JP2024508380A - 共通デバイスを含む結合分散測距セッション - Google Patents

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Abstract

複数の開始ユーザ機器(UE)によって開始される独立測距セッションが検出され、オーバーヘッドを低減するために単一の結合測距セッションに結合される。UEが所定の時間内に複数の測距サイクルを検出するとき、独立測距セッションは、近接しており、同時であることを決定することができる。UEは、測距セッションが結合されるべきであることを示すメッセージを各開始UEに送ることができ、開始UEは、任意のさらなる測距セッションの開始を終了する。結合測距セッションは、UEによって開始することができ、独立測距セッションからのすべての参加UEを含むことができる。結合測距セッションは、結合測距セッション内の1つまたは複数のUEが他のUEから測距信号を受信していないことを決定されるまで継続する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年2月24日に出願された「COMBINED DISTRIBUTED RANGING SESSIONS INCLUDING COMMON DEVICES」と題する米国非仮出願第17/184,403号の優先権およびその利益を主張する。
本明細書で開示する主題は、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、分散ワイヤレス通信システム内のユーザ機器の測距または測位のための方法および装置に関する。
セルラー電話または他のワイヤレス通信デバイスなどのユーザ機器の正確な位置情報を取得することは、通信業界において一般化しつつある。たとえば、車両または歩行者の非常に正確なロケーションを取得することは、自律車両運転および歩行者安全性の用途に必須である。
デバイスのロケーションを決定するための一般的な手段は、地球周回軌道上にあるいくつかの衛星を用いる、よく知られている全地球測位衛星(GPS)システムまたは全地球航法衛星システム(GNSS)などの衛星測位システム(SPS)を使用することである。しかしながら、いくつかのシナリオでは、たとえば、悪天候条件中、または、トンネルもしくは複合型駐車場などの、衛星信号受信が劣悪なエリアでは、SPSからのロケーション決定信号が信頼できないかまたは利用不可能である場合がある。さらに、SPSを使用して生成された位置情報は不正確になりやすい。たとえば、既製のGPS測位デバイスは、安全な自律運転およびナビゲーションを保証するのに最適ではない、数メートルの精度を有する。
協調または自動運転は、たとえば、路側機(RSU)などのインフラストラクチャ構成要素を介した、直接または間接的であってよい、車両の間の通信を必要とする。車両安全性用途のために、測位と測距の両方が重要である。たとえば、車両ユーザ機器(UE)は、たとえば、トランスミッタの相対ロケーションを決定するために他の車両のUEまたは歩行者のUEの測距信号をブロードキャストすることなど、サイドリンクシグナリングを使用して測位および測距を実施することができる。近接車両に対する相対ロケーションまたは距離を正確かつ適時に知ることによって、自動車両が安全に立ち回り、交通条件をうまく通り抜けることができる。往復時間(RTT)は、たとえば、トランスミッタ間の距離を決定するために一般的に使用される技法である。RTTは、第1のデバイスから測距信号を送ることと第2のデバイスから確認応答(たとえば、戻り測距信号の形態の)を受信することとの間の(処理遅延を引いた)時間が2つのデバイス間の距離(distanceまたはrange)に対応する、双方向メッセージング技法である。
複数の開始ユーザ機器(UE)によって開始される独立測距セッションが検出され、オーバーヘッドを低減するために単一の結合測距セッションに結合される。UEが所定の時間内に複数の測距サイクルを検出するとき、独立測距セッションは、近接しており、同時であると決定することができる。UEは、測距セッションが結合されるべきであることを示すメッセージを各開始UEに送ることができ、開始UEは、任意のさらなる測距セッションの開始を終了する。結合測距セッションは、UEによって開始することができ、独立測距セッションからのすべての参加UEを含むことができる。結合測距セッションは、結合測距セッション内の1つまたは複数のUEが他のUEから測距信号を受信していないと決定されるまで継続する。
一実施態様において、第1のユーザ機器(UE)によって実施されるUE間の測距の方法は、複数のUEから別個の測距セッションを開始するための開始メッセージを受信するステップと、別個の測距セッションを結合するために、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを複数のUEに送るステップと、複数のUEによって結合測距セッションを実施するステップとを含む。
一実施態様において、ユーザ機器(UE)間で測距するように構成されている第1のUEは、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレス通信するように構成されているワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、複数のUEから別個の測距セッションを開始するための開始メッセージを受信することと、別個の測距セッションを結合するために、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを複数のUEに送ることと、複数のUEによって結合測距セッションを実施することとを行うように構成されている。
一実施態様の、ユーザ機器(UE)間で測距するように構成されている第1のUEにおいて、第1のUEは、複数のUEから別個の測距セッションを開始するための開始メッセージを受信するための手段と、別個の測距セッションを結合するために、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを複数のUEに送るための手段と、複数のUEによって結合測距セッションを実施するための手段とを含む。
一実施態様の、その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体において、プログラムコードは、ユーザ機器(UE)間で測距するための第1のUE内の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、複数のUEから別個の測距セッションを開始するための開始メッセージを受信することと、別個の測距セッションを結合するために、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを複数のUEに送ることと、複数のUEによって結合測距セッションを実施することとを行うための命令を含む。
一実施態様において、第1のユーザ機器(UE)によって実施されるUE間の測距の方法は、第1の測距セッションを開始するための開始メッセージを第2のUEに送るステップと、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するために、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを第2のUEから受信するステップと、第2のUEによって結合測距セッションを実施するステップとを含む。
一実施態様において、ユーザ機器(UE)間で測距するように構成されている第1のUEは、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレス通信するように構成されているワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、第1の測距セッションを開始するための開始メッセージを第2のUEに送ることと、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するために、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを第2のUEから受信することと、第2のUEによって結合測距セッションを実施することとを行うように構成されている。
一実施態様の、ユーザ機器(UE)間で測距するように構成されている第1のUEにおいて、第1のUEは、第1の測距セッションを開始するための開始メッセージを第2のUEに送るための手段と、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するために、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを第2のUEから受信するための手段と、第2のUEによって結合測距セッションを実施するための手段とを含む。
一実施態様の、その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体において、プログラムコードは、ユーザ機器(UE)間で測距するための第1のUE内の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、第1の測距セッションを開始するための開始メッセージを第2のUEに送ることと、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するために、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを第2のUEから受信することと、第2のUEによって結合測距セッションを実施することとを行うための命令を含む。
以下の図を参照しながら非限定的で非網羅的な態様について説明し、別段に規定されていない限り、様々な図の全体にわたって、同様の参照番号は同様の部分を指す。
複数の測距セッションおよび/または測位をサポートするための測距シグナリングを含む、分散通信を示すワイヤレス通信システムを示す図である。 測距または測位セッションのために開始UEおよび3つの応答UEによって送り、受信することができる様々なメッセージのタイミングおよび周波数を示すシグナリンググラフを示す図である。 別個に開始される2つの独立測距セッションに参加する複数のUEを含むシステムを示す図である。 図3Aと同様であるが、独立測距セッションが単一の結合測距セッションに結合されるシステムを示す図である。 結合測距セッション中に見失われた測距信号の数を決定するために生成することができる可視性マップを示す図である。 独立測距セッションを単一の測距セッションに結合するためのシグナリングフローを示す図である。 独立測距セッションを単一の測距セッションに結合するように構成されているUEの特定の例示的な特徴を示す概略ブロック図である。 UE間の測距の方法を示すフローチャートである。 UE間の測距の方法を示すフローチャートである。
分散手法が、車両、路側機(RSU)、および歩行者の測距および測位のために使用され得、通信を協調させ、中継するために中央基地局の必要性を回避することができる。そのような通信は、たとえば、自動運転および車両安全の用途に使用することができる。分散手法において使用される通信は、たとえば、車両間で、または、車両およびRSUまたは歩行者の間で直接的に行われ得る。これらの通信は、それによって車両が自動運転に必要な情報を提供することができるメッセージおよび情報要素(IE)を含んでもよい。
たとえば、自律車両の安全な運転のために、他の車両に対する相対ロケーションまたは距離が決定される必要がある。車両間の相対位置を導出するために、様々な手法が使用され得る。たとえば、車両の相対位置は、測距シグナリングを使用して導出され得る。測距信号は、物理測距信号、測位測距信号、測位基準信号、または物理参照信号として参照されることがあり、本明細書においてはPRS信号と総称され得る。PRS信号は、たとえば、専用短距離通信(DSRC)、セルラービークルツーエブリシング(C-V2X)通信、およびさらには5G新無線(NR)通信などの直接通信システムを使用して、V-UEと称されることがある、車両内のユーザ機器(UE)によってブロードキャストされ得、他のV-UE、および/または、たとえばRSUなどのインフラストラクチャもしくは歩行者が保持するUEによって受信され得る。PRS信号は、たとえば、一方向測距、往復時間(RTT)測位演算、または、到達時刻(TOA)、到達時間差(TDOA)もしくは観測到達時間差(OTDOA)などの他の標準測位演算を使用して、ブロードキャスト元車両までの距離を決定するために使用される。
分散システムにおいて、個々のUEが、他のUEに直接送信されるメッセージおよび測位信号を使用して、近接する他のUEに対して測距することが可能である。たとえば、RTTベースの測距セッションにおいて、複数のメッセージおよび信号が各UEによって送受信される。たとえば、測距前信号メッセージ(PRS前メッセージ)の初期セットが、測距セッションを要求および承認するために送受信され、その後、測定のための測距信号(PRS信号)がブロードキャストされ、その後、測定ペイロードを交換する測距後信号メッセージ(PRS後メッセージ)のセットがブロードキャストされる。たとえば、RTTベースの測距および測位について、送受信されるPRS信号の到達時刻(TOA)および出発時刻(TOD)測定値が、PRS後メッセージ内で提供され得、UE間の距離を決定するために各UE対によって使用され得る。PRS前およびPRS後メッセージは、信頼性を保証するために認可されたスペクトルを介して送られ得、一方、PRS信号は、(たとえば、例としてUNI-IIIスペクトルなどにおいてより大きい利用可能帯域幅を享受するために)無認可スペクトルを介してブロードキャストされ得る。分散システムにおける、すなわち、メッセージングを協調させるためのインフラストラクチャ支援のない測距セッションは、結果として、参加UEの重複するセットを含む場合がある、同時に発生する複数の測距セッションをもたらし得る。各測距セッションが、参加UEの間で交換される複数のメッセージおよび測距信号を含み得、各測距セッションが、複数の参加UEを含み得る。したがって、複数の測距セッションが同時に発生する場合、シグナリングオーバーヘッドが過度に大きくなる場合があり、UEの測距および測位を損なう場合がある。
分散メカニズムは、オーバーヘッドを最小限に抑えることを保証するが、複数の近接UEが、別個の測距セッションを互いに独立して開始する場合がある。たとえば、測距セッションを制御するためのオーバーヘッド通信なしに、2つのUEが、応答UEの同じセットにそれら自体のPRS前信号を別個にブロードキャストし得、結果として、同じ応答UEを含み、同時に発生する2つの独立した測距セッションがもたらされる。各別個の測距セッション内で交換されるメッセージの数は、特に複数の応答UEが存在する場合、大きくなり得る。さらに、PRS信号などの一部のシグナリングは、無認可スペクトルを介してブロードキャストされる場合があり、これによって、無認可スペクトルとともに使用される送信前リスン(LBT)手順に起因して送信が遅延する場合がある。したがって、複数の重複する測距セッションが存在するとき、著しいオーバーヘッドが存在する場合がある。オーバーヘッドは、たとえば、受信シグナリングにおける追加の遅延に起因して、セッションにおける測距および測位を損なう場合がある。
したがって、一実施態様において、本明細書に論じるように、独立測距セッションを単一の測距セッションに結合することができ、それによって、UE間で交換されなければならないシグナリングの量が低減する。たとえば、別個の測距セッションのために複数の開始UEから複数のPRS前メッセージを受信する応答UEは、別個の測距セッションが結合されるべきであり、応答UEが結合測距セッションを開始することになることを示すメッセージを開始UEに送ることができる。応答UEは、次いで、結合測距セッションを開始するためにPRS前メッセージを送ることによって、開始UEになる。測距セッションが結合されるとのメッセージを応答UEから受信すると、元々の開始UEは、測距セッションの開始を中止し、結合測距セッションの応答UEになる。
図1は、本明細書において説明されているような、複数の測距セッションおよび/または測位をサポートするための測距シグナリングを含む、分散通信を示すワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、第2の車両として示す別のV-UE104とワイヤレス通信する、たとえばV-UE102などの第1のワイヤレスデバイスを有する第1の車両102を示す。V-UE102およびV-UE104は、車載ユニット(OBU)、車両もしくはそのサブシステム、または他の様々な通信デバイスを含み得るが、それらに限定されない。V-UE102および104は、それらの関連付けられる車両の代わりに機能し、通信を提供し、したがって、本明細書では、単に車両102および104またはUE102および104と呼ばれることがあり得る。第1のUE102および第2のUE104は、たとえば、図示されていない他の車両とともに道路上を走行する2つの車両であってもよい。
ワイヤレス通信システム100は、たとえば、車両とワイヤレス通信ネットワーク内の他のエンティティとの間で情報が渡される、ビークルツーエブリシング(V2X)通信規格を使用してもよい。V2Xサービスは、たとえば、車車間(V2V)、車歩間(V2P)、車路間(V2I)、および車両-ネットワーク間(V2N)のサービスを含む。V2X規格は、本明細書に論じるように、車線変更、速度変更、追い越し速度などの重要な判断について運転者を助け、駐車を支援するために使用することができる、先進ドライバ支援システム(ADAS)などの自律または半自律運転システムを開発することを目的とする。低レイテンシ通信が、V2Xにおいて使用され、したがって、たとえば、一方向測距、RTT、TDOAなどのような測距信号を使用した、精密な相対測位に適している。
概して、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))TS23.285に定義されているような、V2Xサービスの2つの動作モードが存在する。1つの動作モードは、サイドリンク通信として参照されることがあり得る、V2Xエンティティ間の直接ワイヤレス通信を使用する。他の動作モードは、エンティティ間のネットワークベースのワイヤレス通信を使用する。所望に応じて、2つの動作モードが結合されてもよく、または他の動作モードが使用されてもよい。
ワイヤレス通信システム100は、UE102とUE104との間の直接または間接ワイヤレス通信を使用して動作することができる。たとえば、ワイヤレス通信は、3GPP(登録商標) TS23.303において定義されている近接ベースサービス(ProSe:Proximity-based Services)直接通信(PC5)基準点を介してもよく、IEEE1609、車両環境でのワイヤレスアクセス(WAVE:Wireless Access in Vehicular Environments)、インテリジェントトランスポートシステム(ITS:Intelligent Transport Systems)、およびIEEE802.11pの下での5.9GHzのITS帯域上のワイヤレス通信を使用するか、またはエンティティ間で直接、他のワイヤレス接続を使用してもよい。したがって、図示のように、UE102およびUE104は、車車間(V2V)通信リンク103を使用して直接通信することができる。UE102およびUE104は、同様に、それぞれ車路間(V2I)通信リンク107および109を介して路側機(RSU)110と直接通信することができる。RSU110は、有線接続111によって示されている、ネットワークへのバックホール接続を含んでも良いが、これは、基地局へのワイヤレスUuインターフェースを介してもよい。RSU110は、たとえば、V2Xアプリケーションをサポートしてもよく、かつV2Xアプリケーションをサポートする他のエンティティとメッセージを交換することができる、固定インフラストラクチャエンティティであってもよい。RSUは、V2Xアプリケーション論理を、eNB、ng-eNB、またはeLTE(eNB型RSUとして参照される)またはgNB、またはUE(UE型RSUとして参照される)などの、RAN内の基地局の機能と結合することができる論理エンティティであってもよい。RSU110は、UE102、104または他のUEとともに測距に使用することができ、RSU110の位置が精密にわかるため、RSU110は、それによってUE102、104または他のUEの位置を決定することができるアンカーUEとして使用することができる。RSU110は、本明細書においてはUE110として参照されることがあり得る。UE102、104およびUE110は、直接通信リンクを使用して、追加の車両、RSUまたは歩行者114が保持するUE112などの追加のエンティティと通信することができる。たとえば、UE102は、V2V通信リンク113を介してUE112と通信することができ、UE104は、V2V通信リンク115を介してUE112と通信することができ、UE110は、V2I通信リンク117を介してUE112と通信することができる。
V2Xワイヤレス通信システム100内の1つまたは複数のエンティティとの直接通信中、各エンティティは、V2Xエンティティの識別子などのV2X情報、ならびに、たとえば、ADASもしくはセーフティ使用事例に使用することができる共通認識メッセージ(CAM)および分散通知メッセージ(DENM)または基本安全メッセージ(BSM)などのメッセージ内の他の情報を提供することができる。
他の実施態様において、UE102およびUE104は、たとえば、それぞれV2I通信リンク107および109を介してRSU110を通じて、または、たとえば、セルラービークルツーエブリシング(CV2X)を使用して他のネットワークインフラストラクチャ(図示せず)を通じて、互いに間接的に通信することができる。たとえば、車両は、LTEワイヤレスアクセスにおける発展型ノードB(eNB)もしくは次世代発展型ノードB(ng-eNB)および/または第5世代(5G)ワイヤレスアクセスにおける発展型LTE(eLTE)ワイヤレスアクセスもしくはNRノードB(gNB)などの、無線アクセスネットワーク(RAN)内の基地局を介して通信することができる。
UE102および104は、UE102および104の間の距離または相対位置を決定することができるリンク103、107、109、113または115上でPRS前メッセージを送ること、PRSをブロードキャストすること、およびPRS後メッセージを送ることを含む、測距/測位セッションを開始および実施することができる。UE102および104によってブロードキャストされるPRSは、たとえば、DSRCまたはC-V2Xのために定義されているような、測距に適した任意の信号であってもよい。PRSは、認可または無認可スペクトル上でブロードキャストされ得る。たとえば、いくつかの実施態様において、PRSは、たとえば、UNII-1無線帯域、UNII-2A無線帯域、UNII-2B無線帯域、またはUNII-3無線帯域のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の無認可国家情報インフラストラクチャ(UNII)無線帯域上でブロードキャストされてもよい。無認可スペクトル上でブロードキャストされるとき、送信前リスン(LBT)プロトコルが利用されてもよい。
UE102および104がV2Vリンク103においてPRSをブロードキャストする場合、UE102および104の間の距離または相対位置は、直接的に決定することができる。UE102および104がV2Iリンク107および109においてまたはリンク113および115を介してPRSをブロードキャストする場合、UE102およびUE110またはUE112の間ならびにUE104およびUE110またはUE112の間の距離および相対位置は、直接的に決定することができる。
UE102および104ならびにUE110およびUE112の間の直接ワイヤレス通信は、いかなるネットワークインフラストラクチャも必要とせず、低レイテンシ通信を可能にし、これは、精密な測距または測位に有利である。したがって、そのような直接ワイヤレス通信は、たとえば、近接車両またはインフラストラクチャとの短い距離にわたる測距に望ましい場合がある。
たとえば、図1に示すV-UE102、V-UE104、RSU110、およびUE112のいずれかなどのUEは、RTTベースの測距などの、測距および/または測位動作を実施するように構成することができる。
図2は、例として、測距または測位セッションのために開始UE(UEX)および3つの応答UE(UEA、UEB、およびUEC)によって送り、受信することができる様々なメッセージのタイミングおよび周波数を示すシグナリンググラフ200を示す。たとえば、図2は、可能性メッセージ201およびRTTベースの測距セッション202を示し、その間、測距セッションを要求および承認するためのPRS前メッセージ204、測定のためのPRS信号206、および測定ペイロードを交換するためのPRS後メッセージ208を含む複数のメッセージが開始UEと応答UEとの間で送られる。PRS前204、PRS206、およびPRS後208の各セットが、単一の単位またはPRSサイクルであると考えることができる。各PRSサイクルは、PRS前メッセージ204、PRS信号206、およびPRS後メッセージ208を含み、したがって、本明細書においては測距セッション202として参照される場合がある。測距セッション(PRSサイクル)は、周期T_rを有する周期性であってもよく、可能性メッセージは、周期T_cを有する周期性であってもよく、T_r>T_cである。図2において、開始者UEXからのシグナリングが、「X」とラベリングされている白色ボックスによって示されており、第1の応答者UEAからのシグナリングが、「A」とラベリングされている灰色ボックスによって示されており、第2の応答者UEBからのシグナリングが、「B」とラベリングされている網掛けボックスによって示されており、第3の応答者UECからのシグナリングが、「C」とラベリングされている黒色ボックスによって示されている。開始者UEXからのシグナリングは、PRS前メッセージ204、PRS信号206、およびPRS後メッセージ208の各々の中の第1のボックスであり、それに応答UE(UEA、UEB、およびUEC)が後続する。
図示のように、開始UEおよび応答UEを含むUEが、可能性メッセージ201をブロードキャストし得る。可能性メッセージは測距セッションの一部ではないが、開始UEによって、選択されたUEとの測距セッションを開始するために使用され得る情報を含んでもよい。たとえば、可能性メッセージは、ITSスペクトル上にあってもよく、UE ID、UEの測距可能性、UEが使用するように構成されているチャネル、MIMO(多入力多出力)可能性などを含んでもよい。可能性メッセージは、付加的に、UEがその位置を決定する必要があるか否かを示すことができ、または、その位置がわかっている場合、それは、他のUEを測位するためのアンカーUEとしての役割を果たすことができる。可能性メッセージは、付加的に、UEが測距セッションを結合することが可能であるか否かまたはその開始された測距セッションが別の測距セッションと結合されることを可能にすることが可能であるか否かを示すことができる。図2は、可能性メッセージ201を、測距セッション202内のメッセージと同じ順序を有するものとして示しているが、順序は実際には異なってもよいということを理解されたい。
PRS前メッセージ204(たとえば、測距前メッセージ)は、UEによって、測距セッションを要求および確認応答するために使用される。図示のように、PRS前メッセージ204は、信頼性を保証するために認可スペクトル上で送信され得る。PRS前メッセージ204は、たとえば、無線リソース制御(RRC)接続によってブロードキャストまたはユニキャストされてもよい。開始者UEXは、開始UEと応答UEとの間の測距セッションを開始し、測距セッションのための情報を提供するために初期PRS前メッセージ204(PRS前要求(PrePRSRequest))をブロードキャストする(Xとラベリングされている白色ボックスによって示す)。たとえば、開始UEからのPRS前メッセージ204は、参加UEのID、すなわち、開始者および応答者IDを含んでもよい。PRS前要求メッセージは、測距セッションID、開始者UEXおよび応答者UEによってブロードキャストされるPRSのチャネル、PRSブロードキャスト時間、最大送信前リスン(LBT)時間などを含んでもよい。開始者UEXからのPRS前要求メッセージは、たとえば、開始UEによって使用されるPRS ID、および、いくつかの実施態様においては、応答UEによって使用されるPRS IDを含んでもよい。PRS IDが複数のPRS交換にわたって(たとえば、測距セッション202内の複数のユニットについて)固定される場合、開始UEは、たとえば、セッションIDなどの、現在のPRS交換と関連付けられるIDを含んでもよい。開始UEは、PRS信号206がいつ送信されることになるかを決定することができ、これは、たとえば、開始UE内の上層から構成されてもよい。開始UEは、所望のPRS送信時間に近接するタイムスロット番号を送ることによって、PRSのタイミングを示すことができる。いくつかの実施態様において、タイムスロットは、ローカルクロック誤差を被る場合がある。開始UEは、PRSが応答UEによって送られるタイミング、および、PRSのブロードキャストの最大LBT時間または他の最大所定遅延をさらに提供することができる。開始UEは、開始UEおよび応答UEによってPRS信号206をブロードキャストするのに使用されることになる周波数をさらに示すことができる。たとえば、PRSの周波数は、合計帯域幅の利用可能なセットから選択されてもよく、または、PRSの周波数は、干渉を検知し、その平均干渉基準信号受信電力(RSRP)がしきい値未満である1つもしくは複数のチャネルを選ぶことによって選択されてもよい。開始UEは、測距セッション202中に実行することになるPRSサイクルの数を示すことができる。PRSサイクルの数は、上層から構成されてもよい。たとえば、各PRSサイクルのPRS前メッセージは、要求されている総PRSサイクルに対する現在のPRSサイクルを示すことができ、ここで、現在のサイクルの数は、各サイクルの完了後に増分する。
開始UEからの初期PRS前要求メッセージが、初期PRS前メッセージ内で識別される応答UEによって受信および復号される。応答UEは、応答して、PRS前要求メッセージを確認応答することができるPRS前メッセージ204(それぞれA、B、Cによってラベリングされている灰色、網掛け、および黒色のボックスによって示す)を送ることができ、これは付加的に、測距セッションの情報を提供することができる。たとえば、各応答UEは、たとえば、開始UEのPRSタイミングに、ハードウェア制約および干渉レベルならびに応答UEの数および順序に基づき得る遅延を加味したタイミングに基づいて、そのPRS信号208のタイミングを決定することができる。たとえば、遅延は、PRS処理時間が小さく、周囲干渉が低いときは相対的に低くなり得、PRS処理時間が高く、周囲干渉が高いときは相対的に高くなり得る。応答UEは、決定されているPRS送信時間に近接するタイムスロット番号を送ることによって、そのPRSの決定された時間を示すことができる。いくつかの実施態様において、タイムスロットは、ローカルクロック誤差を被る場合がある。各応答UEは、それが使用することになるPRS IDを示してもよく、または、初期PRS前メッセージにおいて示されたPRS IDを使用することになることを示してもよい。PRS IDが複数のPRS交換にわたって(たとえば、測距セッション202内の複数のPRSサイクルについて)固定される場合、応答UEは、開始UEからの初期PRS前メッセージにおいて受信された、たとえばセッションIDなどの、現在のPRS交換と関連付けられるIDを含んでもよい。応答UEは、開始UE(および他の応答UE)によって受信することができるPRS前メッセージ204をブロードキャストすることができる。いくつかの実施態様において、各応答UEは、開始UEへのRRC接続によるユニキャストを使用してPRS前メッセージ204を送信することができる。
PRS信号206は、参加UEによって交換される。開始UEおよび応答UEは、PRS信号の予測タイミングおよび周波数を知り、PRS信号206をブロードキャストするために使用されるPRS ID(および交換される信号によって使用される任意のセッションID)を知る。PRS信号206は、たとえば、四位相偏移キーイング(QPSK)変調疑似雑音(PN)シーケンスであってもよく、測距セッションIDを含んでもよい。PRS信号206は、LBT制約を被る場合がある無認可スペクトル上でブロードキャストされ得る。いくつかの実施態様において、無認可スペクトルを使用するとき、開始者UEXは、応答UE UEA、UEB、およびUECの送信を予約することができ、結果、応答UEは、LBTを実施する必要をなくすことができる。たとえば、開始者UEXは、初期PRS前メッセージ204内で示された、決定されている時間にそのPRS信号206(Xとラベリングされている白色ボックス)をブロードキャストする。いくつかの実施態様において、開始UEは、決定されている時間に、PRS信号が無認可スペクトルにおいて展開されるときのLBT制約に起因するランダムな待機時間を加味した時間に、そのPRS信号をブロードキャストする。いくつかの実施態様において、LBTは、固定ウィンドウ空きチャネル評価(CCA)を有するカテゴリ2LBTまたは可変ウィンドウCCAを有するカテゴリ4LBTであってもよい。開始UEは、PRS IDに対応するPRS信号を使用し、その初期PRS前メッセージ204において示された周波数リソースを使用する。開始UEは、PRS信号がブロードキャストされた時刻を記憶し、応答UEは、PRS信号が受信された時刻を記憶する。いくつかの実施態様において、時刻は、ローカルクロック誤差を被る場合がある。
開始UEと同様に、各応答UEは、開始UEによって初期PRS前メッセージ204において割り当てられた時間および周波数においてそのPRS信号206((それぞれA、B、Cによってラベリングされている灰色、網掛け、および黒色のボックスによって示す)をブロードキャストする。いくつかの実施態様において、各応答UEは、決定されている時間に、PRS信号が無認可スペクトルにおいて展開されるときのLBT制約に起因するランダムな待機時間を加味した時間に、そのPRS信号をブロードキャストすることができる。いくつかの実施態様において、LBTは、固定ウィンドウCCAを有するカテゴリ2LBTまたは可変ウィンドウCCAを有するカテゴリ4LBTであってもよい。各応答UEは、そのPRS前メッセージ204において示されたPRS IDに対応するPRS信号を使用する。各応答UEは、そのPRS信号がブロードキャストされた時刻を記憶し、開始UE(および任意選択的に他の応答UE)は、各応答UEからのPRS信号が受信された時刻を記憶する。いくつかの実施態様において、時刻は、ローカルクロック誤差を被る場合がある。
このように、各UEは、そのブロードキャストPRSの出発時刻(ToD)を記録し、他のUEから受信されるPRS信号の到達時刻(ToA)を測定する。PRS信号は、QPSK変調PNシーケンスなどの、たとえばDSRCまたはC-V2X向けに定義されているような、測距に適した任意の信号であってもよい。PRS信号のToAおよびToD分解能は、周波数帯域幅の増大とともに増大する。いくつかの実施態様において、ブロードキャストおよび受信されているPRS信号の出発角(AoD)および到達角(AoA)も測定されてもよい。無認可スペクトル上でのブロードキャストは、より広い周波数帯域が利用可能であるため、有利である。たとえば、いくつかの実施態様において、PRSは、たとえば、UNII-1無線帯域、UNII-2A無線帯域、UNII-2B無線帯域、またはUNII-3無線帯域のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数のUNII無線帯域上でブロードキャストされてもよい。
測定ペイロードを交換するために、各UEによってPRS後メッセージ208が送られる。図示のように、PRS後メッセージ208は、信頼性を保証するために認可スペクトル上で送信され得る。いくつかの実施態様において、PRS後メッセージ208は、RRC接続によってブロードキャストまたはユニキャストされてもよい。開始者UEXは、そのPRS後メッセージ208(Xとラベリングされている白色ボックスとして示す)を送り、PRS信号206をブロードキャストするとき(ToD)、および、応答UEからのPRS信号が受信されたとき(ToA)を示す。いくつかの実施態様において、ToAは、そのブロードキャストPRS信号のToDに対する相対時間として計算されてもよく、その相対時間が提供されてもよい。いくつかの実施態様において、相対時間は、開始UEおよび応答UEによって共有される時間スケールの最も近い倍数に近似されてもよい。いくつかの実施態様において、開始UEは、わかっている場合、PRS後メッセージ208においてそのロケーションの指示を提供することができる。たとえば、開始UEのロケーションは、そのPRS信号のブロードキャスト時間、または、応答UEからのPRS信号の到達時間などの、特定の時間におけるロケーションであってもよい。PRS後メッセージ208は、そのPRS信号206のAoDおよび応答UEから受信されるPRS信号206のAoA、開始UEの方位、PRS信号206のブロードキャスト指標、応答UEからのPRSの受信指標、ならびに、たとえば、地図情報、UEに対する反射物のロケーションなどの他の関連測定値などをさらに含んでもよい。
開始UEと同様に、各応答UEは、測定ペイロードを提供するためにそのPRS後信号208(それぞれA、B、Cによってラベリングされている灰色、網掛け、および黒色のボックスによって示す)を送る。各応答UEは、開始UEからPRS信号を受信したか否かを示すことができ、PRS信号206をブロードキャストしたとき(ToD)および開始UEからの(および任意選択的に他の応答UEからの)PRS信号が受信されたとき(ToA)を示すことができる。いくつかの実施態様において、ToDは、開始UEからのPRS信号のToAに対する(および、任意選択的に他の応答UEからのPRSのToAに対する)相対時間として計算されてもよい。いくつかの実施態様において、相対時間は、開始UEおよび応答UEによって共有される時間スケールの最も近い倍数に近似されてもよい。いくつかの実施態様において、応答UEは、わかっている場合、PRS後メッセージ208においてそのロケーションの指示を提供することができる。たとえば、提供される応答UEのロケーションは、開始UEからのPRS信号の到達時間、または、そのブロードキャストPRS信号の出発時間などの、特定の時間におけるロケーションであってもよい。PRS後メッセージ208は、そのPRS信号206のAoDおよび開始者UEXから受信される(および任意選択的に他の応答UEから受信される)PRS信号206のAoA、開始UEの方位、PRS信号206のブロードキャスト指標、応答UEからのPRSの受信指標、ならびに、たとえば、地図情報、UEに対する反射物のロケーションなどの他の関連測定値などをさらに含んでもよい。
PRS後メッセージを受信した後、開始UEは、たとえば、カルマンフィルタを使用してその距離(および実施態様によってはそのロケーション)を計算することができ、次いで、上層によって指示されるかまたは開始UEによって自律的に決定される時刻にPRS前メッセージの次のサイクルを送信することができる。
最初のPRS前メッセージ204と最後のPRS後メッセージ208との間の時間が、測距セッションの持続時間であり得、たとえば、100ミリ秒であってもよい。各ブロードキャスト206信号206の持続時間は、たとえば、47マイクロ秒であってもよい。実施態様によっては、たとえば、PRS前メッセージ204、PRS206、およびPRS後メッセージ208の複数のインスタンスなどの複数のPRSサイクルをともに使用して、より高い正確度を提供することができる。
開始UEと応答UEの両方が、ブロードキャストPRS信号のToDおよびToAに基づいて、それ自体と測距セッション内の各他のUEとの間の距離を決定することができる。たとえば、UEの任意の対(開始UEと応答UEとの任意の対であってもよい)の間のRTTは、たとえば、次のように、PRSi信号のToDiおよびToAi(第1のUEからブロードキャストされるPRSのi=1および第2のUEによってブロードキャストされるPRSのi=2)に基づいて、ToD1とToA2との間の差からToA1とToD2との間の差を差し引いた値として決定することができる。
RTT=(ToD1-ToA2)-(ToA1-ToD2) 式1
RTT値は、信号の往復時間であり、したがって、UE1とUE2との間の距離(rangeまたはdistance)は、RTT/2cとして決定することができ、cは光速である。
1つまたは複数の応答UEの位置がわかっている場合、開始UEと応答UEとの間の距離を1つの応答UEの既知の位置とともに使用して他のUEの位置を決定することができ、したがって、測距セッションを即位セッションにすることができる。測位に使用することができる、位置がわかっている応答UEは、本明細書においてはアンカーUEとして参照されることがあり得る。アンカーUEの位置は、メッセージングを通じて、たとえば、PRS前メッセージまたはPRS後メッセージにおいて他のUEに提供することができる。複数のアンカーUEまでの距離が決定される場合、複数のアンカーUEの位置をマルチラテレーションにおいて使用して、開始UE(または他の応答UE)の位置を決定することができる。
たとえば、AoDおよびAoAなどの角度測定値を、たとえば、測位の補助に使用することができる。例として、2つのUEの間の距離および測定AoAに基づいて、2つのUEの相対位置を決定することができる。UEの相対位置が決定されることによって、1つのUEの実際の位置がわかっている場合(たとえば、PRS前メッセージ204またはPRS後メッセージ208において提供され得る)、他のUEの実際の位置を決定することができる。2つのUEの位置が第3のUEによってわかっている場合、第3のUEおよび他の2つのUEの各々の間の距離が、第3のUEの2つの可能な位置を生成し、これは、AoD/AoA情報に基づいて解決することができる。AoDは、たとえば、AoAの分解能が不満足または不正確である場合に有用であり得る。AoDは、たとえば、UEの既知の方位(たとえば、磁力計によって決定される)、および、UEに対する(たとえば、ビーム形成のために使用されるUEのアンテナアレイに対する)送信信号の方向に基づいて測定されてもよい。AoAは、アンテナアレイの異なるアンテナ素子における受信信号の位相差およびUEの既知の方位(たとえば、磁力計によって決定される)に基づいて測定されてもよい。付加的に、たとえば、車両の可能な位置を、道路などの車両にとってアクセス可能である位置に基づいて制約することによって、地理的制約を使用して測位を補助することができる。
上述したように、測距のための分散メカニズムに起因して、複数のUEが同じ応答UEの少なくとも一部を含む独立測距セッションをほぼ同時に開始することができることが可能である。たとえば、2つの開始UEが、応答UEの同じセットにそれら自体のPRS前信号を別個にブロードキャストし得、結果として、同じ応答UEを含み、同時に発生する2つの独立した測距セッションがもたらされる。
図3Aは、例として、歩行者UE、車両UEなどであってもよいUE1 302およびUE2 304によって別個に開始される2つの独立測距セッションに参加する複数のUEを含むシステム300を示す。たとえば、開始UE1 302および開始UE2 304は、たとえば、距離に起因して互いを検出することが可能でない場合があり、各々、RSU、歩行者UE、車両UEなどであってもよい、UE310と総称される場合があるUEA 310A、UEB 310B、およびUEC 310Cを含む応答UEにPRS前メッセージ(それぞれ矢印303および305によって示す)を送ることによって測距セッションを開始することができる。PRS前メッセージ303および305は、ブロードキャストまたはユニキャストメッセージであってもよい。
図3Aに示すような、応答者UEの同じセットを含む2つの同時の測距セッションは、著しいオーバーヘッドをもたらす。たとえば、UE1 302によって開始される測距セッション内の各PRSサイクルは、UE1PRS前メッセージ、UEA/UEB/UECPRS前メッセージ、UE1 PRS信号、UEA/UEB/UEC PRS信号、UE1PRS後メッセージ、およびUEA/UEB/UECPRS後メッセージを含み、一方、UE2 304によって開始される他の測距セッション内の各PRSサイクルは、UE2PRS前メッセージ、UEA/UEB/UECPRS前メッセージ、UE2 PRS信号、UEA/UEB/UEC PRS信号、UE2PRS後メッセージ、およびUEA/UEB/UECPRS後メッセージを含む。たとえば、PRS信号はLBT手順によって制約されるため、結果生じる大きいシグナリングオーバーヘッドが、開始UEであるUE1およびUE2の測距および測位を損なうことになる。
したがって、たとえば、開始UEを、たとえば2つの開始UE(UE1 302およびUE2 304)から単一の開始UE、たとえばUEA 310Aに変更することによって、2つの測距セッションを結合することが望ましい。
図3Bは、例として、図3Aに示すものなどの独立測距セッションが単一の測距セッションに結合されるシステム350を示す。システム350は、図3Aに示すシステム300と同様であり、同様の指定要素は同じである。
図3Bにおいて、たとえば、図3AのUE1 302およびUE2 304によって開始される測距セッションなど、複数の近接測距セッションの存在が確認された後、UEA 310Aは、2つの測距セッションを、たとえば、UE1 302およびUE2 304などの開始UEならびに応答UE310の両方の開始UEを含む単一の測距セッションに結合することができる。図3Bに示すように、図3AのUE1 302およびUE2 304によって開始される両方の測距セッションにおいて応答UEであったUEA 310Aは、図3Bの結合測距セッションについては開始UEとしての役割を果たし得る。応答UE(たとえば、UEA 310A)は、別個の測距セッションから参加者(図3Aに示す)を含む新たな結合測距セッションを開始することができる。たとえば、図3Bに示すように、たとえば、UEA 310Aは、PRS前メッセージ(矢印353-1、353-3、353-B、353-Cによって示す(PRS前メッセージ353と総称されることがある))を、たとえば、UE1 302、UE2 304、UEB 310B、およびUEC 310Cなどの、新たな結合測距セッションの応答UEに送ることができる。PRS前メッセージ353は、ブロードキャストまたはユニキャストメッセージであってもよい。
次いで、結合測距セッションは、開始UEとしての役割を果たすUEA-310Aならびに応答UEとしての役割を果たすUE1 302、UE2 304、UEB 310B、およびUEC 310Cによって進行し得る。結合測距セッションは、上述したような、PRS前メッセージ、PRS信号、およびPRS後メッセージを含んでもよい。結合測距セッションにおけるPRS後メッセージは、元々の開始UE(UE1 302およびUE2 304)が、結合測距セッションにおいて応答UEとしての役割を果たしながら、他の新たな開始UE(UEA-310A)ならびに他の応答UEであるUEB 310BおよびUEC 310Cまでのそれらの距離、ならびに、実施態様によってはそれらの位置を決定するために各応答UEからPRS測定情報を受信するようにブロードキャストされる。
結合測距セッションの開始UE(たとえば、UEA 310A)は、引き続き所定の時間にわたって、または、結合測距セッションの参加者がもはや他の参加者によって見えなくなるまで、結合測距セッションを開始することができる。たとえば、結合測距セッションにおいて、各参加者からの(たとえば、開始UEA-310Aならびに応答UE1 302、UE2 304、UEB 310B、およびUEC 310Cからの)PRS信号が他の参加者の各々に見えるべきである。結合測距セッションの参加者からのPRS信号が、たとえばN回を超えて他のグループメンバに見えなくなると、結合測距セッションは終了し得、元々の開始UE302および304は再び別個の測距セッションの開始を始め得る。たとえば、結合測距セッションの開始UEA 310Aは、結合測距セッションが分離されるべきであることを示すメッセージ(たとえば、V2Xメッセージ)を元々の開始UE302および304に送ることができ、UEA 310Aは、新たな結合測距セッションの開始を停止し、元々の開始UE302および304は、結合測距セッションに含まれるものとは異なる応答UEのセットであってもよい、適切な応答UEによる別個の測距セッションの開始を始めることができる。
たとえば、一実施態様において、結合測距セッションの開始UE(たとえば、UEA 310A)は、各結合測距セッションにおいて他の参加者からのいずれのPRS信号が見えるか(または見失われるか)を監視することができる。図4は、例として、各結合測距セッション中に見失われたPRS信号の数を決定するために生成することができる可視性マップ400を示す。図示のように、結合測距セッションの各参加UEが、可視性マップ400に含まれ得るが、実施態様によっては、たとえばUE1およびUE2などの元々の開始UEならびに開始UEAのみが考慮され得る。各行に沿って、可視性マップ400は、UEが別の参加UEからPRS信号を受信するか否かを示す。たとえば、行402において、開始UEA 310Aは、UE1、UE2、およびUECからPRS信号を受信するものとして示されているが、UEBから受信するものとしては示されていない。理想的には、PRS信号の可視性は対称である、すなわち、UEB 310BからのPRS信号がUEA 310Aに見える場合、UEA 310AからのPRS信号はUEB 310Bに見えるべきである。
開始UEA 310Aは、結合測距セッションの複数のインスタンスを監視することができ、結合測距セッションの他の参加者からの見失われたPRS信号の数が所定のしきい値Nを超える場合、結合測距セッションは分離され得る。いくつかの実施態様において、しきい値Nは、すべての結合測距セッションに使用されてもよく、または、たとえば、最後の10回の結合測距セッションのうちのN回など、控えめな数の先行する結合測距セッションに対してしきい値Nが使用されてもよい。いくつかの実施態様において、開始UEA 310Aは、付加的にまたは代替的に、各応答UEが見失ったPRS信号の数を決定するために各応答UEからのPRS後メッセージを監視することができ、しきい値数を超えるPRS信号を応答UEが見失った場合に、結合測距セッションを分離することができる。特に、開始UEA 310Aは、たとえばUE1およびUE2などの元々の開始UEが見失ったPRS信号の数を考慮することができ、一方、たとえばUEBおよびUECなどの他の応答UEが見失ったPRS信号の数は、結合測距セッションが分離されるべきであるか否かとは関係ないものであり得る。別の実施態様において、各応答UE、特に、たとえばUE1およびUE2などの元々の開始UEは、見失ったPRS信号の数を別個に監視することができ、しきい値数を超えるPRS信号が見失われたときを示すメッセージを開始UEA 310Aに送ることができる。元々の開始UE302および304からのPRS信号は互いに見えない場合があり、したがって、しきい値数のPRS信号が見失われたか否かを決定するときに元々の開始UE間で見失われたPRS信号を考慮することは望ましくない場合があることに留意されたい。
開始UEA 310Aは、他の参加UE、ならびに、特に、たとえばUE1およびUE2などの元々の開始UEが他のUEからPRS信号を受信したか否かを、それらのPRS後メッセージまたは他のUEによって提供される他のメッセージに基づいて決定することができる。すべての結合測距セッション(または控えめな数の先行する結合測距セッション)のPRS信号の総数がしきい値よりも大きいか否かを決定するために、複数の可視性マップを結合することができる。たとえば、開始UEA 310Aは、それ自体が見失ったPRS信号の数、または、たとえば、例としてUE1およびUE2などの元々の開始UEなどの、参加UEの組合せが見失ったPRS信号の数のみを監視してもよい。いくつかの実施態様において、開始UEA 310Aは、元々の開始UE1およびUE2が見失ったPRS信号のみを考慮してもよい。
図5は、独立測距セッションを単一の結合測距セッションに結合するためのシグナリングフロー500の一例を示す。たとえば、UEエンティティ302、304、310A、310B、および310Cは、図1に示し、図3Aおよび図3Bならびに図4において論じたUE102、104、110、または112などの、V-UE、RSU、および/または歩行者UEであってもよい。元々の開始UEはUE1 302およびUE2 304であってもよく、元々の応答UEはUEA 310A、UEB 310B、およびUEC 310Cであってもよい。図5に示すものと同様の追加の(またはより少ない)通信を伴う追加の(またはより少ない)応答UEが存在してもよいことは理解されたい。図示のように、図6のUE間の通信は、エンティティ間の直接通信であってもよく、エンティティ間でメッセージを転送するために、基地局などのインフラストラクチャデバイスを伴わなくてもよい。図5が独立測距セッションを結合するためのシグナリングを示していること、および、ブロードキャスト、ユニキャスト、マルチキャスト、もしくは他のサイドリンクシグナリングにおいて、または、RSU110もしくは基地局などの1つもしくは複数のインフラストラクチャデバイスを通じて図5に示すUEのうちの1つまたは複数の間で追加のまたは他の通信が送信されてもよいことがさらに理解されるべきである。
段階1Aにおいて、1つまたは複数の測距および/または測位セッションは、開始UEとしての役割を果たすUE1 302ならびに応答UEとしての役割を果たすUEA 310A、UEB 310BおよびUEC 310Cによって実施される。段階1Aの測距セッションの参加UEは、UEがそれらの識別子、測距可能性、構成済みチャネルなどを提供する、たとえば図2に示すメッセージ201などの可能性メッセージに基づいて識別/選択することができる。たとえば、UEA 310A、UEB 310BおよびUEC 310Cなどの応答UEからの可能性メッセージは、UEが測距セッションを結合することが可能であるか否かをさらに示すことができ、一方、開始UE1 302からの可能性メッセージは、その開始される測距セッションを別の測距セッションと結合することができるか否かを示すことができる。段階1Aの測距セッションは、UE2 304を含まなくてもよい。たとえば、図2において論じたように、たとえば、各測距セッションは、たとえば、開始UEからの初期測距前メッセージ(PRS前メッセージなど)および応答UEからの応答測距前メッセージ(PRS前メッセージなど)を含んでもよい。各測距セッションは、図2において論じたように、開始UEおよび応答UEからの測距信号(PRS信号)、ならびに、測距信号の測定情報を担持する開始UEおよび応答UEからの測距後信号(PRS後メッセージ)をさらに含んでもよい。開始UEは、測定情報を使用して各応答UEまでの距離を決定することができる。応答UEは、同様に、クロック同期に使用することができる、開始UEおよび他の応答UEまでの距離またはタイミング情報を決定することができる。アンカーUEからの測距後メッセージは、それによってロケーション情報およびアンカーUEまでの決定された距離に基づいてUEの位置を決定することができるロケーション情報を含むことができる。
段階1Bにおいて、段階1 A と同様に、1つまたは複数の測距および/または測位セッションは、開始UEとしての役割を果たすUE2 304ならびに応答UEとしての役割を果たすUEA 310A、UEB 310BおよびUEC 310Cによって実施される。段階1Bの測距セッションの参加UEは、UEがそれらの識別子、測距可能性、構成済みチャネルなどを提供する、たとえば図2に示すメッセージ201などの可能性メッセージに基づいて識別/選択することができる。たとえば、UEA 310A、UEB 310BおよびUEC 310Cなどの応答UEからの可能性メッセージは、UEが測距セッションを結合することが可能であるか否かをさらに示すことができ、一方、開始UE2 304からの可能性メッセージは、その開始される測距セッションを別の測距セッションと結合することができるか否かを示すことができる。段階1Bの測距セッションは、UE1 302を含まなくてもよい。UE2 304によって開始される測距および/または測位セッションは、段階1Aの測距および/または測位セッションと近接し、同時であってもよい。
段階2Aにおいて、UEA 310Aは、UE302および304によって開始される同時の測距セッションを結合することを決定する。UEA 310Aは、たとえば、開始UE1 302およびUE2 304からの可能性メッセージ(たとえば、図2のメッセージ201における)が、それらによって開始される測距セッションが他の測距セッションと結合され得ることを示す場合に、同時の測距セッションを結合すべきか否かを決定することができる。たとえば、UEA 310Aは、段階1Aおよび段階1Bの測距セッションにおいて開始UE302および304からPRS前メッセージを受信することによって、複数の同時の測距セッションの存在を確認することができる。UEA 310Aは、たとえば、すべての参加UE(それぞれ開始UE302および304ならびに応答UE310を含む)を列挙し得る、各測距セッションにおけるPRS前メッセージに基づいて、複数の独立測距セッションの存在を確認することができる。たとえば、PRS前メッセージ303および305がユニキャストされるいくつかの実施態様において、UEA 310Aは、一定の時間期間内に段階1Aおよび段階1Bの両方の測距セッションにおいて複数のPRSサイクルを送ることによって、複数の近接する測距セッションの存在を確認することができる。たとえば、UEA 310Aは、たとえば、毎秒などの一定の時間期間内に、開始UE302および304から受信されるPRS信号の数が所定数(X)を超えるか否かを検知することができる(Xは、PRS周期が100ミリ秒であること、すなわち100ミリ秒=1秒/10PRSであることを所与として、0~10の任意の値であってもよい)。実施態様によっては、UEA 310Aは、一定の時間期間内に段階1Aおよび段階1Bの測距セッションにおいて開始UE302および304から受信されるPRS前メッセージおよび/またはPRS後メッセージの数を検知することができる。PRS後メッセージは、たとえば、ブロードキャストPRS信号の出発時刻(ToD)を含んでもよく、各開始UEからのPRSサイクルの数の決定を補助するために使用することができる。実施態様によっては、UEA 310Aは、その時間期間内にたとえばUEB 310BおよびUEC 310Cなどの応答UEからブロードキャストされるPRSの数をさらに検知することができる。UEA 310Aが、その時間期間内に複数の測距セッションから複数のPRSサイクルを検知した場合、UEA 310Aは、段階1Aおよび1Bからの独立測距セッションが同時であり、結合されるべきであると決定することができる。
段階2Bにおいて、UEB 310Bとして示す1つまたは複数の他の応答UEも、段階1Aおよび1Bからの測距セッションが段階2Aにおいて説明するように結合されるべきであると決定することができる。
段階3Aにおいて、UEA 310Aは、測距セッションが結合されることになることを示す結合メッセージ(たとえば、V2Xメッセージ)を開始UE302および304の各々に送ることができる。UEA 310Aは、UE302および304の測位のための測位アンカーとしての役割を果たすことができる(すなわち、UEA 310Aのロケーションが精密にわかる)か否かを示すことができる。UEA 310Aは、段階1Aおよび1Bの測距セッション中に開始UE302および304の各々によってブロードキャストされるPRS信号の1つまたは複数の電力特性をさらに測定することができ、開始UE302および304からのPRS信号の電力特性の指示を段階3Aの結合メッセージにおいて提供することができる。たとえば、UEA 310Aは、UE1 302とUE2 304の両方からのPRS信号のRSRPを測定し、PRS信号のRSPRの平均を決定することができる。UEA 310Aは、UE1 302およびUE2 304からのPRS信号の平均RSRPを、結合メッセージに含めることができる。
段階3Bにおいて、UEB 310Bが段階2Bにおいて測距セッションを結合すると決定している場合、UEB 310Bはまた、測距セッションが結合されることを示す結合メッセージ(たとえば、V2Xメッセージ)を開始UE302および304の各々に送ることができ、UEB 310Bが測位アンカーとしての役割を果たすことができるか否かの指示、ならびに、UEB 310Bによって測定されるUE1 302およびUE2 304からのPRS信号の平均RSRPなどの、PRS信号の測定電力特性の指示を提供することができる。
段階4Aおよび4Bにおいて、開始UE1 302および開始UE304はそれぞれ結合測距セッションのための開始UEを選択し、独立測距セッションの開始を停止することができる。したがって、測距セッションを結合するためのメッセージがUEA 310Aから受信されると、たとえば、UE1 302およびUE2 304などの2つの開始UEは、新たな測距セッションの開始を停止する、すなわち、たとえばUE1 302およびUE2 304などの2つの開始UEによる測距セッションの任意の後続の開始が注視される。開始UE302および304は、待機して結合測距セッションの応答UEになり、結合測距セッションの開始UEを選択する。たとえば、1つの応答UE(たとえば、UEA 310A)のみが結合メッセージを送る場合、UE302および304は、その単独の応答UEを選択し得る。開始UE302および304が、それらの測距セッションが、たとえば段階3Aおよび3Bにおいて結合されることになることを示す結合メッセージを2つ以上の応答UEから受信する場合、開始UE302および304は、いずれの応答UEが各応答UEからの結合メッセージにおいて提供されるアンカーステータスおよび電力特性などの基準に基づいて、結合測距セッションにおける新たな開始UEとしての役割を果たすことになるかを決定することができる。たとえば、測位のためのアンカーポイントとしての役割を果たす能力を有する応答UEは、アンカーポイントとしての役割を果たすことができない応答UEよりも優先され得、かつ/または高い平均RSRPを有する応答UEが、低い平均RSRPを有する応答UEよりも優先され得る。実施態様によっては、たとえば開始UE302および304は、高い平均RSRPを有するアンカー>低い平均RSRPを有するアンカー>高い平均RSRPを有する非アンカー>低い平均RSRPを有する非アンカーなどの、順序付けされ得る基準の組合せに基づいて、いずれの応答UEが新たな開始UEとなるかを決定することができる。他の基準、基準の組合せ、または順序が、所望に応じて使用されてもよい。
段階5において、各開始UE302および304が、それが応答UEになることを示す応答結合メッセージ(たとえば、V2Xメッセージ)を選択された応答UE(たとえば、図5のUEA 310A)に提供し、応答UEが結合測距セッションを開始すべきであるとの指示を提供する。結合メッセージを開始UE302および304に送った応答UEは、開始UE302および304から応答メッセージを受信した場合、結合測距または測位セッションを開始することができる。
段階6において、UEA 310Aは、元々の開始UE、すなわちUE1 302およびUE2 304をUEB 310BおよびUEC 310Cとともに応答UEとして含む1つまたは複数の結合測距または測位セッションを開始する。結合測距セッションは、段階1Aおよび1Bの独立測距セッションと同様であり得るが、UEA 310Aが測距セッションを開始し、以前の開始UE(UE1 302およびUE2 304)が応答UEとしての役割を果たす。たとえば、図2において論じたように、たとえば、各測距セッションは、たとえば、開始UEからの初期測距前メッセージ(PRS前メッセージなど)および応答UEからの応答測距前メッセージ(PRS前メッセージなど)を含んでもよい。各測距セッションは、図2において論じたように、開始UEおよび応答UEからの測距信号(PRS信号)、ならびに、測距信号の測定情報を担持する開始UEおよび応答UEからの測距後信号(PRS後メッセージ)をさらに含んでもよい。アンカーUEからの測距後メッセージは、それによってロケーション情報およびアンカーUEまでの決定された距離に基づいてUEの位置を決定することができるロケーション情報を含むことができる。結合測距セッションにおけるPRS後メッセージは、上記で論じられているように、以前の開始UE(UE1 302およびUE2 304)が、結合測距セッションにおいて応答UEとしての役割を果たしながら、他の新たな開始UE(UEA-310A)ならびに他の応答UEであるUEB 310BおよびUEC 310Cまでのそれらの距離、ならびに、実施態様によってはそれらの位置を決定するために各応答UEからPRS測定情報を受信するようにブロードキャストされる。UEA 310A、UEB 310B、およびUEC 310Cは、同様に、クロック同期に使用することができる、参加UEまでの距離またはタイミング情報を決定することができる。
段階7Aにおいて、開始UEA 310Aは、段階6の結合測距セッションを分離すべきか否かを決定することができる。任意選択の段階7Bによって示すいくつかの実施態様においては、他のUEが、段階6の結合測距セッションを分離すべきか否かを決定してもよい。図5は段階7Aおよび7Bを段階6の後に実施されるものとして示しているが、実際には、段階7Aおよび7Bは段階6の結合測距セッションと同時に実施されることは理解されたい。段階7Aにおいて、たとえば、結合測距セッションの開始UEA 310Aは、引き続き所定の時間にわたって、または、結合測距セッションの参加者がもはや他の参加者によって見えなくなるまで、結合測距セッションを開始することができる。たとえば、開始UEA 310Aは、たとえば、図4を参照して上述したように、各結合測距セッションにおいて他の参加者からのいずれのPRS信号が見えるか(または見失われたか)を監視することができる。開始UEA 310Aは、複数の結合測距セッションを監視することができ、結合測距セッションの他の参加者からのPRS信号の数が所定のしきい値Nを超える場合、結合測距セッションは分離され得る。いくつかの実施態様において、しきい値Nは、すべての結合測距セッションに使用されてもよく、または、たとえば、最後の10回の結合測距セッションのうちのN回など、控えめな数の先行する結合測距セッションに対してしきい値Nが使用されてもよい。いくつかの実施態様において、開始UEA 310Aは、付加的にまたは代替的に、各応答UEが見失ったPRS信号の数を決定するために各応答UEからのPRS後メッセージを監視することができ、しきい値数を超えるPRS信号が応答UEによって見失われた場合に、結合測距セッションを分離することができる。別の実施態様において、各応答UEは、(たとえば、段階7Bによって示すように)見失ったPRS信号の数を別個に監視することができ、しきい値数を超えるPRS信号が見失われたときを示すメッセージを開始UEA 310Aに送ることができる。開始UEA 310Aは、他の参加UEがPRS信号を受信したか否かを、それらのPRS後メッセージまたは他のUEによって提供される他のメッセージに基づいて決定することができる。開始UEA 310Aは、たとえば、それ自体が見失ったPRS信号の数、または、参加UE(元々の開始UE1およびUE2を含んでもよく、または除外してもよい)の組合せが見失ったPRS信号の数のみを監視してもよい。いくつかの実施態様において、開始UEA 310Aは、元々の開始UE1およびUE2が見失ったPRS信号のみを考慮してもよい。
段階8において、結合測距セッションが分離されるべきであるとUEA 310Aが決定すると、UEA 310Aは、結合測距セッションが分離されるべきであることを示す分離メッセージ(たとえば、V2Xメッセージ)を元々の開始UE302および304に送り、結合測距セッションの開始を停止する。
段階9Aおよび9Bにおいて、元々の開始UE302および304が、結合測距セッションに含まれるものと同じまたは異なる応答UEセットであってもよい適切な応答UEとの別個の測距セッションの開始を始める。
したがって、測距セッションの融合および分離の判断は、自律的に実施することができ、中央ネットワークの補助なしに実行することができる。複数の近接する測距セッションが、シグナリングオーバーヘッドを低減するために結合され得、結果として、グループをまたぐUE間の測距の正確度を増大させることができ、結合測距セッションの利益が低減するかまたは失われるときは分離することができる。
図6は、図1に示すような車両102または104内のユーザ機器(UE)600、RSU110、もしくは歩行者114が保持するUE112、または、図3A、図3B、図4、もしくは図5に示す任意のUEであってもよいUE600の特定の例示的な特徴を示す概略ブロック図である。UE600は、たとえば、応答UEA 310Aなどの応答UEとして、または、たとえば、開始UE1 302などの開始UEとして作用するように構成することができ、ここで、本明細書において論じられているように、複数の独立した同時の測距セッションが単一の結合測距セッションに結合される。UE600がV-UEである場合、これは、たとえば車両102などの車両の自動運転を制御するように構成することができる。たとえば、UE600は、車両インターフェース605を含むことができ、それによって、自動運転のためのコマンドが車両に提供され、速度および加速度を含む感覚入力が、車両からUE600に提供され得る。UE600は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602と、メモリ604と、車両の全地球的もしくは局所的基準座標系および運動に対する方位、または、1つもしくは複数の運動特性を検出するために使用することができる、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計などを含んでもよい慣性計測装置(IMU)607と、たとえば、GPS位置を決定するための衛星測位システム(SPS)受信機609と、1つまたは複数の接続606(たとえば、バス、回線、ファイバ、リンクなど)によって非一時的コンピュータ可読媒体620およびメモリ604に動作可能に結合することができる、たとえば、ワイヤレス広域ネットワーク(WWAN)トランシーバ610、およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ614を含む外部インターフェースとを含むことができる。UE600は、たとえば、ディスプレイ、キーパッド、または、ユーザがそれを通じてユーザデバイスとインターフェースし得る、ディスプレイ上の仮想キーパッドなどの他の入力デバイスを含み得るユーザインターフェースなどの、示されない追加の項目をさらに含み得る。いくつかの例示的な実施態様では、UE600のすべてまたは一部が、チップセットなどの形態であり得る。
トランシーバ610は、図1に示すように、ワイヤレスネットワーク内で直接通信を送受信するように構成されている、たとえば、セルラートランシーバであってもよい。トランシーバ610は、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して1つまたは複数の信号を送信することが可能にされた送信機611、および1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して送信される1つまたは複数の信号を受信するための受信機612を含んでよい。トランシーバ614は、たとえば、短距離トランシーバであってもよく、図1に示すように、ワイヤレスネットワーク内で直接通信を送受信するように構成されてもよい。トランシーバ614は、測距信号(PRS信号)ならびに測距前(PRS前)および測距後(PRS後)メッセージを含む1つまたは複数の信号を送信し、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークにわたってメッセージを結合および分離することを可能にされている送信機615と、たとえば、PRSならびにPRS前およびPRS後メッセージを含む1つまたは複数の信号を受信し、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークにわたって送信されるメッセージを結合および分離するための受信機616とを含むことができる。トランシーバ610および614は、UE600が、DSRC、C-V2X、または5G NRなどのD2D通信リンクを使用して輸送エンティティと通信することを可能にする。
いくつかの実施形態では、UE600は、内部または外部にあり得るアンテナ609を含み得る。アンテナ609は、トランシーバ610および/またはトランシーバ614によって処理される信号を送信および/または受信するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ609は、トランシーバ610および/またはトランシーバ614に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、UE600によって受信(送信)される信号の測定は、アンテナ609ならびにトランシーバ610および/またはトランシーバ614の接続点において実施されてもよい。たとえば、受信(送信)RF信号測定の測定基準点は、受信機612、616(送信機611、615)の入力(出力)端子およびアンテナ609の出力(入力)端子であってもよい。複数のアンテナ609またはアンテナアレイを有するUE600では、アンテナコネクタが、複数のアンテナの集約出力(入力)を表す仮想的な点であると見なされ得る。複数のアンテナまたはアンテナアレイにおける受信信号の位相差を使用して、アンテナアレイに対する信号のAoAを決定することができ、これは、UE600の既知の方位に基づいて、たとえば、IMU607によって測定されるような全地球的または局所的基準座標系に対するUE600の方位に基づいて、全地球的または局所的基準座標系に変換することができる。
1つまたは複数のプロセッサ602は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの組合せを使用して実装されてよい。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602は、媒体620および/またはメモリ604などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード608を実装することによって、本明細書で説明する機能を実行するように構成されてよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ602は、UE600の動作に関するデータ信号計算手順またはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行されると、本明細書で開示される技法を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとして1つまたは複数のプロセッサ602を動作させる実行可能コードまたはソフトウェア命令を含む、命令またはプログラムコード608を記憶し得る。UE600に示されるように、媒体620および/またはメモリ604は、本明細書で説明される方法を実行するように1つまたは複数のプロセッサ602によって実装され得る1つまたは複数のコンポーネントまたはモジュールを含み得る。コンポーネントまたはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行可能な媒体620内のソフトウェアとして示されているが、コンポーネントまたはモジュールはメモリ604に記憶されてもよく、または、1つまたは複数のプロセッサ602の中またはプロセッサの外のいずれかにある専用ハードウェアであってもよいことを理解されたい。
いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体620および/またはメモリ604の中に存在してもよく、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために1つまたは複数のプロセッサ602によって利用されてもよい。UE600に示されるような媒体620および/またはメモリ604の内容の編成は例示的なものにすぎないので、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、UE600の実施態様に応じて様々な方法で組み合わせられ、分離され、かつ/または構築されてもよいことを理解されたい。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されると、たとえば、測距セッションを開始するかまたは測距セッションを承認するために、トランシーバ614を介して、PRS前メッセージなどの測距前メッセージを生成および送信または受信するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成するPRS前メッセージモジュール622を含んでもよい。PRS前メッセージは、(RRC接続によって)ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストされてもよい。いくつかの態様では、PRSメッセージは、認可スペクトルを介して送信および受信されてもよい。PRS前メッセージは、測距セッションを開始するための開始PRS前メッセージまたは開始PRS前メッセージを確認応答するための応答PRS前メッセージであってもよい。PRS前メッセージは、開始UEおよび1つまたは複数の応答UEの識別子を含んでもよい。参加UEは、たとえば、UE600によって受信される可能性メッセージから、または、複数の同時の測距セッションを監視し、同時の測距セッションから参加UEを識別することから決定することができる。PRS前メッセージは、測距セッションに使用される測距信号特性をさらに含むことができ、UE600の位置情報を含むことができる。たとえば、PRS前メッセージは、測距信号の識別子ならびに測距信号のタイミング情報(たとえば、タイムスロット番号)および測距信号をブロードキャストするために使用されることになる周波数を含んでもよい。たとえば、周波数は、利用可能な帯域幅セットから選択することができ、干渉を検知し、しきい値未満の平均干渉RSRPを有するチャネルを選ぶことによって選択することができる。実施態様によっては、開始PRS前メッセージは、要求されるPRSサイクルの数および現在のPRSサイクルの指示を含んでもよい。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されると、本明細書において論じられているように、トランシーバ614を介して測距セッション内の他のUEに対して測距信号をブロードキャストおよび受信するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成するPRSモジュール624を含んでもよい。測距信号は、たとえば、本明細書において論じられているようなPRS信号であってもよい。測距信号は、決定されている時刻において、識別子とともに、PRS前メッセージを介して示される周波数においてブロードキャストすることができる。測距信号は、無認可スペクトルを介してブロードキャストおよび受信され得、カテゴリ2またはカテゴリ4LBT制約に準じてブロードキャストされ得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602は、ブロードキャスト測距信号のToDおよび受信測距信号のToAを測定するように構成することができ、ブロードキャスト測距信号のAoDおよび受信測距信号のAoAを測定するように構成することができる。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されると、本明細書において論じられているように、トランシーバ614を介して測距セッション内の他のUEに対して測距後メッセージを送り、受信するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成するPRS後メッセージモジュール626を含んでもよい。PRS後メッセージは、たとえば、ブロードキャスト測距信号のToD、および実施態様によってはAoDの指示、ならびに、受信測距信号のToA、および実施態様によってはAoAの指示を含んでもよい。実施態様によっては、ToDおよびToAの指示は、ToDとToAとの間の差であってもよい。実施態様によっては、PRS後メッセージは、UEの位置の指示を含んでもよい。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されると、UE600によって測定され、他のUEからのPRS後メッセージにおいて受信されるものとしてのブロードキャストおよび受信測距信号のToDおよびToAに基づいて別のUEまでの距離を決定するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成する測距/測位モジュール628を含んでもよい。プロセッサ602は、マルチラテレーションまたは本明細書において論じられている他の適切な技法を使用して、たとえば、ブロードキャスト側UEまでの1つまたは複数の距離およびそれらのロケーション情報に基づいて、UE600の位置を決定するようにさらに構成することができる。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602は、他のUEまでの距離および/またはUE600の位置を決定するために、カルマンフィルタまたは拡張カルマンフィルタを実装してもよい。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されると、異なる開始UEによって開始される独立した同時の測距セッションの存在を確認するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成するセッション結合モジュール630を含んでもよい。1つまたは複数のプロセッサ602は、異なる開始UEを含むすべての参加UEを列挙し得る、各測距セッションのPRS前メッセージに基づいて、独立した同時の測距セッションの存在を決定するように構成することができる。実施態様によっては、1つまたは複数のプロセッサ602は、両方の測距セッション内のPRSサイクルの数が一定の時間期間内にしきい値を超えるか否かを検知することによって、独立した同時の測距セッションの存在を決定するように構成することができる。PRSサイクルの数は、PRS信号ブロードキャストまたはPRS後メッセージなどの数を監視することによって決定することができる。複数の測距セッションからのPRSサイクルの数が上記時間期間内にしきい値を超える場合、独立測距セッションは、同時と考えることができ、結合されるべきであると決定することができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、各測距セッションにおいて、測距セッションが結合されるべきであること、および、UE600が結合測距セッションを開始し得ることを示す結合メッセージを、トランシーバ614を介して開始UEに送るか、または、UE600が開始UEである場合は、別のUEから結合メッセージを受信するように構成することができる。結合メッセージは、UEの位置がわかるか否かの指示を含むことができ、したがって、UEは測位アンカーとしての役割を果たすことができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、各測距セッションにおいて開始UEによってブロードキャストされる測距信号の、たとえば、RSPRなどの信号強度特性などの、1つまたは複数の電力特性を測定するようにさらに構成することができる。1つまたは複数のプロセッサ602によって決定される信号強度特性は、複数の測距セッションの測定電力特性の平均または他の組合せであってもよい。結合メッセージは、開始UEからの測距信号の信号強度特性の指示を提供することができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、開始UEが測距セッションの結合を承認すること、および、UE600が結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを、開始UEからトランシーバ614を介して受信するようにさらに構成することができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、たとえば、独立測距セッションからのすべての参加UEを含む初期PRS前メッセージを送ることによって、結合測距セッションを開始するように構成することができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、複数のUEが結合メッセージをUE600に送る場合、結合測距セッションの開始UEを選択するようにさらに構成することができ、ここで、選択は、測位のアンカーポイントとしての役割を果たすことができるか否か、および、信号強度特性に基づいてもよい。1つまたは複数のプロセッサ602は、UE600が測距セッションの結合を承認すること、および、他のUEが結合測距セッションを開始するために選択されることを示す応答メッセージを、トランシーバ614を介して他のUEに送るようにさらに構成することができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、結合測距セッションの可用性の指示を、可能性メッセージ(図2のメッセージ201によって示すものなど)において、トランシーバ614を介して送るかまたは受信するようにさらに構成することができる。
媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されると、結合測距セッションを分離すべきか否かを決定するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成するセッション分離モジュール632を含んでもよい。1つまたは複数のプロセッサ602は、結合測距セッションにおいて1つまたは複数UEによって受信されない1つまたは複数UEによってブロードキャストされる測距信号の数、および、その数がしきい値よりも大きいか否かを決定するように構成することができる。1つまたは複数のプロセッサ602は、結合測距セッションが終了されること、および、UEが独立測距セッションを開始すべきであることを示す分離メッセージを、トランシーバ614を介して以前の開始UEに送るように構成することができる。UE600が元々の開始UEのうちの1つである場合、1つまたは複数のプロセッサ602は、結合測距セッションが終了されること、および、UE600が独立測距セッションを開始すべきであることを示すメッセージを、トランシーバ614を介して受信するようにさらに構成することができる。
本明細書で説明される方法は、用途に応じて様々な手段によって実施され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せで実施され得る。ハードウェア実施態様の場合、1つまたは複数のプロセッサ602は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せで実装され得る。1つまたは複数のプロセッサ602は、本明細書において説明されているようにプログラムソフトウェアからの命令に準じて特定の動作を実施するようにプログラムされると、本明細書に開示されている技法を実施するようにプログラムされている専用コンピュータとして動作する汎用コンピュータであってもよい。
ファームウェアおよび/またはソフトウェアによる実施の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実施され得る。命令を有形に具現化する任意の機械可読媒体が、本明細書で説明される方法を実施する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、1つまたは複数のプロセッサ602に接続される非一時的コンピュータ可読媒体620またはメモリ604に記憶されてもよく、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行されてもよい。メモリは、1つもしくは複数複数のプロセッサ内に、または1つもしくは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、任意のタイプの長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリを指し、任意の特定のタイプのメモリもしくは任意の特定の個数のメモリ、またはメモリがそこに記憶される任意の特定のタイプの媒体に限定されるべきではない。
ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装される場合、機能は、媒体620および/またはメモリ604などの非一時的コンピュータ可読媒体に1つまたは複数の命令またはプログラムコード608として記憶されてもよい。例は、データ構造を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体、および、コンピュータプログラム608を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体を含む。たとえば、プログラムコード608が記憶されている非一時的コンピュータ可読媒体は、開示される実施形態に適合する方式で複数の独立測距セッションの単一の結合測距セッションへの結合を支援するためのプログラムコード608を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体620は、物理コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード608を記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
コンピュータ可読媒体620上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置に含まれる伝送媒体上の信号として提供されてもよい。たとえば、通信装置は、命令およびデータを示す信号を有するトランシーバ610を含んでもよい。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示した機能を実施するための情報を示す信号をもつ送信媒体を含む。
メモリ604は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ604は、たとえば、1次メモリおよび/または2次メモリを含み得る。一次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ602とは別個であるものとして示されているが、一次メモリのすべてまたは一部が1つまたは複数のプロセッサ602内で提供されてもよいこと、または別様にそれと同じ位置にある/それに結合されてもよいことを理解されたい。二次メモリは、たとえば、一次メモリと同じもしくはそれに類似するタイプのメモリ、および/または、たとえば、ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなどの、1つまたは複数のデータストレージデバイスもしくはシステムを含み得る。
いくつかの実施態様では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体620を動作可能に受け入れてもよく、または別様に非一時的コンピュータ可読媒体620に結合するように構成可能であってもよい。したがって、いくつかの例示的な実施態様では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的または部分的に、コンピュータ実装可能コード608が記憶されていてもよいコンピュータ可読媒体620の形態を取ってもよく、コンピュータ実装可能コード608は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行された場合、本明細書で説明されるような例示的な動作のすべてまたは部分を実行することが有効に可能にされ得る。コンピュータ可読媒体620はメモリ604の一部であり得る。
図7は、UEA 310Aなどの第1のUEによって実施されるUE間の測距の方法を示すフローチャート700である。
ブロック702において、第1のUEが、図5の段階1Aおよび1Bにおいて論じたように、複数のUEから別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを受信する。複数のUEから別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはPRS前メッセージモジュール622などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
ブロック704において、第1のUEは、図5の段階3Aにおいて論じたように、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る。第1のUEおよび複数のUEは、たとえば、各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つであってもよい。第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送るための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
ブロック706において、第1のUEが、図5の段階6において論じたように、複数のUEとの結合測距セッションを実施する。複数のUEとの結合測距セッションを実施するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、または、PRS前メッセージモジュール622、PRSモジュール624、PRS後メッセージモジュール626、および測距/測位モジュール628などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階2Aにおいて論じたように、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、別個の測距セッションが同時であると決定することができる。別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、別個の測距セッションが同時であると決定するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階2Aにおいて論じたように、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始すると決定することができる。別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始すると決定するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階6において論じたように、結合測距セッションを開始するための複数のUEに対する初期メッセージを複数のUEに送ることができる。結合測距セッションを開始するための複数のUEに対する初期メッセージを複数のUEに送るための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはPRS前メッセージモジュール622などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。たとえば、第1のUEは、たとえば、図5の段階5において論じたように、結合測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEに送る前に、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、複数のUEから受信することができる。結合測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEに送る前に、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、複数のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
別の実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階3A、3B、4A、4B、5、および6において論じたように、複数のUEおよび第2のUEを含む、複数のUEとの結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信することによって、複数のUEとの結合測距セッションを実施することができる。複数のUEおよび第2のUEを含む、複数のUEとの結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはPRS前メッセージモジュール622などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、たとえば、図5の段階3Aおよび6において論じたように、第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、複数のUEとの結合測距セッションは、第1のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む。
一実施態様において、第1のUEは、図5の段階2Aおよび3Aにおいて論じたように、複数のUEによって開始される別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定することができ、別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性をさらに示す。複数のUEによって開始される別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
結合測距セッションは、たとえば、段階6において論じたように、第1のUE、複数のUEおよび複数の応答UEを含む、別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む。いくつかの実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階7Aにおいて論じたように、複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないと決定することができる。第1のUEは、図5の段階8において論じたように、複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを複数のUEに送ることができる。複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないと決定するための手段、および、複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを複数のUEに送るための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション分離モジュール632などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第1のUEは、たとえば、図2のメッセージ201および図5の段階2Aによって論じたように、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを複数のUEから受信することができ、別個の測距セッションを結合するために複数のUEに送られるメッセージは、少なくとも部分的に、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージに応答する。測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを複数のUEから受信するための手段であって、別個の測距セッションを結合するために複数のUEに送られるメッセージは、少なくとも部分的に、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージに応答する、受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
図8は、UE1 302などの第1のUEによって実施されるUE間の測距の方法を示すフローチャート800である。
ブロック802において、第1のUEが、図5の段階1Aにおいて論じたように、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送る。第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送るための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはPRS前メッセージモジュール622などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
ブロック804において、第1のUEは、図5の段階3Aにおいて論じたように、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを第2のUEから受信する。第1のUE、第2のUE、および第3のUEは、たとえば、各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つであってもよい。第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを第2のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
ブロック806において、第1のUEが、図5の段階6において論じたように、第2のUEとの結合測距セッションを実施する。第2のUEとの結合測距セッションを実施するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、または、PRS前メッセージモジュール622、PRSモジュール624、PRS後メッセージモジュール626、および測距/測位モジュール628などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第2のUEは、たとえば、図5の段階2Aにおいて論じたように、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションが同時であると決定することができる。一実施態様において、第2のUEは、たとえば、図5の段階2Aにおいて論じたように、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1のUEおよび第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したと決定することができる。
一実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階6において論じたように、結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信することができる。結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはPRS前メッセージモジュール622などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。たとえば、第1のUEは、たとえば、図5の段階5において論じたように、第2のUEが結合測距セッションを開始することを示す応答メッセージを第2のUEに送ることができる。第2のUEが結合測距セッションを開始することを示す応答メッセージを第2のUEに送るための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。たとえば、初期メッセージは、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストすることによって送ることができ、第1のUEは、たとえば、図5の段階3Bにおいて論じたように、第4のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを第4のUEから受信することができる。第1のUEは、たとえば、図5の段階5において論じたように、第2のUEが結合測距セッションを開始することを示す応答メッセージを第2のUEに送ることができる。第1のUEは、たとえば、図5の段階6において論じたように、第2のUE、第3のUE、および第4のUEを含む結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信することができる。第4のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを第4のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。第2のUE、第3のUE、および第4のUEを含む結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはPRS前メッセージモジュール622などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。一例において、第2のUEからのメッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを示すことができ、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEが測位アンカーになることを示さず、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す第2のUEへの応答メッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを第2のUEが示すことに応答して送られ、結合測距セッションは、たとえば、図5の段階4Aにおいて論じたように、第2のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む。別の例において、第2のUEからのメッセージは、第2のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示すことができ、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第2の値を示し、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す第2のUEへの応答メッセージは、たとえば、図5の段階4Aにおいて論じたように、信号強度特性の第1の値が信号強度特性の第2の値よりも大きいことに応答して送られる。
結合測距セッションは、たとえば、段階6において論じたように、第1のUE、第2のUE、第3のUE、および複数の応答UEを含む、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む。いくつかの実施態様において、第1のUEは、たとえば、図5の段階7Aにおいて論じたように、複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないと第2のUEが決定することに応答して、第1のUEが測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを第2のUEから受信することができる。複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないと第2のUEが決定することに応答して、第1のUEが測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを第2のUEから受信するための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション分離モジュール632などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
一実施態様において、第1のUEは、たとえば、図2のメッセージ201によって示し、図5の段階2Aにおいて論じたように、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送ることができる。測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るための手段は、たとえば、トランシーバ614、ならびに、専用ハードウェアを有するか、またはセッション結合モジュール630などの、メモリ604および/もしくは媒体620の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602であってよい。
本明細書全体にわたる「一例」、「ある例」、「いくつかの例」、または「例示的な実施態様」への言及は、特徴および/または例に関して説明される特定の特徴、構造、または特性が、請求される主題の少なくとも1つの特徴および/または例に含まれ得ることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な場所における「一例において」、「ある例」、「特定の例において」、もしくは「いくつかの実施態様において」という句または他の同様の句の出現は、必ずしもすべてが同じ特徴、例、および/または限定に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、1つまたは複数の例および/または特徴において組み合わせられてもよい。
本明細書に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置または専用コンピューティングデバイスもしくはプラットフォームのメモリに記憶された2値デジタル信号に対する動作のアルゴリズムまたは記号表現に関して提示される。この特定の明細書の文脈では、特定の装置などの用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の動作を実行するようにプログラムされた後の汎用コンピュータを含む。アルゴリズムの説明または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者が、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用する技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、また一般に、所望の結果をもたらす自己無撞着な一連の演算または同様の信号処理であると考えられる。この文脈では、演算または処理は物理量の物理的な取扱いを伴う。典型的には、必ずしもそうではないが、そのような量は、記憶、転送、合成、比較、または他の方法で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態を取ることがある。主に一般的な用法であるという理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、シンボル、文字、項、数字、数値などと呼ぶことが、時として好都合であることがわかっている。しかしながら、これらの用語または同様の用語のすべてが、適切な物理量と関連付けられるべきであり、便宜的な呼び方にすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、本明細書での説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理すること」、「算出すること」、「計算すること」、「決定すること」などの用語を利用する説明が、専用コンピュータ、専用コンピューティング装置、または類似の専用電子コンピューティングデバイスなどの特定の装置のアクションまたはプロセスを指すことを、理解されたい。したがって、本明細書の文脈では、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、典型的には専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、もしくは他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の物理的な電子量または磁気量として表される信号を操作または変換することが可能である。
上述の詳細な説明では、請求される主題の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、請求される主題がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが、当業者によって理解されよう。他の事例では、請求される主題を不明瞭にしないように、当業者によって知られているであろう方法および装置は、詳細には説明されていない。
本明細書で使用される「および」、「または」、および「および/または」という用語は、そのような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存することも予想される、様々な意味を含み得る。通常、「または」は、A、BまたはCなどの列挙を関連付けるために使用される場合、ここでは包含的な意味で使用されるA、B、およびC、ならびに、ここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することが意図されている。加えて、本明細書で使用する「1つまたは複数の」という用語は、単数での任意の特徴、構造、もしくは特性を説明するために使用されてよく、あるいは複数の特徴、構造、もしくは特性、または特徴、構造、もしくは特性の何らかの他の組合せを説明するために使用されてもよい。とはいえ、このことが例示的な例にすぎず、請求される主題がこの例に限定されないことに留意されたい。
例示的な特徴であるものと現在見なされるものが例示および説明されているが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の修正が加えられてもよく、均等物が置換されてもよいことが、当業者によって理解されよう。加えて、本明細書で説明される中心概念から逸脱することなく、特定の状況を請求される主題の教示に適合させるために、多くの修正が行われてもよい。
以下の番号付きの項において、実装例が説明される。
1. 第1のユーザ機器(UE)によって実施されるUE間の測距の方法であって、
別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信するステップと、
第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送るステップと、
複数のUEとの結合測距セッションを実施するステップと
を含む、方法。
2. 別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、別個の測距セッションが同時であることを決定するステップをさらに含む、項1に記載の方法。
3. 別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するステップをさらに含む、項1または2に記載の方法。
4. 結合測距セッションを開始するための複数のUEへの初期メッセージを複数のUEに送るステップをさらに含む、項1から3のいずれか一項に記載の方法。
5. 結合測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEに送る前に、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、複数のUEから受信するステップをさらに含む、項4に記載の方法。
6. 複数のUEとの結合測距セッションを実施するステップは、
複数のUEおよび第2のUEを含む、複数のUEとの結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するステップを含む、項1から5のいずれか一項に記載の方法。
7. 第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、複数のUEとの結合測距セッションは、第1のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項1から6のいずれか一項に記載の方法。
8.
複数のUEによって開始される別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定するステップをさらに含み、
別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性をさらに示す、項1から7のいずれか一項に記載の方法。
9. 結合測距セッションは、第1のUE、複数のUEおよび複数の応答UEを含む、別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項1から8のいずれか一項に記載の方法。
10. 方法は、
複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを決定するステップと、
複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを複数のUEに送るステップと
をさらに含む、項9に記載の方法。
11. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを複数のUEから受信するステップをさらに含み、別個の測距セッションを結合するために複数のUEに送られるメッセージは、少なくとも部分的に、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージに応答する、項1から10のいずれか一項に記載の方法。
12. 第1のUEおよび複数のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項1から11のいずれか一項に記載の方法。
13. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、
ワイヤレストランシーバを介して、別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信することと、
ワイヤレストランシーバを介して、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送ることと、
複数のUEとの結合測距セッションを実施することと
を行うように構成されている、第1のUE。
14. 少なくとも1つのプロセッサが、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、別個の測距セッションが同時であることを決定するようにさらに構成されている、項13に記載の第1のUE。
15. 少なくとも1つのプロセッサは、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するようにさらに構成されている、項13または14に記載の第1のUE。
16. 少なくとも1つのプロセッサは、結合測距セッションを開始するための複数のUEへの初期メッセージを複数のUEに送るようにさらに構成されている、項13から15のいずれか一項に記載の第1のUE。
17. 少なくとも1つのプロセッサは、結合測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEに送る前に、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、複数のUEから受信するようにさらに構成されている、項16に記載の第1のUE。
18. 少なくとも1つのプロセッサは、
ワイヤレストランシーバを介して、複数のUEおよび第2のUEを含む、複数のUEとの結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するように構成されることによって、複数のUEとの結合測距セッションを実施するように構成されている、項13から17のいずれか一項に記載の第1のUE。
19. 第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、複数のUEとの結合測距セッションは、第1のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項13から18のいずれか一項に記載の第1のUE。
20. 少なくとも1つのプロセッサは、
複数のUEによって開始される別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定するようにさらに構成されており、
別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性をさらに示す、項13から19のいずれか一項に記載の第1のUE。
21. 結合測距セッションは、第1のUE、複数のUEおよび複数の応答UEを含む、別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項13から20のいずれか一項に記載の第1のUE。
22. 少なくとも1つのプロセッサは、
複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを決定することと、
ワイヤレストランシーバを介して、複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを複数のUEに送ることと
を行うようにさらに構成されている、項21に記載の第1のUE。
23. 少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを複数のUEから受信するようにさらに構成されており、別個の測距セッションを結合するために複数のUEに送られるメッセージは、少なくとも部分的に、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージに応答する、項13から22のいずれか一項に記載の第1のUE。
24. 第1のUEおよび複数のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項13から23のいずれか一項に記載の第1のUE。
25. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信するための手段と、
第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送るための手段と、
複数のUEとの結合測距セッションを実施するための手段と
を備える、第1のUE。
26. 別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、別個の測距セッションが同時であることを決定するための手段をさらに備える、項25に記載の第1のUE。
27. 別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するための手段をさらに備える、項25または26に記載の第1のUE。
28. 結合測距セッションを開始するための複数のUEへの初期メッセージを複数のUEに送るための手段をさらに備える、項25から27のいずれか一項に記載の第1のUE。
29. 結合測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEに送る前に、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、複数のUEから受信するための手段をさらに備える、項28に記載の第1のUE。
30. 複数のUEとの結合測距セッションを実施するための手段は、
複数のUEおよび第2のUEを含む、複数のUEとの結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するための手段を含む、項25から29のいずれか一項に記載の第1のUE。
31. 第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、複数のUEとの結合測距セッションは、第1のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項25から30のいずれか一項に記載の第1のUE。
32. 複数のUEによって開始される別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定するための手段をさらに備え、
別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性をさらに示す、項25から31のいずれか一項に記載の第1のUE。
33. 結合測距セッションは、第1のUE、複数のUEおよび複数の応答UEを含む、別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項25から32のいずれか一項に記載の第1のUE。
34. 複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを決定するための手段と、
複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを複数のUEに送るための手段と
をさらに備える、項33に記載の第1のUE。
35. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを複数のUEから受信するための手段をさらに備え、別個の測距セッションを結合するために複数のUEに送られるメッセージは、少なくとも部分的に、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージに応答する、項25から34のいずれか一項に記載の第1のUE。
36. 第1のUEおよび複数のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項25から35のいずれか一項に記載の第1のUE。
37. その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、UE間の測距のために第1のユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、
別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信することと、
第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送ることと、
複数のUEとの結合測距セッションを実施することと
を行うための命令を含む、プログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
38. 別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、別個の測距セッションが同時であることを決定するためのプログラムコードをさらに備える、項37に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
39. 別個の測距セッションを結合するためのメッセージを複数のUEに送る前に、複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するためのプログラムコードをさらに備える、項37または38に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
40. 結合測距セッションを開始するための複数のUEへの初期メッセージを複数のUEに送るためのプログラムコードをさらに備える、項37から39のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
41. 結合測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEに送る前に、第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、複数のUEから受信するためのプログラムコードをさらに備える、項40に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
42. 複数のUEとの結合測距セッションを実施するためのプログラムコードは、
複数のUEおよび第2のUEを含む、複数のUEとの結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するためのプログラムコードを含む、項37から41のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
43. 第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、複数のUEとの結合測距セッションは、第1のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項37から42のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
44. 複数のUEによって開始される別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定することを行うためのプログラムコードをさらに備え、
別個の測距セッションを結合するための複数のUEへのメッセージは、別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性をさらに示す、項37から43のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
45. 結合測距セッションは、第1のUE、複数のUEおよび複数の応答UEを含む、別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項37から44のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
46. 複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを決定することと、
複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを複数のUEに送ることと
を行うためのプログラムコードをさらに備える、項45に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
47. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを複数のUEから受信するためのプログラムコードをさらに備え、別個の測距セッションを結合するために複数のUEに送られるメッセージは、少なくとも部分的に、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージに応答する、項37から46のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
48. 第1のUEおよび複数のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項37から47のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
49. 第1のユーザ機器(UE)によって実施されるUE間の測距の方法であって、
第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送るステップと、
第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを第2のUEから受信するステップと、
第2のUEとの結合測距セッションを実施するステップと
を含む、方法。
50. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションが同時であることを決定する、項49に記載の方法。
51. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1のUEおよび第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したことを決定する、項49または50に記載の方法。
52. 結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するステップをさらに含む、項49から51のいずれか一項に記載の方法。
53. 第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るステップをさらに含む、項52に記載の方法。
54. 初期メッセージを送るステップは、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストするステップを含み、方法は、
第4のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを第4のUEから受信するステップと、
第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るステップと、
結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するステップと
をさらに含み、
結合測距セッションは、第2のUE、第3のUE、および第4のUEを含む、項53に記載の方法。
55. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEが測位アンカーになることを示さず、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す第2のUEへの応答メッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを第2のUEが示すことに応答し、結合測距セッションは、第2のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項54に記載の方法。
56. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第2の値を示し、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るステップは、信号強度特性の第1の値が信号強度特性の第2の値よりも大きいことに応答する、項54に記載の方法。
57. 結合測距セッションは、第1のUE、第2のUE、第3のUE、および複数の応答UEを含む、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項49から56のいずれか一項に記載の方法。
58. 方法は、
複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを第2のUEが決定することに応答して、第1のUEが測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを第2のUEから受信するステップをさらに含む、項57に記載の方法。
59. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るステップをさらに含む、項49から58のいずれか一項に記載の方法。
60. 第1のUE、第2のUE、および第3のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項49から59のいずれか一項に記載の方法。
61. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、
ワイヤレストランシーバを介して、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送ることと、
ワイヤレストランシーバを介して、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを第2のUEから受信することと、
第2のUEとの結合測距セッションを実施することと
を行うように構成されている、第1のUE。
62. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションが同時であることを決定する、項61に記載の第1のUE。
63. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1のUEおよび第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したことを決定する、項61または62に記載の第1のUE。
64. 少なくとも1つのプロセッサは、結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するようにさらに構成されている、項61から63のいずれか一項に記載の第1のUE。
65. 少なくとも1つのプロセッサは、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るようにさらに構成されている、項64に記載の第1のUE。
66. 少なくとも1つのプロセッサは、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストするように構成されることによって、初期メッセージを送るように構成されており、少なくとも1つのプロセッサは、
ワイヤレストランシーバを介して、第4のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを第4のUEから受信することと、
ワイヤレストランシーバを介して、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送ることと、
ワイヤレストランシーバを介して、結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信することと
を行うようにさらに構成されており、
結合測距セッションは、第2のUE、第3のUE、および第4のUEを含む、項65に記載の第1のUE。
67. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEが測位アンカーになることを示さず、少なくとも1つのプロセッサは、第2のUEが測位アンカーになることを第2のUEが示すことに応答して、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るように構成されており、結合測距セッションは、第2のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項66に記載の第1のUE。
68. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第2の値を示し、少なくとも1つのプロセッサは、信号強度特性の第1の値が信号強度特性の第2の値よりも大きいことに応答して、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るように構成されている、項66に記載の第1のUE。
69. 結合測距セッションは、第1のUE、第2のUE、第3のUE、および複数の応答UEを含む、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項61から68のいずれか一項に記載の第1のUE。
70. 少なくとも1つのプロセッサは、
ワイヤレストランシーバを介して、複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを第2のUEが決定することに応答して、第1のUEが測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを第2のUEから受信するようにさらに構成されている、項69に記載の第1のUE。
71. 少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るようにさらに構成されている、項61から70のいずれか一項に記載の第1のUE。
72. 第1のUE、第2のUE、および第3のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項61から71のいずれか一項に記載の第1のUE。
73. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送るための手段と、
第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを第2のUEから受信するための手段と、
第2のUEとの結合測距セッションを実施するための手段と
を備える、第1のUE。
74. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションが同時であることを決定する、項73に記載の第1のUE。
75. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1のUEおよび第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したことを決定する、項73または74に記載の第1のUE。
76. 結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するための手段をさらに備える、項73から75のいずれか一項に記載の第1のUE。
77. 第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るための手段をさらに備える、項76に記載の第1のUE。
78. 初期メッセージを送るための手段は、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストすることを含み、第1のUEは、
第4のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを第4のUEから受信するための手段と、
第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るための手段と、
結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するための手段と
を備え、
結合測距セッションは、第2のUE、第3のUE、および第4のUEを含む、項77に記載の第1のUE。
79. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEが測位アンカーになることを示さず、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るための手段は、第2のUEが測位アンカーになることを第2のUEが示すことに応答し、結合測距セッションは、第2のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項78に記載の第1のUE。
80. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第2の値を示し、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るための手段は、信号強度特性の第1の値が信号強度特性の第2の値よりも大きいことに応答する、項78に記載の第1のUE。
81. 結合測距セッションは、第1のUE、第2のUE、第3のUE、および複数の応答UEを含む、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項73から80のいずれか一項に記載の第1のUE。
82. 複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを第2のUEが決定することに応答して、第1のUEが測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを第2のUEから受信するための手段をさらに備える、項81に記載の第1のUE。
83. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るための手段をさらに備える、項73から82のいずれか一項に記載の第1のUE。
84. 第1のUE、第2のUE、および第3のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項73から83のいずれか一項に記載の第1のUE。
85. その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、UE間の測距のために第1のユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、
第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送ることと、
第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを第2のUEから受信することと、
第2のUEとの結合測距セッションを実施することと
を行うための命令を含む、プログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
86. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションが同時であることを決定する、項85に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
87. 第2のUEは、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションを結合するためのメッセージを送る前に、第1のUEおよび第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したことを決定する、項85または86に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
88. 結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信するためのプログラムコードをさらに備える、項85から87のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
89. 第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るためのプログラムコードをさらに備える、項88に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
90. 初期メッセージを送るためのプログラムコードは、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストするためのプログラムコードを含み、非一時的記憶媒体は、
第4のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを第4のUEから受信することと、
第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送ることと、
結合測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEから受信することと
を行うためのプログラムコードをさらに備え、
結合測距セッションは、第2のUE、第3のUE、および第4のUEを含む、項89に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
91. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEが測位アンカーになることを示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEが測位アンカーになることを示さず、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るためのプログラムコードは、第2のUEが測位アンカーになることを第2のUEが示すことに応答し、結合測距セッションは、第2のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、項90に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
92. 第2のUEからのメッセージは、第2のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示し、第4のUEからの第2のメッセージは、第4のUEによって測定される第1の測距セッションおよび第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第2の値を示し、第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを第2のUEに送るためのプログラムコードは、信号強度特性の第1の値が信号強度特性の第2の値よりも大きいことに応答する、項90に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
93. 結合測距セッションは、第1のUE、第2のUE、第3のUE、および複数の応答UEを含む、第1の測距セッションおよび第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、項85から92のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
94. 複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを第2のUEが決定することに応答して、第1のUEが測距セッションを開始することになることを示す、結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを第2のUEから受信するためのプログラムコードをさらに備える、項93に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
95. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るためのプログラムコードをさらに備える、項85から94のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
96. 第1のUE、第2のUE、および第3のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、項85から95のいずれか一項に記載のプログラムコードを含む非一時的記憶媒体。
したがって、特許請求される主題は開示される特定の例に限定されず、そのような特許請求される主題は添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様およびその均等物も含み得ることが、意図される。
1A 段階
1B 段階
2A 段階
2B 段階
3A 段階
3B 段階
4A 段階
4B 段階
5 段階
6 段階
7A 段階
7B 段階
8 段階
9A 段階
9B 段階
100 ワイヤレス通信システム
102 V-UE
103 リンク
104 V-UE
107 リンク
109 リンク
110 路側機(RSU)
111 有線接続
112 UE
113 V2V通信リンク
114 歩行者
115 V2V通信リンク
117 V2I通信リンク
200 シグナリンググラフ
201 可能性メッセージ
202 測距セッション
204 PRS前メッセージ
206 PRS信号
208 PRS後信号
300 システム
302 UE1
303 PRS前メッセージ
304 UE2
305 PRS前メッセージ
310 UE
310A UEA
310B UEB
310C UEC
350 システム
353 PRS前メッセージ
353-1 PRS前メッセージ
353-3 PRS前メッセージ
353-B PRS前メッセージ
353-C PRS前メッセージ
400 可視性マップ
402 行
500 シグナリングフロー
600 ユーザ機器(UE)
602 プロセッサ
604 メモリ
605 車両インターフェース
606 接続
607 慣性計測装置
608 命令またはプログラムコード
609 衛星測位システム(SPS)受信機
610 ワイヤレス広域ネットワーク(WWAN)送受信機
611 送信機
612 受信機
614 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)送受信機
615 送信機
616 受信機
620 非一時的コンピュータ可読媒体
622 PRS前メッセージモジュール
624 PRSモジュール
626 PRS後メッセージモジュール
628 測距/測位モジュール
630 セッション結合モジュール
632 セッション分離モジュール

Claims (55)

  1. 第1のユーザ機器(UE)によって実施されるUE間の測距の方法であって、
    別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信するステップと、
    前記第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、前記別個の測距セッションを結合するためのメッセージを前記複数のUEに送るステップと、
    前記複数のUEとの前記結合測距セッションを実施するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記別個の測距セッションを結合するための前記メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記別個の測距セッションが同時であることを決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記別個の測距セッションを結合するための前記メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記結合測距セッションを開始するための前記複数のUEへの初期メッセージを前記複数のUEに送るステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記結合測距セッションを開始するための前記初期メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記第1のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを前記複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、前記複数のUEから受信するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記複数のUEとの前記結合測距セッションを実施するステップは、
    前記複数のUEおよび第2のUEを含む、前記複数のUEとの前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す、前記別個の測距セッションを結合するための前記複数のUEへの前記メッセージは、前記第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、前記複数のUEとの前記結合測距セッションは、前記第1のUEを前記測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数のUEによって開始される前記別個の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性を決定するステップをさらに含み、
    前記別個の測距セッションを結合するための前記複数のUEへの前記メッセージは、前記別個の測距セッションにおける前記測距信号の前記信号強度特性をさらに示す、請求項1に記載の方法。
  9. 前記結合測距セッションは、前記第1のUE、前記複数のUEおよび複数の応答UEを含む、前記別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記方法は、
    複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを決定するステップと、
    前記複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、前記結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを前記複数のUEに送るステップと
    をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを前記複数のUEから受信するステップをさらに含み、前記別個の測距セッションを結合するために前記複数のUEに送られる前記メッセージは、少なくとも部分的に、前記測距セッションの結合の可用性を示す前記可能性メッセージに応答する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1のUEおよび前記複数のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  13. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
    ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記ワイヤレストランシーバおよび前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信することと、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、前記別個の測距セッションを結合するためのメッセージを前記複数のUEに送ることと、
    前記複数のUEとの前記結合測距セッションを実施することと
    を行うように構成されている、第1のUE。
  14. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記別個の測距セッションを結合するための前記メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記別個の測距セッションが同時であることを決定するようにさらに構成されている、請求項13に記載の第1のUE。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記別個の測距セッションを結合するための前記メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するようにさらに構成されている、請求項13に記載の第1のUE。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記結合測距セッションを開始するための前記複数のUEへの初期メッセージを前記複数のUEに送るようにさらに構成されている、請求項13に記載の第1のUE。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記結合測距セッションを開始するための前記初期メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記第1のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを前記複数のUEの各UEが承認することを示す応答メッセージを、前記複数のUEから受信するようにさらに構成されている、請求項16に記載の第1のUE。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記複数のUEおよび第2のUEを含む、前記複数のUEとの前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信するように構成されることによって、前記複数のUEとの前記結合測距セッションを実施するように構成されている、請求項13に記載の第1のUE。
  19. 前記第1のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す、前記別個の測距セッションを結合するための前記複数のUEへの前記メッセージは、前記第1のUEが測位アンカーになることをさらに示し、前記複数のUEとの前記結合測距セッションは、前記第1のUEを測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、請求項13に記載の第1のUE。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記複数のUEによって開始される前記別個の測距セッションの測距信号の信号強度特性を決定するようにさらに構成されており、
    前記別個の測距セッションを結合するための前記複数のUEへの前記メッセージは、前記別個の測距セッションにおける前記測距信号の前記信号強度特性をさらに示す、請求項13に記載の第1のUE。
  21. 前記結合測距セッションは、前記第1のUE、前記複数のUEおよび複数の応答UEを含む、前記別個の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、請求項13に記載の第1のUE。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が、所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを決定することと、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記複数のUEが別個の測距セッションを開始することになることを示す、前記結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを前記複数のUEに送ることと
    を行うようにさらに構成されている、請求項21に記載の第1のUE。
  23. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ワイヤレストランシーバを介して、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを前記複数のUEから受信するようにさらに構成されており、前記別個の測距セッションを結合するために前記複数のUEに送られる前記メッセージは、少なくとも部分的に、前記測距セッションの結合の可用性を示す前記可能性メッセージに応答する、請求項13に記載の第1のUE。
  24. 前記第1のUEおよび前記複数のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、請求項13に記載の第1のUE。
  25. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
    別個の測距セッションを開始するための初期メッセージを複数のUEから受信するための手段と、
    前記第1のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、前記別個の測距セッションを結合するためのメッセージを前記複数のUEに送るための手段と、
    前記複数のUEとの前記結合測距セッションを実施するための手段と
    を備える、第1のUE。
  26. 前記別個の測距セッションを結合するための前記メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記別個の測距セッションが同時であることを決定するための手段をさらに備える、請求項25に記載の第1のUE。
  27. 前記別個の測距セッションを結合するための前記メッセージを前記複数のUEに送る前に、前記複数のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始することを決定するための手段をさらに備える、請求項25に記載の第1のUE。
  28. 前記結合測距セッションを開始するための前記複数のUEへの初期メッセージを前記複数のUEに送るための手段をさらに備える、請求項25に記載の第1のUE。
  29. 第1のユーザ機器(UE)によって実施されるUE間の測距の方法であって、
    第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送るステップと、
    前記第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、前記第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを前記第2のUEから受信するステップと、
    前記第2のUEとの前記結合測距セッションを実施するステップと
    を含む、方法。
  30. 前記第2のUEは、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションを結合するための前記メッセージを送る前に、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションが同時であることを決定する、請求項29に記載の方法。
  31. 前記第2のUEは、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションを結合するための前記メッセージを送る前に、前記第1のUEおよび前記第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したことを決定する、請求項29に記載の方法。
  32. 前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信するステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
  33. 前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを前記第2のUEに送るステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。
  34. 前記初期メッセージを送るステップは、前記第1の測距セッションを開始するための前記初期メッセージを前記第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストするステップを含み、前記方法は、
    前記第4のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す、前記第1の測距セッションを前記第3のUEによって開始される前記第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを前記第4のUEから受信するステップと、
    前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す前記応答メッセージを前記第2のUEに送るステップと、
    前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信するステップと
    をさらに含み、
    前記結合測距セッションは、前記第2のUE、前記第3のUE、および前記第4のUEを含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記第2のUEからの前記メッセージは、前記第2のUEが測位アンカーになることを示し、前記第4のUEからの前記第2のメッセージは、前記第4のUEが測位アンカーになることを示さず、前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す前記第2のUEへの前記応答メッセージを送るステップは、前記第2のUEが測位アンカーになることを前記第2のUEが示すことに応答し、前記結合測距セッションは、前記第2のUEを前記測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記第2のUEからの前記メッセージは、前記第2のUEによって測定される前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示し、前記第4のUEからの前記第2のメッセージは、前記第4のUEによって測定される前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションにおける前記測距信号の前記信号強度特性の第2の値を示し、前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す前記応答メッセージを前記第2のUEに送るステップは、前記信号強度特性の前記第1の値が前記信号強度特性の前記第2の値よりも大きいことに応答する、請求項34に記載の方法。
  37. 前記結合測距セッションは、前記第1のUE、前記第2のUE、前記第3のUE、および複数の応答UEを含む、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、請求項29に記載の方法。
  38. 前記方法は、
    複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを前記第2のUEが決定することに応答して、前記第1のUEが前記測距セッションを開始することになることを示す、前記結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを前記第2のUEから受信するステップをさらに含む、請求項37に記載の方法。
  39. 測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
  40. 前記第1のUE、前記第2のUE、および前記第3のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、請求項29に記載の方法。
  41. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
    ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記ワイヤレストランシーバおよび前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送ることと、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、前記第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを前記第2のUEから受信することと、
    前記第2のUEとの前記結合測距セッションを実施することと
    を行うように構成されている、第1のUE。
  42. 前記第2のUEは、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションを結合するための前記メッセージを送る前に、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションが同時であることを決定する、請求項41に記載の第1のUE。
  43. 前記第2のUEは、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションを結合するための前記メッセージを送る前に、前記第1のUEおよび前記第3のUEが所定の回数を超えて別個の測距セッションを開始したことを決定する、請求項41に記載の第1のUE。
  44. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信するようにさらに構成されている、請求項41に記載の第1のUE。
  45. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す応答メッセージを前記第2のUEに送るようにさらに構成されている、請求項44に記載の第1のUE。
  46. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の測距セッションを開始するための前記初期メッセージを前記第2のUEおよび第4のUEにブロードキャストするように構成されることによって、前記初期メッセージを送るように構成されており、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記第4のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す、前記第1の測距セッションを前記第3のUEによって開始される前記第2の測距セッションと結合するための第2のメッセージを前記第4のUEから受信することと、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す前記応答メッセージを前記第2のUEに送ることと、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信することと
    を行うようにさらに構成されており、
    前記結合測距セッションは、前記第2のUE、前記第3のUE、および前記第4のUEを含む、請求項45に記載の第1のUE。
  47. 前記第2のUEからの前記メッセージは、前記第2のUEが測位アンカーになることを示し、前記第4のUEからの前記第2のメッセージは、前記第4のUEが測位アンカーになることを示さず、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のUEが測位アンカーになることを前記第2のUEが示すことに応答して、前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す前記応答メッセージを前記第2のUEに送るように構成されており、前記結合測距セッションは、前記第2のUEを前記測位アンカーとして使用する結合測位セッションを含む、請求項46に記載の第1のUE。
  48. 前記第2のUEからの前記メッセージは、前記第2のUEによって測定される前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションにおける測距信号の信号強度特性の第1の値をさらに示し、前記第4のUEからの前記第2のメッセージは、前記第4のUEによって測定される前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションにおける前記測距信号の前記信号強度特性の第2の値を示し、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記信号強度特性の前記第1の値が前記信号強度特性の前記第2の値よりも大きいことに応答して、前記第2のUEが前記結合測距セッションを開始することになることを示す前記応答メッセージを前記第2のUEに送るように構成されている、請求項46に記載の第1のUE。
  49. 前記結合測距セッションは、前記第1のUE、前記第2のUE、前記第3のUE、および複数の応答UEを含む、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、請求項41に記載の第1のUE。
  50. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記ワイヤレストランシーバを介して、複数の結合測距セッションにおいてブロードキャストされる測距信号が所定のしきい値回数を超えて別のUEによって受信されないことを前記第2のUEが決定することに応答して、前記第1のUEが前記測距セッションを開始することになることを示す、前記結合測距セッションを分離するための第2のメッセージを前記第2のUEから受信するようにさらに構成されている、請求項49に記載の第1のUE。
  51. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ワイヤレストランシーバを介して、測距セッションの結合の可用性を示す可能性メッセージを送るようにさらに構成されている、請求項41に記載の第1のUE。
  52. 前記第1のUE、前記第2のUE、および前記第3のUEは各々、車両ベースのUE、歩行者ベースのUE、または路側機のうちの1つである、請求項41に記載の第1のUE。
  53. ユーザ機器(UE)間での測距のために構成されている第1のUEであって、
    第1の測距セッションを開始するための初期メッセージを第2のUEに送るための手段と、
    前記第2のUEが結合測距セッションを開始することになることを示す、前記第1の測距セッションを第3のUEによって開始される第2の測距セッションと結合するためのメッセージを前記第2のUEから受信するための手段と、
    前記第2のUEとの前記結合測距セッションを実施するための手段と
    を備える、第1のUE。
  54. 前記結合測距セッションを開始するための初期メッセージを前記第2のUEから受信するための手段をさらに備える、請求項53に記載の第1のUE。
  55. 前記結合測距セッションは、前記第1のUE、前記第2のUE、前記第3のUE、および複数の応答UEを含む、前記第1の測距セッションおよび前記第2の測距セッションに参加するすべてのUEを含む、請求項53に記載の第1のUE。
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