1の拡大端部を貫通して延在する第1のルーメンと、
    前記第2の拡大端部を貫通して延在する第2のルーメンと、を含む、請求項7乃至10のいずれか一項に記載の操作システム。
  12. 前記第1の凹部は、前記第1の拡大端部から、該拡大端部から離間した前記第1のアームの一部まで延在する、請求項7に記載の操作システム。
  13. 前記ブレーキシュー部材は、
    前記中央シャフトを受容するように構成されたルーメンを含む中央部分と、
    前記中央部分から前記中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第1の突出部と、
    前記中央部分から前記中心長手方向軸に対して半径方向外側に延在する第2の突出部と、
    前記第1の突出部から外側に延在する前記第1のアームであって、前記第1のアームは、前記中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第1の端部と、前記第1の端部と前記第1の突出部との間に配置された第1の拡大部分と、前記第1の端部に近接した第1の凹部とを含んでいる、前記第1のアームと、
    前記第2の突出部から外側に延在する第2のアームであって、前記第2のアームは、前記中央シャフトに対向して湾曲するとともに、第2の端部と、前記第2の端部と前記第2の突出部との間に配置された第2の拡大部分と、前記第2の端部に近接する第2の凹部とを含んでいる、前記第2のアームと、を含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の操作システム。
  14. 前記第1の突起は、前記中央シャフトから離間している、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の操作システム。
  15. 前記第1のアームは、前記中心長手方向軸の周囲に円周方向に延在している、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の操作システム。
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