JP2024510366A - 医療用流量センサモジュールアセンブリ - Google Patents

Abstract

医療用流量センサモジュールアセンブリ（１）は、患者モニタリング及び／又は患者ケアのための装置の一部である。単回使用センサモジュール（９）は、流路（１０ａ）を具備する流路本体（１１）を有する。流量センサ（１２）は、流路（１０ａ）を通る流体流れを測定するために使用される。流量センサインターフェース（１３）は、流量センサ（１２）と信号接続されている。モジュールアセンブリの再使用可能なハウジングモジュール（２）は、センサモジュール（９）を収容する役割を果たす。ハウジングモジュール（２）は、少なくとも１つの電子機器ユニット（１５、３１）と、電子機器ユニットインターフェース（１４）を有し、電子機器ユニット（１５）は、流量センサインターフェース（１３）と信号接続されている。ハウジングモジュール（２）は、センサモジュール（９）をフォームフィット方式で囲む少なくとも２つのハウジング部（３、４）を有する。この結果、コスト効率よく使用できるアセンブリが得られる。

Description

本特許出願は、ドイツ特許出願ＤＥ １０ ２０２１ ２００ ４９６．２の優先権を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、医療用流量センサモジュールアセンブリに関する。

このようなモジュールアセンブリのためのセンサモジュールは、特許文献１から知られている。特許文献２は、圧力センサと熱ガスセンサとを備えるセンサアセンブリを開示している。特許文献３は、流体の流れを制御するためのセンサ及び制御ユニット、ならびに制御された流体送達のための方法を開示している。特許文献４は、流動流体中の含有物を超音波で検出する方法と装置を開示している。特許文献５は、ホース及び／又はプラスチックパイプシステムにおける超音波流量測定のための装置を開示している。

ＥＰ ２ １０７ ３４７ Ｂ１ ＷＯ ２０１９／０３４ ５７０ Ａ１ ＵＳ ２０１１／０ １１８ ７０５ Ａ１ ＵＳ ３，９２１，６２２ ＤＥ １０ ２０１２ １１１ ７５７ Ａ１ ＥＰ ２ ８１３ ８４５ Ｂ１ ＤＥ １０２ ０９ ２５４ Ｂ４ ＤＥ １０２ ０９ ２５５ Ｂ４ ＵＳ ２０１３／３０５８３９ Ａ１ ＥＰ ２ １０７ ３４７ Ｂ１ ＵＳ ９，０１６，１３７ Ｂ

本発明の目的は、コスト効率よく使用できる医療用流量センサモジュールアセンブリを提供することである。

この目的は、本発明によれば、一連の特許請求の範囲に示された特徴を有するモジュールアセンブリによって達成される。

本発明によれば、モジュールアセンブリを、一方では、特に流量センサを含む単回使用センサモジュール（使い捨て）に、他方では、再使用可能なハウジングモジュール（再使用可能）にモジュール分割することにより、特に高価な電子部品を再使用可能なハウジングモジュールに収容する可能性を生成し、この再使用可能なハウジングモジュールは、単回使用センサモジュールを交換した後に再び使用可能であることが認識される。これにより、再使用可能なハウジングモジュールを、複数のセンサモジュールとともに使用でき、場合によっては多数のセンサモジュールを連続して使用できるため、モジュールアセンブリのコスト効率が向上する。センサモジュールがハウジングモジュールにフォームフィット（ぴったりと嵌合）することで、特にセンサモジュールの回転に対する固定が確実になる。センサモジュールは、フォームフィットにより規定の方法で配置されるため、モジュール間で供給部品と供給される部品の間の接続も、対応して位置合わせされた接続インターフェース、特にプラグコネクタを介して可能である。

センサモジュールの電子機器ユニットは、データ処理部品及び／又はメモリ部品及び／又はセンサ制御部品及び／又は出力部品を有することができる。電子機器ユニットは、マイクロコントローラを有してもよい。電子機器ユニットは、その中に格納された調整曲線及び較正曲線を有してもよい。これらの曲線は、流量を測定対象の特定の流体材料に適合させるのに役立つ場合がある。電子機器ユニットは、特徴抽出、選択及び分類のためのアルゴリズムを処理するのに使用できるソフトウェアを備えることができる。このソフトウェアは、リマインダー機能、特に単回使用センサモジュールの交換の必要性のリマインダー機能を含むことができる。モジュールアセンブリのインターフェースは、場合により密閉プラグとして設計できる。電源及び／又はシリアルバス信号は、モジュールアセンブリのインターフェースを介して伝送できる。代替的又は追加的に、単回使用センサモジュールにはバッテリー又は蓄電池を介してエネルギーを供給することもできる。インターフェース又はバス規格として、ＲＳ２３２、ＲＳ４８５、ＣＡＮを使用できる。モジュールアセンブリのインターフェースは、ワイヤレスであるように設計可能である。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）又はＷｉｆｉ規格を使用できる。電子機器ユニットは、外部デバイスとの信号接続のために、場合により誘導的に動作するインターフェースを有することができる。これは、データ評価及び／又はデータ表示に使用できる。モジュールアセンブリは、外部装置と連携して、モジュールアセンブリの機能及び測定値の遠隔監視が可能なように設計することができる。モジュールアセンブリの測定値のデータ処理又はデータ評価は、アプリを介して、及び／又はクラウドソリューションを介して実行することができる。モジュールアセンブリは、特にモジュールアセンブリ内で未承認のセンサモジュールの使用が防止されるように、盗用防止手段を有することができる。このような盗用に対する保護は、特にセンサモジュールの識別データのＩＤ認識によって達成することができる。モジュールアセンブリは、特に患者モニタリング及び／又は患者ケアのための装置の配管部間で使用できるコネクタの形態で設計することができる。モジュールアセンブリは、患者モニタリング及び／又は患者ケアのための装置の外部流体搬送部品に結合するためのルアー接続部を有することができる。

再使用可能なハウジングモジュールは、単回使用センサモジュールの使用期間を収集するための信号を記録するユニットを有することができる。特に、再使用可能品と共に順次使用された使い捨て器具の数を記録することができる。

電子機器ユニットは、流量センサを制御し、センサ信号を記録し、処理し、送信するための少なくとも１つのデータ処理及び制御部品を有する。このような電子機器ユニットの設計により、モジュールアセンブリの柔軟な使用が可能になる。

これは特に、請求項３に記載のモジュールアセンブリに適用される。

請求項４に記載の電気コネクタは、コスト効率が高い。プラグイン接続は、密閉プラグイン接続として設計することができる。

請求項５に記載のハウジング部のヒンジ接続は、取り扱いが容易であり、センサモジュールの周囲にハウジング部をフォームフィット（形状拘束）することをコスト効率よく実行できる。

請求項６に記載のハウジング部の固定は、そこからの意図しない分離を防止する。その固定は、ハウジング部を相互にスナップイン接続することよって実施することができる。係合の際、定められたクリック音が、ハウジングモジュールが正しく閉鎖されたことを使用者に示すことができる。固定部は、固定部の意図しない緩みを防止する少なくとも１つのラッチ要素を有することができる。ハウジングモジュールは、折り畳んだ接続位置に完全に到達したとき、及び／又は折り畳んだ接続位置に完全に到達していないときに信号を発するためのインジケータユニットを有することができる。

請求項７に記載の少なくとも２つのセンサは、モジュールアセンブリの応用可能性を高める。複数の単回使用センサを使用することができる。流量センサに加えて、例えば、圧力センサ、温度センサ、加速度センサ、又はこれらのセンサの組み合わせを使用することができる。

請求項８に記載のセンサの実施形態は、モジュールアセンブリのコスト効率を高める。使用中に汚染されないセンサは、再使用可能なハウジングモジュールの一部であってもよい。

請求項９に記載の超音波センサは、流路内の気泡検出に使用することができる。このような超音波センサの例は、特許文献６、特許文献７、特許文献８及び特許文献９に見出すことができる。このような超音波センサは、流路内の気泡の低減に使用することができる。

請求項１０に記載の流路本体のマルチパート（複数部品）設計は、モジュールアセンブリの応用可能性をさらに広げる。モジュールアセンブリは、複数のセンサを有することができる。複数の流路本体部の各々は、センサの少なくとも１つによって、通過する流体を測定するための測定部として使用され得る。

モジュールアセンブリが複数のセンサを有する場合、各流路部分は、通過する流体を測定するための測定部として、センサの少なくとも１つによって使用され得る。流路部分は、スナップイン接続部を介して相互に接続できる。

請求項１１に記載のインジケータユニットは、デジタル式、光学式及び／又は音響式とすることができる。インジケータユニットは、特に測定値の制限を超えたときに警告信号を発するように設計することができる。インジケータユニットは、予め定義された目標測定値と現在の実測値との比較を実行できる。インジケータユニットは、音や色を発するように設計したり、又は振動インジケータとして設計したりできる。インジケータユニットは、測定対象の流体媒体を事前に選択するように構成することができる。

請求項１２に記載のポンプユニットは、緊急時に自給自足のモジュールアセンブリを提供することができる。例えば、そのようなポンプユニットは、初期又は動作中にモジュールアセンブリを通る媒体流れの欠如又は不足を、刺激する役割を果たすこともできる。ポンプユニットは、さもなければ重力によって達成可能であろう流体流れを補助又は刺激するために使用することもできる。特定の用途では、そのポンプユニットは、そうでなければ患者モニタリング及び／又は患者ケアのために装置に設けられるであろうポンプの必要性を排除することもできる。ポンプユニットは、再使用可能なハウジングモジュールの電子機器ユニットによって制御可能であってもよい。

以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照してより詳細に説明する。

患者モニタリング及び／又は患者ケアのための装置の一部としての、閉鎖型医療用流量センサモジュールアセンブリの斜視図である。 図１のモジュールアセンブリを示す図であり、図１の閉位置において、モジュールアセンブリのセンサモジュールをフォームフィット方式で囲む２つのハウジング部の一方が、開位置に折り曲げられている。 モジュールアセンブリの一実施形態を通る概略的な長手方向断面図であり、図２とは逆向きの流路が図示されている。 図３の線ＩＶ－ＩＶにおける断面図である。 図３に類似した表現での、流量センサモジュールアセンブリのさらなる実施形態を示す図であり、図１から図４による実施形態と比較して、流量センサに加えて超音波センサを含まずに設計されている。 図４と同様の、図５によるモジュールアセンブリの断面図である。

医療用流量センサモジュールアセンブリ１は、患者モニタリング及び／又は患者ケアのための設備の一部である。モジュールアセンブリ１は、再使用可能（リユース）とも呼ばれる再使用可能なハウジングモジュール２を有する。ハウジングモジュール２は、２つのハウジング部、すなわちベース部３とカバー部４とを有し、これらはヒンジ部６、７を有するヒンジ５を介してヒンジ軸８を中心に互いにヒンジ結合されている。

折り畳んだ接続位置とも呼ばれ、図１に示されている閉鎖位置において、２つのハウジング部３、４は、単回使用センサモジュール９をフォームフィット（型嵌め）方式に囲む。この型嵌め式の囲いは、一方では、センサモジュール９を折り畳んだ接続位置に機械的に保持する役割を果たし、また、センサモジュールの少なくとも選択された構成部品がセンサモジュール９の長手方向軸１０周りに回転するのを防止する役割も果たす。この長手方向軸１０は、センサモジュール９の流路本体１１の流路１０ａによって規定される。

単回使用センサモジュール９は、ディスポーザブル（使い捨て）とも呼ばれる。

センサモジュール９は、流路１０ａを通る流体流量を測定するための流量センサ１２を有する。このような流量センサは、例えば特許文献１０から知られている。

さらに、センサモジュール９は流量センサインターフェース１３（図３参照）を有し、このインターフェースは流量センサ１２と信号接続されている。電子機器ユニットインターフェース１４は、流量センサインターフェース１３と信号接続されている。電子機器ユニットインターフェース１４を介して、ハウジングモジュール２の電子機器ユニット１５が流量センサ１２と信号接続されている。

２つのインターフェース１３、１４は、ハウジングモジュール２（再使用可能）とセンサモジュール９（使い捨て）の間の電気的なプラグインコネクタとして設計されている。

電子機器ユニット１５は、２つのハウジング部３、４のうちの一方、すなわちハウジングカバー部４に収容されている。電子機器ユニット１５は、ハウジングカバー部４内の共通回路基板１６上に収容される複数の電子部品を有する。これらの部品には、特に、データ処理及び制御部品１７、データ記憶部品１８、及びセンサ信号を受信、処理、及び送信するための部品１８ａ、１８ｂが含まれる。

電子機器ユニット１５又はモジュールアセンブリ１はさらに、外部装置と信号接続するためのインターフェース１９を備える。このインターフェース１９は誘導インターフェースとして設計することができる。インターフェース１９を経由して、外部装置を介して、データ評価、信号及び／又はデータ表示を行うことができる。インターフェース１９を介して、モジュールアセンブリの遠隔測定モニタリングも可能である。設計によっては、アプリやクラウドアプリケーションを介してインターフェース１９を制御することも可能である。

電子機器ユニット１５は、単回使用センサモジュール９のＩＤ認識手段だけでなく、盗用防止手段を備えることもできる。

ハウジングモジュール２の２つのハウジング部３、４は、図１、図３、及び図４に従って、折り畳んだ接続位置で互いに固定される。これはスナップイン接続部２０によって実現される。

スナップイン接続部２０は、２つのハウジング部３、４の一方に取り付けられ、折り畳んだ接続位置で、２つのハウジング部４、３の他方に設計されたラッチタブ又はラッチ溝２２とラッチ式に協働するラッチラグ２１を有する。図１及び２による実施形態では、ラッチラグ２１はハウジングカバー部４に、ラッチタブ２２はハウジングベース部３に配置されている。

スナップイン接続部２０のラッチ力に打ち勝つのを容易にするため、ハウジングベース部３には突起状の作動部２３が形成されている。図１において作動部２３を上方から押圧すると、ラッチタブ２２が持ち上がって関連するラッチラグ２１から外れ、ハウジングカバー部４は、図２に示すように、折り畳んだ接続位置から開放位置にスイングして開くことができる。作動部２３が作動したときにハウジングカバー部４の解放を容易にするために、ハウジングカバー部４は、ラッチタブ２２がラッチラグ２１から外れた後に、開放位置まで少なくとも少しスイングして開くように、折り畳んだ接続位置でプレテンションをかけることができる。

流路本体１１は、複数部分、すなわち２つの部分から構成され、それ故、異なる流路本体部１１ａ及び１１ｂによって形成される２つの連続する流路部分を有する。流れ方向２４における下流の流路本体部１１ａには、流路１０ａを通る流体の流れを測定するための流量センサ１２が配置されている。この流路本体部１１ａの上流側には、さらなる流路本体部１１ｂが配置されており、この流路本体部１１ｂは、スナップイン接続部２５を介して次の流路本体部１１ａに強固に接続されている。先導する流路本体部１１ｂによって形成される流路部分の領域において、この流路本体部１１ｂは、狭窄部２６を備えて構成される。狭窄部２６は、外周溝の形態であってもよい。図３による概略図では、この溝は、図２による図よりも軸方向に延びていないように示されている。

狭窄部２６の領域では、再使用可能な超音波センサ２９の２つのセンサ部品２７、２８が、特に流体中に混入された気泡を検出するために、流路１０ａを通って流れる流体と相互作用する。この測定作業に適した超音波センサは、特許文献７、特許文献８、特許文献１１、及び例えば特許文献６から知られている。

超音波センサは再使用可能なセンサで、ハウジングモジュール２の一部である。

超音波センサ部品２７は、電子機器ユニット１５の回路基板１６のうち、流路本体部１１ｂの狭窄部２６に面する側に実装されている。このため、超音波センサ部品２７は、収容カバー部４に収容される。超音波センサ部品２７は、電子機器ユニット１５のＤＶ制御部品１７によって制御される。

超音波センサ部品２８は、ハウジングベース部３に収容され、また、流路本体部１１ｂの狭窄部２６に面している。狭窄部２６、ひいてはそれによって囲まれた流路１０ａの部分は、したがって、２つの超音波センサ部品２７、２８の間に位置する。

ハウジングベース部３に収容されている超音波センサ部品２８は、ハウジングベース部３に全体として収容されている更なる電子機器ユニット３１の回路基板３０上に配置されている。この回路基板３０には、特に超音波センサ部品２８を制御する機能を有する付加的なデータ処理部品３２が搭載されている。部品１７、１８、１８ａ、１８ｂに関連して上で説明した他の機能も、データ処理部品３２によって実行することができる。

２つの電子機器ユニット１５、３１は、電子機器ユニットインターフェースを介して互いに信号接続されている。この電子機器ユニットインターフェースは、電気プラグイン（差し込み式）接続３３として設計されている（図４参照）。２つのハウジング部３、４の折り畳んだ接続位置では、電気プラグイン接続３３の信号ルーティング部品３４、３５は外部から密閉されている。

２つの電子機器ユニット１５、３１及び／又は上記で説明したインターフェースは、例えばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）又はＷｉｆｉ規格を介して、互いに無線で信号接続することもできる。

流路本体部１１ａ及び１１ｂによって画定される各流路部分は、それぞれ１つのセンサ、すなわち、一方では超音波センサ２９によって、他方では流量センサ１２によって、流れる流体を測定するための測定部として使用される。

インターフェース１９はまた、例えば警告信号のようなデジタル、光学及び／又は音響信号を出力できるインジケータユニットとして設計することもできる。センサ１２、２９を介して測定されたデータに応じて、制限違反表示、すなわち、流量及び／又は、該当する場合、検出された気泡量についての事前に定義された測定値制限を超えたという表示を、インジケータユニット１９を介して与えることができる。この場合、指定された目標測定値と測定された実測値との間で比較を行うことができる。インジケータユニット１９は、異なるトーン又はトーンシーケンスを発することができる。インジケータユニット１９は、異なる色で点灯したり、光のシーケンスを模倣したりすることができる。インジケータユニット１９は、インジケータ振動モジュールを有してもよい。

モジュールアセンブリ１は、流路１０ａを通る媒体の流れを生成する再利用可能なポンプユニット３６をさらに備えることができる。ポンプユニット３６は、図３においてハウジングベース部３に収容された状態で概略的に示されている。例えば、蠕動（ぜんどう）ポンプを使用することができる。マイクロポンプの使用も可能である。

図５及び図６を参照して、流量センサモジュールアセンブリ４０のさらなる実施形態を以下に説明する。図１から図４に関して以前に説明したものに対応する構成要素及び機能は、同じ参照符号を付し、再度詳細に説明しない。

モジュールアセンブリ４０には、超音波センサ２９を備えたベース側電子機器ユニット３１がない。従って、電気プラグインコネクタ３３及び流路本体部１１ｂも省略することができる。それ以外は、モジュールアセンブリ４０はモジュールアセンブリ１に対応する。

流量センサモジュールアセンブリ１は以下のように使用される。

最初の操作では、２つのハウジング部３、４がヒンジ５のヒンジ軸８を中心に折りたたまれ、開いた位置になる。ここで、図２に示すように、センサモジュール９がハウジングモジュールのハウジングベース部３の相補的な凹部に挿入される。次に、図１に示すように、ハウジングカバー部４が閉位置になり、スナップイン接続部２０がハウジングカバー部４を閉位置でラッチして固定する。

一方ではハウジングベース部３で、他方ではハウジングカバー部４で、センサモジュール９の形状に相補的なハウジング受け部により、ハウジング部３、４はセンサモジュール９をぴったりと合うように囲むことになる。特に、これにより、センサモジュール９が長手方向軸１０を中心に回転することが防止される。

次に、センサモジュールと、患者モニタリング及び／又は患者ケアのための装置のさらなる流体搬送部品（特にチューブ部分）との間の接続は、流路本体１１の両端において、ルアー接続として設計できる接続部４２、４３を介して確立される。

モジュールアセンブリ１は、これで使用準備が整い、流路１０ａを通る流体の流れと、流体と共に運ばれる気泡の量の両方を、それぞれの電子機器ユニット１５、３１を介して制御されるセンサ１２、２９を使用して測定できる。そして、対応する測定データは、それぞれの電子機器ユニット１５、３１を介して記録され、保存され、処理され、それぞれのインターフェースを介して外部装置に出力される。モジュールアセンブリ１が適切に設計されていれば、対応する信号（特に警告信号）は、インジケータユニット１９を介して出力することもできる。

電子機器ユニット１５、３１の一部として対応するタイマーを介して監視することができる、単回使用センサモジュール９の所定の動作時間に達するとすぐに、センサモジュール９を交換する必要があることが、対応するディスプレイを介して表示される。スナップイン接続部２０を乗り越えることにより、ハウジングカバー部４が開かれ、図２に示すように開放位置にもたらされる。その後、使用済みのセンサモジュール９を取り外し、未使用のセンサモジュール又は再調整されたセンサモジュールと交換することができる。

１ 医療用流量センサモジュールアセンブリ
２ ハウジングモジュール
３ ハウジング部（ハウジングベース部）
４ ハウジング部（ハウジングカバー部）
５ ヒンジ
６、７ ヒンジ部
８ ヒンジ軸
９ 単回使用センサモジュール
１０ 長手方向軸
１０ａ 流路
１１ 流路本体
１１ａ、１１ｂ 流路本体部
１２ 流量センサ
１３ 流量センサインターフェース
１４ 電子機器ユニットインターフェース
１５、３１ 電子機器ユニット
１６ 回路基板
１７、１８、１８ａ、１８ｂ 部品
１９ インターフェース（インジケータユニット）
２０、２５ スナップイン接続部
２１ ラッチラグ
２２ ラッチ溝（ラッチタブ）
２３ 作動部
２４ 流れ方向
２６ 狭窄部
２７、２８ センサ部品
２９ 超音波センサ
３０ 回路基板
３２ データ処理部品
３３ 電気プラグイン接続
３４、３５ 信号ルーティング部品
３６ ポンプユニット
４０ 流量センサモジュールアセンブリ
４２、４３ 接続部

Claims (12)

1. 患者モニタリング及び／又は患者ケアのための装置の一部としての医療用流量センサモジュールアセンブリ（１）であって、
   少なくとも１つの単回使用センサモジュール（９）と、
   前記センサモジュール（９）を受容するための、少なくとも１つの再使用可能なハウジングモジュール（２）と、を有し、
   前記単回使用センサモジュール（９）は、
   少なくとも１つの流路（１０ａ）を有する流路本体（１１）と、
   前記流路（１０ａ）を通る流体流れを測定するための流量センサ（１２）と、
   前記流量センサ（１２）と信号接続する流量センサインターフェース（１３）と、を含み、
   前記再使用可能なハウジングモジュール（２）は、
   少なくとも１つの電子機器ユニット（１５）と、
   電子機器ユニットインターフェース（１４）であって、それを介して前記電子機器ユニット（１５）が前記流量センサインターフェース（１３）と信号接続する電子機器ユニットインターフェース（１４）と、を含み、
   前記再使用可能なハウジングモジュール（２）は、前記単回使用センサモジュール（９）をフォームフィット方式で囲む少なくとも２つのハウジング部（３、４）を有し、
   前記電子機器ユニット（１５）は、前記流量センサ（１２）を制御し、センサ信号を受信し、処理し、送信するための少なくとも１つのデータ処理及び制御部品（１７、１８、１８ａ、１８ｂ）を含むことを特徴とする、医療用流量センサモジュールアセンブリ（１）。
2. 前記電子機器ユニット（１５）は、外部装置との信号接続のためのインターフェース（１９）を備えることを特徴とする、請求項１に記載のモジュールアセンブリ。
3. 前記２つのハウジング部（３、４）は、それぞれ電子機器ユニット（３１、１５）を備えることを特徴とする、請求項１又は２に記載のモジュールアセンブリ。
4. 前記少なくとも２つの電子機器ユニット（１５、３１）は、前記ハウジング部（４、３）の間の電気プラグイン接続（３３）を介して互いに信号接続していることを特徴とする、請求項３に記載のモジュールアセンブリ。
5. 前記２つのハウジング部（３、４）は、スイベルジョイント（５）によって互いにヒンジ接続されていることを特徴とする、請求項１乃至４のいずれか一項に記載のモジュールアセンブリ。
6. 前記ハウジングモジュール（２）は、前記２つのハウジング部（３、４）が折り畳んだ接続位置で互いに固定的に接続されるように設計されていることを特徴とする、請求項１乃至５のいずれか一項に記載のモジュールアセンブリ。
7. 少なくとも２つのセンサ（１２、２９）を備え、そのうちの１つは、前記センサモジュール（９）の前記流量センサ（１２）であることを特徴とする、請求項１乃至６のいずれか一項に記載のモジュールアセンブリ。
8. 前記センサ（１２、２９）の１つが、再使用可能なセンサ（２９）として前記再使用可能なハウジングモジュール（２）の一部であることを特徴とする、請求項７に記載のモジュールアセンブリ。
9. 前記再使用可能なセンサ（２９）は、超音波センサとして設計されていることを特徴とする、請求項８に記載のモジュールアセンブリ。
10. 前記流路本体（１１）は、前記流路（１０ａ）が異なる流路本体部（１１ａ、１１ｂ）によって形成される複数の連続した流路部分を有するように、複数部品からなるように構成されることを特徴とする、請求項１乃至９のいずれか一項に記載のモジュールアセンブリ。
11. 前記ハウジングモジュール（２）は、インジケータユニットを有することを特徴とする、請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のモジュールアセンブリ。
12. 前記流路（１０ａ）を通る媒体の流れを生成するための再使用可能なポンプユニット（３６）を備えることを特徴とする、請求項１乃至１１のいずれか一項に記載のモジュールアセンブリ。

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