JP2024520712A - サイドリンクベースの測位のためのユーザ機器アンカー能力表示 - Google Patents

サイドリンクベースの測位のためのユーザ機器アンカー能力表示 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、第1のユーザ機器(UE)は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージであって、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、能力照会メッセージをネットワークエンティティから受信し、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信し、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。

Description

本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、サイドリンクベースの測位に関する。
ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(暫定2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、および第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)またはWiMax)を含む、様々な世代を通じて発展している。現在、セルラーシステムおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用中の多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
ニューラジオ(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度、より多数の接続、およびより良好なカバレージが求められている。5G規格は、次世代モバイルネットワークアライアンスによれば、毎秒数十メガビットのデータレートを数万人のユーザの各々に提供するように設計され、オフィスフロアにおける数十人の就業者に毎秒1ギガビットを提供する。大規模なセンサ展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
特に、5Gの増大したデータレートおよび短縮されたレイテンシを活用して、車両の間、車両と路側基盤との間、車両と歩行者との間などのワイヤレス通信などの自律運転適用例をサポートするために、ビークルツーエブリシング(V2X)通信技術が実装されつつある。
以下は、本明細書で開示する1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する主要もしくは重要な要素を識別するか、または任意の特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきでもない。したがって、以下の概要は、以下で提示する詳細な説明に先立って、本明細書で開示するメカニズムに関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を、簡略化された形態で提示するという唯一の目的を有する。
一態様では、第1のユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信するステップであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ステップと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信するステップとを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、ネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信するステップであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ステップと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信するステップとを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、第1のユーザ機器(UE)は、メモリと、メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信することであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信することとを行うように構成され、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、ネットワークノードは、メモリと、メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信することであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信することとを行うように構成され、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、第1のユーザ機器(UE)は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信するための手段であって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、手段と、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信するための手段とを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、ネットワークノードは、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信するための手段であって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、手段と、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信するための手段とを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージであって、第1のユーザ機器(UE)がサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、能力照会メッセージをネットワークノードから受信するように第1のUEに指示する少なくとも1つの命令と、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信するように第1のUEに指示する少なくとも1つの命令とを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージであって、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信するようにネットワークノードに指示する少なくとも1つの命令と、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信するようにネットワークノードに指示する少なくとも1つの命令とを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
本明細書で開示する態様に関連する他の目的および利点が、添付図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかとなろう。
添付図面は、本開示の様々な態様の説明の助けとなるために提示され、態様の限定ではなく態様の説明のためだけに提供される。
本開示の態様による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 本開示の態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 本開示の態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 ユーザ機器(UE)において採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 基地局において採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 ネットワークエンティティにおいて採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 本開示の態様による、ユニキャストサイドリンク確立をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。 本開示の態様による、例示的なサイドリンク測距および測位手順を示す図である。 本開示の態様による、ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順の一例を示す図である。 本開示の態様による、ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順の別の例を示す図である。 本開示の態様による、例示的な測位アンカー能力情報要素を示す図である。 本開示の態様による、UEのアンカー能力ステータスを要求して提供するために2つのUEの間で交換され得る例示的な情報要素を示す図である。 本開示の態様による、UEのアンカー能力ステータスを要求して提供するために2つのUEの間で交換され得る例示的な情報要素を示す図である。 本開示の態様による、UEのアンカー能力ステータスを要求して提供するためにUEとネットワークエンティティとの間で交換され得る例示的な情報要素を示す図である。 本開示の態様による、UEのアンカー能力ステータスを要求して提供するためにUEとネットワークエンティティとの間で交換され得る例示的な情報要素を示す図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法を示す図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法を示す図である。 本明細書で教示されるようにワイヤレス通信動作をサポートするように構成された様々な装置の簡略化されたブロック図である。 本明細書で教示されるようにワイヤレス通信動作をサポートするように構成された様々な装置の簡略化されたブロック図である。 本明細書で教示されるようにワイヤレス通信動作をサポートするように構成された様々な装置の簡略化されたブロック図である。 本明細書で教示されるようにワイヤレス通信動作をサポートするように構成された様々な装置の簡略化されたブロック図である。
サイドリンク測位手順(位置付けられるUEを含む複数のUEの間で交換されたワイヤレス信号に基づいて1つまたは複数のUEを位置付けるための測位手順)の間に1つまたは複数の他のユーザ機器(UE)と交換されたワイヤレス信号に基づいてUEがそのロケーションを決定するために、他のUEのうちの少なくとも1つは、そのロケーションを(ロケーション決定に対する「アンカー」として役立てるための)UEに提供することができるべきである。同様に、ネットワークエンティティが複数のUEの間でサイドリンク測位手順を管理する場合、どのUEがサイドリンク測位手順に参加するべきであるかを決定するための前提条件は、存在する場合、UEのうちのどれがアンカーとして役立つことができるかを知っていることである。そのため、UEがサイドリンク測位手順に対するアンカーとして役立つことができるかどうかをUEがネットワークおよび/または他のUEに通知するためのメカニズムを有することは、測位手順が、アンカーとして役立つ能力を有しないことを示すUEに対して試みられない限り、より良好な測位を可能にする。本開示は、サイドリンク測位手順に対するアンカーとして役立つその能力を、UEがネットワーク(および/または他のUE)に通知するシグナリングメカニズムを提供する。伝達される情報は、アンカーとして役立つUEの能力、そのロケーション、ロケーションの正確さ、およびワイヤレス信号の測定結果を他のUEから受信することに基づいてサイドリンク測位計算を実行するその能力を示すパラメータを含み得る。1つまたは複数の例では、これらのパラメータを構成するために使用される情報要素は、既存のメッセージの中に組み込まれてもよく、またはサイドリンク測位に固有の新しいメッセージの一部として組み込まれてもよい。
本開示のメカニズムは、サイドリンク測位手順に対するアンカーとして役立つUEの能力を、UEが提供することを可能にし、かつネットワークノード(基地局、ロケーションサーバ、または別のUE)が受信することを可能にする。それにより、本開示のメカニズムは、測位手順が、アンカーとして役立つことができないことを示すUEに対して試みられない限り、より良好な測位を可能にし、それにより不必要なシグナリングを低減する。
本開示の追加の態様は、例示の目的で提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲を逸脱することなく、代替の態様が考案され得る。追加として、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細には説明されないか、または省略される。
「例示的」および/または「例」という語は、本明細書では、「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明する特徴、利点または動作モードを含むことを必要とするとは限らない。
以下で説明する情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明する様々なアクションが、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、プログラム命令が1つもしくは複数のプロセッサによって実行されることによって、またはその両方の組合せによって実行され得ることが認識されよう。追加として、本明細書で説明するアクションのシーケンスは、実行時に、本明細書で説明する機能性を、デバイスの関連するプロセッサに実行させることになるかまたは実行するように命令することになる、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求する主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現され得る。加えて、本明細書で説明する態様の各々に対して、任意のそのような態様の対応する形態が、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明されることがある。
本明細書で使用する「ユーザ機器」(UE)、「車両UE」(V-UE)、「歩行者UE」(P-UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であること、またはさもなければそうしたRATに限定されることは、意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、車両に搭載されたコンピュータ、車両ナビゲーションデバイス、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、アセットロケーティングデバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であってよい。UEはモバイルであってよく、または(たとえば、いくつかの時間において)静止していてよく、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用する「UE」という用語は、「モバイルデバイス」、「アクセス端末」もしくは「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」もしくはUT、「モバイル端末」、「移動局」、またはそれらの変形として互換的に呼ばれることがある。
V-UEは、UEの1つのタイプであり、ナビゲーションシステム、警告システム、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、オンボードコンピュータ、車両内情報システム、自動運転システム(ADS)、先進運転支援システム(ADAS)などの、任意の車両内ワイヤレス通信デバイスであってよい。代替として、V-UEは、車両の運転者または車両の中の同乗者によって携帯されるポータブルワイヤレス通信デバイス(たとえば、セルフォン、タブレットコンピュータなど)であってよい。「V-UE」という用語は、文脈に応じて、車両内ワイヤレス通信デバイスまたは車両自体を指すことがある。P-UEとはUEのタイプであり、歩行者(すなわち、車両を運転していないかまたは車両に乗っていないユーザ)によって携帯されるポータブルワイヤレス通信デバイスであってよい。サイドリンクUE(SL-UE)は、サイドリンク通信が可能なUEの任意のタイプであり、V-UE、P-UE、または別のタイプのUE(たとえば、IoTデバイス)であり得る。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEはインターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEに接続され得る。当然、有線アクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワーク、その他を介するなどして、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに可能である。
基地局は、UEがその中に展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作してよく、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、ニューラジオ(NR)ノードB(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)などと呼ばれることがある。基地局は、サポートされるUEのためのデータ接続、音声接続、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために主に使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、基地局は、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通じて信号を基地局へ送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通じて信号をUEへ送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)チャネルまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用するトラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネル、またはDL/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
「基地局」という用語は、単一の物理的な送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされてもまたはされなくてもよい複数の物理的なTRPを指すことがある。たとえば、「基地局」という用語が単一の物理的なTRPを指す場合、その物理的なTRPは、基地局のセル(または、いくつかのセルセクタ)に対応する、基地局のアンテナであってよい。「基地局」という用語が、コロケートされている複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合の)アンテナのアレイであってよい。「基地局」という用語が、コロケートされていない複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、分散アンテナシステム(DAS:distributed antenna system)(移送媒体を介して共通のソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)、またはリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)(サービング基地局に接続された遠隔の基地局)であってよい。代替として、コロケートされていない物理的なTRPは、UE、およびUEがその基準無線周波数(RF)信号を測定している隣接する基地局から、測定報告を受信するサービング基地局であってよい。TRPは基地局がそこからワイヤレス信号を送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用するとき、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPに言及するものとして理解されるべきである。
UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがあるが(たとえば、UEのためのデータ接続、音声接続、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがあるが)、代わりに、UEによって測定されるように基準RF信号をUEへ送信することがあり、かつ/またはUEによって送信された信号を受信および測定することがある。そのような基地局は、測位ビーコン(たとえば、RF信号をUEへ送信するとき)、および/またはロケーション測定ユニット(たとえば、UEからのRF信号を受信および測定するとき)と呼ばれることがある。
「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通じて情報を移送する、所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用する送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機へ送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通じたRF信号の伝搬特性に起因して、送信された各RF信号に対応する複数の「RF信号」を受信することがある。送信機と受信機との間の異なる経路上での、送信された同じRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用するRF信号は、「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことが文脈から明確である場合、「ワイヤレス信号」または単に「信号」と呼ばれることもある。
図1は、本開示の態様による例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)は、様々な基地局102(「BS」とラベル付けされる)および様々なUE104を含んでよい。基地局102は、マクロセル基地局(大電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(小電力セルラー基地局)を含んでよい。一態様では、マクロセル基地局102は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに相当するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに相当するgNB、あるいはその両方の組合せを含んでよく、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含んでよい。
基地局102は、RANを集合的に形成してよく、バックホールリンク122を通じてコアネットワーク174(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))と、およびコアネットワーク174を通じて1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーン位置特定(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))にインターフェースし得る。ロケーションサーバ172は、コアネットワーク174の一部であってよく、またはコアネットワーク174の外部にあってもよい。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数に関係する機能を実行し得る。基地局102は、有線またはワイヤレスであってよいバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通じて)互いに通信し得る。
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルが、各地理的カバレージエリア110の中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、いくつかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じかまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI:physical cell identifier)、拡張セル識別子(ECI:enhanced cell identifier)、仮想セル識別子(VCI:virtual cell identifier)、セルグローバル識別子(CGI:cell global identifier)など)に関連付けられてよい。場合によっては、異なるセルが、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成されてよい。セルが特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理通信エンティティおよびそれをサポートする一方または両方の基地局を指すことがある。場合によっては、「セル」という用語は、地理的カバレージエリア110のいくつかの部分内での通信のためにキャリア周波数が検出および使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指すこともある。
マクロセル基地局102に隣接しながら、地理的カバレージエリア110は(たとえば、ハンドオーバ領域の中で)部分的に重複することがあり、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、もっと大きい地理的カバレージエリア110によって大幅に重複されることがある。たとえば、スモールセル基地局102'(「スモールセル」の代わりに「SC」とラベル付けされる)は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110と大幅に重複する地理的カバレージエリア110'を有することがある。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークと呼ばれることがある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)と呼ばれる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含んでよい。
基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通じてよい。キャリアの割振りは、ダウンリンクおよびアップリンクに対して非対称であってよい(たとえば、アップリンク用よりも多数または少数のキャリアがダウンリンク用に割り振られてよい)。
ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)の中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含んでよい。無認可周波数スペクトルの中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)またはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実行し得る。
スモールセル基地局102'は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトルの中で動作し得る。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル基地局102'は、LTEまたはNR技術を採用してよく、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用してよい。無認可周波数スペクトルの中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大し得、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。無認可スペクトルの中でのNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトルの中でのLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA:licensed assisted access)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信しておりミリ波(mmW)周波数および/または準mmW周波数の中で動作し得るmmW基地局180をさらに含んでよい。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルの中のRFの部分である。EHFは、範囲が30GHz~300GHzであり、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域の中の電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、波長が100ミリメートルである3GHzの周波数まで下に広がってよい。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる3GHzと30GHzとの間に広がる。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が大きく距離が比較的短い。mmW基地局180およびUE182は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102もmmWまたは準mmWおよびビームフォーミングを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の例示が例にすぎず、本明細書で開示する様々な態様を限定すると解釈されるべきでないことが諒解されよう。
送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。従来より、ネットワークノード(たとえば、基地局)はRF信号をブロードキャストするとき、信号をすべての方向に(全指向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングを伴うと、ネットワークノードは、(送信しているネットワークノードに対して)所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)がどこに位置するのかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それによって、(データレートに関して)もっと高速かつ強力なRF信号を受信デバイスにもたらす。送信するときにRF信号の指向性を変えるために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々においてRF信号の位相および相対振幅を制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、実際にアンテナを動かすことなく異なる方向における点に「ステアリング」され得るRF波のビームを作成するアンテナのアレイ(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)を使用してよい。詳細には、望ましくない方向における放射を抑圧するように除去しながら、別個のアンテナからの電波が一緒に加えられて所望の方向における放射を大きくするように、適切な位相関係を伴って送信機からのRF電流が個々のアンテナに給電される。
送信ビームは、ネットワークノード自体の送信アンテナが物理的にコロケートされているか否かにかかわらず、受信機(たとえば、UE)には送信ビームが同じパラメータを有するように見えることを意味する、擬似コロケートされ得る。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL:quasi-co-location)関係がある。詳細には、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号についてのいくつかのパラメータがソースビーム上のソース基準RF信号についての情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、および遅延スプレッドを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよびドップラースプレッドを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよび平均遅延を推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅するように(たとえば、そうしたRF信号の利得レベルを大きくするように)、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を大きくすることおよび/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機がいくつかの方向にビームフォーミングすると言われるとき、そのことは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に比べて大きいこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームの、その方向におけるビーム利得と比較して最大であることを意味する。このことは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉+雑音比(SINR)など)をもたらす。
送信および受信ビームは空間関係があり得る。空間関係とは、第2の参照信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)に対するパラメータが、第1の参照信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)についての情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク参照信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用してよい。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、アップリンク参照信号(たとえば、サウンディング参照信号(SRS))をその基地局へ送るための送信ビームを形成することができる。
「ダウンリンク」ビームが、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであってよいことに留意されたい。たとえば、基地局が参照信号をUEへ送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームはダウンリンク参照信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであってよい。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、アップリンクビームはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、アップリンクビームはアップリンク送信ビームである。
電磁スペクトルはしばしば、周波数/波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどへと再分割される。5G NRでは、2つの初期の動作帯域が、周波数範囲の呼称FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として特定されている。FR1の一部分は6GHzよりも高いが、FR1は、しばしば、様々な文書および論文において(互換的に)「サブ6GHz」帯域と呼ばれることを理解されたい。同様の命名法上の問題がFR2に関して生じることがあり、これは、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域として特定される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、しばしば、文書および論文において(互換的に)「ミリメートル波」帯域と呼ばれる。
FR1とFR2との間の周波数は、しばしば、中間帯域周波数と呼ばれる。最近の5G NR研究では、これらの中間帯域周波数のための動作帯域を、周波数範囲指定FR3(7.125GHz~24.25GHz)として識別している。FR3内に収まる周波数帯域は、FR1特性および/またはFR2特性を継承してよく、したがって、FR1および/またはFR2の特徴を中間帯域周波数へ有効に拡張してよい。さらに、より高い周波数帯域が、52.6GHzを超えて5G NR動作を拡張するために現在探求されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が周波数範囲指定FR4aまたはFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、およびFR5(114.25GHz~300GHz)として識別されている。これらのより高い周波数帯域の各々が、EHF帯域内に収まる。
上記の態様を念頭において、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であり得るか、FR1内であり得るか、または中間帯域周波数を含み得る周波数を広く表す場合があることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリ波」などの用語が、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含み得るか、FR2、FR4、FR4-aもしくはFR4-1、および/またはFR5内にあり得るか、あるいはEHF帯域内にあり得る周波数を、広く表す場合があることを理解されたい。
5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアとは、UE104/182およびセルによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアであり、UE104/182は、初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実行すること、またはRRC接続再確立プロシージャを開始することのいずれかを行う。1次キャリアは、すべての共通制御チャネルおよびUE固有制御チャネルを搬送し、認可周波数の中のキャリアであってよい(ただし、このことは常に事実であるとは限らない)。2次キャリアとは、UE104とアンカーキャリアとの間でRRC接続が確立されると構成されてよく、かつ追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。場合によっては、2次キャリアは無認可周波数の中のキャリアであってよい。1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が通常はUE固有であるので、2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号しか含まなくてよく、たとえば、UE固有であるシグナリング情報および信号は2次キャリアの中に存在しなくてよい。このことは、セルの中の異なるUE104/182が異なるダウンリンク1次キャリアを有してよいことを意味する。アップリンク1次キャリアについて同じことが当てはまる。ネットワークは、任意のUE104/182の1次キャリアをいつでも変更することができる。このことは、たとえば、異なるキャリア上での負荷のバランスをとるために行われる。(PCellまたはSCellにかかわらず)「サービングセル」が、いくつかの基地局がそれを介して通信中であるキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つがアンカーキャリア(すなわち「PCell」)であってよく、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数が2次キャリア(「SCell」)であってよい。複数のキャリアの同時送信および/または同時受信は、UE104/182がそのデータ送信レートおよび/またはデータ受信レートを著しく高めることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおけるアグリゲートされた2つの20MHzキャリアは、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して理論的にデータレートの2倍の増大(すなわち、40MHz)に至ることになる。
図1の例では、図示したUE(簡単のために単一のUE104として図1に示す)のうちのいずれかは、1つまたは複数の地球周回スペースビークル(SV:space vehicle)112(たとえば、衛星)からの信号124を受信し得る。一態様では、SV112は、UE104がロケーション情報の独立したソースとして使用することができる、衛星測位システムの一部であり得る。衛星測位システムは、通常、送信機から受信される測位信号(たとえば、信号124)に少なくとも部分的に基づいて、受信機(たとえば、UE104)が地球上または地球の上方のそれらのロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステム(たとえば、SV112)を含む。そのような送信機は、通常、設定されたチップ数の反復する擬似ランダム雑音(pseudo-random noise: PN)コードを用いてマークされた信号を送信する。通常はSV112の中に位置するが、送信機は、時々、地上ベースの制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置することがある。UE104は、SV112からのジオロケーション情報を導出するための信号124を受信するように特に設計された1つまたは複数の専用受信機を含んでよい。
衛星測位システムでは、信号124の使用は、1つもしくは複数の世界的および/もしくは地域的なナビゲーション衛星システムを伴う使用に関連し得るか、またはそうした使用のために別のやり方で有効化され得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によって補強され得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーション、またはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN)などの、完全性情報、差分補正などを提供するオーグメンテーションシステムを含んでよい。したがって、本明細書で使用する衛星測位システムは、そのような1つまたは複数の衛星測位システムに関連する、1つまたは複数の世界的および/または地域的なナビゲーション衛星の任意の組合せを含んでよい。
一態様では、SV112は、追加または代替として、1つまたは複数の非地上波ネットワーク(NTN:non-terrestrial network)の一部であり得る。NTNでは、SV112は、地上局(earth station)(地上局(ground station)、NTNゲートウェイ、またはゲートウェイとも呼ばれる)に接続され、地上局は次に、(地上波アンテナなしの)修正された基地局102、または5GCにおけるネットワークノードなど、5Gネットワークにおける要素に接続される。この要素は次に、5Gネットワークにおける他の要素への、ならびに最終的に、インターネットウェブサーバおよび他のユーザデバイスなど、5Gネットワークの外部のエンティティへのアクセスを提供することになる。そのようにして、UE104は、地上波基地局102からの通信信号の代わりに、またはそれに加えて、SV112から通信信号(たとえば、信号124)を受信し得る。
特に、NRの増大したデータレートおよび短縮されたレイテンシを活用して、車両の間(車両間(V2V))、車両と路側基盤との間(車両対基盤(V2I))、および車両と歩行者との間(車両対歩行者(V2P))の、ワイヤレス通信などのインテリジェントトランスポートシステム(ITS)適用例をサポートするために、ビークルツーエブリシング(V2X)通信技術が実装されつつある。その目標とは、車両が、車両の周囲の環境を感知できること、ならびに他の車両、基盤、およびパーソナルモバイルデバイスにその情報を通信できることである。そのような車両通信は、現在の技術が提供できない安全性、モビリティ、および環境の向上を可能にする。完全に実施されると、本技術は、障害が生じていない車両の衝突を80%だけ減らすことが期待される。
まだ図1を参照すると、ワイヤレス通信システム100は、(たとえば、Uuインターフェースを使用して)通信リンク120を介して基地局102と通信し得る複数のV-UE160を含んでよい。V-UE160はまた、ワイヤレスサイドリンク162を介して互いに直接、ワイヤレスサイドリンク166を介して路側アクセスポイント164(「路側ユニット」とも呼ばれる)と、またはワイヤレスサイドリンク168を介してSL-UE106と通信し得る。ワイヤレスサイドリンク(または、単に「サイドリンク」)は、通信が基地局を通る必要なく2つ以上のUE間の直接通信を可能にする、コアセルラー(たとえば、LTE、NR)規格の適合である。サイドリンク通信はユニキャストまたはマルチキャストであってよく、デバイス間(D2D)媒体共有、V2V通信、V2X通信(たとえば、セルラーV2X(cV2X)通信、拡張V2X(eV2X)通信など)、緊急救援用途などのために使用されてよい。サイドリンク通信を利用するV-UE160のグループのうちの1つまたは複数は、基地局102の地理的カバレージエリア110内にあってよい。そのようなグループの中の他のV-UE160は、基地局102の地理的カバレージエリア110の外側にあってよく、またはさもなければ基地局102からの送信を受信できないことがある。場合によっては、サイドリンク通信を介して通信するV-UE160のグループは、各V-UE160がグループの中のあらゆる他のV-UE160へ送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。場合によっては、基地局102が、サイドリンク通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、サイドリンク通信は、基地局102の関与なしにV-UE160間で実行される。
一態様では、サイドリンク162、166、168は、対象のワイヤレス通信媒体上で動作してよく、そうしたワイヤレス通信媒体は、他の車両および/またはインフラストラクチャアクセスポイント、ならびに他のRATの間の他のワイヤレス通信と共有され得る。「媒体」は、1つまたは複数の送信機/受信機ペアの間のワイヤレス通信に関連する、(たとえば、1つまたは複数のキャリアにわたる1つまたは複数のチャネルを包含する)1つまたは複数の時間、周波数、および/または空間通信リソースから構成され得る。
一態様では、サイドリンク162、166、168は、cV2Xリンクであってよい。LTEにおいて第1世代のcV2Xが規格化されており、NRにおいて次世代が規定されると予想される。cV2Xは、デバイス間通信も可能にするセルラー技術である。米国および欧州では、cV2Xは、サブ6GHzにおける認可ITS帯域の中で動作すると予想される。他の国々では他の帯域が割り振られることがある。したがって、特定の例として、サイドリンク162、166、168によって利用される対象の媒体は、サブ6GHzの認可ITS周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。ただし、本開示は、この周波数帯域またはセルラー技術に限定されない。
一態様では、サイドリンク162、166、168は、専用短距離通信(DSRC:dedicated short-range communications)リンクであってよい。DSRCは、V2V、V2I、およびV2P通信のための、IEEE802.11pとも呼ばれる車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)プロトコルを使用する、一方向または二方向の、短距離~中距離のワイヤレス通信プロトコルである。IEEE802.11pは、IEEE802.11規格の承認された補正書であり、米国では5.9GHz(5.85~5.925GHz)の認可ITS帯域の中で動作する。欧州では、IEEE802.11pは、ITS G5A帯域(5.875~5.905MHz)の中で動作する。他の国々では他の帯域が割り振られることがある。上記で手短に説明したV2V通信は、米国では一般に安全の目的に専用の10MHzチャネルである安全チャネル(Safety Channel)上で行われる。DSRC帯域の残り(総帯域幅は75MHzである)は、道路法規、通行料徴収、駐車自動化などの、運転者を対象とする他のサービスに向けられる。したがって、特定の例として、サイドリンク162、166、168によって利用される対象の媒体は、5.9GHzの認可ITS周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。
代替として、対象の媒体は、様々なRATの間で共有される無認可周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。異なる認可周波数帯域が、(たとえば、米国における連邦通信委員会(FCC)などの政府機関によって)いくつかの通信システムのために確保されているが、これらのシステム、特にスモールセルアクセスポイントを採用するシステムは、最近、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術、最も著しくは、一般に「Wi-Fi」と呼ばれるIEEE802.11x WLAN技術によって使用される、無認可国内情報インフラストラクチャ(U-NII:Unlicensed National Information Infrastructure)帯域などの無認可周波数帯域に動作を拡張している。このタイプの例示的なシステムは、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システムなどの様々な変形態を含む。
V-UE160間の通信はV2V通信と呼ばれ、V-UE160と1つまたは複数の路側アクセスポイント164との間の通信はV2I通信と呼ばれ、V-UE160と1つまたは複数のUE104(ここで、UE104はP-UEである)との間の通信はV2P通信と呼ばれる。V-UE160間のV2V通信は、たとえば、V-UE160の位置、速度、加速度、進行方向、および他の車両データについての情報を含んでよい。1つまたは複数の路側アクセスポイント164からV-UE160において受信されるV2I情報は、たとえば、道路法規、駐車自動化情報などを含んでよい。V-UE160とUE104との間のV2P通信は、たとえば、V-UE160の位置、速度、加速度、および進行方向、ならびにUE104の位置、速度(たとえば、UE104が自転車上のユーザによって携帯される場合)、および進行方向についての情報を含んでよい。
図1はV-UE(V-UE160)としてUEのうちの2つと、SL-UE(SL-UE106)としてUEのうちの1つとを示すのみであるが、他の図示したUE(たとえば、UE104、152、182、190)のいずれもV-UEまたはSL-UEであってよいことに留意されたい。加えて、サイドリンクを介して接続されるものとしてV-UE160および単一のSL-UE106しか図示されていないが、V-UE、P-UEなどにかかわらず、図1に示すUEのいずれもサイドリンク通信が可能であり得、それゆえSL-UEの例であり得る。さらに、UE182のみがビームフォーミング可能であると説明されたが、V-UE160およびSL-UE106を含む、図示したUEのいずれもビームフォーミング可能であり得る。V-UE160およびSL-UE106がビームフォーミングが可能である場合、それらは、互いに向かって(すなわち、他のV-UE160およびSL-UE106に向かって)、路側アクセスポイント164に向かって、他のUE(たとえば、UE104、106、152、182、190)に向かってなどでビームフォーミングしてよい。したがって、場合によっては、V-UE160およびSL-UE106は、サイドリンク162、166、および168上でビームフォーミングを利用してよい。
一態様では、V-UE160およびSL-UE106は、V-UE160およびSL-UE106が本明細書で説明するサイドリンク通信動作を実行することを可能にし得るサイドリンク構成要素108を含む。V-UE160およびSL-UE106だけがサイドリンク構成要素108を含むとして示されているが、図1のUE(および、サイドリンク通信をサポートする基地局)のうちのいずれかが、サイドリンク通信108を含み得ることに留意されたい。
ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含んでよい。図1の例では、UE190は、基地局102のうちの1つに接続されたSL-UE106とのD2D P2Pリンク192(たとえば、それを通じてUE190がセルラー接続性を間接的に取得し得る)、およびWLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194(それを通じてUE190がWLANベースのインターネット接続性を間接的に取得し得る)を有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTEダイレクト(LTE-D)、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)などの、よく知られている任意のD2D RATを用いてサポートされ得る。別の例として、D2D P2Pリンク192および194は、サイドリンク162、166、および168に関して上記で説明したようなサイドリンクであってよい。
図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、5GC210(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)は、協働的に動作してコアネットワークを形成する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)として機能的に見られ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213および制御プレーンインターフェース(NG-C)215は、gNB222を5GC210に、詳細には、それぞれ、ユーザプレーン機能212および制御プレーン機能214に接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215およびユーザプレーン機能212へのNG-U213を介して、5GC210に接続されてよい。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有することがあるが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または、その両方)は、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)と通信し得る。
別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがあるロケーションサーバ230を含んでよい。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク5GC210を介して、および/またはインターネット(図示せず)を介して、ロケーションサーバ230に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素の中に統合されてよく、または代替として、コアネットワークの外部にあってもよい(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなどの、サードパーティのサーバ)。
図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2Aの中の5GC210に相当し得る)5GC260は、協働的に動作してコアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能として機能的に見られ得る。AMF264の機能は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、合法的傍受、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間でのセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過型プロキシサービス、アクセス認証およびアクセス許可、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間でのショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポート、ならびにセキュリティアンカー機能性(SEAF)を含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と相互作用し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間鍵を受信する。UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合には、AMF264はAUSFからセキュリティマテリアルを取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、アクセスネットワーク固有鍵を導出するためにSCMが使用する鍵をSEAFから受信する。AMF264の機能性はまた、規制上のサービスのためのロケーションサービス管理、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、NG-RAN220とLMF270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、発展型パケットシステム(EPS)と相互作用するためのEPSベアラ識別子割振り、およびUE204モビリティイベント通知を含む。加えて、AMF264は、非3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project))(「3GPP」は登録商標。)アクセスネットワークのための機能もサポートする。
UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/RAT間モビリティのためのアンカーポイントとして働くこと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータ単位(PDU)セッションポイントとして働くこと、パケットのルーティングおよび転送を行うこと、パケット検査、ユーザプレーンポリシー規則強制(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)、合法的傍受(ユーザプレーン収集)、トラフィック使用報告、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート強制、ダウンリンクにおける反射型QoSマーキング)、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローへのマッピング)、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリング、ならびに1つまたは複数の「エンドマーカー」をソースRANノードへ送ることおよび転送することを含む。UPF262はまた、UE204とSLP272などのロケーションサーバとの間でのユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
SMF266の機能は、セッション管理、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理、ユーザプレーン機能の選択および制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするための、UPF262におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー強制およびQoSの部分の制御、ならびにダウンリンクデータ通知を含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがあるLMF270を含んでよい。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。LMF270は、コアネットワーク5GC260を介して、および/またはインターネット(図示せず)を介して、LMF270に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と類似の機能をサポートし得るが、その一方で、LMF270は、制御プレーンを介して(たとえば、音声またはデータではなくシグナリングメッセージを伝達することを意図するインターフェースおよびプロトコルを使用して)AMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信してよく、SLP272は、ユーザプレーンを介して(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図するプロトコルを使用して)UE204および外部クライアント(図2Bに示さず)と通信してよい。
ユーザプレーンインターフェース263および制御プレーンインターフェース265は、5GC260を、詳細にはUPF262およびAMF264を、それぞれ、NG-RAN220の中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。gNB222および/またはng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、gNB222および/またはng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは、「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220のgNB222および/またはng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
gNB222の機能性は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228との間で分割される。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」インターフェースと呼ばれる。gNB-CU226は、gNB-DU228に排他的に割り振られるそれらの機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む、論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は、gNB222の無線リソース制御(RRC)、サービスデータ適合プロトコル(SDAP)、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルをホストする。gNB-DU228は、gNB222の無線リンク制御(RLC)、媒体アクセス制御(MAC)、および物理(PHY)レイヤをホストする論理ノードである。その動作はgNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228が、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルが、ただ1つのgNB-DU228によってサポートされる。したがって、UE204は、RRC、SDAP、およびPDCPレイヤを介してgNB-CU226と、ならびにRLC、MAC、およびPHYレイヤを介してgNB-DU228と通信する。
図3A、図3B、および図3Cは、本明細書で教示するようなファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明するUEのうちのいずれかに相当し得る)UE302、(本明細書で説明する基地局のうちのいずれかに相当し得る)基地局304、および(ロケーションサーバ230およびLMF270を含む、本明細書で説明するネットワーク機能のうちのいずれかに相当し得るかもしくはそれを具現し得、または代替として、プライベートネットワークなどの、図2Aおよび図2Bに示すNG-RAN220および/もしくは5GC210/260基盤から独立していてよい)ネットワークエンティティ306の中に組み込まれてよい、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素が、異なる実装形態で(たとえば、ASICで、システムオンチップ(SoC)でなど)異なるタイプの装置の中に実装され得ることが、諒解されよう。図示した構成要素はまた、通信システムの中の他の装置の中に組み込まれてよい。たとえば、システムの中の他の装置が、類似の機能性を提供するために、説明した構成要素と類似の構成要素を含んでよい。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作することおよび/または異なる技術を介して通信することを可能にする複数のトランシーバ構成要素を含んでよい。
UE302および基地局304は各々、それぞれ、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなどの1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調させるための手段、送信することを控えるための手段など)を提供する、1つまたは複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350を含む。各WWANトランシーバ310および350は、対象のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトルの中の時間/周波数リソースのいくつかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの、他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてよい。詳細には、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、それぞれ、1つまたは複数の送信機314および354を、またそれぞれ、信号318および358を受信および復号するために、それぞれ、1つまたは複数の受信機312および352を含む。
各UE302および基地局304はまた、少なくとも場合によっては、それぞれ、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320および360を含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続されてよく、対象のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE)、近距離場通信(NFC)など)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調させるための手段、送信することを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてよい。詳細には、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、それぞれ、1つまたは複数の送信機324および364を、またそれぞれ、信号328および368を受信および復号するために、それぞれ、1つまたは複数の受信機322および362を含む。具体例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、Zigbee(登録商標)および/もしくはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、または車両間(V2V)および/もしくはビークルツーエブリシング(V2X)トランシーバであってよい。
UE302および基地局304はまた、少なくとも場合によっては、衛星信号受信機330および370を含む。衛星信号受信機330および370は、それぞれ1つまたは複数のアンテナ336および376に接続され得、衛星測位/通信信号338および378をそれぞれ受信および/または測定するための手段を提供し得る。衛星信号受信機330および370が、衛星測位システム受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、全地球測位システム(GPS)信号、全地球ナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、Galileo信号、Beidou信号、インド地域航法衛星システム(NAVIC)、Quasi-Zenith衛星システム(QZSS)などであり得る。衛星信号受信機330および370が、非地上波ネットワーク(NTN)受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、5Gネットワークから発信する(たとえば、制御および/またはユーザデータを搬送する)通信信号であり得る。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備えてよい。衛星信号受信機330および370は、適宜に他のシステムに情報および動作を要求し、少なくとも場合によっては、任意の好適な衛星測位システムアルゴリズムによって、取得された測定値を使用して、UE302および基地局304のロケーションをそれぞれ決定するために計算を実行し得る。
基地局304およびネットワークエンティティ306は各々、他のネットワークエンティティ(たとえば、他の基地局304、他のネットワークエンティティ306)と通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する、それぞれ、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380および390を含む。たとえば、基地局304は、1つまたは複数の有線またはワイヤレスのバックホールリンクを介して他の基地局304またはネットワークエンティティ306と通信するための、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380を採用し得る。別の例として、ネットワークエンティティ306は、1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスのバックホールリンクを介して1つもしくは複数の基地局304と、または1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスのコアネットワークインターフェースを介して他のネットワークエンティティ306と通信するための、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390を採用し得る。
トランシーバは、有線リンクまたはワイヤレスリンクを介して通信するように構成され得る。(有線トランシーバまたはワイヤレストランシーバにかかわらず)トランシーバは、送信機回路構成(たとえば、送信機314、324、354、364)および受信機回路構成(たとえば、受信機312、322、352、362)を含む。トランシーバは、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一のデバイスの中で送信機回路構成および受信機回路構成を具現する)集積デバイスであってよく、いくつかの実装形態では、別個の送信機回路構成および別個の受信機回路構成を備えてよく、または他の実装形態では、他の方法で具現されてもよい。有線トランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態におけるネットワークトランシーバ380および390)の送信機回路構成および受信機回路構成は、1つまたは複数の有線ネットワークインターフェースポートに結合され得る。ワイヤレス送信機回路構成(たとえば、送信機314、324、354、364)は、本明細書で説明するように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が送信「ビームフォーミング」を実行することを可能にするアンテナアレイなどの、複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでよく、またはそれに結合されてもよい。同様に、ワイヤレス受信機回路構成(たとえば、受信機312、322、352、362)は、本明細書で説明するように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が受信ビームフォーミングを実行することを可能にするアンテナアレイなどの、複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでよく、またはそれに結合されてもよい。一態様では、送信機回路構成および受信機回路構成は、それぞれの装置が所与の時間において受信または送信のみができ、同じ時間においてその両方はできないような、複数の同じアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANトランシーバ310および350、短距離ワイヤレストランシーバ320および360)はまた、様々な測定を実行するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを含んでよい。
本明細書で使用する様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態における、トランシーバ310、320、350、および360、ならびにネットワークトランシーバ380および390)および有線トランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態における、ネットワークトランシーバ380および390)は、一般に、「トランシーバ」、「少なくとも1つのトランシーバ」、または「1つまたは複数のトランシーバ」として特徴づけられてよい。そのため、特定のトランシーバが有線トランシーバであるかまたはワイヤレストランシーバであるかは、実行される通信のタイプから推測され得る。たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバの間のバックホール通信は、一般に、有線トランシーバを介したシグナリングに関係するが、UE(たとえば、UE302)と基地局(たとえば、基地局304)との間のワイヤレス通信は、一般に、ワイヤレストランシーバを介したシグナリングに関係する。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306はまた、本明細書で開示するような動作と連携して使用され得る他の構成要素を含む。UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能性を提供するための、および他の処理機能性を提供するための、それぞれ、1つまたは複数のプロセッサ332、384、および394を含む。したがって、プロセッサ332、384、および394は、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段などの、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスもしくは処理回路構成、またはそれらの様々な組合せを含んでよい。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、情報(たとえば、予約済みのリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するための、それぞれ、(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)メモリ340、386、および396を実装するメモリ回路構成を含む。したがって、メモリ340、386、および396は、記憶するための手段、取り出すための手段、保持するための手段などを提供し得る。場合によっては、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、それぞれ、サイドリンク構成要素342、388、および398を含んでよい。サイドリンク構成要素342、388、および398は、実行されたとき、本明細書で説明する機能性をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、プロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれに結合される、ハードウェア回路であってよい。他の態様では、サイドリンク構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあってよい(たとえば、モデム処理システムの一部であってよく、別の処理システムと統合されてよいなど)。代替として、サイドリンク構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(または、モデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されると、本明細書で説明される機能をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、メモリ340、386、および396に記憶されるメモリモジュールであってもよい。図3Aは、たとえば、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、メモリ340、1つもしくは複数のプロセッサ332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、あるいはスタンドアロンの構成要素であり得る、サイドリンク構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、メモリ386、1つもしくは複数のプロセッサ384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、あるいはスタンドアロンの構成要素であり得る、サイドリンク構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ390、メモリ396、1つもしくは複数のプロセッサ394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、あるいはスタンドアロンの構成要素であり得る、サイドリンク構成要素398の可能なロケーションを示す。
UE302は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、および/または衛星信号受信機330によって受信された信号から導出される動きデータから独立している動き情報および/または方位情報を感知または検出するための手段を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサ344を含んでよい。例として、センサ344は、加速度計(たとえば、超小型電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサ(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの動き検出センサを含んでよい。その上、センサ344は、複数の異なるタイプのデバイスを含んでよく、動き情報を提供するためにそれらの出力を組み合わせてよい。たとえば、センサ344は、二次元(2D)および/または三次元(3D)座標系における位置を算出するための能力を提供するために、多軸加速度計と方位センサとの組合せを使用してよい。
加えて、UE302は、ユーザに表示(たとえば、音響表示および/または視覚表示)を提供するための、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの感知デバイスのユーザ作動時などに)ユーザ入力を受け取るための手段を提供する、ユーザインターフェース346を含む。図示しないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含んでよい。
より詳細に1つまたは複数のプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクでは、ネットワークエンティティ306からのIPパケットがプロセッサ384に提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、RRCレイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤのための機能性を実施し得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、RAT間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連する、RRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連する、PDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、自動再送要求(ARQ)を通じた誤り訂正、RLCサービスデータ単位(SDU)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、スケジューリング情報報告、誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連する、MACレイヤ機能性とを提供し得る。
送信機354および受信機352は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能性を実施し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含んでよい。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M相直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、直交周波数分割多重化(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において参照信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成し得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために、使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信された参照信号および/またはチャネル条件フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE302において、受信機312は、そのそれぞれのアンテナ316を通じて信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ332に提供する。送信機314および受信機312は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能性を実施する。受信機312は、UE302に向けられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームは、UE302に向けられている場合、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および参照信号は、基地局304によって送信された可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3(L3)機能性およびレイヤ2(L2)機能性を実施する1つまたは複数のプロセッサ332に提供される。
アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ332は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を行って、コアネットワークからのIPパケットを復元する。1つまたは複数の処理システム332は、誤り検出も担う。
基地局304によるダウンリンク送信に関して説明した機能性と同様に、1つまたは複数のプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得、RRC接続、および測定報告に関連する、RRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連する、PDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの多重化解除、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連する、MACレイヤ機能性とを提供する。
基地局304によって送信された参照信号またはフィードバックからチャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、および空間処理を容易にするために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明したものと同様の方法で基地局304において処理される。受信機352は、そのそれぞれのアンテナ356を通じて信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ384に提供する。
アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ384は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を行って、UE302からのIPパケットを復元する。1つまたは複数のプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、本明細書で説明する様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして図3A、図3B、および図3Cに示される。しかしながら、図示した構成要素が、異なる設計において異なる機能性を有し得ることが、諒解されよう。詳細には、図3A~図3Cにおける様々な構成要素は、代替構成では随意であり、様々な態様は、設計選択、コスト、デバイスの使用、または他の考慮事項に起因して変わることがある構成を含む。たとえば、図3Aの事例において、UE302の特定の実装形態は、WWANトランシーバ310を省略してよく(たとえば、ウェアラブルデバイスまたはタブレットコンピュータまたはPCまたはラップトップは、セルラー能力を伴わずにWi-Fiおよび/またはBluetooth能力を有してよい)、または短距離ワイヤレストランシーバ320を省略してよく(たとえば、セルラー専用など)、または衛星信号受信機330を省略してよく、またはセンサ344を省略してよく、以下同様である。別の例では、図3Bの事例において、基地局304の特定の実装形態は、WWANトランシーバ350を省略してよく(たとえば、セルラー能力を伴わないWi-Fi「ホットスポット」アクセスポイント)、または短距離ワイヤレストランシーバ360を省略してよく(たとえば、セルラー専用など)、または衛星受信機370を省略してよく、以下同様である。簡潔のために、様々な代替構成の例示は本明細書で提供されないが、当業者に容易に理解可能であるはずである。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信可能に結合され得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成し得るかまたはその一部であってよい。たとえば、様々な論理エンティティが同じデバイスの中で具現される場合(たとえば、同じ基地局304の中に組み込まれたgNBおよびロケーションサーバ機能性)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
図3A、図3B、および図3Cの構成要素は、様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A、図3B、および図3Cの構成要素は、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つもしくは複数のASICなどの、1つまたは複数の回路の中に実装され得る。ここで、各回路は、この機能性を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用することおよび/または組み込むことがある。たとえば、ブロック310~346によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)UE302のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)基地局304のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。また、ブロック390~398によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)ネットワークエンティティ306のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実行されるものとして本明細書で説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、活動、および/または機能は、プロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ340、386、および396、サイドリンク構成要素342、388、および398などの、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実際に実行されてよい。
いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装されてよい。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワーク基盤(たとえば、NG RAN220および/または5GC210/260)のネットワーク事業者または運用とは別個であってよい。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介してUE302と通信するように、または(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)基地局304から独立して構成され得る、プライベートネットワークの構成要素であってよい。
図4は、本開示の態様によるワイヤレスユニキャストサイドリンク確立をサポートするワイヤレス通信システム400の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100、200、および250の態様を実施し得る。ワイヤレス通信システム400は、本明細書で説明するUEのうちのいずれかの例であってよい第1のUE402および第2のUE404を含んでよい。具体例として、UE402および404は、図1の中のV-UE160、D2D P2Pリンク192を介して接続された図1の中のUE190およびUE104、または図2Aおよび図2Bの中のUE204に相当し得る。
図4の例では、UE402は、UE402とUE404との間のV2Xサイドリンクであってよいサイドリンクを介したUE404とのユニキャスト接続を確立することを試みてよい。具体例として、確立されるサイドリンク接続は、図1の中のサイドリンク162および/または168に相当し得る。サイドリンク接続は、全指向性の周波数範囲(たとえば、FR1)および/またはmmW周波数範囲(たとえば、FR2)の中で確立されてよい。場合によっては、UE402は、サイドリンク接続プロシージャを開始する開始UEと呼ばれることがあり、UE404は、開始UEによるサイドリンク接続プロシージャのためのターゲットにされるターゲットUEと呼ばれることがある。
ユニキャスト接続を確立するために、アクセス層(AS)(RANと、ワイヤレスリンクを介してデータをトランスポートすることおよび無線リソースを管理することを担当するUEとの間の、UMTSおよびLTEプロトコルスタックの中の、かつレイヤ2の一部である、機能レイヤ)パラメータが構成されてよく、UE402とUE404との間で折衝されてよい。たとえば、UE402とUE404との間で送信および受信能力マッチングが折衝されてよい。各UEは、異なる能力(たとえば、送信および受信、64直交振幅変調(QAM)、送信ダイバーシティ、キャリアアグリゲーション(CA)、サポートされる通信周波数帯域など)を有してよい。場合によっては、UE402およびUE404のための対応するプロトコルスタックの上位レイヤにおいて、異なるサービスがサポートされてよい。追加として、ユニキャスト接続のためにUE402とUE404との間でセキュリティ関連付けが確立されてよい。ユニキャストトラフィックは、リンクレベルにおけるセキュリティ保護(たとえば、完全性保護)から恩恵を受けることがある。異なるワイヤレス通信システムにとってセキュリティ要件が異なる場合がある。たとえば、V2XおよびUuシステムは異なるセキュリティ要件を有してよい(たとえば、Uuセキュリティは秘密性保護を含まない)。追加として、UE402とUE404との間のユニキャスト接続に対してIP構成(たとえば、IPバージョン、アドレスなど)が折衝されてよい。
場合によっては、UE404は、サイドリンク接続確立を支援するために、セルラーネットワーク(たとえば、cV2X)を介して送信するためのサービス告知(たとえば、サービス能力メッセージ)を作成してよい。従来、UE402は、近くのUE(たとえば、UE404)によって暗号化解除される、ブロードキャストされた基本サービスメッセージ(BSM)に基づいて、サイドリンク通信のための候補を識別および位置特定し得る。BSMは、対応するUEに対するロケーション情報、セキュリティおよび識別情報、ならびに車両情報(たとえば、速度、操作、サイズなど)を含んでよい。しかしながら、異なるワイヤレス通信システム(たとえば、D2DまたはV2X通信)の場合、発見チャネルは、UE402がBSMを検出できるように構成されないことがある。したがって、UE404および近くの他のUEによって送信されるサービス告知(たとえば、発見信号)は上位レイヤ信号であってよく、(たとえば、NRサイドリンクブロードキャストの中で)ブロードキャストされてよい。場合によっては、UE404は、接続パラメータおよび/またはそれが所有する能力を含む、それ自体のための1つまたは複数のパラメータを、サービス告知の中に含めてよい。UE402は、次いで、対応するサイドリンク接続のための可能なUEを識別するために、ブロードキャストされたサービス告知を求めて監視してよく、それを受信することがある。場合によっては、UE402は、各UEがそれらのそれぞれのサービス告知の中で示す能力に基づいて、可能なUEを識別し得る。
サービス告知は、サービス告知を送信しているUE(図4の例ではUE404)をUE402(たとえば、または任意の開始UE)が識別することを支援するための情報を含んでよい。たとえば、サービス告知は、直接の通信要求が送られ得るチャネル情報を含んでよい。場合によっては、チャネル情報はRAT固有(たとえば、LTEまたはNRに固有)であってよく、UE402がその中で通信要求を送信するリソースプールを含んでよい。追加として、サービス告知は、宛先アドレスが現在のアドレス(たとえば、ストリーミング提供者またはサービス告知を送信しているUEのアドレス)とは異なる場合、UEのための特定の宛先アドレス(たとえば、レイヤ2宛先アドレス)を含んでよい。サービス告知はまた、UE402が通信要求を送信するためのネットワークレイヤまたはトランスポートレイヤを含んでよい。たとえば、ネットワークレイヤ(「レイヤ3」または「L3」とも呼ばれる)またはトランスポートレイヤ(「レイヤ4」または「L4」とも呼ばれる)は、サービス告知を送信するUEに対する、アプリケーションのポート番号を示してよい。場合によっては、シグナリング(たとえば、PC5シグナリング)が、プロトコル(たとえば、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP))を直接搬送するか、または局所的に生成されたランダムなプロトコルを与える場合、IPアドレス指定は必要とされなくてよい。追加として、サービス告知は、証明確立およびQoS関連パラメータのためのプロトコルのタイプを含んでよい。
可能なサイドリンク接続ターゲット(図4の例ではUE404)を識別した後、開始UE(図4の例ではUE402)は、識別されたターゲットUE404へ接続要求415を送信してよい。場合によっては、接続要求415は、UE404とのユニキャスト接続を要求するためにUE402によって送信される第1のRRCメッセージ(たとえば、「RRCSetupRequest」メッセージ)であってよい。たとえば、ユニキャスト接続はサイドリンク用のPC5インターフェースを利用してよく、接続要求415はRRC接続セットアップ要求メッセージであってよい。追加として、UE402は、接続要求415をトランスポートするためにサイドリンクシグナリング無線ベアラ405を使用してよい。
接続要求415を受信した後、UE404は接続要求415を受諾すべきかまたは拒絶すべきかを決定してよい。UE404は、この決定を、送信/受信能力、サイドリンクを介したユニキャスト接続を収容するための能力、ユニキャスト接続に対して示される特定のサービス、ユニキャスト接続を介して送信されるべきコンテンツ、またはそれらの組合せに基づかせてよい。たとえば、UE402がデータを送信または受信するために第1のRATを使用することを望むが、UE404が第1のRATをサポートしない場合、UE404は接続要求415を拒絶してよい。追加または代替として、UE404は、限定された無線リソース、スケジューリング問題などに起因して、サイドリンクを介したユニキャスト接続を収容できないことに基づいて、接続要求415を拒絶してよい。それに応じて、UE404は、接続応答420の中で要求が受諾されるかまたは拒絶されるかの表示を送信してよい。UE402および接続要求415と同様に、UE404は、接続応答420をトランスポートするためにサイドリンクシグナリング無線ベアラ410を使用してよい。追加として、接続応答420は、接続要求415(たとえば、「RRCResponse」メッセージ)に応答してUE404によって送信される第2のRRCメッセージであってよい。
場合によっては、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は、同じサイドリンクシグナリング無線ベアラであってよく、または別個のサイドリンクシグナリング無線ベアラであってもよい。したがって、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410のために無線リンク制御(RLC)レイヤ認識応答モード(AM:acknowledged mode)が使用されてよい。ユニキャスト接続をサポートするUEは、サイドリンクシグナリング無線ベアラに関連する論理チャネル上でリッスンしてよい。場合によっては、ASレイヤ(すなわち、レイヤ2)は、V2Xレイヤ(たとえば、データプレーン)ではなくRRCシグナリング(たとえば、制御プレーン)を通じて情報を直接渡してよい。
UE404が接続要求415を受諾したことを接続応答420が示す場合、UE402は、次いで、ユニキャスト接続セットアップが完了していることを示すために、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405上で接続確立425メッセージを送信してよい。場合によっては、接続確立425は第3のRRCメッセージ(たとえば、「RRCSetupComplete」メッセージ)であってよい。接続要求415、接続応答420、および接続確立425の各々は、対応する送信(たとえば、RRCメッセージ)を各UEが受信および復号できることを可能にするために一方のUEから他方のUEにトランスポート中であるとき、基本能力を使用してよい。
追加として、接続要求415、接続応答420、および接続確立425の各々のために識別子が使用されてよい。たとえば、識別子は、どちらのUE402/404がどのメッセージを送信しているのか、および/またはメッセージがどちらのUE402/404を対象とするのかを示してよい。物理(PHY)レイヤチャネルの場合、RRCシグナリングおよび任意の後続のデータ送信は、同じ識別子(たとえば、レイヤ2 ID)を使用してよい。しかしながら、論理チャネルの場合、RRCシグナリングに対して、またデータ送信に対して、識別子は別個であってよい。たとえば、論理チャネル上で、RRCシグナリングおよびデータ送信は異なって扱われてよく、異なる認識応答(ACK)フィードバックメッセージングを有してよい。場合によっては、RRCメッセージングに対して、対応するメッセージが正しく送信および受信されることを保証するために物理レイヤACKが使用されてよい。
ユニキャスト接続のための対応するASレイヤパラメータの折衝を可能にするために、それぞれ、UE402および/またはUE404に対する接続要求415および/または接続応答420の中に、1つまたは複数の情報要素が含められてよい。たとえば、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続のためのPDCPコンテキストを設定するために、対応するユニキャスト接続セットアップメッセージの中にパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータを含めてよい。場合によっては、PDCPコンテキストは、ユニキャスト接続に対してPDCP複製が利用されるか否かを示してよい。追加として、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続に対するRLCコンテキストを設定するためのユニキャスト接続を確立するとき、RLCパラメータを含めてよい。たとえば、RLCコンテキストは、ユニキャスト通信のRLCレイヤに対してAM(たとえば、並べ替えタイマー(t-並べ替え)が使用される)が使用されるのかまたは非認識応答モード(UM:unacknowledged mode)が使用されるのかを示してよい。
追加として、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続のためのMACコンテキストを設定するために媒体アクセス制御(MAC)パラメータを含めてよい。場合によっては、MACコンテキストは、ユニキャスト接続のための、リソース選択アルゴリズム、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式(たとえば、ACKまたは否定ACK(NACK)フィードバック)、HARQフィードバック方式に対するパラメータ、キャリアアグリゲーション、またはそれらの組合せを可能にし得る。追加として、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続に対するPHYレイヤコンテキストを設定するためのユニキャスト接続を確立するとき、PHYレイヤパラメータを含めてよい。たとえば、PHYレイヤコンテキストは、ユニキャスト接続のための、送信フォーマット(UE402/404ごとに送信プロファイルが含まれない限り)および無線リソース構成(たとえば、帯域幅部分(BWP)、ヌメロロジーなど)を示してよい。異なる周波数範囲構成(たとえば、FR1およびFR2)に対してこれらの情報要素がサポートされてよい。
場合によっては、(たとえば、接続確立425メッセージが送信された後)ユニキャスト接続に対してセキュリティコンテキストも設定されてよい。UE402とUE404との間でセキュリティ関連付け(たとえば、セキュリティコンテキスト)が確立される前、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は保護されないことがある。セキュリティ関連付けが確立された後、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は保護され得る。したがって、セキュリティコンテキストは、ユニキャスト接続ならびにサイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410を介したセキュアなデータ送信を可能にし得る。追加として、IPレイヤパラメータ(たとえば、リンクローカルIPv4またはIPv6アドレス)も折衝されてよい。場合によっては、IPレイヤパラメータは、RRCシグナリングが確立された(たとえば、ユニキャスト接続が確立された)後に動作する上位レイヤ制御プロトコルによって折衝されてよい。上述のように、UE404は、その決定を、ユニキャスト接続のために示される特定のサービスに対して接続要求415を受諾すべきかもしくは拒絶すべきか、および/またはユニキャスト接続を介して送信されるべきコンテンツ(たとえば、上位レイヤ情報)に基づかせてよい。特定のサービスおよび/またはコンテンツも、RRCシグナリングが確立された後に動作する上位レイヤ制御プロトコルによって示されてよい。
ユニキャスト接続が確立された後、UE402およびUE404は、サイドリンク430を介したユニキャスト接続を使用して通信してよく、ここで、サイドリンクデータ435は2つのUE402とUE404との間で送信される。サイドリンク430は、図1の中のサイドリンク162および/または168に相当し得る。場合によっては、サイドリンクデータ435は、2つのUE402とUE404との間で送信されるRRCメッセージを含んでよい。サイドリンク430上でこのユニキャスト接続を維持するために、UE402および/またはUE404は、キープアライブ(keep alive)メッセージ(たとえば、「RRCDirectLinkAlive」メッセージ、第4のRRCメッセージなど)を送信してよい。場合によっては、キープアライブメッセージは、周期的にまたはオンデマンドでトリガされてよい(たとえば、イベントトリガされる)。したがって、キープアライブメッセージのトリガリングおよび送信は、UE402によってまたはUE402とUE404の両方によって呼び出されてよい。追加または代替として、サイドリンク430上のユニキャスト接続のステータスを監視するとともに接続を維持するために、(たとえば、サイドリンク430を介して規定される)MAC制御要素(CE)が使用されてよい。ユニキャスト接続がもはや必要とされないとき(たとえば、UE402がUE404から離れて十分遠くに進行するとき)、UE402および/またはUE404のいずれかが、サイドリンク430を介したユニキャスト接続を削除するための解放プロシージャを始めてよい。したがって、ユニキャスト接続上でUE402とUE404との間で後続のRRCメッセージが送信されなくてよい。
NRは、様々なサイドリンク測距および測位技法をサポートすることが可能である。サイドリンクベースの測距は、少なくとも1つの関連するUEの絶対位置が知られているとき、UEと随意にそれらの絶対位置との間の相対距離の決定を可能にする。この技法は、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)測位が劣化するかまたは利用できない(たとえば、トンネル、都市の谷間など)状況において有用であり、同じく、GNSSが利用可能であるときに距離および測位の精度を高めることができる。
サイドリンクベースの測距は、参加するUE(たとえば、サイドリンク、V2X、V2Vなどの通信が可能な任意のUE)およびネットワークエンティティ(たとえば、RSU、gNB、APなど)から測位基準信号(PRS)のブロードキャストを介して達成され得、続いて参加者が、PRSの送信および受信に基づいて測定結果を交換する。これらの測定結果に基づいて、参加者(UEまたはネットワークエンティティ)は、他の参加者までのその距離を決定することができる。少なくとも1つの参加者がそのロケーションについての正確な知識を有する場合、測距行為の結果は、他の参加者に対するロケーションの決定である。参加者がいずれもそれらのロケーションの知識を有しない場合、結果は単に、参加者間距離の決定である。
UEがサイドリンク測位手順(サイドリンク測距手順、サイドリンク測距セッション、サイドリンク測距および測位手順などとも呼ばれる)からそのロケーションを決定する場合、その手順における少なくとも1つの参加者は、ロケーション計算に対する「アンカー」として役立つために、そのロケーションの正確な知識を有することが必要である(すなわち、「アンカー」は、未知のロケーションを有するデバイスのロケーションを決定するために使用され得る既知のロケーションを有するデバイスである)。同様に、ネットワークエンティティがサイドリンク測位手順(たとえば、LME、RSU、gNB)を管理する場合、サイドリンク測位手順において参加者を決定するための前提条件は、存在する場合、どのUEがアンカーとして役立つことができるかを知っていることである。そのため、UEがアンカーとして役立つことができるかどうかをUEがネットワークおよび/または他のUEに通知するメカニズムを有することは、より良好なサイドリンク測位を可能にし、適切なアンカーが利用可できない場合に手順を起動しないことによって無線のメッセージング/リソース利用を低減する。
それに応じて、本開示は、サイドリンク測位手順に対するアンカーとして役立つその能力を、UEがネットワーク(および/または他のUE)に通知するシグナリングメカニズムを提供する。UEは、様々な要因に基づいてサイドリンク測位手順のためのアンカーとしてUEが役立つことができるかどうかを決定し得、様々な要因は、UEが既知のロケーションを有するかどうか、そのロケーションの正確さ(たとえば、UEが既知のロケーションを有する場合でも、そのロケーションの正確さがしきい値を下回る場合、UEはアンカーとして役立たない)、他の参加するUEから受信されるメッセージの信号強度(たとえば、弱い信号強度は、UEが他のUEから遠すぎて信頼できるアンカーサービスを提供できないことを示し得る)、UEのバッテリレベル、プライバシー設定(たとえば、UEがアンカーサービスを提供する場合、UEはそのロケーションを共有する必要がある)などである。伝達される情報は、アンカーとして役立つUEの能力、そのロケーション、ロケーションの正確さ、および測定結果を他のUEから受信することに基づいてサイドリンク測位計算を実行するその能力を含み得る。これらのパラメータを構成するために使用される情報要素は、既存の3GPPシグナリングメッセージの中に組み込まれてもよく、またはサイドリンク測位に固有の新しいメッセージの一部として組み込まれてもよい。
図5は、本開示の態様による、例示的なサイドリンク測距および測位手順500を示す。サイドリンク測距は、PRS(測位のためにLTEおよびNRにおいて定義された広帯域基準信号)の送信時間および受信時間から決定されるので、UE間往復時間(RTT)測定値を計算することに基づく。各UEは、RTT測定結果を、(既知の場合)そのロケーションとともにすべての他の参加するUEに報告する。UEがそれらのロケーションについて知識を有しないかまたは不正確な知識を有する場合、RTT手順は、関連するUEの間のUE間距離をもたらす。UEがそれらのロケーションについて正確な知識を有する場合、距離は、絶対ロケーションをもたらす。UEの参加、PRS送信、および後続のRTT計算は、初期の3方向メッセージングハンドシェイク(PRS要求、PRS応答、およびPRS確認)と、ピアUEのPRSを受信した後で測定結果を共有するためにPRS送信の後のメッセージ交換(ポストPRSメッセージ)とによって統合される。
サイドリンク測距および測位手順500(またはセッション)は、段階505において関連するピアUEによる能力情報のブロードキャストで開始する。図5に示すように、ピアUEのうちの1つ、UE204-1(たとえば、本明細書で説明するサイドリンク対応UEのうちのいずれか)は、サイドリンク測距および測位手順500に対するアンカーUEであることが可能であり、それが既知のロケーションを有することを意味する。そのため、アンカーUE204-1は、それがサイドリンク測距および測位手順500に対するアンカーであることが可能であることの表示を、その能力メッセージの中に含む。能力メッセージはまた、アンカーUE204-1のロケーションを含んでもよく、またはこれは後で提供されてもよい。他のUE、UE204-2(たとえば、本明細書で説明するサイドリンク対応UEのうちの任意の他のUE)はターゲットUEであり、それは未知のまたは不正確なロケーションを有し、位置特定されようとしていることを意味する。アンカーUE204-1がアンカーUEであることを示す能力情報がアンカーUE204-1から受信されることに基づいて、ターゲットUE204-2は、アンカーUE204-1を用いてサイドリンク測距および測位手順500を実行することに基づいてそのロケーションを決定することができることを知る。
初期の能力交換の後、関連するUE204は、3方向メッセージングハンドシェイクを実行する。段階510において、アンカーUE204-1は、PRS要求(「PRSrequest」とラベル付けられる)をターゲットUE204-2に送信する。段階515において、ターゲットUE204-2は、PRS応答(「PRSresponse」とラベル付けられる)をUE204-1に送信する。段階520において、アンカーUE204-1は、PRS確認をターゲットUE204-2に送信する。この時点において、3方向メッセージングハンドシェイクが完了する。
段階525および530において、関連するピアUE204は、PRSを互いに送信する。PRS がその上で送信されるリソースは、ネットワーク(たとえば、UE204のサービング基地局のうちの1つ)によって構成/割振りされてもよく、または3方向メッセージングハンドシェイクの間にUE204によって折衝されてもよい。アンカーUE204-1は、段階525におけるPRSの送信時間と段階530におけるPRSの受信時間との間の、送信から受信まで(Tx-Rx)の時間差を測定する。ターゲットUE204-2は、段階525におけるPRSの受信時間と段階530におけるPRSの送信時間との間の、受信から送信まで(Tx-Rx)の時間差を測定する。
段階535および540において、ピアUE204は、ポストPRSメッセージ(「postPRS」とラベル付けられる)におけるそれらのそれぞれの時間差測定結果を交換する。アンカーUE204-1がいまだにそのロケーションをターゲットUE204-2に提供していない場合、アンカーUE204-1はこの時点でそれを行う。次いで、各UE204は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差測定結果(特に、Tx-Rx時間差測定結果とRx-Tx時間差測定結果との間の差)に基づいて各UE204の間のRTTを決定することができる。RTT測定結果および光の速度に基づいて、各UE204は、次いで、2つのUE204の間の距離(または、範囲)(特に、RTT測定結果に光の速度を乗じた値の半分)を推定することができる。ターゲットUE204-2はまた、アンカーUE204-1の絶対ロケーション(たとえば、地理座標)を有するので、ターゲットUE204-2は、それ自体の絶対ロケーションを決定するために、そのロケーションとアンカーUE204-1までの距離とを使用することができる。
図5は2つのUE204を示すが、UEは、複数のUEを用いてサイドリンク測距および測位手順500を実行してもよく、または実行しようとしてもよいことに留意されたい。
ネットワーク(たとえば、gNB、RSU、LMF)は、参加するUEとの能力交換に基づいてアンカーUE(または、複数のUE)をサイドリンク測位手順に割り当てることによって、サイドリンク測位手順を管理することができる。図6および図7に示す2つのタイプのネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順が存在する。図6では、ネットワークは、アンカーUEを選択し、ターゲットUEは、アンカーUEのロケーションに基づいてそれら自体のロケーションを決定する。図7では、ネットワークはアンカーUEを選択し、関連するUEはそれらの測定結果をネットワークに報告し、ネットワークはターゲットUEのロケーションを決定する。
図6は、本開示の態様による、ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順600の一例を示す。ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順600(またはセッション)は、段階610において関連するピアUE204とgNB222との間の能力情報の交換で開始する。図6に示すように、ピアUE、アンカーUE204-1のうちの1つ(たとえば、本明細書で説明するサイドリンク対応UEのうちのいずれか)は、それがアンカーUEであることが可能であることの表示をその能力メッセージの中に含む。他のUE、UE204-2~UE204-N(たとえば、本明細書で説明するサイドリンク対応UEのうちの任意の他のUE)はターゲットUEである。
段階610において受信された能力に基づいて、gNB222は、アンカーUE204-1がネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順600に対するアンカーとして働くことができることを決定する。gNB222は、アンカーUE204-1およびUE204-2~UE204-Nをサイドリンク測位グループに割り当て、PRS要求(「PRSrequest」とラベル付けられる)を段階620において関連するUE204の各々に送信する。PRS要求は、ピアUE204がそこに割り当てられたサイドリンク測位グループを示し、UE204がその上でPRSを送信する時間および周波数リソースを示し得る。
段階630において、ピアUE204は、PRS応答(「PRSresponse1」、「PRSresponse2」、「PRSresponseN」とラベル付けられる)を互いに送信し、段階640において、ピアUE204は、PRSを互いに送信する。UE204は、段階640において、送信され受信されたPRSのTx-RxおよびRx-Tx時間差を測定する。たとえば、各UE204は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差を決定するために、段階525および530を互いに実行し得る。
段階650において、UE204は、図5の段階535および540におけるように、ポストPRSメッセージ(「PostPRS1」、「PostPRS2」、「PostPRSN」とラベル付けられる)の中でそれらのそれぞれの時間差測定結果および/またはそれらのRTTを互いに報告する。アンカーUE204-1がいまだにそのロケーションをターゲットUE204-2~204-Nに提供していない場合、アンカーUE204-1はこの時点でそれを行う。ピアUE204は、今や、RTTおよび/またはそれら自体の間の距離を決定することができる。ターゲットUE204-2~UE204-NとアンカーUE204-1の既知のロケーションとの間の距離に基づいて、各ターゲットUE204-2~UE204-Nはそのロケーションを決定することができる。
図7は、本開示の態様による、ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順700の別の例を示す。ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順700(またはセッション)は、段階710において関連するピアUE204とgNB222との間の能力情報の交換で開始する。図7に示すように、ピアUE、アンカーUE204-1のうちの1つ(たとえば、本明細書で説明するサイドリンク対応UEのうちのいずれか)は、それがアンカーUEであることが可能であることの表示をその能力メッセージの中に含む。他のUE、UE204-2~UE204-N(たとえば、本明細書で説明するサイドリンク対応UEのうちの任意の他のUE)はターゲットUEである。
段階710において受信された能力に基づいて、gNB222は、アンカーUE204-1がネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順700に対するアンカーとして働くことができることを決定する。gNB222は、アンカーUE204-1およびターゲットUE204-2~UE204-Nをサイドリンク測位グループに割り当て、PRS要求(「PRSrequest」)を段階720において関連するUE204の各々に送信する。PRS要求は、ピアUE204がそこに割り当てられたサイドリンク測位グループを示し、UE204がその上でPRSを送信する時間および周波数リソースを示し得る。
段階730において、各ピアUE204は、PRS応答(「PRSresponse1」、「PRSresponse2」、「PRSresponseN」とラベル付けられる)をgNB222に送信する。段階740において、ピアUE204は、PRSを互いに送信する。UE204は、段階740において、送信され受信されたPRSのTx-RxおよびRx-Tx時間差を測定する。たとえば、各UE204は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差を決定するために、段階525および530を互いに実行し得る。
段階750において、UE204は、それらのそれぞれの時間差測定結果、それらのRTT、および/または互いの間の相対距離を、ポストPRSメッセージ(「PostPRS1」、「PostPRS2」、「PostPRSN」とラベル付けられる)の中でgNB222に報告する。アンカーUE204-1がいまだにそのロケーションをgNB222に提供していない場合、アンカーUE204-1はこの時点でそれを行う。gNB222またはLMF270は、今や、UE204の間のRTTまたは距離を、UE204によって提供されていない場合、決定することができる。UE204とアンカーUE204-1の既知のロケーションとの間の距離に基づいて、gNB222またはLMF270は、ターゲットUE204-2~UE204-Nのロケーションを決定することができる。
UEは、様々な情報要素を使用して(たとえば、図5、図6、図7の段階505、610、710におけるように)サイドリンク測位手順に対するアンカーUEとして役立つその能力をシグナリングし得る。図8は、本開示の態様による、例示的な測位アンカー能力情報要素800を示す。図8の例では、測位アンカー能力情報要素800は、「sl-PositionAnchorCapability」と名づけられるが、諒解されるように、これは単なる例である。測位アンカー能力情報要素800は、UEと基地局との間または2つのUEの間で交換されるRRC情報要素であり得る。測位アンカー能力情報要素800は、以下のフィールドを含み得る。
図9Aおよび図9Bは、本開示の態様による、UEのアンカー能力ステータスを要求して提供するために2つのUEの間で交換され得る例示的な情報要素を示す。図9Aに示すように、第1のUE(「UE1」とラベル付けられる)および第2のUE(「UE2」とラベル付けられる)は、能力交換手順900を実行する。これは、図5の段階505において実行される能力交換手順であり得る。
能力交換手順900の第1の段階において、第1のUEは、能力照会メッセージ910(たとえば、「UECapabilityEnquirySidelink」メッセージ)を第2のUEから受信する。能力照会メッセージ910は、少なくとも1つの「UECapabilityEnquirySidelink-IEs-r16」情報要素を含む「UECapabilityEnquirySidelink」情報要素を含む。「UECapabilityEnquirySidelink-IEs-r16」情報要素は、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素(たとえば、測位アンカー能力情報要素800)を指す「sl-PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む。「sl-PositionAnchorCapability」情報要素は、UEがサイドリンク測位手順に対するアンカーであることが可能であるかどうかの表示912を要求する。
能力交換手順900の第2の段階において、第1のUEは、能力情報メッセージ930(たとえば、「UECapabilityInformationSidelink」メッセージ)で能力照会メッセージに応答する。能力情報メッセージ930は、少なくとも1つの「UECapabilityInformationSidelink-IEs-r16」情報要素を含む「UECapabilityInformationSidelink」情報要素を含む。「UECapabilityInformationSidelink-IEs-r16」情報要素は、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素(たとえば、測位アンカー能力情報要素800)を指す「sl-PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む。「sl-PositionAnchorCapability」情報要素は、UEがサイドリンク測位手順に対するアンカーであることが可能であるかどうかを示す(あり得るかどうかの表示932である)。
図9Aおよび図9Bは「sl-PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドおよび「sl-PositionAnchorCapability」情報要素が既存のRRCメッセージに追加されることを示したが、諒解されるように、これらのフィールドおよび情報要素は、代わりに新しいRRCメッセージの中で提供されてもよいことに留意されたい。
図10Aおよび図10Bは、本開示の態様による、UEのアンカー能力ステータスを要求して提供するためにUEとネットワークエンティティとの間で交換され得る例示的な情報要素を示す。図10Aに示すように、UEおよびネットワークエンティティ(「NW」とラベル付けられる)は、能力交換手順1000を実行する。これは、図6および図7の段階610および710において実行される能力交換手順であり得る。
能力交換手順1000の第1の段階において、UEは、能力照会メッセージ1010(たとえば、「UECapabilityEnquiry」メッセージ)をネットワークエンティティ(たとえば、基地局、ロケーションサーバ)から受信する。能力照会メッセージ1010は、様々な「UECapabilityEnquiry」情報要素を含み得る。「UECapabilityEnquiry-v1610-IEs」情報要素は、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素(たとえば、測位アンカー能力情報要素800)を指す「sl-PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む。「sl-PositionAnchorCapability」情報要素は、UEがサイドリンク測位手順に対するアンカーであることが可能であるかどうかの表示1012を要求する。
能力交換手順1000の第2の段階において、UEは、能力情報メッセージ1030(たとえば、「UECapabilityInformation」メッセージ)で能力照会メッセージに応答する。能力情報メッセージ1030は、少なくとも1つの「UECapabilityInformation-IEs-r16」情報要素を含み得る「UECapabilityInformation」情報要素を含む。「UECapabilityInformation-IEs-r16」情報要素は、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素(たとえば、測位アンカー能力情報要素800)を指す「sl-PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含み得る。「sl-PositionAnchorCapability」情報要素は、UEがサイドリンク測位手順に対するアンカーであることが可能であるかどうかを示す(どうかの表示1032である)。
図10Aおよび図10Bは「sl-PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドおよび「sl-PositionAnchorCapability」情報要素が既存の「UECapabilityEnquiry」および「UECapabilityInformation」RRCメッセージに追加されることを示したが、これらのフィールドおよび情報要素は、代わりに既存の「UEInformationRequest」および「UEInformationReponse」RRCメッセージに追加されてもよいことに留意されたい。代替として、これらのフィールドおよび情報要素は、代わりに、新しいRRCメッセージの中で提供されてもよい。
図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法1100を示す。一態様では、方法1100は、第1のUE(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)によって実行され得る。
1110において、第1のUEは、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージ(たとえば、「UECapabilityEnquirySidelink」または「UECapabilityEnquiry」メッセージ)をネットワークノード(たとえば、基地局、ロケーションサーバ、アンカーUE)から受信し、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUE(すなわち、アンカーとして役立つ)のロケーションを(たとえば、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素を介して)提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む。一態様では、動作1110は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/またはサイドリンク構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
1120において、第1のUEは、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージ(たとえば、「UECapabilityInformationSidelink」または「UECapabilityInformation」メッセージ)をネットワークノードに送信し、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを(たとえば、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素を介して)提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。一態様では、動作1120は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/またはサイドリンク構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法1200を示す。一態様では、方法1200は、ネットワークノード(たとえば、本明細書で説明する基地局、UE、またはロケーションサーバのうちのいずれか)によって実行され得る。
1210において、ネットワークノードは、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージ(たとえば、「UECapabilityEnquirySidelink」または「UECapabilityEnquiry」メッセージ)を第1のUE(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)に送信し、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを(たとえば、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素を介して)提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を含む。一態様では、ネットワークノードがUE(たとえば、ターゲットUE)である場合、動作1210は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/またはサイドリンク構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、ネットワークノードが基地局である場合、動作1210は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/またはサイドリンク構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、ネットワークノードがロケーションサーバである場合、動作1210は、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ390、1つもしくは複数のプロセッサ394、メモリ396、および/またはサイドリンク構成要素398によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
1220において、ネットワークノードは、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージ(たとえば、「UECapabilityInformationSidelink」または「UECapabilityInformation」メッセージ)を第1のUEから受信し、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを(たとえば、「sl-PositionAnchorCapability」情報要素を介して)提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。一態様では、ネットワークノードがUE(たとえば、ターゲットUE)である場合、動作1220は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/またはサイドリンク構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、ネットワークノードが基地局である場合、動作1220は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/またはサイドリンク構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、ネットワークノードがロケーションサーバである場合、動作1220は、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ390、1つもしくは複数のプロセッサ394、メモリ396、および/またはサイドリンク構成要素398によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
諒解されるように、方法1100および1200は、サイドリンク測位手順に対するアンカーとして働く第1のUEの能力を、第1のUEが提供することを可能にし、かつネットワークノード(基地局、ロケーションサーバ、または別のUE)が受信することを可能にする。これは、より良好なサイドリンク測位を可能にし、適切なアンカーが利用できない場合に手順を起動しないことによって無線のメッセージング/リソース利用を低減する。
図13は、本開示の態様による、例示的なユーザ機器1300を示す。ユーザ機器1300は、メモリ1310と、通信デバイス1320と、少なくとも1つのプロセッサ1330とを含み得る。メモリ1310、通信デバイス1320、および少なくとも1つのプロセッサ1330は、データバス1340上で互いに結合され得る。一態様では、メモリ1310は、メモリ340および/またはサイドリンク構成要素342に対応し得、通信デバイス1320は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310および/またはサイドリンク構成要素342に対応し得、少なくとも1つのプロセッサ1330は、1つまたは複数のプロセッサ332および/またはサイドリンク構成要素342に対応し得る。
一態様では、メモリ1310および少なくとも1つのプロセッサ1330は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信することであって、能力照会メッセージは、ユーザ機器1300がサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、サイドリンク測位手順に参加するためにユーザ機器1300の1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信することとを行うように構成され得、ユーザ機器1300の1つまたは複数の能力は、ユーザ機器1300がサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
図14は、本開示の態様による例示的なネットワークノード1400を示す。ネットワークノード1400は、メモリ1410と、通信デバイス1420と、少なくとも1つのプロセッサ1430とを含み得る。メモリ1410、通信デバイス1420、および少なくとも1つのプロセッサ1430は、データバス1440上で互いに結合され得る。一態様では、ネットワークノード1400がUEであるか、基地局であるか、またはロケーションサーバであるかに応じて、メモリ1410は、メモリ340、386もしくは396および/またはサイドリンク構成要素342、388もしくは398に対応し得、通信デバイス1420は、1つもしくは複数のトランシーバ310、350もしくは390および/またはサイドリンク構成要素342、388もしくは398に対応し得、少なくとも1つのプロセッサ1430は、1つもしくは複数のプロセッサ332、384もしくは394および/またはサイドリンク構成要素342、388もしくは398に対応し得る。
一態様では、メモリ1410および少なくとも1つのプロセッサ1430は、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のUEに送信することであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信することとを行うように構成され得、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む。
図15は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される例示的なユーザ機器1500を示す。ユーザ機器1500は、受信するためのモジュール1510と、送信するためのモジュール1520とを含み得る。一態様では、受信するためのモジュール1510は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/またはサイドリンク構成要素342に対応し得、送信するためのモジュール1520は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/またはサイドリンク構成要素342に対応し得る。
図16は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される、例示的なネットワークノード1600を示す。ネットワークノード1600は、送信するためのモジュール1610と、受信するためのモジュール1620とを含み得る。一態様では、ネットワークノード1600がUEであるか、基地局であるか、またはロケーションサーバであるかに応じて、送信するためのモジュール1610は、1つもしくは複数のトランシーバ310、350もしくは390、1つもしくは複数のプロセッサ332、384もしくは394、メモリ340、386もしくは396および/またはサイドリンク構成要素342、388もしくは398に対応し得、受信するためのモジュール1620は、1つもしくは複数のトランシーバ310、350もしくは390、1つもしくは複数のプロセッサ332、384もしくは394、メモリ340、386もしくは396および/またはサイドリンク構成要素342、388もしくは398に対応し得る。
図15および図16のモジュールの機能は、本明細書の教示と矛盾しない様々な方法で実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの設計では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書で説明するように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連の構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含んでもよい。したがって、異なるモジュールの機能は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして、ソフトウェアモジュールのセットの異なるサブセットとして、またはその組合せとして実装することができる。また、(たとえば、集積回路の、および/またはソフトウェアモジュールのセットの)所与のサブセットが、2つ以上のモジュールのための機能の少なくとも一部分を提供し得ることが諒解されよう。
さらに、図15および図16によって表される構成要素および機能、ならびに本明細書に記載された他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。また、そのような手段は、少なくとも部分的に、本明細書で教示する対応する構造を使用して実装され得る。たとえば、図15および図16の「ためのモジュール」構成要素とともに上述された構成要素も、同様に指定された「ための手段」機能に対応し得る。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、プロセッサ構成要素、集積回路、または本明細書で教示するような他の適切な構造のうちの1つまたは複数を用いて実装することができる。
情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能性に関して上記で説明されている。そのような機能性がハードウェアとして実装されるのかまたはソフトウェアとして実施されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能性を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor: DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programable gate array: FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示する態様に関して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることおよび記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASICの中に存在してよい。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)の中に存在してよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ端末の中に存在してよい。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上記の開示は本開示の例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本開示の範囲を逸脱することなく、様々な変更および修正が本明細書で行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明した本開示の態様による方法クレームの機能、ステップ、および/またはアクションは、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または特許請求されることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
上記の発明を実施するための形態では、例において様々な特徴が一緒にグループ化されることが理解され得る。開示のこの方式は、例示的な条項が、各条項の中で明示的に述べられるよりも多くの特徴を有するという意図として、理解されるべきでない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示する個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含むことがある。したがって、以下の条項は、本説明の中に組み込まれるものと、本明細書によって見なされるべきであり、各条項は、別個の例として単独で有効であり得る。各従属条項は、その条項の中で、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを参照することができるが、その従属条項の態様は、その特定の組合せに限定されるものでない。例示的な他の条項も、任意の他の従属条項もしくは独立条項の主題との従属条項態様の組合せ、または他の従属条項および独立条項との任意の特徴の組合せを含むことができることが、諒解されよう。本明細書で開示する様々な態様は、特定の組合せが意図されないことが明示的に表現されるかまたは容易に推測され得ない限り(たとえば、絶縁体と導体の両方として要素を定義することなどの、矛盾する態様)、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項が独立条項に直接従属しない場合でも、条項の態様が任意の他の独立条項の中に含まれ得ることも意図される。
以下の番号付きの項において、実装例が説明される。
条項1。第1のユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信するステップであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ステップと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信するステップとを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む、方法。
条項2。能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、条項1に記載の方法。
条項3。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、ブール値である、条項1から2のいずれか一項に記載の方法。
条項4。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいてサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、条項1から3のいずれか一項に記載の方法。
条項5。第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて第2のUEのロケーションを決定するステップをさらに含む、条項4に記載の方法。
条項6。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示が、ブール値である、条項4から5のいずれか一項に記載の方法。
条項7。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有することを示すことに基づいて、第1のUEのロケーションに対する要求をネットワークノードから受信するステップと、第1のUEのロケーションをネットワークノードに送信するステップとをさらに含む、条項1から6のいずれか一項に記載の方法。
条項8。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEのロケーション座標を含む、条項1から7のいずれか一項に記載の方法。
条項9。ネットワークノードが第3のUEである、条項1から8のいずれか一項に記載の方法。
条項10。能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquirySidelink」情報要素(IE)を含み、能力情報メッセージが、「UECapabilityInformationSidelink」IEを含む、条項9に記載の方法。
条項11。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、「UECapabilityEnquirySidelink」IE、「UECapabilityInformationSidelink」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、条項10に記載の方法。
条項12。ネットワークノードが、基地局、または第1のUEに役立つロケーションサーバである、条項1から8のいずれか一項に記載の方法。
条項13。能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquiry」IEを含み、能力情報メッセージが、「UECapabilityInformation」IEを含む、条項12に記載の方法。
条項14。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、「UECapabilityEnquiry」IE、「UECapabilityInformation」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、条項13に記載の方法。
条項15。ネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信するステップであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ステップと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信するステップとを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む、方法。
条項16。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有することを示すことに基づいて、第1のUEのロケーションに対する要求を第1のUEに送信するステップと、第1のUEのロケーションを第1のUEから受信するステップとをさらに含む、条項15に記載の方法。
条項17。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEのロケーション座標を含む、条項15から16のいずれか一項に記載の方法。
条項18。第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて第2のUEのロケーションを決定するステップをさらに含む、条項15から17のいずれか一項に記載の方法。
条項19。ネットワークノードが第2のUEである、条項18に記載の方法。
条項20。能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、条項15から19のいずれか一項に記載の方法。
条項21。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいてサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、条項15から20のいずれか一項に記載の方法。
条項22。ネットワークノードが、基地局、または第1のUEに役立つロケーションサーバである、条項15から18、20および21のいずれか一項に記載の方法。
条項23。メモリと、メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信することであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信することとを行うように構成され、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む、第1のユーザ機器(UE)。
条項24。能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、条項23に記載のUE。
条項25。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、ブール値である、条項23から24のいずれか一項に記載のUE。
条項26。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいてサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、条項23から25のいずれか一項に記載のUE。
条項27。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて第2のUEのロケーションを決定するようにさらに構成される、条項26に記載のUE。
条項28。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示が、ブール値である、条項26から27のいずれか一項に記載のUE。
条項29。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有することを示すことに基づいて、第1のUEのロケーションに対する要求をネットワークノードから受信することと、第1のUEのロケーションをネットワークノードに送信することとを行うようにさらに構成される、条項23から28のいずれか一項に記載のUE。
条項30。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEのロケーション座標を含む、条項23から29のいずれか一項に記載のUE。
条項31。ネットワークノードが第3のUEである、条項23から30のいずれか一項に記載のUE。
条項32。能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquirySidelink」情報要素(IE)を含み、能力情報メッセージが、「UECapabilityInformationSidelink」IEを含む、条項31に記載のUE。
条項33。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、「UECapabilityEnquirySidelink」IE、「UECapabilityInformationSidelink」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、条項32に記載のUE。
条項34。ネットワークノードが、基地局、または第1のUEに役立つロケーションサーバである、条項23から30のいずれか一項に記載のUE。
条項35。能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquiry」IEを含み、能力情報メッセージが、「UECapabilityInformation」IEを含む、条項34に記載のUE。
条項36。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、「UECapabilityEnquiry」IE、「UECapabilityInformation」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、条項35に記載のUE。
条項37。メモリと、メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信することであって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信することとを行うように構成され、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む、ネットワークノード。
条項38。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有することを示すことに基づいて、第1のUEのロケーションに対する要求を第1のUEに送信することと、第1のUEのロケーションを第1のUEから受信することとを行うようにさらに構成される、条項37に記載のネットワークノード。
条項39。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEのロケーション座標を含む、条項37から38のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項40。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて第2のUEのロケーションを決定するようにさらに構成される、条項37から39のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項41。ネットワークノードが第2のUEである、条項40に記載のネットワークノード。
条項42。能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、条項37から41のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項43。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいてサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、条項37から42のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項44。ネットワークノードが、基地局、または第1のUEに役立つロケーションサーバである、条項37から40、42および43のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項45。サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信するための手段であって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、手段と、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージをネットワークノードに送信するための手段とを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む、第1のユーザ機器(UE)。
条項46。能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、条項45に記載のUE。
条項47。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、ブール値である、条項45から46のいずれか一項に記載のUE。
条項48。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいてサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、条項45から47のいずれか一項に記載のUE。
条項49。第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて第2のUEのロケーションを決定するための手段をさらに含む、条項48に記載のUE。
条項50。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示が、ブール値である、条項48から49のいずれか一項に記載のUE。
条項51。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有することを示すことに基づいて、第1のUEのロケーションに対する要求をネットワークノードから受信するための手段と、第1のUEのロケーションをネットワークノードに送信するための手段とをさらに含む、条項45から50のいずれか一項に記載のUE。
条項52。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEのロケーション座標を含む、条項45から51のいずれか一項に記載のUE。
条項53。ネットワークノードが第3のUEである、条項45から52のいずれか一項に記載のUE。
条項54。能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquirySidelink」情報要素(IE)を含み、能力情報メッセージが、「UECapabilityInformationSidelink」IEを含む、条項53に記載のUE。
条項55。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、「UECapabilityEnquirySidelink」IE、「UECapabilityInformationSidelink」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、条項54に記載のUE。
条項56。ネットワークノードが、基地局、または第1のUEに役立つロケーションサーバである、条項45から52のいずれか一項に記載のUE。
条項57。能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquiry」IEを含み、能力情報メッセージが、「UECapabilityInformation」IEを含む、条項56に記載のUE。
条項58。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、「UECapabilityEnquiry」IE、「UECapabilityInformation」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、条項57に記載のUE。
条項59。サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信するための手段であって、能力照会メッセージは、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、手段と、サイドリンク測位手順に参加するために第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを第1のUEから受信するための手段とを含み、第1のUEの1つまたは複数の能力は、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示を少なくとも含む、ネットワークノード。
条項60。第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示が、第1のUEがサイドリンク測位手順に対する第1のUEのロケーションを提供する能力を有することを示すことに基づいて、第1のUEのロケーションに対する要求を第1のUEに送信するための手段と、第1のUEのロケーションを第1のUEから受信するための手段とをさらに含む、条項59に記載のネットワークノード。
条項61。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEのロケーション座標を含む、条項59から60のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項62。第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて第2のUEのロケーションを決定するための手段をさらに含む、条項59から61のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項63。ネットワークノードが第2のUEである、条項62に記載のネットワークノード。
条項64。能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、条項59から63のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項65。第1のUEの1つまたは複数の能力が、第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいてサイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、条項59から64のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項66。ネットワークノードが、基地局、または第1のUEに役立つロケーションサーバである、条項59から62、64および65のいずれか一項に記載のネットワークノード。
条項67。コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、条項1から66のいずれか一項に記載の方法をコンピュータまたはプロセッサに実行させるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
100 ワイヤレス通信システム
102 基地局
102' スモールセル(SC)
104 ユーザ機器(UE)
106 サイドリンクUE(SL-UE)
108 サイドリンク構成要素
110 地理的カバレージエリア
110' 地理的カバレージエリア
112 スペースビークル(SV)
120 通信リンク
122 バックホールリンク
124 SPS信号
134 バックホールリンク
150 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)
152 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)
154 通信リンク
160 車両UE(V-UE)
162 ワイヤレスサイドリンク
164 路側アクセスポイント
166 ワイヤレスサイドリンク
168 ワイヤレスサイドリンク
172 ロケーションサーバ
174 コアネットワーク
180 mmW基地局
182 ユーザ機器(UE)
184 mmW通信リンク
190 ユーザ機器(UE)
192 D2D P2Pリンク
194 D2D P2Pリンク
200 ワイヤレスネットワーク構造
200 ワイヤレス通信システム
204 ユーザ機器(UE)
204-1 アンカーUE
204-2 ターゲットUE
204-N ターゲットUE
210 5Gコア(5GC)
212 ユーザプレーン機能
213 ユーザプレーンインターフェース(NG-U)
214 制御プレーン機能
215 制御プレーンインターフェース(NG-C)
220 次世代RAN(NG-RAN)
222 gNB
223 バックホール接続
224 次世代eNB(ng-eNB)
226 gNB中央ユニット(gNB-CU)
228 gNB分散ユニット(gNB-DU)
230 ロケーションサーバ
232 インターフェース
250 ワイヤレスネットワーク構造
250 ワイヤレス通信システム
260 5GC
262 ユーザプレーン機能(UPF)
263 ユーザプレーンインターフェース
264 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
265 制御プレーンインターフェース
266 セッション管理機能(SMF)
270 ロケーション管理機能(LMF)
272 セキュアユーザプレーン位置特定(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)
302 UE
304 基地局
306 ネットワークエンティティ
310 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ
312 受信機
314 送信機
316 アンテナ
318 信号
320 短距離ワイヤレストランシーバ
322 受信機
324 送信機
326 アンテナ
328 信号
330 衛星信号受信機
332 プロセッサ
334 データバス
336 アンテナ
338 衛星測位/通信信号
340 メモリ
342 サイドリンク構成要素
344 センサ
346 ユーザインターフェース
350 WWANトランシーバ
352 受信機
354 送信機
356 アンテナ
358 信号
360 短距離ワイヤレストランシーバ
362 受信機
364 送信機
366 アンテナ
368 信号
370 衛星信号受信機
376 アンテナ
378 衛星測位/通信信号
380 ネットワークトランシーバ
382 データバス
384 プロセッサ
386 メモリ
388 サイドリンク構成要素
390 ネットワークトランシーバ
392 データバス
394 プロセッサ
396 メモリ
398 サイドリンク構成要素
400 ワイヤレス通信システム
402 第1のUE
404 第2のUE
405 サイドリンクシグナリング無線ベアラ
410 サイドリンクシグナリング無線ベアラ
415 接続要求
420 接続応答
425 接続確立
430 サイドリンク
435 サイドリンクデータ
500 サイドリンク測距および測位手順
505 段階
510 段階
515 段階
520 段階
525 段階
530 段階
535 段階
540 段階
600 ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順
610 段階
620 段階
630 段階
640 段階
650 段階
700 ネットワーク管理されたサイドリンク測距および測位手順
710 段階
720 段階
730 段階
740 段階
750 段階
800 測位アンカー能力情報要素
900 能力交換手順
910 能力照会メッセージ
912 表示
930 能力情報メッセージ
932 表示
1000 能力交換手順
1010 能力照会メッセージ
1012 表示
1030 能力情報メッセージ
1032 表示
1300 ユーザ機器
1310 メモリ
1320 通信デバイス
1330 プロセッサ
1340 データバス
1400 ネットワークノード
1410 メモリ
1420 通信デバイス
1430 プロセッサ
1440 データバス
1500 ユーザ機器
1510 受信するためのモジュール
1520 送信するためのモジュール
1600 ネットワークノード
1610 送信するためのモジュール
1620 受信するためのモジュール

Claims (30)

  1. 第1のユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
    サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信するステップであって、前記能力照会メッセージは、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ステップと、
    前記サイドリンク測位手順に参加するために前記第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを前記ネットワークノードに送信するステップとを含み、前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力は、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示を少なくとも含む、方法。
  2. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいて前記サイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有することを示すことに基づいて、前記第1のUEのロケーションに対する要求を前記ネットワークノードから受信するステップと、
    前記第1のUEの前記ロケーションを前記ネットワークノードに送信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEのロケーション座標を含む、請求項1に記載の方法。
  5. ネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
    サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信するステップであって、前記前記能力照会メッセージが、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ステップと、
    前記サイドリンク測位手順に参加するために前記第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを前記第1のUEから受信するステップとを含み、前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力は、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示を少なくとも含む、方法。
  6. 前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有することを示すことに基づいて、前記第1のUEのロケーションに対する要求を前記第1のUEに送信するステップと、
    前記第1のUEの前記ロケーションを前記第1のUEから受信するステップとをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEのロケーション座標を含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいて前記サイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、請求項5に記載の方法。
  9. 第1のユーザ機器(UE)であって、
    メモリと、
    前記メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、前記メモリおよび前記少なくとも1つのプロセッサが、
    サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージをネットワークノードから受信することであって、前記能力照会メッセージが、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、
    前記サイドリンク測位手順に参加するために前記第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを前記ネットワークノードに送信することとを行うように構成され、前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力は、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示を少なくとも含む、第1のUE。
  10. 前記能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、
    前記能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、請求項9に記載の第1のUE。
  11. 前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、ブール値である、請求項9に記載の第1のUE。
  12. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいて前記サイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、請求項9に記載の第1のUE。
  13. 前記メモリおよび前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて前記第2のUEのロケーションを決定するようにさらに構成される、請求項12に記載の第1のUE。
  14. 前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、ブール値である、請求項12に記載の第1のUE。
  15. 前記メモリおよび前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有することを示すことに基づいて、前記第1のUEのロケーションに対する要求を前記ネットワークノードから受信することと、
    前記第1のUEの前記ロケーションを前記ネットワークノードに送信することとを行うようにさらに構成される、請求項9に記載の第1のUE。
  16. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEのロケーション座標を含む、請求項9に記載の第1のUE。
  17. 前記ネットワークノードが第3のUEである、請求項9に記載の第1のUE。
  18. 前記能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquirySidelink」情報要素(IE)を含み、
    前記能力情報メッセージが、「UECapabilityInformationSidelink」IEを含む、請求項17に記載の第1のUE。
  19. 前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、「UECapabilityEnquirySidelink」IE、「UECapabilityInformationSidelink」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、請求項18に記載の第1のUE。
  20. 前記ネットワークノードが、基地局、または前記第1のUEに役立つロケーションサーバである、請求項9に記載の第1のUE。
  21. 前記能力照会メッセージが、「UECapabilityEnquiry」IEを含み、
    前記能力情報メッセージが、「UECapabilityInformation」IEを含む、請求項20に記載の第1のUE。
  22. 前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、「UECapabilityEnquiry」IE、「UECapabilityInformation」IE、または両方の中に「PositionAnchorCapabilityStatus」フィールドを含む、請求項21に記載の第1のUE。
  23. メモリと、
    前記メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、前記メモリおよび前記少なくとも1つのプロセッサが、
    サイドリンク測位手順に対する能力照会メッセージを第1のユーザ機器(UE)に送信することであって、前記前記能力照会メッセージが、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEのロケーションを提供する能力を有するかどうかの表示に対する要求を少なくとも含む、ことと、
    前記サイドリンク測位手順に参加するために前記第1のUEの1つまたは複数の能力を示す能力情報メッセージを前記第1のUEから受信することとを行うように構成され、前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力は、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示を少なくとも含む、ネットワークノード。
  24. 前記メモリおよび前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有するかどうかの前記表示が、前記第1のUEが前記サイドリンク測位手順に対する前記第1のUEの前記ロケーションを提供する前記能力を有することを示すことに基づいて、前記第1のUEのロケーションに対する要求を前記第1のUEに送信することと、
    前記第1のUEの前記ロケーションを前記第1のUEから受信することとを行うようにさらに構成される、請求項23に記載のネットワークノード。
  25. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEのロケーション座標を含む、請求項23に記載のネットワークノード。
  26. 前記メモリおよび前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記第1のUEのロケーションと第2のUEから受信された測位基準信号の測定結果とに少なくとも部分的に基づいて前記第2のUEのロケーションを決定するようにさらに構成される、請求項23に記載のネットワークノード。
  27. 前記ネットワークノードが前記第2のUEである、請求項26に記載のネットワークノード。
  28. 前記能力照会メッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)メッセージ、第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)、第1のサイドリンク制御情報(SCI)、または第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージであり、
    前記能力情報メッセージが、第2のRRCメッセージ、第2のMAC-CE、第2のSCI、または第2のLPPメッセージである、請求項23に記載のネットワークノード。
  29. 前記第1のUEの前記1つまたは複数の能力が、前記第1のUEが、受信されたロケーション測定結果情報に基づいて前記サイドリンク測位手順に対する位置計算を提供する能力を有するかどうかの表示を含む、請求項23に記載のネットワークノード。
  30. 前記ネットワークノードが、基地局、または前記第1のUEに役立つロケーションサーバである、請求項23に記載のネットワークノード。
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