JP2024505736A - 3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の結晶形およびその製造方法と使用 - Google Patents

3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の結晶形およびその製造方法と使用 Download PDF

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Abstract

本発明は3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体である式I化合物の結晶およびその製造方法を提供する具体的に、本発明は、式I化合物の新たな結晶形A~Cおよびこれらの製造方法を提供する。本発明の式I化合物の新たな結晶形は、優れた熱安定性および機械的安定性を有し、同時にこれらの製造プロセスが簡単で、優れた産業化の潜在力を有する新たな結晶形である。【化1】JPEG2024505736000022.jpg2759

Description

本発明は、薬物化学の分野に関する。具体的に、3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の結晶形およびその製造方法と中枢神経系不全疾患の予防または治療における使用に関する。
神経活性ステロイドは神経組織において活性を有するステロイドで、人体において重要な調節作用を果たす神経ステロイドは主にプロゲステロン、プレグネノロンやアロプレグナノロンなどを含む。プロゲステロン、プレグネノロンおよびアロプレグナノロンはいずれもコレステロールが異なる経路を経て代謝されて生成するもので、コレステロールは18 kDaトランスロケータータンパク質を介してミトコンドリアの外膜から内膜へ輸送され、シトクロムP450コレステロール側鎖切断酵素によって代謝されてプレグネノロンになり、さらに3β-ヒドロキシコレステロール脱水素酵素によって代謝されてプロゲステロンになり、続いて5α-還元酵素および3α-ヒドロキシコレステロール脱水素酵素が介する一連の酵素触媒反応によって代謝されてアロプレグナノロンになる。神経活性ステロイドは、麻酔剤、鎮静剤、睡眠導入剤、抗不安薬、抗うつ薬および抗痙攣薬として有用である。
アロプレグナノロンは近年の研究の焦点で、1986年に既にアロプレグナノロンがGABAA受容体の正の調節剤であると指摘されている。しかし、2006年になって初めて、アロプレグナノロンは主にGABBA受容体のαとβサブユニットと結合し、当該受容体における塩素イオンシグナルチャネルの開放の頻度を増加させ、神経の興奮性を低下させることで、鎮静、抗不安作用が生じることが見出された。ある文献では、月経周期の異なる段階において、体内におけるプロゲステロンおよびその代謝物のレベルが異なることが報告された。月経開始前、プロゲステロンおよびその代謝物のレベルが低下し、月経前症候群(PMS)が生じること、すなわち、月経周期が開始する前に、身体にストレス、不安および片頭痛のような症状が繰り返して現れ、月経の後になくなることがある。産後うつ病も異常のプロゲステロンおよびその代謝物のレベルと関連し、妊娠の進行とともに、健康な妊婦の血漿におけるアロプレグナノロンの濃度が向上し、分娩後、アロプレグナノロンの濃度が急激に低下する。研究では、アロプレグナノロンの含有量の低下は、不安、うつおよび振戦などの多くの精神障害性疾患の発生と発展と密接に関連するとされ、そして、外部からのアロプレグナノロンの投与は顕著に上記精神症状を改善することできる。
しかしながら、アロプレグナノロンは、水溶性が低く、経口投与の利用能が劣り、ヒト血漿における半減期が約45分で、快速に代謝される。既に市販のズルレッソ(Zulresso)は、水溶性で、スルホブチルβシクロデキストリンを基にしたアロプレグナノロン製剤で、静脈注射によって安定した生理濃度のアロプレグネノロンが生成する。しかし、ブレキサノロン(Brexanolone)は60時間と長時間の静脈輸液が必要で、患者のコンプライアンスが劣る。
また、当業者にもわかるように、薬物の結晶形が異なると、生物利用能、溶解度、溶解速度、化学・物理的安定性、融点、色、ろ過性、密度、流動性などの面において顕著に異なることがある。薬物の結晶多形に対する研究は、より良い物理・化学的特性またはより良い加工の様態を有する薬物形態を探索することにより、薬物の製剤形態の範囲を広げ、利用価値のある製剤形態を開発し、いろいろな群体が利用しやすいようにすることに有利である。
そのため、本分野では、溶解能力を向上させ、投与時間を短縮させ、そして長時間にわたって体内における安定した生理濃度を維持できるアロプレグナノロン誘導体のみならず、優れた特性を有するこのような誘導体の異なる結晶形の開発が必要である。
本発明の目的は、中枢神経系不全疾患を予防または治療する薬物の製造に利用でき、かつ溶解能力が改善され、保存が安定し、投与が便利で、そして投与時の患者のコンプライアンスが高い、3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オンの誘導体およびその多形体を提供することにある。
また、本発明の目的は、優れた熱力学的安定性および機械的安定性を有する、上記3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の多形体を提供することにある。
第一の側面では、本発明は、式I化合物のA結晶形であって、その粉末X線回折スペクトルは、2θ角が12.66±0.2°、13.53±0.2°、16.75±0.2°および25.39±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する結晶形を提供する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が11.96±0.2°、12.66±0.2°、13.53±0.2°、14.51±0.2°、16.75±0.2°および25.39±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が11.96±0.2°、12.66±0.2°、13.53±0.2°、14.51±0.2°、16.75±0.2°、19.27±0.2°、22.19±0.2°および25.39±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が11.96±0.2°、12.66±0.2°、13.53±0.2°、14.51±0.2°、16.75±0.2°、19.27±0.2°、22.19±0.2°、25.39±0.2°、26.23±0.2°、31.87±0.2°および35.34±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が11.96±0.2°、12.66±0.2°、13.53±0.2°、13.88±0.2°、14.51±0.2°、15.81±0.2°、16.75±0.2°、17.99±0.2°、18.99±0.2°、19.27±0.2°、21.95±0.2°、22.19±0.2°、25.39±0.2°、26.23±0.2°、31.87±0.2°和35.34±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形の粉末X線回折スペクトルでは、特徴的ピークのピーク位置および強度が表1の通りである。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形のXRPDスペクトルは図1の通りで、すなわち、図1で示されるXRPDスペクトルで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形のXRPDスペクトルの解析データは表2の通りである。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形の示差走査熱量測定曲線は216.85±3℃の箇所に吸熱ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記A結晶形は、DSCチャートが図2の通りで、すなわち、図2で示されるDSCチャートで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記式I化合物のA結晶形の製造方法は、
(1) 式I化合物を溶媒と混合させる工程、
(2) ろ過し、乾燥する工程を含み、
ここで、前記溶媒はメタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、ブタノン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、メチル-t-ブチルエーテル、n-ヘプタン、トルエンから選ばれる1種または複数種で、好ましくはエタノール、イソプロパノール、酢酸エチルである。
本発明の一部の形態において、工程(1)は加熱の条件で行われる。
本発明の一部の形態において、工程(1)の加熱温度が約60~70℃、好ましくは約65℃である。
本発明の一部の形態において、工程(1)では、式I化合物を入れた後、撹拌し、前記撹拌の時間が6~18時間、好ましくは12時間でもよい。
本発明の一部の形態において、工程(2)では、ろ過前、冷却し、前記冷却は0~30℃、好ましくは20℃まで冷却してもよい。
本発明の一部の形態において、工程(2)では、必要により、冷却後、撹拌し、前記撹拌の時間が6~24時間、好ましくは18時間でもよい。
本発明の一部の形態において、工程(2)では、乾燥の前、任意に溶媒で洗浄し、前記洗浄の溶媒はメタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、メチルエーテル、n-ヘプタン、トルエンから選ばれ、好ましくは酢酸エチルである。
第二の側面では、本発明は、式I化合物のB結晶形であって、その粉末X線回折スペクトルは、2θ角が10.69±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°および15.22±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する結晶形を提供する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が4.26±0.2°、4.50±0.2°、10.69±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°、および15.22±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が4.26±0.2°、4.50±0.2°、10.69±0.2°、12.88±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°、15.22±0.2°および15.81±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が4.26±0.2°、4.50±0.2°、8.77±0.2°、10.69±0.2°、12.14±0.2°、12.88±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°、15.22±0.2°、15.81±0.2°、25.35±0.2°および29.04±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が4.26±0.2°、4.50±0.2°、8.77±0.2°、10.69±0.2°、12.14±0.2°、12.88±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°、15.22±0.2°、15.81±0.2°、17.37±0.2°、21.47±0.2°、23.19±0.2°、25.35±0.2°、26.83±0.2°、29.04±0.2°、30.52±0.2°和30.79±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の粉末X線回折スペクトルでは、特徴的ピークのピーク位置および強度が表3の通りである。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形のXRPDスペクトルは図3の通りで、すなわち、図3で示されるXRPDスペクトルで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形のXRPDスペクトルの解析データは表4の通りである。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の示差走査熱量測定曲線は120.67℃および226.10℃の近くに吸熱ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の示差走査熱量測定曲線は120.67±3℃および226.10±3℃の箇所に吸熱ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形は、DSCチャートが図4の通りで、すなわち、図4で示されるDSCチャートで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形は、TGAチャートが図5の通りで、すなわち、図5で示されるTGAチャートで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記B結晶形の熱重量分析曲線に一つの重量減少ピークがあり、重量減少が6.475±0.5%に達する。具体的に、前記B結晶形の熱重量分析曲線は、50℃~125℃の箇所に一つの重量減少ピークがある。
本発明の一部の形態において、上記式I化合物のB結晶形の製造方法は、
(1) 式I化合物を溶媒と混合させる工程、
(2) ろ過し、乾燥する工程を含み、
ここで、前記溶媒は水、メタノールと水の混合溶媒、エタノールと水の混合溶媒、アセトンと水の混合溶媒またはアセトニトリルと水の混合溶媒から選ばれ、好ましくは水またはエタノールと水の混合溶媒である。
本発明の一部の形態において、工程(1)は加熱の条件で行われる。
本発明の一部の形態において、工程(1)の加熱温度が約65~75℃、好ましくは約70℃である。
本発明の一部の形態において、工程(1)では、式I化合物を入れた後、撹拌する。
本発明の一部の形態において、工程(2)では、ろ過前、冷却し、前記冷却は0~30℃、好ましくは2~8℃まで冷却してもよい。
本発明の一部の形態において、工程(2)では、必要により、冷却後、撹拌し、前記撹拌の時間が15~22時間、好ましくは18時間でもよい。
本発明の一部の形態において、工程(2)では、乾燥の前、任意に溶媒で洗浄し、前記洗浄の溶媒は水、メタノールと水の混合溶媒、エタノールと水の混合溶媒、アセトンと水の混合溶媒またはアセトニトリルと水の混合溶媒から選ばれ、好ましくは水またはエタノールと水の混合溶媒である。
第三の側面では、本発明は、式I化合物のC結晶形であって、その粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°および12.46±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する結晶形を提供する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°、12.46±0.2°、17.60±0.2°および17.92±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°、12.46±0.2°、13.21±0.2°、16.52±0.2°、17.60±0.2°および17.92±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°、11.02±0.2°、12.46±0.2°、13.21±0.2°、14.20±0.2°、15.06±0.2°、16.52±0.2°、17.60±0.2°、17.92±0.2°および20.86±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°、10.61±0.2、11.02±0.2°、12.46±0.2°、13.21±0.2°、13.76±0.2°、14.20±0.2°、14.63±0.2°、15.06±0.2°、15.75±0.2°、16.52±0.2°、17.60±0.2°、17.92±0.2°、19.14±0.2°、20.86±0.2°、24.76±0.2°および26.46±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形の粉末X線回折スペクトルでは、特徴的ピークのピーク位置および強度が表5の通りである。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形のXRPDスペクトルは図6の通りで、すなわち、図6で示されるXRPDスペクトルで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形のXRPDスペクトルの解析データは表6の通りである。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形の示差走査熱量測定曲線は179.31±3℃の箇所に吸熱ピークを有する。
本発明の一部の形態において、上記C結晶形は、DSCチャートが図7の通りで、すなわち、図7で示されるDSCチャートで表される特徴を有する。
本発明の一部の形態において、上記式I化合物のC結晶形の製造方法は、
(1) 式I化合物を溶媒1と混合させる工程、
(2) 溶媒2を添加する工程、
(3) ろ過し、乾燥する工程を含み、
ここで、前記溶媒1はメタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、テトラヒドロフランから選ばれる1種または複数種で、溶媒2はアセトン、酢酸エチル、メチル-t-ブチルエーテル、n-ヘプタン、トルエンから選ばれる。
本発明の一部の形態において、工程(1)は加熱の条件で行われる。
本発明の一部の形態において、工程(1)の加熱温度が約60~70℃、好ましくは約65℃である。
本発明の一部の形態において、工程(1)では、式I化合物を入れた後、撹拌し、前記撹拌の時間が6~18時間、好ましくは12時間でもよい。
本発明の一部の形態において、工程(2)の添加過程は約60~70℃、好ましくは約65℃の温度で行われる。
本発明の一部の形態において、工程(3)では、ろ過前、冷却し、前記冷却は0~30℃、好ましくは20℃まで冷却してもよい。
本発明の一部の形態において、工程(3)では、必要により、冷却後、撹拌し、前記撹拌の時間が15~22時間、好ましくは18時間でもよい。
本発明の一部の形態において、工程(3)では、乾燥の前、任意に溶媒で洗浄し、前記洗浄の溶媒はメタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、メチル-t-ブチルエーテル、n-ヘプタン、トルエンから選ばれ、好ましくはエタノールおよびメチル-t-ブチルエーテルである。
第四の側面では、本発明は、上記A結晶形、上記B結晶形または上記C結晶形、および任意に、薬学的に許容される賦形剤を含む薬物組成物を提供する。
本発明の一部の形態において、前記薬物組成物は上記A結晶形、および任意に、薬学的に許容される賦形剤を含む。
本発明の一部の形態において、前記薬物組成物は哺乳動物(たとえば、ヒト)の中枢神経系不全疾患を治療または予防するためのものである。
第五の側面では、本発明は、哺乳動物(たとえば、ヒト)の中枢神経系不全疾患を治療または予防する薬物の製造における、上記A結晶形、上記B結晶形または上記C結晶形の使用を提供する。
本発明の一部の形態において、本発明は、哺乳動物(たとえば、ヒト)の中枢神経系不全疾患を治療または予防する薬物の製造における上記A結晶形の使用を提供する。
第六の側面では、本発明は、哺乳動物(たとえば、ヒト)の中枢神経系不全疾患を治療または予防する方法であって、哺乳動物(たとえば、ヒト)に、治療有効量の式(I)化合物、式I化合物のA結晶形、式I化合物のA結晶形を含む薬物組成物、式I化合物のB結晶形、式I化合物のB結晶形を含む薬物組成物、式I化合物のC結晶形および式I化合物のC結晶形を含む薬物組成物を投与する工程を含む方法を提供する。
本発明の一部の形態において、前記方法は、哺乳動物(たとえば、ヒト)に、治療有効量の式(I)化合物、式I化合物のA結晶形、式I化合物のA結晶形を含む薬物組成物を投与する工程を含む。
本発明の一部の形態において、前記中枢神経系不全疾患は、振戦、睡眠障害、うつ病、精神病性うつ病、双極性精神障害、不安症、ストレス反応、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害、統合失調症、統合失調感情障害、癲癇、癲癇発作、記憶障害および/または認知障害、認知症、運動障害、人格障害、自閉症、単因性自閉症、疼痛、外傷性脳損傷、血管疾患、薬物濫用障害および/または禁断症候群あるいは耳鳴りを含むが、これらに限定されず、あるいは、
前記中枢神経系不全疾患は、振戦、癲癇、臨床うつ病、分娩後または産後うつ病、非定型うつ病、精神病性重症うつ病、緊張病性うつ病、季節性感情障害、気分変調症、二重うつ病、うつ病性人格障害、反復性短期抑うつ障害、双極性障害または躁うつ病、心的外傷後ストレス障害、慢性医学的疾患誘発性うつ病、耐治療性うつ病、難治療性うつ病、自殺傾向、自殺観念、自殺行為、外傷性脳損傷、全般性不安障害、社交不安障害、注意欠如・多動症、認知症、ハンチントン病、パーキンソン病、神経性疼痛、損傷関連の疼痛症候群、急性疼痛、長期疼痛、卒中、虚血、血管奇形、アヘン製剤、コカインおよび/またはアルコール中毒あるいは不眠症を含むが、これらに限定されない。
もちろん、本発明の範囲内において、本発明の上記の各技術特徴および下記(たとえば実施例)の具体的に記述された各技術特徴は互いに組合せ、新しい、または好適な技術方案を構成できることが理解される。紙数に限りがあるため、ここで逐一説明しない。
図1は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のA結晶形のXRPDスペクトルを示す。 図2は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のA結晶形のDSCチャートを示す。 図3は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のB結晶形のXRPDスペクトルを示す。 図4は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のB結晶形のDSCチャートを示す。 図5は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のB結晶形のTGAグラフを示す。 図6は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のC結晶形のXRPDチャートを示す。 図7は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のC結晶形のDSCチャートを示す。 図8は、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体のA結晶形の室温で1か月(191222 JS1M)、2か月(191222 JS2M)、3か月(191222 JS3M)置いた時点におけるXRPD重ねスペクトルを示す。
発明者は、幅広く深く研究したところ、意外に、1種類のアロプレグナノロン系化合物の誘導体を見出し、当該誘導体はアロプレグナノロン系化合物の水溶性を顕著に改善することができ、水溶液においてある程度の保存安定性gがあり、そして持効性で、徐放でかつ投与後の個体差が小さい製剤にすることができる。当該誘導体でできる製剤は長時間にわたって体内における有効生理濃度のアロプレグナノロンを維持し、かつ投与が便利であることで、患者のコンプライアンスを向上させるといった利点がある。
これに基づき、本発明者は当該誘導体の結晶形A、結晶形B、結晶形Cを見出し、前記結晶形は物理的安定性、熱力学的安定性および機械的安定性などの少なくとも一つの面において優勢で、よって本発明を完成させた。
用語
本明細書において、「本発明の誘導体」、「3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オンの誘導体」、「アロプレグナノロン系化合物の誘導体」は同様の意味を持ち、そして入れ替えて使用することができる。これらの用語はいずれも下記式Iで示される化合物を表す。
本明細書において、式I化合物の化学名は、グリシル-L-バリル-3α-ヒドロキシ-5α-プレグナン-20-オン塩酸塩である。
多形
当業者に知られているように、固体は無定形の形態か結晶の形態で存在する。結晶の形態の場合、分子は立体結晶格子のサイトに位置する。化合物が溶液またはスリラーから結晶すると、異なる空間格子で配列して結晶になる可能性があり(この性質が「結晶多形現象」と呼ばれる)、異なる結晶の形態を有する結晶が形成し、このような各結晶形態が「多形体」と呼ばれる。ある物質の異なる多形体は、一つ又は複数の物性(例えば溶解度および溶解速度、真比重、結晶形、堆積形態、流動性及び/又は固体安定性)で互いに異なる可能性がある。
化合物の多形の形態は、異なる融点、吸湿性、安定性、溶解度、生物利用能、生物活性および流動性などを示し、これらは薬らしさに影響する要因である。
本明細書で使用される「結晶」、「本発明の結晶」、「多形体」、「本発明の多形体」などの用語は入れ替えて使用することができ、たとえば、本発明の第一の側面に記載の結晶は、結晶形が結晶形Aで、または結晶Aと呼ぶ。
さらに、本明細書において、「本発明の誘導体の多形体」、「3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オンの誘導体の多形体」、「アロプレグナノロン系化合物の誘導体の多形体」はいずれも式Iで示される化合物の結晶形のことである。
結晶
溶液を操作し、興味のある化合物の溶解度に限界を超えさせることで、生産規模の結晶を完成させることができる。多くの方法で完成させることができるが、例えば、比較的に高い温度で化合物を溶解させた後、溶液を飽和の限界以下に冷却する方法がある。あるいは、沸騰、常圧蒸発、真空乾燥または他の方法で液体の体積を減少させる方法もある。あるいは、抗溶媒または化合物の溶解度が低い溶媒あるいはこのような溶媒の混合物を入れることで、興味のある化合物の溶解度を下げることもできる。もう一つの選べる方法は、pH値を調整して溶解度を下げるものである。結晶に関する詳細は、Crystallization、 第三版、 J W Mullens、Butterworth-Heineman Ltd.、1993、ISBN0750611294を参照する。
結晶の最適化は、所要の形態の結晶を種晶として結晶媒体に入れることを含む。また、多くの結晶方法は、上記策略の組み合わせを使用する。たとえば、高温で興味のある化合物を溶媒に溶解させた後、制御される状態で適切な体積の抗溶媒を入れることで、体系がちょうど飽和のレベルになるようにする。この時、所要の形態の種晶(種晶の完全性を保ったまま)を入れ、体系を冷却して結晶を完成させることができる。
本発明において、式I化合物を溶媒に溶解させた後、得られた溶液を降温させ、あるいは得られた溶液をゆっくり揮発させ、あるいは得られた溶液に抗溶媒を入れることにより、式I化合物の結晶を析出させることで、式I化合物の結晶を得ることができる。式I化合物の結晶を得た後、任意に、乾燥し、式I化合物の結晶を得ることもできる。
具体的な実施形態において、前記溶媒は水、メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、メチルエーテル、n-ヘプタン、トルエンから選ばれる1種または複数種である。
好適な実施形態において、工程(1)では、適切に昇温させて式I化合物の溶解を促進してもよい。
好適な実施形態において、前記の冷却は式I化合物の溶液を20~30℃に冷却することである。
溶媒和物
化合物または薬物分子が溶媒分子と接触する過程において、外部条件と内部条件の要素によって溶媒分子と化合物分子は共結晶を形成して固体物質に残留するのは不可避なことである。化合物と溶媒が結晶化して形成する物質は溶媒和物(solvate)と呼ばれる。有効化合物と溶媒和物を形成しやすい溶媒の種類は水、メタノール、トルエン、エタノール、エーテル、芳香族炭化水素、複素環芳香族炭化水素などである。
水和物は特殊な溶媒和物である。製薬産業では、原薬の合成、薬物の製剤化、薬物の保存および薬物活性の評価のいずれにおいても、水和物はその特殊性によって単独で検討する価値がある。
本発明において、式Iで示される化合物の結晶は非溶媒和物でも、溶媒和物でもよい。たとえば、本発明の結晶形Bは水和物である。
本発明の薬物組成物および施用形態
本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の多形体に基づき、本発明は、さらに、前記多形体を含む薬物組成物を提供する。前記薬物組成物は、その中の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体によって中枢神経系異常による疾患を治療する作用を有し、また、その中の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体によって優れた安定性を有し、長期保存が可能で、特に、さらに熱安定性および機械的安定性を有し、薬物製剤の形態にすることが容易である。
具体的な実施形態において、前記中枢神経系異常による疾患は、振戦、癲癇、うつ病または不安障害を含むが、これらに限定されない。より詳しく、前記中枢神経系不全疾患は、振戦、癲癇、臨床うつ病、分娩後または産後うつ病、非定型うつ病、精神病性重症うつ病、緊張病性うつ病、季節性感情障害、気分変調症、二重うつ病、うつ病性人格障害、反復性短期抑うつ障害、双極性障害または躁うつ病、心的外傷後ストレス障害、慢性医学的疾患誘発性うつ病、耐治療性うつ病、難治療性うつ病、自殺傾向、自殺観念、自殺行為を含むが、これらに限定されない。
本発明の薬物組成物は、さらに、薬学的に許容される担体を含んでもよい。本明細書において、用語「組成物」は、特性の量の特定の成分を含む製品、ならびに直接または間接的に特定の量の特定の成分の組み合わせによる任意の製品を包括する。また、薬学的に許容される担体とは、生体に明らかな刺激性を示さず、かつ投与される化合物の生物活性および性質に干渉しない担体、希釈剤または賦形剤のことである。すなわち、前記担体、希釈剤または賦形剤は製剤のほかの成分と相溶性があり、かつ被投与者に無害でなくてはならない。
本発明の薬物組成物は、当業者に公知の方法によって製造することができる。たとえば、本発明の化合物を薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤と混合して相応する薬物組成物を製造することができる。さらに、当業者には、本発明の化合物または薬物組成物を様々な適切な剤形にすることができ、直腸投与、経皮投与、皮内投与、鞘内投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、関節腔投与、口腔粘膜投与、膣投与および鼻内投与などの様態を含むが、これらに限定されない。必要な剤形により、当業者には、相応する薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を選択することもできる。
本発明の薬物組成物は、安全有効量の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の多形体を含んでもよい。前記「安全有効量」とは、化合物(結晶形)のの量が病状の顕著な改善に充分で、重度な副作用が生じないことを指す。通常、薬物組成物は、本発明の結晶形を30~800 mg/製剤で、好ましくは50~600 mg/製剤で。好ましくは、前記の「製剤」は、カプセルまたは錠である。
「薬学的に許容される担体」とは、ヒトに適用でき、且つ十分な純度および充分に低い毒性を持たなければならない、一種または複数種の相溶性固体または液体フィラーまたはゲル物質を指す。「相溶性」とは、組成物における各成分が本発明の活性成分と、またその同士の間で配合することができ、活性成分の効果を顕著に低下させないことをいう。薬学的に許容される担体の例の一部として、セルロースおよびその誘導体(たとえばカルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースナトリウム、セルロースアセテートなど)、ゼラチン、タルク、固体潤滑剤(たとえばステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム)、硫酸カルシウム、植物油(たとえば大豆油、ゴマ油、落花生油、オリーブオイルなど)、多価アルコール(たとえばプロピレングリコール、グリセリン、マンニトール、ソルビトールなど)、乳化剤(たとえばツイン(登録商標))、湿潤剤(たとえばドデシル硫酸ナトリウム)、着色剤、調味剤、安定剤、酸化防止剤、防腐剤、発熱性物質除去蒸留水などがある。
本発明の多形体または薬物組成物の施用様態は、特に限定されないが、代表的な施用様態は、経口投与、直腸、胃腸外(静脈内、筋肉内、又は皮下)投与、および局部投与を含むが、これらに限定されない。
経口投与に用いられる固体剤形は、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤を含む。これらの固体剤型において、活性成分は通常、少なくとも一種の不活性賦形剤(又は担体)、たとえばクエン酸ナトリウム又はリン酸二カルシウムと混合されるが、或いは、(a)フィラー又は相溶剤、例えば、でん粉、乳糖、ショ糖、グルコース、マンニトールやケイ酸、(b)バインダー、例えば、ヒドロメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ショ糖やアラビアゴム、(c)保湿剤、例えば、グリセリン、(d)崩壊剤、例えば、寒天、炭酸カルシウム、馬鈴薯澱粉やタピオカ澱粉、アルギン酸、ある複合ケイ酸塩や炭酸ナトリウム、(e)溶液遅延剤、例えばパラフィン、(f)吸収促進剤、例えば、アンモニウム化合物、(g)湿潤剤、例えばセタノール、グリセリンモノステアレート、(h)吸着剤、例えば、カオリン、また(i)潤滑剤、例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ドデシル硫酸ナトリウム、又はこれらの混合物、のような成分と混合される。カプセル剤、錠剤および丸剤において、剤形に緩衝剤を含んでもよい。
固体剤形、たとえば錠剤、ピル、カプセル剤、丸剤や顆粒剤は、コーディングやシェル剤、たとえば、腸衣および他の本分野で公知の材料で製造することができる。不透明剤を含んでもよく、且つこのような組成物において、活性成分の放出は遅延の様態で消化管のある部分で放出してもよい。使用できる包埋成分の実例として、重合物質やワックス系物質が挙げられる。必要な場合、活性成分も上記賦形剤のうちの一種または複数種とマイクロカプセルの様態に形成してもよい。
経口投与に用いられる液体剤形は、薬学的に許容される乳液、溶液、懸濁液、シロップまたはチンキ剤を含む。活性成分の他、液体剤型は、本分野で通常使用される不活性希釈剤、たとえば、水または他の溶媒、相溶剤および乳化剤、たとえば、エタノール、イソプロパノール、炭酸エチル、酢酸エチル、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジメチルホルムアミドおよび油、特に、綿実油、落花生油、コーン油、オリーブ油、ヒマシ油やゴマ油またはこれらの物質の混合物などを含んでもよい。
これらの不活性希釈剤の他、組成物は助剤、たとえば、湿潤剤、乳化剤、懸濁剤、甘味料、矯味剤や香料を含んでもよい。
活性成分の他、懸濁液は、懸濁剤、例えば、エトキシ化イソオクタデカノール、ポリオキシエチレンソルビトールやソルビタンエステル、微晶質セルロース、メトキシアルミニウムや寒天またはこれらの物質の混合物などを含んでもよい。
胃腸外注射用組成物は、生理的に許容される無菌の水含有または無水溶液、分散液、懸濁液や乳液、および再溶解して無菌の注射可能な溶液または分散液にするための無菌粉末を含む。適切な水含有または非水性担体、希釈剤、溶媒または賦形剤は、水、エタノール、多価アルコールおよびその適切な混合物を含む。
局部投与のための本発明の多形体の剤型は、軟膏剤、散剤、湿布剤、噴霧剤や吸入剤を含む。活性成分は、無菌条件で生理学的に許容される担体および任意の防腐剤、緩衝剤、または必要よって駆出剤と一緒に混合される。
疾患のを予防および治療する方法
上記のように、本発明による3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体が被験者に投与されると、適切な条件において活性を有するアロプレグナノロンが放出される。当業者には、本発明の3-ヒドロキシ-5-プレグナン-20-オン誘導体の多形体または薬物組成物は中枢神経系不全疾患の予防または治療に有用で、上記中枢神経系不全疾患を含むが、これらに限定されない。
本発明の中枢神経系不全疾患を予防または治療する方法は、治療有効量の上記化合物、薬物組成物を必要な対象に投与することを含む。前記対象はヒトを含むが、これらに限定されない。
本発明の利点:
1.本発明により、初めて、式I化合物の多形体が提供される。
2.式I化合物のA結晶形、式I化合物のB結晶形および式I化合物のC結晶は、安定性が良く、吸湿性が低く、水溶性が良く、薬物になる将来性がある。
3.本発明の結晶形は製造プロセスが簡単であるため、優れた産業化の潜在力がある。
以下、具体的な実施例によって、さらに本発明を説明する。これらの実施例は本発明を説明するために用いられるものだけで、本発明の範囲の制限にはならないと理解されるものである。以下の実施例において、具体的な条件が記載されていない実験方法は、通常、通常の条件、あるいはメーカーの薦めの条件で行われた。特に断らない限り、%と部は、重量で計算された。
試験方法:
XRPD(粉末X線回折)方法1:約10 mgのサンプルを均一に単結晶シリコンのサンプル皿に敷き、以下のパラメーターでXRPD測定を行う。装置の型番:X’Pert型X線回折装置、ターゲット:Cu-Kα (40mA、45kV)、走査範囲:2θ区間で3°から40°。
XRPD(粉末X線回折)方法2:約10 mgのサンプルを均一に単結晶シリコンのサンプル皿に敷き、以下のパラメーターでXRPD測定を行う。装置の型番:BRUKER D8 X線回折装置、ターゲット:Cu-Kα (40 kV、40 mA)。走査範囲:2θ区間で3°から40°、走査速度:8°/分。
(a)サンプルの製造物(たとえば、サンプルの高さ)における誤差、(b)装置の誤差、(c)校正の誤差、(d)操作員の誤差(ピーク位置の測定時に生じる誤差を含む)、および(e)物質の性質(たとえば、好適な方向誤差)を含む多くの要素により、このような粉末X線回折の分析結果に関連する測定の差が生じる。校正誤差およびサンプルの高さの誤差は、すべてのピークが同一の方法へのシフトにつながることが多い。水平のホルダーを使用する場合、サンプルの高さの小さい差により、XRPDのピーク位置の大きいシフトが生じる。システムの研究では、1 mmのサンプルの高さの差により、1°と高い2θのピークのシフトになることもある。X線回折スペクトルからこれらのシフトを同定し、そして前記シフトに対して補正し(システム校正因子をすべてのピーチ位置の値に適用する)、あるいは装置を再校正して前記シフトをなくすことができる。上記のように、システム校正因子を適用することによってピーク位置を統一させ、異なる装置からの測定誤差を校正することができる。
TGA (熱重量分析)方法:装置の型番:TA Q500熱重量分析装置、N雰囲気、昇温速度:10℃/min。
DSC (示差走査熱量測定法)方法:装置の型番:METTLER TOLEDO DSC3+、N雰囲気、昇温速度:10℃/min。
実施例1. 式Iで示される化合物の合成
中間体2.1の製造:
250 mL単口反応瓶に化合物1.3 (5.0 g、12.0 mmol)、Boc-Gly-OH (2.5 g、14.3 mmol)およびジクロロメタン (50 mL)を入れ、磁気撹拌した。その後、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.1 g、24.0 mmol)、HOBT (342 mg、2.4 mmol)およびEDCI(2.8 g、14.6 mmol)を入れた。室温において4時間反応させ、反応液をHO (50 mL)で洗浄し、1N HCl (50 mL)で洗浄し、飽和NaHCO水溶液で洗浄し、純水で洗浄した。減圧で濃縮し、粗製品をカラムクロマトグラフィーによって精製し(石油エーテル(60-90):酢酸エチル=10:1~3:1)、オフホワイトの固体を得た(5.7 g、収率:82.8%)。
中間体2.2の製造:
250 mL三口反応瓶に化合物2.1 (5.5 g、9.63 mmol、1.0 eq)およびジクロロメタン (22 mL)を入れした。窒素ガスの保護において、磁気撹拌し、0℃でトリフルオロ酢酸(10.9 g、95.7 mmol)を入れ、さらに室温で3時間反応させた。減圧で濃縮し、溶媒を蒸発させて乾燥し、ジクロロメタン(50 mL)を入れ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、水相をジクロロメタン(30 mL)で抽出した。有機相を合併し、さらに50 mLの純水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過し、減圧で濃縮し、オイルポンプで真空乾燥し、オフホワイトの固体を得た(4.5 g、収率99.0%)。
式Iで示される化合物の製造:
250 mL単口反応瓶に化合物2.2 (4.5 g、9.5 mmol、1.0 eq)および酢酸エチル (27 mL)を入れた。窒素ガスの保護において、磁気撹拌し、室温で塩化水素酢酸エチル溶液(3M、3.8 mL、11.4 mmol)を入れ、続いて1時間撹拌した。減圧で濃縮し、溶媒を蒸発させて乾燥し、アセトニトリル(70 mL)を入れ、室温で2時間撹拌した。ろ過し、固体をアセトニトリル(15 mL)で洗浄した。40℃においてオイルポンプで2時間真空乾燥し、白色の固体を得た(3.5 g、収率72.2%)。
H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.28 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.16 (bs, 3H), 5.14 - 5.03 (m, 1H), 4.55 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 4.27 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 4.09 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 2.52 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.40 - 2.07 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 2.05 - 1.96 (m, 1H), 1.82 - 1.08 (m, 18H), 1.08 - 0.89 (m, 7H), 0.85 - 0.71 (m, 1H), 0.79 (s, 3H), 0.61 (s, 3H).
MS: m/z [M+H]+ 475.3.
実施例2. 式I化合物の結晶形Aの製造
100 mlフラスコに酢酸エチル60 ml、式I化合物10.0 gを入れた。60~65℃に昇温させ、懸濁させて6 h-24 h撹拌した後、20~30℃に降温させ、ろ過し、乾燥して白色の固体を得た。
測定したところ、得られた結晶形のXRPDスペクトル(XRPD方法1によって測定された)およびDSCチャートは基本的にそれぞれ図1および2の通りである。すべての結晶形のXRPDスペクトルの回折角のデータは基本的に表7に示すように、ここで、2θ値の誤差範囲が±0.2°である。
実施例3. 式I化合物の結晶形Bの製造
100 mlフラスコに純化水60 ml、式I化合物10.0 gを入れ、65~75℃に昇温させ、固体が溶解するまで撹拌した後、2~8℃に降温させて結晶を完全に析出させ、ろ過し、乾燥して白色の固体を得た。
測定したところ、得られた結晶形BのXRPDスペクトルは基本的に図3の通りである(XRPD方法2によって測定された)。すべての結晶形のXRPDスペクトルの回折角のデータは基本的に表8に示すように、ここで、2θ値の誤差範囲が±0.2°である。
測定したところ、得られたB結晶形のDSCチャートは基本的に図4に示す通りで、B結晶形の示差走査熱量測定曲線は120.67℃および226.10℃の近くに吸熱ピークがあったことから、B結晶形が水和物である可能性が示された。
さらに測定したところ、得られた結晶形BのTGAグラフは基本的に図5の通りである。当該図から分かるように、6.475±0.5%の重量減少があった。そのため、結晶形Bは二水和物である。
実施例4. 式I化合物の結晶形Cの製造
250 mlフラスコにエタノール40 ml、式I化合物10.0 gを入れ、65~75℃に昇温させ、固体が溶解する溶解するまで撹拌し、完全に溶解すると、メチル-t-ブチルエーテル80 mLを入れ、さらに2~8℃に降温させて結晶を完全に析出させ、ろ過し、乾燥して白色の固体を得た。
測定したところ、得られた結晶形のXRPDスペクトル(XRPD方法2によって測定された)およびDSCチャートは基本的にそれぞれ図6および7の通りである。すべての結晶形のXRPDスペクトルの回折角のデータは基本的に表9に示すように、ここで、2θ値の誤差範囲が±0.2°である。
実施例5 式I化合物の多形体の研究
式I化合物のA結晶形を相応する溶媒において加熱して懸濁させて混ぜ、40℃で光を避けて2日撹拌し、溶液を遠心して沈殿を捨て、乾燥した後、XPRDによって検出した結果は以下の通りである。
上記表における結果から分析すると、結晶形Aは安定性が良く、異なる溶媒系においても安定を維持することがわかる。
実施例6. 結晶形Aの機械的安定性の研究
式I化合物の結晶形Aを相応する機械的条件で処理した後、一部のサンプルを取ってXRPDによって検出結果は以下の通りである。
上記表における結果から分析すると、研磨、機械粉砕および圧力は結晶形Aを相転移させることがなく、すなわち、研磨、機械粉砕および圧力は結晶形Aの安定性に影響がないことがわかる。
実施例7. 結晶形Aの安定性の加速実験の研究
実施例1で得られた結晶形Aを開放して平に置き、高温、高湿(40℃、RH75%)の条件において3か月置き、それぞれ1か月、2か月、3か月で一部のサンプルを取ってXRPDスペクトルを検出して結晶形Aの安定性を評価した。
実験およびXRPDスペクトル (XRPD方法1によって測定された)から、A結晶形は1か月(191222 JS1M)、2か月(191222 JS2M)、3か月(191222 JS3M)の時点のXRPDスペクトルが図1における結晶形AのXRPDスペクトルと基本的に同様で、結晶形Aは安定性が良く、3か月の安定性加速実験を経ても、結晶形Aが変化しなかったことがわかるが、具体的なスペクトルは図8を参照する。
実施例8. 結晶形の物理的安定性の研究
実施例1で得られた結晶形A、結晶形B、結晶形Cを開放して平に置き、高温(60℃)、高湿(RH92.5%)、光照射(4500±500 Lux)の条件におけるサンプルの安定性を考察した。考察のサンプリング時点は5日、10日、30日で、HPLC検出純度は表10を参照する。
上記表における結果から分析すると、結晶形A、結晶形Bおよび結晶形Cは高温、高湿、および光照射の条件において安定性が良く、薬物になる将来性があることがわかる。
各文献がそれぞれ単独に引用されるように、本発明に係るすべての文献は本出願で参考として引用する。また、本発明の上記の内容を読み終わった後、当業者が本発明を各種の変動や修正をすることができるが、それらの等価の形態のものは本発明の請求の範囲に含まれることが理解されるはずである。

Claims (10)

  1. 式I化合物のA結晶形であって、その粉末X線回折スペクトルは、2θ角が12.66±0.2°、13.53±0.2°、16.75±0.2°および25.39±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する、前記式I化合物のA結晶形。
  2. 前記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が11.96±0.2°、12.66±0.2°、13.53±0.2°、14.51±0.2°、16.75±0.2°および25.39±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有することを特徴とする、請求項1に記載の式I化合物のA結晶形。
  3. 式I化合物のB結晶形であって、その粉末X線回折スペクトルは、2θ角が10.69±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°および15.22±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する、前記式I化合物のB結晶形。
  4. 前記B結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が4.26±0.2°、4.50±0.2°、10.69±0.2°、13.17±0.2°、13.37±0.2°、および15.22±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有することを特徴とする、請求項3に記載の式I化合物のB結晶形。
  5. 式I化合物のC結晶形であって、その粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°および12.46±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有する、前記式I化合物のC結晶形。
  6. 前記C結晶形の粉末X線回折スペクトルは、2θ角が6.77±0.2°、7.08±0.2°、8.34±0.2°、12.46±0.2°、17.60±0.2°および17.92±0.2°の箇所に特徴的回折ピークを有することを特徴とする、請求項5に記載の式I化合物のC結晶形。
  7. 請求項1または2に記載のA結晶形、請求項3または4に記載のB結晶形あるいは請求項5または6に記載のC結晶形、ならびに任意に、薬学的に許容される賦形剤を含む薬物組成物。
  8. 前記薬物組成物は、請求項1または2に記載のA結晶形、ならびに薬学的に許容される賦形剤を含むことを特徴とする、請求項7に記載の薬物組成物。
  9. 哺乳動物(たとえば、ヒト)の中枢神経系不全疾患を治療または予防する薬物の製造における、請求項1または2に記載のA結晶形、請求項3または4に記載のB結晶形あるいは請求項5または6に記載のC結晶形の使用。
  10. 哺乳動物(たとえば、ヒト)の中枢神経系不全疾患を治療または予防する方法であって、哺乳動物(たとえば、ヒト)に、治療有効量の式(I)化合物、請求項1または2に記載のA結晶形、請求項1または2に記載のA結晶形を含む薬物組成物、請求項3または4に記載のB結晶形、請求項3または4に記載のB結晶形を含む薬物組成物、請求項5または6に記載のC結晶形および請求項5または6に記載のC結晶形を含む薬物組成物を投与する工程を含む方法。
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