JP2024503801A - N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1h-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミドの形成に関連する方法 - Google Patents

N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1h-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミドの形成に関連する方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、分子N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)【化1】TIFF2024503801000042.tif41170並びにS2bと、節足動物(Arthropoda)門、軟体動物(Mollusca)門及び線形動物(Nematoda)門の害虫に対する殺虫の効用を有するN-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)【化2】TIFF2024503801000043.tif55170とを調製する方法に関する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年1月21日に出願された米国仮特許出願第63/139882号明細書の利益を主張するものであり、この出願は、参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
本開示は、節足動物(Arthropoda)門、軟体動物(Mollusca)門及び線形動物(Nematoda)門の害虫に対する殺虫の効用を有するN-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミドを調製する方法に関する。
1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾールは、国際公開第2019/236274号パンフレットに開示されている。
作物の成長を阻害する昆虫及び線虫から作物を保護することは、農業において常に繰り返される問題である。この問題に対処するために、合成化学の分野の研究者は、そのような昆虫及び線虫の防除に効果的な多様な化学物質及び化学製剤を製造してきた。多くの種類の化学殺虫剤及び殺線虫剤が文献に開示されており、多数が商業的に使用されている。しかしながら、望ましくない昆虫及び線虫を防除するのに有効な組成物及び方法並びにそれらを調製する方法が依然として必要とされている。
以下の式
Figure 2024503801000002

を有する分子N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)が提供される。さらに、式S2bの分子を製造及び使用する方法が提供される。
定義
本明細書で提供される実施例は、網羅的ではなく、限定として解釈すべきではない。置換基は、それが結合している特定の分子に関して、化学結合規則及び立体的適合性の制限に従うべきであることを理解されたい。これらの定義は、本開示の目的のためにのみ使用されるものである。
用語「アルキル」は、炭素と水素とからなる非環式の飽和の分岐又は非分岐の置換基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、イソブチル及びtert-ブチルを意味する。
用語「ハロゲン」若しくは「ハロ」又はそれらの派生語(「ハライド」など)は、F、Cl、Br及びIとして定義される1つ以上のハロゲン原子を指す。
用語「周囲圧力」は、約80キロパスカル(kPa)~約105kPaの圧力を指す。
用語「周囲温度」又は「室温」は、約20℃~約24℃の範囲の温度を指す。
用語「触媒」は、それ自体消費されずに反応速度を増加させる任意の物質を指す。
本明細書で使用される「連続流」、「流れ」、「連続形成」、「連続プロセス」又は他の派生語は、所定の時点で最小量の反応性中間体を生成し、従来の方法と比較してサイクル時間を短縮する方法を意味する。例えば、米国特許第9,145,428号B2明細書は、連続流を使用する方法及びシステムを記載している。
本明細書で参照される刊行物、特許出願及び特許を含む全ての参照文献は、各参照文献が参照により組み込まれることが個別及び具体的に示されており、且つその全体が記載されているのと同程度に参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の説明に関連して(特に特許請求の範囲に関連して)、用語「1つの(a)」、及び「1つの(an)」、及び「その」、及び「少なくとも1つの」並びに類似する指示語の使用は、本明細書に別段の指示がない限り又は文脈と明確に矛盾しない限り、単数及び複数の両方を包含するものと解釈されるべきである。1つ以上の項目の列挙に続く「少なくとも1つ」という用語の使用(例えば、「A及びBの少なくとも1つ」)は、本明細書に別段の指示がない限り又は文脈と明確に矛盾しない限り、列挙された項目から選択される1つの項目(A又はB)又は列挙された項目の2つ以上の任意の組み合わせ(A及びB)を意味すると解釈すべきである。「含む」、「有する」、「包含する」及び「含有する」という用語は、別段の記載がない限り、限定のない用語である(すなわち「含むが、限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書で別段の指示がない限り、その範囲に入る別個の値の各々を個々に言及する簡単な方法として機能させることを意図しているに過ぎず、別個の値の各々は、それが個々に本明細書に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に記載される全ての方法は、本明細書に別段の指示がない限り又は文脈と明確に矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書で示されるあらゆる例又は例示的な語(例えば、「など」)の使用は、単に本発明をさらに明らかにすることを意図され、特に断りのない限り、本発明の範囲に限定を課すものではない。本明細書におけるいかなる語も、任意の特許請求されない要素を本発明の実施に必須として示していると解釈されるべきではない。
以下の式
Figure 2024503801000003

を有する分子N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(本明細書では別名「S2b」)が提供される。さらに、式S2bの分子を製造及び使用する方法が提供される。分子S2bは、節足動物(Arthropoda)門、軟体動物(Mollusca)門及び線形動物(Nematoda)門の害虫に対して殺虫の効用を有するN-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(本明細書では別名「S3b」)を調製する方法において有用であることができ、S3bは、以下に示される。
Figure 2024503801000004
以下は、S2b及びS3bの調製に関する方法である。
活性化カルボン酸S1bを調製する方法をスキーム1に示す。活性化カルボン酸S1b(式中、Aは、活性化基である)は、酸塩化物S1b-1、酸臭化物若しくは酸フッ化物などの酸ハロゲン化物;混合無水物S1b-2;アシルカーボネートS1b-3;又はメチルエステル、エチルエステル若しくはプロピルエステルなどのエステルS1b-4であり得る。スキーム1で示されるカルボン酸S1aの活性化カルボン酸S1bへの変換は、カルボン酸活性化剤の存在下で行われる。
スキーム1
Figure 2024503801000005

式中、Aは、Cl(S1b-1)、O(C=O)R(S1b-2)、O(C=O)OR(S1b-3)又はOR(S1b-4)であり、Rは、(C~C)アルキルである。
AがClである酸塩化物S1b-1は、2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)などの対応するカルボン酸から、例えば塩化オキサリル又は塩化チオニルなどの脱水塩素化試薬などのカルボン酸活性化剤で処理することによって調製することができる。任意選択的に、S1aの酸塩化物S1b-1への反応を促進するために触媒(例えば、「酸塩化物形成触媒」)を使用することができる。酸塩化物形成触媒の例としては、限定するものではないが、N,N-ジメチルホルムアミド(「DMF」)及び1-ホルミルピペリジンが挙げられる。
AがO(C=O)Rであり、Rが(C~C)アルキルである混合無水物S1b-2は、2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)などのカルボン酸から、酸塩化物(例えば、塩化ピバロイル)又は無水物(無水ピバル酸など)などのカルボン酸活性化剤を用いて調製することができる。任意選択的に、S1aの酸塩化物S1b-2への反応を促進するために触媒(例えば、「混合無水物形成触媒」)を使用することができる。混合無水物形成触媒の例としては、限定するものではないが、N,N-ジメチルアミノピリジン(「DMAP」)及びN-メチルイミダゾール(「NMI」)が挙げられる。
AがO(C=O)ORであり、Rが(C~C)アルキルであるアシルカーボネートS1b-3は、2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)などの対応するカルボン酸と、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソブチル又はそれらの混合物などのクロロギ酸エステル(RO(C=O)Cl、式中、Rは、(C~C)アルキルである)などのカルボン酸活性化剤との反応から調製することができる。任意選択的に、S1aのアシルカーボネートS1b-3への反応を促進するために触媒(例えば、「アシルカーボネート形成触媒」)を使用することができる。アシルカーボネート形成触媒の例としては、限定するものではないが、N,N-ジメチルアミノピリジン(「DMAP」)及びN-メチルイミダゾール(「NMI」)が挙げられる。
AがORであり、Rが(C~C)アルキルであるエステルS1b-4は、2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)などの対応するカルボン酸と、メタノール、エタノール及びプロパノールなどのアルコールとの酸性条件下での反応から生成することができるか、又は例えばカップリング試薬の使用によるなど、当技術分野で公知の他の方法を用いて生成することができる。
通常、1モルのS1a当たり約1.0モル~約5モルの活性化剤、より好ましくは1モルのS1a当たり約1.0モル~約1.5モルの活性化剤が使用され得る。
スキーム1の反応は、非プロトン性溶媒の存在下で実施される。非プロトン性溶媒の例は、ヘプタン、クロロホルム(「CHCl」)、1,2-ジクロロエタン(「DCE」)、トルエン(「PhCH」)、酢酸エチル(「EtOAc」)、テトラヒドロフラン(「THF」)、2-メチルテトラヒドロフラン(「2-MeTHF」)、メチルtert-ブチルエーテル(「MTBE」)、シクロペンチルメチルエーテル(「CPME」)、ジクロロメタン(「DCM」)及びアセトニトリル(「ACN」)である。任意選択的に、そのような溶媒の混合物が使用され得る。代わりに、スキーム1の反応は、溶媒なしで行われ得る。
スキーム1の反応は、周囲温度及び周囲圧力で実施することができる。しかしながら、より高い又はより低い温度及び圧力が使用され得る。ここで示される実施形態では、約-10℃~約110℃の温度を使用することができ、好ましくは約-10℃~約90℃の温度を使用することができる。
分子S1bは、単離して使用することができるか、又は溶媒から単離せずに次の反応に連続的な形式で使用することができる。
N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)を調製する方法をスキーム2に示す。3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a)を活性化カルボン酸S1bと反応させることで分子S2bが得られる。
スキーム2
Figure 2024503801000006

式中、Aは、Cl、O(C=O)R、O(C=O)OR又はORであり、Rは、(C~C)アルキルである。
スキーム2の反応は、塩基の存在下で行われる。塩基の例は、有機塩基及び無機塩基である。有機塩基の例は、ピリジン、ルチジン、2-ピコリン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「DIPEA」)及びトリエチルアミン(「TEA」)である。無機塩基の例は、水酸化ナトリウム(「NaOH」)、水酸化カリウム(「KOH」)、炭酸カリウム(「KCO」)、重炭酸カリウム(「KHCO」)、炭酸ナトリウム(「NaCO」)及び重炭酸ナトリウム(「NaHCO」)である。通常、1モルのS2a当たり約1モル~約5モルの塩基を使用することができ;より好ましくは、1モルのS2a当たり約2.0モル~約3.5モルの塩基を使用することができる。任意選択的に、S2aからS2bへの反応を促進するために触媒(例えば、アミド結合形成触媒」)を使用することができる。アミド結合形成触媒の例としては、限定するものではないが、N,N-ジメチルアミノピリジン(「DMAP」)及びN-メチルイミダゾール(「NMI」)が挙げられる。
スキーム2の反応は、非プロトン性溶媒又はプロトン性溶媒の存在下で行われる。非プロトン性溶媒の例は、ヘプタン、クロロホルム(「CHCl」)、ジクロロエタン、トルエン(「PhCH」)、ジクロロメタン(「DCM」)、テトラヒドロフラン(「THF」)、2-メチルテトラヒドロフラン(「2-MeTHF」)、メチルtert-ブチルエーテル(「MTBE」)、シクロペンチルメチルエーテル(「CPME」)、アセトニトリル(「ACN」)及び酢酸エチル(「EtOAc」)である。プロトン性溶媒の例は、n-ブタノール(「n-BuOH」)、イソプロパノール(「i-PrOH」)、n-プロパノール(「n-PrOH」)、エタノール(「EtOH」)、メタノール(「MeOH」)及び水(「HO」)である。トルエン及び水又はテトラヒドロフラン及び水などの溶媒の混合物が使用され得る。
スキーム2の反応は、周囲温度及び周囲圧力で実施することができる。しかしながら、より高い又はより低い温度及び圧力が使用され得る。一般に、約-10℃~約110℃の温度を使用することができ、好ましくは約-10℃~約90℃の温度を使用することができる。スキーム2の反応は、周囲圧力で実施することができる。
化合物S2bは、単離して使用することができるか、又は溶媒から単離せずに次の反応に連続的な形式で使用することができる。
N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)を調製する方法をスキーム3に示す。N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)を3-ハロピリジン(S3a)(Xは、Br、Cl又はIである)と反応させることで分子S3bが得られる。
スキーム3
Figure 2024503801000007

式中、Xは、Br、Cl又はIである。
スキーム3の反応は、塩基の存在下で行われる。塩基の例は、有機塩基及び無機塩基である。有機塩基の例は、ピリジン、ルチジン、2-ピコリン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「DIPEA」)及びトリエチルアミン(「TEA」)である。無機塩基の例は、ナトリウムメトキシド(「NaOCH」)、ナトリウムエトキシド(「NaOCHCH」)、水酸化リチウム(「LiOH」)、水酸化ナトリウム(「NaOH」)、水酸化カリウム(「KOH」)、水酸化セシウム(「CsOH」)、水酸化カルシウム(「Ca(OH)」)、二リン酸ナトリウム(「NaHPO」)、リン酸カリウム(「KPO」)、リン酸ナトリウム(「NaPO」)、炭酸カリウム(「KCO」)、重炭酸カリウム(「KHCO」)、炭酸カルシウム(「CaCO」)、炭酸セシウム(「CsCO」)、炭酸リチウム(「LiCO」)、炭酸ナトリウム(「NaCO」)及び重炭酸ナトリウム(「NaHCO」)である。通常、1モルのS2b当たり約1モル~約5モルの塩基を使用することができ;より好ましくは1モルのS2b当たり約2.0モル~約3.5モルの塩基を使用することができる。
スキーム3の反応は、ハロゲン化銅の存在下で行われる。ハロゲン化銅(I)及びハロゲン化銅(II)の例は、塩化銅(I)(「CuCl」)、塩化銅(II)(「CuCl」)及びヨウ化銅(I)(「CuI」)である。
スキーム3の反応は、配位子の存在下で行われる。配位子の例は、ピリジン、アルキルピリジン、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(「DMEDA」)、トリエチレンテトラミン(「TETA」)、ビス(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン(「BHEEA」)、1-ブチルイミダゾール、8-ヒドロキシキノリン、L-プロリン、2,2-ビピリジル、1,10-フェナントロリン及びピペコリン酸である。
スキーム3の反応は、非プロトン性溶媒の存在下で行われる。非プロトン性溶媒の例は、酢酸エチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(「THF」)、2-メチルテトラヒドロフラン(「2-MeTHF」)、1,2-ジメトキシエタン(「DME」)、ジクロロメタン(「DCM」)、ジメチルスルホキシド(「DMSO」)、N-メチルピロリドン(「NMP」)、N,N-ジメチルホルムアミド(「DMF」)、プロピオニトリル、ベンゾニトリル、アセトニトリル(「ACN」)、キシレン、トルエン(「PhCH」)及び水である。任意選択的に、そのような溶媒の混合物が使用され得る。スパージングされた溶媒が好ましい。
スキーム3の反応は、周囲圧力で実施することができる。約40℃~約150℃の温度を使用することができ、好ましくは約60℃~約120℃の温度を使用することができる。
化合物S3bは、当技術分野で公知の従来の方法によって単離することができる。
以下の実施例は、例示を目的としたものであり、限定するものとして解釈されるべきではない。
商業的供給源から入手した出発物質、試薬及び溶媒は、さらに精製することなく使用した。無水溶媒は、AldrichからSure/Seal(商標)として購入し、そのまま使用した。融点は、Thomas Hoover Unimeltキャピラリー融点装置又はStanford Research Systems社製OptiMelt自動融点システムで取得し、補正しない。分子には、それらの既知の名称が与えられ、ChemDraw内の命名プログラム(バージョン17.1.0.105(19))に従って命名される。このようなプログラムによって分子を命名することができない場合、従来の命名規則を使用してこのような分子を命名する。特に明記しない限り、H NMRスペクトルデータの単位は、ppm(δ)であり、400MHzで記録され、13C NMRスペクトルデータの単位は、ppm(δ)であり、101MHzで記録された。
実施例1
2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1)の調製
工程1a:2-(メチルチオ)プロパン酸の調製
Figure 2024503801000008

オーバーヘッドスターラーと、温度プローブと、還流冷却器とを備えた2リットル(L)の丸底フラスコにチオ乳酸(139.5グラム(g)、1.32モル(mol))、炭酸ジメチル(261g、2.89mol)、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF;0.63L)及び炭酸カリウム(109g、0.789mol)を順次入れた。得られた白色懸濁液を内部温度100℃で6時間(h)、50℃で一晩加熱した。白色懸濁液を室温まで冷却し、水(500ミリリットル(mL))を添加し、黄色の溶液を濃塩酸(conc.HCl)でpH約3まで酸性化した。溶液をメチルtert-ブチルエーテル(MTBE、4×150mL)で抽出し、ブライン(200mL)で洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮することで、淡黄色液体を得た(160g)。H NMR分析から、約15%のジメチル副生成物が示される。淡黄色液体を濃HCl(約130mL)で酸性化し、酢酸エチル(EtOAc、3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮することで、表題の化合物を淡黄色液体として得た(113g、72%):H NMR(400MHz,DMSO-d)3.33(q,J=6.8Hz,1H),2.10(s,3H),1.31(d,J=6.8Hz,3H).
工程1b:2-(メチルチオ)プロパン酸の別の調製
Figure 2024503801000009

オーバーヘッドスターラーと、熱電対と、還流冷却器とを備えた250mLの三口丸底フラスコにジメチルカーボネート(90g、999mmol)及びチオ乳酸(11.4g、107mmol)を入れ、19℃で無色の生成物を得た。炭酸カリウム(KCO、29.9g、215mmol)を添加して濃厚な白色懸濁液を得た。臭化テトラブチルアンモニウム(3.5g、10.7mmol)を添加し、白色の懸濁液を87℃で24時間加熱した。反応混合物を50℃まで冷却し、水(100mL)を添加した。暗黄色の溶液を氷浴で冷却し、pH5未満になるまで濃HCl(35mL)をゆっくりと添加した。混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。抽出物を合わせ、ブライン(50mL)で洗浄した。ロータリーエバポレーターで溶媒を濃縮した。混合物をジエチルエーテル(50mL)に懸濁し、重力濾過して固体を除去した。エーテル溶媒をロータリーエバポレーションにより濃縮することで、黄色オイルを得た(7.0g、58%)。H NMR分析から、2-(メチルチオ)プロパン酸:2-(メチルチオ)プロパン酸メチルの3:1混合物が示された。
工程1c:2-(メチルチオ)プロパン酸の別の調製
Figure 2024503801000010

20Lの四口丸底フラスコ内で20~25℃において撹拌されている9.5%の重炭酸ナトリウム(NaHCO、4000mL)に2-クロロプロパン酸(500g、4.61mol)を20~30分間かけて滴下した。反応混合物を25~30分間撹拌した。DMF(2000mL)を添加し、ナトリウムチオメトキシド(458g、6.54mol)を25~35℃で30~40分間かけて少しずつ添加した。反応混合物を80~85℃で8~10時間加熱した。反応の進行は、NMR分光法によって監視した。反応が完了した後、反応混合物をDCM(2500mL)で洗浄した。水層を濃HCl(約2.5倍量)でpH約1まで酸性化し、MTBE(7×2500mL)で抽出した。MTBE層を減圧下で3~4倍量まで濃縮し、氷冷水で洗浄した。MTBE層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で40~45℃で濃縮することで、表題の化合物を無色液体として得た(約380g、68%)。H NMRスペクトルデータは、工程1aのものと一致した。
追加の情報は、Pacey,M.S.,et al.J.Antibiot.1998,51,1029-1034;Masya,K.,et al.J.Am.Chem.Soc.1998,120,1724-1731;Liu,A.,et al.Faming Zhuanli Shenqing,CN 101928271,29 December 2010;及びWang,X.,et al.Faming Zhuanli Shenqing,CN 101928272,29 December 2010に見出すことができる。
工程2:2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)の調製
Figure 2024503801000011

メカニカルスターラーと温度プローブとを備えた5Lの丸底フラスコに2-(メチルチオ)プロパン酸(113g、1.308mol)及びMeOH(2.5L)を入れた。OXONE(登録商標)(ペルオキシ一硫酸カリウム、593g、2.68mol)の水(1.25L)中の懸濁液を、添加の間温度を<45℃に維持しながら少しずつ添加し、白色懸濁液を室温で20時間撹拌した。溶媒(MeOH)を除去し、水性混合物をEtOAc(4×200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮することで、無色オイルを得た(123g)。これをジクロロメタン(DCM)と共蒸発させた。表題の化合物を白色固体として単離した(123g、86%):H NMR(400MHz,DMSO-d)4.32(q,J=7.2Hz,1H),3.11(s,3H),1.43(d,J=7.2Hz,3H).
工程3a:2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1)の調製
Figure 2024503801000012

還流冷却器を備えた1Lの丸底フラスコに2-(メチルスルホニル)プロパン酸(103g、0.68mol)及び塩化チオニル(250mL、5モル当量(equiv))を入れ、懸濁液を80℃で加熱還流した。還流で15分間撹拌した後、懸濁液は、淡黄色の溶液になった。溶液をさらに90分間加熱し、室温まで冷却した。塩化チオニルをロータリーエバポレーターにより除去した。表題の化合物を黄色オイルとして単離した(95g、86%):H NMR(400MHz,DMSO-d)4.32(q,J=7.2Hz,1H),3.10(s,3H),1.31(d,J=7.2Hz,3H).
工程3b:2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1)の別の調製
Figure 2024503801000013

還流冷却器を備えた100mLの丸底フラスコに2-(メチルスルホニル)プロパン酸(5.0g、32.9mmol)及びトルエン(20mL、4倍量)を入れた。塩化チオニル(7.19mL、99mmol)を添加して懸濁液を得た。懸濁液を80℃で3時間加熱して、黄色の溶液を生成した。反応混合物を室温まで冷却し、ロータリーエバポレーターによって濃縮した。表題の化合物を黄色オイルとして単離した(4.8g、86%):H NMR(400MHz,CDCl)δ 4.30(q,J=7.3Hz,1H),3.08(s,3H),1.81(d,J=7.2Hz,3H);13C NMR(101MHz,CDCl)δ 169.42,72.91,39.11,12.43;GC-MS m/z 135(M-Cl).
仮想実施例A
2-(メチルスルホニル)プロパン酸ナトリウムの提案された合成
工程1a:2-(メチルチオ)プロパン酸メチルの提案された合成
Figure 2024503801000014

2-クロロプロピオン酸メチル(1.0mol)及び相間移動触媒(0.05mol)をトルエン(5倍量)に溶解する。反応混合物を窒素下で約5℃まで冷却する。温度を約5℃に維持しながら、21%のナトリウムチオメトキシド水溶液(1.0mol)を添加する。反応は、ガスクロマトグラフィー(GC)によって生成物の形成について監視する。必要に応じて、反応混合物を温めて生成物への変換(98%以上)を完了させる。相を分離する。有機相を水で洗浄する。トルエン相を表題の化合物の重量パーセント(wt%)について分析する。
工程2:2-(メチルスルホニル)プロパン酸メチルの提案された合成
Figure 2024503801000015

2-(メチルチオ)プロパン酸メチルのトルエン溶液(工程1)に少量の水、タングステン酸ナトリウム(0.05mol)及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム(0.05mol)を添加する。反応混合物のpHを確認し、必要に応じて少量の硫酸を用いてpHを1~2に調整する。反応混合物を約5℃まで冷却し、冷却しながら過酸化水素水溶液(30~35%、1モル当量)を添加して、温度を約5~10℃に制御する。出発物質であるスルフィド対スルホキシド対スルホンの比率が一定になるまで、反応の変換をGCで監視する。反応混合物を約60℃まで温める。さらに過酸化水素水(30~35%、1~1.2モル当量)を添加して、約60~65℃の温度を維持する。反応の進行は、GCによって監視する。スルホンへの98%以上の変換率を達成するために、さらに過酸化水素が添加され得る。飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液を、デンプン-ヨウ素(KI)紙による過酸化物試験が陰性になるまで少しずつ添加する。相を分離し、水相をトルエンで抽出して生成物を回収する。トルエン相を、表題の化合物の重量%が約20%になるまで濃縮する。合わせたトルエン相を表題の化合物の重量%について分析する。
工程3:2-(メチルスルホニル)プロパン酸ナトリウムの提案された合成
Figure 2024503801000016

2-(メチルスルホニル)プロパン酸メチルのトルエン溶液(上記工程2)を窒素下で撹拌する。25%水酸化ナトリウム水溶液(NaOH、1モル当量)を溶液に添加する。反応混合物を撹拌し、約70℃まで加熱する。反応の変換は、塩酸水溶液で酸性化してから酢酸エチル中に抽出したアリコートのGC分析によって監視する。反応が98%以上完了したとき、溶媒(水、メタノール及びトルエン)を体積の約50%まで濃縮する。固体を濾過により回収し、トルエンで洗浄し、含水量が最小限になるまで乾燥して表題の化合物を得る。これをスキーム2で使用する。
実施例2
N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)の調製
Figure 2024503801000017

マグネチックスターラーと、窒素導入口と、温度プローブとを備えた250mLの三口丸底フラスコに3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a、4.8g、31.2mmol)、テトラヒドロフラン(THF;30mL)及び水(30mL)を入れた。NaHCO(10.47g、125mmol)を一度に添加した。添加が完了した後、ガスの発生が止まるまで反応混合物を5分間撹拌した。反応混合物を約5℃まで冷却した。温度を8℃未満に維持しながら、THF(5mL)中の2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1、6.26g、31.2mmol)をシリンジにより添加した。反応混合物を氷浴中で2時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウムで中和し、分液漏斗に移した。水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。ヘプタンを添加し、真空中で濃縮することによって残留EtOAcを除去した。表題の化合物をオフホワイトの体固形物として単離した(6.79g、82%):H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 13.01(s,1H),10.08(s,1H),8.09(s,1H),4.34(q,J=7.0Hz,1H),3.02(s,3H),1.53(d,J=7.1Hz,3H);ESIMS m/z 252([M+H]).
実施例3
N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)の調製
Figure 2024503801000018

マグネチックスターラーと、温度プローブと、還流冷却器と、窒素導入口とを備えた100mLの三口丸底フラスコにN-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b、4.0g、15.89mmol)、アセトニトリル(ACN;20mL)、炭酸カリウム(KCO、4.39g、31.8mmol)及び3-ブロモピリジン(1.837mL、19.07mmol)を連続的に入れた。反応混合物を窒素で30分間スパージングした。塩化銅(I)(0.157g、1.589mmol)及びN,N’-ジメチルエチレンジアミン(DMEDA、0.684mL、6.36mmol)を添加した。反応混合物を窒素で15分間スパージングし、75℃に加熱し、一晩撹拌した。水(20mL)を添加して固体を溶解した。アセトニトリルを真空中で除去し、2規定(N)のHClでpHを5~7に調整した。黄褐色の固体の形成が観察された。固体を真空濾過によって回収し、水で洗浄することで、黄褐色の固体(HPLCによる純度92%)を得た。固体を水(32mL、8倍量)中で一晩スラリー化した。固体を真空濾過によって回収し、真空下で乾燥することで、表題の化合物を淡黄褐色の固体として得た(4.15g、HPLCによる純度96%、76%):H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 10.41(s,1H),9.05(s,1H),8.92(s,1H),8.53(s,1H),8.21(dd,J=2.8,1.6Hz,1H),7.53(dd,J=4.4,0.8Hz,1H),4.45-4.39(m,1H),3.07(s,3H)1.57(d,J=6.8Hz,3H).
実施例3と同様にN-メチルピロリドン(NMP)中で反応を行ったところ、非単離収率(内部標準に基づくHPLC収率)は、93%であり、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)中での非単離収率(内部標準に基づくHPLC収率)は、99%であった。
実施例4
N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)の調製
工程1:2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1)の調製
Figure 2024503801000019

2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a、200g、1.31mol)と塩化チオニル(477mL)との混合物を80℃まで徐々に加熱し、得られた溶液を80℃で2時間維持した。過剰の塩化チオニルの大部分を減圧下で除去した後(ロータリーエバポレーション)、トルエン(50mL)を添加し、トルエン及び微量の塩化チオニルを減圧下(ロータリーエバポレーション)で一定重量(223g)まで除去した。これをそのまま工程5b(S2bの調製)で使用した。
工程2:N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)の調製
Figure 2024503801000020

トルエン(1.48L)と水(280mL)との混合物に、3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a、208g(有効成分100%を基準として184g、1.19mol)を添加した。反応混合物を25℃で撹拌しながら、炭酸カリウム溶液(水470mL中198g、1.43mol)を20分かけて添加した(ガスが発生)。反応混合物を冷却し、0℃~5℃で撹拌しながら、2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1、トルエン370mL中、223g)の溶液を徐々に添加した。約2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、フィルターケーキを水(200mL)及びトルエン(200mL)で順次洗浄した。ウェットケーキを真空オーブン中50℃で一定重量になるまで乾燥することで、表題の化合物を得た(S2b、260g、定量的NMR分析による分析値98.6重量%;収率85.4%)。
実施例5
N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)の調製
Figure 2024503801000021

メカニカルスターラーと窒素導入口とを備えた500mL丸底フラスコ中のTHF(74mL)と水(14mL)の撹拌されている溶液に3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a、9.2g、60mmol)を25℃で添加した。トリエチルアミン(12.5mL、89.6mmol)を10分かけて添加した。反応混合物を0~5℃の内部温度まで冷却した。THF(18mL)に溶解させた2-(メチルスルホニル)プロパノイルクロリド(S1b-1、11.2g、65.7mmol)を上記混合物に添加した。反応混合物を2時間撹拌し、HPLCで監視した。完全に変換した後、有機層を分離し、水層をEtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮することで、未精製のN-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b、12.0g)を半固体物質として得た。未精製の化合物を4倍量のMTBEと共に撹拌した。濾過及び50℃での真空乾燥後に固体を単離した(8.2g、収率55%;純度96%)。
実施例6
N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)の調製
Figure 2024503801000022

オーバーヘッドスターラーと、窒素バブラーと、温度プローブと、還流冷却器とを備えた5Lのジャケット付き反応器に、窒素下で撹拌しながら、アセトニトリル(750mL)、N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4)-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b、250g、0.993mol)、3-ブロモピリジン(204g、1.29mol)、粉末の(325メッシュ)無水炭酸カリウム(233g、1.69mol)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(DMEDA、35.0g、0.397mol)、塩化銅(I)(19.7g、0.199mol)、DMSO(75mL)、o-キシレン(750mL)及び水(6g)を順次入れた。反応混合物を窒素下78~83℃で6時間加熱し、その後、60~65℃まで冷却した。エデト酸二ナトリウム二水和物(148g、0.397mol)の水(2L)溶液を60~65℃で45分間かけて添加し;o-キシレン(750mL)を10分間かけて添加し;混合物を40分間かけて20~25℃まで冷却した。濃HCl水溶液(約37%)を20~25℃で20分間かけてpH5.4まで添加した。反応混合物を80分間かけて0~5℃まで冷却し、0~5℃でさらに1時間撹拌し、濾過した。フィルターケーキを水(2×500mL)で洗浄し、吸引乾燥し、真空オーブン中45℃で12時間乾燥させることで、表題の化合物S3b(270g)を得た。これは、カールフィッシャー滴定により、一水和物であることを示す5.26重量%の水分が含まれると決定された。分析に基づく収率は、約91重量%=75%であった。
結果として、上記を考慮して、以下の追加的な非網羅的な開示の詳細(d)が提供される。
1d.以下の式
Figure 2024503801000023

を有する分子N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)。
2d.塩基及び溶媒の存在下において、
(A)3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a)
Figure 2024503801000024

と、
(B)活性化カルボン酸S1b
Figure 2024503801000025

(式中、前記活性化カルボン酸S1bの前記Aは、Cl、O(C=O)R、O(C=O)OR及びORからなる群から選択され、Rは、(C~C)アルキルである)

を反応させることを含む、1dに記載の分子を調製する方法。
3d.前記塩基は、有機塩基である、2dに記載の方法。
4d.前記有機塩基は、ピリジン、ルチジン、2-ピコリン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン及びトリエチルアミンから選択される、3dに記載の方法。
5d.前記塩基は、無機塩基である、2dに記載の方法。
6d.前記無機塩基は、水酸化ナトリウム(「NaOH」)、水酸化カリウム(「KOH」)、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムから選択される、5dに記載の方法。
7d.塩基の量は、1モルのS2a当たり約1モル~約5モルの塩基である、前述した詳細2d~6dのいずれか1つに記載の方法。
8d.塩基の量は、1モルのS2a当たり約2.0モル~約3.5モルの塩基である、前述の詳細2d~6dのいずれか1つに記載の方法。
9d.前記溶媒は、ヘプタン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、メチルtert-ブチルエーテル(「MTBE」)、シクロペンチルメチルエーテル(「CPME」)、アセトニトリル、酢酸エチル、n-ブタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、エタノール、メタノール、水及びそれらの混合物から選択される、前述した詳細2d~8dのいずれか1つに記載の方法。
10d.任意選択的なアミド結合形成触媒の存在下で行われる、前述した詳細2d~9dのいずれか1つに記載の方法。
11d.約-10℃~約110℃の温度で行われる、前述した詳細2d~10dのいずれか1つに記載の方法。
12d.約-10℃~約90℃の温度で行われる、前述した詳細2d~10dのいずれか1つに記載の方法。
13d.周囲圧力で行われる、前述した詳細2d~12dのいずれか1つに記載の方法。
14d.前記方法の生成物は、単離される、前述した詳細2d~13dのいずれか1つに記載の方法。
15d.連続流動条件下で行われる、前述した詳細2d~13dのいずれか1つに記載の方法。
16d.前記活性化カルボン酸S1bは、活性化剤及び溶媒の存在下において、2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)
Figure 2024503801000026

(式中、前記活性化カルボン酸S1bの前記Aは、Cl、O(C=O)R、O(C=O)OR及びORからなる群から選択され、Rは、(C~C)アルキルである)
から調製される、2dに記載の方法。
17d.前記Aは、Clである、16dに記載の方法。
18d.前記Aは、O(C=O)Rであり、Rは、(C~C)アルキルである、16dに記載の方法。
19d.前記Aは、O(C=O)ORであり、Rは、(C~C)アルキルである、16dに記載の方法。
20d.前記Aは、ORであり、Rは、(C~C)アルキルである、16dに記載の方法。
21d.前記活性化剤は、塩化オキサリル又は塩化チオニルである、16d又は17dに記載の方法。
22d.任意選択的な酸塩化物形成触媒の存在下で行われる、21dに記載の方法。
23d.前記活性化剤は、塩化ピバロイル又は無水ピバル酸である、16又は18dに記載の方法。
24d.任意選択的な混合無水物形成触媒の存在下で行われる、23dに記載の方法。
25d.前記活性化剤は、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソブチル又はそれらの混合物である、16d又は19dに記載の方法。
26d.任意選択的なアシルカーボネート形成触媒の存在下で行われる、25dに記載の方法。
27d.使用される前記活性化剤の量は、2-(メチルスルホニル)プロパン酸(S1a)1モル当たり約1.0モル~約1.5モルである、前述した詳細16d~26dのいずれか1つに記載の方法。
28d.前記溶媒は、ヘプタン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジクロロメタン、アセトニトリル及びそれらの混合物から選択される、前述した詳細16d~27dのいずれか1つに記載の方法。
29d.溶媒は、使用されない、前述した詳細16d~27dのいずれか1つに記載の方法。
30d.約-10℃~約110℃の温度で行われる、前述した詳細16d~29dのいずれか1つに記載の方法。
31d.約-10℃~約90℃の温度で行われる、前述した詳細16d~29dのいずれか1つに記載の方法。
32d.周囲圧力で行われる、前述した詳細16d~31dのいずれか1つに記載の方法。
33d.前記生成物の生成物は、前記溶媒から単離されずに次の反応に連続的な形式で使用される、前述した詳細16d~32dのいずれか1つに記載の方法。
34d.前記方法の生成物は、単離される、前述した詳細16d~32dのいずれか1つに記載の方法。
35d.N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)
Figure 2024503801000027

を調製する方法であって、塩基、ハロゲン化銅、配位子及び溶媒の存在下において、
(A)1dの分子と、
(B)3-ハロピリジンS3a
Figure 2024503801000028

(式中、Xは、Br、Cl又はIである)

を反応させることを含む方法。
36d.前記塩基は、有機塩基である、35dに記載の方法。
37d.前記有機塩基は、ピリジン、ルチジン、2-ピコリン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン及びトリエチルアミンから選択される、36dに記載の方法。
38d.前記塩基は、無機塩基である、35dに記載の方法。
39d.前記無機塩基は、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化カルシウム、二リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムから選択される、38dに記載の方法。
40d.塩基の量は、1dの分子(S2b)1モル当たり約1モル~約5モルの塩基である、前述した詳細35d~39dのいずれか1つに記載の方法。
41d.塩基の量は、1dの分子(S2b)1モル当たり約2.0モル~約3.5モルの塩基である、前述した詳細35d~39dのいずれか1つに記載の方法。
42d.前記ハロゲン化銅は、塩化銅(I)、塩化銅(II)及びヨウ化銅(I)から選択される、前述した詳細35d~41dのいずれか1つに記載の方法。
43d.前記配位子は、N,N’-ジメチルエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、ビス(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、1-ブチルイミダゾール、8-ヒドロキシキノリン、L-プロリン、2,2-ビピリジル、1,10-フェナントロリン及びピペコリン酸から選択される、前述した詳細35d~42dのいずれか1つに記載の方法。
44d.前記溶媒は、酢酸エチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタン、ジクロロメタン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、N,N-ジメチルホルムアミド、プロピオニトリル、ベンゾニトリル、アセトニトリル、キシレン、トルエン、水及びそれらの混合物から選択される、前述した詳細35d~43dのいずれか1つに記載の方法。
45d.約40℃~約150℃の温度で行われる、前述した詳細35d~44dのいずれか1つに記載の方法。
46d.約60℃~約120℃の温度で行われる、前述した詳細35d~44dのいずれか1つに記載の方法。
47d.周囲圧力で行われる、前述した詳細35d~46dのいずれか1つに記載の方法。
48d.前記方法の生成物は、単離される、前述した詳細35d~47dのいずれか1つに記載の方法。
49d.連続流条件下で行われる、前述した詳細35d~47dのいずれか1つに記載の方法。
50d.(A)塩基及び溶媒の存在下において、
(i)3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a)
Figure 2024503801000029

と、
(ii)活性化カルボン酸S1b
Figure 2024503801000030

(式中、前記活性化カルボン酸S1bの前記Aは、Cl、O(C=O)R、O(C=O)OR及びORからなる群から選択され、(C~C)アルキルである)

を反応させることにより、1dの分子を調製する工程と、
(B)N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)
Figure 2024503801000031

を、塩基、ハロゲン化銅、配位子及び溶媒の存在下において、
(i)1dの分子と、
(ii)3-ハロピリジンS3a
Figure 2024503801000032

(式中、Xは、Br、Cl又はIである)

を反応させることによって調製する工程と
を含む方法。
51d.前述した詳細3d~15dのいずれか1つによって変更することができる、50dに記載の方法。
52d.前述した詳細36d~49dのいずれか1つによって変更することができる、50dに記載の方法。

Claims (11)

  1. 以下の式
    Figure 2024503801000033

    を有する分子N-(3-クロロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S2b)。
  2. 塩基及び溶媒の存在下において、
    (A)3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a)
    Figure 2024503801000034

    と、
    (B)活性化カルボン酸S1b
    Figure 2024503801000035

    (式中、前記活性化カルボン酸S1bの前記Aは、Cl、O(C=O)R、O(C=O)OR及びORからなる群から選択され、Rは、(C~C)アルキルである)

    を反応させることを含む、請求項1に記載の分子を調製する方法。
  3. 前記塩基は、ピリジン、ルチジン、2-ピコリン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムからなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記溶媒は、ヘプタン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、アセトニトリル、酢酸エチル、n-ブタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、エタノール、メタノール、水及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
  5. N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)
    Figure 2024503801000036

    を調製する方法であって、塩基、ハロゲン化銅、配位子及び溶媒の存在下において、
    (A)請求項1に記載の分子と、
    (B)3-ハロピリジンS3a
    Figure 2024503801000037

    (式中、Xは、Br、Cl又はIである)

    を反応させることを含む方法。
  6. 前記塩基は、ピリジン、ルチジン、2-ピコリン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化カルシウム、二リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムからなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ハロゲン化銅は、塩化銅(I)、塩化銅(II)及びヨウ化銅(I)からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  8. 前記配位子は、N,N’-ジメチルエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、ビス(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、1-ブチルイミダゾール、8-ヒドロキシキノリン、L-プロリン、2,2-ビピリジル、1,10-フェナントロリン及びピペコリン酸からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  9. 前記溶媒は、酢酸エチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタン、ジクロロメタン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、N,N-ジメチルホルムアミド、プロピオニトリル、ベンゾニトリル、アセトニトリル、キシレン、トルエン、水及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  10. (A)塩基及び溶媒の存在下において、
    (i)3-クロロ-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩(S2a)
    Figure 2024503801000038

    と、
    (ii)活性化カルボン酸S1b
    Figure 2024503801000039

    (式中、前記活性化カルボン酸S1bの前記Aは、Cl、O(C=O)R、O(C=O)OR及びORからなる群から選択され、(C~C)アルキルである)

    を反応させることにより、請求項1に記載の分子を調製する工程と、
    (B)N-(3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(メチルスルホニル)プロパンアミド(S3b)
    Figure 2024503801000040

    を、塩基、ハロゲン化銅、配位子及び溶媒の存在下において、
    (i)請求項1に記載の分子と、
    (ii)3-ハロピリジンS3a
    Figure 2024503801000041

    (式中、Xは、Br、Cl又はIである)

    を反応させることによって調製する工程と
    を含む方法。
  11. 前記溶媒は、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、キシレン及び水の混合物である、請求項5~9又は請求項10のパート(B)のいずれか一項に記載の方法。
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