JP2024517945A - メニン-mll相互作用の阻害剤 - Google Patents

メニン-mll相互作用の阻害剤 Download PDF

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JP2024517945A JP2023569958A JP2023569958A JP2024517945A JP 2024517945 A JP2024517945 A JP 2024517945A JP 2023569958 A JP2023569958 A JP 2023569958A JP 2023569958 A JP2023569958 A JP 2023569958A JP 2024517945 A JP2024517945 A JP 2024517945A
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シンダックス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
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Abstract

本開示は、メニンとMLL及びMLL融合タンパク質との相互作用に対する阻害剤である式(0)、もしくはその立体異性体、またはその薬学的に許容される塩、それを含有する医薬組成物、ならびにメニン-MLL相互作用によって媒介されるがん及び他の疾患の治療におけるそれらの使用に関する。JPEG2024517945000679.jpg59164【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年5月14日に出願された米国仮出願第63/188,704号の利益を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に援用される。
混合系統白血病(MLL)タンパク質は、ヒストンメチルトランスフェラーゼであり、急性白血病の臨床的及び生物学的に特徴的なサブセットにおいて変異が生じている。再構成された混合系統白血病(MLL-r)は、11q23染色体遺伝子座の反復転座を伴い、治療選択肢が限られたアグレッシブ型の急性白血病を引き起こす。これらの転座は、MLL遺伝子を標的とし、60を超える異なる融合タンパク質パートナーとインフレームで融合したMLLのアミノ末端を含む、がん原性融合タンパク質を生成する。多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)がん抑制遺伝子によってコードされるユビキタスに発現する核タンパク質であるメニンは、MLL融合タンパク質と親和性の高い結合相互作用を有し、がん原性MLL-r融合タンパク質の必須補助因子である。この相互作用の破壊により、in vitroとin vivoの両方でMLL-r白血病細胞の選択的な成長阻害及びアポトーシスがもたらされる。
メニン-MLL複合体は、去勢抵抗性/進行性前立腺癌に関与しており、メニン-MLL阻害剤は、in vivoで腫瘍成長を低下させることが示されている。更に、メニン-MLL阻害剤は、ヒトβ細胞増殖を増大させることが示されており、糖尿病の治療におけるメニン-MLL相互作用の阻害剤の作用を裏付けている。メニンとMLLまたはMLL融合タンパク質との相互作用は、治療的介入にとって魅力的な標的であり、白血病、他のがん及び糖尿病を含む様々な疾患及び状態の治療のために、メニン-MLL相互作用を阻害する新規薬剤が必要とされている。
更に、hERGカリウムチャネルは、心臓の正常な電気活性に不可欠である。hERG遺伝子の遺伝的変異は、QT延長症候群を引き起こし、これは、個体にとって生命を脅かす不整脈の素因となる疾患である。不整脈はまた、驚くほど多様な薬物群によるhERGチャネルの遮断によっても誘発され得る。この副作用は、前臨床安全性試験で薬物が不適合になる一般的な理由であり、低いオフターゲットhERG結合を示す化合物は、臨床上の必要性が高い医薬品設計において最も重要である。したがって、医薬品開発において、候補化合物がhERGチャネルを遮断する可能性を決定することは極めて重要であるが、この特性は、化合物の構造から容易に決定できず、近縁の化合物でもhERGチャネルを遮断する可能性は大きく異なり得る。したがって、hERGチャネルの遮断を最小限に抑える、有効な化合物を開発することが緊急に必要とされている。
一態様において、本開示は、式0の化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、W、X、Y、R、R、R、R、及びRは、本明細書に定義されるとおりである)に関する。
いくつかの態様において、本出願は、本出願の化合物または薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物に関する。
いくつかの態様において、本出願は、治療上有効な量の本出願の化合物または薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物に関する。
いくつかの態様において、本出願は、本出願の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物に関する。
いくつかの態様において、本出願は、治療上有効な量の本出願の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物に関する。
本開示は、メニンとMLLとの間の相互作用を阻害する方法であって、メニン及びMLLを、式I、Ia、II、IIa、III、もしくはIIIaの化合物、またはその立体異性体、または薬学的に許容される塩と接触させることを含む、方法を更に提供する。
本開示は、患者のがんを治療する方法であって、患者に治療上有効な量の式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、もしくはIIIaの化合物、またはその立体異性体、または薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を更に提供する。
本開示は、メニンとMLLとの間の相互作用を阻害する方法であって、メニン及びMLLを、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、またはIIIaの化合物と接触させることを含む、方法を更に提供する。
本開示は、患者のがんを治療する方法であって、患者に治療上有効な量の式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、またはIIIaの化合物を投与することを含む、方法を更に提供する。
本開示の詳細については、以下に付随する説明に記載される。本明細書に記載される方法及び材料と同様または同等の方法及び材料が本出願の実施または検証に使用され得るが、例示的な方法及び材料は、以下に記載される。矛盾が生じる場合には、定義を含め、本明細書が優先される。加えて、材料、方法、及び実施例は単なる例示であり、限定することを意図するものではない。本開示の他の特徴、目的、及び利点は、当該説明及び特許請求の範囲から明らかとなろう。本明細書及び添付の特許請求の範囲において、文脈が特に明確に指示しない限り、単数形は複数形も含む。別途の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
本出願全体で引用される全ての参考文献の内容(参考文献、発行済特許、公開済特許出願、及び同時係属中の特許出願を含む)は、その全体が参照により本明細書に明示的に援用される。本明細書で引用される参考文献は、本出願の先行技術であることを認めるものではない。
一態様において、本開示は、式0の化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
Wは、NまたはCHであり、
Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)であり、
Yは、NH、O、または結合であり、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
は、H、ハロ、C-Cアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルキル、またはN(Rであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式0aの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
Wは、NまたはCHであり、
Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)であり、
Yは、NH、O、または結合であり、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
は、H、ハロ、C-Cアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルキル、またはN(Rであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式Iの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)であり、
Yは、NH、O、または結合であり、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
は、H、ハロ、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式Iaの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)であり、
Yは、NH、O、または結合であり、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
は、H、ハロ、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式IIの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式IIaの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式IIIの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
一態様において、本開示は、式IIIaの化合物
その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)に関する。
実施形態
式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、またはIIIaのいずれかについて、適用可能な場合、以下の実施形態は、単独で、及び安定な化合物が形成される別の実施形態とともに考慮される。
いくつかの実施形態において、Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)である。いくつかの実施形態において、Xは、C=Oである。いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)(=NR)である。いくつかの実施形態において、Xは、S(=NRである。いくつかの実施形態において、Xである場合、各Rは、独立して選択され、同じであっても異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)である。いくつかの実施形態において、Xは、C=O、またはS(=O)である。いくつかの実施形態において、Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)である。いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)(=NR)、またはS(=O)である。
いくつかの実施形態において、Yは、NHである。いくつかの実施形態において、Yは、Oである。いくつかの実施形態において、Yは、結合である。いくつかの実施形態において、Yは、不在である。いくつかの実施形態において、Yが結合または不在であるということは、RがXに直接接続されることを意味する。いくつかの実施形態において、Yが結合または不在であるということは、RがXに直接接続されることを意味する。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、メチルである。いくつかの実施形態において、Rは、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、プロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、tert-ブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロパンで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロブテンで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、メトキシで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、メトキシで置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロで置換された、メチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換されたエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CHFである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ原子で置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロ原子で置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのフッ素原子によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのフッ素原子によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのフッ素原子によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CFである。いくつかの実施形態において、Rは、-CF-CFである。いくつかの実施形態において、Rは、ジフルオロエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-オキセタニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cシクロアルキルであり、ここで、シクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-シクロアルキルであり、ここで、シクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-シクロアルキルであり、ここで、シクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-シクロアルキルであり、ここで、シクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する4員、5員、または6員ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する4員または5員ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員または6員ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する4員ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-CアルキルまたはC-Cシクロアルキルであり、ここで、アルキルまたはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、またはNもしくはOからそれぞれ選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を有する4員、5員もしくは6員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキルまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロ、C-CアルコキシまたはCNによって任意選択により置換された、C-Cシクロアルキル、またはNもしくはOからそれぞれ選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を有する4員、5員もしくは6員ヘテロシクリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルケニルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキニルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルコキシである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたC-Cアルコキシである。いくつかの実施形態において、Rは、C-C12シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cシクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたC-C12シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたC-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたC-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたC-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cハロアルキルで置換されたC-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cハロアルキルで置換されたC-Cシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cハロアルキルで置換されたシクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cハロアルキルで置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CHFで置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CHFで置換されたcis-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CHFで置換されたtrans-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CFで置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CFで置換されたcis-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CFで置換されたtrans-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロで置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロで置換されたcis-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロで置換されたtrans-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、フッ素で置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、フッ素で置換されたcis-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、フッ素で置換されたtrans-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、OHで置換されたtrans-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、OHで置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、OHで置換されたcis-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-OHで置換されたtrans-シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-OHで置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-OHで置換されたcis-シクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、オキセタニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3-ヒドロキシシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3,3-ジフルオロシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(E1)-2-ヒドロキシシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(E2)-2-ヒドロキシシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(R)-テトラヒドロフラン-3-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(S)-テトラヒドロフラン-3-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、シアノメチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2-シアノエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(1r,3r)-3-フルオロシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(1s,3s)-3-フルオロシクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-C10アリールである。いくつかの実施形態において、Rは、Cアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたC-C10アリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換されたCアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、5~10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、5~7員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、5~6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、2つの窒素ヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、2つの窒素ヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される1つのヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3~9員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3~8員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3~7員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3~6員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3~5員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、4員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで任意選択により置換された、3員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで任意選択により置換された、4員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで任意選択により置換された、5員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで任意選択により置換された、6員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換された、3員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換された、4員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換された、5員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ、2つ、または3つのハロで置換された、6員ヘテロシクリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロアルキルで任意選択により置換された、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで任意選択により置換された、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CFで任意選択により置換された、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロアルキルで任意選択により置換された、2-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで任意選択により置換された、2-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CFで任意選択により置換された、2-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロアルキルで任意選択により置換された、3-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで任意選択により置換された、3-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CFで任意選択により置換された、3-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロアルキルで任意選択により置換された、テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで任意選択により置換された、テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CFで任意選択により置換された、テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロアルキルで任意選択により置換された、2-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで任意選択により置換された、2-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CFで任意選択により置換された、2-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロアルキルで任意選択により置換された、3-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで任意選択により置換された、3-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CFで任意選択により置換された、3-テトラヒドロフラニルである。いくつかの実施形態において、Rは、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、7員スピロ環式ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-オキサスピロ[3.3]ヘプタニルである。
いくつかの実施形態において、R及びRは、N、OまたはSからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する4員、5員、または6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、N、OまたはSからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、N、OまたはSからそれぞれ選択される2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、N、OまたはSからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOからそれぞれ選択される2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、1つ以上のアルキル基によって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する4員、5員、または6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOから選択される1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOからそれぞれ選択される2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOから選択される1つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、NまたはOからそれぞれ選択される2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのアルキル基によって置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、C-Cシクロアルキル、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、フェニル、N、O、もしくはSからそれぞれ選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を有する3~6員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは、C-Cアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-CシクロアルキルまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-Cシクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-アルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-アルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-アルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-アルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-アルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-アルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-シクロアルキルによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C1-アルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、C-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cシクロアルキルであり、ここで、シクロアルキルは、C-CシクロアルキルまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、Rは、NまたはOからそれぞれ選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有するC-C-ヘテロシクリルであり、ここで、ヘテロシクリルは、C-CシクロアルキルまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、1つ以上のC-Cアルキルで任意選択により置換された、モルホリノ環を形成する。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、3,5-ジメチルモルホリノ環を形成する。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換された、エチルであり、Rは、1つ以上のハロまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換された、イソ-プロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換された、イソプロピルであり、Rは、1つ以上のハロまたはC-Cアルコキシによって任意選択により置換された、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロフラニルであり、Rは、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロフラニルであり、Rは、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルであり、Rは、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルであり、Rは、エチルである。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、メチルモルホリノ環を形成する。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン環を形成する。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、(3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン環を形成する。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、(3R,5S)-3,5-ジメチルモルホリン環を形成する。いくつかの実施形態において、R及びRは、一緒になって、(3S,5S)-3,5-ジメチルモルホリン環を形成する。
いくつかの実施形態において、Rは、メチルである。いくつかの実施形態では、Rは、エチルである。いくつかの実施形態では、Rは、プロピルである。いくつかの実施形態では、Rは、イソプロピルである。いくつかの実施形態では、Rは、ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、tert-ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロパンで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロブテンで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CH-O-OHである。いくつかの実施形態において、Rは、メトキシで置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CHFである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのフッ素によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのフッ素によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのフッ素によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CFである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、プロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、プロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのフッ素によって置換されたプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのフッ素によって置換されたプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのフッ素によって置換されたプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのフッ素によって置換されたイソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのフッ素によって置換されたイソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのフッ素によって置換されたイソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-オキセタニルまたは3-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロフナニルである。
いくつかの実施形態において、R及びRは、同じである。いくつかの実施形態において、R及びRは、異なる。
いくつかの実施形態において、Rは、メチルである。いくつかの実施形態において、Rは、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、プロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、イソプロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、tert-ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロパンで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロブテンで置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、CH-O-OHである。いくつかの実施形態において、Rは、メトキシで置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CHFである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つのフッ素によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、2つのフッ素によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、3つのフッ素によって置換されたエチルである。いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CFである。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、ジアルキルアミノである。いくつかの実施形態において、Rは、ジメチルアミノである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-C-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-メチルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-プロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-i-プロピルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-i-ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-sec-ブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、NH-t-ブチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、4員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、4員N-複素環である。いくつかの実施形態において、Rは、アゼタンである。いくつかの実施形態において、Rは、N-アゼタンである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルで任意選択により置換された、5員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルで任意選択により置換された、6員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態において、Rは、モルホリニルである。いくつかの実施形態において、Rは、N-モルホリニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-オキサスピロ[3.3]ヘプタニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルで任意選択により置換された、5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルで任意選択により置換された、6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、メチルで任意選択により置換された、5員複素環である。いくつかの実施形態において、Rは、メチルで任意選択により置換された、6員複素環である。
いくつかの実施形態において、Rは、メチルで任意選択により置換された、5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、メチルで任意選択により置換された、6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルで任意選択により置換された、ジアゾリルある。いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルで任意選択により置換された、ピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のメチルで任意選択により置換された、ジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、1つ以上のC-Cアルキルで任意選択により置換された、ジアゾリルある。いくつかの実施形態において、Rは、メチル及びエチルで任意選択により置換された、ジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、複素環式N-C-Cアルキルで任意選択により置換された、ジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、複素環式N-C-Cアルキルで任意選択により置換された、ジアゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、5~10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、5~7員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、5~6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される2つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される2つのヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、2つの窒素ヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、2つの窒素ヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、N、O、及びSから選択される1つのヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、メチルで任意選択により置換された、ジアゾイル環である。いくつかの実施形態において、Rは、メチルで任意選択により置換された、ピラゾリル環である。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで置換された、ジアゾイル環である。いくつかの実施形態において、Rは、-CHFで置換された、ピラゾリル環である。いくつかの実施形態において、Rは、N-メチルで置換された、ピラゾリル環である。いくつかの実施形態において、Rは、N-メチルで置換された、ジアゾイル環である。いくつかの実施形態において、Rは、N-CHFで置換された、ピラゾリル環である。いくつかの実施形態において、Rは、N-CHFで置換された、ジアゾイル環である。いくつかの実施形態において、Rは、1-メチル-1H-ピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3位で接続された、1-メチル-1H-ピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、4位で接続された、1-メチル-1H-ピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、5位で接続された1-メチル-1H-ピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタンである。いくつかの実施形態において、Rは、アザスピロ[3.3]ヘプタンである。いくつかの実施形態において、Rは、環中に酸素ヘテロ原子を有するアザスピロ[3.3]ヘプタンである。
いくつかの実施形態において、Rは、シクロブチルである。いくつかの実施形態において、Rは、オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-オキセタニルまたは3-オキセタニルである。いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロフナニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、アリールであり、ここで、アリールは、任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、フェニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1-メチル-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、チアゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2-メチルチアゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、モルホリニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロ-2H-ピラニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、アゼチジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3,3-ジフルオロアゼチジイルである。
いくつかの実施形態において、Rは、オキサゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2-メチルオキサゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3-メチルオキサゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、4-メチルオキサゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、4-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1-シクロプロピル-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N-イソプロピル-N-メチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1,5-ジメチル-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1-エチル-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(R)-2-メチルピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(S)-2-メトキシピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(R)-2-メトキシピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(S)-2-メチルピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(R)-3-メチルピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(S)-3-メチルピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(R)-3-メトキシピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(S)-3-メトキシピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(R)-2-(メトキシメチル)ピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3-(ベンジルオキシ)アゼチジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3-ヒドロキシアゼチジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルで任意選択により置換された、ジアゾイル環である。いくつかの実施形態において、Rは、シクロプロピルで任意選択により置換された、ピラゾリル環である。
いくつかの実施形態において、Rは、チアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、任意選択により置換されたチアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、メチル基で任意選択により置換されたチアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-メチル基で任意選択により置換されたチアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、トリルである。いくつかの実施形態において、Rは、オルト-トリルである。いくつかの実施形態において、Rは、メタ-トリルである。いくつかの実施形態において、Rは、パラ-トリルである。いくつかの実施形態において、Rは、メチルによって任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロによって任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、クロロによって任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、2-クロロによって任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、3-クロロによって任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、4-クロロによって任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ピリジルである。いくつかの実施形態において、Rは、オルト-ピリジルである。いくつかの実施形態において、Rは、メタ-ピリジルである。いくつかの実施形態において、Rは、パラ-ピリジルである。いくつかの実施形態において、Rは、アニソリルである。いくつかの実施形態において、Rは、オルト-アニソリルである。いくつかの実施形態において、Rは、メタ-アニソリルである。いくつかの実施形態において、Rは、パラ-アニソリルである。
いくつかの実施形態において、Rは、-CDH-CDである。いくつかの実施形態において、Rは、-CD-CHDである。いくつかの実施形態において、Rは、-CH-CDである。いくつかの実施形態において、Rは、-CD-CHである。いくつかの実施形態において、Rは、-CD-CDである。いくつかの実施形態において、Rは、-CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、H、ハロ、またはC-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、Hである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロである。いくつかの実施形態において、Rは、フッ素である。いくつかの実施形態において、Rは、CHである。いくつかの実施形態において、Rは、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、プロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、HまたはC-Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、Hである。いくつかの実施形態において、Rは、CHである。いくつかの実施形態において、Rは、エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、プロピルである。
いくつかの実施形態において、Xは、不在である。
いくつかの実施形態において、Yは、不在である。
いくつかの実施形態において、X及びYは、両方とも不在である。
いくつかの実施形態において、X及びYは、両方とも不在であり、Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキルであり、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1、2または3つのハロゲンで任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、またはプロピルであり、Rは、メチル、エチル、またはプロピルであり、ここで、メチル、エチル、またはプロピルは、1、2または3つのハロゲンで任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、C1-3アルキルであり、Rは、C1-3アルキルであり、ここで、アルキルは、2つまたは3つのフッ素で任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキルであり、Rは、2つまたは3つのフッ素で任意選択により置換されたエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、イソプロピルであり、Rは、2つまたは3つのフッ素で任意選択により置換されたエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、イソプロピルであり、Rは、2つまたは3つのフッ素で置換されたエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、イソプロピルであり、Rは、2つのフッ素で置換されたエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、イソプロピルであり、Rは、3つのフッ素で置換されたエチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、H、C-Cアルキル、5~6員ヘテロアリール、3~6員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリールであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル、またはC-Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Yは、NH、または結合であり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、H、C-Cアルキル、5~6員ヘテロアリール、3~6員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリールであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Xは、C=O、またはS(=O)であり、Yは、NH、または結合であり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、H、C-Cアルキル、5~6員ヘテロアリール、3~6員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリールであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Wは、CHであり、Xは、C=O、またはS(=O)であり、Yは、NH、または結合であり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、H、C-Cアルキル、5~6員ヘテロアリール、3~6員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Wは、CHであり、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Wは、CHであり、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのC-Cアルキル、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリールであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Wは、CHであり、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-C12シクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、Wは、CHであり、Xは、S(=O)であり、Yは、NHであり、Rは、C-Cアルキル、またはC-Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、またはシクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、C-Cハロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、Rは、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、R及びRは、任意選択により、6員ヘテロシクリルを形成し、ここで、ヘテロシクリルは、2つのメチル基、またはハロで任意選択により置換され、Rは、C-Cアルキル、5員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、またはC-Cアルキルで任意選択により置換され、Rは、Hであり、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、式IIIまたはIIIaで表され、式中、Rは、C-Cアルキルであり、ここで、アルキルは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで任意選択により置換され、Rは、イソプロピルであり、Rは、1つ以上の重水素で任意選択により置換された、C-Cアルキル、または1つ以上のメチルで任意選択により置換された、C-Cヘテロアリールであり、ここで、メチルは、1つ以上のフッ素で任意選択により置換される。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはC-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはC-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはC-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはC-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはCアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはCアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、独立して、HまたはCアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、Hである。
いくつかの実施形態において、各Rは、C-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、C-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、C-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、各Rは、Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、1つのハロ、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロ、または3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、3つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、2つのハロで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、C-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、Cアルキルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、Cアルキルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、C-Cアルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、Cアルキルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、Cアルキルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル、N(Rであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、CD-CDである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、C-Cアルキル N(Rであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、C-Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、N(Rで置換された、Cアルキルであり、Rは、イソプロピルであり、Rは、エチルである。
いくつかの実施形態において、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、またはIIIaの化合物は、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2R,5S)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミドではない。
いくつかの実施形態において、化合物は、本明細書に記載される実施形態のいずれかと組み合わせた式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、またはIIIaで表される。
任意の変数について上に記載される群はいずれも、該当する場合、本明細書に記載される式のいずれかについて上に記載される他の群のいずれかと組み合わせることができる。
本開示の代表的な化合物は、以下の表に示される。
いくつかの実施形態において、本明細書の任意の実施形態に従う化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、メニンとMLLの結合に対して阻害活性を呈する。いくつかの実施形態において、本明細書の任意の実施形態に従う化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、メニンとMLLの結合に対して阻害活性を呈する。いくつかの実施形態において、本明細書の任意の実施形態に従う化合物、例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、メニンとMLLの結合に対して阻害活性を呈し、これは、メニン及びMLLが関与する1つ以上の疾患の治療及び/または予防に有用である。いくつかの実施形態において、本明細書の任意の実施形態に従う化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、低いhERG結合を呈する。いくつかの実施形態において、本明細書の任意の実施形態に従う化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、メニン及びMLLが関与する1つ以上の疾患の治療に有用であり、hERG結合を最小限にする。いかなる理論にも拘束されるものではないが、QT延長の主な原因の1つは、心筋細胞におけるhERGカリウムチャネルの遮断であると考えられている。いくつかの実施形態において、本開示の化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、hERGカリウムチャネルを有意に遮断しない。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、標準的なパッチクランプhERGアッセイによって測定したとき、hERGカリウムチャネルを有意に遮断しない(例えば、1μM、5μM、10μM、15μM、20μM、25μM、30μM、35μM、40μM、または50μMを上回るIC50)。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、hERGカリウムチャネルを有意に遮断しない(例えば、1μM、5μM、10μM、15μM、20μM、25μM、30μM、35μM、40μM、または50μMを上回るIC50)。
いくつかの実施形態において、いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、本開示は、ピラン置換を含むメニン-MLL相互作用阻害剤(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)に関し、ここで、ピラン置換は、hERG阻害を減少させることが見出されている。
いくつかの実施形態において、いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、本開示は、代謝に耐性があるメニン-MLL相互作用阻害剤(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)に関する。いくつかの実施形態において、いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、本開示は、代謝に耐性があるメニン-MLL相互作用阻害剤(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)に関し、ここで、代謝産物は、hERGカリウムチャネルの阻害剤である。いくつかの実施形態において、いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、本開示は、代謝に耐性があるメニン-MLL相互作用阻害剤(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)に関し、ここで、代謝は、阻害剤のバイオアベイラビリティを低下させる。いくつかの実施形態において、いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、本開示は、代謝に耐性があるメニン-MLL相互作用阻害剤(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)に関し、ここで、代謝は、阻害剤のバイオアベイラビリティを低下させ、対応する代謝産物は、hERGカリウムチャネルの結合に、より有効である(例えば、IC50など)。
別の態様は、本明細書で記述される式のいずれかの同位体標識化合物である。そのような化合物は、化合物に組み込まれた放射性であってもなくてもよい1つ以上の同位体原子(例えば、H、H、14C、13C、18F、35S、32P、125I、及び131I)を有する。そのような化合物は、薬物代謝研究及び診断ならびに治療応用に有用である。いくつかの実施形態において、化合物は、表Iに記載される化合物のいずれか1つまたはその薬学的に許容される塩の同位体誘導体である。
重水素標識化合物は、重水素の天然存在度である0.015%よりも実質的に大きい重水素存在度を有する重水素原子を含むことが理解される。
いくつかの実施形態において、重水素標識化合物は、各重水素原子について、少なくとも3500(各重水素原子で52.5%の重水素の組み込み)、少なくとも4000(60%の重水素の組み込み)、少なくとも4500(67.5%の重水素の組み込み)、少なくとも5000(75%の重水素)、少なくとも5500(82.5%の重水素の組み込み)、少なくとも6000(90%の重水素の組み込み)、少なくとも6333.3(95%の重水素の組み込み)、少なくとも6466.7(97%の重水素の組み込み)、少なくとも6600(99%の重水素の組み込み)、または少なくとも6633.3(99.5%の重水素の組み込み)の重水素濃縮係数を有する。本明細書で使用される場合、「重水素濃縮係数」という用語は、重水素の存在度と重水素の天然存在度との比を意味する。
重水素標識化合物は、当該技術分野で認識されている様々な技術のいずれかを使用して調製することができることが理解される。例えば、重水素標識化合物は、一般に、非重水素標識試薬を重水素標識試薬に置き換えて、本明細書に記載されるスキーム及び/または実施例に開示される手順を実施することによって、調製することができる。
前述の重水素原子(複数可)を含有する本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、本開示の範囲内である。更に、重水素(すなわち、2H)による置換は、代謝安定性が上がることから得られる特定の治療上の利点、例えば、in vivo半減期の増加または必要とされる投薬量の減少をもたらし得る。
誤解を避けるために記すと、本明細書において、ある基が「本明細書に記載される」によって修飾される場合、当該基は、最初に出現する最も広範な定義だけでなく、当該基の特定の定義のそれぞれ及び全てを包含することを理解されたい。
効力は、IC50値によって決定することもできる。IC50値が低い化合物は、実質的に類似の条件下で決定される場合、IC50値の高い化合物と比べて、効力が高い。
本出願の化合物は、本明細書において、その化学構造及び/または化学名によって定義される。化合物が化学構造と化学名の両方で言及され、化学構造と化学名が矛盾する場合、化学構造が化合物の識別を決定する。
別の態様において、本出願は、本明細書で開示される化合物を合成する方法を提供する。本出願の化合物の合成は、本明細書及び以下の実施例に見出すことができる。他の実施形態は、本明細書に記述される反応のいずれか1つまたは組み合わせを使用して、本明細書の式のいずれかの化合物を製造する方法である。方法は、本明細書に記述される1つ以上の中間体または化学試薬の使用を含み得る。
本開示の特定の特徴は、明確を期すために、別個の実施形態の文脈で記載されるが、1つの実施形態で組み合わせて提供され得ることも認識されたい。逆に、本開示の様々な特徴は、簡潔にするために、1つの実施形態の文脈で記載されるが、これもまた、別個にまたは任意の好適な部分的組み合わせで提供することもできる。
本明細書の様々な箇所において、本開示の化合物の置換基は、群または範囲で開示される。本開示は、そのような群及び範囲の要素のあらゆる個々の部分的組み合わせを含むことが具体的に意図される。例えば、「C1-6アルキル」という用語は、メチル、エチル、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、及びCアルキルを個々に開示することを特に意図している。
本明細書の様々な箇所で、様々なシクロアルキル環及びヘテロシクリル環が記載される。特に明記されない限り、これらの環は、原子価が許す限り、任意の環員で分子の残りの部分に結合することができる。例えば、「ピリジン環」または「ピリジニル」という用語は、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イル、またはピリジン-4-イルの環を指し得る。
変数が2回以上出現する本開示の化合物について、各変数は、変数を定義する群から独立して選択される異なる部分であり得る。例えば、同じ化合物上に同時に存在する2つのR基を有する構造が記載されている場合、その2つのR基は、Rについて定義される群から独立して選択される異なる部位を表し得る。
本明細書で使用される場合、「アルキル」、「C、C、C、C、CまたはCアルキル」または「C-Cアルキル」は、C、C、C、C、CまたはC直鎖(線状)飽和脂肪族炭化水素基及びC、C、CまたはC分枝鎖飽和脂肪族炭化水素基を含むことが意図される。例えば、C-Cアルキルは、C、C、C、C、C及びCアルキル基を含むことが意図される。アルキルの例としては、1~6個の炭素原子を有する部分、例えば、限定するものではないが、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、i-ペンチルまたはn-ヘキシルが挙げられる。いくつかの実施形態において、直鎖または分枝鎖のアルキルは、6個以下の炭素原子(例えば、直鎖の場合はC-C、分枝鎖の場合はC-C)を有し、別の実施形態において、直鎖または分枝鎖のアルキルは、4個以下の炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「任意選択により置換されたアルキル」という用語は、非置換アルキルまたは炭化水素骨格の1つ以上の炭素上の1つ以上の水素原子を置き換える指定置換基を有するアルキルを指す。そのような置換基には、例えば、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボン酸、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、リン酸、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ及びアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル及びウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボン酸、硫酸、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族もしくは複素環式芳香族部分を挙げることができる。
本明細書で使用される場合、「アルコキシ」または「アルコキシル」という用語は、酸素原子に共有結合的に連結された置換及び非置換のアルキル基、アルケニル基及びアルキニル基を含む。アルコキシ基またはアルコキシルラジカルの例としては、メトキシ基、エトキシ基、イソプロピルオキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基及びペントキシ基が挙げられるが、これらに限定されない。置換アルコキシ基の例としては、ハロゲン化アルコキシ基が挙げられる。アルコキシ基は、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボン酸、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、リン酸、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ及びアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル及びウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボン酸、硫酸、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族もしくは複素環式芳香族部分などの基で置換することができる。ハロゲン置換されたアルコキシ基の例としては、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ及びトリクロロメトキシが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「アミノ」という用語は、式-NHの基を指す。いくつかの実施形態において、アミンは、1つ以上の基、例えば、-N-(C-Cアルキル)によって置換することができる。いくつかの実施形態において、2つの基がアミンに結合している場合、それらは同じであっても異なっていてもよい。各基は、互いに独立して選択され、それぞれ独立して任意選択により置換され得る。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「Ci-jハロアルコキシ」は、i~j個の炭素原子を有する式-O-ハロアルキルの基を指す。ハロアルコキシ基の例は、OCFである。更なるハロアルコキシ基の例は、OCHFである。いくつかの実施形態において、ハロアルコキシ基は、フッ素化されているのみである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1~6個または1~4個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、ハロアルコキシ基は、C1-4ハロアルコキシである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、F、Cl、IまたはBrから選択されるハロゲン原子を指す。いくつかの実施形態において、「ハロ」は、F、Cl、またはBrから選択されるハロゲン原子を指す。いくつかの実施形態において、ハロ置換基は、Fである。
「ハロアルキル」または「ハロアルコキシル」という用語は、1つ以上のハロゲン原子で置換されたアルキルまたはアルコキシルを指す。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、フッ素化される。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、フッ素化されているのみである。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、トリフルオロメチルである。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、2,2,2-トリフルオロエチルである。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、2,2-ジフルオロエチルである。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、1~6個または1~4個の炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、上記アルキルと長さ及び可能な置換は類似であるが、少なくとも1つの二重結合を含有する不飽和脂肪族基を含む。例えば、「アルケニル」という用語は、直鎖アルケニル基(例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル)、及び分枝アルケニル基を含む。ある特定の実施形態において、直鎖または分枝鎖アルケニル基は、その骨格中に6個以下の炭素原子を有する(例えば、直鎖の場合はC-C、分枝鎖の場合はC-C)。「C-C」という用語は、2~6個の炭素原子を含有するアルケニル基を含む。「C-C」という用語は、3~6個の炭素原子を含有するアルケニル基を含む。
本明細書で使用される場合、「任意選択により置換されたアルケニル」という用語は、非置換アルケニルまたは1つ以上の炭化水素骨格の炭素原子上の1つ以上の水素原子を置き換える指定置換基を有するアルケニルを指す。そのような置換基には、例えば、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボン酸、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、リン酸、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ及びアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル及びウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボン酸、硫酸、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族もしくは複素環式芳香族部分を挙げることができる。
本明細書で使用される場合、「アルキニル」という用語は、上記アルキルと長さ及び可能な置換は類似であるが、少なくとも1つの三重結合を含有する不飽和脂肪族基を含む。例えば、「アルキニル」は、直鎖アルキニル基(例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニル、デシニル)、及び分枝アルキニル基を含む。ある特定の実施形態において、直鎖または分枝鎖アルキニル基は、その骨格中に6個以下の炭素原子を有する(例えば、直鎖の場合はC-C、分枝鎖の場合はC-C)。「C-C」という用語は、2~6個の炭素原子を含有するアルキニル基を含む。「C-C」という用語は、3~6個の炭素原子を含有するアルキニル基を含む。本明細書で使用される場合、「C-Cアルケニレンリンカー」または「C-Cアルキニレンリンカー」は、C、C、C、CまたはC鎖(線状または分枝状)の二価の不飽和脂肪族炭化水素基を含むことが意図される。例えば、C-Cアルケニレンリンカーは、C、C、C、C及びCアルケニレンリンカー基を含むことが意図される。
本明細書で使用される場合、「任意選択により置換されたアルキニル」という用語は、非置換アルキニルまたは1つ以上の炭化水素骨格の炭素原子上の1つ以上の水素原子を置き換える指定置換基を有するアルキニルを指す。そのような置換基には、例えば、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボン酸、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、リン酸、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ及びアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル及びウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボン酸、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族もしくは複素環式芳香族部分を挙げることができる。
他の任意選択により置換された部分(任意選択により置換されたシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールなど)は、非置換部分及び指定置換基のうちの1つ以上を有する部分の両方を含む。例えば、置換されたヘテロシクロアルキルは、2,2,6,6-テトラメチル-ピペリジニル及びcなどの1つ以上のアルキル基で置換されたものを含む。
本明細書で使用される場合、「シクロアルキル」という用語は、3~30個の炭素原子(例えば、C3-C12、C3-C10、またはC3-C8)を有する飽和または部分不飽和の炭化水素単環式または多環式(例えば、縮合環、架橋環、またはスピロ環)系を指す。シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニル、及びアダマンチルが挙げられるが、これらに限定されない。多環式シクロアルキルの場合、シクロアルキルの環の1つだけが非芳香族である必要がある。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、環構造の一部として、1つ以上のアルケニレン基を任意選択により含有してもよい。シクロアルキル基は、単環式または多環式環系を含み得る。多環式環系は、縮合環系及びスピロ環を含み得る。また、シクロアルキルの定義には、シクロアルキル環に縮合された(すなわち、結合を共有する)1つ以上の芳香環を有する部分、例えば、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサンなどのベンゾまたはピリド誘導体も含まれる。縮合芳香族(例えば、アリールまたはヘテロアリール)部分を含むヘテロシクリル基は、芳香族または非芳香族部分のいずれかの原子を介して分子に結合され得る。シクロアルキル基の1つ以上の環形成炭素原子は、酸化されてカルボニル連結を形成することができる。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、C3-10シクロアルキル、C3-7シクロアルキル、またはC5-6シクロアルキルである。例示的なシクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル、ノルピニル、ノルカルニルなどが挙げられる。更なる例示的なシクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルが挙げられる。シクロアルキル基が縮合アリールまたはヘテロアリール部分を有する追加のシクロアルキル基の例としては、テトラヒドロナフタレン-2-イル、2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル;2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-カルバゾール-7-イル;2,6,7,8-テトラヒドロベンゾ[cd]インダゾール-4-イル、及び5,6,7,8,9,10-ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]インドール-3-イルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「アリール」という用語は、単環式または多環式(例えば、2、3または4個の縮合環を有する)芳香族炭化水素、限定するものではないが、フェニル、1-ナフチル、2-ナフチル、アントラセニル、フェナントレニルなどを指す。いくつかの実施形態において、アリールは、C6-10アリールである。いくつかの実施形態において、アリールは、C6-14アリールである。いくつかの実施形態において、アリール基は、ナフタレン環またはフェニル環である。いくつかの実施形態において、アリール基は、フェニルである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「ヘテロアリール」という用語は、窒素、硫黄及び酸素から選択される1つ以上のヘテロ原子環員を有する、単環式または多環式(例えば、2、3または4個の縮合環を有する)芳香族複素環式部分を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、1、2、または3個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、1個または2個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、1個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、5~10員または5~6員である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、5員である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、6員である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、9員または10員二環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは、9員二環式である。ヘテロアリール基が2つ以上のヘテロ原子環員を含有する場合、そのヘテロ原子は、同じであっても異なっていてもよい。ヘテロアリール基の環(複数可)中の窒素原子は、酸化されてN-オキシドを形成してもよい。ヘテロアリール基の例としては、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、ピラゾリル、アゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1、2-b]チアゾリル、プリニル、トリアジニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、9H-カルバゾール-2-イル、1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル、1H-インドール-6-イル、1H-インダゾール-6-イル、2H-インダゾール-4-イル、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-6-イル、ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル、キノリン-6-イル、またはベンゾ[d]チアゾール-2-イルである。
更に、「アリール」及び「ヘテロアリール」という用語は、多環式のアリール基及びヘテロアリール基、例えば、三環式、二環式、例えば、ナフタレン、ベンゾオキサゾール、ベンゾジオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、キノリン、イソキノリン、ナフチリジン、インドール、ベンゾフラン、プリン、デアザプリン、インドリジンを含む。
シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリール環は、1つ以上の環位置(例えば、環形成炭素またはNなどのヘテロ原子)で、上に記載される置換基、例えば、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボン酸、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アラルキルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、リン酸、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ及びアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル及びウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボン酸、硫酸、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族もしくは複素環式芳香族部分で置換され得る。アリール基及びヘテロアリール基は、多環系を形成するように、芳香族ではない脂環式または複素環と縮合または架橋してもよい(例えば、テトラリン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルなどのメチレンジオキシフェニル)。
本明細書で使用される場合、「任意選択により置換された」という文言は、非置換または置換を意味する。本明細書で使用される場合、「置換された」という用語は、指定された原子の通常の原子価を超えず、置換により安定した化合物が得られることを条件として、指定された原子上の任意の1つ以上の水素原子が、指定される基から選択されるもので置き換えられることを意味する。置換基がオキソまたはケト(すなわち、=O)である場合、原子上の2つの水素原子が置き換えられる。ケト置換基は、芳香族部分上に存在しない。環二重結合は、本明細書で使用される場合、隣接する2つの環原子の間で形成される二重結合である(例えば、C=C、C=NまたはN=N)。「安定した化合物」及び「安定した構造」とは、反応混合物から有用な純度まで単離し、有効な治療剤に製剤化するのに十分な堅牢性を有する化合物を指すことを意味する。
置換基への結合が環中の2つの原子を接続する結合を横切るように示されている場合、そのような置換基は、環中の任意の原子に結合され得る。ある置換基が、所与の式の化合物の残りの部分に結合される原子を示すことなく列挙されている場合、かかる置換基は、かかる式中の任意の原子を介して結合され得る。置換基及び/または変数の組み合わせは、そのような組み合わせが安定した化合物をもたらす場合にのみ許容される。
化合物の任意の構成要素または式中に任意の変数(例えば、R)が2回以上出現する場合、各出現におけるその定義は、他の出現におけるその定義から独立している。したがって、例えば、ある基が0~2個のR部分で置換されることが示される場合、その基は、2個までのR部分で任意選択により置換され得、各出現におけるRは、Rの定義から独立して選択される。また、置換基及び/または変数の組み合わせは、そのような組み合わせが安定した化合物をもたらす場合にのみ許容される。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「ヘテロシクリル」という用語は、非芳香族複素環式環系を指し、環構造の一部として1つ以上の不飽和を任意選択により含有してもよく、窒素、硫黄及び酸素から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、1、2、または3個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、1個または2個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、1個のヘテロ原子環員を有する。ヘテロシクリル基が環中に2つ以上のヘテロ原子を含有する場合、そのヘテロ原子は、同じであっても異なっていてもよい。環形成員の例としては、CH、CH、C(O)、N、NH、O、S、S(O)、及びS(=O)が挙げられる。ヘテロシクリル基は、単環式または多環式(例えば、2、3または4個の縮合環を有する)環系を含み得る。多環式環は、縮合系及びスピロ環の両方を含み得る。また、ヘテロシクリルの定義には、非芳香族環に縮合された1つ以上の芳香環(すなわち、結合を共有する)を有する部分、例えば、1,2,3,4-テトラヒドロ-キノリン、ジヒドロベンゾフランなども含まれる。縮合芳香族部分を含むヘテロシクリル基は、芳香族または非芳香族部分のいずれかの原子を介して分子に結合され得る。ヘテロシクリル基の環(複数可)中の炭素原子またはヘテロ原子は、酸化されてカルボニル基、スルフィニル基、もしくはスルホニル基(または他の酸化された連結)を形成することができ、または窒素原子は、四級化され得る。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリルは、5~10員、4~10員、4~7員、5員、または6員である。ヘテロシクリル基の例としては、1,2,3,4-テトラヒドロ-キノリニル、ジヒドロベンゾフラニル、アゼチジニル、アゼパニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、及びピラニルが挙げられる。1つ以上の縮合芳香族基(例えば、アリールまたはヘテロアリール)を含むヘテロシクリル基の例としては、N-(2’-オキソスピロ[シクロヘキサン-1,3’-インドリン]-6’-イル;1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-6-イル;2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル;1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3’-インドリン]-6’-イル;2,3-ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール-5-イル;1,2-ジヒドロキノリン-7-イル;インドリン-6-イル;スピロ[シクロペンタン-1,3’-インドリン]-6’-イル;スピロ[シクロヘキサン-1,3’-インドリン]-6’-イル;クロマン-6-イル;3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル;及びベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「異性」という用語は、同一の分子式を有するが、原子の結合順序または原子の空間配置が異なる化合物を意味する。原子の空間配置が異なる異性体は、「立体異性体」と称される。互いに鏡像ではない立体異性体は、「ジアステレオ異性体」と称され、互いに重ね合わすことができない鏡像である立体異性体は、「エナンチオマー」または場合により光学異性体と称される。反対のキラリティを持つ個々のエナンチオマー形態を等量含有する混合物は、「ラセミ混合物」と称される。
本明細書で使用される場合、「キラル中心」という用語は、同一ではない4つの置換基に結合された炭素原子を指す。
本明細書で使用される場合、「キラル異性体」という用語は、少なくとも1つのキラル中心を持つ化合物を意味する。2つ以上のキラル中心を持つ化合物は、個々のジアステレオマーまたは「ジアステレオマー混合物」と称されるジアステレオマーの混合物のいずれかとして存在し得る。1つのキラル中心が存在する場合、立体異性体は、そのキラル中心の絶対配置(RまたはS)によって特徴付けることができる。絶対配置は、キラル中心に結合している置換基の空間配置を指す。考慮されるキラル中心に結合している置換基は、Sequence Rule of Cahn,Ingold and Prelog.(Cahn et al.,Angew.Chem.Inter.Edit.1966,5,385;errata 511;Cahn et al.,Angew.Chem.1966,78,413;Cahn and Ingold,J.Chem.Soc.1951(London),612;Cahn et al.,Experientia 1956,12,81;Cahn,J.Chem.Educ.1964,41,116)に従ってランク付けされる。
本明細書で使用される場合、「幾何異性体」という用語は、二重結合またはシクロアルキルリンカー(例えば、1,3-シクロブチル)で回転が妨げられることで存在するジアステレオマーを意味する。これらの構造は、シス及びトランス、またはZ及びEの接頭辞による名称で区別され、これは、Cahn-Ingold-Prelog規則に従って、基が分子内の二重結合の同じ側または反対側にあることを示す。
本開示の化合物は、異なるキラル異性体または幾何異性体として図示され得ることを理解されたい。また、化合物がキラル異性体または幾何異性体の形態を有する場合、全ての異性体形態が本開示の範囲内に含まれることが意図され、化合物の名称はいかなる異性体形態を排除するものではないことが理解され、全ての異性体が同じ活性レベルを有するわけではないことが理解される。
本開示で考察される構造及び他の化合物は、その全てのアトロプ異性体を含むことを理解されたい。全てのアトロプ異性体が同じ活性レベルを有するわけではないことも理解される。
本明細書で使用される場合、「アトロプ異性体」という用語は、2つの異性体の原子が空間的に異なって配置されている立体異性体の一種である。アトロプ異性体の存在は、大きな基の回転が中心結合のまわりで妨げられることによって生じる回転の束縛に起因する。そのようなアトロプ異性体は、典型的に、混合物として存在するが、最近のクロマトグラフィー技術の進歩により、場合により、2つのアトロプ異性体の混合物を分離することが可能になった。
本明細書で使用される場合、「互変異性体」という用語は、平衡状態で存在し、ある異性体形態が別の異性体形態へと容易に変換される2つ以上の構造異性体のうちの1つである。この変換により、隣接する共役二重結合の入れ替わりを伴う水素原子の形式的な移動が生じる。互変異性体は、溶液中で互変異性体の集合の混合物として存在する。互変異性体化が可能な溶液中では、互変異性体の化学平衡が達成される。互変異性体の正確な比率は、温度、溶媒、pHを含むいくつかの因子に依存する。互変異性体化によって相互変換可能な互変異性体の概念は、互変異性と呼ばれる。考えられる様々な種類の互変異性のなかで、一般的に観察されるのは2つである。ケト-エノール互変異性の場合、電子と水素原子の移動が同時に生じる。環鎖互変異性は糖鎖分子中のアルデヒド基(-CHO)が同じ分子中のヒドロキシ基(-OH)のうちの1つと反応し、グルコースによって示されるような環状(環形状)を与える結果として生じる。
本開示の化合物は、異なる互変異性体として図示され得ることを理解されたい。また、化合物が互変異性体の形態を有する場合、全ての互変異性体の形態が本開示の範囲内に含まれることが意図され、化合物の名称はいかなる互変異性体の形態を排除するものではないことを理解されたい。特定の互変異性体は、他の互変異性体よりも高い活性レベルを有し得ることが理解されよう。
同じ分子式を有するが、原子の結合の性質もしくは順序が異なるか、または原子の空間配列が異なる化合物は、「異性体」と称される。原子の空間配置が異なる異性体は、「立体異性体」と称される。互いに鏡像ではない立体異性体は、「ジアステレオマー」と称され、互いに重ね合わすことができない鏡像である立体異性体は、「エナンチオマー」と称される。化合物が不斉中心を有する場合、例えば、4つの異なる基に結合している場合、一対のエナンチオマーが可能である。エナンチオマーは、その不斉中心の絶対配置によって特徴付けることができ、Cahn及びPrelogのRS順位則によって、または分子が偏光面を回転させる様式により、右旋性もしくは左旋性(すなわち、それぞれ(+)または(-)異性体)と表されることによって記述される。キラル化合物は、いずれかの個々のエナンチオマーまたはその混合物として存在することができる。エナンチオマーを等しい割合で含有する混合物は、「ラセミ混合物」と呼ばれる。本明細書に記載される化合物は、不斉であり得る(例えば、1つ以上の立体中心を有する)。特に指定のない限り、エナンチオマー及びジアステレオ異性体などの全ての立体異性体が意図される。化合物の名称または構造が立体中心の立体化学について言及していない場合、立体中心における全ての可能な配置が意図される。不斉置換された炭素原子を含有する本開示の化合物は、光学活性形態またはラセミ形態で単離することができる。光学的に不活性な出発物質から光学活性形態を調製する方法は、ラセミ混合物の分割または立体選択的合成によるものなど、当該技術分野において知られている。オレフィン、C=N二重結合などの幾何異性体もまた本明細書に記載される化合物に存在し得、そのような安定した異性体は全て本開示で企図される。本開示の化合物のシス及びトランス幾何異性体が記載されており、これらは、異性体の混合物または別個の異性体形態として単離することができる。
本開示の化合物がキラル中心を含有する場合、化合物は、可能な立体異性体のいずれかであり得る。1つのキラル中心を持つ化合物において、キラル中心の立体化学は、(R)または(S)であり得る。2つのキラル中心を持つ化合物において、キラル中心の立体化学は、それぞれ独立して(R)または(S)であり得、そのため、キラル中心の構造は、(R)及び(R)、(R)及び(S)、(S)及び(R)、または(S)及び(S)であり得る。3つのキラル中心を持つ化合物において、3つのキラル中心のそれぞれの立体化学は、それぞれ独立して(R)または(S)であり得、そのため、キラル中心の構造は、(R)、(R)及び(R);(R)、(R)及び(S);(R)、(S)及び(R);(R)、(S)及び(S);(S)、(R)及び(R);(S)、(R)及び(S);(S)、(S)及び(R);または(S)、(S)及び(S)であり得る。
化合物のラセミ混合物の分割は、当該技術分野において知られている多数の方法のいずれかによって実施することができる。方法の一例には、光学的に活性な塩形成有機酸であるキラル分割酸を使用する分別再結晶が挙げられる。分別再結晶法に好適な分割剤は、例えば、光学的に活性な酸、例えば、D形態及びL形態の酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸または様々な光学的に活性なカンファースルホン酸、例えば、β-カンファースルホン酸である。分別結晶法に好適な他の分割剤としては、立体異性体的に純粋な形態のα-メチルベンジルアミン(例えば、S及びR形態、またはジアステレオ異性体的に純粋な形態)、2-フェニルグリシノール、ノルエフェドリン、エフェドリン、N-メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1、2-ジアミノシクロヘキサンなどが挙げられる。
ラセミ混合物の分割はまた、光学的に活性な分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)を充填したカラムでの溶出によって実施することもできる。好適な溶出溶媒組成物は、当業者によって決定され得る。
本開示の化合物が、1つ以上の立体中心の立体化学を示さずに命名または図示されている場合、未定義の立体中心(複数可)において考えられる立体化学から生じる立体異性体のそれぞれが包含されることが意図される。例えば、立体中心にRまたはSの指定がない場合、どちらか一方または両方が意図される。
本開示の化合物はまた、互変異性形態も含む。互変異性形態は、単結合と隣接する二重結合との入れ替わりと、それに伴うプロトンの移動から生じる。互変異性形態は、同じ実験式及び総電荷を有する異性体のプロトン化状態である、プロトトロピー互変異性体を含む。プロトトロピー互変異性体の例としては、ケトン-エノールペア、アミド-イミド酸ペア、ラクタム-ラクチムペア、アミド-イミド酸ペア、エナミン-イミンペア、及びプロトンが複素環式系の2つ以上の位置を占有し得る環状形態、例えば、1H-及び3H-イミダゾール、1H-、2H-及び4H-1、2、4-トリアゾール、1H-及び2H-イソインドール、ならびに1H-及び2H-ピラゾールが挙げられる。互変異性形態は、平衡状態にあるか、または適切な置換によって立体的に1つの形態に固定され得る。
本開示の化合物は、中間体または最終化合物中に存在する全ての原子の同位体を含み得る。同位体は、同じ原子番号を有するが、異なる質量数を有する原子を含む。本開示の化合物の構成原子の同位体は、天然または非天然の存在度で存在することができる。水素の同位体の例としては、重水素及びトリチウムが挙げられる。いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、重水素化され、これは、少なくとも1つの重水素原子が水素原子の代わりに存在することを意味する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物中の1、2、3、4、5、6、7、または8個の水素が重水素によって置き換えられる。分子中の水素を重水素で置き換える方法は、当該技術分野において知られている。
本明細書で使用される「化合物」という用語は、図示される構造の立体異性体、幾何異性体、互変異性体、及び同位体の全てを含むことを意味する。ある1つの特定の互変異性体の形態の名称または構造によって特定される本明細書の化合物は、特に明記されない限り、他の互変異性体の形態を含むことが意図される(例えば、プリン環の場合、特に指定のない限り、化合物の名称または構造が9H互変異性体を有する場合、7H互変異性体も包含されることが理解される)。
全ての化合物及びその薬学的に許容される塩は、水及び溶媒などの他の物質とともに存在し得(例えば、水和物及び溶媒和物)、または単離することができる。
本開示の化合物及びその任意の薬学的に許容される塩は、当該化合物の立体異性体、立体異性体の混合物、全ての異性形態の多形を含むことが理解されるであろう。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物、またはその塩、または前述のいずれかの結晶形態は、精製されるか、または実質的に単離される。「実質的に単離される」とは、化合物が、それが形成または検出された環境から少なくとも部分的または実質的に分離されていることを意味する。部分的分離には、例えば、本開示の化合物を濃縮した組成物が含まれ得る。実質的分離には、少なくとも約50重量%、少なくとも約60重量%、少なくとも約70重量%、少なくとも約80重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%、または少なくとも約99重量%の本開示の化合物またはその塩を含有する組成物が含まれ得る。いくつかの実施形態において、本開示の化合物、またはその塩、または前述のいずれかの結晶形態は、約75%以上、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、98%以上、または99%以上の純度で調製され得る。
「薬学的に許容される」という文言は、適切な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応、または他の問題もしくは合併症を伴うことなく、妥当な利益/リスク比に見合った、ヒト及び動物の組織との接触に使用するのに好適な化合物、物質、組成物、及び/または剤形を指すために本明細書に用いられる。
本明細書で使用される「周囲温度」及び「室温」という表現は、当該技術分野において理解されており、一般に、温度、例えば、反応が実施される部屋の温度に近い温度である反応温度、例えば、約20℃~約30℃の温度を指す。
本開示は、本明細書に記載される化合物の薬学的に許容される塩も含む。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、本開示の化合物の誘導体であって、親化合物が、既存の酸部分または塩基部分をその塩形態に変換することによって変更されているものを指す。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の無機塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩などが挙げられるが、これらに限定されない。本開示の薬学的に許容される塩には、例えば、無毒性の無機酸または有機酸から形成される、親化合物の従来の無毒性塩が含まれる。本開示の薬学的に許容される塩は、塩基性部分または酸性部分を含有する親化合物から従来の化学的方法によって合成することができる。一般に、そのような塩は、水中もしくは有機溶媒中、またはその2つの混合液中で、これらの化合物の遊離酸または遊離塩基の形態を化学量論量の適切な塩基または酸と反応させることによって調製することができ、一般に、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールまたはブタノール)またはアセトニトリル(MeCN)などの非水性媒体が好ましい。
本明細書で開示される化合物には、化合物自体だけでなく、該当する場合、その塩、その溶媒和物、及びそのプロドラッグが含まれる。塩は、例えば、アニオンと本開示の化合物上の正電荷基(例えば、プロトン化したアミノ)との間で形成され得る。好適なアニオンには、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸、硫酸水素、スルファミン酸、硝酸、リン酸、クエン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、グルタミン酸、グルクロン酸、グルタル酸、リンゴ酸、マレイン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、トシル酸、サリチル酸、乳酸、ナフタレンスルホン酸、及び酢酸(例えば、トリフルオロ酢酸)が含まれる。「薬学的に許容されるアニオン」という用語は、薬学的に許容される塩を形成するのに好適なアニオンを指す。同様に、塩はまた、カチオンと本開示の化合物上の負電荷基(例えば、カルボン酸)との間で形成され得る。好適なカチオンには、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、及びテトラメチルアンモニウムイオンなどのアンモニウムカチオンが含まれる。本開示の化合物には、四級窒素原子を含有する塩も含まれる。プロドラッグの例としては、エステル及び他の薬学的に許容される誘導体が挙げられ、これらは、対象への投与で、本開示の活性化合物を提供することができる。
更に、生理学的に許容される、すなわち、薬学的に適合性のある塩は、本明細書で開示される化合物と無機酸または有機酸との塩であり得る。好ましいのは、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸もしくは硫酸との塩、または有機カルボン酸もしくはスルホン酸、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香酸、またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸もしくはナフタレンジスルホン酸との塩である。
言及され得る他の薬学的に適合性のある塩は、通常の塩基との塩、例えば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩またはマグネシウム塩)またはアンモニアもしくは有機アミン、例えば、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N-メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミンもしくはメチルピペリジンから誘導されるアンモニウム塩である。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、本開示の化合物の誘導体であって、親化合物が、その酸塩または塩基塩を作製することによって変更されているものを指し得る。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の無機塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩などが挙げられるが、これらに限定されない。薬学的に許容される塩には、例えば、無毒性の無機酸または有機酸から形成される、親化合物の従来の無毒性塩または四級アンモニウム塩が含まれる。例えば、そのような従来の無毒性塩としては、2-アセトキシ安息香酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、アスコルビン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、重炭酸、炭酸、クエン酸、エデト酸、エタンジスルホン酸、1,2-エタンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルタミン酸、グリコール酸、グリコリアルサニル酸、ヘキシルレゾルシン酸、ヒドラバミン酸、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸、ヒドロキシマレイン酸、ヒドロキシナフトエ酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ナプシル酸、硝酸、シュウ酸、パモ酸、パントテン酸、フェニル酢酸、リン酸、ポリガラクツロン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、スバセチン酸、コハク酸、スルファミン酸、スルファニル酸、硫酸、タンニン酸、酒石酸、トルエンスルホン酸、及び一般に存在するアミン酸、例えば、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、アルギニンなどから選択される無機酸及び有機酸から誘導される塩が挙げられるが、これらに限定されない。
薬学的に許容される塩の他の例としては、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、ピルビン酸、マロン酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ-[2.2.2]-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、三級ブチル酢酸、ムコン酸などを挙げることができる。本開示はまた、親化合物中に存在する酸性プロトンが、金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、もしくはアルカリ土類金属イオン、例えば、アルミニウムイオンによって置き換えられるか、またはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、N-メチルグルカミン、ジエチルアミン、ジエチルアミノエタノール、エチレンジアミン、イミダゾール、リジン,アルギニン、モルホリン、2-ヒドロキシエチルモルホリン、ジベンジルエチレンジアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、ピロリジン、ベンジルアミン、水酸化テトラメチルアンモニウムなどの有機塩基と配位することによって形成される塩を包含する。
薬学的に許容される塩への全ての参照は、本明細書で定義される、同じ塩の溶媒付加形態(溶媒和物)または結晶形態(多形)を含むことを理解されたい。
特に記載のない限り、治療または予防の方法に関するあらゆる説明は、本明細書に記載されるような治療または予防を提供するための化合物の使用を含むことを理解されたい。特に記載のない限り、治療または予防の方法に関するあらゆる説明は、かかる状態を治療または予防するための医薬を調製するための化合物の使用を含むことを更に理解されたい。治療または予防は、ヒトまたは齧歯類及び他の疾患モデルを含む非ヒト動物の治療または予防を含む。
特に記載のない限り、治療の方法に関するあらゆる説明は、本明細書に記載されるような治療を提供するための化合物の使用を含むことを理解されたい。特に記載のない限り、治療の方法に関するあらゆる説明は、かかる状態を治療するための医薬を調製するための化合物の使用を含むことを理解されたい。治療は、ヒトまたは齧歯類及び他の疾患モデルを含む非ヒト動物の治療を含む。
本明細書で使用される場合、「対象」という用語は、ヒト及び非ヒト動物、ならびに細胞株、細胞培養、組織、及び器官を含む。いくつかの実施形態において、対象は、哺乳動物である。哺乳動物は、例えば、ヒトまたは適切な非ヒト哺乳動物、例えば、霊長類、マウス、ラット、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ヤギ、ラクダ、ヒツジまたはブタであり得る。対象はまた、鳥または家禽でもよい。いくつかの実施形態において、対象はヒトである。
本明細書で使用される場合、「治療を必要とする対象」という用語は、疾患を有する対象または疾患を発症するリスクの高い対象を指す。治療を必要とする対象は、本明細書で開示される疾患または障害を有することが既に診断または特定された対象であり得る。治療を必要とする対象は、本明細書で開示される疾患または障害に罹患している対象であってもよい。あるいは、治療を必要とする対象は、そのような疾患または障害を発症するリスクが集団全体と比べて高い対象(すなわち、集団全体と比べてそのような障害を発症する素因のある対象)であり得る。治療を必要とする対象は、本明細書で開示される疾患または障害に難治性または耐性を有し得る(すなわち、治療に応答しないまたは未だ反応していない本明細書で開示される疾患または障害)。対象は、治療開始時に耐性を示す場合もあれば、治療中に耐性を示す場合もある。いくつかの実施形態において、治療を必要とする対象は、本明細書で開示される疾患または障害に対する既知の有効な治療法を全て受け、失敗している。いくつかの実施形態において、治療を必要とする対象は、少なくとも1つの前治療を受けている。
本明細書で使用される場合、「治療すること」または「治療する」という用語は、疾患、状態、または障害と闘うことを目的とした患者の管理及びケアを表し、疾患、状態もしくは障害の症状もしくは合併症を緩和するために、または疾患、状態もしくは障害を排除するために、本開示の化合物、または薬学的に許容される塩、多形もしくは溶媒和物を投与することを含む。「治療する」という用語は、in vitroでの細胞の治療または動物モデルでの治療を含み得る。「治療すること」または「治療」への言及は、確立された状態の症状の緩和を含むことが認識される。したがって、病態、障害または状態に対する「治療すること」または「治療」には、(1)病態、障害もしくは状態に罹患し得るもしくはその素因があるが、病態、障害もしくは状態の臨床症状もしくは不顕性症状を未だ経験もしくは示していないヒトに発生する病態、障害もしくは状態の臨床症状の出現を予防もしくは遅らせること、(2)病態、障害もしくは状態を抑制すること、すなわち、疾患もしくはその再発(維持治療の場合)もしくはその少なくとも1つの臨床症状もしくは不顕性症状の発生を阻止、低減、もしくは遅らせること、または(3)疾患を軽減もしくは弱体化させること、すなわち、病態、障害もしくは状態もしくはその少なくとも1つの臨床症状もしくは不顕性症状を退行させることが含まれる。
本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩、多形もしくは溶媒和物はまた、関連する疾患、状態もしくは障害を予防するために使用すること、またはそのような目的に好適な候補を特定するために使用することができることも理解されたい。
本明細書で使用される場合、「予防すること」、「予防する」、または「~に対する予防」という用語は、そのような疾患、状態または障害の症状または合併症の発症を減少または排除することを表す。
当業者であれば、本明細書で考察される既知の技術または同等の技術の詳細な説明について、一般的な参考文献を参照することができることを理解されたい。これらのテキストには、Ausubel et al.,Current Protocols in Molecular Biology,John Wiley and Sons,Inc.(2005);Sambrook et al.,Molecular Cloning,A Laboratory Manual(3rd edition),Cold Spring Harbor Press,Cold Spring Harbor,New York(2000);Coligan et al.,Current Protocols in Immunology,John Wiley & Sons,N.Y.;Enna et al.,Current Protocols in Pharmacology,John Wiley & Sons,N.Y.;Fingl et al.,The Pharmacological Basis of Therapeutics(1975),Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,PA,18th edition(1990)が含まれる。これらのテキストは、当然のことながら、本開示の態様を作製または使用する際にも参照され得る。
本開示はまた、本明細書に記載される任意の化合物を、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤または担体と組み合わせて含む、医薬組成物を提供することも理解されたい。
本開示の化合物は、ヒトまたは動物の体内で分解されて本開示の化合物を放出するプロドラッグの形態で投与され得る。プロドラッグは、本開示の化合物の物理的特性及び/または薬物動態特性を変更するために使用され得る。プロドラッグは、本開示の化合物が、特性改変基が結合できる好適な基または置換基を含有する場合、形成することができる。プロドラッグの例としては、本明細書で開示される式のいずれか1つの化合物のスルホニルウレア基にin vivo切断可能なアルキルまたはアシルの置換基を含有する誘導体が挙げられる。
したがって、本開示は、先に定義される本開示の化合物であって、有機合成によって利用可能になったもの、及びそのプロドラッグの切断によってヒトまたは動物の体内で利用可能になったものを含む。したがって、本開示は、有機合成手段によって生成された本開示の化合物、及び前駆体化合物の代謝によってヒトまたは動物の体内で生成された当該化合物も含み、すなわち、本開示の化合物は、合成的に生成された化合物または代謝的に生成された化合物であり得る。
本開示の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、望ましくない薬理学的活性も、過度な毒性もなく、ヒトまたは動物の身体への投与に好適であるという妥当な医学的判断に基づくものである。様々な形態のプロドラッグは、例えば、次の文献に記載されている:a)Methods in Enzymology,Vol.42,p.309-396,edited by K.Widder,et al.(Academic Press,1985);b)Design of Pro-drugs,edited by H.Bundgaard,(Elsevier,1985);c)A Textbook of Drug Design and Development,edited by Krogsgaard-Larsen and H.Bundgaard,Chapter 5 “Design and Application of Pro-drugs”,by H.Bundgaard p.113-191(1991);d)H.Bundgaard,Advanced Drug Delivery Reviews,8,1-38(1992);e)H.Bundgaard,et al.,Journal of Pharmaceutical Sciences,77,285(1988);f)N.Kakeya,et al.,Chem.Pharm.Bull.,32,692(1984);g)T.Higuchi and V.Stella,“Pro-Drugs as Novel Delivery Systems”,A.C.S.Symposium Series,Volume 14;及びh)E.Roche(editor),“Bioreversible Carriers in Drug Design”,Pergamon Press,1987。
ヒドロキシ基を保有する本開示の化合物の薬学的に許容される好適なプロドラッグは、例えば、そのin vivo切断可能なエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基を含有する本開示の化合物のin vivo切断可能なエステルまたはエーテルは、例えば、ヒトまたは動物の体内で切断され、親ヒドロキシ化合物を生成する、薬学的に許容されるエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基に対する薬学的に許容される好適なエステル形成基には、リン酸エステルなどの無機エステルが含まれる(ホスホルアミド環状エステルを含む)。ヒドロキシ基に対する薬学的に許容される更なる好適なエステル形成基には、C1-C10アルカノイル基、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、置換ベンゾイル基及び置換フェニルアセチル基、C1-C10アルコキシカルボニル基、例えば、エトキシカルボニル基、N,N-(C1-C6アルキル)2カルバモイル基、2-ジアルキルアミノアセチル基及び2-カルボキシアセチル基が含まれる。フェニルアセチル基及びベンゾイル基上の環置換基の例としては、アミノメチル、N-アルキルアミノメチル、N,N-ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン-1-イルメチル及び4-(C1-C4アルキル)ピペラジン-1-イルメチルが挙げられる。ヒドロキシ基に対する薬学的に許容される好適なエーテル形成基には、アセトキシメチル基及びピバロイルオキシメチル基などのα-アシルオキシアルキル基が含まれる。
カルボキシ基を保有する本開示の化合物の薬学的に許容される好適なプロドラッグは、例えば、そのin vivo切断可能なアミド、例えば、アンモニアなどのアミン、メチルアミンなどのC-Cアルキルアミン、ジメチルアミン、N-エチルN-メチルアミンまたはジエチルアミンなどの(C-Cアルキル)アミン、2メトキシエチルアミンなどのC1-C4アルコキシC2-C4アルキルアミン、ベンジルアミンなどのフェニルC-Cアルキルアミン及びグリシンなどのアミノ酸と形成されるアミド、またはそのエステルである。
アミノ基を保有する本開示の化合物の薬学的に許容される好適なプロドラッグは、例えば、そのin vivo切断可能なアミド誘導体である。アミノ基に由来する薬学的に許容される好適なアミドには、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、置換ベンゾイル基及び置換フェニルアセチル基などのC-C10アルカノイル基と形成されるアミドが含まれる。フェニルアセチル基及びベンゾイル基上の環置換基の例としては、アミノメチル、N-アルキルアミノメチル、N,N-ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン-1-イルメチル及び4-(C1-C4アルキル)ピペラジン-1-イルメチルが挙げられる。
本開示の化合物のin vivo効果は、本開示の化合物の投与後にヒトまたは動物の体内で形成される1つ以上の代謝産物によって部分的に発揮され得る。前述のように、本開示の化合物のin vivo効果は、前駆体化合物(プロドラッグ)の代謝によっても発揮され得る。
本明細書で使用される全てのパーセンテージ及び比率は、特に指定のない限り、重量による。本開示の他の特徴及び利点は、異なる実施例から明らかである。提供される実施例は、本開示の実施に有用な様々な構成要素及び方法論を例示するものである。実施例は、特許請求される開示を限定するものではない。本開示に基づいて、当業者であれば、本開示の実施に有用な他の構成要素及び方法論を特定し、採用することができる。
本明細書に記載される合成スキームにおいて、化合物は、簡潔さのために、1つの特定の配置で描かれる場合がある。そのような特定の配置は、本開示を1つまたは別の異性体、互変異性体、位置異性体または立体異性体に限定するものとして解釈されるものでも、異性体、互変異性体、位置異性体または立体異性体の混合物を排除するものでもない。しかしながら、所与の異性体、互変異性体、位置異性体または立体異性体は、別の異性体、互変異性体、位置異性体または立体異性体よりも高い活性レベルを有し得ることは理解されるであろう。
本明細書で引用される全ての刊行物及び特許文献は、そのような刊行物または文献が参照により本明細書に援用されることがそれぞれ具体的かつ個別に示される場合と同様に、参照により本明細書に援用される。刊行物及び特許文献の引用は、そのいずれかが直接関連する先行技術であることを自認する意図はなく、その内容または日付に関してもいかなる自認を構成するものではない。ここまで本発明を書面により説明してきたが、当業者であれば、本発明は様々な実施形態で実施することができること、また、前述の説明及び以下の実施例は例示を目的とするものであり、後続の特許請求の範囲を限定するものではないことを認識するであろう。
本明細書で使用される場合、「本開示の化合物」という文言は、一般的に及び具体的に本明細書で開示される化合物を指す。
合成
いくつかの態様において、本開示は、本明細書で開示される化合物を調製する方法を提供する。
いくつかの態様において、本開示は、本明細書に記載される1つ以上のステップを含む、化合物を調製する方法を提供する。
いくつかの態様において、本開示は、本明細書に記載される化合物を調製する方法によって得ることが可能な化合物、またはそれによって得られる化合物、またはそれによって直接得られる化合物を提供する。
いくつかの態様において、本開示は、本明細書に記載される化合物を調製するための方法における使用に好適な中間体を提供する。
本開示の化合物は、当該技術分野において知られている任意の好適な技術によって調製することができる。これらの化合物の調製のための特定のプロセスは、添付の実施例に更に記載される。
本明細書に記載される合成方法の説明及び出発物質を調製するために使用される任意の参照の合成方法において、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験時間及びワークアップ手順を含む、提案される全ての反応条件は、当業者によって選択され得ることが理解される。
分子の様々な部分に存在する官能性は、使用される試薬及び反応条件に適合していなければならないことは、有機合成分野の当業者には理解されている。
本明細書で定義されるプロセスにおける本開示の化合物の合成中、または特定の出発物質の合成中に、望ましくない反応を防ぐために、特定の置換基を保護することが望ましい場合があることは認識されよう。熟練した化学者であれば、そのような保護が必要な場合、また、そのような保護基をどのように配置し、後で除去できるかを認識できるであろう。保護基の例としては、この主題に関する多くの一般的なテキストの1つ、例えば、‘Protective Groups in Organic Synthesis’ by Theodora Green(publisher:John Wiley & Sons)を参照されたい。保護基は、文献に記載されているか、または当該保護基の除去に適切であることが熟練の化学者に知られている任意の簡便な方法によって除去することができ、そのような方法は、分子内の他の場所にある基をできるだけ乱すことなく、保護基の除去が達成されるように選択される。したがって、反応物が、例えば、アミノ、カルボキシまたはヒドロキシなどの基を含む場合、本明細書で言及される反応物のいくつかにおいて、その基を保護することが望ましい場合がある。
例として、アミノ基またはアルキルアミノ基の好適な保護基は、例えば、アシル基、例えば、アセチルなどのアルカノイル基、アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、もしくはt-ブトキシカルボニル基、アリールメトキシカルボニル基、例えば、ベンジルオキシカルボニル、またはアロイル基、例えば、ベンゾイル(Bn)である。上記の保護基の脱保護条件は、保護基の選択によって必然的に異なる。したがって、例えば、アシル基、例えば、アルカノイル基またはアルコキシカルボニル基またはアロイル基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムなどの好適な塩基での加水分解によって除去され得る。あるいは、tertブトキシカルボニル基などのアシル基は、例えば、塩酸、硫酸またはリン酸またはトリフルオロ酢酸などの好適な酸との処理によって除去することができ、ベンジルオキシカルボニル基などのアリールメトキシカルボニル基は、例えば、パラジウム炭素などの触媒での水素化、またはルイス酸、例えば、ボロントリス(トリフルオロアセタート)での処理によって除去することができる。一級アミノ基の好適な代替保護基は、例えば、フタロイル基であり、アルキルアミン、例えば、ジメチルアミノプロピルアミン、またはヒドラジンでの処理によって除去され得る。
ヒドロキシ基の好適な保護基は、例えば、アシル基、例えば、アセチルなどのアルカノイル基、アロイル基、例えば、ベンゾイル、またはアリールメチル基、例えば、ベンジルである。上記の保護基の脱保護条件は、保護基の選択によって必然的に異なる。したがって、例えば、アシル基、例えば、アルカノイル基またはアロイル基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウムまたはアンモニアなどの好適な塩基での加水分解によって除去され得る。あるいは、ベンジル基などのアリールメチル基は、例えば、パラジウム炭素などの触媒での水素化によって除去され得る。
カルボキシ基の好適な保護基は、例えば、エステル化基、例えば、水酸化ナトリウムなどの塩基での加水分解によって除去され得るメチル基もしくはエチル基、または、例えば、酸、例えば、トリフルオロ酢酸などの有機酸での処理によって除去され得るtertブチル基、または、例えば、パラジウム炭素などの触媒での水素化によって除去され得るベンジル基である。
本開示の化合物が本明細書で定義されるプロセスのいずれか1つによって合成されたら、プロセスは、次いで、追加のステップ:(i)存在する任意の保護基を除去するステップ、(ii)本開示の化合物を本開示の別の化合物に変換するステップ、(iii)その薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物を形成するステップ、及び/または(iv)そのプロドラッグを形成するステップを更に含み得る。
得られた本開示の化合物は、当該技術分野においてよく知られている技術を使用して、単離及び精製される。
簡便には、化合物の反応は、それぞれの反応条件下で好ましくは不活性である好適な溶媒の存在下で実施される。好適な溶媒の例としては、炭化水素、例えば、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエンもしくはキシレン;塩素化炭化水素、例えば、トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエタン、テトラクロロメタン、クロロホルムもしくはジクロロメタン;アルコール、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、n-ブタノールもしくはtert-ブタノール;エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)もしくはジオキサン;グリコールエーテル、例えば、エチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテルもしくはエチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム);ケトン、例えば、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)もしくはブタノン;アミド、例えば、アセトアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)もしくはN-N-メチルピロリドン(NMP);ニトリル、例えば、アセトニトリル;スルホキシド、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO);ニトロ化合物、例えば、ニトロメタンもしくはニトロベンゼン;エステル、例えば、酢酸エチルもしくは酢酸メチル、または前述の溶媒の混合物または水との混合物が含まれるが、これらに限定されない。
反応温度は、好適には、使用される反応ステップ及び反応条件に応じて、約-100℃~300℃である。
反応時間は、一般に、各化合物の反応性及び各反応条件に応じて、数分から数日の間の範囲である。好適な反応時間は、当該技術分野において知られている方法、例えば、反応モニタリングによって容易に決定される。上記の反応温度に基づくと、好適な反応時間は、一般に、10分~48時間の範囲内である。
更に、本明細書に記載される手順を当業者の常法とあわせて利用することによって、本開示の更なる化合物を容易に調製することができる。当業者であれば、以下の調製手順の条件及びプロセスに対する既知の変形を使用して、これらの化合物を調製することができることを容易に理解するであろう。
有機合成分野の当業者に理解されるように、本開示の化合物は、様々な合成経路によって容易に入手可能であり、そのいくつかは、添付の実施例に例示される。当業者であれば、本開示の化合物を得るために、どのような種類の試薬及び反応条件を使用すべきか、任意の特定の場合に(必要または有用である場合は常に)それをどのように適用し、応用すべきかを容易に認識するであろう。更に、本開示の化合物のいくつかは、本開示の他の化合物を好適な条件下で反応させることによって、例えば、還元、酸化、付加または置換反応などの標準的な合成方法を適用することによって、本開示の化合物またはその好適な前駆体分子中に存在する1つの特定の官能基を別の官能基に変換することによって、容易に合成することができ、それらの方法は、当業者によく知られている。同様に、当業者は、必要な場合または有用である場合は常に、合成保護(または保護的)基を適用し、好適な保護基ならびに保護基を導入及び除去する方法は、化学合成分野の当業者によく知られており、より詳細には、例えば、P.G.M.Wuts,T.W.Greene,“Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis”,4th edition(2006)(John Wiley & Sons)に記載されている。本開示の化合物は、以下のスキーム1~8に記載される方法によって合成することができる。様々なヒドロキシル置換複素環の合成は、文献に十分に記載されており、既知の文献の方法によって合成することができる。示される中間体は、多くの販売業者から市販されている試薬として入手することもできる。
本開示の化合物は、以下のスキームに例示される一般的な方法に従って調製することができる。
スキーム1は、化合物1-Kのような主要中間体の一般的な調製方法を例示している。好適に置換された2-ハロフェノール、例えば、4-フルオロ-2-ブロモフェノール(1-A)を、5-ハロピリミジン(1-B)、例えば、5-ブロモピリミジンまたは5-ヨードピリミジンと反応させると、対応するジアリールエーテル(1-C)が得られる。この反応は、典型的に、DMA(ジメチルアセトアミド)またはNMP(N-メチルピロリジノン)などの好適な中性溶媒中、NaCO、KCO、CsCO、KPO、EtN(トリエチルアミン)または(iPr)NEt(ジイソプロピルエチルアミン、Huning塩基としても知られる)などの酸捕捉剤の存在下で実施される。いくつかの場合において、この変換は、好適な配位子、例えば、rel-(1R,2R)-N,N-ビス(2-ピリジニルメチレン)-1,2-シクロヘキサンジアミンまたは3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリンの存在下で、適切な触媒、典型的に、CuOまたはCuIを添加することによって促進され得る。化合物1-Cから化合物1-Dの転換は、酸捕捉剤及び好適なアルコール(典型的に反応の溶媒として使用される)の存在下、Pd触媒下でのカルボニル化によって容易に達成することができる。多くの場合、パラジウム触媒にはPd(dppf)Cl(dppf=1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)が使用されるが、Pd(PhP)Cl(PhP=トリフェニルホスフィン)またはPd(OAc)/PhPなどの他の触媒系も使用することができる。一般に、酸捕捉剤にはEtNまたは(i-Pr)NEtが使用され、溶媒にはメタノールが使用される。これらの反応は、最も典型的には、CO雰囲気下で行われるが、場合により、他のCO源、例えば、シュウ酸を使用することができる。化合物1-Dのエステル基は、その後、対応するカルボン酸1-Eに鹸化される。典型的に、この変換は、メタノール/水またはTHF/水などの水性溶媒系中、LiOH、NaOHまたはKOHを使用して達成される。次いで、カルボン酸は、アミド(1-F)に変換される。この種の変換の達成には、多くの様々な条件が開発されており、当業者に一般によく知られている。例えば、カルボン酸を塩化チオニルまたは塩化オキサリルと反応させることができ、対応する酸塩化物が形成される。この反応は、CHClなどの好適な中性溶媒中で実施することができ、塩化チオニルが使用される場合は、塩化チオニルを反応物質及び溶媒として用いて行うことができる。その後、酸塩化物を、CHClまたはTHFなどの中性溶媒中、適切な酸捕捉剤、例えば、EtN、(i-Pr)NEt、またはピリジンの存在下で、好適なアミンRNHと反応させる。いくつかの場合、ピリジンを酸捕捉剤及び反応溶媒として使用することができる。あるいは、カルボン酸及びアミンR1R2NHを、中性溶媒、多くの場合、DMF、CHClまたはTHF中で一緒に合わせ、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)、EDC(1-エチル-3-(4-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)、またはHATU(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート)などの試薬を使用してカップリングさせることもできる。いくつかの場合、DCCまたはEDCがカップリング剤として使用される場合、所望のカップリング反応を促進させるために、HOBt(ヒドロキシベンゾトリアゾール)が反応に加えられることもある。1-Fを、好適な溶媒、典型的に、CHClまたはTHF中、トリフルオロ酢酸無水物またはメタ-クロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)の存在下で、過酸化水素尿素などの好適な酸化剤と反応させると、ピリミジンN-オキシド1-Gが得られる。次いで、これを、CHClまたは酢酸イソプロピルなどの中性溶媒中、酸捕捉剤、通常EtN、(i-Pr)NEtの存在下で、適切な塩素化剤、典型的に、POClまたは塩化オキサリルを使用して塩素化すると、化合物1-Hを得ることができる。化合物1-Hの塩化物は、アミンまたは好適に保護されたジアミン、例えば、tert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1-I)で容易に置き換えることができ、1-Jなどの化合物が得られる。この反応は、CHCl、THF、DMFまたは酢酸イソプロピルなどの中性溶媒中、酸捕捉剤、通常、EtNまたは(i-Pr)NEtの存在下で実施される。保護されたジアミンが使用される場合、その保護基は、後に、保護基の性質に応じて除去することができる。有機合成における保護基の使用は、当業者によく知られており、保護基の付加及び除去の条件は、定評のある参考書、例えば、Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis,4th Edition(ISBN:9780470053485)に記載されている。例えば、化合物1-J中のBoc(tert-ブチルオキシカルボニル)保護基は、好適な溶媒、多くの場合、CHClまたはTHF中、酸性条件下、HCl、TFA(トリフルオロ酢酸)またはp-TsOH(パラ-トルエンスルホン酸)などの酸を使用して、除去することができる。Boc基はまた、2,2,2-トリフルオロエタノール中でTMSClを使用して除去することができる。所望の脱保護アミンは、標準的な塩基性条件下でのワークアップ後、塩、例えば、塩1-K(式中、HXは、塩形態を示す)として、または遊離塩基として単離することができる。保護基を除去した後、アミンは、スキーム3に示されるように、様々なアルキル化剤でアルキル化することができる。
スキーム2は、主要中間体1-Kを調製する別の方法を示している。スキーム1に記載されるカルボン酸からアミドを調製するための一般的な条件(1-E~1-F参照)に従って、安息香酸誘導体2-Aを、対応するアミド2-Bに変換する。次いで、2-Bのメチルエーテル保護基を、Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis,4th Edition(ISBN:9780470053485)に記載される様々な方法で除去することができる。例えば、中性溶媒、典型的に、CHCl中で2-Bを三臭化ホウ素(BBr)と反応させると、フェノール2-Cが得られる。このフェノールを、スキーム1(1-A~1-C参照)に記載されるように、5-ハロピリミジン(1-B)と反応させると、ジアリールエーテル1-Fを得ることができる。そして、この化合物を、スキーム1に記載されるように、主要中間体1-Kに変換することができる。
スキーム3は、1-Kのような主要中間体をアルキル化するために使用することができる、選択されたピラン系アルキル化剤を調製する方法を示している。市販の1,5-アンヒドロ-2,3,4-トリデオキシ-2-[[(1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]-D-エリスロ-ヘキシトール(3-A)を、好適なスルホニルクロリド、好ましくは、p-トルエンスルホニルクロリド(TsCl)またはメタンスルホニルクロリド(MsCl)と反応させると、スルホナート誘導体3-B(R=p-MePhまたはMe)が得られる。あるいは、当業者に知られている標準的な条件下で、3-Aを対応する臭化物またはヨウ化物に変換してもよい。例えば、中性溶媒、典型的に、CHCl中、PPhの存在下で3-AをCBrと反応させると、ハロゲン化物3-C(X=Br)が得られる。化合物2-C(X=BrまたはI)はまた、THFまたはジエチルエーテルなどの中性溶媒中、LiBrまたはLiIなどのアニオン性ハロゲン化物源と3-Bを反応させることによって得ることもできる。化合物3-B及び3-Cは、スキーム4に示されるように、1-Kのような主要中間体をアルキル化するために使用することができる。
スキーム4は、主要中間体1-Kを本開示の化合物(4-D)に変換するための方法を示している。スキーム1及び2に記載される一般的な手順に従って調製することができる1-Kを、CHCl、THF、DMFまたはNMPなどの中性溶媒中、EtNまたは(iPr)NEtなどの酸捕捉剤の存在下で、適切なアルキル化剤、例えば、化合物3-Bまたは3-Cと反応させると、化合物4-Aが得られる。反応を促進するために、KIまたはヨウ化テトラブチルアンモニウム(TBAI)が添加される場合もある。4-AのBoc保護基は、スキーム1に記載されるBoc基を除去するための一般的な方法に従って除去することで4-Bを得ることができ(1-J~1-K参照)、これは、スキーム1に記載されるように、遊離塩基または好適な塩として調製することができる。CHCl、THF、DMFまたはNMPなどの中性溶媒中、EtNまたは(iPr)NEtなどの酸捕捉剤の存在下で、4-Bを好適なアシル化剤またはスルホニル化剤と反応させると、本開示の化合物(4-D)が得られる。例示のために、4-Bをアルキルスルホニルクロリド(4-C、R3=アルキル基)と反応させると、スルホニル誘導体4-Dが得られる。本開示の他の化合物は、適切なアシル化剤、例えば、酸塩化物(アミドが得られる)、クロロギ酸アルキル(カルバマートが得られる)、またはアルキルカルバモイルクロリドもしくはアルキルイソシアナート(尿素が得られる)を用いる反応を介して、同様に形成することができる。
スキーム5は、主要中間体5-Cを調製するための一般的な方法を示している。スキーム1に記載される一般的な手順に従って調製することができる化合物1-Dを、スキーム1に記載される一般的な方法(1-F~1-G参照)に従って酸化させると、ピリミジン-N-オキシド5-Aが形成され得る。次いで、N-オキシド5-Aを、スキーム1に記載される一般的な方法(1-G~1-H参照)に従って、4-クロロピリミジン誘導体5-Bに塩素化することができる。その後、スキーム1に記載される一般的な方法(1-H~1-J参照)に従って、5-Bのクロロ基を、好適なアミン、例えば、tert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1-I)によって置き換えることで、化合物5-Cを得ることができる。化合物5-Cは、様々な方法で本開示の化合物(4-D)に変換することができる柔軟な中間体であることが当業者には理解されよう。これらの方法のいくつかは、以下に記載される(スキーム6~8参照)。
スキーム6は、化合物5-Cを本開示の化合物に変換するための1つの一般的な方法を示している。化合物5-Cのエステル(スキーム5に記載される一般的な手順に従って調製)を、スキーム1に記載される一般的な手順(1-D~1-E参照)に従って鹸化することができる。得られたカルボン酸6-Aを、スキーム1に記載されるカルボン酸からアミドを調製するための一般的な方法(1-E~1-F参照)に従って、対応するアミド1-Jに変換することができる。次いで、化合物1-Jを、上記に記載されるように(スキーム1及び4参照)、本開示の化合物(4-D)に変換することができる。
スキーム7は、化合物5-Cを本開示の化合物に変換するための別の一般的な方法を示している。スキーム1に記載されるBoc基を除去するための一般的な手順(1-J~1-K参照)を使用して、5-CのBoc基の除去を達成することができる。得られたアミン7-Aは、スキーム1に考察されるように、遊離塩基または好適な塩形態として単離することができる。スキーム4(1-K~4-A参照)に記載されるように、化合物7-Aのアミンをアルキル化すると、化合物7-Bを得ることができる。7-Bのエステルを、スキーム1(1-D~1-E参照)に記載されるように鹸化すると、カルボン酸誘導体7-Cが得られる。これを、スキーム1に記載されるアミド形成のための一般的な方法(1-E~1-F参照)に従って、対応するアミド4-Aに変換することができる。そして、化合物4-Aを、スキーム4に従って、本開示の化合物(4-D)に変換することができる。
スキーム8は、化合物7-Bを本開示の化合物に変換するための別の一般的な方法を示している。化合物7-B(スキーム7に記載される一般的な手順に従って調製)のBoc基を、スキーム1に記載されるBoc基を除去するための一般的な手順(1-J~1-K参照)を使用して除去することができる。得られたアミン8-Aは、スキーム1に考察されるように、遊離塩基または好適な塩形態として単離することができる。スキーム4に考察される一般的な方法(4-B~4-D参照)に従って、化合物8-Aのアミンをアシル化すると、化合物8-Bを得ることができる。化合物8-Bのエステルの鹸化を、スキーム1に記載されるエステル鹸化についての一般的な手順(1-D~1-E参照)を介して、達成することができる。次いで、得られたカルボン酸8-Cを、スキーム1に記載されるアミド形成のための一般的な方法(1-E~1-F参照)を使用して対応するアミドに変換させて、本開示の化合物(4-D)を得ることができる。
一般的な生物学的方法
ホモジニアス時間分解蛍光測定(HTRF)
HTRFは、上市されている最高のTR-FRET(時間分解蛍光共鳴エネルギー移動)技術である。HTRFなどのTR-FRET技術は、蛍光の感度と、FRET(蛍光共鳴エネルギー移動)のホモジニアス特性及び時間分解のバックグラウンドの低さを組み合わせたものである。HTRFは、互いに近接するとエネルギーが移動する、ドナー色素とアクセプター色素の2つのフルオロフォアを使用する。これにより、結合時にのみアクセプターから蛍光発光が発生するため、結合したパートナーと結合していないパートナーを分ける必要がないホモジニアスアッセイフォーマットが創出される。HTRFは、競合フォーマット及び非競合フォーマットで使用することができ、96、384及び1536ウェルプレートフォーマットで細胞アッセイまたは生化学的アッセイとして実施することができる。HTRFは、GPCR、キナーゼ、エピジェネティクス、生物学的治療及び様々なバイオマーカーの定量化を含む多様な用途に応用されており、本開示の化合物を評価ために、当業者の知識に従って使用することができる。
hERGパッチクランプアッセイ
hERG阻害アッセイは、ハイスループット単一細胞平面パッチクランプアプローチを使用する。hERG遺伝子(CHO-hERG)をトランスフェクトしたチャイニーズハムスター卵巣細胞をPatchPlateに分注する。アムホテリシンを穿孔剤として使用して、細胞への電気的アクセスを得る。試験化合物を添加する前に、穿孔パッチクランプ法によって、hERGテール電流を測定する。決められた濃度または濃度範囲の試験化合物を添加した後、hERG電流の2回目の記録を実施する。阻害度(%)は、+20mVまでの2秒のパルス後に-40mVまでの1秒の試験パルスによって誘導される、薬物インキュベーションの前及び後のテール電流の振幅を測定することによって得られる(差電流を対照に対して正規化し、100を乗じることによって、阻害パーセントを得る)。パッチクランプアッセイを当業者の知識に従って使用して、本開示の化合物を評価することができる。
本明細書に記載される実施形態のいずれか1つにおいて、化合物は、標準的なヒトether-a-go-go関連遺伝子(hERG)パッチクランプアッセイにおいて、10、15、20、25、または30μMを超えるIC50を有する。
心毒性作用が原因で後期臨床試験から脱落した薬物が数多くあることから、薬物開発の初期段階で心毒性の可能性のある化合物を特定し、回避することが重要である。化合物の心臓血管毒性は、標準的なヒトether-a-go-go関連遺伝子(hERG)アッセイを使用して測定することができる。ヒトether-a-go-go関連遺伝子(hERG)は、心臓の再分極に関与する、心臓の内向き整流性電圧ゲート型カリウムチャネル(IKr)をコードする。hERG電流の阻害は、QT間隔の延長を引き起こし、Torsade de Pointesと呼ばれる致死的な心室頻脈性不整脈を起こす可能性がある。hERGアッセイにおいて、約10μMを超えるまたは約15μMを超えるIC50を有する化合物は、いかなる心臓血管毒性もないとみなすことができる。いくつかの実施形態において、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び/または表1の化合物は、構造類似体と比較して、hERG結合が減少している。いくつかの実施形態において、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び/または表1の化合物は、標準的なパッチクランプhERGアッセイにおいて、10μM、15μM、20μM、25μM、または30μMを超えるIC50。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物(例えば、式0、0a、I、Ia、II、IIa、III、IIIa、及び表1)は、標準的なパッチクランプhERGアッセイにおいて、hERGカリウムチャネルを有意に遮断しない(例えば、1μM、μM、10μM、15μM、20μM、25μM、30μM、35μM、40μM、または50μMを上回るIC50)。
使用方法
本発明の化合物は、メニンとMLL及びMLL融合タンパク質との相互作用の阻害剤である。いくつかの実施形態において、本開示は、メニン及びMLLまたはMLL融合タンパク質を本開示の化合物と接触させることによって、メニンとMLLまたはMLL融合タンパク質との間の相互作用を阻害する方法に関する。接触させることは、in vitroまたはin vivoで実施することができる。いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、メニンに結合することができ、それにより、MLLのメニンへの結合を妨げる。いくつかの実施形態において、本開示は、MLLまたはMLL融合タンパク質の存在下で、メニンを本開示の化合物と接触させることによって、メニンの活性を阻害する方法を提供する。更なる実施形態において、本開示は、MLLまたはMLL融合タンパク質のメニンへの結合を阻害する方法であって、MLLまたはMLL融合タンパク質の存在下で、メニンを本開示の化合物と接触させることを含む、方法を提供する。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、hERG相互作用を最小限にする。いくつかの実施形態において、本開示は、メニン及びMLLまたはMLL融合タンパク質を本開示の化合物と接触させることによって、メニンとMLLまたはMLL融合タンパク質との間の相互作用を阻害する方法に関し、本開示の化合物は、hERG活性を最小限にする。いくつかの実施形態において、本開示は、メニン及びMLLまたはMLL融合タンパク質を本開示の化合物と接触させることにより、メニンとMLLまたはMLL融合タンパク質との間の相互作用を阻害する方法に関し、本開示の化合物は、hERGの薬物誘導遮断を回避する。
hERG活性の評価は、当該技術分野において知られている多くの方法によって達成することができる。hERG特性を評価するためのそのような方法には、hERGトランスフェクト細胞でのパッチクランプ電気生理学的アッセイが含まれる。放射性標識結合アッセイ、機能アッセイ、及びルビジウム放出アッセイを含む様々な他の戦略もhERG効力を定量化する。
本開示の化合物はまた、メニン-MLL相互作用またはメニン-MLL融合タンパク質相互作用に関連する疾患の治療に有用である。例えば、本開示の方法に従って治療可能な疾患及び状態には、白血病などのがん、及び糖尿病などのメニン-MLL相互作用またはメニン-MLL融合タンパク質相互作用によって媒介される他の疾患または障害が含まれる。
したがって、本開示の化合物は、限定するものではないが、血液がん(例えば、白血病及びリンパ腫)、膀胱癌、脳癌(例えば、神経膠腫、びまん性内在性橋膠腫(DIPG))、乳癌(例えば、トリプルネガティブ乳癌、エストロゲン受容体陽性乳癌(すなわち、ER+乳癌))、大腸癌、子宮頸癌、胃腸癌(例えば、大腸癌、胃癌)、泌尿生殖器系癌、頭頸部癌、肝臓癌、肺癌、黒色腫、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌(例えば、去勢抵抗性前立腺癌)、腎臓癌(例えば、腎細胞癌)、皮膚癌、甲状腺癌(例えば、甲状腺乳頭状癌)、精巣癌、肉腫(例えば、ユーイング肉腫)、及びAIDS関連癌を含む広範ながんに対して有効であると考えられる。いくつかの実施形態において、がんは、再構成されたMLL遺伝子に関連している。いくつかの実施形態において、がんの病態生理学は、MLL遺伝子に依存している。いくつかの実施形態において、がんは、機能獲得型p53変異に関連している。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物、組成物及び方法によって治療され得る特定のがんには、心臓癌、例えば、肉腫(例えば、血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、及び脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫及び奇形腫;肺癌、例えば、気管支原性癌(例えば、扁平上皮細胞癌、未分化小細胞癌、未分化大細胞癌、及び腺癌)、肺胞及び気管支癌、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨腫様過誤腫、中皮腫、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、気管支腺腫/カルチノイド、及び肺胸膜芽腫;胃腸癌、例えば、食道のがん(例えば、扁平上皮癌、腺癌、平滑筋肉腫、及びリンパ腫)、胃のがん(例えば、癌腫、リンパ腫、及び平滑筋肉腫)、膵臓のがん(例えば、管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、及びビポーマ)、小腸のがん(例えば、腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、及び線維腫)、大腸または結腸のがん(例えば、腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、及び平滑筋腫)、及び消化管の他のがん(例えば、肛門癌、肛門直腸癌、虫垂癌、肛門管のがん、舌のがん、胆嚢癌、消化管間質腫瘍(GIST)、結腸癌、大腸癌、肝外胆管癌、肝内胆管癌、直腸癌、及び小腸癌);尿生殖路癌、例えば、腎臓のがん(例えば、腺癌、ウィルムス腫瘍(腎芽細胞腫)、リンパ腫、及び白血病)、膀胱及び尿道のがん(例えば、扁平上皮癌、移行上皮細胞癌、及び腺癌)、前立腺のがん(例えば、腺癌及び肉腫)、精巣のがん(例えば、精上皮腫、奇形腫、胎児性癌、奇形癌、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、腺腫様腫瘍、及び脂肪腫)、及び移行上皮細胞癌、腎盂及び尿管及び他の泌尿器の移行上皮細胞癌、尿道癌、及び膀胱癌;肝臓癌、例えば、ヘパトーマ(例えば、肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、及び血管腫;骨癌、例えば、骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網細胞肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨腫)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫及び巨細胞腫;神経系癌、例えば、頭蓋のがん(例えば、骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、及び変形性骨炎);髄膜のがん(例えば、髄膜腫、髄膜肉腫、及び神経膠腫症);脳のがん(例えば、星細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫(松果体腫)、多形膠芽腫、乏突起膠腫、シュワン腫、網膜芽細胞腫、及び先天性腫瘍);脊髄のがん(例えば、神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、及び肉腫)、及び他の神経系がん(例えば、脳幹神経膠腫、びまん性内在性橋膠腫(DIPG)、脳腫瘍、中枢神経系癌、小脳星細胞腫、大脳星細胞腫/悪性神経膠腫、小児小脳星細胞腫、小児大脳星細胞腫、原発性中枢神経系リンパ腫、視覚路及び視床下部神経膠腫、神経系リンパ腫、テント上未分化神経外胚葉性腫瘍、松果体芽腫及びテント上未分化神経外胚葉性腫瘍);婦人科系がん、例えば、子宮のがん(例えば、子宮内膜癌)、頸部のがん(例えば、子宮頸癌、及び腫瘍前子宮頸部形成異常)、卵巣のがん(例えば、卵巣癌、漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、未分類型癌腫、顆粒莢膜細胞腫、セルトリ・ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、及び悪性奇形腫を含む)、外陰のがん(例えば、扁平上皮癌、上皮内癌腫、腺癌、線維肉腫、及び黒色腫)、膣のがん(例えば、明細胞癌、扁平上皮癌、ブドウ状肉腫、及び胎児性横紋筋肉腫)、及び卵管のがん(例えば、癌腫);他の生殖器官系癌、例えば、子宮内膜癌、子宮内膜子宮癌、胚細胞腫、妊娠性絨毛腫瘍、妊娠性絨毛腫瘍神経膠腫、卵巣上皮癌、卵巣胚細胞腫、卵巣低悪性度腫瘍、陰茎癌、膣癌、外陰癌、頭蓋外胚細胞腫瘍、性腺外生殖細胞腫瘍、子宮癌、子宮体癌、子宮肉腫;リンパ系及び血液系癌、例えば、血液のがん(例えば、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、及び骨髄異形成症候群、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)及びワルデンストレームマクログロブリン血症)、及び他のリンパ系または血液系がん、例えば、小児白血病、骨髄増殖性障害(例えば、原発性骨髄線維症)、形質細胞新生物/多発性骨髄腫、脊髄形成異常、骨髄異形成症候群、皮膚T細胞リンパ腫、リンパ新生物、AIDS関連リンパ腫、胸腺腫、胸腺腫及び胸腺癌、菌状息肉症、及びセザリー症候群;皮膚癌、例えば、悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、カポジ肉腫、異型母斑症候群、脂肪腫、血管腫、皮膚線維症、ケロイド、乾癬、メルケル細胞癌、メルケル細胞皮膚癌、黒色腫、及びカルチノイド腫瘍;副腎がん、例えば、神経芽細胞腫;内分泌系に関連する他の癌、例えば、副腎皮質癌、多発性内分泌腫瘍症(例えば、多発性内分泌腫瘍症I型)、多発性内分泌腫瘍症候群、副甲状腺癌、下垂体腫瘍、褐色細胞腫、島細胞膵臓癌、及び島細胞腫瘍);結合組織がん(例えば、骨癌、骨関節癌、骨肉腫及び悪性線維性組織球腫);頭部、頸部、及び口に関連するがん(例えば、頭頸部癌、副鼻腔癌及び鼻腔癌、転移性頸部扁平上皮癌、口癌、喉癌、食道癌、喉頭癌、咽頭癌、下咽頭癌、口唇及び口腔癌、鼻咽腔癌、口腔癌、口咽頭癌、及び唾液腺癌);ならびに眼に関連するがん(例えば、眼癌、眼内黒色腫)が含まれる。いくつかの実施形態において、がんは、ユーイング肉腫である。
いくつかの実施形態において、がんは、白血病またはリンパ腫などの血液がんである。本開示の化合物によって治療可能な白血病及びリンパ腫の例としては、混合系統白血病(MLL)、MLL関係白血病、MLL関連白血病、MLL陽性白血病、MLL誘導白血病、再構成された混合系統白血病(MLL-r)、MLL再構成もしくはMLL遺伝子の再構成に関連する白血病、急性白血病、慢性白血病、無症候性白血病、リンパ芽球性白血病、リンパ球性白血病、骨髄性白血病、骨髄白血病、小児白血病、急性リンパ球性白血病(ALL)(急性リンパ芽球性白血病または急性リンパ球性白血病とも称される)、急性骨髄性白血病(AML)(急性骨髄白血病または急性骨髄芽球性白血病とも称される)、急性顆粒球性白血病、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病(CLL)(慢性リンパ芽球性白血病とも称される)、慢性骨髄性白血病(CML)(慢性骨髄白血病とも称される)、治療関連白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、骨髄増殖性疾患(MPD)(原発性骨髄線維症(PMF)など)、骨髄増殖性新形成(MPN)、形質細胞新生物、多発性骨髄腫、脊髄形成異常、皮膚T細胞リンパ腫、リンパ新生物、AIDS関連リンパ腫、胸腺腫、胸腺癌、菌状息肉症、Alibert-Bazin症候群、菌状息肉腫、セザリー症候群、毛様細胞性白血病、T細胞前リンパ球性白血病(T-PLL)、大顆粒リンパ球性白血病、髄膜白血病、白血病性軟膜炎、白血病性髄膜炎、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)、またはワルデンストレームマクログロブリン血症が挙げられる。いくつかの実施形態において、急性骨髄性白血病(AML)は、アブストラクトヌクレオフォスミン(NPM1)変異急性骨髄性白血病(すなわち、NPM1mut急性骨髄性白血病)である。
特定の実施形態において、本開示の化合物は、MLL再構成に関連する白血病、MLL再構成に関連する急性リンパ球性白血病、MLL再構成に関連する急性リンパ芽球性白血病、MLL再構成に関連する急性リンパ性白血病、MLL再構成に関連する急性骨髄性白血病、MLL再構成に関連する急性骨髄性白血病、またはMLL再構成に関連する急性骨髄芽球性白血病を治療するために使用される。本明細書で使用される場合、「MLL再構成」は、MLL遺伝子の再構成を意味する。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物で治療可能な疾患及び状態には、インスリン抵抗性、前糖尿病、糖尿病(例えば、2型糖尿病または1型糖尿病)、及び糖尿病のリスクが含まれる。いくつかの実施形態において、本開示の化合物で治療可能な疾患及び状態には、高血糖症が含まれる。いくつかの実施形態において、高血糖症は、2型糖尿病などの糖尿病に関連している。いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、患者または対象における他の抗糖尿病剤に対する応答の消失及び/またはベータ細胞の機能低下を治療するために使用される。いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、患者または対象における他の抗糖尿病剤に対する応答の回復及び/またはベータ細胞の機能回復及び/またはインスリンの必要性の低減に使用される。いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、インスリン抵抗性の低減、糖尿病のリスク低減、またはスタチンを服用している患者におけるスタチンによる血糖上昇の低減に使用される。いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、スタチンを服用している患者における糖尿病の治療またはスタチンを服用している患者における糖尿病の予防に使用される。本開示の方法は、患者において、血糖値の上昇を低下、減少、阻害、抑制、制限または制御することを含む。更なる態様において、本開示の方法は、対象において、インスリン感受性を増加、刺激、増強、促進、誘導または活性化することを含む。スタチンには、アトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン及びシンバスタチンが含まれるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、患者は、上記の疾患及び状態のうちの1つ以上を治療または改善するのに十分な量(例えば、治療上有効な量)の本開示の化合物で治療される(例えば、投与される)。本開示の化合物はまた、上記の疾患のうちの1つ以上の予防に有用であり得る。
併用療法
本開示は、更に、本明細書に記載される疾患または障害を治療するための併用療法に関する。いくつかの実施形態において、併用療法は、メニン/MLLによって媒介されるがんまたは他の障害を治療するために、少なくとも1つの本開示の化合物を、1つ以上の他の薬学的に活性な剤と組み合わせて投与することを含む。いくつかの実施形態において、併用療法は、がんの治療などのために、少なくとも1つの本開示の化合物を、1つ以上の他の薬学的に活性な剤と組み合わせて投与することを含む。薬学的に活性な剤は、単一剤形で本開示の化合物と組み合わせることができ、または治療薬は、別個の剤形として同時投与または順次投与することができる。
いくつかの実施形態において、本発明は、本開示のメニン阻害剤(例えば、式0、式0a、式I、式Ia、式II、式IIaなどの化合物)と、CYP3A4阻害剤とを含む、併用療法を提供する。ある特定の実施形態において、本発明は、(a)本開示のメニン阻害剤(例えば、式0、式0a、式I、式Ia、式II、式IIaなどの化合物)と、(b)CYP3A4阻害剤とを含む、医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、(a)本開示のメニン阻害剤(例えば、式0、式0a、式I、式Ia、式II、式IIaなどの化合物)を投与することと、(b)CYP3A4阻害剤を投与することとを含む、患者を治療するための方法に関する。
本発明のいくつかの実施形態は、対象におけるがんを治療または管理するように設計された併用療法に関し、ここで、併用療法は、本開示のメニン阻害剤(例えば、式0、式0a、式I、式Ia、式II、式IIaなどの化合物)をCYP3A4阻害剤と組み合わせて投与することを含む。特に、本発明のいくつかの実施形態は、対象におけるがんを治療または管理する方法であって、メニン阻害剤を、同時に、別々に、または逐次的に投与される治療上有効な量のCYP3A4阻害剤と組み合わせて投与することを含む、方法に関する。
いくつかの実施形態において、CYP3A阻害剤は、抗不整脈薬;抗ヒスタミン薬;アゾール抗真菌薬;ベンゾジアゼピン;カルシウムチャネル遮断薬;HIV抗ウイルス薬;HMG CoA還元酵素阻害剤;マクロライド抗生物質;腸管運動促進薬;プロテアーゼ阻害剤;またはその任意の組み合わせである。いくつかの実施形態において、CYP3A阻害剤は、ポサコナゾール、アルプラゾラム;アミオダロン;アムロジピン;アプレピタント;アリピプラゾール;アステミゾール;アトルバスタチン;ボセプレビル;ブスピロン;クロラムフェニコール;クロルフェニラミン;シメチジン;シプロフロキサシン;シサプリド;クラリスロマイシン;コビシスタット(GS-9350);コビシスタット(GS-9350)の類似体もしくは誘導体;シクロスポリン;デラビリジン;ジアゼパム→3-OH;ジエチル-ジチオカルバマート;ジルチアゼム;エリスロマイシン;フェロジピン;フルコナゾール;フルボキサミン;ゲストデン;グリベック;グレープフルーツジュース;ハロペリドール;イマチニブ;インジナビル;イトラコナゾール;ケトコナゾール;ロバスタチン;メタドン;ミベフラジル;ミダゾラム;ミフェプリストン;ネファゾドン;ネルフィナビル;ニフェジピン;ニソルジピン;ニトレンジピン;ノルフロキサシン;ノルフルオキセチン;ピモジド;キニーネ;キニジン→3-OH;リトナビル;サキナビル;シルデナフィル;シンバスタチン;スターフルーツ;タクロリムス(FK506);タモキシフェン;テラプレビル;テリスロマイシン;トラゾドン;トリアゾラム;ベラパミル;テラプレビル;ビンクリスチン;ボリコナゾール;またはその任意の組み合わせである。
いくつかの実施形態において、CYP3A4阻害剤は、ポサコナゾール、コビシスタット(GS-9350)またはコビシスタット(GS-9350)の類似体もしくは誘導体である。いくつかの実施形態において、CYP3A4阻害剤は、ケトコナゾールである。いくつかの実施形態において、CYP3A4阻害剤は、リトナビルである。いくつかの実施形態において、メニン阻害剤及びCYP3A4阻害剤は、別個の剤形である。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、複合剤形である。いくつかの実施形態において、CYP3A4阻害剤は、ポサコナゾールである。
いくつかの実施形態において、医薬組成物は、メニン阻害剤の経口バイオアベイラビリティを増加させるのに有効な量のCYP3A4阻害剤を含む。本開示による化合物はまた、本明細書で開示される疾患または障害の治療のための免疫療法、例えば、限定するものではないが、細胞ベースの治療法、抗体療法及びサイトカイン療法と組み合わせて使用され得る。
ある特定の実施形態において、本開示による化合物は、1つ以上の受動免疫療法、例えば、限定するものではないが、ネイキッドモノクローナル抗体薬物及びコンジュゲートモノクローナル抗体薬物と組み合わせて使用される。使用することができるネイキッドモノクローナル抗体薬物の例としては、CD20抗原に対する抗体リツキシマブ(Rituxan(登録商標));HER2タンパク質に対する抗体トラスツズマブ(Herceptin(登録商標));CD52抗原に対する抗体アレムツズマブ(Lemtrada(登録商標)、Campath(登録商標));EGFRタンパク質に対する抗体セツキシマブ(Erbitux(登録商標));及びVEGFタンパク質の抗血管新生阻害剤であるベバシズマブ(Avastin(登録商標))が挙げられるが、これらに限定されない。
使用することができるコンジュゲートモノクローナル抗体の例としては、放射性標識抗体のイブリツモマブチウキセタン(Zevalin(登録商標));放射性標識抗体のトシツモマブ(Bexxar(登録商標));ならびにカリケアミシンを含有するゲムツズマブオゾガマイシン(Mylotarg(登録商標))イムノトキシン;BL22,抗CD22モノクローナル抗体-イムノトキシンコンジュゲート;OncoScint(登録商標)及びProstaScint(登録商標)などの放射性標識抗体;ブレンツキシマブベドチン(Adcetris(登録商標));アド-トラスツズマブエムタンシン(Kadcyla(登録商標)、TDM-1とも呼ばれる)が挙げられるが、これらに限定されない。
使用することができる治療用抗体の更なる実施例としては、血小板糖タンパクIIb/IIIa受容体に対する抗体REOPRO(登録商標)(アブシキシマブ);ヒト化抗CD25モノクローナル抗体免疫抑制薬ZENAPAX(登録商標)(ダクリズマブ);マウス抗17-IA細胞表面抗原IgG2a抗体PANOREX(商標);マウス抗イディオタイプ(GD3エピトープ)IgG抗体BEC2;キメラ抗EGFR IgG抗体IMC-C225;ヒト化抗αVβ3インテグリン抗体VITAXIN(商標);ヒト化抗CD52 IgG1抗体Campath 1H/LDP-03;ヒト化抗CD33 IgG抗体Smart M195;ヒト化抗CD22 IgG抗体LYMPHOCIDE(商標);LYMPHOCIDE(商標)Y-90;Lymphoscan;CD3に対するNuvion(登録商標);ヒト化抗ICAM3抗体CM3;霊長類化抗CD80抗体IDEC-114;ヒト化抗CD40L抗体IDEC-131;霊長類化抗CD4抗体IDEC-151;霊長類化抗CD23抗体IDEC-152;SMART抗CD3、ヒト化抗CD3 IgG;ヒト化抗補体因子5(C5)抗体5G1.1;ヒト化抗TNF-α抗体D2E7;ヒト化抗TNF-α Fab断片CDP870;霊長類化抗CD4 IgG1抗体IDEC-151;ヒト抗CD4 IgG抗体MDX-CD4;CD20-ストレプトアビジン(+ビオチン-イットリウム90);ヒト化抗TNF-α IgG4抗体CDP571;ヒト化抗α4β7抗体LDP-02;ヒト化抗CD4 IgG抗体OrthoClone OKT4A;ヒト化抗CD40L IgG抗体ANTOVA(商標);ヒト化抗VLA-4 IgG抗体ANTEGREN(商標);及びヒト抗TGF-β2抗体CAT-152が挙げられるが、これらに限定されない。
ある特定の実施形態において、本開示による化合物は、抗体ではなく毒素を含む1つ以上の標的免疫療法、例えば、限定するものではないが、IL-2とジフテリア毒素が連結されたデニロイキンジフチトクス(Ontak(登録商標))と組み合わせて使用される。
本開示による化合物はまた、本明細書で開示される疾患または障害の治療のためのアジュバント免疫療法と組み合わせ使用され得る。そのような免疫療法には、サイトカイン、例えば、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)、マクロファージ炎症性タンパク質(MIP)-1-アルファ、インターロイキン(IL-1、IL-2、IL-4、IL-6、IL-7、IL-12、IL-15、IL-18、IL-21、及びIL-27を含む)、腫瘍壊死因子(TNF-アルファを含む)、及びインターフェロン(IFN-アルファ、IFN-ベータ、及びIFN-ガンマを含む);水酸化アルミニウム(alum);Bacille Calmette-Guerin(BCG);キーホールリンペットヘモシアニン(KLH);不完全フロイントアジュバント(IFA);QS-21;DETOX;レバミゾール;及びジニトロフェニル(DNP)、ならびにその組み合わせ、例えば、インターロイキン、例えば、IL-2と、IFN-アルファなどの別のサイトカインとの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
ある特定の実施形態において、本開示による化合物は、限定するものではないが、自家及び同種腫瘍細胞ワクチン、抗原ワクチン(多価抗原ワクチンを含む)、樹状細胞ワクチン、ならびにウイルスワクチンを含むワクチン療法と組み合わせて使用される。
別の実施形態において、本開示は、がんを有する対象に、有効量の本開示の化合物の投与と、手術、抗がん剤/薬物、生物学的療法、放射線療法、抗血管新生療法、免疫療法、エフェクター細胞の養子移入、遺伝子治療またはホルモン療法から選択される1つ以上の追加の抗がん療法とを行うことを含む。抗がん剤/薬物の例は、以下に記載される。
いくつかの実施形態において、抗がん剤/薬物は、例えば、アドリアマイシン、アクチノマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、シスプラチン、アシビシン;アクラルビシン;アコダゾール塩酸塩;アクロニン;アドゼレシン;アルデスロイキン;アルトレタミン;アンボマイシン;酢酸アメタントロン;アミノグルテチミド;アムサクリン;アナストロゾール;アントラマイシン;アスパラギナーゼ;アスペルリン;アザシチジン;アゼテパ;アゾトマイシン;バチマスタット;ベンゾデパ;ビカルタミド;ビサントレン塩酸塩;ジメシル酸ビスナフィド;ビゼレシン;ブレオマイシン硫酸塩;ブレキナルナトリウム;ブロピリミン;ブスルファン;カクチノマイシン;カルステロン;カラセミド;カルベチマー;カルボプラチン;カルムスチン;カルビシン塩酸塩;カルゼレシン;セデフィンゴール;クロラムブシル;シロレマイシン;クラドリビン;メシル酸クリスナトール;シクロホスファミド;シタラビン;ダカルバジン;ダウノルビシン塩酸塩;デシタビン;デキソルマプラチン;デザグアニン;メシル酸デザグアニン;ジアジコン;ドキソルビシン;ドキソルビシン塩酸塩;ドロロキシフェン;ドロロキシフェンクエン酸塩;プロピオン酸ドロモスタノロン;デュアゾマイシン;エダトレキサート;塩酸エフロルニチン;エルサミトルシン;エンロプラチン;エンプロマート;エピプロピジン;エピルビシン塩酸塩;エルブロゾール;エソルビシン塩酸塩;エストラムスチン;リン酸エストラムスチンナトリウム;エタニダゾール;エトポシド;リン酸エトポシド;エトプリン;塩酸ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フロクスウリジン;フルダラビンリン酸エステル;フルオロウラシル;フルロシタビン;ホスキドン;ホストリエシンナトリウム;ゲムシタビン;ゲムシタビン塩酸塩;ヒドロキシウレア;イダルビシン塩酸塩;イホスファミド;イルモホシン;イプロプラチン;塩酸イリノテカン;ランレオチド酢酸塩;レトロゾール;ロイプロリド酢酸塩;リアロゾール塩酸塩;ロメトレキソールナトリウム;ロムスチン;ロソキサントロン塩酸塩;マソプロコール;マイタンシン;塩酸メクロレタミン;酢酸メゲストロール;酢酸メレンゲストロール;メルファラン;メノガリル;メルカプトプリン;メトトレキサート;メトトレキサートナトリウム;メトプリン;メツレデパ;ミチンドミド;ミトカルシン;ミトクロミン;ミトギリン;ミトマルシン;マイトマイシン;ミトスペル;ミトタン;ミトキサントロン塩酸塩;ミコフェノール酸;ノコダゾール;ノガラマイシン;オルマプラチン;オキシスラン;ペグアスパラガーゼ;ペリオマイシン;ペンタムスチン;ペプロマイシン硫酸塩;ペルホスファミド;ピポブロマン;ピポスルファン;ピロキサントロン塩酸塩;プリカマイシン;プロメスタン;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニムスチン;プロカルバジン塩酸塩;ピューロマイシン;ピューロマイシン塩酸塩;ピラゾフリン;リボプリン;ログレチミド;サフィンゴール;サフィンゴール塩酸塩;セムスチン;シムトラゼン;スパルフォセートナトリウム;スパルソマイシン;スピロゲルマニウム塩酸塩;スピロムスチン;スピロプラチン;ストレプトニグリン;ストレプトゾシン;スロフェヌル;タリソマイシン;テコガランナトリウム;テガフール;テロキサントロン塩酸塩;テモポルフィン;テニポシド;テロキシロン;テストラクトン;チアミプリン;チオグアニン;チオテパ;チアゾフリン;チラパザミン;トレミフェンクエン酸塩;酢酸トレストロン;リン酸トリシリビン;トリメトレキサート;グルクロン酸トリメトレキサート;トリプトレリン;ツブロゾール塩酸塩;ウラシルマスタード;ウレデパ;バプレオチド;ベルテポルフィン;ビンブラスチン硫酸塩;ビンクリスチン硫酸塩;ビンデシン;ビンデシン硫酸塩;ビネピジンスルファート;ビングリシナートスルファート;硫酸ビンロイロシン;ビノレルビン酒石酸塩;ビンロシジンスルファート;ビンゾリジンスルファート;ボロゾール;ゼニプラチン;ジノスタチン;ゾルビシン塩酸塩;パルボシクリブ;Yervoy(登録商標)(イピリムマブ);Mekinist(商標)(トラメチニブ);ペグインターフェロンアルファ-2b、組み換えインターフェロンアルファ-2b;Sylatron(商標)(ペグインターフェロンアルファ-2b);Tafinlar(登録商標)(ダブラフェニブ);Zelboraf(登録商標)(ベムラフェニブ);またはニボルマブである。
本開示による化合物は、がんを治療する既存の方法、例えば、化学療法、放射線、または手術による方法と組み合わせて投与することができる。したがって、がんを治療する方法であって、有効量の本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩形態を、かかる治療を必要とする対象に投与することを含み、有効量の少なくとも1つの追加のがん化学療法剤が対象に投与される、方法が更に提供される。好適ながん化学療法剤の例としては、アバレリクス、アド-トラスツズマブエムタンシン、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アロプリノール、アルトレタミン、アナストロゾール、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アザシチジン、ベバシズマブ、ベキサロテン、ブレオマイシン、ボルテゾムビ、ボルテゾミブ、静脈内用ブスルファン、経口用ブスルファン、カルステロン、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、セツキシマブ、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダルテパリンナトリウム、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デニロイキン、デニロイキンジフチトクス、デクスラゾキサン、ドセタキセル、ドキソルビシン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エクリズマブ、エムタンシン、エピルビシン、エリブリン、エルロチニブ、エストラムスチン、リン酸エトポシド、エトポシド、エベロリムス、エキセメスタン、フェンタニルクエン酸塩、フィルグラスチム、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルキンチニブ、フルベストラント、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガマイシン、ゴセレリン酢酸塩、酢酸ヒストレリン、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブメシル酸塩、インターフェロンアルファ2a、イリノテカン、イクサベピロン、ラパチニブジトシル酸塩、レナリドミド、レトロゾール、ロイコボリン、ロイプロリド酢酸塩、レバミゾール、ロムスチン、メクロレタミン、酢酸メゲストロール、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、メトキサレン、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、フェンプロピオン酸ナンドロロン、ネララビン、ノフェツモマブ、オキサリプラチン、パクリタキセル、パクリタキセルアルブミン安定化ナノ粒子製剤、パミドロン酸塩、パニツムマブ、ペグアスパラガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ペルツズマ、ピポブロマン、プリカマイシン、プロカルバジン、キナクリン、ラスブリカーゼ、リツキシマブ、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スルファチニブ、スニチニブ、スニチニブリンゴ酸塩、タモキシフェン、テモゾロミド、テニポシド、テストラクトン、サリドマイド、チオグアニン、チオテパ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレチノイン、ウラシルマスタード、バルルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ボリチニブ、ボリノスタット、及びゾレドロネートのいずれかが挙げられる。
特定の実施形態において、本開示による化合物は、メトトレキサート、パクリタキセルアルブミン安定化ナノ粒子製剤、アド-トラスツズマブエムタンシン、エリブリン、ドキソルビシン、フルオロウラシル、エベロリムス、アナストロゾール、パミドロン酸二ナトリウム、エキセメスタン、カペシタビン、シクロホスファミド、ドセタキセル、エピルビシン、トレミフェン、フルベストラント、レトロゾール、ゲムシタビン、ゲムシタビン塩酸塩、ゴセレリン酢酸塩、トラスツズマブ、イクサベピロン、ラパチニブジトシル酸塩、酢酸メゲストロール、タモキシフェンクエン酸塩、パミドロン酸二ナトリウム、パルボシクリブ、及びペルツズマブから選択される乳癌の治療のための1つ以上の抗がん剤と組み合わせて使用される。
他の抗がん剤/薬物には、20-エピ-1,25ジヒドロキシビタミンD3;5-エチニルウラシル;アビラテロン;アクラルビシン;アシルフルベン;アデシペノール;アドゼレシン;アルデスロイキン;ALL-TKアンタゴニスト;アルトレタミン;アンバムスチン;アミドックス;アミホスチン;アミノレブリン酸;アムルビシン;アムサクリン;アナグレリド;アンドログラホリド;血管新生阻害剤;アンタゴニストD;アンタゴニストG;アンタレリックス;抗背側形態形成タンパク質-1;抗アンドロゲン;抗エストロゲン;アンチネオプラストン;アンチセンスオリゴヌクレオチド;アフィジコリングリシナート;アポトーシス遺伝子調節剤;アポトーシス制御剤;アプリン酸;ara-CDP-DL-PTBA;アルギニンデアミナーゼ;アスラクリン;アタメスタン;アトリムスチン;アキシナスタチン1;アキシナスタチン2;アキシナスタチン3;アザセトロン;アザトキシン;アザチロシン;バッカチンIII誘導体;バラノール;バチマスタット;BCR/ABLアンタゴニスト;ベンゾクロリン;ベンゾイルスタウロスポリン;ベータラクタム誘導体;ベータ-アレチン;ベタクラマイシンB;ベツリン酸;bFGF阻害剤;ビカルタミド;ビスアントレン;ビスアジリジニルスペルミン;ビスナフィド;ビストラテンA;ビゼレシン;ブレフレート;ブロピリミン;ブドチタン;ブチオニンスルホキシイミン;カルシポトリオール;カルホスチンC;カンプトテシン誘導体;カナリア痘IL-2;カペシタビン;カルボキサミド-アミノ-トリアゾール;カルボキシアミドトリアゾール;CaRest M3;CARN 700;軟骨組織由来阻害剤;カルゼレシン;カゼインキナーゼ阻害剤;カスタノスペルミン;セクロピンB;セトロレリクス;クロリン;クロロキノキサリンスルホンアミド;シカプロスト;cis-ポルフィリン;クラドリビン;クロミフェン類似体;クロトリマゾール;コリスマイシンA;コリスマイシンB;コンブレタスタチンA4;コンブレタスタチン類似体;コナゲニン;クランベシジン816;クリスナトール;クリプトフィシン8;クリプトフィシンA誘導体;クラシンA;サイクリン依存性キナーゼ阻害剤;シクロペンタアントラキノン;シクロプラタム;シペマイシン;シタラビンオクホスファート;細胞溶解因子;シトスタチン;ダクリキシマブ;デシタビン;デヒドロジデムニンB;デスロレリン;デキサメタゾン;デキシホスファミド;デクスラゾキサン;デクスベラパミル;ジアジコン;ジデムニンB;ジドックス;ジエチルノルスペルミン;ジヒドロ-5-アザシチジン;9-ジオキサマイシン;ジフェニルスピロムスチン;ドコサノール;ドラセトロン;ドキシフルリジン;ドロロキシフェン;ドロナビノール;デュオカルマイシンSA;エブセレン;エコムスチン;エデルホシン;エドレコロマブ;エフロルニチン;エレメン;エミテフル;エピルビシン;エプリステリド;エストラムスチン類似体;エストロゲンアゴニスト;エストロゲンアンタゴニスト;エタニダゾール;リン酸エトポシド;ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フィルグラスチム;フィナステリド;フラボピリドール;フレゼラスチン;フルダラビン;フルダラビン;フルオロダウノルニシン塩酸塩;ホルフェニメクス;ホルメスタン;ホストリエシン;フォテムスチン;ガドリニウムテキサフィリン;硝酸ガリウム;ガロシタビン;ガニレリクス;ゼラチナーゼ阻害剤;ゲムシタビン;グルタチオン阻害剤;ヘプスルファム;ヘレグリン;ヘキサメチレンビスアセトアミド;ヒペリシン;イバンドロン酸;イダルビシン;イドキシフェン;イドラマントン;イルモホシン;イロマスタット;イミダゾアクリドン;イミキモド;免疫促進ペプチド;インスリン様成長因子-1受容体阻害剤;ヨーベングアン;ヨードドキソルビシン;イポメアノール、4-;イロプラクト;イルソグラジン;イソベンガゾール;イソホモハリコンドリンB;イタセトロン;ジャスプラキノライド;カハラリドF;ラメラリン-Nトリアセタート;ランレオチド;レイナマイシン;レノグラスチム;レンチナン硫酸;レプトルスタチン;レトロゾール;白血病阻害因子;ロイプロリド+エストロゲン+プロゲステロン;リュープロレリン;レバミゾール;リアロゾール;線状ポリアミン類似体;脂溶性二糖ペプチド;脂溶性白金化合物;リソクリナミド7;ロバプラチン;ロムブリシン;ロメトレキソール;ロニダミン;ロソキサントロン;ロバスタチン;ロキソリビン;ルルトテカン;ルテチウムテキサフィリン;リソフィリン;溶解ペプチド;マイタンシン;マンノスタチンA;マリマスタット;マソプロコール;マスピン;マトリライシン阻害剤;マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤;メノガリル;メルバロン;メテレリン;メチオニナーゼ;メトクロプラミド;MIF阻害剤;ミフェプリストン;ミルテホシン;ミリモスチム;ミスマッチ二本鎖RNA;ミトグアゾン;ミトラクトール;マイトマイシン類似体;ミトナフィド;マイトトキシン線維芽細胞増殖因子-サポリン;ミトキサントロン;モファロテン;モルグラモスチム;モノクローナル抗体、ヒト絨毛性ゴナドトロピン;モノホスホリルリピドA+ミオバクテリウム細胞壁sk;モピダモール;多剤耐性遺伝子阻害剤;多腫瘍抑制因子1ベース療法;マスタード抗がん剤;ミカペルオキシドB;マイコバクテリア細胞壁抽出物;ミリアポロン;N-アセチルジナリン;N-置換ベンズアミド;ナファレリン;ナグレスチプ;ナロキソン+ペンタゾシン;ナパビン;ナフテルピン;ナルトグラスチム;ネダプラチン;ネモルビシン;ネリドロン酸;中性エンドペプチダーゼ;ニルタミド;ニサマイシン;一酸化窒素調節剤;窒素酸化物抗酸化剤;ニトルリン;O6-ベンジルグアニン;オクトレオチド;オキセノン;オリゴヌクレオチド;オナプリストン;オンダンセトロン;オンダンセトロン;オラシン;口腔サイトカイン誘導因子;オルマプラチン;オサテロン;オキサリプラチン;オキサウノマイシン;パラウアミン;パルミトイルリゾキシン;パミドロン酸;パナキシトリオール;パノミフェン;パラバクチン;パゼリプチン;ペグアスパラガーゼ;ペルデシン;ペントサンポリスルファートナトリウム;ペントスタチン;ペントロゾール;ペルフルブロン;ペルホスファミド;ペリリルアルコール;フェナジノマイシン;酢酸フェニル;ホスファターゼ阻害剤;ピシバニール;ピロカルピン塩酸塩;ピラルビシン;ピリトレキシム;プラセチンA;プラセチンB;プラスミノーゲン活性化阻害剤;白金錯体;白金化合物;白金-トリアミン錯体;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニゾン;プロピルビス-アクリドン;プロスタグランジンJ2;プロテアソーム阻害剤;プロテインA系免疫調節剤;プロテインキナーゼC阻害剤;微細藻類;プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤;プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害剤;プルプリン;ピラゾロアクリジン;ピリドキシル化ヘモグロビンポリオキシエチレンコンジュゲート;rafアンタゴニスト;ラルチトレキセド;ラモセトロン;rasファルネシルタンパク質転移酵素阻害剤;ras阻害剤;ras-GAP阻害剤;脱メチル化レテリプチン;レニウムRe186エチドロナート;リゾキシン;リボザイム;RIIレチナミド;ログレチミド;ロヒツキン;ロムルチド;ロキニメクス;ルビギノンB1;ルボキシル;サフィンゴール;サイントピン;SarCNU;サルコフィトールA;サルグラモスチム;Sdi1模倣体;セムスチン;老化由来阻害因子1;センスオリゴヌクレオチド;シグナル伝達阻害剤;シグナル伝達調整剤;単鎖抗原結合タンパク質;シゾフィラン;ソブゾキサン;ボロカプタートナトリウム;フェニル酢酸ナトリウム;ソルベロール;ソマトメジン結合タンパク質;ソネルミン;スパルホス酸;スピカマイシンD;スピロムスチン;スプレノペンチン;スポンギスタチン1;スクアラミン;幹細胞阻害剤;幹細胞分裂阻害剤;スチピアミド;ストロムライシン阻害剤;スルフィノシン;超作用性血管活性腸管ペプチドアンタゴニスト;スラジスタ;スラミン;スワインソニン;合成グリコサミノグリカン;タリムスチン;タモキシフェンメチオジド;タウロムスチン;タザロテン;テコガランナトリウム;テガフール;テルラピリリウム;テロメラーゼ阻害剤;テモポルフィン;テモゾロミド;テニポシド;テトラクロロデカオキシド;テトラゾミン;サリブラスチン;チオコラリン;トロンボポエチン;トロンボポエチン模倣体;サイマルファシン;サイモポエチン受容体アゴニスト;サイモトリナン;甲状腺刺激ホルモン;エチルエチオプルプリンスズ;チラパザミン;二塩化チタノセン;トプセンチン;トレミフェン;多能性幹細胞因子;翻訳阻害剤;トレチノイン;トリアセチルウリジン;トリシリビン;トリメトレキサート;トリプトレリン;トロピセトロン;ツロステリド;チロシンキナーゼ阻害剤;チルホスチン;UBC阻害剤;ウベニメクス;泌尿生殖洞由来増殖阻害因子;ウロキナーゼ受容体アンタゴニスト;バプレオチド;バリオリンB;ベクター系、赤血球遺伝子治療;ベラレソール;ベラミン;ベルジン;ベルテポルフィン;ビノレルビン;ビンキサルチン;ビタキシン;ザノテロン;ジラスコルブ;ジノスタチンスチマラマー;5-フルオロウラシル;及びロイコボリンが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、抗がん剤/薬物は、微小管を安定化させる剤である。本明細書で使用される場合、「マイクロチューブリン安定剤」とは、微小管の安定化により細胞をG2-M期で停止させることによって作用する抗がん剤/薬物を意味する。マイクロチューブリン安定剤の例としては、ACLITAXEL(登録商標)及びTaxol(登録商標)類似体が挙げられる。マイクロチューブリン安定剤の更なる例としては、限定するものではないが、次の上市薬物及び開発中薬物:ディスコデルモライド(NVP-XX-A-296としても知られる);エポチロン(エポチロンA、エポチロンB、エポチロンC(デスオキシエポチロンAまたはdEpoAとしても知られる);エポチロンD(KOS-862、dEpoB、及びデスオキシエポチロンBとも称される);エポチロンE;エポチロンF;エポチロンBN-オキシド;エポチロンAN-オキシド;16-アザ-エポチロンB;21-アミノエポチロンB(BMS-310705としても知られる);21-ヒドロキシエポチロンD(デスオキシエポチロンF及びdEpoFとしても知られる)、26-フルオロエポチロンなど);FR-182877(Fujisawa、WS-9885Bとしても知られる)、BSF-223651(BASF、ILX-651及びLU-223651としても知られる);AC-7739(Ajinomoto、AVE-8063A及びCS-39.HClとしても知られる);AC-7700(Ajinomoto、AVE-8062、AVE-8062A、CS-39-L-Ser.HCl、及びRPR-258062Aとしても知られる);フィジアノリドB;ラウリマリド;カリベオシド;カリベオリン;タッカロノリド;エリュテロビン;サルコジクチイン;ラウリマリド;ジクチオスタチン-1;ジャトロファンエステル;ならびにその類似体及び誘導体が挙げられる。
別の実施形態において、抗がん剤/薬物は、微小管を阻害する剤である。本明細書で使用される場合、「マイクロチューブリン阻害剤」とは、チューブリン重合または微小管形成を阻害することによって作用する抗がん剤を意味する。マイクロチューブリン阻害剤の例としては、限定するものではないが、次の上市薬物及び開発中薬物:エルブロゾール(R-55104としても知られる);ドラスタチン10(DLS-10及びNSC-376128としても知られる);イセチオン酸ミボブリン(CI-980としても知られる);ビンクリスチン;NSC-639829;ABT-751(Abbott、E-7010としても知られる);アルトリルチン(アルトリルチンA及びアルトリルチンCなど);スポンギスタチン(スポンギスタチン1、スポンギスタチン2、スポンギスタチン3、スポンギスタチン4、スポンギスタチン5、スポンギスタチン6、スポンギスタチン7、スポンギスタチン8、及びスポンギスタチン9など);セマドチン塩酸塩(LU-103793及びNSC-D-669356としても知られる);アウリスタチンPE(NSC-654663としても知られる);ソブリドチン(TZT-1027としても知られる)、LS-4559-P(Pharmacia、LS-4577としても知られる);LS-4578(Pharmacia、LS-477-Pとしても知られる);LS-4477(Pharmacia)、LS-4559(Pharmacia);RPR-112378(Aventis);ビンクリスチン硫酸塩;DZ-3358(Daiichi);GS-164(Takeda);GS-198(Takeda);KAR-2(Hungarian Academy of Sciences);SAH-49960(Lilly/Novartis);SDZ-268970(Lilly/Novartis);AM-97(Armad/Kyowa Hakko);AM-132(Armad);AM-138(Armad/Kyowa Hakko);IDN-5005(Indena);クリプトフィシン52(LY-355703としても知られる);ビチレブアミド;チューブリシンA;カナデンソール;センタウレイジン(NSC-106969としても知られる);T-138067(Tularik、T-67、TL-138067及びTI-138067としても知られる);COBRA-1(Parker Hughes Institute、DDE-261及びWHI-261としても知られる);H10(Kansas State University);H16(Kansas State University);オンコシジンAA1(BTO-956及びDIMEとしても知られる);DDE-313(Parker Hughes Institute);SPA-2(Parker Hughes Institute);SPA-1(Parker Hughes Institute、SPIKET-Pとしても知られる);3-IAABU(Cytoskeleton/Mt.Sinai School of Medicine、MF-569としても知られる);ナクロシン(NSC-5366としても知られる);ナスカピン、D-24851(Asta Medica)、A-105972(Abbott);ヘミアステリン;3-BAABU(Cytoskeleton/Mt.Sinai School of Medicine、MF-191としても知られる);TMPN(Arizona State University);バナドセンアセチルアセトナート;T-138026(Tularik);モンサトロール;イナノシン(NSC-698666としても知られる);3-IAABE(Cytoskeleton/Mt.Sinai School of Medicine);A-204197(Abbott);T-607(Tularik、T-900607としても知られる);RPR-115781(Aventis);エレウテロビン(デスメチルエレウテロビン、デサエチルエレウテロビン、イソエレウテロビンA、及びZ-エレウテロビンなど);ハリコンドリンB;D-64131(Asta Medica);D-68144(Asta Medica);ジアゾナミドA;A-293620(Abbott);NPI-2350(Nereus);TUB-245(Aventis);A-259754(Abbott);ジオゾスタチン;(-)-フェニルアヒスチン(NSCL-96F037としても知られる);D-68838(Asta Medica);D-68836(Asta Medica);ミオセベリンB;D-43411(Zentaris、D-81862としても知られる);A-289099(Abbott);A-318315(Abbott);HTI-286(SPA-110、トリフルオロ酢酸塩としても知られる)(Wyeth);D-82317(Zentaris);D-82318(Zentaris);SC-12983(NCI);レスベラスタチンリン酸ナトリウム;BPR-0Y-007(National Health Research Institutes);SSR-250411(Sanofi);コンブレタスタチンA4;エリブリン(Halaven(登録商標));ならびにその類似体及びその誘導体が挙げられる。
更なる実施形態において、本開示による化合物は、1つ以上のアルキル化剤、代謝拮抗物質、天然産物、またはホルモンと組み合わせて使用される。
本開示の方法に有用なアルキル化剤の例としては、ナイトロジェンマスタード(例えば、メクロエタミン、シクロホスファミド、クロラムブシル、メルファランなど)、エチレンイミン及びメチルメラミン(例えば、ヘキサメチルメラミン、チオテパ)、アルキルスルホナート(例えば、ブスルファン)、ニトロソウレア(例えば、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾシンなど)、またはトリアゼン(デカルバジンなど)が挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の方法に有用な代謝拮抗物質の例としては、葉酸類似体(例えば、メトトレキサート)、またはピリミジン類似体(例えば、フルオロウラシル、フロクソウリジン、シタラビン)、及びプリン類似体(例えば、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン)が挙げられるが、これらに限定されない。本開示の方法に有用な天然産物の例としては、ビンカアルカロイド(例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン)、エピポドフィロトキシン(例えば、エトポシド、テニポシド)、抗生物質(例えば、アクチノマイシンD、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、プリカマイシン、マイトマイシン)または酵素(例えば、L-アスパラギナーゼ)が挙げられるが、これらに限定されない。
がんの治療に有用なホルモン及びアンタゴニストの例としては、副腎皮質ステロイド(例えば、プレドニゾン)、プロゲスチン(例えば、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、メドロキシプロゲステロン酢酸エステル)、エストロゲン(例えば、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール)、抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン)、アンドロゲン(例えば、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン)、抗アンドロゲン(例えば、フルタミド)、及びゴナドトロピン放出ホルモン類似体(例えば、ロイプロリド)が挙げられるが、これらに限定されない。
がんの治療のために本開示の化合物と組み合わせて使用することができる他の剤には、白金配位錯体(例えば、シスプラチン、カルボブラチン)、アントラセンジオン(例えば、ミトキサントロン)、置換ウレア(例えば、ヒドロキシウレア)、メチルヒドラジン誘導体(例えば、プロカルバジン)、及び副腎皮質抑制剤(例えば、ミトタン、アミノグルテチミド)が含まれる。本開示の化合物と組み合わせて使用することができる他の抗がん剤/薬物には、肝臓X受容体(LXR)調節剤、例えば、LXRアゴニスト及びLXRベータ選択的アゴニスト;アリール炭化水素受容体(AhR)阻害剤;ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)酵素阻害剤、例えば、オラパリブ、イニパリブ、ルカパリブ、ベリパリブ;血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体型チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、セディラニブ;プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)阻害剤、例えば、ニボルマブ(Bristol-Myers Squibb Co.)及びペンブロリズマブ(Merck&Co.,Inc.;MK-3475);MEK阻害剤、例えば、コビメチニブ;B-Raf酵素阻害剤、例えば、ベムラフェニブ;細胞傷害性Tリンパ球抗原(CTLA-4)阻害剤、例えば、トレメリムマブ;プログラム死リガンド1(PD-L1)阻害剤、例えば、MEDI4736(AstraZeneca);Wnt経路阻害剤;上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤、例えば、AZD9291(AstraZeneca)、エルロチニブ、ゲフィチニブ、パニツムマブ、及びセツキシマブ;アデノシンA2A受容体阻害剤;アデノシンA2B受容体阻害剤;コロニー刺激因子-1受容体(CSF1R)阻害剤、例えば、PLX3397(Plexxikon)、ならびにCD73阻害剤が含まれるが、これらに限定されない。
本開示の化合物は、PD-1、PD-L1、及びCTLA-4の阻害剤を含む免疫チェックポイント阻害剤を含む、1つ以上の治療戦略と組み合わせて使用することができる。
本開示の化合物は、MCL-1阻害剤、例えば、ホモハリントニン(HHT)及びオマセタキシン;BCL-2阻害剤、例えば、ベネトクラクス(ABT-199)、ナビトクラックス(ABT-263)、ABT-737、ゴシポール(AT-101)、アポゴッシポロン(ApoG2)及びオバトクラックス;選択的核外輸送阻害剤(SINE)、例えば、セリネクソル(KPT-330)から選択される1つ以上の抗がん剤と組み合わせて使用することができる。
特定の実施形態において、本開示の化合物は、メトトレキサート(Abitrexate(登録商標);Folex(登録商標);FolexPFS(登録商標);Mexate(登録商標);Mexate-AQ(登録商標));ネララビン(Arranon(登録商標));ブリナツモマブ(Blincyto(登録商標));ルビドマイシン塩酸塩またはダウノルビシン塩酸塩(Cerubidine(登録商標));シクロホスファミド(Clafen(登録商標);Cytoxan(登録商標);Neosar(登録商標));クロファラビン(Clofarex(登録商標);Clolar(登録商標));シタラビン(Cytosar-U(登録商標);TarabinePFS(登録商標));ダサチニブ(Sprycel(登録商標));ドキソルビシン塩酸塩;アスパラギナーゼErwinia chrysanthemi(Erwinaze);イマチニブメシル酸塩(Gleevec(登録商標));ポナチニブ塩酸塩(Iclusig(登録商標));メルカプトプリン(Purinethol;Purixan);ペグアスパラガーゼ(Oncaspar(登録商標));プレドニゾン;ビンクリスチン硫酸塩(Oncovin(登録商標)、Vincasar PFS(登録商標)、Vincrex(登録商標));ビンクリスチン硫酸塩リポソーム(Marqibo(登録商標));Hyper-CVAD(分割シクロホスファミド、ビンクリスチン、アドリアマイシン、及びデキサメタゾン);三酸化ヒ素(Trisenox(登録商標));イダルビシン塩酸塩(Idamycin(登録商標));ミトキサントロン塩酸塩;チオグアニン(Tabloid(登録商標));ADE(シタラビン、ダウノルビシン、及びエトポシド);アレムツズマブ(Lemtrada(登録商標)、Campath(登録商標));クロラムブシル(Ambochlorin(登録商標)、Amboclorin(登録商標)、Leukeran(登録商標)、Linfolizin(登録商標));オファツムマブ(Arzerra(登録商標));ベンダムスチン塩酸塩(Treanda(登録商標));フルダラビンリン酸エステル(Fludara(登録商標));オビヌツズマブ(Gazyva(登録商標));イブルチニブ(Imbruvica(登録商標));イデラリシブ(Zydelig(登録商標));塩酸メクロレタミン(Mustargen(登録商標));リツキシマブ(Rituxan(登録商標));クロラムブシル-プレドニゾン;CVP(シクロホスファミド、ビンクリスチン、及びプレドニゾン);ボスチニブ(Bosulif(登録商標));ブスルファン(Busulfex(登録商標);Myleran(登録商標));オマセタキシンメペスクシナート(Synribo(登録商標));ニロチニブ(Tasigna(登録商標));Intron(登録商標)A(組み換えインターフェロンアルファ-2b);DOT1L阻害剤、例えば、EPZ-5676(Epizyme,Inc.);ならびにブロモドメイン及び末端外モチーフ(BET)タンパク質阻害剤(BET阻害剤)、例えば、MS417、JQ1、I-BET 762、及びI-BET 151から選択される白血病の治療のための1つ以上の抗がん剤と組み合わせて使用される。
本開示の化合物は、インスリン抵抗性、前糖尿病、糖尿病(例えば、2型糖尿病または1型糖尿病)、及び糖尿病のリスクの治療のための1つ以上の他の剤または治療法、例えば、限定するものではないが、インスリン及びインスリン類似体、例えば、Humulin(登録商標)(Eli Lilly)、Lantus(登録商標)(Sanofi Aventis)、Novolin(登録商標)(Novo Nordisk)、及びExubera(登録商標)(Pfizer);Avandamet(登録商標)(メトホルミンHCl及びロシグリタゾンマレイン酸塩、GSK);Avandaryl(登録商標)(グリメピリド及びロシグリタゾンマレイン酸塩、GSK);Metaglip(登録商標)(グリピジド及びメトホルミンHCl、Bristol Myers Squibb);Glucovance(登録商標)(グリブリド及びメトホルミンHCl、Bristol Myers Squibb);PPARガンマアゴニスト、例えば、Avandia(登録商標)(ロシグリタゾンマレイン酸塩、GSK)及びActos(登録商標)(ピオグリタゾン塩酸塩、Takeda/Eli Lilly);スルホニル尿素、例えば、Amaryl(登録商標)(グリメピリド、Sanofi Aventis)、Diabeta(登録商標)(グリブリド、Sanofi Aventis)、Micronase(登録商標)/Glynase(登録商標)(グリブリド、Pfizer)、及びGlucotrol(登録商標)/Glucotrol XL(登録商標)(グリピジド、Pfizer);メグリチニド、例えば、Prandin(登録商標)/NovoNorm(登録商標)(レパグリニド、Novo Nordisk)、Starlix(登録商標)(ナテグリニド、Novartis)、及びGlufast(登録商標)(ミチグリニド、Takeda);ビグアニド、例えば、Glucophase(登録商標)/Glucophase XR(登録商標)(メトホルミンHCl、Bristol Myers Squibb)及びGlumetza(登録商標)(メトホルミンHCl、Depomed);チアゾリジンジオン;アミリン類似体;GLP-1類似体;DPP-IV阻害剤、例えば、Januvia(登録商標)(シタグリプチン、Merck)及びGalvus(登録商標)(ビルダグリプチン、Novartis);PTB-1B阻害剤;プロテインキナーゼ阻害剤(AMP活性化プロテインキナーゼ阻害剤を含む);グルカゴンアンタゴニスト、グリコーゲンシンターゼキナーゼ-3ベータ阻害剤;グルコース-6-ホスファターゼ阻害剤;グリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤;ナトリウムグルコース共輸送体阻害剤;及びアルファ-グルコシダーゼ阻害剤、例えば、Glycet(登録商標)(ミグリトール、Pfizer);スタチン、フィブラート、及びZetia(登録商標)(エゼチマイブ);アルファ遮断薬;ベータ遮断薬;カルシウムチャネル遮断薬;利尿薬;アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤;デュアルACE及び中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;アンジオテンシン受容体遮断薬(ARB);アルドステロンシンターゼ阻害剤;アルドステロン受容体アンタゴニスト;エンドセリン受容体アンタゴニスト;オルリスタット;フェンテルミン;シブトラミン;Acomplia(登録商標)(リモナバント);チアゾリジンジオン(例えば、ロシグリタゾン、ピオグリタゾン);SGLT2阻害剤(例えば、ダパグリフロジン、レモグリフロジンエタボン酸エステル、セルグリフロジン、カナグリフロジン、及び1-クロロ-4-(β-D-グルコプラノス-1-イル)-2-[4-((’S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-ベンジル]-ベンゼン);PPAR-ガンマアゴニスト(例えば、Gl 262570)及びアンタゴニスト;PPAR-ガンマ/アルファ調節剤(例えば、KRP297);アルファ-グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース、ボグリボース);DPPIV阻害剤(例えば、Januvia(登録商標)(シタグリプチン)、Galvus(登録商標)/Zomelis(登録商標)(ビルダグリプチン)、Onglyza(登録商標)(サクサグリプチン)、Nesina(登録商標)/Vipidia(登録商標)(アログリプチン)、及びTradjenta(登録商標)/Trajenta(登録商標)(リナグリプチン));アルファ2-アンタゴニスト;グルカゴン様タンパク質-1(GLP-1)受容体アゴニスト及び類似体(例えば、エキセンジン-4);アミリン;プロテインチロシンホスファターゼ1阻害剤;肝臓でのグルコース産生制御不全に影響する物質、例えば、グルコース-6-ホスファターゼ、またはフルクトース-1,6-ビスホスファターゼ、グリコーゲンホスホリラーゼの阻害剤;グルカゴン受容体アンタゴニスト;ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ阻害剤;グリコーゲンシンターゼキナーゼ及びグルコキナーゼ活性化剤;脂質低下剤、例えば、HMG-CoA-還元酵素阻害剤(例えば、シンバスタチン、アトルバスタチン);フィブラート(例えば、ベザフィブラート、フェノフィブラート)、ニコチン酸及びその誘導体、PPAR-アルファアゴニスト、PPAR-デルタアゴニスト;ACAT阻害剤(例えば、アバシミブ);エゼチマイブなどのコレステロール吸収阻害剤;コレスチラミンなどの胆汁酸結合物質;回腸胆汁酸トランスポーター阻害剤;CETP阻害剤及びABC1制御剤などのHDL上昇化合物;シブトラミン及びテトラヒドロリポスタチンなどの肥満治療のための活性物質;SDRI;アキソカイン;レプチン;レプチン模倣体;カンナビノイドl受容体アンタゴニスト;ならびにMCH-1受容体アンタゴニスト;MC4受容体アゴニスト;NPY5及びNPY2アンタゴニスト;SB-418790及びAD-9677などのベータ3アドレナリン作用性アゴニスト;5HT2c受容体アゴニスト;GABA受容体アンタゴニスト;Naチャネル遮断薬;トピラマート;プロテインキナーゼC阻害剤;終末糖化産物阻害剤;ならびにアルドース還元酵素阻害剤と組み合わせて使用することができる。
医薬製剤、投与、及び剤形
医薬品として用いられる場合、本開示の化合物は、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩と、少なくとも1つの薬学的に許容される担体との組み合わせを指す医薬組成物の形態で投与され得る。これらの組成物は、製薬分野でよく知られている方法で調製することができ、局所的または全身的な治療のいずれが望まれるか、また、治療される部位に応じて、様々な経路で投与することができる。投与は、局所投与(眼科的投与、ならびに鼻腔内、膣内及び経直腸送達を含む粘膜への投与)、肺投与(例えば、ネブライザーによるものを含む粉末またはエアロゾルの吸入または吹送;気管内、鼻腔内、表皮及び経皮投与)、眼投与、経口投与または非経口投与であり得る。眼への送達方法には、局所投与(点眼薬)、結膜下、眼周囲もしくは硝子体内注射または結膜嚢に外科的に留置されるバルーンカテーテルもしくは眼科用インサートによる導入が含まれ得る。非経口投与には、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、もしくは筋肉内の注射もしくは注入;または頭蓋内投与、例えば、髄腔内もしくは脳室内投与が含まれる。非経口投与は、単回ボーラス用量の形態であり得るか、または例えば、連続灌流ポンプによるものであり得る。局所投与用の医薬組成物及び製剤には、経皮パッチ剤、軟膏剤、ローション剤、クリーム剤、ゲル剤、滴剤、坐剤、スプレー剤、液剤、及び散剤が含まれ得る。従来の医薬担体、水性、粉末または油性の基剤、粘稠剤などが必要とされる場合もあれば、望ましい場合もある。
本開示にはまた、1つ以上の薬学的に許容される担体と組み合わせて、上記の本開示の化合物のうちの1つ以上を活性成分として含有する医薬組成物も含まれる。本開示の粗製物の作製において、活性成分は、典型的に、賦形剤と混合されるか、賦形剤によって希釈されるか、またはそのような担体内に、例えば、カプセル剤、サシェ、紙、もしくは他の容器の形態で封入される。賦形剤は、希釈剤として機能する場合、固体、半固体、または液体の物質であり得、活性成分に対して、ビヒクル、担体または媒体として作用する。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ剤、サシェ、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤、エアロゾル(固体または液体媒体)、軟膏、例えば、10重量%までの活性化合物を含有するもの、軟質及び硬質ゼラチンカプセル剤、坐剤、無菌注射液、ならびに無菌包装粉末の形態であり得る。
本明細書に記載される化合物及び組成物は、本明細書に記載される疾患及び状態のうちの1つ以上の治療または重症度の軽減に有効な任意の量及び任意の投与経路を使用して、患者に投与され得る。正確な必要量は、対象の人種、年齢、及び全般的な状態、感染症、疾患または障害の重症度、特定の剤、その投与様式などに応じて、対象ごとに異なる。提供される化合物は、好ましくは、投与の容易性及び投与量の均一性のために、特定の単位剤形に製剤化される。本明細書で使用される「単位剤形」は、治療を受ける患者に適した、物理的に別個の剤の単位を指す。
本開示の化合物の治療投与量は、例えば、治療が施される特定の用途、化合物の投与様式、患者の健康及び状態、ならびに処方医の判断に従って変わり得る。医薬組成物中の本開示の化合物の比率または濃度は、投与量、化学的性質(例えば、疎水性)、及び投与経路を含む多くの因子に応じて変わり得る。例えば、本開示の化合物は、非経口投与の場合、約0.1~約10%w/vの化合物を含有する生理的緩衝水溶液中で提供され得る。投与量は、疾患または障害の種類及び進行の程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択された化合物の相対的な生物学的有効性、賦形剤の配合、ならびにその投与経路などの変数に依存し得る。
以下の実施例に示されるように、本開示の化合物は、以下の一般的手順に従って、調製及び単離される。一般的な方法は、本開示の特定の化合物の合成を示し得るが、以下の一般的な方法及び当業者に知られている他の方法が、本明細書に記載される全ての化合物ならびにこれらの化合物のそれぞれのサブクラス及び種に適用され得ることを理解されたい。
LCMS
機器名:Shimadzu LC2020 Nexera Series;Shimadzu MS2020 N-Series;Agilent 1290
方法A:移動相A:10mM炭酸水素アンモニウム水溶液;移動相B:ACN;流量:0.8mL/分;カラム:X Bridge C8(50×4.6mm)、3.5um
方法B:移動相:0.1%HCOOH水溶液/ACN(95:5);流量:0.8mL/分;カラム:ZORBAX ECLIPSE PLUS C18(50×2.1mm)、1.8um
方法C:移動相:10mM NH4OAc水溶液/ACN(95:5);流量:0.6mL/分;カラム:Acquity UPLC BEH C18(2.1×50mm)、1.7um
方法D:移動相:A:0.1%TFA水溶液、B:ACN;カラム:Acquity UPLC BEH C18(2.1×50)mm、1.7μm。
方法E:移動相:A:10mM NHHCO水溶液、B:ACN;カラム:Phenomenex Kinetex EVO C18(3.0×50mm)、2.6μm。
方法F:移動相:A:0.1%TFA水溶液、B:ACN;カラム:ZORBAX ECLIPSE PLUS C18(50×2.1mm)、1.8μm。
HPLC
機器名:Shimadzu LC;Prominence-Iシリーズ機器(UV検出(Maxplot)で%を使用)
方法A:移動相:A-10mM NHHCO水溶液、B:ACN;流量:2.0mL/分;カラム:X-Bridge C8(150×4.6mm、5μm)。
方法B:移動相:A;0.1%TFA水溶液、B:ACN;流量:2.0mL/分;カラム:X-Bridge C8(50×4.6mm、3.5μm)。
方法C:移動相:A-0.1%TFA水溶液、B:ACN;流量:1.0mL/分;カラム:AtlantisカラムC18(4.6×250mm、5μm)。
方法D:移動相:A-10mm NH4OAc水溶液、B:ACN;流量:1.5mL/分;カラム:Gemini NX C18(4.6×150mm、3μm)。
方法E:移動相A:0.1%HCOOH水溶液、B:ACN;流量:2.0mL/分;カラム:X-Select C18(4.6×150mm、5μm)。
方法F:移動相A:0.1%HCOOH水溶液、B:ACN;流量:2.0mL/分;カラム:X-Select C18(4.6×150mm、5μm)。
方法G:移動相A:0.1%TFA水溶液、B:ACN;流量:2.0mL/分;カラム:X-Select C18(4.6×150mm、5μm)。
分取HPLC
機器名:Agilent Technologies 1260 Infinity II Series LC/6125 Quadrupole MSD
LCMS2020を備えたShimadzu Nexera Prep HPLC
方法A:移動相A:10mM NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15mL/分;カラム:XBridge C18(150×19mm)、5um
分取HPLC
機器名:Agilent Technologies 1260 Infinity II Series LC/6125 MSD;Shimadzu Prep HPLC-MS2020
方法A:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:ZORBAX C18(50×21.2mm)、5μm。
方法B:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:X-Bridge C18(150×19.0mm)、5μm。
方法C:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:SHIMPACK GIST C18(150×20.0mm)5μm。
方法D:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:SHIMPACK GIST C18(250×20.0mm)5μm。
方法E:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:SHIMPACK SCEPTER C8(150×20.0mm)5μm。
方法F:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:SHIMPACK SCEPTER C8(250×20.0mm)5μm。
方法G:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:Gemini-NX-C18((250×21.2mm)、5μm。
方法H:移動相A:0.1%ギ酸水溶液、移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:X-Select-C18(250×19.0mm)、5μm。
方法I:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:X-Bridge C18(250×19.0mm)、5μm。
方法J:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:ZORBAX C18(50×21.2mm)、5μm。
方法K:移動相A:0.1%ギ酸水溶液、移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:ZORBAX C18(250×21.2mm)、5μm。
方法L:移動相A:10mm NHHCO水溶液;移動相B:ACN;流量:15.0mL/分;カラム:YMC C18(250×20.0mm)、5μm。
キラルSFC
機器名:SFC Analytical-PIC 10-20及びShimadzu Analytical(MS及びELSD検出器を備える)。
方法A:移動相A:CO2;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/IPA:MeOH(50:50);流量:4.0mL/分;共溶媒%:35%、カラム:Lux-A1(250×4.6)、5μm。
方法B:移動相A:CO2;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/IPA;流量:5.0mL/分;共溶媒%:40%、カラム:Lux-A1(250×4.6)、5μm。
方法C:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:5.0mL/分;共溶媒%:40%、カラム:Lux-A1(250×4.6)、5μm。
方法D:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:5.0mL/分;共溶媒%:40%、分析時間:12分;カラム:LUX-C4、(250×4.6)、5μm。
方法E:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:4.0mL/分;共溶媒%:40%、分析時間:12分;カラム:LUX-C4、(250×4.6)、5μm。
方法F:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:5.0mL/分;共溶媒%:50%、分析時間:12分;カラム:LUX-C4、(250×4.6)、5μm。
方法G:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/IPA;流量:4.0mL/分;共溶媒%:40%;カラム:I-Cellulose B(250×4.6)、5μm。
方法H:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/IPA;流量:5.0mL/分;共溶媒%:50%;カラム:I-Cellulose B(250×4.6)、5μm。
方法I:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:4.0mL/分;共溶媒%:40%;カラム:I-Cellulose B(250×4.6)、5μm。
方法J:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:4.0mL/分;共溶媒%:40%、カラム:Whelk-01_(R,R)(250×4.6)、5μm。
方法K:移動相A:CO;共溶媒-0.1%NH/IPA:MeOH(50:50);流量:4.0mL/分;共溶媒%:20%、カラム:Reflect I-Amylose A(250×4.6)、5μm。
方法L:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/IPA;流量:4.0mL/分;共溶媒%:40%、カラム:YMC Amylose-SA(250×4.6)、5μm。
方法M:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:5.0mL/分;共溶媒%:50%、カラム:Chiralpak AS-H、(250×4.6)、5μm。
方法K:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/IPA;流量:5.0mL/分;共溶媒%:35%、カラム:Lux-A3、(250×4.6)、5μm。
方法L:移動相A:CO;共溶媒-0.5%イソプロピルアミン/MeOH;流量:5.0mL/分;共溶媒%:30%;カラム:I-Cellulose B(250×4.6)、5μm。
分取SFC
機器名 SFC分取-PIC-175
方法A:移動相:CO2:0.5%イソプロピルアミン/IPA:ACN(70:30);流量:100mL/分;カラム:Lux Amylose-1(250*30)mm、5μm。
方法B:移動相:CO2:0.5%イソプロピルアミン/IPA(65:35);流量:100mL/分;カラム:YMC Amylose-SA(250*30)mm、5μm。
方法C:移動相:CO2:0.5%イソプロピルアミン/IPA:ACN(1:1)[65:35];流量:100mL/分;カラム:Lux Amylose-3(250*30)mm、5μm。
中間体の合成
中間体1.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン
乾燥させた窒素雰囲気下の1000mL三口丸底フラスコで、2-ブロモ-4-フルオロフェノール(50g、262mmol)をDMA(300mL)中に溶解した。この反応混合物に、炭酸セシウム(111g、340mmol)及び5-ブロモピリミジン(42.9g、270mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応混合物を、窒素雰囲気下、120℃で64時間攪拌した。反応進行をLCMS(方法B;58%生成物、20.7%ブロモピリジン、14.5%フェノール性化合物)によってモニタリングした。この後、反応物を25℃まで冷却し、水(1000mL)で逆クエンチした。次いで、水層をMTBE(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を2N水酸化ナトリウム溶液(250mL)、続いて、0.5Mクエン酸溶液(250mL)で洗浄し、最後に5重量%炭酸水素ナトリウム溶液(250mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗製化合物を黄色の油状物として得た(51.4g)。粗製化合物を、100~200シリカを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するIsoleraカラムクロマトグラフィーで精製して(所望の生成物は20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)、5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン(38g、117mmol、収率44.8%)を淡黄色の油状物として得た:Rf = 0.52 (20%EtOAc/石油エーテル;H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.99 (s, 1H), 8.57 (s, 2H), 7.82-7.79 (m, 1H), 7.45-7.37 (m, 2H);LCMS (方法B):Rt =1.97分, 271.9 (M+2)
ステップ2.メチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート
5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン(9g、33.4mmol)及びメタノール(125mL)を入れ、窒素でパージした250mLの小さなクレーブに、トリエチルアミン(23.34mL、167mmol)、続いて、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン複合体(2.447g、3.34mmol)を加えた。反応物を、100psiの一酸化炭素ガス(警告:有毒ガス)下、80℃で48時間攪拌した。反応物をTLC(30%EtOAc/ヘキサン;36時間、LCMS方法Bは34%生成物、30%SMを示した)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を25℃まで冷却し、セライト(登録商標)パッドで濾過し、パラジウム触媒を除去した。セライト(登録商標)パッドをメタノール(2×50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物(12g、茶色の液体)を得た。粗生成物を、酢酸エチル及びヘキサンを溶出溶媒系(生成物は20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)として使用するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製して、純粋なメチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート(3.6g、収率41.5%)を無色の液体として得た:H NMR (400 MHz, CDCl):δ ppm 8.96 (s, 1H), 8.39 (s, 2H), 7.75 (dd, J = 2.8, 8.6 Hz, 1H), 7.36-7.33 (m, 1H), 7.15 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H);LCMS (方法B):Rt = 1.77分, 249.2 (M+H)
ステップ3.5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸
500mL三口丸底フラスコで、メチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート(16g、64.5mmol)をMeOH(112mL)及び水(48mL)中に溶解した。この反応混合物にNaOH(10.31g、258mmol)を加え、反応混合物を25℃で20時間攪拌した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。エステルが完全に消費されたら、反応混合物をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮し、水(200mL)で希釈した。反応混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。これらの有機抽出物を捨てた。残りの水層を6N HCl(100mL)の滴下によって酸性化し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(14.1g、91%)をオフホワイト色の固体として得た:-NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.92 (s, 1H), 8.47 (s, 2H), 7.70 (dd, J = 3.20, 8.80 Hz, 1H), 7.58-7.53 (m, 1H), 7.40 (dd, J = 4.80, 9.00 Hz, 1H);LCMS (方法B):Rt = 1.49分, 235.2 (M + H)
ステップ4.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の500mL二口丸底フラスコで、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(14g、59.8mmol)をDMF(140mL)中に溶解した。この溶液に、N-エチルプロパン-2-アミン(7.96mL、65.8mmol)、HATU(27.3g、71.7mmol)及びTEA(16.67mL、120mmol)を、窒素雰囲気下、25℃で加え、反応混合物を25℃で11時間攪拌した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(500mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、100~200シリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は55~60%EtOAc/ヘキサンで溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(16.1g、収率86.0%)を油状の物質として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.95 (s, 1H), 8.52 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.37-7.34 (m, 3H), 4.27-3.74 (m, 1H), 3.38-3.36 (m, 1H), 3.19-3.12 (m, 1H), 1.14-0.96 (m, 9H)。LCMS (方法B):Rt = 1.85分, 304.0 (M+H)
ステップ5.5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
乾燥させた250mL三口丸底フラスコで、テトラヒドロフラン(160mL)中のN-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(16g、52.7mmol)を加えた。得られた混合物を0℃まで冷却し、過酸化水素尿素(1/1;9.92g、105mmol)を加え、続いて、反応温度を10℃未満に維持しながら、TFAA(15.17mL、108mmol)を滴下した。次いで、反応混合物を0~10℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(100%酢酸エチル)によってモニタリングした。1時間後、温度を10℃未満に維持しながら、5%NaHCO(60mL)を加えることによって反応物をクエンチした。生成物をDCM(2×150mL)で抽出し、有機層を5%NaHCO(2×60mL)で洗浄した。有機層に1M Na溶液(70mL)を加え、混合物を15分間攪拌した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムを乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温30℃)で減圧下で濃縮して、およそ1体積がフラスコに残るようにした。フラスコに残った1体積の溶液に酢酸エチル(2×60mL)を加え、ロータリーエバポレーターで再度濃縮して、1体積をフラスコに残した(注:物質を完全に乾燥させないこと)。濃縮物を含有するフラスコにヘキサン(250mL)を加えた。得られた沈殿物を25℃で30分間攪拌した。固体を濾過により回収し、吸引乾燥して、5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(16.0g、収率77.0%)をオフホワイト色の固体として得た:LCMS (方法B):Rt = 1.58分, 320.0 (M+H)
ステップ6.2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の500mL三口丸底フラスコに、5-(2-(エチル-(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(16g、50.1mmol)を酢酸エチル(200mL)に加えた。DIPEA(43.6mL、251mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で10分間攪拌し、次いで、ホスホリルトリクロリド(5.62mL、60.1mmol)を0℃で滴下した。添加完了後、反応混合物を0℃で30分間攪拌し、ゆっくりと25℃まで昇温させ、2時間攪拌した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を冷水(25mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、100~200メッシュシリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出することによるカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は25%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(5.82g、収率30.0%)を茶色の粘着性液体として得た:LCMS (方法B):Rt = 1.96分, 338.0 (M+H)
ステップ7.tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた250mL三口丸底フラスコで、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(5.82g、17.23mmol)を2-プロパノール(50mL)中に溶解した。この溶液にTEA(7.20mL、51.7mmol)及びtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(5.43g、20.68mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、得られた反応物を80℃で18時間加熱した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。アミンが完全に消費されたら、溶媒を留去し、残渣を氷水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200メッシュシリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出することによるカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は30~70%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(6.1g、収率61.5%)を半固体として得た:H NMR (400 MHz, CDCl):δ 8.40 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.05-7.01 (m, 2H), 6.77-6.74 (m, 1H), 4.00-3.85 (m, 5H), 3.50-3.20 (m, 6H), 1.72 (t, J = 6.80 Hz, 3H), 1.47 (s, 9H), 1.29-1.15 (m, 9H).);LCMS (方法C):Rt = 2.12分, 528.2 (M+H)
ステップ8.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(6.8g、12.89mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(40mL)に入れた。この溶液に、TMS-Cl(6.59mL、51.6mmol)を0℃で滴下し、次いで、反応混合物を25℃で2時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。2時間後、溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル(2×20mL)と共蒸留した。残渣をヘキサンでトリチュレートして、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(5.9g、収率86.0%)をオフホワイト色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt =1.54分, 428.3 (M+H)
中間体1(大規模調製)。2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドビストシラート塩
ステップ1.5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン
ステップ1は、8.00kgバッチ(4.00kgと4.00kgを1つの反応器に入れ、ワークアップのために2つの反応器に分けた)及び3.00kgバッチの3バッチで実施した。
100L円筒形反応器に、2-ブロモ-4-フルオロフェノール(8.00kg、41.9mol、1.00当量)、5-ブロモピリミジン(6.86kg、43.1mol、1.03当量)、炭酸セシウム(17.7kg、54.5mol、1.3当量)、及びDMAc(48L、6体積)を投入した。バッチを119℃まで9時間かけて加熱し、その温度を82時間維持した。次いで、バッチを34℃まで冷却し、IPCサンプルを採取したところ、NMRによるフェノールからの転化率は82.2%を示した。バッチの内部温度を25℃に調整し、バッチを2つの100L反応器に分割した。各バッチにMTBE(10.6L、2.66体積)及び脱イオン水(48L、12体積)を加え、15分間攪拌した。得られた水相の抽出をMTBEで各バッチ5回繰り返した(それぞれ5×10.6L、5×2.66体積)。MTBE抽出物を合わせ、2N水酸化ナトリウム(8L、2体積、50%NaOH)、0.5Mクエン酸(4L、1体積、固体)で順に洗浄し、最後に5重量%炭酸水素ナトリウム(4L、1体積)によって洗浄した。MTBE溶液を合わせ、ロータリーエバポレーション(浴温55℃)により濃縮した。次いで、合わせたバッチからの残渣を、薄膜蒸留精製まで、カーボイに保存した。同様に、3.00kgバッチを完了させ、粗製油状物を、精製するまで周囲温度でカーボイに保存した(3.50kg)。
4インチのPope薄膜蒸留装置(WFE)を使用して、複数回通過させることにより、8.17kgの粗製5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジンを精製した。WFE蒸留の1パス目の条件は、次のとおりであった:真空度10~12トール(空)、ワイパー回転数328~333rpm、ジャケット温度160℃、コンデンサー温度85℃、添加速度約4mL/分。WFE蒸留の2パス目の条件は、次のとおりであった:真空度0.8トール(空)、ワイパー回転数320~330rpm、ジャケット温度150℃、コンデンサー温度50℃、添加速度約10mL/分。3パス目は、多量の生成物を含有するポット画分を再通過させて完了した。WFE蒸留の3パス目の条件は、次のとおりであった:真空度0.8トール(空)、ワイパー回転数320~330rpm、ジャケット温度130℃、コンデンサー温度50℃、添加速度約15mL/分。3パス目の後、冷却すると、生成物は自然に結晶化した。全ての物質を回収し、純粋な物質とともにいくつかのジャーに入れた(6.58kg、合計収率43%、95.9% AUC、91.2重量% 1H qNMR)。
ステップ2及び3.5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸
22ガルのジャケット付きステンレス製圧力容器に[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(Pd(dppf)ClDCM複合体、0.989kg、1.21モル、0.05当量)、5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン(6.52kg、24.2モル、1.00当量)、トリエチルアミン(4.93kg、48.4モル、2.00当量)、及びメタノール(32.6L、5体積)を投入した。反応器を窒素(窒素圧力60psigまで3回)、次いで、一酸化炭素ガス[一酸化炭素50psigまで3回]でパージした。反応器の内部温度を70±5℃に1時間かけて調整し、内部圧力を一酸化炭素ガスで40±5psigに調整した。バッチを70±5℃で13時間攪拌し、25℃まで冷却し、圧力50psigの窒素で3回パージした。バッチをセライト(登録商標)パッドで濾過して、パラジウム触媒を除去し、MeOH(6.5L、1体積)ですすいだ。メチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアートを含有する溶液を100Lのジャケット付きガラス製反応器に移し、水(13L、2体積)で希釈した。バッチ内部温度を45℃未満に維持しながら(最高温度42.4℃)、50重量%水酸化ナトリウム水溶液(7.8kg、96.9モル、4当量)を加えた。バッチを14時間攪拌し、次いで、減圧下(28.5Hg、42℃)で濃縮して、4体積(24L)にした。バッチを水(34L、7体積)で希釈し、25℃まで冷却し、セライト(登録商標)パッドに通して濾過して、残りの触媒を除去した。パッドを水(6.5L、1体積)で洗浄した。バッチをMTBE(13L、2体積)で2回、各回30分間で抽出した。バッチを、6M塩酸(約13L、2.3体積;濃HCl)を使用し、内部バッチ温度を20℃に維持しながら、pH約2に酸性化した。酸の添加が完了したら、バッチを20時間攪拌し、次いで、フィルター/ドライヤーを使用して、ポリプロピレンクロスで濾過した。濾過ケーキを水で3回(3×13L、3×2体積)洗浄し、窒素流下40~45℃で、水分がKF分析で0.3重量%になるまで、5日間乾燥させた。生成物は、収率98%で単離された(5.58kg、98.8% AUC)。
ステップ4.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド
ステップ4は、2.80kgのバッチと5.00kgのバッチの2つのバッチで、同じ手順に従って実施した。
100Lの円筒形ガラス製ジャケット付き反応器をNのフロースルーによって不活化し、2N NaOHスクラバーに接続した。5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(5.00kg、21.3mol、1.00当量)及びDCM(50L、10体積)を反応器に投入した。攪拌を開始すると、薄いベージュ色の懸濁液が形成され、バッチを10℃未満に冷却した。DMF(100mL、1.28mol、0.06当量)、続いて、塩化オキサリル(470mL、5.55mol、0.26当量)を20分間かけて入れた。トリエチルアミン(2.71L、19.4mol)及び塩化オキサリル(1.88L、22.2mol、1.04当量)を、塩化オキサリルの添加速度をトリエチルアミンの添加速度よりもわずかに速くしながら、90分間かけて同時に投入した。温度を15℃に調整し、80分間保持した。IPCのためにバッチをサンプリングしたところ、酸塩化物への転化率は94.6%を示した(分析前に、反応混合物のアリコートをベンジルアミンでクエンチした)。15℃で1時間保持した後、バッチを5℃未満まで冷却し、N-エチル-2-プロパンアミン(5.16L、42.7mol、2.00当量)とトリエチルアミン(3.27L、23.5mol、1.10当量)の溶液を、バッチ温度を10℃未満に維持しながら、少量ずつ3時間かけて投入した。15℃まで1時間かけて昇温させた後、反応物を15~20℃で12時間保持すると、その時点でHPLCは、97.2%の転化率を示した(反応混合物のアリコートをベンジルアミンでクエンチした)。バッチを1N HCl(20.0L、4体積、濃縮HCl)及び2N NaOH(20.0L、4体積、50%NaOH)で順に洗浄し、それぞれ20分間攪拌し、層を10分間分離させた。次いで、バッチをロータリーエバポレーションによりほぼ乾固するまで濃縮して1.6体積(8L)にし、MTBE(6L、1.2体積)を分割して加えた。次いで、バッチを再度ロータリーエバポレーターによりほぼ乾固するまで蒸留すると(6.25L)、その時点でバッチが析出し始め、DCMの濃度が低いことを示した。3LのMTBEをすすぎ液として使用して、バッチを反応器に戻し、0℃まで冷却し。0℃になったら、ヘプタン(9.3L、1.9体積、0.005%Statsafe 6000含有)を1時間かけてゆっくりと投入し、MTBE/ヘプタンの比をおよそ1:1にした。バッチは、最初は油状であったが、20℃で1時間後、反応器の壁に沿って薄いシェル状の濃厚スラリーになった。0~5℃まで冷却しながら、残りのヘプタン(60L)を70分間かけてゆっくりと加え、反応器の壁面からシェルを物理的に削り取った。バッチを0℃で13時間攪拌し、次いで、ポリプロピレンクロスを備えたNutscheフィルターに通して濾過した。反応器をヘプタン(5L、1体積)で1回すすぎ、すすぎ液をフィルターケーキに適用した。単離した固体を30~40℃の真空オーブン中で5日間乾燥させて、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミドを褐色の固体として得た(5.60kg、収率87%、96.4% AUC、89.0重量%)。
ステップ5.5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
ステップ5は、3.40kgのバッチと4.65kgのバッチの2つのバッチで、同じ手順に従って実施した。N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(4.65kg、15.3mol、1.00当量)及びDCM(23L、4.9体積)を100Lの円筒形ジャケット付き反応器に投入し、5℃まで15分間かけて冷却した。過酸化水素尿素(UHP、2.16kg、23.0mol、1.50当量)を投入し、続いて、DCM(5L、1.1体積)をすすぎ液として投入した。トリフルオロ酢酸無水物(TFAA、1.6L、11.5mol、0.75当量)を、バッチ温度を10℃未満に維持しながら、2時間かけて加えた。次いで、反応器をNで30分間パージして、生成した可能性のあるOが雰囲気中にないようにした。これに続いて、第2分量のTFAA(1.6L、11.5mol、0.75当量)を2時間かけて加えた。反応器を再度Nで30分間不活化した。17時間攪拌後、HPLCによると転化率は92.0%であった。更に転化を促進するため、UHP(288g、3.06mol、0.2当量)を投入し、TFAA(426mL、3.06mol、0.2当量)を15分間かけて加えた。1時間攪拌後、HPLCによる転化率は、96.7%に達した。反応物を1M亜硫酸ナトリウム溶液(12.4L、2.6体積、0.8当量)でクエンチし、30分間攪拌した後、20℃未満に維持しながら、5%NaHCO(23.2L、5.0体積、固体NaHCO)を30分間かけて投入した。中和が進行していることを示す泡が残っていたため、混合物を2時間攪拌した。層を分離し、KI-デンプン試験紙を使用して有機相を試験すると、過酸化物は陰性であった。バッチを5%NaHCO(32.9L、5体積)で2回、15分間洗浄した。有機相を2つのガラス製カーボイに分け、4Åモレキュラーシーブ(3.0kg、10%w/v)をカーボイに投入し、周囲温度で保持した。バッチを定期的に攪拌し、KFでチェックした。135時間後、水分量は416ppmであった。バッチを100Lの円筒形ジャケット付き反応器に濾過した。シーブをDCM(9.3L、2体積)で洗浄し、洗液を反応器に投入した。バッチ(88.5% AUC、qNMRで7.6重量%、3.58kgに相当、収率73%)を0℃で18時間保持した後、ステップ6を実施した。
ステップ6.2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ6は、2.86kgのバッチと3.58kgのバッチの2つのバッチで、同じ手順に従って実施した。
100Lの円筒形ジャケット付き反応器に、DCM中の5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシドの溶液(総体積約36L)を投入した。DCM溶液中の5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシドの量は、1H qNMR重量アッセイで3.58kg(11.2mol、1当量)であった。バッチ温度を4℃~11℃に調整し、バッチ温度を15℃未満に維持しながら、トリエチルアミン(2.34L、16.8mol、1.5当量)を加えた。塩化オキサリル(1.23L、14.6mol、1.3当量)を3時間かけて少しずつ投入し、激しいガスの発生を制御した。バッチを1時間かけて30℃に調整し、30~35℃で1時間保持すると、2.6%の5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシドが残留したため、トリエチルアミン(90mL、0.65mol、0.06当量)及び塩化オキサリル(71g、0.56mol、0.05)を追加で投入し、バッチを更に15時間攪拌した。1N HCl(17.9L、5体積、濃HCl)を、バッチ温度を20℃未満に維持しながら、30分間かけて投入し、次いで、底部出口バルブ(BOV)から10psiのNガスをスパージしながら、2時間攪拌した。不透明な暗褐色の相を分離し、有機相を一晩保持した後、5%NaHCO溶液(17.9L、5体積)で洗浄した。バッチを再度BOVからNガスで30分間スパージした。どちらの相も再び暗茶色で不透明になった。相を分離し、有機相をロータリーエバポレーション(浴温35℃)により乾固するまでストリッピングして、4.92kgの粗製2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドを濃厚な暗褐色の油状物として得(純度調整済み2.96kg、調整済み収率78%、81.8% AUC、1H qNMRによる力価60.1%)、これをIPAc(19.6L、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドに対して6.6体積)中0℃で使用前まで保持した。
ステップ7.tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
ステップ7は、2.06kgのバッチと2.96kgのバッチの2つのバッチで、同じ手順に従って実施した。
粗製2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(重量力価に基づいた調整投入2.96kg、8.8モル)、tert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラートHCl(2.5g、9.6mol、0.3当量)及びIPAc(29.6L、6.0体積)を100Lの円筒形ジャケット付き反応器に投入した。DIPEA(6.1L、35.1mol)を入れ、バッチを75~80℃まで3時間かけて加熱し、その温度で8時間攪拌した。反応物のHPLC分析は、95.0%の転化率を示したので、更に0.1当量のtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラートHCl(230g、0.88mol、0.1当量)を投入した。3時間の加熱後、転化率が96.5%に達したので、バッチを50℃まで冷却した。0.5Mクエン酸溶液(14.8L、5体積)を、温度を40℃未満に維持しながら、10分間かけて投入し、40℃で20分間攪拌した。不透明な暗褐色の相を分離し、0.5Mクエン酸溶液(14.8L、5体積)を投入し、20分間攪拌し、相を分離した。バッチを冷却し、20℃で一晩保持し、次いで、5重量%NaHCO(29.6L、5体積)を、バッチ温度を35~40℃に保持しながら、45分間かけて投入した。20分間攪拌後、相を分離した。有機相を1時間かけて4体積(約20L)までロータリーエバポレーター処理した。バッチは、ロータリーエバポレーターバルブ内で自然に固化し、これを反応器に移し、次いで、茶色の懸濁液を20℃まで冷却し、n-ヘプタン(35.5L、12体積)を1時間かけて投入した。薄茶色の懸濁液を約20℃で13時間攪拌し、1時間かけて5℃まで冷却し、5℃で2時間保持した後、濾過した。濾液をHPLCによって分析し、更に1時間後に沈殿が更に生じないことを確認し、次いで、バッチをポリプロピレンクロスを備えたNutsche漏斗で2時間かけて濾過した。次いで、n-ヘプタン(5.9L、2体積)を使用して反応器を洗浄し、洗液を湿潤ケーキに20分間かけて通した。湿潤ケーキを42時間コンディショニングした後、高真空下40~45℃で乾燥させて、粗製tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラートをオフホワイト色から薄褐色の固体として得た(3.99kg、92.2% AUC、1H qNMRで88.2重量%、生成物の力価で調整した収率76%)。
tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラートを1つのバッチで精製した。粗製tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(7.04kg)を100Lの円筒形ジャケット付き反応器に投入した。IPAc(31.7L、4.5体積)及びMTBE(31.7L、4.5体積)を投入し、バッチを70±5℃まで加熱し、1時間保持した。5℃(目標0℃)まで4.5時間冷却した後、バッチを16時間保持し、ポリプロピレンクロスを備えるNutcheフィルターを使用して濾過した。2分量のMTBE(2×14L、2×2体積)を使用して反応器をすすぎ、5℃まで冷却し、湿潤ケーキを通して洗浄した。淡茶色の固体を高真空下40℃で乾燥させて、精製tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(4.54kg、収率76%、98.9% AUC UV-HPLC、97.4重量% 1H qNMR、99.4% AUC CAD-HPLC)を得た。
ステップ8.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドビストシラート塩
100Lの円筒形ジャケット付き反応器で、tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(3.50kg、6.63mol、1.0当量)をTHF(36L、10体積)中に溶解した。溶液をガラス製カーボイに移し、次いで、p-トルエンスルホン酸一水和物(pTSA、3.90kg、19.9mol、3.0当量)をTHF(18L、5体積)及び精製水(540mL、0.15体積)中に溶解し、溶液を55±5℃まで加熱した。tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート溶液を、バッチを55±5℃に維持しながら、反応器に4時間かけて移した。16時間後、バッチを20±5℃まで1.5時間かけて冷却し、2時間保持した後、濾過した。湿潤ケーキをTHF(3×18L、3×5体積)で3回洗浄した。濾過及び洗浄を1.75時間で完了し、次いで、湿潤ケーキを真空下で17.5時間コンディショニングした後、減圧下45±5℃で乾燥させた。2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドビストシラート塩を収率94%(4.80kg)で単離した。
中間体2.((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させた100mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3R,6S)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(500mg、2.16mmol)をCHCl(20mL)中に溶解し、溶液を5分間かけて0℃まで冷却した。この溶液にDIPEA(1.15mL、6.49mmol)を加え、続いて、DMAP(31.7mg、0.25mmol)及び4-メチルベンゼンスルホニル=クロリド(495mg、2.59mmol)を0℃で加えた。次いで、反応混合物を30分間かけて25℃にし、25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。16時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層をブライン(2×25mL)、続いて、NaHCO水溶液(2×50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物(810mg)を得た。粗生成物を、100~200シリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(SepaBean)によって精製した(所望の生成物は40%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(680mg、収率81%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 7.78 (d, J = 8.00 Hz, 2 H), 7.49 (d, J = 8 Hz, 2H), 6.76-6.74 (m, 1 H), 4.00-3.98 (m, 1 H), 3.92-3.88 (m, 1 H), 3.73-3.71 (m, 1 H), 3.39-3.37 (m, 1 H), 3.32-3.24 (m, 1 H), 2.90-2.85 (m, 1 H), 2.43 (s, 3 H), 1.82-1.80 (m, 1 H), 1.56-1.52 (m, 1 H), 1.37 (s, 9 H), 1.37-1.21 (m, 2 H)。LCMS (方法B):Rt = 2.92分, 330.2 (M-56)。
中間体3:2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド
窒素雰囲気下の500mL二口乾燥丸底フラスコで、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(10g、42.7mmol)をDMF(100mL)中に溶解した。この溶液に、ジイソプロピルアミン(9.00mL、64.1mmol)、HATU(19.48g、51.2mmol)及びDIPEA(38.1mL、214mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応物を25℃で20時間攪拌した。反応進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(500mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200メッシュシリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は25%EtOAc/ヘキサンで溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、5-フルオロ-N, N-ジイソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(7.2g、収率48.9%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.94 (s, 1 H), 8.51 (s, 2 H), 3.73-3.63 (m, 1 H), 3.56-3.46 (m, 1 H), 1.39 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.17 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.40 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt = 1.99分, 318.2 (M+H)
ステップ2.5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL三口丸底フラスコで、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(6.0g、18.91mmol)をテトラヒドロフラン(60mL)中に溶解した。得られた溶液を0℃まで冷却し、過酸化水素尿素(3.56g、37.8mmol)を加え、続いて、温度を10℃未満に維持しながら、TFAA(5.42mL、38.4mmol)を滴下した。反応物を0℃~10℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。出発物質が完全に消費されたら、温度を10℃未満に維持しながら、5%NaHCO(50mL)を加えることによって反応物をクエンチした。反応物をDCM(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を5%NaHCO(2×50mL)及び1M Na溶液(60mL)で順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温30℃)で1体積がRBFに残るまで最小化した。これを酢酸エチル(2×60mL)と共蒸留し、有機層を再度1体積がRBFに残るまで最小化した(注:蒸発乾固させない)。エバポレーションフラスコ内の残りの反応体積にヘキサン(250mL)をゆっくりと加えた。得られた沈殿物を25℃で30分間攪拌し、濾過し、吸引乾燥して、5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(6g、収率77.64%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.87 (d, J = 1.60 Hz, 1H), 8.39 (t, J = 1.60 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.45-7.42 (m, 1H), 7.37-7.36 (m, 1H), 7.35-7.30 (m, 1H), 3.67-3.64 (m, 1H), 3.55-3.51 (m, 1H), 1.40 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.40 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.80 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt = 1.64分, 334.0 (M+H)
ステップ3.2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
窒素雰囲気下の250mL三口丸底フラスコで、5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-1-オキシド(5.0g、15.00mmol)を酢酸エチル(50mL)中に溶解した。この溶液にDIPEA(43.6mL、251mmol)を-5℃で加え、次いで、10分間攪拌した。その後、POCl(1.678mL、18.00mmol)を-5℃で滴下した。反応混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、ゆっくりと25℃まで昇温させ、1時間攪拌し、反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を冷水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200メッシュシリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は22%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(2.4g、収率39.0%)を黄色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.79 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 7.40-7.33 (m, 3 H), 3.68-3.64 (m, 1 H), 3.55-3.51 (m, 1 H), 1.39 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.21 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.10 (d, J = 6.80 Hz, 6H);LCMS (方法B):Rt = 2.54分, 352.3 (M+H)
ステップ4.tert-ブチル=2-(5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
窒素雰囲気下の100mL三口乾燥丸底フラスコで、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(2.4g、6.82mmol)を2-プロパノール(25mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(2.85mL、20.47mmol)及びtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(2.151g、8.19mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。得られた反応物を80℃で13時間加熱し、反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。13時間後、溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル(50mL)中に溶解し、水(50mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200シリカゲルを使用し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は67~70%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.7g、収率70.0%)を泡状物として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.27 (s, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 7.32-7.14 (m, 2 H), 7.13-7.02 (m, 1 H), 4.05-3.84 (m, 4H), 3.70-3.67 (m, 1H), 3.55-3.49 (m, 1H), 3.26 (s, 4H), 1.63 (t, J = 4.80 Hz, 4H), 1.44 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.40 (s, 9H), 1.34 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.40 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt = 2.25分, 542.4 (M+H)
ステップ5.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩
窒素雰囲気下の100mL三口乾燥丸底フラスコで、tert-ブチル=2-(5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.7g、4.98mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(27mL)中に溶解した。この溶液にTMS-Cl(2.230mL、17.45mmol)を10℃で滴下し、反応混合物を25℃で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で留去し、残渣を酢酸エチル(2×20mL)と共蒸留した。得られた残渣をヘキサンでトリチュレートし、真空下で乾燥させて、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(2.5g、収率99.0%)を薄茶色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 9.05 (br s, 2H), 8.62 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.36-7.32 (m, 3H), 4.04-3.84 (m, 4H), 3.71-3.68 (m, 1H), 3.56-3.53 (m, 1H), 3.03 (s, 4H), 1.98 (t, J = 9.20 Hz, 4H), 1.43 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.33 (d, J = 6.80 Hz, 3H), 1.11 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 0.95 (d, J = 6.40 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt = 0.94分, 442.2 (M+H)
中間体4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコで、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドビストシラート塩(1.3g、1.68mmol)をN-メチル-2-ピロリジノン(5mL)中に溶解した。この溶液に、KCO(0.93g、6.74mmol)、KI(0.308g、1.853mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.649g、1.68mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。得られた反応物を70℃で17時間加熱し、反応進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を25℃まで冷却し、水(100mL)でクエンチした。水層を酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物(1.2g)を得た。粗生成物を、100~200メッシュシリカゲルを使用し、メタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は4~5%メタノール/DCMで溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(650mg、収率59.7%)を薄茶色のシロップとして得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.27-8.26 (m, 1H), 7.72-7.67 (m, 1H), 7.30-7.23 (m, 2H), 7.05-7.02 (m, 1H), 6.74 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 3.85-3.73 (m, 6H), 3.43-3.21 (m, 4H), 2.95-2.88 (m, 1H), 2.28-2.18 (m, 6H), 1.84-1.81 (m, 1H), 1.65 (t, J = 8.00 Hz, 4H), 1.37 (s, 9H), 1.26-1.16 (m, 4H), 1.01-0.98 (m, 7H);LCMS (方法B):Rt. 1.49分, 641.4 (M+H)
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコで、トリフルオロエタノール(2mL)中のtert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(300mg、0.468mmol)を加えた。得られた混合物を10℃まで冷却し、クロロトリメチルシラン(153mg、1.40mmol)を加えた。次いで、反応混合物を26℃で2.5時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。出発物質が完全に消費されたら、反応物をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル(10mL)と攪拌し、ブフナー漏斗に通して濾過し、酢酸エチル(5mL)で洗浄した。得られた固体を真空下で乾燥させて、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(230mg、収率90.0%)をオフホワイト色の固体として得た:LCMS (方法B):Rt = 0.321分, 541.40 (M+H)
中間体5.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコで、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(2.5g、5.23mmol)をN-メチル-2-ピロリジノン(5mL)中に溶解した。この溶液に、KCO(2.89g、20.92mmol)、KI(0.868g、5.23mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(2.419g、6.28mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。得られた反応物を70℃で12時間加熱し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水(500mL)でクエンチした。水層を酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を、100~200シリカを使用し、メタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は8~9%メタノール/DCMで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(3.5g、収率73.6%)を薄茶色のシロップとして得た:LCMS (方法A):Rt = 2.08分, 655.8 (M+H)
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(3.5g、5.34mmol)を2,2,2トリフルオロエタノール(35mL)中に溶解した。得られた溶液を10℃まで冷却し、TMS-Cl(2.391mL、18.71mmol)をそれに加えた。反応物を25℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。1時間後、反応混合物をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を酢酸エチル(50mL)と攪拌した。得られた固体を濾過し、酢酸エチル(5mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(2.9g、収率75.0%)を薄ピンク色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.76分, 555.2 (M+H)
中間体6.tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
ステップ1.5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン
DMA(2.10L)中の2-ブロモ-4-フルオロフェノール(350g、1.83mol、1.00当量)の混合物に、CsCO(776g、2.38mol、1.30当量)及び5-ブロモピリミジン(335g、2.11mol、1.15当量)を窒素雰囲気下25℃で加えた。混合物を窒素下140℃で64時間攪拌した。LCMS_IPCは、ほとんどの出発物質が消費されたことを示した。反応混合物を20~25℃まで冷却した。複数の反応物(1×300g及び8×350g)を合わせ、一緒にワークアップした。合わせた混合物を水(61.4L)中に注ぎ、MTBE(18.6L×3)で抽出した。合わせた有機層を水酸化ナトリウム溶液(15.4L、2N)、クエン酸溶液(15.4L、0.50M)及び炭酸水素ナトリウム溶液(15.4L、5%)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100~200メッシュシリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル=50/1、10/1、TLC(石油エーテル/酢酸エチル=8/1、Rf(生成物=0.3))によって精製して、5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン(2.00kg、4.79mol、収率29.5%、純度64.5%)の黄色の油状物、及び粗製5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン(1.10kg)を得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.98 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.55 (s, 2H), 7.80-7.77 (m, 1H), 7.44-7.36(m, 2H)。
ステップ2.メチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート
MeOH(700mL)中の5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン(100、372mmol、1.00当量)の溶液に、TEA(188g、1.86mol、259mL、5.00当量)及びPd(dppf)Cl.CHCl(9.11g、11.2mmol、0.03当量)をN下で加えた。懸濁液を真空下で脱気し、COで3回パージした。混合物をCO(40psi)下80℃で48時間攪拌した。LCMS_IPCは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応混合物を20~25℃まで冷却した。15の反応物(15×100g)を合わせ、セライト(登録商標)パッドで濾過して、パラジウム触媒を除去した。セライト(登録商標)パッドをメタノール(200mL、200mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100~200メッシュシリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル=20/1~8/1、TLC(石油エーテル/酢酸エチル=3/1、Rf(生成物)=0.3))によって精製して、メチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート(427g、1.54mol、収率43.0%、純度89.7%)の薄黄色固体、及び粗製メチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート(500g、収率37.3%、純度66.5%)を得た:H NMR (400 MHz CDCl) δ 8.96 (s, 1H), 8.39 (s, 2H), 7.73 (dd, J = 3.6, 8.8 Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 7.13 (dd, J = 4.4, 8.8 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H)。
ステップ3.5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
THF(1.90L)中のメチル=5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾアート(190g、765mmol、1.00当量)の溶液に、UHP(144g、1.53mol、2.00当量)及びTFAA(322g、1.53mol、213mL、2.00当量)をN下0~10℃で加えた。混合物を0~10℃で1時間攪拌した。LCMS_IPCは、出発物質が完全に消費されたことを示した。温度を10℃未満に維持しながら、5%NaHCO(950mL)を加えることによって反応物をクエンチした。2つの反応物(2×190g)を合わせた。生成物をDCM(2×1.90L)で抽出した。有機層を5%NaHCO(2×1.90L)で洗浄した。有機層を5%NaHCO(2.30L)及び1M NaS2O溶液(1.90L)で処理し、20℃で15分間攪拌した。有機層を分離し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で45℃で濃縮して、残渣を得た。3つの反応物(1×200g及び2×190g)を合わせた。粗生成物をn-ヘプタン(8.0L))でトリチュレートし、25℃で30分間攪拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキをn-ヘプタン(800mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(552g、1.89mol、収率80.7%、純度90.3%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz DMSO-d) δ 8.86 (s, 1H), 8.44 (t, J = 1.60 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 3.6, 9.2 Hz, 1H), 7.62-7.61 (m, 1H), 7.52-7.50 (m, 1H), 3.76 (s, 3H)。
ステップ4.メチル=2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
EtOAc(2.70L)中の5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(268g、1.01mol、1.00当量)の溶液に、DIPEA(655g、5.07mol、883mL、5.00当量)をN下-5℃で加えた。POCl(187g、1.22mol、113mL、1.2当量)を反応混合物にN下0℃で加えた。反応混合物をN下20~25℃で1.5時間攪拌した。LCMS_IPCは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応混合物を減圧下で45℃で濃縮して、粗生成物を得た(834g)。複数の反応物(2×9.5gからの粗生成物54.0g;1×100gからの粗生成物300g;1×4.00gからの粗生成物12.0g;2×224gからの粗生成物1.30kg;1×268gからの粗生成物834g)を合わせ、一緒に精製した。粗生成物(2.5kg)をシリカパッドに通して精製し、シリカパッドを、予め混合した溶液(石油エーテル/酢酸エチル=2/1)によって溶出して、生成物を黄色の固体(575g)として得た。粗生成物(575g)をn-ヘプタン/酢酸エチル(2/1、3V)でトリチュレートし、25℃で12時間攪拌して、黄色の懸濁液を得た。混合物を濾過し、濾過ケーキをn-ヘプタン/酢酸エチル(2/1、0.2V)で洗浄し、真空下で乾燥させて、メチル=2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(415g、1.45mol、収率45.7%、純度98.8%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz CDCl) δ 8.72 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.76 (dd, J = 3.20, 8.40 Hz, 1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 7.15-7.11 (m, 1H), 3.82 (s, 3H)。
ステップ5.tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
IPA(800mL)中のメチル=2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(80.0g、283mmol、1.00当量)の混合物に、TEA(85.9g、849mmol、118mL、3.00当量)及びtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(89.2g、340mmol、1.20当量、HCl)を窒素雰囲気下25℃で加えた。混合物を窒素下80℃で3時間攪拌した。HPLC_IPC及びLCMS_IPCは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応混合物を25℃まで冷却し、減圧下で50℃で濃縮した。複数の反応物(1×5.00gからの粗生成物10.0g;2×20.0gからの粗生成物80.0g;2×80.0gからの粗生成物)を合わせた。粗生成物(410g)をn-ヘプタン(600mL)でトリチュレートし、25℃で12時間攪拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキをn-ヘプタン(60.0mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、粗生成物(330g)を得た。粗生成物(330g)を水(3.30L)でトリチュレートし、25℃で12時間攪拌して、残余のTEA.HClを除去した。混合物を濾過し、濾過ケーキを水(300mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、粗生成物(300g)を得た。粗生成物(300g)をジクロロメタン(300mL)中に溶解し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(265g、558mmol、収率76.9%、純度99.5%)を白色固体として得た:H NMR (400 MHz DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.67-7.64 (m, 2H), 7.49-7.46 (m, 1H), 7.14-7.11 (m, 1H), 3.91 (s, 4H), 3.79 (s, 3H), 3.26 (s, 4H), 1.66 (t, J = 5.20 Hz, 4H), 1.38 (s, 9H)。
中間体7.(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
ステップ1.リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
250mL三口反応フラスコで、MeOH(50mL)及びTHF(50mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(20g、42.3mmol)を加えた。この反応混合物にLiOH(1.216g、50.8mmol)の水(25mL)中溶液を25℃で加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌した。反応進行をTLC(20%MeOH/DCM)によってモニタリングした。エステルが完全に消費されたら、反応物をロータリーエバポレーターで濃縮乾固した。残渣をトルエン(3×25mL)と共沸して微量の水を除去し、真空下で乾燥させて、所望のリチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(19.5g、収率99%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.12 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.17 (dd, J = 3.20, 9.20 Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 6.93-6.89 (m, 1H), 4.01-4.00 (m, 4H), 3.29 (br s, 4H), 1.67 (t, J = 5.60 Hz, 4H), 1.40 (s, 9H);LCMS (方法B):Rt = 1.4分, 459.2 (M+H)
ステップ2.tert-ブチル=2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
窒素雰囲気下の50mL三口反応フラスコで、DMF(10mL)中、リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(2.5g、5.38mmol)を加えた。得られた溶液に、HATU(3.07g、8.07mmol)及びDIPEA(3.13g、24.22mmol)を加えた。その後、(3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン塩酸塩(1.224g、8.07mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌した。反応進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(200mL)でクエンチし、EtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水(3×100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.9g、収率70.8%)を黄色の粘着性固体として得た:LCMS (方法B):Rt = 1.48分, 556.2 (M+H)
ステップ3.(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.9g、5.22mmol)をジオキサン(10mL)に加えた。得られた溶液に、ジオキサン中4M HCl(7.83mL、31.3mmol)を25℃で加えた。次いで、反応混合物を25℃で2時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。2時間後、反応物をロータリーエバポレーターで濃縮乾固して、粗製残渣を得た。粗製残渣を酢酸エチルでトリチュレートした。上澄み層をデカントし、残った固体を真空下で乾燥させて、(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(2.5g、収率64%)を黄色の固体として得た:LCMS(方法A):Rt = 1.23分, 456.2 (M+H)
ステップ4.tert-ブチル=((3S,6R)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(2.5g、5.08mmol)、KCO(2.81g、20.33mmol)及びKI(0.844g、5.08mmol)をNMP(10mL)中に懸濁した。この懸濁液に((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(1.959g、5.08mmol)を25℃で加えた。次いで、反応混合物を75℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(200mL)でクエンチし、EtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水(3×100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、メタノール/DCMで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は0~6%で溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3S,6R)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(2.0g、収率58.82%)を黄色の粘着性固体として得た:LCMS (方法B):Rt = 1.14分, 669.4 (M+H)
ステップ5.(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3S,6R)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(2.5g、3.74mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(25mL)中に溶解した。この溶液にTMS-Cl(1.911mL、14.95mmol)を10℃で加えた。反応物を25℃で2時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。2時間後、反応物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮乾固して、粗生成物を得た。粗製残渣を酢酸エチルでトリチュレートした。上澄み層をデカントし、残った固体を真空下で乾燥させて、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(2.5g、収率92%)を黄色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.28分, 569.2 (M+H)
中間体8.(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコで、リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(4g、8.61mmol)、HATU(4.91g、12.92mmol)及びDIPEA(5.01g、38.8mmol)をDMF(40mL)に加えた。この溶液に(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン塩酸塩(1.959g、12.92mmol)を25℃で加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(200mL)でクエンチし、EtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水(3×100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(4.4g、収率74.5%)を黄色の粘着性固体として得た:H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.29 (s, 1H), 7.78-7.70 (m, 1H), 7.38-7.27 (m, 2H), 7.07-7.04 (m, 1H), 4.04-3.89 (m, 8H), 3.30 (br s, 4H), 2.90-2.74 (m, 2H), 1.65 (t, J = 5.20 Hz, 4H), 1.39 (s, 9H), 1.28-1.16 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt = 1.59分, 556.3 (M+H)
ステップ2.(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(4.4g、7.92mmol)をジオキサン(20mL)中に溶解した。この溶液に塩酸(ジオキサン中4M、19.80mL、79mmol)を25℃でゆっくりと加えた。次いで、反応混合物を25℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、反応物をロータリーエバポレーターで濃縮乾固した。得られた粘着性の固体を酢酸エチルで2回トリチュレートした。上澄み層をデカントし、得られた固体を減圧下で乾燥させて、(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(3.8g、収率73.6%)を黄色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.17分, 456.2 (M+H)
ステップ3.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン、塩酸塩(3.8g、7.72mmol)、KCO(4.27g、30.9mmol)及びKI(1.282g、7.72mmol)をNMP(25mL)中に懸濁した。この懸濁液に((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(2.98g、7.72mmol)を25℃で加えた。次いで、反応混合物を75℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(250mL)でクエンチし、EtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水(3×150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、メタノール/DCMを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は0~6%MeOH/DCMで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(4.1g、収率66%)を黄色の粘着性固体として得た:LCMS (方法B):Rt = 1.15分, 669.4 (M+1)
ステップ4.(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
25mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(4g、5.98mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(30mL)中に溶解した。この溶液にTMS-Cl(7.64mL、59.8mmol)を25℃でゆっくりと加え、反応混合物を25℃で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、反応物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮乾固して、粗製残渣を得た。粗製残渣を酢酸エチルでトリチュレートした。上澄み層をデカントし、残った固体を真空下で乾燥させて、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(3.1g、収率75%)を黄色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.28分, 569.3 (M+H)
中間体9.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸
ステップ1.メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の500mL三口丸底フラスコで、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(25g、52.9mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(200mL)中に入れた。この溶液にTMS-Cl(20.29mL、159mmol)を10℃で滴下した。次いで、反応混合物を25℃で1時間攪拌し、進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で留去し、残渣を酢酸エチル(2×100mL)と共蒸留した。得られた残渣をヘキサンでトリチュレートして、メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(20.1g、収率93%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 9.17 (br s, 2H), 8.62 (s, 1H), 7.78-7.75 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.66-7.62 (m, 1H), 7.50-7.47 (m, 1H), 4.29-3.84 (m, 4H), 3.81 (s, 3H), 3.04 (s, 4H), 2.02 (t, J = 5.20 Hz, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.33分, 373.1 (M+H)
ステップ2.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(5g、12.23mmol)をN-メチル-2-ピロリジノン(50mL)中に溶解した。この溶液に、KCO(6.76g、48.9mmol)、KI(2.233g、13.45mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(5.66g、14.68mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。得られた反応物を70℃で12時間加熱し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。12時間後、反応混合物を室温まで冷却し、水(200mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200シリカゲルを使用し、メタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は4%メタノール/DCMで溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(5g、収率59.1%)を薄茶色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.28 (s, 1H), 7.67-7.64 (m, 2H), 7.50-7.45 (m, 1H), 7.12-7.09 (m, 1H), 6.74 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 3.86-3.73 (m, 8H), 3.31-3.28 (m, 2H), 2.93-2.88 (m, 1H), 2.33-2.27 (m, 3H), 2.20-2.16 (m, 3H), 1.87-1.81 (m, 1H), 1.68-1.64 (m, 5H), 1.37 (s, 9H), 1.33-1.22 (m, 2H);LCMS (方法B):Rt = 1.10分, 586.4 (M+H)
ステップ3.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の500mL三口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(5g、8.54mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(50mL)中に入れた。この溶液にTMS-Cl(3.27mL、25.6mmol)を10℃で滴下した。次いで、反応物を25℃で1時間攪拌し、進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で留去し、残渣を酢酸エチル(2×50mL)と共蒸留した。得られた残渣をヘキサンでトリチュレートし、乾燥させて、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(4.2g、収率76%)をオフホワイト色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.290分, 486.2 (M+H)
ステップ4.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(4.2g、8.65mmol)をCHCl(50mL)中に溶解し、0℃まで冷却した。この溶液にTEA(12.16mL、86mmol)を加え、反応物を0℃で30分間攪拌した。その後、エタンスルホニルクロリド(4.12mL、43.2mmol)をゆっくりと加え、反応物を25℃で16時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×15mL)で抽出した。有機層をNaHCO水溶液(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200シリカを使用し、メタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は5%メタノール/DCMで溶出した)。純生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(3.8g、収率64.6%)を黄色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.28 (s, 1H), 7.67-7.64 (m, 2H), 7.49-7.47 (m, 1H), 7.11-7.09 (m, 2H), 3.86-3.80 (m, 7H), 3.09-2.98 (m, 6H), 2.29-2.21 (m, 5H), 1.95-1.93 (m, 1H), 1.74-1.69 (m, 5H), 1.43-1.24 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.20 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt = 0.889分, 578.3 (M+H)
ステップ5.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL三口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(3.8g、6.58mmol)をTHF(20mL)、MeOH(16.00mL)及びHO(4mL)中に溶解した。得られた溶液に、LiOH(0.315g、13.16mmol)を25℃で加え、反応混合物を25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で留去して、粗生成物を得た。粗製残渣を酢酸エチル(2×25mL)と共蒸留して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(3.5g、収率92%)を薄茶色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.12 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.21 (dd, J = 3.20, 8.80 Hz, 1H), 7.04-6.99 (m, 1H), 6.93-6.90 (m, 1H), 3.99-3.88 (m, 4H), 3.66 (d, J = 5.20 Hz, 1H), 3.26-3.17 (m, 3H), 2.85 (d, J = 6.40 Hz, 2H), 2.57-2.51 (m, 2H), 2.36-2.26 (m, 5H), 1.82-1.79 (m, 1H), 1.71-1.58 (m, 5H), 1.24-0.14 (m, 3H), 1.06 (t, J = 2.40 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.05分, 564.2 (M+H)
中間体10.リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
100mL三口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(4.0g、6.83mmol)をTHF(28mL)、MeOH(8mL)、及び水(4mL)中に溶解した。得られた混合物にLiOH(0.196g、8.20mmol)を25℃で加え、反応混合物を25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。溶媒をロータリーエバポレーターで完全に蒸発させて、粗製物質を得、これを酢酸エチル(2×25mL)と共蒸留して、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(3.8g、87%)を黄色の固体として得た):LCMS:(方法C) Rt. 1.354分, 572.4 (M+H)。粗生成物を更に精製することなく使用した。
中間体11.リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
ステップ1.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL一口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(1.49g、2.188mmol)をトリフルオロエタノール(8mL)に加えた。得られた反応混合物を0℃まで冷却し、TMS-Cl(1.11mL、8.75mmol)をそれに加えた。次いで、反応物を25℃で1.5時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/ジクロロメタン)によってモニタリングした。1.5時間後、反応混合物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチルと共蒸留して、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(1.5g、1.695mmol、収率77%)を薄茶色の半固体として得た:LCMS (方法C):Rt = 1.462分, m/z:486.2 (M+H)。これをそのまま更に精製することなく次のステップに用いた。
ステップ2.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(1.5g、2.87mmol))をDCM(30mL)中に溶解し、得られた溶液を0℃まで冷却した。トリエチルアミン(4.01mL、28.7mmol)を反応混合物に加え、0℃で5分間攪拌した。この後、シクロプロパンスルホニルクロリド(0.585mL、5.75mmol)を加え、次いで、反応物を26℃で16時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/ジクロロメタン)によってモニタリングした。16時間後、反応物をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.06g、0.097mmol、収率3.36%)をオフホワイト色の固体として得た:LCMS (方法C):Rt = 1.685分, m/z:590.4 (M+H)
ステップ3.リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.06g、0.102mmol)をTHF(2.67mL)、メタノール(2mL)及び水(0.667mL)中に溶解した。この反応混合物に水酸化リチウム(9.75mg、0.407mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で16時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。16時間後、反応混合物をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗製リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.066g、0.107mmol、収率105%)を薄黄色の固体として得た:LCMS (方法C):Rt = 1.33分, m/z:576.5 (M+H)。これをそのまま精製することなく次のステップに用いた。
中間体12.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2-メトキシエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(1.0g、1.749mmol)をDMF(10mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(0.975mL、7.00mmol)、HATU(0.998g、2.62mmol)及びN-(2-メトキシエチル)プロパン-2-アミン(0.246g、2.099mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応物を25℃で19時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/ジクロロメタン)によってモニタリングした。19時間後、反応混合物を水(50mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗製tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2-メトキシエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(1.1g、1.185mmol、収率67.8%)を油状の物質として得た:LCMS (方法C):Rt = 2.085分, m/z:671.2 (M+H)。これをそのまま更に精製することなく次のステップに用いた。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2-メトキシエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(1.1g、1.640mmol)を2,2,2トリフルオロエタノール(10mL)中に溶解した。得られた溶液を0℃まで冷却し、それにTMS-Cl(0.734mL、5.74mmol)を加えた。次いで、反応物を25℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/ジクロロメタン)によってモニタリングした。1時間後、反応物をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル(2×15mL)と共蒸留して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド塩酸塩(0.98g、1.437mmol、収率88%)を薄茶色の固体として得た:LCMS (方法B):Rt = 0.291分, m/z:571.4 (M+H)。これをそのまま更に精製することなく次のステップに用いた。
中間体13.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコで、リチウム2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(2.5g、5.45mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中に溶解した。この反応混合物にN-イソプロピルシクロプロパンアミン(0.649g、6.54mmol)、HATU(3.11g、8.18mmol)及びTEA(3.04mL、21.81mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応物を25℃で19時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(250mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮した。粗製tert-ブチル=2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.65g、86%)を黄色の油状物として得た:LCMS:(方法C) 540.6 (M+1), Rt. 2.016分, 95.32% (最大)。この粗製物質を更に精製せず、次の反応にそのまま用いた。
ステップ2.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(26mL)中のtert-ブチル=2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.6g、4.82mmol)を入れた。得られた混合物を0℃まで冷却し、TMS-Cl(2.155mL、16.86mmol)を加えた。反応物を25℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(移動相:10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で蒸留し、残渣を酢酸エチル(2×20mL)と共蒸留し、続いて、ヘキサン洗浄して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩を薄茶色の固体として得た(2.2g、83.0%):LCMS:(方法C) 440.3 (M+1), Rt. 1.345分, 86.42% (最大)。
ステップ3.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコで、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(2.1g、4.41mmol)をN-メチル-2-ピロリジノン(20mL)中に溶解した。この反応混合物に、KCO(2.439g、17.65mmol)、KI(0.806g、4.85mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(2.041g、5.29mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。得られた物質を70℃で10時間加熱し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を室温に冷却し、水(500mL)でクエンチした。水層を酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、100~200シリカゲルを使用し、メタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)で精製した(所望の生成物は5%メタノール/DCMで溶出した)。tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(2.1g、58.5%)を黄色のシロップとして得た:LCMS:(方法C) 653.7 (M+1), Rt. 1.717分, 80.26% (最大)。
ステップ4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(20mL)中のtert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(2.0g、3.06mmol)を入れた。TMS-Cl(1.371ml、10.72mmol)を0℃で滴下し、反応混合物を25℃で1時間攪拌した。反応進行をTLC(移動相:10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で蒸留し、残渣を酢酸エチル(2×20mL)と共蒸留し、続いて、ヘキサン洗浄して、((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(1.9g、収率90%)を薄茶色の固体として得た:LCMS:(方法C) 553.3 (M+1), Rt. 1.450分, 85.59% (最大)。
中間体14.3-(イソプロピルアミノ)プロパンニトリル
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコで、DMF(10mL)中、プロパン-2-アミン(2.65g、44.8mmol)及びKCO(6.19g、44.8mmol)を合わせた。3-ブロモプロパンニトリル(2.0g、14.93mmol)を懸濁液に25℃でゆっくりと加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(1:1酢酸エチル/石油エーテル)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×100mL)及びブライン(100ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、3-(イソプロピルアミノ)プロパンニトリル(820mg、収率49%)を淡黄色の油状物として得た:H NMR (400 MHz, CDCl):δ 3.00-2.83 (m, 3H), 2.53 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 1.09 (d, J = 6.3 Hz, 6H)。これをそのまま更に精製することなく次のステップに用いた。
中間体15.3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、3,3-ジフルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩(500mg、2.69mmol)をメタノール(10mL)中に溶解した。この溶液にアセトン(680mg、11.70mmol)及び酢酸(0.172mL、2.93mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で10分間攪拌した。その後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(460mg、7.31mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(420mg、2.93mmol)を加え、反応混合物を80℃で2時間攪拌した。2時間後、反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。合わせた濾液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗製3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン(500mg、収率92%)を薄黄色の油状物として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 3.66-3.44 (m, 1H), 3.16-2.96 (m, 1H), 2.96-2.78 (m, 2H), 2.66-2.54 (m, 2H), 1.10 (br d, J = 6.1 Hz, 6H)。これをそのまま更に精製することなく次のステップに用いた。
中間体16.(1s,3s)-3-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、(1s,3s)-3-アミノシクロブタン-1-オール塩酸塩(0.25g、2.023mmol)をメタノール(10mL)中に溶解した。この溶液アセトン(0.599mL、8.09mmol)及び酢酸(0.121g、2.023mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、次いで、反応混合物を25℃で10分間攪拌した。10分後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.318g、5.06mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(0.25g)を加え、反応混合物を80℃で3時間攪拌し、次いで、25℃で16時間攪拌した。16時間後、反応混合物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製残渣を得た。酢酸エチルを残渣に加え、5分間攪拌し、セライト(登録商標)に通して濾過し、濾過パッドを酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HLPC(ELSD)によって精製して、(1s,3s)-3-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.198g、1.532mmol、収率76%)を無色の粘着性固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 5.37-4.86 (m, 1H), 3.80 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.01-2.79 (m, 2H), 2.49-2.44 (m, 2H), 1.66 (dq, J = 2.8, 8.4 Hz, 2H), 1.02 (d, J = 6.4 Hz, 6H);LCMS (方法C):Rt = 0.4分, m/z:130.2 (M+H)
中間体17.(S)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、(S)-テトラヒドロフラン-3-アミン(0.25g、2.87mmol)をMeOH(5mL)中に溶解した。この溶液にアセトン(0.421mL、5.74mmol)及びAcOH(0.172g、2.87mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応混合物を25℃で10分間攪拌し、次いで、NaCNBH(0.451g、7.17mmol)及びモレキュラーシーブ4A(0.1g、5.61mmol)を加えた。次いで、反応混合物を80℃で2時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。2時間後、反応混合物をセライト(登録商標)床で濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、(S)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン(0.21g、収率56.6%)をオフホワイト色の半固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 3.76-3.71 (m, 2H), 3.65-3.60 (m, 1H), 3.38-3.25 (m, 2H), 2.76-2.71 (m, 1H), 1.99-1.94 (m, 1H), 1.60-1.57 (m, 1H), 0.99-0.95 (m, 6H)。
中間体18.(R)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、(R)-テトラヒドロフラン-3-アミン(0.5g、5.74mmol)をメタノール(10mL)中に溶解した。この反応混合物に、アセトン(1.587ml、22.96mmol)及びAcOH(0.034mL、5.74mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応混合物を25℃で10分間攪拌し、次いで、NaCNBH(1.058g、16.84mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(2.5g、5.61mmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物をセライト(登録商標)床で濾過し、DCMで洗浄した。濾液を水で希釈し、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物(R)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン(2.65g、80%)を薄黄色の油状物として得た:H NMR:(400 MHz, DMSO-d):δ 3.69-3.79 (m, 2 H) 3.58-3.68 (m, 1 H) 3.32-3.45 (m, 3 H) 2.71-2.83 (m, 1 H) 1.92-2.04 (m, 1 H) 1.54-1.65 (m, 1 H) 0.91-1.04 (m, 6 H)。
中間体19.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩及び中間体20:2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコに、DMF(50mL)中のリチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(5g、10.77mmol)を加え、続いて、DIPEA(6.72mL、37.7mmol)、HATU(4.91g、12.92mmol)及びN-メチルプロパン-2-アミン(1.181g、16.15mmol)を0℃で加えた。得られた反応混合物を室温で16時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、0~10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(3.21g、収率55.4%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.23 (m, 1H), 7.80 - 7.66 (m, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 2H), 7.11 - 6.98 (m, 1H), 3.94 - 3.78 (m, 5H), 3.31 - 3.20 (m, 3H), 3.27 - 3.26 (m, 4H), 1.73 - 1.54 (m, 4H), 1.39 (d, J = 1.00 Hz, 9H), 1.14 - 1.00 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.811分, m/z:514.3 [M+H], 95.46%。
ステップ2.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩(中間体19)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(30mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(3.28g、6.39mmol)を加えた。この反応混合物に、TMSCl(2.041mL、15.97mmol)を0℃で加え、得られた反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗製2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩(2.61g、収率90%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 0.945分, m/z:414.4 [M+H], 99.16%。
ステップ3.tert-ブチル((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコで、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩(1g、2.222mmol)をACN(20mL)に加えた。この反応混合物に、KCO(1.321g、9.56mmol)、KI(0.406g、2.445mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル4-メチルベンゼンスルホナート(1.028g、2.67mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。得られた反応物を80℃で16時間加熱した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、ロータリーエバポレーターで濃縮した。残渣を、0~15%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(900mg、収率63.3%)を粘着性の液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.608分, m/z:627.6 [M+H], 97.96%。
ステップ4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩(中間体20)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(900mg、1.436mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(5mL)に加えた。この反応混合物にTMSCl(0.918mL、7.18mmol))を0℃で加え、得られた反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩(795mg、収率97%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.327分, m/z:527.4 [M+H], 98.60%。
中間体21.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩及び中間体22:2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.tert-ブチル=2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコに、DMF(60mL)中、リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(6.0g、12.92mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(11.93mL、64.6mmol)、HATU(7.37g、19.38mmol)及びN-(2,2-ジフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(2.268g、14.21mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、反応混合物を室温で22時間攪拌した。反応進行をTLC(70%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。22時間後、反応物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(200mL)で希釈した。有機層を分離し、水層をEtOAc(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、70~80%EtOAc/ヘキサンで溶出するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を含有する画分を真空下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(5.0g、収率64.2%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.34 - 8.23 (m, 1H), 7.81 - 7.69 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 8.25, 3.13 Hz, 1H), 7.32 - 7.26 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 9.07, 4.32 Hz, 1H), 6.37 - 6.01 (m, 1H), 3.94 - 3.65 (m, 7H), 3.29 - 3.20 (m, 4H), 1.71 - 1.56 (m, 4H), 1.39 (s, 9 H), 0.93 - 1.16 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 2.155分, m/z:564.6 [M+H], 93.48%。
ステップ2.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体21)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口反応フラスコに、2,2,2トリフルオロエタノール(50mL)中、tert-ブチル=2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(5.0g、8.87mmol)を加えた。この反応混合物にTMSCl(4.54mL、35.5mmol)を0℃で加え、得られた反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、反応混合物を減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをEtOAc(30mL)でトリチュレートして、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(4.5g、収率100%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.546分, m/z:464.1 [M+H], 98.50%。
中間体23.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコに、DMF(40mL)中、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(4g、6.93mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(6.05mL、34.6mmol)、HATU(3.16g、8.31mmol)及びN-(2,2-ジフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(1.437g、9.00mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、得られた反応物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物(5.1g、LCMS-77%)を液体として得た。粗生成物を、0~10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(2.0863g、収率39.1%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.25 - 8.33 (m, 1H), 7.72 - 7.79 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 8.13, 3.13 Hz, 1H), 7.24 - 7.32 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 9.07, 4.32 Hz, 1H), 6.76 (br d, J = 7.63 Hz, 1H), 5.99 - 6.39 (m, 1H), 3.65 - 3.94 (m, 8H), 3.17 (d, J = 3.00 Hz, 2H), 2.96 - 2.91 (m, 1H), 2.29 - 2.47 (m, 4H), 1.60 - 1.90 (m, 7H), 1.34 - 1.41 (m, 9H), 1.19 - 1.34 (m, 3H), 0.96 - 1.17 (m, 6H);LCMS (方法C):Rt 1.879分, m/z:677.2 [M+H], 88.16%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体23)
2,2,2-トリフルオロエタノール(15mL)中のtert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(2g、2.96mmol)の攪拌溶液に、TMSCl(1.133ml、8.87mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。TLCは、SMの完全な消費を示した。溶媒を減圧下で濃縮し、EtOAcと共蒸留して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(2.081g、収率102%)を固体として得た。LCMS (方法C):Rt 1.519分, m/z:577.2 [M+H], 88.73%。
中間体24.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、THF(20mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(2.2g、9.39mmol)を加えた。この溶液に、N-(2,2,2-トリフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(1.668g、9.39mmol)、プロパンホスホン酸無水物(8.97g、14.09mmol、DMF中50%)及びDIPEA(5.06mL、28.2mmol)を順に加えた。得られた反応混合物を70℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を冷水(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、4gの粗生成物を茶色のゴム状物として得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を3%MeOH/DCMで溶出した。所望の生成物を含有する画分を回収し、減圧下で濃縮して、5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(2.2g、5.86mmol、収率62.4%)を茶色のゴム状物として得た。LCMS (方法B):Rt 1.80分, m/z:358.0 [M+H], 52.87%。
ステップ2.5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
乾燥させた100mL二口丸底フラスコに、THF(3mL)中、5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(2g、5.60mmol)を加え、溶液を0℃まで冷却した。この溶液に、過酸化水素尿素(1.053g、11.19mmol)及びTFAA(2.398g、11.42mmol)を加えた。次いで、反応混合物を0℃~10℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(100%/EtOAc)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を飽和炭酸水素アンモニウム(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(2.5g、4.32mmol、収率77%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.65分, m/z:372.2 [M-H], 66.62%。
ステップ3.2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、EtOAc(20mL)中、5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(2.5g、6.70mmol)を加え、溶液を-15℃まで冷却した。この溶液に、DIPEA(6.18mL、33.5mmol)及びPOCl(2.054g、13.39mmol)を加え、反応物を0℃で30分間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、16時間攪拌した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を減圧下で濃縮して、4gの粗製化合物を茶色のゴム状物として得た。粗製化合物をBiotage-isolera oneにより、230~400メッシュシリカゲルによって精製した。所望の生成物を50%EtOAc/ヘキサンで溶出した。所望の生成物を含有する画分を回収し、減圧下で濃縮して、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(1.3g、2.65mmol、収率39.6%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 2.02分, m/z:392.0 [M+H], 79.94%。
ステップ4.tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL一口丸底フラスコに、2-プロパノール(20mL)中、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(1.3g、3.32mmol)及びtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(1.134g、4.31mmol)を加えた。この溶液にDIPEA(1.739mL、9.96mmol)を加え、反応混合物を80℃で3時間攪拌した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。3時間後、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して、2.6gの粗生成物を茶色のゴム状物として得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を60%EtOAc/ヘキサンで溶出した。所望の生成物を含有する画分を回収し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.3g、収率62.0%)を粘着性固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.851分, m/z:582.2 [M+H], 92.04%。
ステップ5.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩(中間体24)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(5mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.3g、2.235mmol)を加えた。溶液を0℃まで冷却し、次いで、TMSCl(1.143ml、8.94mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩(1.1g、1.950mmol、収率87%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 0.860分, 482.2 [M+H] 91.8%。
ステップ6.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(中間体22)
粗製中間体24(4g)を飽和炭酸水素アンモニウム(200mL)で塩基性化し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(3.1g、5.71mmol、収率72.1%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 0.99分, 482.2 [M+H] 88.62%。
中間体25.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、NMP(10mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩(900mg、1.738mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル-4-メチルベンゼンスルホナート(737mg、1.911mmol)を室温で加えた。この溶液にKCO(720mg、5.21mmol)及びKI(346mg、2.085mmol)を加え、反応混合物を80℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(5%MeOH/DCM)でモニタリングした。16時間後、反応混合物を冷水(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、2.5gの粗製化合物を茶色のゴム状物として得た。粗製化合物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を3%MeOH/DCMで溶出した。所望の生成物を含有する画分を回収し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(1.2g、0.858mmol、収率49.4%)を粘稠な液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.47分, m/z:695.2 [M+H], 49.66%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩(中間体25)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(1.2g、1.727mmol)を加えた。この溶液にTMSCl(0.883ml、6.91mmol)を0℃で加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)でモニタリングした。2時間後、反応混合物を減圧下で濃縮して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩(1g、1.244mmol、収率72.0%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.03分, m/z:595.2 [M+H], 78.53%。
中間体26.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=2-(5-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL丸底フラスコに、DMF(15mL)中、リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(2g、4.31mmol)を加えた。この溶液にHATU(1.965g、5.17mmol)、3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン(1.927g、12.92mmol)及びEtN(3.00ml、21.53mmol)を順に加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。反応混合物を水(40mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を5%MeOH/DCMで溶出した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、純粋なtert-ブチル=2-(5-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.82g、2.137mmol、収率49.6%)を固体として得た。LCMS (方法C):Rt 2.11分, m/z:590.8 [M+H], 66.63%。
ステップ2.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体26)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコに、tert-ブチル=2-(5-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.93g、3.27mmol)を加え、2,2,2-トリフルオロエタノール(15mL)中に溶解した。溶液を0℃まで冷却し、TMSCl(1.039mL、8.18mmol)を加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをEtOAc(2×20mL)と共蒸留して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(1.66g、2.56mmol、収率78%)を固体として得た。LCMS (方法C):Rt 1.57分, m/z:490.3 [M+H], 48.13%。
中間体27.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL一口丸底フラスコに、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(5g、8.66mmol)を加え、DMF(60mL)中に溶解した。この溶液に、EtN(6.03mL、43.3mmol)及びHATU(4.94g、12.99mmol)を室温で加えた。溶液を10分間攪拌し、次いで、3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン(4.52g、30.3mmol)を加え、混合物を16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製化合物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を5%MeOH/DCMで溶出した。所望の生成物を含有する画分を回収し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(5.1g、5.95mmol、収率68.8%)を粘稠な液体として得た。LCMS (方法A):Rt 2.25分, m/z:703.5 [M+H], 82.07%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体27)
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL一口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(50mL)中、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(5g、7.11mmol)を加えた。溶液を0℃まで冷却し、TMSCl(2.319g、21.34mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(5.3g、5.64mmol、収率79%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.61分, m/z:603.3 [M+H], 67.99%。
中間体28.(R)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩及び
中間体29:2-((4-(7-(((2R,5S)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.(R)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の1000mL二口丸底フラスコに、DMF(250mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(25.0g、107mmol)を加えた。この溶液に、DIPEA(59.1mL、320mmol)、HATU(60.9g、160mmol)及び(R)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン(16.55g、128mmol)を0℃で加えた。反応物を0℃で10分間攪拌し、次いで、室温まで昇温させ、22時間攪拌した。反応の進行をTLC(100%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を水(300mL)で希釈し、EtOAc(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(2×300mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗製(R)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(22.5g、34.9mmol、収率32.7%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.63分, m/z:346.2 [M+H], 53.64%。
ステップ2.((R)-5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
乾燥させた窒素雰囲気下の1000mL三口RBに、THF(170mL)中、(R)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(17.0g、49.2mmol)を加えた。この溶液に過酸化水素尿素(9.26g、98mmol)を加え、続いて、TFAA(13.68mL、98mmol)を0℃で滴下した。得られた混合物を室温で2時間攪拌した。別分量の過酸化水素尿素(9.26g、98mmol)mmol)及びTFAA(136.8ml、98mmol)を0℃で加え、反応混合物を室温で更に2時間攪拌した。反応の進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を飽和炭酸水素塩溶液(200mL)でクエンチし、反応混合物をEtOAc(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(2×250mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を20%EtOAc/ヘキサン(60mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させて、((R)-5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(15.0g、23.66mmol、収率48.1%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.335分, m/z:362.2 [M+H], 56.67%。
ステップ3.(R)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL三口丸底フラスコに、(R)-5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(18.0g、49.8mmol)をEtOAc(180mL)中に懸濁した。この溶液にDIPEA(43.4mL、249mmol)を加え、続いて、POCl(8.38mL、90mmol)を0℃で滴下した。得られた反応物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を30~45%EtOAc/ヘキサンで溶出した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、((R)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(2.4g、5.06mmol、収率10.15%)を粘稠な液体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.72分, m/z:380.1 [M+H], 80.23%。
ステップ4.tert-ブチル=(R)-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL三口丸底フラスコに、2-プロパノール(10mL)中、(R)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(2.4g、6.32mmol)を加えた。この溶液にDIPEA(3.50mL、18.96mmol)を加え、続いて、tert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(1.993g、7.58mmol))を0℃で滴下した。得られた反応混合物を90℃で2時間攪拌した。反応進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。2時間後、反応混合物を減圧下で濃縮して、水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を100%EtOAcで溶出した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=(R)-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.0g、3.31mmol、収率52.4%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.718分, m/z:570.4 [M+H], 94.64%。
ステップ5.(R)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(中間体28)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(11.0mL)中、tert-ブチル=(R)-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.0g、3.51mmol)を加えた。この反応混合物にTMSCl(1.782mL、14.04mmol)を0℃で加え、得られた反応物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。2時間後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をEtOAcでトリチュレートして、(R)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩((1.7g、3.23mmol、収率92%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.09分, m/z:470.2 [M+H], 96.42%。
ステップ7.tert-ブチル=((3S,6R)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、ACN(10mL)中、(R)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(0.6g、1.186mmol)を加えた。この反応混合物にKCO(0.819g、5.93mmol)、KI(0.197g、1.186mmol))及び((2R,5S)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.503g、1.304mmol)を室温で加え、得られた反応混合物を90℃で22時間攪拌した。TLCは、両方の出発物質の存在を示した。NMP(5mL)を反応混合物に加え、反応を90℃で22時間継続した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を氷冷した水(30mL)で希釈し、EtOAc(100mL)で希釈した。有機層を分離し、水層をEtOAc(2×30mL)で更に抽出した。合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、230~400メッシュシリカゲルを使用するBiotage-isolera oneによって精製した。所望の生成物を8%MeOH/DCMで溶出した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3S,6R)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(0.72g、0.852mmol、収率71.9%)を粘稠な液体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.80分, 683.6 [M+H], 80.82%。
ステップ8.2-((4-(7-(((2R,5S)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(中間体29)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中、tert-ブチル=((3S,6R)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(0.72g、1.054mmol)を加えた。この反応混合物にTMSCl(0.539ml、4.22mmol)を0℃で加え、得られた反応物を室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。2時間後、反応混合物を減圧下で濃縮し、EtOAc(3mL)でトリチュレートして、粗製化合物を得た。粗製物質を10%NaHCOで塩基性化し、10%MeOH/DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、2-((4-(7-(((2R,5S)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.319mmol、収率30.2%)を粘稠な液体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.34分, m/z:583.5 [M+H], 61.98%。
中間体30.(S)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩及び
中間体31:2-((4-(7-(((2R,5S)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.(S)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコに、DMF(20mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(4g、17.08mmol)を加えた。この溶液にEtN(9.52mL、68.3mmol)、HATU(9.74g、25.6mmol)及び(S)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン(3.31g、25.6mmol)を室温で加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。16時間後、反応混合物を0℃まで冷却し、飽和塩化アンモニウム(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×250mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質を、50%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、(S)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(0.7g、1.581mmol、収率9.26%)を薄茶色のゴム状物として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.00 - 8.90 (m, 1H), 8.60 - 8.48 (m, 2H), 7.49 - 7.27 (m, 3H), 4.00 - 3.83 (m, 2H), 3.80 - 3.65 (m, 2H), 3.55 - 3.38 (m, 2H), 3.23 - 3.06 (m, 1H), 1.19 - 0.97 (m, 7H);LCMS (方法B):Rt 1.50分, 346.2 [M+H], 77.69%。
ステップ3.(S)-5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
乾燥させた窒素下の100mL三口丸底フラスコに、THF(12mL)中の(S)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(0.7g、2.027mmol)を加えた。得られた溶液を0℃まで冷却し、過酸化水素尿素(0.381g、4.05mmol))を加え、続いて、温度を室温未満に維持しながら、TFAA(0.573mL、4.05mmol)を滴下した。反応物を室温で2時間攪拌した。別分量の過酸化水素尿素(0.381g、4.05mmol)及びTFAA(0.573mL、4.05mmol)を反応混合物に0℃で加え、反応物を室温で2時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を炭酸水素塩溶液(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をヘキサン(3×100mL)で洗浄し、乾燥させて、粗製(S)-5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(0.94g、1.509mmol、収率74.4%)を半固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.33分, m/z:362.1 [M+H], 58.03%。
ステップ4.(S)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
脱水EtOAc(120mL)中の(S)-5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(9.3g、25.7mmol)の攪拌溶液に、DIPEA(23.76mL、129mmol)及びPOCl(4.81ml、51.5mmol)を窒素雰囲気下0℃で滴下した。反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、50~80%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、(S)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(2.1g、4.15mmol、収率16.11%)を薄茶色のゴム状物として得た。LCMS (方法A):Rt 1.88分, m/z:380.1 [M+H], 74.82%。
ステップ5.tert-ブチル(S)-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
脱水IPA(25mL)中のtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(1.5g、5.71mmol)の攪拌溶液に、EtN(3.98mL、28.5mmol)及び(S)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(2.168g、5.71mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。反応進行をTLCによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、2%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=(S)-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.5g、3.48mmol、収率60.9%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.95分, m/z:570.8 [M+H], 79.19%。
ステップ6.(S)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(中間体30)
脱水トリフルオロエタノール(10mL)中のtert-ブチル=(S)-2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.5g、4.39mmol)の攪拌溶液に、TMSCl(2.228mL、17.55mmol)を窒素雰囲気下0℃でゆっくりと滴下した。反応物を室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製(S)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(2.6g、4.01mmol、収率91%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.28分, m/z:470.2 [M+H], 76.72%。
ステップ7.tert-ブチル((3S,6R)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
CHCN:NMP(7:3、13mL)中の(S)-2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.593mmol)の攪拌溶液に、KCO(0.410g、2.96mmol)及びKI(0.098g、0.593mmol)を加え、続いて、((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチル=ベンゼンスルホナート(0.274g、0.711mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。得られた反応混合物を90℃で48時間加熱し、反応進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。反応混合物を室温まで冷却し、飽和塩化ナトリウム(10mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート((0.29g、0.293mmol、収率49.4%)を薄茶色のゴム状物として得た。LCMS (方法A):Rt 1.89分, m/z:683.4 [M+H], 69.02%。
ステップ8.2-((4-(7-(((2R,5S)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(中間体31)
脱水トリフルオロエタノール(7.5mL)中のtert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(0.29g、0.425mmol)の攪拌溶液に、TMSCl(0.217mL、1.699mmol)を窒素雰囲気下0℃でゆっくりと滴下した。反応混合物を室温で1.5時間攪拌し、反応進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド塩酸塩(0.26g、0.370mmol、収率87%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.434分, m/z:583.3 [M+H], 61.26%。
中間体32.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(シアノメチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.2-(イソプロピルアミノ)アセトニトリル
THF(10mL)中の2-ブロモアセトニトリル(500mg、4.17mmol)の攪拌溶液に、EtN(422mg、4.17mmol)を加え、続いて、プロパン-2-アミン(246mg、4.17mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製2-(イソプロピルアミノ)アセトニトリル(300mg、3.06mmol、収率73.3%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 3.51 - 3.42 (m, 1H), 3.15 - 3.03 (m, 2H), 1.03 - 0.93 (m, 6H)。
ステップ2.tert-ブチル=2-(5-(2-((シアノメチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
DMF(10mL)中のリチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(300mg、0.654mmol)の攪拌溶液に、EtN(0.365mL、2.62mmol)及びHATU(498mg、1.309mmol)を加え、続いて、2-(イソプロピルアミノ)アセトニトリル(96mg、0.981mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(25mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。有機層を氷冷した水(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、純粋化合物tert-ブチル=2-(5-(2-((シアノメチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(300mg、0.557mmol、収率85%)を淡黄色のゴム状物として得た。生成物の生成をLCMSによって確認し、次のステップに使用した。LCMS (方法B):Rt 1.91分, m/z:500.4 [M+H], 99.74%。
ステップ3.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(シアノメチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体32)
2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中のtert-ブチル=2-(5-(2-((シアノメチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(300mg、0.557mmol)の攪拌溶液に、TMSCl(0.285mL、2.228mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(シアノメチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(255mg、0.537mmol、収率96%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.37 (s, 1H), 7.95 - 7.80 (m, 1H), 7.45 - 7.02 (m, 2H), 6.19 - 5.99 (m, 1H), 4.54 - 4.37 (m, 2H), 4.11 - 3.77 (m, 6H), 3.11 - 2.88 (m, 4H), 1.97 - 1.81 (m, 4H), 1.25 - 1.00 (m, 6H)。
中間体33.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=2-(5-(2-((2-シアノエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
DMF(10mL)中に溶解した窒素雰囲気下のリチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(500mg、1.091mmol)の攪拌溶液に、EtN(0.631mL、4.36mmol)、HATU(829mg、2.181mmol)及び3-(イソプロピルアミノ)プロパンニトリル(183mg、1.636mmol)を0℃で加えた。得られた反応物を室温で16時間攪拌し、反応進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層を氷冷した水(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルを使用し、(5~8%)メタノール/DCMで溶出するBiotage-isolera oneカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(5-(2-((2-シアノエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(400mg、0.507mmol、収率46.5%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.35 - 8.27 (m, 1H), 7.87 - 7.78 (m, 1H), 7.44 - 7.23 (m, 2H), 7.12 - 6.98 (m, 1H), 4.51 - 4.35 (m, 2H), 4.08 - 3.66 (m, 5H), 3.38 - 3.34 (m, 2H), 3.29 - 3.19 (m, 4H), 1.75 - 1.55 (m, 4H), 1.49 - 1.31 (m, 9H), 1.22 - 1.03 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.677分, m/z:553.5 [M+H], 76.57%。
ステップ2.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体33)
2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中のtert-ブチル=2-(5-(2-((2-シアノエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(400mg、0.724mmol)の攪拌溶液に、TMSCl(0.370mL、2.90mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.472mmol、収率65.3%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 0.862分, m/z:453.4 [M+H], 77.64%。
中間体34.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2-シアノエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
DMF(10mL)中のリチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(400mg、0.700mmol)の溶液に、HATU(532mg、1.399mmol)及びトリエチルアミン(0.293mL、2.099mmol)を加え、続いて、3-(イソプロピルアミノ)プロパンニトリル(94mg、0.840mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。得られた反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を氷冷した水(30mL)でクエンチした。得られた固体を濾過により回収し、DCM中に溶解した。溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2-シアノエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(430mg、0.288mmol、収率41.2%)を半固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.391分, m/z:666.4 [M+H], 44.67%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体34)
2,2,2-トリフルオロエタノール(5mL)中のtert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2-シアノエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(430mg、0.646mmol)の溶液に、TMSCl(0.165mL、1.292mmol)を室温で加えた。反応をTLCによってモニタリングした。完了したら、反応物をロータリーエバポレーターで濃縮乾固した。得られた粗製物質をEtOAc(1mL)でトリチュレートして、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(355mg、0.412mmol、収率63.7%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.863分, 566.3 [M+H], 65.6%。
中間体35.((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩
トリフルオロエタノール(100mL)中の((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(10g、25.9mmol)の溶液に、TMSCl(9.86g、91mmol)を0℃で15分間かけて加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を真空下で濃縮し、EtOAc(2×100mL)と共蒸留し、真空下で乾燥させて、((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩(8g、24.86mmol、収率96%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.44分, m/z:286.1 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.36分, 97.52%。
中間体37.((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
DCM(950mL)中の((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩(95g、295mmol)の溶液を0℃まで冷却した。この溶液に、トリエチルアミン(411mL、2952mmol)をゆっくりと加えた。反応物を30分間攪拌し、次いで、メタンスルホニルクロリド(34.3mL、443mmol)を0℃で10分間かけて加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物をDCM(1000mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(2L)、次いで、HO(2×2L)、次いで、ブライン溶液(2L)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製化合物(110g)を得た。粗製化合物を、(50~75%)EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(75g、196mmol、収率66.5%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (d, J = 8.38 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 7.09 (d, J = 7.38 Hz, 1H), 4.02 - 3.97 (m, 1H), 3.93 - 3.87 (m, 1H), 3.86 - 3.79 (m, 1H), 3.37 - 3.47 (m, 1H), 3.07 - 3.19 (m, 1H), 2.98 (d, J = 10.76 Hz, 1H), 2.92 (s, 3 H), 2.43 (s, 3H), 2.02 - 1.92 (m, 1H), 1.63 - 1.51 (m, 1H), 1.42 - 1.23 (m, 2H);LCMS (方法A):Rt 1.69分, m/z:361.9 [M-H];HPLC (方法A):Rt 5.22分, 93.54%。
中間体36.((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、6.3当量のEtN及び1.93当量のプロパン-2-スルホニル=クロリドを使用し、THF:DMF(1:1)を溶媒として使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。
収率:46.8%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.80 - 7.75 (m, 2H), 7.51 - 7.46 (m, 2H), 7.05 (d, J = 7.88 Hz, 1H), 4.03 - 3.96 (m, 1H), 3.93 - 3.86 (m, 1H), 3.83 - 3.76 (m, 1H), 3.44 - 3.36 (m, 1H), 3.21 - 3.12 (m, 1H), 3.12 - 3.03 (m, 1H), 3.03 - 2.94 (m, 1H), 2.45 - 2.41 (m, 3H), 1.98 - 1.88 (m, 1H), 1.61 - 1.52 (m, 1H), 1.45 - 1.25 (m, 3H), 1.23 - 1.17 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.90分, m/z:390.2 [M-H];HPLC (方法A):Rt 5.70分, 92.71%。
中間体38.((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、1.5当量のエタンスルホニルクロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。
収率:100%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.80 - 7.75 (m, 2H), 7.49 (d, J = 7.88 Hz, 2H), 7.11 (d, J = 7.63 Hz, 1H), 4.03 - 3.97 (m, 1H), 3.94 - 3.85 (m, 1H), 3.84 - 3.76 (m, 1H), 3.45 - 3.38 (m, 1H), 3.12 - 3.05 (m, 1H), 3.04 - 2.95 (m, 3H), 2.43 (s, 3H), 1.99 - 1.89 (m, 1H), 1.62 - 1.51 (m, 1H), 1.44 - 1.23 (m, 2H), 1.17 (t, J = 7.32 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.79分, m/z:376.2 [M-H];HPLC (方法A):Rt 5.46分, 97.21%。
中間体39.((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、2.5当量のシクロプロパンスルホニルクロリド及び5当量のEtNを使用し、DMF:THF(1:1)を溶媒として使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:79%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (d, J = 8.38 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 7.13 (d, J = 7.88 Hz, 1H), 4.03 - 3.97 (m, 1H), 3.94 - 3.88 (m, 1H), 3.88 - 3.81 (m, 1H), 3.46 -3.38 (m, 1H), 3.20 - 3.07 (m, 1H), 3.04 - 2.95 (m, 1H), 2.63 - 2.54 (m, 1H), 2.45 - 2.40 (s, 3H), 2.03 - 1.94 (m, 1H), 1.62 - 1.54 (m, 1H), 1.45 - 1.22 (m, 2H), 1.00 - 0.81 (m, 4H);LCMS (方法B):Rt 1.82分, m/z:388.0 [M-H];HPLC (方法A):Rt 5.56分, 99.82%。
中間体40.((2S,5R)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、3当量のEtN及び1.1当量のメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:45%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 7.13 Hz, 1H), 6.70 (q, J = 5.13 Hz, 1H), 4.01 - 3.97 (m, 1H), 3.93 - 3.88 (m, 1H), 3.84 (dd, J = 6.13, 1.88 Hz, 1H), 3.44 - 3.36 (m, 1H), 3.01 - 2.92 (m, 2H), 2.44 - 2.41 (m, 5H), 1.99 - 1.91 (m, 1H), 1.63 - 1.53 (m, 1H), 1.43 - 1.17 (m, 2H);LCMS (方法B):Rt 1.686分, m/z:379.2 [M+H], 99.91%。
中間体41.((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、3当量のEt3N及び2当量のエチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:69%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 6.87 (d, J = 7.00 Hz, 1H), 6.79 (t, J = 5.82 Hz, 1H), 4.01 - 3.97 (m, 1H), 3.93 - 3.88 (m, 1H), 3.88 - 3.80 (m, 1H), 3.40 (ddd, J = 11.19, 6.19, 2.50 Hz, 1H), 3.03 - 2.89 (m, 2H), 2.86 - 2.77 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.97 - 1.90 (m, 1H), 1.60 - 1.52 (m, 1H), 1.37 - 1.20 (m, 2H), 1.05 (t, J = 7.25 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.79分, m/z:393.2 [M+H], 91.82%。
中間体42.((2S,5R)-5-((N-シクロプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチル=ベンゼンスルホナート
ステップ1.シクロプロピルスルファミン酸
乾燥させた100mL一口丸底フラスコに、DCM(20mL)中、シクロプロパンアミン(2.0g、35.0mmol)を加えた。これに、DCM(5mL)中のクロロスルホン酸(0.700mL、10.51mmol)の溶液を0℃で滴下し、反応物を室温で2時間攪拌した。反応をTLC(20%メタノール/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、DCM(50mL)でトリチュレートし、濾過し、乾燥させて、シクロプロピルスルファミン酸(2.1g、収率43.7%)を粘着性の液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.40 - 8.23 (m, 2H), 2.58 - 2.51 (m, 1H), 0.83 - 0.58 (m, 4H)。
ステップ2及びステップ3.((2S,5R)-5-((N-シクロプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル4-メチル=ベンゼンスルホナート(中間体42)
窒素雰囲気下の100mL一口丸底フラスコに、トルエン(10mL)中のシクロプロピルスルファミン酸(1g、7.29mmol)を加えた。これに、PCl(1.518g、7.29mmol)を0℃で加え、反応物を75℃で2時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、真空下で濃縮して粗製のスルホニルクロリドを得た。
中間体42は、5当量のEtN及び1.0当量の中間体35を使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:45%;LCMS (方法E):Rt 1.749分, m/z:405.1 [M+H], 98.49%。
中間体43.((2S,5R)-5-((N-イソプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、5当量のEtN及び1.2当量のイソプロピルスルファモイルクロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:94%;LCMS (方法E):Rt 1.987分, m/z:405.2 [M-H], 99.32%。
中間体44.((2S,5R)-5-((N-プロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、1当量のプロパン-1-スルホニルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:62.5%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.80 - 7.74 (m, 2H), 7.52 - 7.46 (m, 2H), 6.86 (d, J = 7.00 Hz, 1H), 6.81 (t, J = 5.94 Hz, 1H), 4.02 - 3.96 (m, 1H), 3.93 - 3.82 (m, 2H), 3.43 - 3.37 (m, 1H), 3.00 - 2.96 (m, 1H), 2.77 - 2.70 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.03 - 1.86 (m, 1H), 1.52 - 1.63 (m, 1H), 1.50 - 1.39 (m, 2H), 1.38 - 1.21 (m, 2H), 0.86 (t, J = 7.38 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 2.01分, m/z:405.2 [M-H], 98.65%。
中間体45.((2S,5R)-5-((N-(2,2,2-トリフルオロエチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
ステップ1.(2,2,2-トリフルオロエチル)スルファミン酸
この化合物は、中間体42のステップ1の合成について記載した一般的手順に従って合成した。
得られた固体をトルエン(10mL)と共蒸留し、真空下で乾燥させて粗製化合物を得、これを更に精製することなく後続ステップに使用した。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.89 (br s, 2 H), 3.89 (q, J = 9.71 Hz, 2H)。
ステップ2及びステップ3.((2S,5R)-5-((N-(2,2,2-トリフルオロエチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(中間体45)
この化合物は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成し、スルホニルクロリドは、中間体42のステップ2の合成について記載したとおりに調製した。収率:31.2%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.84 - 7.80 (m, 1H), 7.78 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 7.19 (d, J = 7.13 Hz, 1H), 4.00 - 3.83 (m, 3H), 3.66 - 3.52 (m, 2H), 3.46 - 3.37 (m, 1H), 3.07 - 2.93 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.92- 1.97 (m, 1H), 1.62 - 1.53 (m, 1H), 1.39 - 1.22 (m, 2H);LCMS (方法E):Rt 1.914分, m/z:(455.0) (M-H), 99.94%。
中間体46.((2S,5R)-5-((N-(シクロプロピルメチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
ステップ1.(シクロプロピルメチル)スルファミン酸
この化合物は、中間体42のステップ1の合成について記載した一般的手順に従って合成した。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.38 (s, 1H), 4.05 (s, 1H), 2.64 (d, J = 7.25 Hz, 2H), 0.94 - 1.06 (m, 1H), 0.47 - 0.56 (m, 2H), 0.26 - 0.31 (m, 2H)。
ステップ2.((2S,5R)-5-((N-(シクロプロピルメチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(中間体46)
この化合物は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成し、スルホニルクロリドは、中間体42のステップ2の合成について記載したとおりに調製した。収率:2.5%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.74 - 7.81 (m, 2H), 7.44 - 7.52 (m, 2H), 6.94 (t, J = 6.07 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 7.25 Hz, 1H), 3.96 - 4.02 (m, 1H), 3.83 - 3.93 (m, 2H), 3.36 - 3.43 (m, 1H), 2.89 - 3.07 (m, 2H), 2.66 (t, J = 6.38 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.89 - 1.99 (m, 1H), 1.56 (dd, J = 12.51, 2.13 Hz, 1H), 1.17 - 1.40 (m, 2H), 0.84 - 1.02 (m, 1H), 0.37 - 0.47 (m, 2H), 0.11 - 0.19 (m, 2H)。
中間体47.((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、1.2当量のジメチルスルファモイルクロリド及び7当量のEtNを使用し、THF:DMF(1:1)を溶媒として使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:50.6%;H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.81 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 4.11 (ddd, J = 10.98, 4.72, 2.19 Hz, 1H), 3.99 (d, J = 5.13 Hz, 2H), 3.84 - 3.83 (m, 1H), 3.56 3.44 - (m, 1H), 3.37 - 3.22 (m, 1H), 3.05 (t, J = 10.82 Hz, 1H), 2.81 (s, 6H), 2.48 (s, 3H), 2.27 - 2.19 (m, 1H), 1.79 - 1.73 (m, 1H), 1.51 - 1.30 (m, 2H);LCMS (方法A):Rt 1.749分, m/z:393.5 [M+H], 95.64%。
中間体48.((2S,5R)-5-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、8当量のEtN及び2当量のエチル(メチル)スルファモイルクロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:62.1%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.80 - 7.75 (m, 2H), 7.51 - 7.46 (m, 2H), 7.16 (d, J = 7.38 Hz, 1H), 4.01 - 3.97 (m, 1H), 3.92 - 3.86 (m, 1H), 3.84 - 3.78 (m, 1H), 3.45 - 3.37 (m, 1H), 3.13 - 3.02 (m, 2H), 3.01 - 2.91 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 1.95 - 1.88 (m, 1H), 1.60 - 1.51 (m, 1H), 1.43 - 1.22 (m, 2H), 1.08 (t, J = 7.13 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 2.017分, m/z:(407.2) [M+H], 98.01%。
中間体49.((2S,5R)-5-(ピロリジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、1当量のピロリジン-1-スルホニル=クロリド及び1当量のEtNを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:48.7%;LCMS (方法A):1.92分, m/z:419.2 [M+H], 99.95%。
中間体50.((2S,5R)-5-((N,N-ジエチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、1.3当量のジエチルスルファモイルクロリド及び3当量のEtNを使用し、THF:DMF(1:1)を溶媒として使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.49 (dd, J = 8.50, 0.63 Hz, 2H), 7.14 (d, J = 7.63 Hz, 1H), 3.99 (dd, J = 10.51, 2.88 Hz, 1H), 3.89 (dd, J = 10.57, 6.57 Hz, 1H), 3.80 - 3.85 (m, 1H), 3.37 - 3.46 (m, 1H), 3.08 - 3.14 (m, 4H), 2.93 - 3.06 (m, 2H), 2.53 - 250 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.91 - 1.97 (m, 1H), 1.73 - 1.88 (m, 4H), 1.52 - 1.61 (m, 1H), 1.24 - 1.43 (m, 2H)
中間体51.((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、5当量のEtN及び2当量のアゼチジン-1-スルホニルクロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:78%;LCMS (方法A):Rt 1.941分, m/z:404.9 [M+H], 98.24%。
中間体52.((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、5当量のEt3N及び1当量の1-メチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリドを使用した以外は、中間体37の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:77%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.23 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.38 Hz, 2H), 7.72 (d, J = 0.50 Hz, 1H), 7.53 (br d, J = 6.25 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 3.99 - 3.93 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.87 - 3.83 (m, 1H), 3.72 - 3.66 (m, 1H), 3.43 - 3.38 (m, 1H), 3.01 - 2.89 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.80 - 1.67 (m, 1H), 1.55 - 1.46 (m, 1H), 1.38 - 1.20 (m, 2H);LCMS (方法B):Rt 1.822分, m/z:430.2 [M+H], 81.75%。
中間体53.((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
ステップ1:N-(tert-ブチルジメチルシリル)エタンスルホンアミド
窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコに、THF(50mL)中、エタンスルホンアミド(5.0g、45.8mmol)を加えた。この反応混合物にNaH(2.016g、50.4mmol)を分割して0℃で加え、攪拌を30分間継続した。次いで、TBDMSCl(7.60g、50.4mmol)を0℃で加え、反応物を室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。2時間後、反応物を氷冷した水(20mL)でクエンチし、EtOAc(50mL)で抽出した。有機層を分離し、水層をEtOAc(2×50mL)で再抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を真空下で濃縮して、N-(tert-ブチルジメチルシリル)エタンスルホンアミド(7.0g、収率68.4%)をオフホワイト色の固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 6.89 (s, 1H), 2.96 - 2.94 (m, 2H), 1.22 (t, J = 14.8 Hz, 3H), 0.90 (s, 9H), 0.02 (s, 6H)。
ステップ2及びステップ3:((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(中間体53)
乾燥させたアルゴン雰囲気下の25mL二口丸底フラスコに、CHCl(3.5mL)中、トリフェニルホスフィン(646mg、2.462mmol)及びペルクロロエタン(583mg、2.462mmol)を加えた。得られた溶液を70℃で5時間加熱した。白色の懸濁液の形成が観察された。反応混合物を室温まで冷却した。EtN(0.469mL、3.36mmol)を加え、反応物を更に10分間攪拌した。黄色の懸濁液の形成が観察された。この反応混合物に、クロロホルム(0.80mL)中のN-(tert-ブチルジメチルシリル)エタンスルホンアミド(500mg、2.238mmol)の溶液を0℃で滴下し、反応物を30分間攪拌した。この反応混合物に、THF(0.60mL)中の((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩(720mg、2.238mmol)及びEtN(0.312mL、2.238mmol)を加え、反応物を0℃で更に30分間攪拌した。反応混合物を室温まで昇温させ、16時間攪拌した。反応進行をTLC(60%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を濃縮し、水(20mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を、0~40%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(250mg、収率22.10%)を粘着性の液体として得た。LCMS (方法E):Rt 2.322分, m/z:491.2 [M+H], 97.09%。
中間体54.((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
ステップ1.N-(tert-ブチルジメチルシリル)ベンゼンスルホンアミド
この化合物は、3当量のEtN及び1.5当量のTBDMSClを使用し、CHClを溶媒として使用した以外は、中間体53の合成について記載した一般的手順に従って合成した。反応混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。粗生成物を、0~20%EtOAc/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(230~400メッシュシリカゲル)(Biotage-isolera one)によって精製した。収率:95%;H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.92 - 7.87 (m, 2H), 7.59 - 7.45 (m, 3H), 4.68 (s, 1H), 0.91 (s, 9H), 0.23 (s, 6H);LCMS (方法A):Rt 2.17分, m/z:272.1 [M+H];HPLC:(方法F) Rt. 6.83分, 99.97%。
ステップ2及びステップ3:((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
この化合物は、中間体53の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:55.4%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.84 - 7.79 (m, 2H), 7.74 (dd, J = 8.25, 1.00 Hz, 1H), 7.71 - 7.77 (m, 1H), 7.56 - 7.50 (m, 3H), 7.48 - 7.44 (m, 2H), 6.93 (dd, J = 11.01, 7.13 Hz, 1H), 3.95 - 3.88 (m, 1H), 3.87 - 3.76 (m, 1H), 3.55 - 3.39 (m, 1 H), 3.32 - 3.26 (m, 1H), 2.96 - 2.84 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.59 - 1.39 (m, 2H), 1.33 - 1.22 (m, 1H), 1.13 - 1.00 (m, 1H), 0.87 (d, J = 4.75 Hz, 9H), 0.01 (d, J = 3.13 Hz, 3H), -0.01 (d, J = 2.50 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 2.599分, m/z:540.1 [M+H], 98.30%。
中間体55.1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニルクロリド
ステップ1.1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホン酸
塩化スルホン酸(1.220mL、18.33mmol)を1-メチルピリジン-2(1H)-オン(5.0g、45.8mmol)に激しく攪拌しながら窒素雰囲気下室温でゆっくりと加え、次いで、反応物を50℃で48時間加熱した。反応混合物を氷水(25mL)でクエンチし、アンモニア水溶液(25mL)で塩基性化し、ジクロロメタン(6×100mL)で洗浄した。次いで、水相を濃縮して茶色のスラリーを得、これをメタノールでトリチュレートし、濾過した。濾液を濃縮して、1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホン酸アンモニア塩(2.3g、11.14mmol、収率24.32%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.94 - 7.83 (m, 1H), 7.58 - 7.47 (m, 1H), 6.39 - 6.27 (m, 1H), 3.44 - 3.38 (m, 3H);LCMS (方法B):Rt 0.385分, m/z:188.0 [M-H], 99.94%。
ステップ2:1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニルクロリド(中間体55)
SOCl(0.2mL)を1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホン酸アンモニア塩(0.2g、0.970mmol)に激しく攪拌しながら室温でゆっくりと加え、次いで、DMF(0.075mL、0.970mmol)を加えた。得られた反応混合物を窒素雰囲気下80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去して、粗製1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニル=クロリド(0.2g、0.963mmol、収率99%)を半固体として得た。この粗製物質を更に精製することなく次のステップに使用した。
中間体64.3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート及び
中間体56:(S)-1-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
ステップ1.3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(中間体64)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、1,1’-スルホニルビス(1H-イミダゾール)(500mg、2.52mmol)を加え、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸メチル(0.285mL、2.52mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で1時間未満攪拌した。得られた固体を濾過し、乾燥させて、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-iumトリフルオロメタンスルホナート(900mg、2.484mmol、収率98%)を固体として得た。この粗生成物を更に精製することなく次の反応に使用した。
ステップ2.(S)-1-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(中間体56)
ACN(15mL)中の3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(800mg、2.208mmol)の攪拌溶液に、(S)-2-メチルピロリジン(209mg、2.457mmol)を窒素下0℃で加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を得た。粗生成物を分取HPLCによって精製して、純粋化合物(S)-1-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(150mg、0.648mmol、収率29.4%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.484分, m/z:216.2 [M+H], 93.04%。
中間体57.(R)-1-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
この化合物は、1当量の(R)-2-メチルピロリジンを使用し、中間体56の合成について記載した一般的手順に従って合成した。収率:23.60%;LCMS (方法B):Rt 1.473分, m/z:216.2 [M+H], 99.65%。
中間体58.メチルオキサゾール-4-スルホニル=クロリド
ステップ1.4-(ベンジルチオ)-2-メチルオキサゾール
DCM(15mL)中のアセチルイソチオシアナート(0.5g、4.94mmol)の溶液に、トリメチルシリルジアゾメタン(3.71mL、7.42mmol)を0℃で15分間かけてゆっくりと加えた。加えると、混合物は、オレンジ色になった。得られた反応混合物を0℃で1時間攪拌した。黄色の懸濁液が形成された。次いで、DBU(1.491mL、9.89mmol)を混合物にゆっくりと加え、続いて、臭化ベンジル(0.588mL、4.94mmol)を同じ温度で加えた。次いで、反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応の完了後、反応混合物を水でクエンチし、DCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮した。粗製物をDCM(15mL)で希釈した。混合物を0℃まで冷却し(氷水浴)、次いで、ジエチルエーテル中2M HClを加えた。反応物を室温で3時間攪拌した。反応の完了後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、10%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するカラムクロマトグラフィー(メッシュ200~400)によって精製して、粗製4-(ベンジルチオ)-2-メチルオキサゾール(0.07g、0.341mmol、収率6.90%)を淡黄色の油状物として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.30 - 7.24 (m, 5H), 7.49 (s, 1H), 4.06 (s, 2H), 2.40 (s, 3H)。
ステップ2.メチルオキサゾール-4-スルホニルクロリド(中間体58)
AcOH(1mL):水(0.250mL)中の4-(ベンジルチオ)-2-メチルオキサゾール(0.07g、0.341mmol)の攪拌溶液に、NCS(0.114g、0.853mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。反応の完了後、反応混合物を水(2mL)でクエンチし、EtOAc(15mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、2-メチルオキサゾール-4-スルホニル=クロリド(0.12g0.341mmol)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 2.62 (S, 3H), 7.49 (s, 1H).
中間体59.5-フルオロ-2-メトキシ安息香酸
ステップ1.メチル=5-フルオロ-2-メトキシベンゾアート
乾燥させた窒素雰囲気下の25L四口丸底フラスコに、アセトン(7L)中、5-フルオロ-2-ヒドロキシ安息香酸(800g、5.125mmol)を加えた。この溶液にKCO(2387g、39.77mol)を加え、続いて、MeI(2394mL、38.43mol)を室温で滴下した。得られた反応混合物を60℃で48時間加熱した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を水(4000mL)で希釈し、EtOAc(3×2000mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、メチル=5-フルオロ-2-メトキシベンゾアート(930g、4952mmol、収率97%)を粘着性の液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.69分, 185.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.05分, 98.07%。
ステップ2.5-フルオロ-2-メトキシ安息香酸(中間体59)
25L四口丸底フラスコに、MeOH(5000mL)中、メチル=5-フルオロ-2-メトキシベンゾアート(1.45kg、7.87mol)を加えた。この溶液にNaOH(4330mL、8.66mol、HO中2M)を室温で加え、反応物を90℃で20時間攪拌した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を濃縮し、水(5000mL)で希釈し、1.5N HClでpH2に酸性化した。得られた固体化合物を濾過し、減圧下で乾燥させて、5-フルオロ-2-メトキシ安息香酸(1200g、7.03mol、収率89%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.31分, 169.2 [M-H], 99.65%。
中間体60.tert-ブチル=2-(3,6-ジクロロ-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の500mL三口丸底フラスコに、3,5,6-トリクロロ-1,2,4-トリアジン(6g、32.5mmol)をDCM(80mL)に加えた。この反応混合物に、EtN(9.07mL、65.1mmol)及びtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(6.84g、26.0mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応の完了後、反応混合物を水(300mL)でクエンチし、DCM(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、25%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するカラムクロマトグラフィー(Biotage-isolera one)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(3,6-ジクロロ-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(9g、収率73.1%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 4.44 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.40 - 3.33 (m, 2H), 3.30 - 3.21 (m, 2H), 1.70 (t, J = 5.57 Hz, 4H), 1.40 (s, 9H);LCMS (方法E):Rt 2.01分, m/z:374.0 [M+H], 98.94%。
中間体61:2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
ステップ1.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-メトキシベンズアミド
窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、5-フルオロ-2-メトキシ安息香酸3.3g、19.40mmol)及びN-(2,2-ジフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(3.41g、21.34mmol)をDMF(30mL)に加えた。この反応混合物にHATU(11.06g、29.1mmol)及びDIPEA(11.86mL、67.9mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で18時間攪拌し、反応進行をTLC(60%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を氷冷した水(200mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を冷水(5×100mL)、次いで、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、5.3gの粗生成物を黄色の固体として得た。粗生成物を、EtOAc/ヘキサンを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物を25~30%EtOAc/ヘキサンで溶出した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-メトキシベンズアミド(3.62g、収率66.6%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.28 - 7.20 (m, 1H), 7.14 - 7.10 (m, 2H), 6.40 - 6.07 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.75 - 3.60 (m, 3H), 1.11 (d, J = 6.63 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.63 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.88分, m/z:276.0 [M+H], 98.2%。
ステップ2.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N-イソプロピルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコに、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-メトキシベンズアミド(3.6g、13.08mmol)をDCM(50mL)に加えた。この反応混合物にBBr(DCM中1M,13.08mL、13.08mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で2時間攪拌し、反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水(100mL)で希釈し、DCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N-イソプロピルベンズアミド(3.2g、収率92%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.80 (s, 1H), 7.07 (td, J = 8.69, 3.25 Hz, 1H), 7.00 - 6.97 (m, 1H), 6.87 (dd, J = 8.88, 4.50 Hz, 1H), 6.43 - 6.06 (m, 1H), 3.77 - 3.61 (m, 3H), 1.19 - 1.01 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.62分, m/z:262.1 [M+H], 98.2%。
ステップ3.tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート及び
tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコに、tert-ブチル=2-(3,6-ジクロロ-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(2.15g、5.74mmol)及びN-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N-イソプロピルベンズアミド(3.15g、12.06mmol)をTHF(25mL)に加えた。この反応混合物にDBU(2.60mL、17.23mmol)を0℃で加え、混合物を50℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を茶色のゴム状物として得た。粗生成物を、(0~30)%EtOAc/ヘキサンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィー(230~400メッシュシリカゲル)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.6g、収率44.6%)を得た。構造をNOEによって確認した。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.51 - 7.46 (m, 1H), 7.44 - 7.38 (m, 2H), 6.37 - 5.95 (m, 1H), 4.26 (br s, 2H), 3.92 (s, 2H), 3.79 - 3.51 (m, 3H), 3.39 - 3.33 (m, 1H), 3.29 - 3.21 (m, 2H), 1.78 - 1.58 (m, 5H), 1.40 (s, 9H), 1.14 - 0.76 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 2.25分, m/z:599.1 [M+H], 95.87%。
tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
マイナー異性体:tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(900mg、収率26.2%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 2.28分, m/z:599.1 [M+H], 93.55%。
ステップ4.tert-ブチル=2-(6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた100mL二口丸底フラスコに、THF(30mL)中、tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.6g、2.67mmol)を加え、反応混合物を窒素で5分間パージした。この反応混合物に、NaBH(0.283g、7.48mmol)、TMEDA(0.806mL、5.34mmol)及びPdCl(dppf).CHCl複合体(0.131g、0.160mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。反応物を18時間攪拌し、進行をTLC(70%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応物をEtOAc(50mL)で希釈した。混合物を濾過し、残渣をEtOAc(50mL)で洗浄した。合わせた濾液をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を茶色の粘性液体として得た(2.1.g)。粗生成物を、80%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(920mg、収率59.7%))を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.46 (s, 1H), 7.51 - 7.44 (m, 1H), 7.44 - 7.38 (m, 2H), 6.41 - 5.87 (m, 1H), 4.22 (br s, 2H), 3.87 (br s, 2H), 3.83 - 3.48 (m, 5H), 1.70 (br s, 5H), 1.40 (s, 9H), 1.15 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 1.13 - 0.67 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 2.07分, m/z:565.1 [M+H], 97.83%。
ステップ5.2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体61)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL一口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中、tert-ブチル=2-(6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(920mg、1.629mmol)を加えた。この反応混合物にTMSCl(0.625mL、4.89mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌し、反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、得られた残渣をEtOAc(10mL)と共蒸留して、粗製2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(820mg、97%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.36分, m/z:465.1 [M+H], 96.12%。
中間体62.2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
500mL丸底フラスコに、THF(200mL)中、5-フルオロ-2-メトキシ安息香酸(20g、118mmol)を加え、N-(2,2,2-トリフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(20.88g、118mmol)及びDIPEA(63.3mL、353mmol)を加えた。この反応混合物にプロパンホスホン酸無水物(104mL、176mmol)を室温で加えた。反応物を75℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を水(300mL)で希釈し、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製化合物を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって更に精製して(30%EtOAc/ヘキサンの溶離液)、5-フルオロ-N-イソプロピル-2-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(27g、85mmol、収率72.2%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.99分, m/z:294.2 [M+H], 92.22%。
ステップ2.5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の2000mL三口丸底フラスコに、DCM(300mL)中、5-フルオロ-N-イソプロピル-2-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(27g、92mmol)を加えた。この反応混合物にBBr(138mL、138mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で5時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。完了後、反応混合物を氷冷した水(500mL)でクエンチし、DCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(25g、87mmol、95%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.77-9.93 (s, 1H), 7.09 (td, J = 8.69, 3.25 Hz, 1H), 6.95 (dd, J = 8.32, 2.81 Hz, 1H), 6.87 (dd, J = 9.01, 4.50 Hz, 1H), 4.21 (q, J = 9.01 Hz, 2H), 3.74 - 3.89 (m, 1H), 1.10 (d, J = 5.88 Hz, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.85分, m/z:280.2 [M+H], 97.45%。
ステップ3.tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
窒素雰囲気下の250mL丸底フラスコに、THF(30mL)中、tert-ブチル=2-(3,6-ジクロロ-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.6g、4.28mmol)及び5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド(2.51g、8.98mmol)を室温で加え、次いで、DBU(1.595mL、10.69mmol)を加えた。反応混合物を55℃で3時間攪拌した。反応の完了後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、230~400メッシュシリカゲルを使用し、5%MeOH/DCMを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(750mg、1.215mmol、収率28.4%)を固体として得た。構造をNOEによって確認した。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.54-7.37 (m, 3H), 4.39-4.17 (m, 3H), 4.17-4.07 (br s, 1H), 3.92 (br s, 2H), 3.77 (m, 1H), 3.30-3.19 (m, 4H), 1.69 (br s, 4H), 1.40 (s, 9H), 1.13-0.74 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 2.36分, 617.2 [M+H], 97.62%。
tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
マイナー異性体:tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(600mg、0.972mmol、収率22.75%)。LCMS (方法B):2.42分, m/z:617.2 [M+H], 93.39%。
ステップ4.tert-ブチル=2-(6-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた100mL二口丸底フラスコに、THF(10mL)中、tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(550mg、0.891mmol)を加えた。反応混合物を窒素で5分間パージした。この反応混合物に、NaBH(94mg、2.496mmol)及びTMEDA(207mg、1.783mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、続いて、PdCl(dppf)-CHCl付加物(43.7mg、0.053mmol)を加えた。反応混合物を室温で24時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。完了後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、230~400メッシュシリカゲルを使用して60%EtOAc/石油エーテルを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(6-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(280mg、0.469mmol、52.6%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.51-7.38 (m, 3H), 4.37-4.14 (m, 3H), 3.95-3.75 (m, 4H), 3.31-3.23 (m, 4H), 1.69 (br s, 4H), 1.49-1.32 (m, 9H), 1.14-0.67 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 2.06分, m/z:583.2 [M+H], 97.51%。
ステップ5.2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩(中間体62)
乾燥させた50mL一口丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中、tert-ブチル=2-(6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(920mg、1.629mmol)を加えた。TMSCl(0.625ml、4.89mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(820mg、1.573mmol、97%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.26 - 9.09 (m, 2H), 8.94 (s, 1H), 7.59-7.47 (m, 3H), 4.46 (s, 2H), 4.40 (s, 2H), 3.91-3.84 (m, 4H), 3.80 - 3.78 (m, 1H), 3.06 (br s, 4H), 2.00-1.99 (m, 4H), 1.28 - 0.80 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.09分, m/z:483.2 [M+H], 89.47%。
中間体63.2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド塩酸塩
ステップ1.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-メトキシベンズアミド
5-フルオロ-2-メトキシ安息香酸(5g、29.4mmol)の溶液に、DIPEA(15.40mL、88mmol)及びHATU(16.76g、44.1mmol)を0℃で加えた。反応混合物に、ジイソプロピルアミン(4.46g、44.1mmol)を0℃で加えた。反応を室温で16時間継続した。反応混合物を水(200mL)で希釈し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、230~400メッシュシリカゲルカートリッジ(80g)を用い、EtOAc/ヘキサン(0~100%)を溶離液として使用するBiotage-isolera oneによって精製することによって、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-メトキシベンズアミド(4g、67.2%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.93分, m/z:254.1 [M+H], 96.4%。
ステップ2.5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
DCM(15mL)中の5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-メトキシベンズアミド(2g、7.90mmol)の溶液に、BBr(7.90mL、7.90mmol)を-10℃で滴下した。反応混合物を-10℃で2時間攪拌し、次いで、室温で16時間攪拌した。反応混合物を水(500mL)で希釈し、DCM(2×500mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(500mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(1.8g、99%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.71分, m/z:240.1 [M+H], 98.6%。
ステップ3.tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
THF(20mL)中の5-フルオロ-2-ヒドロキシ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(2.110g、8.82mmol)の溶液に、tert-ブチル=2-(3,6-ジクロロ-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.5g、4.01mmol)及びtert-ブチル=2-(3,6-ジクロロ-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(1.5g、4.01mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で16時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルカートリッジを用い、EtOAc/ヘキサン(0~100%)を溶離液として使用するCombiflash(登録商標)によって精製して、tert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.9g、1.263mmol、31.5%)を固体として得た。構造をNOEによって確認した。LCMS (方法B):Rt 2.38分, m/z:577.2 [M+H], 81.97%。
マイナー異性体:tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
マイナー異性体:tert-ブチル=2-(6-クロロ-3-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)カルバモイル)フェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート。LCMS (方法E):Rt 2.29分, m/z:577.1 [M+H], 85.11%。
ステップ4.tert-ブチル=2-(6-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
MeOH(30mL)中のtert-ブチル=2-(3-クロロ-6-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.9g、1.560mmol)の溶液を窒素ガスで10分間パージした。この反応混合物に、Pd/C(0.166g、1.560mmol)を窒素雰囲気下で加えた。反応混合物を水素ガス(35バール/kg)雰囲気下室温で16時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を窒素で10分間パージし、次いで、セライト(登録商標)に通して濾過した。濾過パッドをメタノール(30mL)で洗浄し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製tert-ブチル=2-(6-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.75g、84%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 2.09分, m/z:548.4 [M+H], 95.94%。
ステップ5.2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(中間体63)
0℃の2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中のtert-ブチル=2-(6-(2-(ジイソプロピルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-1,2,4-トリアジン-5-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(450mg、0.829mmol)の攪拌溶液に、TMSCl(0.530mL、4.15mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で2時間攪拌し、反応の進行をLCMS及びTLCによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製2-((5-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(380mg、0.816mmol、98%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.44分, m/z:443.1 [M+H], 95.06%。
化合物の合成
実施例1.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(1)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.606mmol)をDCM(5mL)に加え、混合物を0℃まで冷却した。TEA(0.338mL、2.426mmol)を反応混合物に加え、0℃で0.5時間攪拌した。その後、MsCl(0.057mL、0.728mmol)を加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して(浴温40℃)、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(79mg、収率20.80%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.24 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.11-7.01 (m, 2H), 3.92-3.81 (m, 3H), 3.81-3.70 (m, 3H), 3.46-3.39 (m, 1H), 3.26-3.19 (m, 1H), 3.18-3.08 (m, 2H), 3.05-2.96 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.97 (br d, J = 11.9 Hz, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.38 (dq, J = 3.4, 12.3 Hz, 1H), 1.31-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.96 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.72分, 619.5 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.7分, 98.82%。
実施例2.N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(2)
窒素雰囲気下の100mL乾燥三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(250mg、0.46mmol)をCHCl(5mL)に加え、混合物を0℃まで冷却した。トリエチルアミン(0.226mL、1.618mmol)を反応混合物に加え、0℃で30分間攪拌した。エタンスルホニルクロリド(0.049mL、0.518mmol)をゆっくりと加え、次いで、反応混合物を25℃で12時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。12時間後、反応物を水(150mL)でクエンチし、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層をNaHCO水溶液(2×50mL)及びブライン(2×25mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(150mg、収率51.0%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30-8.24 (m, 1H), 7.75-7.66 (m, 1H), 7.34-7.21 (m, 2H), 7.14-7.07 (m, 1H), 7.07-7.00 (m, 1H), 3.91-3.80 (m, 3H), 3.80-3.71 (m, 3H), 3.45-3.39 (m, 1H), 3.26-3.17 (m, 1H), 3.16-3.05 (m, 2H), 3.05-2.96 (m, 3H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 12.6 Hz, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.47-1.34 (m, 1H), 1.31-1.24 (m, 1H), 1.22-1.15 (m, 5H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.07-0.98 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 2.22分, 633.0 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.96分, 99.52%。
実施例3.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(3)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.606mmol)をDCM(5mL)中に溶解し、反応物を0℃まで冷却した。この溶液に、DBU(0.366ml、2.426mmol)を加え、反応物を0℃で0.5時間攪拌した。その後、プロパン-2-スルホニル=クロリド(0.104g、0.728mmol)を加え、次いで、反応物を25℃で11時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。11時間後、反応混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(35mg、収率8.80%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30-8.25 (m, 1H), 7.76-7.66 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.13-7.02 (m, 2H), 3.92-3.71 (m, 6H), 3.46-3.38 (m, 1H), 3.24-3.18 (m, 1H), 3.17-2.98 (m, 4H), 2.32-2.15 (m, 4H), 2.01-1.92 (m, 1H), 1.76-1.61 (m, 5H), 1.50-1.36 (m, 1H), 1.29 (br d, J = 6.9 Hz, 1H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 9H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.05-0.97 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.88分, 647.2 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.13分, 98.61%。
実施例4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(4)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(380mg、0.703mmol)をCHCl(5mL)に加えた。溶液を0℃まで冷却し、トリエチルアミン(0.343mL、2.460mmol)をそれに加えた。反応混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、シクロプロパンスルホニルクロリド(111mg、0.787mmol)を加えた。次いで、反応混合物を25℃で12時間攪拌し、進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。12時間後、反応物を水(150mL)でクエンチし、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層をNaHCO水溶液(2×50mL)及びブライン(2×25mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(20mg、収率4.38%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30-8.25 (m, 1H), 7.75-7.66 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.13 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.09-7.01 (m, 1H), 3.86 (br d, J = 7.6 Hz, 3H), 3.82-3.71 (m, 3H), 3.18-3.10 (m, 2H), 3.07-2.98 (m, 1H), 2.63-2.56 (m, 2H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.99 (br d, J = 11.4 Hz, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.48-1.36 (m, 1H), 1.31-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H), 0.96-0.85 (m, 4H);LCMS (方法C):Rt = 2.24分, 645.6 (M+H);HPLC (方法C):Rt = 5.35分, 99.14% (最大)。
実施例5.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(5)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.520mmol)をDCM(5mL)に加え、反応混合物を0℃まで冷却した。この反応物質にDBU(0.313ml、2.079mmol)を加え、0℃で0.5時間攪拌した。その後、オキセタン-3-スルホニル=クロリド(0.090g、0.572mmol)を反応混合物に加え、25℃で20時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。20時間後、反応混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して(浴温40℃)、粗生成物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(80mg、収率23.21%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.25 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.47 (br s, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.10-7.00 (m, 1H), 4.83 4.72 (m, 2H), 4.69-4.59 (m, 3H), 3.85 (br s, 2H), 3.81-3.70 (m, 4H), 3.13 (br d, J = 6.3 Hz, 2H), 3.03-2.94 (m, 1H), 2.32-2.16 (m, 6H), 1.88 (br d, J = 11.5 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 4.3 Hz, 6H), 1.38 (dq, J = 3.3, 12.2 Hz, 1H), 1.30-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.46分, 661.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.80分, 99.66%。
実施例6.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロブタンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(6)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.520mmol)をCHCl(3mL)中に溶解した。溶液を0℃まで冷却し、DBU(0.313ml、2.079mmol)を加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、次いで、シクロブタンスルホニルクロリド(0.096g、0.624mmol)を加えた。反応物を25℃で20時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。20時間後、反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)及びブライン(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を減圧下で濃縮し、続いて、凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロブタンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(55mg、収率15.85%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.24 (m, 1H), 7.75-7.65 (m, 1H), 7.33-7.21 (m, 2H), 7.09-7.00 (m, 2H), 3.92-3.81 (m, 3H), 3.81-3.71 (m, 4H), 3.16-3.02 (m, 2H), 3.01-2.94 (m, 1H), 2.32-2.23 (m, 5H), 2.22-2.16 (m, 4H), 1.96-1.81 (m, 4H), 1.67 (br d, J = 4.0 Hz, 6H), 1.45-1.32 (m, 1H), 1.29-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.07-0.98 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 2.52分, 659.4 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.28分, 98.70%。
実施例7.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((シクロプロピルメチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(7)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.606mmol)をCHCl(5mL)中に溶解した。溶液を0℃まで冷却し、DBU(0.457mL、3.03mmol)を加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、次いで、シクロプロピルメタンスルホニルクロリド(0.188g、1.213mmol)を加えた。その後、反応物を25℃で19時間攪拌し、進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。19時間後、反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。分離した有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)、ブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((シクロプロピルメチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(91mg、収率22.75%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29 - 8.25 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.33-7.21 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.08-7.01 (m, 1H), 3.90-3.81 (m, 3H), 3.80-3.71 (m, 3H), 3.18-3.09 (m, 2H), 3.04-2.90 (m, 3H), 2.32-2.16 (m, 6H), 1.95 (br d, J = 11.6 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 4.5 Hz, 6H), 1.40 (dq, J = 3.8, 12.3 Hz, 1H), 1.30-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06 0.96 (m, 4H), 0.59-0.52 (m, 2H), 0.37-0.29 (m, 2H);LCMS (方法A):Rt = 1.51分, 659.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.56分, 99.88% (最大)。
実施例8.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メトキシエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(8)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.606mmol)をCHCl(5mL)中に溶解した。この溶液を0℃まで冷却し、DBU(0.457ml、3.03mmol)をそれに加えた。次いで、反応物を0℃で30分間攪拌し、2-メトキシエタン-1-スルホニル=クロリド(0.106mL、0.910mmol)を加えた。反応物を25℃で更に17時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。17時間後、反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)及びブライン(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メトキシエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(90mg、収率22.33%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.24 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.15 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.09-7.01 (m, 1H), 3.91-3.71 (m, 6H), 3.63 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.45-3.37 (m, 1H), 3.30-3.28 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.23-3.09 (m, 2H), 3.03-2.95 (m, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.95 (br d, J = 11.5 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 4.9 Hz, 6H), 1.38 (dq, J = 3.5, 12.3 Hz, 1H), 1.31-1.17 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.429分, 663.0 M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.23分, 99.72%。
実施例9.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(プロピルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(9)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(350mg、0.647mmol)をDCM(5mL)中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。TEA(0.902mL、6.47mmol)を加え、反応物を0℃で0.5時間攪拌した。その後、プロパン-1-スルホニル=クロリド(0.364mL、3.24mmol)を加え、反応物を25℃で11時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。11時間後、反応混合物を氷水(25mL)でクエンチし、DCM(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(プロピルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(156mg、収率36.8%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.25 (m, 1H), 7.73-7.66 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.13-7.07 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 8.9 Hz, 1H), 3.89-3.73 (m, 6H), 3.16-3.05 (m, 2H), 3.01-2.96 (m, 3H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.97-1.90 (m, 1H), 1.70-1.63 (m, 7H), 1.46-1.35 (m, 1H), 1.31-1.22 (m, 2H), 1.22-1.15 (m, 2H), 1.13-1.09 (m, 5H), 1.07-1.01 (m, 3H), 0.97 (t, J = 7.5 Hz, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.50分, 647.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.51分, 99.34% (最大)。
実施例10.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((テトラヒドロフラン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(10)
乾燥させた窒素雰囲気下の10mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(350mg、0.606mmol)をDCM(8mL)に加え、反応物を0℃まで冷却した。DBU(554mg、3.64mmol)を加え、反応物を0℃で0.5時間攪拌した。その後、テトラヒドロフラン-3-スルホニル=クロリド(155mg、0.910mmol)を加え、反応物を0℃で10分間攪拌し、次いで、25℃で11時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。11時間後、反応混合物を水(15mL)でクエンチし、DCM(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((テトラヒドロフラン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(77mg、収率18.34%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.28-8.24 (m, 1H), 7.73-7.66 (m, 1H), 7.33 (dd, J = 3.8, 8.0 Hz, 1H), 7.30-7.22 (m, 2H), 7.08-7.01 (m, 1H), 3.98-3.91 (m, 1H), 3.90-3.83 (m, 4H), 3.81-3.73 (m, 4H), 3.71-3.65 (m, 1H), 3.19-3.10 (m, 2H), 3.06-2.96 (m, 1H), 2.28 (br dd, J = 6.3, 12.9 Hz, 4H), 2.23-2.14 (m, 2H), 2.13-2.04 (m, 2H), 1.99-1.90 (m, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.44-1.34 (m, 1H), 1.30-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.07-0.97 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.58分, 675.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.17分, 99.29% (最大)。
実施例11.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(11)
乾燥させた窒素雰囲気下の250mL二口丸底フラスコで、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドビストシラート塩(1.3g、1.68mmol)をN-メチル-2-ピロリジノン(5mL)中に溶解した。この溶液にKCO(0.93g、6.74mmol)、KI(0.308g、1.853mmol)及び((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.649g、1.68mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、得られた反応物を70℃で17時間加熱した。反応進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。17時間後、反応混合物を25℃まで冷却し、水(100mL)でクエンチした。水層を酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200シリカゲルを使用し、メタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は4~5%メタノール/DCMで溶出した)。純生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(650mg、収率59.7%)を薄茶色のシロップとして得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.25 (m, 1H), 7.74-7.65 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.09-7.01 (m, 1H), 6.78-6.71 (m, 1H), 3.93-3.82 (m, 2H), 3.81-3.69 (m, 4H), 3.44-3.37 (m, 1H), 3.27-3.19 (m, 2H), 2.91 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 2.32-2.23 (m, 4H), 2.22-2.16 (m, 1H), 1.87-1.79 (m, 1H), 1.72-1.63 (m, 5H), 1.39 (br s, 2H), 1.37 (s, 9H), 1.24 (s, 1H), 1.22-1.17 (m, 2H), 1.13-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H);LCMS (方法B):Rt = 1.49分, 441.4 (M+H)
実施例12.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(12)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.27g、0.487mmol)をジクロロメタン(3mL)中に溶解し、得られた溶液を0℃まで冷却した。TEA(0.271mL、1.947mmol)を加え、反応物を0℃で30分間攪拌した。その後、メタンスルホニルクロリド(0.046mL、0.584mmol)を加え、反応物を25℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。1時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(37mg、22.62%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26-7.19 (m, 2H), 7.10-7.01 (m, 2H), 3.94-3.77 (m, 5H), 3.74-3.64 (m, 1H), 3.53 (td, J = 6.7, 13.5 Hz, 1H), 3.20-3.08 (m, 1H), 3.05-2.96 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.56 (br dd, J = 2.0, 3.8 Hz, 1H), 2.33-2.18 (m, 5H), 1.97 (br d, J = 12.4 Hz, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.41-1.33 (m, 4H), 1.31-1.23 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt = 0.85分, 633.0 (M+H);HPLC:(方法D):Rt = 5.23分, 99.51% (最大)。
実施例13.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(13)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.592mmol)をCHCl(5mL)中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。この溶液に、TEA(0.330mL、2.368mmol)を加え、反応物を0℃で30分間攪拌した。その後、エタンスルホニルクロリド(0.091g、0.710mmol)をゆっくりと加え、反応物を25℃で17時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。17時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(70mg、収率18.15%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27-7.19 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.07-7.01 (m, 1H), 3.94-3.76 (m, 5H), 3.74-3.64 (m, 1H), 3.57-3.48 (m, 1H), 3.16-3.04 (m, 1H), 3.04-2.96 (m, 3H), 2.32-2.18 (m, 5H), 1.98-1.90 (m, 1H), 1.71-1.61 (m, 6H), 1.47-1.38 (m, 4H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.31-1.21 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.80分, 647.2 (M+H);HPLC (方法B):Rt = 3.81分, 99.27%。
実施例14.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(14)
乾燥させた窒素雰囲気下の10mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.592mmol)をCHCl(5mL)中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。DBU(0.357mL、2.368mmol)を反応混合物に加え、次いで、0℃で30分間攪拌した。その後、プロパン-2-スルホニル=クロリド(0.104g、0.728mmol)を加え、反応物を25℃で20時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。20時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(40mg、収率10.06%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.33-8.21 (m, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27-7.19 (m, 2H), 7.09-7.01 (m, 2H), 3.88 (br s, 2H), 3.80 (br d, J = 8.4 Hz, 3H), 3.69 (td, J = 6.6, 13.2 Hz, 1H), 3.58-3.48 (m, 1H), 3.21-3.05 (m, 2H), 3.05-2.98 (m, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.98-1.90 (m, 1H), 1.67 (br d, J = 5.3 Hz, 6H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.41-1.37 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.29-1.24 (m, 1H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 7H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 2.01分, 661.6 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.45分, 98.38% (最大)。
実施例15.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(15)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.592mmol)をDCM(5mL)中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。この溶液に、TEA(0.330mL、2.368mmol)を加え、反応物を0℃で30分間攪拌した。その後、シクロプロパンスルホニルクロリド(0.100g、0.710mmol)を加え、反応混合物を25℃で17時間攪拌し、進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。17時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(37mg、収率9.26%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.26 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.27-7.19 (m, 2H), 7.12 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.2, 9.8 Hz, 1H), 3.95-3.84 (m, 3H), 3.83-3.77 (m, 2H), 3.69 (td, J = 6.5, 13.1 Hz, 1H), 3.58-3.49 (m, 1H), 3.19-3.11 (m, 1H), 3.06-2.98 (m, 1H), 2.32-2.20 (m, 5H), 1.99 (br d, J = 11.6 Hz, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.47-1.39 (m, 5H), 1.35 (br d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.29-1.17 (m, 2H), 1.09 (br d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (br d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.95-0.86 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.88分, 659.5 (M+H);HPLC (方法B):Rt = 3.93分, 97.63%。
実施例16.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(16)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.592mmol)をCHCl(5mL)中に溶解し、得られた溶液を0℃まで冷却した。TEA(0.330mL、2.368mmol)を加え、反応物を0℃で30分間攪拌した。その後、オキセタン-3-スルホニル=クロリド(0.102g、0.651mmol)を加え、反応物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(46mg、収率11.03%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30 - 8.22 (m, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.51-7.44 (m, 1H), 7.26-7.19 (m, 2H), 7.07-7.01 (m, 1H), 4.83-4.73 (m, 2H), 4.69-4.58 (m, 3H), 3.94-3.83 (m, 2H), 3.83-3.74 (m, 3H), 3.69 (quin, J = 6.6 Hz, 1H), 3.53 (td, J = 6.8, 13.5 Hz, 1H), 3.17-3.07 (m, 1H), 3.02-2.94 (m, 1H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.66 (br t, J = 4.9 Hz, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.41-1.31 (m, 5H), 1.30-1.19 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.76分, 675.2 (M+H);HPLC (方法B):Rt. 3.71分, 95.77%。
実施例17.tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(17)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.5g、0.875mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。得られた溶液に、N-イソプロピルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.130g、0.962mmol)、HATU(0.399g、1.050mmol)及びTEA(0.354g、3.50mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応物を25℃で14時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。14時間後、反応混合物を水(25mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(2-(シクロプロピル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(40mg、収率6.88%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.32-8.24 (m, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.37-7.28 (m, 1H), 7.23 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.79-6.70 (m, 1H), 4.37-4.24 (m, 1H), 3.91-3.69 (m, 5H), 3.30-3.23 (m, 2H), 2.91 (br t, J = 10.7 Hz, 1H), 2.65-2.55 (m, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.82 (br d, J = 11.1 Hz, 1H), 1.73-1.60 (m, 5H), 1.40-1.31 (m, 11H), 1.31-1.15 (m, 7H), 0.59-0.44 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.80分, 653.4 (M+H);HPLC:(方法D) Rt = 6.37分, 98.26%。
実施例18:N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(18)
乾燥させた25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.509mmol)を加え、CHCl(5mL)中に溶解した。反応混合物を0℃まで冷却し、TEA(0.284ml、2.037mmol)を加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、メタンスルホニルクロリド(0.087g、0.764mmol)を加えた。反応物を25℃で21時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。分配後、有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)及びブライン(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)で炭酸水素アンモニウム及びアセトニトリルを使用することによって精製した。凍結乾燥後、N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(103mg、収率31.8%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26-8.29 (m, 1 H), 7.68-7.74 (m, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.19-7.28 (m, 1 H), 7.05-7.11 (m, 1 H), 6.97-7.05 (m, 1 H), 4.25-4.38 (m, 1 H), 3.77-3.88 (m, 5 H), 3.10-3.20 (m, 1 H), 2.96-3.04 (m, 1 H), 2.92 (s, 3 H), 2.58-2.65 (m, 1 H), 2.18-2.36 (m, 7 H), 1.94-2.01 (m, 1 H), 1.63-1.71 (m, 6 H), 1.23-1.32 (m, 7 H), 0.49-0.58 (m, 4 H);LCMS:(方法C) Rt. 2.432分, 631.4 (M+H);HPLC:(方法A) Rt. 5.088分, 99.29%。
実施例19.N-シクロプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(19)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.35g、0.621mmol)をDMF(10mL)中に溶解した。この溶液にN-イソプロピルシクロプロパンアミン(0.062g、0.621mmol)、HATU(0.472g、1.242mmol)、及びEtN(0.314g、3.10mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(2×30mL)で洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-シクロプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(0.07g、収率17.29%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.27 (s, 1H), 7.71 (br s, 1H), 7.32 (br d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.22 (br d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.14-7.06 (m, 1H), 7.05-6.97 (m, 1H), 4.38-4.24 (m, 1H), 3.94-3.69 (m, 6H), 3.09 (br s, 1H), 3.01 (br d, J = 7.0 Hz, 3H), 2.31-2.16 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 9.9 Hz, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.49-1.32 (m, 2H), 1.28 (br d, J = 4.0 Hz, 6H), 1.18 (br t, J = 6.9 Hz, 4H), 0.52 (br s, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.49分, 645.1(M+H), 98.90%;HPLC (方法A):Rt = 5.19分, 98.34%。
実施例20:N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(20)
乾燥させた25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.4g、0.679mmol)を加え、CHCl(5mL)中に溶解した。反応物を0℃まで冷却し、DBU(0.614ml、4.07mmol)を加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、プロパン-2-スルホニル=クロリド(0.290g、2.037mmol)を加えた。反応物を25℃で17時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。分配後、有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)及びブライン(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)で炭酸水素アンモニウム及びアセトニトリルを使用することによって精製した。凍結乾燥後、N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(170mg、38%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.33 (dd, J=8.25, 2.75 Hz, 1 H), 7.20-7.26 (m, 1 H), 6.96-7.08 (m, 2 H), 4.26-4.38 (m, 1 H), 3.79-3.85 (m, 4 H), 3.05-3.21 (m, 3 H), 2.97-3.05 (m, 1 H), 2.58-2.66 (m, 1 H), 2.16-2.35 (m, 7 H), 1.90-1.98 (m, 1 H), 1.62-1.71 (m, 6 H), 1.28 (br d, J=6.00 Hz, 6 H), 1.19-1.23 (m, 8 H), 0.52 (br s, 3 H);LCMS:(方法A) Rt. 2.593分, 659.4 (M+H);HPLC:(方法C) Rt. 3.531分, 99.95%。
実施例21:2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(21)
乾燥させた25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.4g、0.679mmol)を加え、CHCl(5mL)中に溶解した。反応混合物を0℃まで冷却し、DBU(0.614ml、4.07mmol)を加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、シクロプロパンスルホニルクロリド(0.286g、2.037mmol)を加えた。反応物を25℃で17時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。分配後、有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)及びブライン(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)で炭酸水素アンモニウム及びアセトニトリルを使用することによって精製した。凍結乾燥後、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(42mg、8.96%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1 H), 7.68-7.73 (m, 1 H), 7.28-7.36 (m, 1 H), 7.19-7.27 (m, 1 H), 7.07-7.17 (m, 1 H), 6.97-7.04 (m, 1 H), 4.26-4.39 (m, 1 H), 3.76-3.86 (m, 4 H), 3.08-3.20 (m, 2 H), 2.96-3.07 (m, 1 H), 2.59 (dt, J=5.00, 2.50 Hz, 1 H), 2.20-2.31 (m, 5 H), 2.19 (br d, J=4.50 Hz, 1 H), 1.94-2.05 (m, 1 H), 1.67 (br s, 6 H), 1.56 (s, 3 H), 1.27 (br s, 6 H), 0.86-1.00 (m, 5 H), 0.52 (br s, 3 H);LCMS:(方法A) Rt. 2.552分, 657.4 (M+H);HPLC:(方法C) Rt. 3.489分, 95.17%。
実施例22:N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(22)
乾燥させた25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.594mmol)を加え、CHCl(5mL)中に溶解した。反応混合物を0℃まで冷却し、DBU(0.448ml、2.97mmol)を加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、オキセタン-3-スルホニル=クロリド(0.186g、1.188mmol)を加えた。反応物を25℃で21時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。分配後、有機層をNaHCO水溶液(2×20mL)及びブライン(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)で炭酸水素アンモニウム及びアセトニトリルを使用することによって精製した。凍結乾燥後、N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(82mg、19.69%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26-8.29 (m, 1 H), 7.69-7.73 (m, 1 H), 7.43-7.51 (m, 1 H), 7.29-7.36 (m, 1 H), 7.19-7.28 (m, 1 H), 6.96-7.05 (m, 1 H), 4.72-4.81 (m, 3 H), 4.58-4.69 (m, 4 H), 4.27-4.38 (m, 1 H), 3.74-3.85 (m, 5 H), 3.08-3.19 (m, 1 H), 2.94-3.02 (m, 1 H), 2.57-2.65 (m, 1 H), 2.21-2.37 (m, 6 H), 1.84-1.92 (m, 1 H), 1.62-1.71 (m, 6 H), 1.28 (br d, J=6.50 Hz, 6 H), 0.48-0.58 (m, 4 H);LCMS:(方法C) Rt. 2.428分 673.4 (M+H);HPLC:(方法A) Rt. 5.120分, 95.97%。
実施例23.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メタンスルホンアミド(23)
窒素雰囲気下の25mL三口反応フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(250mg、0.413mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にトリエチルアミン(0.173mL、1.239mmol)を加え、続いて、メシル-Cl(0.039mL、0.496mmol)を25℃で加えた。反応混合物を25℃で2時間攪拌し、進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。2時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メタンスルホンアミド(65mg、収率24.1%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.32-8.24 (m, 1H), 7.80-7.64 (m, 1H), 7.44-7.33 (m, 1H), 7.28 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.14-7.00 (m, 2H), 4.43-4.28 (m, 1H), 3.93-3.70 (m, 6H), 3.70-3.54 (m, 3H), 3.21-3.07 (m, 2H), 3.03-2.95 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.97 (br d, J = 12.4 Hz, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.45-1.17 (m, 9H);LCMS (方法A):Rt = 1.35分, 647.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.48分, 99.26%。
実施例24.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(24)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にトリエチルアミン(150mg、1.487mmol)を加え、続いて、エタンスルホニルクロリド(76mg、0.595mmol)を25℃で滴下した。反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応混合物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(51mg、収率15.40%))をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.32-8.24 (m, 1H), 7.79-7.65 (m, 1H), 7.44-7.33 (m, 1H), 7.31-7.23 (m, 1H), 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.03 (br dd, J = 4.4, 8.8 Hz, 1H), 4.43-4.29 (m, 1H), 3.92-3.55 (m, 9H), 3.16-3.07 (m, 1H), 3.05-2.96 (m, 3H), 2.58-2.54 (m, 1H), 2.28 (br dd, J = 6.3, 12.9 Hz, 4H), 2.22-2.16 (m, 1H), 1.98-1.90 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.47-1.20 (m, 9H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt =1.36分, 661.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.64分, 98.89% (最大)。
実施例25.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)プロパン-2-スルホンアミド (25)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にDBU(0.299mL、1.983mmol)を加え、続いて、プロパン-2-スルホニル=クロリド(85mg、0.595mmol)を25℃で加えた。反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)プロパン-2-スルホンアミド(27mg、収率8.06%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.31-8.24 (m, 1H), 7.79-7.65 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 1H), 7.32-7.23 (m, 1H), 7.14-6.99 (m, 2H), 4.42-4.30 (m, 1H), 3.93-3.53 (m, 9H), 3.19-3.04 (m, 3H), 3.04-2.97 (m, 1H), 2.56 (br dd, J = 1.8, 3.6 Hz, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 12.6 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 3.0 Hz, 6H), 1.48-1.37 (m, 1H), 1.35-1.24 (m, 5H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 8H);LCMS (方法A):Rt = 1.45分, 675.2 (M+H);HPLC (方法D):Rt = 4.86分, 99.85%。
実施例26.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(26)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にDBU(302mg、1.983mmol)及びシクロプロパンスルホニルクロリド(84mg、0.595mmol)を25℃で順に加えた。反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応混合物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって2回精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(34mg、収率5%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.33-8.24 (m, 1H), 7.80-7.64 (m, 1H), 7.46-7.32 (m, 1H), 7.28 (dt, J = 3.0, 8.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.03 (br dd, J = 4.2, 8.9 Hz, 1H), 4.36 (br s, 1H), 3.96-3.54 (m, 9H), 3.21-3.08 (m, 2H), 3.06-2.98 (m, 1H), 2.62-2.57 (m, 1H), 2.32-2.17 (m, 6H), 1.99 (br d, J = 12.3 Hz, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.48-1.35 (m, 2H), 1.34-1.19 (m, 7H), 0.99-0.87 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.46分, 673.2 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.08分, 98.77%。
実施例27.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)オキセタン-3-スルホンアミド(27)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にDBU(0.299mL、1.983mmol)を加え、続いて、オキセタン-3-スルホニル=クロリド(93mg、0.595mmol)を25℃で滴下した。次いで、反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)オキセタン-3-スルホンアミド(68mg、収率19.29%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29 (s, 1H), 7.81-7.65 (m, 1H), 7.47 (br d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.43-7.32 (m, 1H), 7.28 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.15-7.00 (m, 1H), 4.81-4.73 (m, 2H), 4.69-4.58 (m, 3H), 4.36 (br s, 1H), 3.96-3.54 (m, 9H), 3.21-3.07 (m, 2H), 3.03-2.95 (m, 1H), 2.31-2.16 (m, 5H), 1.88 (br d, J = 11.6 Hz, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.44-1.17 (m, 9H);LCMS (方法A):Rt = 1.37分, 689.0 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.50分, 96.85%。
実施例28.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メタンスルホンアミド(28)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にトリエチルアミン(0.276mL、1.983mmol)を加え、続いて、メタンスルホニルクロリド(85mg、0.744mmol)を25℃で滴下した。反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製残渣を得た。粗製残渣を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メタンスルホンアミド(98mg、収率30.5%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.34-8.24 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.43-7.34 (m, 1H), 7.29 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.12-6.99 (m, 2H), 3.96-3.58 (m, 10H), 3.57-3.44 (m, 1H), 3.21-3.08 (m, 1H), 3.05-2.96 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.32-2.15 (m, 5H), 2.02-1.93 (m, 1H), 1.76-1.60 (m, 6H), 1.45-1.10 (m, 9H);LCMS (方法A):Rt = 1.34分, 647.1 (M+H);HPLC (方法A) Rt. 4.75分, 99.65%。
実施例29.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(29)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にトリエチルアミン(201mg、1.983mmol)を加え、続いて、エタンスルホニルクロリド(96mg、0.744mmol)を25℃で滴下した。反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製残渣を得た。粗製残渣を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(90mg、収率27.4%))をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.32-8.25 (m, 1H), 7.73-7.66 (m, 1H), 7.43-7.34 (m, 1H), 7.29 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.15-7.07 (m, 1H), 7.07-7.00 (m, 1H), 3.98-3.57 (m, 10H), 3.56-3.42 (m, 1H), 3.16-3.05 (m, 1H), 3.05-2.97 (m, 3H), 2.32-2.15 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.75-1.62 (m, 6H), 1.48-1.32 (m, 1H), 1.31-1.11 (m, 11H);LCMS (方法A):Rt= 1.37分, 661.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.94分, 99.75%。
実施例30.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)プロパン-2-スルホンアミド(30)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にDBU(0.299mL、1.983mmol)を加え、続いて、プロパン-2-スルホニル=クロリド(106mg、0.744mmol)を25℃で滴下した。反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製残渣を得た。粗製残渣を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)プロパン-2-スルホンアミド(38mg、収率10.79%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.31-8.26 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.37 (br dd, J = 2.3, 8.0 Hz, 1H), 7.29 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.09-7.01 (m, 2H), 3.96-3.60 (m, 10H), 3.57-3.44 (m, 1H), 3.21-2.96 (m, 4H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.99-1.88 (m, 1H), 1.75-1.60 (m, 6H), 1.48-1.34 (m, 1H), 1.30-1.24 (m, 1H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 12H);LCMS (方法A):Rt = 1.42分, 675.1 (M+H);HPLC (方法D), Rt = 5.17分, 95.00%。
実施例31.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(31)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコに、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(500mg、0.826mmol)及びDBU(503mg、3.30mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にシクロプロパンスルホニルクロリド(116mg、0.826mmol)を0℃で滴下し、反応物を25℃で18時間攪拌した。反応進行をLCMS及びTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(73mg、収率12.69%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.35-8.22 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.38 (br dd, J = 2.6, 7.9 Hz, 1H), 7.29 (dt, J = 3.2, 8.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.95-3.61 (m, 9H), 3.55-3.44 (m, 1H), 3.21-3.09 (m, 1H), 3.05-2.98 (m, 1H), 2.63-2.53 (m, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 2.04-1.94 (m, 1H), 1.68 (br d, J = 4.8 Hz, 6H), 1.48-1.34 (m, 1H), 1.31-1.08 (m, 8H), 0.97-0.83 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt = 1.67分, 671.3 (M-H);HPLC (方法A):Rt = 4.83分, 96.66%。
実施例32.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)オキセタン-3-スルホンアミド(32)
窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(300mg、0.496mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にDBU(302mg、1.983mmol)を加え、続いて、オキセタン-3-スルホニル=クロリド(116mg、0.744mmol)を25℃で滴下した。次いで、反応混合物を25℃で18時間攪拌し、進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製残渣を得た。粗製残渣を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)オキセタン-3-スルホンアミド(58mg、収率16.99%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.33-8.24 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.47 (br d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.41-7.33 (m, 1H), 7.29 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.10-7.00 (m, 1H), 4.83-4.70 (m, 2H), 4.69-4.58 (m, 3H), 3.97-3.57 (m, 10H), 3.56 3.44 (m, 1H), 3.20-3.07 (m, 1H), 3.04-2.94 (m, 1H), 2.32-2.18 (m, 5H), 1.92-1.85 (m, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.45-1.09 (m, 9H);LCMS (方法A):Rt = 1.35分, 689.0 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.69分, 99.14% (最大)。
実施例33.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(33)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.25g、0.444mmol)をDMF(8mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(0.309mL、2.218mmol)、HATU(0.337g、0.887mmol)及び(S)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン(0.115g、0.887mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応混合物を窒素雰囲気下25℃で16時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(0.025g、収率8.27%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.34-8.21 (m, 1H), 7.86-7.69 (m, 1H), 7.37-7.19 (m, 2H), 7.15-7.08 (m, 1H), 7.07-6.99 (m, 1H), 4.07-3.63 (m, 11H), 3.61-3.44 (m, 1H), 3.16-3.05 (m, 1H), 3.04-2.94 (m, 3H), 2.31-2.15 (m, 6H), 2.05-1.88 (m, 2H), 1.76-1.60 (m, 6H), 1.50-1.31 (m, 3H), 1.30-1.21 (m, 1H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.13 (br d, J = 6.5 Hz, 1H), 1.06 (br dd, J = 6.6, 12.5 Hz, 2H), 0.98 (br d, J = 6.6 Hz, 1H);LCMS (方法A):Rt = 2.35分, 675.3 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.01分, 99.47%。
実施例34.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(34)
窒素雰囲気下の50mL一口乾燥丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.20g、0.355mmol)をDMF(7.5mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(0.247mL、1.774mmol)、HATU(0.270g、0.710mmol)及びN-(2,2-ジフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(0.057g、0.355mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(55mg、収率22.95%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.35-8.24 (m, 1H), 7.84-7.69 (m, 1H), 7.41-7.21 (m, 2H), 7.15-7.07 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.39-6.02 (m, 1H), 3.90-3.79 (m, 4H), 3.78-3.65 (m, 4H), 3.16-3.05 (m, 1H), 3.04-2.94 (m, 3H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 12.5 Hz, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.48-1.32 (m, 1H), 1.30-1.22 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.08 (br dd, J = 6.5, 16.0 Hz, 6H);LCMS (方法A):Rt = 1.69分, 669.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.50分, 99.51% (最大)。
実施例35.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド(35)
窒素雰囲気下の50mL二口乾燥丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.25g、0.444mmol)をDMF(8mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(0.309mL、2.218mmol)、HATU(0.337g、0.887mmol)及びN-(2-メトキシエチル)プロパン-2-アミン(0.104g、0.887mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応物を25℃で19時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。19時間後、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド(0.1g、収率33.9%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.33-8.22 (m, 1H), 7.77-7.63 (m, 1H), 7.35-7.21 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.07-6.99 (m, 1H), 3.95-3.70 (m, 7H), 3.55-3.43 (m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.16-3.05 (m, 2H), 3.04-2.97 (m, 3H), 2.32-2.17 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.47-1.33 (m, 1H), 1.31-1.14 (m, 6H), 1.13-1.00 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt = 1.40分, 663.0 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.50分, 99.74%。
実施例36.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2S,6R)-2,6-ジメチルピペリジン-1-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(36)
窒素雰囲気下の50mL二口乾燥丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.25g、0.444mmol)をDMF(8mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(0.309mL、2.218mmol)、HATU(0.337g、0.887mmol)及び(2S,6R)-2,6-ジメチルピペリジン(0.100g、0.887mmol)を窒素雰囲気下25℃で加えた。反応物を25℃で19時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。19時間後、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2S,6R)-2,6-ジメチルピペリジン-1-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(0.08g、収率27.3%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30 8.24 (m, 1H), 7.72-7.65 (m, 1H), 7.36 (dd, J = 3.0, 8.3 Hz, 1H), 7.31-7.21 (m, 1H), 7.15-7.05 (m, 2H), 4.78-4.60 (m, 1H), 3.94-3.74 (m, 6H), 3.72-3.62 (m, 1H), 3.17-3.04 (m, 1H), 3.04-2.94 (m, 3H), 2.32-2.16 (m, 6H), 1.94 (br d, J = 11.8 Hz, 1H), 1.86-1.73 (m, 1H), 1.67 (br d, J = 5.4 Hz, 6H), 1.52-1.34 (m, 4H), 1.30-1.20 (m, 5H), 1.18 (br t, J = 7.3 Hz, 6H);LCMS (方法A):Rt = 1.49分, 659.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.55分, 99.54%。
実施例37.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-(2,2,2-トリフルオロエチル)ウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(37)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.520mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液に、CDI(110mg、0.676mmol)及びDIPEA(0.324mL、1.819mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、得られた反応物を25℃で1時間攪拌した。その後、2,2,2-トリフルオロエタン-1-アミン(77mg、0.780mmol)を加え、反応物を25℃で24時間攪拌し、反応進行をLCMS及びTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。24時間後、反応混合物をDCM(25mL)で希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-(2,2,2-トリフルオロエチル)ウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(45mg、収率12.62%)を白色の泡状物として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30-8.24 (m, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.68-7.61 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.10-6.99 (m, 1H), 4.71-4.57 (m, 2H), 3.85 (br s, 2H), 3.82-3.70 (m, 4H), 3.46-3.37 (m, 1H), 3.26-3.18 (m, 1H), 3.13 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 2.97 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 2.33-2.24 (m, 4H), 2.23-2.16 (m, 2H), 1.89 (br d, J = 11.6 Hz, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.40 (dq, J = 3.6, 12.4 Hz, 1H), 1.30-1.15 (m, 3H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.96 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.62分, 667.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.81分, 97.07% (最大)。
実施例38.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-プロピルウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド (38)
窒素雰囲気下の25mL二口乾燥丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.520mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液に、CDI(110mg、0.676mmol)及びDIPEA(0.324mL、1.819mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、得られた反応物を25℃で1時間攪拌した。その後、プロパン-1-アミン(0.064mL、0.780mmol)を反応混合物に加え、25℃で16時間攪拌し、反応進行をLCMS及びTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物をDCM(25mL)で希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-プロピルウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(71.12mg、収率21.84%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.24 (m, 1H), 7.73-7.66 (m, 1H), 7.34-7.22 (m, 2H), 7.10-7.00 (m, 1H), 5.73 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 5.63 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.93-3.70 (m, 6H), 3.46-3.37 (m, 2H), 3.26-3.10 (m, 1H), 2.98-2.82 (m, 3H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.67 (br d, J = 3.8 Hz, 6H), 1.35 (sxt, J = 7.2 Hz, 2H), 1.29-1.15 (m, 4H), 1.15-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.40分, 626.2 (M+H);HPLC (方法A):Rt. 5.09分, 99.90%。
実施例39.N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-エチルウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(39)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.520mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液に、CDI(110mg、0.676mmol)及びDIPEA(235mg、1.819mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、得られた反応物を25℃で1時間攪拌した。上記反応混合物にTHF中のエタンアミン(0.390mL、0.780mmol)を加え、25℃で16時間攪拌し、反応進行をLCMS及びTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物をDCM(25mL)で希釈し、水で洗浄した。有機層をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-エチルウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(78.41mg、収率24.52%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30-8.24 (m, 1H), 7.74-7.64 (m, 1H), 7.34-7.21 (m, 2H), 7.10-7.00 (m, 1H), 5.73-5.66 (m, 1H), 5.64 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.94-3.70 (m, 6H), 3.45-3.37 (m, 2H), 3.26-3.11 (m, 1H), 3.07-2.92 (m, 3H), 2.85 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.89-1.81 (m, 1H), 1.67 (br d, J = 4.9 Hz, 5H), 1.34-1.16 (m, 4H), 1.15-1.06 (m, 5H), 1.06-0.99 (m, 3H), 0.96 (t, J = 7.2 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.54分, 612.5 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.84分, 99.43%。
実施例40.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-((S)-3-メチルモルホリン-4-カルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(40)
ステップ1:tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-((S)-3-メチルモルホリン-4-カルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.5g、0.875mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中に溶解した。この溶液に、(S)-3-メチルモルホリン(0.097g、0.962mmol)、HATU(0.432g、1.137mmol)及びTEA(0.488mL、3.50mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応物を25℃で20時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。20時間後、反応混合物を水(25mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200シリカゲルを使用し、MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製した(所望の生成物は、3%~4%MeOH/DCMで溶出した)。必要とされる生成物を含有する画分をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-((S)-3-メチルモルホリン-4-カルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(0.25g、収率37.1%)を黄色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.557分, 655.3 (M+H)
ステップ2:(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((S)-3-メチルモルホリノ)メタノン塩酸塩
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、tert-ブチル=((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-((S)-3-メチルモルホリン-4-カルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)カルバマート(0.6g、0.916mmol)を2,2,2-トリフルオロエタノール(6mL)中に溶解した。得られた溶液にTMS-Cl(0.150mL、1.174mmol)を10℃で滴下した。次いで、反応混合物を25℃で1時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。1時間後、溶媒をロータリーエバポレーターで減圧下で留去し、得られた残渣を酢酸エチル(2×20mL)と共蒸留した。残渣をヘキサンでトリチュレートし、真空下で乾燥させて、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((S)-3-メチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(0.51g、収率82.0%)を薄茶色の固体として得た:LCMS (方法A):Rt = 1.32分, 555.3 (M+H)
ステップ3.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-((S)-3-メチルモルホリン-4-カルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((S)-3-メチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(0.5g、0.846mmol)をCHCl(5mL)中に溶解し、0℃まで冷却した。この溶液に、DBU(1.275mL、8.46mmol)を加え、反応混合物を0℃で30分間攪拌した。その後、シクロプロパンスルホニルクロリド(0.143g、1.01mmol)を加え、次いで、反応物を25℃で12時間攪拌し、進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。12時間後、反応混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO水溶液(2×25mL)及びブライン(2×25mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(4-フルオロ-2-((S)-3-メチルモルホリン-4-カルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(25mg、収率4.41%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.37-8.20 (m, 1H), 7.85-7.65 (m, 1H), 7.43-7.23 (m, 2H), 7.13 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.09-6.98 (m, 1H), 4.52-4.11 (m, 1H), 3.95-3.82 (m, 4H), 3.81-3.61 (m, 4H), 3.59-3.49 (m, 1H), 3.25-3.08 (m, 3H), 3.05-2.98 (m, 1H), 2.32-2.14 (m, 5H), 2.05-1.95 (m, 1H), 1.76-1.63 (m, 6H), 1.48-1.33 (m, 1H), 1.31-1.17 (m, 4H), 1.14-1.06 (m, 1H), 1.00-0.84 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt =1.37分, 659.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 2.98分, 98.25%。
実施例41.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-(2,2-ジフルオロエチル)ウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(41)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.520mmol)をCHCl(5mL)中に溶解した。この溶液にCDI(0.110g、0.676mmol)及びDIPEA(0.363mL、2.079mmol)を加え、反応混合物を25℃で攪拌した。30分後、2,2-ジフルオロエタン-1-アミン(0.051g、0.624mmol)をゆっくりと加え、反応物を25℃で40時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。40時間後、反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-(2,2-ジフルオロエチル)ウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(85mg、収率25.06%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.28-8.23 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.34-7.21 (m, 2H), 7.09-7.00 (m, 1H), 6.15-6.07 (m, 1H), 6.01-5.92 (m, 2H), 3.90-3.71 (m, 6H), 3.46-3.36 (m, 4H), 3.26-3.12 (m, 1H), 2.88 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 2.31-2.15 (m, 5H), 1.87 (br d, J = 10.9 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 4.4 Hz, 6H), 1.35-1.23 (m, 2H), 1.21 (br s, 2H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 2.40分, 648.4 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.17分, 99.26% (最大)。
実施例42.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-(シクロプロピルメチル)ウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(42)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.520mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にCDI(0.110g、0.676mmol)及びDIPEA(0.363mL、2.079mmol)を加え、反応物を25℃で攪拌した。30分後、シクロプロピルメタンアミン(0.044g、0.624mmol)をゆっくりと加え、反応物を25℃で17時間攪拌し、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。17時間後、反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。純生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-(シクロプロピルメチル)ウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(90mg、27.1%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.30-8.24 (m, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.34-7.22 (m, 2H), 7.11-7.00 (m, 1H), 5.82 (s, 1H), 5.68 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.93-3.72 (m, 6H), 3.46-3.39 (m, 1H), 3.26-3.18 (m, 1H), 2.90-2.81 (m, 4H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.85 (br d, J = 9.4 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 4.8 Hz, 6H), 1.29-1.16 (m, 4H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H), 0.90-0.80 (m, 1H), 0.42-0.33 (m, 2H), 0.15-0.07 (m, 2H);LCMS (方法A):Rt = 2.45分, 638.4 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.29分, 99.66%。
実施例43.N-(2-シアノエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(43)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(100mg、0.177mmol)、HATU(135mg、0.355mmol)及びトリエチルアミン(0.099mL、0.710mmol)をDMF(2mL)に加えた。得られた溶液に3-(イソプロピルアミノ)プロパンニトリル(39.8mg、0.355mmol)を25℃で加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(5%MeOH/ジクロロメタン)及びLCMSによってモニタリングした。18時間後、反応物を水(10mL)でクエンチし、EtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-(2-シアノエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(41mg、収率35.1%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.34-8.23 (m, 1H), 7.81-7.69 (m, 1H), 7.35-7.22 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.97 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.89-3.71 (m, 6H), 3.61-3.53 (m, 2H), 3.15-3.05 (m, 1H), 3.04-2.94 (m, 3H), 2.86-2.76 (m, 2H), 2.31-2.18 (m, 5H), 2.00-1.90 (m, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.40 (dq, J = 3.8, 12.3 Hz, 1H), 1.30-1.21 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 4H), 1.12 (br dd, J = 3.3, 5.9 Hz, 5H);LCMS (方法A):Rt = 2.14分, 658.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.84分, 99.90%。
実施例44.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(44)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(250mg、0.444mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中に溶解した。溶液に3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン(100mg、0.665mmol)、HATU(253mg、0.665mmol)及びTEA(0.249mL、1.774mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応混合物を水(25mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(45mg、収率14.50%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.39-7.31 (m, 1H), 7.26 (dt, J = 2.9, 8.6 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 3.97-3.82 (m, 4H), 3.81-3.68 (m, 4H), 3.61-3.43 (m, 1H), 3.15-3.04 (m, 1H), 3.04-2.97 (m, 3H), 2.82-2.70 (m, 1H), 2.32-2.16 (m, 5H), 1.94 (br dd, J = 2.8, 15.1 Hz, 1H), 1.71-1.63 (m, 5H), 1.49-1.34 (m, 2H), 1.32-1.21 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 4H), 1.13-1.06 (m, 3H), 1.02 (br d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.856分, 695.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.685分, 99.33%。
実施例45.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(45)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.520mmol)及びDBU(0.313ml、2.079mmol)をDCM(3mL)中に溶解した。この溶液にベンゼンスルホニルクロリド(138mg、0.780mmol)を10℃で加え、反応混合物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLCによってモニタリングした。18時間後、反応物を水(50mL)でクエンチし、1mLのトリエチルアミンをそれに加えた。得られた懸濁液を5%メタノール/DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(49mg、収率13.21%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.31-8.21 (m, 1H), 7.86-7.79 (m, 2H), 7.77 (br d, J = 6.1 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.67-7.57 (m, 3H), 7.32-7.21 (m, 2H), 7.08-6.98 (m, 1H), 3.90-3.79 (m, 2H), 3.79-3.69 (m, 3H), 3.61-3.55 (m, 1H), 3.45-3.37 (m, 1H), 3.26-3.09 (m, 2H), 3.00-2.88 (m, 2H), 2.31-2.18 (m, 4H), 2.17-2.10 (m, 1H), 1.70-1.55 (m, 6H), 1.38-1.25 (m, 1H), 1.23-1.13 (m, 2H), 1.13-0.96 (m, 9H);LCMS (方法A):Rt = 1.66分, 681.3 (M+H);HPLC (方法B):Rt = 3.74分, 95.43%。
実施例46.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(46)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.3g、0.532mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)中に溶解した。この溶液に、TEA(0.223mL、1.597mmol)、HATU(0.405g、1.064mmol)及び(R)-N-イソプロピルテトラヒドロフラン-3-アミン(0.193g、1.490mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応物を25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(100mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド(35mg、収率9.65%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.27 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 7.35-7.20 (m, 2H), 7.13-6.99 (m, 2H), 4.06-3.85 (m, 4H), 3.84-3.66 (m, 7H), 3.53-3.43 (m, 1H), 3.15-3.07 (m, 1H), 3.05-2.98 (m, 3H), 2.31-2.26 (m, 3H), 2.21 (br d, J = 3.1 Hz, 2H), 1.93 (br dd, J = 4.1, 10.4 Hz, 2H), 1.66 (br s, 6H), 1.49-1.32 (m, 3H), 1.29-1.22 (m, 1H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 4H), 1.13 (br d, J = 6.5 Hz, 1H), 1.06 (br dd, J = 6.7, 12.2 Hz, 2H), 0.98 (br d, J = 6.5 Hz, 1H);LCMS (方法A):Rt = 1.653分, 675.1 (M+H), 99.39% (Max);HPLC (方法A):Rt = 4.885分, 99.03%。
実施例47.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(47)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコで、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.066g、0.115mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(2.5mL)中に溶解した。この溶液にTEA(0.048mL、0.344mmol)、HATU(0.087g、0.229mmol)及びN-(2,2-ジフルオロエチル)プロパン-2-アミン塩酸塩(0.027g、0.172mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(25mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(20mg、収率25.4%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.39-8.14 (m, 1H), 7.85-7.68 (m, 1H), 7.44-7.20 (m, 2H), 7.12 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.37-6.03 (m, 1H), 3.91-3.65 (m, 8H), 3.22-3.09 (m, 1H), 3.06-2.96 (m, 1H), 2.62-2.56 (m, 1H), 2.32-2.23 (m, 4H), 2.22-2.17 (m, 1H), 2.04-1.95 (m, 1H), 1.73-1.60 (m, 5H), 1.48-1.36 (m, 1H), 1.31-1.19 (m, 2H), 1.08 (br dd, J = 6.5, 15.9 Hz, 6H), 0.98-0.84 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt = 1.962分, 681.1 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.459分, 98.92%。
実施例48.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(48)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(300mg、0.532mmol)をDMF(5mL)中に溶解した。この溶液にN-イソプロピルオキセタン-3-アミン(61.3mg、0.532mmol)、HATU(304mg、0.798mmol)及びTEA(0.299mL、2.129mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合物を25℃で24時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。24時間後、反応混合物を水(25mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を薄茶色の固体として得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(116.93mg、収率32.4%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.33-8.23 (m, 1H), 7.87-7.73 (m, 1H), 7.44-7.17 (m, 2H), 7.14-6.96 (m, 2H), 5.28-5.05 (m, 1H), 4.88-4.66 (m, 1H), 4.65-4.55 (m, 2H), 4.48-4.06 (m, 1H), 3.95-3.66 (m, 6H), 3.17-3.04 (m, 1H), 3.04-2.95 (m, 3H), 2.32-2.18 (m, 5H), 1.94 (br d, J = 12.4 Hz, 1H), 1.66 (br d, J = 2.9 Hz, 6H), 1.51 (br d, J = 5.8 Hz, 1H), 1.46-1.32 (m, 3H), 1.31-1.21 (m, 1H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.10-0.92 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.354分, 661.3(M+H);HPLC (方法A):Rt = 4.69分, 97.51%。
実施例49.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(49)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.606mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。得られた溶液を0℃まで冷却し、TEA(0.423mL、3.03mmol)をそれに加えた。反応物を0℃で0.5時間攪拌し、次いで、ジメチルスルファモイルクロリド(0.131g、0.910mmol)をそれに加え、反応物を25℃で20時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。20時間後、反応混合物を水(20mL)でクエンチし、水層をDCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(43mg、収率10.75%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.31-8.22 (m, 1H), 7.77-7.65 (m, 1H), 7.16 (s, 3H), 7.11-7.00 (m, 1H), 3.84 (br d, J = 5.9 Hz, 3H), 3.81-3.71 (m, 3H), 3.46-3.35 (m, 1H), 3.26-3.10 (m, 1H), 3.07-2.96 (m, 2H), 2.70-2.66 (m, 1H), 2.64 (s, 6H), 2.32-2.15 (m, 5H), 1.95 (br d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46-1.33 (m, 1H), 1.28-1.15 (m, 3H), 1.14-1.08 (m, 5H), 1.06-0.97 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 2.164分, m/z:648.4(M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.01分, 98.18%。
実施例50.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(50)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.3g、0.532mmol)をDMF(8mL)中に溶解した。この溶液にTEA(0.297mL、2.129mmol)、HATU(0.405g、1.064mmol)及び(1s,3s)-3-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.138g、1.064mmol)を窒素雰囲気下25℃で加え、反応混合を窒素雰囲気下25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(100mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を茶色の粘着性物質として得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(0.12g、収率33.1%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.36-8.16 (m, 1H), 7.81-7.64 (m, 1H), 7.33-7.18 (m, 1H), 7.16-6.99 (m, 3H), 5.02 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.94-3.75 (m, 6H), 3.69-3.50 (m, 2H), 3.17-3.05 (m, 1H), 3.04-2.96 (m, 3H), 2.95-2.77 (m, 1H), 2.33-2.12 (m, 7H), 2.00-1.83 (m, 3H), 1.67 (br s, 6H), 1.46-1.35 (m, 3H), 1.33-1.22 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.10-1.00 (m, 2H);LCMS (方法A):Rt = 1.653分, m/z:675.1 (M+H)+;HPLC (方法A):Rt = 4.60分, 99.9%。
実施例51.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド(51)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド塩酸塩(0.5g、0.823mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。得られた溶液を0℃まで冷却し、DBU(0.621ml、4.12mmol)をそれに加えた。反応物を0℃で0.5時間攪拌し、次いで、シクロプロパンスルホニルクロリド(0.232g、1.647mmol)をそれに加えた。次いで、反応物を25℃で18時間攪拌し、反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。18時間後、反応混合物を水(20mL)でクエンチし、水層をDCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド(75mg、収率13.00%)をオフホワイト色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.33-8.21 (m, 1H), 7.76-7.65 (m, 1H), 7.34-7.22 (m, 2H), 7.16-7.00 (m, 2H), 3.96-3.83 (m, 3H), 3.81-3.71 (m, 3H), 3.54-3.47 (m, 1H), 3.41-3.37 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.14 (s, 1H), 3.07-2.97 (m, 1H), 2.61-2.55 (m, 2H), 2.33-2.19 (m, 4H), 2.05-1.94 (m, 1H), 1.69 (br s, 6H), 1.49-1.36 (m, 1H), 1.31-1.17 (m, 3H), 1.09 (br d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.04 (br d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.98-0.84 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt = 1.749分, m/z:675.1(M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.075分, 96.33%。
実施例52.N-エチル-2-((4-(7-(((2R,5S)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(52)
ステップ1.(3S,6R)-N-ベンジル-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL三口丸底フラスコで、(R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロ-2H-ピラン-3(4H)-オン(2g、5.43mmol;Bioorganic & Medicinal Chemistry 2006,14(11),3953-3966;Angewandte Chemie,International Edition,54(46),13538-13544;2015;Tetrahedron:Asymmetry 1995,6,(1),97-100;Tetrahedron Letters 2009,50(22),2693-2696に記載されるように、ラセミの(3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メタノールから出発して5つのステップで合成したもの)をメタノール(20mL)中に溶解した。この溶液にベンジルアミン(1.745g、16.28mmol)を窒素雰囲気下で加え、反応混合物を25℃で攪拌した。1時間後、LiBH(0.130g、5.97mmol)を-78℃で加え、反応物を-78℃で1時間維持した。反応混合物を25℃にゆっくりと戻し、4時間攪拌し、反応進行をTLC(30%EtOAc/石油エーテル)によってモニタリングした。反応進行は観察されなかった(SMはインタクトであった)。次いで、反応混合物を40℃で16時間攪拌し、進行をTLC(30%酢酸エチル/ヘキサン)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物をEtOAcと飽和NaHCOとの間で分配し、水層をEtOAc(2×60mL)で更に抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルを使用し、20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage Isolera)によって精製した。所望の生成物を含有する画分をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、(3S,6R)-N-ベンジル-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-アミン(2g、収率80%)を得た:H NMR (400 MHz, CDCl):δ 7.76-7.66 (m, 4H), 7.47-7.31 (m, 11H), 7.28-7.23 (m, 1H), 4.13-3.97 (m, 1H), 3.78-3.70 (m, 1H), 3.64-3.52 (m, 1H), 3.51-3.36 (m, 1H), 3.13-3.03 (m, 1H), 2.76-2.63 (m, 1H), 2.14-1.97 (m, 1H), 1.88-1.77 (m, 1H), 1.73-1.59 (m, 2H), 1.43-1.22 (m, 2H), 1.08 (s, 9H)。
ステップ2.(3S,6R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-アミン
ミニクレーブ反応器を窒素でフラッシュし、エタノール(5mL)中の(3S,6R)-N-ベンジル-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-アミン(2g、4.35mmol)を入れた。20%水酸化パラジウム炭素(0.764g、1.088mmol)を、得られた溶液に窒素雰囲気下で加えた。容器を排気し、窒素でフラッシュし、次いで、50psiのH下、25℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%メタノール/ジクロロメタン)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、メタノールで洗浄し、合わせた濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗製(3S,6R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-アミン(1.2g、粗収率75%)を得、これを精製することなくそのまま次のステップに用いた:LCMS (方法A):Rt = 2.037分, 370.0 (M+H), 42.68%。
ステップ3.N-((3S,6R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL三口丸底フラスコで、(3S,6R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-アミン(500mg、1.353mmol)をDCM(10mL)中に溶解した。この溶液に、トリエチルアミン(548mg、5.41mmol)及びエタンスルホニルクロリド(261mg、2.029mmol)を窒素雰囲気下0℃で順に加えた。反応混合物を25℃で16時間攪拌し続け、反応進行をTLC(30%酢酸エチル/ヘキサン)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(15mL)でクエンチし、水層をDCM(4×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、230~400シリカゲルを使用し、酢酸エチルとヘキサンの混合物で溶出するカラムクロマトグラフィー(Biotage Isolera)によって精製した(所望の生成物は15%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮して、N-((3S,6R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(200mg、収率32.0%)を得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 7.70-7.56 (m, 4H), 7.51-7.39 (m, 6H), 3.88-3.83 (m, 1H), 3.67-3.58 (m, 1H), 3.57-3.50 (m, 1H), 3.16-2.98 (m, 3H), 1.98 (br d, J = 8.9 Hz, 1H), 1.71 (br d, J = 10.5 Hz, 1H), 1.45-1.35 (m, 1H), 1.26-1.17 (m, 3H), 1.00 (s, 9H)。
ステップ4.N-((3S,6R)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の10mL三口丸底フラスコで、N-((3S,6R)-6-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(100mg、0.217mmol)をTHF(1mL)中に溶解した。この溶液にTBAF(0.866mL、0.866mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、反応混合物を25℃で16時間攪拌し続け、反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、水層を10%メタノール/DCM(4×20mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、230~400メッシュシリカゲルを使用し、メタノール/DCM混合物で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage Isolera)によって精製した(所望の生成物は2%メタノール/DCMで溶出した)。所望の生成物を含有する画分をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、N-((3S,6R)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(40mg、収率83%)を得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.61 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.29-3.23 (m, 1H), 3.20-3.06 (m, 2H), 3.05-2.98 (m, 3H), 1.99-1.93 (m, 1H), 1.70-1.62 (m, 1H), 1.46-1.34 (m, 1H), 1.31-1.22 (m, 1H), 1.22-1.16 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt = 1.22分, 224.0 (M+H)
ステップ5.((2R,5S)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させた10mL三口丸底フラスコで、N-((3S,6R)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エタンスルホンアミド(80mg、0.358mmol)をDCM(5mL)中に溶解した。この溶液にDIPEA(0.188mL、1.075mmol)を加え、続いて、DMAP(4.38mg、0.036mmol)及び4-メチルベンゼンスルホニル=クロリド(102mg、0.537mmol)を0℃で加えた。反応混合物を25℃で16時間攪拌し、進行をTLC(30%酢酸エチル/ヘキサン)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水でクエンチし、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温45℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100~200メッシュシリカゲルを使用し、5~10%酢酸エチル/ヘキサンを溶離液として使用するカラムクロマトグラフィー(Isolera)によって精製して、((2R,5S)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(70mg、収率51.8%)を得た。
ステップ6.N-エチル-2-((4-(7-(((2R,5S)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の10mL三口丸底フラスコで、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(50mg、0.108mmol)をNMP(2mL)中に溶解した。この溶液に、KCO(89mg、0.647mmol)及びKI(39.4mg、0.237mmol)を加え、続いて、((2R,5S)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(61.0mg、0.162mmol)を窒素雰囲気下で加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌し続け、進行をTLC(10%メタノール/ジクロロメタン)によってモニタリングした。16時間後、反応混合物を水(2mL)でクエンチし、水層を酢酸エチル(4×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーター(浴温40℃)で減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製した。所望の生成物を含有する画分を凍結乾燥して、N-エチル-2-((4-(7-(((2R,5S)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(6mg、収率8.64%)を白色の固体として得た:H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.29-8.24 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.34-7.22 (m, 2H), 7.14-7.07 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.91-3.70 (m, 6H), 3.16-3.06 (m, 2H), 3.05-2.98 (m, 3H), 2.28 (br dd, J = 6.2, 12.7 Hz, 4H), 2.23-2.16 (m, 2H), 1.94 (br d, J = 12.0 Hz, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.47-1.36 (m, 1H), 1.24 (br s, 1H), 1.22-1.15 (m, 5H), 1.14-1.07 (m, 5H), 1.06-0.98 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt = 1.622分, 633.3 (M+H);HPLC (方法A):Rt = 5.07分, 98.18%。
実施例85.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
乾燥させた50mL二口丸底フラスコに、DMF:THF(1:1)(10mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(400mg、0.677mmol)を加えた。この溶液に、EtN(0.943mL、6.77mmol)及び1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリド(147mg、0.677mmol)を0℃で加え、得られた混合物を窒素雰囲気下室温で18時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して粗製化合物を得、これを分取HPLC(方法A)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(197mg、収率38.9%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.81 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.83 (br s, 1H), 7.73 - 7.68 (m, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.08 - 7.00 (m, 1H), 3.98 - 3.76 (m, 4H), 3.75 - 3.64 (m, 2H), 3.58 - 3.39 (m, 2H), 3.31 - 3.26 (m, 1H), 3.14 - 2.94 (m, 2H), 2.33 - 2.11 (m, 6H), 1.81 - 1.70 (m, 1H), 1.69 - 1.54 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.37 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.26 - 1.13 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.82分, m/z:735.0 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.71分, 99.08%。
実施例53.フルオロ-N-イソプロピル-N-メチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、5当量のEtN及び1.5当量の1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:25.6%;
H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.34 - 8.19 (m, 1H), 7.86 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.78 - 7.65 (m, 2H), 7.34 - 7.20 (m, 2H), 7.12 - 6.96 (m, 1H), 6.60 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.89 - 3.65 (m, 6H), 3.12 - 3.02 (m, 1H), 3.01 - 2.92 (m, 1H), 2.82 - 2.64 (m, 3H, N-CH), 2.32 - 2.12 (m, 6H), 1.76 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.70 - 1.57 (m, 6H), 1.41 - 1.28 (m, 1H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.05 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.14分, m/z:671.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.65分, 99.96%。
実施例54.5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルチアゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、5当量のEtN及び1.5当量の2-メチルチアゾール-4-スルホニルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。収率:24.55%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.33 - 8.21 (m, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.92 (br s, J = 1.6 Hz, 1H), 7.79 - 7.65 (m, 1H), 7.36 - 7.19 (m, 2H), 7.15 - 6.93 (m, 1H), 3.89 - 3.77 (m, 3H), 3.76 - 3.70 (m, 2H), 3.63 -3.60 (m, 1H), 3.28 - 3.22 (m, 1H), 3.17 - 3.05 (m, 1H), 3.02 - 2.94 (m, 1H), 2.82 - 2.64 (m, 3H, N-CH), 2.71 (s, 3H), 2.32 - 2.10 (m, 6H), 1.79 - 1.68 (m, 1H), 1.68 - 1.58 (m, 5H), 1.44 - 1.30 (m, 1H), 1.25 - 1.15 (m, 1H), 1.13 - 1.02 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.59分, m/z:688.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.93分, 99.96%。
実施例55.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-メチルフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用し、DCM(5mL)を溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製した。収率:31.2%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.29 - 8.23 (m, 1H), 7.72 - 7.66 (m, 4H), 7.40 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.32 - 7.21 (m, 2H), 7.04 - 7.01 (m, 1H), 3.83 - 3.73 (m, 5H), 3.62 - 3.53 (m, 1H), 3.28 - 3.18 (m, 2H), 2.98 - 2.85 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.21 - 2.08 (m, 5H), 2.17 - 2.08 (m, 1H), 1.69 - 1.54 (m, 7H), 1.38 - 1.24 (m, 1H), 1.19 (br s, 1H), 1.12 - 1.06 (m, 6H), 1.05 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.74分, m/z:695.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.79分, 97.91%。
実施例56.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用し、DCMを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:9.65%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.28 - 8.23 (m, 1H), 7.88 - 7.84 (m, 1H), 7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.73 - 7.65 (m, 1H), 7.55 - 7.51 (m, 1H), 7.42 - 7.36 (m, 2H), 7.32 - 7.21 (m, 2H), 7.00 - 7.07 (m, 1H), 3.83 - 3.71 (m, 5H), 3.56 - 3.49 (m, 1H), 3.38 - 3.10 (m, 2H), 3.02 - 2.89 (m, 2H), 2.57 (s, 3H), 2.31 - 2.16 (m, 5H), 2.15 - 2.08 (m, 1H), 1.69 - 1.54 (m, 7H), 1.44 - 1.32 (m, 1H), 1.18 - 1.03 (m, 10H);LCMS (方法C):Rt 1.97分, m/z:695.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.82分, 99.63%。
実施例57.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-クロロフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、3当量のEtNを使用し、DCMを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:7.96%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.29 - 8.23 (m, 1H), 7.93 (br d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.84 - 7.71 (m, 4H), 7.69 - 7.61 (m, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 2H), 7.04 -7.01 (m, 1H), 3.84 - 3.68 (m, 5H), 3.65 - 3.54 (m, 1H), 3.23 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 2.97 - 2.98 (m, 2H), 2.32 - 2.09 (m, 6H), 1.72 - 1.54 (m, 7H), 1.41 - 1.28 (m, 1H), 1.18 (br s, 3H), 1.12 - 1.07 (m, 5H), 1.03 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.97分, m/z:714.9 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.99分, 98.65%。
実施例58.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ピリジン-2-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1当量のEtNを使用し、DCMを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:17.84%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.76 - 8.71 (m, 1H), 8.29 - 8.23 (m, 1H), 8.07 (dd, J = 1.8, 7.8 Hz, 1H), 7.90-7.99 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.66 (ddd, J = 1.1, 3.3, 4.3 Hz, 1H), 7.34 - 7.20 (m, 2H), 7.01 - 7.09 (m, 1H), 3.84 (br s, 2H), 3.80 - 3.69 (m, 3H), 3.67 - 3.61 (m, 1H), 3.36-3.43 (m, 1H), 3.27 - 3.22 (m, 1H), 3.20 - 3.10 (m, 2H), 3.02 - 2.93 (m, 1H), 2.31 - 2.10 (m, 6H), 1.60 - 1.68 (m, 1H), 1.68 - 1.56 (m, 5H), 1.32 - 1.41 (m, 1H), 1.13 - 1.21 (m, 2H), 1.13 - 1.06 (m, 5H), 1.04 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.56分, m/z:682.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.04分, 99.67%。
実施例59.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-クロロフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用し、DCMを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。収率:12.40%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.30 - 8.22 (m, 1H), 8.01 (dd, J = 1.4, 7.5 Hz, 2H), 7.74 - 7.61 (m, 3H), 7.59 - 7.50 (m, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 2H), 7.03 (dd, J = 4.4, 8.9 Hz, 1H), 3.92 - 3.81 (m, 2H), 3.79 - 3.69 (m, 3H), 3.63 - 3.54 (m, 1H), 3.34-3.41 (m, 1H), 3.27 - 3.11 (m, 2H), 3.08 - 2.95 (m, 2H), 2.34-2.18 (m, 4H), 2.17 - 2.09 (m, 1H), 1.73 - 1.56 (m, 7H), 1.38-1.48 (m, 1H), 1.19 (br s, 1H), 1.13 - 1.06 (m, 6H), 1.05 - 0.95 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.68分, m/z:715.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.81分, 97.83%。
実施例60.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-メチルフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量の3-メチルベンゼンスルホニルクロリド及び5当量のKCOを使用し、DMFを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製した。収率:21.21%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.28 - 8.24 (m, 1H), 7.71 (s, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.51 - 7.44 (m, 2H), 7.33 - 7.21 (m, 2H), 7.04 - 7.01 (m, 1H), 3.89 - 3.71 (m, 5H), 3.59 - 3.58 (m, 1H), 3.45 - 3.38 (m, 1H), 3.26 - 3.09 (m, 2H), 2.96 - 2.92 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.24 - 2.19 (m, 4H), 2.17 - 2.10 (m, 1H), 1.64 - 1.62 (m, 7H), 1.39 - 1.25 (m, 1H), 1.19 - 1.06 (m, 7H), 1.03 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.34分, m/z:695.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.87分, 99.31%。
実施例61.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-クロロフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:36.5%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.30 - 8.22 (m, 1H), 7.88 (br s, 1H), 7.82 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.73 - 7.64 (m, 3H), 7.34 - 7.20 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.84 (br s, 2H), 3.79 - 3.69 (m, 3H), 3.65 - 3.56 (m, 1H), 3.28 - 3.11 (m, 2H), 3.02 - 2.88 (m, 2H), 2.22 (dd, J = 6.4, 12.9 Hz, 5H), 2.17 - 2.10 (m, 1H), 1.71 - 1.54 (m, 7H), 1.41 - 1.27 (m, 1H), 1.19 (br s, 2H), 1.13 - 1.07 (m, 5H), 1.05 - 0.95 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt 2.85分, m/z:715.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 6.03分, 96.88%。
実施例62.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-メトキシフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:40.6%;H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.29 - 8.24 (m, 1H), 7.77 - 7.70 (m, 3H), 7.59 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.34 - 7.20 (m, 2H), 7.15 - 7.08 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.84 (s, 5H), 3.79 - 3.70 (m, 3H), 3.61 - 3.54 (m, 1H), 3.44 - 3.37 (m, 1H), 3.26 - 3.10 (m, 2H), 2.98 - 2.83 (m, 2H), 2.35 - 2.18 (m, 4H), 2.17 - 2.09 (m, 1H), 1.70 - 1.55 (m, 1H), 1.69 - 1.54 (m, 6H), 1.39 - 1.24 (m, 2H), 1.14 - 1.07 (m, 6H), 1.05 - 0.97 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.89分, m/z:711.0 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.58分, 97.11%。
実施例63.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ピリジン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、5当量のEtNを使用し、DCMを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:10.81%;
H NMR (400 MHz, DMSO- d) δ 8.97 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.83 (dd, J = 1.5, 4.8 Hz, 1H), 8.29 - 8.24 (m, 1H), 8.23 - 8.16 (m, 1H), 8.03 (br d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.74 - 7.61 (m, 2H), 7.34 - 7.19 (m, 2H), 7.10 - 6.98 (m, 1H), 3.92 - 3.69 (m, 5H), 3.64 - 362 (m, 1H), 3.24 - 3.09 (m, 2H), 3.06 - 2.94 (m, 2H), 2.33 - 2.08 (m, 6H), 1.75 - 1.49 (m, 7H), 1.45 - 1.28 (m, 1H), 1.27 - 0.99 (m, 7H), 1.03 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.79分, m/z:682.0 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.94分, 99.36%。
実施例64.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(モルホリン-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法K)によって精製した。
収率:15.16%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.24 (m, 1H), 7.74 - 7.65 (m, 1H), 7.39 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.32 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 7.00 (m, 1H), 3.94 - 3.82 (m, 3H), 3.82 - 3.71 (m, 3H), 3.66 - 3.60 (m, 4H), 3.47 - 3.35 (m, 1H), 3.26 - 3.08 (m, 2H), 3.06 - 3.00 (m, 2H), 2.99 - 2.94 (m, 4H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.48 - 1.33 (m, 1H), 1.30 - 0.99 (m, 7H), 1.04 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 2.46分, m/z:690.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.98分, 98.82%。
実施例65.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メトキシフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEt3N及び1.5当量の2-メトキシベンゼンスルホニルクロリドを使用し、DMF:THF(1:1)を溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:15%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 - 8.23 (m, 1H), 7.75 (dd, J = 1.8, 7.8 Hz, 1H), 7.72 - 7.65 (m, 1H), 7.64 - 7.58 (m, 1H), 7.35 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.32 - 7.19 (m, 3H), 7.11 - 7.00 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.88 - 3.79 (m, 2H), 3.78 - 3.69 (m, 3H), 3.57 - 3.50 (m, 1H), 3.44 - 3.36 (m, 1H), 3.27 - 3.09 (m, 2H), 3.04 - 2.92 (m, 2H), 2.31 - 2.16 (m, 5H), 2.16 - 2.09 (m, 1H), 1.64 - 1.63 (m, 6H), 1.45 - 1.34 (m, 1H), 1.24 - 1.05 (m, 7H), 1.05 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.93分, m/z:711.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.58分, 97.49%。
実施例66.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-メトキシフェニル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.5当量の3-メトキシベンゼンスルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:21.74%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.23 (m, 1H), 7.76 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 1H), 7.55 - 7.48 (m, 1H), 7.42 - 7.37 (m, 1H), 7.34 - 7.19 (m, 4H), 7.09 - 6.99 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.80 - 3.70 (m, 5H), 3.62 - 3.55 (m, 1H), 3.42 - 3.37 (m, 1H), 3.30 - 3.09 (m, 2H), 3.00 - 2.89 (m, 2H), 2.24 - 2.14 (m, 5H), 1.71 - 1.53 (m, 7H), 1.39 - 1.25 (m, 1H), 1.24 - 1.06 (m, 7H), 1.03 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.90分, m/z:711.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.71分, 97.62%。
実施例67.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((テトラヒドロ-2H-ピラン)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:8.99%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.25 (m, 1H), 7.74 - 7.65 (m, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.17 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.09 - 6.99 (m, 1H), 3.92 - 3.70 (m, 8H), 3.46 - 3.37 (m, 1H), 3.30 - 3.20 (m, 2H), 3.16 - 2.96 (m, 3H), 2.33 - 2.12 (m, 6H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.89 - 1.78 (m, 2H), 1.73 - 1.62 (m, 6H), 1.61 - 1.51 (m, 2H), 1.48 - 1.35 (m, 1H), 1.32 - 1.16 (m, 3H), 1.14 - 0.99 (m, 5H), 1.03 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 2.05分, m/z:689.9 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.83分, 95.39%。
実施例68.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:20%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 - 8.19 (m, 3H), 7.75 - 7.65 (m, 2H), 7.33 - 7.22 (m, 2H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 3.89 (s. 3H), 3.87 - 3.65 (m, 7H), 3.24 - 3.11 (m, 3H), 3.02 - 2.92 (m, 2H), 2.32 - 2.13 (m, 5H), 1.74- 1.57 (m, 6H), 1.40 - 1.28 (m, 1H), 1.26 - 0.99 (m, 7H), 1.03 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.06分, m/z:685.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.81分, 98.89%。
実施例69.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:13.27%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.26 (m, 1H), 7.76 - 7.65 (m, 1H), 7.35 - 7.18 (m, 3H), 7.11 - 6.98 (m, 1H), 3.86 - 3.80 (m, 3H), 3.81 - 3.72 (m, 3H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.64 - 3.63 (m, 1H), 3.41 - 3.37 (m, 1H), 3.25 - 3.23 (m, 1H), 3.16 - 2.95 (m, 3H), 2.31 - 2.16 (m, 5H), 2.10 (quin, J = 7.6 Hz, 2H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.45 - 1.31 (m, 1H), 1.29 - 0.99 (m, 7H), 1.04 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.91分, m/z:600.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.07分, 98.96%。
実施例70.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3,3-ジフルオロアゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製した。収率:13.44%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.23 (m, 1H), 7.78 - 7.65 (m, 2H), 7.35 - 7.20 (m, 2H), 7.12 - 7.00 (m, 1H), 4.19 (t, J = 12.8 Hz, 4H), 3.91 - 3.81 (m, 3H), 3.81 - 3.70 (m, 3H), 3.44 - 3.38 (m, 1H), 3.32 - 3.06 (m, 3H), 3.04 - 2.97 (m, 1H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.03 - 1.91 (m, 1H), 1.73 - 1.61 (m, 5H), 1.46 - 1.33 (m, 1H), 1.32 - 1.14 (m, 3H), 1.14 - 0.99 (m, 5H), 1.04 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.33分, m/z:696.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.49分, 97.24%。
実施例71.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルチアゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法J)によって精製した。収率:37.7%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 - 8.24 (m, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.93 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 2H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 3.91 - 3.81 (m, 2H), 3.80 - 3.69 (m, 3H), 3.66 - 3.59 (m, 1H), 3.39 - 3.38 (m, 1H), 3.27 - 3.05 (m, 3H), 3.02 - 2.93 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.27 - 2.15 (m, 5H), 1.75 - 1.73 (m, 1H), 1.69 - 1.58 (m, 6H), 1.44 - 1.30 (m, 1H), 1.24 - 1.14 (m, 2H), 1.13 - 1.06 (m, 5H), 1.04 (d, J = 6.4 Hz, 3H) LCMS (方法B):Rt 1.25分, m/z:702.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.14分, 96.26%。
実施例72.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルオキサゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtN及び1.1当量の2-メチルオキサゾール-5-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法E)によって精製した。収率:33.6%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.24 (m, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.72 - 7.65 (m, 2H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 6.98 (m, 1H), 3.94 - 3.81 (m, 3H), 3.80 - 3.71 (m, 4H), 3.71 - 3.62 (m, 2H), 3.46 - 3.34 (m, 1H), 3.33 - 3.25 (m, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 1H), 3.16 - 2.98 (m, 3H), 2.34 - 2.17 (m, 5H), 1.84 - 1.72 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.26 - 1.15 (m, 2H), 1.13 - 1.06 (m, 5H), 1.03 (d, J = 6.8 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.63分, m/z:686.1 [M+H];HPLC (方法F):Rt 5.08分, 99.74%。
実施例73.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(スルファモイルアミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のスルファモイルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:2.15%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.22 (m, 1H), 7.78 - 7.62 (m, 1H), 7.35 - 7.20 (m, 2H), 7.12 - 6.98 (m, 1H), 6.65 - 6.47 (m, 3H), 3.95 - 3.82 (m, 3H), 3.81 - 3.69 (m, 4H), 3.30 - 3.27 (m, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 1H), 3.17 - 3.03 (m, 2H), 3.03 - 2.91 (m, 1H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.04 - 1.93 (m, 1H), 1.67 -2.66 (m, 5H), 1.42 - 1.29 (m, 1H), 1.27 - 1.14 (m, 2H), 1.13 - 1.07 (m, 5H), 1.03 (d, J = 6.8 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.61分, m/z:620.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.44分, 96.08%。
実施例74.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量の1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニル=クロリド及び6当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:4.97%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.28 - 8.22 (m, 1H), 7.76 - 7.65 (m, 2H), 7.62 (dd, J = 2.8, 9.5 Hz, 1H), 7.34 - 7.19 (m, 2H), 7.10 - 6.96 (m, 1H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.96 - 3.81 (m, 2H), 3.80 - 3.65 (m, 4H), 3.49 (s, 3H), 3.44 - 3.37 (m, 1H), 3.25 - 3.09 (m, 2H), 3.05 - 2.88 (m, 2H), 2.32 - 2.20 (m, 4H), 2.20 - 2.12 (m, 1H), 1.80 - 1.60 (m, 6H), 1.44 - 1.29 (m, 1H), 1.26 - 1.13 (m, 3H), 1.12 - 1.06 (m, 5H), 1.03 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.54分, m/z:712.5 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.61分, 98.87%。
実施例75.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.1当量の4-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法I)によって精製した。収率:14.32%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 11.94 (br s, 1H), 8.29 - 8.22 (m, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.77 - 7.64 (m, 2H), 7.35 - 7.19 (m, 2H), 7.09 - 6.98 (m, 1H), 6.29 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 3.93 - 3.69 (m, 5H), 3.68 - 3.61 (m, 1H), 3.23 - 3.07 (m, 1H), 3.06 - 2.83 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.31 - 2.11 (m, 6H), 1.80 - 1.54 (m, 7H), 1.47 - 1.32 (m, 1H), 1.27 - 1.13 (m, 3H), 1.13 - 1.06 (m, 5H), 1.03 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.62分, m/z:712.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.46分, 99.98%。
実施例76.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.2当量のメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:31.7%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.23 (m, 1H), 7.74 - 7.65 (m, 1H), 7.34 - 7.20 (m, 2H), 7.10 - 6.99 (m, 1H), 6.90 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.68 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 3.92 - 3.82 (m, 3H), 3.81 - 3.69 (m, 3H), 3.46 - 3.39 (m, 1H), 3.30 - 3.09 (m, 2H), 3.05 - 2.92 (m, 2H), 2.43 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 2.34 - 2.15 (m, 5H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.45 - 1.31 (m, 1H), 1.29 - 1.14 (m, 2H), 1.13 - 1.07 (m, 5H), 1.04 (d, J = 6.8 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.10分, m/z:634.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.69分, 98.18%。
実施例77.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のEtN及び1.5当量のジメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:9.89%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26 - 7.18 (m, 3H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 3.95 - 3.77 (m, 5H), 3.74 - 3.63 (m, 1H), 3.59 - 3.46 (m, 1H), 3.32 - 2.27 (m, 1H), 3.10 - 2.95 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.11 (m, 6H), 2.02 - 1.89 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.43 - 1.37 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.28 - 1.18 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.51分, m/z:662.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.39分, 98.39%。
実施例78.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(モルホリン-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:21.84%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.39 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 3.94 - 3.83 (m, 3H), 3.82 - 3.75 (m, 2H), 3.73 - 3.60 (m, 5H), 3.58 - 3.48 (m, 1H), 3.10 - 2.94 (m, 7H), 2.32 - 2.17 (m, 5H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.73 - 1.61 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.42 - 1.37 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.30 - 1.17 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.97分, m/z:704.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.30分, 99.69%。
実施例79.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((テトラヒドロ-2H-ピラン)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:7.61%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.28 - 7.20 (m, 2H), 7.17 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.06-7.01 (m, 1H), 4.02 - 3.74 (m, 7H), 3.73 - 3.62 (m, 1H), 3.60 - 3.56 (m, 1H), 3.27 - 3.17 (m, 1H), 3.17 - 3.05 (m, 2H), 3.05 - 2.96 (m, 1H), 2.33 - 2.14 (m, 6H), 2.01 - 1.89 (m, 1H), 1.89 - 1.82 (m, 2H), 1.74 - 1.49 (m, 8H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.42 - 1.37 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.31 - 1.17 (m, 2H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.91分, m/z:(703.3) [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.17分, 97.49% (最大)。
実施例80.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルオキサゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、5当量のEtN及び1.1当量の2-メチルオキサゾール-5-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:33.8%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.39 (br s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.07 - 7.01 (m, 1H), 3.94 - 3.74 (m, 4H), 3.73 - 3.63 (m, 2H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 3.42 - 3.35 (m, 1H), 3.30 - 3.19 (m, 1H), 3.13 - 2.98 (m, 2H), 2.58 - 2.52 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 6H), 1.83 - 1.72 (m, 1H), 1.61 - 1.69 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.43 - 1.37 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.29 - 1.12 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.72分, m/z:(700.1) [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.41分, 99.94%。
実施例81.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルチアゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:30.9%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.93 (br d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.07 - 7.00 (m, 1H), 3.93 - 3.75 (m, 4H), 3.73 - 3.59 (m, 2H), 3.57 - 3.47 (m, 1H), 3.31 - 3.19 (m, 2H), 3.16 - 3.04 (m, 1H), 3.02 - 2.94 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.31 - 2.12 (m, 5H), 1.78 - 1.69 (m, 1H), 1.68 - 1.58 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.43 - 1.35 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.21 - 1.11 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.40分, m/z:716.3 [M+H];HPLC (方法B):Rt 5.53分, 99.90%。
実施例82.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法K)によって精製した。収率:25.9%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.90 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27 - 7.17 (m, 2H), 7.05 - 7.02 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.80 - 3.75 (m, 4H), 3.73 - 3.65 (m, 2H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 3.25-3.31 (m, 2H), 3.08 - 2.97 (m, 2H), 2.31 - 2.12 (m, 5H), 1.82 - 1.70 (m, 1H), 1.70 - 1.58 (m, 5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.42 - 1.36 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.23 - 1.13 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.41分, m/z:733.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.51分, 98.26%。
実施例83.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-シクロプロピル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:29.2%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.34 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.73 - 7.69 (m, 2H), 7.51 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.05 - 7.02 (m, 1H), 3.93 - 3.75 (m, 5H), 3.73 - 3.65 (m, 2H), 3.60 - 3.46 (m, 2H), 3.03 - 2.93 (m, 2H), 2.32 - 2.12 (m, 5H), 1.77 - 1.57 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.40 - 1.28 (m, 4H), 1.25 - 1.03 (m, 7H), 1.02 - 0.96 (m, 5H);
LCMS (方法C):Rt 1.77分, m/z:725.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.48分, 96.42%。
実施例84.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルチアゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:31.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 8.18 (br s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.06 - 7.01 (m, 1H), 3.95 - 3.74 (m, 4H), 3.68 (m, 2H), 3.58 - 3.45 (m, 1H), 3.29 - 3.24 (m, 1H), 3.11 - 2.97 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.30 - 2.14 (m, 4H), 2.20 - 2.13 (m, 1H), 1.80 - 1.57 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.43 - 1.36 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 4H), 1.26 - 1.13 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.35分, m/z:716.3 [M+H]
HPLC (方法G):Rt 3.73分, 98.696%。
実施例86.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.1当量の1-メチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法G)によって精製した。
収率:31.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.74 - 7.70 (m, 2H), 7.52 (br d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.06 - 7.01 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.88 - 3.83 (m, 3H), 3.82 - 3.76 (m, 1H), 3.73 - 3.64 (m, 2H), 3.57 - 3.47 (m, 1H), 3.31 - 3.22 (m, 2H), 3.03 - 2.90 (m, 2H), 2.32 - 2.20 (m, 4H), 2.19 - 2.12 (m, 1H), 1.78 - 1.70 (m, 1H), 1.69 - 1.57 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.43 - 1.20 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.22 - 1.12 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.88分, m/z:699.6 [M+H]
HPLC (方法G):Rt 2.93分, 99.76%。
実施例87.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:37.6%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.87 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.26 - 7.20 (m, 2H), 7.07 - 7.01 (m, 1H), 6.61 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.80 - 3.74 (m, 3H), 3.73 - 3.63 (m, 2H), 3.58 - 3.47 (m, 1H), 3.32 - 3.22 (m, 2H), 3.13 - 2.92 (m, 2H), 2.46 - 2.36 (m, 1H), 2.32 - 2.19 (m, 4H), 2.18 - 2.11 (m, 1H), 1.74 - 1.81 (m, 1H), 1.71 - 1.54 (m, 5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.36 - 1.28 (m, 1H), 1.32 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.21 - 1.11 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.98 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.28分, m/z:699.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 3.52分, 99.83%。
実施例88.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.1当量のアゼチジン-1-スルホニル=クロリドを使用し、DMF:THF(1:1)を溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:28.9%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.28 - 7.18 (m, 3H), 7.06 - 7.04 (m, 1H), 3.95 - 3.77 (m, 5H), 3.73 - 3.64 (m, 5H), 3.60 - 3.53 (m, 1H), 3.10 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.17 (m, 6H), 2.12 - 2.08 (m, 3H), 2.05 - 1.96 m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.42 - 1.36 (m, 1H) 1.34 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.30 - 1.18 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.75分, m/z:674.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.42分, 98.79%。
実施例89.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-イソプロピル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、8当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:9.95%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.30 - 7.19 (m, 3H), 7.08 (br s, 1H), 4.06 - 3.77 (m, 7H), 3.73 - 3.65 (m, 1H), 3.57 - 3.48 (m, 1H), 3.21 - 3.10 (m, 2H), 3.02 - 2.90 (m, 2H), 2.56 (s, 3H), 2.32 (s, 1H), 2.10 - 1.81 (m, 4H), 1.68 - 1.65 (m, 1H), 1.45 - 1.43 (m, 4H), 1.37 - 1.25 (m, 4H), 1.12 - 1.07 (m, 10H), 0.97 (d, J = 6.8 Hz, 6H);
LCMS (方法B):Rt 1.42分, m/z:690.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.94分, 99.55%。
実施例90.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(スルファモイルアミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:6.11%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1 H), 7.26 - 7.20 (m, 2H), 7.07 - 7.02 (m, 1H), 6.58 (d, J = 7.63 Hz, 1H), 6.54 (s, 2H), 3.86 - 3.94 (m, 3H), 3.83 - 3.78 (m, 2H), 3.74 - 3.62 (m, 1H), 3.59 - 3.46 (m, 1H), 3.17 - 3.05 (m, 1H), 3.02 - 2.93 (m, 1H), 2.31 - 2.17 (m, 6H), 2.02 - 1.95 (m, 1H), 1.72 - 1.63 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.75 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.75 Hz, 3H), 1.31 - 1.19 (m, 2H), 1.09 (d, J = 6.63 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.50 Hz, 3H);
LCMS (方法D):Rt 1.59分, m/z:634.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.79分, 98.30%。
実施例91.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルオキサゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:10.03%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.00 (br d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.07 - 7.00 (m, 1H), 3.95 - 3.83 (m, 2H), 3.82 - 3.75 (m, 2H), 3.75 - 3.64 (m, 2H), 3.57 - 3.47 (m, 1H), 3.30 - 3.24 (m, 1H), 3.13 - 3.04 (m, 1H), 3.03 - 2.95 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.31 - 2.21 (m, 4H), 2.20 - 2.13 (m, 1H), 1.86 - 1.76 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.41 - 1.36 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.26 - 1.14 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.81分, m/z:700.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.38分, 98.92%。
実施例92.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:16.25%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.71 - 7.70 (m, 2H), 7.62 (dd, J = 2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.03 (dd, J = 4.3, 10.1 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.96 - 3.76 (m, 4H), 3.75 - 3.65 (m, 2H), 3.59 - 3.52 (m, 1H), 3.49 (s, 3H), 3.32 - 3.24 (m, 2H), 3.05 - 2.91 (m, 2H), 2.33 - 2.20 (m, 4H), 2.19 - 2.09 (m, 1H), 1.79 - 1.69 (m, 1H), 1.68 - 1.56 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.32 - 1.26 (m, 1H), 1.24 - 1.13 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.63分, m/z:735.0 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.99分, 99.77%。
実施例93.N-シクロプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のDBU及び1.5当量のジメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:13.97%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.33 (dd, J = 8.38, 3.00 Hz, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.01 (dd, J = 9.07, 4.44 Hz, 1H), 4.39 - 4.25 (m, 1H), 3.89 - 3.73 (m, 6H), 3.07 - 2.96 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.63 - 2.61 (m, 1H), 2.35 - 2.17 (m, 6H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.72 - 1.62 (m, 5H), 1.47 - 1.13 (m, 8H), 0.52 (br s, 4H);
LCMS (方法C):Rt 1.72分, m/z:660.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.31分, 99.57%。
実施例94.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(モルホリン-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.3当量のモルホリン-4-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法I)によって精製した。
収率:22.37%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.79 - 7.71 (m, 1H), 7.42 - 7.25 (m, 3H), 7.02 (dd, J = 4.2, 9.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.04 (m, 1H), 3.90 - 3.80 (m, 4H), 3.80 - 3.69 (m, 4H), 3.64 - 3.62 (m, 5H), 3.03 - 2.96 (m, Hz, 6H), 2.32 - 2.17 (m, 5H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.72 - 1.61 (m, 5H), 1.47 - 1.34 (m, 1H), 1.29 - 1.16 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.29分, m/z:726.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.26分, 99.55%。
実施例95.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.3当量のジメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:18.15%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.38 - 7.25 (m, 2H), 7.20 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.02 (m, 1H), 3.89 - 3.80 (m, 4H), 3.79 - 3.65 (m, 4H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.08 - 2.96 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.33 - 2.16 (m, 5H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.28 - 1.14 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.97分, m/z:684.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.36分, 97.56%。
実施例96.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、3.5当量のDIPEA及び1.3当量のメタンスルホニルクロリドを使用し、DCMを溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:42.2%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 1H), 7.08 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.36 - 6.03 (m, 1H), 3.90 - 3.80 (m, 4H), 3.79 - 3.61 (m, 4H), 3.31 - 3.23 (m, 1H), 3.20 - 3.08 (m, 1H), 3.02 - 2.95 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.31 - 2.16 (m, 5H), 2.03 - 1.97 (m, 1H), 1.75 - 1.59 (m, 5H), 1.48 - 1.32 (m, 1H), 1.31 - 1.18 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.88分, m/z:655.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.98分, 99.13%。
実施例97.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジエチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、3.5当量のDIPEA及び1.5当量のジエチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:18.59%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.38 - 7.22 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.2 Hz, 1H), 6.37 - 6.04 (m, 1H), 4.27 - 3.99 (m, 2H), 3.91 - 3.64 (m, 8H), 3.18 - 3.07 (m, 4H), 3.03 - 2.90 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 1.99 - 1.86 (m, 1H), 1.73 - 1.58 (m, 5H), 1.45 - 1.32 (m, 1H), 1.27 - 1.14 (m, 2H), 1.13 - 1.04 (m, 12H);
LCMS (方法C):Rt 1.87分, m/z:712.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.83分, 99.92%。
実施例98.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((テトラヒドロ-2H-ピラン)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、5当量のEtN及び1.3当量のテトラヒドロ-2H-ピラン-4-スルホニル=クロリド以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。16時間後、もう1当量のテトラヒドロ-2H-ピラン-4-スルホニル=クロリドを加えた。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:13.70%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.32 - 7.26 (m, 1H), 7.20 - 7.16 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.03 (m, 1H), 3.98 - 3.62 (m, 12H), 3.30 - 3.18 (m, 2H), 3.16 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.12 (m, 5H), 2.01 - 1.90 (m, 1H), 1.89 - 1.78 (m, 2H), 1.73 - 1.62 (m, 5H), 1.60 - 1.50 (m, 2H), 1.48 - 1.35 (m, 1H), 1.33 - 1.17 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.69分, m/z:725.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.10分, 98.14%。
実施例99.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法I)によって精製した。
収率:23.76%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.2 Hz, 1H), 7.32 - 7.25 (m, 1H), 7.21 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.36 - 6.03 (m, 1H), 3.88 - 3.73 (m, 7H), 3.72 - 3.62 (m, 6H), 3.13 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.14 - 2.05 (m, 2H), 2.02 - 1.91 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.31 (m, 1H), 1.29 - 1.17 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.8 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.76分, m/z:696.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.37分, 97.72%。
実施例100.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.1当量の1-メチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリドを使用し、DMF:THF(1:1)を溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率;30.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.53 (br d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.41 - 7.20 (m, 2H), 7.01 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 6.40 - 5.93 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.86 - 3.56 (m, 8H), 3.32 - 3.24 (m, 2H), 3.07 - 2.88 (m, 2H), 2.36 - 2.06 (m, 5H), 1.82 - 1.54 (m, 6H), 1.43 - 1.28 (m, 1H), 1.26 - 1.18 (m, 1H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.27分, m/z:721.0 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.16分, 99.62%。
実施例101.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-イソプロピル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のイソプロピル(メチル)スルファモイル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:15.32%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.40 - 7.23 (m, 2H), 7.12 (br d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 6.38 - 6.02 (m, 1H), 4.01 - 3.89 (m, 1H), 3.88 - 3.62 (m, 8H), 3.08 - 2.85 (m, 2H), 2.55 (s, 4H), 2.31 - 2.23 (m, 4H), 2.22 - 2.16 (m, 1H), 1.93 - 190 (m , 1H), 1.65 (br s, 5H), 1.45 - 1.30 (m, 1H), 1.28 - 1.15 (m, 2H), 1.11 - 1.06 (m, 12H);
LCMS (方法C):Rt 1.84分, m/z:712.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.86分, 98.98%。
実施例102.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:14.44%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.39 - 7.24 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.68 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.03 (m, 1H), 3.92 - 3.64 (m, 8H), 3.31 - 3.25 (m, 1H), 3.07 - 2.91 (m, 2H), 2.43 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 2.31 - 2.15 (m, 5H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.30 (m, 1H), 1.28 - 1.14 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.72分, m/z:670.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.98分, 98.07%。
実施例103.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.5当量の1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニル=クロリド及び3当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:35.6%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.86 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.82 - 7.66 (m, 2H), 7.40 - 7.19 (m, 2H), 7.01 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.37 - 6.02 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.88 - 3.61 (m, 8H), 3.31 - 3.21 (m, 2H), 3.13 - 2.93 (m, 2H), 2.32 - 2.11 (m, 5H), 1.64 - 1.60 (m, 1H), 1.70 - 1.54 (m, 5H), 1.44 - 1.29 (m, 1H), 1.23 - 1.21 (m, 1H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.67分, m/z:721.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.15分, 99.72%。
実施例104.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1,5-ジメチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.5当量の1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリド及び3当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:31.4%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.53 (br s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 1H), 7.01 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.36 - 6.04 (m, 1H), 3.98 - 3.54 (m, 9H), 3.77 (s, 3H), 3.31 - 3.22 (m, 1H), 3.05 - 2.82 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.33 - 2.10 (m, 5H), 1.77 - 1.56 (m, 6H), 1.41 - 1.27 (m, 1H), 1.24 - 1.22 (m, 1H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.67分, m/z:735.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.23分, 99.77%。
実施例105.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1,3-ジメチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.5当量の1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリド及び3当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:15.2%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.54 (br d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.31 - 7.25 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.36 - 6.02 (m, 1H), 3.91 - 3.58 (m, 9H), 3.80 (s, 3H), 3.30 - 3.22 (m, 1H), 3.07 - 2.83 (m, 2H), 2.32 - 2.03 (m, 5H), 2.25 (s, 3H), 1.78 - 1.54 (m, 6H), 1.45 - 1.29 (m, 1H), 1.24 - 1.22 (m, 1H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.05 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.67分, m/z:735.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.20分, 95.86%。
実施例106.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-エチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、3当量の1-エチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:18.36%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.25 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.51 (br d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.01 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.36 - 6.03 (m, 1H), 4.19 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.90 - 3.63 (m, 8H), 3.31 - 3.18 (m, 2H), 3.03 - 2.91 (m, 2H), 2.32 - 2.11 (m, 5H), 1.79 - 1.56 (m, 6H), 1.38 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.36 - 1.14 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.72分, m/z:(735.4) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.38分, 98.55%。
実施例107.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、1.2当量のジメチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法L)によって精製した。
収率:12.72%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.38 - 7.27 (m, 2H), 7.20 (br d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 4.42 - 4.09 (m, 2H), 4.08 - 3.57 (m, 7H), 3.11 - 2.94 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.79 - 1.55 (m, 5H), 1.49 - 1.34 (m, 1H), 1.34 - 1.17 (m, 2H), 1.18 - 0.97 (m, 6H);
LCMS (方法B):Rt 1.30分, m/z:702.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.52分, 98.70%。
実施例108.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(モルホリン-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、1.2当量のモルホリン-4-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:14.98%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.39 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.36 - 7.26 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 4.40 - 4.11 (m, 2H), 4.05 - 3.68 (m, 6H), 3.66 - 3.59 (m, 4H), 3.11 - 2.89 (m, 7H), 2.32 - 2.12 (m, 5H), 2.02 - 1.90 (m, 1H), 1.76 - 1.57 (m, 5H), 1.48 - 1.34 (m, 1H), 1.33 - 1.16 (m, 2H), 1.15 - 1.04 (m, 6H);
LCMS (方法B):Rt 1.29分, m/z:744.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.41分, 99.96%。
実施例109.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、1.2当量のプロパン-2-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:2.91%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.37 - 7.25 (m, 2H), 7.08 - 6.97 (m, 2H), 4.39 - 4.08 (m, 2H), 3.98 - 3.89 (m, 1H), 3.87 - 3.68 (m, 5H), 3.29 - 3.22 (m, 1H), 3.21 - 2.95 (m, 3H), 2.31 - 2.14 (m, 5H), 2.00 - 1.87 (m, 1H), 1.75 - 1.57 (m, 5H), 1.50 - 1.34 (m, 1H), 1.32 - 1.23 (m, 2H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 1.16 - 1.03 (m, 6H);
LCMS (方法B):Rt 1.35分, m/z:701.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.54分, 97.02%。
実施例110.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.5当量のプロパン-2-スルホニル=クロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:3.60%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 2.9, 8.1 Hz, 1H), 7.28 - 7.26 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 6.07 (br s, 1H), 3.96 - 3.82 (m, 3H), 3.81 - 3.66 (m, 5H), 3.19 - 3.13 (m, 1H), 3.05 - 2.98 (m, 1H), 2.81 - 2.71 (m, 1H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 1.99 - 1.89 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.50 - 1.29 (m, 6H), 1.24 (br s, 1H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.1 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 2.05分, m/z:709.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.69分, 95.00%。
実施例111.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.5当量のシクロプロパンスルホニルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:29.5%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 2.8, 8.1 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.0, 8.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.2, 9.1 Hz, 1H), 4.16 - 3.43 (m, 10H), 3.22 - 3.09 (m, 1H), 3.07 - 2.97 (m, 1H), 2.85 - 2.68 (m, 2H), 2.62 - 2.55 (m, 1H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.05 - 1.95 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.50 - 1.17 (m, 3H), 1.10 (d, J = 5.9 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 5.9 Hz, 3H), 0.98 - 0.83 (m, 4H);
LCMS (方法A):Rt 2.01分, m/z:707.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.61分, 99.51%。
実施例112.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.5当量のメタンスルホニルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:23.34%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.0, 8.3 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 3.98 - 3.63 (m, 10H), 3.62 - 3.45 (m, 1H), 3.21 - 3.09 (m, 1H), 2.99 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.83 - 2.71 (m, 1H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.04 - 1.91 (m, 1H), 1.74 - 1.61 (m, 5H), 1.50 - 1.19 (m, 3H), 1.09 (d, J = 6.0 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.4 Hz, 3H)。
LCMS (方法A):Rt 1.94分, m/z:681.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.32分, 99.45%。
実施例113.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、2当量のジメチルスルファモイルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:14.45%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.2 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 4.12 - 3.62 (m, 8H), 3.61 - 3.43 (m, 1H), 3.31 - 3.22 (m, 1H), 3.10 - 2.96 (m, 2H), 2.85 - 2.69 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.03 - 1.89 (m, 1H), 1.74 - 1.60 (m, 5H), 1.50 - 1.14 (m, 3H), 1.10 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.3 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 2.05分, m/z:710.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.69分, 99.08%。
実施例114.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジエチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、2当量のジエチルスルファモイルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:13.52%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.2 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.0, 8.6 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.3, 9.2 Hz, 1H), 4.00 - 3.62 (m, 8H), 3.61 - 3.45 (m, 1H), 3.31 - 3.22 (m, 1H), 3.13 (q, J = 7.3 Hz, 4H), 3.04 - 2.84 (m, 2H), 2.84 - 2.69 (m, 2H), 2.32 - 2.12 (m, 5H), 1.99 - 1.87 (m, 1H), 1.79 - 1.58 (m, 5H), 1.50 - 1.27 (m, 2H), 1.26 - 1.15 (m, 1H), 1.14 - 0.95 (m, 12H);
LCMS (方法A):Rt 2.05分, m/z:738.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 6.15分, 98.78%。
実施例115.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(オキセタン-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のオキセタン-3-スルホニル=クロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:19.37%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 2.9, 8.2 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.1, 8.5 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 4.84 - 4.70 (m, 2H), 4.69 - 4.56 (m, 3H), 4.12 - 3.62 (m, 8H), 3.61 - 3.45 (m, 1H), 3.30 - 3.23 (m, 1H), 3.19 - 3.07 (m, 1H), 3.02 - 2.95 (m, 1H), 2.84 - 2.69 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 1.85-1.94 (m, 1H), 1.75 - 1.59 (m, 5H), 1.50 - 1.16 (m, 3H), 1.10 (d, J = 6.1 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.3 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.95分, m/z:723.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.33分, 98.65%。
実施例116.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(モルホリン-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のモルホリン-4-スルホニル=クロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:21.87%。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.39 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 3.0, 8.3 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 2.9, 8.6 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 3.98 - 3.82 (m, 4H), 3.81 - 3.68 (m, 4H), 3.67 - 3.59 (m, 5H), 3.58 - 3.44 (m, 1H), 3.11 - 2.92 (m, 6H), 2.83 - 2.69 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 1.91-1.99 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.48 - 1.16 (m, 3H), 1.10 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.3 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.78分, m/z:750.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.57分, 99.21%。
実施例117.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(スルファモイルアミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のスルファモイルクロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法H)によって精製した。
収率:4.74%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.39 - 7.32 (m, 1H), 7.30 - 7.22 (m, 1H), 7.01-7.11 (m, 1H), 6.61 - 6.50 (m, 3H), 3.99 - 3.63 (m, 8H), 3.62 - 3.44 (m, 1H), 3.17 - 3.05 (m, 1H), 3.03 - 2.91 (m, 1H), 2.81-2.65 (m, 2H), 2.32 - 2.17 (m, 6H), 2.00-1.95 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.50 - 1.28 (m, 2H), 1.27 - 1.16 (m, 1H), 1.10 (d, J = 5.5 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 5.6 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.65分, m/z:682.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.07分, 98.50%。
実施例118.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、2当量のアゼチジン-1-スルホニル=クロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:11.96%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.41 - 7.30 (m, 1H), 7.29 - 7.16 (m, 2H), 7.03 (dd, J = 4.0, 8.9 Hz, 1H), 3.98 - 3.72 (m, 8H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.49-3.55 (m, 1H), 3.31 - 3.3.25 (m, 1 H), 3.12 - 2.95 (m, 2H), 2.86 - 2.70 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.10 (quin, J = 7.5 Hz, 2H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.49 - 1.19 (m, 3H), 1.10 (d, J = 5.6 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 5.6 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.41分, m/z:722.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.69分, 95.13%。
実施例119.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-イソプロピル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、2当量のイソプロピル(メチル)スルファモイル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法I)によって精製した。
収率:16.40%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.40 - 7.30 (m, 1H), 7.30 - 7.21 (m, 1H), 7.11 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.1, 8.9 Hz, 1H), 4.02 - 3.62 (m, 9H), 3.53 (br d, J = 9.0 Hz, 1H), 3.07 - 2.85 (m, 2H), 2.72 (br s, 2H), 2.55 (s, 3H), 2.32 - 2.13 (m, 6H), 1.97 - 1.89 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.51 - 1.14 (m, 3H), 1.13 - 0.90 (m, 12H);
LCMS (方法C):Rt 1.92分, m/z:738.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 6.16分, 99.90%。
実施例120.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ベンゼンスルホンアミド
この化合物は、3当量のEtNを使用し、DMF(3mL)を溶媒として使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法I)によって精製した。
収率:36.1%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.85 - 7.74 (m, 3H), 7.70 - 7.57 (m, 4H), 7.37 (dd, J = 2.8, 8.1 Hz, 1H), 7.33 - 7.25 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 4.03 - 3.62 (m, 8H), 3.58 - 3.56 (m, 1H), 3.30 - 3.19 (m, 2H), 3.00 - 2.87 (m, 2H), 2.59 - 2.52 (m, 1H), 2.49 - 2.39 (m, 1H), 2.32 - 2.10 (m, 5H), 1.73 - 1.52 (m, 6H), 1.39 - 0.99 (m, 8H);
LCMS (方法C):Rt 1.62分, m/z:709.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.30分, 99.49%。
実施例121.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)アゼチジン-1-スルホンアミド
この化合物は、1.1当量のアゼチジン-1-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:24.91%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.45 - 7.16 (m, 3H), 7.06-7.03 (m, 1H), 4.00 - 3.76 (m, 8H), 3.72 - 3.62 (m, 6H), 3.57 - 3.39 (m, 2H), 3.15 - 2.96 (m, 3H), 2.34 - 2.28 (m, 3H), 2.13 - 2.06 (m, 3H), 1.97 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 1.80 - 1.58 (m, 5H), 1.48 - 1.34 (m, 1H), 1.33 - 1.08 (m, 8H);
LCMS (方法A):Rt 1.57分, m/z:688.8 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.65分, 98.11%。
実施例122.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-2-メチルチアゾール-4-スルホンアミド
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:25.3%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.94 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.42 - 7.34 (m, 1H), 7.31- 7.26 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 3.82 (br s, 7H), 3.69 - 3.59 (m, 2H), 3.55 - 3.40 (m, 1H), 3.32 - 3.22 (m, 2H), 3.15 - 3.04 (m, 1H), 3.01 - 2.94 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.17 - 2.08 (m, 5H), 1.79 - 1.57 (m, 7H), 1.35 - 1.37 (m, 1H), 1.28 - 1.10 (m, 7H);
LCMS (方法C):Rt 1.63分, m/z:730.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.85分, 99.83%。
実施例123.{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}ジメチルアミン
この化合物は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製した。
収率:15.90%;
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.41 - 7.35 (m, 1H), 7.31 - 7.26 (m, 1H), 7.20 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 4.16 - 4.14 (m, 1H), 3.98 - 3.92 (m, 9H), 3.58 - 3.45 (m, 2H), 3.37 - 3.28 (m, 2H), 3.10 - 2.96 (m, 1H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.01 - 1.90 (m, 1H), 1.78 - 1.60 (m, 5H), 1.47 - 1.32 (m, 1H), 1.30 - 1.11 (m, 7H)。
LCMS (方法B):Rt 1.20分, m/z:676.4 [M+H]
HPLC (方法B):Rt 3.25分, 93.49%。
実施例124.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ピロリジン-1-スルホンアミド
この化合物は、1.1当量のピロリジン-1-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:35.5%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 2.7, 8.2 Hz, 1H), 7.33 - 7.26 (m, 1H), 7.14 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 4.00 - 3.72 (m, 8H), 3.67 - 3.60 (m, 1H), 3.22 - 3.16 (m, 3H), 3.15 - 2.96 (m, 6H), 2.32 - 2.14 (m, 4H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.88 - 1.78 (m, 6H), 1.68 (br s, 5H), 1.46 - 1.32 (m, 1H), 1.31 - 1.09 (m, 7H);
LCMS (方法E):Rt 1.62分, m/z:702.4 [M-H]
HPLC (方法A):Rt 4.97分, 99.25%。
実施例125.{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}(エチル)アミン
この化合物は、8当量のエチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:15.02%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.41 - 7.35 (m, 1H), 7.31- 7.26 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.77 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.05 - 3.39 (m, 9H), 3.32 - 3.28 (m, 2H), 2.95 - 2.99 (m, 2H), 2.85 - 2.67 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 6H), 1.94 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.76 - 1.57 (m, 5H), 1.46 - 1.30 (m, 1H), 1.29 - 1.09 (m, 8H), 1.04 (t, J = 2.8 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.59分, m/z:676.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.57分, 99.24%。
実施例126.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-スルホンアミド
この化合物は、1.2当量の1-メチル-1H-ピラゾール-4-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:17.85%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.52 (br d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 2.9, 8.1 Hz, 1H), 7.33 - 7.25 (m, 1H), 7.03 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 4.04 - 3.74 (m, 7H), 3.72 - 3.58 (m, 4H), 3.57 - 3.43 (m, 2H), 3.04 - 2.89 (m, 2H), 2.32 - 2.12 (m, 5H), 1.80 - 1.52 (m, 6H), 1.43 - 1.01 (m, 8H);
LCMS (方法E):Rt 1.48分, m/z:713.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.53分, 98.57%。
実施例127.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホンアミド
この化合物は、1.2当量の1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:24.31%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.86 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.77 - 7.65 (m, 2H), 7.37 (dd, J = 2.8, 8.2 Hz, 1H), 7.32 - 7.25 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.84 - 3.70 (m, 8H), 3.69 - 3.66 (m, 2H), 3.55 - 3.40 (m, 1H), 3.31 - 3.13 (m, 2H), 3.11 - 2.92 (m, 2H), 2.31 - 2.09 (m, 5H), 1.85 - 1.55 (m, 6H), 1.45 - 1.00 (m, 8H);
LCMS (方法E):Rt 1.50分, m/z:713.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.58分, 99.91%。
実施例128.{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}(エチル)メチルアミン
この化合物は、1.5当量のエチル(メチル)スルファモイル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:18.50%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 2.8, 7.9 Hz, 1H), 7.31 - 7.26 (m, 1H), 7.16 (br d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 4.04 - 3.57 (m, 10H), 3.30 - 3.19 (m, 2H), 3.14 - 2.92 (m, 5H), 2.64 (s, 3H), 2.32 - 2.11 (m, 5H), 1.99 - 1.90 (m, 1H), 1.78 - 1.59 (m, 5H), 1.46 - 1.33 (m, 1H), 1.31 - 1.12 (m, 7H), 1.08 (t, J = 7.1 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.64分, m/z:690.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.00分, 99.13%。
実施例129.N-{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}-N-メチルシクロプロパンアミン
この化合物は、1.5当量のシクロプロピル(メチル)スルファモイル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:8.88%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 2.6, 8.1 Hz, 1H), 7.33 - 7.23 (m, 2H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 4.03 - 3.56 (m, 9H), 3.31 - 3.19 (m, 2H), 3.11 - 2.96 (m, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.32 - 2.15 (m, 7H), 1.99 - 1.92 (m, 1H), 1.79 - 1.56 (m, 6H), 1.46 - 1.35 (m, 1H), 1.28 - 1.13 (m, 7H), 0.72 - 0.56 (m, 4H);
LCMS (方法B):Rt 1.27分, m/z:702.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.06分, 95.87%。
実施例130.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ベンゼンスルホンアミド
DMF(3mL)中の(2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩(250mg、0.413mmol)の溶液に、EtN(125mg、1.239mmol)及びNaH(18.18mg、0.454mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。この溶液にベンゼンスルホニルクロリド(88mg、0.496mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応の進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を氷冷した水で希釈し、得られた固体を濾過した。固体をDCM中5%メタノールに溶解し、溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法I)によって精製して、N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ベンゼンスルホンアミド(65mg、0.092mmol、22.17%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.23 (m, 1H), 7.85 - 7.80 (m, 2H), 7.77 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 7.68 - 7.58 (m, 3H), 7.45 - 7.32 (m, 1H), 7.29 - 7.24 (m, 1H), 7.04 - 7.00 (m, 1H), 4.35 (br s, 1H), 3.93 - 3.69 (m, 5H), 3.69 - 3.51 (m, 4H), 3.30 - 3.20 (m, 2H), 3.01 - 2.88 (m, 2H), 2.28 - 2.10 (m, 5H), 1.69 - 1.55 (m, 6H), 1.38 - 1.16 (m, 8H), 1.15 - 1.02 (m, 1H);LCMS (方法C):Rt 1.62分, m/z:709.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.26分, 98.89%。
実施例131.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-2-メチルチアゾール-4-スルホンアミド
この化合物は、3当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:17.22%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.25 (m, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.93 (br s, 1H), 7.78 - 7.65 (m, 1H), 7.44 - 7.34 (m, 1H), 7.29 - 7.24 (m, 1H), 7.13 - 7.00 (m, 1H), 4.44 - 4.31 (m, 1H), 3.95 - 3.66 (m, 6H), 3.66 - 3.53 (m, 3H), 3.27 (dd, J = 3.0, 4.5 Hz, 1H), 3.15 - 3.06 (m, 1H), 3.01 - 2.94 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.24 - 2.09 (m, 6H), 1.78 - 1.57 (m, 6H), 1.42 - 1.08 (m, 9H);
LCMS (方法A):Rt 1.60分, m/z:728.3 [M-H]
HPLC (方法A):Rt 4.79分, 98.93%。
実施例132.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、4当量のプロパン-2-スルホニル=クロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法G)によって精製した。収率:11.72%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.33 - 8.22 (m, 1H), 7.85 - 7.67 (m, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.11 - 7.00 (m, 2H), 4.25 - 3.63 (m, 10H), 3.62 - 3.35 (m, 1H), 3.21 - 3.06 (m, 3H), 3.05 - 2.96 (m, 1H), 2.33 - 2.15 (m, 5H), 2.06 - 1.90 (m, 2H), 1.78 - 1.62 (m, 5H), 1.52 - 1.32 (m, 3H), 1.31 - 1.16 (m, 8H), 1.16 - 0.95 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt 1.88分, m/z:689.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.89分, 97.83%。
実施例133.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルチアゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、1.2当量の2-メチルチアゾール-4-スルホニル=クロリド及び5当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。収率:6.80%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.93 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.83 - 7.69 (m, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.09 - 6.99 (m, 1H), 4.26 - 3.67 (m, 10H), 3.65 - 3.57 (m, 1H), 3.55 - 3.42 (m, 1H), 3.29 - 3.22 (m, 1H), 3.17 - 3.04 (m, 1H), 3.02 - 2.94 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.31 - 2.12 (m, 5H), 2.05 - 1.85 (m, 1H), 1.81 - 1.57 (m, 6H), 1.52 - 1.30 (m, 3H), 1.21 - 0.94 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.64分, m/z:744.6 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.88分, 99.45%。
実施例134.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、1.3当量のアゼチジン-1-スルホニル=クロリド及び8当量のEtNを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:12.51%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.25 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.36 - 7.16 (m, 3H), 7.09 - 7.01 (m, 1H), 4.27 - 3.70 (m, 10H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.61 - 3.39 (m, 2H), 3.14 - 2.95 (m, 3H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.15 - 2.04 (m, 3H), 2.03 - 1.88 (m, 2H), 1.76 - 1.60 (m, 5H), 1.50 - 1.32 (m, 3H), 1.30 - 1.17 (m, 1H), 1.16 - 0.96 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt 1.22分, m/z:702.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.88分, 97.83%。
実施例135.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチルチアゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のトリエチルアミンを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。収率:10.78%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.24 (m, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.93 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.85 - 7.68 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 7.00 (m, 1H), 4.27 - 3.66 (m, 9H), 3.65 - 3.41 (m, 2H), 3.29 - 3.22 (m, 1H), 3.16 - 3.03 (m, 1H), 3.01 - 2.93 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.31 - 2.13 (m, 5H), 2.04 - 1.85 (m, 1H), 1.83 - 1.54 (m, 7H), 1.52 - 1.30 (m, 3H), 1.26 - 0.92 (m, 6H);LCMS (方法A):Rt 1.64分, m/z:744.3 [M+H];HPLC (方法E):Rt 4.92分, 96.20%。
実施例136.N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、3当量のベンゼンスルホニルクロリド、2当量のEtN及びNaHを使用した以外は、実施例130の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法G)によって精製した。収率:4.96%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.24 (m, 1H), 7.85 - 7.74 (m, 4H), 7.69 - 7.58 (m, 3H), 7.33 - 7.22 (m, 2H), 6.96 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.90 - 3.69 (m, 5H), 3.64 - 3.50 (m, 3H), 3.31 - 3.20 (m, 1H), 3.02 - 2.88 (m, 2H), 2.87 - 2.74 (m, 2H), 2.31 - 2.09 (m, 5H), 1.73 - 1.52 (m, 6H), 1.39 - 1.21 (m, 2H), 1.20 - 0.93 (m, 7H);LCMS (方法A):Rt 1.82分, m/z:706.0 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.36分, 97.67%。
実施例137.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコで、ACN(5mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド塩酸塩(200mg、0.444mmol)を加えた。この溶液に、((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(209mg、0.533mmol)、KCO(184mg、1.333mmol)、及びKI(89mg、0.533mmol)を室温で加え、反応物を80℃で18時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を氷冷した水で希釈し、EtOAc(10mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、ロータリーエバポレーターで濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド(58.17mg、収率20.56%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (m, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.32 - 7.17 (m, 3H), 7.12 - 6.98 (m, 1H), 3.91 - 3.79 (m, 4H), 3.78 - 3.72 (m, 2H), 3.08 - 2.96 (m, 2H), 2.82 (s, 2H), 2.66 - 2.62 (m, 1H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.17 (m, 6H), 2.21 - 2.16 (m, 1H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.34 (m, 1H), 1.29 - 1.19 (m, 1H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.22分, m/z:634.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.82分, 97.69%。
実施例138.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチルベンズアミド
この化合物は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:15.21%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 - 8.24 (m, 1H), 7.73 - 7.68 (m, 1H), 7.31 - 7.22 (m, 3H), 7.09- 6.98 (m, 1H), 3.90 - 3.71 (m, 6H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.08 - 2.95 (m, 2H), 2.83 (s, 2H), 2.68 - 2.64 (m, 2H), 2.32 - 2.18 (m, 5H), 2.13 - 2.06 (m, 2H), 1.96 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 1.67 (br s, 6H), 1.46 - 1.32 (m, 1H), 1.31 - 1.18 (m, 1H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.23分, m/z:646.4 [M+H]
HPLC (方法A):4.83分, 96.29%。
実施例139.5-フルオロ-N-イソプロピル-N-メチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4.3当量のKCO及び1.1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:27.8%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 - 8.23 (m, 2H), 7.73 - 7.68 (m, 2H), 7.56 - 7.51 (m, 1H), 7.31 - 7.21 (m, 2H), 7.09 - 6.98 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.88 - 3.69 (m, 7H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.21 - 3.03 (m, 1H), 3.02 - 2.91 (m, 2H), 2.82 (s, 2H), 2.60 - 2.64 (m, 1H), 2.31 - 2.12 (m, 5H), 1.81 - 1.69 (m, 2H), 1.68 - 1.58 (m, 5H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.05 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法F):Rt 1.21分, m/z:671.0 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.57分, 99.93%。
実施例140.N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.0当量のKI及び1.0当量の((2S,5R)-5-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:25.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.25 (m, 1H), 7.71 - 7.66 (m, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.16 (br s, 1H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 3.92 - 3.82 (m, 3H), 3.81 - 3.70 (m, 3H), 3.12 - 3.03 (m, 3H), 3.02 - 2.95 (m, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.27 (m, 5H), 2.22 - 2.15 (m, 1H), 1.93 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.33 (m, 1H), 1.30 - 1.15 (m, 3H), 1.13 - 1.07 (m, 8H), 1.07 - 0.97 (m, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.74分, m/z:662.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.31分, 99.94%。
実施例141.N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、3.5当量のKCO及び1.5当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:39.4%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.25 (m, 1H), 7.71 - 7.66 (m, 1H), 7.31 - 7.22 (m, 2H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 6.92 - 6.84 (m, 1H), 6.87 - 6.76 (m, 1H), 3.96 - 3.82 (m, 3H), 3.81 - 3.70 (m, 3H), 3.45 - 3.35 (m, 1H), 3.26 - 3.19 (m, 1H), 3.17 - 3.07 (m, 1H), 3.06 - 2.96 (m, 2H), 2.86 - 2.80 (m, 2H), 2.28 (dd, J = 6.3, 12.9 Hz, 4H), 2.22 - 2.15 (m, 1H), 1.94 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.44 - 1.32 (m, 1H), 1.28 - 1.15 (m, 3H), 1.13 - 1.02 (m, 11H);
LCMS (方法E):Rt 1.61分, m/z:648.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.00分, 98.48%。
実施例142.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-シクロプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:20.37%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.25 (m, 1H), 7.71 - 7.66 (m, 1H), 7.32 - 7.26 (m, 3H), 7.08 - 6.98 (m, 2H), 3.94 - 3.82 (m, 3H), 3.81 - 3.70 (m, 3H), 3.08 - 2.96 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 7H), 2.02 - 1.87 (m, 2H), 1.66 (br s, 6H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.29 - 1.15 (m, 3H), 1.14 - 1.07 (m, 5H), 1.06 - 0.95 (m, 3H), 0.56 - 0.45 (m, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.69分, m/z:660.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.96分, 99.34%。
実施例143.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法I)によって精製した。
収率:36.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.24 - 7.20 (m, 2H), 7.05 - 7.03 (m, 1H), 6.91 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.68 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 3.95 - 3.75 (m, 6H), 3.70 - 3.66 (m, 1H), 3.58 - 3.48 (m, 1H), 3.31 - 3.25 (m, 1H), 3.07 - 2.93 (m, 2H), 2.43 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 2.32 - 2.16 (m, 6H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.28 - 1.14 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.650分, m/z:648.2 [M+H]
HPLC (方法G):Rt 3.36分, 98.44%。
実施例144.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:10.95%;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.24 - 7.20 (m, 2H), 7.04 (dd, J = 4.3, 10.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 3.98 - 3.83 (m, 3H), 3.83 - 3.75 (m, 2H), 3.74 - 3.64 (m, 1H), 3.58 - 3.40 (m, 2H), 3.06 - 2.94 (m, 2H), 2.87 - 2.78 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 6H), 1.98 - 1.89 (m, 2H), 1.75 - 1.61 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.38 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.26 - 1.15 (m, 1H), 1.05 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.06 - 1.04 (m, 2H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.27分, m/z:662.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.27分, 99.09%。
実施例145.N-シクロプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、3.5当量のKCO、1.0当量のKI、及び1.0当量の((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率;33.8%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.32 (dd, J = 2.9, 8.3 Hz, 1H), 7.23 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.87 (br s, 1H), 6.78 (br s, 1H), 4.39 - 4.24 (m, 1H), 3.97 - 3.70 (m, 5H), 3.31 - 3.25 (m, 1H), 3.10 - 2.92 (m, 2H), 2.79-2.86 (m, 2H), 2.66 - 2.57 (m, 1H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 1.91-1.96 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.45 - 1.12 (m, 9H), 1.05 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.52 (br s, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.68分, m/z:660.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.13分, 99.40%。
実施例146.N-シクロプロピル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2R,5S)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、3.5当量のKCO、1.0当量のKI、及び1.5当量の((2R,5S)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:24.81%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.33 (dd, J = 2.7, 8.3 Hz, 1H), 7.23 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 6.68 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 4.39 - 4.25 (m, 1H), 3.94 - 3.71 (m, 5H), 3.30 - 3.24 (m, 1H), 3.05 - 2.93 (m, 2H), 2.62 - 2.57 (m, 1H), 2.43 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.01 - 1.89 (m, 1H), 1.74 - 1.60 (m, 5H), 1.47 - 1.07 (m, 9H), 0.52 (br s, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.74分, m/z:646.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.87分, 98.18%。
実施例147.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、5当量のEtN及び2当量のエチルスルファモイルクロリドを使用した以外は、実施例85の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:12.17%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.37 - 7.27 (m, 2H), 7.03 - 7.00 (m, 1H), 6.87 (br d, J = 6.5 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 6.34 - 6.06 (m, 1H), 3.85 - 3.68 (m, 8H), 2.99 - 2.98 (m, 2H), 2.85 - 2.79 (m, 2H), 2.44 - 2.18 (m, 6H), 1.96 - 1.91 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.38 - 1.35 (m, 1H), 1.25 - 1.19 (m, 2H), 1.11 - 1.04 (m, 9H);
LCMS (方法C):Rt 1.71分, m/z:684.0 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.25分, 99.21%。
実施例148.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(シクロプロピルメチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1当量の((2S,5R)-5-((N-(シクロプロピルメチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1.1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:23.80%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.26 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.92 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.03 (m, 1H), 3.94 - 3.62 (m, 8H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.10 - 2.93 (m, 2H), 2.70 - 2.66 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.43 - 1.27 (m, 1H), 1.27 - 1.14 (m, 2H), 1.08 (dd, J = 6.5, 16.1 Hz, 6H), 0.98 - 0.86 (m, 1H), 0.47 - 0.37 (m, 2H), 0.21 - 0.11 (m, 2H);
LCMS (方法B):Rt 1.91分, m/z:710.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.53分, 99.74%。
実施例149.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-シクロプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、1.5当量の((2S,5R)-5-((N-シクロプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1当量のKIを使用し、ACN:NMP(3:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:14.56%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.36 - 8.23 (m, 1H), 7.84 - 7.69 (m, 1H), 7.38 - 7.24 (m, 2H), 7.23 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.06 - 6.95 (m, 2H), 6.38 - 6.03 (m, 1H), 3.95 - 3.62 (m, 8H), 3.30 - 3.21 (m, 1H), 3.11 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 6H), 1.92-2.01 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.32 (m, 1H), 1.29 - 1.14 (m, 2H), 1.08 (dd, J = 6.4, 15.8 Hz, 6H), 0.59 - 0.42 (m, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.78分, m/z:696.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.27分, 98.07%。
実施例150.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-イソプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.0当量のKI及び1.4当量の((2S,5R)-5-((N-イソプロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:10.73%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.38 - 7.24 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.37 - 6.04 (m, 1H), 3.94 - 3.63 (m, 8H), 3.30 - 3.21 (m, 2H), 3.07 - 2.93 (m, 2H), 2.32 - 2.13 (m, 5H), 2.00 - 1.88 (m, 1H), 1.75 - 1.58 (m, 5H), 1.47 - 1.30 (m, 1H), 1.28 - 1.15 (m, 2H), 1.14 - 1.02 (m, 12H);
LCMS (方法E):Rt 1.76分, m/z:698.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.47分, 99.83%。
実施例151.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-プロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1当量の((2S,5R)-5-((N-プロピルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1.1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:31.5%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.87 - 6.77 (m, 2H), 6.38 - 6.03 (m, 1H), 3.91 - 3.80 (m, 4H), 3.79 - 3.61 (m, 4H), 3.32 - 3.28 (m, 1H), 3.07 - 2.93 (m, 2H), 2.79 - 2.69 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.51 - 1.29 (m, 3H), 1.28 - 0.98 (m, 8H), 0.86 (t, J = 7.4 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.32分, m/z:698.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.54分, 99.01%。
実施例152.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、1.1当量の((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:16.04%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.37 - 7.23 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 4.41 - 4.09 (m, 2H), 4.00 - 3.67 (m, 7H), 3.16 - 3.05 (m, 2H), 3.05 - 2.94 (m, 3H), 2.35 - 2.15 (m, 4H), 2.22 - 2.16 (m, 1H), 1.98 - 1.88 (m, 1H), 1.72 - 1.59 (m, 5H), 1.49 - 1.34 (m, 1H), 1.34 - 1.21 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.14 - 1.03 (m, 5H);
LCMS (方法B):Rt 1.28分, m/z:687.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.28分, 98.91%。
実施例153.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、4当量のKCOを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:21.98%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.83 - 7.73 (m, 1H), 7.37 - 7.26 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 6.91 - 6.75 (m, 2H), 4.40 - 4.25 (m, 1H), 4.25 - 4.13 (m, 1H), 3.98 - 3.89 (m, 1H), 3.88 - 3.79 (m, 3H), 3.78 - 3.68 (m, 2H), 3.30 - 3.24 (m, 1H), 3.06 - 2.92 (m, 2H), 2.86 - 2.78 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.76 - 1.57 (m, 5H), 1.44 - 1.27 (m, 2H), 1.25 - 1.16 (m, 1H), 1.14 - 1.02 (m, 9H);
LCMS (方法E):Rt 1.79分, m/z:702.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.34分, 99.26%。
実施例154.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、1.1当量のKI及び4.3当量のKCOを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:27.1%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.0, 8.0 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.0, 8.6 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.3, 8.9 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.68 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 3.99 - 3.82 (m, 4H), 3.81 - 3.63 (m, 4H), 3.61 - 3.46 (m, 1H), 3.30 - 3.23 (m, 1H), 3.07 - 2.91 (m, 2H), 2.80 - 2.71 (m, 2H), 2.43 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.01 - 1.90 (m, 1H), 1.67 (d, J = 5.0 Hz, 5H), 1.49 - 1.27 (m, 2H), 1.26 - 1.15 (m, 1H), 1.10 (d, J = 6.0 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.75分, m/z:696.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.32分, 95.90%。
実施例155.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4.3当量のKCO及び1.1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:20.82%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 2.9, 8.2 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.01 - 3.82 (m, 4H), 3.80 - 3.64 (m, 4H), 3.63 - 3.43 (m, 1H), 3.29 - 3.21 (m, 1H), 3.07 - 2.92 (m, 2H), 2.89 - 2.78 (m, 2H), 2.77 - 2.69 (m, 1H), 2.46 - 2.38 (m, 1H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 1.99 - 1.90 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.50 - 1.27 (m, 2H), 1.27 - 1.15 (m, 1H), 1.14 - 0.98 (m, 9H);
LCMS (方法A):Rt 1.80分, m/z:710.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.55分, 99.14%。
実施例156.N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、4.3当量のKCO、1当量の((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、及び1.1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:15.86%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.52 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.2 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.0, 8.6 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 3.98 - 3.82 (m, 6H), 3.81 - 3.67 (m, 5H), 3.61 - 3.46 (m, 1H), 3.29 - 3.23 (m, 1H), 3.03 - 2.89 (m, 2H), 2.80 - 2.70 (m, 1H), 2.32 - 2.13 (m, 5H), 1.79 - 1.56 (m, 7H), 1.48 - 1.25 (m, 2H), 1.23 - 1.13 (m, 1H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.3 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.80分, m/z:747.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 6.92分 99.38%。
実施例157.{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}(2,2,2-トリフルオロエチル)アミン
この化合物は、4.5当量のKCOを使用し、ACN:NMP(5:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:14.41%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.90 - 7.80 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.38 (dd, J = 2.4, 8.1 Hz, 1H), 7.33 - 7.24 (m, 1H), 7.19 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 4.05 - 3.70 (m, 9H), 3.69 - 3.46 (m, 5H), 3.11 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.02 - 1.90 (m, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.44 - 1.29 (m, 1H), 1.29 - 1.09 (m, 7H);
LCMS (方法B):Rt 1.22分, m/z:(730.4) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.08分, 99.45% (最大)。
実施例158.(シクロプロピルメチル)({[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル})アミン
この化合物は、0.8当量の((2S,5R)-5-((N-(シクロプロピルメチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、ACN:NMP(1:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:20.96%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.39 - 7.37 (m, 1H), 7.34 - 7.24 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 6.92 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 4.03 - 3.44 (m, 10H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.11 - 2.91 (m, 2H), 2.68 - 2.65 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 6H), 2.01 - 1.89 (m, 1H), 1.77 - 1.61 (m, 5H), 1.42 - 1.05 (m, 9H), 0.98 - 0.88 (m, 1H), 0.45 - 0.39 (m, 2H), 0.19 - 0.13 (m, 2H);
LCMS (方法B):Rt 1.23分, m/z:702.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.02分, 99.66%。
実施例159.N-[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル](シクロプロピルアミノ)スルホンアミド
この化合物は、1当量のKIを使用し、ACN:NMP(5:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:21.32%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.39 - 7.37 (m, 1H), 7.31 - 7.26 (m, 1H), 7.23 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.08 - 6.98 (m, 2H), 4.02 - 3.77 (m, 9H), , 3.11 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 9H), 2.04 - 1.92 (m, 1H), 1.68 (d, J = 4.8 Hz, 5H), 1.47 - 1.02 (m, 9H), 0.59 - 0.43 (m, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.57分, m/z:(688.3) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.68分, 99.37%。
実施例160.{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5S)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}ジメチルアミン
この化合物は、1.4当量の(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩、1当量の((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、4当量のKCO、及び1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:12.32%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 - 8.23 (m, 1H), 7.76 - 7.66 (m, 1H), 7.44 - 7.33 (m, 1H), 7.30 - 7.25 (m, 1H), 7.20 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.15 - 6.99 (m, 1H), 4.36 (br s, 1H), 3.99 - 3.53 (m, 9H), 3.10 - 2.95 (m, 2H), 2.68 - 2.65 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.00 - 1.92 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.14 (m, 9H);
LCMS (方法B):Rt 1.21分, m/z:676.2 [M+H]
HPLC (方法G):Rt 3.25分, 97.51%。
実施例161.N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5S)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)アゼチジン-1-スルホンアミド
この化合物は、1.2当量の(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロフェニル)((3S,5R)-3,5-ジメチルモルホリノ)メタノン塩酸塩、1当量の((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、1当量のKI、及び3当量のKCOを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:15.46%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.34 - 8.24 (m, 1H), 7.80 - 7.65 (m, 1H), 7.45 - 7.33 (m, 1H), 7.31 - 7.19 (m, 2H), 7.15 - 7.00 (m, 1H), 4.42 - 4.32 (m, 1H), 3.95 - 3.72 (m, 6H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.67 - 3.52 (m, 3H), 3.42 - 3.32 (m, 1H), 3.31 - 3.14 (m, 1H), 3.11 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.10 (quin, J = 7.6 Hz, 2H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.48 - 1.11 (m, 9H);
LCMS (方法B):Rt 1.21分, m/z:688.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.76分, 99.23%。
実施例162:{[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5S)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル]スルファモイル}(2,2,2-トリフルオロエチル)アミン
この化合物は、5当量のKCO及び1当量の((2S,5R)-5-((N-(2,2,2-トリフルオロエチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、ACN:NMP(5:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:8.02%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.85 - 7.64 (m, 2H), 7.44 - 7.33 (m, 1H), 7.32 - 7.23 (m, 1H), 7.19 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.14 - 7.00 (m, 1H), 4.44 - 4.28 (m, 1H), 4.01 - 3.49 (m, 11H), 3.32 - 2.90 (m, 4H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.03 - 1.91 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.45 - 1.12 (m, 9H);
LCMS (方法B):Rt 1.26分, m/z:(730.4) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.09分, 95.12%。
実施例163.N-[(3R,6S)-6-{[2-(5-{2-[(3R,5S)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル]-4-フルオロフェノキシ}ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル]メチル}オキサン-3-イル](シクロプロピルアミノ)スルホンアミド
この化合物は、3.5当量のKCO及び1当量のKIを使用し、ACN:NMP(1:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:8.68%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.25 (m, 1H), 7.79 - 7.64 (m, 1H), 7.43 - 7.33 (m, 1H), 7.32 - 7.17 (m, 2H), 7.15 - 6.94 (m, 2H), 4.43 - 4.29 (m, 1H), 3.98 - 3.87 (m, 2H), 3.85 - 3.64 (m, 5H), 3.63 - 3.53 (m, 2H), 3.31 - 2.96 (m, 3H), 2.32 - 2.17 (m, 6H), 2.03 - 1.93 (m, 1H), 1.75 - 1.57 (m, 6H), 1.47 - 1.14 (m, 9H), 0.57 - 0.45 (m, 4H);
LCMS (方法E):Rt 1.55分, m/z:(688.4) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.64分, 98.15%。
実施例164.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCO及び1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:11.23%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.24 - 8.29 (m, J = 2.8 Hz, 1H), 7.86 - 7.68 (m, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.12 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 4.27 - 3.64 (m, 10H), 3.61 - 3.45 (m, 1H), 3.21 - 3.12 (m, 1H), 3.08 - 2.97 (m, 1H), 2.63 - 2.55 (m, 3H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.06 - 1.91 (m, 2H), 1.67 (br s, 5H), 1.49 - 1.38 (m, 2H), 1.37 - 1.19 (m, 2H), 1.16 - 1.01 (m, 4H), 1.01 - 0.86 (m, 5H)。
LCMS (方法E):Rt 1.59分, m/z:687.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.82分, 99.13%。
実施例165.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジエチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、7当量のKCOを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:6.34%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.85 - 7.69 (m, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.15 - 7.00 (m, 2H), 4.28 - 3.62 (m, 11H), 3.45 - 3.26 (m, 2H), 3.13 (q, J = 7.1 Hz, 4H), 3.04 - 2.89 (m, 2H), 2.31 - 2.15 (m, 5H), 2.05 - 1.86 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.51 - 1.29 (m, 3H), 1.28 - 1.17 (m, 1H), 1.17 - 0.95 (m, 11H);
LCMS (方法C):Rt 1.79分, m/z:718.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.41分, 99.51%。
実施例166.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、7当量のKCOを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:10.59%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.36 - 8.20 (m, 1H), 7.86 - 7.69 (m, 1H), 7.38 - 7.19 (m, 2H), 7.11 - 7.00 (m, 2H), 4.09 - 3.64 (m, 11H), 3.62 - 3.40 (m, 2H), 3.08 (s, 1H), 3.04 - 2.94 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.04 - 1.88 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.50 - 1.21 (m, 4H), 1.18 - 0.93 (m, 5H);
LCMS (方法A):Rt 1.63分, m/z:661.1 [M+H]
HPLC (方法F):Rt 4.56分, 99.85%。
実施例167.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、3.5当量のKCO及び1.1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:28.6%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.21 (m, 1H), 7.85 - 7.69 (m, 1H), 7.37 - 7.16 (m, 3H), 7.10 - 7.00 (m, 1H), 4.28 - 3.62 (m, 11H), 3.61 - 3.36 (m, 1H), 3.31 - 3.22 (m, 1H), 3.09 - 2.94 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.05 - 1.86 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.51 - 1.30 (m, 3H), 1.28 - 1.16 (m, 1H), 1.15 - 0.94 (m, 5H);
LCMS (方法C):Rt 1.87分, m/z:690.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.88分, 99.38%。
実施例168.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、1当量の((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、5当量のKCO、及び1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:11.69%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.23 (m, 1H), 7.85 - 7.69 (m, 1H), 7.36 - 7.19 (m, 3H), 7.11 - 7.00 (m, 1H), 4.06 - 3.69 (m, 10H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.60 - 3.37 (m, 1H), 3.31 - 3.24 (m, 1H), 3.13 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.15 - 1.84 (m, 5H), 1.67 (br s, 5H), 1.51 - 1.31 (m, 3H), 1.30 - 1.18 (m, 1H), 1.16 - 0.95 (m, 5H);
LCMS (方法E):Rt 1.61分, m/z:702.5 [M+H]
HPLC (方法A):4.79分, 99.80%。
実施例169.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ピロリジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCO及び1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:11.99%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.84 - 7.69 (m, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.14 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.09 - 6.98 (m, 1H), 4.06 - 3.64 (m, 10H), 3.63 - 3.46 (m, 1H), 3.19 - 2.94 (m, 7H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.02 - 1.90 (m, 2H), 1.88 - 1.76 (m, 5H), 1.66 (br s, 5H), 1.55 - 1.30 (m, 3H), 1.29 - 1.16 (m, 1H), 1.16 - 0.95 (m, 5H);
LCMS (方法B):Rt 1.30分, m/z:716.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.09分, 96.99%。
実施例170.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCO及び1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:3.27%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (br s, 1H), 7.85 - 7.68 (m, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.16 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.10 - 7.01 (m, 1H), 4.28 - 3.63 (m, 11H), 3.62 - 3.44 (m, 1H), 3.14 - 2.93 (m, 4H), 2.65 (s, 3H), 2.32 - 2.14 (m, 6H), 2.04 - 1.84 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.51 - 1.30 (m, 3H), 1.28 - 1.16 (m, 1H), 1.15 - 0.94 (m, 8H);
LCMS (方法E):Rt 1.68分, m/z:704.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.14分, 99.31%。
実施例171.5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2,2,2-トリフルオロエチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCO及び1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:4.38%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.25 (m, 1H), 7.86 - 7.71 (m, 2H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.19 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 4.27 - 3.66 (m, 10H), 3.65 - 3.53 (m, 2H), 3.53 - 3.37 (m, 1H), 3.10 - 2.94 (m, 2H), 2.33 - 2.15 (m, 6H), 2.11 - 1.84 (m, 3H), 1.67 (br s, 5H), 1.47 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 1.42 - 1.27 (m, 2H), 1.27 - 1.16 (m, 1H), 1.16 - 0.93 (m, 5H);
LCMS (方法E):Rt 1.68分, m/z:744.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.3分, 99.08%。
実施例172.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、1.1当量の((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、5当量のKCO、及び1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:11.67%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 - 8.25 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 6.90 - 6.75 (m, 2H), 4.29 - 3.54 (m, 11H), 3.53 - 3.37 (m, 1H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.08 - 2.94 (m, 2H), 2.82 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.32 - 2.13 (m, 5H), 2.06 - 1.85 (m, 2H), 1.76 - 1.59 (m, 5H), 1.51 - 1.29 (m, 3H), 1.27 - 1.17 (m, 1H), 1.16 - 0.93 (m, 8H)
LCMS (方法B):Rt 1.20分, m/z:690.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.70分, 99.25%。
実施例173.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、7当量のKCO及び1.6当量の((2S,5R)-5-(メチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、ACN:NMP(3:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法I)によって精製した。
収率:15.16%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.24 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.36 - 7.21 (m, 2H), 7.13 - 7.01 (m, 2H), 4.27 - 3.63 (m, 11H), 3.62 - 3.38 (m, 1H), 3.26 - 3.06 (m, 2H), 3.04 - 2.89 (m, 4H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.11 - 1.81 (m, 3H), 1.67 (br s, 5H), 1.51 - 1.19 (m, 4H), 1.13 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 1.06 (dd, J = 6.6, 12.3 Hz, 2H), 0.98 (d, J = 6.5 Hz, 1H);
LCMS (方法C):Rt 1.49分, m/z:661.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.52分, 99.80%。
実施例174.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、7当量のKCO及び1.6当量の((2S,5R)-5-((1-メチルエチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:18.93%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.33 - 8.21 (m, 1H), 7.85 - 7.68 (m, 1H), 7.36 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 7.00 (m, 2H), 4.26 - 3.64 (m, 10H), 3.58 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.21 - 2.97 (m, 3H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.07 - 1.86 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.52 - 1.31 (m, 3H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 7H), 1.14 - 0.97 (m, 4H);
LCMS (方法A):Rt 1.59分, m/z:687.1 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.89分, 98.84%。
実施例175.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジエチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、7当量のKCOを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:20.75%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.24 (m, 1H), 7.84 - 7.69 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.16 - 7.00 (m, 2H), 4.27 - 3.63 (m, 10H), 3.61 - 3.40 (m, 1H), 3.29 - 3.23 (m, 1H), 3.13 (q, J = 7.3 Hz, 4H), 3.04 - 2.89 (m, 2H), 2.32 - 2.23 (m, 4H), 2.22 - 2.15 (m, 2H), 2.04 - 1.86 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.50 - 1.31 (m, 3H), 1.27 - 1.17 (m, 1H), 1.16 - 1.02 (m, 10H), 0.98 (d, J = 6.6 Hz, 1H);
LCMS (方法C):Rt 1.71分, m/z:718.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.40分, 98.11%。
実施例176.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、1.1のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:16.94%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.24 (m, 1H), 7.85 - 7.71 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.12 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 4.28 - 3.54 (m, 11H), 3.52 - 3.36 (m, 1H), 3.25 - 3.10 (m, 1H), 3.08 - 2.98 (m, 1H), 2.64 - 2.53 (m, 3H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.10 - 1.86 (m, 2H), 1.67 (br s, 5H), 1.52 - 1.18 (m, 4H), 1.16 - 1.02 (m, 3H), 1.01 - 0.83 (m, 5H);
LCMS (方法B):Rt 1.24分, m/z:685.2 [M-H]
HPLC (方法G) Rt 3.35分, 99.53%。
実施例177.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、3.5当量のKCO及び1当量のKIを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:11.45%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.84 - 7.69 (m, 1H), 7.35 - 7.17 (m, 3H), 7.04 (dd, J = 4.0, 8.9 Hz, 1H), 4.27 - 3.62 (m, 11H), 3.61 - 3.37 (m, 2H), 3.09 - 2.95 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.31 - 2.14 (m, 6H), 2.03 - 1.88 (m, 2H), 1.66 (br s, 5H), 1.51 - 1.30 (m, 3H), 1.29 - 1.16 (m, 1H), 1.15 - 0.97 (m, 4H);
LCMS (方法C):Rt 1.94分, m/z:690.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.82分, 99.84%。
実施例178.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ピロリジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCOを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:10.10%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.25 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.19 - 7.10 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 4.2, 9.1 Hz, 1H), 4.25 - 3.64 (m, 10H), 3.63 - 3.44 (m, 1H), 3.17 - 2.97 (m, 7H), 2.31 - 2.15 (m, 5H), 2.04 - 1.89 (m, 2H), 1.87 - 1.77 (m, 5H), 1.66 (br s, 5H), 1.50 - 1.32 (m, 3H), 1.29 - 1.16 (m, 1H), 1.16 - 0.95 (m, 5H);
LCMS (方法A):Rt 1.75分, m/z:716.6 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.09分, 95.23%。
実施例179.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCO及び1.5当量の((2S,5R)-5-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、NMPを溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:12.33%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.39 - 8.14 (m, 1H), 7.86 - 7.65 (m, 1H), 7.36 - 7.22 (m, 2H), 7.16 (br d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.10 - 7.00 (m, 1H), 4.26 - 3.64 (m, 11H), 3.61 - 3.43 (m, 1H), 3.12 - 3.03 (m, 2H), 2.99 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.31 - 2.16 (m, 5H), 2.05 - 1.88 (m, 2H), 1.66 (br s, 6H), 1.49 - 1.30 (m, 3H), 1.27 - 1.18 (m, 1H), 1.15 - 1.02 (m, 7H), 0.98 (d, J = 6.5 Hz, 1H);
LCMS (方法E):Rt 1.69分, m/z:704.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.03分, 98.05%。
実施例180.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、5当量のKCO、1.1当量の((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用し、ACN:NMP(3:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:3.51%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.23 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.37 - 7.20 (m, 2H), 7.11 - 7.00 (m, 1H), 6.87 (br s, 1H), 6.78 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 4.27 - 3.64 (m, 10H), 3.61 - 3.43 (m, 1H), 3.29 - 3.09 (m, 2H), 3.08 - 2.94 (m, 2H), 2.89 - 2.78 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.04 - 1.86 (m, 2H), 1.81 - 1.55 (m, 5H), 1.49 - 1.29 (m, 3H), 1.28 - 1.17 (m, 1H), 1.16 - 0.94 (m, 8H);
LCMS (方法E):Rt 1.58分, m/z:690.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.67分 95.81%。
実施例181.N-(シアノメチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のKCO、1.5当量の((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、及び2当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製した。
収率:25.2%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.24 (m, 1H), 7.91 - 7.68 (m, 1H), 7.41 - 7.27 (m, 2H), 7.24 - 7.11 (m, 1H), 7.05 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 4.52 - 4.35 (m, 2H), 3.94 - 3.70 (m, 6H), 3.30 - 3.10 (m, 2H), 3.06 - 2.96 (m, 2H), 2.63 (s, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.01 - 1.90 (m, 1H), 1.74 - 1.59 (m, 5H), 1.46 - 1.33 (m, 1H), 1.29 - 0.99 (m, 7H);
LCMS (方法E):Rt 1.59分, m/z:659.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.85分, 99.74%。
実施例182.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(シアノメチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のKCO、1.1当量の((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、及び1.5当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製した。
収率:7.03%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.8 Hz, 1H), 6.88 (br s, 1H), 4.40 (br s, 2H), 4.01 - 3.77 (m, 6H), 3.71 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.37 - 3.25 (m, 1H), 3.20 - 3.08 (m, 1H), 2.37 - 2.20 (m, 7H), 2.13 (quin, J = 7.6 Hz, 2H), 2.00 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 1.76 - 1.63 (m, 5H), 1.51 - 1.36 (m, 1H), 1.33 - 1.07 (m, 7H);
LCMS (方法B):Rt 1.82分, m/z:671.0 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.76分, 99.31%。
実施例183.N-(2-シアノエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のKCO及び1当量の((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法D)によって精製した。
収率:48.2%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.33 - 8.26 (m, 1H), 7.81 - 7.73 (m, 1H), 7.34 - 7.23 (m, 2H), 7.20 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.97 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 3.93 - 3.68 (m, 6H), 3.66 - 3.49 (m, 2H), 3.11 - 2.96 (m, 2H), 2.90 - 2.74 (m, 2H), 2.64 (s, 6H), 2.32 - 2.16 (m, 6H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.76 - 1.58 (m, 6H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.30 - 1.18 (m, 2H), 1.12 (dd, J = 3.4, 6.2 Hz, 5H);
LCMS (方法B):Rt 1.18分, m/z:673.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.71分, 99.83%。
実施例184.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2-シアノエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、4当量のKCO、1当量の((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、及び1.5当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製した。
収率:11.78%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.36 - 7.19 (m, 3H), 7.07 - 6.90 (m, 1H), 3.92 - 3.72 (m, 6H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.61 - 3.52 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 3.13 - 2.94 (m, 2H), 2.89 - 2.75 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.15 - 2.05 (m, 2H), 2.01 - 1.93 (m, 1H), 1.66 (br s, 4H), 1.48 - 1.32 (m, 1H), 1.30 - 1.17 (m, 2H), 1.16 - 1.01 (m, 5H);
LCMS (方法E):Rt 1.745分, m/z:685.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.787分, 98.25%。
実施例185.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体61から出発し、5当量のKCOを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:25.4%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 - 8.34 (m, 1H), 7.55 - 7.33 (m, 3H), 7.11 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.34 - 5.96 (m, 1H), 4.16 (br s, 2H), 3.93 - 3.65 (m, 5H), 3.64 - 3.44 (m, 1H), 3.20 - 2.93 (m, 4H), 2.40 - 2.11 (m, 6H), 2.01 - 1.88 (m, 1H), 1.83 - 1.61 (m, 5H), 1.49 - 1.34 (m, 1H), 1.33 - 0.93 (m, 8H), 0.89 - 0.63 (m, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.302分, m/z:(670.2) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.156分, 99.70%;
SFC (方法G):Rt 1.824分, 98.88%。
実施例186.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体61から開始し、5当量のKCO及び1.3当量の((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法H)によって精製した。生成物の画分を濃縮し、飽和NaHCOで中和し、EtOAc(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、凍結乾燥して、所望の生成物を得た。
収率:11.39%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.50 - 8.39 (m, 1H), 7.54 - 7.34 (m, 3H), 7.12 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.34 - 5.94 (m, 1H), 4.27 - 4.07 (m, 2H), 3.96 - 3.48 (m, 6H), 3.24 - 3.10 (m, 1H), 3.10 - 2.98 (m, 1H), 2.65 - 2.54 (m, 2H), 2.36 - 2.15 (m, 5H), 2.07 - 1.93 (m, 1H), 1.83 - 1.63 (m, 5H), 1.51 - 1.34 (m, 1H), 1.33 - 1.00 (m, 5H), 0.98 - 0.68 (m, 7H);
LCMS (方法B):Rt 1.302分, m/z:(682.2) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.156分, 99.70%;
SFC (方法D):Rt 5.14分, 100%。
実施例187.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((5-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、中間体61から出発し、5当量のKCOを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率;28.6%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.50 - 8.41 (m, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.57 - 7.34 (m, 4H), 6.06 (s, 1H), 4.24 - 4.09 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.86 - 3.45 (m, 7H), 3.05 - 2.90 (m, 2H), 2.39 - 2.13 (m, 6H), 1.82 - 1.58 (m, 6H), 1.42 - 1.26 (m, 1H), 1.24 - 0.92 (m, 5H), 0.89 - 0.64 (m, 2H);
LCMS (方法E):Rt 1.611分, m/z:(722.4) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.987分, 99.50%;
SFC (方法H):Rt 1.47分, 100%。
実施例188.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((5-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体61から開始し、5当量のKCO及び1.3当量の((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナートを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法F)によって精製した。
収率:20.69%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.52 - 8.37 (m, 1H), 7.53 - 7.34 (m, 3H), 6.90 - 6.73 (m, 2H), 6.33 - 5.93 (m, 1H), 4.16 (br s, 2H), 3.97 - 3.66 (m, 5H), 3.65 - 3.45 (m, 1H), 3.17 - 2.96 (m, 2H), 2.83 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.37 - 2.16 (m, 5H), 1.95 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.86 - 1.63 (m, 5H), 1.48 - 1.18 (m, 3H), 1.16 - 0.94 (m, 7H), 0.92 - 0.64 (m, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.653分, m/z:685.4 [M+H]
HPLC (方法F):Rt 3.115分, 96.42%;
SFC (方法J):Rt 3.23分, 96.88%。
実施例189.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体61から開始し、1当量の((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1当量のKIを使用し、ACN:NMP(10:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:19.35%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.50 - 7.37 (m, 3H), 7.28 - 7.18 (m, 1H), 6.33 - 5.97 (m, 1H), 4.22 - 4.11 (m, 2H), 3.88 - 3.71 (m, 5H), 3.70 - 3.64 (m, 5H), 3.12 - 2.95 (m, 3H), 2.32 - 2.17 (m, 4H), 2.15 - 1.92 (m, 4H), 1.78 - 1.64 (m, 5H), 1.49 - 1.18 (m, 3H), 1.16 - 1.02 (m, 3H), 0.87 - 0.64 (m, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.696分, m/z:(697.4) [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.272分, 96.14%;SFC (方法J):Rt 3.83分, 97.85%。
実施例190.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、中間体62から開始し、1.5当量の((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1.5当量のKIを使用し、ACN:NMP(5:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法H)によって精製した。収率:21.21%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.56 - 8.34 (m, 1H), 7.53 - 7.36 (m, 3H), 7.10 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.41 - 3.91 (m, 4H), 3.91 - 3.70 (m, 4H), 3.20 - 2.94 (m, 4H), 2.43 - 2.36 (m, 1H), 2.34 - 2.15 (m, 4H), 2.02 - 1.89 (m, 1H), 1.80 - 1.61 (m, 4H), 1.51 - 0.94 (m, 9H), 0.91 - 0.54 (m, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.74分, m/z:688.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.18分, 99.46%;SFC (方法B):Rt 1.78分, 100%。
実施例191.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、中間体62から出発し、1.5当量の((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1.5当量のKIを使用し、ACN:NMP(9:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法G)によって精製した。収率:26.8%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.44 (s, 1H), 7.52 - 7.36 (m, 3H), 7.18 - 7.06 (m, 1H), 4.39 - 3.96 (m, 4H), 3.95 - 3.75 (m, 4H), 3.24 - 3.10 (m, 2H), 3.09 - 2.99 (m, 1H), 2.62 - 2.55 (m, 1H), 2.38 - 2.16 (m, 5H), 2.05 - 1.95 (m, 1H), 1.79 - 1.64 (m, 5H), 1.50 - 1.36 (m, 1H), 1.32 - 1.18 (m, 2H), 1.16 - 1.02 (m, 2H), 1.00 - 0.83 (m, 6H), 0.82 - 0.69 (m, 2H);LCMS (方法E):Rt 1.73分, m/z:m/z:700.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.31分, 98.82%;SFC (方法E):Rt 3.90分, 98.78%。
実施例192.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((5-(7-(((2R,5S)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、中間体62から出発し、1.5当量の((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1.5当量のKIを使用し、ACN:NMP(4:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。収率:24.17%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.44 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.72 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.56 - 7.38 (m, 4H), 4.37 - 3.95 (m, 4H), 3.89 (s, 3H), 3.84 - 3.67 (m, 4H), 3.04 - 2.92 (m, 2H), 2.33 - 2.13 (m, 5H), 1.82 - 1.56 (m, 7H), 1.42 - 0.94 (m, 6H), 0.93 - 0.65 (m, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.67分, m/z:740.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.10分, 99.62%;SFC (方法I):Rt 1.38分, 98.58%。
実施例193.2-((5-(7-(((2R,5S)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、中間体62から出発し、1.5当量の((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート及び1.5当量のKIを使用し、ACN:NMP(5:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:4.13%:
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.44 (s, 1H), 7.53 - 7.37 (m, 3H), 6.87 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.40 - 3.93 (m, 5H), 3.93 - 3.73 (m, 4H), 3.08 - 2.93 (m, 2H), 2.88 - 2.76 (m, 2H), 2.38 - 2.16 (m, 5H), 2.01 - 1.89 (m, 1H), 1.81 - 1.61 (m, 5H), 1.46 - 1.29 (m, 1H), 1.28 - 1.14 (m, 2H), 1.06 (t, J = 7.3 Hz, 6H), 0.92 - 0.62 (m, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.71分, m/z:703.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.24分, 98.67%;
SFC (方法C):Rt 2.07分, 98.76%。
実施例194.2-((5-(7-(((2R,5S)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド
この化合物は、中間体62から出発し、1当量のKIを使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法G)によって精製した。
収率:16.27%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.44 (s, 1H), 7.52 - 7.38 (m, 3H), 7.33 - 7.16 (m, 1H), 4.39 - 3.99 (m, 4H), 3.92 - 3.75 (m, 4H), 3.67 (dt, J = 3.0, 7.6 Hz, 5H), 3.22 - 2.96 (m, 4H), 2.34 - 2.17 (m, 4H), 2.15 - 2.04 (m, 3H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.85 - 1.63 (m, 5H), 1.51 - 1.20 (m, 3H), 1.08 (br s, 2H), 0.87 - 0.71 (m, 2H);
LCMS (方法E):Rt 1.75分, m/z:715.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.38分, 96.02%;
SFC (方法J):Rt 3.40分, 96.69%。
実施例195.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体63から出発し、1.3当量の((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、3.5当量のKCO、及び1.3当量のKIを使用し、ACN:NMP(20:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:34.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.47 - 7.39 (m, 1H), 7.37 - 7.25 (m, 2H), 7.11 (br s, 1H), 4.35 - 4.18 (m, 2H), 3.90 - 3.75 (m, 3H), 3.61 - 3.40 (m, 2H), 3.16 - 2.96 (m, 5H), 2.42 - 2.36 (m, 1H), 2.33 - 2.19 (m, 4H), 2.01 - 1.89 (m, 1H), 1.78 - 1.65 (m, 5H), 1.48 - 1.33 (m, 4H), 1.32 - 1.23 (m, 4H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 4H), 1.07 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.65 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.29分, 648.2 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.06分, 99.36%;
SFC (方法I):Rt 1.23分, 100%。
実施例196.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体63から出発し、1.3当量の((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、3.5当量のKCO、及び1.3当量のKIを使用し、ACN:NMP(10:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:18.1%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.43 (dd, J = 4.8, 9.0 Hz, 1H), 7.38 - 7.24 (m, 2H), 7.19 - 7.01 (m, 1H), 4.36 - 4.14 (m, 2H), 3.95 - 3.72 (m, 3H), 3.65 - 3.38 (m, 3H), 3.22 - 3.09 (m, 1H), 3.08 - 2.95 (m, 1H), 2.64 - 2.54 (m, 2H), 2.36 - 2.16 (m, 5H), 2.07 - 1.93 (m, 1H), 1.81 - 1.62 (m, 5H), 1.50 - 1.36 (m, 4H), 1.34 - 1.20 (m, 4H), 1.07 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 - 0.82 (m, 4H), 0.66 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.69分, 659.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.00分, 99.34%;
SFC (方法M):Rt 0.72分, 100%。
実施例197.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((5-(7-(((2S,5R)-5-((1-メチル-1H-ピラゾール)-4-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、中間体63から出発し、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:8.11%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.72 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.46 - 7.38 (m, 1H), 7.37 - 7.26 (m, 2H), 4.32 - 4.16 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.85 - 3.74 (m, 2H), 3.73 - 3.67 (m, 1H), 3.62 - 3.39 (m, 3H), 3.04 - 2.90 (m, 2H), 2.31 - 2.12 (m, 5H), 1.78 - 1.61 (m, 6H), 1.41 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 1.28 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 1.22 - 1.11 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.65 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.64分, 700.3 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.99分, 99.37%;
SFC (方法B):Rt 1.65分, 100%。
実施例198.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-((N-エチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体63から出発し、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:9.88%。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.45 - 7.40 (m, 1H), 7.38 - 7.27 (m, 2H), 6.87 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.34 - 4.16 (m, 2H), 3.92 - 3.74 (m, 3H), 3.63 - 3.40 (m, 3H), 3.08 - 2.95 (m, 2H), 2.88 - 2.78 (m, 2H), 2.42 - 2.36 (m, 1H), 2.32 - 2.18 (m, 4H), 2.02 - 1.89 (m, 1H), 1.80 - 1.64 (m, 5H), 1.48 - 1.35 (m, 4H), 1.33 - 1.15 (m, 5H), 1.12 - 1.02 (m, 6H), 0.65 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.63分, 663.5 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.18分, 96.87%;
SFC (方法I):Rt 1.22分, 99.13%。
実施例199.2-((5-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-1,2,4-トリアジン-6-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
この化合物は、中間体63から出発し、1.3当量の((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート、3.5当量のKCO、及び1.3当量のKIを使用し、ACN:NMP(20:1)を溶媒として使用した以外は、実施例137の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法E)によって精製した。
収率:9.28%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.43 (dd, J = 4.6, 9.0 Hz, 1H), 7.38 - 7.26 (m, 2H), 7.23 (br d, J = 2.5 Hz, 1H), 4.33 - 4.17 (m, 2H), 3.95 - 3.74 (m, 3H), 3.71 - 3.64 (m, 5H), 3.62 - 3.53 (m, 1H), 3.50 - 3.41 (m, 1H), 3.12 - 3.00 (m, 2H), 2.32 - 2.17 (m, 4H), 2.10 (dquin, J = 2.8, 7.6 Hz, 3H), 2.01 - 1.94 (m, 1H), 1.77 - 1.65 (m, 5H), 1.50 - 1.33 (m, 5H), 1.32 - 1.19 (m, 4H), 1.07 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.65 (d, J = 6.4 Hz, 3H);
LCMS (方法E):Rt 1.72分, 675.3 [M+H]
HPLC (方法G):Rt 3.62分, 97.74%;
SFC (方法J):Rt 3.63分, 94.92%。
実施例200.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、(R)-1-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(70mg、0.325mmol)を加えた。この溶液に、MeOTf(0.037mL、0.325mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、(R)-1-メチル-3-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(100mg、0.264mmol、収率81%)を得た。この化合物を更に精製することなく後続ステップに使用した。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(152mg、0.264mmol)をNaCO水溶液を使用して中和し、DCM(2×10mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミドを得た。この化合物をACN(20mL)中に溶解し、(R)-1-メチル-3-((2-メチルピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(100mg、0.264mmol)を室温で加えた。反応物を80℃で16時間攪拌し、進行をLCMSによってモニタリングした。反応物を減圧下で濃縮し、得られた粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(58mg、0.082mmol、収率31.3%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 - 8.24 (m, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.12 - 6.99 (m, 2H), 3.91 - 3.81 (m, 3H), 3.81 - 3.72 (m, 3H), 3.71 - 3.63 (m, 1H), 3.21 - 3.10 (m, 3H), 3.08 - 2.96 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.03 - 1.90 (m, 2H), 1.89 - 1.72 (m, 2H), 1.72 - 1.59 (m, 6H), 1.56 - 1.45 (m, 1H), 1.44 - 1.32 (m, 1H), 1.27 - 1.17 (m, 3H), 1.16 - 1.07 (m, 9H), 1.06 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.37分, m/z:688.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 6.28分, 97.82%;SFC (方法F):Rt 5.47分, 100%。
実施例201.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:34.9%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.22 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.12 - 7.01 (m, 2H), 4.28 - 3.62 (m, 11H), 3.59 - 3.44 (m, 1H), 3.61 - 3.38 (m, 1H), 3.23 - 3.11 (m, 2H), 3.11 - 2.96 (m, 2H), 2.32 - 2.17 (m, 5H), 2.04 - 1.91 (m, 3H), 1.90 - 1.73 (m, 3H), 1.72 - 1.61 (m, 5H), 1.56 - 1.44 (m, 2H), 1.43 - 1.31 (m, 2H), 1.28 - 1.18 (m, 1H), 1.17 - 0.95 (m, 8H);LCMS (方法B):Rt 1.41分, m/z 688.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.63分, 99.97%;SFC (方法I):Rt 6.02分, 100%。
実施例202.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:24.47%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.11 - 7.00 (m, 2H), 3.96 - 3.76 (m, 5H), 3.73 - 3.63 (m, 2H), 3.58 - 3.47 (m, 1H), 3.23 - 3.11 (m, 2H), 3.10 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.04 - 1.90 (m, 2H), 1.90 - 1.72 (m, 3H), 1.71 - 1.61 (m, 6H), 1.57 - 1.47 (m, 1H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.40 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.28 - 1.18 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.43分, m/z:702.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.98分, 99.73%。
実施例203.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
この化合物は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:37.9%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.27 - 7.19 (m, 2H), 7.10 - 7.01 (m, 2H), 3.96 - 3.84 (m, 3H), 3.83 - 3.75 (m, 2H), 3.74 - 3.64 (m, 2H), 3.59 - 3.45 (m, 1H), 3.21 - 3.11 (m, 2H), 3.11 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.04 - 1.90 (m, 2H), 1.90 - 1.72 (m, 3H), 1.66 (br s, 6H), 1.55 - 1.48 (m, 1H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.41 - 1.37 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.28 - 1.18 (m, 1H), 1.15 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS(方法C):Rt 1.88分, m/z 702.9 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.96分, 98.98%。
実施例204.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、反応温度を70℃とした以外は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:9.45%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.36 - 7.20 (m, 2H), 7.12 - 7.01 (m, 2H), 4.09 - 3.63 (m, 11H), 3.62 - 3.41 (m, 1H), 3.20 - 3.11 (m, 2H), 3.10 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 6H), 2.04 - 1.89 (m, 3H), 1.88 - 1.73 (m, 3H), 1.66 (br s, 5H), 1.55 - 1.42 (m, 2H), 1.41 - 1.31 (m, 2H), 1.29 - 1.19 (m, 1H), 1.18 - 1.10 (m, 4H), 1.09 - 0.94 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt 1.84分, m/z:730.6 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.47分, 97.91%。
実施例205.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製した。
収率:13.34%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.22 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.12 - 7.01 (m, 2H), 4.28 - 3.62 (m, 11H), 3.59 - 3.44 (m, 1H), 3.61 - 3.38 (m, 1H), 3.23 - 3.11 (m, 2H), 3.11 - 2.96 (m, 2H), 2.32 - 2.17 (m, 5H), 2.04 - 1.91 (m, 3H), 1.90 - 1.73 (m, 3H), 1.72 - 1.61 (m, 5H), 1.56 - 1.44 (m, 2H), 1.43 - 1.31 (m, 2H), 1.28 - 1.18 (m, 1H), 1.17 - 0.95 (m, 8H);
LCMS (方法E):Rt 1.78分, m/z:730.4 [M+H]
HPLC (方法A):Rt 5.46分, 97.78%。
実施例206.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、反応物を90℃で攪拌した以外は、実施例200の合成について記載した一般的手順3に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:22.12%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 8.31 - 8.23 (m, 1H), 7.84 - 7.70 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.13 - 7.00 (m, 2H), 4.13 (s, 11H), 3.61 - 3.41 (m, 1H), 3.20 - 3.12 (m, 2H), 3.09 - 2.96 (m, 2H), 2.30 - 2.15 (m, 5H), 2.03 - 1.90 (m, 3H), 1.88 - 1.73 (m, 3H), 1.72 - 1.60 (m, 6H), 1.55 - 1.44 (m, 2H), 1.44 - 1.32 (m, 2H), 1.28 - 1.19 (m, 1H), 1.17 - 1.11 (m, 5H), 1.06 (dd, J = 6.5, 12.4 Hz, 2H), 0.98 (d, J = 6.6 Hz, 1H);LCMS (方法B):Rt 1.39分, m/z:730.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.49分, 97.67%。
実施例207.5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-メチルピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)ベンズアミド
この化合物は、反応物を70℃で攪拌した以外は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製した。
収率:27.6%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.34 - 8.18 (m, 1H), 7.86 - 7.69 (m, 1H), 7.37 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 6.99 (m, 2H), 4.29 - 3.63 (m, 11H), 3.63 - 3.36 (m, 2H), 3.30 - 3.24 (m, 1H), 3.23 - 3.10 (m, 2H), 3.10 - 2.94 (m, 2H), 2.41 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.06 - 1.88 (m, 3H), 1.87 - 1.73 (m, 2H), 1.72 - 1.60 (m, 5H), 1.55 (s, 1H), 1.41 - 1.31 (m, 2H), 1.30 - 1.19 (m, 1H), 1.18 - 0.93 (m, 8H);LCMS (方法A):Rt 1.84分, 730.6 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.39分, 97.97%。
実施例208.(R)-N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-2-メチルピロリジン-1-スルホンアミド
この化合物は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製した。
収率:35.7%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 2.6, 7.9 Hz, 1H), 7.29 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 2H), 3.98 - 3.61 (m, 10H), 3.57 - 3.36 (m, 2H), 3.31 - 3.22 (m, 2H), 3.19 - 3.10 (m, 2H), 3.09 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.02 - 1.90 (m, 2H), 1.89 - 1.73 (m, 2H), 1.71 - 1.62 (m, 5H), 1.56 - 1.46 (m, 1H), 1.45 - 1.32 (m, 1H), 1.30 - 1.10 (m, 10H);LCMS (方法C):Rt 1.72分, m/z:716.6 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.65分, 99.86%。
実施例209.(S)-N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((3R,5R)-3,5-ジメチルモルホリン-4-カルボニル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-2-メチルピロリジン-1-スルホンアミド
この化合物は、実施例200の合成について記載した一般的手順に従って合成した。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製した。
収率:36.3%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.38 (dd, J = 2.8, 8.1 Hz, 1H), 7.29 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.14 - 6.99 (m, 2H), 3.96 - 3.74 (m, 7H), 3.73 - 3.62 (m, 2H), 3.54 - 3.42 (m, 1H), 3.22 - 3.12 (m, 2H), 3.09 - 2.96 (m, 2H), 2.28 (dd, J = 6.3, 12.9 Hz, 4H), 2.22 - 2.15 (m, 2H), 2.03 - 1.89 (m, 3H), 1.88 - 1.73 (m, 3H), 1.72 - 1.61 (m, 5H), 1.56 - 1.48 (m, 1H), 1.44 - 1.31 (m, 2H), 1.29 - 1.11 (m, 10H);LCMS (方法A):Rt 1.76分, m/z:716.6 [M+H];HPLC (方法C):Rt 5.31分, 98.79%。
実施例210.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-3-メトキシピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.(S)-1-((3-メトキシピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
ACN(20mL)中の3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(800mg、2.208mmol)の攪拌溶液に、(S)-3-メトキシピロリジン(223mg、2.208mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌し、反応進行をLCMSによってモニタリングした。完了後,反応物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製物を分取HPLC(方法D)によって精製して、(S)-1-((3-メトキシピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(250mg、収率47.7%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.22 - 8.16 (m, 1 H), 7.69 - 7.65 (m, 1 H), 7.15 - 7.11 (m, 1 H), 3.92 - 3.87 (m, 1 H), 3.48 - 3.42 (m, 2 H), 3.03 (s, 3 H), 3.31 - 3.22 (m, 2 H), 1.97 - 1.83 (m, 2 H);LCMS (方法B):Rt 1.14分, 232.2 [M+H], 97.38%。
ステップ2.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-3-メトキシピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例210)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、(S)-1-((3-メトキシピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(100mg、0.432mmol)を加えた。この反応混合物にMeOTf(0.052mL、0.476mmol)を0℃で加え、得られた反応物を室温で30分間攪拌した。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質をCHCN(25mL)中に溶解し、((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(256mg、0.432mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。得られた反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法B)によって精製して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-3-メトキシピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(62mg、収率19.94%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26 - 7.17 (m, 3H), 7.07 - 7.00 (m, 1H), 4.01 - 3.93 (m, 1H), 3.92 - 3.83 (m, 3H), 3.83 - 3.76 (m, 2H), 3.74 - 3.65 (m, 1H), 3.58 - 3.48 (m, 1H), 3.29 - 3.24 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 3.19 - 3.13 (m, 3H), 3.08 - 2.95 (m, 2H), 2.32 - 2.23 (m, 4H), 2.22 - 2.16 (m, 1H), 2.00 - 1.89 (m, 3H), 1.76 - 1.59 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 1.28 - 1.15 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.33分, 718.3 [M+H], HPLC (方法A):Rt 5.42分, 99.84%。
実施例211.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-3-メトキシピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.(R)-1-((3-Mエトキシピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
ACN(20mL)中の3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(800mg、2.208mmol)の攪拌溶液に、(R)-3-メトキシピロリジン(223mg、2.208mmol)を窒素下0℃で加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法B)によって精製して、(R)-1-((3-メトキシピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(250mg、収率47.5%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.22 - 8.16 (m, 1H), 7.69 - 7.65 (m, 1H), 7.16 - 7.01 (m, 1H), 3.91 - 3.85 (m, 1H), 3.43 (s, 2H), 3.32 - 3.21 (m, 2H), 3.06 (s, 3H), 1.87 - 1.83 (m, 2H);LCMS (方法B):Rt 1.15分, m/z:232.2 [M+H], 96.96%。
ステップ2.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-3-メトキシピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例211)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、(R)-1-((3-メトキシピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(100mg、0.432mmol)を加えた。この反応混合物にMeOTf(0.052mL、0.476mmol)を0℃で加え、得られた反応物を室温で1時間攪拌した。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を得た。粗製物質をACN(25mL)中に溶解し、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(256mg、0.432mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。得られた反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法F)によって精製して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-3-メトキシピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(48mg、収率15.40%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26 - 7.16 (m, 3H), 7.04 (dd, J = 4.3, 10.1 Hz, 1H), 4.02 - 3.74 (m, 6H), 3.74 - 3.63 (m, 1H), 3.59 - 3.46 (m, 1H), 3.31 - 3.10 (m, 9H), 3.10 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.04 - 1.87 (m, 3H), 1.76 - 1.57 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.41 - 1.31 (m, 4H), 1.28 - 1.15 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H)。LCMS (方法B):Rt 1.38分, 718.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.43分, 99.61%。
実施例212.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.(R)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、ACN(20mL)中、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(0.7g、1.932mmol)を加えた。この溶液に、(R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン(0.293g、1.932mmol)を0℃で加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、(R)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(90mg、収率17.50%)を得た。LCMS (方法A):Rt 1.40分, m/z:246.1 [M+H], 92.15%。
ステップ2.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例212)
乾燥させた窒素雰囲気下の丸底フラスコに、DCM(10mL)中、(R)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(100mg、0.408mmol)を加えた。この溶液に、MeOTf(0.045mL、0.408mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質をACN(10mL)中に溶解し、ACN(10mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(241mg、0.408mmol;この化合物は、NaHCO水溶液を使用して中和し、反応に使用した)を窒素雰囲気下室温で加えた。反応物を80℃で16時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質を分取HPLC(方法D)によって精製して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(45mg、収率14.96%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.28 - 7.13 (m, 3H), 7.07 - 7.01 (m, 1H), 3.94 - 3.77 (m, 5H), 3.74 - 3.63 (m, 2H), 3.58 - 3.48 (m, 1H), 3.40 (dd, J = 3.6, 9.3 Hz, 1H), 3.28 - 3.25 (m, 3H), 3.24 - 2.95 (m, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.02 - 1.91 (m, 1H), 1.90 - 1.74 (m, 5H), 1.73 - 1.60 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.41 - 1.31 (m, 4H), 1.29 - 1.16 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.86分, m/z:732.5 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.75分, 99.22%。
実施例213.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.(S)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
窒素雰囲気下の100mL乾燥丸底フラスコに、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(1g、2.76mmol)をACN(20mL)に加えた。この反応混合物に、(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン塩酸塩(0.419g、2.76mmol;この化合物は、SCXカートリッジを通すことによって中和した)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物を水でクエンチし、水層をEtOAc(3×20mL)で洗浄した。水層を濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLCで精製して、(S)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(100mg、収率14.07%)を透明な液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.31分, 246.3 [M+H], 95.25%。
ステップ2.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例213)
乾燥させた窒素雰囲気下の丸底フラスコに、(S)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(100mg、0.408mmol)をDCM(10mL)中に溶解した。この反応混合物にMeOTf(0.049ml、0.448mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で1時間攪拌し、減圧下で濃縮して、(S)-1-((2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール=トリフルオロメタンスルホナートを得た。この反応混合物に、ACN(20mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(241mg、0.408mmol;この化合物は、NaHCO水溶液を使用して中和し、反応に使用した)を室温で加えた。反応物を80℃で攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応物をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を分取HPLCによって精製して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(((S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(45mg、0.061mmol、収率14.91%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.17 (br d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.3, 10.0 Hz, 1H), 3.95 - 3.83 (m, 3H), 3.83 - 3.76 (m, 2H), 3.74 - 3.64 (m, 2H), 3.59 - 3.48 (m, 1H), 3.42 - 3.37 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.24 - 3.19 (m, 1H), 3.18 - 3.04 (m, 4H), 3.03 - 2.96 (m, 1H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 1.95 (br d, J = 11.5 Hz, 1H), 1.90 - 1.75 (m, 5H), 1.73 - 1.60 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.42 - 1.30 (m, 4H), 1.29 - 1.17 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.42分, 732.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.76分, 98.83%。
実施例214.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド
ACN(15mL)中の3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(1.1g、3.04mmol)の攪拌溶液に、3-(メチルアミノ)プロパン-1-オール(0.541g、6.07mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法H)によって精製して、N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド(0.094g、収率13.70%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.21 - 8.12 (m, 1H), 7.68 - 7.60 (m, 1H), 7.20 - 7.09 (m, 1H), 4.50 - 4.41 (m, 1H), 3.47 - 3.38 (m, 2H), 3.24 - 3.09 (m, 2H), 2.88 - 2.79 (m, 3H), 1.75 - 1.54 (m, 2H);LCMS (方法A):Rt 1.17分, 220.1 [M+H]
ステップ2.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例214)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中、N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド(0.09g、0.410mmol)を加えた。この反応混合物にMeOTf(0.045mL、0.410mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質をACN(15mL)中に溶解し、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(0.25g、0.434mmol)を加えた。得られた混合物を90℃で16時間加熱した。反応進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製物質を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(3-ヒドロキシプロピル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド(0.045g、収率14.12%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.25 (m, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.1, 8.3 Hz, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 1H), 7.20 - 7.08 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.02 (m, 1H), 4.47 (br s, 1H), 3.90 - 3.80 (m, 4H), 3.79 - 3.62 (m, 4H), 3.47 - 3.37 (m, 3H), 3.11 - 3.02 (m, 2H), 3.01 - 2.94 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.27 (dd, J = 6.2, 12.9 Hz, 4H), 2.21 - 2.14 (m, 1H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.76 - 1.54 (m, 7H), 1.46 - 1.31 (m, 1H), 1.29 - 1.15 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.63分, 728.4 [M+H];HPLC (方法F):Rt 2.82分, 99.05%。
実施例215.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-フェニルウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DCM(20mL)中、アニリン(100mg、1.074mmol)を加えた。この反応混合物にトリホスゲン(382mg、1.289mmol)及びEtN(0.898mL、6.44mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物をDCM(20mL)中に溶解した。この溶液に、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(496mg、0.859mmol)を加え、反応物を室温で12時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(10mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(3-フェニルウレイド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(35mg、収率28.1%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (m,1H), 8.31 - 8.23 (m, 1H), 7.74 - 7.64 (m, 1H), 7.37 (dd, J = 1.0, 8.6 Hz, 2H), 7.33 - 7.15 (m, 4H), 7.11 - 6.99 (m, 1H), 6.92 - 6.82 (m, 1H), 6.30 (br d, J = 7.6 Hz, 1H), 3.95 - 3.82 (m, 3H), 3.82 - 3.70 (m, 3H), 3.56 - 3.38 (m, 3H), 3.27 - 3.10 (m, 2H), 2.95 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 2.32 - 2.17 (m, 4H), 1.95 - 1.83 (m, 1H), 1.76 - 1.62 (m, 5H), 1.43 - 1.16 (m, 4H), 1.15 - 1.07 (m, 5H), 1.07 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.04分, m/z:600.6 [M+H];HPLC (方法B):Rt 3.72分, 96.46%。
実施例216:N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン
乾燥させた窒素雰囲気下の密封チューブで、2-ブロモ-4-フルオロフェノール(39.7g、208mmol)及び5-ブロモ-2-メチルピリミジン(18g、104mmol)をNMP(160mL)中に溶解した。この溶液に、CsCO(67.8g、208mmol)、2,2,6,6-テトラメチルヘプタン-3,5-ジオン(1.917g、10.40mmol)、及びCuI(10.12g、52.0mmol)を室温で加え、反応物を120℃で18時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を水(300mL)で希釈し、EtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を、15%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン(4.8g、収率13.50%)を得た。LCMS (方法B):Rt 1.87分, m/z:285.1 [M+H], 82.81%。
ステップ2.5-フルオロ-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)安息香酸
300mL Tini Clave容器に、MeOH(50mL)中、5-(2-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン(4.8g、16.96mmol)を加えた。この溶液に、EtN(14.18mL、102mmol)及び1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン複合体(0.744g、1.017mmol)を加えた。反応混合物を一酸化炭素雰囲気下(100psi)80℃で18時間攪拌した。反応の進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を10%MeOH/DCMで希釈し、セライト(登録商標)に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗生成物を、21%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル=5-フルオロ-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)ベンゾアート(3g、収率65.8%)を得た。LCMS (方法B):1.63分, m/z:263.3 [M+H], 97.55%。
ステップ3.5-フルオロ-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)安息香酸
100mL丸底フラスコに、MeOH(20mL)及び水(4.00mL)中、メチル=5-フルオロ-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)ベンゾアート(2.5g、9.53mmol)を加えた。この溶液に、NaOH(0.419g、10.49mmol)を0℃で加え、反応物を室温で3時間攪拌した。反応進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。反応混合物を濃縮し、トルエンと共蒸留して、粗製5-フルオロ-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)安息香酸(3g)を得た。この化合物を更に精製することなく後続ステップに使用した。LCMS (方法B):Rt 1.37分, m/z:249.2 [M-H], 83.41%。
ステップ4.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
50mL丸底フラスコに、DMF(10mL)中、5-フルオロ-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)安息香酸(3g、12.09mmol)を加えた。この溶液に、DIPEA(6.33mL、36.3mmol)、HATU(6.89g、18.13mmol)、及びN-エチルプロパン-2-アミン(1.264g、14.50mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、反応物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を水(25mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を、35%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(2.2g、収率28.6%)を得た。LCMS (方法B):Rt 1.70分, m/z:318.2 [M+H], 49.94%。
ステップ5.5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン=1-オキシド
乾燥させた50mL丸底フラスコに、THF(20mL)中、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(1g、3.15mmol)を加えた。この溶液に、過酸化水素尿素(0.593g、6.30mmol)及びTFAA(0.908mL、6.43mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(40%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、飽和NaHCO水溶液(10mL)、次いで、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(10mL)で洗浄した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物をヘキサンでトリチュレートして、5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン=1-オキシド(1g、収率76%)を得た。LCMS (方法B):Rt 1.52分, m/z:332.4 [M-H], 76.41%。
ステップ6.2-((4-クロロ-2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
トルエン(10mL)中の5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン=1-オキシド(1g、3.00mmol)の溶液に、DIPEA(7.86mL、45.0mmol)及びPOCl(2.80mL、30.0mmol)を室温で加えた。反応物を100℃で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、48%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2-((4-クロロ-2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(455mg、収率40.8%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.98分, m/z:352.2 [M+H], 94.68%。
ステップ7.tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
25mL丸底フラスコで、イソプロパノール(4mL)中、2-((4-クロロ-2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(350mg、0.995mmol)を加えた。この溶液に、DIPEA(0.521mL、2.98mmol)及びtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(340mg、1.293mmol)を加え、反応物を80℃で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を、40~50%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(520mg、収率93%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.67分, m/z:542.2 [M+H], 96.66%。
ステップ8.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((2-メチル-4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド塩酸塩
乾燥させた50mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(5mL)中、tert-ブチル=2-(5-(2-(エチル(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)-2-メチルピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(520mg、0.960mmol)を加えた。この溶液に、TMSCl(0.491mL、3.84mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((2-メチル-4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド塩酸塩(500mg、0.96mmol)を得た。LCMS (方法C):Rt 1.45分, m/z:442.1 [M+H], 97.25%。
ステップ9.N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例216)
乾燥させた25mL丸底フラスコに、NMP(8mL)中、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((2-メチル-4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド塩酸塩(520mg、1.088mmol)を窒素雰囲気下で加え、次いで、((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(452mg、1.197mmol)を加えた。この溶液に、KCO(451mg、3.26mmol)及びKI(217mg、1.305mmol)を室温で加え、反応物を80℃で40時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物をEtOAc(30mL)で希釈し、濾過した。濾液を氷冷した水(3×10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、N-エチル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)-2-メチルピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(190mg、収率26.9%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.69 - 7.58 (m, 1H), 7.31 - 7.17 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.99 - 6.90 (m, 1H), 3.92 - 3.65 (m, 6H), 3.46 - 3.36 (m, 1H), 3.31 - 3.19 (m, 2H), 3.18 - 3.05 (m, 2H), 3.04 - 2.95 (m, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.31 - 2.15 (m, 5H), 2.00 - 1.88 (m, 1H), 1.73 - 1.57 (m, 5H), 1.47 - 1.34 (m, 1H), 1.31 - 0.96 (m, 13H);LCMS (方法B):Rt 1.15分, m/z:647.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.03分, 99.60%。
実施例217.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.5-((4-Mエトキシベンジル)チオ)-6-メチルピリジン-2(1H)-オン
100mL丸底フラスコに、1,4-ジオキサン(15mL)中、5-ブロモ-6-メチルピリジン-2(1H)-オン(500mg、2.66mmol)を加えた。この溶液に(4-メトキシフェニル)メタンチオール(492mg、3.19mmol)、Xantphos(154mg、0.266mmol)、DIPEA(0.929mL、5.32mmol)及びPd(dba)(48.7mg、0.053mmol)を加え、反応混合物をアルゴンで10分間パージした。得られた反応物を100℃で24時間攪拌した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を、30%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-((4-メトキシベンジル)チオ)-6-メチルピリジン-2(1H)-オン(600mg、mmol、収率43.0%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.64分, 262.2 [M+H]
ステップ2.2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニルクロリド
50mL丸底フラスコに、ACN:HO(9:1)(20mL)中、5-((4-メトキシベンジル)チオ)-6-メチルピリジン-2(1H)-オン(400mg、1.531mmol)を加えた。この溶液に、TFA(3.54mL、45.9mmol)及びNCS(409mg、3.06mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をTLC(70%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニル=クロリド(800mg、収率93%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.14分, 208.0 [M+H]
ステップ3.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例217)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、THF:DMF(1:1)(8mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(400mg、0.740mmol)を加えた。この溶液に、EtN(0.607mL、4.44mmol)及び2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニル=クロリド(307mg、1.480mmol)を加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水でクエンチし、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(25mg、収率4.68%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.23 (m, 1H), 7.80 - 7.62 (m, 3H), 7.34 - 7.20 (m, 2H), 7.09 - 6.98 (m, 1H), 6.25 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 3.84 (br s, 2H), 3.80 - 3.69 (m, 3H), 3.68 - 3.63 (m, 1H), 3.47 - 3.39 (m, 1H), 3.18 - 3.08 (m, 1H), 3.06 - 2.95 (m, 1H), 2.94 - 2.84 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.32 - 2.20 (m, 4H), 2.19 - 2.12 (m, 1H), 1.81 - 1.70 (m, 1H), 1.69 - 1.55 (m, 6H), 1.37 (dq, J = 4.0, 12.4 Hz, 1H), 1.18 (d, J = 9.4 Hz, 2H), 1.24 (s, 1H), 1.14 - 1.06 (m, 6H), 1.06 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.18分, m/z:712.6 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.48分, 98.61%。
実施例218.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.5-((4-メトキシベンジル)チオ)-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
25mLマイクロ波バイアルに、1,4-ジオキサン(15mL)中、5-ブロモ-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(500mg、2.66mmol)を加えた。この溶液に(4-メトキシフェニル)メタンチオール(615mg、3.99mmol)、Xantphos(462mg、0.798mmol)、DIPEA(1.390mL、7.98mmol)及びPd(dba)(244mg、0.266mmol)を加え、反応混合物をアルゴンで5分間パージした。反応混合物をマイクロ波で120℃、1時間照射した。反応進行をTLC(0.5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、セライト(登録商標)に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を、0~4%MeOH/DCMを溶離液として使用する200~400メッシュシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-((4-メトキシベンジル)チオ)-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(409mg、収率53.1%)を得た。LCMS (方法B):Rt 1.68分, m/z:262.2 [M+H], 90.25%。
ステップ2.5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニルクロリド
100mL丸底フラスコで、5-((4-メトキシベンジル)チオ)-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(0.4g、1.531mmol)及びNCS(0.409g、3.06mmol)をACN:HO(9:1)(15mL)中に溶解した。この溶液にTFA(1.179mL、15.31mmol)を0℃で滴下し、反応物を室温で1時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応物を濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物をトルエンで洗浄して、5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニル=クロリド(0.85g、収率70.3%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.39分, m/z:206.2, [M-H], 26.23%。
ステップ3.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例218)
25mL丸底フラスコに、DMF:THF(1:1)(8mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(400mg、0.693mmol)を加えた。この溶液に、5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-スルホニル=クロリド(288mg、1.386mmol)及びEtN(0.483mL、3.47mmol)を加え、反応物を室温で18時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応物を水(30mL)でクエンチし、5%MeOH/DCM(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製し、生成物の画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(39mg、収率7.49%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 11.94 (br s, 1H), 8.36 - 8.16 (m, 1H), 7.76 - 7.64 (m, 2H), 7.60 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 6.99 (m, 1H), 3.94 - 3.64 (m, 7H), 3.23 - 3.09 (m, 1H), 3.05 - 2.88 (m, 2H), 2.32 - 2.11 (m, 6H), 2.02 (s, 3H), 1.73 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 1.69 - 1.55 (m, 5H), 1.43 - 1.27 (m, 1H), 1.26 - 1.14 (m, 3H), 1.13 - 1.06 (m, 5H), 1.06 - 0.95 (m, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.65分, m/z:712.3 [M+H];HPLC (方法B):Rt 4.59分, 94.80%。
実施例219.N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ビニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
DCM(25mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(500mg、0.925mmol)の攪拌溶液に、EtN(468mg、4.62mmol)を0℃で加え、反応物を10分間攪拌した。この反応混合物に、2-クロロエタン-1-スルホニル=クロリド(226mg、1.387mmol)を0℃で加えた。得られた反応物を窒素雰囲気下室温で2時間攪拌した。反応をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物質を分取HPLC(方法A)によって精製し、生成物の画分を凍結乾燥して、N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ビニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(14.07mg、収率2.296%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.23 (m, 1H), 7.74 - 7.65 (m, 1H), 7.38 (br s, 1H), 7.33 - 7.22 (m, 2H), 7.09 - 7.01 (m, 1H), 6.76 (dd, J = 9.9, 16.4 Hz, 1H), 6.04 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 5.94 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 3.92 - 3.69 (m, 6H), 3.23 - 3.11 (m, 1H), 3.06 - 2.92 (m, 2H), 2.31 - 2.22 (m, 4H), 2.21 - 2.15 (m, 1H), 1.96 - 1.82 (m, 1H), 1.74 - 1.57 (m, 6H), 1.47 - 1.32 (m, 1H), 1.28 - 1.14 (m, 4H), 1.14 - 1.06 (m, 5H), 1.05 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.46分, m/z:631.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.97分, 95.180%。
実施例220.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-(ジメチルアミノ)エチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
0℃のジメチルアミン(10mL、20.00mmol、THF中2M)中のN-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(ビニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(520mg、0.824mmol)の攪拌溶液に、EtN(83mg、0.824mmol)を0℃で加え、反応物を室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製し、生成物の画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-(ジメチルアミノ)エチル)スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-エチル-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(48mg、収率8.50%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.21 (m, 1H), 7.75 - 7.63 (m, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 7.13 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 3.93 - 3.69 (m, 6H), 3.19 - 3.09 (m, 4H), 3.04 - 2.96 (m, 1H), 2.62 - 2.55 (m, 2H), 2.32 - 2.24 (m, 4H), 2.21 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 2.15 (s, 7H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.67 (d, J = 4.9 Hz, 5H), 1.39 - 1.35 (m, 1H), 1.32 - 1.16 (m, 3H), 1.15 - 0.95 (m, 9H);LCMS (方法E):Rt 1.64分, m/z:676.1 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.66分, 98.664%。
実施例221.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1.6-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン
乾燥させた25mL丸底フラスコに、ACN(5mL)中、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウムトリフルオロメタンスルホナート(250mg、0.690mmol))を加え、次いで、(1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(103mg、1.035mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で18時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製物質を分取HPLCによって精製して、6-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(80mg、収率49.8%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.34分, m/z:230.0 [M+H], 98.52%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(実施例221)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、6-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(80mg、0.349mmol)を加え、次いで、MeOTf(0.042mL、0.384mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で30分間攪拌し、次いで、反応物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をACN(20mL)中に溶解し、次いで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(206mg、0.349mmol))を室温で加えた。反応物を80℃で18時間加熱した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(1-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(65.59mg、収率26.1%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.35 (br s, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.04 (dd, J = 4.2, 9.8 Hz, 1H), 4.39 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 3.89 (d, J = 9.8 Hz, 4H), 3.85 - 3.74 (m, 6H), 3.68 (td, J = 6.4, 12.9 Hz, 1H), 3.56 - 3.50 (m, 1H), 3.02 - 2.94 (m, 1H), 2.83 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.31 - 2.15 (m, 5H), 1.94 (m, 1H), 1.66 (br s, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.40 (br s, 1H), 1.34 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.30 - 1.15 (m, 2H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.72分, m/z:716.6 [M+H];HPLC (方法B):Rt 5.30分, 99.47%。
実施例222.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1.6-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン
乾燥させた25mL丸底フラスコに、ACN(5mL)中、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(500mg、1.380mmol)を加え、次いで、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(137mg、1.380mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で18時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を分取HPLCによって精製して、6-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(200mg、収率57.4%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.21分, m/z:230.1 [M+H], 90.78%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(実施例222)
窒素雰囲気下の50mL乾燥丸底フラスコに、DCM(5mL)中、6-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(100mg、0.436mmol)を加えた。この反応混合物にMeOTf(0.053mL、0.480mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で30分間攪拌し、次いで、不活性雰囲気下、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製残渣をACN(20mL)中に溶解し、次いで、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(258mg、0.436mmol)を室温で加えた。反応物を80℃で18時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(66.47mg、収率20.51%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.31 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.07 - 7.01 (m, 1H), 4.65 (s, 4H), 3.97 - 3.73 (m, 9H), 3.73 - 3.63 (m, 1H), 3.58 - 3.46 (m, 1H), 3.08 - 2.93 (m, 2H), 2.32 - 2.22 (m, 4H), 2.21 - 2.15 (m, 1H), 1.98 - 1.87 (m, 1H), 1.78 - 1.54 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.39 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.30 - 1.14 (m, 2H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.74分, m/z:716.1 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.12分, 96.34%。
実施例223.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン-2-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1.2-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN(5mL)中、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(500mg、1.38mmol)を加え、次いで、6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン(156mg、1.38mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で18時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を分取HPLCによって精製して、2-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン(88mg、0.362mmol、収率26.2%)を固体として得た。LCMS (方法D):Rt 1.34分, m/z:244.1 [M+H], 21.25%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン-2-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(実施例223)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、2-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン(100mg、0.411mmol)を加えた。この溶液にMeOTf(74.2mg、0.452mmol)を0℃で加え、反応物を室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製物をACN(20mL)中に窒素雰囲気下で溶解した。この溶液に、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(243mg、0.411mmol)を室温で加え、反応物80℃で18時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(6-オキサ-2-アザスピロ[3.4]オクタン-2-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(130.32mg、収率43.3%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.30 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.04 (dd, J = 4.3, 10.1 Hz, 1H), 3.94 - 3.83 (m, 3H), 3.82 - 3.77 (m, 2H), 3.73 (s, 2H), 3.71 - 3.62 (m, 8H), 3.53 (td, J = 6.6, 13.5 Hz, 1H), 3.13 - 3.03 (m, 1H), 3.03 - 2.95 (m, 1H), 2.28 (dd, J = 6.3, 12.9 Hz, 4H), 2.22 - 2.16 (m, 1H), 2.07 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 1.96 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 1.74 - 1.59 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.39 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.30 - 1.18 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.78分, m/z:730.2 [M+H];HPLC (方法B):Rt 5.30分, 99.79%。
実施例224.5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1.5-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN(15mL)中、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(1.3g、3.59mmol)を加えた。この溶液に、ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール(0.406g、3.59mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で18時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、5-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール(300mg、収率34.4%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.35分, m/z:244.1 [M+H], 31.3%。
ステップ2.5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(実施例224)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中、5-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール(160mg、0.658mmol)を加えた。この溶液に、MeOTf(108mg、0.658mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で0.5時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣をACN(15mL)中に溶解した。この溶液に、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(389mg、0.658mmol)を室温で加え、反応物を80℃で18時間攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピロール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(72.37mg、収率15.05%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.28 (br s, 1H), 7.26 - 7.19 (m, 2H), 7.04 (dd, J = 4.3, 10.1 Hz, 1H), 3.96 - 3.83 (m, 3H), 3.82 - 3.77 (m, 2H), 3.76 - 3.64 (m, 4H), 3.60 - 3.43 (m, 4H), 3.25 - 3.16 (m, 2H), 3.12 - 2.96 (m, 2H), 2.94 - 2.83 (m, 4H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 2.02 - 1.91 (m, 1H), 1.77 - 1.59 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.42 - 1.37 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.28 - 1.16 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法F):Rt 1.83分, m/z:730.9 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.29分, 99.86%。
実施例225.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
窒素雰囲気下の25mL乾燥丸底フラスコに、ACN(5mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(253mg、0.530mmol)を加えた。この反応混合物に、KCO(242mg、1.752mmol)、KI(67.7mg、0.408mmol)、及び((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチル=ベンゼンスルホナート(200mg、0.408mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。得られた反応物を80℃で2日間加熱した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水(15mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を、0~10%MeOH/DCMを使用するBiotage-isolera oneカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を6~8%MeOH/DCM)で溶出して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(180mg、収率37.2%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 2.44分, m/z:(761.2) [M+H], 64.05%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(実施例225)
アルゴン雰囲気下の50mLプラスチック製バイアルに、ACN(1mL)及び水(1mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(170mg、0.224mmol)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、HF(1mL、0.224mmol、水中48%)を加えた。反応混合物を室温まで昇温させ、1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を濃縮し、NaHCO溶液を使用して、pHを9に調整した。混合物を10%MeOH/DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法B)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(62mg、収率42.8%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 6.44 - 6.33 (m, 1H), 4.02 - 3.74 (m, 5H), 3.73 - 3.62 (m, 1H), 3.53 - 3.51 (m, 1H), 3.29 (dd, J = 4.6, 5.8 Hz, 2H), 3.20 - 3.02 (m, 1H), 3.01 - 2.84 (m, 3H), 2.32 - 2.13 (m, 5H), 1.99 - 1.84 (m, 1H), 1.75 - 1.56 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.41 - 1.30 (m, 4H), 1.28 - 1.14 (m, 5H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.65分, m/z:(646.8) [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.65分, 99.64;SFC (方法A):ピーク1:Rt 2.27分, 55.73%及びピーク2:Rt 3.62分 44.27%。
実施例226.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((S)-エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド及び
実施例227.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((R)-エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
アルゴン雰囲気下の50mLプラスチック製バイアルに、ACN(4mL)及び水(4mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(970mg、1.276mmol)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、HF(4mL、1.276mmol、水中48%)を加えた。反応物を室温まで昇温させ、1時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、次いで、NaHCOを使用して、pHを9に調整した。混合物を10%MeOH/DCM(150mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を、中性アルミナで0~15%メタノール/DCMで溶出することによって精製して(所望の生成物は5%メタノール/DCMで溶出)、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(550mg)を固体として得た。
ステップ2.上記のラセミ化合物をキラルSFC(方法A)によって精製した。純粋な画分を減圧下で濃縮し、凍結乾燥して、分離したエナンチオマーを得た。
実施例226(異性体1):2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((E1)-エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
収率:28.3%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.27 - 7.19 (m, 2H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 6.51 - 6.27 (m, 1H), 3.95 - 3.73 (m, 5H), 3.73 - 3.62 (m, 1H), 3.58 - 3.46 (m, 1H), 3.23 (s, 2H), 3.18 - 3.05 (m, 1H), 2.99 - 2.86 (m, 3H), 2.32 - 2.22 (m, 4H), 2.21 - 2.16 (m, 1H), 1.99 - 1.84 (m, 1H), 1.73 - 1.59 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 1.29 - 1.14 (m, 5H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.16分, m/z:(646.4) [M+H]
HPLC (方法A):Rt 4.63分, 99.20%;
SFC (方法K):Rt 9.58分, 100%。
実施例227(異性体2):2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((E2)-エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
収率:23.44%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.28 - 7.18 (m, 2H), 7.09 - 7.00 (m, 1H), 6.57 - 6.31 (m, 1H), 3.96 - 3.75 (m, 5H), 3.73 - 3.64 (m, 1H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 3.29 - 3.25 (m, 1H), 3.23 - 3.00 (m, 2H), 2.99 - 2.87 (m, 3H), 2.33 - 2.16 (m, 5H), 1.97 - 1.85 (m, 1H), 1.74 - 1.59 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 4H), 1.28 - 1.14 (m, 5H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法B):Rt 1.16分, m/z:(646.6) [M+H]
HPLC (方法F):Rt 4.62分, 96.12%;
SFC (方法K):Rt 12.16分, 100%。
注:異性体の絶対立体化学は、任意に割り当てた。
実施例228.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコで、ACN(10mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.628mmol)を加えた。この反応混合物に、KCO(434mg、3.14mmol)、KI(125mg、0.753mmol)、及び((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(406mg、0.753mmol)を室温で加え、反応物を85℃まで加熱した。反応進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。48時間後、反応混合物をHO(20mL)中に注ぎ、EtOAc(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層をHO(2×20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物(0.4g)を得た。粗製化合物を、0~7%メタノール/DCMを使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を減圧下で濃縮して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチル=ジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(250mg、収率49.3%)を半固体として得た。LCMS (方法E):Rt 2.67分, m/z:809.4 [M+H], 90.48%。
ステップ2.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例228)
窒素雰囲気下の50mLプラスチック製容器に、ACN(5mL)及び水(5mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(250mg、0.309mmol)を0℃で加えた。この反応混合物にHF(0.080mL、4.64mmol、水中48%)を0℃で加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を氷冷した水(10mL)中に注ぎ、次いで、固体のNaHCOを使用して、pHを7に調整した。混合物を10%MeOH/DCM(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法E)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(97mg、収率44.9%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.25 (s, 1H), 7.92 - 7.83 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.59 - 7.48 (m, 3H), 7.29 - 7.17 (m, 2H), 7.03 (dd, J = 4.3, 10.1 Hz, 1H), 6.97 (br s, 1H), 4.27 - 4.15 (m, 1H), 3.94 - 3.73 (m, 4H), 3.73 - 3.64 (m, 1H), 3.62 - 3.46 (m, 2H), 3.27 - 3.15 (m, 1H), 3.31 - 3.14 (m, 1H), 3.04 - 2.81 (m, 2H), 2.32 - 2.08 (m, 5H), 1.73 - 1.48 (m, 6H), 1.43 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.38 - 1.21 (m, 4H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.71分, m/z:694.5 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.25分, 99.48%。
実施例229(異性体1).5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((R)-フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド及び
実施例230(異性体2).5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((S)-フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.上記ラセミ化合物(90mg)(実施例228)をキラルSFC(方法B)によって精製した。純粋な画分を減圧下で濃縮し、凍結乾燥して、分離したエナンチオマーを得た。
実施例229(異性体1).5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((E1)-フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
収率:23.72%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.88 (dd, J = 1.5, 7.9 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.60 - 7.49 (m, 3H), 7.26 - 7.18 (m, 2H), 7.08 - 6.91 (m, 2H), 4.31 - 4.09 (m, 1H), 3.96 - 3.73 (m, 4H), 3.73 - 3.63 (m, 1H), 3.60 - 3.46 (m, 2H), 3.28 - 3.14 (m, 2H), 3.03 - 2.85 (m, 2H), 2.31 - 2.07 (m, 6H), 1.72 - 1.51 (m, 5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.30 - 1.23 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 0.99 (d, J = 6.5 Hz, 3H);
LCMS (方法C):Rt 1.33分, m/z:(694.3) [M+H]
HPLC (方法B):Rt 2.67分, 99.58%;
SFC (方法L):Rt 1.92分, 100%。
実施例230(異性体2).5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((E2)-フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
収率:15.58%;
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.25 (s, 1H), 7.89 (dd, J = 1.4, 7.8 Hz, 2H), 7.71 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.60 - 7.48 (m, 3H), 7.27 - 7.16 (m, 2H), 7.09 (s, 2H), 4.31 - 4.05 (m, 1H), 3.99 - 3.73 (m, 4H), 3.73 - 3.62 (m, 1H), 3.62 - 3.47 (m, 2H), 3.27 - 3.12 (m, 2H), 3.05 - 2.81 (m, 2H), 2.32 - 2.03 (m, 5H), 1.76 - 1.48 (m, 6H), 1.43 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.37 - 1.24 (m, 4H), 1.16 - 1.03 (m, 4H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H);
LCMS (方法A):Rt 1.33分, m/z:(694.4) [M+H]
HPLC (方法F):Rt 2.59分, 98.26%;
SFC (方法L):Rt 2.46分, 99.11%。
注:異性体の絶対立体化学は、任意に割り当てた。
実施例231.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DMF(20mL)中、((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(1g、2.038mmol)を加えた。この反応混合物にNaH(0.122g、3.06mmol)を-10℃で加え、反応物を10分間攪拌した。この混合物に臭化ベンジル(0.363mL、3.06mmol)を室温で滴下した。反応物を室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を水(200mL)でクエンチし、EtOAc(150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を、30%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(700mg、収率59.0%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.77 - 7.70 (m, 2H), 7.51 - 7.42 (m, 2H), 7.39 - 7.29 (m, 4H), 7.28 - 7.22 (m, 1H), 4.57 - 4.42 (m, 1H), 4.39 - 4.14 (m, 1H), 3.97 - 3.90 (m, 1H), 3.90 - 3.81 (m, 1H), 3.81 - 3.68 (m, 1H), 3.66 - 3.44 (m, 1H), 3.31 - 3.22 (m, 1H), 3.10 - 2.83 (m, 3H), 2.42 (s, 3H), 1.90 - 1.51 (m, 3H), 1.36 - 1.22 (m, 1H), 1.20 - 1.15 (m, 3H), 0.86 (d, J = 8.50 Hz, 9H), 0.07 (d, J = 5.50 Hz, 3H), 0.02 (d, J = 6.88 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 2.80分, m/z:581.8 [M+H];98.52%。
ステップ2.((2S,5R)-5-(N-ベンジルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させたアルゴン雰囲気下の50mL丸底フラスコに、ACN(4mL)及び水(4mL)中、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-(tert-ブチルジメチルシリル)エチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(700mg、1.20mmol)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、HF(249mg、1.205mmol、水中48%)を加えた。反応物を室温まで昇温させ、2時間攪拌した。反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、pHを、NaHCO水溶液を使用して、9に調整した。水層を10%MeOH/DCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N-ベンジルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(500mg、収率85%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.77 - 7.71 (m, 2H), 7.50 - 7.43 (m, 2H), 7.41 - 7.36 (m, 2H), 7.35 - 7.21 (m, 3H), 4.53 - 4.47 (m, 1H), 4.32 - 4.19 (m, 1H), 3.96 - 3.90 (m, 1H), 3.87 - 3.81 (m, 2H), 3.79 - 3.66 (m, 1H), 3.65 - 3.54 (m, 1H), 3.29 - 3.23 (m, 1H), 3.02 - 2.88 (m, 3H), 2.42 (s, 3H), 1.89 - 1.79 (m, 1H), 1.68 - 1.51 (m, 2H), 1.40 - 1.23 (m, 1H), 1.19 (t, J = 7.32 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 2.09分, m/z:467.2 [M+H], 95.13%。
ステップ3.((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DMF(10mL)中、((2S,5R)-5-(N-ベンジルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(500mg、1.072mmol)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、NaH(64.3mg、1.607mmol)を加え、次いで、反応物を10分間攪拌した。この反応混合物にMeI(0.134mL、2.143mmol)を加え、反応混合物を室温まで温め、16時間攪拌した。反応進行をTLC(60%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応物をNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(500mg、収率91%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 2.14分, m/z:481.2 [M+H];93.59%。
ステップ4.((2S,5R)-5-(N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、メタノール(10mL)中、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(470mg、0.978mmol)を加えた。反応混合物を窒素で10分間パージし、次いで、Pd-C(520mg、0.489mmol)を室温で加え、反応物を水素雰囲気下(バルーン圧)で16時間攪拌した。反応進行をTLC(60%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。出発物質は消費されなかったので、追加分量のPd-C(520mg、0.489mmol)を加え、反応物を室温で更に2時間攪拌した。完了後、反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾過パッドをメタノール(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製((2S,5R)-5-(N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(255mg、収率65.2%)を得た。LCMS (方法B):Rt 1.51分, m/z:391.4 [M+H];97.64%。
ステップ5.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例231)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、ACN(10mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(300mg、0.628mmol)を加えた。この反応混合物に、KCO(373mg、2.70mmol)、KI(115mg、0.690mmol)、及び((2S,5R)-5-(N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(245mg、0.628mmol)を室温で加えた。反応物を80℃で16時間加熱した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水(50mL)でクエンチし、水層をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、ロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-メチルエチルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(100mg、収率24.06%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.29 - 7.17 (m, 2H), 7.13 - 7.00 (m, 1H), 6.10 (br s, 1H), 3.97 - 3.75 (m, 4H), 3.75 - 3.60 (m, 2H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 3.19 - 3.05 (m, 1H), 3.02 - 2.83 (m, 4H), 2.32 - 2.14 (m, 5H), 1.93 - 1.78 (m, 1H), 1.76 - 1.55 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 1.25 - 1.06 (m, 7H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H) (3つのプロトンが溶媒のピークとマージ);LCMS (方法E):Rt 1.58分, m/z:660.9 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.81分, 99.62%。
実施例232.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、NaH(0.167g、4.18mmol)をDMF(15mL)中0℃で加えた。この溶液に、DMF(7mL)中の((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチル=ベンゼンスルホナート(1.5g、2.78mmol)を加え、反応物を10分間攪拌した。この反応混合物に、臭化ベンジル(0.661mL、5.57mmol)を加え、反応物を室温で攪拌した。反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。2時間後、反応混合物を0℃まで冷却し、飽和NHCl溶液(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層を氷冷した水(2×20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物(2.1g)を得た。粗生成物を、17%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(1.4g、収率78%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.86 - 7.77 (m, 2H), 7.74 - 7.69 (m, 2H), 7.63 - 7.54 (m, 3H), 7.47 - 7.40 (m, 2H), 7.39 - 7.29 (m, 4H), 7.27 - 7.20 (m, 1H), 4.71- 4.44 (m, 1H), 4.36 - 4.25 (m, 1H), 3.90 - 3.84 (m, 1H), 3.83 - 3.75 (m, 1H), 3.70 - 3.60 (m, 1H), 3.32 - 3.24 (m, 1H), 3.15 - 3.18 (m, 1H), 2.92 - 2.76 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 1.54 - 1.32 (m, 2H), 1.54 - 1.26 (m, 1H), 1.14 - 1.01 (m, 1H), 0.82 (d, J = 5.13 Hz, 9H), -0.02 (d, J = 6.00 Hz, 3H), -0.04 (d, J = 1.88 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 2.84分, m/z:629.3 [M+H], 97.87%。
ステップ2.((2S,5R)-5-(N-ベンジルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
50mL丸底フラスコに、DCM(20mL)中、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-(tert-ブチルジメチルシリル)フェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチル=ベンゼンスルホナート(1.3g、2.067mmol)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、DCM(2.00mL)中のトリフルオロ酢酸(0.239mL、3.10mmol)をゆっくりと加えた。反応物を0℃で30分間攪拌し、反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を飽和NaHCO溶液(10mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N-ベンジルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(1g、収率87%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.93 - 7.87 (m, 2H), 7.72 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.66 - 7.53 (m, 3H), 7.45 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 7.42 - 7.22 (m, 5H), 4.61 - 4.49 (m, 1H), 4.28 - 4.09 (m, 1H), 3.94 - 3.76 (m, 3H), 3.22 - 3.13 (m, 2H), 2.88 - 2.70 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 1.52 - 1.37 (m, 3H), 1.24 - 1.08 (m, 2H);LCMS (方法E):Rt 2.14分, m/z:515.2 [M+H], 93.02%。
ステップ3.((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DMF(15mL)中、NaH(0.117g、2.91mmol)を0℃で加えた。この溶液に、DMF(5mL)中、((2S,5R)-5-(N-ベンジルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(1g、1.943mmol)を0℃で加え、反応物を15分間攪拌した。この反応混合物に、MeI(0.242mL、3.89mmol)を0℃で加え、反応物を1時間攪拌した。反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応混合物を飽和NHCl溶液(25mL)でクエンチし、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をHO(2×20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物(1.1g)を得た。粗生成物を、10%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.7g、収率66.4%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.95 - 7.90 (m, 2H), 7.73 (d, J = 8.25 Hz, 2H), 7.68 - 7.55 (m, 3H), 7.45 (d, J = 8.38 Hz, 2H), 7.39 - 7.21 (m, 5H), 4.66 - 4.03 (m, 2H), 3.97 - 3.76 (m, 2H), 3.69 - 3.56 (m, 1H), 3.27 - 3.20 (m, 1H), 3.14 - 2.79 (m, 2H), 2.74 (d, J = 6.13 Hz, 3H), 2.42 (s, 3H), 1.64 - 1.36 (m, 3H), 1.28 - 1.07 (m, 1H);LCMS (方法E):Rt 2.28分, m/z:529.4 [M+H], 97.38%。
ステップ4.((2S,5R)-5-(N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、MeOH(30mL)中、((2S,5R)-5-(N-ベンジル-N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチル=ベンゼンスルホナート(700mg、1.324mmol)を加えた。反応混合物を窒素で10分間パージし、次いで、Pd/C(1409mg、1.324mmol)を加えた。反応混合物を水素嚢圧下室温で16時間攪拌した。LCMSは、18%の生成物の生成及び80%の出発物質を示した。反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾過パッドをメタノール(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質(650mg)を得た。粗製物をメタノール(30mL)中に溶解し、新しいPd/C(1409mg、1.324mmol)を窒素雰囲気下で加えた。反応混合物を水素嚢圧下室温で更に16時間攪拌した。LCMSは、38%の生成物の生成及び50%の出発物質を示した。反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾過パッドをメタノール(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物(550mg)を得た。粗製化合物を、50%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(180mg、収率30.4%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.76 - 7.83 (m, 4H), 7.52 - 7.62 (m, 3H), 7.49 (d, J = 8.50 Hz, 2H), 6.72 (br s, 1H), 3.96 - 4.01 (m, 1H), 3.84 - 3.92 (m, 1H), 3.63 - 3.82 (m, 1H), 3.38 - 3.47 (m, 1H), 3.27 - 3.10 (m, 1H), 2.97 - 3.10 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.35 (br s, 3H), 1.34 - 1.57 (m, 3H), 1.20 - 1.28 (m, 1H);LCMS (方法A):Rt 1.96分, m/z:(439.4) [M+H], 98.16%。
ステップ5.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例232)
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、ACN(10mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(200mg、0.418mmol)を室温で加えた。この反応混合物に、KCO(289mg、2.092mmol)、KI(83mg、0.502mmol)及び((2S,5R)-5-(N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(180mg、0.410mmol)を室温で加えた。反応物を80℃で38時間攪拌した。反応をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-メチルフェニルスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(70mg、収率22.91%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.82 (br d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.62 - 7.52 (m, 3H), 7.28 - 7.19 (m, 2H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 6.70 (br s, 1H), 3.95 - 3.76 (m, 4H), 3.75 - 3.61 (m, 2H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 3.24 - 2.97 (m, 3H), 2.38 - 2.14 (m, 10H), 2.02 - 1.85 (m, 1H), 1.81 - 1.57 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.27 - 1.16 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 2.75分, m/z:708.4 [M+H];HPLC (方法G):Rt 3.207分, 96.96%。
実施例233.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
ステップ1:シクロプロパンスルホンアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の500mL丸底フラスコに、ジオキサン中アンモニア(71.1mL、71.1mmol、1.0M)を加え、続いて、ジオキサン(100mL)中のシクロプロパンスルホニルクロリド(10g、71.1mmol)の溶液を0℃で滴下した。反応物を0℃で20分間攪拌し、次いで、室温まで昇温させ、16時間攪拌した。反応進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応物を水(200mL)でクエンチし、EtOAc(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製シクロプロパンスルホンアミド(7.5g、収率85%)を固体として得た。この粗生成物を精製することなく、次のステップに直接使用した。LCMS ELSD (方法E):Rt 0.386分, m/z:120.1 (M-H), 97.53%。
ステップ2.N-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホンアミド
DCM(200mL)中のシクロプロパンスルホンアミド(7.5g、61.9mmol)の攪拌溶液に、EtN(43.1mL、310mmol)を0℃で加えた。この反応混合物にDCM(200mL)中のTBDMS-Cl(21.45mL、124mmol)を0℃で滴下し、反応物を室温まで昇温させ、20時間攪拌した。反応の進行をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するBiotage-isolera oneカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を21%EtOAc/ヘキサンで溶出した。生成物の画分を減圧下で濃縮して、N-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホンアミド(5.2g、収率22.38%)を固体として得た。LCMS ELSD (方法E):Rt 1.96分, m/z:(236.1) [M+H];62.72%。
ステップ3及び4.((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
乾燥させたアルゴン雰囲気下の250mL丸底フラスコに、クロロホルム(25mL)中、トリフェニルホスフィン(1.226g、4.67mmol)及びヘキサクロロエタン(1.106g、4.67mmol)を加えた。反応物を70℃で5時間加熱した。白色の懸濁液の形成が観察された。反応混合物を室温まで冷却し、次いで、EtN(2.96mL、21.24mmol)を加え、反応物を10分間攪拌した。黄色の懸濁液の形成が観察された。反応混合物を0℃まで冷却し、クロロホルム(10mL)中のN-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホンアミド(1.0g、4.25mmol)を滴下した。反応物を30分間攪拌した。この反応混合物に、THF(10mL)中の((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩(1.367g、4.25mmol)及びEtN(2.96mL、21.24mmol)を0℃で滴下した。反応物を更に30分間攪拌し、次いで、室温まで温め、16時間攪拌した。反応の進行をTLC(40%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、EtOAc/ヘキサンで溶出するBiotage-isolera oneカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を32%EtOAc/ヘキサンで溶出した。生成物の画分を減圧下で濃縮して、((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(650mg、収率9.41%))を粘着性固体として得た。LCMS ELSD (方法E):Rt 2.53分, m/z:(503.3) [M+H];30.93%。
ステップ5.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、ACN(25mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(600mg、1.255mmol)を加えた。この反応混合物に、KCO(867mg、6.28mmol)、KI(250mg、1.506mmol)、及び((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(631mg、1.255mmol)を室温で加えた。反応物を80℃で24時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。出発物質は、完全に消費されなかった。反応物を80℃まで更に40時間加熱した。反応完了後、反応物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、6%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(320mg、収率27.4%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 2.51分, m/z:773.0 [M+H];82.88%。
ステップ6.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(実施例233)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(N’-(tert-ブチルジメチルシリル)シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(200mg、0.259mmol)を0℃で加えた。この溶液に、DCM(5.00mL)中のTFA(0.040mL、0.518mmol)を0℃で加え、反応物を室温まで温め、室温で2時間攪拌した。反応進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応物を水でクエンチし、10%MeOH/DCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホノアミドイミドアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド(95mg、収率53.7%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.28 - 7.18 (m, 2H), 7.09 - 6.98 (m, 1H), 6.40 (br s, 1H), 4.02 - 3.76 (m, 5H), 3.74 - 3.63 (m, 1H), 3.59 - 3.38 (m, 2H), 3.31 - 3.04 (m, 3H), 3.04 - 2.91 (m, 1H), 2.48 - 2.41 (m, 1H), 2.33 - 2.15 (m, 5H), 2.05 - 1.88 (m, 1H), 1.67 - 1.65 (m, 5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 1.28 - 1.16 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.95 - 0.78 (m, 4H);LCMS (方法B):Rt 1.13分, m/z:658.6 [M+H];HPLC (方法K):Rt 3.09分, 95.45%。
実施例234.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチル-1H-イミダゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.5-ブロモ-1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール
DMF(10mL)中の5-ブロモ-2-メチル-1H-イミダゾール(0.7g、4.35mmol)の攪拌溶液に、KCO(1.803g、13.04mmol)を0℃で加え、反応物を5分間攪拌した。この反応混合物に1-(クロロメチル)-4-メトキシベンゼン(0.749g、4.78mmol)を0℃で加え、次いで、反応物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応物を水(100mL)で希釈し、DCM(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製物(2g)を得た。粗製化合物を、22%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-ブロモ-1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール(1g、収率77%)を得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.06 (d, J = 8.76 Hz, 2H), 6.90 (d, J = 8.63 Hz, 2H), 6.77 (s, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 2.36 (s, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.38分, 282.2 [M+H]
ステップ2.1-(4-Mエトキシベンジル)-5-((4-メトキシベンジル)チオ)-2-メチル-1H-イミダゾール
マイクロ波バイアルに、1,4-ジオキサン(10mL)中、5-ブロモ-1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール(0.547g、1.945mmol)を加え、溶液を窒素ガスで15分間パージした。この溶液に、(4-メトキシフェニル)メタンチオール(0.3g、1.945mmol)、DIPEA(1.048mL、5.84mmol)、Xantphos(0.225g、0.389mmol)、及びPd(dba)(0.178g、0.195mmol)を加え、混合物を窒素ガスで5分間パージした。反応混合物をマイクロ波、110℃で1時間加熱した。反応をTLC及びLCMSによってモニタリングした。1時間後、反応物を室温まで冷却し、セライト(登録商標)に通して濾過した。濾過床をEtOAc(25mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、1-(4-メトキシベンジル)-5-((4-メトキシベンジル)チオ)-2-メチル-1H-イミダゾール(0.24g、収率29.6%)を得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.20 - 7.07 (m, 2H), 6.98 - 6.72 (m, 6H), 6.68 - 6.51 (m, 1H), 4.93 - 4.83 (m, 2H), 3.96 - 4.07 (m, 2H), 3.88 - 3.71 (m, 6H), 2.43 - 2.33 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.96分, m/z:355.4 [M+H]
ステップ3.1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール-5-スルホニルクロリド
ACN(30mL):水(6.67mL)中の1-(4-メトキシベンジル)-5-((4-メトキシベンジル)チオ)-2-メチル-1H-イミダゾール(1.5g、4.23mmol)の攪拌溶液に、TFA(9.71mL、127mmol)及びN-クロロスクシンイミド(1.413g、10.58mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で1.5時間攪拌した。反応物を水(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、40~50%EtOAc及びヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール-5-スルホニル=クロリド(0.74g、収率51.2%)を得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.53 - 7.50 (m, 1H), 7.15 - 7.11 (m, 2H), 6.98 - 6.94 (m, 2H), 5.06 - 5.01 (m, 2H), 3.87 - 3.84 (m, 3H), 2.54 - 2.46 (m, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.76分, m/z:301.1 [M+H]
ステップ4.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
脱水THF:DMF(1:1)(15mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジイソプロピルベンズアミド塩酸塩(1g、1.692mmol)の攪拌溶液に、EtN(1.179mL、8.46mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。反応物を室温で5分間攪拌した。この混合物に1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール-5-スルホニル=クロリド(0.458g、1.522mmol)を滴下し、反応物を室温で攪拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。16時間後、反応物を飽和塩化ナトリウム(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNHCl(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、5%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(0.85g、収率47.9%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.95分, m/z:817.2 [M-H]
ステップ5.5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチル-1H-イミダゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例234)
100mL密封チューブに、TFA(20mL)中、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((1-(4-メトキシベンジル)-2-メチル-1H-イミダゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(0.2g、0.244mmol)を加えた。得られた反応混合物を120℃で16時間攪拌した。反応をTLCによってモニタリングした。反応物をブライン溶液(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×250mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製し、凍結乾燥して、5-フルオロ-N,N-ジイソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((2-メチル-1H-イミダゾール)-5-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(0.085g、収率48.3%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d):δ 12.35 (br s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.53 - 7.39 (m, 1H), 7.29 - 7.18 (m, 2H), 7.10 - 6.99 (m, 1H), 3.92 - 3.76 (m, 3H), 3.73 - 3.62 (m, 2H), 3.52-3.32 (m, 1H), 3.27 - 3.23 (m, 1H), 3.18 - 3.08 (m, 1H), 3.04 - 2.91 (m, 2H), 2.30 (s, 3H), 2.27 - 2.12 (m, 2H), 1.79 - 1.70 (m, 1H), 1.68 - 1.58 (m, 6H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.34 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.10 - 1.08 (m, 6H), 0.99 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.88 (d, J = 2.0 Hz, 2H);LCMS (方法E):Rt 1.58分, m/z:697.7 [M-H];HPLC (方法A):Rt 4.73分, 97.49%。
実施例235.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2,2-ジフルオロエチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、スルフリルクロリド(0.602mL、7.40mmol)を加えた。この溶液に、2,2-ジフルオロエタン-1-アミン(500mg、6.17mmol)及びEtN(1.032mL、7.40mmol)を-10℃で加えた。この反応混合物に、DMF:THF(1:2)(15mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(100mg、0.163mmol)を加えた。この反応混合物にEtN(8.60mL、61.7mmol)を加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2,2-ジフルオロエチル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(85mg、収率1.91%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.28 - 7.24 (m, 1H), 7.35 - 7.26 (m, 2H), 7.20 - 7.12 (m, J = 7.1 Hz, 1H), 7.03 - 7.00 (m, 1H), 6.37 - 5.84 (m, 2H), 3.97 - 3.59 (m, 8H), 3.31 - 3.26 (m, 3H), 3.09 - 2.94 (m, 2H), 2.32 - 2.13 (m, 5H), 1.99 - 1.90 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.44 - 1.29 (m, 1H), 1.26 - 1.14 (m, 2H), 1.11 - 1.05 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.88分, m/z:720.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.38分, 99.69%。
実施例236.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.1-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール
窒素雰囲気下0℃のACN(35mL)中の3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(3.0g、9.19mmol)の攪拌溶液に、3-(ベンジルオキシ)アゼチジン(1.5g、9.19mmol)を加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製物を分取HPLCによって精製して、1-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(800mg、収率14.82%)を得た。LCMS (方法A):Rt 1.71分, m/z:294.2 [M+H]
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例236)
DCM(5mL)中の1-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン-1-イル)スルホニル)-1H-イミダゾール(100mg、0.341mmol)の攪拌溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸メチル(0.037mL、0.341mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。得られた反応物を室温で1時間攪拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮して、粗製3-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(160mg、収率99.2%)を淡茶色の固体として得た。この粗製化合物(159mg、0.347mmol)を、ACN(10mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(200mg、0.347mmol)の攪拌溶液に窒素雰囲気下室温で加えた。反応物を90℃で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製物を、10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、部分精製物質(220mg、63.7%)を得た。40mgのこの物質を分取HPLC(方法A)によって更に精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(8.85mg、収率6.31%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.42 - 7.24 (m, 8H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.38 - 6.03 (m, 1H), 4.44 (s, 2H), 4.36 - 4.26 (m, 1H), 3.93 - 3.63 (m, 10H), 3.56 (dd, J = 5.4, 8.2 Hz, 2H), 3.32 - 3.21 (m, 2H), 3.12 - 2.93 (m, 2H), 2.32 - 2.14 (m, 4H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.69-1.61 (m, 5H), 1.44 - 1.30 (m, 1H), 1.29 - 1.15 (m, 2H), 1.10 (dd, J = 6.8, 3H), 1.06 (d, J = 6.8, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.62分, m/z:802.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 6.22分, 99.84%。
実施例237.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-ヒドロキシアゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド
MeOH(10mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-(ベンジルオキシ)アゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(150mg、0.187mmol)の溶液に、Pd-C(150mg、1.410mmol)を窒素雰囲気下で加えた。反応混合物を、水素雰囲気下、室温で16時間攪拌した。反応混合物を窒素で脱気し、次いで、セライト(登録商標)に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製し、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((3-ヒドロキシアゼチジン)-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド(19.52mg、収率14.62%))を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.40 - 7.22 (m, 3H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.38 - 6.03 (m, 1H), 5.74 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.41 - 4.29 (m, 1H), 3.90 - 3.81 (m, 4H), 3.80 - 3.68 (m, 6H), 3.52 - 3.47 (m, 2H), 3.30 - 3.25 (m, 3H), 3.13 - 2.94 (m, 2H), 2.31 - 2.16 (m, 5H), 2.02 - 1.91 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.46 - 1.31 (m, 1H), 1.29 - 1.16 (m, 2H), 1.08 1.11 - 1.05 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.61分, m/z:712.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.84分, 99.73%;SFC (方法J):Rt 1.52分, 97.55%。
実施例238.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2-ベンジルオキシ)エチル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.N-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド
ACN(20mL)中の2-(ベンジルオキシ)-N-メチルエタン-1-アミン(1g、6.05mmol)の攪拌溶液に、3-((1H-イミダゾール-1-イル)スルホニル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム=トリフルオロメタンスルホナート(4.39g、12.10mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLCによって精製して、N-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド(400mg、収率21.93%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.18 (s, 1 H), 7.65 (t, J =1.38 Hz, 1 H), 7.39 - 7.28 (m, 5 H), 7.16 - 7.10 (m, 1 H), 4.46 (s, 2 H), 3.58 - 3.53 (m, 2 H), 3.46 - 3.41 (m, 2 H), 2.89 (s, 3 H);LCMS (方法A):Rt 1.77分, 296.1 [M+H]
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例238)
DCM(10mL)中のN-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド(250mg、0.846mmol)の攪拌溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸メチル(0.093ml、0.846mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。得られた反応物を室温で1時間攪拌した。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製3-(N-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチルスルファモイル)-1-メチル-1H-イミダゾール-3-イウムトリフルオロメタンスルホナート(380mg、収率98%)を白色の固体として得た。この粗製化合物(239mg、0.520mmol)を、ACN(20mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(300mg、0.520mmol)の攪拌溶液に窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を90℃で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を10%NHCl溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物(400mg、収率82%)を得た。100mgのこの粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(15mg、収率0.609%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.40 - 7.24 (m, 8H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.03 (m, 1H), 4.50 (s, 2H), 3.89 - 3.81 (m, 3H), 3.79 - 3.64 (m, 4H), 3.61 - 3.57 (m, 2H), 3.22-3.28 (m, 2H), 3.19 - 3.14 (m, 1H), 3.02 - 2.97 (m, 1H), 2.75 - 2.72 (m, 3H), 2.30 - 2.14 (m, 5H), 1.97 - 1.90 (m, 1H), 1.70 - 1.59 (m, 5H), 1.37 - 1.32 (m, 1H), 1.27 - 1.15 (m, 3H), 1.12 - 1.02 (m, 7H);LCMS (方法E):Rt 98.82分, m/z:818.3 [M+H];HPLC (方法F):Rt 4.43分, 97.80%。
実施例239.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド
MeOH(20mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2-(ベンジルオキシ)エチル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(100mg、0.124mmol)の溶液に、10%Pd/C(66.2mg、0.062mmol)を窒素雰囲気下で加えた。反応混合物を、水素雰囲気下、室温で16時間攪拌した。反応混合物を窒素ガスで脱気し、次いで、セライト(登録商標)に通して濾過した。濾過床をメタノール(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物(液体)を得た。粗製化合物(170mg)を分取HPLC(方法B)によって精製し、凍結乾燥して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド(48mg、収率53.2%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 3.0, 8.1 Hz, 1H), 7.32 - 7.22 (m, 1H), 7.18 - 7.10 (m, 1H), 7.02 (dd, J = 4.3, 9.0 Hz, 1H), 6.38 - 6.02 (m, 1H), 4.73 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 3.85 - 3.73 (m, 4H), 3.79 - 3.62 (m, 5H), 3.55 - 3.50 (m, 2H), 3.07 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.04 - 2.95 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.31 - 2.21 (m, 4H), 2.20 - 2.14 (m, 1H), 2.01 - 1.91 (m, 1H), 1.65 (br s, 5H), 1.45 - 1.30 (m, 1H), 1.29 - 1.17 (m, 2H), 1.16 - 1.01 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.71分, m/z:712.6 [M-H];HPLC (方法A):Rt 4.86分, 98.587%;SFC (方法J):Rt 3.11分, 98.497%。
実施例240.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(スルファモイルアミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
ステップ1.((2S,5R)-5-((N-(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
DCM(2mL)中のクロロスルホニルイソシアナート(0.189mL、2.175mmol)の攪拌溶液に、DCM(2mL)中の2-メチルプロパン-2-オール(0.206mL、2.175mmol)を窒素雰囲気下0℃で滴下した。次いで、得られた溶液を、DCM(10mL)中の((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩(700mg、2.175mmol)及びEtN(1.516mL、10.88mmol)の溶液に0℃で加えた。反応物を0℃で5分、次いで室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水でクエンチし、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、60~70%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、((2S,5R)-5-((N-(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(700mg、収率67.5%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 10.88 (s, 1H), 7.73 - 7.80 (m, 3H), 7.47 - 7.51 (m, 2H), 3.97 - 4.01 (m, 1H), 3.87 - 3.93 (m, 1H), 3.70 - 3.77 (m, 1H), 3.37 - 3.44 (m, 1H), 2.98 - 3.13 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.82 - 1.90 (m, 1H), 1.54 - 1.60 (m, 1H), 1.43 (s, 9H), 1.35 - 1.41 (m, 1H), 1.21 - 1.28 (m, 1H);LCMS (方法E):Rt 1.546分, m/z:(462.9) [M-H];97.40%。
ステップ2.tert-ブチル=(N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)スルファモイル)カルバマート
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、ACN(30mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(600mg、1.294mmol)を加えた。この反応混合物に、((2S,5R)-5-((N-(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(661mg、1.424mmol)、KCO(537mg、3.88mmol)、及びKI(215mg、1.294mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。反応物を80℃で24時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水でクエンチし、10%MeOH/DCM(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、7%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=(N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)スルファモイル)カルバマート(650mg、収率58.8%)を無色の液体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.54分, m/z:756.2 [M+H], 88.48%。
ステップ3.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(スルファモイルアミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(実施例240)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(10mL)中、tert-ブチル=(N-((3R,6S)-6-((2-(5-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)スルファモイル)カルバマート(650mg、0.860mmol)を加えた。この反応混合物にTMSCl(0.330mL、2.58mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応完了後、反応混合物を減圧下で直接濃縮し、粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製した。純粋な画分を凍結乾燥して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(スルファモイルアミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(255mg、収率45.2%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.22 (s, 1H), 7.81 - 7.70 (m, 1H), 7.39 - 7.22 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 6.62 - 6.50 (m, 3H), 6.38 - 6.03 (m, 1H), 4.00 - 3.62 (m, 8H), 3.30 - 3.24 (m, 1H), 3.18 - 3.05 (m, 1H), 3.02 - 2.92 (m, 1H), 2.33 - 2.15 (m, 5H), 2.04 - 1.94 (m, 1H), 1.66 (br s, 5H), 1.43 - 1.28 (m, 1H), 1.28 - 1.15 (m, 2H), 1.07 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.03 (d, J = 6.4 Hz, 3H);LCMS (方法E):Rt 1.60分, m/z:656.2 [M+H];HPLC (方法F):Rt 4.77分, 99.96%。
実施例241.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.3-ブロモ-4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール
脱水DMF(2.5mL)中の3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピラゾール(0.75g、4.55mmol)の攪拌溶液に、1,1-ジメトキシ-N,N-ジメチルメタンアミン(2.435mL、18.19mmol)を加えた。得られた反応物を窒素雰囲気下90℃で5時間攪拌した。反応進行をTLC及びLCMSによってモニタリングした。5時間後、反応混合物をブライン溶液(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製3-ブロモ-4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール(0.75g、収率91%)を液体として得た。HNMR (400MHz, CDCl):δ 7.28-7.23 (m, 1H), 3.85 (s, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.41分, m/z:179.0 [M+H]及び181.0 [M+H+2]
ステップ2.4-フルオロ-3-((4-メトキシベンジル)チオ)-1-メチル-1H-ピラゾール
密封チューブで、1,4-ジオキサン(20mL)中の(4-メトキシフェニル)メタンチオール(600mg、3.89mmol)の溶液に、DIPEA(2.155mL、11.67mmol)及び3-ブロモ-4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール(696mg、3.89mmol)を加え、窒素の使用により反応混合物を脱気した。この反応混合物にXantphos(450mg、0.778mmol)及びPd(dba)(356mg、0.389mmol)を加え、窒素の使用により混合物を更に5分間脱気した。得られた反応物を110℃で16時間攪拌した。反応をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応完了後、反応混合物をセライト(登録商標)のパッドに通して濾過し、濾過パッドをEtOAcで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、20~30%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、4-フルオロ-3-((4-メトキシベンジル)チオ)-1-メチル-1H-ピラゾール(480mg、収率43.5%)を固体として得た。生成物の生成をNOE試験によって確認した。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.85 (d, J = 5.00 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.63 Hz, 2H), 6.84 (d, J = 8.63 Hz, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.72 (s, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.937分, m/z:253.2 [M+H]
ステップ3.4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニルクロリド
ACN(10mL)及び水(2.22mL)中の4-フルオロ-3-((4-メトキシベンジル)チオ)-1-メチル-1H-ピラゾール(400mg、1.585mmol)の攪拌溶液に、N-クロロスクシンイミド(529mg、3.96mmol)及びTFA(3.66mL、47.6mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で1.5時間攪拌した。反応をTLC(30%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニル=クロリド(700mg、収率61.8%)を得た。LCMS (方法A):Rt 1.592分, m/z:198.9 [M+H]。この生成物を更に精製することなく使用した。
ステップ4.N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例241)
DMF(8mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(400mg、0.694mmol)の攪拌溶液に、EtN(0.290mL、2.081mmol)を加えた。この溶液に、THF(8.00mL)中の4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニル=クロリド(207mg、1.040mmol)を窒素雰囲気下0℃で加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応完了後、反応混合物を水(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×80mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法B)によって精製し、凍結乾燥して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((4-フルオロ-1-メチル-1H-ピラゾール)-3-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-イソプロピルベンズアミド(205mg、収率38.9%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.29 (s, 1H), 8.18 - 7.99 (m, 2H), 7.81 - 7.71 (m, 1H), 7.40 - 7.23 (m, 2H), 7.07 - 6.97 (m, 1H), 6.38 - 6.03 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.93 - 3.79 (m, 3H), 3.79 - 3.64 (m, 5H), 3.24-3.30 (m, 1H), 3.17 - 3.04 (m, 1H), 3.03 - 2.94 (m, 1H), 2.32 - 2.12 (m, 5H), 1.85 - 1.75 (m, 1H), 1.64 (br s, 5H), 1.42 - 1.32 (m, 1H), 1.15 - 1.12 (m, 2H), 1.10 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.80 Hz, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.471分, m/z:739.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.377分, 97.314%。
実施例242.N-(3,3-ジフルオロプロピル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルプロパン-1-アミン
メタノール(10mL)中の3,3-ジフルオロプロパン-1-アミン塩酸塩(0.7g、5.32mmol)の攪拌溶液に、アセトン(1.653mL、21.28mmol)及びAcOH(0.304mL、5.32mmol)を窒素雰囲気下室温で加えた。この反応混合物にNaCNBH(0.836g、13.30mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(1g、5.32mmol)を加え、反応物を80℃で3時間攪拌し、次いで、室温で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を濃縮し、EtOAc(50mL)を残渣に加えた。混合物を5分間攪拌し、次いで、セライト(登録商標)のパッドに通して濾過した。濾液を炭酸水素ナトリウム溶液(25mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルプロパン-1-アミン(0.23g、収率31.5%)を油状物として得た。
ステップ2.N-(3,3-ジフルオロプロピル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例242)
DMF(10mL)中の2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.5g、0.887mmol)の攪拌溶液に、EtN(0.618mL、4.44mmol)を加えた。この反応混合物にHATU(0.675g、1.774mmol)及び3,3-ジフルオロ-N-イソプロピルプロパン-1-アミン(0.183g、1.331mmol)を加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水で希釈し、EtOAc(20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-(3,3-ジフルオロプロピル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(0.09g、収率14.79%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 - 8.14 (m, 1H), 7.74 - 7.66 (m, 1H), 7.38 - 7.33 (m, 1H), 7.29 - 7.24 (m, 1H), 7.12 - 7.10 (m, 1H), 7.07 - 7.02 (m,1H), 6.32-6.01 (m, 1H), 4.00 - 3.72 (m, 6H), 3.56 - 3.36 (m, 2H), 3.30 - 3.19 (m, 1H), 3.17 - 2.95 (m, 4H), 2.32 - 1.88 (m, 8H), 1.84 - 1.58 (m, 5H), 1.49 - 1.33 (m, 1H), 1.23 - 1.12 (m, 5H), 1.08 (d, J = 6.40 Hz, 3H), 1.03 (d, J = 6.40 Hz, 3H);LCMS (方法A):Rt 1.940分, m/z:683.4 [M-H];HPLC (方法A):Rt 5.198分, 98.562%。
実施例243.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1r,3r)-3-フルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩
50mL密封チューブに、ACN(10mL)中、(1r,3r)-3-フルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩(400mg、3.19mmol)を加えた。この溶液に、2-ヨードプロパン(0.954mL、9.56mmol)及びKCO(1321mg、9.56mmol)を加えた。反応物を密封チューブ中80℃で20時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をセライト(登録商標)のパッドに通して濾過し、EtOAc(15mL)で洗浄した。この濾液に、ジオキサン中4M HCl(3.19mL、12.74mmol)を0℃で加え、溶液を室温で攪拌した。30分後、反応物を減圧下で濃縮して、粗製(1r,3r)-3-フルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(440mg、収率82%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.35 (br s, 2H), 5.48 - 5.21 (m, 1H), 4.06 - 3.60 (m, 1H), 3.28 - 3.18 (m, 1H), 3.13 - 2.95 (m, 1H), 2.77 - 2.62 (m, 2H), 2.50 - 2.44 (m, 2H), 1.22 (d, J = 6.8 Hz, 6H).
ステップ2.tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
50mL丸底フラスコに、DMF(8mL)中、リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(1080mg、2.326mmol)を加えた。この溶液に、DIPEA(1.219mL、6.98mmol)及びHATU(1238mg、3.26mmol)を0℃で加え、反応物を5分間攪拌した。次いで、(1r,3r)-3-フルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(390mg、2.326mmol)を0℃で加え、反応物を室温で4時間攪拌した。反応物をEtOAc(30mL)で希釈し、氷冷した水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮した。粗製物質を、2~7%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(990mg、71.6%)を液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.92分, m/z:572.3 [M+H], 96.17%。
ステップ3.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
50mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(5mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(990mg、1.732mmol)を加えた。溶液を0℃まで冷却し、次いで、TMSCl(0.885mL、6.93mmol)を加えた。反応物を室温で1.5時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(870mg、収率94%)を粘稠な液体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.14分, m/z:472.2 [M+H], 94.58%。
ステップ4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例243)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、NMP(5mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(500mg、0.984mmol)を加えた。この溶液に、((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(372mg、0.984mmol)、KCO(408mg、2.95mmol)、及びKI(196mg、1.181mmol)を加え、反応物を80℃で10時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、氷冷した水(3×30mL)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(208mg、収率31.1%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.25 (m, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.78 - 7.74 (m, 1H), 7.31 - 7.16 (m, 2H), 7.11 - 7.03 (m, 2H), 4.92 - 4.63 (m, 1H), 3.83 - 3.78 (m, 7H), 3.46 - 3.34 (m, 5H), 3.32 - 3.30 (m, 2H), 3.04 - 2.95 (m, 3H), 3.02 - 2.97 (m, 2H), 2.34 - 2.31 (m, 4 H), 1.99 - 1.89 (m, 1H), 1.67 (br s, 4H), 1.49 - 1.35 (m, 2H), 1.33 - 1.22 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.11 - 0.95 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.69分, m/z:677.1 [M+H];HPLC (方法G):Rt 3.46分, 99.51%。
実施例244.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1s,3s)-3-フルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩
50mL密封チューブに、ACN(10mL)中、(1s,3s)-3-フルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩(500mg、3.98mmol)を加えた。この溶液に、2-ヨードプロパン(1.192mL、11.95mmol)及びKCO(1651mg、11.95mmol)を加えた。反応物を80℃で30時間攪拌した。反応をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をセライト(登録商標)のパッドに通して濾過し、濾過パッドをEtOAc(10mL)で洗浄した。この濾液に、ジオキサン中4M HCl(4.98mL、19.91mmol)を0℃で加え、反応物を室温で30分間攪拌した。次いで、反応物を減圧下で濃縮して、粗製(1s,3s)-3-フルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(550mg、収率82%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.30 (br s, 2H), 5.01 - 4.72 (m, 1H), 3.66 - 3.55 (m, 1H), 3.36 - 3.28 (m, 1H), 3.27 - 3.16 (m, 1H), 2.74 - 2.66 (m, 2H), 2.53 - 2.40 (m, 2H), 1.35 - 1.16 (m, 6H).
ステップ2.tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
25mL丸底フラスコに、DMF(2mL)中、2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(700mg、1.527mmol)を加え、溶液を0℃まで冷却した。この冷却溶液に、DIPEA(0.800mL、4.58mmol)及びHATU(813mg、2.137mmol)を加え、反応物を5分間攪拌した。次いで、(1s,3s)-3-フルオロ-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(333mg、1.986mmol)を加え、反応物を室温で40時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAc(15mL)で希釈し、氷冷した水(3×10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製化合物を、1~10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(500mg、収率57.3%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.883分, m/z:572.2 [M+H], 92.92%。
ステップ3.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
25mL乾燥丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(4mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(350mg、0.612mmol)を加えた。この溶液に、TMS-Cl(0.313mL、2.449mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1.5時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を減圧下で濃縮して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(310mg、収率100%)を茶色の液体として得た。この化合物を更に精製することなく後続ステップに使用した。
ステップ4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例244)
25mL丸底フラスコに、NMP(12mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(310mg、0.610mmol)を加えた。この溶液に、((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(253mg、0.671mmol)、KCO(253mg、1.831mmol)、及びKI(122mg、0.732mmol)を室温で加え、反応物を80℃で24時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、濾過した。濾液を水(3×15mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(58mg、収率13.94%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.21 (m, 1H), 7.82 - 7.72 (m, 1H), 7.34 - 7.14 (m, 2H), 7.12 - 7.01 (m, 2H), 4.94 - 4.59 (m, 1H), 3.99 - 3.63 (m, 7H), 3.56 - 3.41 (m, 1H), 3.28 - 3.17 (m, 1H), 3.16 - 2.95 (m, 5H), 2.33 - 2.24 (m, 4H), 2.23 - 2.14 (m, 2H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.49 - 1.33 (m, 3H), 1.33 - 1.13 (m, 3H), 1.19 (t, J = 2.4 Hz, 3H), 1.07 - 0.99 (m, 4H);LCMS (方法C):Rt 1.68分, m/z:677.1 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.25分, 99.23%。
実施例245.N-((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN(5mL)中、(((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロペディア)-l4-アザネイル)クロロニウム(300mg、1.904mmol)を加えた。この反応混合物に2-ヨードプロパン(0.570mL、5.71mmol)及びKCO(789mg、5.71mmol)を室温で加え、反応混合物を80℃で20時間攪拌した。反応の進行をTLC(5%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAcで希釈し、セライト(登録商標)に通して濾過した。この濾液に4M HCl(1.904mL、7.61mmol)を0℃で加え、反応混合物を室温で15分間攪拌した。反応物を減圧下で濃縮して、(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(580mg、2.90mmol、収率153%)を固体として得た。粗製化合物を更に精製することなく後続ステップに使用した。
ステップ2.tert-ブチル=2-(5-(2-(((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
25mL丸底フラスコに、DMF(5mL)中、リチウム=2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(698mg、1.502mmol)を加えた。溶液を0℃まで冷却し、DIPEA(0.787mL、4.51mmol)及びHATU(743mg、1.953mmol)を加え、反応物を5分間攪拌した。(1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(300mg、1.502mmol)を反応混合物に0℃で加えた。反応物を室温で18時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を水(15mL)で希釈し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を、72%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(2-(((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(200mg、0.193mmol、収率12.86%)を液体として得た。LCMS (方法C):Rt 2.09分, m/z:604.7 [M+H], 58.13%。
ステップ3.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
乾燥させた25mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(2mL)中、tert-ブチル=2-(5-(2-(((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(200mg、0.331mmol)を加えた。この反応混合物にTMSCl(0.212mL、1.656mmol)を0℃で加え、反応物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(200mg、収率77%)を得た。LCMS (方法C):Rt 1.59分, m/z:504.3 [M+H], 64.51%。
ステップ4.N-((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例245)
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、ACN(5mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(191mg、0.379mmol)を加えた。この反応混合物に、KCO(161mg、1.166mmol)、((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(110mg、0.291mmol)、及びKI(48.4mg、0.291mmol)を室温で加えた。反応物を90℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を氷冷した水(10mL)で希釈し、EtOAc(2×5mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)及びブライン溶液(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製化合物を分取HPLC(方法K)によって精製して、N-((1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(42.45mg、収率20.47%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.36 - 7.15 (m, 2H), 7.13 - 7.00 (m, 2H), 6.29 - 5.91 (m, 1H), 4.13 - 3.62 (m, 7H), 3.56 - 3.36 (m, 1H), 3.17 - 2.86 (m, 5H), 2.32 - 2.14 (m, 6H), 2.13 - 1.99 (m, 2H), 1.98 - 1.86 (m, 2H), 1.67 (br s, 5H), 1.49 - 1.34 (m, 3H), 1.33 - 1.22 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.12 - 0.94 (m, 3H);LCMS (方法B):Rt 1.40分, m/z:709.5 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.59分, 99.90%。
実施例246.N-((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、ACN(20mL)中、(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン(400mg、3.30mmol)を加えた。この溶液に、KCO(1369mg、9.91mmol)及び2-ヨードプロパン(0.991mL、9.91mmol)を室温で加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾液を1,4-ジオキサン中4M HCl(4.13mL、16.51mmol)により0℃で処理し、30分間攪拌した。反応混合物を濃縮して、(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(600mg、3.00mmol、収率91%)を茶色の液体として得た。得られた化合物を更に精製することなく後続ステップに使用した。
ステップ2.tert-ブチル=2-(5-(2-(((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
50mL丸底フラスコに、DMF(5mL)中、2-((4-(7-(tert-ブトキシカルボニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(1g、2.181mmol)及び(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)-N-イソプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩(0.435g、2.181mmol)を加えた。この溶液に、DIPEA(1.143mL、6.54mmol)及びHATU(1.161g、3.05mmol)を窒素雰囲気下室温で加え、反応物を16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%メタノール及びDCM)によってモニタリングした。反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物を得、これを、60%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって更に精製して、tert-ブチル=2-(5-(2-(((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(770mg、0.641mmol、収率29.4%)を得た。LCMS (方法B):Rt 1.96分, m/z:604.4 [M+H]
ステップ3.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩
50mL丸底フラスコに、DCM(10mL)中、tert-ブチル=2-(5-(2-(((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(500mg、0.828mmol)を加えた。この反応混合物に1,4-ジオキサン中4M HCl(0.621mL、2.485mmol)を窒素雰囲気下0℃で加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%メタノール及びDCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(600mg、0.720mmol、収率87%)を固体として得た。LCMS (方法B):Rt 1.26分, m/z:504.2 [M+H], 65.8%。
ステップ4.N-((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例246)
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、ACN(10mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド塩酸塩(558mg、1.033mmol)を加えた。この溶液にKCO(439mg、3.18mmol)、KI(132mg、0.795mmol)、及び((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(300mg、0.795mmol)を室温で加え、反応物を90℃で48時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-((1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(38mg、収率6.62%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.21 (m, 1H), 7.79 - 7.60 (m, 1H), 7.37 - 7.01 (m, 4H), 6.44 - 5.95 (m, 1H), 4.10 - 3.63 (m, 7H), 3.45-3.33 (m, 2H), 3.19 - 3.04 (m, 2H), 3.04 - 2.89 (m, 4H), 2.86 - 2.70 (m, 1H), 2.32 - 2.10 (m, 7H), 2.06 - 1.89 (m, 1H), 1.78 - 1.60 (m, 5H), 1.52 - 1.21 (m, 5H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.10 - 0.93 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.88分, m/z:709.6 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.58分, 98.11%。
実施例247.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、DMF(5mL)中、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.3g、0.516mmol)を加えた。この反応混合物にN-イソプロピルオキセタン-3-アミン(0.071g、0.619mmol)、HATU(0.294g、0.774mmol)及びEtN(0.288mL、2.063mmol)を室温で加え、反応物を17時間攪拌した。反応進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(シクロプロパンスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(65mg、収率18.53%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.28 - 8.26 (m, 1H), 7.86 - 7.73 (m, 1H), 7.41 - 7.18 (m, 2H), 7.12 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.08 - 6.99 (m, 1H), 5.25 - 5.08 (m, 1H), 4.87 - 4.39 (m, 3H), 3.94 - 3.66 (m, 6H), 3.21 - 3.09 (m, 1H), 3.07 - 2.98 (m, 1H), 2.62-2.58 (m, 1H), 2.32 - 2.16 (m, 6H), 1.99 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.74 - 1.58 (m, 6H), 1.51 - 1.19 (m, 5H), 1.10 - 1.02 (m, 2H), 1.01 - 0.96 (m, 2H), 0.95 - 0.83 (m, 4H);LCMS (方法A):Rt 2.00分, m/z:(673.8) [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.63分, 98.96%。
実施例248.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド
ステップ1.メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩
250mL丸底フラスコに、2,2,2-トリフルオロエタノール(150mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(メトキシカルボニル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(10g、21.16mmol)を加えた。この溶液に、TMS-Cl(8.06mL、63.5mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(7.5g、収率86%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt 1.25分, m/z:373.2 [M+H] 98.75%。
ステップ2.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
50mL丸底フラスコに、ACN:THF(9:1)(22mL)中、メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(0.303g、0.742mmol)を加えた。この溶液に、KCO(0.256g、1.854mmol)、KI(0.103g、0.618mmol)及び((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.25g、0.618mmol)を室温で加え、反応物を85℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水(50mL)で希釈し、10%MeOH/DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.15g、収率33.7%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.77分, m/z:605.5 [M+H], 83.98%。
ステップ3.リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
25mL丸底フラスコに、THF:MeOH(7:2)(9mL)中、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.15g、0.248mmol)を加えた。この反応混合物にLiOH(8.91mg、0.372mmol、1mLのHO中)を室温で加え、反応物を16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、トルエンと共蒸留して、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.149g、収率100%)を固体として得た。LCMS (方法E):Rt:1.15分, m/z:591.3 [M+H] 78%。
ステップ4.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(実施例248)
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DMF(10mL)中、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(150mg、0.251mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(0.176mL、1.006mmol)、HATU(115mg、0.302mmol)及びN-イソプロピルオキセタン-3-アミン(29.0mg、0.251mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応物を水でクエンチし、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(アゼチジン-1-スルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(32.29mg、収率18.00%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.42 - 7.17 (m, 3H), 7.08 - 6.98 (m, 1H), 5.25 - 5.07 (m, 2H), 4.87 - 4.66 (m, 1H), 4.65 - 4.55 (m, 2H), 3.96 - 3.71 (m, 6H), 3.67 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 3.33 - 3.28 (m, 1H), 3.17 - 3.10 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 7H), 2.14 - 2.06 (m, 2H), 2.02 - 1.92 (m, 1H), 1.73 - 1.59 (m, 5H), 1.53 - 1.48 (m, 1H), 1.45 0.94 (m, 6H);LCMS (方法B):1.21分, 688.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.64分, 96.40%。
実施例249.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド
ステップ1.メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、ACN:NMP(9:1)(33mL)中、メチル=2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート塩酸塩(0.7g、1.712mmol)を加えた。この溶液に、KCO(0.710g、5.14mmol)、KI(0.284g、1.712mmol)、及び((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.806g、2.055mmol)を室温で加え、反応物を85℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水(50mL)で希釈し、10%MeOH/DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.36g、収率33.9%)を半固体として得た。LCMS (方法A):1.97分, m/z:593.3 [M+H] 95.55%。
ステップ2.リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート
25mL丸底フラスコに、THF:MeOH(7:2)(9mL)中、メチル=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.36g、0.607mmol)を加えた。この溶液にLiOH(0.022g、0.911mmol、1mLのHO中)を加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣をトルエン(2×10mL)と共蒸留して、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(0.34g、収率96%)を固体として得た。LCMS (方法A):1.48分, m/z:579.3 [M+H] 84.97%。
ステップ3.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(実施例249)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DMF(10mL)中、リチウム=2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロベンゾアート(340mg、0.582mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(0.396mL、2.326mmol)、HATU(265mg、0.698mmol)、及びN-イソプロピルオキセタン-3-アミン(67.0mg、0.582mmol)を0℃で加え、反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法B)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N,N-ジメチルスルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(オキセタン-3-イル)ベンズアミド(59.93mg、収率14.93%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.30 - 7.19 (m, 2H), 7.01 (dd, J = 4.3, 9.3 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 5.12 - 4.83 (m, 1H), 4.82 - 4.70 (m, 1H), 4.60 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.97 - 3.77 (m, 6H), 3.37 - 3.26 (m, 1H), 3.09 - 3.06 (m, 3H), 2.68 (s, 6H), 2.37 - 2.30 (m, 6H), 2.27 - 2.21 (m, 1H), 2.06 - 1.95 (m, 1H), 1.74 - 1.67 (m, 5H), 1.49 - 1.38 (m, 1H), 1.33 - 1.12 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.20分, m/z:676.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.63分, 97.89%。
実施例250.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド
ステップ1:N-イソプロピルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン
乾燥させた250mL丸底フラスコに、MeOH(20mL)中、テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(1g、9.99mmol)を加えた。この反応混合物に、パラジウム炭素(200mg、0.188mmol)、イソプロピルアミン(0.856mL、9.99mmol)、及びモレキュラーシーブ4Å(500mg、9.99mmol)を室温で加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、N-イソプロピルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン(1g、収率69.9%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 4.05 - 3.95 (m, 2H), 3.42 (dt, J = 12.0, 2.0 Hz, 2H), 3.15 - 2.97 (m, 1H), 2.83 - 2.72 (m, 1H), 1.88 - 1.79 (m, 2H), 1.43 - 1.31 (m, 2H), 1.07 (d, J = 6.4 Hz, 6H)。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド(実施例250)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DMF(20mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(350mg、0.621mmol)を加えた。この反応混合物に、N-イソプロピルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン(89mg、0.621mmol)、DIPEA(0.651mL、3.73mmol)、及びHATU(354mg、0.931mmol)を室温で加えた。反応混合物を16時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド(16mg、収率36.5%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 - 8.22 (m, 1H), 7.77 - 7.65 (m, 1H), 7.31 - 7.20 (m, 2H), 7.15 - 7.00 (m, 2H), 3.95 - 3.68 (m, 8H), 3.59 - 3.51 (m, 1H), 3.48 - 3.37 (m, 2H), 3.15 - 2.96 (m, 5H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.80 - 1.56 (m, 7H), 1.50 - 1.25 (m, 7H), 1.17 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.25 - 1.01 (m, 4H);LCMS (方法B):Rt 1.08分, m/z:689.2 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.76分, 94.83%。
実施例251.N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1R,2R,4S)-N-イソプロピル-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、MeOH(20mL)中、7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミン(Essen Scientific LLC;CAS番号58564-87-7;470mg、4.15mmol)を加えた。この反応混合物にアセトン(2.462mL、33.2mmol)、AcOH(0.119mL、2.077mmol)、及び4Åモレキュラーシーブ(400mg、4.15mmol)を室温で加え、反応物を2時間攪拌した。この反応混合物にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(470mg、7.48mmol)を0℃で加え、得られた反応物を55℃で5時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮し、続いて、30%EtOAc/ヘキサン(3×10mL)でトリチュレートして、(1R,2R,4S)-N-イソプロピル-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミン(600mg、収率93%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 4.35 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.30 (t, J = 5.2 Hz, 1H),3.12 - 3.04 (m, 1H), 2.58 - 2.65 (m, 1H), 2.12 - 2.02 (m, 1H), 1.98 - 1.87 (m, 1H), 1.67 (br s, 1H), 1.60 - 1.32 (m, 3H), 0.91 - 1.01 (m, 6H), 0.90 - 0.82 (m, 1H)。
ステップ2.N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド
ステップ2A:乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(15mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(900mg、3.84mmol)を加えた。この反応混合物に塩化オキサリル(0.659mL、7.69mmol)及びDMF(0.030mL、0.384mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾイル=クロリド(900mg、2.88mmol、収率75%)を固体として得た。
ステップ2:乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DCM(4mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンゾイル=クロリド(600mg、2.375mmol)を加えた。この反応混合物に(1R,2R,4S)-N-イソプロピル-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミン(442mg、2.85mmol)及びDIPEA(1.279mL、7.13mmol)を0℃で加えた。反応混合物を55℃で5時間攪拌した。反応の進行をTLC(100%EtOAc)によってモニタリングした。反応物を水(40mL)でクエンチし、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、6%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(450mg、収率45.6%)を粘性の固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.67分, m/z:372.1 [M+H], 89.49%。
ステップ3.5-(2-(((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
乾燥させた窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、THF(5mL)中、N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-フルオロ-N-イソプロピル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(450mg、1.212mmol)を加えた。反応混合物を-10℃まで冷却し、過酸化水素尿素(228mg、2.423mmol)を加えた。この反応混合物にTFAA(0.337mL、2.423mmol)を10分間かけて滴下した。反応混合物を室温で1.5時間攪拌した。反応の進行をTLC(80%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)でクエンチし、EtOAc(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液(3×25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物をヘプタン(15mL)でトリチュレートして、5-(2-(((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(430mg、収率81%)を粘性の固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.48分, m/z:386 [M+H], 87.92%。
ステップ4.N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコに、EtOAc(5mL)中、5-(2-(((1S,2S,4R)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(430mg、1.110mmol)を加えた。この反応混合物に、POCl(0.203mL、2.220mmol)及びDIPEA(0.969mL、5.55mmol)を-10℃で加えた。反応混合物を0℃で10分間、室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(50%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮し、35%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(190mg、収率35.7%)を得た。LCMS (方法A):Rt 2.00分, m/z:406.1 [M+H], 84.7%。
ステップ5.tert-ブチル=2-(5-(2-(((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコに、2-プロパノール(5mL)中、N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(190mg、0.468mmol)を加えた。この反応混合物にtert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(123mg、0.468mmol)及びDIPEA(0.420mL、2.341mmol)を室温で加え、反応物を80℃で2時間攪拌した。反応をTLC(80%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を濃縮し、4%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(2-(((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(220mg、収率73.1%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.83分, m/z:596.4 [M+H], 92.61%。
ステップ6.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の10mL丸底フラスコに、DCM(2mL)中、tert-ブチル=2-(5-(2-(((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(イソプロピル)カルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.030g、0.050mmol)を加えた。この反応混合物にZnBr(0.023g、0.101mmol)を加え、反応物を室温で24時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、濾過した。得られた固体を回収し、ACNと共蒸留して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(40mg、収率94%)を得た。LCMS (方法A):Rt 1.42分, 496.1 [M+H], 58.57%。
ステップ7.N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例251)
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN(3mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-((1S,2S,4R)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(70mg、0.141mmol)を加えた。この反応混合物に、KCO(20.91mg、0.151mmol)、KI(10.05mg、0.061mmol)、及び((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(22.85mg、0.061mmol)を室温で加えた。反応物を80℃で40時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH及びDCM)によってモニタリングした。反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-((1R,2R,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(8.7mg、収率8.63%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.34 - 8.18 (m, 1H), 7.71 (br s, 1H), 7.27 - 7.16 (m, 2H), 7.08 - 6.92 (m, 1H), 6.83 - 6.78 (m, 1H), 4.60-4.38 (m, 2H), 3.86 (br s, 7H), 3.15 - 2.99 (m, 6H), 2.33 - 2.18 (m, 5H), 2.06 - 1.94 (m, 2H), 1.69 (br s, 5H), 1.64 - 1.52 (m, 3H), 1.49 - 1.41 (m, 2H), 1.36 - 1.16 (m, 11H);LCMS (方法B):Rt 1.50分, m/z:701.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.88分, m/z:98.18%。
実施例252.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ベンズアミド
ステップ1.N-イソプロピル-2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、メタノール(5mL)中、2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-アミン(300mg、2.65mmol)を加えた。この反応混合物にアセトン(1.579mL、21.21mmol)、AcOH(0.076mL、1.326mmol)、及びモレキュラーシーブ4Å(584mg、1.326mmol)を0℃で加え、反応物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(250mg、3.98mmol)を加え、反応を55℃で5時間継続した。反応の進行をTLC(10%MeOH及びDCM)によってモニタリングした。反応混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、減圧下で濃縮して、N-イソプロピル-2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-アミン(500mg、収率94%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 0.42分, 156.2 [M+H], 77.35%。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ベンズアミド(実施例252)
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、DMF(4mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(350mg、0.621mmol)及びN-イソプロピル-2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-アミン(96mg、0.621mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(0.325mL、1.863mmol)及びHATU(354mg、0.931mmol)を加え、反応物を室温で6時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%メタノール/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ベンズアミド(27mg、収率6.20%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.23 (m, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.30 - 6.98 (m, 4H), 4.63 - 4.38 (m, 4H), 3.96 - 3.73 (m, 6H), 3.71 - 3.61 (m, 1H), 3.43 (s, 1H), 3.18 - 2.90 (m, 6H), 2.47 - 2.36 (m, 2H), 2.32 - 2.12 (m, 6H), 1.98 - 1.89 (m, 1H), 1.68 (br s, 5H), 1.47 - 1.34 (m, 2H), 1.32 - 1.22 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.08 - 0.90 (m, 4H);LCMS (方法B):Rt 1.24分, m/z:701.0 [M+H];HPLC (方法A):Rt 2.74分, 99.96%。
実施例253.N-((1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1R,5S,6r)-N-イソプロピル-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN(10mL)中、trans-6-アミノ-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン塩酸塩(Habo Hong Kong Co.Limited;CAS No.1048962-49-7(100mg、0.738mmol)を加えた。この反応混合物に2-ヨードプロパン(0.221mL、2.213mmol)及びKCO(306mg、2.213mmol)を室温で加え、反応物を80℃で24時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を濃縮し、EtOAc(40mL)で希釈した。得られた溶液をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、(1R,5S,6r)-N-イソプロピル-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン(130mg、収率82%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.18 (br s, 2H), 3.95 - 3.80 (m, 2H), 3.67 - 3.44 (m, 2H), 2.30 (br s, 1H), 2.20 (br s, 1H), 1.40 - 1.32 (m, 2H), 1.26 (d, J = 6.4 Hz, 6H)。
ステップ2.N-((1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例253)
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、DMF(5mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(350mg、0.621mmol)を加えた。この反応混合物に、DIPEA(0.325mL、1.863mmol)、HATU(354mg、0.931mmol)、及び(1R,5S,6r)-N-イソプロピル-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン(105mg、0.745mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で8時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水(40mL)で希釈し、EtOAc(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製して、N-((1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(166.61mg、収率39.0%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.38 (dd, J = 3.0, 8.4 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 3.1, 8.6 Hz, 1H), 7.15 - 7.05 (m, 2H), 4.35 - 4.25 (m, 1H), 3.95 - 3.74 (m, 6H), 3.53 - 3.38 (m, 3H), 3.16 - 2.94 (m, 5H), 2.41 (br s, 1H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 1.99 - 1.76 (m, 3H), 1.75 - 1.61 (m, 5H), 1.50 - 1.33 (m, 1H), 1.32 - 1.13 (m, 11H);LCMS (方法B):Rt 1.63分, m/z:687.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.71分, 99.86%。
実施例254.5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド
乾燥させた窒素雰囲気下の25mL二口丸底フラスコに、DCM(5mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)ベンズアミド塩酸塩(0.3g、0.494mmol)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、EtN(0.275mL、1.976mmol)を加え、反応物を0℃で0.5時間攪拌した。この反応混合物にベンゼンスルホニルクロリド(0.105g、0.593mmol)を加え、反応物を室温で20時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×30mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法C)によって精製して、5-フルオロ-N-イソプロピル-N-(2-メトキシエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)ベンズアミド(65mg、収率18.16%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.27 - 8.25 (m, 1H), 7.85 - 7.80 (m, 2H), 7.79 - 7.72 (m, 1H), 7.69 - 7.57 (m, 4H), 7.32 - 7.22 (m, 2H), 7.08 - 6.99 (m, 1H), 3.94 - 3.62 (m, 5H), 3.61 - 3.56 (m, 1H), 3.54 - 3.41 (m, 2H), 3.41 - 3.36 (m, 1H), 3.29 - 3.21 (m, 4H), 3.13 (s, 1H), 3.06 - 2.87 (m, 2H), 2.32 - 2.08 (m, 4H), 1.76 - 1.51 (m, 6H), 1.41 - 1.13 (m, 4H), 1.13 - 0.99 (m, 6H);LCMS (方法B):Rt 1.23分, m/z:(711.2) [M+H];HPLC (方法K):Rt 3.72分, 98.15%。
実施例255.N-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(R)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1,2-ジオール
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、EtOH(10mL)中、イソプロピルアミン(0.694mL、8.10mmol)を加えた。この反応混合物に(S)-オキシラン-2-イルメタノール(500mg、6.75mmol)を室温で加え、反応物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、(R)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1,2-ジオール(550mg、収率61.2%)を無色の液体として得た。粗製化合物を更に精製することなく次のステップに使用した。
ステップ2:N-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(実施例255)
乾燥させた窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、DMF(10mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(400mg、0.710mmol)を加えた。この溶液に、HATU(405mg、1.064mmol)、DIPEA(0.744mL、4.26mmol)、及びDMAP(87mg、0.710mmol)を室温で加えた。反応物を室温で30分間攪拌した。この反応混合物に(R)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1,2-ジオール(189mg、1.419mmol)を加え、反応を室温で48時間継続した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応物を水で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製物を分取HPLC(方法G)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、N-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(40mg、収率8.19%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 - 8.24 (m, 1H), 7.80 - 7.65 (m, 1H), 7.38 - 7.17 (m, 2H), 7.10 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.05 - 6.93 (m, 1H), 4.90 - 4.67 (m, 1H), 4.58 - 4.44 (m, 1H), 3.96 - 3.68 (m, 7H), 3.60 - 3.43 (m, 1H), 3.41 - 3.34 (m, 2H), 3.18 - 2.93 (m, 6H), 2.32 - 2.15 (m, 6H), 1.89 - 2.00 (m, 1H), 1.67 (br s, 5H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.30 - 1.21 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.14 - 1.01 (m, 4H);LCMS (方法B):Rt 2.11分, m/z:679.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.05分, 98.58%。
実施例256.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E1)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(異性体-1)及び
実施例257.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E2)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(異性体-2)
ステップ1.(1R,2R)-2-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、MeOH(15mL)中、(±)-trans-2-アミノシクロブタン-1-オール(0.225g、2.58mmol)を加えた。この溶液に、アセトン(0.765mL、10.33mmol)及びAcOH(0.155g、2.58mmol)を加え、反応物を室温で10分間攪拌した。この反応混合物にNaCNBH(0.406g、6.46mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(300mg)を室温で加え、反応物を80℃で3時間攪拌した。完了後、反応混合物を濃縮し、EtOAc(25mL)で希釈した。得られた溶液をセライト(登録商標)に通して濾過し、濾液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、(1R,2R)-2-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.124g、収率37.2%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 4.05 - 5.94 (m, 1H), 3.64 - 3.52 (m, 1H), 2.93 - 2.84 (m, 1H), 2.83- 2.74 (m, 1H), 1.92 - 1.74 (m, 3H), 1.35 - 1.21 (m, 1H), 1.03 - 0.89 (m, 6H)。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E1)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(異性体-1)(実施例256)
2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E2)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(異性体2)(実施例257)
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、DMF(8mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.3g、0.532mmol)を加えた。この反応混合物に、EtN(0.223mL、1.597mmol)、HATU(0.405g、1.064mmol)、及び(1R,2R)-2-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.124g、0.958mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで濃縮して、粗製物を得た。粗生成物を分取HPLC(方法C)、続いて、キラルSFC(方法C)によって精製した。純粋な画分を濃縮し、凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E1)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例256)(0.045g、収率12.40%)及び2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E2)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例257)(0.04g、収率11.03%)を固体として得た。注:異性体の絶対立体化学は、任意に割り当てた。
実施例256(異性体-1).2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E1)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド
収率:12.40%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.33 - 8.19 (m, 1H), 7.82 - 7.62 (m, 1H), 7.32 - 6.92 (m, 4H), 5.57 - 4.77 (m, 1H), 4.17 - 3.72 (m, 6H), 3.72 - 3.39 (m, 2H), 3.17 - 2.93 (m, 4H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.11 - 1.75 (m, 3H), 1.75 - 1.56 (m, 6H), 1.53 - 1.30 (m, 5H), 1.30 - 1.22 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.12 - 0.98 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt 2.33分, m/z:675.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.5分, 99.70%;SFC (方法K):Rt 6.57分, 98.56%。
実施例257(異性体-2).2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((E2)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド
収率:11.03%;H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.35 - 8.15 (m, 1H), 7.84 - 7.59 (m, 1H), 7.35 - 6.91 (m, 4H), 5.54 - 4.74 (m, 1H), 4.15 - 3.99 (m, 2H), 3.95 - 3.75 (m, 5H), 3.71 - 3.62 (m, 1H), 3.16 - 2.94 (m, 4H), 2.32 - 2.16 (m, 5H), 2.12 - 1.80 (m, 2H), 1.75 - 1.54 (m, 6H), 1.53 - 1.34 (m, 5H), 1.31 - 1.14 (m, 7H), 1.13 - 0.96 (m, 3H);LCMS (方法A):Rt 2.33分, 675.4 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.50分, 99.61%;SFC (方法K):Rt 9.64分, 100%。
実施例258.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1S,2R)-2-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、MeOH(15mL)中、(1S,2R)-2-アミノシクロブタン-1-オール(0.25g、2.87mmol)を加えた。この反応混合物にアセトン(0.850mL、11.48mmol)及びAcOH(0.172g、2.87mmol)を加え、反応物を室温で10分間攪拌した。この反応混合物にNaCNBH(0.451g、7.17mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(300mg)を加えた。反応物を室温で16時間、80℃で3時間攪拌した。完了後、反応混合物を濃縮し、EtOAc(25mL)で希釈した。溶液をセライト(登録商標)に通して濾過し、減圧下で濃縮して、(1S,2R)-2-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.067g、収率18.07%)を液体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 4.09 - 4.16 (m, 1H), 3.39 - 3.30 (m, 2H), 3.26 - 3.20 (m, 1H), 2.78 - 2.67 (m, 1 H), 1.97 - 1.87 (m, 2H), 1.72 - 1.56 (m, 2H), 0.98 - 0.90 (m, 6 H)。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例258)
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DMF(6mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.2g、0.355mmol)を加えた。この溶液に、EtN(0.148mL、1.064mmol)、HATU(0.270g、0.710mmol)、及び(1S,2R)-2-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.069g、0.532mmol)を室温で加えた。反応物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法C)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(0.05g、収率20.62%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.32 - 8.16 (m, 1H), 7.88 - 7.60 (m, 1H), 7.40 - 6.99 (m, 4H), 5.36 - 5.03 (m, 1H), 4.68 - 4.31 (m, 1H), 4.26 - 3.64 (m, 7H), 3.17 - 2.90 (m, 5H), 2.32 - 2.08 (m, 7H), 2.02 - 1.78 (m, 3H), 1.67 (m, 5H), 1.59 - 1.32 (m, 4H), 1.31 - 0.97 (m, 8H);LCMS (方法A):Rt 2.60分, m/z:675.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.77分, 98.742%。
実施例259.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(1r,3r)-3-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、メタノール(15mL)中、(1r,3r)-3-アミノシクロブタン-1-オール塩酸塩(0.5g、4.05mmol)を加えた。この溶液に、アセトン(1.199mL、16.18mmol)及びAcOH(0.243g、4.05mmol)を室温で加え、反応物を室温で10分間攪拌した。この反応混合物にNaCNBH(0.636g、10.11mmol)及びモレキュラーシーブ4Å(0.25g)を加え、反応を80℃で3時間継続した。完了後、反応混合物を濃縮し、EtOAc(30mL)で希釈した。EtOAc層をセライト(登録商標)に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、(1r,3r)-3-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.238g、収率45.5%)を半固体として得た。粗製化合物を更に精製することなく使用した。
ステップ2.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(実施例259)
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、DMF(8mL)中、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ安息香酸(0.3g、0.532mmol)を加えた。この反応混合物に、EtN(0.223mL、1.597mmol)、HATU(0.405g、1.064mmol)、及び(1r,3r)-3-(イソプロピルアミノ)シクロブタン-1-オール(0.138g、1.064mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターで濃縮して、粗製化合物を得た。粗製物を分取HPLC(方法A)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-((1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチル)-N-イソプロピルベンズアミド(0.105g、収率28.9%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.26 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.73-7.68 (m, 1H), 7.31 - 7.01 (m, 4H), 4.91 (t, J = 4.1 Hz, 1H), 4.44 - 4.32 (m, 1H), 4.22 - 4.02 (m, 1H), 3.98 - 3.73 (m, 5H), 3.72 - 3.62 (m, 1H), 3.23 - 2.90 (m, 5H), 2.32 - 2.14 (m, 6H), 2.10 - 1.76 (m, 4H), 1.67 (br s, 5H), 1.48 - 1.33 (m, 3H), 1.32 - 1.21 (m, 3H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.08 - 0.93 (m, 3H);LCMS (方法C):Rt 1.27分, m/z:675.3 [M+H];HPLC (方法A):Rt 4.37分, 99.58%。
実施例260.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド
ステップ1.5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド
窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、o-キシレン(25mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(1.6g、6.83mmol)を加えた。この反応混合物にN-イソプロピルアニリン(1.109g、8.20mmol)及びPCl(0.598mL、6.83mmol)を室温で加えた。反応混合物を110℃で16時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を濃縮し、NaHCO水溶液(15mL)で希釈し、EtOAc(100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、40%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(1.14g、収率43.2%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.05 - 9.90 (m, 1H), 8.48 - 8.32 (m, 2H), 7.32 - 7.22 (m, 3H), 7.14 - 7.02 (m, 2H), 6.99 - 6.66 (m, 3H), 5.95 - 4.18 (m, 1H), 1.22 - 1.08 (m, 6H);LCMS (方法A):Rt 1.66分, m/z:352.1 [M+H], 91.42%。
ステップ2.5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(フェニル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、THF(15mL)中、5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(1.14g、3.24mmol)を加えた。この溶液に、過酸化水素尿素(0.610g、6.49mmol)を加え、TFAA(0.915mL、6.49mmol)を0℃で1時間かけて滴下した。完了後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)でクエンチし、EtOAc(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(フェニル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(1.2g、収率87%)を粘性の液体として得た。この化合物を更に精製することなく使用した。LCMS (方法A):Rt 1.61分, m/z:368.1 [M+H], 86.16%。
ステップ3.2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、EtOAc(25mL)中、5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(フェニル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(1.2g、3.27mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(5.69mL、32.7mmol)を-5°Cで加え、POCl(0.916mL、9.80mmol)を0℃で10分間かけて加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(20%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を氷でクエンチし、NaCO溶液でpH8に塩基性化した。得られた混合物をEtOAc(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、50%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド(0.575g、収率42.4%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.77 - 8.74 (m, 1H), 8.16 - 8.12 (m, 1H), 7.28 - 7.21 (m, 5H), 6.94 - 6.88 (m, 2H), 6.76 (dd, J = 8.76, 4.38 Hz, 1H), 5.08 - 5.00 (m, 1H), 1.18 (d, J = 6.88 Hz, 6H);LCMS (方法A):Rt 1.77分, m/z:386.0 [M+H], 81.41%。
ステップ4.tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(フェニル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
窒素雰囲気下の30mLマイクロ波バイアルに、IPA(10mL)中、tert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(0.34g、1.294mmol)を加えた。この溶液に、EtN(0.902mL、6.47mmol)及び2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド(0.499g、1.294mmol)を室温で加えた。反応混合物をマイクロ波条件下110℃で1時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、100%EtOAcを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(フェニル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.5g、収率63.8%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.46 - 8.38 (m, 1H), 7.58 - 7.48 (m, 1H), 7.28 - 7.26 (m, 3H), 7.09 - 7.03 (m, 2H), 6.95 - 6.90 (m, 1H), 6.85 - 6.74 (m, 1H), 6.55 - 6.47 (m, 1H), 5.14 - 5.03 (m, 1H), 4.07 - 3.98 (m, 4H), 3.44 - 3.36 (m, 4H), 1.81 - 1.75 (m, 4H), 1.50 - 1.46 (m, 9H), 1.23 - 1.17 (m, 6H);LCMS (方法A):Rt 1.94分, m/z:576.3 [M+H], 95.27%。
ステップ5.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド塩酸塩
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、トリフルオロエタノール(8mL)中、tert-ブチル=2-(5-(4-フルオロ-2-(イソプロピル(フェニル)カルバモイル)フェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.58g、1.007mmol)を加えた。この溶液に、TMS-Cl(0.511mL、4.03mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1時間攪拌した。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド塩酸塩(0.52g、収率97%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.50分, m/z:476.4 [M+H], 98.39%。
ステップ6.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド(実施例260)
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、NMP(15mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド塩酸塩(0.52g、1.016mmol)を加えた。この溶液に、KCO(0.982g、7.11mmol)、KI(0.185g、1.117mmol)、及び((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.460g、1.219mmol))を室温で加えた。反応混合物を70℃で16時間攪拌した。完了後、反応物を水(25mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法G)によって精製して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピル-N-フェニルベンズアミド(0.3g、収率43.0%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.34 - 7.14 (m, 6H), 7.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.96 (dd, J = 3.2, 8.6 Hz, 1H), 6.68 (dd, J = 4.4, 9.1 Hz, 1H), 4.92 - 4.89 (m, 1H), 3.94 - 3.76 (m, 5H), 3.50 - 3.39 (m, 1H) 3.18 - 2.93 (m, 4H), 2.32 - 2.14 (m, 6H), 1.99 - 1.90 (m, 1H), 1.73 - 1.61 (m, 5H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.32 - 1.23 (m, 1H), 1.16 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.07 (d, J = 6.8 Hz, 6H);LCMS (方法A):Rt 1.87分, m/z:681.0 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.46分, 99.14%。
実施例261.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド
ステップ1.5-フルオロ-N,N-ジフェニル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド
窒素雰囲気下の100mL二口丸底フラスコに、o-キシレン(50mL)中、5-フルオロ-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)安息香酸(3g、12.81mmol)を加えた。この溶液に、ジフェニルアミン(2.60g、15.37mmol)及びPCl(2.241mL、25.6mmol)を室温で加え、反応物を110℃で12時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を濃縮し、NaHCO溶液(15mL)でクエンチし、EtOAc(3×40mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、50%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、5-フルオロ-N,N-ジフェニル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(0.66g、収率8.09%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.87分, m/z:386.3 [M+H], 60.56%。
ステップ2.5-(2-(ジフェニルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、THF(15mL)中、5-フルオロ-N,N-ジフェニル-2-(ピリミジン-5-イルオキシ)ベンズアミド(0.66g、1.713mmol)を加えた。この溶液に過酸化水素尿素(0.322g、3.43mmol)を加え、反応温度を10℃未満に維持しながら、TFAA(0.476mL、3.43mmol)を滴下した。反応混合物を10℃で1時間攪拌した。完了後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム溶液(12mL)でクエンチし、EtOAc(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製5-(2-(ジフェニルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(0.7g、収率58.8%)を薄黄色のゴム状物として得た。LCMS (方法A):Rt 1.74分, m/z:402.1 [M+H], 57.75%。この生成物を更に精製することなく使用した。
ステップ3.2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、EtOAc(15mL)中、5-(2-(ジフェニルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン=1-オキシド(0.7g、1.744mmol)を加えた。この反応混合物にDIPEA(3.04mL、17.44mmol)を-5℃で加えた。POCl(0.489mL、5.23mmol)を反応混合物に0℃で10分間かけて加えた。反応物を室温で2時間攪拌した。反応の進行をTLC(20%EtOAc/ヘキサン)によってモニタリングした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、50%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド(0.35g、収率36.4%)を半固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.84 - 8.80 (m, 1H), 8.04 - 8.00 (m, 1H), 7.62 - 7.57 (m, 1H), 7.33 - 7.26 (m, 7H), 7.24 - 7.15 (m, 5H);LCMS (方法A):Rt 2.11分, m/z:420.2 [M+H], 76.23%。
ステップ4.tert-ブチル=2-(5-(2-(ジフェニルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート
窒素雰囲気下の100mL丸底フラスコに、IPA(10mL)中、tert-ブチル=2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート塩酸塩(0.22g、0.837mmol)を加えた。この溶液に、EtN(0.583mL、4.19mmol)及び2-((4-クロロピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド(0.351g、0.837mmol)を室温で加えた。反応混合物を80℃で10時間攪拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、4%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=2-(5-(2-(ジフェニルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.38g、収率68.5%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.34 - 8.30 (m, 1H), 7.52 - 7.47 (m, 1H), 7.36 - 7.21 (m, 11 H), 7.14 - 7.07 (m, 1H), 6.77 - 6.71 (m, 1H), 3.93 - 3.86 (m, 4H), 3.30 - 3.25 (m, 4H), 1.71 - 1.64 (m, 4H), 1.41 - 1.39 (m, 9H);LCMS (方法A):Rt 2.21分, m/z:610.3 [M+H], 91.47%。
ステップ5.2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド塩酸塩
窒素雰囲気下の50mL二口丸底フラスコに、トリフルオロエタノール(8mL)中、tert-ブチル=2-(5-(2-(ジフェニルカルバモイル)-4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-イル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシラート(0.38g、0.623mmol)を加えた。この溶液に、TMS-Cl(0.237mL、1.870mmol)を0℃で加え、反応物を室温で1.5時間攪拌した。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド塩酸塩(0.35g、収率99%)を固体として得た。LCMS (方法A):Rt 1.87分, m/z:510.2 [M+H], 96.63%。生成物の粗生成物を更に精製することなく使用した。
ステップ6.2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド(実施例261)
窒素雰囲気下の50mL丸底フラスコに、NMP(12mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド塩酸塩(0.35g、0.641mmol)を加えた。この溶液に、KCO(0.620g、4.49mmol)、KI(0.117g、0.705mmol)、及び((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(0.363g、0.961mmol)を室温で加えた。反応混合物を70℃で16時間攪拌した。完了後、反応物を水(25mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を分取HPLC(方法B)によって精製し、純粋な画分を凍結乾燥して、2-((4-(7-(((2S,5R)-5-(エチルスルホンアミド)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N,N-ジフェニルベンズアミド(0.11g、収率22.88%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 (s, 1H), 7.57 - 7.16 (m, 12H), 7.14 - 7.06 (m, 2H), 6.73 (dd, J = 4.3, 9.1 Hz, 1H), 3.94 - 3.75 (m, 5H), 3.38 - 3.28 (m, 1H), 3.18 - 2.91 (m, 5H), 2.32 - 2.15 (m, 5H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.77 - 1.61 (m, 5H), 1.60 - 1.31 (m, 1H), 1.29 - 1.22 (m, 1H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H);LCMS (方法C):Rt 2.16分, m/z:713.3 [M-H];HPLC (方法A):Rt 5.66分, 95.34%。
実施例262:N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(エチル-d)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
ステップ1.(エチル-d)スルファモイルクロリド
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN(2.5mL)中、エタン-d-1-アミン塩酸塩(250mg、2.89mmol)を加えた。この溶液に塩化スルフリル(1559mg、11.55mmol)を0℃で加え、反応混合物を75℃で16時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗製化合物をメチルtert-ブチルエーテルでトリチュレートした。固体物質を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製(エチル-d)スルファモイル=クロリド(350mg)を得た。この粗製物質を更に精製することなく次のステップに使用した。
ステップ2.((2S,5R)-5-((N-(エチル-d)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN:DMF(1:1)(3mL)中、((2S,5R)-5-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート塩酸塩(300mg、0.93mmol)を加えた。この溶液にピリジン(0.75mL、9.32mmol)を加え、混合物を室温で2分間攪拌した。この反応物に(エチル-d)スルファモイルクロリド(346mg、2.33mmol)を0℃で加え、反応物を1時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物を水(25mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×50mL)及びブライン溶液(50mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、50%EtOAc/ヘキサンを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、((2S,5R)-5-((N-(エチル-d)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(80mg、21.6%)を得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (d, J = 8.4 Hz , 2H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.87 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 4.07 - 3.96 (m, 1H), 3.94 - 3.83 (m, 2H), 3.44 - 3.35 (m, 1H), 3.03 - 2.92 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.97 - 1.89 (m, 1H), 1.61 - 1.51 (m, 1H), 1.21 - 1.41 (m, 2H);LCMS (方法B):Rt 1.86分, m/z:398.1 [M+H], 98.26%。
ステップ3.N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(エチル-d)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド
窒素雰囲気下の25mL丸底フラスコに、ACN:NMP(6:1)(7mL)中、2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(80mg、0.173mmol)を加えた。この溶液に、KCO(71.6mg、0.518mmol)、KI(34.4mg、0.207mmol)、及び((2S,5R)-5-((N-(エチル-d)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル=4-メチルベンゼンスルホナート(82mg、0.207mmol)を室温で加え、反応物を80℃で14時間攪拌した。反応の進行をTLC(10%MeOH/DCM)によってモニタリングした。反応混合物をEtOAc(15mL)で希釈し、水(3×10mL)、及び5% NHCl水溶液(3×10mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。粗製化合物を、10%MeOH/DCMを溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-((4-(7-(((2S,5R)-5-((N-(エチル-d)スルファモイル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリミジン-5-イル)オキシ)-5-フルオロ-N-イソプロピルベンズアミド(45mg、38%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.40 - 7.25 (m, 2H), 7.14 - 6.71 (m, 3H), 6.68 - 6.12 (m, 1H), 4.05 - 3.62 (m, 9H), 3.48 - 3.37 (m, 1H), 3.23 - 2.82 (m, 4H), 2.35 - 2.14 (m, 3H), 2.05 - 1.90 (m, 1H), 1.75 - 1.59 (m, 5H), 1.48 - 1.33 (m, 1H), 1.24 - 1.16 (m, 1H), 1.15 - 0.99 (m, 6H);LCMS (方法E):Rt 1.71分, m/z:689.1 [M+H];HPLC (方法A):Rt 5.27分, 98.86%;SFC (方法L):Rt 1.30分, 100%。
実施例263.メニン-MLL競合及びMV4;11細胞増殖アッセイ
メニン-MLLは、ヒトメニンとヒトMLLのN末端部分(当該タンパク質のアミノ酸4~43)との間の競合アッセイである。メニンとMLLペプチドとの間の相互作用を、組み換えメニン上のN末端His6タグに対するテルビウム標識抗His6抗体及びMLLペプチドに共有結合したFITC基を使用するHTRFによってモニタリングした。全てのMLL融合タンパク質に保持されているMLLのN末端断片は、メニンとの相互作用に関与しており、このタンパク質-タンパク質相互作用は、MLL融合タンパク質を介した白血病誘発形質転換に重要である。
IC50の決定のために、試験化合物を10mMのDMSOストック溶液として調製した。DMSOは、アッセイ系におけるビヒクルとして考慮した。10mMのストック溶液から50μMの低サブストックを調製した。化合物をアッセイで試験するために、100%DMSOで3.16倍の連続希釈を行う。50倍量の化合物(50μM)の中間ストックを、ポリプロピレンプレート中、100%DMSOで連続希釈(3.16倍)した。アッセイプレートに、予め調製した化合物希釈液1マイクロリットルをスタンプした。アッセイ緩衝液(50mM Tris-HCl、pH7.4、50mM NaCl、新たに調製した1mM DTT、0.01%BSA、0.005%Triton(登録商標) X-100)で4nMに希釈したH-FL-メニンを、8nMの抗His6-Tbと室温で30分間プレインキュベートした。FITC-MLL-4-43をアッセイ緩衝液で2nMに希釈し、25μLをアッセイプレートの各ウェルに分注し、続いて、プレインキュベートしたH-FL-メニンと抗His6-Tbの混合物を25μl加えた。H-FL-メニンの最終濃度を、アッセイプレートで、2nMの抗His6-Tb及び1nMのFITC-MLL-4-43により1nMに希釈した。室温で1時間インキュベーションした後、HTRFシグナルをSparkマルチラベルプレートリーダーで測定した。得られたデータをRFU520/RFU485×1000の比で取り込んだ。最大値は、2%DMSOの存在下での0%阻害から得られ、最小値は、1μM参照化合物の存在下での100%阻害であった。
細胞増殖アッセイ-MV4;11
MLL1-AF4融合タンパク質を有するMLLr白血病細胞株MV4-11の増殖を阻害する能力について、化合物を評価した。MV4-11細胞を化合物の限界希釈液で72時間培養し、CellTiter-Gloを使用して生存率を測定した。
化合物は、DMSO中に溶解して10mM溶液として得た。ストックを、100%DMSOで最高濃度2mMに1:5で希釈した。IC50を決定するために、20μLを43.5μLのDMSOに希釈することによって、100%DMSOで8濃度の1:3.16の連続希釈液を調製した。それぞれ調製したDMSO溶液を細胞培養液で更に1:500に希釈して、2倍用量の溶液を得た。細胞培養液中の試験化合物の最終濃度は、0.632nM~2000nMの範囲であった。
MV4-11細胞を、10%FBS及び1倍用量のPenicillin-Streptomycinを含有するIMDM中、5%CO及び37℃で培養した。細胞懸濁液は、培養液中に15,000細胞/mlが含まれるように調製し、この懸濁液を96ウェル細胞培養プレートに1ウェルあたり100μL加えた。次いで、試験化合物を含有する2倍用量の培地100μLを加えて、総量を200μLにした。これらの細胞を、加湿インキュベーター中、37℃及び5%COで72時間培養した。
72時間後、培養した細胞を混合し、100μLを96ウェル黒色プレートに移した。次いで、Cell Titer Glo(100μl)をこのプレートに加えた。プレートを室温で15分間振盪しながら混合し、次いで、Tecan Spark 20M分光光度計を使用して、発光量を測定した。細胞生存率(%)は、試験のRLU/ビヒクル対照の平均RLU*100によって決定し、最大阻害率(%)は、100-(化合物の最高濃度で残存する細胞生存率%)によって決定した。
実施例264.パッチクランプアッセイ
単一細胞の記録が可能な密度で細胞を播種した35mm培養皿を顕微鏡のディッシュホルダーに置き、セクション4.6に記載されるバス溶液を連続的に灌流した(およそ1mL/分)。細胞に適用したピペット溶液を含む溶液は全て室温(19℃~30℃)で維持した。パッチ電極と個々のhERG安定トランスフェクトHEK293細胞との間にギガオームシールを形成した後(ピペット抵抗範囲:2.0MΩ~7.0MΩ;シール抵抗範囲:>1GΩ)、ピペット先端の細胞膜を破裂させて、細胞内部への電気的アクセスを確保した(ホールセルパッチ構成)。シールの品質が悪い場合は、異なる細胞及び新しいピペットを用いて、シール形成のプロセスを繰り返した。安定したシールが確立されたらすぐに、保持電位-80mVから+20mVまで2秒間、細胞膜を脱分極させ(チャネルの活性化)、その後、-40mVまで3秒間再分極させたときのhERG外向きテール電流を測定した。この電圧プロトコル(以下に示される)を10秒間隔で少なくとも10回実行した。電流密度が測定に低すぎると判断された場合は、別の細胞を記録した。
対照の記録が達成されたら、セクション4.8.2に詳述されるように、試験物質0.3%DMSOまたは100nM E-4031を含有するバス溶液を細胞に連続して灌流した。試験物質のウォッシュイン中、上に示される電圧プロトコルを、ブロックの定常状態レベルに達するまで、再度10秒間隔で連続して実行した。
hERGテール電流が各試験物品によって30%を超えて阻害されたら、濃度反応曲線を生成し、SigmaPlot 11.0を使用してIC50を算出した。
IC50は、用量反応曲線を2-パラメーターロジスティック関数(amax=100%)でフィッティングすることによって決定した。
実施例265.メニン-MLLに対する結合定数の決定
Kiの決定のために、個々の化合物を10mMのDMSOストック溶液として調製した。DMSOは、アッセイ系におけるビヒクルとして考慮した。10mMのストック溶液から16μMの低サブストックを調製した。化合物をアッセイで試験するために、100%DMSOで3.16倍の連続希釈を行う。50倍の化合物(16μM)の中間ストックを、ポリプロピレンプレート中、100%DMSOで連続希釈(3.16倍)した。アッセイプレートに、予め調製した化合物希釈液1マイクロリットルをスタンプした。アッセイ緩衝液(50mM Tris-HCl、pH7.4、50mM NaCl、新たに調製した1mM DTT、0.01%BSA、0.005%Triton(登録商標) X-100)で1nMに希釈したH-FL-メニンを、2nMの抗His6-Tbと室温で30分間プレインキュベートし、次いで、25μlを各ウェルに分注した。FITC-MLL-4-43をアッセイ緩衝液で6.4nMに希釈し、25μLをアッセイプレートの各ウェルに分注し、続いて、プレインキュベートしたH-FL-メニンと抗His6-Tbの混合物を25μl加えた。H-FL-メニンの最終濃度を、アッセイプレートで、0.5nMの抗His6-Tb及び3.2nMのFITC-MLL-4-43により0.25nMに希釈した。室温で24時間インキュベーションした後、HTRFシグナルをSparkマルチラベルプレートリーダーで測定した。得られたデータをRFU520/RFU485×1000の比で取り込んだ。最大値は、2%DMSOの存在下での0%阻害から得られ、最小値は、320nM参照化合物の存在下での100%阻害であった。
均等物
本開示の数多くの実施形態を記載してきたが、これらの基本的な例は、本開示の化合物及び方法を利用する他の実施形態を提供するために変更され得ることは明らかである。本出願全体で引用される全ての参考文献の内容(参考文献、発行済特許、公開済特許出願、及び同時係属中の特許出願を含む)は、その全体が参照により本明細書に明示的に援用される。別途の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、当業者に一般的に知られている意味を有する。前述の説明は、例示のためにのみ提示されるものであり、本開示を正確な開示形態に限定する意図はなく、本開示は本明細書に添付される特許請求の範囲によって限定される。
本開示の1つ以上の実施形態の詳細は、上記の添付の説明に記載される。本開示の実施または検証には、本明細書に記載される方法及び材料と同様または同等の任意の方法及び材料を使用することができるが、好ましい方法及び材料が記載される。本開示の他の特徴、目的、及び利点は、当該説明及び特許請求の範囲から明らかとなろう。本明細書及び添付の特許請求の範囲において、単数形は、文脈により別途明示される場合を除き、複数形の指示対象を含む。別途の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で引用される全ての特許及び出版物は、参照により援用される。

Claims (68)

  1. 式0の化合物、
    その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
    Wは、NまたはCHであり、
    Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)であり、
    Yは、NH、O、または結合であり、
    は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
    は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
    及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、前記ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
    は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシまたはアリールで任意選択により置換され、
    は、H、ハロ、C-Cアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルキル、またはN(Rであり、
    各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
    各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)。
  2. 式0の化合物、
    その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩(式中、
    Wは、NまたはCHであり、
    Xは、C=O、S(=O)(=NR)、またはS(=O)であり、
    Yは、NH、O、または結合であり、
    は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換され、
    は、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
    及びRは、任意選択により、3~12員ヘテロシクリルを形成し、ここで、前記ヘテロシクリルは、1つ以上のC-Cアルキル、ハロ、OH、CN、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換され、
    は、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、C-C12シクロアルキル、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、N(R、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、C-Cアルコキシ、またはアリールで任意選択により置換され、
    は、H、ハロ、C-Cアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルキル、またはN(Rであり、
    各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルであり、
    各Rは、独立して、H、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルである)。
  3. Wが、Nである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. Wが、CHである、請求項1または2に記載の化合物。
  5. Xが、C=O、またはS(=O)である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. Xが、S(=O)である、請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. Yが、NH、O、または結合である、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. Yが、NHまたは結合である、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. Yが、NHである、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. が、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシであり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシが、1つ以上のハロ、OH、OBn、オキソ、CN、またはC-Cシクロアルキルによって任意選択により置換される、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. が、C-Cアルキル、C-Cアルコキシであり、ここで、前記アルキル、アルコキシは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、またはC-Cシクロアルキルよって任意選択により置換される、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. が、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、またはC-Cシクロアルキルによって任意選択により置換された、C-Cアルキルである、請求項1~11のいずれか1項に記載の化合物。
  13. が、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、またはC-Cシクロアルキルによって任意選択により置換された、C-Cアルキルである、請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物。
  14. が、1つ以上のハロによって任意選択により置換された、C-Cアルキルである、請求項1~13のいずれか1項に記載の化合物。
  15. が、C-Cアルキルである、請求項1~14のいずれか1項に記載の化合物。
  16. が、1つ以上のハロによって置換されたエチルである、請求項1~15のいずれか1項に記載の化合物。
  17. が、-CH-CHF、または-CH-CFである、請求項1~16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. が、イソプロピルである、請求項1~15のいずれか1項に記載の化合物。
  19. が、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  20. が、C-C12シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、または3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  21. が、C-C12シクロアルキルであり、ここで、前記シクロアルキルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換される、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  22. が、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシによって任意選択により置換された、3~6員ヘテロシクリルである、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  23. が、1つ以上のハロ、C-Cアルキル、またはC-Cハロアルキルによって任意選択により置換された、3~6員ヘテロシクリルである、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  24. が、1つ以上のC-CアルキルまたはOHによって任意選択により置換された、3~6員ヘテロシクリルである、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  25. が、1つ以上のC-CアルキルまたはOHによって任意選択により置換された、3~5員ヘテロシクリルである、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  26. が、1つ以上のC-CアルキルまたはOHによって置換された、3~5員ヘテロシクリルである、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物。
  27. が、C-Cアルキル、C-Cアルコキシであり、ここで、前記アルキル、アルコキシは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシよって任意選択により置換される、請求項1~26のいずれか1項に記載の化合物。
  28. が、1つ以上のハロによって任意選択により置換された、C-Cアルキルである、請求項1~27のいずれか1項に記載の化合物。
  29. が、1つ以上のハロによって任意選択により置換された、C-Cアルキルである、請求項1~28のいずれか1項に記載の化合物。
  30. が、エチルである、請求項1~29のいずれか1項に記載の化合物。
  31. が、プロピルである、請求項1~29のいずれか1項に記載の化合物。
  32. が、イソプロピルである、請求項31に記載の化合物。
  33. が、H、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、NH、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)であり、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  34. が、C-Cアルキル、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  35. が、C-Cアルキル、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)であり、ここで、前記アルキルは、1つ以上のハロで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  36. が、C-Cアルキル、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、または5~10員ヘテロアリールであり、ここで、前記アルキルまたはヘテロアリールは、1つ以上のハロ、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  37. が、C-C12シクロアルキル、C-C10アリール、5~10員ヘテロアリール、3~12員ヘテロシクリルであり、ここで、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルは、1つ以上のハロ、OH、オキソ、CN、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  38. が、5~10員ヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロアリールは、1つ以上のハロ、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  39. が、5~10員ヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロアリールは、1つ以上のハロまたはC-Cアルキルで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  40. が、5~6員ヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロアリールは、1つ以上のC-Cアルキルで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  41. が、5-ヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロアリールは、1つ以上のCアルキルで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  42. が、C-Cアルキル、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、または5~6員ヘテロアリールであり、ここで、前記アルキルまたはヘテロアリールは、1つ以上のハロ、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで任意選択により置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  43. が、C-Cアルキル、NH-C-Cアルキル、N-(C-Cアルキル)、または5~6員ヘテロアリールであり、ここで、前記アルキルまたはヘテロアリールは、1つ以上のハロ、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cシクロアルキル、またはC-Cアルコキシで置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  44. が、Hまたはハロである、請求項1~43のいずれか1項に記載の化合物。
  45. が、Hである、請求項1~44のいずれか1項に記載の化合物。
  46. 各Rが、独立して、H、またはC-Cアルキルである、請求項1~45のいずれか1項に記載の化合物。
  47. 各Rが、Hである、請求項1~46のいずれか1項に記載の化合物。
  48. 表1に示される化合物もしくはその立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
  49. 表1に示される化合物またはその薬学的に許容される塩。
  50. 表1に示される化合物。
  51. 前記化合物が、がんの治療に有用であり、前記化合物が、hERG結合を最小限にする、請求項1~50のいずれか1項に記載の化合物。
  52. 請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、少なくとも1つの薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  53. 請求項1~51のいずれか1項に記載の塩または結晶形態と、少なくとも1つの薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  54. メニンとMLLとの間の相互作用を阻害する方法であって、前記メニン及びMLLを、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物と接触させることを含む、前記方法。
  55. 患者のかんを治療する方法であって、前記患者に、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物を投与することを含む、前記方法。
  56. 前記がんが血液がんである、請求項55に記載の方法。
  57. 前記がんが、白血病である、請求項55または56のいずれかに記載の方法。
  58. 前記がんが、リンパ腫である、請求項55または56のいずれかに記載の方法。
  59. 前記がんが、混合系統白血病(MLL)、MLL関係白血病、MLL関連白血病、MLL陽性白血病、MLL誘導白血病、再構成された混合系統白血病(MLL-r)、MLL再構成もしくはMLL遺伝子の再構成に関連する白血病、急性白血病、慢性白血病、無症候性白血病、リンパ芽球性白血病、リンパ球性白血病、骨髄性白血病、骨髄白血病、小児白血病、急性リンパ球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性顆粒球性白血病、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、治療関連白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、骨髄増殖性疾患(MPD)、骨髄増殖性新形成(MPN)、形質細胞新生物、多発性骨髄腫、脊髄形成異常、皮膚T細胞リンパ腫、リンパ新生物、AIDS関連リンパ腫、胸腺腫、胸腺癌、菌状息肉症、Alibert-Bazin症候群、菌状息肉腫、セザリー症候群、毛様細胞性白血病、T細胞前リンパ球性白血病(T-PLL)、大顆粒リンパ球性白血病、髄膜白血病、白血病性軟膜炎、白血病性髄膜炎、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)、またはワルデンストレームマクログロブリン血症である、請求項55または56のいずれかに記載の方法。
  60. 前記がんが、アブストラクトヌクレオフォスミン(NPM1)変異急性骨髄性白血病(すなわち、NPM1mut急性骨髄性白血病)である、請求項55または56のいずれかに記載の方法。
  61. 前記がんが、再構成された混合系統白血病(MLL-r)である、請求項55または56のいずれかに記載の方法。
  62. メニンの発現、活性、及び/または機能に起因するまたは関連する疾患を治療または予防に使用するための、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物。
  63. がんの治療または予防に使用するための、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物。
  64. メニンの発現、活性、及び/または機能に起因するまたは関連する疾患を治療または予防するための、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
  65. メニンの発現、活性、及び/または機能に起因するまたは関連する疾患を治療または予防するための医薬の製造における、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
  66. がんを治療または予防するための、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
  67. がんを治療または予防するための医薬の製造における、請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
  68. 請求項1~51のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項52もしくは53のいずれかに記載の医薬組成物を含む、キット。
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