JP2024507240A - 避妊器具及びイオン放出体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、避妊器具(10)であって、少なくとも1本の糸(5)と、少なくとも1本の糸(5)が中を通って延在する少なくとも2つの貫通孔開口部(31c,31d)を有する少なくとも1つの貫通孔(31)を有する少なくとも1個のイオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)と、を備え、貫通孔開口部(31c,31d)の一方から貫通孔開口部(31c,31d)の他方へ延在するイオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)の外面(32,32´,32´´,32´´´)は、外向きの縁部を有さない、避妊器具(10)に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、避妊器具及びそのような器具用のイオン放出体に関する。
避妊のために、ホルモンフリーの避妊を可能にする子宮内避妊器具(略してIUD)が知られている。頻繁に使用される子宮内避妊器具は、銅線が周りに部分的に巻かれたプラスチックフレームからなる、いわゆる古典的な銅スパイラルである。これは、受胎調節(避妊)のために子宮(wonb)(子宮(uterus))内に挿入される。銅イオンの放出により、子宮内膜及び子宮頸部の粘膜が変化して、精子の運動性及び寿命が低減し、最終的には、論じられる他の有効な原理と相まって、避妊がもたらされる。あるいは、古典的な下垂体抑制方法によってホルモンを放出して避妊効果を発揮する、非ホルモンフリーのIUDが存在する。
子宮内避妊器具の更なる変形例は、いわゆる銅鎖である。Cu-IUD(銅スパイラル)のこの変形例は、銅管に通されたプラスチック糸からなる。子宮の大きさに応じて、4個又は6個のそのような放出体を有する銅鎖が典型的には使用される。銅鎖のプラスチック糸挿入端部は、銅鎖を定着させるために子宮筋内に挿入される小さな結び目を有する。銅鎖は、銅スパイラルと同じ作用原理に基づいているが、その設計が比較的小さく柔軟であるために、子宮により良好に適合することができる。銅鎖IUDは、月経困難症の増強がないため、とりわけ未経産の場合にも使用が可能であるという従来の銅IUDを超える利点を有する。加えて、従来の銅IUDの場合のように月経過多を引き起こすことがほとんどない。パール指数は著しく低い。また、脆化して平均3~4年後に破損するおそれがあるプラスチック部分が不要であるため、より長い装着期間を達成することができる。更に、プラスチック製のフレームを不要とすることで、感染のリスクが低減する。プラスチック製のアームによる卵管刺激がないため、子宮外妊娠の割合を減少させることができる。銅鎖はしばしば、その柔軟な構造から、フレームレス子宮内避妊器具とも呼ばれる。
銅鎖は、その小さく柔軟な構成にもかかわらず、装着した女性にいわゆる周期非依存性のIUP誘発性点状出血又は月経間出血が検出される場合がある。この原因として、銅鎖の銅管の鋭利な端部に起因する子宮内膜における微小なびらん(すなわち、子宮内膜血管の損傷)が、300を超える症例において子宮鏡検査によって検出されていると考えられる。
上記の観察を考慮して、本発明は、子宮内膜のびらんを低減するか又は更には防止することができるフレームレス子宮内避妊器具を提供することを目的とする。
この目的は、請求項1に記載の避妊器具及び請求項15に記載のそのような器具用のイオン放出体によって達成される。本発明の有利な発展形態を従属請求項で提供する。
本発明によれば、避妊器具は、少なくとも1本の糸と、少なくとも1本の糸が中を通って延在する少なくとも2つの貫通孔開口部を有する少なくとも1つの貫通孔を有する少なくとも1個のイオン放出体とを備え、貫通孔開口部の一方から貫通孔開口部の他方まで延在するイオン放出体の外面は、外向きの縁部を有さない。
例えば銅管を使用した場合に外側表面への遷移部の端面に生じるような外向きの縁部を排除した場合には、子宮内膜におけるびらんのリスクが最小限に抑えられる。更に、糸への折り返し圧着(folding pressing)による締結によって縁部が生成されている場合には、きわめて強いびらんが観察される。
例えば、イオン放出体は依然として外面から貫通孔への遷移部に縁部を有し得るが、そのような場合においても、この縁部は外向きではなく、むしろそれぞれの貫通孔開口部によって表面凹部を形成するにすぎない。加えて、外面から貫通孔への遷移部は、曲線部によって形成されてもよい。銅管を超える決定的な利点は、締結圧着(fastening pressing)による鋭利な端部の排除である。本発明は、結び目締結を放出体内部に凹ませることによって、貫通孔に起因する鋭利な端部の完全な排除を可能にする。
糸としては、例えばポリプロピレン製の糸を用いることができる。「糸」という用語は、主に一次元的な広がりを有する柔軟な構造を意味し、プラスチック、繊維又は他の材料から形成された糸のみでなく、糸状形態の他のコード又は鎖によって形成されてもよい糸を指す。加えて、例えば補強のために、複数のそのような糸の組み合わせを使用することもできる。簡潔化の目的で、以下では糸という用語が使用されるが、この点に関する開示は同等に交換可能であり、したがって、文脈においてこれが除外されない限り、いくつかの糸に適用可能である。糸に対するイオン放出体の移動能力が結び目によって制限されてもよく、結び目の直径は、糸の広がりの少なくとも一方向において、それぞれのイオン放出体の貫通孔の最小直径よりも大きい。糸の一端は、器具を子宮内に挿入する際に、器具を子宮内に保持するために子宮筋内に挿入され得る器具固定手段として定着結び目を有する。加えて、超音波検査によって検出可能な基準を形成するために、金属クリップを定着結び目の下又は定着結び目と少なくとも1個のイオン放出体との間にそれぞれ配置してもよい。例えば、ステンレス鋼クリップをこの目的のために使用することができる。しかしながら、金属クリップはまた、器具を子宮筋に挿入することによって対応する影響を打ち消すことが可能となるように、超音波検査による検出可能性に加えて、又はその代わりに抗菌効果及び/又は静真菌効果も有する別の金属又は対応する合金から形成されてもよい。
一実施形態では、イオン放出体の外面は、少なくとも部分的に、楕円体の表面部分として説明可能であり、そのような楕円体は、半軸の長さがa、b及びcであり、特にデカルト座標で以下の式によって表され、
式中、a、b及びcはゼロよりも大きい。
Figure 2024507240000002
したがって、イオン放出体の外面は、楕円体の表面部分によって少なくとも部分的に形成される。特に、イオン放出体の全体としての基本形状は、実質的に楕円体形状を有する。「実質的に」という用語は、認識可能な基本形状に関し、特定の実施形態に応じて、イオン放出体の個々の表面領域は、例えばイオンの放出のために表面積を大きくする目的で、凹状及び/又は突出形状に形成されてもよい。例えば、表面は、凹状表面領域として、ゴルフボールの表面構造と同様に、凹状の内側への膨隆部を有してもよい。これと同様に、凸状の外側への膨隆部が存在してもよく、本発明の基本概念による突出形状の表面領域は、びらんのリスクを伴う縁又は先端を有さない。しかしながら、ここで例として挙げた膨隆部は、楕円体としてのイオン放出体の認識可能な基本形状の変化をもたらさない。貫通孔の貫通孔開口部によって形成されたイオン放出体の外面の凹部もまた、認識可能な基本形状の実質的な変化をもたらさない。
認識可能な基本形状のイオン放出体の外面が楕円体の表面部分によって部分的にのみ形成される場合、残りの外面もここでは、表面遷移部が円形になるように構成される。
楕円体としての外面又は外面の表面部分の説明に関して、半軸の長さa、b及びcは、互いに垂直な3つの軸のそれぞれの長さを表す。デカルト座標系では、例えば、半軸の長さaはx方向における半軸の長さに対応し、半軸の長さbはy方向における半軸の長さに対応し、半軸の長さcはz方向における半軸の長さに対応する。
特に、イオン放出体の長手軸は、イオン放出体の貫通孔の延在方向に実質的に平行に延在し、半軸の長さa、bは、長手軸に垂直に延在し、半軸の長さcは、長手軸の方向に延在する。
したがって、イオン放出体の長手軸の方向は、貫通孔の延在方向に実質的に対応し、特にそれと同軸である。延在方向に関する「実質的に」という用語は、貫通孔が必ずしも直線的である必要はないが、延在方向が入口側の貫通孔開口部と出口側の貫通孔開口部とのつながりとして指定され得るという事実に関する。
一実施形態によれば、半軸の長さa、b及びcは等しい。
したがって、イオン放出体の外面は、全体として又は少なくとも部分的に、半軸の長さa、b及びcが等しい楕円体形状の球体を形成する。
特に、半軸の長さa、b及びcは、1mm~5.5mm、特に1.5mm~5mmである。
特に球体としてのイオン放出体の外面に関して、半軸の長さをより大きくすることによって、球体の直径をより大きくし、したがってイオン放出のためのより大きな表面を提供することができる。一方、イオン放出体としては、例えば、より小さな球体をより柔軟に用いることができる。
あるいは、半軸の長さa、b及びcのうちの2つが等しく、半軸の長さa、b及びcのうちの1つがそれとは異なる。
したがって、イオン放出体の外面は、その基本形状において回転楕円体を形成する。あるいは、外面はまた、楕円体の対応する表面部分によって形成される少なくとも1つのみの表面部分を有してもよい。
イオン放出体の外面が、その基本形状において回転楕円体を形成する場合、例えば、同じ体積を有する球体と比較して、イオン放出のためのより大きな表面を提供することができる。
一実施形態では、半軸の長さa及びbは等しい。
例えば、半軸の長さcは、イオン放出体の長手軸に平行に、特に同軸に延びる。イオン放出体の長手軸は、イオン放出体の貫通孔の延在方向に実質的に平行である。したがって、半軸の長さa及びbが等しく、半軸の長さcが異なると、イオン放出体の長手軸を回転対称軸とする回転対称楕円体が生じる。長手軸に垂直な軸を中心とするイオン放出体の傾斜は、少なくとも貫通孔の延在方向に対する長手軸の同軸位置では起こりにくい。
特に、半軸の長さa及びbは1mm~2mm、特に約1.5mmであり、半軸の長さcは1.5mm~5.5mm、特に2mm~5mmである。
長手軸を回転軸とする回転楕円体としてのイオン放出体の場合、長手軸に垂直な円直径は2mm~4mm、特に3mm、長手軸方向における長さは3mm~11mm、特に4mm~10mmとなる。特に、同じ表面を有する円直径と比較して長手軸方向における長さが長い場合、子宮への挿入用の器具の挿入を容易にするため、又は少なくとも妨げないように、円直径を小さくすることができる。
半軸の長さa及びbが等しい実施形態の代替として、半軸の長さa及びc、又はb及びcが等しい。
これにより、イオン放出体は、上述の長手軸に垂直な回転軸を有する回転楕円体を形成することができる。
特に、半軸の長さcは1mm~5.5mm、特に1.5mm~5mmであり、それとは異なる半軸の長さa又はbは1mm~3.5mm、特に1.5mm~3mmである。
特に、半軸の長さcが、半軸の長さcとは異なる半軸の長さa又はbに比べて短い場合、イオン放出体は、子宮への挿入用の器具を挿入している間に挿入方向に容易に傾くことが可能であり、したがって、片側の寸法がより大きいにもかかわらず、挿入の過程で支障が生じることを回避できる。
更なる実施形態によれば、半軸の長さa、b及びcはそれぞれ互いに異なる。
これにより、イオン放出体は、例えば、それぞれ三軸又は3軸楕円体として形成され、又は説明されることができる。ただし、他の全ての実施形態と同様に、イオン放出体の外面は、その基本形状において楕円体として説明可能であるため、寸法及び/又は表面構造などの個々の構成の変形例にもかかわらず、製造仕様は依然として比較的単純なものとなる。
より好ましくは、貫通孔は少なくとも2つの異なる直径を有する。
貫通孔の少なくとも2つの異なる直径によって、例えば、貫通孔のより大きな直径を有する部分により大きな表面を設けることができる一方で、少なくとも貫通孔のより小さな直径を有する部分によって、イオン放出体と糸の結び目とが協働して、イオン放出体の相対的な移動を制限することができる。より大きい直径が結び目よりも大きく、より小さい直径が結び目よりも小さい場合、結び目は、より大きい直径を有する貫通孔の部分によって覆われてもよく、その結果、貫通孔は干渉する輪郭を形成せず、また器具の複数のイオン放出体間の距離も減少し得る。貫通孔はまた、例えば、複数のイオン放出体の様々な結び目サイズ及び/又は距離に対して融通性のある停止部を提供できるように、異なる直径を有する3つ以上の部分を有してもよい。上記の例を考慮して、異なる直径は、特に一方向、この場合には好ましくは定着結び目の方向に減少するか、又は増加するように設計される。
一実施形態によれば、イオン放出体は、金属、特に銅、銅合金、金、金合金又は銅-金合金を含むか、又はそのような金属から形成される。
例えば、銅又は銅を含有する合金を使用する場合に放出される銅イオンによって、精子に対する毒性作用及び阻害作用をもたらすことができ、これは精子の運動性及び寿命の低減をもたらし得る。更に、金又は金-銅合金又は銅-金合金の使用はそれぞれ、静菌効果及び静真菌効果をもたらすことができ、感染及び炎症のリスクを低減し得る。また、それぞれ金-銅合金又は銅-金合金の場合のマイクロガルバニック効果は、避妊にプラスの効果をもたらし得る。
上記の金属及び/又はそのような金属の合金は、イオン放出体を完全に又は部分的にのみ形成してもよい。例えば、コスト上の理由から、イオン放出体の基体のみを例えばプラスチックから構成し、これに、上述の金属及び/又はそのような金属の合金のうちの1つによるコーティングを施してもよい。コーティングを、十分なイオン放出に適した表面に限定してもよい。これにより、コーティングは、イオン放出のために外側に露出される。
より好ましくは、器具は、2~5個、特に3個又は4個のイオン放出体を備え、そのそれぞれの貫通孔を通って少なくとも1本の糸が延在する。
したがって、イオン放出体の数は、放出されるイオンの総量、並びに受け入れに適したイオン放出体の寸法及び幾何学的構成に応じた数である。糸が貫通するイオン放出体の寸法、幾何学的構成及び/又は材料選択は、同じであってもよいが、異なっていてもよい。少なくとも部分的に異なるイオン放出体、すなわち特性が異なる少なくとも2個のイオン放出体の場合、これらは提供される用途に応じて柔軟に組み立てることができる。
本発明の更なる態様は、上記の説明による避妊器具用のイオン放出体に関する。
それぞれのイオン放出体の可能な構成及び関連する利点は、上記の説明と同様である。
本発明は、添付の図面を参照して以下により詳細に説明される。
図1は、本発明による器具の第1の実施形態による避妊器具の長手軸に沿った概略断面図である。 図2は、楕円体としての説明を示すイオン放出体の概略図である。 図3aは、貫通孔の長手軸に沿ったイオン放出体の例示的な第1の実施形態の概略断面図である。 図3bは、図3aによるイオン放出体の側面図である。 図3cは、図3a及び図3bによるイオン放出体の上面図である。 図3dは、図3a、図3b及び図3cによるイオン放出体の底面図である。 図4aは、貫通孔の長手軸に沿ったイオン放出体の例示的な第2の実施形態の概略断面図である。 図4bは、図4aによるイオン放出体の側面図である。 図4cは、図4a及び図4bによるイオン放出体の上面図である。 図4dは、図4a、図4b及び図4cによるイオン放出体の底面図である。 図5aは、貫通孔の長手軸に沿ったイオン放出体の例示的な第3の実施形態の概略断面図である。 図5bは、図5aによるイオン放出体の側面図である。 図5cは、図5a及び図5bによるイオン放出体の上面図である。 図5dは、図5a、図5b及び図5cによるイオン放出体の底面図である。 図6aは、貫通孔の長手軸に沿ったイオン放出体の例示的な第4の実施形態の概略断面図である。 図6bは、図6aによるイオン放出体の側面図である。 図6cは、図6a及び図6bによるイオン放出体の上面図である。 図6dは、図6a、図6b及び図6cによるイオン放出体の底面図である。
「上面」、「底面」又は側面図などの図に関する用語は、それぞれ図1又は図3a、図4a、図5a及び図6aによる図面に関する。図では、「上面」という用語は、避妊器具の挿入方向に貫通する糸の延在方向を指すイオン放出体の領域に関する。他の図の詳細は、そこから同様に導出される。
図1は、本発明による器具の第1の実施形態による避妊器具10の長手軸Lに沿った概略断面図である。器具10は、4個のイオン放出体3と、イオン放出体3の貫通孔31(図3a、図4a、図5a、図6a)を通って延在する糸5とを備える。長手軸Lは、ここではイオン放出体3を通る糸5の延在方向に対応するイオン放出体3の貫通孔31の延在方向に関連する。なお、本実施形態では4個のイオン放出体3を示しているが、イオン放出体の数はこれとは異なっていてもよい。イオン放出体3の数はまた、提供される効果、並びに寸法、幾何学的形状及び/又は材料の関連する選択に応じて、より少なくてもよく、又はより多くてもよい。
糸5は、イオン放出体のスペーサとして機能する4つの結び目4を有する。この目的のために、結び目4は、貫通孔の最小直径よりも大きい寸法とされる。したがって、イオン放出体3はそれぞれ、2つの結び目4の間で糸5に対して所定の距離だけ移動することができる。しかしながら、結び目4を使用する代わりに、糸5上に配置された、対応する機能を有効にする寸法の他の糸増厚材又はクリップを使用することもできる。また、糸5は、器具10を子宮に挿入するための定着結び目1を挿入側の端部に有する。定着結び目1は、子宮筋内に挿入され、子宮内に器具10を固定するためにそこに保持される。更に、定着結び目1は、定着結び目1に面するイオン放出体3の相対的な移動が等しく制限され、したがって糸5上に保持されるような寸法とされる。したがって、全てのイオン放出体3はそれぞれ、2つの結び目4の間又は1つの結び目4と定着結び目1との間に配置され、結果として所定の移動クリアランスを有する。あるいは、結び目4及び/又は定着結び目1はまた、イオン放出体3のうちの少なくとも1個が移動クリアランスを有さず、したがって糸5に対して固定された位置関係に保持されるように、互いに離間されてもよい。本明細書に示す実施形態では、糸5は更に、定着結び目1と、定着結び目1に面するイオン放出体3との間に配置されたステンレス鋼クリップ2を有する。これは、超音波検査による検出に役立ち、例えば、器具10の子宮内への挿入又は移植のそれぞれの間に、配向補助具として検出することができる。したがって、ステンレス鋼クリップ2は、特に定着結び目1の近傍に配置される。変形例では、ステンレス鋼クリップ2はまた、定着結び目1に面する放出体3の定着結び目1の方向への相対的な移動を、定着結び目1の代わりに制限するような寸法とされてもよい。
図2は、楕円体としての説明を示すイオン放出体3の概略図である。図2によるイオン放出体3は、楕円体の特定の変形形態としての球体である。明瞭化のために、貫通孔31はこの図には示されていない。更に、貫通孔は、楕円体、ここでは具体的には球体としてのイオン放出体3の外面によって形成される認識可能な基本形状にも影響を及ぼさない。
楕円体を、図2に示すイオン放出体3を参照し、デカルト座標を使用して例示的に説明する。これにより、イオン放出体3を球体として説明することができるので、球体とは異なる更なる楕円体又はイオン放出体の対応する表面部分も説明することができる。
楕円体は、ここではその半軸の長さa、b及びcによって説明され、長さの絶対値はそれぞれ0より大きい。デカルト座標では、楕円体は次式で表すことができる。
Figure 2024507240000003
半軸の長さaはx方向における半軸の長さに対応し、半軸の長さbはy方向における半軸の長さに対応し、半軸の長さcはz方向における半軸の長さに対応し、方向軸はそれぞれ互いに垂直である。図示の実施形態ではそれぞれ、z方向は長手軸Lの方向を指す。しかし、原理的には、座標系の配向がこれとは異なっていてもよい。イオン放出体3の基本形状として図2に示す球体によれば、半軸の長さa、b及びcはここでは等しい。
図3aは、貫通孔31の長手軸Lに沿ったイオン放出体3の例示的な第1の実施形態の概略断面図である。上述のように、第1の実施形態におけるイオン放出体3の基本形状は球体である。言い換えると、イオン放出体3の外面32は実質的に球体を形成する。外面の球体形状は、貫通孔31の貫通孔開口部31c及び31dによってのみ中断されている。そのような中断が基本形状に関して重要であることが意図されるとしても、外面は、少なくとも対応する楕円体の表面部分として依然として説明され得る。
貫通孔の長手軸Lは、イオン放出体3の中心を通って延びる。長手軸Lに関して、半軸の長さcは、ここでは長手軸Lの方向におけるイオン放出体3の半軸の長さとして指定され、長さの等しい半軸a、b及びcと同じ意味で球体の半径に対応する。配向については、対応する座標系を図3aの右上に再び示す。しかし、変形例では、貫通孔31の長手軸Lは、イオン放出体3を通って偏心して延びてもよい。
また、貫通孔31は、2つの貫通孔部分31a、31bを長手軸L方向に有し、貫通孔部分31aの直径d1と貫通孔部分31bの直径d2とは異なる。貫通孔部分31bは、貫通孔開口部31dから長手軸L方向にイオン放出体3内へと延在し、貫通孔部分31aは、貫通孔部分31bの貫通孔開口部31dとは反対側の端部から長手軸L方向に貫通孔開口部31cまで延在している。貫通孔部分31aの直径d1は、貫通孔部分31bの直径d2よりも小さく、糸5の結び目4が貫通孔部分31aを通過できないような寸法である。より大きい直径d2は、糸5の結び目4の受け入れに適した直径である。したがって、より大きい直径d2を有する貫通孔部分31bからより小さい直径d1を有する貫通孔部分31aへの遷移部は、糸5の結び目4のための停止部を形成し、結び目4は、停止位置では、大きい直径d2を有する貫通孔部分31bによって覆われている。ここで、直径d1及びd2は、長手軸Lの方向において一定である。しかし、変形例では、貫通孔部分31a及び31bは、最小直径は貫通孔部分31aの直径d1、最大直径は貫通孔部分31bの直径d2の可変直径を有してもよい。更なる変形例では、貫通孔31はまた、少なくとも最小直径d2から最大直径d1までの貫通孔開口部31dから貫通孔開口部31cへと先細になっていてもよい。
イオン放出体3は、より小さい直径d1を有する貫通孔部分31aの開口部としての貫通孔開口部31cが、イオン放出体3の定着結び目1に面する側の外側に位置し、より大きい直径d2を有する貫通孔部分31bの開口部としての貫通孔開口部31dが、イオン放出体3の定着結び目1から離れる方向に面する側の外側に位置するように、器具10の糸5に対して配置されている。
図3b、図3c及び図3dはそれぞれまた、イオン放出体3の更なる外観図である。図3bは側面図であり、図3cは上面、すなわち外側から貫通孔開口部31cを見た図であり、図3dは底面、すなわち外側から貫通孔開口部31dを見た図であり、貫通孔開口部31cは、この視線方向では貫通孔開口部31dの背後に位置する。
図示の実施形態では、球体の半径は1.5mmであるが、これに限定されない。変形例では、球体の半径は、例えば、2mm、2.5mm、3mm、3.5mm、4mm、4.5mm、又は10mmであってもよい。更なるサイズ又は中間サイズも考えられる。
図4aは、貫通孔31の長手軸Lに沿ったイオン放出体3´の例示的な第2の実施形態の概略断面図である。第2の実施形態は、貫通孔31によって形成された凹部を偏差として考慮すると、イオン放出体3´の外面32´が回転楕円体又はそのような回転楕円体の表面部分としてそれぞれ形成されることが第1の実施形態とは異なり、これは基本形状に影響を与えない。
ここで、イオン放出体3´は、それぞれイオン放出体3´又は外面32´の回転対称性の長手軸Lに対応する回転軸を有する。したがって、回転軸又は長手軸Lのそれぞれに垂直な半軸の長さとしての半軸の長さa及びbは等しい。これとは対照的に、長手軸L方向における半軸の長さcは、半軸の長さa、bと異なる。図4aでは、半軸の長さcは、半軸の長さa及びbよりも長い。しかしながら、変形例によれば、半軸の長さcはまた、半軸の長さa及びbよりも短くてもよい。
図示の実施形態では、半軸の長さcは例示的に2mmであり、各半軸の長さa及びbは1.5mmである。しかしながら、半軸の長さcは、例えば、2.5mm、3mm、3.5mm、4mm、4.5mm又は5mmであってもよく、各半軸の長さa及びbも同様に変化してもよい。
図4b、図4c及び図4dはそれぞれまた、第2の実施形態のイオン放出体3´の更なる外観図である。図4bは側面図であり、図4cは上面、すなわち外側から貫通孔開口部31cを見た図であり、図4dは底面、すなわち外側から貫通孔開口部31dを見た図であり、貫通孔開口部31cは、この視線方向では貫通孔開口部31dの背後に位置する。
図5aは、貫通孔31の長手軸Lに沿ったイオン放出体3´´の例示的な第3の実施形態の概略断面図である。第3の実施形態は、回転楕円体が、ここでは対称軸としての長手軸Lを中心として形成されておらず、長手軸Lに垂直な軸、ここでは半軸の長さaの延長方向としての軸xを中心として形成されている点で、第2の実施形態と異なる。言い換えれば、半軸の長さb及びcはここでは等しく、半軸の長さaはそれとは異なり、半軸の長さb及びcよりも長い。
半軸の長さb及びcは、ここではそれぞれ1.5mmであり、半軸の長さaは2mmである。他の変形例では、半軸の他の長さa、b、及びcも提供され得る。例えば、半軸の長さaは、2.5mm又は3mmであってもよい。
図5b、図5c及び図5dはそれぞれまた、第3の実施形態のイオン放出体3´´の更なる外観図である。図5bは側面図であり、図5cは上面、すなわち外側から貫通孔開口部31cを見た図であり、図5dは底面、すなわち外側から貫通孔開口部31dを見た図であり、貫通孔開口部31cは、この視線方向では貫通孔開口部31dの背後に位置する。
図6aは、貫通孔31の長手軸Lに沿ったイオン放出体3´´´の例示的な第4の実施形態の概略断面図である。第4の実施形態は、ここでは、半軸の長さaが、等しい半軸の長さb及びcと比較して短くなっているという点で、第3の実施形態とは異なる。
半軸の長さb及びcは、ここではそれぞれ2mmであり、半軸の長さaは1.5mmである。他の変形例では、半軸の他の長さa、b、及びcも提供され得る。例えば、半軸の長さb及びdは、2.5mm、3mm、3.5mm、4mm、4.5mm又は5mmであってもよい。
図6b、図6c及び図6dはそれぞれまた、第4の実施形態のイオン放出体3´´の更なる外観図である。図6bは側面図であり、図6cは上面、すなわち外側から貫通孔開口部31cを見た図であり、図6dは底面、すなわち外側から貫通孔開口部31dを見た図であり、貫通孔開口部31cは、この視線方向では貫通孔開口部31dの背後に位置する。
第1~第4実施形態のイオン放出体3,3´、3´´及び3´´´は、それぞれ銅からなる。しかしながら、代替的な変形例では、イオン放出体3、3´、3´´及び3´´´はまた、銅合金、特に銅-金合金、又は金もしくは金合金、特に金-銅合金から形成されてもよく、あるいは対応する前述の材料で少なくとも部分的に外側をコーティングされてもよい。
本発明は、記載された実施形態に限定されない。上記の実施形態ではそれぞれ、その外面に応じて基本形状において楕円体を形成するイオン放出体のみが示されているが、イオン放出体の外面はまた、楕円体の表面部分のみを有するか、あるいはそれとは異なるが遷移部に突出縁部を有さない表面領域を形成してもよい。また、イオン放出体の外面は、楕円体の複数の表面部分から構成されてもよい。更なる変形例は、例えば凹状又は凸状の膨隆部による表面構造形成を含む。
1 定着結び目(器具固定)
2 ステンレス鋼クリップ
3,3´,3´´,3´´´ イオン放出体
4 結び目(スペーサ)
5 糸
31 貫通孔
31a 貫通孔部分(d1)
31b 貫通孔部分(d2)
31c 貫通孔開口部(d1)
31d 貫通孔開口部(d2)
32,32´,32´´,32´´´ 外面
a,b,c 半軸
d1,d2 直径
L 長手軸
x,y,z デカルト座標

Claims (15)

  1. 避妊器具(10)であって、
    少なくとも1本の糸(5)と、
    前記少なくとも1本の糸(5)が中を通って延在する少なくとも2つの貫通孔開口部(31c,31d)を有する少なくとも1つの貫通孔(31)を有する少なくとも1個のイオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)と、
    を備え、
    前記貫通孔開口部(31c,31d)の一方から前記貫通孔開口部(31c,31d)の他方へ延在する前記イオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)の外面(32,32´,32´´,32´´´)は、外向きの縁部を有さない、
    避妊器具(10)。
  2. 前記イオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)の前記外面(32,32´,32´´,32´´´)は、少なくとも部分的に、楕円体の表面部分として説明可能であり、そのような楕円体は、半軸の長さがa、b及びcであり、特にデカルト座標で以下の式によって表され、
    式中、a、b及びcはゼロよりも大きい、
    Figure 2024507240000004
    請求項1に記載の避妊器具(10)。
  3. 前記イオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)の長手軸(L)は、前記イオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)の前記貫通孔(31)の延在方向に実質的に平行に延在し、前記半軸の前記長さa、bは、前記長手軸(L)に垂直に延在し、前記半軸の前記長さcは、前記長手軸(L)の方向に延在する、請求項2に記載の避妊器具(10)。
  4. 前記半軸の前記長さa、b及びcが等しい、請求項2又は3に記載の避妊器具(10)。
  5. 前記半軸の前記長さa、b及びcは、1mm~5.5mm、特に1.5mm~5mmである、請求項4に記載の避妊器具(10)。
  6. 前記半軸の前記長さa、b及びcのうちの2つが等しく、前記半軸の前記長さa、b及びcのうちの1つがそれとは異なる、請求項2又は3に記載の避妊器具(10)。
  7. 前記半軸の前記長さa及びbが等しい、請求項6に記載の避妊器具(10)。
  8. 前記半軸の前記長さa及びbは1mm~2mm、特に約1.5mmであり、前記半軸の前記長さcは1.5mm~5.5mm、特に2mm~5mmである、請求項7に記載の避妊器具(10)。
  9. 前記半軸の前記長さa及びc、又はb及びcが等しい、請求項6に記載の避妊器具(10)。
  10. 前記半軸の前記長さcは1mm~5.5mm、特に1.5mm~5mmであり、それとは異なる前記半軸の前記長さa又はbは1mm~3.5mm、特に1.5mm~3mmである、請求項9に記載の避妊器具(10)。
  11. 前記半軸の前記長さa、b及びcがそれぞれ互いに異なる、請求項2又は3に記載の避妊器具(10)。
  12. 前記貫通孔(31)は、少なくとも2つの異なる直径(d1,d2)を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の避妊器具(10)。
  13. 前記イオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)は、金属、特に銅、銅合金、金、金合金又は銅-金合金を含むか、又はそのような金属から形成される、請求項1から12のいずれか一項に記載の避妊器具(10)。
  14. 前記避妊器具は、前記少なくとも1本の糸(5)が延在する前記それぞれの貫通孔(31)を通る2~5個、特に3個又は4個のイオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)を備える、請求項1から13のいずれか一項に記載の避妊器具(10)。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の避妊器具(10)用のイオン放出体(3,3´,3´´,3´´´)。
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