JP2024500487A - 通信方法及び装置 - Google Patents

通信方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024500487A
JP2024500487A JP2023538902A JP2023538902A JP2024500487A JP 2024500487 A JP2024500487 A JP 2024500487A JP 2023538902 A JP2023538902 A JP 2023538902A JP 2023538902 A JP2023538902 A JP 2023538902A JP 2024500487 A JP2024500487 A JP 2024500487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
downlink reference
resource
terminal device
reference signal
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023538902A
Other languages
English (en)
Inventor
ジャン,ユンハオ
グオ,インハオ
リ,チャオジュン
ウ,イチュン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huawei Technologies Co Ltd
Original Assignee
Huawei Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huawei Technologies Co Ltd filed Critical Huawei Technologies Co Ltd
Publication of JP2024500487A publication Critical patent/JP2024500487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1263Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/0051Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of dedicated pilots, i.e. pilots destined for a single user or terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • H04L5/0094Indication of how sub-channels of the path are allocated
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • H04L5/0055Physical resource allocation for ACK/NACK
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/006Quality of the received signal, e.g. BER, SNR, water filling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

この出願は、通信方法及び装置を開示する。この方法は、端末デバイスが、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の設定情報を受信することであって、第1の設定情報は、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、M個のCGリソースは、端末が非接続状態のときに、上りリンク情報を送信するために端末デバイスによって使用される、ことと、端末が非接続状態に入った後に、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の再設定情報を受信することであって、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである、ことと、を含む。上述の方式では、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定することにより、アクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能を効果的に改善することができる。第1の再設定情報を通して、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係が更新される。このようにして、端末デバイスがRRC非接続状態で移動するときに、その対応関係をタイムリーかつ柔軟に調整し、RRC非接続状態の端末デバイスのデータ伝送を確実にすることができる。

Description

この出願は、無線通信技術の分野に関係し、特に、通信方法及び装置に関係する。
第5世代(5th generation、5G)通信システムにおいて、端末デバイスは、RRC接続(RRC-connected)状態、RRCアイドル(RRC-idle)状態、及びRRC非アクティブ(RRC-inactive)状態の3つの無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態を有する。RRC接続状態の端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスとデータ伝送を行ってもよい。しかしながら、RRC非アクティブ状態(又はRRCアイドル状態)の端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスとデータ伝送を行おうとする場合には、端末デバイスは、最初に複数回の情報交換を完了して接続状態に入る必要がある。言い換えれば、RRC非アクティブ状態の端末デバイスが、最初にRRC接続状態に入り、次いで、アクセス・ネットワーク・デバイスとデータ伝送を行う必要がある。
RRC非アクティブ状態の端末デバイスの電力消費を低減するために、現在、スモール・データ伝送シナリオに対する解決策が提供されている。具体的には、端末デバイスは、端末デバイスがRRC非アクティブ状態にあるときにアクセス・ネットワーク・デバイスに上りリンク・データを送信してもよく、RRC接続状態に入った後に上りリンク・データを送信する必要はない。しかしながら、スモール・データ伝送シナリオに対する解決策としては、スモール・データを受信するアクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能を改善するためのさらなる研究が依然として必要である。
この出願は、端末デバイスから送信された上りリンク・データをCGリソース上で受信するアクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能を改善するために通信方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、この出願の実施形態は、通信方法を提供する。本方法は、端末デバイス側で機能を実装するために使用される。例えば、端末デバイス、又は端末デバイスのチップに適用されてもよい。この出願のこの実施形態は、方法の具体的な実行体を限定するものではない。本方法が端末デバイスに適用される例を使用して、本方法では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスから、第1の設定情報を受信し、第1の設定情報は、N個の下りリンク参照信号に対応するM個のCGリソースを設定するためのものである。任意選択で、端末デバイスが非接続状態にあるときに、端末デバイスは、第1の設定情報に基づいてCGリソース上で上りリンク情報を送信してもよい。上りリンク情報は、PUSCH及び/又はPUCCHで搬送される情報であってもよい。
以上のようにして、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに対して、M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応するように設定してもよい。したがって、端末デバイスが下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データ(例えばスモール・データ)を送信するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、対応する受信ビームを使用してCGリソース上で上りリンク・データを受信してもよく、その結果、上りリンク・データを受信するアクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能を効果的に改善することができる。
可能な設計では、端末デバイスは、端末デバイスが非接続状態に入った後に、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の再設定情報をさらに受信してもよく、第1の再設定情報は、前記M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである。M及びNは、正の整数である。任意選択で、第1の再設定情報は、DCI、MAC CE、又はRRCメッセージで搬送されてもよい。代替的には、第1の再設定情報はまた、ランダム・アクセス・プロセスで伝送されるメッセージ、例えば、2ステップ・ランダム・アクセス・プロセスにおけるMsgB、又は4ステップ・ランダム・アクセス・プロセスにおけるMsg2又はMsg4で搬送されてもよい。
上述の方式では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の再設定情報を端末デバイスに送信して、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新してもよい。このようにして、端末デバイスがRRC非接続状態で移動するときに、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係をタイムリーかつ柔軟に調整することができ、その結果、現在の下りリンク参照信号を選択した後に、端末デバイスは、上りリンク・データを送信するためのCGリソースをより多く有し、RRC非接続状態の端末デバイスのデータ伝送を確実にすることができる。
可能な設計では、第1の再設定情報は、DCIで搬送されるときに、DCIは、第2の情報をさらに含み、第2の情報は、HARQフィードバック情報及び/又はスケジューリング情報を含み、HARQフィードバック情報は、端末デバイスの上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを示し、スケジューリング情報は、端末デバイスのPUSCH又はPDSCHをスケジューリングするためのものである。任意選択で、上りリンク情報は、前述の上りリンク・データを含む。
可能な設計では、M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応することは、M個のCGリソースが1つ以上のCGリソース・セットに属し、各CGリソースが、CGリソース・セットのうちの1つに属し、各CGリソース・セットは、N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することと、M個のCGリソースが1つ以上の周期におけるものであり、各CGリソースが、周期のうちの1つにおけるものであり、各周期は、N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することと、M個のCGリソースにおける1つ以上のCGリソースは、少なくとも1つの下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することとのうちの少なくとも1つを含む。
上述の方式では、アクセス・ネットワーク・デバイスが、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスが、複数の可能な粒度に基づいて対応関係を設定し、(例えば、「セット」、「周期」、「数」などの粒度に基づいてCGリソーを設定)、対応関係が柔軟であり、さらに、端末デバイスもCGリソースを選択する自由度が高く、それにより、RRC非接続状態でのデータ伝送を容易にする。
可能な設計では、M個のCGリソースはW個のCGリソース・セットに属し、W個のCGリソース・セットは、第1のCGリソース・セットを含み、第1の設定情報は、第1のCGリソース・セットに対応する下りリンク参照信号のタイプ、第1のCGリソース・セットに対応する下りリンク参照信号の識別子、及び下りリンク参照信号の測定閾値(例えば第1の閾値)のうちの少なくとも1つを含む。下りリンク参照信号の測定値が第1の閾値以上であるときに、端末デバイスは、下りリンク参照信号に対応するCGリソースを使用して上りリンク・データを送信してもよい。
可能な設計では、方法は、アクセス・ネットワーク・デバイスからP個の下りリンク参照信号を受信することであって、P個の下りリンク参照信号は、N個の下りリンク参照信号を含み、Pは、正の整数であり、Pは、N以上である、ことと、次いで、P個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、アクセス・ネットワーク・デバイスに第1の情報を送信することと、をさらに含む。
本明細書において、第1の情報は、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係の更新を要求するためのものであってもよい。
上述の方式では、端末デバイスが、アクセス・ネットワーク・デバイスに、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新するように積極的に要求してもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の情報を受信した後に、第1の情報に基づいて対応関係を更新してもよい。第1の情報が受信されない場合、アクセス・ネットワーク・デバイスは、一時的に対応関係を更新しなくてもよい。
可能な設計では、N個の下りリンク参照信号は、第1の下りリンク参照信号を含み、方法は、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信することをさらに含む。
可能な設計では、方法は、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信することをさらに含む。
上述の方式では、端末デバイスは、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で第1の情報と上りリンク・データを一緒に送信してもよく、その結果、CGリソースをより十分に利用することができる。
可能な設計では、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する前に、方法は、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号から第1の下りリンク参照信号を選択することをさらに含み、第1の下りリンク参照信号の測定値は、第1の閾値以上であることか、又は第1の下りリンク参照信号の測定値は、N個の下りリンク参照信号中の他の下りリンク参照信号の測定値以上である。
可能な設計では、P個の下りリンク参照信号は、第2の下りリンク参照信号を含み、第2の下りリンク参照信号の測定値は、第1の下りリンク参照信号の測定値よりも大きく、第1の情報は、第1の下りリンク参照信号の測定値と、第2の下りリンク参照信号の測定値と、を含むか、第1の情報は、第2の下りリンク参照信号のインデックスを含むか、又は第1の情報は、P個の下りリンク参照信号の測定値を含む。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第1のCGリソースを含み、第1の設定情報は、第1のCGリソースを設定し、かつ第1のCGリソースを第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、第1のCGリソースを第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第2のCGリソースをさらに含み、第1の設定情報は、第2のCGリソースを設定し、かつ第2のCGリソースを第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、さらに、第2のCGリソースを第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、P個の下りリンク参照信号は、第3の下りリンク参照信号を含み、方法は、第3の下りリンク参照信号に対応するランダム・アクセス・リソースに基づいてランダム・アクセス・プロセスを開始することをさらに含み、第1の情報は、第1のメッセージで搬送され、第1のメッセージは、ランダム・アクセス・プロセスで使用される。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第3のCGリソースを含み、第1の設定情報は、第3のCGリソースを設定し、かつ第3のCGリソースを第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、第3のCGリソースを第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第4のCGリソースをさらに含み、第1の設定情報は、第4のCGリソースを設定し、かつ第4のCGリソースを第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、さらに、第4のCGリソースを第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第5のCGリソースを含み、第5のCGリソースに対応するHARQプロセス識別子は、第1のオフセットに基づいて取得され、第1のオフセットは、第5のCGリソースに対応する下りリンク参照信号に基づいて決定される。
上述の方式では、CGリソースに対応するHARQプロセス識別子が、そのCGリソースに対応する下りリンク参照信号に関係するため、それにより、特定のHARQプロセス識別子に対応するCGリソースの数を増加させる、すなわち、端末デバイスの選択機会を増加させ、上りリンク・データの伝送遅延を低減する。
可能な設計では、方法は、さらに、第2の設定情報をアクセス・ネットワーク・デバイスから受信することであって、第2の設定情報は、HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの最大再送回数及び/又はHARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの有効期間を設定するためのものである、ことを含む。
上述の方式では、HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスにおいて、端末デバイスが過剰な再伝送を実行することにより引き起こされるリソースの無駄を効果的に回避することができる。
第2の態様によれば、この出願の実施形態は、通信方法を提供する。本方法は、アクセス・ネットワーク・デバイス側で機能を実装するために使用される。例えば、本方法は、アクセス・ネットワーク・デバイス又はアクセス・ネットワーク・デバイス内のチップに適用されてもよい。この出願のこの実施形態は、方法の具体的な実行体を限定するものではない。本方法がアクセス・ネットワーク・デバイスに適用される例を使用して、本方法では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の設定情報を端末デバイスに送信し、第1の設定情報は、M個の設定グラントCGリソーをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、M個のCGリソースは、端末デバイスが非接続状態のときに、端末デバイスから上りリンク情報を受信するためのものであり、端末デバイスが非接続状態に入った後に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の設定情報に基づいてCGリソース上で上りリンク情報を受信してもよい。
可能な設計では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスが非接続状態にあるときに、第1の再設定情報を端末デバイスに送信してもよく、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものであり、M及びNは、正の整数である。
M個の設定グラントCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応することについての説明、第1の再設定情報の説明などについては、第1の観点を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明されない。
可能な設計では、第1の再設定情報を端末デバイスに送信することは、端末デバイスから第1の情報を受信することと、第1の情報に基づいて第1の再設定情報を端末デバイスに送信することと、を含む。
可能な設計では、N個の下りリンク参照信号は、第1の下りリンク参照信号を含み、本方法は、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で端末デバイスから第1の情報を受信することをさらに含む。
可能な設計では、本方法は、さらに、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で端末デバイスからアップリンクデータを受信することをさらに含む。
可能な設計では、第1の下りリンク参照信号の測定値は、第1の閾値以上であること、又は、第1の下りリンク参照信号の測定値は、N個の下りリンク参照信号のうちの他の下りリンク参照信号の測定値以上である。
可能な設計では、本方法は、P個の下りリンク参照信号を送信することをさらに含み、P個の下りリンク参照信号は、N個の下りリンク参照信号を含み、Pは、正の整数であり、Pは、N以上であり、P個の下りリンク参照信号は、第2の下りリンク参照信号を含み、第1の情報は、第1の下りリンク参照信号の測定値と、第2の下りリンク参照信号の測定値と、を含み、第2の下りリンク参照信号の測定値は、第1の下りリンク参照信号の測定値よりも大きいか、第1の情報は、第2の下りリンク参照信号のインデックスを含むか、又は第1の情報は、P個の下りリンク参照信号の測定値を含む。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第1のCGリソースを含み、第1の設定情報は、第1のCGリソースを設定し、かつ第1のCGリソースを第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、第1のCGリソースを第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第2のCGリソースをさらに含み、第1の設定情報は、第2のCGリソースを設定し、かつ第2のCGリソースを第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、さらに、第2のCGリソースを第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、本方法は、P個の下りリンク参照信号を送信することをさらに含み、P個の下りリンク参照信号は、N個の下りリンク参照信号を含み、Pは、正の整数であり、Pは、N以上であり、P個の下りリンク参照信号は、第3の下りリンク参照信号を含み、第1の情報は、第1のメッセージで搬送され、第1のメッセージは、ランダム・アクセス・プロセスで使用され、第1のメッセージを搬送するためのリソースは、第3の下りリンク参照信号に対応するランダム・アクセス・リソースである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第3のCGリソースを含み、第1の設定情報は、第3のCGリソースを設定し、かつ第3のCGリソースを第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、第3のCGリソースを第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第4のCGリソースをさらに含み、第1の設定情報は、第4のCGリソースを設定し、かつ第4のCGリソースを第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、第1の再設定情報は、さらに、第4のCGリソースを第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
可能な設計では、M個のCGリソースは、第5のCGリソースを含み、第5のCGリソースに対応するHARQプロセス識別子は、第1のオフセットに基づいて取得され、第1のオフセットは、第5のCGリソースに対応する下りリンク参照信号に基づいて決定される。
可能な設計では、本方法は、さらに、第2の設定情報を端末デバイスに送信することであって、第2の設定情報は、HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの最大再送回数及び/又はHARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの有効期間を設定するためのものである、ことを含む。
第2の態様で説明される方法は、第1の態様で説明される方法に対応すると留意されたい。第2の態様で説明される方法における関係する技術的特徴の有利な効果については、第1の態様の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第3の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイスであってもよいし、端末デバイスの内部に配設され得るチップであってもよい。通信装置は、第1の態様を実装する機能を有する。例えば、通信装置は、第1の態様のステップを実行するための対応するモジュール、ユニット、又は手段(means)を含む。機能、ユニット、又は手段は、ソフトウェア又はハードウェアによって実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。
可能な設計では、通信装置は、処理ユニット及び通信ユニットを含む。通信ユニットは、信号を受信及び受信して、通信装置と別の装置との間で通信を実装するように構成されてもよい。例えば、通信ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスから設定情報を受信するように構成されている。処理ユニットは、通信装置の内部動作の一部を実行するように構成されてもよい。処理ユニット及び通信ユニットによって実行される機能は、第1の態様における動作に対応してもよい。
可能な設計では、装置は、プロセッサを含み、トランシーバをさらに含んでもよい。トランシーバは、信号を受信及び送信するように構成されており、プロセッサは、トランシーバを使用して、第1の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つによる方法を完了する。通信装置は、1つ以上のメモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合されてもよく、メモリは、第1の態様における機能を実装するためのコンピュータ・プログラム又は命令を記憶してもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラム又は命令を実行してもよい。コンピュータ・プログラム又は命令が実行されるときに、通信装置は、第1の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つによる方法を実装することが可能となる。
可能な設計では、装置は、プロセッサを含み、プロセッサは、メモリに結合されるように構成されてもよい。メモリは、第1の態様における機能を実装するためのコンピュータ・プログラム又は命令をしてもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラム又は命令を実行してもよい。コンピュータ・プログラム又は命令が実行されるときに、通信装置は、第1の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つによる方法を実装することが可能となる。
可能な設計では、通信装置は、プロセッサと、インターフェース回路と、を含み、プロセッサは、インターフェース回路を介して別の装置と通信し、第1の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
第4の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、アクセス・ネットワーク・デバイスであってもよいし、アクセス・ネットワーク・デバイスに配設され得るチップであってもよい。通信装置は、第2の態様を実装する機能を有する。例えば、通信装置は、第2の態様における動作を実行するための対応するモジュール、ユニット又は手段を含む。モジュール、ユニット、又は手段は、ソフトウェア又はハードウェアによって実装されてもよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。
可能な設計では、通信装置は、処理ユニット及び通信ユニットを含む。通信ユニットは、信号を受信及び受信して、通信装置と別の装置との間で通信を実装するように構成されてもよい。例えば、通信ユニットは、端末デバイスから上りリンク情報を受信するように構成されている。処理ユニットは、通信装置の内部動作の一部を実行するように構成されてもよい。処理ユニット及び通信ユニットによって実行される機能は、第2の態様における動作に対応してもよい。
可能な設計では、装置は、プロセッサを含み、トランシーバをさらに含んでもよい。トランシーバは、信号を受信及び送信するように構成されており、プロセッサは、トランシーバを使用して、第2の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つによる方法を完了する。通信装置は、1つ以上のメモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合されてもよく、メモリは、第2の態様における機能を実装するためのコンピュータ・プログラム又は命令を記憶してもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラム又は命令を実行してもよい。コンピュータ・プログラム又は命令が実行されるときに、通信装置は、第2の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つにおける方法を実装することが可能となる。
可能な設計では、装置は、プロセッサを含み、プロセッサは、メモリに結合されてもよい。メモリは、第2の態様における機能を実装するためのコンピュータ・プログラム又は命令をしてもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラム又は命令を実行してもよい。コンピュータ・プログラム又は命令が実行されるときに、通信装置は、第2の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つにおける方法を実装することが可能となる。
可能な設計では、通信装置は、プロセッサと、インターフェース回路と、を含み、プロセッサは、インターフェース回路を介して別の装置と通信し、第2の態様の可能な設計又は実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
第3の態様又は第4の態様において、プロセッサは、ハードウェア又はソフトウェアによって実装されてもよいことが理解されよう。プロセッサがハードウェアによって実装されるときに、プロセッサは、論理回路、集積回路などであってもよい。プロセッサがソフトウェアによって実装されるときに、プロセッサは汎用プロセッサであってもよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み出すことによって実装される。さらに、1つ以上のプロセッサ、及び1つ以上のメモリがあってもよい。メモリは、プロセッサと統合されてもよく、又は、メモリとプロセッサは別々に配設される。特定の実装プロセスにおいて、メモリ及びプロセッサは、1つのチップに統合されてもよいし、異なるチップに配設されてもよい。メモリのタイプ並びにメモリ及びプロセッサが配設される方式は、この出願のこの実施形態では限定されない。
第5の態様によれば、この出願の実施形態は、通信システムを提供する。通信システムは、第3の発明による通信装置と、第4の発明による通信装置と、を含む。
第6の態様によれば、この出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体はコンピュータ可読命令を記憶し、コンピュータ可読命令がコンピュータによって読み出されて実行されるときに、コンピュータは、第1の態様又は第2の態様の可能な設計のいずれか1つの方法を実行することが可能となる。
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、コンピュータ・プログラム製品を提供する。コンピュータがコンピュータ・プログラム製品を読み出して実行するときに、コンピュータは、第1の態様又は第2の態様の可能な設計のいずれか1つの方法を実行することが可能となる。
第8の態様によれば、この出願の実施形態は、チップを提供する。チップはプロセッサを含み、プロセッサはメモリに結合され、メモリに記憶されたソフトウェアプログラムを読み出して実行して、第1の態様又は第2の態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実装するように構成されている。
この出願のこれらの態様又は他の態様は、以下の実施形態の説明においてより簡潔かつ理解可能である。
この出願の一実施形態が適用可能なネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 この出願の一実施形態が適用可能なネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 この出願の一実施形態が適用可能なネットワーク・アーキテクチャの概略図である。
この出願の一実施形態による端末デバイスによる3つのRRC状態の切り替えの概略図である。
この出願の一実施形態によるSSBの概略図である。
この出願の一実施形態による同期信号バースト・セットの概略図である。
この出願の一実施形態によるSSBとROプロセスとの間の対応関係の概略図である。
この出願の一実施形態による2つのランダム・アクセス・プロセスの概略図である。
この出願の実施形態1による通信方法に対応する概略フローチャートである。
この出願の一実施形態によるSSBに対応するビームの概略図である。
この出願の一実施形態によるCGリソースと下りリンク参照信号との間の対応状況の概略図である。 この出願の一実施形態によるCGリソースと下りリンク参照信号との間の対応状況の概略図である。 この出願の一実施形態によるCGリソースと下りリンク参照信号との間の対応状況の概略図である。
この出願の実施形態2による通信方法に対応する概略フローチャートである。
この出願の一実施形態によるCGリソースと下りリンク参照信号との間の対応関係の概略図である。
この出願の一実施形態による装置の可能な概略ブロック図である。
この出願の一実施形態による端末デバイスの構造の概略図である。
この出願の一実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの構造の概略図である。
この出願の実施形態における技術的解決策は、この出願の実施形態における添付図面を参照して以下に説明される。
この出願の実施形態で提供される技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution、LTE)システム、第5世代(5th generation、5G)移動通信システム、無線フィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)システム、将来の通信システム、複数の通信システムが集約されるシステムなどに適用されてもよい。これは、この出願の実施形態で限定されない。5Gはニュー・ラジオ(new radio、NR)と呼ばれることもある。
この出願の実施形態で提供される技術的解決策は、通信デバイス間の通信に適用されてもよい。通信デバイス間の通信は、アクセス・ネットワーク・デバイスと端末デバイスとの間の通信、アクセス・ネットワーク・デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間の通信、及び/又は端末デバイスと端末デバイスとの間の通信を含んでもよいが、これらに限定されない。この出願の実施形態では、「通信」という用語はまた、「伝送」、「情報伝送」、「データ伝送」、「信号伝送」などと説明されることもある。伝送は、送信及び/又は受信を含んでもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスと端末デバイスとの間の通信が、この出願の実施形態における技術的解決策を説明するための一例として使用される。当業者はまた、別のスケジューリング・エンティティと下位エンティティとの間の通信、例えばマクロ基地局とマイクロ基地局との間の通信、例えば第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の通信において技術的解決策を使用してもよい。スケジューリング・エンティティは、エア・インタフェースリソースなどの無線リソースを下位エンティティに割り当ててもよい。
最初に、当業者の理解を容易にするために、この出願の実施形態におけるいくつかの用語が説明される。
(1)端末デバイス:端末デバイスは、略して端末と呼ばれることがあり、アクセス・ネットワーク・デバイスと無線通信を実行することができる無線端末デバイスである。例えば、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスのスケジューリング情報及び指示情報を受信してもよい。無線端末デバイスは、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する装置、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、又は別の処理デバイスであってもよい。端末デバイスは、無線アクセス・ネットワーク(radio access network、RAN)を使用して、1つ以上のコア・ネットワーク又はインターネットと通信してもよい。
端末デバイスは、ハンドヘルド型又は車載型を含め、屋内又は屋外を含む陸上に配備されてもよいし、水面(船など)に配備されてもよいし、空中(例えば、航空機、気球、又は衛星)に配備されてもよい。端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)であってもよい。UEは、ハンドヘルド・デバイス、車載デバイス、ウェアラブル・デバイス、又は無線通信機能を有するコンピューティング・デバイスを含む。例えば、UEは、携帯電話(mobile phone)、タブレット・コンピュータ、又は無線トランシーバ機能を有するコンピュータであってもよい。代替的には、端末デバイスは、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業制御における無線端末、自走における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末などであってもよい。この出願の実施形態では、端末デバイスの機能を実装するように構成された装置は、端末デバイスであってもよいし、機能を実装する際に端末デバイスを支援することができる装置、例えばチップ・システムであってもよい。この装置は、端末デバイスに搭載されてもよいし、端末デバイスに合わせて使用されてもよい。この出願の実施形態において、チップ・システムは、チップを含んでもよいし、チップ及び他のディスクリート・コンポーネントを含んでもよい。この出願の実施形態で提供される技術的解決策は、端末デバイスの機能を実装するように構成された装置が端末デバイスである一例を使用して説明される。
(2)アクセス・ネットワーク・デバイス:アクセス・ネットワーク・デバイスは、無線ネットワーク内のデバイスであってもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスを無線ネットワークに接続するRANノードであってもよく、RANデバイス又は基地局と呼ばれることもある。いくつかのアクセス・ネットワーク・デバイスの例は、次世代NodeB(generation NodeB、gNodeB)、伝送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、発展型NodeB(evolved NodeB、eNB)、無線ネットワーク・コントローラ(radio network controller、RNC)、NodeB(NodeB、NB)、基地局コントローラ(BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、ホーム発展型NodeB又はホームNodeB、HNB)、ベースバンド・ユニット(baseband unit、BBU)、無線フィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)アクセス・ポイント(access point、AP)などである。ネットワーク構造では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、中央ユニット(central unit、CU)ノード、分散ユニット(distributed unit、DU)ノード、又はCUノードとDUノードを含むアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよい。別の可能なケースでは、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに無線通信機能を提供する他の装置であってもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスによって使用される特定の技術及び特定のデバイス形態は、この出願の実施形態で限定されない。説明の便宜上、この出願の実施形態では、端末デバイスに無線通信機能を提供する装置は、アクセス・ネットワーク・デバイスと呼ばれる。この出願の実施形態では、アクセス・ネットワーク・デバイスの機能を実装するように構成された装置は、アクセス・ネットワーク・デバイスであってもよいし、機能を実施する際にアクセス・ネットワーク・デバイスをサポートすることができる装置、例えばチップ・システムであってもよい。装置は、アクセス・ネットワーク・デバイスに搭載されてもよいし、アクセス・ネットワーク・デバイスに合わせて使用されてもよい。この出願の実施形態で提供される技術的解決策は、アクセス・ネットワーク・デバイスの機能を実装するように構成された装置がアクセス・ネットワーク・デバイスである一例を使用して説明される。
(3)「システム」及び「ネットワーク」という用語は、この出願の実施形態において互換的に使用されてもよい。「少なくとも1つ」とは、1つ以上を意味し、「複数の」とは、2つ以上を意味する。「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを説明するための関連関係であり、3つの関係が存在してもよいことを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在すること、AとBの両方が存在すること、及びBのみが存在することであって、AとBは単数又は複数であることを表してもよい。文字「/」は一般に、関連オブジェクト間の「又は」関係を示す。「以下の項目(個)のうち少なくとも1つ」又はこれに類似する表現は、これらの項目の任意の組み合わせを示し、単一の項目(個)又は複数の項目(個)の任意の組み合わせを含む。例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、又はA、B及びCを含む。特に記載されない限り、この出願の実施形態において言及される「第1の」及び「第2の」などの序数の用語は、複数のオブジェクトを区別することを意図しており、複数のオブジェクトの数、順序、時系列、優先順位、又は重要度を限定することを意図していない。
図1は、この出願の実施形態が適用可能であるネットワーク・アーキテクチャの概略図である。図1に示すように、端末デバイスは、無線ネットワークにアクセスして、無線ネットワークを使用して外部ネットワーク(例えばインターネット)のサービスを取得するか、又は、無線ネットワークを使用して別のデバイス、例えば別の端末デバイスと通信してもよい。無線ネットワークは、RANと、コア・ネットワーク(core network、CN)と、を含む。RANは、端末デバイス(例えば、端末デバイス1301又は端末デバイス1302)を無線ネットワークに接続するように構成されている。CNは、端末デバイスを管理し、外部ネットワークと通信するためのゲートウェイを提供するように構成されている。
RANは、1つ以上のアクセス・ネットワーク・デバイス、例えば、アクセス・ネットワーク・デバイス1101及びアクセス・ネットワーク・デバイス1102を含んでもよい。
CNは、1つ以上のCNデバイス、例えば、CNデバイス120を含んでもよい。図1に示すネットワーク・アーキテクチャが5G通信システムに適用可能であるときに、CNは、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)エンティティ、セッション管理機能(session management function、SMF)エンティティ、及びユーザ・プレーン機能(user plane function、UPF)エンティティを含んでもよい。
図1に示す通信システムにおけるデバイスの数は、単に一例として使用されているにすぎないと理解されたい。この出願のこの実施形態は、それらに制限されない。実際のアプリケーションでは、通信システムは、より多くの端末デバイス及びより多くのアクセス・ネットワーク・デバイスを含んでもよく、さらに別のデバイスを含んでもよい。
図2は、この出願の一実施形態が適用可能である別のネットワーク・アーキテクチャの概略図である。図2に示すように、ネットワーク・アーキテクチャは、CNデバイス、アクセス・ネットワーク・デバイス、及び端末デバイスを含む。アクセス・ネットワーク・デバイスは、ベースバンド装置と高周波装置とを含む。ベースバンド装置は、1つのノードによって実装されてもよいし、複数のノードで実装されてもよい。無線周波数装置は、ベースバンド装置から遠隔的に独立して実装されてもよいし、ベースバンド装置に統合されてもよい。代替的には、高周波装置の一部の機能が独立して統合され、一部の機能がベースバンド装置に統合されてもよい。例えば、LTE通信システムにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ベースバンド装置と高周波装置とを含む。無線周波数装置は、ベースバンド装置に対して遠隔的に配設されてもよい。例えば、リモート無線ユニット(remote radio unit、RRU)は、BBUに対して配設されるリモート無線ユニットである。
アクセス・ネットワーク・デバイスと端末デバイスとの間の通信は、特定のプロトコル層構造に適合する。例えば、制御プレーン・プロトコル層構造は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)層、パケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層、メディア・アクセス制御(media access control、MAC)層、物理層などのプロトコル層の機能を含んでもよい。ユーザ・プレーン・プロトコル層構造は、PDCP層、RLC層、MAC層、物理層などのプロトコル層の機能を含んでもよい。可能な実装では、サービス・データ適応プロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)層は、ユーザ・プレーン・プロトコル層構造のPDCP層の上にさらに含まれてもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、1つのノードを使用して、RRC層、PDCP層、RLC層、MAC層、物理層などのプロトコル層の機能を実装してもよいし、複数のノードを使用して、プロトコル層の機能を実装してもよい。例えば、発展型構造では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、CU及びDUを含み、複数のDUは、1つのCUによって集中制御される。図2に示すように、CU及びDUは、無線ネットワークのプロトコル層に基づいて割り当てられてもよい。例えば、CUにはPDCP層及びPDCP層より上のプロトコル層の機能が割り当てられ、DUにはRLC層、MAC層、物理層などのPDCP層より下のプロトコル層の機能が割り当てられる。
このようなプロトコル層における割り当ては一例にすぎない。この割り当ては、RLC層などの他のプロトコル層においても実行され、その結果、CUにはRLC層及びRLC層より上のプロトコル層の機能が割り当てられ、DUにはRLC層より下のプロトコル層の機能が割り当てられる。代替的には、割り当ては、プロトコル層内で実行される。例えば、CUにはRLC層の一部の機能とRLC層より上のプロトコル層の機能が割り当てられ、DUにはRLC層の残りの機能とRLC層より下のプロトコル層の機能が割り当てられる。追加的に、分割が他の方式で代替的に実行されてもよく、例えば、分割が遅延に基づいて実行される。DUには処理時間が遅延要件を満たす必要がある機能がセットされ、CUには処理時間が遅延要件を満たす必要がない機能がセットされる。
追加的に、無線周波数装置が、独立して統合されていてもよいし、DU内に配置されていなくてもよいし、DU内に統合されてもよい。代替的に、無線周波数装置の一部が、DU内に遠隔統合されてもよい。これは、本明細書において限定されるものではない。
図3は、この出願の一実施形態が適用可能である別のネットワーク・アーキテクチャの概略図である。図2に示すネットワーク・アーキテクチャと比較して、図3では、CUの制御プレーン(CP)とユーザ・プレーン(UP)は、実装のために異なるエンティティにさらに分離及び分割される。異なるエンティティは、それぞれ、制御プレーン(control plane、CP)CUエンティティ(すなわち、CU-CPエンティティ)及びユーザ・プレーン(user plane、UP)CUエンティティ(すなわち、CU-UPエンティティ)である。
前述のネットワーク・アーキテクチャでは、CUによって生成された信号は、DUを使用して端末デバイスに送信されてもよいし、端末デバイスによって生成された信号は、DUを使用してCUに送信されてもよい。例えば、RRC層又はPDCP層におけるシグナリングは、最終的にPHY層においてシグナリングとして処理されて端末デバイスに送信されるか、又はPHY層において受信されたシグナリングから変換される。このアーキテクチャでは、RRC層又はPDCP層におけるシグナリングがDUによって送信されることか、又はDU及び無線周波数装置によって送信されることも考えられ得る。
図1、図2、又は図3に示すネットワーク・アーキテクチャは、様々な無線アクセス技術(radio access technologie、RAT)の通信システムに適用可能であってもよく、例えば、4G通信システムであってもよいし、5G通信システムであってもよいし、4G通信システムと5G通信システムとの移行システムであってもよい。移行システムは4.5G通信システムと呼ばれることもあり、もちろん将来の通信システムであってもよい。この出願の実施形態で説明されるネットワーク・アーキテクチャ及びサービス・シナリオは、この出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しているが、この出願の実施形態で提供される技術的解決策に限定を構成するものではない。当業者は、この出願の実施形態で提供される技術的解決策が、通信ネットワーク・アーキテクチャが発展し、新たなサービス・シナリオが出現するにつれて、同様の技術的課題にも適用可能であることを知ってもよい。
この出願の以下の実施形態における装置は、装置によって実装される機能に基づいて、端末デバイス又はアクセス・ネットワーク・デバイスに位置してもよい。上述のCU-DU構造が使用されるときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、CU、DU、又はCUとDUを含むアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよい。
以下、最初に、この出願の実施形態における関連する技術的特徴を説明する。説明は、この出願の実施形態の理解を容易にすることを意図しているが、この出願の保護範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。
1.端末デバイスのRRC状態
図1、図2、又は図3に示すネットワーク・アーキテクチャでは、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスとの間でRRC接続セットアップ・プロセスを実行してもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスとのRRC接続がセットアップされた後に、端末デバイスのRRC状態は、RRC接続状態である。続いて、端末デバイスのRRC状態は、RRCアイドル状態、RRC接続状態、及びRRC非アクティブ状態に切り替えられてもよい。
最初に、端末デバイスの3つのRRC状態について説明する。
(1)RRC接続状態
例えば、端末デバイスがRRC接続状態のときに、端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間にRRC接続がある。このケースでは、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ内にあること、又はアクセス・ネットワーク・デバイスの管理範囲内にあることを知っている。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスによって管理されるセルのカバレッジ内にあることを知る。コア・ネットワークは、端末デバイスがあるアクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ又は管理範囲を知っており、コア・ネットワークは、端末デバイスを位置決め又は発見することができるアクセス・ネットワーク・デバイスを知っている。
さらに、端末デバイスがRRC接続状態のときに、アクセス・ネットワーク・デバイス及び端末デバイスは、端末デバイスに固有のデータチャネル及び/又は制御チャネルを送信して、端末デバイスに固有の情報又はユニキャスト情報を伝送してもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに固有の物理下りリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)及び/又は物理下りリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を端末デバイスに送信し、及び/又は端末デバイスは、端末デバイスに固有の物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)及び/又は物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信してもよい。端末デバイスは、PDCCHを介して、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信された上りリンク・スケジューリング指示又は下りリンク・スケジューリング指示を受信してもよい。端末デバイスは、PUCCHを介して、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信して、端末デバイスの下りリンク・データ復調状況を示してもよい。
(2)RRCアイドル状態
例えば、端末デバイスがRRCアイドル状態のときに、端末デバイスとアクセス・ネットワークとの間のRRC接続が解放される。このケースでは、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスからページング・メッセージ、ブロードキャスト・チャネル、及び/又はシステム情報を受信してもよい。
さらに、端末デバイスがRRCアイドル状態のときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ内にあるかどうか、又はアクセス・ネットワーク・デバイスの管理範囲内にあるかどうかを知らないことがある。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスによって管理されているセルのカバレッジ内にあるかどうかを知らないことがある。コア・ネットワークは、端末デバイスがあるアクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ又は管理範囲を知らないことがあり、コア・ネットワークは、端末デバイスを位置決め又は発見することができるアクセス・ネットワーク・デバイスを知らないことがある。
(3)RRCアイドル状態
例えば、端末デバイスがRRC非アクティブ状態のときに、端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間にRRC接続がない。このケースでは、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ内にあるかどうか、又はアクセス・ネットワーク・デバイスの管理範囲内にあるかどうかを知らないことがある。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスによって管理されているセルのカバレッジ内にあるかどうかを知らないことがある。コア・ネットワークは、アクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ又は管理範囲、又は端末デバイスがあるアクセス・ネットワーク・デバイスのカバレッジ又は管理範囲を知っていてもよく、コア・ネットワークは、端末デバイスを位置決め又は発見することができるアクセス・ネットワーク・デバイス又は複数のアクセス・ネットワーク・デバイスを知らないことがある。
さらに、端末デバイスがRRC非アクティブ状態のときに、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスからページング・メッセージ、同期信号、ブロードキャスト・メッセージ、及び/又はシステム情報を受信してもよい。
この出願の実施形態では、RRC非アクティブ状態とRRCアイドル状態をまとめてRRC非接続状態と呼んでもよい。
図4は、この出願の一実施形態による端末デバイスによる上述の3つのRRC状態の切り替えの概略図である。図4に示すように、以下の可能な切り替えケースが含まれてもよい。
(1)RRC接続状態→RRCアイドル状態
例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、RRC接続解放(RRC connection release)メッセージを端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスがRRC接続状態からRRCアイドル状態に切り替えてもよい。
(2)RRC接続状態→RRC非アクティブ状態
例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、RRC接続中断(RRC connetion suspend)メッセージ又はRRC接続解放メッセージを端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスがRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に切り替わる。
(3)RRCアイドル状態→RRC接続状態
例えば、端末デバイスは、端末デバイスが、アクセス・ネットワーク・デバイスとのRRC接続セットアップ・プロセスを通して、RRCアイドル状態からRRC接続状態に切り替わることを可能にしてもよい。RRC接続セットアップ・プロセスは、端末デバイスの上位層によってトリガされてもよい。例えば、端末デバイスが上りリンク・データを送信する必要があるときに、端末デバイスの上位層が、RRC接続セットアップ・プロセスをトリガする。代替的には、RRC接続セットアップ・プロセスは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってトリガされてもよい。例えば、端末デバイスがRRCアイドル状態のときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージを端末デバイスに送信し、ページング・メッセージは、端末デバイスの識別子を含む。これに対応して、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスからページング・メッセージを受信した後、RRC接続セットアップ・プロセスをトリガする。
具体的には、RRC接続セットアップ・プロセスは、端末デバイスがRRC接続要求(RRC connection request)メッセージをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信することであってもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスが要求メッセージを受信した後に、アクセス・ネットワーク・デバイスがRRC接続セットアップ(RRC connection setup)メッセージを端末デバイスに送信する場合は、アクセス・ネットワーク・デバイスが端末デバイスのアクセスを受け入れることを意味し、端末デバイスのRRC状態がRRC接続状態に切り替えられてもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスがRRC接続拒否(RRC connection reject)メッセージを端末デバイスに送信する場合は、アクセス・ネットワーク・デバイスが端末デバイスのアクセスを拒否することを意味し、端末デバイスのRRC状態がRRCアイドル状態を継続する。
(4)RRC非アイドル状態→RRC接続状態
例えば、端末デバイスがRRC非アクティブ状態のときに、端末デバイスのRRC状態は、RRC接続セットアップ・プロセス又はRRC接続再開プロセスを通して、RRC接続状態に切り替えられてもよい。
RRC非アクティブ状態では、端末デバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスからページング・メッセージを受信した後、又は端末デバイスの上位層によるトリガが実行された後に、端末デバイスは、RRC接続再開処理を開始して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間のRRC接続の再開を試みて、RRC接続状態に入ってもよい。例えば、端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間のRRC接続再開処理は 端末デバイスが、RRC接続再開要求(RRC connection resume request)メッセージをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信することと、アクセス・ネットワーク・デバイスが、要求を受信した後に、RRC接続セットアップ・メッセージ又はRRC接続再開メッセージを端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスの状態は、RRC接続状態に切り替えられ得る。代替的には、アクセス・ネットワーク・デバイスがRRC解放メッセージを端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスの状態は、RRC非アクティブ状態からRRCアイドル状態に切り替えられる。代替的には、アクセス・ネットワーク・デバイスがRRC接続拒否メッセージを端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスはRRC非アクティブ状態を継続する。
(5)RRC非アイドル状態→RRCアイドル状態
例えば、端末デバイスがRRC非アクティブ状態のときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスが解放処理を通してRRC非アクティブ状態からRRCアイドル状態に切り替わることを可能にしてもよい。
2.ビーム
通信システム(例えば、5G通信システム、又は将来の通信システム)では、より高いキャリア周波数(例えば、6ギガ・ヘルツ(giga hertz、GHz)以上)、例えば28GHz帯域、38GHz帯域、又は72GHz帯域が使用されて、より広い帯域幅とより高い伝送速度を有する無線通信を実装する。しかしながら、このようなキャリア周波数の無線信号は、空間伝搬中により深刻なフェージングを受ける可能性があり、無線信号でさえ受信端で検出することが困難である。したがって、通信システムでは、指向性の良いビームを取得するためにビームフォーミング(beamforming、BF)技術が使用されて、アンテナ利得を増加させて、送信方向における電力を増加させる。通信システムにおけるビームフォーミングは、高帯域に限定されるものではなく、6GHz未満の低帯域に適用されてもよい。
ビームは、通信リソースとして理解されてもよく、ビームは、ワイド・ビーム、ナロー・ビーム、又は別のタイプのビームであってもよい。異なるビームは、異なる通信リソースと考えられてもよく、異なるビームを使用して同じ情報、又は異なる情報が送信されてもよい。ビームは、送信ビーム及び受信ビームを含む。送信ビームは、アンテナを使用して信号が送信されるときに、空間の異なる方向に形成される信号強度分布であってもよい。受信ビームは、アンテナアレイが空間内の異なる方向における無線信号の受信を強くするか、又は弱くする分布であってもよい。送信ビームは、送信フィルタを構成することによって実装されてもよく、受信ビームは、受信フィルタを構成することによって実装されてもよい。この出願の実施形態におけるフィルタは、デジタル・フィルタ、アナログ・フィルタ、又はデジタル-アナログ・ハイブリッド・フィルタを含んでもよい。これは、具体的に限定されるものではない。
例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、送信ビームxを使用して下りリンク参照信号を送信する。これに対応して、端末デバイスは、受信ビームyを使用して下りリンク参照信号を受信してもよい。このケースでは、送信ビームxと受信ビームyは、ビーム対として理解されてもよい。さらに、受信ビームyを使用して端末デバイスによって受信された下りリンク参照信号の測定値が大きい場合に、空間チャネル相互作用に基づいて、受信ビームx′を使用して端末デバイスによって送信された信号を受信するアクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能も良好である。受信ビームx′は、送信ビームxと高い相関度を有しており、具体的には、受信ビームx′に対応する受信フィルタのパラメータと送信ビームxに対応する送信フィルタのパラメータとが同じ又は互いに非常に近く、これは、結果に反映される。言い換えれば、受信ビームx′の形成効果と送信ビームxのフォーミング効果とが、同じ又は類似である。
SSB
図1、図2、又は図3に示すネットワーク・アーキテクチャでは、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信された同期信号/ブロードキャスト・チャネル・ブロック(synchronization signal/physical broadcast channel block、SS/PBCHブロックは、略してSSBとも呼ばれてもよい)を受信して、アクセス・ネットワーク・デバイスとの同期を実装すること、システム情報を取得することなどを行ってもよい。
(1)SSBのフォーメーション
この出願の実施形態では、SSBは、一次同期信号(primary synchronization signal、PSS)、二次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)、及び物理ブロードキャスト・チャネルphysical broadcast channel、PBCH)を含んでもよい。図5に示すように、時間領域では、1つのSSBが4つの直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボル(symbol)を占有し、これらは、シンボル0~3として示される。周波数領域では、1つのSSBは、20個のリソース・ブロック(resource block、RB)(1つRBは、12個のサブキャリアを含む)、すなわち240個のサブキャリアを占有し、サブキャリア番号は、0~239である。PSSは、シンボル0の中央の127個のサブキャリア上に位置し、SSSは、シンボル2の中央の127個のサブキャリア上に位置する。PSS及びSSSを保護するために、それぞれ異なるガード・サブキャリアがある。ガード・サブキャリアは、信号を搬送するためのものではない。サブキャリアは、ガード・サブキャリアとしてSSSの両側に別々に予約される。図5では、SSSの両側の空白領域はガード・サブキャリアである。PBCHは、シンボル1及びシンボル3の全てのサブキャリアを占有し、シンボル2の全てのサブキャリアにおいて、SSSによって占有されるサブキャリア以外の残りのサブキャリアの一部(すなわち、残りのサブキャリアにおけるガード・サブキャリア以外のサブキャリア)を占有する。
(2)SSBの送信機構
セル(又はキャリア)に対して、アクセス・ネットワーク・デバイスは、異なる送信ビームを使用して異なる瞬間にSSBを送信して、セルのブロードキャスト・ビーム・カバレッジを完了してもよい。図6に示すように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、送信ビーム0を使用してSSB#0を送信し、送信ビーム1を使用してSSB#1を送信し、送信ビーム2を使用してSSB#2を送信するなどを行う。このケースでは、送信ビーム0がSSB#0に対応し、送信ビーム1がSSB#1に対応し、送信ビーム2がSSB#2に対応することが理解されよう。
ビーム走査プロセスでは、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるSSBのセットは、同期信号バースト・セット(synchronization signal burst set、SSバースト・セット)又はSSBバースト・セットと呼ばれてもよい。SSバースト・セットの周期は、特定ビームに対応するSSBの周期と等価であり、5ms(ミリ秒)、10ms、20ms、40ms、80ms、160msなどと設定されてもよい。
例えば、グラント・スペクトル内の1つのSSバースト・セットは、多くても4、8、又は64個のSSBを有する。キャリア帯域が3GHz未満のときに、1つのSSバースト・セットは、多くても4つのSSBを有する。各SSバースト・セットは、5msの時間間隔内にある。SSバースト・セットの一例については、図6を参照のこと。図6では、SSバースト・セットの周期が20msであり、かつ1つのSSバースト・セットがP個のSSBを含む一例が使用され、Pは、正の整数である。図6では、P個のSBSは、20msのうち5msの時間期間内にある。
(3)SSBとランダム・アクセス・チャネル(random access channel、RACH)機会(occasion)(略してRO)との間の対応関係
アクセス・ネットワーク・デバイスは、SSBとROとの対応関係を端末デバイスに示してもよい。例えば、ネットワーク・デバイスは、システム情報を使用して、SSBとROとの間の対応関係を端末デバイスに示してもよい。別の可能な例では、SSBとROとの間の対応関係はまた、プロトコルを使用して予め定義されてもよい。ROは、ランダム・アクセス・リソース又はランダム・アクセス機会、すなわち、ランダム・アクセス・プリアンブルを搬送するための時間周波数リソースとして理解されてもよい。
例えば、SSBとROとの間の対応関係を端末デバイスに示すときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、1つのROに対応するSSBの数、及び1つのROにおける1つのSSBに対応する候補プリアンブルの数を示してもよい。SSBバースト・セットが4つのSSB(SSB1~SSB4)を含み、ROの周波数分割多重パラメータが4(言い換えれば、4つのROが、1つの時間ユニットにおける周波数分割多重のためのものである)である一例を使用して、以下、2つの例を参照してSSBとROとの間の対応関係を説明する。
例1では、図7の(a)を参照する。アクセス・ネットワーク・デバイスは、1つのROに対応するSSBの数が8分の1であることを示し、1つのROにおける1つのSSBに対応する候補プリアンブルの数が4であることを示す。このケースでは、1つのROに対応するSSBの数は、1/8であり、言い換えれば、8個のROが、1つのSSBに対応する。したがって、最初の2つの時間ユニットにおける8つのROは、SSB1に対応し、次の2つの時間ユニットにおける8つのROは、SSB2に対応する、などである。追加的に、各ROに対応するプリアンブルのインデックスは0~3である。端末デバイスが、測定を通して、SSB1の測定値が高いことを取得するときに、端末デバイスは、SSB1に対応する8つのROのいずれか1つ上で、インデックスが0~3のプリアンブルのいずれか1つを送信することを選択してもよい。
例2では、図7の(b)を参照する。アクセス・ネットワーク・デバイスは、1つのROに対応するSSBの数が2であることを示し、1つのROにおける1つのSSBに対応する候補プリアンブルの数が16であることを示す。このケースでは、1つのROに対応するSSBの数は、2である。したがって、第1の時間ユニットにおける第1の周波数領域位置におけるROは、SSB1及びSSB2に対応し、第1の時間ユニットにおける第2の周波数領域位置におけるROは、SSB3及びSSB4に対応し、第1の時間ユニットにおける第3の周波数領域位置におけるROは、SSB1及びSSB2に対応し、第1の時間ユニットにおける第4の周波数領域位置におけるROは、SSB3及びSSB4に対応するなどである。追加的に、SSB1に対応するプリアンブルのインデックスは0~15であり、SSB2に対応するプリアンブルのインデックスは16~31であり、SSB3に対応するプリアンブルのインデックスは0~15であり、SSB4に対応するプリアンブルのインデックスは16~31である。端末デバイスが、測定を通して、SSB1の測定値が高いことを取得するときに、端末デバイスは、SSB1に対応するいずれか1つのRO上で、インデックスが0~15のプリアンブルのいずれか1つを送信することを選択してもよい。
上述の2つの例における時間ユニットは、1つ以上のシンボルを含んでもよいし、1つ以上のスロットを含んでもよいことに留意されたい。この出願の実施形態では、時間ユニットの特定の長さは限定されない。
上述の関係する技術的特徴の説明に基づいて、RRC非接続状態(一例として、RRC非アクティブ状態を使用する)の端末デバイスの場合、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)リリース16(Release 16)より前では、ユニキャスト・データ伝送を行う際にRRC非アクティブ状態の端末デバイスはサポートされていない。具体的には、端末デバイスは、RRC接続が再開され、端末デバイスがRRC接続状態に入った後にのみユニキャスト・データ送信を実行してもよい。しかしながら、いくつかのシナリオにおいて、RRC非アクティブ状態の端末デバイスによって伝送される必要があるデータ・パケットは、通常スモールである(すなわち、スモール・データ(small data))である。端末デバイスがデータ伝送を行うたびにRRC接続セットアップ・プロセスが発生し、RRC非アクティブ状態からRRC接続状態に入るために、不要な電力消費及びシグナリング・オーバーヘッドが発生する。
WeChat又はQQのインスタントメッセージ、アプリケーション(application、APP)の心拍パケット、又はプッシュメッセージなどのスマートフォン関係サービスと、ウェアラブル・デバイスの周期的データ(例えば、心拍パケット)、又は産業用無線センサ・ネットワークによって送信される周期的データなどの非スマートフォン関連サービスとを具体的にカバーし得る複数のスモール・データ伝送シナリオがあってもよい。追加的に、スモール・データの特定サイズは、この出願の実施形態において制限されなくてもよい。例えば、100~300バイトのデータ・パケットは、スモール・データと考えられてもよい。別の例では、1つのスロットで送信され得るデータ・パケットはスモール・データと考えられてもよい(例えば、直交位相シフト・キーイング(quadrature phase shift keying、QPSK)が、帯域幅リソースが5Mで、かつサブキャリア間隔が30 kHzの1つのスロットに対する変調のためのものである場合、約500バイトが伝送されてもよい)。別の例では、RRC非アクティブ状態で送信されるユーザ・プレーン・データ・パケット及び/又は制御プレーン・データ・パケットは、スモール・データと考えられてもよい。
スモール・データ伝送シナリオでは、端末デバイスがRRC非アクティブ状態のときに、状態切り替えを実行することなく、端末デバイスが、スモール・データ伝送を実行するようにサポートされてもよく、それによって、端末デバイスのシグナリング・オーバーヘッド及び電力消費を有意に低減する。
例えば、端末デバイスがRRC非アクティブ状態のときに、端末デバイスがスモール・データ伝送を実行することは、具体的には以下の2つの方法を使用して実装されてもよい。
(1)ランダム・アクセス(Random Access、RA)に基づくデータ伝送
従来のランダム・アクセスと異なり、ランダム・アクセスに基づくデータ伝送とは、端末デバイスが、ランダム・アクセス・プロセスにおいて、上りリンク・データ(簡単のために、この出願の実施形態において以下に説明されるデータは、別段の指定がない限り、ユーザ・プレーン・データを表す)をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信するか、又は下りリンク・データを受信することを意味する。
例えば、ランダム・アクセス・プロセスは、4ステップのランダム・アクセス・プロセス及び2ステップのランダム・アクセス・プロセスを含んでもよい。端末デバイスは、4ステップのランダム・アクセス・プロセスにおいて、メッセージ3(Msg3)を使用して上りリンク・データを送信してもよいし、メッセージ4(Msg4)を使用して下りリンク・データを受信してもよい。代替的には、端末デバイスは、2ステップのランダム・アクセス・プロセスにおいて、メッセージA(MsgA)を使用して上りリンク・データを送信してもよいし、メッセージB(MsgB)を使用して下りリンク・データを受信してもよい。
図8(a)は、この出願の一実施形態による4ステップのランダム・アクセス・プロセスの概略図である。図8(a)に示すように、4ステップのランダム・アクセス・プロセスは、以下のステップを含んでもよい。
S8011:端末デバイスは、ランダム・アクセス・プリアンブル(preamble)を物理ランダム・アクセス・チャネル(physical random access channel、PRACH)を介してアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する、すなわち、メッセージ1(Msg1)をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する。
例えば、プリアンブルはシーケンスであってもよく、端末デバイスのタイミング・アドバンス(timing advance、TA)を決定するためにアクセス・ネットワーク・デバイスによって使用される。
S8012:アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスによって送信されたランダム・アクセス・プリアンブルを検出した後に、ランダム・アクセス応答(random access response、RAR)を端末デバイスを送信する、すなわち、メッセージ2(Msg2)を端末デバイスに送信する。メッセージ2は、PUSCHのリソース位置を示してもよい。
S8013:端末デバイスは、メッセージ2によって示されたPUSCHのリソース位置に基づいて、PUSCHを介してメッセージ3をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する。メッセージ3は、上りリンク・データ、例えば上りリンク・スモール・データを含んでもよい。任意選択で、メッセージ3は、端末デバイスの識別子をさらに含んでもよい。
S8014:アクセス・ネットワーク・デバイスは、メッセージ3を受信し、メッセージ4を端末デバイスに送信し、メッセージ4は、フィードバック情報を含み、上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを端末デバイスに通知してもよい。
なお、上述の4ステップのランダム・アクセス・プロセスにおけるPRACHリソース、プリアンブル、及びRAR受信するためのリソースは全て、端末デバイスに対してアクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されてもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスが接続状態のときに、端末デバイスに対して専用リソースを設定してもよいし、システム・メッセージにおいて競合のためにリソースをブロードキャストしてもよい。
図8(b)は、この出願の一実施形態による2ステップのランダム・アクセス・プロセスの概略図である。図8(b)に示すように、2ステップのランダム・アクセス・プロセスは、以下のステップを含んでもよい。
S8021:端末デバイスは、メッセージAをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する。具体的には、端末デバイスは、ランダム・アクセス・プリアンブルをPRACHを通してアクセス・ネットワーク・デバイスに送信し、対応するPUSCHを通して上りリンク・データ(例えば、上りリンク・スモール・データ)をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する。任意選択で、端末デバイスはまた、端末デバイスの識別子を送信してもよい。
S8022:アクセス・ネットワーク・デバイスは、メッセージAを受信した後に、メッセージBを端末デバイスに送信する。メッセージBは、RARを含み、RARは、メッセージAのフィードバック情報を含み、上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを端末デバイスに通知してもよい。
上述の2ステップのランダム・アクセス・プロセスにおけるPRACHリソース、プリアンブル、PUSCHリソース(PUSCHにおける変調参照信号(DMRS)のリソースを含む))、及びRARを受信するためのリソースは、端末デバイスに対してアクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されてもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスが接続状態のときに、端末デバイスに対して専用リソースを設定してもよいし、システム・メッセージにおいて競合のためにリソースをブロードキャストしてもよい。
(2)設定グラント(CG)リソースに基づくデータ伝送
CGリソースに基づくデータ伝送とは、アクセス・ネットワーク・デバイスが、端末デバイスに対して上りリンク・データ(例えば、PUSCH)伝送のためのリソースを設定してもよいことを意味する。端末デバイスが、上りリンク・データを送信する必要があるときに、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスからのダイナミック・グラント(dynamic grant)を受信せず、プリアンブルを送信せずに、CGリソースを使用してデータをアクセス・ネットワーク・デバイスに直接送信する。CGリソースに基づくデータ伝送は、グラント・フリー(grant free、GF)データ伝送とも呼ばれることがある。端末デバイスはプリアンブルを送信する必要がないため、ランダム・アクセスに基づくデータ伝送解決策と比較して、端末デバイスのシグナリング・オーバーヘッド及び消費電力をさらに低減することができる。
しかしながら、CGリソースに基づくデータ伝送では、RRC非アクティブ状態の端末デバイスは、RRC接続状態のものと同様のビーム管理(beam management)処理を有さない。したがって、アクセス・ネットワーク・デバイスは、通常、RRC非アクティブ状態の端末デバイスの位置情報(又はチャネル情報)を知らず、さらに、どの受信ビームが、端末デバイスによってCGリソース上で送信された上りリンク・データを受信するためのものであるかを知らない。アクセス・ネットワーク・デバイスが端末デバイスのチャネル情報を知らないときに、アクセス・ネットワーク・デバイスが全方位アンテナを使用して上りリンク・データを受信する場合、受信性能の低下を引き起こす。性能改善方式は、デジタル・フィルタリング処理に依存することである。しかし、端末デバイスのチャネル情報がないときに、アクセス・ネットワーク・デバイスの受信複雑度が大幅に増大する。
これに基づいて、CGに基づくデータ伝送の関係実装は、この出願の実施形態で研究されている。
以下、実施形態1~実施形態3を参照して、この出願の実施形態を詳細に説明する。
実施形態1
アクセス・ネットワーク・デバイスが端末デバイスのチャネル情報を知らないために受信性能の低下が引き起こされるという問題を解決するために、可能なアイデアとしては、CGリソースとチャネル情報との間の対応関係をセットアップすることである。このようにして、アクセス・ネットワーク・デバイスは、CGリソースに対応するチャネル情報に基づいて、対応する受信ビームを使用してCGリソース上で上りリンク・データを受信し、それにより、上りリンク・データの受信性能を改善することができる。
具体的には、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下りリンク参照信号を周期的にブロードキャストしてもよい。端末デバイスがRRC非接続状態のときに、端末デバイスが、下りリンク参照信号を測定することが基本的な挙動である。また、空間チャネル相反関係に基づいて、端末デバイスが下りリンク参照信号の測定を通して、下りリンク参照信号の測定値が大きい(例えば、下りリンク参照信号1の測定値が大きく、下りリンク参照信号1を送信するためにアクセス・ネットワーク・デバイスによって使用されるビームが送信ビームxである)ときに、対応する受信ビームx′を使用して端末デバイスによって送信された信号を受信するアクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能も良好である。この出願の実施形態1で提供される通信方法は、以下のステップを含んでもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の設定情報を端末デバイスに送信してもよく、第1の設定情報は、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、N個の下りリンク参照信号は、下りリンク参照信号1を含む。さらに、端末デバイスは、RRC非接続状態に入った後に、下りリンク参照信号1に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信してもよい。これに対応して、アクセス・ネットワーク・デバイスは、対応する受信ビームを使用して、CGリソース上で端末デバイスによって送信された上りリンク・データを受信してもよい。M及びNは、正の整数である。アクセス・ネットワーク・デバイスが端末デバイスのチャネル情報を知らず、全方位アンテナを使用して上りリンク・データを受信する方式と比較して、この方式は、アクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能を効果的に改善することができる。
以下、図9を参照して、この出願の実施形態1で提供される通信方法を詳細に説明する。
図9は、この出願の実施形態1による通信方法に対応する概略フローチャートである。図9に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
任意選択で、S900では、端末デバイスは、RRC接続状態に入る。
ここで、端末デバイスは、RRC接続セットアップ・プロセス又はRRC接続再開処理を通して、RRC状態をRRC接続状態に切り替えてもよい。
任意選択で、S901では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の設定情報を端末デバイスに送信し、第1の設定情報は、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
これに対応して、S902では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の設定情報を受信してもよい。
ここで、アクセス・ネットワーク・デバイスは、さらに、端末デバイスに対してM個のCGリソースを設定してもよい。一例では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の設定情報を使用して、端末デバイスに対してM個のCGリソースを設定してもよい。言い換えれば、第1の設定情報が、M個のCGリソースを設定し、かつM個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように構成するためのものであってもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスが第1の設定情報を端末デバイスに送信する複数の方式があってもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、RRCメッセージを端末デバイスに送信してもよく、RRCメッセージは、第1の設定情報を含む。例えば、RRCメッセージは、RRC接続解放メッセージ又は別の可能なメッセージであってよい。これは、具体的に限定されるものではない。
さらに別の例では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第3の設定情報を使用して、端末デバイスに対してM個のCGリソースを設定してもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、同じメッセージを使用して、第1の設定情報及び第3の設定情報を端末デバイスに送信してもよい。代替的には、アクセス・ネットワーク・デバイスは、異なるメッセージを使用して、第1の設定情報及び第3の設定情報を端末デバイスに送信してもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、最初に、RRCメッセージ1を端末デバイスに送信することであって、RRCメッセージ1は、第3の設定情報を含む、ことと、RRCメッセージ2を端末デバイスに送信することであって、RRCメッセージ2は、第1の設定情報を含む、こととを行ってもよい。
M個のCGリソースについて説明する。
M個のCGリソースは、端末デバイスがRRC非接続状態のときに、端末デバイスが上りリンク情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信するために端末デバイスによって使用されてもよい。例えば、M個のCGリソースは、端末デバイスがRRC非接続状態のときに、端末デバイスによって上りリンク情報を送信するため専用である。別の例として、M個のCGリソースは、端末デバイスがRRC接続状態のときに、上りリンク情報を送信するために端末デバイスによって使用されてもよいし、端末デバイスがRRC非接続状態のときに、上りリンク情報を送信するために端末デバイスによって使用されてもよい。上りリンク情報は、上りリンク・データ及び/又は上りリンク・シグナリングを含んでもよく、上りリンク・シグナリングは、物理層におけるシグナリング、MAC層におけるシグナリング、及びRRC層におけるシグナリングのうちの少なくとも1つを含んでもよい。上りリンク・データ及び/又は上りリンク・シグナリングは、端末デバイスに固有のPUSCH及び/又はPUCCH上で搬送されてもよい。
この出願のこの実施形態では、CGリソースは、「セット」の粒度、「周期」の粒度、「数」の粒度などの複数の可能な粒度をサポートしてもよい。例えば、CGリソースの1つのセットが1つの周期(長さ)に対応し、1つの周期が1つ以上のCGリソースを含んでもよい。1つのCGリソースは、1回のデータ伝送のためのものであってもよい。1周期に含まれる複数のCGリソースは、同じデータを繰り返し伝送するためのものであってもよく、複数のCGリソースを通して伝送されるデータの冗長バージョンが、同じ又は異なっていてもよい。言い換えれば、1周期に含まれる複数のCGリソースが、複数の繰り返し機会として理解されてもよい。1周期における複数のCGリソースのうちの任意の2つの異なるCGリソースは、時間及び/又は周波数によって分割されてもよい。これは、限定されるものではない。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、W個のCGリソース・セットの設定情報を端末デバイスに(例えば、第1の設定情報を使用して)送信し、Wは、正の整数である。例えば、W=3であり、W個のCGリソース・セットは、第1のCGリソース・セット、第2のCGリソース・セット、及び第3のCGリソース・セットを含んでもよい。第1のCGリソースを一例として使用して、第1のCGリソース・セットの設定情報は、(1)第1のCGリソース・セットに対応する周期の持続時間、(2)周期内の繰り返しの数、周期内に含まれる繰り返し機会の数、又は周期内に含まれるCGリソースの数、(3)周期内の各CGリソースの時間周波数位置情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。任意選択で、1つのCGリソース・セットは、CGリソースのグループ又は別の名前で呼ばれることもあるが、これに限定されない。
任意選択で、第1のCGリソース・セットの設定情報は、他の可能な情報、例えば、周波数ホッピング指示情報(スロット内又はスロット間周波数ホッピングを示す)、DMRS設定情報(DMRSのタイプ、位置、長さ、及び/又はDMRSがプリコードされているかどうかを示す)、変調及びコーディング・スキーム(modulation and coding scheme、MCS)テーブル、リソース割り当て方式(タイプ0、タイプ1、又はダイナミック切り替えを示す)、電力制御指示情報、HARQプロセスの数(例えば、1~16のうちの1つであり得る)、及び反復中に使用される冗長バージョンのうちの1つ以上をさらに含んでもよい。これは、具体的に限定されるものではない。
N個の下りリンク参照信号について説明する。
例えば、下りリンク参照信号は、SSB、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)、測位参照信号(positioning reference signal、PRS)、下りリンクDMRS、他の可能な下りリンク参照信号であってよい。これは、具体的に限定されるものではない。この出願のこの実施形態では、下りリンク参照信号がSSBである一例が説明のために使用される。
上述したように、1つのSSバースト・セットは、複数のSSBを含んでもよい。例えば、1つのSSバースト・セットが4つのSSB、すなわちSSB1、SSB2、SSB3及びSSB4を含む場合、Nは、4以下の正の整数であってもよい。言い換えれば、N個の下りリンク参照信号が、SSB1、SSB2、SSB3、又はSSB4のうちの少なくとも1つを含んでもよい。別の例としては、1つのSSバースト・セットが8つのSSB、すなわちSSB1、SSB2、...及びSSB8を含む場合、Nは、8以下の正の整数であってもよい。言い換えれば、N個の下りリンク参照信号が、SSB1、SSB2、...、又はSSB8のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するようにすることが説明される。
例えば、M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応する特定の対応方式が複数あってもよい。以下、3つの可能な対応方式について説明する。
(1)対応方式1:M個のCGリソースは、「セット」の粒度においてN個の下りリンク参照信号に対応する。例えば、M個のCGリソースは、1つ以上のCGリソース・セットに属し、各CGリソースは、1つのCGリソース・セットのみに属してもよい。各CGリソース・セットは、N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応してもよい。追加的に、1つの下りリンク参照信号はまた、1つ以上のCGリソース・セットに対応してもよい。
例えば、M個のCGリソースは、W個のCGリソース・セットに属する。W=3である一例を使用して、W個のCGリソース・セットは、第1のCGリソース・セット、第2のCGリソース・セット、及び第3のCGリソース・セットを含んでもよい。例えば、M個のCGリソースは、第1のCGリソース・セットに含まれる全てのCGリソース、第2のCGリソース・セットに含まれる全てのCGリソース、及び第3のCGリソース・セットに含まれる全てのCGリソースを含んでもよい。N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む。図10に示すように、SSB1は、送信ビーム1に対応し、SSB2は、送信ビーム2に対応し、SSB3は、送信ビーム3に対応し、SSB4は、送信ビーム4に対応する。このケースでは、可能な対応するケースは以下のようである。図11に示すように、第1のCGリソース・セットは、SSB1に対応し、第2のCGリソース・セットは、SSB2に対応し、第3のCGリソース・セットは、SSB3及びSSB4に対応する。このケースでは、第1のCGリソース・セットに含まれる全てのCGリソースがSSB1に対応し、第2のCGリソース・セットに含まれる全てのCGリソースがSSB2に対応し、第3のCGリソース・セットに含まれる全てのCGリソースがSSB3及びSSB4に対応することが理解されよう。
別の例では、M個のCGリソースは、W個のCGリソース・セットに属する。W=3である一例を使用して、W個のCGリソース・セットは、第1のCGリソース・セット、第2のCGリソース・セット、及び第3のCGリソース・セットを含んでもよい。例えば、第1のCGリソース・セットは、2つのCGリソースを1つの周期に含み、第2のCGリソース・セットは、3つのCGリソースを1つの周期に含み、第3のCGリソース・セットは、3つのCGリソースを1つの周期に含む。このケースでは、M個のリソースは、2+3+3=8CGリソースである。このケースでは、可能な対応するケースは以下のようである。第1のCGリソース・セットは、SSB1に対応してもよく、第2のCGリソース・セットは、SSB2に対応してもよく、第3のCGリソース・セットは、SSB3及びSSB4に対応してもよい。このケースでは、第1のCGリソース・セットの各周期における2つのCGリソースがSSB1に対応し、第2のCGリソース・セットの各周期における3つのCGリソースがSSB2に対応し、第3のCGリソース・セットの各周期における3つのCGリソース・セットがSSB3及びSSB4に対応することが理解されよう。
アクセス・ネットワーク・デバイスが、対応する方式で、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するときに、CGリソース・セットのいずれか1つに対して、可能な設定例は以下のようである。
ConfiguredGrantConfig(CGリソース・セットの設定情報)::=SEQUENCE{
...
CorrespondingRS ENUMERATED {SSB, CSI-RS, PRS} OPTIONAL,
(CGリソース・セットに対応する下りリンク参照信号のタイプは、例えば、SSB、CSI-RS、又はPRSのいずれかである)
CorrespondingRSIndex-1 INTEGER (0..63) OPTIONAL,
(対応する第1の下りリンク参照信号のインデックス)
CorrespondingRSIndex-2 INTEGER (0..63) OPTIONAL,
(対応する第2の下りリンク参照信号のインデックス)
RSRPofRS RSRP OPTIONAL,
(RSRPに対応する閾値(例えば、後述する第1の閾値)に対して、下りリンク参照信号を測定して取得されたRSRPが閾値以上であるときは、下りリンク参照信号に対応するCGリソースを使用して上りリンク・データが送信されてもよいことを意味する)
...}
(2)対応方式2:M個のCGリソースは、「周期」の粒度においてN個の下りリンク参照信号に対応する。例えば、M個のCGリソースは、1つ以上の周期内にあり、各CGリソースは1つの周期のみを有することができる。各周期は、N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応してもよい。追加的に、1つの下りリンク参照信号は、1つ以上の周期に対応してもよい。
例えば、M個のCGリソースが複数の周期内にあるということは、M個のCGリソースが、1つのCGリソース・セットの複数の周期内にあること、言い換えれば、M個のCGリソースが、CGリソース・セットの複数の周期内にCGリソースを含むことを意味する。例えば、M個のCGリソースは、CGリソース・セットの周期i、周期i+1、及び周期i+2内にあり、言い換えれば、M個のCGリソースは、周期i、周期i+1、及び周期i+2内にCGリソースを含み、iは、正の整数であってもよい。N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む。図10に示すように、SSB1は、送信ビーム1に対応し、SSB2は、送信ビーム2に対応し、SSB3は、送信ビーム3に対応し、SSB4は、送信ビーム4に対応する。このケースでは、可能な対応するケースは以下のようである。周期iは、SSB1に対応し、周期i+1は、SSB2に対応し、周期i+2は、SSB3及びSSB4に対応する。具体的には、周期i内の全てのCGリソースがSSB1に対応し、周期i+1内の全てのCGリソースがSSB2に対応し、周期i+2内の全てのCGリソースがSSB3及びSSB4に対応する。
別の例として、M個のCGリソースが複数の周期内にあることはまた、M個のCGリソースが複数のCGリソース・セットの複数の周期内にあることを意味してもよい。例えば、M個のCGリソースは、第1のCGリソース・セットの1つ以上の周期(例えば、周期i、周期i+1、及び周期i+2)、及び第2のCGリソース・セットの1つ以上の周期(例えば、周期j、周期j+1、及び周期j+2)内にある。具体的には、M個のCGリソースは、第1のCGリソース・セットの1つ以上の周期内にCGリソースと、第2のCGリソース・セットの1つ以上の周期内にCGリソースとを含む。N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む。図10に示すように、SSB1は、送信ビーム1に対応し、SSB2は、送信ビーム2に対応し、SSB3は、送信ビーム3に対応し、SSB4は、送信ビーム4に対応する。このケースでは、可能な対応するケースは以下のようである。図12に示すように、第1のCGリソース・セットでは、周期iは、SSB1に対応し、周期i+1は、SSB2に対応し、周期i+2は、SSB3及びSSB4に対応する。第2のCGリソース・セットでは、周期j及び周期j+1は、SSB1に対応し、周期j+2は、SSB2に対応し、周期j+3は、SSB3及びSSB4に対応し、jは、正の整数であってもよい。第1のCGリソース・セットの周期と第2のCGリソース・セットの周期とは、下りリンク参照信号に別々かつ独立に対応してもよい。例えば、第1のCGリソース・セットの周期i内のCGリソースと、第2のCGリソース・セットの周期j内のCGリソースとが時間領域で重なっているときに、第1のCGリソース・セットの周期iと第2のCGリソース・セットの周期jとは、同じSSBに対応していてもよいし、異なるSSBに対応していてもよい。これは、具体的に限定されるものではない。追加的に、図11に示す対応関係と比較して、図12に示す対応関係は、端末デバイスが周期を選択する際により良好な自由度を有することを可能にする。
(3)対応方式3:M個のCGリソースは、「数」の粒度においてN個の下りリンク参照信号に対応する。例えば、M個のCGリソースにおける1つ以上のCGリソースは、少なくとも1つの下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応する。言い換えれば、1つのCGリソースが、1つ以上の下りリンク参照信号に対応し、及び/又は1つの下りリンク参照信号が、1つ以上のCGリソースに対応してもよい。
例えば、M個のCGリソースは、1つのCGリソース・セットにおけるM個のCGリソースであってもよい。代替的には、M個のCGリソースはまた、複数のCGリソース・セットにおけるM個のCGリソースであってもよい。例えば、M個のCGリソースは、第1のCGリソース・セットにM1個のCGリソースを含み、第2のCGリソース・セットにM2個のCGリソースを含んでもよい。M1及びM2は、正の整数であり、M1+M2=Mである。N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む。図10に示すように、SSB1は、送信ビーム1に対応し、SSB2は、送信ビーム2に対応し、SSB3は、送信ビーム3に対応し、SSB4は、送信ビーム4に対応する。M個のCGリソースが、M個のCGリソースが1つのCGリソース・セットにおけるM個のCGリソースであってもよい一例を使用して、可能な対応するケースは以下のようである。図13に示すように、CGリソース・セットの各周期(例えば周期1)における第1のCGリソースが、SSB1に対応し、第2のCGリソースが、SSB2に対応し、第3のCGリソースが、SSB3及びSSB4に対応する。追加的に、図11又は図12に示す対応関係と比較して、図13に示す対応関係は、端末デバイスがCGリソースを選択する際により良好な自由度を有することを可能にする。
M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、対応方式1、対応方式2、及び対応方式3の1つを別々に使用してもよいし、対応方式1、対応方式2、及び対応方式3の2つ又は3つの対応方式を組み合わせて使用してもよい。アクセス・ネットワーク・デバイスが対応方式2と対応方式3とを組み合わせて使用する一例を使用して、例えば、M個のCGリソースは、W個のCGリソース・セットにおけるCGリソースである。例えば、W=2であり、W個のCGリソース・セットは、第1のCGリソース・セット、及び第2のCGリソース・セットを含んでもよい。M個のCGリソースは、第1のCGリソースの周期i、周期i+1、及び周期i+2内にCGリソースと、第2のCGリソースの周期j、及び周期j+1内にCGリソースとを含む。N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む。このケースでは、可能な対応するケースは以下のようである。第1のCGリソース・セットでは、周期iは、SSB1に対応し、周期i+1は、SSB2に対応し、周期i+2は、SSB3及びSSB4に対応する。第2のCGリソース・セットでは、周期jにおける第1及び第2のCGリソースが、SSB1に対応し、周期jにおける第3のCGリソースが、SSB2に対応し、周期jにおける他のCGリソース(例えば、周期jにおける第4、第5、及び第6のCGリソース)が、SSB3及びSSB4に対応し、周期j+1における全てのCGリソースが、SSB1に対応する。
S903:端末デバイスは、RRC非接続状態に入る。
ここで、端末デバイスがRRC非接続状態に入る方式は複数あってもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、RRC接続解放メッセージを端末デバイスに送信してもよく、その結果、端末デバイスがRRC接続解放メッセージを受信した後にRRC非接続状態に入ってもよい。別の例として、端末デバイスが弱いカバレッジ・エリアにあるときに、信号受信品質が悪く、RRC接続状態を維持できない場合、端末デバイスは、積極的に非接続状態に入ってもよい。
任意選択で、S904では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、P個の下りリンク参照信号を送信し、P個の下りリンク参照信号は、N個の下りリンク参照信号を含んでもよい。
例えば、1つのSSバースト・セットが、4つのSSB、すなわち、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む場合、Pは、4あってもよく、P個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含み、Nは、4以下の正の整数であってもよく、N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4の少なくとも1つを含む。例えば、1つのSSバースト・セットが、8つのSSB、すなわち、SSB1、SSB2、...、SSB8を含む場合、Pは、8であってもよく、P個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、...、SSB8を含み、Nは、8以下の正の整数であり、N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、及びSSB8の少なくとも1つを含む。
任意選択で、S905では、端末デバイスは、P個の下りリンク参照信号を受信し、P個の下りリンク参照信号を測定する。
端末デバイスは、P個の下りリンク参照信号を測定することによって、P個の下りリンク参照信号の測定値を取得してもよい。各下りリンク参照信号の測定値は、参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)、参照信号受信品質(reference signal receive quality、RSRQ)、及び信号対干渉プラス雑音比(signal to interference plus noise ratio、SINR)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。これは、具体的に限定されるものではない。
任意選択で、S906では、端末デバイスは、下りリンク参照信号1に対応するCGリソース上で上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する。
端末デバイスは、上りリンク・データを送信する必要があると決定する場合、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号から下りリンク参照信号1を選択し、下りリンク参照信号1に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信してもよい。
例えば、端末デバイスが、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号から下りリンク参照信号1を選択する方式が複数あってもよい。例えば、端末デバイスは、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号のうち、測定値が第1の閾値以上である1以上の下りリンク参照信号(例えば、下りリンク参照信号1及び下りリンク参照信号2)を決定して、このような下りリンク参照信号から1つの下りリンク参照信号(例えば、下りリンク参照信号1)を選択する。第1の閾値は、実際の要件に従ってセットされてもよく、これは、特に限定されるものではない。別の例では、端末デバイスは、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号から、測定値が最も大きい下りリンク参照信号(例えば、下りリンク参照信号1)を選択する。
任意選択で、S907では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、対応する受信ビームを使用して、下りリンク参照信号1に対応するCGリソース上で上りリンク・データを受信する。
図11に示す対応関係を一例として使用して、端末デバイスは、測定を通して、SSB1の測定値が最も高いか、又はより高いことを取得する場合、端末デバイスは、SSB1に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信し、例えば、第1のCGリソース・セットからCGリソース(例えば、CGリソース1)を選択して、上りリンク・データを送信してもよい。これに対応して、端末デバイスに対してCGリソースを設定した後に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、対応するビームを使用して、設定されたCGリソース上での受信を試みてもよい。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信ビーム1′を使用してCGリソース1上で受信を試みてもよく、その結果、端末デバイスによって送信された上りリンク・データが受信され得る。受信ビーム1′は、送信ビーム1と高い相関度を有する。
端末デバイスは、測定を通して、SSB2の測定値が最も高いか、又はより高いことを取得する場合、端末デバイスは、SSB2に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信し、例えば、第2のCGリソース・セットからCGリソース(例えば、CGリソース2)を選択して、上りリンク・データを送信してもよい。これに対応して、アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信ビーム2′を使用してCGリソース2上で受信を試みてもよく、その結果、端末デバイスによって送信された上りリンク・データが受信され得る。受信ビーム2′は、送信ビーム2と高い相関度を有する。例えば、受信ビーム2′は、送信ビーム2と同じ又は類似であってもよい。
端末デバイスは、測定を通して、SSB3(又はSSB4)の測定値が最も高いか、又はより高いことを取得する場合、端末デバイスは、SSB3(又はSSB4)に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信し、例えば、第3のCGリソース・セットからCGリソース(例えば、CGリソース3)を選択して、上りリンク・データを送信してもよい。これに対応して、アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信ビーム3′を使用してCGリソース3上で受信を試みてもよく、その結果、端末デバイスによって送信された上りリンク・データが受信され得る。受信ビーム3′は、送信ビーム3及び送信ビーム4と高い相関度を有する。代替的には、アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信ビーム3a′又は受信ビーム3b′を使用して、CGリソース3上で上りリンク・データを受信してもよい。受信ビーム3a′は送信ビーム3と高い相関度を有し、受信ビーム3b′は送信ビーム4と高い相関度を有する。
図12に示す対応関係を一例として使用して、端末デバイスは、測定を通して、SSB1の測定値が最も高いか、又はより高いことを取得する場合、端末デバイスは、SSB1に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信し、例えば、第1のリソース・セットの周期iからCGリソースを選択して上りリンク・データを送信し、及び/又は第2のリソース・セットの周期j及び/又はj+1からCGリソースを選択して上りリンク・データを送信してもよい。これに対応して、アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信ビーム1′を使用して、第1のリソース・セットの周期i、第2のリソース・セットの周期j、及び第2のリソース・セットの周期j+1で受信することを試みてもよい。他のケースは、図11の説明と同様であり、詳細は再度説明されない。
図13に示す対応関係を一例として使用して、端末デバイスは、測定を通して、SSB1の測定値が最も高いか、又はより高いことを取得する場合、端末デバイスは、SSB1に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信し、例えば、第1のCGリソース・セットの周期において第1のCGリソースを選択して、上りリンク・データを送信してもよい。これに対応して、アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信ビーム1′を使用して、第1のリソース・セットの各周期において第1のCGリソースで受信することを試みてもよい。他のケースは、図11の説明と同様であり、詳細は再度説明されない。
N個の下りリンク参照信号のうちの異なる下りリンク参照信号に対応するCGリソースの数は、同じであっても異なっていてもよい。例えば、N個の下りリンク参照信号は、下りリンク参照信号1と下りリンク参照信号2と、を含み、下りリンク参照信号1に対応するCGリソースの数は、下りリンク参照信号2に対応するCGリソースの数と同じであっても異なっていてもよい。
また、端末デバイスがRRC接続状態にあるときに、ビーム管理プロセスを介して端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間でサービス・ビームが維持されてもよい。しかしながら、端末デバイスがRRC非接続状態に入るときに、端末デバイスがサービス・ビームのカバレッジ内にある確率が最も高く、端末デバイスが他のビームのカバレッジ内にある確率は低い。サービス・ビームが下りリンク参照信号1に対応するビームであると想定すると、端末デバイスがサービス・ビームのカバレッジ内にあるときに、測定を通して、端末デバイスによって取得される下りリンク参照信号1の測定値が通常最も大きくなる。したがって、下りリンク参照信号1に対応するCGリソースの数は、N個の下りリンク参照信号のうちの別の下りリンク参照信号に対応するCGリソースの数以上にセットされてもよい。このように、端末デバイスは、端末デバイスがRRC非接続状態のときに、CGリソースを使用して、上りリンク・データを送信することができ、CGリソース上のアクセス・ネットワーク・デバイスの空間検出オーバーヘッドを低減する。
下りリンクの参照信号に対応するCGリソースの数は、下りリンク参照信号に対応するセットの数、周期の数、CGリソースの数のうちの少なくとも1つを含んでもよい。これは、具体的に限定されるものではない。
以上のようにして、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに対して、M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応するように設定してもよい。したがって、端末デバイスが下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、対応する受信ビームを使用してCGリソース上で上りリンク・データを受信してもよく、その結果、アクセス・ネットワーク・デバイスの受信性能を効果的に改善することができる。さらに別の態様によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスがM個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスが、複数の可能な粒度に基づいて対応を設定してもよく、その結果、端末デバイスはCGリソースを選択する自由度が高く、それによりRRC非接続状態でのデータ伝送を容易にする。
実施形態2
実施形態1で説明されたように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに対して、M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応するように設定してもよい。しかしながら、端末デバイスはモビリティを有するため、ある時間が経過すると、アクセス・ネットワーク・デバイスによって端末デバイスに対して設定された上述の対応が適切ではないことがあり、RRC非接続状態の端末デバイスのデータ伝送に影響を及ぼす。
例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスによって端末デバイスに送信される下りリンク参照信号は、下りリンク参照信号1(送信ビーム1に対応)、下りリンク参照信号2(送信ビーム2に対応)、下りリンク参照信号3(送信ビーム3に対応)、下りリンク参照信号4(送信ビーム4に対応)を含む。アクセス・ネットワーク・デバイスは、M1個のCGリソースを下りリンク参照信号1に対応させるように設定し、M2個のCGリソースは、下りリンク参照信号2に対応し、M3個のCGリソースは、下りリンク参照信号3に対応し、下りリンク参照信号4は、CGリソースに対応しない。例えば、時間期間T1において、端末デバイスは送信ビーム1のカバレッジ内にあり、さらに、下りリンク参照信号1に対応するCGリソース上で上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信してもよい。しかし、時間期間T2において、端末デバイスは、送信ビーム4のカバレッジに移動してもよい。下りリンク参照信号4がCGリソースに対応しないため、端末デバイスはCGリソースをしようして上りリンク・データを送信することができず、RRC非接続状態の端末デバイスのデータ伝送に影響を及ぼす。
これに基づいて、この出願の実施の形態2で提供される通信方法は、以下のステップを含んでもよい。端末デバイスが、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の設定情報を受信し、第1の設定情報は、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、端末が非接続状態に入った後に、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の再設定情報を受信してもよく、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである。M及びNは、正の整数である。このように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、再設定情報を端末デバイスに送信して、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新してもよい。このように、端末デバイスがRRC非接続状態で移動するときに、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係をタイムリーかつ柔軟に調整することができ、RRC非接続状態の端末デバイスのデータ伝送を確実にすることができる。
以下、図14を参照して、この出願の実施形態2で提供される通信方法を詳細に説明する。
図14は、この出願の実施形態2による通信方法に対応する概略フローチャートである。図14に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
任意選択で、S1400では、端末デバイスは、RRC接続状態に入る。
S1401では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の設定情報を端末デバイスに送信し、第1の設定情報は、M個のCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。
これに対応して、S1402では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の設定情報を受信してもよい。
任意選択で、S1403では、端末デバイスは、RRC非接続状態に入る。
任意選択で、S1404では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、P個の下りリンク参照信号を送信し、P個の下りリンク参照信号は、N個の下りリンク参照信号を含んでもよい。
任意選択で、S1405では、端末デバイスは、P個の下りリンク参照信号を受信し、P個の下りリンク参照信号を測定する。
S1400~S1405の特定の実装については、実施形態1を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明されない。
任意選択で、S1406では、端末デバイスは、P個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、第1情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する。
第1の情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号の更新を要求するためのものであってもよいし、第1の情報は、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係の更新を要求するためのものであってもよい。代替的には、第1の情報は、P個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号の測定値を示してもよい。代替的には、第1の情報は、P個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号の一連の測定値を示してもよい。代替的には、第1の情報は、P個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号を示してもよく、1つ以上の下りリンク参照信号の測定値は、別の参照信号の測定値よりも大きいか、又は1つ以上の下りリンク参照信号の測定値は、第1の閾値以上である。
この出願のこの実施形態では、第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信するように端末デバイスをトリガするための理由が複数あってもよい。例えば、P個の下りリンク参照信号は、第1の下りリンク参照信号と第2の下りリンク参照信号とを含み、さらに他の可能な下りリンク参照信号を含む。端末デバイスは、P個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、第2の下りリンク参照信号の測定値がP個の参照信号のうちの他の下りリンク参照信号の測定値よりも大きい(すなわち、P個の下りリンク参照信号のうちの第2の下りリンク参照信号の測定値が最大である)と決定した後に、以下のケース1及びケース2のうちの少なくとも1つが満されると決定される場合、第1の情報がアクセス・ネットワーク・デバイスに送信されてもよい。ケース1:第2の下りリンク参照信号が、対応するCGリソースを有さない。言い換えれば、第2の下りリンク参照信号は、N個の下りリンク参照信号に属さない。ケース2:第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソース数が少ない。例えば、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソースの数は、N個の下りリンク参照信号のうちの別の参照信号に対応するCGリソースの数よりも少ない。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスが第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する具体的な方式が複数あり得る。以下、3つの可能な方式について説明する。
(1)実装1:実装が、上述のケース1に適用可能である。
端末デバイスは、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号から第1の下りリンク参照信号を選択し、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信してもよい。任意選択で、端末デバイスは、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスにさらに送信してもよい。端末デバイスがN個の下りリンク参照信号から第1の下りリンク参照信号を選択する具体的な実装については、実施形態1における説明を参照のこと。
実施形態において、第1の情報は、第1の下りリンク参照信号の測定値と、第2の下りリンク参照信号の測定値と、を含んでもよい。代替的には、第1の情報は、第2の下りリンク参照信号のインデックス(すなわち、P個の下りリンク参照信号において最大の測定値を有する下りリンク参照信号のインデックス)を含んでいてもよい。代替的には、第1の情報は、P個の下りリンク参照信号の測定値を含んでいてもよい。このケースでは、端末デバイスは、CGリソースと下りリンク参照信号との間の対応関係を明示的に更新することを要求していることが理解されよう。
(1)実装2:実装が、上述のケース2に適用可能である。
上述したように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、SSBとランダム・アクセス・リソースとの間の対応関係を端末デバイスに示してもよい。したがって、下りリンク参照信号がSSBである一例を使用して、端末デバイスは、第2の下りリンク参照信号に対応するランダム・アクセス・リソースに基づいてランダム・アクセス・プロセスを開始し、ランダム・アクセス・プロセスにおいて第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信してもよい。例えば、第1の情報が第1のメッセージで搬送され、第1のメッセージがランダム・アクセス・プロセスで使用されるか、又は第1のメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信される。ランダム・アクセス・プロセスが2ステップのランダム・アクセス・プロセスである場合、第1のメッセージは、MsgAである。ランダム・アクセス・プロセスが4ステップのランダム・アクセス・プロセスである場合、第1のメッセージは、Msg1又はMsg3であってもよい。任意選択で、端末デバイスは、ランダム・アクセス・プロセスを介して上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスにさらに送信してもよく、例えば、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMsgA又はMsg3を使用して上りリンク・データを送信してもよい。
実装では、第1の情報は、ランダム・アクセス・プリアンブルであってもよい。このケースでは、端末デバイスは、CGリソースと下りリンク参照信号との間の対応関係を暗黙的に更新することを要求していることが理解されよう。代替的には、第1の情報は、P個の下りリンク参照信号の測定値を含んでいてもよい。このケースでは、端末デバイスは、CGリソースと下りリンク参照信号との間の対応関係を明示的に更新することを要求していることが理解されよう。
(2)実装3:実装が、上述のケース3に適用可能である。
端末デバイスは、N個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、N個の下りリンク参照信号から第2の下りリンク参照信号を選択し、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信してもよい。任意選択で、端末デバイスは、第2の参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスにさらに送信してもよい。
実装では、第1の情報は、P個の下りリンク参照信号の測定値を含んでもよい。このケースでは、端末デバイスは、CGリソースと下りリンク参照信号との間の対応関係を明示的に更新することを要求していることが理解されよう。
端末デバイスがCGリソースで第1の情報を送信する具体的な実装は複数あってもよいことに留意されたい。例えば、端末デバイスは、CGリソース上でPUCCHを送信してもよく、PUCCHは、第1の情報を含み、PUCCHは、CGリソース上のPUSCH上で再使用されてもよい。別の例として、端末デバイスは、CGリソース上でMAC制御要素(control element CE)を送信してもよく、MAC CEは、第1の情報を含む。別の例では、端末デバイスは、CGリソース上でRRCメッセージを送信してもよく、RRCメッセージは、第1の情報を含む。
任意選択で、S1407では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の情報を受信し、第1の再設定情報を端末デバイスに送信し、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである。
これに対応して、S1408では、端末デバイスは、第1の再設定情報を受信してもよい。
例えば、第1のCGリソースが第1の下りリンク参照信号に対応することは、第1の設定情報に設定されていることが想定されている。上述の実施形態1、実施形態2又は実施形態3を使用して、アクセス・ネットワーク・デバイスが端末デバイスによって送信された第1の情報を受信する場合、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信された第1の再設定情報は、第1のCGリソースを第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである。このように、端末デバイスは、第1の再設定情報を受信した後に、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソースを、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソースに更新してもよい。任意選択で、第2のCGリソースが第2の下りリンク参照信号に対応することが第1の設定情報にも設定されている場合、第1の再設定情報は、さらに、第2のCGリソースを第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するたものであってもよい。このように、端末デバイスは、さらに、第1の再設定情報を受信した後に、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソースを、第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソースに更新してもよい。
追加的に、上述した実装1又は実装3において、アクセス・ネットワーク・デバイスが、端末デバイスによって送信された第1の情報を受信する場合、第1の再設定情報は、DCI、MAC CE、又はRRCメッセージで搬送されてもよい。可能な実装では、DCIは、第2の情報を含んでもよく、第2の情報は、HARQフィードバック情報及び/又はスケジューリング情報を含んでもよい。HARQフィードバック情報は、端末デバイスの上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを示す(例えば、端末デバイスが上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信した後に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、HARQフィードバック情報を使用して、端末デバイスに上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを通知してもよい)。HARQフィードバック情報は、肯定応答(acknowledgement、ACK)又は否定応答(negative acknowledgement、NACK)であってもよい。スケジューリング情報は、端末デバイスの後続の上りリンク及び下りリンク伝送をスケジューリングするためのものであってもよい。例えば、スケジューリング情報は、端末デバイスのPUSCH又はPDSCHをスケジューリングするためのものであってもよい。前述の実施形態2において、アクセス・ネットワーク・デバイスが、端末デバイスによって送信された第1の情報を受信する場合、第1の再設定情報が第2のメッセージで搬送され、第2のメッセージが、上述したランダム・アクセス・プロセスで使用されるか、又は第2のメッセージが、上述したランダム・アクセス・プロセスで伝送される。例えば、第2のメッセージは、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMsgBであってもよいし、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMsg2又はMsg4であってもよい。
上述は、第1の再設定情報が、M個のCGリソースの一部に対応する下り参照信号を更新するためのものである一例を使用して説明している。別の可能な例では、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの全てに対応する下りリンク参照信号を更新するためのものであってもよい。
以下、第1の再設定情報に含まれ得る内容について、いくつかの可能な例を参照して記載する。
一例では、M個のCGリソースは、CGリソース1、CGリソース2、CGリソース3、及びCGリソース4を含み、N個の下りリンク参照信号は、SSB1、SSB2、SSB3、及びSSB4を含む。第1の設定情報には、CGリソース1がSSB1に対応し、CGリソース2がSSB2に対応し、CGリソース3がSSB3に対応し、CGリソース4がSSB4に対応することが設定されている。このケースでは、第1の再設定情報は2ビットであってもよく、2ビットの値はサイクリック・シフトの数を示す。例えば、2ビットの値が「01」であるときに、1つのサイクリック・シフトが行われることを示す。具体的には、CGリソース1がSSB2に対応し、CGリソース2がSSB3に対応し、CGリソース3がSSB4に対応し、CGリソース4がSSB1に対応する。例えば、2ビットの値が「10」であるときに、2つのサイクリック・シフトが行われることを示す。具体的には、CGリソース1がSSB3に対応し、CGリソース2がSSB4に対応し、CGリソース3がSSB1に対応し、CGリソース4がSSB2に対応する。例えば、2ビットの値が「11」であるときに、3つのサイクリック・シフトが行われることを示す。具体的には、CGリソース1がSSB4に対応し、CGリソース2がSSB1に対応し、CGリソース3がSSB2に対応し、CGリソース4がSSB3に対応する。このように、第1の再設定情報はビット数が小さいので、実装が簡単であり、複数のCGリソースに対応する下りリンク参照信号が更新され得る。
さらに別の例では、第1の再設定情報に含まれる内容については、第1の設定情報に含まれる内容を参照する。第1の再設定情報に含まれる内容と第1の設定情報に含まれる内容との相違点は、以下のようである。 すなわち、第1の再設定情報に設定されたCGリソースに対応する下りリンク参照信号は、第1の設定情報に設定されたCGリソースに対応する下りリンク参照信号とは異なっていてもよい。
さらに別の例では、第1のCGリソースが第1の下りリンク参照信号に対応することは、第1の設定情報に設定されていることが想定されている。上述した実装1を使用して、アクセス・ネットワーク・デバイスが、端末デバイスによって送信された第1の情報(すなわち、端末デバイスによって第1のCGリソースで送信された第1の情報)を受信する場合、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信された第1の再設定情報は、第2の下りリンク参照信号のインデックスを含んでもよく、第2の下りリンク参照信号のインデックスは、第1のCGリソース(又は第1の下りリンク参照信号に対応する全てのCGリソース)に対応する下りリンク参照信号が第2の下りリンク参照信号に更新されたことを示す。
ステップS1406は、任意選択のステップであると留意されたい。言い換えれば、端末デバイスは、第1の情報を送信することにより、アクセス・ネットワーク・デバイスに、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新することを要求してもよい。次いで、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスの要求に基づいて、第1の再設定情報を端末デバイスに送信して、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新する。
代替的には、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1の再設定情報を積極的に送信して、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新してもよい。このケースでは、端末デバイスは、第1の情報をアクセス・ネットワーク・デバイスに送信する必要がなくてもよい。例えば、端末デバイスが第2の下りリンク参照信号を選択し、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスが、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソースの数が少ないと決定する場合、第1の再設定情報が積極的に送信されて、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソースを増加させてもよい。例えば、端末デバイスが第2の下りリンク参照信号に対応するランダム・アクセス・リソースに基づいてランダム・アクセス・プロセスを開始するときに、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第2の下りリンク参照信号の測定値が最大又はより大きいことを学習してもよく、第1の再設定情報が積極的に送信されて、第2の下りリンク参照信号に対応するCGリソースを増加させてもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1の再設定情報を端末デバイスに送信した後、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を再度更新する必要がある場合、その後、アクセス・ネットワーク・デバイスが、さらに、第2の再設定情報を端末デバイスに送信して、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新してもよいことが理解されよう。
上述の方式では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、再設定情報を端末デバイスに送信して、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係を更新してもよい。このようにして、端末デバイスがRRC非接続状態で移動するときに、CGリソースと下りリンク参照信号との対応関係をタイムリーかつ柔軟に調整することができ、その結果、現在の下りリンク参照信号を選択した後に、端末デバイスは、上りリンク・データを送信するためのCGリソースをより多く有し、RRC非接続状態の端末デバイスのデータ伝送を確実にすることができる。
実施形態3
実施形態1又は実施形態2で説明されたように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに対して、M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応するように設定してもよい。これに基づいて、実施形態3では、CGリソースに対応するHARQプロセス識別子(HARQ process ID)についてさらに検討する。
複数のデータ・パケットの並列伝送をサポートするために、複数のHARQプロセスを使用して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間でデータ伝送が実行されてもよい。並列伝送は同時伝送と等価ではないと留意されたい。HARQプロセスは、最初の伝送から最終的にACKが受信される(言い換えれば、データ・パケットが正しく受信されたことを受信者が確認したことを示す情報が受信される)までの全プロセスを含んでもよいし、最初の伝送から最大再送回数を超えるまでの全プロセスを含んでもよい。任意選択で、2つのプロセスは、NACKを受信すること、再伝送を送信することなどのプロセスを含んでもよい。プロセス全体は、HARQプロセス識別子を使用することによってマーク付けされてもよい。このように、最初の伝送と再伝送のHARQプロセス識別子が同じであるため、最初に伝送されたデータ・パケットと再伝送されたデータ・パケットとの間に関係をセットアップすることができ、それにより、受信機の正確な受信を容易にすることができる。端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間で複数のHARQプロセスが使用されるときは、そのようなプロセスが複数並列にあってもよいことを意味する。すなわち、HARQプロセスが終了しないときに、別のHARQプロセスが同時に実行されてもよい。
動的スケジューリング・データ伝送において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、DCIを使用してPUSCH/PDSCHをスケジューリングしてもよく、DCIは、HARQプロセス識別子を示すフィールドを含んでもよい。例えば、4ビットは、PUSCH/PDSCH上で伝送されたデータ・パケットのHARQプロセス識別子をマーク付けするために、HARQプロセス識別子(HARQプロセス識別子は0~15の範囲である)を示してもよい。しかしながら、CGリソースに基づくデータ伝送では、動的スケジューリングのためのDCIはない。したがって、アクセス・ネットワーク・デバイスと端末デバイスとの間でHARQプロセス識別子を動的に決定するための方法はない。このケースでは、HARQプロセス識別子を決定するための方式は以下のようである。 すなわち、データ・パケットのHARQプロセス識別子は、データ・パケットを搬送するCGリソースの開始時間位置(例えば、開始シンボル)に基づいて決定される。具体的には、データ・パケットのHARQプロセス識別子は、以下の式を使用して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク・デバイスとの間で決定されてもよい。
Figure 2024500487000002
上述した式における各パラメータの意味については、表1を参照のこと。
Figure 2024500487000003
HARQプロセス識別子を決定するための上述した方法では、CGリソースの観点から、一周期におけるCGリソースに対応するHARQプロセス識別子は概ね同じであり、隣接する周期におけるCGリソースに対応するHARQプロセス識別子は異なっていてもよい。
例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスに対して、CGリソース・セットと、CGリソース・セットと下りリンク参照信号との間の対応関係を設定することが想定されている。CGリソース・セットと下りリンク参照信号との間の対応関係は以下のようである。すなわち、図15を参照する。SSB1は周期1に対応し、SSB2は周期2に対応し、SSB3は周期3に対応し、SSB4は周期4に対応し、SSB1は周期5に対応し、SSB2は周期6に対応し、SSB3は周期7に対応し、SSB4は周期8に対応する。さらに、各システム・フレームは10スロットを含み、各スロットは14シンボルを含み、各周期の長さは1スロットであり、周期1における最初のCGリソースが含まれるシステム・フレームのフレーム番号は0であり、最初のCGリソースが属するスロットはスロット0であり、最初のCGリソースが属する開始シンボルは0であり、HARQプロセスの総数は16であり、harq-ProcID-Offset2の値は0とすると想定する。
このケースでは、周期1におけるCGリソース(例えば、周期1における最初のCGリソース)について、対応するHARQプロセス識別子は、以下のように取得されてもよい。
Figure 2024500487000004
周期2におけるCGリソース(例えば、周期2における最初のCGリソース)について、対応するHARQプロセス識別子は、以下のように取得されてもよい。
Figure 2024500487000005
周期3におけるCGリソース(例えば、周期3における最初のCGリソース)について、対応するHARQプロセス識別子は、以下のように取得されてもよい。
Figure 2024500487000006
周期4におけるCGリソース(例えば、周期4における最初のCGリソース)について、対応するHARQプロセス識別子は、以下のように取得されてもよい。
Figure 2024500487000007
残りは類推によって推論される。
周期5におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=4である。
周期6におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=5である。
周期7におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=6である。
周期8におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=7である。
しかしながら、いくつかの可能なシナリオでは、HARQプロセス識別子のための上述の計算方法が使用されるときに、いくつかの問題が発生してもよい。例えば、上述した例では、SSB1~SSB4におけるSSB3及びSSB4の測定値がいずれも第1の閾値以上であると想定しており、具体的には、端末デバイスは、SSB3に対応するCGリソース又はSSB4に対応するCGリソース上で上りリンク・データを送信してもよい。端末デバイスが、HARQプロセスIDが3に等しいHARQプロセスが利用可能であると見つけた場合、周期4におけるCGリソースに対応するHARQプロセス識別子が3であるため、端末デバイスは、SSB4に対応するCGリソースについてのみ上りリンク・データを送信することを選択することができる。しかし、SSB3に対応するCGリソースでは、上りリンク・データを送信することができない。したがって、端末デバイスによるCGリソースの選択が制限され、上りリンク・データの伝送遅延が増大する。
これに基づき、この出願の実施形態3では、M個のCGリソースのうちの1つのCGリソースについて、CGリソースに対応するHARQプロセス識別子が、第1のオフセットに基づいて取得され、第1のオフセットは、CGリソースに対応する下りリンク参照信号に基づいて決定されてもよい。例えば、第1のオフセットは、CGリソースに対応する下りリンク参照信号に対してアクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されてもよい。
一例では、CGリソースに対応するHARQプロセス識別子は、以下の式を使用して、決定されてもよい。
Figure 2024500487000008
harq-ProcID-offset-forSSB-nは、最初のオフセットである。
例えば、上述した例では、オフセット1、オフセット2、オフセット3、及びオフセット4が導入されている。オフセット1は、SSB1に基づいて、決定されてもよく、例えば、オフセット1=3である。オフセット2は、SSB2に基づいて、決定されてもよく、例えば、オフセット2=2である。オフセット3は、SSB3に基づいて、決定されてもよく、例えば、オフセット3=1である。オフセット4は、SSB4に基づいて、決定されてもよく、例えば、オフセット4=0である。このケースでは、
周期1におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=3である。
周期2におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=3である。
周期3におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=3である。
周期4におけるCGリソースに対して、対応するHARQプロセス識別子が以下のよう取得されてもよい。すなわち、HARQプロセスID=3である。
このように、端末デバイスは、SSB3に対応するCGリソース又はSSB4に対応するCGリソースで上りリンク・データを送信してもよいときに、HARQプロセスIDが3に等しいHARQプロセスが利用可能であると端末デバイスが見つける場合、端末デバイスが、SSB3に対応するCGリソースで上りリンク・データを送信することを選択してもよいし、SSB4に対応するCGリソースで上りリンク・データを送信することを選択してもよく、それにより、HARQプロセス識別子に対応するCGリソースの数を増加させる。すなわち、端末デバイスの選択機会が増加し、それにより、上りリンク・データの伝送遅延を低減することを容易にする。
さらに、端末デバイスが、最初に伝送されたデータ・パケットをHARQプロセスを使用して送信し、アクセス・ネットワーク・デバイスからフィードバックされたACKを受信しない場合、端末デバイスは、HARQプロセスを使用して、再伝送を1回以上実行してもよい。端末デバイスによる過剰な再送によりひき起こされるリソースの無駄を回避するために、本発明の第3の実施形態では、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第2の設定情報を端末デバイスに送信してもよく、第2の設定情報は、HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの最大再送回数及び/又はHARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの有効持続期間を設定するためのものである。アクセス・ネットワーク・デバイスが第2の設定情報を端末デバイスに送信する複数の方式があってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されない。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、同じメッセージを使用して、第1の設定情報及び第2の設定情報を端末デバイスに送信してもよい。このように、端末デバイスが、HARQプロセス識別子に対して、HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの再伝送回数が最大再伝送回数に達したか、又はHARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの持続時間が有効持続時間に達したことを見つけた後に、端末デバイスは、HARQプロセスを廃棄してもよい。任意選択で、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスに対してランダム・アクセス・プロセスを開始してRRC接続状態に入るようにしてもよいし、ランダム・アクセスに基づいてデータ伝送を行ってもよい。
実施形態1~実施形態3の場合、以下に留意されたい。
(1)実施形態1と実施形態2を別々に実装してもよく、実施形態3を実施形態1と組み合わせて実装してもよいし、実施形態2と組み合わせて実装してもよい。
(2)以上は、実施の形態1と実施の形態3との相違点について焦点を当てている。相違点以外の内容については、実施形態1~実施形態3が相互に参照されてもよい。
(3)実施形態1~実施形態2で説明されたフローチャートのステップ番号は、手順を実行するための例にすぎず、ステップを実行するための順序に対する限定を構成しない。この出願の実施形態では、互いに時系列依存性を持たないステップ間に厳密な実行順序はない。追加的に、フローチャートに示されるステップの全てが必須のステップであるわけではなく、実際の要件に基づいて、いくつかのステップがフローチャートに追加されるか、又はそこから削除されてもよい。
前述のものは、主に、アクセス・ネットワーク・デバイスと端末デバイスとの間の相互作用の観点から、この出願の実施形態で提供される解決策を説明する。前述の機能を実装するために、端末デバイスは、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェア・モジュールを含むことが理解されよう。当業者は、この出願の実施形態では、この明細書に開示された実施形態を参照して説明された例におけるユニット及びアルゴリズムのステップが、ハードウェア又はハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアの組み合わせによって実装され得ると容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって行われるか、コンピュータ・ソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって行われるかは、特定の用途と技術的解決策の設計上の制約に依存する。当業者であれば、異なる方法を使用して、各特定のアプリケーションの説明された機能を実装してもよく、その実装がこの出願の範囲を超えると考えられるべきでない。
この出願の実施形態では、端末デバイスは、前述の方法の例に基づいて、機能ユニットに分割されてもよい。例えば、各機能モジュールが各対応する機能に基づいた分割を通して取得されてもよいし、2つ以上の機能が1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合ユニットが使用されるときに、図16は、この出願の一実施形態による装置の可能な概略ブロック図である。図16に示すように、装置1600は、処理ユニット1602と通信ユニット1603とを含んでもよい。処理ユニット1602は、装置1600のアクションを制御及び管理するように構成されている。通信ユニット1603は、装置1600と他のデバイスとの通信をサポートするように構成されている。任意選択で、通信ユニット1603はトランシーバ・ユニットとも呼ばれ、それぞれ受信動作及び送信動作を実行するように構成された受信ユニット及び/又は送信ユニットを含んでもよい。装置1600はさらに、装置1600のプログラム・コード及び/又はデータを記憶するように構成された記憶ユニット1601を含んでもよい。
装置1600は、前述の実施形態における端末デバイスであってもよいし、端末デバイスに配設されたチップであってもよい。処理ユニット1602は、前述の方法例における端末デバイスのアクションを実行する際に、装置1600を支援してもよい。代替的には、方法の例では、処理ユニット1602が主に端末デバイスの内部アクションを実行し、通信部1603が装置1600と他のデバイスとの間の通信をサポートしてもよい。
詳細は、以下のようである。一実施形態では、通信ユニット1603が、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の設定情報を受信することであって、第1の設定情報は、M個の設定グラントCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、M個のCGリソースは、端末が非接続状態のときに、上りリンク情報を送信するために端末デバイスによって使用される、ことと、端末が非接続状態に入った後に、アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の再設定情報を受信することであって、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである、ことと、を行うように構成されている。M及びNは、正の整数である。
装置1600は、上述の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよいし、アクセス・ネットワーク・デバイス内に配設されたチップであってもよい。処理ユニット1602は、上述の方法例におけるアクセス・ネットワーク・デバイスのアクションを実行する際に装置1600をサポートしてもよい。代替的には、方法の例では、処理ユニット1602が主にネットワーク・デバイスの内部アクションを実行し、通信ユニット1603が装置1600と他のデバイスとの間の通信をサポートしてもよい。
具体的には、一実施形態では、通信ユニット1603が、第1の設定情報を端末デバイスに送信するすることであって、第1の設定情報は、M個の設定グラントCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、M個のCGリソースは、端末が非接続状態のときに、端末デバイスから上りリンク情報を受信するためのものである、ことと、端末が非接続状態に入った後に、第1の再設定情報を端末デバイスに送信することであって、第1の再設定情報は、M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである、ことと、を行うように構成されている。M及びNは、正の整数である。
装置におけるユニットへの分割は、論理関数の分割にすぎない。実際の実装では、ユニットの全部又は一部が、1つの物理エンティティに統合されてもよいし、物理的に分離されてもよい。追加的に、本発明の装置における各ユニットが、処理要素を介してソフトウェアを呼び出す形態で全て実装されてもよいし、ハードウェアの形態で全て実装されてもよいし、一部のユニットが処理要素を介してソフトウェアを呼び出す形態で実装されてもよいし、一部のユニットがハードウェアの形態で実装されてもよい。例えば、各ユニットは、別々に配設された処理要素であってもよいし、実装のために装置のチップに統合されてもよい。追加的に、各ユニットは、代替的に、ユニットの機能を実行するために装置の処理要素によって呼び出されるプログラムの形態でメモリに記憶されてもよい。追加的に、ユニットの全部又は一部が、統合されてもよいし、独立して実装されてもよい。ここで、処理要素はプロセッサとも呼ばれ、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実装プロセスにおいて、上述の方法又はユニットにおける動作は、プロセッサ要素内のハードウェア統合論理回路を使用して実装されてもよいし、プロセッサ要素がソフトウェアを呼び出す形態で実装されてもよい。
一実施形態では、装置における前述のユニットのいずれか1つは、前述の方法を実装するように構成された1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、AS IC)、1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signaling processor、DSP)、若しくは1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array、FPGA)、又はこれらの集積回路形態のうちの少なくとも2つの組み合せであってもよい。別の例では、装置におけるユニットが、処理要素がプログラムをスケジューリングする形態で実装されてもよいときに、処理要素は、プロセッサ、例えば、汎用中央処理ユニット(central processing unit、CPU)又はプログラムを呼び出すことができる別のプロセッサであってもよい。さらに別の例では、ユニットは、システム・オン・チップ(system-on-a-chip、SoC)の形態で統合及び実装されてもよい。
前述の受信するように構成されたユニットは、装置のインターフェース回路であり、別の装置からの信号を受信するように構成されている。例えば、装置がチップの方式で実装されるときに、受信ユニットは、チップのものであり、別のチップ又は装置から信号を受信するように構成されたインターフェース回路である。前述の送信するように構成されたユニットは、装置のインターフェース回路であり、別の装置に信号を送信するように構成されている。例えば、装置がチップの方式で実装されるときに、受信ユニットは、チップのものであり、別のチップ又は装置に信号を送信するように構成されたインターフェース回路である。
図17は、この出願の一実施形態による、端末デバイスの構造の概略図である。端末デバイスは、上述した実施形態における端末デバイスであってもよく、上述した実施形態における端末デバイスの動作を実装するように構成されている。図17に示すように、端末デバイスは、アンテナ1710と、無線周波数部1720と、信号処理部1730と、を含む。アンテナ1710は、無線周波数部1720に接続される。下りリンク方向では、無線周波数部1720は、アンテナ1710を使用してネットワーク・デバイスによって送信された情報を受信し、処理のためにネットワーク・デバイスによって送信された情報を信号処理部1730に送信する。上りリンク方向では、信号処理部1730は、端末デバイスの情報を処理し、その情報を無線周波数部1720に送信する。無線周波数部1720は、端末デバイスの情報を処理し、アンテナ1710を使用してその情報をネットワーク・デバイスに送信する。
信号処理部1730は、各通信プロトコル層のデータを処理するように構成されたモデム・サブシステムを含んでもよく、端末デバイスのオペレーティング・システム及びアプリケーション層を処理するように構成された中央処理サブシステムをさらに含んでもよく、追加的に、他のサブシステム、例えば、マルチメディア・サブシステム及び周辺サブシステムをさらに含んでもよい。マルチメディア・サブシステムは、端末デバイスのカメラ及びスクリーン・ディスプレイを制御するように構成されており、周辺サブシステムは、別のデバイスに接続するように構成されている。モデム・サブシステムは、別々に配設されたチップであってもよい。
モデム・サブシステムは、例えば、主制御CPU及び別の集積回路を含む1つ以上の処理要素1731を含んでもよい。追加的に、モデム・サブシステムは、記憶要素1732及びインターフェース回路1733をさらに含んでもよい。記憶要素1732は、データ及びプログラムを記憶するように構成されている。しかしながら、上述した方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するために使用されるプログラムは、記憶要素1732に記憶されるのではなく、モデム・サブシステム外のメモリに記憶され、使用されるときに、モデム・サブシステムによってロードされて使用されてもよい。インターフェース回路1733は、別のサブシステムと通信するように構成されている。
モデム・サブシステムは、チップを使用して実装されてもよい。チップは、少なくとも1つの処理要素、及びインターフェース回路を含む。処理要素は、端末デバイスによって実行される任意の方法のステップを実行するように構成されており、インターフェース回路は、別の装置と通信するように構成されている。一実施形態では、前述の方法におけるステップを実装するために端末デバイスによって使用されるユニットは、処理要素によってプログラムをスケジューリングする形態で実装されてもよい。例えば、端末デバイスのための装置は、処理要素と記憶要素と、を含み、処理要素は、記憶要素に記憶されたプログラムを呼び出して、上述した方法の実施形態において端末デバイスによって実行される方法を実行する。記憶要素は、処理要素と同じチップ上に位置する記憶要素、すなわち、オンチップ記憶要素であってもよい。
別の実装では、前述の方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するために使用されるプログラムは、処理要素とは異なるチップ上に位置する記憶要素、すなわち、オフチップ記憶素子内にあってもよい。このケースでは、処理要素は、オフチップ記憶要素からオンチップ記憶要素にプログラムを呼び出すか、又はロードして、前述の方法の実施形態において対応する端末デバイスによって実行される方法を呼び出し及び実行する。
一実装では、前述の方法のステップを実装するために端末デバイスによって使用されるユニットは、1つ以上の処理要素として構成されてもよく、処理要素は、モデム・サブシステム上に配設されてもよく、処理要素は、集積回路、例えば、1つ以上のAS IC、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、又はこれらの集積回路の組み合わせであってもよい。集積回路は、一緒に集積されてチップを形成してもよい。
上述の方法のステップを実装するために端末デバイスによって使用されるユニットは、一緒に統合され、SOCの形態で実装されてもよい。SOCチップは、前述の通信方法を実装するように構成されている。少なくとも1つの処理要素及び記憶要素がチップに統合されてもよく、処理要素は、記憶要素に記憶されたプログラムを呼び出して、端末デバイスによって実行される上述の方法を実装する。代替的には、少なくとも1つの集積回路がチップに統合されてもよく、上述の端末デバイスによって実行される方法を実装するように構成されてもよい。代替的には、前述の実施形態を参照すると、一部のユニットの機能は、処理要素によって呼び出されるプログラムの形態で実装され、一部のユニットの機能は、集積回路の形態で実装される。
端末デバイスのための装置は、少なくとも1つの処理要素とインターフェース回路とを含んでもよく、少なくとも1つの処理要素は、上述の方法の実施形態で提供される端末デバイスによって実行されるいずれかの方法を実行するように構成されていることが分かる。処理要素は、第1の方式であってもよい。言い換えれば、端末デバイスによって実行されるステップの一部又は全部は、記憶要素に記憶されたプログラムを呼び出す方式で実行される。代替的には、処理要素は、第2の方式であってもよい。言い換えれば、端末デバイスによって実行されるステップの一部又は全部は、命令と組み合わせてプロセッサ要素内のハードウェアの集積論理回路を使用して実行される。もちろん、端末デバイスによって実行されるステップの一部又は全部がまた、第1の方式及び第2の方式を参照して実行されてもよい。
ここでの処理要素は、上述したものと同じであり、プロセッサを使用して実装されてもよい。処理要素の機能は、図16で説明した処理ユニットの機能と同じであってもよい。例えば、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば、CPUであってもよいし、前述の方法を実装するように構成された1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ(DSP)、1つ以上のFPGA、又はこれらの集積回路形態のうちの少なくとも2つの組み合わせであってもよい。記憶要素は、メモリを使用して実装されてもよい。処理要素の機能は、図16で説明した記憶ユニットの機能と同じであってもよい。記憶要素は、1つのメモリであってもよいし、複数のメモリの総称であってもよい。
図17に示す端末デバイスは、上述した方法の実施形態における端末デバイスの全ての処理を実装することができる。図17に示す端末デバイスにおける全てのモジュールの動作及び/又は機能は、それぞれ上述した方法の実施形態における対応する手順を実装するためのものである。詳細については、上述の方法の実施形態における説明を参照のこと。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細な説明は適切に省略される。
図18は、この出願の一実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの構造の概略図である。アクセス・ネットワーク・デバイス(又は基地局)は、前述の方法の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの機能を実行するために、図1に示すシステム・アーキテクチャにおいて使用されてもよい。アクセス・ネットワーク・デバイス180は、1つ以上のDU1801及び1つ以上のCU1802を含んでもよい。DU1801は、少なくとも1つのアンテナ18011、少なくとも1つの無線周波数ユニット18012、少なくとも1つのプロセッサ18013、及び少なくとも1つのメモリ18014を含んでもよい。DU1801は、主に、無線周波数信号を受信及び送信し、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実行し、部分的なベースバンド処理を実行するように構成されている。CU1802は、少なくとも1つのプロセッサ18022及び少なくとも1つのメモリ18021を含んでもよい。
CU1802は、主に、ベースバンド処理やアクセス・ネットワーク・デバイスの制御などを実行するように構成されている。DU1801及びCU1802は物理的に一緒に配設されてもよく、又は物理的に分離されてもよく、すなわち、基地局は分散基地局である。CU1802は、アクセス・ネットワーク・デバイスの制御センタであり、処理ユニットとも呼ばれ、主に、ベースバンド処理機能を完了するように構成されている。例えば、CU1802は、上述した方法の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスに関する動作手順を実行するようにアクセス・ネットワーク・デバイスを制御するように構成されてもよい。
追加的に、任意選択で、アクセス・ネットワーク・デバイス180は、1つ以上の無線周波数ユニット、1つ以上のDU、及び1つ以上のCUを含んでもよい。DUは、少なくとも1つのプロセッサ18013及び少なくとも1つのメモリ18014を含んでもよく、無線周波数ユニットは、少なくとも1つのアンテナ18011及び少なくとも1つの無線周波数ユニット18012を含んでもよく、CUは、少なくとも1つのプロセッサ18022及び少なくとも1つのメモリ18021を含んでもよい。
一具体例では、CU1802は1つ以上の基板を含んでもよい。複数の基板は、単一のアクセス表示を有する無線アクセス・ネットワーク(例えば、5Gネットワーク)を共同でサポートしてもよいし、異なるアクセス標準を有する無線アクセス・ネットワーク(例えば、LTEネットワーク、5Gネットワーク、又は別のネットワーク)を別々にサポートしてもよい。メモリ18021及びプロセッサ18022は、1つ以上の基板を提供してもよい。言い換えれば、メモリ及びプロセッサは、各基板上に配設されてもよい。代替的には、複数の基板は、同じメモリ及び同じプロセッサを共有してもよい。追加的に、必要な回路は、さらに、各基板上に配設される。プロセッサ1801は、1つ以上の基板を含んでもよい。複数の基板は、単一のアクセス表示を有する無線アクセス・ネットワーク(例えば、5Gネットワーク)を共同でサポートしてもよいし、異なるアクセス標準を有する無線アクセス・ネットワーク(例えば、LTEネットワーク、5Gネットワーク、又は別のネットワーク)を別々にサポートしてもよい。メモリ18014及びプロセッサ18013は、1つ以上の基板を提供してもよい。言い換えれば、メモリ及びプロセッサは、各基板上に配設されてもよい。代替的には、複数の基板は、同じメモリ及び同じプロセッサを共有してもよい。追加的に、必要な回路は、さらに、各基板上に配設される。
図18に示すアクセス・ネットワーク・デバイスは、上述した方法の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの全ての処理を実装することができる。図18に示すアクセス・ネットワーク・デバイス内の全てのモジュールの動作及び/又は機能は、それぞれ、上述した方法の実施形態における対応する手順を実装するためのものである。詳細については、方法の実施形態における説明を参照のこと。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細は適宜省略される。
当業者は、この出願の実施形態が方法、システム、又はコンピュータ・プログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。したがって、この出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせを有する実施形態の形態を使用してもよい。さらに、この出願は、コンピュータ使用可能プログラム・コードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスク・メモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むがこれらに限定されない)上で実装されるコンピュータ・プログラム製品の形態を使用してもよい。
この出願は、この出願による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。コンピュータ・プログラム命令を使用して、フローチャート及び/又はブロック図における各プロセス及び/又は各ブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実装してもよいことに理解されたい。これらのコンピュータ・プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又は別のプログラマブル・データ処理デバイスのプロセッサに提供されて、マシンを生成してもよく、その結果、コンピュータ又は別のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセス及び/又はブロック図の1つ以上のブロックにおいて特定の機能を実装するための装置を生成する。
これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラマブル・データ処理デバイスを特定の方式で作動するように案内することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート内の1つ以上のプロセス及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおいて特定の機能を実装する。
これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードされてもよく、その結果、一連の動作ステップがコンピュータ又は別のプログラマブル・デバイス上で実行され、それによってコンピュータ実装処理を生成する。したがって、コンピュータ又は別のプログラマブル・デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセス及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおいて特定の機能を実装するためのステップを提供する。
当業者が、この出願の精神及び範囲から逸脱することなく、この出願に様々な修正及び変形を行うことができることが明らかである。この出願は、以下の特許請求の範囲及びそれらの均等の技術によって画定される保護の範囲内にあることを条件として、この出願のこれらの修正及び変形をカバーすることを意図している。

Claims (42)

  1. 通信方法であって、
    第1の設定情報をアクセス・ネットワーク・デバイスから受信することであって、前記第1の設定情報は、M個の設定グラントCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように構成するためのものであり、前記M個のCGリソースは、端末デバイスが非接続状態のときに、上りリンク情報を送信するために前記端末デバイスよって使用される、ことと、
    前記端末デバイスが前記非接続状態のときに、前記アクセス・ネットワーク・デバイスから第1の再設定情報を受信することであって、前記第1の再設定情報は、前記M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである、ことと、を含み、
    M及びNは、正の整数である、方法。
  2. 前記M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応することは、
    前記M個のCGリソースが1つ以上のCGリソース・セットに属し、各CGリソースが、前記CGリソース・セットのうちの1つに属し、前記各CGリソース・セットは、前記N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することと、
    前記M個のCGリソースが1つ以上の周期におけるものであり、前記各CGリソースが、前記周期のうちの1つにおけるものであり、前記各周期は、前記N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することと、
    前記M個のCGリソースにおける1つ以上のCGリソースは、前記少なくとも1つの下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスからP個の下りリンク参照信号を受信することであって、前記P個の下りリンク参照信号は、前記N個の下りリンク参照信号を含み、Pは、正の整数であり、Pは、N以上である、ことと、
    前記P個の下りリンク参照信号の測定値に基づいて、前記アクセス・ネットワーク・デバイスに第1の情報を送信することと、をさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記N個の下りリンク参照信号は、第1の下りリンク参照信号を含み、
    前記方法は、
    前記第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で前記第1の情報を前記アクセス・ネットワーク・デバイスに送信することをさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記方法は、
    前記第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で上りリンク・データを前記アクセス・ネットワーク・デバイスに送信することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の下りリンク参照信号の測定値は、第1の閾値以上であること、又は、前記第1の下りリンク参照信号の測定値は、前記N個の下りリンク参照信号のうちの他の下りリンク参照信号の測定値以上である、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記P個の下りリンク参照信号は、第2の下りリンク参照信号を含み、前記第2の下りリンク参照信号の測定値は、前記第1の下りリンク参照信号の前記測定値よりも大きく、
    前記第1の情報は、前記第1の下りリンク参照信号の前記測定値と、前記第2の下りリンク参照信号の前記測定値と、を含むか、
    前記第1の情報は、前記第2の下りリンク参照信号のインデックスを含むか、又は
    前記第1の情報は、前記P個の下りリンク参照信号の測定値を含む、請求項3~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記M個のCGリソースは、第1のCGリソースを含み、前記第1の設定情報は、前記第1のCGリソースを設定し、かつ前記第1のCGリソースを前記第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、前記第1のCGリソースを前記第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記M個のCGリソースは、第2のCGリソースをさらに含み、前記第1の設定情報は、前記第2のCGリソースを設定し、かつ前記第2のCGリソースを前記第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、さらに、前記第2のCGリソースを前記第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の再設定情報は、下りリンク制御情報DCI、メディア・アクセス制御MAC制御要素CE、又は無線リソース制御RRCメッセージで搬送される、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記DCIは、第2の情報をさらに含み、前記第2の情報は、HARQフィードバック情報及び/又はスケジューリング情報を含み、前記HARQフィードバック情報は、前記端末デバイスの前記上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを示し、前記スケジューリング情報は、前記端末デバイスの物理上り共有チャネルPUSCH又は物理下り共有チャネルPDSCHをスケジューリングするためのものである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記P個の下りリンク参照信号は、第3の下りリンク参照信号を含み、
    前記方法は、前記第3の下りリンク参照信号に対応するランダム・アクセス・リソースに基づいてランダム・アクセス・プロセスを開始することを含み、
    前記第1の情報は、第1のメッセージで搬送され、第1のメッセージはランダム・アクセス・プロセスで使用される、請求項3に記載の方法。
  13. 前記M個のCGリソースは、第3のCGリソースを含み、前記第1の設定情報は、前記第3のCGリソースを設定し、かつ前記第3のCGリソースを第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、前記第3のCGリソースを前記第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記M個のCGリソースは、第4のCGリソースを含み、前記第1の設定情報は、前記第4のCGリソースを設定し、かつ前記第4のCGリソースを前記第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、さらに、前記第4のCGリソースを前記第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の再設定情報は、第2のメッセージで搬送され、前記第2のメッセージは、前記ランダム・アクセス・プロセスで使用される、請求項12~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記M個のCGリソースは、第5のCGリソースを含み、前記第5のCGリソースに対応するハイブリッド自動再送要求HARQプロセス識別子は、第1のオフセットに基づいて取得され、前記第1のオフセットは、前記第5のCGリソースに対応する下りリンク参照信号に基づいて決定される、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記方法は、さらに、
    前記第2の設定情報を前記アクセス・ネットワーク・デバイスから受信することであって、前記第2の設定情報は、前記HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの最大再送回数及び/又は前記HARQプロセス識別子に対応する前記HARQプロセスの有効期間を設定するためのものである、ことを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 通信方法であって、
    第1の設定情報を前記端末デバイスに送信することであって、前記第1の設定情報は、M個の設定グラントCGリソースをN個の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、前記M個のCGリソースは、端末デバイスが非接続状態のときに、前記端末デバイスから上りリンク情報を受信するためのものである、ことと、
    前記端末デバイスが前記非接続状態のときに、第1の再設定情報を前記端末デバイスから受信することであって、前記第1の再設定情報は、前記M個のCGリソースの一部又は全部に対応する下りリンク参照信号を更新するためのものである、ことと、を含み、
    M及びNは、正の整数である、方法。
  19. 前記M個のCGリソースがN個の下りリンク参照信号に対応することは、
    前記M個のCGリソースが1つ以上のCGリソース・セットに属し、各CGリソースが、前記CGリソース・セットのうちの1つに属し、前記各CGリソース・セットは、前記N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することと、
    前記M個のCGリソースが1つ以上の周期におけるものであり、前記各CGリソースが、前記周期のうちの1つにおけるものであり、前記各周期は、前記N個の下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することと、
    前記M個のCGリソースにおける1つ以上のCGリソースは、前記少なくとも1つの下りリンク参照信号のうちの1つ以上の下りリンク参照信号に対応することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1の再設定情報を前記端末デバイスに送信することは、
    前記端末デバイスから第1の情報を受信することと、
    前記第1の情報に基づいて前記第1の再設定情報を前記端末デバイスに送信することと、を含む、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記N個の下りリンク参照信号は、第1の下りリンク参照信号を含み、
    前記方法は、
    前記第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で前記端末デバイスから前記第1の情報を受信することをさらに含む、請求項18~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記方法は、さらに、
    前記第1の下りリンク参照信号に対応するCGリソース上で前記端末デバイスからアップリンクデータを受信することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第1の下りリンク参照信号の測定値は、第1の閾値以上であること、又は、前記第1の下りリンク参照信号の測定値は、前記N個の下りリンク参照信号のうちの他の下りリンク参照信号の測定値以上である、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 前記方法は、P個の下りリンク参照信号を送信することをさらに含み、前記P個の下りリンク参照信号は、前記N個の下りリンク参照信号を含み、Pは、正の整数であり、Pは、N以上であり、
    前記P個の下りリンク参照信号は、第2の下りリンク参照信号を含み、
    前記第1の情報は、前記第1の下りリンク参照信号の前記測定値と、前記第2の下りリンク参照信号の測定値と、を含み、前記第2の下りリンク参照信号の前記測定値は、前記第1の下りリンク参照信号の前記測定値よりも大きいか、
    前記第1の情報は、前記第2の下りリンク参照信号のインデックスを含むか、又は
    前記第1の情報は、前記P個の下りリンク参照信号の測定値を含む、請求項20~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記M個のCGリソースは、第1のCGリソースを含み、前記第1の設定情報は、前記第1のCGリソースを設定し、かつ前記第1のCGリソースを前記第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、前記第1のCGリソースを前記第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項18~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記M個のCGリソースは、第2のCGリソースをさらに含み、前記第1の設定情報は、前記第2のCGリソースを設定し、かつ前記第2のCGリソースを前記第2の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、さらに、前記第2のCGリソースを前記第1の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項25に記載の方法。
  27. 前記第1の再設定情報は、DCI、MAC CE、又はRRCメッセージで搬送される、請求項18~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記DCIは、第2の情報をさらに含み、前記第2の情報は、HARQフィードバック情報及び/又はスケジューリング情報を含み、前記HARQフィードバック情報は、前記端末デバイスの前記上りリンク・データが正常に受信されたかどうかを示し、前記スケジューリング情報は、前記端末デバイスのPUSCH又はPDSCHをスケジューリングするためのものである、請求項27に記載の方法。
  29. P個の下りリンク参照信号を送信することであって、前記P個の下りリンク参照信号は、前記N個の下りリンク参照信号を含み、Pは、正の整数であり、Pは、N以上である、ことをさらに含み、
    前記P個の下りリンク参照信号は、第3の下りリンク参照信号を含み、
    前記第1の情報は、第1のメッセージで搬送され、前記第1のメッセージは、ランダム・アクセス・プロセスで使用され、前記ランダム・アクセス・プロセスで使用されるランダム・アクセス・リソースは、前記第3の下りリンク参照信号に対応するランダム・アクセス・リソースである、請求項20に記載の方法。
  30. 前記M個のCGリソースは、第3のCGリソースを含み、前記第1の設定情報は、前記第3のCGリソースを設定し、かつ前記第3のCGリソースを第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、前記第3のCGリソースを前記第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項29に記載の方法。
  31. 前記M個のCGリソースは、第4のCGリソースをさらに含み、前記第1の設定情報は、前記第4のCGリソースを設定し、かつ前記第4のCGリソースを前記第3の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものであり、
    前記第1の再設定情報は、さらに、前記第4のCGリソースを前記第4の下りリンク参照信号に対応するように設定するためのものである、請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1の再設定情報は、第2のメッセージで搬送され、前記第2のメッセージは、前記ランダム・アクセス・プロセスで使用される、請求項29~31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記M個のCGリソースは、第5のCGリソースを含み、前記第5のCGリソースに対応するHARQプロセス識別子は、第1のオフセットに基づいて取得され、前記第1のオフセットは、前記第5のCGリソースに対応する下りリンク参照信号に基づいて決定される、請求項18~32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記方法は、
    第2の設定情報を前記端末デバイスから受信することであって、前記第2の設定情報は、前記HARQプロセス識別子に対応するHARQプロセスの最大再送回数及び/又は前記HARQプロセス識別子に対応する前記HARQプロセスの有効期間を設定するためのものである、ことを含む、請求項33に記載の方法。
  35. 通信装置であって、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されているモジュールを含む、通信装置。
  36. 通信装置であって、請求項18~34のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されているモジュールを含む、通信装置。
  37. 通信装置であって、プロセッサと、メモリと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリに結合され、前記プロセッサは、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
  38. 通信装置であって、プロセッサと、メモリと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリに結合され、前記プロセッサは、請求項18~34のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
  39. プロセッサと、インターフェース回路と、を含む通信装置であって、前記インターフェース回路が、前記通信装置以外の通信装置から別の信号を受信し、前記信号を前記プロセッサに送信するか、又は前記プロセッサから信号を前記通信装置以外の別の通信装置に送信するように構成されており、前記プロセッサが、論理回路を使用するか、又はコード命令を実行して、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
  40. プロセッサと、インターフェース回路と、を含む通信装置であって、前記インターフェース回路が、前記通信装置以外の通信装置から別の信号を受信し、前記信号を前記プロセッサに送信するか、又は前記プロセッサから信号を前記通信装置以外の別の通信装置に送信するように構成されており、前記プロセッサが、論理回路を使用するか、又はコード命令を実行して、請求項18~34のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
  41. コンピュータ・プログラム又は命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ・プログラム又は前記命令が通信装置によって実行されるときに、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法、又は請求項18~34のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータ可読記録媒体。
  42. 請求項35、37、及び39のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項36、38、及び40のいずれか一項に記載の通信装置と、を含む、通信システム。
JP2023538902A 2020-12-25 2020-12-25 通信方法及び装置 Pending JP2024500487A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2020/139553 WO2022134046A1 (zh) 2020-12-25 2020-12-25 一种通信方法及装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024500487A true JP2024500487A (ja) 2024-01-09

Family

ID=82157110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023538902A Pending JP2024500487A (ja) 2020-12-25 2020-12-25 通信方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230337223A1 (ja)
EP (1) EP4247094A4 (ja)
JP (1) JP2024500487A (ja)
CN (1) CN116711426A (ja)
WO (1) WO2022134046A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11832267B2 (en) * 2018-08-10 2023-11-28 Apple Inc. Uplink transmissions in preconfigured resources for enhanced machine type communication (EMTC) and narrow-band internet of things (NB-IOT)
US11510241B2 (en) * 2018-08-17 2022-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. Network-assisted clear channel assessment bandwidth adaptation mechanism
CN111050400B (zh) * 2018-10-12 2023-01-13 华为技术有限公司 信息处理的方法和装置
US11330443B2 (en) * 2019-01-08 2022-05-10 Ofinno, Llc HARQ feedback for configured grant
CN111800887B (zh) * 2019-08-02 2023-02-07 维沃移动通信有限公司 非授权频段上的上行传输方法及终端设备

Also Published As

Publication number Publication date
US20230337223A1 (en) 2023-10-19
WO2022134046A1 (zh) 2022-06-30
EP4247094A4 (en) 2024-01-24
CN116711426A (zh) 2023-09-05
EP4247094A1 (en) 2023-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11246068B2 (en) Communication method between a terminal and base stations for cell handover
US11303343B2 (en) Method, terminal device, and network device for beam failure management and beam recovery
JP7511004B2 (ja) 複数のpdsch送信機会における開始シンボルをシグナリングするためのシステム及び方法
US10182457B2 (en) Methods for transmitting and receiving physical random access channel (PRACH), base station and user equipment
JP7358481B2 (ja) 通信方法および通信装置
WO2020221318A1 (zh) 一种上行波束管理方法及装置
CN113473549B (zh) 一种测量间隙的配置方法及装置
US11968155B2 (en) Method and apparatus of handling multiple active BWPS
US11750345B2 (en) Electronic device, wireless communication method and computer readable medium
US20230025552A1 (en) Communication method and apparatus
US20230164723A1 (en) Communication method and apparatus
EP3854124A1 (en) Channel state information reference signal resource mapping
JP2019500815A (ja) ワイヤレス通信の方法およびシステム、ならびにデバイス
CN112351451B (zh) 波束失败恢复方法及装置
US20230164757A1 (en) Communication method and apparatus
JP2024500487A (ja) 通信方法及び装置
US12041004B2 (en) Electronic device, wireless communication method and computer readable medium
CN117750456B (zh) 小区切换方法、设备、存储介质、芯片系统及产品
US20240107612A1 (en) Method for handling dl ul tci states
WO2021244580A1 (zh) 一种测量配置方法及通信装置
WO2023024704A1 (zh) 通信方法以及通信装置
WO2024046236A1 (zh) 一种数据传输方法及装置
JP2024514131A (ja) 処理能力が制約されたシナリオにおいてマルチrtt測位を改善するためにprsとsrsとの関連付けを定義すること
CN117750456A (zh) 小区切换方法、设备、存储介质、芯片系统及产品
CN117598006A (zh) 用于侧行通信的方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240528