JP2024504158A - 通信方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本出願は、通信方法および装置に関する。端末デバイスが、M個の圧縮されたデータパケットを送信する。M個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られる。端末デバイスは、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。それから、端末デバイスは、N個の圧縮されたデータパケットを送信する。N個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてである。PDCPレイヤを再確立するとき、端末デバイスは、第1のバッファをリセットしない。この場合、端末デバイスがデータパケットを再送信する必要がある場合、端末デバイスは、以前に得られた圧縮されたデータパケットを再送信してよく、データパケットを再度圧縮する必要がない。これは、データパケットの圧縮回数の量を削減し、端末デバイスの処理時間を削減し、処理効率を向上させる。さらに、端末デバイスの作業負荷が削減されるので、端末デバイスの電力消費が削減される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2021年1月22日に中国国家知識産権局に出願した、「DATA TRANSMISSION METHOD, TERMINAL, AND NETWORK DEVICE」と題した中国特許出願第202110086421.0号の優先権を主張するものであり、本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2021年3月2日に中国国家知識産権局に出願した、「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」と題した中国特許出願第202110230452.9号の優先権を主張するものである。
本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、通信方法および装置に関する。
ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける確認応答モード(acknowledged mode、AM)送信では、アップリンクデータ圧縮(uplink data compression、UDC)テクノロジーが、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)レイヤに導入され、実装されている。大量の繰り返される内容を有する一部のデータパケット、たとえば、ボイスオーバLTE(voice over long term evolution、VoLTE)ネットワークサービスにおいてセッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)を送信するためのデータパケットに関して、データパケット間で異なる部分を送信して、送信されるデータの量を削減するためにUDCテクノロジーが使用される。
端末デバイスがセルハンドオーバを経るとき、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立し、UDCテクノロジーに対応するバッファ(buffer)も、リセット(reset)される。バッファは、データパケットを圧縮するために使用される。しかし、セルハンドオーバの前に、基地局は、端末デバイスからのデータパケットを正しく受信しない場合がある。たとえば、端末デバイスが、複数のデータパケットを送信し、データパケットの一部が、基地局によって受信されない場合がある。したがって、端末デバイスは、データパケットを再送信する必要がある。データパケットの圧縮に使用されるバッファがリセットされるので、データパケットを再送信するとき、端末デバイスは、リセットされたバッファに基づいてデータパケットを再度圧縮する必要がある。つまり、端末デバイスは、同じデータパケットを2回圧縮する必要がある場合がある。これは、間違いなく端末デバイスの処理時間を増やし、処理効率を低下させる。
本出願の実施形態は、端末デバイスによる圧縮の回数の量を削減して、それに対応して、端末デバイスの処理効率を向上させるために通信方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、第1の通信方法が提供される。方法は、端末デバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、端末デバイスの機能を実装することができる。方法は、M個の圧縮されたデータパケットを送信するステップであって、M個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mが、正の整数である、ステップと、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップと、N個の圧縮されたデータパケットを送信するステップであって、N個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、Nが、M以下の正の整数である、ステップとを含む。
本出願のこの実施形態においては、PDCPレイヤを再確立するときに、端末デバイスは、第1のバッファをリセットしない。この場合、端末デバイスがデータパケットを再送信する必要がある場合、端末デバイスは、以前に得られた圧縮されたデータパケットを再送信してよく、データパケットを再度圧縮する必要がない。これは、データパケットの圧縮回数の量を削減し、端末デバイスの処理時間を削減し、処理効率を向上させる。さらに、端末デバイスの作業負荷が削減されるので、端末デバイスの電力消費が削減される。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の任意選択の実装においては、方法が、ステータスレポートを受信するステップであって、ステータスレポートが、ネットワークデバイス(第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイス)によって受信された圧縮されたデータパケットを示す、ステップをさらに含む。たとえば、ステータスレポートは、K個の圧縮されたデータパケットを示す。ステータスレポートを受信した後、端末デバイスは、ネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信することを知る場合がある。たとえば、ステータスレポートは、ビットマップ(bitmap)を使用することによって実装されてよい。ビットマップに含まれるビットの量は、Mであってよく、Mビットは、M個の圧縮されたデータパケットと一対一に対応している。ネットワークデバイスが圧縮されたデータパケットを受信する場合、圧縮されたデータパケットに対応するビットが「1」に設定される。ネットワークデバイスが圧縮されたデータパケットを受信しない場合、圧縮されたデータパケットに対応するビットは「0」に設定される。このようにして、端末デバイスは、どの圧縮されたデータパケットがネットワークデバイスによって受信されるかを迅速に判定することができる。別の例として、ステータスレポートは、ネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットのシーケンス番号を含み、および/またはネットワークデバイスによって受信されていない圧縮されたデータパケットのシーケンス番号を含んでよい。このようにして、端末デバイスは、どの圧縮されたデータパケットがネットワークデバイスによって受信されるかを判定することができる。
第1の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第1の態様の第2の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、ネットワークデバイス(第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイス)によって受信された圧縮されたデータパケットを含まない。ネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信し、ステータスレポートがネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットをもはや送信しなくてよく、ネットワークデバイスによって受信されなかった圧縮されたデータパケットを送信しさえすればよい。このようにして、端末デバイスによって再送信されるデータの量が削減されることが可能であり、送信のオーバーヘッドが削減されることが可能である。
第1の態様、第1の態様の第1の任意選択の実装、または第1の態様の第2の任意選択の実装に関連して、第1の態様の第3の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、ネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。セルハンドオーバを完了するかまたはPDCPレイヤの再確立を完了した後、端末デバイスは、N個の圧縮されたデータパケットをネットワークデバイス(第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイス)に再送信してよい。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを送信してよい。たとえば、N個の圧縮されたデータパケットの中の最初の圧縮されたデータパケット(または、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケット)は、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されない最初の圧縮されたデータパケット(または第1のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケット)であってよい。このようにして、第1のネットワークデバイスのパケットロス率が小さくされ得る。
第1の態様、または第1の態様の第1の任意選択の実装から第1の態様の第3の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第1の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、能力情報を送信するステップであって、能力情報が、第1のバッファを使用し続けることがサポートされることを示す、ステップをさらに含む。ネットワークデバイス(第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイス)は、能力情報に基づいて、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートするかどうかを判定することができる。端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートする場合、ネットワークデバイスは、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示してよい。端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートしない場合、ネットワークデバイスは、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示さない場合があり、または第1のバッファをリセットするように端末デバイスに示す場合がある。代替的に、端末デバイスは、能力情報を送信しない場合がある。ネットワークデバイスが、別の要因に基づいて、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示すべきかどうかを判定する場合、または端末デバイスが第1のバッファを使用し続けるかどうかが、プロトコルで規定される場合などがある。
第1の態様、または第1の態様の第1の任意選択の実装から第1の態様の第4の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第1の態様の第5の任意選択の実装においては、方法が、ハンドオーバコマンドを受信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、セルハンドオーバを実行するかまたはPDCPレイヤを再確立するように命じ、第1のバッファを使用し続けるようにさらに命じる、ステップをさらに含む。たとえば、ハンドオーバコマンドは、第1のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報は、PDCPレイヤを再確立することを示すか、またはセルハンドオーバを実行することを示してよい。任意選択で、ハンドオーバコマンドは、第2のインジケーション情報をさらに含んでよい。第2のインジケーション情報は、第1のバッファを使用し続けることを示す場合があり、または第2のインジケーション情報は、PDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファをリセットしないことを示す場合がある。代替的に、第2のインジケーション情報は、ハンドオーバコマンドに含まれない場合があり、第1のネットワークデバイスは、別のメッセージを使用することによって端末デバイスに第2のインジケーション情報を送信する場合がある。代替的に、たとえば、第1のバッファが使用され続けるとプロトコルが規定するか、またはPDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファがリセットされないとプロトコルが規定する場合、第1のネットワークデバイスは、第2のインジケーション情報を送信しなくてよい。
第1の態様、または第1の態様の第1の任意選択の実装から第1の態様の第5の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第1の態様の第6の任意選択の実装においては、第1のバッファが、第1の無線ベアラに対応し、第1の無線ベアラが、端末デバイスの無線ベアラの一部またはすべての無線ベアラを含む。たとえば、端末デバイスが本出願のこの実施形態において提供される圧縮テクノロジーを使用するように構成される無線ベアラに関しては、1つの無線ベアラが1つのバッファに対応してよく、無線ベアラとバッファとの間に一対一の対応がある。代替的に、複数の無線ベアラが、1つのバッファに対応する場合がある。たとえば、バッファの量を削減され得るように、バッファ内で異なる無線ベアラに別々に空間が割り振られてもよい。
第1の態様、または第1の態様の第1の任意選択の実装から第1の態様の第6の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第1の態様の第7の任意選択の実装においては、M個の圧縮されたデータパケットを送信するステップが、M個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することを含み、N個の圧縮されたデータパケットを送信するステップが、N個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することを含む。端末デバイスのセルハンドオーバプロセスが同一サイト(co-site)ハンドオーバプロセスである場合、はっきり言えば、端末デバイスが、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後も第1のネットワークデバイスにアクセスする場合、端末デバイスは、M個の圧縮されたデータパケットまたはN個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信する。
第1の態様、または第1の態様の第1の任意選択の実装から第1の態様の第6の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第1の態様の第8の任意選択の実装においては、M個の圧縮されたデータパケットを送信するステップが、M個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することであって、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、送信することを含み、N個の圧縮されたデータパケットを送信するステップが、N個の圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信することであって、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、送信することを含む。端末デバイスのセルハンドオーバプロセスがサイト間(inter-site)ハンドオーバプロセスである場合、はっきり言えば、端末デバイスが、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスし、端末デバイスが、セルハンドオーバの前にM個の圧縮されたデータパケットを送信してよく、セルハンドオーバの後にN個の圧縮されたデータパケットを送信してよい場合、端末デバイスは、M個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信し、N個の圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信してよい。
第2の態様によれば、第2の通信方法が提供される。方法は、第1のネットワークデバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、第1のネットワークデバイスの機能を実装することができる。たとえば、第1のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、たとえば、基地局である。方法は、端末デバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、K個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Kが、正の整数である、ステップと、第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップであって、第2のバッファが、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む。
端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしない場合、それに対応して、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファに対応する第2のバッファをリセットしない。端末デバイスがデータパケットを再送信する必要がある場合、端末デバイスは、以前に得られた圧縮されたデータパケットを再送信してよく、データパケットを再度圧縮する必要がない。これは、データパケットの圧縮回数の量を削減し、端末デバイスの処理時間を削減し、処理効率を向上させる。さらに、端末デバイスの作業負荷が削減されるので、端末デバイスの電力消費が削減される。第1のネットワークデバイスが第2のバッファをリセットしない場合、第1のバッファのステータスおよび第2のバッファのステータスは、一致している可能性がある。したがって、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスからの圧縮されたデータパケットを解凍することができ、したがって、第1のネットワークデバイスのパケットロス率が、小さくされる。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の任意選択の実装においては、K個のデータパケットのシーケンス番号と、第1のネットワークデバイスによって解凍されたデータパケットのシーケンス番号とは、不連続である。たとえば、K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号と、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍され、上位レイヤに引き渡された最後のデータパケットのシーケンス番号とは、不連続であり、第1のネットワークデバイスが未受信の圧縮されたデータパケットを持っていることを示し、未受信の圧縮されたデータパケットは、第1のネットワークデバイスによるK個の圧縮されたデータパケットの解凍に影響を与える。
第2の態様または第2の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第2の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、K個の圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。たとえば、端末デバイスのセルハンドオーバプロセスは、サイト間ハンドオーバプロセスである。はっきり言えば、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスする。この場合、端末デバイスがセルハンドオーバを実行するので、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを解凍する必要はないが、第2のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを処理するように、ネットワークデバイス間のインターフェース(たとえば、Xnインターフェース)を介して第2のネットワークデバイスにK個の圧縮されたデータパケットを転送または送信してよい。
第2の態様、第2の態様の第1の任意選択の実装、または第2の態様の第2の任意選択の実装に関連して、第2の態様の第3の任意選択の実装においては、方法が、インジケーション情報を第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、インジケーション情報が、第2のバッファの内容を示し、第2のバッファの内容が、第3のバッファを更新するために使用され、第3のバッファが、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第2のネットワークデバイスによって使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。たとえば、端末デバイスのセルハンドオーバプロセスは、サイト間ハンドオーバプロセスである。はっきり言えば、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスする。この場合、第1のネットワークデバイスは、第2のバッファの内容を第2のネットワークデバイスに示してよく、第2のネットワークデバイスは、第2のバッファの内容に基づいて、第2のネットワークデバイスによって維持される第3のバッファを更新してよく、したがって、第3のバッファのステータスは、第1のバッファのステータスと一致しており、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスからの圧縮されたデータパケットを正しく解凍することができる。
第2の態様、または第2の態様の第1の任意選択の実装から第2の態様の第3の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第2の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、第1のメッセージを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、第1のメッセージが、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、第1のネットワークデバイスによって、第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージが、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む。たとえば、端末デバイスのセルハンドオーバプロセスは、サイト間ハンドオーバプロセスである。はっきり言えば、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスする。この場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを問い合わせてよい。たとえば、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートしない場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの挙動が第2のネットワークデバイスによってサポートされる挙動と一致するように、第1のバッファをリセットするように端末デバイスを構成してよい。
第2の態様または第2の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第2の態様の第5の任意選択の実装においては、方法が、ステータスレポートを端末デバイスに送信するステップであって、ステータスレポートが、第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信したことを示す、ステップをさらに含む。
第2の態様の第5の任意選択の実装に関連して、第2の態様の第6の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、N個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、K個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、M個のデータパケットのシーケンス番号が、連続しており、M個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mが、正の整数であり、Nが、M以下の正の整数であり、Kが、M以下の正の整数である、ステップをさらに含む。
第2の態様の第6の任意選択の実装に関連して、第2の態様の第7の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、K個の圧縮されたデータパケットを含まない。
第2の態様の第5の任意選択の実装、第2の態様の第6の任意選択の実装、または第2の態様の第7の任意選択の実装に関連して、第2の態様の第8の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。
第2の態様、または第2の態様の第1の任意選択の実装から第2の態様の第8の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第2の態様の第9の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスから能力情報を受信するステップであって、能力情報が、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートすることを示す、ステップをさらに含む。
第2の態様、または第2の態様の第1の任意選択の実装から第2の態様の第9の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第2の態様の第10の任意選択の実装においては、方法が、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、セルハンドオーバを実行するかまたはPDCPレイヤを再確立するように命じ、第1のバッファを使用し続けるようにさらに命じる、ステップをさらに含む。
第2の態様、または第2の態様の第1の任意選択の実装から第2の態様の第10の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第2の態様の第11の任意選択の実装においては、第1のバッファが、第1の無線ベアラに対応し、第1の無線ベアラが、端末デバイスの無線ベアラの一部またはすべての無線ベアラを含む。
第2の態様またはいくつかの任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様または対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第3の態様によれば、第3の通信方法が提供される。方法は、第2のネットワークデバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、第2のネットワークデバイスの機能を実装することができる。たとえば、第2のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、たとえば、基地局である。方法は、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、K個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られ、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、第1のネットワークデバイスからインジケーション情報を受信するステップであって、インジケーション情報が、第2のバッファの内容を示し、第2のバッファが、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップと、第2のバッファの内容に基づいて第3のバッファを更新するステップであって、第3のバッファが、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第2のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の任意選択の実装においては、K個のデータパケットのシーケンス番号と、第2のネットワークデバイスによって受信されたデータパケットのシーケンス番号とは、不連続である。
第3の態様または第3の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第3の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、N個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、K個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、M個のデータパケットのシーケンス番号が、連続しており、M個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mが、正の整数であり、Nが、M以下の正の整数であり、Kが、M以下の正の整数である、ステップをさらに含む。
第3の態様、第3の態様の第1の任意選択の実装、または第3の態様の第2の任意選択の実装に関連して、第3の態様の第3の任意選択の実装においては、方法が、第1のネットワークデバイスから第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージが、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用される、ステップと、第2のメッセージを第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、第2のメッセージが、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む。
第3の態様、または第3の態様の第1の任意選択の実装から第3の態様の第3の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第3の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、ステータスレポートを端末デバイスに送信するステップであって、ステータスレポートが、第2のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信したことを示す、ステップをさらに含む。
第3の態様の第4の任意選択の実装に関連して、第3の態様の第5の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、K個の圧縮されたデータパケットを含まない。
第3の態様、または第3の態様の第1の任意選択の実装から第3の態様の第5の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第3の態様の第6の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、第2のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。
第3の態様、または第3の態様の第1の任意選択の実装から第3の態様の第6の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第3の態様の第7の任意選択の実装においては、第1のバッファが、第1の無線ベアラに対応し、第1の無線ベアラが、端末デバイスの無線ベアラの一部またはすべての無線ベアラを含む。
第3の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様のいずれか1つまたは複数の態様に係る方法は、アップリンク圧縮プロセスに関する。
第4の態様によれば、第4の通信方法が提供される。方法は、第1のネットワークデバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、第1のネットワークデバイスの機能を実装することができる。たとえば、第1のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、たとえば、基地局である。方法は、M個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信するステップであって、M個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mが、正の整数である、ステップと、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップとを含む。
本出願のこの実施形態においては、PDCPレイヤを再確立するときに、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファをリセットしない。この場合、第1のネットワークデバイスがデータパケットを再送信する必要がある場合、第1のネットワークデバイスは、以前に得られた圧縮されたデータパケットを再送信してよく、データパケットを再度圧縮する必要がない。これは、データパケットの圧縮回数の量を削減し、第1のネットワークデバイスの処理時間を削減し、処理効率を向上させる。さらに、第1のネットワークデバイスの作業負荷が削減されるので、第1のネットワークデバイスの電力消費が削減される。
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の任意選択の実装においては、方法が、インジケーション情報を第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、インジケーション情報が、第1のバッファの内容を示し、第1のバッファの内容が、第2のバッファを更新するために使用され、第2のバッファが、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用され、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。
第4の態様または第4の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第4の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、第1のメッセージを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、第1のメッセージが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用され、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む。
第4の態様に関連して、第4の態様の第3の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスからステータスレポートを受信するステップであって、ステータスレポートが、端末デバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す、ステップをさらに含む。
第4の態様の第3の任意選択の実装に関連して、第4の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、N個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信するステップであって、N個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、Nが、M以下の正の整数である、ステップをさらに含む。
第4の態様の第4の任意選択の実装に関連して、第4の態様の第5の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、端末デバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを含まない。
第4の態様の第3の任意選択の実装、第4の態様の第4の任意選択の実装、または第4の態様の第5の任意選択の実装に関連して、第4の態様の第6の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、端末デバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。
第4の態様、または第4の態様の第1の任意選択の実装から第4の態様の第6の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第4の態様の第7の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスから能力情報を受信するステップであって、能力情報が、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートすることを示し、第3のバッファが、第1のバッファまたは第2のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために端末デバイスによって使用され、第2のバッファが、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。
第4の態様、または第4の態様の第1の任意選択の実装から第4の態様の第7の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第4の態様の第8の任意選択の実装においては、方法が、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、セルハンドオーバを実行するかまたはPDCPレイヤを再確立するように命じ、第3のバッファを使用し続けるように端末デバイスにさらに命じ、第3のバッファが、第1のバッファまたは第2のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために端末デバイスによって使用され、第2のバッファが、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。
第4の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第3の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第5の態様によれば、第5の通信方法が提供される。方法は、第2のネットワークデバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、第2のネットワークデバイスの機能を実装することができる。たとえば、第2のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、たとえば、基地局である。方法は、第1のネットワークデバイスからインジケーション情報を受信するステップであって、インジケーション情報が、第1のバッファの内容を示し、第1のバッファが、データパケットを圧縮するために第1のネットワークデバイスによって使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、第1のバッファの内容に基づいて第2のバッファを更新するステップであって、第2のバッファが、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む。
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の任意選択の実装においては、方法が、第1のネットワークデバイスから第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用される、ステップと、第2のメッセージを第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、第2のメッセージが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む。
第5の態様または第5の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第5の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスからステータスレポートを受信するステップであって、ステータスレポートが、端末デバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す、ステップをさらに含む。
第5の態様の第2の任意選択の実装に関連して、第5の態様の第3の任意選択の実装においては、方法が、N個の圧縮されたデータパケットを得るために、更新された第2のバッファに基づいてデータパケットを圧縮するステップと、N個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信するステップとをさらに含む。
第5の態様の第3の任意選択の実装に関連して、第5の態様の第4の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、端末デバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを含まない。
第5の態様の第3の任意選択の実装または第5の態様の第4の任意選択の実装に関連して、第5の態様の第5の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、端末デバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。
第5の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第3の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第6の態様によれば、第6の通信方法が提供される。方法は、端末デバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、端末デバイスの機能を実装することができる。方法は、K個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、K個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られる、ステップと、第3のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップと、N個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、N個の圧縮されたデータパケットが、第2のバッファに基づいてN個のデータパケットを圧縮することによって得られ、KとNとの両方が、正の整数である、ステップと、第3のバッファに基づいてK個の圧縮されたデータパケットおよびN個の圧縮されたデータパケットを解凍するか、または第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍するステップとを含む。
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の任意選択の実装においては、K個の圧縮されたデータパケットを受信するステップが、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信することを含み、N個の圧縮されたデータパケットを受信するステップが、第1のネットワークデバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信することを含む。
第6の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第6の態様の第2の任意選択の実装においては、第1のバッファおよび第2のバッファが、同じバッファであり、第1のバッファが、第1のネットワークデバイスによって維持される。
第6の態様に関連して、第6の態様の第3の任意選択の実装においては、K個の圧縮されたデータパケットを受信するステップが、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信することを含み、N個の圧縮されたデータパケットを受信するステップが、第2のネットワークデバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信することを含み、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである。
第6の態様の第3の任意選択の実装に関連して、第6の態様の第4の任意選択の実装においては、第1のバッファが、第1のネットワークデバイスによって維持され、第2のバッファが、第2のネットワークデバイスによって維持される。
第6の態様または第6の態様の第1の任意選択の実装から第6の態様の第4の任意選択の実装までに関連して、第6の態様の第5の任意選択の実装においては、K個のデータパケットのシーケンス番号と、端末デバイスによって解凍されたデータパケットのシーケンス番号とは、不連続である。
第6の態様または第6の態様の第1の任意選択の実装から第6の態様の第5の任意選択の実装までに関連して、第6の態様の第6の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、端末デバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。
第6の態様または第6の態様の第1の任意選択の実装から第6の態様の第6の任意選択の実装までに関連して、第6の態様の第7の任意選択の実装においては、方法が、ステータスレポートを送信するステップであって、ステータスレポートが、端末デバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信したことを示す、ステップをさらに含む。
第6の態様の第7の任意選択の実装に関連して、第6の態様の第8の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、K個の圧縮されたデータパケットを含まない。
第6の態様、または第6の態様の第1の任意選択の実装から第6の態様の第8の任意選択の実装までに関連して、第6の態様の第9の任意選択の実装においては、方法が、ハンドオーバコマンドを受信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、セルハンドオーバを実行するかまたはPDCPレイヤを再確立するように命じ、第3のバッファを使用し続けるように端末デバイスにさらに命じる、ステップをさらに含む。
第6の態様、または第6の態様の第1の任意選択の実装から第6の態様の第9の任意選択の実装までに関連して、第6の態様の第10の任意選択の実装においては、方法が、能力情報を送信するステップであって、能力情報が、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートすることを示す、ステップをさらに含む。
第6の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第3の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第4の態様、第5の態様、または第6の態様のいずれか1つまたは複数に係る方法は、ダウンリンク圧縮プロセスに関する。
第7の態様によれば、第7の通信方法が提供される。方法は、端末デバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、端末デバイスの機能を実装することができる。方法は、ハンドオーバコマンドを受信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、第1のインジケーション情報および第2のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報が、PDCPレイヤを再確立するかまたはセルハンドオーバを実行することを示し、第2のインジケーション情報が、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示し、第1のバッファが、データパケットを圧縮するために端末デバイスによって使用される、ステップと、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップとを含む。
第7の態様に関連して、第7の態様の第1の任意選択の実装においては、方法が、ステータスレポートを受信するステップであって、ステータスレポートが、ネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す、ステップをさらに含む。
第7の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第7の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを送信するステップであって、Nが、正の整数である、ステップをさらに含む。
第7の態様の第2の任意選択の実装に関連して、第7の態様の第3の任意選択の実装においては、正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを送信するステップが、N個の圧縮されたデータパケットに対して完全性保護および暗号化処理を実行することと、処理されたN個の圧縮されたデータパケットを送信することとを含む。
第7の態様、または第7の態様の第1の任意選択の実装から第7の態様の第3の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第7の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、能力情報を送信するステップであって、能力情報が、第1のバッファを使用し続けることがサポートされることを示す、ステップをさらに含む。
第7の態様、または第7の態様の第1の任意選択の実装から第7の態様の第4の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第7の態様の第5の任意選択の実装においては、第1のバッファが、第1の無線ベアラに対応し、第1の無線ベアラが、端末デバイスの無線ベアラの一部またはすべての無線ベアラを含む。
第7の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第3の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第8の態様によれば、第8の通信方法が提供される。方法は、第1のネットワークデバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、第1のネットワークデバイスの機能を実装することができる。たとえば、第1のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、たとえば、基地局である。方法は、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、第1のインジケーション情報および第2のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報が、PDCPレイヤを再確立するかまたはセルハンドオーバを実行することを示し、第2のインジケーション情報が、第1のバッファを使用し続けることを示し、第1のバッファが、データパケットを圧縮するために端末デバイスによって使用される、ステップと、第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップであって、第2のバッファが、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む。
第8の態様に関連して、第8の態様の第1の任意選択の実装においては、方法が、K個の圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、K個の圧縮されたデータパケットが、端末デバイスからのものであり、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。
第8の態様または第8の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第8の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、インジケーション情報を第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、インジケーション情報が、第2のバッファの内容を示し、第2のバッファの内容が、第3のバッファを更新するために使用され、第3のバッファが、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第2のネットワークデバイスによって使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。
第8の態様、第8の態様の第1の任意選択の実装、または第8の態様の第2の任意選択の実装に関連して、第8の態様の第3の任意選択の実装においては、方法が、第1のメッセージを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、第1のメッセージが、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用され、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、第1のネットワークデバイスによって、第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージが、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む。
第8の態様に関連して、第8の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、ステータスレポートを端末デバイスに送信するステップであって、ステータスレポートが、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す、ステップをさらに含む。
第8の態様の第4の任意選択の実装に関連して、第8の態様の第5の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである、ステップをさらに含む。
第8の態様の第5の任意選択の実装に関連して、第8の態様の第6の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを含まない。
第8の態様、第8の態様の第1の任意選択の実装、または第8の態様の第6の任意選択の実装に関連して、第8の態様の第7の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスから能力情報を受信するステップであって、能力情報が、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートすることを示す、ステップをさらに含む。
第8の態様、第8の態様の第1の任意選択の実装、または第7の態様の第6の任意選択の実装に関連して、第8の態様の第8の任意選択の実装においては、第1のバッファが、第1の無線ベアラに対応し、第1の無線ベアラが、端末デバイスの無線ベアラの一部またはすべての無線ベアラを含む。
第8の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第3の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第7の態様および/または第8の態様に係る方法は、アップリンク圧縮プロセスに関する。
第9の態様によれば、第9の通信方法が提供される。方法は、第1のネットワークデバイスによって実行されてよく、またはチップシステムもしくは別の機能モジュールによって実行されてよい。チップシステムまたは機能モジュールは、第1のネットワークデバイスの機能を実装することができる。たとえば、第1のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、たとえば、基地局である。方法は、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するステップであって、ハンドオーバコマンドが、第1のインジケーション情報および第2のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報が、PDCPレイヤを再確立するかまたはセルハンドオーバを実行することを示し、第2のインジケーション情報が、第3のバッファを使用し続けることを示し、第3のバッファが、第1のバッファまたは第2のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために端末デバイスによって使用される、ステップと、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップであって、第1のバッファが、データパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む。
第9の態様に関連して、第9の態様の第1の任意選択の実装においては、方法が、インジケーション情報を第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、インジケーション情報が、第1のバッファの内容を示し、第1のバッファの内容が、第2のバッファを更新するために使用され、第2のバッファが、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用され、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む。
第9の態様または第9の態様の第1の任意選択の実装に関連して、第9の態様の第2の任意選択の実装においては、方法が、第1のメッセージを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、第1のメッセージが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用され、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む。
第9の態様に関連して、第9の態様の第3の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスからステータスレポートを受信するステップであって、ステータスレポートが、端末デバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す、ステップをさらに含む。
第9の態様の第3の任意選択の実装に関連して、第9の態様の第4の任意選択の実装においては、方法が、正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信するステップであって、Nが、正の整数である、ステップをさらに含む。
第9の態様の第4の任意選択の実装に関連して、第9の態様の第5の任意選択の実装においては、正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信するステップが、N個の圧縮されたデータパケットに対して完全性保護および暗号化処理を実行することと、処理されたN個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信することとを含む。
第9の態様の第4の任意選択の実装または第9の態様の第5の任意選択の実装に関連して、第9の態様の第6の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、端末デバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである。
第9の態様の第4の任意選択の実装、第9の態様の第5の任意選択の実装、または第9の態様の第6の任意選択の実装に関連して、第9の態様の第7の任意選択の実装においては、N個の圧縮されたデータパケットが、端末デバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを含まない。
第9の態様、または第9の態様の第1の任意選択の実装から第9の態様の第7の任意選択の実装までのいずれか1つに関連して、第9の態様の第8の任意選択の実装においては、方法が、端末デバイスから能力情報を受信するステップであって、能力情報が、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートすることを示す、ステップをさらに含む。
第9の態様または任意選択の実装によってもたらされる技術的効果に関しては、第1の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第2の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照し、および/または第3の態様もしくは対応する実装の技術的効果の説明を参照されたい。
第9の態様に係る方法は、ダウンリンク圧縮プロセスに関する。
第10の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1から第9の態様のいずれか1つに係る端末デバイスであってよい。通信装置は、端末デバイスの機能を有する。端末デバイスは、たとえば、基地局または基地局内のベースバンド装置である。任意選択の実装において、通信装置は、ベースバンド装置および無線周波数装置を含む。別の任意選択の実装において、通信装置は、処理ユニット(処理モジュールとも呼ばれることがある)およびトランシーバユニット(トランシーバモジュールとも呼ばれることがある)を含む。トランシーバユニットは、送信機能および受信機能を実装することができる。トランシーバユニットが送信機能を実装するとき、トランシーバユニットは、送信ユニット(送信モジュールとも呼ばれることがある)と呼ばれる場合があり、トランシーバユニットが受信機能を実装するとき、トランシーバユニットは、受信ユニット(受信モジュールとも呼ばれることがある)と呼ばれる場合がある。送信ユニットおよび受信ユニットは、同じ機能モジュールであってよい。機能モジュールは、トランシーバユニットと呼ばれる。機能モジュールは、送信機能および受信機能を実装することができる。代替的に、送信ユニットおよび受信ユニットは、異なる機能モジュールであってよく、トランシーバユニットは、これらの機能モジュールの総称である。
トランシーバユニット(または送信ユニット)は、M個の圧縮されたデータパケットを送信するように構成され、M個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mは、正の整数である。
処理ユニットは、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成される。
トランシーバユニット(または送信ユニット)は、N個の圧縮されたデータパケットを送信するようにさらに構成され、N個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、Nは、M以下の正の整数である。
代替的に、
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、K個の圧縮されたデータパケットを受信するように構成され、K個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られる。
処理ユニットは、第3のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成される。
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、N個の圧縮されたデータパケットを受信するようにさらに構成され、N個の圧縮されたデータパケットは、第2のバッファに基づいてN個のデータパケットを圧縮することによって得られ、KとNとの両方は、正の整数である。
処理ユニットは、第3のバッファに基づいてK個の圧縮されたデータパケットおよびN個の圧縮されたデータパケットを解凍するか、または第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍するようにさらに構成される。
代替的に、
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、ハンドオーバコマンドを受信するように構成され、ハンドオーバコマンドは、第1のインジケーション情報および第2のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報は、PDCPレイヤを再確立するかまたはセルハンドオーバを実行することを示し、第2のインジケーション情報は、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示し、第1のバッファは、データパケットを圧縮するために端末デバイスによって使用される。
処理ユニットは、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成される。
任意選択の実装において、通信装置は、ストレージユニットをさらに含み、処理ユニットは、ストレージユニットに結合し、通信装置が第1から第9の態様のいずれか1つによる端末デバイスの機能を実行することを可能にするために、ストレージユニット内のプログラムまたは命令を実行するように構成される。
第11の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1から第9の態様のいずれか1つに係る第1のネットワークデバイスであってよい。通信装置は、第1のネットワークデバイスの機能を有する。第1のネットワークデバイスは、たとえば、基地局または基地局内のベースバンド装置である。任意選択の実装において、通信装置は、ベースバンド装置および無線周波数装置を含む。別の任意選択の実装において、通信装置は、処理ユニット(処理モジュールとも呼ばれることがある)およびトランシーバユニット(トランシーバモジュールとも呼ばれることがある)を含む。トランシーバユニットの実装に関しては、第4の態様の説明を参照されたい。
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、端末デバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するように構成され、K個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Kは、正の整数である。
処理ユニットは、第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成され、第2のバッファは、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される。
代替的に、
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するように構成され、K個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られ、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである。
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、第1のネットワークデバイスからインジケーション情報を受信するように構成され、インジケーション情報は、第2のバッファの内容を示し、第2のバッファは、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される。
処理ユニットは、第2のバッファの内容に基づいて第3のバッファを更新するように構成され、第3のバッファは、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第2のネットワークデバイスによって使用される。
代替的に、
トランシーバユニット(または送信ユニット)は、M個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信するように構成され、M個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mは、正の整数である。
処理ユニットは、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成される。
代替的に、
トランシーバユニット(または受信ユニット)は、第1のネットワークデバイスからインジケーション情報を受信するように構成され、インジケーション情報は、第1のバッファの内容を示し、第1のバッファは、データパケットを圧縮するために第1のネットワークデバイスによって使用され、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである。
処理ユニットは、第1のバッファの内容に基づいて第2のバッファを更新するように構成され、第2のバッファは、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用される。
代替的に、
トランシーバユニット(または送信ユニット)は、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するように構成され、ハンドオーバコマンドは、第1のインジケーション情報および第2のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報は、PDCPレイヤを再確立するかまたはセルハンドオーバを実行することを示し、第2のインジケーション情報は、第1のバッファを使用し続けることを示し、第1のバッファは、データパケットを圧縮するために端末デバイスによって使用される。
処理ユニットは、第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成され、第2のバッファは、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために第1のネットワークデバイスによって使用される。
代替的に、
トランシーバユニット(または送信ユニット)は、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するように構成され、ハンドオーバコマンドは、第1のインジケーション情報および第2のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報は、PDCPレイヤを再確立するかまたはセルハンドオーバを実行することを示し、第2のインジケーション情報は、第3のバッファを使用し続けることを示し、第3のバッファは、第1のバッファまたは第2のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために端末デバイスによって使用される。
処理ユニットは、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するように構成され、第1のバッファは、データパケットを圧縮するために第1のネットワークデバイスによって使用される。
任意選択の実装において、通信装置は、ストレージユニットをさらに含み、処理ユニットは、ストレージユニットに結合し、通信装置が第1から第9の態様のいずれか1つに係る第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスの機能を実行することを可能にするために、ストレージユニット内のプログラムまたは命令を実行するように構成される。
第12の態様によれば、コンピュータ可読ストレージ媒体が提供される。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される。コンピュータ可読ストレージ媒体が実行されるとき、上述の態様の端末デバイス、第1のネットワークデバイス、または第2のネットワークデバイスによって実行される方法が実施される。
第13の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、上述の態様の方法が実施される。
LTEシステムにおけるデータパケットの圧縮および解凍プロセスの概略図である。 LTEシステムにおいて端末デバイス上でセルハンドオーバが発生するときの、端末デバイスと基地局との間のデータパケット送信プロセスの概略図である。 本出願の実施形態に係る応用のシナリオの概略図である。 本出願の実施形態に係る応用のシナリオの概略図である。 本出願の実施形態に係るUDCテクノロジーの概略図である。 データパケットのカウント値の構成物の概略図である。 本出願の実施形態に係る第1の通信方法の流れ図である。 本出願の実施形態に係る端末デバイスによっていくつかの圧縮されたデータパケットを再送信する概略図である。 本出願の実施形態に係る端末デバイスによってデータパケットを圧縮する概略図である。 本出願の実施形態に係る第2の通信方法の流れ図である。 本出願の実施形態に係る第3の通信方法の流れ図である。 本出願の実施形態に係る第4の通信方法の流れ図である。 本出願の実施形態に係る通信装置の概略的なブロック図である。 本出願の実施形態に係る端末デバイスの概略的なブロック図である。 本出願の実施形態に係るネットワークデバイスの概略的なブロック図である。
本出願の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明瞭にするために、以下で、さらに、本出願の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
本出願の実施形態において、端末デバイスは、ワイヤレストランシーバ機能を有するデバイスであり、固定デバイス、モバイルデバイス、ハンドヘルドデバイス(たとえば、モバイル電話)、ウェアラブルデバイス、車載デバイス、または上述のデバイスに内蔵されたワイヤレス装置(たとえば、通信モジュール、モデム、もしくは回路システム)であってよい。端末デバイスは、人、モノ、機械などを接続するように構成されており、様々なシナリオで広く使用される場合があり、たとえば、端末デバイスは、以下のシナリオ、すなわち、セルラ通信、デバイス間(device-to-device、D2D)通信、車あらゆるもの間(vehicle to everything、V2X)、マシンツーマシン/マシンタイプ通信(machine-to-machine/machine-type communications、M2M/MTC)、モノのインターネット(internet of things、IoT)、仮想現実(virtual reality、VR)、拡張現実(augmented reality、AR)、産業用制御(industrial control)、自動運転(self driving)、遠隔医療(remote medical)、スマートグリッド(smart grid)、スマート家具、スマートオフィス、スマートウェアラブル、スマート交通、スマートシティ(smart city)、無人航空機、およびロボットで使用される場合があり、それらのシナリオを含むがそれらのシナリオに限定されない。端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、端末、アクセス局、UE局、遠隔局、ワイヤレス通信デバイス、ユーザ装置などと呼ばれることもある。
本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、たとえば、アクセスネットワークデバイスおよび/またはコアネットワークデバイスを含む。アクセスネットワークデバイスは、ワイヤレストランシーバ機能を有するデバイスであり、端末デバイスと通信するように構成される。アクセスネットワークデバイスは、上述の通信システムのベーストランシーバ基地局(BTS: base transceiver station)、ノードB(NodeB)、進化型ノードB(eNodeB/eNB、またはgNodeB/gNB)、送受信点(transmission reception point、TRP)、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)から後に進化した基地局、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)システムのアクセスノード、ワイヤレス中継ノード、ワイヤレスバックホールノードなどを含むがこれらに限定されない。基地局は、マクロ基地局、マイクロ基地局、ピコセル基地局、スモールセル、中継局などである場合がある。複数の基地局が、同じアクセステクノロジーを使用して上述のネットワークをサポートする場合があり、または異なるアクセステクノロジーを使用して上述のネットワークをサポートする場合がある。基地局は、1つまたは複数の同一サイトまたは非同一サイト(non-co-site)送受信点を含んでよい。ネットワークデバイスは、代替的に、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)のシナリオでは、無線コントローラ、集中ユニット(centralized unit、CU)、および/または分散ユニット(distributed unit、DU)である場合がある。ネットワークデバイスは、代替的に、サーバ、ウェアラブルデバイス、車載デバイスなどである場合がある。たとえば、ネットワークデバイスは、車あらゆるもの間(vehicle to everything、V2X)テクノロジーのネットワークデバイスは、路側機(road side unit、RSU)である場合がある。以下では、アクセスネットワークデバイスが基地局である例を使用することによって説明を与える。通信システムの複数のネットワークデバイスは、同じ種類の基地局であってよく、または異なる種類の基地局であってよい。基地局は、端末デバイスと通信する場合があり、または中継局を介して端末デバイスと通信する場合がある。端末デバイスは、異なるアクセステクノロジーの複数の基地局と通信する場合がある。コアネットワークデバイスは、モビリティ管理、データ処理、セッション管理、ならびにポリシーおよび課金などの機能を実装するように構成される。異なるアクセステクノロジーのシステムにおいてコアネットワーク機能を実装するデバイスの名前は、異なる場合がある。これは、本出願の実施形態において限定されない。5Gシステムが、例として使用される。コアネットワークデバイスは、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)、セッション管理機能(session management function、SMF)、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)などを含む。
本出願の実施形態において、ネットワークデバイス機能を実装するように構成された通信デバイスは、ネットワークデバイスであってよく、または機能を実装するためにネットワークデバイスをサポートすることができる装置、たとえば、回路システムであってよい。装置は、ネットワークデバイスにインストールされてよい。本出願の実施形態において提供される技術的解決策において、本出願の実施形態において提供される技術的解決策は、ネットワークデバイス機能を実装するように構成された装置がネットワークデバイスである例を使用することによって説明される。
本出願の実施形態においては、特に明記されない限り、名詞の量は、「単数名詞または複数名詞」、すなわち、「1つまたは複数」を表す。「少なくとも1つの」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。「および/または(and/or)」は、関連する対象の間の関連付け関係を説明し、3つの関係が存在する可能性があることを示す。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表す場合があり、AおよびBは、単数形または複数形である場合がある。文字「/」は、概して、関連する対象の間の「または(or)」の関係を示す。たとえば、A/Bは、AまたはBを示す。後に続くもの(ピース(piece))のうちの少なくとも1つ、またはその同様の表現は、単数のもの(ピース)または複数のもの(ピース)の任意の組合せを含む、これらのものの任意の組合せを指す。たとえば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つのもの(ピース)は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを示す可能性があり、a、b、およびcは、単数または複数である場合がある。
本出願の実施形態における述べられる「第1の」および「第2の」などの序数は、複数の対象を区別するために使用されるものであり、複数の対象のサイズ、内容、順序、時系列、応用のシナリオ、優先順位、または重要度を限定するために使用されない。たとえば、第1のバッファおよび第2のバッファは、同じバッファである場合があり、または異なるバッファである場合がある。さらに、そのような名前は、2つのバッファの内容、優先順位、応用のシナリオ、または重要度が異なることを示さない。
図1は、LTEシステムにおけるデータパケットの圧縮および解凍プロセスを示す。図1の上2行のPDCPおよびRLCは、送信側のPDCPレイヤおよびRLCレイヤを表す。たとえば、バッファのサイズは、2データパケットである。それぞれの破線のボックスは、バッファに含まれる内容を表す。さらに、「/」を含む破線のボックスは、バッファに含まれる予め設定された情報を表す。各データパケットは、バッファに現在含まれている内容に基づいて圧縮される。図1の下2行のPDCPおよびRLCは、受信側のPDCPレイヤおよびRLCレイヤを表す。AMモードにおいて、RLCレイヤは、データ再送メカニズムをサポートする。したがって、送信側は圧縮されたデータパケットを順序通りに送信するが、受信側は圧縮されたデータパケットをばらばらの順序で受信する場合がある。LTEシステムにおいては、受信側のRLCレイヤが、受信された圧縮されたデータパケットをソートし、それから、ソートされた圧縮されたデータパケットをPDCPレイヤに引き渡す。たとえば、図1において、受信側のRLCレイヤは、圧縮されたデータパケット1、圧縮されたデータパケット2、圧縮されたデータパケット3、および圧縮されたデータパケット4を、圧縮されたデータパケット3、圧縮されたデータパケット4、圧縮されたデータパケット2、および圧縮されたデータパケット1の順に受信する。圧縮されたデータパケット1を受信した後、RLCレイヤは、4つの圧縮されたデータパケットをソートし、それから、4つの圧縮されたデータパケットをPDCPレイヤに通常の順序で引き渡す。4つの圧縮されたデータパケットを受信した後、PDCPレイヤは、UDCプロトコルスタックを使用することによって4つの圧縮されたデータパケットを順次解凍する。次に、受信側は、圧縮されたデータパケット5を受信し、受信側のRLCレイヤは、圧縮されたデータパケット5をPDCPレイヤに引き渡し、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット5を解凍する。次に、受信側は、圧縮されたデータパケット6、圧縮されたデータパケット7、および圧縮されたデータパケット8を受信し、受信側は、3つの圧縮されたデータパケットを、圧縮されたデータパケット8、圧縮されたデータパケット7、および圧縮されたデータパケット6の順に受信する。この場合、圧縮されたデータパケット6を受信した後、受信側のRLCレイヤが、3つの圧縮されたデータパケットをソートし、それから、ソートされた3つの圧縮されたデータパケットをPDCPレイヤに引き渡す。3つの圧縮されたデータパケットを受信した後、PDCPレイヤは、UDCプロトコルスタックを使用することによって3つの圧縮されたデータパケットを順次解凍する。たとえば、PDCPレイヤは、圧縮バッファに含まれる予め設定された情報に基づいて圧縮されたデータパケット1を解凍し、PDCPレイヤは、圧縮バッファに含まれる予め設定された情報と、圧縮されたデータパケット1が解凍された後に得られる情報とに基づいて、圧縮されたデータパケット2を解凍し、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット1が解凍された後に得られる情報と、圧縮されたデータパケット2が解凍された後に得られる情報とに基づいて(バッファは2つのデータパケットの内容を保持し得るので、予め設定された情報はバッファから締め出されると考えられる)、圧縮されたデータパケット3を解凍し、以下同様である。図1におけるデータパケットのシーケンス番号(または圧縮されたデータパケットのシーケンス番号)は、PDCPレイヤのシーケンス番号(sequence number、SN)であり、またはシーケンス番号は、代替的に、データパケットのPDCPレイヤのカウント(count)値と理解されてよい。
概して、受信側のPDCPレイヤは、受信側のバッファが送信側のバッファに揃えられることを保証するために、圧縮されたデータパケットを順番に受信し、それによって、逐次的な解凍を実施する。
LTEシステムでは、セルハンドオーバが端末デバイスにおいて発生するとき、基地局の無線リンク制御(radio link control、RLC)レイヤが再確立される。順序がばらばらな圧縮されたデータパケットがRLCレイヤにおいて受信されたか、またはデータパケットがRLCレイヤにおいて受信されなかった場合、RLCレイヤは、もはや未受信の圧縮されたデータパケットを受信するのを待たず、受信された圧縮されたデータパケットをPDCPレイヤに引き渡す。たとえば、図2を参照されたい。基地局(受信側)のRLCレイヤが再確立されるとき、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は受信済みであるが、圧縮されたデータパケット1、2、および6は受信されていない。この場合、RLCレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7をPDCPレイヤに引き渡す。圧縮されたデータパケット0がRLCによって受信され、正常に解凍され、圧縮されたデータパケット1を解凍することによって得られたデータパケット0がPDCPレイヤに引き渡される。圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信した後、PDCPレイヤは、これらの圧縮されたデータパケットを解凍する。圧縮されたデータパケット3を解凍するとき、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3が正常に解凍され得るように、圧縮されたデータパケット2の解凍結果に基づいてバッファを更新する必要がある。しかし、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット2を受信しないので、圧縮されたデータパケット3を解凍することに失敗する。同様に、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット4、5、および7を解凍することにも失敗する。この場合、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を破棄する。さらに、圧縮されたデータパケットを受信した後、基地局のRLCレイヤは、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)-確認応答(ACK)情報を端末デバイスに送信する。受信された圧縮されたデータパケットに関して、基地局のRLCレイヤは、確認応答(ACK)を端末デバイスに送信する。たとえば、再確立されるときにRLCレイヤが圧縮されたデータパケット1を受信していなかった場合、RLCレイヤは、圧縮されたデータパケット1のACKを端末デバイスに送信しない。
セルハンドオーバを完了した後、端末デバイス(送信側)は、圧縮されたデータパケットを基地局に再送信してよい。たとえば、端末デバイスは、ACKが受信されない最初の圧縮されたデータパケットから圧縮されたデータパケットを順次再送信する。たとえば、端末デバイスが圧縮されたデータパケット3、4、5、および7のACKを受信するが、圧縮されたデータパケット1、2、および6のACKを受信しない場合、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを再送信する。セルハンドオーバプロセスにおいて、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立し、端末デバイスのUDCに対応するバッファ、UDCプロトコルスタックなどをリセットする。この場合、端末デバイスは、リセットされたバッファに基づいてデータパケットを再圧縮する。端末デバイスによって基地局に以前に送信されている圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、リセットする前のバッファに基づいて対応するデータパケットを圧縮することにより得られ、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを得るために、リセットされたバッファに基づいてこれらのデータパケットを再圧縮する。それから、端末デバイスは、圧縮されたデータパケットを基地局に送信する。端末デバイスが、同じデータパケットに関して2回圧縮を実行する必要があることが分かる。しかし、複数の圧縮プロセスは、端末デバイスの処理時間を大幅に増やし、特に、大量のデータパケットが存在するとき、端末デバイスの処理効率が、大幅に低下させられる。
現在、UDCテクノロジーは、LTEシステムにのみ存在し、新無線(new radio、NR)システムは、導入されていない。現在、UDCテクノロジーがNRシステムにおいて使用され得るかどうかは決定されていない。
本出願の実施形態は、通信方法を提供する。本出願のこの実施形態において提供される方法によれば、バッファベースのデータ圧縮テクノロジー(たとえば、UDCテクノロジー)が、NRシステムに適用され得る。加えて、本出願のこの実施形態においては、PDCPレイヤを再確立するときに、端末デバイスは、第1のバッファをリセットしない。この場合、端末デバイスがデータパケットを再送信する必要がある場合、端末デバイスは、以前に得られた圧縮されたデータパケットを再送信してよく、データパケットを再度圧縮する必要がない。これは、データパケットの圧縮回数の量を削減し、端末デバイスの処理時間を削減し、処理効率を向上させる。さらに、端末デバイスの作業負荷が削減されるので、端末デバイスの電力消費が削減される。端末デバイスがデータ受信側として働く場合、端末デバイスは、バッファをリセットすることなく、普通にデータを処理してもよい。これは、端末デバイスの作業負荷を削減し、端末デバイスの電力消費を削減する。
本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策は、LTEシステムに適用されてよく、たとえば、通常のLTEシステム、または車あらゆるもの間(vehicle to everything、V2X)もしくはLTE-Vなどの車のインターネット(internet of vehicles)に適用されてよく、あるいはNRシステムに適用されてよく、たとえば、通常のNRシステム、またはV2XもしくはNR-Vなどの車のインターネットに適用されてよく、あるいはその別の同様の通信システムまたは次世代通信システムに適用されてよい。
図3は、本出願の実施形態に係る応用のシナリオを示す。図3には、1つのネットワークデバイスおよび1つの端末デバイスが含まれている。たとえば、ネットワークデバイスは、進化型ユニバーサル移動体通信システム地上無線アクセス(evolved UMTS terrestrial radio access、E-UTRA)システムにおいて働くか、またはNRシステムにおいて働く。たとえば、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前および後にネットワークデバイスにアクセスする。
図4は、本出願の実施形態に係る別の応用のシナリオを示す。図4には、2つのネットワークデバイスおよび1つの端末デバイスが含まれている。たとえば、ネットワークデバイス1は、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、ネットワークデバイス2は、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである。たとえば、ネットワークデバイス1またはネットワークデバイス2は、進化型ユニバーサル移動体通信システム地上無線アクセス(evolved UMTS terrestrial radio access、E-UTRA)システムにおいて働くか、またはNRシステムにおいて働き、ネットワークデバイス1およびネットワークデバイス2が働くシステムは、同じであってもまたは異なっていてもよい。
図3または図4のネットワークデバイスは、たとえば、基地局である。ネットワークデバイスは、異なるシステムの異なるデバイスに対応する。たとえば、ネットワークデバイスは、4GシステムにおいてはeNBに対応し、5GシステムにおいてはgNBなどの5Gネットワークデバイスに対応する場合がある。5Gシステムにおいて、ネットワークデバイスは、LTEネットワークデバイスおよびNRネットワークデバイスによって構成されるハイブリッドネットワーク上のデバイスである場合があり、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、混合無線デュアルコネクティビティ(mixed radio-dual connectivity、MR-DC)を形成する。確かに、本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策は、将来のモバイル通信システムにも適用されてよい。したがって、図3または図4のネットワークデバイスは、将来のモバイル通信システムのネットワークデバイスに対応してもよい。図3および図4は、ネットワークデバイスが基地局である例を示す。実際には、上述の説明を参照すると、ネットワークデバイスは、代替的に、RSUのようなデバイスである場合がある。
本出願のこの実施形態の実際の応用のシナリオが、考察される。ユーザが端末デバイスを保持し、VoLTE/ボイスオーバ新無線(voice over new radio、VoNR)通話やデータインターネットアクセスなどの動作を実行する(たとえば、ライブ放送を開始する、ゲームをプレイする、またはインターネットサーフィンをする)必要があるとき、ユーザは、ネットワークにアクセスする必要がある。ネットワークにアクセスする初期段階で、端末デバイスは、通常、端末デバイスがデータ圧縮をサポートする能力を有するかどうかを基地局に報告する必要がある。端末デバイスがデータ圧縮をサポートする能力を有すると判定するとき、基地局は、ユーザによって開始されたサービスに基づいて、端末デバイスのためのデータ圧縮関連パラメータを構成する(たとえば、UDC機能およびアクティブ状態をサポートするための対応するベアラを構成する)べきかどうかを決定することができる。基地局が、端末デバイスがデータ圧縮を実行し得る、たとえば、UDCを実行し得ることを構成するとき、端末デバイスは、たとえば、VoLTE/VoNR通話を開始する、ライブ放送を開始する、またはリアルタイムゲームをプレイするプロセスで、アップリンク送信においてUDCの方法を使用してよい。この場合、端末デバイスは、本出願のこの実施形態において提供される方法を使用することによってUDCを実行してよい。これは、アップリンクデータの圧縮によって引き起こされるパケットロスを削減またはさらには回避することが可能であり、繰り返される圧縮によって引き起こされる電力消費を削減することが可能である。同様に、本出願のこの実施形態において提供される方法は、ダウンリンクデータの圧縮によって引き起こされるパケットロスを削減またはさらには回避するために、ダウンリンクデータの圧縮にも使用されてよい。
さらに、本出願のこの実施形態は、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の通信に限定されず、ネットワークデバイス間の通信または端末デバイス間の通信を含んでよい。
本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策が、添付の図面を参照して以下で詳細に説明される。本出願の実施形態に対応する添付の図面において、破線によって表されるすべてのステップは任意選択のステップであることに留意されたい。さらに、本出願の実施形態においては、NRシステムが例として使用される。
本出願の実施形態が説明される前に、まず、本出願の実施形態におけるUDCテクノロジーが説明される。
UDCにおいて、端末デバイスは、データパケットを圧縮する送信側として機能し、ネットワークデバイスは、データパケットを解凍する受信側として機能する。圧縮と解凍との両方が、送信側および受信側によって維持される同じバッファステータスに基づいて実行される。バッファステータスは、バッファに含まれる内容(またはバッファに含まれる情報)を指す場合がある。データパケットを圧縮するとき、送信側は、バッファの現在のステータスに基づいてデータパケットを圧縮する。圧縮が成功した後、送信側は、圧縮前の現在の圧縮されたデータパケットの元情報をバッファの最後尾からバッファに入れて、バッファを更新する。最初のデータパケットが圧縮されるとき、バッファは、前のデータパケットについての情報を含まない場合がある。この場合、送信側は、予め設定された情報に基づいて圧縮を実行してよく、予め設定された情報は、たとえば、予め定義された辞書(dictionary)である。たとえば、図5に示されるように、バッファは、「abc」を含み、「abc」は、たとえば、予め定義された辞書である。送信側がデータパケット「def」を圧縮する必要があるとき、送信側は、データパケット「def」を圧縮した後に圧縮されたデータパケット1を得るために、「abc」に基づいて圧縮を実行してよく、送信側は、「def」をバッファの最後尾からバッファに入れてよい。次に、送信側がデータパケット「ghijkl」を圧縮する必要があるとき、送信側は、buffer内の「abcdef」に基づいて圧縮を実行してよい。言い換えると、圧縮は、毎回バッファ内のすべての内容に基づいて実行される。データパケット「ghijkl」を圧縮し、圧縮されたデータパケット2を得た後、送信側は、データパケット「ghijkl」をバッファの最後尾からバッファに入れてよい。bufferの記憶空間が限られているので、「abcd」は、先入れ先出し(first in first out、FIFO)の原則に従ってバッファから締め出される。この場合、送信側が別のデータパケットを圧縮する必要がある場合、圧縮は、バッファに含まれる「efghijkl」に基づいて実行される。圧縮されたデータパケット1を受信した後、受信側は、データパケット「def」を取得するために、バッファ内の予め定義された辞書「abc」に基づいて、圧縮されたデータパケット1を解凍し、データパケット「def」をバッファの最後尾からバッファに入れてよい。圧縮されたデータパケット2を受信した後、受信側は、データパケット「ghijkl」を取得するために、バッファ内の情報「abcdef」に基づいて、圧縮されたデータパケット2を解凍し、データパケット「ghijkl」をバッファの最後尾からバッファに入れてよい。この場合、「abcd」は、バッファから締め出される。受信側のバッファステータスが、送信側のバッファステータスと一致し続けることが分かる。これは、受信側が解凍を正しく実行し得ることを保証することができる。
本出願の実施形態において、圧縮前のデータパケット(以下、データパケットとも呼ばれる)および対応する圧縮されたデータパケットは、同じシーケンス番号を有してよい。たとえば、第1の圧縮されたデータパケットは、第1のデータパケットを圧縮することによって取得されてよく、第1の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号は、第1のデータパケットのシーケンス番号と同じである。第2の圧縮されたデータパケットは、第2のデータパケットを圧縮することによって取得されてよく、第2の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号は、第2のデータパケットのシーケンス番号と同じである。さらに、本出願の実施形態において提供される技術的解決策は、UM/AMにおけるデータ無線ベアラ(data radio bearer、DRB)の送信に適用されてよく、シグナリング無線ベアラ(signaling radio bearer、SRB)の送信に適用されてよく、またはDRB上のサービス品質フロー(QoS flow)の送信に適用されてよい。
無線インターフェース上の送信において、各データパケットは、PDCPレイヤに対応する番号を有する。PDCPレイヤにおけるデータパケットの番号は、2つの部分、すなわち、シーケンス番号(sequence number、SN)およびハイパーフレーム番号(hyper frame number、HFN)を含む場合がある。2つの部分の組合せが、データパケットの番号、言い換えると、データパケットのカウント(count)値を形成する。図6は、データパケットのカウント値の構成物の概略図である。本出願のこの実施形態におけるデータパケットのシーケンス番号は、データパケットのシーケンス番号またはデータパケットのカウント値であってよい。
本出願の実施形態は、第1の通信方法を提供する。図7は、方法の流れ図である。以下の説明のプロセスにおいては、方法が図3に示されたネットワークアーキテクチャに適用される例が使用される。以下で説明される端末デバイスは、たとえば、図3に示されたネットワークアーキテクチャにおける端末デバイスであり、以下で説明される第1のネットワークデバイスは、たとえば、図3に示されたネットワークアーキテクチャにおけるネットワークデバイスである。
S701:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスに能力情報を送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスから能力情報を受信する。
たとえば、端末デバイスは、ランダムアクセスプロセスにおいて第1のネットワークデバイスに能力情報を送信してよく、または端末デバイスは、ランダムアクセスが成功した後に第1のネットワークデバイスに能力情報を送信してよい。能力情報は、端末デバイスの能力を示してよい。たとえば、能力情報は、端末デバイスがUDCをサポートし得ることを示す。別の例として、能力情報は、第1のバッファを使用し続けることがサポートされることを示す場合があり、これは、端末デバイスが第1のバッファを使用し続ける機能をサポートすることを示し(機能は、バッファ継続(buffer continue)とも呼ばれる場合がある)、または能力情報は、第1のバッファを使用し続けることがサポートされないことを示す場合がある。buffer continueは、PDCPレイヤが再確立されるときに、データ圧縮/解凍機能に対応するバッファをリセットしないことと理解されてよい。したがって、能力情報は、PDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファをリセットしないことがサポートされることを示すか、またはPDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファをリセットしないことがサポートされないことを示してもよい。任意選択で、さらに、能力情報は、別の態様において、端末デバイスの能力をさらに示す場合があり、たとえば、端末デバイスによってサポートされるアンテナの量を示す場合がある。これは、限定されない。第1のバッファは、端末デバイスによって維持され、データパケットを圧縮するために使用される。言い換えると、端末デバイスは、第1のバッファに基づいてデータパケットを圧縮してよい。
第1のネットワークデバイスは、能力情報に基づいて、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートするかどうかを判定することができる。端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示してよい。端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートしない場合、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示さない場合があり、または第1のバッファをリセットするように端末デバイスに示す場合がある。代替的に、端末デバイスは、能力情報を送信しない場合がある。第1のネットワークデバイスが、別の要因に基づいて、第1のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示すべきかどうかを判定する場合があり、または端末デバイスが第1のバッファを使用し続けるかどうかが、プロトコルで規定される場合がある。したがって、S701は、任意選択のステップである。
S702:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスにM個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信する。Mは、正の整数であり、Kは、M以下の正の整数である。K個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部もしくはすべてである場合があり、またはK個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットのサブセットである。
第1のネットワークデバイスがM個の圧縮されたデータパケットではなくK個の圧縮されたデータパケットを受信する理由は、パケットロスの場合が考慮されるからである。たとえば、M-K個の圧縮されたデータパケットは、送信プロセスにおいて失われる場合があり、第1のネットワークデバイスによって正しく受信されない。K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号は、連続しているかまたは不連続である場合がある。任意選択で、K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号と、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍されたデータパケットのシーケンス番号とは、不連続である。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7である。この場合、K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号は、不連続である。さらに、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍された、最大のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット0である。この場合、K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号と、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍され、上位レイヤに引き渡された最後のデータパケットのシーケンス番号とは、いずれも不連続である。別の例として、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および6である。この場合、K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号は、連続している。さらに、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍された、最大のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット0である。この場合、K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号と、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍されたデータパケットのシーケンス番号とは、不連続である。
M個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって端末デバイスによって得られ、圧縮されたデータパケットとデータパケットとの間には一対一の対応がある。第1のバッファは、データパケットを圧縮するために端末デバイスによって使用されるバッファである。たとえば、端末デバイスは、UDCテクノロジーを使用することによって第1のバッファに基づいてデータパケットを圧縮してよい。たとえば、第1のバッファは、第1の無線ベアラに対応する。第1の無線ベアラは、端末デバイスの無線ベアラのすべてまたは一部を含む場合がある。無線ベアラは、たとえば、DRBまたはSRBである。代替的に、たとえば、第1のバッファは、DRB内の1つまたは複数のQoS flowに対応する。
たとえば、M個の圧縮されたデータパケットを送信する前に、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスに圧縮されたデータパケットを送信しなかった。この場合、端末デバイスがM個の圧縮されたデータパケットを圧縮する前、第1のバッファは、たとえば、予め定義された辞書を含み、すなわち、第1のバッファは、予め定義された辞書で満たされている。端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1を得るために、予め定義された辞書に基づいて、M個のデータパケットの中のデータパケット1を圧縮する。それから、端末デバイスは、データパケット1の内容に基づいて第1のバッファを更新し、そして、圧縮されたデータパケット2を得るために、更新された第1のバッファに基づいてM個のデータパケットの中のデータパケット2を圧縮し、以下、M個の圧縮されたデータパケットが得られるまで同様のことを行う。このプロセスの例に関しては、図5を参照されたい。
第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信したことを示すために、K個の圧縮されたデータパケットに関するフィードバック情報を端末デバイスに送信してよい。たとえば、第1のネットワークデバイスのRLCレイヤが1つの圧縮されたデータパケットを受信するたびに、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスに圧縮されたデータパケットのACKを送信してよい。この場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスに合計K個のACKを送信してよく、K個のACKは、K個の圧縮されたデータパケットに対応する。K個のACKを受信した後、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信することを知る可能性がある。
任意選択で、第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤは、端末デバイスにステータスレポートをさらに送信してよい。ステータスレポートは、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示してよい。本出願のこの実施形態に関して、ステータスレポートは、K個の圧縮されたデータパケットを示してよい。ステータスレポートを受信した後、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信することを知る可能性がある。たとえば、ステータスレポートは、ビットマップ(bitmap)を使用することによって実装されてよい。ビットマップに含まれるビットの量は、Mであってよく、Mビットは、M個の圧縮されたデータパケットと一対一に対応している。第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケットを受信する場合、圧縮されたデータパケットに対応するビットが「1」に設定される。第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケットを受信しない場合、圧縮されたデータパケットに対応するビットは「0」に設定される。このようにして、端末デバイスは、どの圧縮されたデータパケットが第1のネットワークデバイスによって受信されるかを迅速に判定することができる。別の例として、ステータスレポートは、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットのシーケンス番号を含み、および/または第1のネットワークデバイスによって受信されていない圧縮されたデータパケットのシーケンス番号を含んでよい。このようにして、端末デバイスは、どの圧縮されたデータパケットが第1のネットワークデバイスによって受信されるかを判定することができる。
端末デバイスは、圧縮されたデータパケットを送信する前に、圧縮されたデータパケットに対して対応する処理を実行する場合があることに留意されたい。たとえば、端末デバイスは、圧縮されたデータパケットに対して完全性保護および暗号化処理を実行し(たとえば、PDCPレイヤにおいて対応する処理を実行し)、処理された圧縮されたデータパケットを端末デバイスの最下位レイヤ(たとえば、RLCレイヤ、媒体アクセス制御(media access control、MAC)レイヤ、または物理レイヤ)に引き渡す。そして、端末デバイスの最下位レイヤは、処理された圧縮されたデータパケットを送信する。端末デバイスは、M個の圧縮されたデータパケットを同様の方法で送信してよく、端末デバイスは、下で説明されるN個の圧縮されたデータパケットを同様の方法で送信してよい。詳細は、再度説明されない。
S703:第1のネットワークデバイスが、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからハンドオーバコマンドを受信する。
たとえば、ハンドオーバコマンドは、第1のインジケーション情報を含み、第1のインジケーション情報は、PDCPレイヤを再確立することを示すか、またはセルハンドオーバを実行することを示してよい。任意選択で、ハンドオーバコマンドは、第2のインジケーション情報をさらに含んでよい。第2のインジケーション情報は、第1のバッファを使用し続けることを示す場合があり、または第2のインジケーション情報は、PDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファをリセットしないことを示す場合がある。この場合、ハンドオーバコマンドが第2のインジケーション情報を含む場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファを使用し続けてよく、またはハンドオーバコマンドが第2のインジケーション情報を含まない場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファを使用し続けない。たとえば、PDCPレイヤを再確立するとき、端末デバイスは、第1のバッファをリセットする。代替的に、この場合、第2のインジケーション情報が、PDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファをリセットするべきかどうかを示す。代替的に、この場合、第2のインジケーション情報の値が、PDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファをリセットするべきかどうかを示す。
代替的に、第2のインジケーション情報は、ハンドオーバコマンドに含まれない場合があり、第1のネットワークデバイスは、別のメッセージを使用することによって端末デバイスに第2のインジケーション情報を送信する場合がある。この場合、第1のネットワークデバイスは、S703の前に端末デバイスに第2のインジケーション情報を送信するか、もしくはS703の後に端末デバイスに第2のインジケーション情報を送信してよく、または第1のネットワークデバイスは、ハンドオーバコマンドおよび第2のインジケーション情報を端末デバイスに同時に送信してよい。この場合、端末デバイスが第2のインジケーション情報を受信する場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファを使用し続けてよく、または端末デバイスが第2のインジケーション情報を受信しない場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファを使用し続けない。たとえば、PDCPレイヤを再確立するとき、端末デバイスは、第1のバッファをリセットする場合がある。
第1のネットワークデバイスが第2のインジケーション情報を送信する場合、第1のネットワークデバイスは、第2のバッファを使用し続けることをサポートする。第2のバッファは、第1のバッファに対応し、第1のネットワークデバイスによって維持される。たとえば、第1のネットワークデバイスは、第2のバッファに基づいて、第1のバッファに基づいて得られた圧縮されたデータパケット(または第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケット)を解凍してよい。第1のネットワークデバイスが第2のインジケーション情報を送信しない場合、第1のネットワークデバイスは、第2のバッファを使用し続けることをサポートする場合があり、または第2のバッファを使用し続けることをサポートしない場合がある。第1のネットワークデバイスが第2のバッファを使用し続けることをサポートするかどうかに関わらず、第1のネットワークデバイスが第2のインジケーション情報を送信しないので、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの挙動と一致し続けるために、PDCPレイヤを再確立するときに第2のバッファを使用し続けず、第2のバッファをリセットする。
代替的に、たとえば、第1のバッファが使用され続けるとプロトコルが規定するか、またはPDCPレイヤが再確立されるときに第1のバッファがリセットされないとプロトコルが規定する場合、第1のネットワークデバイスは、第2のインジケーション情報を送信しなくてよい。この場合、ネットワークデバイスは、プロトコルに従って、PDCPレイヤを再確立するときに第2のバッファを使用し続けると決定してよく、端末デバイスは、プロトコルに従って、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファを使用し続けると決定してよい。
セルハンドオーバが実行される場合以外に、端末デバイスは、別の場合にPDCPレイヤを再確立してよい。したがって、S703は、任意選択のステップである。
S704:端末デバイスが、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
セルハンドオーバを実行するとき、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立してよい。代替的に、端末デバイスは、セルハンドオーバ以外の別のイベントによってトリガされるときに、PDCPレイヤを再確立する場合がある。したがって、S703は、任意選択のステップである。
端末デバイスが第2のインジケーション情報を受信するか、または第1のバッファが使用され続けるとプロトコルが規定する場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしなくてよい。しかし、端末デバイスが第2のインジケーション情報を受信せず、第1のバッファが使用され続けるとプロトコルが規定しない場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしてよい。端末デバイスが第1のバッファをリセットすることは、たとえば、第1のバッファの内容をクリアすることと、クリアされた第1のバッファに予め定義された辞書を追加することとを含む。本出願の実施形態において、予め定義された辞書の内容は、たとえば、サービスに関連付けられる。デバイスによって実行されるサービスが異なるとき、予め定義された辞書は、同じである場合があり、または異なる場合がある。代替的に、予め定義された辞書の内容は、別の要因に関連付けられる場合がある。これは、特に限定されず、詳細は、以下で再び説明されない。本出願のこの実施形態においては、端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしない例が使用される。
S705:第1のネットワークデバイスが、第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
端末デバイスがセルハンドオーバを実行する場合、第1のネットワークデバイスも、PDCPレイヤを再確立する。本出願のこの実施形態において、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前および後に第1のネットワークデバイスにアクセスする。たとえば、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって提供される第1のセルから第1のネットワークデバイスによって提供される第2のセルにハンドオーバされる。第1のネットワークデバイスが第2のバッファを使用し続けると決定する場合、第1のネットワークデバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第2のバッファをリセットしない。しかし、第1のネットワークデバイスが第2のバッファを使用し続けないと決定する場合、第1のネットワークデバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第2のバッファをリセットしてよい。第1のネットワークデバイスが第2のバッファをリセットすることは、たとえば、第2のバッファの内容をクリアすることと、クリアされた第2のバッファに予め定義された辞書を追加することとを含む。第1のネットワークデバイスおよび端末デバイスに関して、バッファステータスが一致し続ける必要があるので、第1のバッファをリセットするために使用される予め定義された辞書と、第2のバッファをリセットするために使用される予め定義された辞書とは、同じであってよい。本出願のこの実施形態においては、第1のネットワークデバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第2のバッファをリセットしない例が使用される。
S704は、S705の前に実行されてよく、またはS705の後に実行されてよく、またはS705と同時に実行されてよい。
S706:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスにN個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信する。N個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてである。たとえば、Nは、M以下の整数である。
セルハンドオーバを完了したまたはPDCPレイヤの再確立を完了した後、端末デバイスがネットワークデバイス間でハンドオーバされない場合、端末デバイスは、N個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに再送信してよい。端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを送信する。たとえば、N個の圧縮されたデータパケットの中の最初の圧縮されたデータパケット(または、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケット)は、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されない最初の圧縮されたデータパケット(または第1のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケット)であってよい。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。この場合、N個の圧縮されたデータパケットの中の最初の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1である。圧縮されたデータパケット1は、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されない最初の圧縮されたデータパケットである。
上述の例においては、N=Mであり、これは、端末デバイスがM個の圧縮されたデータパケットを再送信することと等価である。このようにして、第1のネットワークデバイスによる圧縮されたデータパケットの取得の成功率が、改善され得る。任意選択で、第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信し、ステータスレポートが第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示す場合、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットをもはや送信しなくてよく、第1のネットワークデバイスによって受信されなかった圧縮されたデータパケットのみを送信する必要がある。この場合、N個の圧縮されたデータパケットは、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを含まなくてよい。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、第1のネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるステータスレポートは、K個の圧縮されたデータパケットを示す。この場合、端末デバイスによって送信されるN個の圧縮されたデータパケットは、たとえば、圧縮されたデータパケット1、2、および6であり、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7をもはや送信しなくてよい。このようにして、端末デバイスによって再送信されるデータの量が削減されることが可能であり、送信のオーバーヘッドが削減されることが可能である。
図8を参照されたい。端末デバイスのPDCPレイヤによって送信されるM個の圧縮されたデータパケットは、たとえば、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信するが、圧縮されたデータパケット1、2、および6を受信しない。加えて、端末デバイスのPDCPレイヤは、M個の圧縮されたデータパケットを送信する前に、第1のネットワークデバイスに圧縮されたデータパケット0をさらに送信する。第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット0を受信し、データパケット0を得るために、圧縮されたデータパケット0を正常に解凍する。この場合、第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤは、データパケット0をPDCPレイヤの上位レイヤ、たとえば、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)レイヤに引き渡す。第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤは、端末デバイスのPDCPレイヤにステータスレポートを送信する。ステータスレポートは、第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信したことを示す。たとえば、ステータスレポートは、ビットマップを使用することによって実装される。ビットマップは、7ビットを含んでよい。ビットマップは、たとえば、1011100であり、これは、下位ビットから上位ビットに向かって、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7に順に対応する。第1のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信する。この場合、これらの圧縮されたデータパケットに対応するビットの値は、「1」である。第1のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケット1、2、および6を受信しない。この場合、これらの圧縮されたデータパケットに対応するビットの値は、「0」である。端末デバイスがステータスレポートを受信した後、端末デバイスのPDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット1、2、および6を第1のネットワークデバイスに再送信し、アップリンク送信リソースを節約するために、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を再送信する必要はない。
図9は、端末デバイスがデータパケット1から7を圧縮するプロセスである。図9の1行目の1から7は、7つのPDCPサービスデータユニット(service data unit、SDU)、すなわち、7つのデータパケットを示す。言い換えると、1行目の1から7は、7つの圧縮されるデータパケットを示す。2行目は、端末デバイスが第1のバッファに基づいてデータパケット1から7を圧縮した後に得られる圧縮されたデータパケット1から7を示す。3行目は、2行目の圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までが第1の暗号化方法で暗号化された後に得られる暗号化されたデータパケット1から暗号化されたデータパケット7までを示す。端末デバイスは、7つの暗号化されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信してよい。このプロセスは、端末デバイスがM個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することと考えられてよい。たとえば、M=7であり、7つの暗号化されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットを第1の暗号化方法で暗号化することによって得られ、第1の暗号化方法は、端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前に端末デバイスによってアクセスされる第1のセルに対応する暗号化方法である。4行目は、2行目の圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までが第2の暗号化方法で暗号化された後に得られる暗号化されたデータパケット1から暗号化されたデータパケット7までを示す。端末デバイスは、7つの暗号化されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信してよい。このプロセスは、端末デバイスがN個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することと考えられてよい。たとえば、N=7であり、7つの暗号化されたデータパケットが、N個の圧縮されたデータパケットを第2の暗号化方法で暗号化することによって得られ、第2の暗号化方法は、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に端末デバイスによってアクセスされる第2のセルに対応する暗号化方法である。端末デバイスがこれらのデータパケットのために圧縮プロセスを1回だけ実行することが、図9から分かる。圧縮されたデータパケットが再送信される必要がある場合、得られた圧縮されたデータパケットは、セルハンドオーバの後に対応する暗号化方法に基づいて暗号化されることだけを必要とし、データパケットは、再度圧縮される必要がない。これは、端末デバイスの圧縮プロセスを削減し、それに対応して、端末デバイスの処理効率を向上させる。
第1のネットワークデバイスに関して、K個の圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信しない場合、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを解凍してよい。K個の圧縮されたデータパケットのシーケンス番号と、第1のネットワークデバイスによって正常に解凍されたデータパケットのシーケンス番号とが不連続であるので、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを解凍することに失敗する場合があり、第1のネットワークデバイスは、解凍されることに失敗するK個の圧縮されたデータパケットを破棄する場合がある。端末デバイスは、N個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスにさらに送信する。端末デバイスがステータスレポートを受信しないので、N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケットは、第1のネットワークデバイスによって正常に受信されない圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有する圧縮されたデータパケットであり、N個のデータパケットのシーケンス番号は、連続している。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。このようにして、たとえ第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを破棄するとしても、端末デバイスがN個の圧縮されたデータパケットを再度送信し、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含むので、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを依然として取得することができる。上述の例が、引き続き使用される。第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケット1から7を取得し、第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケット0に対して正しい解凍を以前に実行したので、第2のバッファのステータスが、データパケット0に基づいて決定される。この場合、第1のネットワークデバイスは、リセットされない第2のバッファに基づいて、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを正しく解凍することができる。
代替的に、K個の圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信しない場合、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを解凍せず、端末デバイスからのN個の圧縮されたデータパケットを待ってよい。PDCPレイヤは、重複排除機能を有する場合がある。たとえば、第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケット3を受信し、第1のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケット3を破棄せず、N個の圧縮されたデータパケットが圧縮されたデータパケット3を含む場合、N個の圧縮されたデータパケットの中の圧縮されたデータパケット3を受信した後、第1のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケット3を破棄し、以前に受信された圧縮されたデータパケット3を記憶し続ける。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。この場合、第1のネットワークデバイスは、N個の受信された圧縮されたデータパケットの中の圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を破棄する。しかし、第2のバッファがリセットされないので、第1のネットワークデバイスに記憶された圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は、第1のネットワークデバイスによって破棄される圧縮されたデータパケット3、4、5、および7と同じである。したがって、第1のネットワークデバイスは、リセットされない第2のバッファに基づいて、K個の圧縮されたデータパケット3、4、5、および7と、N個の圧縮されたデータパケットの中の圧縮されたデータパケット1、2、および6とを依然として正しく解凍することができる。このようにして、第1のネットワークデバイスのパケットロス率が小さくされ得る。
K個の圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信する場合、端末デバイスによって送信されるN個の圧縮されたデータパケットは、K個の圧縮されたデータパケットをもはや含まない場合がある。第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを圧縮し、K個の圧縮されたデータパケットが解凍の失敗が原因で破棄され、端末デバイスがK個の圧縮されたデータパケットをもはや送信しない場合、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを取得することができず、第1のネットワークデバイスによって実行されるその他の圧縮されたデータパケットの解凍が、影響を受ける場合がある。したがって、K個の圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信する場合、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを解凍せず、端末デバイスからのN個の圧縮されたデータパケットを待ってよい。加えて、端末デバイスが同じシーケンス番号を有するデータパケットを繰り返し送信しないので、第1のネットワークデバイスは、重複排除機能を使用する必要がない。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1、2、および6である。第1のネットワークデバイスは、リセットされない第2のバッファに基づいて、K個の圧縮されたデータパケット3、4、5、および7およびN個の圧縮されたデータパケット1、2、および6を正しく解凍することができる。
S707:第1のネットワークデバイスが、第2のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍するか、または第1のネットワークデバイスが、第2のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍する。
たとえば、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含む場合、第1のネットワークデバイスが、第2のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍することは理解されるであろう。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。この場合、第1のネットワークデバイスは、第2のバッファに基づいて、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを解凍する。
別の例として、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含む場合、第1のネットワークデバイスが、第2のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍することは理解されるであろう。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1、2、および6である。この場合、第1のネットワークデバイスは、第2のバッファに基づいて圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを解凍し、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、K個の圧縮されたデータパケットとN個の圧縮されたデータパケットとの和集合である。
本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策によれば、端末デバイスによる圧縮の回数の量が削減されることが可能であり、端末デバイスの処理効率が改善されることが可能である。第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信する場合、端末デバイスによって送信されるデータの量が削減されることが可能であり、送信のオーバーヘッドが削減されることが可能である。さらに、端末デバイスの第1のバッファも第1のネットワークデバイスの第2のバッファもリセットされないので、第1のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信しないとき、第1のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信した後にK個の圧縮されたデータパケットを解凍するかどうかに関わらず、第1のネットワークデバイスは、M個の圧縮されたデータパケットを取得することができる。これは、パケットロスの量を削減する。
ここまでは、端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスがバッファをリセットしない場合を説明する。端末デバイスによって受信された第2のインジケーション情報が、第1のバッファが使用され続けないことを示すか、またはプロトコルが、第1のバッファが使用され続けないと規定する場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしてよく、第1のネットワークデバイスも、第2のバッファをリセットする。以下で、この場合の端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスの処理方法を簡潔に説明する。
たとえば、引き続き図2を参照されたい。第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤが再確立されるとき、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は受信済みであり、圧縮されたデータパケット1、2、および6は受信されていない。圧縮されたデータパケット0は、PDCPレイヤによって受信された、正常に解凍される圧縮されたデータパケットであり、PDCPレイヤは、データパケット0を得るために、圧縮されたデータパケット0を解凍する。PDCPレイヤが圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信した後、PDCP再確立インジケーションが、これらの圧縮されたデータパケットの解凍をトリガする場合があり、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を解凍することに失敗する。この場合、PDCPレイヤが、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を破棄するか、またはPDCP再確立インジケーションが、順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを破棄するようにPDCPレイヤをトリガする場合がある(送信側からのパケットが圧縮されていないデータパケットであり、たとえこれらのデータパケットが順序がばらばらであるとしても、これらのデータパケットが破棄される必要がない特殊な場合が存在する)。つまり、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を解凍せず、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を直ちに破棄する。順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを直ちに破棄する解決策は、受信側での解凍の回数の量を削減し、処理効率を向上させ、エネルギー消費を節約し、無効な解凍処理のためのリソースの浪費を避けることができる。さらに、圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスのRLCレイヤは、端末デバイスにACK情報を送信する。たとえば、受信された圧縮されたデータパケットに関して、第1のネットワークデバイスのRLCレイヤは、端末デバイスにACKを送信する。その後、第1のネットワークデバイスがPDCPレイヤのフィードバックレポートを端末デバイスに送信する場合、フィードバックレポートは、第1のネットワークデバイスによって受信されないデータパケットを示してよく、または第1のネットワークデバイスによって正常に解凍されないデータパケットを示してよい。
セルハンドオーバまたはPDCPレイヤの再確立を完了した後、端末デバイスは、圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに再送信してよい。たとえば、端末デバイスは、ACKが受信されない最初の圧縮されたデータパケットから圧縮されたデータパケットを順次再送信する。たとえば、端末デバイスが圧縮されたデータパケット0、3、4、5、および7のACKを受信するが、圧縮されたデータパケット1、2、および6のACKを受信しない場合、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを再送信する。セルハンドオーバプロセスにおいて、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立し、第1のバッファをリセットする。この場合、端末デバイスは、リセットされた第1のバッファに基づいてデータパケットを再圧縮する。端末デバイスによって第1のネットワークデバイスに以前に送信されている圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、リセットする前の第1のバッファに基づいてデータパケット1からデータパケット7までを圧縮することにより得られ、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを得るために、リセットされた第1のバッファに基づいてデータパケット1からデータパケット7までを再圧縮する。そして、端末デバイスは、圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信する。第1のバッファが使用され続けない場合、端末デバイスが同じデータパケットに関して2回圧縮を実行する必要があることが分かる。
本出願のこの実施形態において、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファを使用し続けるべきかどうかを示してよく、それに対応して、第1のネットワークデバイスは、特定の状況に基づいて、第1のバッファを使用し続けるべきかどうかを示してよい。たとえば、能力が低い端末デバイスに関して、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力の要件を満たすために、第1のバッファを使用し続けることを示さない場合があり、または第1のバッファを使用し続けないことを示す場合がある。別の例として、高い遅延の要件があるシナリオにおいて、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファを使用し続けることを示す場合があり、端末デバイスは、圧縮を1回だけ実行する必要がある。これは、端末デバイスの処理時間を削減し、それによって、データパケットの送信遅延を削減する。本出願のこの実施形態の解決策が柔軟であることが分かる。
図7に示された実施形態が適用されるシナリオは、同一サイトシナリオであり、すなわち、端末デバイスは、ハンドオーバの前後で同じネットワークデバイスにアクセスする。以下で、本出願の実施形態に係る第2の通信方法を説明する。方法は、図4に示されたネットワークアーキテクチャに適用されてよい。図10は、方法の流れ図である。方法において、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスする。端末デバイスが第1のネットワークデバイスによって提供される第1のセルから第2のネットワークデバイスによって提供される第2のセルにハンドオーバし、第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスが異なるネットワークデバイスであることは理解されるであろう。以下で説明される端末デバイスは、たとえば、図4に示されたネットワークアーキテクチャにおける端末デバイスであり、以下で説明される第1のネットワークデバイスは、たとえば、図4に示されたネットワークアーキテクチャにおけるネットワークデバイス1であり、以下で説明される第2のネットワークデバイスは、たとえば、図4に示されたネットワークアーキテクチャにおけるネットワークデバイス2である。
S1001:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスに能力情報を送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスから能力情報を受信する。
S1001のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS701を参照されたい。
S1002:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスにM個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信する。Mは、正の整数であり、Kは、M以下の正の整数である。
本出願のこの実施形態において、K個の圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットに関するフィードバック情報を端末デバイスに送信してよい。たとえば、第1のネットワークデバイスのRLCレイヤが、端末デバイスにK個のACKを送信してよい。任意選択で、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを端末デバイスにさらに送信してよい。ステータスレポートは、第1のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示し、たとえば、K個の圧縮されたデータパケットを示す。内容に関しては、図7に示された実施形態のS702を参照されたい。代替的に、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを端末デバイスに送信しない場合がある。
S1002のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS702を参照されたい。
S1003:第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスから第1のメッセージを受信する。第1のメッセージは、端末デバイスがハンドオーバ後に第1のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用されてよく、または第1のメッセージは、端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしないことをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用されてよい。第1のバッファは、端末デバイスによって維持され、データパケットを圧縮するために使用されるバッファである。第1のバッファがリセットされる場合、第2のネットワークデバイスによって維持され、データパケットを解凍するために使用される第3のバッファの内容もリセットされた状態になる必要がある。たとえば、予め定義された辞書が、第3のバッファに入れられる。第3のバッファは、第2のネットワークデバイスによって維持され、第2のネットワークデバイスは、第3のバッファに基づいて、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍してよい。
第1のバッファ、第2のバッファ、および第3のバッファは、すべて対応している。第1のバッファは、端末デバイスによって維持され、端末デバイスは、第1のバッファに基づいてデータパケットを圧縮する。第2のバッファは、第1のネットワークデバイスによって維持される。端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスする。第1のネットワークデバイスは、第2のバッファに基づいて、端末デバイスからの圧縮されたデータパケット(第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケット)を解凍してよい。第3のバッファは、第2のネットワークデバイスによって維持される。端末デバイスは、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスする。第2のネットワークデバイスは、第3のバッファに基づいて、端末デバイスからの圧縮されたデータパケット(第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケット)を解凍してよい。
たとえば、第1のメッセージは、ハンドオーバ要求(handover request)メッセージである。ハンドオーバ要求メッセージが、問い合わせ情報を含み、問い合わせ情報が、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを問い合わせるために使用されてよいことは理解されるであろう。代替的に、第1のメッセージは、別のメッセージである場合がある。
S1004:第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスに第2のメッセージを送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示すか、または端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされないことを示す場合がある。代替的に、第2のメッセージは、端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしないようにサポートされることを示すか、または端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしないようにサポートされないことを示す場合がある。たとえば、第2のメッセージは、ハンドオーバ要求肯定応答(handover request acknowledge)メッセージである。ハンドオーバ要求肯定応答メッセージが、第3のインジケーション情報を含み、第3のインジケーション情報が、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示すか、または端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることをサポートされないことを示す場合があることは理解されるであろう。代替的に、第3のインジケーション情報は、端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしないようにサポートされることを示すか、または端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしないようにサポートされないことを示す場合がある。代替的に、第2のメッセージは、別のメッセージである場合がある。
代替的に、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを知る必要がない場合があり、または第1のネットワークデバイスは、端末デバイス第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを別の方法で知る場合がある。したがって、S1003およびS1004は、任意選択のステップである。
S1005:第1のネットワークデバイスが、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからハンドオーバコマンドを受信する。ハンドオーバコマンドは、セルハンドオーバを実行するように端末デバイスに命じるか、または再確立を実行するようにPDCPに命じてよい。任意選択で、ハンドオーバコマンドは、第1のバッファを使用し続けるようにまたは第1のバッファを使用し続けないように端末デバイスに示す情報をさらに含んでよい。
S1005のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS703を参照されたい。
S1006:端末デバイスが、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
S1006のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS704を参照されたい。
S1007:第1のネットワークデバイスが、第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
S1007のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS705を参照されたい。
S1008:第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスに第2のバッファの内容を送信し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスから第2のバッファの内容を受信する。たとえば、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにインジケーション情報を送信してよい。上述のインジケーション情報と区別するために、インジケーション情報は、第4のインジケーション情報とも呼ばれる場合があり、第4のインジケーション情報は、第2のバッファの内容を示してよい。たとえば、第4のインジケーション情報は、第2のバッファの内容(たとえば、第2のバッファのサイズに応じ、第2のバッファのサイズの通常の構成は、2kバイト、4kバイト、もしくは8kバイトである)を含むか、または第4のインジケーション情報は、第2のバッファの内容を含まないが、第2のネットワークデバイスが、第4のインジケーション情報に基づいて第2のバッファの内容を決定する場合がある。
端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに第4のインジケーション情報を送信してよく、または端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートしない場合、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに第4のインジケーション情報を送信する必要がない場合がある。
代替的に、S1008およびS1003において同じメッセージが使用される場合がある。第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに第2のバッファの内容を送信し、端末デバイスが第1のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを暗黙的または明示的に問い合わせてよい。
S1009:第2のネットワークデバイスが、第2のバッファの内容に基づいて第3のバッファを更新する。
第2のネットワークデバイスは、第3のバッファのステータスが第2のバッファのステータスと一致するように、第2のバッファの内容を第3のバッファに入れるか、または第3のバッファの元の内容を第2のバッファの内容によって置き換えてよい。また、それは、データパケットが圧縮される前の第3のバッファのステータスを、データパケットが解凍されるときの第1のバッファのステータスと一致させることと等価である。
S1010:第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスにK個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信する。
本出願のこの実施形態においては、端末デバイスがセルハンドオーバを実行するので、第1のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットを解凍する必要はないが、第2のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを処理するように、ネットワークデバイス間のインターフェース(たとえば、Xnインターフェース)を介して第2のネットワークデバイスにK個の圧縮されたデータパケットを転送または送信してよい。代替的に、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにK個の圧縮されたデータパケットを送信しない場合があり、つまり、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに正常に解凍されたデータパケットのみを転送する。たとえば、端末デバイスがACKが受信されない最初の圧縮されたデータパケットからN個の連続した圧縮されたデータパケットを送信する場合、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含むことが、図7に示された実施形態の説明から分かる。この場合、たとえ第1のネットワークデバイスが第2のネットワークデバイスにK個の圧縮されたデータパケットを送信しないとしても、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信する場合がある。したがって、S1110は、任意選択のステップである。
第1のネットワークデバイスが第2のネットワークデバイスにK個の圧縮されたデータパケットを送信する場合、任意選択で、K個の圧縮されたデータパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを端末デバイスに送信してよい。ステータスレポートは、第2のネットワークデバイスによって受信された圧縮されたデータパケットを示し、たとえば、K個の圧縮されたデータパケットを示す。代替的に、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスにステータスレポートを送信しない場合がある。言い換えると、本出願のこの実施形態においては、第1のネットワークデバイスおよび/または第2のネットワークデバイスが、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを端末デバイスに送信する場合がある。端末デバイスは、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを第1のネットワークデバイスから受信する場合があり、またはK個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを第2のネットワークデバイスから受信する場合があり、またはK個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの両方から受信する場合がある。代替的に、本出願のこの実施形態においては、第1のネットワークデバイスも第2のネットワークデバイスも、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを端末デバイスに送信しない場合がある。この場合、端末デバイスは、K個の圧縮されたデータパケットのステータスレポートを受信しない。
さらに、K個の圧縮されたデータパケットに加えて、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスからその他の圧縮されたデータパケットをさらに受信してよい。第1のネットワークデバイスは、これらの圧縮されたデータパケットを正常に解凍済みであり、第1のネットワークデバイスは、正常に解凍されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信してもよい。
S1011:端末デバイスが、第2のネットワークデバイスにN個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、端末デバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信する。N個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてである。たとえば、Nは、M以下の整数である。
セルハンドオーバを正常に実行した後、端末デバイスは、第2のネットワークデバイスにデータパケットを送信し続けてよい。したがって、端末デバイスは、第2のネットワークデバイスにN個の圧縮されたデータパケットを再送信する。S1011のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS706を参照されたい。
ここまでは、端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスがバッファをリセットしない場合を説明する。端末デバイスによって受信された第2のインジケーション情報が、第1のバッファが使用され続けないことを示すか、またはプロトコルが、第1のバッファが使用され続けないと規定する場合、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立するときに第1のバッファをリセットしてよい。第1のネットワークデバイスも、PDCPレイヤを再確立するときに第2のバッファをリセットする。以下で、この場合の端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスの処理方法を説明する。
たとえば、第1のネットワークデバイスのPDCPレイヤが再確立されるとき、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は受信済みであり、圧縮されたデータパケット1、2、および6は受信されていない。PDCPレイヤが圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信した後、PDCP再確立インジケーションが、これらの圧縮されたデータパケットの解凍をトリガする場合があり、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を解凍することに失敗する。この場合、PDCPレイヤが、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を破棄するか、またはPDCP再確立インジケーションが、順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを破棄するようにPDCPレイヤをトリガする場合がある(送信側からのパケットが圧縮されていないデータパケットであり、たとえこれらのデータパケットが順序がばらばらであるとしても、これらのデータパケットが破棄される必要がない特殊な場合が存在する)。すなわち、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は解凍されず、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は直ちに破棄される。順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを直ちに破棄する解決策は、解凍の回数の量を削減し、処理効率を向上させ、エネルギー消費を節約し、無効な解凍処理のためのリソースの浪費を避けることができる。第1のネットワークデバイスは、正常に解凍されるデータパケットまたは破棄されない順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信しさえすればよく、解凍されることに失敗するかまたは解凍されない圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信する必要はない。さらに、圧縮されたデータパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスのRLCレイヤは、端末デバイスにACK情報を送信する。たとえば、受信された圧縮されたデータパケットに関して、第1のネットワークデバイスのRLCレイヤは、端末デバイスにACKを送信する。
セルハンドオーバまたはPDCPレイヤの再確立を完了した後、端末デバイスは、圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに再送信してよい。たとえば、端末デバイスは、ACKが受信されない最初の圧縮されたデータパケットから圧縮されたデータパケットを順次再送信する。たとえば、端末デバイスが圧縮されたデータパケット0、3、4、5、および7のACKを受信するが、圧縮されたデータパケット1、2、および6のACKを受信しない場合、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを再送信する。セルハンドオーバプロセスにおいて、端末デバイスは、PDCPレイヤを再確立し、第1のバッファをリセットする。この場合、端末デバイスは、リセットされた第1のバッファに基づいてデータパケットを再圧縮する。端末デバイスによって第2のネットワークデバイスに以前に送信されている圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、リセットする前の第1のバッファに基づいてデータパケット1からデータパケット7までを圧縮することにより得られ、端末デバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを得るために、リセットされた第1のバッファに基づいてデータパケット1からデータパケット7までを再圧縮する。そして、端末デバイスは、圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信する。第1のバッファが使用され続けない場合、端末デバイスが同じデータパケットに関して2回圧縮を実行する必要があることが分かる。
S1012:第2のネットワークデバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍するか、または第2のネットワークデバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍する。
たとえば、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含み、たとえば、第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信しないか、または第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するが、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含む場合、第2のネットワークデバイスが第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍することは、理解されるであろう。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。この場合、第2のネットワークデバイスは、第3のバッファに基づいて、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを解凍する。
別の例として、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含まない場合、たとえば、第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信し、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含まない場合、第2のネットワークデバイスが第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍することは、理解されるであろう。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1、2、および6である。この場合、第2のネットワークデバイスは、第3のバッファに基づいて圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを解凍し、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、K個の圧縮されたデータパケットとN個の圧縮されたデータパケットとの和集合である。
本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策によれば、端末デバイスによる圧縮の回数の量が削減されることが可能であり、端末デバイスの処理効率が改善されることが可能である。第1のネットワークデバイスおよび/または第2のネットワークデバイスが端末デバイスにステータスレポートを送信する場合、端末デバイスによって送信されるデータの量が削減されることが可能であり、送信のオーバーヘッドが削減されることが可能である。さらに、端末デバイスの第1のバッファも第1のネットワークデバイスの第2のバッファもリセットされず、第2のネットワークデバイスの第3のバッファも第2のバッファに基づいて設定されてよいので、第1のネットワークデバイスも第2のネットワークデバイスも端末デバイスにステータスレポートを送信しない場合、第2のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信した後にK個の圧縮されたデータパケットを解凍するかどうか、または第2のネットワークデバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信するかどうかに関わらず、第2のネットワークデバイスは、M個の圧縮されたデータパケットを取得することができる。これは、パケットロスの量を削減する。
図7に示された実施形態と図10に示された実施形態との両方は、アップリンクデータパケット圧縮プロセスを説明し、たとえば、UDCテクノロジーを使用する。本出願の実施形態は、以下で説明されるダウンリンクデータパケット圧縮プロセスをさらに提供する。
本出願の実施形態は、第3の通信方法を提供する。図11は、方法の流れ図である。方法は、ダウンリンクデータパケット圧縮プロセスに関する。以下の説明のプロセスにおいては、方法が図3に示されたネットワークアーキテクチャに適用される例が使用される。以下で説明される端末デバイスは、たとえば、図3に示されたネットワークアーキテクチャにおける端末デバイスであり、以下で説明される第1のネットワークデバイスは、たとえば、図3に示されたネットワークアーキテクチャにおけるネットワークデバイスである。
S1101:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスに能力情報を送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスから能力情報を受信する。能力情報は、PDCP再確立が発生するときに第3のバッファが使用され続けるようにサポートされることを示すか、もしくはPDCP再確立が発生するときに第3のバッファが使用され続けるようにサポートされないことを示す場合があり、または能力情報は、PDCPレイヤが再確立されるときに第3のバッファがリセットされないようにサポートされることを示すか、もしくはPDCPレイヤが再確立されるときに第3のバッファがリセットされないようにサポートされないことを示す場合がある。第3のバッファは、端末デバイスによって維持され、データパケットを解凍するように構成される。言い換えると、端末デバイスは、第3のバッファに基づいてデータパケットを解凍してよい。たとえば、端末デバイスは、ダウンリンク圧縮テクノロジーを使用することによって、第3のバッファに基づいて、受信された圧縮されたデータパケットを解凍してよい。
第1のネットワークデバイスは、能力情報に基づいて、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートするかどうかを判定することができる。端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、ハンドオーバ中に、第3のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示すべきかどうかを選択してよい。端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートしない場合、第1のネットワークデバイスは、第3のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示さない。代替的に、端末デバイスは、能力情報を送信しない場合がある。第1のネットワークデバイスが、別の要因に基づいて、第3のバッファを使用し続けるように端末デバイスに示すべきかどうかを判定する場合があり、または端末デバイスが第3のバッファを使用し続けるかどうかが、プロトコルで規定される場合がある。したがって、S1101は、任意選択のステップである。
S1101のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS701を参照されたい。
S1102:第1のネットワークデバイスが、端末デバイスにM個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信する。Mは、正の整数であり、Kは、M以下の正の整数である。K個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部もしくはすべてである場合があり、またはK個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットのサブセットである。M個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファ(または本出願のこの実施形態の第1のバッファは、第2のバッファと呼ばれる場合もある)に基づいてM個のデータパケットを圧縮することにより第1のネットワークデバイスによって得られる。第1のバッファは、第1のネットワークデバイスによって維持され、データパケットを圧縮するため第1のネットワークデバイスによって使用される。たとえば、第1のネットワークデバイスは、ダウンリンク圧縮テクノロジーを使用することによって第1のバッファに基づいてデータパケットを圧縮してよい。
第1のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケットを送信する前に、圧縮されたデータパケットに対して対応する処理を実行する場合があることに留意されたい。たとえば、第1のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケットに対して完全性保護および暗号化処理を実行し(たとえば、PDCPレイヤにおいて対応する処理を実行し)、処理された圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスの最下位レイヤ(たとえば、RLCレイヤ、MACレイヤ、または物理レイヤ)に引き渡す。そして、第1のネットワークデバイスの最下位レイヤは、処理された圧縮されたデータパケットを送信する。第1のネットワークデバイスは、M個の圧縮されたデータパケットを同様の方法で送信してよく、第1のネットワークデバイス(または第2のネットワークデバイス)は、以下で説明されるN個の圧縮されたデータパケットを同様の方法で送信してよい。詳細は、再度説明されない。
S1102のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS701を参照されたい。参照中、S701における「端末デバイス」および「第1のネットワークデバイス」の役割が交換されてよい。
S1103:第1のネットワークデバイスが、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからハンドオーバコマンドを受信する。ハンドオーバコマンドは、セルハンドオーバまたはPDCPレイヤの再確立を実行するように端末デバイスに命じてよい。任意選択で、ハンドオーバコマンドは、さらに、端末デバイスがPDCPを再確立するときに第3のバッファを使用し続けるように命じるか、または端末デバイスがPDCPを再確立するときに第3のバッファをリセットしないように命じてよい。
S1103のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS703を参照されたい。参照中、S703において端末デバイスによって維持される「第1のバッファ」が「第3のバッファ」に置き換えられてよく、第1のネットワークデバイスによって維持される「第2のバッファ」が「第1のバッファ」に置き換えられてよい。
S1104:端末デバイスが、第3のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
S1104のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS704を参照されたい。参照中、S704において端末デバイスによって維持される「第1のバッファ」が「第3のバッファ」に置き換えられてよい。
S1105:第1のネットワークデバイスが、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
S1105のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS705を参照されたい。参照中、S705において第1のネットワークデバイスによって維持される「第2のバッファ」が「第1のバッファ」に置き換えられてよい。
S1106:第1のネットワークデバイスが、端末デバイスにN個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信する。N個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてである。たとえば、Nは、M以下の整数である。第1のネットワークデバイスは、端末デバイスによって正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを送信してよい。
S1106のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS706を参照されたい。参照中、S706における「端末デバイス」および「第1のネットワークデバイス」の役割が交換されたよく、「第1のバッファ」および「第3のバッファ」の役割が交換されてよい。
S1107:端末デバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍するか、または端末デバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍する。
たとえば、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含む場合、端末デバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍することは理解されるであろう。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までである。この場合、端末デバイスは、第3のバッファに基づいて、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを解凍する。
別の例として、N個の圧縮されたデータパケットがK個の圧縮されたデータパケットを含む場合、端末デバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍することは理解されるであろう。たとえば、M個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までであり、K個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7であり、N個の圧縮されたデータパケットは、圧縮されたデータパケット1、2、および6である。この場合、端末デバイスは、第3のバッファに基づいて圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを解凍し、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、K個の圧縮されたデータパケットとN個の圧縮されたデータパケットとの和集合である。
本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策によれば、第1のネットワークデバイスによる圧縮の回数の量が削減されることが可能であり、第1のネットワークデバイスの処理効率が改善されることが可能である。端末デバイスが第1のネットワークデバイスにステータスレポートを送信する場合、第1のネットワークデバイスによって送信されるデータの量が削減されることが可能であり、送信のオーバーヘッドが削減されることが可能である。さらに、端末デバイスの第3のバッファも第1のネットワークデバイスの第1のバッファもリセットされないので、端末デバイスが第1のネットワークデバイスにステータスレポートを送信しないとき、端末デバイスがK個の圧縮されたデータパケットを受信した後にK個の圧縮されたデータパケットを解凍するかどうかに関わらず、端末デバイスは、M個の圧縮されたデータパケットを取得することができる。これは、パケットロスの量を削減する。
端末デバイスによって受信された第2のインジケーション情報が第3のバッファを使用し続けないことを示すか、またはプロトコルが第3のバッファを使用し続けないことを規定する場合、端末デバイスは、第3のバッファをリセットしてよい。第1のネットワークデバイスも、第1のバッファをリセットする。この場合、端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスの処理方法に関しては、図7に示された実施形態の説明を参照されたい。参照中、図7に示された実施形態における「端末デバイス」および「第1のネットワークデバイス」の役割が交換されてよい。
本出願のこの実施形態において、第1のネットワークデバイスは、第3のバッファを使用し続けるべきかどうかを示してよく、それに対応して、第1のネットワークデバイスは、特定の状況に基づいて、第3のバッファを使用し続けるべきかどうかを示してよい。たとえば、能力が低い端末デバイスに関して、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力の要件を満たすために、第3のバッファを使用し続けることを示さない場合があり、または第3のバッファを使用し続けないことを示す場合がある。別の例として、高い遅延の要件があるシナリオにおいて、第1のネットワークデバイスは、第3のバッファを使用し続けることを示す場合があり、第1のネットワークデバイスは、圧縮を1回だけ実行する必要がある。これは、第1のネットワークデバイスの処理時間を削減し、それによって、データパケットの送信遅延を削減する。本出願のこの実施形態の解決策が柔軟であることが分かる。
図11に示された実施形態が適用されるシナリオは、同一サイトシナリオであり、すなわち、端末デバイスは、ハンドオーバの前後で同じネットワークデバイスにアクセスする。以下で、本発明の実施形態に係る第4の通信方法を説明する。方法は、図4に示されたネットワークアーキテクチャに適用されてよい。図12は、方法の流れ図である。方法は、引き続きダウンリンク圧縮プロセスに関する。方法において、端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスし、第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスは、異なるネットワークデバイスである。以下で説明される端末デバイスは、たとえば、図4に示されたネットワークアーキテクチャにおける端末デバイスであり、以下で説明される第1のネットワークデバイスは、たとえば、図4に示されたネットワークアーキテクチャにおけるネットワークデバイス1であり、以下で説明される第2のネットワークデバイスは、たとえば、図4に示されたネットワークアーキテクチャにおけるネットワークデバイス2である。
S1201:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスに能力情報を送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、端末デバイスから能力情報を受信する。
S1201のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS701を参照されたい。
S1202:第1のネットワークデバイスが、端末デバイスにM個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信する。Mは、正の整数であり、Kは、M以下の正の整数である。K個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部もしくはすべてである場合があり、またはK個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットのサブセットである。M個の圧縮されたデータパケットは、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することにより第1のネットワークデバイスによって得られる。第1のバッファは、第1のネットワークデバイスによって維持され、データパケットを圧縮するために第1のネットワークデバイスによって使用される。たとえば、第1のネットワークデバイスは、ダウンリンク圧縮テクノロジーを使用することによって第1のバッファに基づいてデータパケットを圧縮してよい。
S1202のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS701を参照されたい。参照中、S701における「端末デバイス」および「第1のネットワークデバイス」の役割が交換されてよい。
S1203:第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスから第1のメッセージを受信する。第1のメッセージは、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用されてよく、または第1のメッセージは、端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第3のバッファをリセットしないことをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用されてよい。第3のバッファは、端末デバイスによって維持され、データパケットを解凍するために使用されるバッファである。第3のバッファがリセットされる場合、端末デバイスによって維持され、データパケットを解凍するために使用される第3のバッファの内容は、第3のバッファがリセットされた後に存在する状態である。たとえば、第3のバッファは、予め定義された辞書で満たされる。さらに、第2のネットワークデバイスは、第2のバッファを維持する。第2のバッファは、データパケットを圧縮するために第2のネットワークデバイスによって使用される。たとえば、第2のネットワークデバイスは、第2のバッファに基づいてデータパケットを圧縮してよい。
第1のバッファ、第2のバッファ、および第3のバッファは、すべて対応している。第1のバッファは、第1のネットワークデバイスによって維持される。端末デバイスは、セルハンドオーバを実行する前は第1のネットワークデバイスにアクセスし、第1のネットワークデバイスは、第1のバッファに基づいてデータパケットを圧縮する。第2のバッファは、第2のネットワークデバイスによって維持される。端末デバイスは、セルハンドオーバを実行した後は第2のネットワークデバイスにアクセスし、第2のネットワークデバイスは、第2のバッファに基づいてデータパケットを圧縮してよい。第3のバッファは、端末デバイスによって維持される。端末デバイスは、第3のバッファに基づいて、第1のネットワークデバイスおよび/または第2のネットワークデバイスからの圧縮されたデータパケットを解凍してよい。言い換えると、端末デバイスは、第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを第3のバッファに基づいて解凍し、および/または第2のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを第3のバッファに基づいて解凍してよい。
たとえば、第1のメッセージはハンドオーバ要求メッセージであり、ハンドオーバ要求メッセージが照会情報を含むことは理解されるであろう。照会情報は、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるか、または端末デバイスがPDCPレイヤを再確立するときに第3のバッファをリセットしないことをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用されてよい。代替的に、第1のメッセージは、別のメッセージである場合がある。
S1204:第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスに第2のメッセージを送信し、それに対応して、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされることを示すか、または端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることをサポートされないことを示す場合がある。たとえば、第2のメッセージはハンドオーバ要求応答メッセージであり、ハンドオーバ要求応答メッセージが第3のインジケーション情報を含むことは理解されるであろう。第3のインジケーション情報は、第3のバッファを使用し続けることがサポートされることを示すか、または第3のバッファを使用し続けることがサポートされていないことを示す場合がある。代替的に、第2のメッセージは、別のメッセージである場合がある。
代替的に、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを知る必要がない場合があり、または第1のネットワークデバイスは、端末デバイス第3のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを別の方法で知る場合がある。したがって、S1203およびS1204は、任意選択のステップである。
S1205:第1のネットワークデバイスが、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、それに対応して、端末デバイスが、第1のネットワークデバイスからハンドオーバコマンドを受信する。ハンドオーバコマンドは、セルハンドオーバを実行するように端末デバイスに命じてよい。
S1205のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS703を参照されたい。参照中、S703において端末デバイスによって維持される「第1のバッファ」が「第3のバッファ」に置き換えられてよく、第1のネットワークデバイスによって維持される「第2のバッファ」が「第1のバッファ」に置き換えられてよい。
S1206:端末デバイスが、第3のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
S1206のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS704を参照されたい。参照中、S704において端末デバイスによって維持される「第1のバッファ」が「第3のバッファ」に置き換えられてよい。
S1207:第1のネットワークデバイスが、第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立する。
S1207のさらなる内容に関しては、図7に示された実施形態のS705を参照されたい。参照中、S705において第1のネットワークデバイスによって維持される「第2のバッファ」が「第1のバッファ」に置き換えられてよい。
S1208:第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスに第1のバッファの内容を送信し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスから第1のバッファの内容を受信する。たとえば、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにインジケーション情報を送信してよい。上述のインジケーション情報と区別するために、インジケーション情報は、第4のインジケーション情報とも呼ばれる場合があり、第4のインジケーション情報は、第1のバッファの内容を示してよい。たとえば、第4のインジケーション情報は、第1のバッファの内容(たとえば、第1のバッファのサイズに応じ、第1のバッファの内容のサイズの通常の構成は、2kバイト、4kバイト、もしくは8kバイトである)を含むか、または第4のインジケーション情報は、第1のバッファの内容を含まないが、第2のネットワークデバイスが、第4のインジケーション情報に基づいて第1のバッファの内容を決定する場合がある。
代替的に、S1208およびS1203において同じメッセージが使用される。第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに第2のバッファの内容を送信し、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートするかどうかを暗黙的または明示的に問い合わせてよい。
端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに第4のインジケーション情報を送信してよく、または端末デバイスが第3のバッファを使用し続けることを第2のネットワークデバイスがサポートしない場合、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに第4のインジケーション情報を送信する必要がない場合がある。したがって、S1208は、任意選択のステップである。
S1209:第2のネットワークデバイスが、第1のバッファの内容に基づいて第2のバッファを更新する。
第2のネットワークデバイスは、第2のバッファのステータスが第1のバッファのステータスと一致するように、第2のバッファの元の内容を第1のバッファの内容によって置き換えてよい。また、それは、データパケットが圧縮される前の第2のバッファのステータスを、データパケットが解凍されるときの第3のバッファのステータスと一致させることと等価である。
S1210:第1のネットワークデバイスが、コアネットワークデバイスからのデータパケットを第2のネットワークデバイスに転送し、それに対応して、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスからデータパケットを受信する。たとえば、これらのデータパケットは、第1のネットワークデバイスによって圧縮されたデータパケット(SDU)を含み、および/または圧縮されていないデータパケット(SDU)を含む。
端末デバイスがセルハンドオーバを実行する前、第1のネットワークデバイスから受信されるデータパケットは、コアネットワークデバイス(たとえば、UPFユーザプレーン機能)からのデータパケットである。端末デバイスが第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスにハンドオーバされるとき、端末デバイスの後続のデータパケットは、コアネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスに送信される。端末デバイスがセルハンドオーバを実行するとき、第1のネットワークデバイスによって送信されたが、端末デバイスによって正常に受信されなかったデータパケットに関して、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスからのACKが受信されない、最小のシーケンス番号を有するデータパケットから、第2のネットワークデバイスにデータパケットを転送する。つまり、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスからのACKを受信されないデータパケットを第2のネットワークデバイスに転送する。第2のネットワークデバイスに転送されるデータパケットの一部は、第1のネットワークデバイスによって圧縮されたデータパケットを含み、および/または第1のネットワークデバイスによって圧縮されていないデータパケットを含む場合がある。
第1のネットワークデバイスが、コアネットワークからのものであり、端末デバイスに送信される必要があるデータパケットを受信しないか、または第1のネットワークデバイスが、コアネットワークデバイスからのものであり、端末デバイスに送信される必要があるすべてのデータパケットを端末デバイスに送信し、端末デバイスからACKを受信した場合、S1210は、実行される必要がない。したがって、S1210は、任意選択のステップである。
S1211:第2のネットワークデバイスが、端末デバイスにN個の圧縮されたデータパケットを送信し、それに対応して、端末デバイスが、第2のネットワークデバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信する。N個の圧縮されたデータパケットは、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてである。たとえば、Nは、M以下の整数である。第2のネットワークデバイスは、端末デバイスによって正常に受信されると判定されない最初の圧縮されたデータパケットから、圧縮されたデータパケットのシーケンス番号の昇順にN個の圧縮されたデータパケットを送信してよい。
端末デバイスがセルハンドオーバを正常に実行した後、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスにデータパケットを送信し続ける。端末デバイスが、セルハンドオーバの前に正常に受信されない圧縮されたデータパケットを有するので、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスにN個の圧縮されたデータパケットを送信する。たとえば、第2のバッファを更新した後、第2のネットワークデバイスは、更新された第2のバッファに基づいてN個のデータパケットを圧縮して、N個の圧縮されたデータパケットを取得し、それから、N個の圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信してよい。N個のデータパケットの一部またはすべては、たとえば、第1のネットワークデバイスによって第2のネットワークデバイスに送信され、またはN個のデータパケットは、第2のネットワークデバイスによってコアネットワークデバイスから取得される場合がある。S1211のさらなる内容に関しては、図10に示された実施形態のS1011を参照されたい。参照中、「端末デバイス」および「第2のネットワークデバイス」の役割が交換されてよい。さらに、参照中、ステータスレポートが含まれる場合、本出願のこの実施形態におけるステータスレポートは、K個の圧縮されたデータパケットを示してよい。ステータスレポートは、端末デバイスによって第1のネットワークデバイスに送信されてよい。第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにステータスレポートを送信してよい。代替的に、ステータスレポートは、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスに送信される場合がある。
S1212:端末デバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットを解凍するか、または端末デバイスが、第3のバッファに基づいてN個の圧縮されたデータパケットおよびK個の圧縮されたデータパケットを解凍する。
S1212のさらなる内容に関しては、図11に示された実施形態のS1107を参照されたい。
ここまでは、端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスがバッファをリセットしない場合を説明する。端末デバイスによって受信された第2のインジケーション情報が、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けないことを示すか、またはプロトコルが、端末デバイスが第3のバッファを使用し続けないと規定する場合、端末デバイスは、第3のバッファをリセットしてよく、第1のネットワークデバイスも、第1のバッファをリセットする。以下で、この場合の端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスの処理方法を説明する。
たとえば、端末デバイスのPDCPレイヤが再確立されるとき、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は受信済みであり、圧縮されたデータパケット1、2、および6は受信されていない。PDCPレイヤが圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を受信した後、PDCP再確立インジケーションが、これらの圧縮されたデータパケットの解凍をトリガする場合があり、PDCPレイヤは、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を解凍することに失敗する。この場合、PDCPレイヤが、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7を破棄するか、またはPDCP再確立インジケーションが、順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを破棄するようにPDCPレイヤをトリガする場合がある(送信側からのパケットが圧縮されていないデータパケットであり、たとえこれらのデータパケットが順序がばらばらであるとしても、これらのデータパケットが破棄される必要がない特殊な場合が存在する)。すなわち、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は解凍されず、圧縮されたデータパケット3、4、5、および7は直ちに破棄される。順序がばらばらな圧縮されたデータパケットを直ちに破棄する解決策は、解凍の回数の量を削減し、処理効率を向上させ、エネルギー消費を節約し、無効な解凍処理のためのリソースの浪費を避けることができる。さらに、圧縮されたデータパケットを受信した後、端末デバイスのRLCレイヤは、第1のネットワークデバイスにACK情報を送信する。たとえば、受信された圧縮されたデータパケットに関して、端末デバイスのRLCレイヤは、第1のネットワークデバイスにACKを送信する。
端末デバイスがセルハンドオーバまたはPDCPレイヤの再確立を完了した後、第2のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケットを端末デバイスに再送信してよい。たとえば、第2のネットワークデバイスは、ACKが受信されない最初の圧縮されたデータパケットから圧縮されたデータパケットを順次再送信する。たとえば、第2のネットワークデバイスが圧縮されたデータパケット0、3、4、5、および7のACKを受信するが、圧縮されたデータパケット1、2、および6のACKを受信しない場合、第2のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを再送信する。セルハンドオーバプロセスにおいて、第2のネットワークデバイスは、PDCPレイヤを再確立し、第2のバッファをリセットする。この場合、第2のネットワークデバイスは、リセットされた第2のバッファに基づいてデータパケットを圧縮する。第2のネットワークデバイスによって端末デバイスに以前に送信されている圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までは、リセットする前の第2のバッファに基づいてデータパケット1からデータパケット7までを圧縮することによって得られ、第2のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケット1から圧縮されたデータパケット7までを得るために、リセットされた第2のバッファに基づいてデータパケット1からデータパケット7までを再圧縮する。そして、第2のネットワークデバイスは、圧縮されたデータパケットを端末デバイスに送信する。第3のバッファが使用され続けない場合、同じデータパケットに関して、第1のネットワークデバイスが圧縮を実行する必要があり、第2のネットワークデバイスが圧縮を再度実行する必要があることが分かる。
本出願のこの実施形態において提供される技術的解決策によれば、ネットワークデバイスによる圧縮の回数の量が削減されることが可能であり、ネットワークデバイスの処理効率が改善されることが可能である。端末デバイスがネットワークデバイスにステータスレポートを送信する場合、ネットワークデバイスによって送信されるデータの量が削減されることが可能であり、送信のオーバーヘッドが削減されることが可能である。
図13は、本出願の実施形態に係る通信装置1300の構造の概略図である。通信装置1300は、図7に示された実施形態、図10に示された実施形態、図11に示された実施形態、または図12に示された実施形態のいずれか1つにおける端末デバイスである場合があり、上述の方法の実施形態において端末デバイスによって実行された方法を実施するように構成される。代替的に、通信装置1300は、図7に示された実施形態、図10に示された実施形態、図11に示された実施形態、または図12に示された実施形態のいずれか1つにおける第1のネットワークデバイスである場合があり、上述の方法の実施形態において第1のネットワークデバイスに対応する方法を実施するように構成される。代替的に、通信装置1300は、図7に示された実施形態、図10に示された実施形態、図11に示された実施形態、または図12に示された実施形態のいずれか1つにおける第2のネットワークデバイスである場合があり、上述の方法の実施形態において第2のネットワークデバイスに対応する方法を実施するように構成される。特定の機能に関しては、上述の方法の実施形態における説明を参照されたい。
通信装置1300は、1つまたは複数のプロセッサ1301を含む。プロセッサ1301は、処理ユニットとも呼ばれる場合があり、特定の制御機能を実装してよい。プロセッサ1301は、汎用プロセッサ、専用プロセッサなどであってよく、たとえば、ベースバンドプロセッサ、中央演算処理装置、アプリケーションプロセッサ、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット、画像信号プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、ビデオコーデックプロセッサ、コントローラ、メモリ、および/またはニューラルネットワーク処理ユニットを含む。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように構成されてよい。中央演算処理装置は、通信装置1300を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、および/またはデータを処理するように構成されてよい。異なるプロセッサは、独立したコンポーネントであってよく、または1つもしくは複数のプロセッサに統合され、たとえば、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路に統合されてよい。
任意選択で、通信装置1300は、命令1304を記憶するように構成された1つまたは複数のメモリ1302を含み、命令1304は、プロセッサ上で実行されてよく、その結果、通信装置1300が上述の方法の実施形態において説明された方法を実行する。任意選択で、メモリ1302は、データをさらに記憶してよい。プロセッサおよびメモリは、別々に配置されてよく、または一緒に統合されてよい。
任意選択で、通信装置1300は、命令1303(コードまたはプログラムとも呼ばれることがある)を含んでよく、命令1303は、プロセッサ上で実行されてよく、その結果、通信装置1300が上述の実施形態において説明された方法を実行する。プロセッサ1301は、データを記憶する場合がある。
任意選択で、通信装置1300は、トランシーバ1305およびアンテナ1306をさらに含んでよい。トランシーバ1305は、トランシーバユニット、トランシーバマシン、トランシーバ回路、トランシーバ、入力/出力インターフェースなどと呼ばれる場合があり、アンテナ1306を通じて通信装置1300のトランシーバ機能を実施するように構成される。
任意選択で、通信装置1300は、以下のコンポーネント、すなわち、ワイヤレス通信モジュール、オーディオモジュール、外部メモリインターフェース、内部メモリ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェース、電力管理モジュール、アンテナ、スピーカ、マイクロフォン、入力/出力モジュール、センサモジュール、モータ、カメラ、ディスプレイなどのうちの1つまたは複数をさらに含んでよい。一部の実施形態においては、通信装置1300がより多くのもしくはより少ないコンポーネントを含む場合があり、または一部のコンポーネントが統合される場合があり、または一部のコンポーネントが分割される場合があることは理解されるであろう。これらのコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せであってよい。
本出願のこの実施形態において説明されるプロセッサ1301およびトランシーバ1305は、集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路(radio frequency identification、RFID)、ハイブリッド信号IC、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)、電子デバイスなどに実装されてよい。本明細書に記載の通信装置は、独立したデバイス(たとえば、独立した集積回路およびモバイル電話)として実装されてよく、またはより大きなデバイスの一部(たとえば、別のデバイスに組み込まれ得るモジュール)であってよい。詳細に関しては、端末デバイスおよびネットワークデバイスの上述の説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
本出願の実施形態は、端末デバイスを提供する。端末デバイス(説明を簡単にするためにUEと呼ばれる)は、上述の実施形態において使用されてよい。端末デバイスは、図7、図10、図11、または図12のいずれか1つまたは複数に示された実施形態における端末デバイスの機能を実装するために使用される対応する手段(means)、ユニット、および/または回路を含む。たとえば、端末デバイスは、端末デバイスがトランシーバ機能を実施することをサポートするように構成されたトランシーバモジュールと、端末デバイスが信号を処理することをサポートするように構成された処理モジュールとを含む。
図14は、本出願の実施形態に係る端末デバイスの構造の概略図である。
端末デバイス1400は、図3または図4に示されたアーキテクチャに適用可能である。説明を簡単にするために、図14は、端末デバイス1400の主要なコンポーネントのみを示す。図14に示されるように、端末デバイス1400は、プロセッサ、メモリ、制御回路、アンテナ、および入力/出力装置を含む。プロセッサは、主に、通信プロトコルおよび通信データを処理し、端末デバイス1400全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。メモリは、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。制御回路は、主に、ベースバンド信号および無線周波数信号を変換し、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主に、電磁波の形態で無線周波数信号を受信および送信するように構成される。タッチスクリーン、ディスプレイ、マイクロフォン、またはキーボードなどの入力/出力装置は、主に、ユーザによって入力されたデータを受け取り、ユーザに対してデータを出力するように構成される。
端末デバイス1400がモバイル電話であることが、例として使用される。端末デバイス1400が電源を入れられた後、プロセッサは、ストレージユニット内のソフトウェアプログラムを読み、ソフトウェアプログラムの命令を解釈および実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理してよい。データがワイヤレスで送信される必要があるとき、プロセッサは、送信されるデータに対してベースバンド処理を実行した後、制御回路にベースバンド信号を出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後、制御回路は、アンテナを通じて電磁波の形態で無線周波数信号を送信する。データが端末デバイス1400に送信されるとき、制御回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
当業者は、説明を簡単にするために、図14がただ1つのメモリおよびただ1つのプロセッサを示すことを理解するであろう。一部の実施形態において、端末デバイス1400は、複数のプロセッサおよびメモリを含む場合がある。メモリは、ストレージ媒体、ストレージデバイスなどとも呼ばれる場合がある。これは、本発明のこの実施形態において限定されない。
任意選択の実装において、プロセッサは、ベースバンドプロセッサおよび中央演算処理装置を含んでよい。ベースバンドプロセッサは、主に、通信プロトコルおよび通信データを処理するように構成される。中央演算処理装置は、主に、端末デバイス1400全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。図14のプロセッサは、ベースバンドプロセッサおよび中央演算処理装置の機能を統合する。当業者は、ベースバンドプロセッサおよび中央演算処理装置が、代替的に、別々のプロセッサである場合があり、バスなどのテクノロジーを使用することによって相互に接続されることを理解するであろう。端末デバイス1400は、異なるネットワーク規格に適応するために複数のベースバンドプロセッサを含んでよく、端末デバイス1400は、端末デバイス1400の処理能力を高めるために複数の中央演算処理装置を含んでよい。端末デバイス1400のコンポーネントは、様々なバスを使用することによって接続されてよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド処理回路またはベースバンド処理チップとして表現される場合もある。中央演算処理装置は、代替的に、中央処理回路または中央処理チップとして表現される場合がある。通信プロトコルおよび通信データを処理する機能が、プロセッサに組み込まれる場合があり、またはソフトウェアプログラムの形態でストレージユニットに記憶される場合があり、プロセッサが、ベースバンド処理機能を実施するためにソフトウェアプログラムを実行する。
例においては、トランシーバ機能を有するアンテナおよび制御回路が、端末デバイス1400のトランシーバユニット1410と考えられてよく、処理機能を有するプロセッサが、端末デバイス1400の処理ユニット1420と考えられてよい。図14に示されるように、端末デバイス1400は、トランシーバユニット1410および処理ユニット1420を含む。トランシーバユニットは、トランシーバ、トランシーバマシン、トランシーバ装置などとも呼ばれる場合がある。任意選択で、トランシーバユニット1410内にあり、受信機能を実施するように構成されるコンポーネントが、受信ユニットと考えられてよく、トランシーバユニット1410内にあり、送信機能を実施するように構成されるコンポーネントが、送信ユニットと考えられてよい。つまり、トランシーバユニット1410は、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。たとえば、受信ユニットは、受信機、受信マシン、または受信回路とも呼ばれる場合があり、送信ユニットは、送信機、送信マシン、または送信回路とも呼ばれる場合がある。
本出願の実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。ネットワークデバイスは、上述の実施形態において使用されてよい。ネットワークデバイスは、図7、図10、図11、または図12のいずれか1つまたは複数に示された実施形態における、たとえば、第1のネットワークデバイスの機能を実装するための手段(means)、ユニット、および/または回路を含む。代替的に、ネットワークデバイスは、図7、図10、図11、または図12のいずれか1つまたは複数に示された実施形態における、たとえば、第2のネットワークデバイスの機能を実装するための手段(means)、ユニット、および/または回路を含む。たとえば、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスがトランシーバ機能を実施することをサポートするように構成されたトランシーバモジュールと、ネットワークデバイスが信号を処理することをサポートするように構成された処理モジュールとを含む。
図15は、本出願の実施形態に係るネットワークデバイスの構造の概略図である。図15に示されるように、ネットワークデバイスは、図3または図4に示されたアーキテクチャに適用可能である。ネットワークデバイスは、ベースバンド装置1501、無線周波数装置1502、およびアンテナ1503を含む。アップリンク方向では、無線周波数装置1502が、端末デバイスによって送信された情報をアンテナ1503を通じて受信し、端末デバイスによって送信された情報を処理のためにベースバンド装置1501に送信する。ダウンリンク方向では、ベースバンド装置1501が、端末デバイスの情報を処理し、無線周波数装置1502に情報を送信する。無線周波数装置1502は、端末デバイスの情報を処理し、それから、処理された情報をアンテナ1503を通じて端末デバイスに送信する。
ベースバンド装置1501は、1つまたは複数の処理ユニット15011、ストレージユニット15012、およびインターフェース15013を含む。処理ユニット15011は、ネットワークデバイスが上述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの機能を実行することをサポートするように構成される。ストレージユニット15012は、ソフトウェアプログラムおよび/またはデータを記憶するように構成される。インターフェース15013は、無線周波数装置1502と情報をやりとりするように構成される。インターフェースは、情報を入力および出力するように構成されたインターフェース回路を含む。実装において、処理ユニットは、集積回路、たとえば、1つもしくは複数のASIC、1つもしくは複数のDSP、1つもしくは複数のFPGA、またはこれらの種類の集積回路の組合せである。これらの集積回路は、チップを形成するために一緒に統合される場合がある。ストレージユニット15012および処理ユニット15011は、同じチップ、すなわち、オンチップストレージ要素に配置される場合がある。代替的に、ストレージユニット15012および処理ユニット15011は、異なるチップ、すなわち、オフチップストレージ要素に配置される場合がある。ストレージユニット15012は、1つのメモリである場合があり、または複数のメモリもしくはストレージ要素の総称である場合がある。
ネットワークデバイスは、上述の方法の実施形態におけるステップの一部またはすべてを、1つまたは複数の処理ユニットによってプログラムをスケジューリングする形で実施する場合がある。たとえば、図7、図10、図11、または図12のいずれか1つまたは複数に示された実施形態における第1のネットワークデバイスおよび/または第2のネットワークデバイスの対応する機能が、実施される。1つまたは複数の処理ユニットは、同じ規格の無線アクセス技術をサポートする場合があり、または異なる規格の無線アクセス技術をサポートする場合がある。
当業者は、本明細書において開示された実施形態で説明された例と組み合わせて、ユニットおよび方法が、電子的なハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子的なハードウェアとの組合せによって実施されてよいことを知っているであろう。機能がハードウェアによって実行されるかまたはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の具体的な適用例および設計の制約条件に応じて決まる。当業者は、異なる方法を使用してそれぞれの具体的な適用例のために説明された機能を実装してよいが、実装は、本出願の範囲を逸脱すると考えられるべきでない。
本出願において提供されたいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、別様に実装されてよいことを理解されたい。たとえば、説明された装置の実施形態は、例であるに過ぎない。たとえば、ユニットの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、別々の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれている場合があり、または物理的に分かれていない場合があり、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットである場合があり、または物理的なユニットではない場合があり、1つの場所に置かれる場合があり、または複数のネットワークユニットに分散される場合がある。ユニットの一部またはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてよい。
機能がソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、機能は、コンピュータ可読ストレージ媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は基本的にソフトウェア製品の形態で実装される場合があり、あるいは通常のテクノロジー、または技術的解決策の一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装される場合がある。コンピュータソフトウェア製品は、ストレージ媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであってよい)コンピュータデバイスに命じるためのいくつかの命令を含む。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体であってよい。これは、例として使用されるが、限定を定めない。コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、ユニバーサルシリアルバス・フラッシュ・ディスク(universal serial bus flash disk)、リムーバブルハードディスク、別の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ媒体、別の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で期待されるプログラムコードを運ぶもしくは記憶するように構成されることが可能であり、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意のその他の媒体を含んでよい。さらに、限定ではなく例として使用された説明に基づいて、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスト同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンク(synchlink)ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、またはDirect Rambusランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)が、使用される場合がある。
上述の説明は、本出願の特定の実装であるに過ぎず、本出願の実施形態の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願の実施形態において開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到されるすべての変更または置き換えは、本出願の実施形態の保護範囲に収まるものとする。したがって、本出願の実施形態の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
1300 通信装置
1301 プロセッサ
1302 メモリ
1303 命令
1304 命令
1305 トランシーバ
1306 アンテナ
1400 端末デバイス
1410 トランシーバユニット
1420 処理ユニット
1501 ベースバンド装置
15011 処理ユニット
15012 ストレージユニット
15013 インターフェース
1502 無線周波数装置
1503 アンテナ

Claims (24)

  1. 端末デバイスに適用される通信方法であって、
    M個の圧縮されたデータパケットを送信するステップであって、前記M個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mが、正の整数である、ステップと、
    前記第1のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップと、
    N個の圧縮されたデータパケットを送信するステップであって、前記N個の圧縮されたデータパケットが、前記M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、Nが、M以下の正の整数である、ステップとを含む、通信方法。
  2. 前記N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、ネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである請求項1に記載の方法。
  3. 能力情報を送信するステップであって、前記能力情報が、前記第1のバッファを使用し続けることがサポートされることを示す、ステップをさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  4. ハンドオーバコマンドを受信するステップであって、前記ハンドオーバコマンドが、セルハンドオーバを実行するかまたは前記PDCPレイヤを再確立するように命じ、前記第1のバッファを使用し続けるようにさらに命じる、ステップをさらに含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. M個の圧縮されたデータパケットを送信する前記ステップが、前記M個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することを含み、
    N個の圧縮されたデータパケットを送信する前記ステップが、前記N個の圧縮されたデータパケットを前記第1のネットワークデバイスに送信することを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. M個の圧縮されたデータパケットを送信する前記ステップが、前記M個の圧縮されたデータパケットを第1のネットワークデバイスに送信することであって、前記第1のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行する前に前記端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、送信することを含み、
    N個の圧縮されたデータパケットを送信する前記ステップが、前記N個の圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信することであって、前記第1のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行した後に前記端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、送信することを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 第1のネットワークデバイスに適用され、
    端末デバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、前記K個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Kが、正の整数である、ステップと、
    第2のバッファをリセットすることなく、PDCPレイヤを再確立するステップであって、前記第2のバッファが、前記第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために前記第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む通信方法。
  8. 前記K個の圧縮されたデータパケットを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記第2のネットワークデバイスが、前記端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に前記端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、前記第1のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行する前に前記端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
  9. インジケーション情報を前記第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記インジケーション情報が、前記第2のバッファの内容を示し、前記第2のバッファの前記内容が、第3のバッファを更新するために使用され、前記第3のバッファが、前記第1のバッファに基づいて圧縮された前記データパケットを解凍するために前記第2のネットワークデバイスによって使用され、前記第2のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行した後に前記端末デバイスによってアクセスされる前記ネットワークデバイスであり、前記第1のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行する前に前記端末デバイスによってアクセスされる前記ネットワークデバイスである、ステップをさらに含む請求項7または8に記載の方法。
  10. 第1のメッセージを前記第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記第1のメッセージが、前記端末デバイスが前記第1のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用され、前記第2のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行した後に前記端末デバイスによってアクセスされる前記ネットワークデバイスであり、前記第1のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行する前に前記端末デバイスによってアクセスされる前記ネットワークデバイスである、ステップと、
    前記第1のネットワークデバイスによって、前記第2のネットワークデバイスから第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージが、前記端末デバイスが前記第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. ステータスレポートを前記端末デバイスに送信するステップであって、前記ステータスレポートが、前記第1のネットワークデバイスが前記K個の圧縮されたデータパケットを受信したことを示す、ステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
  12. 前記端末デバイスからN個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、前記N個の圧縮されたデータパケットが、M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、前記K個の圧縮されたデータパケットが、前記M個の圧縮されたデータパケットの一部またはすべてであり、前記M個のデータパケットのシーケンス番号が、連続しており、前記M個の圧縮されたデータパケットが、前記第1のバッファに基づいてM個のデータパケットを圧縮することによって得られ、Mが、正の整数であり、Nが、M以下の正の整数であり、Kが、M以下の正の整数である、ステップをさらに含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、前記第1のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記端末デバイスから能力情報を受信するステップであって、前記能力情報が、前記端末デバイスが前記第1のバッファを使用し続けることをサポートすることを示す、ステップをさらに含む請求項7から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. ハンドオーバコマンドを前記端末デバイスに送信するステップであって、前記ハンドオーバコマンドが、前記セルハンドオーバを実行するかまたはPDCPレイヤを再確立するように命じ、前記第1のバッファを使用し続けるようにさらに命じる、ステップをさらに含む請求項7から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 第2のネットワークデバイスに適用され、
    第1のネットワークデバイスからK個の圧縮されたデータパケットを受信するステップであって、前記K個の圧縮されたデータパケットが、第1のバッファに基づいてK個のデータパケットを圧縮することによって得られ、前記第2のネットワークデバイスが、端末デバイスがセルハンドオーバを実行した後に前記端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスであり、前記第1のネットワークデバイスが、前記端末デバイスが前記セルハンドオーバを実行する前に前記端末デバイスによってアクセスされるネットワークデバイスである、ステップと、
    前記第1のネットワークデバイスからインジケーション情報を受信するステップであって、前記インジケーション情報が、第2のバッファの内容を示し、前記第2のバッファが、前記第1のバッファに基づいて圧縮されたデータパケットを解凍するために前記第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップと、
    前記第2のバッファの前記内容に基づいて第3のバッファを更新するステップであって、前記第3のバッファが、前記第1のバッファに基づいて圧縮された前記データパケットを解凍するために前記第2のネットワークデバイスによって使用される、ステップとを含む通信方法。
  17. 前記第1のネットワークデバイスから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージが、前記端末デバイスが前記第1のバッファを使用し続けることをサポートされるかどうかを問い合わせるために使用される、ステップと、
    第2のメッセージを前記第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記第2のメッセージが、前記端末デバイスが前記第1のバッファを使用し続けることをサポートされることを示す、ステップとをさらに含む請求項16に記載の方法。
  18. ステータスレポートを前記端末デバイスに送信するステップであって、前記ステータスレポートが、前記第2のネットワークデバイスが前記K個の圧縮されたデータパケットを受信したことを示す、ステップをさらに含む請求項16または17に記載の方法。
  19. N個の圧縮されたデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットが、前記第2のネットワークデバイスによって正常に受信されないデータパケットの中の最小のシーケンス番号を有するデータパケットである請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1のバッファが、第1の無線ベアラに対応し、前記第1の無線ベアラが、前記端末デバイスの無線ベアラの一部またはすべての無線ベアラを含む請求項16から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 端末デバイスであって、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    1つまたは複数のメモリと、
    1つまたは複数のコンピュータプログラムとを含み、前記1つまたは複数のコンピュータプログラムが、前記1つまたは複数のメモリに記憶され、前記1つまたは複数のコンピュータプログラムが、命令を含み、前記命令が端末デバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、端末デバイスが、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、端末デバイス。
  22. ネットワークデバイスであって、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    1つまたは複数のメモリと、
    1つまたは複数のコンピュータプログラムとを含み、前記1つまたは複数のコンピュータプログラムが、前記1つまたは複数のメモリに記憶され、前記1つまたは複数のコンピュータプログラムが、命令を含み、前記命令がネットワークデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、ネットワークデバイスが、請求項7から15のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるか、またはネットワークデバイスが、請求項16から20のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、ネットワークデバイス。
  23. コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータが請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるか、または前記コンピュータが請求項7から15のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるか、または前記コンピュータが請求項16から20のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるコンピュータ可読ストレージ媒体。
  24. 1つまたは複数のプロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記1つまたは複数のプロセッサが、命令を読み取って、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行するか、または請求項7から15のいずれか一項に記載の方法を実行するか、または請求項16から20のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるチップ。
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