JP2024512711A - 温度管理が改善された自動車用の空気を熱処理するための装置 - Google Patents

温度管理が改善された自動車用の空気を熱処理するための装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、搬送ダクト(5)と加熱ダクト(7)と混合チャンバ(11)とを備える、自動車用の空気を熱処理するための装置(1)に関する。混合装置(21)が、空気が搬送ダクト(5)と混合チャンバ(11)との間で通流することを妨げる第1端部位置(A)と空気が加熱ダクト(7)を通流することを妨げる第2端部位置(B)との間で移動できるように構成される。混合装置(21)は、メインフラップ(23)と、メインフラップ(23)から突出する偏向要素とを含む。偏向要素は、少なくとも1つの前方リブと、前方リブの一端部を延長する少なくとも1つの側方リブと、を含む。

Description

本発明は、車両、特に自動車内の空気の熱処理の分野に関する。より詳細には、本発明は、車両の車室内の空気を熱処理するための装置であって、車室内の空気を換気、加熱および/または冷却することで前記車室の温度を調節するための手段を備える装置に関する。
車両内の空気を熱処理するための装置は、ケーシングを備えている。ケーシングの壁には、空気入口および空気出口を画定する孔が設けられ、その内部で空気が種々の熱処理部材を通過するよう導かれる。より具体的には、ケーシングの壁はダクトを形成し、その一部は、空気を冷却するためのエバポレータ、および空気を加熱するためのラジエータを含んでいる。
このような装置には、一般に、エバポレータからの冷気の流量およびラジエータからの熱気の流量を調節することで熱気と冷気との混合から生じる空気の温度を調整するための調節可能なシャッタが装備されている。次いで、調整温度にある空気は、車室に向けて、例えばガラス面に向かって、または車両のユーザの足が存在するであろう領域に向けて案内される。
これらの装置は、熱気のみが空気出口に向けて流れるように構成された第1端部位置と冷気のみが空気出口に向けて流れるように構成された第2端部位置との間で移動可能な混合フラップも含み得る。混合フラップは、これら2つの端部位置の間の中間位置も取り得ることにより、異なる分量の熱気と冷気とを混合することができる。したがって、車両の車室に向かうことが予定された空気の温度をより良好に制御することができる。
これらの解決策の1つの欠点は、フラップの種々の位置に応じて得られる温度の変化が、可能な限り滑らかでないことである。この結果、車両のユーザが熱的な不快を感じる。
別の欠点は、種々の空気出口同士の間で、したがって、車室の種々の領域の間で、例えば、車両のフロントガラスの領域と車両のユーザの足元の領域との間で、温度勾配が常に存在することである。
本発明の目的は、車両、特に自動車、より詳細には前記車両の車室用の空気を熱処理するための新規な装置を提案することにより、上述の欠点のうちの少なくとも1つを克服すること、ならびに他の利点を提供することである。
本発明は、搬送ダクトと加熱ダクトと混合チャンバとを含むケーシングを備える車両、特に自動車用の空気熱処理装置であって、前記搬送ダクト、前記加熱ダクト、および前記混合チャンバは、前記ケーシングの壁により形成されるとともに、前記ケーシングの少なくとも1つの空気入口開口と前記ケーシングの少なくとも1つの空気出口開口とを空気的に連通させるように構成される空気熱処理装置を提案する。前記搬送ダクトは、前記入口開口から前記混合チャンバに延び、前記加熱ダクトは、前記搬送ダクトに対して平行に前記混合チャンバまで延びる。前記熱処理装置は、前記搬送ダクトと前記混合チャンバとの間における空気の通流を妨げることにより空気が加熱ダクトを通流することが意図される第1端部位置と空気が前記加熱ダクトを通流することを妨げる第2端部位置との間において移動可能に構成された混合装置をさらに備える。前記混合装置は、回転軸を中心として回転可能なように適合されたメインフラップを含む。本発明によれば、前記混合装置は、前記メインフラップの上面から突出する偏向要素を含む。前記偏向要素は、前記回転軸を含む平面に存在する少なくとも1つの前方リブと、前記前方リブの一端部を延長する少なくとも1つの側方リブであって、前記回転軸に対して垂直な平面に存在する側方リブと、を含む。
加熱装置は、特に、加熱ダクトに配置され得るとともに、加熱ダクトを通流する空気を加熱するように構成され得る。
したがって、上面とは、ケースが車両に設置された場合にフラップがケース内で取る配向である。フラップの上面は、車両が走行している道路の反対側に向く。上面は、特に、メインフラップが第2端部位置にあるとき、そして空気流の全部ではないにしても大部分が搬送ダクトを通流しているときに、空気が搬送ダクト内で流れる領域を画定するのに寄与するフラップの面である。したがって、上面は、加熱ダクトの反対側に向くメインフラップの面として定義され得る。一方、メインフラップの他方の面、すなわち上面の反対側の下面は、加熱ダクトに対面する。
前方リブは、上面の空気の層流を妨げることにより、空気流のタイプ(種類)を変化させる。したがって、空気流は、層流から乱流へと変化する。このため、空気は、混合チャンバに流入しつつ旋回する。この結果、搬送ダクトからの空気と加熱ダクトからの空気とが良好に混合されることとなる。
一実施形態によれば、回転軸を含む平面の投影で見て、側方リブは前方リブに対して実質的に垂直、好適には厳密に垂直である。
ここで、以下の文章全体において、「実質的に」という用語は、存在し得る製造公差、および組立公差内にあることを意味すると理解すべきである。
一実施形態によれば、前記上面は、前記混合チャンバに対面するように構成される。換言すれば、上面は、メインフラップの位置に関係なく、そして混合装置の位置に関係なく、混合チャンバに対面する。上述のように、上面は、逆に、混合装置の位置に関係なく、加熱ダクトの反対側に向く。
一実施形態によれば、前記メインフラップは、前記回転軸に対して平行に延びる第1自由縁部であって、前記メインフラップの前記第1自由縁部の反対側の第2自由縁部よりも前記入口開口に近い第1自由縁部を含み、前記前方リブは、前記メインフラップの前記第1自由縁部の近傍にある。第1自由縁部および第2自由縁部の入口開口に対する近接性は、回転軸に対して垂直な平面において考慮されなくてはならない。
換言すれば、メインフラップの第1自由縁部は、空気流に対して第2自由縁部の上流側に配置されている。したがって、第1自由縁部は、空気に最初に接触する。この文脈において、上述の各側方リブは、前方リブから第2自由縁部に向かって延びている。
一実施形態によれば、前記側方リブは、前記前方リブの前記端部から前記メインフラップの前記第2自由縁部の近傍に連続的に延びる。
一実施形態によれば、前記メインフラップは、前記メインフラップの前記回転軸を中心とした回転を可能にするように構成されたシャフトであって、前記メインフラップの前記第1自由縁部と前記第2自由縁部の間に配置されるシャフトを含み、前記回転軸を含む平面の投影で見て、前記側方リブは前記シャフトを通過する。
一実施形態によれば、側方リブは、メインフラップの上面の長さの少なくとも80%に亘って延びる。側方リブの長さと上面の長さとの比率は、回転軸を含む投影平面で考慮される。これらの長さは、回転軸に対して垂直な軸に沿って測定される。
一実施形態によれば、前方リブは、メインフラップの上面の幅の25%以下に亘って延びている。上面の幅は、メインフラップの第1自由縁部の第1端部から第1自由縁部の第2端部までを、回転軸に対して平行な軸であって回転軸を含む平面に含まれる軸に沿って測定される。
一実施形態によれば、前記前方リブの延在平面は、前記メインフラップの前記上面の延在平面に対して傾斜角度を有する。この特徴の技術的効果の1つは、空気流の経路に対して垂直な壁にぶつかる空気流により生じるであろうノイズを低減させる、または除去するということである。この前方リブの傾斜は、空気流を偏向させる斜面を形成する助けとなり、例えば、空気流を空気が向けられる混合チャンバ以外のケーシングの領域に送り、この混合チャンバを通過せずに連続的にデフロスト空気出口に供給されることを可能とするとともに、空気流に攪乱を生じさせて、混合チャンバを通過する流れの一部がこの混合チャンバ内の他の場所に存在する空気とより迅速に混合されることを可能とする。この前方リブの傾斜も同様に、熱処理装置の性能を損なわないように、空気流における圧力損失を制限しつつこれらの有利な特徴を提供するように計算する。
一実施形態によれば、傾斜角度は、50°~80°である。傾斜角度は、メインフラップの回転軸に対して垂直な平面の投影で見て、メインフラップの上面の延在平面からメインリブの延在平面までを反時計回りに測定される。本発明者らは、これらの値が、騒音低減と許容可能な圧力損失と空気流の乱流程度との良好な妥協点を提供することを、計算により特定することができた。
一実施形態によれば、前記側方リブは、第1側方リブであり、前記偏向要素は、前記メインフラップの前記上面から突出する第2側方リブを含み、前記第2側方リブは、前記前方リブの他端部を延長するとともに、前記回転軸に対して垂直な平面に存在する。この文脈において、第1側方リブと第2側方リブとは実質的に平行であること、そして、偏向要素は回転軸を含む平面においてU字形状を有することが理解されるであろう。
一実施形態によれば、前記メインフラップは、前記回転軸に対して平行な軸に沿って、互いに距離を置いて延びる複数の偏向要素を含む。偏向要素は、回転軸に対して平行な軸に沿って並んで配置される。各偏向要素は、隣の偏向要素から離間している。これにより、2つの隣り合う偏向要素の間において空気が通流できる通流ダクトが形成される。換言すれば、偏向要素の側方リブは、互いに対して平行であり、空気が速く進み得る通路を形成する。この結果、側方リブの領域において空気が加速する。したがって、空気は、混合チャンバにより迅速に混合室に到達し、この混合室に存在する種々の空気流の混合が単純化される。
一実施形態によれば、複数の偏向要素の前方リブは、回転軸に対して平行な軸に沿って互いに整列する。
一実施形態によれば、複数の前記偏向要素は、前記メインフラップの前記上面から突出する第2側方リブを有する中央偏向要素を含み、前記第2側方リブは、前記前方リブの他端部を延長するとともに、前記回転軸に対して垂直な平面に存在する。前記中央偏向要素は、複数の前記偏向要素において中央に配置される。換言すれば、中央偏向要素は、その側方リブの両側において、同数の偏向要素に囲まれている。
一実施形態によれば、複数の前記偏向要素は、前方リブと側方リブとから各々構成される少なくとも2つの端部偏向要素を含み、複数の前記偏向要素のうちの他の前記偏向要素は、2つの前記端部偏向要素の間に配置される。この構成から、回転軸を含む平面の投影で見て、これらの端部偏向要素はL字形状を有するということが推論される。
一実施形態によれば、各端部偏向要素は、メインフラップの側縁部の近傍に配置される。メインフラップの側縁部は、メインフラップの第1自由縁部の端部同士、および第2自由縁部の端部同士を接続する。各端部偏向要素の前方リブの各自由端部は、側縁部のうちの一方に最も近い。
一実施形態によれば、メインフラップは、メインフラップの回転軸に対して垂直な対称平面を有する。
一実施形態によれば、混合装置は、追加のフラップを含む。その近位縁部は、メインフラップの第1自由縁部にヒンジ連結される。近位縁部の反対側の遠位端部は、ケーシングの壁に形成されたガイドに摺動可能に係合する。
また、本発明は、車両、特に自動車であって、ガラス面により一部が画定された車室と、本発明による空気熱処理装置と、を備えた車両に関する。空気熱処理装置の少なくとも1つの空気出口開口は、空気をガラス面に向けて案内するように適合されたチャネルに供給するように構成される。少なくとも1つの空気出口開口は、空気を前記車両の少なくとも一人のユーザの足元に案内するように構成される。
本発明のさらなる特徴および利点は、以下の説明から、そして添付の概略図面を参照して非限定的になされる複数の例示的な実施形態から、より明瞭になるであろう。
図1は、第1端部位置にある混合装置を備えた本発明による熱処理装置を、横断面および垂直横断面において概略的に示す。 図2は、混合装置が第2端部位置にある、図1の熱処理装置を概略的に示す。 図3は、混合装置が第1端部位置と第2端部位置との間の中間位置にある、図1の熱処理装置を概略的に示す。 図4は、図1~図3の混合装置の概略斜視図である。 図5は、図4の混合装置のメインフラップを、長手方向平面および横方向平面の投影で概略的に示す。 図6は、回転軸に対して垂直な平面の断面において、メインフラップを概略的に示す。
最初に、図面は本発明を実施するためにその詳細について記載しているが、当然ながら必要に応じて本発明をより明確に定義するために図面が使用され得ることを留意すべきである。また、図面のすべてにおいて、類似する要素、および/または同一の機能を果たす要素には、同一の符号が付されることにも留意すべきである。
以下の説明において、長手方向軸Lの方向、横方向軸Tの方向、および鉛直方向軸Vの方向を、図面において三面体(L、T、V)で表す。
図1~図3は、異なる構成にある、本発明による車両の車室内の空気を熱処理するための装置1を示す。熱処理装置1は、車両の車室内の空気を換気、加熱、および/または冷却するように構成されている。したがって、車室の温度を、例えば車両のユーザからの要求に応じて調節することができる。
図1~図3を参照すると、熱処理装置1は、搬送ダクト5と加熱ダクト7と少なくとも1つの分配ダクト9と混合チャンバ11とを含むケーシング3を備え、搬送ダクト5、加熱ダクト7、分配ダクト9、および混合チャンバ11は、ケーシングの壁により形成されている。搬送ダクト5、加熱ダクト7、分配ダクト9、および混合チャンバ11は、ケーシング3の少なくとも1つの空気入口開口13とケーシング3の少なくとも1つの空気出口開口とを空気的に連通させるように配置されている。
搬送ダクト5は、入口開口13から混合チャンバ11に延びている。搬送ダクト5は、入口開口13を通過して流入した空気の少なくとも一部を混合チャンバ11に案内するように構成されている。エバポレータ17が、搬送ダクト5に配置されている。エバポレータ17は、前記エバポレータ17を通過する空気を冷却および乾燥させるように構成されている。
図1~図3では示さない換気部材が、入口開口13の近傍に配置され得る。換気部材は、ケーシング3の空気入口開口13からケーシング3の出口開口15a、15bに向かう方向において空気流を生成するように構成されている。換気部材は、例えば、遠心ファンである。図面では示さない空気フィルタが、図示しない換気部材とエバポレータ17との間に配置され得る。
加熱ダクト7は、搬送ダクト5に対して平行に混合チャンバ11まで延びている。したがって、加熱ダクト7は、搬送ダクト5の分岐として配置されている。加熱装置19が、加熱ダクト7に配置されて、加熱ダクト7を通流する空気を加熱するように構成されている。
図示しない実施形態において、例えばPTCタイプの追加の加熱装置が、加熱ダクト7において、加熱装置19と混合チャンバ11との間に配置される。
混合チャンバ11は、搬送ダクト5と加熱ダクト7と分配ダクト9とを連通させる。混合チャンバ11により、車室に意図された空気の所望の温度を得るように、搬送ダクト5を出る空気と加熱ダクト7を出る空気とを混合させることができる。したがって、搬送ダクト5と加熱ダクト7と混合チャンバ11とは、共通の接合部を有している。
図1~図3に示すように、混合装置21が、ケーシングに、具体的には、搬送ダクトの内部において、搬送ダクト5を通流するであろう空気の通流方向に対して混合チャンバの上流側に配置されている。混合装置21は、図1に示す第1端部位置Aであって、空気が搬送ダクト5において混合チャンバ11に向かって通流することを防げる第1端部位置Aと、図2に示す第2端部位置Bであって、空気が加熱ダクト7に向かって通流することを妨げる第2端部位置Bとの間で移動可能であるように構成されている。
換言すれば、第1端部位置において、メインフラップの第1端部位置が熱処理装置の加熱機能に対応するように、空気は加熱ダクトに向かって進む。第2端部位置において、メインフラップの第2端部位置が熱処理装置の換気および/または空調機能に対応するように、空気は加熱回路を避けつつ搬送ダクト5のみを通過して混合チャンバに向かう。
混合装置21は、第1端部位置Aと第2端部位置Bとの間における、図3に示す少なくとも1つの中間位置Iも取り得る。中間位置Iにおいて、空気流の一部が、加熱ダクト7を経由して混合チャンバに向かい、空気流の別の一部が搬送ダクト5を経由して混合チャンバに向かう。したがって、混合チャンバに流入する冷気の量およびこの同一の混合チャンバに流入する熱気の量を調節することにより、混合チャンバ11に存在する空気流の温度を車室内の所望の温度に応じて変えることができる。
図4~図6を参照すると、混合装置21は、シャフト39とシャフト39から延びる2つのウィング41、43とから形成されるメインフラップ23を含む。シャフト39は、メインフラップ23が回転軸Rを中心として回転可能となるように構成されている。本例において長手方向Lにおいて延びる回転軸Rは、混合装置21に沿う空気流の全体方向に対して垂直である。
各ウィング41、43は、シャフト39に対して、したがって回転軸Rに対して実質的に平行な軸に沿って延びる自由縁部を有している。ウィングの自由縁部は、シャフト39に対して互いに対向している。ウィング41、43の自由縁部のうちの一方は、メインフラップ23の第1自由縁部29を形成し、ウィング41、43の自由縁部のうちの他方は、メインフラップ23の第2自由縁部31を形成している。メインフラップ23の第1自由縁部29は、メインフラップ23の第2自由縁部31の反対側にあることに留意されたい。
メインフラップ23の第1自由縁部29の端部は、メインフラップ23の第2自由縁部31の端部に、回転軸Rに対して実質的に垂直な軸に沿って延びる側縁部33、35により接続している。メインフラップ21の側縁部33、35は、ウィング41、43の側縁部およびシャフト39の一部により形成されている。
任意選択的に、メインフラップ23の第1自由縁部29は、混合装置21の領域において空気流の上流側に配置され、第2自由縁部31は、前記空気流の下流側に配置される。換言すれば、回転軸Rを含む平面で見て、第1自由縁部29は、第2自由縁部31よりも入口開口13に近い。
2つのウィング41、43およびシャフト39は、メインフラップ23の上面25をともに形成する上面を各々有し、かつ、メインフラップ23の上面25の反対側のメインフラップ23の下面27をともに形成する下面を各々有している。メインフラップ23は、混合装置21の位置A、B、Iに関係なく、上面25が常に混合チャンバ11に対面するように構成されている。
また、メインフラップの下面、すなわち、メインフラップの構成に寄与するウィングおよびシャフトの下面は、加熱ダクトに対面することに留意されたい。この文脈において、図2に示す第2端部位置では、メインフラップの上面25は、搬送ダクト5において混合チャンバに向かって通過する空気の経路を画定する助けとなる。
本発明を限定するものではないが、混合装置21は、追加のフラップ45も含み得る。追加のフラップ45は、メインフラップにヒンジ連結されてこれを延長させるとともに、加熱ダクトを閉鎖する助けとなる。この追加のフラップを、特に図1~図4に示す。追加のフラップ45は、メインフラップ23の第1自由縁部29にヒンジ連結された近位縁部45aと、近位縁部45aの反対側の遠位縁部45bと、を含む。遠位縁部45bは、ケーシング3の壁に形成されたガイド46に摺動可能に係合するピン45cを含む。
本発明によれば、特に図4~図6を参照すると、混合装置21は、少なくとも1つの偏向要素51a、51b、51cを含む。より具体的には、図4および図5に示す実施形態において、混合装置21は、複数の偏向要素51a、51b、51c、すなわち、第1端部偏向要素51a、第2端部偏向要素51c、および中央偏向要素51bを含む。偏向要素51a、51b、51cは、メインフラップ23の上面25から突出している。
第1端部偏向要素51aおよび第2端部偏向要素51cは、回転軸Rに対して平行な長手方向平面に存在する前方リブ53と、前方リブ53の第1端部55を延長する側方リブ59であって、回転軸Rに対して垂直な平面に存在する側方リブ59と、を各々含む。これらの端部偏向要素は、前方リブ53の第2端部57が自由であるように、単一の側方リブのみを各々含む。
したがって、メインフラップの上面25の主伸長平面の投影で見て、第1端部偏向要素51aおよび第2端部偏向要素51cは、L字形状を各々有している。
第1端部偏向要素51aは、メインフラップ23の側縁部33の近傍に配置されている。第1端部偏向要素51aの前方リブ53は、メインフラップ23の第1側縁部33に対して実質的に垂直である。第1端部偏向要素51aの前方リブの第2端部57は、側方リブ59により延長される前方リブ53の第1端部55よりもメインフラップ23の側縁部33に近い。
第2端部偏向要素51cは、メインフラップ23の第2側縁部35の近傍に配置されている。第2端部偏向要素51cの前方リブ53は、メインフラップ23の第2側縁部35に対して実質的に垂直である。第2端部偏向要素51cの前方リブの第2端部57は、側方リブ59により延長される第2端部偏向要素51cの前方リブ53の第1端部55よりもメインフラップ23の側縁部35に近い。
中央偏向要素51cは、回転軸Rに対して平行な平面に存在する前方リブ53と、中央偏向要素51bの前方リブ53の一端部を各々延長する2つの側方リブ59、65と、を含むという点において、上述の要素と異なっている。中央偏向要素の2つの側方リブ59、65は、回転軸Rに対して垂直な平面にそれぞれ存在している。したがって、中央偏向要素51cは、2つの側方リブ59、65が互いに対して実質的に平行であるとともに前方リブ53に対して実質的に垂直であるようになっている。本実施形態において、メインフラップの上面25の主伸長平面の投影で見て、中央偏向要素51cはU字形状を有している。
各偏向要素51a、51b、51cについて、前方リブ53は、一端部においてメインフラップ23の第1自由縁部29を支承するウィング41に形成されている。この前方リブ53は、第1自由縁部29の近傍に配置されている。換言すれば、各偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53は、メインフラップ23の第2縁部31よりも、メインフラップ23の第1自由縁部29に近い。より具体的には、各偏向要素51a、51b、51cのこの前方リブ53は、2つのウィング41、43を互いに隔てるシャフト39よりも、第1自由縁部29に近い。
図5において、各偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53は、回転軸Rに対して平行な軸に沿って互いに整列している。したがって、メインフラップに沿って特に第2端部位置または中間位置において通流する際に偏向要素に遭遇しやすい空気流は、前方リブの各々に実質的に同時に接触する。
各偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53は、メインフラップ23の上面25の幅D1の25%以下に亘って延びている。換言すれば、各偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53の延在寸法は、メインフラップ23の上面25の幅D1の25%以下である。本例において、これらの寸法は、回転軸Rに対して平行な長手方向において考慮されることが理解される。
図5において、幅D1は、メインフラップの一方の側縁部から他方までを測定したものであり、偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53の延在寸法Exは、この前方リブ53の一端部55から他端部57までを測定したものであり、これら2つの寸法は、回転軸Rに対して平行な軸に沿って測定したものであることに留意されたい。
上述のように、各偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53の延在寸法がメインフラップ23の上面25の幅D1の25%以下である限り、これらの実施形態は本発明を限定するものではないことに留意されたい。各偏向要素は、例えば、他の前方リブの延在寸法とは異なる延在寸法を有する前方リブを有し得る。
偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53は、メインフラップ23の上面25の延在平面250に対して傾斜角度αを有する延在平面においてそれぞれ延びている。図面に特に示すように、前方リブは、それらが、上面25の延在平面20、すなわちこの上面が主として延びる平面に対して前記傾斜を有する共通の延在平面150において延びるように、互いに対して配置され得る。図示しない実施形態において、偏向要素51a、51b、51cの各前方リブ53は、他のリブ53とは異なる延在平面において延びる。
傾斜角度αは、50°~80°である。傾斜角度αは、メインフラップ23の回転軸Rに対して垂直な平面の投影で見て、メインフラップ23の上面25の延在平面250から前方リブ53の延在平面150までを反時計回りに測定したものである。
図4~図6を参照すると、各偏向要素51a、51b、51cの各側方リブ59、63は、前方リブ53の端部のうちの一方からメインフラップ23の第2自由縁部31の近傍に、回転軸Rに対して垂直な軸に沿って連続的に延びている。上述のことに加えて、図示例において、偏向要素51a、51b、51cの側方リブ59、63は、同一の偏向要素におけるだけでなく1つの偏向要素から他のものに対しても、互いに対して平行である。
図5に特に示すように、偏向要素51a、51b、51cの側方リブ59、65は、メインフラップ23の上面25の長さの実質的に80%以上の長さN1を有している。側方リブの長さN1は、回転軸Rに対して垂直な軸に沿って、対応する前方リブにおける側方リブの一方の端部と側方リブの他方の自由端部の間で測定した距離である。メインフラップ23の上面25の長さLは、メインフラップ23の第1自由縁部29と第2自由縁部31との間において回転軸Rに対して垂直な軸に沿って測定した距離である。
図示しない実施形態において、少なくとも2つの側方リブは、異なる長さを各々有する。
中央偏向要素51cは、2つの偏向要素51a、51bの間において、回転軸Rに対して平行な軸に沿って配置されている。偏向要素51a、51b、51cは、回転軸Rに対して平行な軸に沿って、互いから離間して配置されている。換言すれば、偏向要素は、回転軸Rに対して平行な軸に沿って並んで配置されており、2つの隣り合う偏向要素の間にはスペースが存在している。
図4を参照して上述した特徴から、メインフラップ23は、メインフラップ23の回転軸Rに対して垂直な対称平面Sを有していることが理解されるであろう。
図1~図3を参照すると、分配ダクト9は、混合チャンバ11と出口開口15a、15bとの間で延びている。分配ダクト9は、混合チャンバからの空気を、空気の一部をガラス面にもたらすことが意図された上方チャネル83に供給する出口開口15a、および/または、空気の別の一部を前記車両の少なくとも一人のユーザの足元に、ユーザが車両の車室の前方または後方のいずれに着席していてももたらすことが意図された下方チャネル81に供給する出口開口15bに分配するように構成されている。
分配フラップ47、49が、分配ダクト9に配置されて混合チャンバ11からの空気を出口開口15a、15b間で分配することが容易とされている。分配フラップ47、49は、一方で混合チャンバ11と分配ダクト9との間の通路、および/または他方で混合チャンバ11と出口開口15a、15bとの間の通路を部分的または全体的に開放または閉鎖するように回転可能であるように構成されている。
上述したかもしれないが、図1に示す混合装置21の第1端部位置Aは、車両の車室において暖かい空気が要求される場合に対応している。搬送ダクト5に流入するであろう空気のすべてが、加熱装置19で加熱されるように加熱ダクト7に向けられる。空気は、加熱ダクト7に向けられる前にメインフラップ23の下面27に接触し得るが、メインフラップの上面25には接触しない。こうして、加熱された空気は、混合チャンバ11に向けて案内される。
図2に示す混合装置21の第2端部位置Bは、車両の車室において加熱されていない空気が要求される場合に対応している。混合装置21は、エバポレータ17と加熱装置19との間の加熱ダクトの入口に配置されることにより、搬送ダクト5に流入した空気のすべてが混合チャンバに向かう構成となっている。空気は、特に、空気流の通流する領域を画定することに寄与するメインフラップ23の上面25に沿って通流する。
図3に示す混合装置21の中間位置Iは、部分的に加熱する必要のある空気が要求される場合に対応している。したがって、空気がエバポレータを通過した後、一部はメインフラップ23の上面25により混合チャンバ11に案内され、別の一部は特にメインフラップ23の下面27により加熱ダクト7に案内される。メインフラップ23の上面25に接触する空気の一部は、偏向要素51a、51b、51cの前方リブ53により偏向される。これにより、第1の注目すべき機能態様によれば、空気流の一部を、空気が混合チャンバに向けて案内される方向以外の方向に導くことができる。具体的には、空気流の一部を、空気出口開口15aおよびガラス面の換気専用の上方チャネル83に向けて直接的に導いて除湿機能を連続的に実施することができる。前方リブとの接触により空気流が偏向することにより、層流から乱流へと変化する空気の流れを生じさせることができる。これにより、加熱ダクト7を通過した空気の一部との迅速な混合が可能となる。さらに、前方リブとこれらの前方リブに対して垂直に延びる側方リブとが存在することにより、空気流が高速で進んで通流する小さいサイズの空気通流路が形成され得る。この結果、上面25に沿って通流する空気の一部は、混合チャンバ11により迅速に到達する。これもまた、混合チャンバ内に存在する空気との混合を促進する助けとなる。したがって、混合チャンバに流入する種々の空気流が迅速に混合し、混合チャンバの出口において分配ダクト9に到達する空気流は均一な温度を有する。こうして、フラップの種々の位置に応じて得られる温度変化が、可能な限り滑らかになる。
当然ながら、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなくこれらの実施例を様々に変更することができる。

Claims (10)

  1. 搬送ダクト(5)と加熱ダクト(7)と混合チャンバ(11)とを含むケーシング(3)を備える車両用の空気熱処理装置(1)であって、
    前記搬送ダクト(5)、前記加熱ダクト(7)、および前記混合チャンバ(11)は、前記ケーシング(3)の壁により形成されるとともに、前記ケーシング(3)の少なくとも1つの空気入口開口(13)と前記ケーシング(3)の少なくとも1つの空気出口開口(15)とを空気的に連通させるように構成され、
    前記搬送ダクト(5)は、前記入口開口(13)から前記混合チャンバ(11)に延び、
    前記加熱ダクト(7)は、前記搬送ダクト(5)に対して平行に前記混合チャンバ(11)まで延び、
    前記熱処理装置は、前記搬送ダクト(5)と前記混合チャンバ(11)との間における空気の通流を妨げることにより空気が加熱ダクトを通流することが意図される第1端部位置(A)と空気が前記加熱ダクト(7)を通流することを妨げる第2端部位置(B)との間において移動可能に構成された混合装置(21)をさらに備え、
    前記混合装置(21)は、回転軸(R)を中心として回転可能なように適合されたメインフラップ(23)を含む、
    熱処理装置において、
    前記混合装置(21)は、前記メインフラップ(23)の上面(25)から突出する偏向要素(51a、51b、51c)をさらに含み、
    前記偏向要素(51a、51b、51c)は、前記回転軸(R)を含む平面に存在する少なくとも1つの前方リブ(53)と、前記前方リブ(53)の一端部(55)を延長する少なくとも1つの側方リブ(59)であって、前記回転軸(R)に対して垂直な平面に存在する側方リブ(59)と、を含む、
    ことを特徴とする空気熱処理装置(1)。
  2. 前記上面(25)は、前記混合チャンバ(11)に対面するように構成される、
    請求項1に記載の空気熱処理装置(1)。
  3. 前記メインフラップ(23)は、前記回転軸(R)に対して平行に延びる第1自由縁部(29)であって、前記メインフラップ(23)の前記第1自由縁部(29)の反対側の第2自由縁部(31)よりも前記入口開口(13)に近い第1自由縁部(29)を含み、
    前記前方リブ(53)は、前記メインフラップ(23)の前記第1自由縁部(29)の近傍にある、
    請求項1または2に記載の空気熱処理装置(1)。
  4. 前記側方リブ(59、65)は、前記前方リブ(53)の前記端部(55、57)から前記メインフラップ(23)の前記第2自由縁部(31)の近傍に連続的に延びる、
    請求項3に記載の空気熱処理装置(1)。
  5. 前記メインフラップ(23)は、前記メインフラップ(23)の前記回転軸(R)を中心とした回転を可能にするように構成されたシャフト(39)であって、前記メインフラップ(23)の前記第1自由縁部(29)と前記第2自由縁部(31)の間に配置されるシャフト(39)を含み、
    前記回転軸(R)を含む平面の投影で見て、前記側方リブ(59、65)は前記シャフト(39)を通過する、
    請求項4に記載の空気熱処理装置(1)。
  6. 前記前方リブ(53)の延在平面(150)は、前記メインフラップ(23)の前記上面(25)の延在平面(250)に対して傾斜角度(α)を有する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の空気熱処理装置(1)。
  7. 前記側方リブ(59、65)は、第1側方リブ(59)であり、
    前記偏向要素(51a、51b、51c)は、前記メインフラップ(23)の前記上面(25)から突出する第2側方リブ(65)を含み、
    前記第2側方リブ(65)は、前記前方リブ(53)の他端部(57)を延長するとともに、前記回転軸(R)に対して垂直な平面に存在する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の空気熱処理装置(1)。
  8. 前記メインフラップ(23)は、前記回転軸(R)に対して平行な軸に沿って、互いから離間して延びる複数の偏向要素(51a、51b、51c)を含む、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の空気熱処理装置(1)。
  9. 複数の前記偏向要素(51a、51b、51c)は、前記メインフラップ(23)の前記上面(25)から突出する第2側方リブ(65)を有する中央偏向要素(51b)を含み、
    前記第2側方リブ(65)は、前記前方リブ(53)の他端部(57)を延長するとともに、前記回転軸(R)に対して垂直な平面に存在し、
    前記中央偏向要素(51b)は、複数の前記偏向要素(51a、51b、51c)において中央に配置される、
    請求項8に記載の空気熱処理装置(1)。
  10. 複数の前記偏向要素(51a、51b、51c)は、前方リブ(53)と側方リブ(55)とから各々構成される少なくとも2つの端部偏向要素(51a、51c)を含み、
    複数の前記偏向要素(51a、51b、51c)のうちの他の前記偏向要素(51b)は、2つの前記端部偏向要素(51a、51c)の間に配置される、
    請求項8または9に記載の空気熱処理装置(1)。
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