JP2024520081A - サセプタ材料のバンドを含むエアロゾル発生物品を製造するための方法 - Google Patents

サセプタ材料のバンドを含むエアロゾル発生物品を製造するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するための方法に関し、基体セクションはサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体(12A)を備え、方法は、サセプタ材料の連続バンド(16A)を提供する方法ステップと、B)サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド(16B)を製造する方法ステップと、C)部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造する方法ステップであって、プレカット位置が個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する方法ステップと、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、エアロゾル形成基体を有する基体セクションおよびサセプタ素子を備える複数のエアロゾル発生物品を製造するための方法に関する。本発明は、複数の個々のエアロゾル発生物品を製造するために構成されたシステムにさらに関する。本発明は、エアロゾル形成基体を有する基体セクションおよびサセプタ素子を備えるエアロゾル発生物品にさらに関する。
多くのエアロゾル発生物品、特に加熱非燃焼式物品は、エアロゾル形成基体および追加的なサセプタ材料を含む基体セクションを備える。サセプタは、交流電磁場に供された時に、エアロゾル形成基体を基体の燃焼温度を下回る温度に加熱することができる。エアロゾル発生物品の製造中に、複数の個々の基体セクションを含む連続した基体セクションが製造され、エアロゾル形成基体内に統合されたサセプタ材料の連続バンドも含有する。エアロゾル発生物品用の個々の基体セクションを製造するために連続基体セクションを切断する時、回転切断ツールは多くの場合、大きな運動量で連続基体セクションに衝突する。この大きな運動量は、エアロゾル形成基体およびサセプタ材料の連続バンドを同時に切断するために必要であり、これは多くの場合、金属または金属合金である。しかしながら、これは、個々のエアロゾル発生物品内のサセプタ材料のバンドの変形または変位につながる可能性がある。12mmの長さを有する基体セクションでは、回転切断ツールの衝撃により、サセプタバンドが約1.8mm移動し得、最大1mmの変形が生じることがある。これらの変形および変位は、交流電磁場に供された時に加熱されるサセプタ材料の能力に影響を与える場合がある。さらに、サセプタはまた、基体セクションを囲むラッピングペーパーに接触することがある。これは、使用中にサセプタがラッピングペーパーを燃焼させることがあり、望ましくない場合がある。基体セクションの端面から突出する変位したサセプタは、基体セクションへのフィルタープラグまたは中空フィルタープラグなどのさらなるセクションの接続プロセスにさらに影響を与えうる。より大きな衝撃で切断ツールを操作することはまた、切断ツールの耐用年数に影響を与える可能性がある。
サセプタ素子の変形または変位を回避または軽減することができる、複数のエアロゾル発生物品を製造するための方法、および複数の個々のエアロゾル発生物品を製造するように構成されたシステムを提供することが望ましい。さらに、切断ツールの耐用年数を延ばすことができるエアロゾル発生物品を製造するための方法およびシステムを提供することが望ましい。
本発明の一実施形態によると、各物品が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品、およびサセプタを有するエアロゾル形成基体を備える基体セクションを製造するための方法が提供される。方法は、サセプタ材料の連続バンドを提供する方法ステップA)を含み得る。方法は、サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを製造する方法ステップB)を含んでもよい。方法ステップC)が含まれ得る。この方法ステップC)は、サセプタ材料の部分的なバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造することを含んでもよく、プレカット位置は個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する。
本発明の別の実施形態によると、個々のエアロゾル発生物品を製造するための方法が提供される。各エアロゾル発生物品は、個々の基体セクションを備え、基体セクションは、サセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備える。本方法は、
A)サセプタ材料の連続バンドを提供する方法ステップと、
B)サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを製造する方法ステップと、
C)部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造する方法ステップであって、プレカット位置が個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する方法ステップと、を含む。
部分的に切断されたサセプタ材料のバンドは、プレカット位置で切断ツールによってより簡単に分離されうる。これは、プレカット位置に導入された部分的なカットに起因し得る。部分的に切断されたサセプタ材料のバンドをプレカット位置で完全に切断することで、切断ツールの運動量が少なくて済む場合がある。これにより、基体セクション内のサセプタ材料の変形または変位の危険性を低減しうる。
少なくとも二つのプレカット位置は、方法ステップB)で形成されてもよい。サセプタ材料の連続バンド上のプレカットの位置は、一つの個々の基体セクションが隣接するプレカット位置の間に位置するように設定されてもよい。一つの個々の基体セクションに対応する類似の一つの個々のサセプタ素子は、隣接するプレカット位置の間に位置してもよい。
これは、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド上の隣接するプレカット位置を切断することによって、個々の基体セクションの簡単な形成を可能にし得る。特に、一つの個々の基体セクションは、一つの個々のサセプタ素子を備えてもよい。一つの個々のサセプタ素子は、隣接するプレカット位置の間に位置してもよい。
複数のプレカット位置は、サセプタ材料の連続バンド上に形成されてもよい。一つの個々のサセプタ素子が隣接するプレカット位置の間に位置する場合、複数のプレカット位置は、複数のプレカット位置でサセプタ材料のバンドを切断することによって、複数の個々のサセプタ素子の容易な形成を可能にし得る。
複数のプレカット位置は、少なくとも50個の個々のサセプタ素子、好ましくは10~50個の個々のサセプタ素子を互いに分離してもよい。複数のプレカット位置は、10個の個々のサセプタ素子を互いに分離することが最も好ましい。
方法ステップC)の間に、エアロゾル形成基体は、第一の実施形態において、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの周りに位置付けられてもよい。これにより、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを含む連続基体セクションを製造しうる。その後、連続基体セクションは、個々のエアロゾル発生物品を製造するために、プレカット位置で切断されてもよい。
部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを含む連続基体セクションは、プレカットのないサセプタ材料の連続バンドを含む連続基体セクションと比較して、プレカット位置での切断がより簡単である場合がある。
方法ステップB)の間に、複数のプレカットが形成されてもよい。方法ステップC)の間に、連続基体セクションは次に、すべてのプレカット位置で切断されてもよい。これは、複数の個々の基体セクションを製造してもよく、各個々の基体セクションは、個々のサセプタ素子を含んでもよい。
そうでなければ、方法ステップC)の間に、連続基体セクションは、一部のプレカット位置で切断されてもよい。これにより、複数の基体セクションの複数を提供し得る。これらの複数の基体セクションは、エアロゾル発生物品を製造するためにさらに処理されてもよい。複数の基体セクションは各々、サセプタ材料のバンドを含んでもよく、これは依然としてプレカット位置を含んでもよい。一つの複数の基体セクションは、少なくとも二つの、より好ましくは少なくとも5つの、または少なくとも10の個々の基体セクションを含み得る。
方法ステップC)の間に、本発明の方法の別の実施形態では、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドは、所定のプレカット位置で完全に切断されてもよい。これにより、個々のサセプタ素子を製造し得る。続いてエアロゾル形成基体は、個々のサセプタ素子の周りに位置付けられてもよい。これにより、個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造し得る。個々のサセプタ素子は、互いに離間していてもよい。したがって、個々のサセプタ素子は、連続基体セクション内で互いに接触しなくてもよい。
方法ステップC)の間に、連続基体セクション内の個々のサセプタ素子は、各々ギャップによって離間していてもよい。その後、連続基体セクションは、個々のサセプタバンドのギャップ間で切断され、それによって個々の基体セクションを製造し得る。
個々のサセプタ素子を有するこうした連続基体セクションはまた、連続基体セクションの最終切断を容易にする場合がある。特に、切断ツールは、サセプタ材料のバンドを同時に切断することなく、個々のサセプタ素子間の連続基体セクション内のエアロゾル形成基体を切断することのみを必要とする場合がある。これにより、切断プロセスが容易になり、エアロゾル形成基体およびサセプタ材料のバンドを切断するほど多くの力を必要としない場合がある。したがって、これは、個々の基体セクション内の個々のサセプタ素子の変形および変位のリスクを低減し得る。これはまた、切断ツールの耐用年数を延ばす場合がある。
方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドは、バンドの端に切開を入れることによって部分的に切断されてもよい。その後、方法ステップC)の間に、部分的に切断されたバンドは、個々のサセプタ素子を製造するために、切開に隣接するバンドの中央部分で完全に切断されてもよい。
これにより、個々のサセプタ素子を製造するために、サセプタ材料の連続バンドを完全に切断することを可能にし得る。この方法は特に、サセプタ材料の連続バンドが一つのステップで完全に切断される方法と比較して、切断ツールによって加えられる力が少なくて済むことがある。この方法は、個々のサセプタ素子が変形するのを回避し得る。次いで、個々のサセプタ素子は、個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションに組み込まれてもよい。
本発明の方法は、概して、二つの異なる代替的な実施形態を提供し得る。一つの好ましい第一の実施形態が提供されてもよく、プレカットを有する部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが、エアロゾル形成基体に組み込まれる。これにより、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを含む連続基体セクションを製造する。この連続基体セクションは、プレカット位置により、個々の基体セクションに簡単にさらに切断することができる。
本発明の方法の他の実施形態は、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが、プレカット位置で完全に個々のサセプタ素子に切断され得る方法を提供し得る。これらの個々のサセプタ素子はその後、エアロゾル形成基体に組み込まれてもよい。これにより、個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造し得る。この方法はまた、切断ツールが個々のサセプタ素子の間に位置する基体セクションのエアロゾル形成基体を切断するだけでよいため、連続基体セクションを簡単に切断することを可能にする。本発明のこの方法は、サセプタ材料を切断しなくてもよい。
部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを完全に切断することによって製造される個々のサセプタ素子は、完成した個々の基体セクションの基体セクション長さよりも短いサセプタ素子の長さを有してもよい。
例えば、サセプタ素子の長さは、基体セクションの長さよりも約5パーセント、または約10パーセント小さくてもよい。これにより、個々の基体セクションの端面にサセプタ材料が存在しないまま、個々のサセプタ素子を基体セクションのエアロゾル形成基体内に位置付けることが可能になり得る。したがって、個々のサセプタ素子は、基体セクションのエアロゾル形成基体内の中央に位置付けられてもよい。
これにより、より少ないサセプタ材料を組み込んだ基体セクションの製造が可能になり得る。これはまた、エアロゾル発生物品の消費後の廃棄物も少なくなる場合がある。
本発明の方法の実施形態では、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが、エアロゾル形成基体にサセプタ素子を組み込む前に個々のサセプタ素子を製造するために、プレカット位置で完全に切断される場合、方法は、隣接するサセプタ素子間のギャップを増加させることをさらに含み得る。これは、加速ベルト上で個々のサセプタ素子を搬送することによって行われてもよい。特に、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドは、第一のベルト上で搬送されてもよく、個々のサセプタ素子は、第二のベルトとして加速ベルト上で搬送されてもよい。第二のベルトの速度は、第一のベルトの速度よりも速くてもよい。第二のベルトの速度は、第一のベルトの速度よりも10パーセント~30パーセント、好ましくは20パーセント速くてもよい。これにより、個々の隣接するサセプタ素子間のギャップが増大し得る。
個々の隣接するサセプタ素子間のギャップが増加する場合、連続基体セクションに組み込まれた後に、個々の隣接するサセプタ素子のギャップを切断することによって、個々の基体セクションを製造することがより容易になり得る。特に、ギャップが大きい場合、ギャップを通して切断するための連続基体セクションに対する切断ツールの位置付けはそれほど重要ではない場合がある。個々の基体セクションを製造するための方法ステップC)における後の完全な切断と、連続基体セクションの内の個々の隣接するサセプタ素子間の連続基体セクションのより大きなギャップの最終切断との間に多少のずれがあっても、ギャップを通して連続基体セクションを確実に切断することが可能になり得る。
方法ステップB)で部分的に切断することは、サセプタ材料の連続バンドに穿孔を生成すること、サセプタ材料の連続バンドの一方または両方の縁に切開を生成すること、またはサセプタ材料のバンドに複数の凹部を生成することのうちの一つ以上を含み得る。
サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断するためのこれらの方法は、サセプタ材料をプレカット位置で弱めるために特に適切でありうる。これにより、プレカット位置に軽減された力で最終切断を提供することをさらに軽減し得る。
サセプタ材料の連続バンドは、幅を備えてもよい。サセプタ材料の連続バンドは、中央長軸方向軸を備えてもよい。サセプタ材料の連続バンドは、その中央長軸方向軸に沿って延びてもよい。プレカットまたは複数のプレカットは、サセプタ材料の連続バンドの幅の四分の一から半分でバンド内で製造されてもよい。好ましくは、プレカットは、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁で製造されてもよく、バンドの中央長軸方向軸に向かって延びてもよい。
方法ステップC)の間に、連続基体部分は、ラッピング材料、好ましくは紙でオーバーラップされてもよい。
ラッピング材料を連続基体セクションの周りに提供することは、ロッド状の連続基体セクションを製造してもよく、ラッピング材料は基体セクションを安定化させる。既に上述したように、連続基体セクションは、連続基体セクション内に離間してもよい、連続的に部分的に切断されたサセプタ材料のバンドまたは個々のサセプタ素子のいずれかを含みうる。
方法ステップC)の間に、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つは、漏斗形状のガイド要素を通して搬送されてもよい。ガイド要素は、部分的に切断された連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つの周りにエアロゾル形成基体を位置付けるために構成されてもよい。
漏斗形状のガイド要素は、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つの周りにエアロゾル形成基体を圧縮するように構成されてもよい。これは、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドまたは個々のサセプタ素子のいずれかを含み得る連続基体セクションを製造し得る。
方法ステップB)および方法ステップC)のうちの一方または両方の間に、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つは、搬送装置上で搬送されてもよい。搬送装置は、ベルト、好ましくは歯付きベルト、より好ましくはU字形状の歯付きベルトを備えてもよい。
こうしたベルト、好ましくは歯付きベルトは、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドまたは個々のサセプタ素子のいずれかを搬送するために特に良好に適している場合がある。これらの特別なベルトはまた、サセプタ材料のバンドまたは個々のサセプタ素子がエアロゾル形成基体に組み込まれた後に、連続基体セクションを搬送するために特に良好に構成されてもよい。
歯付きベルトは、歯付きベルトの搬送方向に平行に延びうるU字形状の溝を含みうる。これらのU字形状の溝は、連続基体セクション、特にロッド形状の連続基体セクションを収容するように構成されてもよい。
歯付きベルトは、ゴムなどの可撓性ポリマー、またはナイロンもしくはアラミド繊維などの他の可撓性ポリマーから製造されてもよい。
方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドは、パンチングツールを有する少なくとも一つの回転ナイフドラムまたは回転ドラムを通してガイドされてもよい。これは、サセプタ材料の連続バンドの部分的な切断を可能にし得る。
特に、パンチングツールを有する回転ナイフドラムまたは回転ドラムのうちの少なくとも一つは、サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断することができてもよい。この所定のプレカット位置は、バンドの対向する縁であってもよく、またはバンド上の所定の位置であってもよい。例えば、パンチングツールを有する回転ナイフドラムまたは回転ドラムは、サセプタ材料のバンドの対向する縁にプレカットを製造するように構成されたバンドの対向する縁上に位置してもよい。これらのプレカットは、既に上述したように、サセプタ材料のバンドの幅の小さな部分、例えば幅の四分の一から半分のみを覆ってもよい。別の方法として、プレカットは、サセプタ材料のバンドの幅の大部分に沿って、または全長にわたって延びてもよい。例えば、穿孔線は、サセプタ材料の連続バンド内に形成されてもよい。これは、パンチングツールを有する回転ドラムを採用することによって行われてもよい。
方法ステップC)の間に、個々のサセプタ素子は、切断後に個々の基体セクション内の中央に位置付けられたままであってもよい。
特に、個々の基体セクションは、個々の中央長軸方向軸を含み得る。個々の基体セクションは、ロッド形状であってもよい。同様に、連続基体セクションは、連続的な中央長軸方向軸を含んでもよい。個々のサセプタ素子は、個々のサセプタ素子が連続的な中央長軸方向軸に沿って配置されるように、連続基体セクション内に位置付けられてもよく、好ましくは、個々のサセプタ素子は平面内に位置してもよく、連続的な中央長軸方向軸はまた、その平面内に延びる。
プレカット位置により、隣接する個々のサセプタ素子間のギャップを通して、またはプレカットにおいて、過剰な力を加えることなく、連続基体セクションを完全に切断することによって、個々の基体セクションを製造することができる。それ故に、個々のサセプタ素子は、切断後に個々の基体セクション内の中央に位置付けられたままであってもよい。
結果として、個々の基体セクション内の個々のサセプタ素子は、切断後にその位置を保持し得る。したがって、切断後の個々のサセプタ素子は、平面内に位置してもよく、基体セクションの個々の中央長軸方向軸はまた、その平面内で延びてもよい。
個々の基体セクション内の中央に位置する個々のサセプタ素子は、外部交流電磁場を印加することによって、より簡単かつより確実に加熱され得る。
方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁上の平坦な領域は、部分的な切断として除去されてもよい。これにより、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの異なる隣接した部分を接続する中央リンク部分を作り出してもよい。
これにより、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドにプレカットを作り出してもよく、これは部分的に切断されたバンド上のより大きい面積を占めてもよい。プレカットと最終切断との間にミスアライメントがある場合、最終切断でも中央リンク部分を切断することがある。それ故に、部分的に切断されたバンド上のより大きい面積を占めるプレカットを作り出すと、プレカットと最終切断との間のミスアライメントの許容度が大きくなる可能がある。
方法ステップC)の間に、検出装置は、サセプタ材料の連続バンド上のプレカットの位置の一つ、または複数の個々のサセプタ素子間のギャップの位置を検出するために用いられてもよい。検出装置は、X線装置、誘導センサー、赤外線カメラアナライザ、インピーダンスを測定するための装置から成る群から選択されうる。
これらの検出装置は、連続基体セクションに組み込まれたサセプタ材料の連続バンド上、または連続基体セクション内の複数の個々のサセプタ素子間のギャップ上のいずれかで、プレカット位置を検出するように構成されてもよい。別の方法として、注記検出装置が存在してもよい。代わりに、エアロゾル発生物品を製造するためのシステムの主機械駆動は、プレカットと最終切断との同期を可能にし得る。
方法ステップC)の間に、連続基体セクションは、回転ブレードによって切断されてもよい。これは、例えば、最大10個の個々の基体セクションを含み得る、複数の基体セクションを製造するための切断が可能になり得る。別の方法として、回転ブレードは、連続基体セクションを個々のサセプタ素子を含む個々の基体セクションに切断してもよい。
サセプタ材料の連続バンドは、細長い平坦な形状を有してもよい。特に、サセプタ材料の連続バンドは、対向する縁を有する連続バンドを備えてもよい。サセプタ材料の連続バンドから切断された個々のサセプタ素子はまた、細長い平坦な形状を有してもよい。個々のサセプタ素子は、長さを有してもよく、長さを有してもよい。個々のサセプタ素子における長さの幅に対する比は、1.5~4.5、好ましくは1.8~3.5、より好ましくは1.9~2.5であってもよい。一実施形態では、個々のサセプタ素子の長さは9mm~12mmであってもよく、幅は3mm~6mmであってもよく、好ましくは長さは10~12mmであってもよく、幅は4~5mmであってもよい。
基体セクションの長さは、10~15mm、好ましくは12mmであってもよい。したがって、10個の個々の基体セクションを含む複数の基体セクションは、一つの単一の基体セクションが12mmの長さを有する場合、120mmの長さを有してもよい。
概して、サセプタ素子は、交番磁場が侵入した時に熱を発生することができる材料を含む、またはその材料で作製されている。サセプタが導電性である場合、典型的に渦電流が交番磁場によって誘導される。サセプタが磁性である場合、典型的に、加熱に寄与する別の効果は一般的に、ヒステリシス損失と呼ばれる。ヒステリシス損失は、主にサセプタ素子の材料内の磁区ブロックの移動により生じる。これは、これらの磁場配向が、交番する磁気誘導場と整列するためである。ヒステリシス損失に寄与する別の効果は、磁区がサセプタ素子の材料内で拡大または縮小する時である。一般的に、サセプタ素子の材料内でナノスケール以下で起こるこれらのすべての変化は、サセプタ素子の材料内で熱が発生するため、「ヒステリシス損失」と呼ばれる。よって、サセプタが磁性と導電性の両方である場合、ヒステリシス損失と渦電流の発生の両方はサセプタ素子の加熱に寄与することになる。サセプタ素子の材料が磁性であるが導電性ではない場合、ヒステリシス損失は、交番磁場によって侵入された時にサセプタ素子を加熱することになる唯一の手段になる。本発明によると、サセプタ素子の材料は磁性かつ導電性であってもよい。
サセプタ材料は、例えば強磁性金属を含み得る。好ましくはサセプタ材料は、強磁性金属を含み得る。より好ましくはサセプタ材料は、フェライト鉄、特に強磁性鋼、またはステンレス鋼を含みうる。
サセプタ材料を含むサセプタ素子は、サセプタ素子を囲むエアロゾル形成基体を加熱してもよい。
本明細書で使用される「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる一つ以上の揮発性化合物を放出する能力を有する基体に関する。こうした揮発性化合物は、エアロゾル形成基体を加熱することによって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は好都合なことに、エアロゾル発生物品または喫煙物品の一部であってもよい。
エアロゾル形成基体は固体エアロゾル形成基体であってもよい。エアロゾル形成基体は固体成分と液体成分の両方を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、加熱に伴い基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含有するたばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は非たばこ材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、高密度で安定したエアロゾルの形成を容易にするエアロゾル形成体を含んでもよい。好適なエアロゾル形成体は当業界で周知であり、これには多価アルコール(トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、グリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノアセテート、ジアセテート、またはトリアセテートなど)、およびモノカルボン酸、ジカルボン酸、またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチル、テトラデカン二酸ジメチルなど)が挙げられるが、これらに限定されない。エアロゾル形成体は、多価アルコールまたはその混合物(トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、グリセリンなど)であってもよい。エアロゾル形成体はプロピレングリコールであってもよい。エアロゾル形成体は、グリセリンとプロピレングリコールの両方を含んでもよい。
方法ステップD)では、方法ステップC)の後、フィルターセクションおよび中空プラグセクションのうちの一方または両方は、個々の基体セクションまたは複数の基体セクションのうちの一つに接続されてもよい。この方法ステップD)は、最終的なエアロゾル発生物品をもたらし得る。このエアロゾル発生物品は、サセプタ素子を有するエアロゾル形成基体と、さらにフィルターセクションおよび中空プラグセクションのうちの一方または両方とを含む基体セクションを備えてもよい。
フィルターセクションおよび中空プラグセクションは、エアロゾル形成物品内の基体セクションの下流に位置することが好ましい。フィルターセクションおよび中空プラグセクションの両方が存在する場合、中空プラグセクションは、フィルターセクションとエアロゾル形成物品内の基体セクションとの間に位置してもよい。別の方法として、エアロゾル形成物品は基体セクションのみから形成されてもよい。
エアロゾル形成物品は、エアロゾル発生装置の空洞に挿入されてもよい。エアロゾル発生装置は、発熱体をさらに備えてもよい。発熱体は、誘導加熱を介してサセプタ材料を加熱するための誘導コイルを含んでもよい。
誘導加熱は、エアロゾル形成物品の基体セクションに含まれるサセプタ素子が変形せず、基体セクションのエアロゾル形成基体内の中央に位置する場合に、より効率的であり得る。特に、誘導コイルによってサセプタ素子内に誘導される渦電流はまた、サセプタ素子の形状およびエアロゾル発生装置の発熱体に対するその位置に依存する。したがって、基体セクション内の均一な形状および位置を有するサセプタ素子を含むエアロゾル発生物品を製造することは、誘導加熱の効率を大幅に向上させ得る。
本明細書で使用される「上流」および「下流」という用語は、エアロゾル発生物品またはエアロゾル発生装置の構成要素または構成要素の部分の相対的な位置を、その使用中に空気がエアロゾル発生物品またはエアロゾル発生装置を通して気流経路に沿って流れる方向に関して記述するために使用される。本発明によるエアロゾル発生物品は、使用時にエアロゾルが通って装置を出る近位端を備える。エアロゾル発生物品の近位端はまた、口側端または下流端と呼ばれてもよい。口側端は遠位端の下流である。口側端はマウスピースを備えてもよい。エアロゾル発生物品の遠位端はまた、上流端と呼ばれてもよい。エアロゾル発生物品の構成要素または構成要素の部分は、エアロゾル発生物品を通る気流経路に対して、これらの相対的な位置に基づいて、相互の上流または下流にあるものとして記述されてもよい。
本発明はまた、各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するための方法を提供し、基体セクションはサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備え、方法は、
A)サセプタ材料の連続バンドを提供する方法ステップと、
B)サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを製造する方法ステップと、
C)部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造する方法ステップであって、プレカット位置が、個々のエアロゾル発生物品を互いに分離し、方法ステップC)の間に、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが、所定のプレカット位置で完全に切断され、それによって個々のサセプタ素子を製造し、エアロゾル形成基体が、サセプタバンドの周りに位置付けられ、それによって、個々の部分的にプレカットされたサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造する、製造する方法ステップとを含む。
こうした方法は、連続基体セクションが所定のプレカット位置で完全に簡単に切断されうるという利点を提供しうる。
この方法は、本明細書に開示されるさらなる方法特徴のいずれかと組み合わされてもよい。
この方法の一実施形態では、方法ステップC)の間に、連続基体セクション内の個々のサセプタ素子は各々、ギャップによって離間してもよく、その後、連続基体セクションは、個々のサセプタ素子のギャップの間で切断されてもよい。これにより、個々の基体セクションを製造し得る。
この方法のさらなる実施形態では、方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁上の平坦な領域は、部分的な切断として除去されてもよい。これにより、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの異なる部分を接続する中央リンク部分を作り出してもよい。
本発明はまた、個々のエアロゾル発生物品を製造するために構成されたシステムを提供し、各物品はサセプタ素子を有する個々の基体セクションを備える。システムは、サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断して、サセプタ材料の連続バンド上にプレカット位置を製造するように構成されたプレカット装置を備えてもよい。プレカット位置は、個々のエアロゾル発生物品を互いに分離してもよい。システムは、エアロゾル発生物品を製造するために構成された基体セクション形成装置を備えてもよい。基体セクション形成装置は、エアロゾル発生物品を製造するために部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを採用してもよい。システムはまた、プレカット装置と基体セクション形成装置との間でサセプタ材料の連続バンドを搬送するように構成された搬送装置を備えてもよい。
別の実施形態によると、本発明は、個々のエアロゾル発生物品を製造するために構成されたシステムを提供し、各物品は、サセプタ素子を有する個々の基体セクションを備える。システムは、サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断して、サセプタ材料の連続バンド上にプレカット位置を製造するように構成されたプレカット装置を備え、プレカット位置は個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する。システムはさらに、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造するために構成された基体セクション形成装置を備える。システムはまた、プレカット装置と基体セクション形成装置との間でサセプタ材料の連続バンドを搬送するように構成された搬送装置を備える。
こうしたシステムは、誘導加熱を容易にするために、均一な形状および基体セクション内の十分に決定された位置を有するサセプタ素子を含むエアロゾル発生物品を製造するためによく適している。
システムのプレカット装置はさらに、少なくとも二つのプレカットを製造するように構成されてもよい。特に、プレカット装置は、一つの単一の個々の基体セクションが隣接するプレカット位置の間に位置するように、サセプタ材料の連続バンド上の少なくとも二つのプレカットの位置を設定するようにさらに構成されてもよい。単一の個々の基体セクションは、隣接するプレカット位置の間に位置する一つの単一のサセプタ素子に対応してもよい。
プレカット装置は、ナイフ、パンチングツールを有する回転ドラム、または回転ナイフドラムのうちの一つを備えてもよい。回転ナイフドラムは、ドラムの周囲に位置する複数のナイフを備えてもよい。ナイフドラム上の隣接するナイフ間の、または回転ドラム上の隣接するパンチングツール間のピッチは、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド上の隣接するプレカットの距離と同じであることが好ましい。例えば、二つの隣接するプレカット間の距離が12mmである場合、ピッチは12mmであってもよい。
本発明の第一の実施形態の一つによると、基体セクション形成装置は、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを含む連続基体セクションを製造するように構成されてもよい。エアロゾル発生物品を製造するためのシステムは、連続基体セクションをプレカット位置で切断するための基体切断装置をさらに備えてもよい。
この実施形態では、サセプタ材料の連続バンドは部分的にのみ切断されて、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを製造する。この部分的に切断されたサセプタ材料のバンドはその後、連続基体セクションの中に組み込まれてもよい。その後、連続基体セクションは、個々のまたはより大きい基体セクションを製造するために、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドのプレカット位置で切断されてもよい。
これにより、個々のサセプタ素子を含む個々の基体セクションをより高い信頼性で確実に製造することが可能になり得る。
基体切断装置は、連続基体セクションをプレカット位置で切断するための切断ツールを備えてもよい。これは、プレカット位置に位置するエアロゾル形成基体の切断を可能にしてもよく、また追加的に、個々の基体セクションを製造するために、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドをプレカット位置で切断してもよい。
基体切断装置は、個々の基体セクションのサセプタ素子の変形または変位を回避または低減するために、より少ない運動量で連続的な基体セクションに衝突するように構成されてもよい。
基体切断装置は、回転ナイフを備えてもよい。回転ナイフは、例えばステンレス鋼ナイフとすることができる。200m/分の搬送速度で、回転ナイフは、約800rpmの回転速度で操作されてもよい。回転ナイフは、45°の傾きで連続基体セクションを切断してもよい。
本発明の代替的な実施形態では、プレカット装置から離れて個々のエアロゾル発生物品を製造するためのシステムはまた、サセプタ切断装置を備えてもよい。サセプタ切断装置は、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを個々のサセプタ素子に切断するように構成されてもよい。次に、基体セクション形成装置は、個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造するように構成されてもよい。
本発明のこの代替的な実施形態では、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドは、個々のサセプタ素子にさらに切断される。サセプタ切断装置の衝撃が小さいため、個々のサセプタ素子の変形が回避され得る。
サセプタ切断装置は、回転ブレードを備えてもよい。
本発明のこの代替的な実施形態では、システムは、個々のサセプタ素子間で連続基体セクションを切断するように構成されうる基体切断装置をさらに備えうる。
基体切断装置は、連続基体セクションに組み込まれた隣接する個々のサセプタ素子の間でエアロゾル形成基体を切断するのみでよく、サセプタ材料を切断する必要がないという事実に起因して、衝撃を軽減して動作してもよい。搬送装置はまた、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドをプレカット装置からサセプタ切断装置に搬送するように構成されてもよい。第一の実施形態および第二の実施形態の両方において、搬送装置はさらに、連続基体セクションを基体セクション形成装置から基体切断装置に搬送するように構成されてもよい。
個々のエアロゾル発生物品を製造するためのシステムは、サセプタ材料の連続バンドを巻き出すように構成されたボビンをさらに備えてもよい。ボビンは、サセプタ材料の連続バンドを巻き出し、搬送装置を通して供給するのに十分な速度で操作されてもよい。
搬送装置はベルトを備えてもよい。搬送装置は歯付きベルトを備えうることが好ましく、U字型歯付きベルトを備えることがより好ましい。
ベルトは、プレカット装置と基体セクション形成装置との間でサセプタ材料の連続バンドを搬送するのに十分速い速度で操作されてもよい。速度は、150m/分~400m/分、好ましくは200m/分~300m/分であってもよい。
基体セクション形成装置は、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドまたは複数の個々のサセプタ素子のうちの一つの周りにエアロゾル形成基体を位置付けるための漏斗形状のガイド要素を備えてもよい。
基体セクション形成装置は、連続基体セクションを製造するために、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの周りに、または個々のサセプタ素子の周りにエアロゾル形成基体を圧縮してもよい。
個々のエアロゾル発生物品を製造するためのシステムは、改良された市販の装置を備えてもよい。市販の装置は、プレカット装置を含むことによって改良されてもよい。さらに、市販の装置は、サセプタ切断装置を含むことによって改良されてもよい。本発明によって改良され得る一つの市販の装置は、Hauni Maschinenbau GmbHによって製造されたHauni KDFであり得る。
本発明はさらに、エアロゾル形成基体およびサセプタ素子を含む基体セクションを備えるエアロゾル発生物品を提供する。サセプタ素子は、第一および第二のサセプタ端面を含んでもよい。第一および第二のサセプタ端面のうちの少なくとも一つは、テーパー付き形状を有してもよい。
テーパー付き形状を有する第一および第二のサセプタ端面は、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド内の隣接するサセプタ素子間の中央リンク部分を切断することによって得られ得る。この中央リンク部分は、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁上の平坦な領域が、より大きい面積を用いるプレカットを作り出すために取り外された時に形成されてもよい。
こうしたサセプタ素子を含むエアロゾル発生物品は、サセプタ素子に変形がないため、誘導加熱を介して加熱することがより簡単である場合がある。
エアロゾル発生物品のサセプタ素子は、平坦な細長い形状を備えてもよい。エアロゾル形成基体に埋め込まれたこうしたサセプタ素子は、サセプタ素子の誘導加熱に伴うエアロゾル形成基体の均一な加熱を可能にし得る。
第一および第二のサセプタ端面のうちの一方または両方は、丸みのある縁を備えてもよい。丸みのある縁は、プレカットを製造する時に、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁からより大きい平坦な領域を除去することで得られ得る。
サセプタ素子は、平坦な表面を含んでもよい。サセプタ素子の表面は、プレカットにより基体切断装置またはサセプタ切断装置の衝撃が低減にされることにより曲がっていない場合がある。
エアロゾル発生物品は、第一の物品端面および対向する第二の物品端面を備えてもよい。第一および第二のサセプタ端面は、これらの第一および第二の物品端面から離間してもよい。
こうした第一および第二のサセプタ端面を備えるサセプタは変形されない場合がある。こうしたサセプタは、連続基体セクションの切断中に曲がっていない場合がある。第一および第二のサセプタ端面は、連続基体セクションにおいてエアロゾル形成基体が隣接する個々のサセプタ素子の間に位置するため、それぞれの物品端面から離間してもよい。隣接する個々のサセプタ素子間を切断することで、サセプタ端面がそれぞれの物品端面から離間しているエアロゾル発生物品を得られ得る。
サセプタ素子は、エアロゾル発生物品の基体セクション内の中央に位置付けられ得る。エアロゾル発生物品は、管状の細長い形状を備えてもよい。エアロゾル発生物品は、中央長軸方向軸を備えてもよい。サセプタ素子は、サセプタ素子が連続的な中央長軸方向軸に沿って配設されるように基体セクション内に位置付けられてもよく、好ましくはサセプタ素子は平面内に位置してもよく、連続的な中央長軸方向軸はまた、その平面内に延びる。
こうした中央に位置するサセプタ素子は、周囲のエアロゾル形成基体を確実にかつ均一に加熱することができる場合がある。さらに、サセプタ素子の変位によって生じる場合がある、ユーザーに対する危害も回避され得る。
エアロゾル発生物品は、誘導加熱を介してエアロゾル形成基体を燃焼温度を下回る温度に加熱することによって、エアロゾルを発生してもよい。こうしたエアロゾル発生物品は、「加熱非燃焼式製品」と呼ばれてもよい。
本発明はまた、本明細書で説明した方法によって製造されるエアロゾル発生物品を提供する。
以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供している。これらの実施例の特徴のうちのいずれか一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様のうちのいずれか一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
実施例A:
各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するための方法であって、基体セクションがサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備え、方法が、
A)サセプタ材料の連続バンドを提供する方法ステップと、
B)サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、サセプタ材料の部分的に切断されたバンドを製造する方法ステップと、
C)サセプタ材料の部分的に切断されたバンドを使用してエアロゾル発生物品を製造する方法ステップであって、プレカット位置が個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する、製造する方法ステップと、を含む、方法。
実施例B:
少なくとも二つのプレカット位置が方法ステップB)で形成され、サセプタ材料の連続バンド上のプレカットの位置が、一つの個々の基体セクションが隣接するプレカット位置の間に位置するように設定される、実施例Aに記載の方法。
実施例C:
方法ステップC)の間に、エアロゾル形成基体が部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの周りに位置付けられ、それによって部分的に切断されたバンドを含む連続基体セクションを製造し、その後、連続基体セクションがプレカット位置で切断される、実施例A~Bのいずれかに記載の方法。
実施例D:
方法ステップB)の間に、複数のプレカットが形成され、
方法ステップC)の間に、連続基体セクションが、すべてのプレカット位置で切断され、それによって複数の個々の基体セクションを製造するか、または方法C)の間に、連続基体セクションが、一部のプレカット位置で切断され、それによって複数の基体セクションの複数を提供し、好ましくは、複数の基体セクションの一つが、少なくとも二つ、より好ましくは少なくとも5つ、または少なくとも10の個々の基体セクションを含む、実施例A~Cに記載の方法。
実施例E:
方法ステップC)の間に、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが所定のプレカット位置で完全に切断され、それによって個々のサセプタ素子を製造し、その後、エアロゾル形成基体が個々のサセプタバンドの周りに位置付けられ、それによって個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造する、実施例Aまたは実施例Bに記載の方法。
実施例F:
方法ステップC)の間に、連続基体セクション内の個々のサセプタ素子が各々ギャップによって離間しており、その後、連続基体セクションが個々のサセプタバンドのギャップの間で切断され、それによって個々の基体セクションが製造される、実施例A~Eに記載の方法。
実施例G:
方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドが、バンドの縁で切開を生成することによって部分的に切断され、方法ステップC)の間に、部分的に切断されたバンドが、切開に隣接するバンドの中央部分で完全に切断されて、個々のサセプタ素子を製造する、実施例Eまたは実施例Fのいずれかに記載の方法。
実施例H:
方法ステップB)で部分的に切断することが、バンドに穿孔を生成すること、バンドの一方または両方の縁に切開を生成すること、バンドに複数の凹部を生成することのうちの一つ以上を含む、実施例A~Gのいずれかに記載の方法。
実施例I:
方法ステップC)の間に、連続基体セクションがラッピング材料、好ましくは紙でオーバーラップされる、実施例A~Hのいずれかに記載の方法。
実施例J:
方法ステップC)の間に、部分的に切断された連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つが、部分的に切断された連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つの周りにエアロゾル形成基体を位置付けるために漏斗形状のガイド要素を通して搬送される、実施例A~Iのいずれかに記載の方法。
実施例K:
方法ステップB)および方法ステップC)のうちの一方または両方の間に、部分的に切断された連続バンドまたは個々のサセプタ素子のうちの一つが、ベルト、好ましくは歯付きベルト、より好ましくはU字形状の歯付きベルト上で搬送される、実施例A~Jのいずれかに記載の方法。
実施例L:
方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドが、サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断するためのパンチングツールを有する少なくとも一つの回転ナイフドラムまたは回転ドラムを通してガイドされる、実施例A~Kのいずれかに記載の方法。
実施例M:
方法ステップC)の間に、個々のサセプタ素子が、切断後に個々の基体セクション内の中央に位置するままである、実施例A~Lのいずれかに記載の方法。
実施例N:
方法ステップB)の間に、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁上の平坦な領域が部分的な切断部として除去され、それによって部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの異なる部分を接続する中央リンク部分を作り出す、実施例A~Mのいずれかに記載の方法。
実施例O:
方法ステップC)の間に、検出装置が、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド上のプレカットの位置の一つ、または連続基体セクション内の複数の個々のサセプタ素子間のギャップの位置を検出するために採用され、好ましくは、検出装置が、X線装置、誘導センサー、IRカメラ分析器、インピーダンスを測定するための装置から成る群から選択される、実施例A~Nのいずれかに記載の方法。
実施例P:
方法ステップC)の間に、連続基体セクションが回転ブレードによって切断され、好ましくは、回転ブレードが実施例Oの検出装置によって制御される、実施例A~Oのいずれかに記載の方法。
実施例Q:
サセプタ材料が、強磁性材料、好ましくは強磁性合金、より好ましくはフェライト鉄、強磁性鋼、またはステンレス鋼を含む、実施例A~Pのいずれかに記載の方法。
実施例R:
方法ステップD)において、方法ステップC)の後に、フィルターセクションおよび中空プラグセクションのうちの一方または両方が、個々の基体セクションまたは複数の基体セクションのうちの一つに接続される、実施例A~Qのいずれかに記載の方法。
実施例S:
各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するために構成されたシステムであって、基体セクションがサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備え、
-サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断して、サセプタ材料の連続バンド上にプレカット位置を製造するように構成されたプレカット装置であって、プレカット位置が個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する、プレカット装置と、
-部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造するように構成された基体セクション形成装置と、
-プレカット装置と基体セクション形成装置との間でサセプタ材料の連続バンドを搬送するように構成された搬送装置と、を備える、システム。
実施例T:
プレカット装置が、少なくとも二つのプレカットを製造するように構成され、プレカット装置が、一つの単一の個々の基体セクションが隣接するプレカット位置の間に位置するように、サセプタ材料の連続バンド上の少なくとも二つのプレカットの位置を設定するようにさらに構成される、実施例A~Sに記載のシステム。
実施例U:
基体セクション形成装置が、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを含む連続基体セクションを製造するように構成され、装置が、連続基体セクションをプレカット位置で切断するための基体切断装置をさらに備える、実施例Sまたは実施例Tのいずれかに記載のシステム。
実施例V:
装置が、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを複数のプレカット位置で個々のサセプタ素子に切断するためのサセプタ切断装置をさらに備え、基体セクション形成装置が、個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造するように構成される、実施例Sまたは実施例Tに記載のシステム。
実施例W:
個々のサセプタ素子の間で連続基体セクションを切断するための基体切断装置をさらに備える、実施例A~Vに記載のシステム。
実施例X:
サセプタ材料の連続バンドを巻き出すように構成されたボビンをさらに備える、実施例S~実施例Wのいずれかに記載のシステム。
実施例Y:
搬送装置がベルト、好ましくは歯付きベルト、より好ましくはU字型歯付きベルトを備える、実施例S~実施例Xのいずれかに記載のシステム。
実施例Z:
基体セクション形成装置が、部分的に切断された連続バンドまたは複数の個々のサセプタ素子のうちの一つの周りにエアロゾル形成基体を位置付けるための漏斗形状のガイド要素を備える、実施例S~実施例Yのいずれかに記載のシステム。
実施例AA:
プレカット装置が、部分的な切断を提供するためのパンチングツールを有するナイフドラム、ナイフ、またはドラムを備える、実施例S~実施例Zのいずれかに記載のシステム。
実施例AB:
サセプタ切断装置または基体切断装置のうちの一方または両方が、回転ブレードを備える、実施例S~実施例AAのいずれかに記載のシステム。
実施例AC:
エアロゾル発生物品であって、
-エアロゾル形成基体およびサセプタ素子を備える基体セクションであって、サセプタ素子が第一および第二のサセプタ端面を備え、第一および第二のサセプタ端面のうちの少なくとも一つがテーパー付き形状を有する、基体セクションを備える、エアロゾル発生物品。
実施例AD:
第一および第二のサセプタ端面のうちの一方または両方が、丸みのある縁部を備える、実施例A~ACのいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
実施例AE:
サセプタ素子が平坦な表面を備え、好ましくは表面が曲がっていない、請求項29または30のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
実施例AF:
サセプタ素子が、基体セクション内の中央に位置する、実施例AC~実施例AEのいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
実施例AG:
実施例A~実施例Rのいずれかに記載の方法で製造されたエアロゾル発生物品。
一つの実施形態に関して説明される特徴は、本発明の他の実施形態にも等しく適用されてもよい。
例証としてのみであるが、以下の添付図面を参照しながら本発明をさらに説明する。
図1Aは、変形したサセプタ素子を有する基体セクションの断面図を示す。 図1Bは、サセプタ素子を含む基体セクションの概略斜視図を示す。 図2は、プレカットをサセプタ材料の連続バンドで切断するプレカット装置の概略図を示す。 図3は、本発明の第一の実施形態によるプレカット装置を用いてエアロゾル発生物品を製造するように構成されたシステムの概略図を示す。 図4は、本発明の第二の実施形態による、プレカット装置およびサセプタ切断装置を有するエアロゾル発生物品を製造するためのシステムの概略図である。 図5は、本発明の第一の実施形態によって製造された部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドを含む連続基体セクションの中央長軸方向軸に沿った断面図を示す。 図6は、第二の実施形態によるギャップによって離間した個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションの中央長軸方向軸に沿った断面図を示す。 図7は、第一のベルトおよび第二のベルトを備える搬送装置の概略図を示す。 図8Aは、パンチングツールおよびそのカウンタードラムを有するドラムの斜視図を示す。 図8Bは、パンチングツールおよびそのそれぞれのカウンタードラムを有するドラムの断面図を示す。 図9Aおよび図9Bは、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンド内のプレカットの異なる実施形態を示し、サセプタ材料の連続バンドの対向する縁上の平坦な領域が除去されている。 同上。 図9Cは、テーパー付き端面を有する完全に切断されたサセプタ素子を有する基体セクションを示す。
以下において、同じ要素は、すべての図を通して、同じ参照符号で記されている。
図1Aは、サセプタ素子内にプレカットを形成することなくプロセスに基づいて製造された基体セクション10の断面図を示す。このプロセスは、エアロゾル形成基体12および金属サセプタ素子16を通して同時に切断するために、連続基体セクションを大きな運動量で個々の基体セクションに切断する回転ナイフの最終ステップを伴う。この大きな運動量により、サセプタ素子16が曲がり、同時に基体セクションの中心から位置がずれた。サセプタ素子の変形および変位により、誘導加熱によるエアロゾル形成基体の加熱は不十分である場合がある。基体セクション10は、ラッピング材料14でオーバーラップされる。
図1Bは、細長い長方形の形状を有するサセプタ素子16が基体セクション内の中央に位置する、基体セクション10の概略斜視図を示す。サセプタ素子16は基体セクション10内の平面に位置し、基体セクションの中央長軸方向軸24を占有する。図1Bのサセプタ素子16の形状および位置は、図1Aに示すサセプタ素子の形状および位置と比較して好ましい。
図2は、サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断するように構成されたプレカット装置21の概略斜視図を示す。プレカット装置21は、ナイフ18Aを有するナイフドラム18およびそれぞれのカウンタードラム20を備える。サセプタ材料の連続バンド16Aは、ナイフドラム18とカウンタードラム20の間にガイドされる。ナイフドラム18は、サセプタ材料の連続バンド16Aの一方の端にプレカット22を製造し、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンド16Bをもたらす。第二の対のナイフドラムおよびカウンタードラムは、バンドの対向する縁(図2には図示せず)上に対応するプレカットを製造するために、サセプタ材料の連続バンド16Aの対向する縁上に存在してもよい。二つの隣接するプレカット22は、一つのサセプタ素子を次のサセプタ素子から分離し、その結果、個々のサセプタ素子を互いに分離する最終切断を容易にすることができる。
図3は、本発明の第一の実施形態による個々のエアロゾル発生物品を製造するように構成されたシステムの概略図を示す。このシステムは一般に、ナイフドラム18およびカウンタードラム20を有するプレカット装置21を含むサセプタ材料の連続バンド16A内にプレカットを製造し、その後、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド16Bの周りにエアロゾル形成基体12Aを位置付ける。これにより、漏斗形状のガイド要素を有する基体セクション形成装置24を用いて、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの周りにエアロゾル形成基体12Aを圧縮することによって、部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを有する連続基体セクション10Aを形成する。連続基体セクション10Aは、プレカット22を有する部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを含む。明確にするために、連続基体セクションのサセプタ部分のみを図3に示すが、サセプタの周りのエアロゾル形成基体は示さない。基体切断装置30、回転ナイフは、連続基体セクションを、プレカットの位置で個々の基体セクション10に切断する。随意に、計算システム28と組み合わせて、基体切断装置30を制御することができ、かつプレカット22での連続基体セクション10Aの信頼性の高い切断を確実にしうる検出装置26が存在してもよい。さらに、サセプタ材料の連続バンド16Aを巻き出すボビン23が存在する。
図4は、本発明の第二の実施形態による個々のエアロゾル発生物品を製造するために構成されたシステムの概略断面図を示す。図3に示す本発明の第一の実施形態とは対照的に、追加的なサセプタ切断装置32が存在し、これは、エアロゾル形成基体12Aを個々のサセプタ素子16の周りに配設する前に、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンド16Bを個々のサセプタ素子16に切断する。基体セクション形成装置24はその後、個々のサセプタ素子16を有する連続基体セクション10Aを製造する。隣接するサセプタ素子16は、ギャップ16Cによって離間している。基体切断装置30は、隣接するサセプタ素子のギャップ16Cの間の連続基体セクションを切断することによって、連続基体セクション10Aを個々の基体セクション10に最終的に切断する。
図5は、その中央長軸方向軸に沿った連続基体セクション10Aの断面図を描写し、連続基体セクションは、本発明の第一の実施形態による部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンド16Bを含む。プレカット22は、部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンド16B内に存在し、これは連続バンドの対向する縁上の平坦な領域を除去する。隣接する基体セクションの間には中央リンク部分36のみが存在する。部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンド16Bは、エアロゾル形成基体12の中に埋め込まれていて、包装材料14によって囲まれている。異なるサセプタ素子を接続する中央リンク部分36は、切れ目線34に沿って切断され、それによって個々の基体セクション10を製造することができる。切れ目線34に沿って切断すると、個々の基体セクション10を製造し、その中に配置されたサセプタ素子の端面はテーパー付き形状を有することになる。矢印38は、個々のエアロゾル発生物品を製造するためのシステムを通した連続基体セクション10Aの搬送方向を示す。
図6は、本発明の第二の実施形態による個々のサセプタ素子16を含む連続基体セクション10Aを示す。基体切断装置は、個々の基体セクション10を製造するために、ギャップ16C内の切れ目線30に沿って連続基体セクション10Aを最終的に切断することができる。
図7は、加速ベルトとして第一のベルト40および第二のベルト42を含む搬送装置の概略図を示す。プレカットで部分的に切断されたサセプタ材料の連続バンドを完全に切断した後、個々のサセプタ素子16が得られ、隣接するサセプタ素子間の切断17によって分離される。これらの完全に分離されたサセプタ素子16は、第一のベルト40上で搬送され、その後第二のベルト42によってピックアップされる。第二のベルト42の速度は第一のベルト40の速度より速いため、隣接するサセプタ素子間のギャップ16Cが生成される。ギャップ16Cによって離間したサセプタ素子16は、その後、図4に示すように連続基体セクション10Aの中へと組み込まれる。
図8Aは、パンチングツール18Bを有するドラム18およびその対応するカウンタードラム20の概略斜視図を示す。カウンタードラム20は、ドラム18およびカウンタードラム20が回転した時にパンチングツール18Bを少なくとも部分的に収容することができる相補的構造18Cを含む。サセプタ材料の連続バンドは、パンチングツール18Bがバンド内にプレカットを製造できるように、ドラム18とカウンタードラム20との間にガイドされうる。
図8Bは、パンチングツール18Bを有するドラム18Bおよびそのカウンタードラム20の概略断面図を示す。相補的構造18Cは、プレカットがドラム18と20の両方の間にガイドされたサセプタ材料のバンド内で製造できるように、パンチングツール18Bを少なくとも部分的に収容できることが明確に分かる。
図9Aおよび9Bは、部分的に切断されたサセプタ材料のバンド16Bの部品の概略上面図を示す。異なるプレカット22がバンドの対向する縁に導入されている。図9Aでは、長方形の縁はプレカット22で形成され、図9Bでは丸みのある縁44が形成される。図9Aおよび図9Bの両方のプレカット22は、二つの隣接するサセプタ素子を接続する中央リンク部分36をもたらす。
図9Cは、サセプタ素子16に隣接する両方の中央リンク部分が切断され、サセプタ素子のテーパー付き端面44Aおよび44Bをもたらす、基体セクション10の概略断面図を示す。

Claims (12)

  1. 各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するための方法であって、前記基体セクションがサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備え、前記方法が、
    A)サセプタ材料の連続バンドを提供する方法ステップと、
    B)前記サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、サセプタ材料の部分的に切断されたバンドを製造する方法ステップと、
    C)前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いて前記エアロゾル発生物品を製造する方法ステップであって、前記プレカット位置が、個々のエアロゾル発生物品を互いに分離し、方法ステップC)の間に、前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが、所定のプレカット位置で完全に切断され、それによって個々のサセプタ素子を製造し、その後、前記エアロゾル形成基体が、前記個々のサセプタバンドの周りに位置付けられ、それによって、個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造する、製造する方法ステップと、を含む、方法。
  2. 少なくとも二つのプレカット位置が方法ステップB)で形成され、前記サセプタ材料の連続バンド上の前記プレカットの位置が、一つの個々の基体セクションが隣接するプレカット位置の間に位置するように設定される、請求項1に記載の方法。
  3. 方法ステップC)の間に、前記連続基体セクション内の前記個々のサセプタ素子が各々ギャップによって離間しており、その後、前記連続基体セクションが、前記個々のサセプタバンドの前記ギャップの間で切断され、それによって個々の基体セクションを製造する、請求項1~2のいずれかに記載の方法。
  4. 方法ステップB)で部分的に切断することが、前記バンドに穿孔を生成することと、前記バンドの一方または両方の縁に切開を生成することと、前記バンドに複数の凹部を生成することのうちの一つ以上を含む、請求項1~3のいずれかに記載の方法。
  5. 方法ステップB)の間に、前記サセプタ材料の連続バンドの対向する縁上の平坦な領域が部分的な切断として除去され、それによって前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドの異なる部分を接続する中央リンク部分を作り出す、請求項1~4のいずれかに記載の方法。
  6. 各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するために構成されたシステムであって、前記基体セクションがサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備え、
    -サセプタ材料の連続バンドを部分的に切断して、前記サセプタ材料の連続バンド上にプレカット位置を製造するように構成されたプレカット装置であって、前記プレカット位置が個々のエアロゾル発生物品を互いに分離する、プレカット装置と、
    -前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを、前記複数のプレカット位置で個々のサセプタ素子に切断するためのサセプタ切断装置と、
    -前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いてエアロゾル発生物品を製造するように構成された基体セクション形成装置であって、前記基体セクション形成装置が、前記個々のサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造するように構成されている、基体セクション形成装置と、
    -前記プレカット装置と前記基体セクション形成装置との間で前記サセプタ材料の連続バンドを搬送するように構成された搬送装置と、を備える、システム。
  7. 前記プレカット装置が、少なくとも二つのプレカットを製造するように構成され、前記プレカット装置が、一つの単一の個々の基体セクションが隣接するプレカット位置の間に位置するように、前記サセプタ材料の連続バンド上の前記少なくとも二つのプレカットの位置を設定するようにさらに構成される、請求項1~6に記載のシステム。
  8. 前記個々のサセプタ素子間で前記連続基体セクションを切断するための基体切断装置をさらに備える、請求項1~7に記載のシステム。
  9. 前記搬送装置がベルト、好ましくは歯付きベルト、より好ましくはU字型歯付きベルトを備える、請求項6~8のいずれかに記載のシステム。
  10. エアロゾル発生物品であって、
    -エアロゾル形成基体およびサセプタ素子を備える基体セクションであって、前記サセプタ素子が第一および第二のサセプタ端面を備え、前記第一および前記第二のサセプタ端面のうちの少なくとも一つがテーパー付き形状を有する、基体セクションを備え、
    -前記エアロゾル発生物品が、第一の物品端面および対向する第二の物品端面を備え、
    -前記第一および第二のサセプタ端面が、これらの第一および第二の物品端面から離間している、エアロゾル発生物品。
  11. 前記第一および第二のサセプタ端面のうちの一方または両方が、丸みのある縁部を備える、請求項1~10に記載のエアロゾル発生物品。
  12. 各々が個々の基体セクションを備える個々のエアロゾル発生物品を製造するための方法であって、前記基体セクションがサセプタ素子を有するエアロゾル形成基体を備え、前記方法が、
    A)サセプタ材料の連続バンドを提供する方法ステップと、
    B)前記サセプタ材料の連続バンドを所定のプレカット位置で部分的に切断して、サセプタ材料の部分的に切断されたバンドを製造する方法ステップと、
    C)前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドを用いて前記エアロゾル発生物品を製造する方法ステップであって、前記プレカット位置が、個々のエアロゾル発生物品を互いに分離し、方法ステップC)の間に、前記部分的に切断されたサセプタ材料のバンドが、前記所定のプレカット位置で完全に切断され、それによって個々のサセプタ素子を製造し、前記エアロゾル形成基体が、前記サセプタバンドの周りに位置付けられ、それによって、個々の部分的にプレカットされたサセプタ素子を含む連続基体セクションを製造する、製造する方法ステップと、を含む、方法。
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