JP2024503832A - ステータコア、モータ、圧縮機及び車両 - Google Patents

ステータコア、モータ、圧縮機及び車両 Download PDF

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Abstract

本願は、ステータコア、モータ、圧縮機及び車両を提供する。該ステータコアは、複数の分割コアを含み、複数の分割コアは、ステータコアの軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コアは、積層された複数のパンチングシートを含み、各分割コアは、接続されたステータヨークとステータティースとを含み、ステータティースは、ステータヨークとステータコアの軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コアのステータヨークとステータティースとは、ステータスロットを囲み、ステータヨークのステータコアの軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面であり、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの繋ぎ合せ面の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。本願は、分割コアの構造を合理的に設置することで、隣接する2つのステータヨークの接続箇所の寸法をステータコアの径方向に沿って大きくすることに有利であり、隣接する2つのステータヨークの接続箇所の寸法が小さ過ぎてモータの使用性能に影響を与える状況の発生を回避し、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保する。

Description

本願は、2021年05月17日に中国特許庁に提出された、出願番号が202110536079.Xであり、発明の名称が「ステータコア、モータ、圧縮機及び車両」である中国特許出願の優先権、及び2021年05月17日に中国特許庁に提出された、出願番号が202121051684.Xであり、発明の名称が「ステータコア、モータ、圧縮機及び車両」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てを援用することにより本願に取り入れる。
本願は、モータ技術分野に関し、具体的には、ステータコア、モータ、圧縮機及び車両に関する。
現在、図14~図17に示すように、ステータコア100’は、複数の分割コア110’を含み、各分割コア110’は、積層して設けられた複数のパンチングシート120’を含む。分割コア110’のステータヨークのステータコア100’の軸線に向かう壁面は、斜面である。
従来技術では、隣接する2つのステータヨークの接合箇所130’に尖った角部を形成することにより、隣接する2つのステータヨークの接続箇所の寸法をステータコア100’の径方向に沿って小さくさせ、モータの使用性能に影響を与え、且つコイルノズルに干渉を発生し、コイルの効果に影響を与える。
本願は、少なくとも従来技術又は関連技術における技術的課題の1つを解決することを目的とする。
そこで、本願の第1態様は、ステータコアを提供する。
本願の第2態様は、モータを提供する。
本願の第3態様は、圧縮機を提供する。
本願の第4態様は、車両を提供する。
これに鑑み、本願の第1態様は、ステータコアを提供し、該ステータコアは、複数の分割コアを含み、複数の分割コアは、ステータコアの軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コアは、積層された複数のパンチングシートを含み、各分割コアは、接続されたステータヨークとステータティースとを含み、ステータティースは、ステータヨークとステータコアの軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コアのステータヨークとステータティースとは、ステータスロットを囲み、ステータヨークのステータコアの軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面であり、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの繋ぎ合せ面の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
本願にて提供されるステータコアは、複数の分割コアを含み、複数の分割コアは、ステータコアの軸線の周りに順次首尾接続されて筒状構造を構成する。
各分割コアは、接続されたステータヨークとステータティースとを含み、任意の隣接する2つの分割コアのステータヨークとステータティースとは、ステータスロットを囲み、ステータヨークのステータコアの軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面である。
関連技術では、分割コアのステータコアの軸線に向かう壁面は、斜面であり、このように、隣接する2つのステータヨークの接合箇所に尖った角部を形成し、隣接する2つのステータヨークの接合箇所の寸法をステータコアの径方向に沿って小さくさせ、モータの使用性能に影響を与える。
本願は、分割コアの構造を合理的に設置することで、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。当該設置は、隣接する2つのステータヨークの接続箇所の寸法をステータコアの径方向に沿って大きくすることに有利であり、隣接する2つのステータヨークの接続箇所の寸法が小さ過ぎてモータの使用性能に影響を与える状況の発生を回避し、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保することができる。
さらに、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、加工誤差や組み立て誤差により隣接する2つのステータヨークの接続箇所にバリが発生してステータコア内のスロット絶縁紙を突き破りやすい状況の発生を回避することができ、スロット絶縁紙の絶縁作用を確保することができ、モータの使用性能を確保するために、安定で確実な構造的支持を提供する。且つ当該構造の設置は、加工プロセスが簡単で、操作が容易で、生産コストが低いという利点を有する。
さらに、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、コイルノズルを用いてコイリングする時に、隣接する2つのステータヨークの接続箇所がコイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロットのスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコアとの嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
本願の上記ステータコアによれば、以下の付加的な技術的特徴を有してもよい。
上記技術的手段では、さらに、繋ぎ合せ面の少なくとも一部は、弧面であり、隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面は、弧面を介して滑らかに移行する。
当該技術的手段では、隣接する2つの分割コアの嵌合箇所を破面とし、各分割コアは、繋ぎ合せ面を有し、且つ繋ぎ合せ面の少なくとも一部は、弧面であり、隣接する2つのステータヨークが繋ぎ合せられる時に、破面の両側の弧面が嵌合して接続され、隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面が弧面を介して滑らかに移行し、このように、隣接する2つのステータヨークの接続箇所にバリや尖部が発生する状況の発生を効果的に回避することができる。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、弧面は、円弧面であり、ステータコアの軸線に垂直な方向に沿ってステータコアを断面し、断面において、円弧面の輪郭線に対応する半径は、パンチングシートの厚さよりも小さい。
当該技術的手段では、分割コアの構造を合理的に設置し、分割コアの繋ぎ合せ面を円弧面とし、且つ円弧面の寸法とパンチングシートの厚さとの関係を限定し、ステータコアの軸線に垂直な方向に沿ってステータコアを断面し、断面において、円弧面の輪郭線に対応する半径は、パンチングシートの厚さよりも小さい。このように、コイルノズルを用いてコイリングする時に、コイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロットのスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコアとの嵌合寸法を確保し、巻線とステータコアとの嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
円弧面の輪郭線に対応する半径がパンチングシートの厚さよりも大きければ、コイルノズルに干渉を発生し、コイルノズルがステータスロットのスロット底部まで入れず、このように、コイルの効果に影響を与え、巻線とステータコアとの嵌合寸法を確保することができない。
理解されるように、パンチングシートの厚さとは、ステータコアの軸方向に沿うパンチングシートの寸法である。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、分割コアは、沈下部と、本体部と、を含み、ステータコアの軸線方向に沿って、沈下部と本体部とは、積層され、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの本体部に対応する繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行し、ステータコアの軸線に垂直な方向に沿ってステータコアを断面し、沈下部に対応するステータスロットの断面積は、本体部に対応するステータスロットの断面積よりも大きい。
当該技術的手段では、分割コアの嵌合構造を合理的に設置することで、分割コアは、積層された沈下部と本体部とを含む。
ステータコアの軸線に垂直な方向に沿ってステータコアを断面し、沈下部に対応するステータスロットの断面積は、本体部に対応するステータスロットの断面積よりも大きい。すなわち、沈下部に対応するステータスロットのスロット壁と本体部とは、沈下スロットを囲み、つまり、沈下部に対応するステータスロットの少なくとも一部のスロット壁は、本体部に対応するステータスロットのスロット壁と段差構造を構成する。
具体的には、ステータは、ステータコアと絶縁ブラケットとを含み、ステータコアと絶縁ブラケットとが嵌合して接続される時に、絶縁ブラケットに絶縁突起が設けられ、絶縁突起は、沈下スロット内に当接し、絶縁突起は、沈下部の縁部に被覆されることができる。このように、モータの使用性能を確保する上で、ステータコアの軸方向に沿ってステータの高さを低減させることができ、ステータのモータの内部空間に対する占有率を低減させることに有利であり、モータの小型化、モータの軽量化に有利である。
また、当該設置は、巻線1ターン当たりの長さを短くさせ、巻線の使用量を減少させ、製品の生産コストを低減させることができる。
また、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの本体部に対応する繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行する。当該設置は、隣接する2つの本体部に対応するステータヨークの接続箇所の寸法をステータコアの径方向に沿って大きくすることに有利であり、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保することができる。
さらに、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの本体部に対応する繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行することで、加工誤差や組み立て誤差により隣接する2つの本体部に対応するステータヨークの接続箇所にバリが発生してステータコア内のスロット絶縁紙を突き破りやすい状況の発生を回避することができ、スロット絶縁紙の絶縁作用を確保することができ、モータの使用性能を確保するために、安定で確実な構造的支持を提供する。且つ当該構造の設置は、加工プロセスが簡単で、操作が容易で、生産コストが低いという利点を有する。
さらに、ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの本体部に対応する繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行することで、コイルノズルを用いてコイリングする時に、コイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロットのスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコアとの嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、沈下部に対応するステータスロットのスロット壁は、本体部に対応するステータスロットのスロット壁の外側に位置する。
当該技術的手段では、沈下部に対応するステータスロットのスロット壁は、本体部に対応するステータスロットのスロット壁の外側に位置し、すなわち、沈下部に対応するステータスロットのスロット壁と本体部との間に囲まれた沈下スロットは、本体部に対応するステータスロットの周りに周設される。当該設置は、絶縁ブラケットとステータコアとの嵌合面積及び嵌合角度を大きくすることに有利であり、絶縁ブラケットとステータコアとの嵌合の堅固性及び確実性を向上させることに有利である。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、沈下部の数は、2つであり、2つの沈下部は、本体部の両側にそれぞれ積層される。
当該技術的手段では、沈下部の数は、2つであり、2つの沈下部と本体部との嵌合構造を合理的に設置することで、2つの沈下部のうちの一方が本体部の一側に位置し、2つの沈下部のうちの他方が本体部の他側に位置する。つまり、2つの沈下部は、本体部の両側にそれぞれ積層される。
ステータコアと絶縁ブラケットとが嵌合して接続される時に、絶縁ブラケットにおける絶縁突起は、ステータコアの両側に被覆されることができる。このように、モータの使用性能を確保する上で、ステータコアの軸方向に沿ってステータの高さを低減させることができ、ステータのモータの内部空間に対する占有率を低減させることに有利であり、モータの小型化、モータの軽量化に有利である。
且つ絶縁ブラケットの端部の厚さが薄くなることにより、巻線が分割コアに巻線を巻き回す軸線の長さも短くなり、それにより巻線の使用量を減少させ、製品の生産コストを低下させることに有利である。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、沈下部に対応するステータスロットの口の第1中心線は、沈下部に対応するステータスロットの第2中心線の一側に位置し、本体部に対応するステータスロットの口の第3中心線は、本体部に対応するステータスロットの第4中心線の一側に位置する。
当該技術的手段では、沈下部に対応するステータスロットの口の中心線を第1中心線とし、沈下部に対応するステータスロットの中心線を第2中心線とし、第1中心線は、第2中心線の一側に位置し、このように、ロータの磁気回路構造の非対称による磁気抵抗回転力を十分に利用し、モータの動作時に、ステータコア内部のロータが回転することでモータの磁気抵抗回転力を向上させ、反電位係数を変化させずに、モータの回転力及び回転力係数を向上させ、モータの回転時に高い回転力出力能力を有するように確保する。
本体部に対応するステータスロットの口の中心線を第3中心線とし、本体部に対応するステータスロットの中心線を第4中心線とし、第3中心線は、第4中心線の一側に位置する。このように、ロータの磁気回路構造の非対称による磁気抵抗回転力を十分に利用し、モータの動作時に、ステータコア内部のロータが回転することでモータの磁気抵抗回転力を向上させ、反電位係数を変化させずに、モータの回転力及び回転力係数を向上させ、モータの回転時に高い回転力出力能力を有するように確保する。ここで、モータは、一方向回転モータである。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、第1中心線は、第2中心線に平行であり、第3中心線は、第4中心線に平行である。
当該技術的手段では、第1中心線は、第2中心線に平行であり、つまり、第1中心線と第2中心線とは、平行であり且つ重なり合わず、第3中心線は、第4中心線に平行であり、つまり、第3中心線と第4中心線とは、平行であり且つ重なり合わない。
具体的には、ステータコアの軸線に垂直な方向に沿って分割コアを断面し、断面において、隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面の接続箇所とステータコアの中心とを結ぶ線は、ステータスロットの中心線である。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、第1中心線は、第3中心線の一側に位置し、ステータコアの周方向に沿って、沈下部に対応するステータスロットの口の幅は、本体部に対応するステータスロットの口の幅よりも大きい。
当該技術的手段では、ステータコアの構造を合理的に設置することで、第1中心線は、第3中心線の一側に位置し、且つステータコアの周方向に沿って、沈下部に対応するステータスロットの口の幅は、本体部に対応するステータスロットの口の幅よりも大きい。当該設置は、モータの回転力及び回転力係数を向上させ、モータの回転時に高い回転力出力能力を有することを確保しつつ、ステータコアの加工難易度を低減させることができ、加工が容易で、量産を可能にし、製品の生産コストを低減させる。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、ステータティースは、ステータヨークに接続されるティース本体と、ティース本体のステータヨークから離れる一端に接続されるティースクラウンであって、ステータコアの周方向に沿ってティース本体の両側に位置する第1磁極片及び第2磁極片を含むティースクラウンと、を含み、沈下部に対応する第1磁極片のティース本体から離れる端面は、本体部に対応する第1磁極片のティース本体から離れる端面と同一平面上にあり、沈下部に対応する第2磁極片のティース本体から離れる端面は、本体部に対応する第2磁極片のティース本体から離れる端面の内側に位置する。
当該技術的手段では、ステータティースは、ティース本体と、ティースクラウンと、を含み、ティースクラウンは、第1磁極片と第2磁極片とを含み、ステータコアの周方向に沿って、第1磁極片と第2磁極片とは、ティース本体の両側に位置し、つまり、隣接する2つの分割コアの第1磁極片と第2磁極片との間にステータスロットの口を限定する。
沈下部に対応する第1磁極片のティース本体から離れる端面は、本体部に対応する第1磁極片のティース本体から離れる端面と同一平面上にあり、沈下部に対応する第2磁極片のティース本体から離れる端面は、本体部に対応する第2磁極片のティース本体から離れる端面の内側に位置する。当該設置により、ステータコアを加工することに実行可能性があり、ステータコアの加工難易度を低減させることができ、加工が容易で、量産を可能にし、製品の生産コストを低減させる。
具体的には、ステータコアの周方向に沿って、隣接する2つの分割コアの第1磁極片と第2磁極片との間の部分に対応する中心線は、ステータスロットの口の中心線である。
具体的には、ステータコアの軸線に垂直な方向に沿って、沈下部に対応する第1磁極片のティース本体から離れる端面の所定の平面への投影は、本体部に対応する第1磁極片のティース本体から離れる端面の所定の平面への投影と重なり合い、ここで、所定の平面は、ステータコアの軸線に垂直である。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、各分割コアの複数のパンチングシートは、複数の第1パンチングシート層と、複数の第2パンチングシート層と、を含み、ステータコアの軸方向に沿って、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層の間に1つの第2パンチングシート層が介設され、第1パンチングシート層は、少なくとも1つの第1パンチングシートを含み、第2パンチングシート層は、少なくとも1つの第2パンチングシートを含み、ステータコアの周方向に沿って、第1パンチングシート層の第1側には重畳部が設けられ、第1パンチングシート層の第2側には切欠部が設けられ、ステータコアの周方向に沿って、第2パンチングシート層の第1側には切欠部が設けられ、第2パンチングシート層の第2側には重畳部が設けられ、ステータコアの軸方向に沿って、隣接する2つの重畳部は、切欠部の両側に位置し、且つ重畳隙間を限定し、隣接する2つの分割コアが嵌合して接続される時に、一方の分割コアにおける重畳部は、他方の分割コアの重畳隙間内に挿設されることができ、且つ重畳部が丸められる過程において重畳隙間に先に挿入される部分の高さは、重畳隙間の距離よりも小さい。
当該技術的手段では、分割コアは、複数の第1パンチングシート層と複数の第2パンチングシート層とを含み、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層の間に1つの第2パンチングシート層が介設される。第1パンチングシート層は、破面を有し、第1パンチングシート層は、破面の第1側には重畳部が設けられ、破面の第2側には切欠部が設けられ、第2パンチングシート層は、破面を有し、第2パンチングシート層は、破面の第1側には切欠部が設けられ、破面の第2側には重畳部が設けられる。
このように、複数の第1パンチングシート層と複数の第2パンチングシート層とがステータコアの軸方向に沿って交互に分布する時に、隣接する2つの第1パンチングシート層の重畳部は、破面の第1側の間に間隔を有し、且つ直接この2つの第1パンチングシート層の間の第2パンチングシート層の切欠部において破面の第1側の重畳隙間を限定する。これに対応して、隣接する2つの第2パンチングシート層の重畳部は、破面の第2側の間に間隔を有し、且つ直接この2つの第2パンチングシート層の間の第1パンチングシート層の切欠部において破面の第1側の重畳隙間を限定する。
理解されるように、ステータコアに破面が設けられ、ステータコアが破面において広げられ及び丸められることができる。具体的には、ステータコアが広げられる状態で、巻線をステータティースに巻き付けることができ、その時に、ステータコアが広げられる状態であるため、ステータスロットの十分な空間を確保し、巻線を巻き付けることが容易であり、しかも、相応に絶縁処理を行うことも容易であり、巻線の巻き付けが終了した後、ステータコアを接合して丸めるように処理することができる。
特に、ステータコアが広げられる状態で、ステータコアの破面の周方向の第1側には重畳隙間が形成され、ステータコアの破面の周方向の第2側には重畳部が形成され、隣接する2つの分割コアが嵌合して接続される時に、一方の分割コアにおける重畳部は、他方の分割コアの重畳隙間内に挿設されることができる。つまり、ステータコアに対して接合して丸めるように処理する時に、重畳部を重畳隙間内に挿設し、さらにステータコアを接合して丸める工程を完了させることができる。
また、接合して丸められる過程において、重畳部の端部が先に重畳隙間内に挿入される。そこで、重畳部を最適化することで、重畳部が丸められる過程において重畳隙間に先に挿入される部分の高さが重畳隙間の距離よりも小さいように設計する。このように、接合して丸められる過程において、重畳部の端部が先頭に立って重畳隙間内にうまく挿入でき、且つ重畳部の挿入過程において干渉や衝突が発生しないことを確保し、ひいては重畳部の端部の高さを最適化することで、重畳部と重畳隙間との公差、及び重畳部の製造過程において発生するバリなどの不具合を補うことができ、接合して丸められる動作効率を確保し、さらに最終的に製造されるステータコアの品質を確保することができる。
そこで、本願にて提供されるステータは、重畳部の端部の高さを最適化し、重畳部が丸められる過程において重畳隙間に先に挿入される部分の高さが重畳隙間の距離よりも小さいことで、さらに接合して丸められる過程において、重畳部の端部が重畳隙間内にうまく挿入できることを確保し、さらに関連技術では製造誤差やバリなどの不具合による接合がうまくいかないという状況を解決する。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層の重畳部の切欠部から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層の重畳部の切欠部から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、ここで、第1平面は、ステータコアの軸線に垂直な平面である。
当該技術的手段では、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層の重畳部の切欠部から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、複数の第1パンチングシート層の重畳部の切欠部から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合う。当該設置により、ステータコアが丸められた後、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層の破面と複数の第2パンチングシート層の破面との第1平面への投影は、重なり合う。当該設置は、加工が容易で量産の可能性があり、ステータコアの使用性能を確保する場合、製品の生産コストを低減させることに有利である。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層の重畳部のステータコアの軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層の重畳部のステータコアの軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、ここで、第2平面は、ステータコアの軸線に垂直な平面である。
当該技術的手段では、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層の重畳部のステータコアの軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、複数の第1パンチングシート層の重畳部のステータコアの軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合う。ステータコアが丸められた後、ステータコアの軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層の破面のステータコアに向かう端点と複数の第2パンチングシート層の破面のステータコアに向かう端点との第2平面への投影は、重なり合う。当該設置は、任意の隣接する2つのステータヨークの繋ぎ合せ面の接続箇所がステータコアの周方向に沿って滑らかに移行するために効果的で確実な構造的支持を提供する。
上記いずれかの技術的手段では、さらに、重畳部は、重畳隙間内に挿設される挿着部と、挿着部に設けられ、且つ丸められる過程において重畳隙間に先に挿入されるガイド部と、を含み、ガイド部の高さは、挿着部の高さよりも低い。
当該技術的手段では、重畳部は、挿着部とガイド部とを含む。ガイド部は、挿着部に設けられ、且つ丸められる過程において重畳隙間に先に挿入される。そこで、本願は、ガイド部の高さを最適化し、ガイド部の高さが挿着部の高さよりも低くなるように確保し、このように、重畳部を縁部が薄く中央部が厚い構造に最適化することができ、ガイド部が接合して丸められる過程において良好なガイド機能を果たし、ガイド部及び挿着部が重畳隙間内にうまく挿入されるように確保する。
また、ガイド部の高さが重畳隙間の距離よりも小さく、挿着部の高さが重畳隙間の距離と一致するように設計し、ガイド部が重畳隙間内にうまく挿着されることができることを確保する一方、接合して丸められた後、挿着部が重畳隙間の内壁と接触することを確保し、両者の間の摩擦力を確保し、その後の溶接処理も容易にする。また、接合して丸められた後、ステータコアの内径及び外径の寸法の正確度を確保し、ステータコアの内径及び外径の真円度の正確度を確保し、当該ステータを適用したモータの鉄損を大幅に低減させ、ステータ及びモータの性能を向上させる。
本願の第2態様にて提供されるモータは、第1態様のいずれかの技術的手段のステータコアを含む。
本願にて提供されるモータは、第1態様のいずれかの技術的手段のステータコアを含むため、上記ステータコアの全ての有益な効果を有するが、ここでは一々述べない。
本願の第3態様にて提供される圧縮機は、第2態様におけるモータを含む。
本願にて提供される圧縮機は、第2態様におけるモータを含むため、上記モータの全ての有益な効果を有するが、ここでは一々述べない。
本願の第4態様にて提供される車両は、第3態様における圧縮機を含む。
本願にて提供される車両は、第3態様における圧縮機を含むため、上記圧縮機の全ての有益な効果を有するが、ここでは一々述べない。
本願の追加の態様と利点とは、次の記述で明らかになり、あるいは本願の実施で把握される。
本願の上記の及び/又は追加の態様と利点とは、次の図面と併せて実施例の記述から明らかになり理解しやすくなる。
本願の一実施例のステータコアの第1視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例のステータコアの第2視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例のステータコアの第3視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例の分割コアの第1視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例の分割コアの第2視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例の分割コアの第3視野角の構造概略図を示す。 図6のA部の局所拡大図である。 本願の一実施例の分割コアの第4視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例の沈下部の第1視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例の沈下部の第2視野角の構造概略図を示す。 本願の一実施例の本体部の第1視野角の構造概略図を示す。 図11のB部の局所拡大図である。 本願の一実施例の本体部の第2視野角の構造概略図を示す。 関連技術におけるステータコアの構造概略図を示す。 図14のC部の局所拡大図である。 関連技術におけるパンチングシートの構造概略図を示す。 図16のD部の局所拡大図である。
本願の上記の目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、次に図面及び具体的な実施形態と併せて本願を一層詳細に記述する。なお、矛盾がない限り、本願の実施例及び実施例における特徴を互いに組み合わせることができる。
次の記述で本願の十分な理解のために多くの詳細が記載されているが、本願は、ここで記述されるものと異なる形態で実施されてもよく、そこで、本願の保護範囲は、次に開示される具体的な実施例に限定されない。
次に、図1から図13を参照して本願のいくつかの実施例のステータコア100、モータ、圧縮機及び車両を記述する。
[実施例1]
図1、図2、図3、図4、図5、図8、図11及び図12に示すように、本願の第1態様の実施例は、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つの繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
詳細には、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続されて筒状構造を構成する。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲み、ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124である。
関連技術では、分割コア110’のステータコア100’の軸線に向かう壁面は、斜面であり、このように、隣接する2つのステータヨークの接合箇所に尖った角部を形成し、隣接する2つのステータヨークの接合箇所の寸法をステータコア100’の径方向に沿って小さくさせ、モータの使用性能に影響を与える。
本願は、分割コア110の構造を合理的に設置することで、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。当該設置は、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法をステータコア100の径方向に沿って大きくすることに有利であり、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法が小さ過ぎてモータの使用性能に影響を与える状況の発生を回避し、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保することができる。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、加工誤差や組み立て誤差により隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所にバリが発生してステータコア100内のスロット絶縁紙を突き破りやすい状況を回避することができ、スロット絶縁紙の絶縁作用を確保することができ、モータの使用性能を確保するために、安定で確実な構造的支持を提供する。且つ当該構造の設置は、加工プロセスが簡単で、操作が容易で、生産コストが低いという利点を有する。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、コイルノズルを用いてコイリングする時に、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所がコイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロット122のスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
具体的には、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つの繋ぎ合せ面124の接続箇所の全ては、滑らかに移行し、又は、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つの繋ぎ合せ面124の接続箇所の一部は、滑らかに移行する。
[実施例2]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例2は、実施例1を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
さらに、繋ぎ合せ面124の少なくとも一部は、弧面であり、隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124は、弧面を介して滑らかに移行する。
詳細には、隣接する2つの分割コア110の嵌合箇所を破面とし、各分割コア110は、繋ぎ合せ面124を有し、且つ繋ぎ合せ面124の少なくとも一部は、弧面であり、隣接する2つのステータヨーク112が繋ぎ合せられる時に、破面の両側の弧面が嵌合して接続され、隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124が弧面を介して滑らかに移行し、このように、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所にバリや尖部が発生する状況の発生を効果的に回避することができる。
本実施例において、ステータコア100の周方向に沿って、分割コア110の繋ぎ合せ面124は、斜面と弧面とを含む。
他のいくつかの実施例において、分割コア110の繋ぎ合せ面124は、弧面である。
さらに、弧面は、円弧面であり、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、断面において、円弧面の輪郭線に対応する半径は、パンチングシートの厚さよりも小さい。
詳細には、分割コア110の構造を合理的に設置し、分割コア110の繋ぎ合せ面124を円弧面とし、且つ円弧面の寸法とパンチングシートの厚さとの関係を限定することで、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、断面において、円弧面の輪郭線に対応する半径は、パンチングシートの厚さよりも小さい。このように、コイルノズルを用いてコイリングする時に、コイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロット122のスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保し、巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
円弧面の輪郭線に対応する半径がパンチングシートの厚さよりも大きければ、コイルノズルに干渉を発生し、コイルノズルがステータスロット122のスロット底部まで入れず、このように、コイルの効果に影響を与え、巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保することができない。
理解されるように、パンチングシートの厚さとは、ステータコアの軸方向に沿うパンチングシートの寸法である。
[実施例3]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例3は、上記いずれかの実施例を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
さらに、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図8、図9、図10、図11及び図13に示すように、分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含み、ステータコア100の軸線方向に沿って、沈下部130と本体部140とは、積層され、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つの本体部140に対応する繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行し、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。
詳細には、分割コア110の嵌合構造を合理的に設置することで、分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含む。
ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。すなわち、沈下部130に対応するステータスロット122のスロット壁と本体部140とは、沈下スロットを囲み、つまり、沈下部130に対応するステータスロット122の少なくとも一部のスロット壁は、本体部140に対応するステータスロット122のスロット壁と段差構造を構成する。
具体的には、ステータは、ステータコア100と絶縁ブラケットとを含み、ステータコア100と絶縁ブラケットとが嵌合して接続される時に、絶縁ブラケットに絶縁突起が設けられ、絶縁突起は、沈下スロット内に当接し、絶縁突起は、沈下部130の縁部に被覆されることができる。このように、モータの使用性能を確保する上で、ステータコア100の軸方向に沿ってステータの高さを低減させることができ、ステータのモータの内部空間に対する占有率を低減させることに有利であり、モータの小型化、モータの軽量化に有利である。
また、当該設置は、巻線1ターン当たりの長さを短くさせ、巻線の使用量を減少させ、製品の生産コストを低減させることができる。
具体的には、任意の隣接する2つの本体部140に対応する繋ぎ合せ面124の接続箇所は、滑らかに移行する。
さらに、図1、図2及び図3に示すように、沈下部130に対応するステータスロット122のスロット壁は、本体部140に対応するステータスロット122のスロット壁の外側に位置する。
沈下部130に対応するステータスロット122のスロット壁は、本体部140に対応するステータスロット122のスロット壁の外側に位置し、すなわち、沈下部130に対応するステータスロット122のスロット壁と本体部140との間に囲まれた沈下スロットは、本体部140に対応するステータスロット122の周りに周設される。当該設置は、絶縁ブラケットとステータコア100との嵌合面積及び嵌合角度を大きくすることに有利であり、絶縁ブラケットとステータコア100との嵌合の堅固性及び確実性を向上させることに有利である。
[実施例4]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例4は、実施例3を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含み、ステータコア100の軸線方向に沿って、沈下部130と本体部140とは、積層され、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。
さらに、沈下部130の数は、2つであり、2つの沈下部130は、本体部140の両側にそれぞれ積層される。
詳細には、沈下部130の数は、2つであり、2つの沈下部130と本体部140との嵌合構造を合理的に設置することで、2つの沈下部130のうちの一方が本体部140の一側に位置し、2つの沈下部130のうちの他方が本体部140の他側に位置する。つまり、2つの沈下部130は、本体部140の両側にそれぞれ積層される。
ステータコア100と絶縁ブラケットとが嵌合して接続される時に、絶縁ブラケットにおける絶縁突起は、ステータコア100の両側に被覆されることができる。このように、モータの使用性能を確保する上で、ステータコア100の軸方向に沿ってステータの高さを低減させることができ、ステータのモータの内部空間に対する占有率を低減させることに有利であり、モータの小型化、モータの軽量化に有利である。
且つ絶縁ブラケットの端部の厚さが薄くなることにより、巻線が分割コア110に巻線を巻き回す軸線の長さも短くなり、それにより巻線の使用量を減少させ、製品の生産コストを低下させることに有利である。
[実施例5]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例5は、実施例3又は実施例4を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含み、ステータコア100の軸線方向に沿って、沈下部130と本体部140とは、積層され、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。
さらに、図10に示すように、沈下部130に対応するステータスロット122の口の第1中心線150は、沈下部130に対応するステータスロット122の第2中心線160の一側に位置する。
図13に示すように、本体部140に対応するステータスロット122の口の第3中心線170は、本体部140に対応するステータスロット122の第4中心線180の一側に位置する。
詳細には、沈下部130に対応するステータスロット122の口の中心線を第1中心線150とし、沈下部130に対応するステータスロット122の中心線を第2中心線160とし、第1中心線150は、第2中心線160の一側に位置し、このように、ロータの磁気回路構造の非対称による磁気抵抗回転力を十分に利用し、モータの動作時に、ステータコア100内部のロータが回転することでモータの磁気抵抗回転力を向上させ、反電位係数を変化させずに、モータの回転力及び回転力係数を向上させ、モータの回転時に高い回転力出力能力を有するように確保する。
本体部140に対応するステータスロット122の口の中心線を第3中心線170とし、本体部140に対応するステータスロット122の中心線を第4中心線180とし、第3中心線170は、第4中心線180の一側に位置する。このように、ロータの磁気回路構造の非対称による磁気抵抗回転力を十分に利用し、モータの動作時に、ステータコア100内部のロータが回転することでモータの磁気抵抗回転力を向上させ、反電位係数を変化させずに、モータの回転力及び回転力係数を向上させ、モータの回転時に高い回転力出力能力を有するように確保する。ここで、モータは、一方向回転モータである。
さらに、第1中心線150は、第2中心線160に平行であり、第3中心線170は、第4中心線180に平行である。
第1中心線150は、第2中心線160に平行であり、つまり、第1中心線150と第2中心線160とは、平行であり且つ重なり合わず、第3中心線170は、第4中心線180に平行であり、つまり、第3中心線170と第4中心線180とは、平行であり且つ重なり合わない。
具体的には、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿って分割コア110を断面し、断面において、隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所とステータコア100の中心とを結ぶ線は、ステータスロット122の中心線である。
[実施例6]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例6は、実施例5を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含み、ステータコア100の軸線方向に沿って、沈下部130と本体部140とは、積層され、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。
沈下部130に対応するステータスロット122の口の第1中心線150は、沈下部130に対応するステータスロット122の第2中心線160の一側に位置する。
さらに、第1中心線150は、第3中心線170の一側に位置する。
ステータコア100の周方向に沿って、沈下部130に対応するステータスロット122の口の幅は、本体部140に対応するステータスロット122の口の幅よりも大きい。
詳細には、ステータコア100の構造を合理的に設置することで、ステータコア100の周方向に沿って、沈下部130に対応するステータスロット122の口の幅は、本体部140に対応するステータスロット122の口の幅よりも大きい。当該設置は、モータの回転力及び回転力係数を向上させ、モータの回転時に高い回転力出力能力を有することを確保しつつ、ステータコア100の加工難易度を低減させ、加工が容易で、量産を可能にし、製品の生産コストを低減させることができる。
[実施例7]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例7は、実施例3又は実施例4を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含み、ステータコア100の軸線方向に沿って、沈下部130と本体部140とは、積層され、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。
さらに、図1、図2、図3、図4及び図5に示すように、ステータティース114は、ティース本体116と、第1磁極片118及び第2磁極片120を含むティースクラウンと、を含む。
ティース本体116は、ステータヨーク112に接続され、ティースクラウンは、ティース本体116のステータヨーク112から離れる一端に接続され、ステータコア100の周方向に沿って、第1磁極片118及び第2磁極片120は、ティース本体116の両側に位置し、沈下部130に対応する第1磁極片118のティース本体116から離れる端面は、本体部140に対応する第1磁極片118のティース本体116から離れる端面と同一平面上にある。
沈下部130に対応する第2磁極片120のティース本体116から離れる端面は、本体部140に対応する第2磁極片120のティース本体116から離れる端面の内側に位置する。
ステータティース114は、ティース本体116と、ティースクラウンと、を含み、ティースクラウンは、第1磁極片118と第2磁極片120とを含み、ステータコア100の周方向に沿って、第1磁極片118と第2磁極片120とは、ティース本体116の両側に位置し、つまり、隣接する2つの分割コア110の第1磁極片118と第2磁極片120との間にステータスロット122の口を限定する。
沈下部130に対応する第1磁極片118のティース本体116から離れる端面は、本体部140に対応する第1磁極片118のティース本体116から離れる端面と同一平面上にあり、沈下部130に対応する第2磁極片120のティース本体116から離れる端面は、本体部140に対応する第2磁極片120のティース本体116から離れる端面の内側に位置する。
当該設置により、ステータコア100を加工することに実行可能性があり、ステータコア100の加工難易度を低減させることができ、加工が容易で、量産を可能にし、製品の生産コストを低減させる。
具体的には、ステータコア100の周方向に沿って、隣接する2つの分割コア110の第1磁極片118と第2磁極片120との間の部分に対応する中心線は、ステータスロット122の口の中心線である。
[実施例8]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例8は、上記いずれかの実施例を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
さらに、図6及び図7に示すように、各分割コア110の複数のパンチングシートは、複数の第1パンチングシート層190と、複数の第2パンチングシート層200と、を含み、ステータコア100の軸方向に沿って、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層190の間に1つの第2パンチングシート層200が介設される。
第1パンチングシート層190は、少なくとも1つの第1パンチングシートを含み、第2パンチングシート層200は、少なくとも1つの第2パンチングシートを含む。
ステータコア100の周方向に沿って、第1パンチングシート層190の第1側には重畳部210が設けられ、第1パンチングシート層190の第2側には切欠部220が設けられ、第2パンチングシート層200の第1側には切欠部220が設けられ、第2パンチングシート層200の第2側には重畳部210が設けられる。
ステータコア100の軸方向に沿って、隣接する2つの重畳部210は、切欠部220の両側に位置し、且つ重畳隙間230を限定する。
隣接する2つの分割コア110が嵌合して接続される時に、一方の分割コア110における重畳部210は、他方の分割コア110の重畳隙間230内に挿設されることができ、且つ重畳部210が丸められる過程において重畳隙間230に先に挿入される部分の高さは、重畳隙間230の距離よりも小さい。
詳細には、分割コア110は、複数の第1パンチングシート層190と複数の第2パンチングシート層200とを含み、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層190の間に1つの第2パンチングシート層200が介設される。第1パンチングシート層190は、破面を有し、第1パンチングシート層190は、破面の第1側には重畳部210が設けられ、破面の第2側には切欠部220が設けられ、第2パンチングシート層200は、破面を有し、第2パンチングシート層200は、破面の第1側には切欠部220が設けられ、破面の第2側には重畳部210が設けられる。
このように、ステータコア100の軸方向に沿って、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層190の間に1つの第2パンチングシート層200が介設され、隣接する2つの第1パンチングシート層190の重畳部210は、破面の第1側の間に間隔を有し、且つ直接この2つの第1パンチングシート層190の間の第2パンチングシート層200の切欠部220において破面の第1側の重畳隙間230を限定する。これに対応して、隣接する2つの第2パンチングシート層200の重畳部210は、破面の第2側の間に間隔を有し、且つ直接この2つの第2パンチングシート層200の間の第1パンチングシート層190の切欠部220において破面の第1側の重畳隙間230を限定する。
理解されるように、ステータコア100に破面が設けられ、ステータコア100が破面において広げられ及び丸められることができる。具体的には、ステータコア100が広げられる状態で、巻線をステータティース114に巻き付けることができ、その時に、ステータコア100が広げられる状態であるため、ステータスロット122の十分な空間を確保し、巻線を巻き付けることが容易であり、しかも、相応に絶縁処理を行うことも容易であり、巻線の巻き付けが終了した後、ステータコア100を接合して丸めるように処理することができる。
特に、ステータコア100が広げられる状態で、ステータコア100の破面の周方向の第1側には重畳隙間230が形成され、ステータコア100の破面の周方向の第2側には重畳部210が形成され、隣接する2つの分割コア110が嵌合して接続される時に、一方の分割コア110における重畳部210は、他方の分割コア110の重畳隙間230内に挿設されることができる。つまり、ステータコア100に対して接合して丸めるように処理する時に、重畳部210を重畳隙間230内に挿設し、さらにステータコア100を接合して丸める工程を完了させることができる。
また、接合して丸められる過程において、重畳部210の端部が重畳隙間230内に先に挿入される。そこで、重畳部210を最適化することで、重畳部210が丸められる過程において重畳隙間230に先に挿入される部分の高さが重畳隙間230の距離よりも小さいように設計する。このように、接合して丸められる過程において、重畳部210の端部が先頭に立って重畳隙間230内にうまく挿入でき、且つ重畳部210の挿入過程において干渉や衝突が発生しないことを確保し、ひいては重畳部210の端部の高さを最適化することで、重畳部210と重畳隙間230との公差、及び重畳部210の製造過程において発生するバリなどの不具合を補うことができ、接合して丸められる動作効率を確保し、さらに最終的に製造されるステータコア100の品質を確保することができる。
そこで、本願にて提供されるステータは、重畳部210の端部の高さを最適化し、重畳部210が丸められる過程において重畳隙間230に先に挿入される部分の高さが重畳隙間230の距離よりも小さいことで、さらに接合して丸められる過程において、重畳部210の端部が重畳隙間230内にうまく挿入できることを確保し、さらに関連技術では製造誤差やバリなどの不具合による接合がうまくいかないという状況を解決する。
具体的な実施例において、上記切欠部220は、ブランキング方式で形成されることができる。つまり、第1パンチングシート層190の第2側において材料の一部をブランキングして切欠部220を形成することができ、第2パンチングシート層200の第1側において材料の一部をブランキングして切欠部220を形成することができる。
具体的な実施例において、第1パンチングシート層190が複数の第1パンチングシートを含む時に、複数の第1パンチングシートは、ステータコア100の軸方向に沿って積層され、第2パンチングシート層200が複数の第2パンチングシート層を含む時に、複数の第2パンチングシート層は、ステータコア100の軸方向に沿って積層される。
具体的な実施例において、沈下部130は、複数の第1パンチングシート層190と複数の第2パンチングシート層200とを含み、本体部140は、複数の第1パンチングシート層190と複数の第2パンチングシート層200とを含む。
さらに、図7に示すように、重畳部210は、挿着部232と、ガイド部234と、を含む。
挿着部232は、重畳隙間230内に挿設され、ガイド部234は、挿着部に設けられ、且つ丸められる過程において重畳隙間230に先に挿入させ、ガイド部234の高さは、挿着部232の高さよりも低い。
重畳部210は、挿着部232と、ガイド部234と、を含む。ガイド部234は、挿着部232に設けられ、且つ丸められる過程において重畳隙間230に先に挿入される。そこで、本願は、ガイド部234の高さを最適化し、ガイド部234の高さが挿着部232の高さよりも低くなるように確保し、このように、重畳部210を縁部が薄く中央部が厚い構造に最適化することができ、ガイド部234が接合して丸められる過程において良好なガイド機能を果たし、ガイド部234及び挿着部232が重畳隙間230内にうまく挿入されるように確保する。
また、ガイド部234の高さが重畳隙間230の距離よりも小さく、挿着部232の高さが重畳隙間230の距離と一致するように設計し、ガイド部234が重畳隙間230内にうまく挿着されることができることを確保する一方、接合して丸められた後、挿着部232が重畳隙間230の内壁と接触することを確保し、両者の間の摩擦力を確保し、その後の溶接処理も容易にする。また、接合して丸められた後、ステータコア100の内径及び外径の寸法の正確度を確保し、ステータコア100の内径及び外径の真円度の正確度を確保し、当該ステータを適用したモータの鉄損を大幅に低減させ、ステータ及びモータの性能を向上させる。
[実施例9]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、実施例9は、実施例7を基に、ステータコア100を提供し、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
分割コア110は、複数の第1パンチングシート層190と、複数の第2パンチングシート層200と、を含み、ステータコア100の軸方向に沿って、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層190の間に1つの第2パンチングシート層200が介設される。
第1パンチングシート層190は、少なくとも1つの第1パンチングシートを含み、第2パンチングシート層200は、少なくとも1つの第2パンチングシートを含む。
ステータコア100の周方向に沿って、第1パンチングシート層190の第1側には重畳部210が設けられ、第1パンチングシート層190の第2側には切欠部220が設けられ、第2パンチングシート層200の第1側には切欠部220が設けられ、第2パンチングシート層200の第2側には重畳部210が設けられる。
ステータコア100の軸方向に沿って、隣接する2つの重畳部210は、切欠部220の両側に位置し、且つ重畳隙間230を限定する。
隣接する2つの分割コア110が嵌合して接続される時に、一方の分割コア110における重畳部210は、他方の分割コア110の重畳隙間230内に挿設されることができ、且つ重畳部210が丸められる過程において、重畳隙間230に先に挿入される部分の高さは、重畳隙間230の距離よりも小さい。
さらに、図6に示すように、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層200の重畳部210の切欠部220から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層190の重畳部210の切欠部220から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、ここで、第1平面は、ステータコア100の軸線に垂直な平面である。
詳細には、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層200の重畳部210の切欠部220から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、複数の第1パンチングシート層190の重畳部210の切欠部220から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合う。当該設置により、ステータコア100が丸められた後、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層190の破面と複数の第2パンチングシート層200の破面との第1平面への投影は、重なり合う。当該設置は、加工が容易で量産の可能性があり、ステータコア100の使用性能を確保する場合、製品の生産コストを低減させることに有利である。
他のいくつかの実施例において、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層200の重畳部210のステータコア100の軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層190の重畳部210のステータコア100の軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、ここで、第2平面は、ステータコア100の軸線に垂直な平面である。
ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層200の重畳部210のステータコア100の軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、複数の第1パンチングシート層190の重畳部210のステータコア100の軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合う。ステータコア100が丸められた後、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層190の破面のステータコア100に向かう端点と複数の第2パンチングシート層200の破面のステータコア100に向かう端点との第2平面への投影は、重なり合う。当該設置は、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所がステータコア100の周方向に沿って滑らかに移行するために効果的で確実な構造的支持を提供する。
[実施例10]
図1~図5、図8、図11、図12に示すように、ステータコア100であって、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続され、各分割コア110は、積層された複数のパンチングシートを含む。
図1~図5に示すように、各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、ステータティース114は、ステータヨーク112とステータコア100の軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲む。
図1~図5に示すように、ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124であり、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つの繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。
繋ぎ合せ面124の少なくとも一部は、弧面であり、隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124は、弧面を介して滑らかに移行する。
弧面は、円弧面であり、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、断面において、円弧面の輪郭線に対応する半径は、パンチングシートの厚さよりも小さい。
図1~図5に示すように、分割コア110は、積層された沈下部130と本体部140とを含み、ステータコア100の軸線方向に沿って、沈下部130と本体部140とは、積層され、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つの本体部140に対応する繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行し、ステータコア100の軸線に垂直な方向に沿ってステータコア100を断面し、沈下部130に対応するステータスロット122の断面積は、本体部140に対応するステータスロット122の断面積よりも大きい。
沈下部130に対応するステータスロット122のスロット壁は、本体部140に対応するステータスロット122のスロット壁の外側に位置する。
図1~図5に示すように、沈下部130の数は、2つであり、2つの沈下部130は、本体部140の両側にそれぞれ積層される。
図10に示すように、沈下部130に対応するステータスロット122の口の第1中心線150は、沈下部130に対応するステータスロット122の第2中心線160の一側に位置する。
図13に示すように、本体部140に対応するステータスロット122の口の第3中心線170は、本体部140に対応するステータスロット122の第4中心線180の一側に位置する。
第1中心線150は、第2中心線160に平行であり、第3中心線170は、第4中心線180に平行である。
第1中心線150は、第3中心線170の一側に位置する。
図1~図5に示すように、ステータティース114は、ティース本体116と、第1磁極片118及び第2磁極片120を含むティースクラウンと、を含む。
図6及び図7に示すように、各分割コア110の複数のパンチングシートは、複数の第1パンチングシート層190と、複数の第2パンチングシート層200と、を含み、ステータコア100の軸方向に沿って、任意の隣接する2つの第1パンチングシート層190の間に1つの第2パンチングシート層200が介設される。
図7に示すように、重畳部210は、挿着部232とガイド部234とを含む。
ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第2パンチングシート層200の重畳部210の切欠部220から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、ステータコア100の軸方向に沿って、複数の第1パンチングシート層190の重畳部210の切欠部220から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、ここで、第1平面は、ステータコア100の軸線に垂直な平面である。
[実施例11]
本願の第2態様の実施例にて提供されるモータは、第1態様のいずれかの実施例のステータコア100を含む。
本願にて提供されるモータは、ステータコア100を含む。
図1~図5に示すように、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続されて筒状構造を構成する。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲み、ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124である。
関連技術では、分割コア110’のステータコア100’の軸線に向かう壁面は、斜面であり、このように、隣接する2つのステータヨークの接合箇所に尖った角部を形成し、隣接する2つのステータヨークの接合箇所の寸法をステータコア100’の径方向に沿って小さくさせ、モータの使用性能に影響を与える。
本願は、分割コア110の構造を合理的に設置することで、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。当該設置は、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法をステータコア100の径方向に沿って大きくすることに有利であり、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法が小さ過ぎてモータの使用性能に影響を与える状況の発生を回避し、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保することができる。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、加工誤差や組み立て誤差により隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所にバリが発生してステータコア100内のスロット絶縁紙を突き破りやすい状況の発生を回避することができ、スロット絶縁紙の絶縁作用を確保することができ、モータの使用性能を確保するために、安定で確実な構造的支持を提供する。且つ当該構造の設置は、加工プロセスが簡単で、操作が容易で、生産コストが低いという利点を有する。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、コイルノズルを用いてコイリングする時に、コイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロット122のスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
また、モータは、ステータの内部に設けられ、且つステータと嵌合して回転して回転力をさらに出力するロータをさらに含む。
[実施例12]
本願の第3態様の実施例にて提供される圧縮機は、第2態様におけるモータを含む。
本願にて提供される圧縮機は、ステータコア100を含むモータを含む。
図1~図5に示すように、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続されて筒状構造を構成する。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲み、ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124である。
関連技術では、分割コア110’のステータコア100’の軸線に向かう壁面は、斜面であり、このように、隣接する2つのステータヨークの接合箇所に尖った角部を形成し、隣接する2つのステータヨークの接合箇所の寸法をステータコア100’の径方向に沿って小さくさせ、モータの使用性能に影響を与える。
本願は、分割コア110の構造を合理的に設置することで、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。当該設置は、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法をステータコア100の径方向に沿って大きくすることに有利であり、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法が小さ過ぎてモータの使用性能に影響を与える状況の発生を回避し、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保することができる。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、加工誤差や組み立て誤差により隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所にバリが発生してステータコア100内のスロット絶縁紙を突き破りやすい状況を回避することができ、スロット絶縁紙の絶縁作用を確保することができ、モータの使用性能を確保するために、安定で確実な構造的支持を提供する。且つ当該構造の設置は、加工プロセスが簡単で、操作が容易で、生産コストが低いという利点を有する。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、コイルノズルを用いてコイリングする時に、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所がコイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロット122のスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
[実施例13]
本願の第4態様の実施例にて提供される車両は、第3態様における圧縮機を含む。
本願にて提供される車両は、ステータコア100を含むモータを含む圧縮機を含む。
図1~図5に示すように、ステータコア100は、複数の分割コア110を含み、複数の分割コア110は、ステータコア100の軸線の周りに順次首尾接続されて筒状構造を構成する。
各分割コア110は、接続されたステータヨーク112とステータティース114とを含み、任意の隣接する2つの分割コア110のステータヨーク112とステータティース114とは、ステータスロット122を囲み、ステータヨーク112のステータコア100の軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面124である。
関連技術では、分割コア110’のステータコア100’の軸線に向かう壁面は、斜面であり、このように、隣接する2つのステータヨークの接合箇所に尖った角部を形成し、隣接する2つのステータヨークの接合箇所の寸法をステータコア100’の径方向に沿って小さくさせ、モータの使用性能に影響を与える。
本願は、分割コア110の構造を合理的に設置することで、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する。当該設置は、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法をステータコア100の径方向に沿って大きくすることに有利であり、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所の寸法が小さ過ぎてモータの使用性能に影響を与える状況の発生を回避し、モータの稼動の安定性及び動作効率を確保することができる。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、加工誤差や組み立て誤差により隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所にバリが発生してステータコア100内のスロット絶縁紙を突き破りやすい状況の発生を回避することができ、スロット絶縁紙の絶縁作用を確保することができ、モータの使用性能を確保するために、安定で確実な構造的支持を提供する。且つ当該構造の設置は、加工プロセスが簡単で、操作が容易で、生産コストが低いという利点を有する。
さらに、ステータコア100の周方向に沿って、任意の隣接する2つのステータヨーク112の繋ぎ合せ面124の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行することで、コイルノズルを用いてコイリングする時に、隣接する2つのステータヨーク112の接続箇所がコイルノズルに干渉することがなく、コイルノズルがステータスロット122のスロット底部に貼り合せることができ、さらにコイリングが完了した後に巻線とステータコア100との嵌合寸法を確保し、モータの稼動の安定性及び効率性のための効果的な構造的支持を提供する。
本願では、明確な限定がある場合を除き、用語「複数」とは、2つ又は2つ以上を指す。用語「取り付ける」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、いずれも広義で理解されるべきであり、例えば、「接続」とは、固定して接続されることであってもよいし、取り外し可能に接続されることであってもよいし、又は一体的に接続されることであってもよい。「連結」とは、直接的に連結されることであってもよいし、中間の介在物を介して間接的に連結されることであってもよい。当業者は、具体的な状況に応じて本願での上記用語の意味を具体的に理解することができる。
本明細書の記述で、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「具体例」などが用いられる場合には、当該実施例又は例で記述する特定の特徴、構造、材料又は特性が本願の少なくとも一実施例又は例に含まれることが意図される。本明細書で、上記用語に関する例示的な叙述は、必ずしも同じ実施例又は例を対象とするとは限らない。しかも、記述される特定の特徴、構造、材料又は特性を任意の1つ又は複数の実施例又は例において適切な形態で組み合わせることができる。
上述したのは、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するためのものではなく、当業者にとっては、本願に様々な変更や変化が可能である。本願の精神及び原則内に行われるいかなる補正や、同等な置き換え、改善などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。
図1から図17において、符号と部品名称との対応関係は、次のとおりである。
100…ステータコア、110…分割コア、112…ステータヨーク、114…ステータティース、116…ティース本体、118…第1磁極片、120…第2磁極片、122…ステータスロット、124…繋ぎ合せ面、130…沈下部、140…本体部、150…第1中心線、160…第2中心線、170…第3中心線、180…第4中心線、190…第1パンチングシート層、200…第2パンチングシート層、210…重畳部、220…切欠部、230…重畳隙間、232…挿着部、234…ガイド部、100’…ステータコア、110’…分割コア、120’…パンチングシート、130’…接合箇所。

Claims (17)

  1. ステータコアであって、
    複数の分割コアを含み、前記複数の分割コアは、前記ステータコアの軸線の周りに順次首尾接続され、各前記分割コアは、積層された複数のパンチングシートを含み、
    各前記分割コアは、接続されたステータヨークとステータティースとを含み、前記ステータティースは、前記ステータヨークと前記ステータコアの軸線との間に位置し、任意の隣接する2つの前記分割コアのステータヨークとステータティースとは、ステータスロットを囲み、
    前記ステータヨークの前記ステータコアの軸線に向かう壁面は、繋ぎ合せ面であり、
    前記ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの前記繋ぎ合せ面の接続箇所の少なくとも一部は、滑らかに移行する、
    ステータコア。
  2. 前記繋ぎ合せ面の少なくとも一部は、弧面であり、隣接する2つの前記ステータヨークの繋ぎ合せ面は、前記弧面を介して滑らかに移行する、
    請求項1に記載のステータコア。
  3. 前記弧面は、円弧面であり、
    前記ステータコアの軸線に垂直な方向に沿って前記ステータコアを断面し、断面において、前記円弧面の輪郭線に対応する半径は、前記パンチングシートの厚さよりも小さい、
    請求項2に記載のステータコア。
  4. 各前記分割コアの複数のパンチングシートは、
    複数の第1パンチングシート層と、複数の第2パンチングシート層と、を含み、前記ステータコアの軸方向に沿って、任意の隣接する2つの前記第1パンチングシート層の間に1つの前記第2パンチングシート層が介設され、前記第1パンチングシート層は、少なくとも1つの第1パンチングシートを含み、前記第2パンチングシート層は、少なくとも1つの第2パンチングシートを含み、
    前記ステータコアの周方向に沿って、前記第1パンチングシート層の第1側には重畳部が設けられ、前記第1パンチングシート層の第2側には切欠部が設けられ、
    前記ステータコアの周方向に沿って、前記第2パンチングシート層の第1側には前記切欠部が設けられ、前記第2パンチングシート層の第2側には前記重畳部が設けられ、
    前記ステータコアの軸方向に沿って、隣接する2つの前記重畳部は、前記切欠部の両側に位置し、且つ重畳隙間を限定し、
    隣接する2つの前記分割コアが嵌合して接続される時に、一方の前記分割コアにおける重畳部は、他方の前記分割コアの重畳隙間内に挿設されることができ、且つ前記重畳部が丸められる過程において、前記重畳隙間に先に挿入される部分の高さは、前記重畳隙間の距離よりも小さい、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のステータコア。
  5. 前記ステータコアの軸方向に沿って、前記複数の第2パンチングシート層の重畳部の前記切欠部から離れる端面の第1平面への投影は、重なり合い、
    前記ステータコアの軸方向に沿って、前記複数の第1パンチングシート層の重畳部の前記切欠部から離れる端面の前記第1平面への投影は、重なり合い、
    前記第1平面は、前記ステータコアの軸線に垂直な平面である、
    請求項4に記載のステータコア。
  6. 前記ステータコアの軸方向に沿って、前記複数の第2パンチングシート層の重畳部の前記ステータコアの軸線に向かう端点の第2平面への投影は、重なり合い、
    前記ステータコアの軸方向に沿って、前記複数の第1パンチングシート層の重畳部の前記ステータコアの軸線に向かう端点の前記第2平面への投影は、重なり合い、
    前記第2平面は、前記ステータコアの軸線に垂直な平面である、
    請求項4に記載のステータコア。
  7. 前記重畳部は、
    前記重畳隙間内に挿設される挿着部と、
    前記挿着部に設けられ、且つ丸められる過程において前記重畳隙間に先に挿入されるガイド部と、を含み、
    前記ガイド部の高さは、前記挿着部の高さよりも低い、
    請求項4に記載のステータコア。
  8. 前記分割コアは、
    沈下部と、
    本体部と、を含み、前記ステータコアの軸線方向に沿って、前記沈下部と前記本体部とは、積層され、前記ステータコアの周方向に沿って、任意の隣接する2つの前記本体部に対応する前記繋ぎ合せ面の接続箇所は、滑らかに移行し、
    前記ステータコアの軸線に垂直な方向に沿って前記ステータコアを断面し、
    前記沈下部に対応する前記ステータスロットの断面積は、前記本体部に対応する前記ステータスロットの断面積よりも大きい、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のステータコア。
  9. 前記沈下部に対応する前記ステータスロットのスロット壁は、前記本体部に対応する前記ステータスロットのスロット壁の外側に位置する、
    請求項8に記載のステータコア。
  10. 前記沈下部の数は、2つであり、2つの前記沈下部は、前記本体部の両側にそれぞれ積層される、
    請求項8に記載のステータコア。
  11. 前記沈下部に対応する前記ステータスロットの口の第1中心線は、前記沈下部に対応する前記ステータスロットの第2中心線の一側に位置し、
    前記本体部に対応する前記ステータスロットの口の第3中心線は、前記本体部に対応する前記ステータスロットの第4中心線の一側に位置する、
    請求項8に記載のステータコア。
  12. 前記第1中心線は、前記第2中心線に平行であり、
    前記第3中心線は、前記第4中心線に平行である、
    請求項11に記載のステータコア。
  13. 前記第1中心線は、前記第3中心線の一側に位置し、
    前記ステータコアの周方向に沿って、前記沈下部に対応する前記ステータスロットの口の幅は、前記本体部に対応する前記ステータスロットの口の幅よりも大きい、
    請求項11に記載のステータコア。
  14. 前記ステータティースは、
    前記ステータヨークに接続されるティース本体と、
    前記ティース本体の前記ステータヨークから離れる一端に接続されるティースクラウンであって、前記ステータコアの周方向に沿って前記ティース本体の両側に位置する第1磁極片及び第2磁極片を含むティースクラウンと、を含み、
    前記沈下部に対応する前記第1磁極片の前記ティース本体から離れる端面は、前記本体部に対応する前記第1磁極片の前記ティース本体から離れる端面と同一平面上にあり、
    前記沈下部に対応する前記第2磁極片の前記ティース本体から離れる端面は、前記本体部に対応する前記第2磁極片の前記ティース本体から離れる端面の内側に位置する、
    請求項8に記載のステータコア。
  15. 請求項1~3のいずれか1項に記載のステータコアを含む、
    モータ。
  16. 請求項15に記載のモータを含む、
    圧縮機。
  17. 請求項16に記載の圧縮機を含む、
    車両。
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