JP2024507085A - アクティブ/セミアクティブなステアバイワイヤシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
ステアバイワイヤシステムの一部として、ヒューマンマシンインターフェースのステアリング入力デバイスにタクティールフィードバック制御を提供する、合わせられたブレーキとモータとが提供される。ブレーキは、タクティールフィードバックデバイス(TFD)ブレーキであり、モータは、このブレーキに結合された電気モータである。ブレーキは、エンドストップ制御および抵抗性トルクをステアバイワイヤシステムに提供する。モータはモーション制御をステアバイワイヤシステムに提供し、ここで、モーション制御は、中心に戻る、コマンドに追従する、中心上の制御、アクティブな力の感触、および/またはワーニングモード(たとえば、航空機の失速警報装置またはレーン逸脱に類似している)を含んでいる。ステアバイワイヤシステムはアクティブシステムである。【選択図】図1
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2021年2月5日に出願された米国仮出願第63/146,277号の優先権を主張する。この出願は、参照することによって本明細書に組み込まれる。
本出願は、2021年2月5日に出願された米国仮出願第63/146,277号の優先権を主張する。この出願は、参照することによって本明細書に組み込まれる。
本明細書の主題は概して、抵抗性トルク生成デバイスおよびモータ制御の分野に関する。より詳細には、本明細書の主題は、ヒューマンマシンインターフェースのためのアクティブ/セミアクティブなステアバイワイヤ制御を提供するために、モータに関して使用されるタクティールフィードバックデバイス(TFD)ブレーキに関する。
既存のタクティールフィードバックデバイス(TFD)は、ステアバイワイヤアプリケーションのためのステアリングポジションの出力およびセミアクティブなトルクフィードバックのために使用される場合がある。TFDブレーキは、ステアリングポジションを測定するための1つまたは複数のセンサと、ブレーキトルクを生成するために、磁気流体学的流体(MR流体)などの磁気反応性(MR)媒体または磁気反応性パウダー(MRパウダー)を作動させるコイルと、を通常は含んでいる。集合的にタクティールフィードバックコントロールユニット(TFCU)と称される、内蔵マイクロコントローラと、位置センサ(複数の場合もある)と、アンプリファイアと、を含むTFDは、外部の車両コントローラと通信して、位置を通信するとともに、ブレーキの感触を制御することができる。TFDは、エンドストップ制御および可変抵抗性トルクを提供することが得意である。しかし、TFDは、中心に戻る、コマンドに追従する、中心上の制御、アクティブ力感触、またはワーニングモード(たとえば、航空機の失速警報装置に類似している)などのアクティブな特徴を提供することが不可能である。反対に、アクティブ制御のために使用されるモータは、細かくモーション制御されるアクティブな特徴を提供することが得意であるが、不十分なエンドストップ制御、ブレーキング、および抵抗性トルクを提供する。TFDに見られるものと均等なトルクを得るためにモータを使用し、そのモータにエンドストップ制御、ブレーキング、および/または抵抗性トルクを提供させることを試みる場合、モータは、ブレーキに比べて非常に大きいサイズでなければならず、そのトルクを達成するために非常に高いレベルの電流を使用しなければならない。ステアバイワイヤシステムとして、抵抗性ブレーキトルクに対処するために十分なトルクを有するモータのみを使用することにより、モータは非常に大型であり、ピークトルクを超えるように、ステアリング入力デバイスを介して人間が制御することがほぼ不可能である。
本解決策は、TFCUによって制御されるタクティールの感触とシャフトモーションとの両方を生成することが可能なステアバイワイヤシステムとして、TFDブレーキと比較的小さいモータとの組合せを提供することである。この解決策では、TFDとモータとは、それらの強度を最大化するように、かつ、人間のオペレーターのためにパフォーマンスを最適化させるように、ともに動作する。
ステアバイワイヤシステムの一部として、ヒューマンマシンインターフェースのステアリング入力デバイスにタクティールフィードバック制御を提供する、合わせられたブレーキとモータとが本発明で提供される。ブレーキは、タクティールフィードバックデバイス(TFD)ブレーキであり、モータは、このブレーキに結合された電気モータである。ブレーキは、エンドストップ制御および抵抗性トルクをステアバイワイヤシステムに提供する。モータはモーション制御をステアバイワイヤシステムに提供し、ここで、モーション制御は、中心に戻る、コマンドに追従する、中心上の制御、アクティブ力感触、および/またはワーニングモード(たとえば、航空機の失速警報装置またはレーン逸脱に類似している)を含んでいる。ステアバイワイヤシステムはアクティブシステムである。
一態様では、ステアリングレスポンスを提供するステアバイワイヤシステムが提供される。本システムは、ブレーキと、モータと、シャフトと、少なくとも1つの位置センサと、少なくとも1つのマイクロコントローラとを備えている。モータはブレーキに結合されている。シャフトはブレーキおよびモータに結合されている。少なくとも1つの位置センサは、シャフトの角度位置を提供することが可能である。少なくとも1つのマイクロコントローラは、ステアリングレスポンスを形成するように、モータおよびブレーキに入力を提供するために適切なプログラミングを含んでおり、ブレーキ、モータ、および位置センサは、マイクロコントローラと電子通信している。
別の態様では、車両のステアリングレスポンスを提供する方法が提供される。本方法は、オペレーターが車両を運転することを含み、この運転は、オペレーターが車両ステアリングシステムを操舵することを含み、車両ステアリングシステムに少なくとも1つのステアリング入力を提供するように、オペレーターによってシャフトを回転させることと、少なくとも1つのステアリング入力をステアバイワイヤシステムで電子ステアリングコマンドに変換することと、ステアリング角度位置を少なくとも1つのマイクロコントローラからステアリングコントローラに通信することと、オペレーターにセミアクティブタクティールフィードバックを提供することであって、セミアクティブタクティールフィードバックは、直接接続ステアリングシステムをシミュレートするステアリングレスポンスを形成する、提供することと、を含んでいる。車両ステアリングシステムは、ステアリングレスポンスを提供することが可能であるステアバイワイヤシステムを有し、ステアバイワイヤシステムは、ブレーキと、ブレーキに結合されたモータと、ブレーキまたはモータに結合されたシャフトと、シャフトの角度位置信号を生成および提供することが可能な少なくとも1つの位置センサと、ステアリングレスポンスを形成するように、モータおよびブレーキに入力を提供することが可能である少なくとも1つのマイクロコントローラであって、ブレーキ、モータ、および位置センサが、少なくとも1つのマイクロコントローラと電子通信している、少なくとも1つのマイクロコントローラと、を含んでいる。
現在のタクティールフィードバックデバイス(TFD)は、磁気流体学的流体(MR流体)または磁気反応性パウダー(MRパウダー)を含むブレーキが優位を占めており、ステアリングポジションの出力およびステアバイワイヤアプリケーションのためのセミアクティブなトルクフィードバックのために使用される。これらデバイスは、ステアリングポジションを測定するための1つまたは複数のセンサと、ブレーキトルクを生成するためにMR流体またはMRパウダーを作動させるブレーキコイルとを含んでいる。本明細書に開示される場合、TFDは、デバイスの「オフ状態」のトルクを少なくとも超えるように、モータに結合されている。この最小のトルクは、中心に戻る、コマンドに追従する、中心上の制御、アクティブ力感触、またはワーニングモードなどのモーション制御を提供するために必要なトルクである。
本明細書に開示の実施形態では、ブレーキは、ヒューマンマシンインターフェースに関するステアバイワイヤ制御を提供するように、モータと合わせられている。この組合せは、アクティブハイブリッドステアバイワイヤシステムと称される場合がある。
多くのケースでは、ヒューマンマシンインターフェースは、ホイールまたはヨークなどのステアリング入力デバイスであるが、このヒューマンマシンインターフェースは、コントロールスティックまたはジョイスティック、および、人間からの入力を制御することができ、かつタクティールフィードバックを必要とすることができる任意の他のデバイスとすることもできる。
以下に記載のブレーキはTFDブレーキであるが、本システムは、エンドストップ制御、ブレーキング、および/または抵抗性トルクを提供することが可能である任意のブレーキを使用することができる。このため、本明細書におけるTFDブレーキの使用は、ブレーキの代表的なタイプであることのみを意図しており、TFDブレーキ、またはMRTFDブレーキのみに限定することは意図していない。
図1から図7Bを参照すると、概してデバイス10またはステアバイワイヤシステム10と称され、図10および図11ではSBWとして識別されているステアバイワイヤシステムは、ブレーキ12と、モータ14と、シャフト16と、少なくとも1つの位置センサ18と、少なくとも1つのマイクロコントローラ22とを含んでいる。モータ14はブレーキ12に結合されている。シャフト16は、ブレーキ12、モータ14、またはブレーキ12とモータ14との両方に結合されている。位置センサ18は、シャフト16の角度位置を提供するように配置されている。マイクロコントローラ22は、ブレーキ12、モータ14、およびセンサ18と電子通信しており、所望のタクティールフィードバックをオペレーターに提供するための必要な計算およびコマンドを実行するために適切なプログラミングを包含している。マイクロコントローラ22は、ブレーキ12およびモータ14への入力の制御を提供することが可能である。マイクロコントローラ22は、シャフト16の回転を動的に制御するために適切なモータ14に基準入力を通信することができる。集合的に、マイクロコントローラ22、位置センサ18、およびアンプリファイア24は、タクティールフィードバックコントロールユニット(TFCU)26を形成する。TFCU26は、タクティール感触に関する感触およびモーションの制御アルゴリズムを実行し、外部コントローラとの通信を規定する。例示的な感触のアルゴリズムは図10に提供されており、例示的なモーションのアルゴリズムは図11に提供されている。
シャフト16は、直接的または間接的にステアリング入力デバイス28に結合されている。マイクロコントローラ22は、ステアリングコントローラ30、車両コントローラ32、および/またはCANバス34(コントローラエリアネットワークバス)と電子通信している。代替的には、マイクロコントローラ22は、ステアリングコントローラ30および/または車両コントローラ32と、CANバス34を介して電子通信している。マイクロコントローラ22は、ステアリングコントローラ30および/または車両コントローラ32からの電子通信を、直接的に、またはCANバス34を介して受信することができる。ステアリングコントローラ30および/または車両コントローラ32は、集合的に外部コントローラと称される。
任意のモータ14をこの用途に使用することができるが、フレームレスなブラシレス直流モータ(BLDC)が、本明細書では許容可能な解決策として言及される。しかし、BLDCモータの使用は、本発明をBLDCモータのみに限定することは意図していない。BLDCモータ14のフレームレスの設計により、ブレーキ12と一列に並んだ状態で、容易に機械的に組み込むことが可能になり、一方、ブラシレスの設計により、長い耐用年数および少ないメンテナンスが確実になる。ブレーキ12と合わせられると、モータ14は、シャフト16を動的に制御するように配置される。
モータの制御は、適切な通信電子機器とともに、位置センサ18からの出力(複数の場合もある)を使用して実施される。モータ14は、モータローター64およびステーター66、ならびに少なくとも1つの巻回コイル(図示せず)を含んでいる。モータローター64は、シャフト16とともに回転する。このシャフト16は、モータローター64を貫通しているか、またはモータローター64と接続されている。少なくとも1つの巻回コイルを通して可変電流を送ることが可能な少なくとも1つのオプションのアンプリファイア24が使用される場合がある。同じであるか異なるオプションのアンプリファイア24が、ブレーキ12に対して信号を送受信するように使用される場合がある。
図1から図4に示す実施形態では、ブレーキ12はモータ14と結合されている。この結合は、図1から図4では、モータ14の下のブレーキ12と一列に並んで、ブレーキ12とモータ14との両方の中心線に沿って図示されている。しかし、モータ14は、ブレーキ12と一列に並んで、このブレーキ12の上に配置されている場合もある。さらに、モータ14は、ブレーキ12に対して外部に配置される、すなわち、ブレーキ12に対してオフセットして配置される場合がある。したがって、図示の実施形態は、非限定的であり、もっぱら例示的目的であることが意図されている。すべての実施形態では、モータ14は、ステアバイワイヤシステムのオフ状態のトルクを少なくとも超えるために十分なトルクを発生させることが可能である。「オフ状態」との用語は、ブレーキコイル内の励起電流がゼロの状態でのアセンブリ内の最小の摩擦トルクに関する。この最小の摩擦トルクは、ベアリング内、シール内、およびエネルギーが与えられていないMR材料とブレーキ表面との間の摩擦を主として含んでいる。
ブレーキ12は、TFDブレーキ、ドラムブレーキ、ディスクブレーキ、摩擦ブレーキ、電磁ブレーキ、またはこれらの組合せである場合がある。もっぱら図示の目的のために、図2Aから図4は、MR材料36を使用したTFDドラムブレーキ12を図示している。図3および図4を参照すると、TFDドラムブレーキ12は、シャフト16、ドラムローター40、ブレーキコイル44を有するコア42、ポールリング48、MR材料36、上側シール50、および下側シール52を内部に囲むハウジング38を有している。ハウジング38は、ハウジング壁54を含んでいる。ハウジング壁54は、ハウジング頂部56およびハウジング底部58を含んでいる。ハウジングキャップ60は、ハウジング頂部56に固定されている。ハウジングキャップ60は、非磁性材料(たとえば、628861-T6アルミニウムまたは類似の材料)で形成されている。
いくつかの実施形態では、ハウジング38は、ハウジング38の内部に配置されたモータ14の少なくとも一部を有している。図3および図4に示すように、モータハウジング62は、ハウジング底部58に固定されており、モータローター64およびステーター66を囲んでいる。代替的には、モータローター64およびステーター66は、ハウジング38内に囲まれている。非限定的な構成では、センサハウジング68は、モータハウジング底部58に固定され、TFDドラムブレーキ12およびモータ14のための少なくとも1つのマイクロコントローラ22を包含している。
シャフト16は、ハウジング38内およびモータハウジング62内に回転可能に配置されている。いくつかの実施形態では、シャフトアダプター72は、モータローター64およびステーター66がシャフト16の外側に配置された状態でシャフト16を支持している。図示のように、シャフト16は、シャフトアダプター72とともに、上側ベアリング74および下側ベアリング76によって回転可能に支持されている。TFDドラムブレーキ12の構成では、シャフト16は、このシャフト16に取り付けられるとともに、このシャフト16から径方向外側に延びる回転ディスク78を有している。ドラムローター40は、回転ディスク78の端部80において回転ディスク78に接続されており、シャフト16とともに回転する。図3および図4に示すように、ドラムローター40は、端部80から径方向外側に延び、シャフト16に対して平行かつ回転ディスク78に対して垂直に曲がる前は、シャフト16に対して垂直である。任意選択的には、回転ディスク78は径方向外側に延びることができ、ドラムローター40は、シャフト16に対して平行にすることができる。さらに、ドラムローター40および回転ディスク78は、シャフト16に直接固定された単一の構成要素とすることができる。
この構成では、TFDドラムブレーキ12は、ブレーキング、エンドストップ制御、および抵抗性トルクを提供する。ブレーキ12は、5ニュートンメートルから25ニュートンメートルの間のピークの抵抗性の力を提供することができるが、一般的に望まれるピークの抵抗性の力は、TFDシステムの用途に応じて変化することになる。モータ14は、中央に戻る、コマンドに追従する、中心上の制御、アクティブ力感触、またはワーニングモード(たとえば、航空機の失速警報装置またはレーン逸脱に類似している)を含むようにモーション制御を提供する。一実施形態では、ワーニングモードは、振動のフィードバックを生成するために、シャフト16へのアクティブな脈動入力を伴い、特定の警告または異常な車両状況を示す。モータ14は、コマンドに追従する用途のために使用することもできる。たとえば、車両が、全地球測位システムにガイドされたナビゲーションを使用して自律的に操舵されている場合、ステアリング入力デバイス28の動きは、実際の車両の動きに追従することになる。同様に、2つのステアリング入力ステーションを有するボートで使用される場合、使用されていないステアリング入力ステーションの動きは、使用中のステアリング入力ステーションと同調される。この方法で、2つのステアリング入力デバイス28の動きがマッチする。
モータ14は、約0.5ニュートンメートルから約5ニュートンメートルの間の力を提供することが可能である。同様に、モータ14は、ブレーキ12に関する最大の可能な抵抗性ブレーキトルクの約0.01%から約25.0%の間のオフ状態のブレーキトルクレベルを超える力を提供することが可能である。この構成におけるデバイス10は、モータ14からの、ステアリング入力デバイスにおいて生成されるトルクの量を制限し、また、このトルクがオペレーターを圧倒し得ないことから、ステアバイワイヤの用途には安全である。ステアバイワイヤシステム10は、人為的なステアリングレスポンスをオペレーターに、ステアリング入力デバイス28を通して提供する。
マイクロコントローラ22は、TFDブレーキ12とモータ14との両方を制御する。位置センサ18は、マイクロコントローラへの、シャフト16の角度位置の通信を提供する。さらなるセンサ(図示せず)も、ブレーキ12、モータ14、およびシャフト16の情報をマイクロコントローラ22に通信する場合がある。マイクロコントローラ22は、ブレーキ12とモータ14との両方にわたる制御を提供する単一のマイクロコントローラである場合がある。代替的には、マイクロコントローラ22は、少なくとも1つがブレーキ12の制御を担い、1つがモータ14の制御を担う、2つのさらなるマイクロコントローラ22である場合がある。
位置センサ18は、1つまたは複数のセンサを備えている。位置センサ18は、絶対位置センサ、光学的位置センサ、ホール効果センサ、エンコーダ、リゾルバ、またはこれらの組合せである場合がある。位置センサ18は、シャフト16の角度位置を測定し、これら測定値をマイクロコントローラ22に通信することが可能である。位置センサ18は、ステアリングコントローラ30および/または車両コントローラ32などの外部コントローラと、直接電子通信、間接電子通信、または直接電子通信と間接電子通信との両方をしている場合がある。外部コントローラは、ステアバイワイヤシステム10内でマイクロコントローラ22から離間している。当業者に知られているように、センサ18の記載されているバージョンの各々は、シャフト16の端部のロケーションポイントを「読み取る」ことになる。たとえば、ホール効果センサ18を使用する場合、磁石19がシャフト16の端部に配置されることになる。
一実施形態では、位置センサ18は非接触のセンサである。オペレーターがステアリング入力デバイス28を操作していない場合、センサの測定値は、発展したモーション制御アルゴリズムとともにマイクロコントローラ22によって使用されて、シャフト16の回転を制御し、アイドリング状態では、シャフト16を中心に戻す。適切なモーション制御アルゴリズムの実施例が図11に提供されている。センサの測定値は、1つまたは複数の異なる通信技術(たとえば、アナログ、PWM、デジタル)によってステアリングコントローラ30および/または車両コントローラ32に送信することもできる。
2つ以上の位置センサ18を伴う実施形態では、位置センサ18は、約-5度から約+5度の間の誤差限界内にあるシャフト16の角度位置を提供することが可能である。より精錬されたデバイス10に関しては、位置センサ18は、約±3度の誤差限界内にあるシャフト16の角度位置、または、少なくとも±1度の誤差限界内にあるシャフト16の角度位置を提供することができる。各センサ18の位置は、システムに必要な正確さの度合いを提供するように選択されることになり、たとえば、1つのセンサ18が、マイクロコントローラを支持するプリント回路基板の上面に置かれ、1つのセンサ18がプリント回路基板の下に置かれる。一実施形態では、開示のステアバイワイヤシステム10は、位置センサ18をサポートするか駆動させるために、シャフト16と位置センサ18との間にギアパックまたはギアのアセンブリを必要としない。結果として、開示の発明では、位置センサ18は、シャフト16の軸上かつ、シャフト16と一列になっている場合がある。位置センサ18をシャフト16の軸上に配置することにより、センサアセンブリの複雑さが低減され、それにより、潜在的な故障モードの数および機械的ノイズを低減させる。さらに、構成要素の構成により、製造の効率が提供される。しかし、位置センサ18の軸を外れた位置も、ステアバイワイヤシステム10において十分に動作することになる。
動作時には、モータ14は、オペレーターのための人為的なステアリングレスポンスを、ステアリング入力デバイス28を通して印可するように入力を提供することが可能である。この入力には、中心に戻る、アラートワーニング、中間感触、アクティブ力感触、ホイールの摩擦の感触、ホイールのスリップの感触、および/または2つ以上のステアリングの同調が含まれる。2つ以上のステアリングの同調は、同調した動作および反応を有するように、ともに同調される2つ以上のステアリング入力デバイス28が存在することを意味している。
図3および図4に示す代表的な実施形態では、コア42とドラムローター40との間に2つと、ドラムローター40とポールリング48との間に2つとの、4つのせん断面が存在する。ブレーキ12が、MR材料36を使用するTFDブレーキである場合、一体型コイル44は、磁界が印可されると、MR材料36にエネルギーを与える/作動させることが可能である。電流の印可によって磁界が生成され、この磁界は、次いで、MR材料36内に見られる磁気反応性粒子を整列させる。これにより、MR材料36が、4つの面すべてでせん断される。せん断により、抵抗性トルクが生じる。さらに、印可される電流の量により、抵抗性トルクの量が制御される。MR材料36が、電流の印可によって作動されるとともに制御される場合、ブレーキ12は、良好に制御される中間レンジのトルク、または、可能である最大のトルクを移動の最後に生成する。図13は、ブレーキコイル44への電流がゼロアンペアから1.5アンペアへ増大される際の、ブレーキ12によって生成される抵抗性トルクの実施例を示している。結果としてのカーブに示されるように、生成されるトルクは、ブレーキコイル44への電流の印可の増大とともに連続して増大する。電流の変化に伴うトルクの推移は、ステアバイワイヤシステム10のユーザーが経験する抵抗性トルクのスムーズな制御に変換される。トルクカーブに関する正常な動作レンジは、ステアバイワイヤシステム10の用途に応じて変化することになる。
マイクロコントローラ22は、ブレーキ12およびモータ14の制御を通して、可変タクティール感触を人間のオペレーターにステアリング入力デバイス28を通して提供する。マイクロコントローラ22は、ブレーキング、エンドストップ制御、およびブレーキ12の抵抗性トルクを制御する。このことは、一体型コイル44への電流を制御すること、および/またはコマンド入力をブレーキ12に提供することによって達成され、ここで、コマンド入力は、トラベルストップの終了、通常の動作、および/または、ステアリングレスポンスに関連するアクションに対応する抵抗性の力を繰り返すブレーキングアクションを生成する。
さらに、マイクロコントローラ22は、モーション制御を提供するように、モータ14にコマンドを通信することもできる。たとえば、一実施形態では、マイクロコントローラ22は、中心に戻る動作の能力を提供する。この実施形態では、位置センサ18を使用するマイクロコントローラ22は、中心位置から離れるステアリングシャフト16の動作を検出し、シャフト16を中心位置に戻すように、モータ14にコマンドを提供する。同様に、マイクロコントローラ22は、シャフト16の角度位置を制御するために適切なモータ14にコマンドを通信することができ、ワーニングコマンド/モードをシャフト16に導入して、シャフト16を振動させるか震えさせ、中心上の制御を提供する、および/または、シャフト16に動的な力の感触の入力を提供する。
マイクロコントローラ22は、デバイス10によって使用されている電流から、シャフト16が経るトルクを概算することができる。さらに、前述した制御操作を提供するために、マイクロコントローラ22は、1つまたは複数の位置センサ18からのシャフト16の角度位置の測定値を受領および処理することができる。好ましくは、各位置センサ18は、シャフト16の軸と整列して位置している。
動作時には、マイクロコントローラ22は、シャフト16にモーション制御入力を提供するために、通信に関する特定の位相差を有する1つまたは複数の電流によってモータ14に命令することが可能であるとともに、モータ14を所望の方向に回転させることが可能である。
図8を参照すると、ステアバイワイヤシステムの様々な要素間の電子通信が図示されている。位置センサ18はマイクロコントローラ22と通信する。マイクロコントローラ内では、位置センサ18は、感触のアルゴリズムおよびモーションのアルゴリズムにデータを提供する。同様に、ステアリングコントローラ30または車両コントローラ32などの外部コントローラからの外部コマンドは、感触のアルゴリズムおよびモーションのアルゴリズムにデータを通信する。感触のアルゴリズムおよびモーションのアルゴリズムは、電流のアルゴリズムにデータを提供する。適切な感触のアルゴリズムの実施例が図10に提供されており、適切なモーションのアルゴリズムが図11に提供されている。モータ14およびブレーキコイル44に関連する少なくとも1つの電流センサも、電流のアルゴリズムにデータを提供する。電流のアルゴリズムは、電流制御ループにデータを提供する。この電流制御ループは、次いで、モータ14とブレーキ12との両方と通信する。適切な電流のアルゴリズムの実施例が図12に提供されている。
デバイス10は、アクティブステアバイワイヤシステムが望ましい車両(図示せず)に設置することが可能である。車両のタイプは、建設車両、農業車両、林業車両、運搬用車両、材料管理車両、海上用船舶、および航空機である場合がある。
図9を参照すると、アクティブシステムにおけるデバイス10の用途は、車両のステアリングレスポンスを提供する方法を許容している。本方法は、オペレーターによって車両ステアリングシステムを操舵することを含んでいる。このケースでは、車両ステアリングシステムは、デバイス10をアクティブステアバイワイヤシステムとして採用している。デバイス10が設置されている場合、アクティブステアバイワイヤ制御メカニズムにより、人為的なステアリングレスポンスが提供される。デバイス10は、上述され、ブレーキ12と、ブレーキ12に結合されたモータ14と、ブレーキ12またはモータ14に結合されたシャフト16と、シャフト16の角度位置信号を生成および提供することが可能である少なくとも1つの位置センサ18と、人為的なステアリングレスポンスを生成するように、モータ14およびブレーキ12への入力を提供することが可能な少なくとも1つのマイクロコントローラ22と、を含んでいる。ブレーキ12、モータ14、および位置センサ18は、マイクロコントローラ22と電子通信している。
本方法は、オペレーターに車両を運転させ、少なくとも1つのステアリング入力を車両ステアリングシステムに提供することによってシャフト16を回転させることをさらに含んでいる。本方法は、位置センサ18がステアリング入力を電子ステアリングコマンドに変換することをも含んでいる。位置センサ18によって判定されるステアリング角度位置は、マイクロコントローラ22によってステアリングコントローラ30に通信される。デバイス10は、セミアクティブタクティールフィードバックをオペレーターに提供する。セミアクティブタクティールフィードバックは、直接接続ステアリングシステムをシミュレートする人為的なステアリングレスポンスを生成する。
本方法では、ステアリングレスポンスは、エンドストップ制御、抵抗性トルク、中心に戻る、少なくとも1つの逸脱ワーニング、摩擦の感触、ホイールのスリップの感触、中心上の感触、および/またはステアリングの同調を含む、複数の電子ステアリングコマンドを提供する能力を含んでいる。
セミアクティブタクティールフィードバックは、位置センサ18、計算されたステアリング速度、すなわち角速度、計算されたステアリング加速度、すなわち角加速度、またはステアリングコントローラ30からのデジタル入力の組合せに基づいている。セミアクティブタクティールフィードバックは、一体型コイル44を通して電流を送ることによって発生する一定、周期的、または可変のブレーキトルクを含んでいる。論じられたように、電流の印可および電流の制御は、マイクロコントローラ22によって提供される。
本方法では、シャフト16を回転させるステップは、位置センサ18により、シャフト16を介してのオペレーターのステアリング入力を測定することをさらに含んでいる。位置センサ18は、位置信号をマイクロコントローラ22および/またはステアリングコントローラ30に通信する。マイクロコントローラ22またはマイクロコントローラ22を使用するTFCU24は、セミアクティブタクティールフィードバックをオペレーターに、ブレーキ12および/またはモータ14の制御および調整を通して提供する。
上述のように、本方法は、製造者が選択したインターバルの後に、位置センサ18が、オペレーターが少なくとも1つのステアリング入力を提供することの検出に失敗した際に、シャフト18を中心位置に戻すことを定めている。
本方法は、少なくとも2つのマイクロコントローラ22の第1のものでブレーキ12を制御することと、少なくとも2つのマイクロコントローラ22の第2のものでモータ14を制御することを許容している。1つのマイクロコントローラ22が存在するか、2つ以上のマイクロコントローラ22が存在するかに関わらず、本方法は、位置センサ18からの角度位置信号を使用し、ブラシレス直流(BLDC)モータ14のための必要な代替信号を計算することができるようにモータ14を制御するマイクロコントローラを定めている。
本発明の他の実施形態は、当業者には明らかとなるであろう。したがって、前述の記載は、本発明の一般的な使用および方法を可能にするとともに記載するのみである。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の範囲を規定する。
Claims (50)
- ステアリングレスポンスを提供するステアバイワイヤシステムであって、
ブレーキと、
前記ブレーキに結合されたモータと、
前記ブレーキおよび/または前記モータに結合されたシャフトと、
前記シャフトの角度位置を提供することが可能な少なくとも1つの位置センサと、
前記ステアリングレスポンスを形成するように、前記モータと前記ブレーキとの少なくとも一方に入力を提供することが可能である少なくとも1つのマイクロコントローラであって、前記ブレーキ、前記モータ、および前記位置センサが、前記マイクロコントローラと電子通信している、少なくとも1つのマイクロコントローラと、
を備えたステアバイワイヤシステム。 - 少なくとも2つのマイクロコントローラをさらに備え、前記少なくとも2つのマイクロコントローラの一方は前記ブレーキの制御を提供し、前記少なくとも2つのマイクロコントローラの一方は前記モータの制御を提供する、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ブレーキは、TFDブレーキ、ドラムブレーキ、ディスクブレーキ、摩擦ブレーキ、または電磁ブレーキである、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ブレーキは、エンドストップトルクおよび可変抵抗性トルクを提供することが可能である、請求項2に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ブレーキはTFDブレーキである、請求項2に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記TFDブレーキはハウジングを有し、前記モータの少なくとも一部は前記ハウジング内に位置している、請求項5に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記TFDブレーキは、
前記シャフトに回転可能に接続された回転ディスクと、
前記回転ディスクに接続されたドラムローターと、
前記ドラムローターの径方向内側に位置し、前記ドラムローターとの間に第1のギャップを形成する一体型コイルを有するコアと、
前記ドラムローターの径方向外側に固定されて位置し、前記ドラムローターとの間に第2のギャップを形成するポールリングと、
前記第1のギャップ内および前記第2のギャップ内に配置された磁気反応性(MR)材料と、
MR材料が前記第2のギャップから移動することをブロックするように位置する上側シールと、
MR材料が前記第1のギャップから移動することをブロックするように位置する下側シールと、
前記シャフト、前記ドラムローター、前記コア、前記上側シール、および前記下側シールを囲むハウジングであって、前記ハウジングは、前記ハウジングに固定されたハウジングキャップおよびセンサハウジングを有している、前記ハウジングと、
を備えたドラムブレーキである、請求項5に記載のステアバイワイヤシステム。 - 前記TFDブレーキは、
前記シャフトに取り付けられ、透磁性材料で形成されたローターであって、前記ローターは、前記ローターが取り付けられた前記シャフトと平行に延びる作動部を前記ローターの外周に有する形状である、ローターと、
前記ローターを回転可能に内部に収容する第1のシールされたチャンバーを有し、前記ローターから離間するとともに、前記シャフトに対して、および前記ローターの前記作動部に対して垂直な方向に磁束を発生させるように位置する磁界発生器を含む前記ハウジングであって、前記ハウジングが第2のシールされたチャンバーを含み、前記第2のシールされたチャンバーは、前記ブレーキの動作を制御および監視するためのブレーキ制御電子システムを収容している、前記ハウジングと、
前記第1のシールされたチャンバー内に配置された制御可能な磁気反応性(MR)材料であって、前記MR材料は、前記ローターの少なくとも前記作動部と接触しており、前記MR材料は、前記磁界発生器によって生成された磁界に反応する、制御可能な磁気反応性(MR)材料と、
を備えたディスクブレーキである、請求項5に記載のステアバイワイヤシステム。 - 前記モータは、前記ステアリングレスポンスに対する入力を提供することが可能であり、前記入力は、中心に戻る、アラートワーニング、中間感触、アクティブ力感触、および/または2つ以上のステアリング同調を含んでいる、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 2つ以上の位置センサをさらに備えている、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記2つ以上のセンサは、約±3度の誤差限界内にあるシャフト位置を提供することが可能である、請求項10に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記2つ以上のセンサは、少なくとも±1度の誤差限界内にあるシャフト位置を提供することが可能である、請求項10に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記2つ以上のセンサは、約-5度から約+5度の間の誤差限界内にあるシャフト位置を提供することが可能である、請求項10に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記位置センサは非接触位置センサである、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記位置センサは絶対位置センサ、光学的位置センサ、エンコーダ、リゾルバ、ホール効果センサである、請求項10に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記位置センサからの信号は、前記シャフトの角度位置の測定値を含んでいる、請求項10に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記位置センサは、外部コントローラと直接電子通信しているか、間接電子通信しているか、直接電子通信と間接電子通信との両方をしており、前記外部コントローラは、前記ステアバイワイヤシステム内で前記マイクロコントローラから離間している、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記モータの少なくとも1つの巻回コイルを通して可変電流を送ることが可能な少なくとも1つのアンプリファイアをさらに備えている、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ブレーキは、磁気流体学的(MR)流体または磁気反応性(MR)材料を含んでいる、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ブレーキが少なくとも1つのブレーキコイルをさらに備え、前記少なくとも1つのブレーキコイルは、電流が印可された際に前記MR流体または前記MR材料にエネルギーを与えることが可能である、請求項19に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記少なくとも1つのブレーキコイルを通して電流を送ることが可能な少なくとも1つのアンプリファイアをさらに備えている、請求項20に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記モータはブラシレス直流(BLDC)モータである、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記モータは、前記モータおよび前記ブレーキの中心線に沿って前記ブレーキに結合されている、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラはCANバスと電子通信している、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、車両コントローラから前記CANバスを介して電子通信を受信することが可能である、請求項24に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、可変タクティール感触を提供することが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、前記位置センサからの入力なしで前記モータに中心に戻るようにコマンドを通信することが可能である、請求項26に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、モーションなしで前記モータに中心に戻るようにコマンドを通信することが可能であり、前記モーションは、非接触位置センサによって検出される、請求項26に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、前記シャフトの前記角度位置を制御するように、前記モータにコマンドを通信することが可能である、請求項26に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、前記シャフトにワーニングコマンドを導入して、前記シャフトを振動させるか震えさせるように、前記モータにコマンドを通信することが可能である、請求項26に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、前記ブレーキにコマンド入力を提供するために適切なプログラミングを含み、前記コマンド入力は、トラベルストップの終了、通常の動作、および/または、前記ステアリングレスポンスに関連するアクションに対応する抵抗性の力を繰り返すブレーキングアクションを生成する、請求項26に記載のステアバイワイヤシステム。
- 車両であって、前記車両に設置された前記ステアバイワイヤシステムを有する車両をさらに備えている、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ステアバイワイヤシステムは、前記少なくとも1つの位置センサと、前記ブレーキおよび/または前記モータに結合された前記シャフトとの間にギアパックを含んでいない、請求項1に記載ステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、電流からトルクを概算することが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、前記位置センサから通信された角度位置の測定値を測定および処理することが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記マイクロコントローラは、通信に関する特定の位相差を有する電流によって前記モータに命令することが可能であるとともに、前記モータを所望の方向に回転させることが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記モータは、約0.5ニュートンメートルから約5ニュートンメートルの間の力を提供することが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記モータは、前記ブレーキに関する最大の可能な抵抗性ブレーキトルクの約0.01%から約25.0%の間のオフ状態のブレーキトルクレベルを超える力を提供することが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記ブレーキは、約20ニュートンメートル以下の抵抗性の力を提供することが可能である、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記シャフトはステアリング入力デバイスに接続されている、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記モータは、前記シャフトのモーションを動的に制御するように配置されている、請求項1に記載のステアバイワイヤシステム。
- 前記少なくとも1つのマイクロコントローラは、前記モータに基準入力を通信し、前記シャフトの回転を動的に制御することが可能である、請求項41に記載のステアバイワイヤシステム。
- 車両のステアリングレスポンスを提供する方法であって、
オペレーターが前記車両を運転することであって、
前記運伝することは、前記オペレーターが車両ステアリングシステムを操舵することを含み、前記車両ステアリングシステムは、前記ステアリングレスポンスを提供することが可能であるステアバイワイヤシステムを有しており、前記ステアバイワイヤシステムは、
ブレーキと、
前記ブレーキに結合されたモータと、
前記ブレーキまたは前記モータに結合されたシャフトと、
前記シャフトの角度位置信号を生成および提供することが可能な少なくとも1つの位置センサと、
前記ステアリングレスポンスを形成するように、前記モータおよび前記ブレーキに入力を提供することが可能である少なくとも1つのマイクロコントローラであって、前記ブレーキ、前記モータ、および前記位置センサは、前記少なくとも1つの前記マイクロコントローラと電子通信している、少なくとも1つの前記マイクロコントローラと、
を含んでいる、運転することと、
前記オペレーターによって前記シャフトを回転させることであって、前記車両ステアリングシステムに少なくとも1つのステアリング入力を提供する、回転させることと、
前記少なくとも1つのステアリング入力を前記ステアバイワイヤシステムで電子ステアリングコマンドに変換することと、
前記ステアリング角度位置を前記少なくとも1つのマイクロコントローラからステアリングコントローラに通信することと、
前記オペレーターにセミアクティブタクティールフィードバックを提供することであって、前記セミアクティブタクティールフィードバックは、直接接続ステアリングシステムをシミュレートする前記ステアリングレスポンスを形成する、提供することと、を含む方法。 - 前記ステアリングレスポンスは、複数の電子ステアリングコマンド、エンドストップ制御、抵抗性トルク、中心に戻る、少なくとも1つの逸脱ワーニング、摩擦の感触、ホイールのスリップの感触、中心上の感触、およびステアリングの同調を提供することが可能である、請求項43に記載の方法。
- 前記セミアクティブタクティールフィードバックは、ステアリングセンサの位置、ステアリング速度、ステアリング加速度、または前記ステアリングコントローラからのデジタル入力の組合せに基づいている、請求項43に記載の方法。
- 前記セミアクティブタクティールフィードバックは、一体型コイルを通して電流を送ることによって発生する一定、周期的、または可変のブレーキングトルクを含んでいる、請求項45に記載の方法。
- 前記シャフトを回転させる前記ステップは、前記オペレーターの少なくとも1つのステアリング入力を、前記位置センサによって前記シャフトを介して計測することと、前記位置センサが位置信号を前記少なくとも1つのマイクロコントローラまたは前記ステアリングコントローラに通信することと、前記少なくとも1つのマイクロコントローラが前記セミアクティブタクティールフィードバックを前記オペレーターに、前記ブレーキおよび/または前記モータを通して提供することと、をさらに含んでいる、請求項43に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの位置センサは、製造者が選択したインターバルの間に前記オペレーターからの少なくとも1つのステアリング入力の変化を検出しなかった場合に、前記シャフトを中心位置に戻すことをさらに含む、請求項43に記載の方法。
- 前記少なくとも2つのマイクロコントローラの第1のもので前記ブレーキを制御することと、前記少なくとも2つのマイクロコントローラの第2のもので前記モータを制御することと、をさらに含む、請求項43に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのマイクロコントローラの前記少なくとも1つの位置センサからの前記角度位置信号を使用して、ブラシレス直流(BLDC)モータに関する必要な代替信号を計算するステップをさらに含む、請求項44に記載の方法。
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