JP2024515770A - タファミジスの固体形態及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体及びその製造方法が記載されている。結晶体は更に、安定性及び純度が向上した結晶体1、結晶体4及び結晶体Mを製造するための中間体として適切である。【選択図】図1

Description

本発明は、タファミジスの結晶体及びその製造方法に関する。
2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸(タファミジス)は、トランスサイレチン(TTR)遺伝子の遺伝的変異に関連する致命的であるが比較的稀な疾患である家族性アミロイド多発ニューロパチーを伴う成人における抹消神経機能の喪失を遅延させるために、及びトランスサイレチン媒介アミロイドーシス(ATTR-CM)によって引き起こされる心疾患(心筋疾患)の処置のために使用される薬物である。
2019年5月に、米国食品医薬品局は、成人における野生型又は遺伝的トランスサイレチン媒介アミロイドーシス(ATTR-CM)の心筋疾患を処置して、心血管死亡率及び心血管に関連する入院を減少させるために、経口投与用の2つの別個の製剤(1つはタファミジス(Vyndamax(登録商標))を含有し、1つはタファミジスメグルミン(Vyndaqel(登録商標))を含有する)を承認した。
一般に知られているように、活性成分は、純粋な化合物としてか、又は水(水和物)若しくは別の溶媒(溶媒和物)の分子が結晶の構造中に存在する形態のいずれかで、非晶質又は異なる結晶体(多形)で存在し得る。水和物及び溶媒和物の場合、活性成分の分子の数と水又は溶媒の分子の数との間の比は変動し得、異なる固体の化合物を生じる。
特に、非晶質固体は、分子の不規則な配置からなり、識別可能な結晶格子を保有しない。
特定の固体の化合物は、他の結晶変態の物性とは異なり、それよりも有利な物性を保有し得る。これらには、充填特性、例えばモル体積及び密度、熱力学的特性、例えば、融点及びガラス転移温度及び溶解度、速度論的特性、例えば溶解速度、表面特性、例えば湿潤性界面張力、取扱い及び濾過特性が含まれるが、これらに限定されない。これらの特性のいずれかの変動は、化合物の化学的及び薬学的処理に影響を及ぼし得、多くの場合、特定の固体を、薬学的及び医学的に使用するために、又は高収率及び良好な純度で他の多形形態を製造するために、他のものよりも適切にし得る。
2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸は、WO2004/056315(2003年12月19日出願)に初めて記載され、ここで、タファミジスは、化合物(19)として開示され、分取TLCによる酸の最終的な分離によって白色固体として得られる。
WO2016/38500は、タファミジス(6-カルボキシ-2-(3,5-ジクロロフェニル)-ベンゾオキサゾールの様々な結晶体、すなわち結晶体1、結晶体2(THF溶媒和物)、結晶体4、結晶体6及び非晶質体を開示している。
本明細書で使用される場合、「タファミジス結晶体4」は、WO2016/38500に記載されており、15.9、16.9、並びに任意選択で18.0、24.1、及び27.3(全て±0.2)の回折角(2θ)におけるピークを含む粉体X線回折パターンによって特徴づけられる形態を指す。
本明細書で使用される場合、「タファミジス結晶体1」は、WO2016/38500に記載されており、28.6の回折角(2θ)におけるピークを含み、15.4、16.5、20.2、23.5、26.7、29.0(全て±0.2)における他のピークを更に含む粉体X線回折パターンによって特徴づけられる形態を指す。
WO2013/038351は、タファミジスのN-メチル-D-グルカミン(メグルミン)塩、具体的には、2011年9月22日にEuropean Medicine Agency(EMA)によって発行されたEPAR-public assessment reportによる医薬品Vyndaqel中に存在する固体API結晶体である、10.7、11.8及び13.3(全て±0.2、Cu Kα放射線を使用)の回折角(2θ)におけるピークを含む粉体X線回折パターンを有する結晶体Mとも呼ばれる無水結晶体Iを記載している。
Angewandte Chemie Int. Ed. 2003, 42, 2758-2761には、フラッシュカラムクロマトグラフィー画分(4.9:95:0.1 MeOH:CHCl:AcOH)の真空濃縮によってタファミジスを得るための方法が記載されている。EP3191461の試験中に提供される情報によれば、このようにして得られた固体は非晶質であり、70℃及び75%相対湿度で1週間保存すると、結晶体4に変換される。
ギ酸、トリフルオロ酢酸及び酢酸との付加物を含む、様々な固体のタファミジスが、WO2019/175263に記載されている。
WO2020/232325は、タファミジスに関連し、非晶質形態、結晶体I(30~33日間の水蒸気への非晶質形態の曝露によって、又はTHF/水から得られる水和物形態)、結晶体II(クラッシュ冷却によって、又は7日間にわたる溶媒のゆっくりとした蒸発によって得られる2-メチルTHFから)、結晶体III及びIV(酢酸との溶媒和物)並びに結晶体V(無水又はメタノールとの溶媒和物)を記載している。結晶体I、II、III及びIVは、WO2020/232325の実施例16~20に開示されているように、100~160℃の真空乾燥機で乾燥させると結晶体4に変換される。
結晶体1は、WO2016/38500の欧州対応出願の出願経過において報告されているように、室温で熱力学的に安定な形態であり、一方、結晶体4は、上記で報告されているように、高温でより安定である。上で引用した文献に記載されているタファミジスの結晶体1及び4並びにタファミジスメグルミンの結晶体Mの製造方法は、実験室規模の試験(10mg~1~1.5グラム)に関連しており、大規模での生産に適していることが実証されていないことは明らかである。医薬Vyndaqel(登録商標)中に存在するタファミジスの形態である、タファミジス多形結晶体、特に結晶体1及び結晶体4、並びにその多形結晶体Mのタファミジスメグルミン塩を製造するための、代替の確実で容易に工業化可能な方法が必要とされている。
本発明の目的は、大規模に生産されるのに適し、且つタファミジスの他の結晶体及び他の塩に変換されるか、又は必要であれば、そのまま医薬剤形に直接組み込まれるのに適したタファミジスの新たな結晶体を提供することである。
上記の目的は、その1つの態様において、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸(タファミジス)の新たな結晶体(以下、α型ともいう)に関し、前記実質的に純粋且つ安定な結晶体が、銅のKα線(λ=1.5418Å)を用いて収集したとき、9.6、13.5、16.3、18.2、20.4及び27.5°(2θ)におけるピークの少なくとも1つを含むXRPDプロフィールによって特徴づけられる本発明によって達成される。
別の形態において、本発明は、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶α型の製造方法に関する。
さらなる形態において、本発明は、α型を除く2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸及びその塩又は付加物の固体を製造するための、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸のα型の使用に関する。
別の形態において、本発明は、上記の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸のα型を含む医薬製剤に関連する。
2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の固体αの例示的なX線粉末ディフラクトグラム(XRPD)を示す図。 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸のα型(下の曲線)及び結晶体4(上の曲線)のXRPDパターンの比較を示す図。 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の固体α型(11mg;30~300℃;10℃/分)の示差走査熱量測定(DSC)曲線を示す図。 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の固体α型(5℃/分、30~300℃)の熱重量分析(TGA)曲線を示す図。 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の固体α型の赤外(IR)スペクトルを示す図。 安定性試験中の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸のα型に関するXRPDパターンの比較であり、開放バイアル中、室温及び80%の相対温度(RH)で、0日目、8日目、15日目及び4週間目で取得したものを示す図。 安定性試験中の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸のα型に関するXRPDパターンの比較であり、開放バイアル中、40℃、75%の相対湿度(RH)で、0日目、8日目、15日目及び4週間目で取得したものを示す図。 安定性試験中の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体4に関するXRPDパターンの比較であり、40℃及び75%の相対湿度(RH)で、0日目、1ヶ月目、3ヶ月目、6ヶ月目で取得されたものを示す図。 保存条件で保持した2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体1に関するXRPDパターンの比較であり、密閉バイアル中、0ヶ月目及び8ヶ月目で取得したものを示す図。 保存条件で保持した2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体4に関するXRPDパターンの比較であり、密閉バイアル中、0ヶ月目及び10ヶ月目で取得したものを示す図。 安定性試験中の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸メグルミン塩に関するXRPDパターンの比較であり、40℃及び75%の相対湿度(RH)で、0ヶ月目、1ヶ月目、3ヶ月目、6ヶ月目で取得されたものを示す図。 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体1及びWO2016/038500の実施例2の繰り返しから得られた結晶体4に関するXRPDパターンの比較を示す図。
本出願で用いられる全ての用語は、別段の指定がない限り、当該技術分野で公知のそれらの通常の意味で理解されるものとする。
「約」との用語は、測定を行う際に通常起こる可能性のある実験誤差の範囲、例えば、±5%又は±2%又は±1%を含む。
「マス(mass)」との用語は、物理的又は化学的変換が行われる基質、試薬、溶媒、及び生成物の組合せを定義する。
「賦形剤」との用語は、有効成分以外の最終的な薬学的形態に含有される任意の物質であって、一般的にそれ自体では治療的に有効ではないことがある物質を意味する。賦形剤は、標的部位への薬物の送達を可能にするので、活性物質の投与に必須である。賦形剤は、一般的に、投与を容易にし、有効成分を保存するための形状を与える目的で医薬製剤の組成物に加えられる原料と呼ばれる。更に、それらは、外観、安定性、生物薬剤学的プロフィール及び患者による許容性の観点から医薬製剤を特徴付けることに寄与する。
別段の指示がない限り、本発明の文脈において、組成物中のある特定の成分の百分率及び量は、組成物の総重量に対する前記成分の重量を指すものとする。
別段の指示がない限り、本発明の文脈において、組成物が他の1つ又は複数の成分/要素を「含む」という指定は、具体的に列挙されたものに加えて、組成物中に、指示された成分/要素が存在しなければならず、他の成分も存在し得るが、必ずしも存在するとは限らないことを意味する。換言すれば、組成物が1つ又は複数の成分を「含む」という指定は、組成物が列挙された成分からなる、又は本質的になることを除外しない。
本明細書で使用される場合、特定の結晶体に関する「実質的に純粋な」との用語は、結晶体が、化合物の任意の他の物理的形態を10重量%未満、好ましくは5重量%未満、より好ましくは3重量%未満、更により好ましくは1重量%未満含むことを意味する。
本明細書で使用される場合、化合物又は組成物Aが「純粋」であるか、又は他の物質を「全く含まない」(又は「からなる」)という指定は、使用される機器又は方法の検出範囲内で、具体的に指示される物質以外の物質がAにおいて検出される可能性がないことを意味する。
本明細書で使用される場合、「化合物又は組成物Aは、他の物質(複数可)を本質的に含まない」又は「Aから本質的になる」との用語は、A以外の物質(複数可)が、もしあっても、当業者に公知の分析方法及び技術を使用して微量しか検出できないことを意味する。
別段の指示がない限り、本発明の文脈において、ある特定のパラメータ、例えば混合物中の成分の重量について指示される値の範囲は、範囲の上限及び下限を含み、例えば、混合物中の成分Aの重量又は体積での含有量が「X~Y」として指示される場合、Aの含有量は、X、Y又は中間値のいずれかとすることができる。
「多形的に安定な」とは、本発明の結晶体が、(I)70℃及び減圧下で少なくとも1時間(好ましくは5時間、より好ましくは10時間、更により好ましくは12時間)、(II)60℃で少なくとも1日(好ましくは5日、より好ましくは10日、更により好ましくは15日)、(III)40℃及び75%の相対湿度(RH)で少なくとも1日(好ましくは8日、より好ましくは15日、更により好ましくは1ヶ月、有利には6ヶ月)、及び/又は室温及び80%以下の相対湿度(RH)で少なくとも5日(好ましくは1ヶ月、より好ましくは8ヶ月、更により好ましくは10ヶ月)保存された場合、X線粉体ディフラクトグラム(XRPD)におけるピークの不在によって評価されるように、異なる結晶体への変換の兆候を示さないことを意味する。
「化学的に安定な」とは、本発明の固体が、ストレス条件下での保存、例えば、(I)少なくとも70℃及び減圧下で少なくとも1時間(好ましくは5時間、より好ましくは10時間、更により好ましくは12時間)、(II)60℃で少なくとも1日(好ましくは5日、より好ましくは10日、更により好ましくは15日)、(III)40℃及び75%の相対湿度(RH)で少なくとも1日(好ましくは8日、より好ましくは15日、更により好ましくは1ヶ月、有利には6ヶ月)、並びに/又は室温及び80%以下の相対湿度(RH)で少なくとも5日(好ましくは1ヶ月、より好ましくは8ヶ月、更により好ましくは10ヶ月)保存された場合に、分解を示さないことを意味する。
「分解がない」とは、試料のHPLC分析が、新たな不純物の形成及び初期プロフィールに対して既に存在するプロフィールの含有量の増加(例えば、0.1%未満の面積増加)に関して、純度の顕著な低下を示さないことを意味する。
2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸及びその塩に関する「保存条件」とは、全ての形態が、室温、大気圧及び80%以下の相対湿度(RH)で密閉容器中に保存されることを意味する。
安定性試験で用いる「タイプA」容器は、プラスチック(HPDE)ドラムに収集された、ジップクロージャ透明二重ポリエチレンバッグを指す。
「タイプB」は、ヒートシールされた四重積層アルミニウムバッグに挿入されたジップクロージャ透明二重ポリエチレンバッグからなる追加の安定性容器を指す。
室温は、欧州薬局方(European Pharmacopoeia)に報告されているように、15~25℃の温度範囲を指す。
別段の指示がない限り、XRPDパターンにおけるピークに関連するデータは、銅のKα線(λ=1.5418Å)を用いて収集したときの、機器測定に起因する共通の不確実性、典型的には±0.2°(2θ)の範囲内にあることが意図される。
本発明は、一実施形態において、銅のKα線(λ = 1.5418Å)を用いて収集したとき、9.6、13.5、16.3、18.2、20.4及び27.5°(2θ)(±0.2)におけるピークの少なくとも1つを含むXRPDプロフィールによって特徴づけられる、α型と呼ばれる2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体を提供する。
好ましくは、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の前記結晶体は、XRPDプロフィールが更に、5.3、6.4、12.3、19.3、22.8及び23.5°(2θ)のうち少なくとも1つにピークを含むことを更に特徴とする。
非限定的な例として、代表的なα型XRPDパターンの完全なピークリストを以下に提供する(I/I0=相対強度):
好ましい実施形態において、本発明は、図3に示されるものと同様のDSCプロフィール、すなわち、約135~約165℃の範囲内の発熱転移及び287±2℃にピークを有する吸熱転移を有すること、並びに/又は図4に示される熱挙動を表すTGAプロフィール及び/若しくは1695、1573、1547、1437、1420、1298、1276、882、862、772、745、725、678、665、534cm-1のうちの少なくとも1つを有するIRスペクトルによって更に特徴づけられる、上記の結晶α型に関する。
図7及び8に報告されているように、本発明によるα型は、その多形結晶体を変化させず、その化学的純度は、15~60℃で数週間、異なる湿度で保存しても低下しないという点で、化学的及び物理的に安定であることが見出された。この特徴により、本発明によるタファミジスのα型を中間体として使用して、大規模生産に適した方法により、実質的に純粋な結晶体のタファミジスの他の結晶体(例えば、WO2016/38500に記載されている結晶体1又は結晶体4)又は塩、例えば、メグルミン塩を生産することができる。
別の実施形態において、本発明は、上記の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶α型の製造方法であって、
i.2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸を、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン及びそれらの混合物からなる群から選択された溶媒に溶解するステップと;
ii.ステップiで得られた溶液を、ヘキサン、ヘプタン及びそれらの混合物からなる群から選択された逆溶媒に加えるステップと;
iii.得られた固体を分離するステップと;
を含む、製造方法に関する。
好ましくは、α型の前記製造方法において、ステップiで、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸を溶解するために用いる溶媒はテトラヒドロフランである。
好ましくは、α型の前記製造方法において、ステップiiで用いられる逆溶媒はヘプタンである。
好ましい実施形態において、本発明による方法において、タファミジス/溶媒の重量/体積比は1:5~1:30、より好ましくは1:18~1:28である。
好ましい実施形態において、本発明による方法において、溶媒/逆溶媒の体積/体積比は1:1~1:5、好ましくは1:1.5~1:3.5である。
好ましい実施形態において、本発明による方法におけるステップiは、30~80℃、より好ましくは40~70℃又は55~65℃の範囲内で行われる。
好ましい実施形態において、本発明による方法におけるステップiiは、-30~25℃、より好ましくは-20~20℃又は-15~10℃で行われる。
一実施形態において、本発明は、α型を除く2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸又はその塩若しくは付加物の固体を製造するための、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶α型の使用に関する。
好ましくは、本発明は、固体α型からの2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体1又は4の製造に関する。
より好ましくは、本発明は、中間体として固体α型を使用する2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体1の製造に関し、前記α型は、高沸点溶媒、例えば1,3,5-トリメチルベンゼン、キシレン、クロロベンゼン中に、100℃~140℃の温度で1~24時間、より好ましくは125℃~135℃の温度で15~20時間懸濁されている。得られた懸濁液を同じ温度範囲で約24時間、好ましくは約17時間撹拌下に維持し、次いで20~25℃に冷却し、従来の技術で濾過する。濾過した固体を反応で用いたのと同じ溶媒を用いて洗浄し、真空下、45~50℃で約1~約24時間、好ましくは約10~約18時間乾燥させる。
有利には、本発明は、中間体として固体α型を使用する2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体4の製造に関し、前記α型の乾燥が、真空下、100℃~150℃の温度で約1~約24時間、より好ましくは125℃~135℃の温度で約1~約20時間、好ましくは約10~約16時間行われる。
本発明に従って得られたタファミジスの結晶体1及び結晶体4は、適切で規模拡大可能なプロセスを用いて実質的に純粋な結晶体で得られることが見出された。前記結晶体は、化学的及び物理的に安定であり、特に、それらは、保存条件で保持された場合、それらのXPRDパターンを変化させず、分解を示さない。更に、安定性データの第1のセットを分析すると、結晶体4が、40℃及び75%の相対湿度(RH)で数ヶ月間保存された場合に化学的及び物理的に安定であることを実証することが可能である。
対照的に、先行技術の方法、例えば実験部分において非限定的な例として報告されているWO2016/038500の実施例2をマルチグラムスケールで再現することによって得られた固体タファミジスは、図12に示されている結晶体4以外の検出可能な量の結晶体を含有していたことが見出された。
好ましい実施形態において、本発明は、タファミジスの固体α型から開始する、タファミジスの塩、好ましくはタファミジスのメグルミン塩の製造に関する。
好ましくは、タファミジスメグルミン塩は、α型を、メチル、エチル、プロピル及びイソプロピルアルコールからなる群から選択された溶媒と水との混合物中に20~25℃で懸濁させることによって得られる。より好ましくは、α型は、それぞれ約3:1~約6:1、好ましくは5:1の範囲の体積比のイソプロピルアルコールと水とからなる混合物中に懸濁される。次いでメグルミンを加え、得られた懸濁液を完全に溶解するまで加熱する。得られた溶液を10~15℃に約1~約5時間、好ましくは約1~2時間冷却した後、タファミジスメグルミン塩を従来の濾過技術によって回収し、反応中に使用したのと同じ溶媒混合物を用いて洗浄し、真空下、約45~50℃で約1~約20時間、好ましくは約10~約16時間乾燥させる。安定性データの第1のセットは、タファミジスメグルミン塩が、本発明に従って、実質的に純粋且つ安定な多形結晶体Mで得られることを示す。
一実施形態において、本発明は、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶α型と、任意選択で少なくとも1つの賦形剤とを含む医薬製剤を提供する。
以下の実施例は、本発明の範囲を限定することを意図せずに、本発明の特定の実施形態を例示するために提供される。
実施例で得られた結晶を特徴付けるために用いた機器及び方法は、以下の通りである。
X線粉体回折分析(XRPD)は、試料から250mmに設定された線形Lynxeye XE-T位置敏感型検出器を備えたCu Kα管(40kV、40mA、λ=1.5418Å)をX線源として使用して、約25℃及び周囲湿度(例えば、25~35%)でBruker D8 Advance X線粉体回折計で実施した。ニッケルフィルター(厚さ0.0125mm)を一次ビームに取り付けた。データ収集は、結合モード、少なくとも3°2θ~40°2θの角度範囲にわたるθ-θ配置、及び0.02°の走査ステップで行った。微粉末試料を、オートサンプラー位置に適合する試料ホルダー上に固定されたシリコン低バックグラウンドプレートの12mm×0.2mmキャビティ内の平坦な薄層に配置した。機器を、NIST SRM 1976bを用いて予め較正した。データ取得は、Bruker Diffraction Measurement Centerソフトウェアを用いて行った;データの精緻化は、Crystal Impact Match!又はBruker Diffrac. EVAソフトウェアを用いて行った。
示差走査熱量測定(DSC):DSC試験は、Mettler-Toledo DSC1 Stare Systemを使用して行った。較正にはインジウムを使用した。正確に秤量した試料(3~5mg)を開放アルミニウム通気パンに配置し、80mL/分の窒素パージ下で10℃/分の速度で加熱した。30℃から300℃までの範囲を調査した。
TGA分析は、Perkin-Elmer Pyris 1 TGAを用いて、5℃/分の走査速度で、30~300℃の熱範囲で、窒素流下で行った。
約5mgの粉末を熱天秤の白金るつぼに装填した。
フーリエ変換赤外分析(FT-IR): FT-IR分析は、ユニバーサル減衰全反射(ATR)及びSpectrum 10(商標)ソフトウェアを備えたSpectrum Two FTIR Spectrophotometerを用いて行った。測定は、4000~450cm-1の範囲で4.0cm-1の分解能で16回の走査を行うことによって実施した。
実験で用いるタファミジスは、先行技術に記載される手順、例えば、roc. Natl. Acad. Sci USA, Tafamidis, a potent and selective transthyretin kinetic stabilizer that inhibits the amyloid cascade, 2012 June,109(24), 9629-34に報告される手順に従って製造する。
実施例1
タファミジスα型の製造。
タファミジス(10g)をテトラヒドロフラン(220mL)に60~65℃で溶解させた。得られた溶液を珪藻土(Hyflo(登録商標))床で濾過した。濾液を60~65℃に加熱し、得られた透明な溶液を-15/-10℃に冷却したヘプタン(730mL)に滴下した。得られた懸濁液を同じ温度で1~2時間撹拌下に維持し、次いで濾過した。固体を真空下45~50℃で16時間乾燥させ、XRPDによって分析した。
タファミジスα型が得られた。
収量:8.5g
実施例2
タファミジス結晶体4の製造
実施例1の手順に従って得られたタファミジスα型(8.5g)を真空下、130℃で2時間乾燥させた。得られた固体をXRPDによって分析した。
タファミジスは、図10(初期データ)に示すように、実質的に純粋な結晶体4で得られた。
得られたタファミジス結晶体4は、図10に示されるように、密閉バイアル中に保存条件で10ヶ月間保持された場合、そのXRPDパターンを変化させない。
収量:8.5g
実施例3
タファミジス結晶体1の製造
タファミジスα型(3g)を1,3,5-トリメチルベンゼン(メシチレン)(30mL)に懸濁させ、130~135℃に加熱した。得られた懸濁液を同じ温度で17時間撹拌下に維持し、次いで20~25℃に冷却し、濾過した。固体をメシチレン(5mL)で洗浄し、真空下、45~50℃で16時間乾燥させ、XRPDによって分析した。
タファミジスは、図9(初期データ)に示すように、実質的に純粋な結晶体1で得られた。
得られたタファミジス結晶体1は、図9に示されるように、密閉バイアル中に保存条件で8ヶ月間保持された場合、そのXRPDパターンを変化させない。
収量:3g
実施例4
タファミジスメグルミン(結晶体M)の製造
タファミジスα型(10g)を、20~25℃で溶媒イソプロピルアルコール/水5:1の混合物(300mL)中に懸濁した。メグルミン(6.8g、1.07当量)を加え、得られた懸濁液を80℃で溶解した。得られた溶液をゆっくりと10~15℃に冷却した。得られた懸濁液を同じ温度で1~2時間撹拌下に維持し、次いで濾過した。固体を同じ溶媒混合物(15mL)で洗浄し、真空下、45~50℃で16時間乾燥させ、XRPDによって分析した。
タファミジスメグルミンは、図11(初期データ)に示すように、実質的に純粋な結晶体Mで得られた。
収量:14.9g
実施例5
湿潤α型からのタファミジス結晶体4の製造
タファミジス(15Kg)をテトラヒドロフラン(375L)に55~60℃で溶解させた。得られた溶液を珪藻土(Hyflo(登録商標))床で濾過した。濾液を55~60℃に加熱し、得られた透明な溶液を-15/-10℃に冷却したヘプタン(750mL)に滴下した。得られた懸濁液を同じ温度で1~2時間撹拌下に維持し、次いで濾過した。固体を、結晶体4への完全な変換が達成されるまで、真空下、120~125℃で数時間乾燥させた。
収量:14.2kg
比較例6タファミジス結晶体4の製造
(マルチグラムスケールでのWO2016/038500の実施例2の再現)
タファミジス結晶体1(5g)をテトラヒドロフラン(200mL)に懸濁させ、混合物を75℃で加熱した。
熱い溶液を、予め温めた0.2μmナイロンフィルターで濾過して、トルエン(670mL)を含有する、氷/水浴で冷却した容器に入れた。
得られた溶液を冷蔵庫(-10/-15℃)で一晩保存した。
得られた固体を濾過し、真空下で乾燥させた。
XRPDによって分析された固体(図12)は、この実験手順をマルチグラムスケールで用いて、多形結晶体1が混入したその多形結晶体4のタファミジスが得られたことを示す。
収量:2g
実施例7:安定性試験
[7a.α型]
本発明のα型をそれぞれ100mg含有するバイアルを以下の条件で保存する(RHは相対湿度を指す):
- 室温(RT)及び80%RH、開放バイアル
- 40℃及び75%RH、開放バイアル
X線粉体ディフラクトグラム(XRPD)を用いて結晶体の任意の変化を評価し、HPLCを用いて化学的純度を測定して、試料を保存前(初期データ)、8日、15日及び4週間に分析した。
4週間後に記録されたX線粉体ディフラクトグラム(XRPD)は、図6及び7に報告されるように、α型の異なる結晶体への変換の兆候を示さない。
HPLC分析は、本発明のα型が、新たな不純物の形成及び最初に得られたプロフィールに対して既に存在する不純物の含有量の増加に関して、純度の顕著な低下を示さないことを示す。
[7b.α型から得られる結晶体4]
本発明に従って得られた700mgのタファミジス結晶体4を、以下の条件で保存する(RHは相対湿度を指す):
- 40℃及び75%RH、タイプA容器。
X線粉体ディフラクトグラム(XRPD)を用いて結晶体の任意の変化を評価し、HPLCを用いて化学的純度を測定して、試料を保存前(初期データ)、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に分析した。
6ヶ月後に記録されたX線粉体ディフラクトグラム(XRPD)は、図8に報告されるように、異なる結晶体への変換の兆候を示さない。
HPLC分析は、本発明のα型が、新たな不純物の形成及び最初に得られたプロフィールに対して既に存在する不純物の含有量の増加に関して、純度の顕著な低下を示さないことを示す。

Claims (12)

  1. 銅のKα線(λ = 1.5418Å)を用いて収集したとき、9.6, 13.5, 16.3, 18.2, 20.4及び27.5°(2θ)にピークを含むXRPDプロフィールによって特徴づけられる、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体。
  2. 前記XRPDプロフィールが更に、5.3, 6.4, 12.3, 19.3, 22.8及び 23.5°(2θ)のうち少なくとも1つにピークを含むことを特徴とする、請求項1に記載の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体。
  3. 135℃から165℃の範囲内の発熱転移及び287±2℃にピークを有する吸熱転移を有するDSCプロフィールによって特徴づけられる、請求項1又は2に記載の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体。
  4. 図4に示す熱挙動を有するTGAプロフィールによって特徴づけられる、請求項1~3のいずれか1項に記載の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体の製造方法であって:
    i. 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸を、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン又はそれらの混合物からなる群から選択された溶媒に溶解するステップと;
    ii.ステップiで得られた溶液を、ヘキサン、ヘプタン又はそれらの混合物からなる群から選択された逆溶媒に加えるステップと;
    iii.得られた固体を分離するステップと;
    を含む、製造方法。
  6. ステップiで、2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸を溶解するために用いる溶媒がテトラヒドロフランである、請求項5に記載の製造方法。
  7. ステップiiで用いる逆溶媒がヘプタンである、請求項5又は6に記載の製造方法。
  8. α型を除く2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸又はその塩若しくは付加物の固体を製造するための、請求項1~4のいずれか1項に記載の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体の使用。
  9. 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の実質的に純粋な結晶体1を製造するための、請求項8に記載の使用。
  10. 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の実質的に純粋な結晶体4を製造するための、請求項8に記載の使用。
  11. 2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸のメグルミン塩の実質的に純粋な結晶体Mを製造するための、請求項8に記載の使用。
  12. 請求項1~4のいずれか1項に記載の2-(3,5-ジクロロフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾール-6-カルボン酸の結晶体を含む医薬製剤。
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