JP2024096557A - 情報処理方法、情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理システム及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より有益な情報処理方法等を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、次の各ステップを含む。受付ステップでは、複数の画像データを受け付ける。特定ステップでは、画像データそれぞれのメタ情報と、メタ情報に関する基準とを比較することで、メタ情報のうち基準から最も外れている、注目画像データの注目メタ情報を特定する。生成ステップでは、注目メタ情報について基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換する変換ルールを、注目画像データと、注目画像データ以外の他の画像データとに適用することで、いずれも基準を満たすメタ情報を含む、複数の画像ファイルを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理方法、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、書類作成支援プログラム、書類作成支援方法及び提出書類管理装置が開示されている。かかる公知技術では、書類提出が必要となる複数の書類抽出要素が設定された書類抽出要素情報が予め用意されており、施工工事の内容に関する工事情報に基づき、書類抽出要素情報の中から施工工事に関連する書類抽出要素を抽出する。次に、工事情報から抽出された書類抽出要素に予め関連づけられている書類情報を取得する。そして、取得した書類情報の提出書類リストを作成する。
特開2003-82853号公報
本発明では上記事情に鑑み、より有益な情報処理方法等を提供することとした。
本発明の一態様によれば、情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、次の各ステップを含む。受付ステップでは、複数の画像データを受け付ける。特定ステップでは、画像データそれぞれのメタ情報と、メタ情報に関する基準とを比較することで、メタ情報のうち基準から最も外れている、注目画像データの注目メタ情報を特定する。生成ステップでは、注目メタ情報について基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換する変換ルールを、注目画像データと、注目画像データ以外の他の画像データとに適用することで、いずれも基準を満たすメタ情報を含む、複数の画像ファイルを生成する。
本発明の一つによれば、より有益な情報処理方法を提供することができる。
情報処理システム1を表す構成図である。 情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。 制御部23が備える機能部の一例を示す図である。 画像データDが埋め込まれた文書ファイル4の一例を示す概要図である。 画像データDが埋め込まれた文書ファイル4の一例を示す概要図である。 画像データDが埋め込まれた文書ファイル4の一例を示す概要図である。 情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。 縮小率sを決定するアルゴリズムの一例を示すアクティビティ図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.ハードウェア構成
本節では、ハードウェア構成について説明する。
<情報処理システム1>
図1は、情報処理システム1を表す構成図である。情報処理システム1は、情報処理装置2と、ユーザ端末3と、を備える。情報処理装置2と、ユーザ端末3と、は、電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。一実施形態において、情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。仮に例えば、情報処理装置2のみからなる場合であれば、情報処理システム1は、情報処理装置2となりうる。以下、これらの構成要素について説明する。
<情報処理装置2>
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備え、これらの構成要素が情報処理装置2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置2は、通信部21及びネットワークを介して、外部から種々の情報を通信してもよい。
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部22は、制御部23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
制御部23は、情報処理装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
<ユーザ端末3>
図3は、ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、表示部34と、入力部35とを備え、これらの構成要素がユーザ端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及び制御部33の説明は、情報処理装置2における各部の説明と同様のため省略する。
表示部34は、ユーザ端末3筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。
入力部35は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部35がユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バス30を介して制御部33に転送され、制御部33が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
2.情報処理装置2の機能構成
図4は、制御部23が備える機能部の一例を示す図である。前述の通り、記憶部22に記憶されたソフトウェアによる情報処理がハードウェア(具体的には、制御部23)によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。換言すると、少なくとも1つの装置を備える情報処理システム1は、各機能部がなされるようにプログラムを実行可能な、制御部23に例示される少なくとも1つのプロセッサを備える。
図4に示すように、制御部23は、受付部231と、特定部232と、生成部233と、出力部234と、演算部235とを備える。
受付部231は、受付ステップを実行可能に構成される。具体的には、受付部231は、通信部21又は記憶部22を介して情報を受け付け、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、受付部231は、ユーザ端末3の入力部35を介した、ユーザによる種々の入力を受け付ける。一例として、受付部231は、受付ステップとして、複数の画像データDと、文書ファイル4(図5~図7参照)と、画像データDのメタ情報とを受け付ける。詳細は後述する。
特定部232は、種々の情報を特定可能に構成されている。特定部232は、特定ステップとして、画像データDそれぞれのメタ情報と、メタ情報に関する基準とを比較することで、メタ情報のうち基準から最も外れている、注目画像データD'の注目メタ情報を特定するように構成される。詳細は後述する。
生成部233は、種々の情報を生成可能に構成されている。生成部233は、生成ステップとして、注目メタ情報について基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換する変換ルールを、注目画像データと、注目画像データD'以外の他の画像データDとに適用することで、いずれも基準を満たすメタ情報を含む、複数の画像ファイルを生成する。詳細は後述する。
出力部234は、情報処理に伴う種々の情報又は電気信号を出力するように構成される。出力された種々の情報は、ローカル環境に出力されてもよいし、ネットワークを介して、情報処理装置2とは異なる装置であるユーザ端末3のディレクトリに出力されてもよい。出力部234は、出力ステップとして、画像ファイルを、文書ファイル4と関連するディレクトリに配置し、文書ファイル4と形式の異なる出力ファイルを生成する。詳細は後述する。
演算部235は、種々の情報処理演算を実行するように構成される。
3.情報処理の流れ
本節では、情報処理システム1が実行する情報処理方法の流れについての概要を説明する。
3.1 条件例示
一例として、文書ファイル4がMicrosoft(登録商標)社のWordファイルである場合を想定する。文書ファイル4の内容は、特許庁に提出する意匠登録出願用の草稿であり、文書ファイル4には、意匠登録願と、これに添付された図面とが含まれる。図面は、権利範囲を特定するための図である、正面図、背面図、右側面図、左側面図、平面図、底面図及び斜視図を含むとともに、権利範囲には直接影響しない参考図をさらに含むものとする。以下の説明では、権利範囲を特定するための六面図等を、「権利図」と称する。また、権利図または参考図を、「図の種別」と称する。
図5~図7は、画像データDが埋め込まれた文書ファイル4の一例を示す概要図である。図5~図7に示すように、文書ファイル4は、画像データDのカテゴリを示すカテゴリ情報として、例えば図の種別41~48を含んでいる。さらに文書ファイル4は、各図の種別41~48の直下に埋め込まれた画像データD1~D8を含んでいる。具体的には、図の種別41は、隅付き括弧で示された正面図の欄である。図の種別42は、隅付き括弧で示された背面図の欄である。図の種別43は、隅付き括弧で示された右側面図の欄である。図の種別44は、隅付き括弧で示された左側面図の欄である。図の種別45は、隅付き括弧で示された平面図の欄である。図の種別46は、隅付き括弧で示された底面図の欄である。図の種別47は、隅付き括弧で示された斜視図の欄である。図の種別48は、隅付き括弧で示された参考斜視図の欄である。すなわち、図の種別41~47は権利図であり、図の種別48は参考図である。
このように、画像データD1~D8それぞれは、文書ファイル4に埋め込まれている。画像データD1~D8は、意匠登録出願を希望する出願人から提供された元データから、弁理士等が1枚1枚イメージキャプチャをして、文書ファイル4への貼付けが行われたとする。ここで、提供された元データに含まれる、物品を各方向から見た六面図は、互いに縮尺が一致したものであるとする。したがって、権利図に対応する画像データD1~D7に含まれる物品は、何れも縮尺が一致している。一方、前述の通り貼付け作業自体は、弁理士等の人手によって行われているため、余白を含む画像データDそのものの画素数は、バラバラであるとする。詳細は後に例示する。

以下、このような文書ファイル4から意匠登録出願に用いるHTMLファイル及びJPEG等の画像ファイルを生成するまでの流れについて、説明する。なお、情報処理システム1における情報処理装置2は、以下説明するHTMLファイル及びJPEG等の画像ファイルの生成を行うサーバの一例であり、ユーザ端末3は、ユーザの操作によって、意匠登録出願用の草稿として文書ファイル4を生成したコンピュータの一例であるとする。
3.2 流れの概要
図8は、情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。同図に示すように、まず、ユーザ端末3において予めインストールされたプログラムに係る所定の操作画面(不図示)を介して、これから処理を行う対象となる文書ファイル4が選択されるとともに、処理を開始するための操作オブジェクトの一例である「実行ボタン」が表示される。換言すると、受付部231は、受付ステップとして、操作画面を表示し、操作画面には、実行ボタンに例示される操作オブジェクトが表示される。実行ボタンは、ユーザによって押下される(アクティビティA001)。実行ボタンは一例であり、ユーザが指示操作可能な視覚情報を有するオブジェクトであれば、その態様は問わない。その後、操作オブジェクトに対する操作指示に基づき、複数の画像データDが受け付けられるがこれについては後述する。
次に、これから処理を行う対象であり且つアクティビティA001で選択された文書ファイル4が、ユーザ端末3から通信部31及びネットワークを介して、情報処理装置2にアップロードされる(アクティビティA002)。これにより情報処理装置2の記憶部22にアップロードされた文書ファイル4が記憶される。換言すると、受付部231は、受付ステップとして、文書ファイル4を受け付ける。そして、文書ファイル4に含まれる図の種別41~48を文書ファイル4中の記載順に取得する(アクティビティA003)。例えば、順に、正面図、背面図、右側面図、左側面図、平面図、底面図、斜視図及び参考斜視図が、文書ファイル4における図の種別41~48として順に記憶部22に記憶される。
次に、受付部231は、文書ファイル4中に埋め込まれた複数の画像データDを受け付ける(アクティビティA004)。
次に、受付部231は、アクティビティA004にて受け付けられた画像データDそれぞれのメタ情報の一要素である解像度及び画素数を取得する。換言すると、画像データDに含まれるメタ情報は、画像データDの解像度及び画素数を含んでいる。ここでメタ情報について補足する。メタ情報には、解像度や画素数以外にも、ビット数、画像ファイル形式、ファイルサイズ等の項目が該当する。画素数とは、画像データDのドット数又はピクセル数であり、横の画素数と縦の画素数とにより規定される。解像度は、単位領域あたりの画素数であり、例えば、200dpi、300dpi、400dpi等である。横の画素数及び縦の画素数は、解像度を介して、横の長さと縦の長さとに換算することができる。
次に、特定部232は、特定ステップとして、画像データDそれぞれの解像度及び画素数(メタ情報の一例)と、予め設定された基準とを比較することで、解像度及び画素数のうち基準から最も外れている、注目画像データD'を特定する(アクティビティA005)。より具体的には、この基準は、特許庁に書類を提出する上で規定された画像ファイルに関する基準であり、主に200dpi~400dpiで規定される所定の解像度と、所定の解像度での画素数の最大値とを規定している。そして、特定部232は、注目画像データD'の、注目メタ情報の一例である解像度及び画素数を特定する。つまり換言すると、特定部232は、特定ステップとして、画像データDそれぞれの画素数と、基準として定められた画素数の最大値とを比較する比較処理を実行することで、注目画像データD'の注目メタ情報を特定している。なお、注目画像データD'は、参考図を除外した権利図に係る画像データD(例えば図5~図7における画像データD1~D7)から選択される。
次に、演算部235は、権利図に係る画像データDのうち基準から最も外れている注目画像データD'を、基準に合わせこむための画像の縮小率s(変換ルール又は所定倍率の一例)を決定する(アクティビティA006)。つまり、縮小率sに例示される変換ルールは、注目メタ情報について基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換するルールである。縮小率sは、例えば割合で表され、0~1の数値で表されてもよいし、0~100%の百分率で表されてもよい。なお、アクティビティA004~A006の処理の詳細については、後に一例を詳述する。
次に、生成部233は、生成ステップとして、文書ファイル4中に埋め込まれた画像データDそれぞれに対応する単独の画像ファイルをそれぞれ生成する(アクティビティA007)。画像ファイルの生成については種々の方法が想定されるが、特に限定されない。例えば、Wordファイルに代表される文書ファイル4は、テキストデータ及び画像データDを含むデータ構造であるため、このデータ構造を解析することで、文書ファイル4中に埋め込まれている画像データDを単独の画像ファイルとして抽出してもよい。あるいは、Wordファイルに代表される文書ファイル4のコピーウィンドウ(不図示)を生成し、コピーウィンドウからテキストを除外して画像データDのみが表示される状態を生成し、この状態から画像を新たに切り出す処理を行うことで、単独の画像ファイルが生成されてもよい。
次に、演算部235は、生成された画像ファイルのうち、権利図に係る画像ファイルを縮小率sで縮小する(アクティビティA008)。これにより、参考図を除いた権利図について、基準を満たす画像ファイルが生成される。縮小率sは基準から最も外れている注目画像データD'を基準に合わせ込むための所定倍率の一例であるから、かかる縮小率sを注目画像データD'以外の画像データDに適用しても、適用後の画像データD又は画像ファイルは、基準を満たすこととなる。例えば、横の画素数が2000ドットで且つ縦の画素数が1500ドットの画像ファイルを、縮小率0.3で縮小すると、横の画素数が600ドットで且つ縦の画素数が450ドットの画像ファイルが生成される。換言すると、生成部233は、生成ステップとして、注目メタ情報について基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換する変換ルールの一例である縮小率sを、注目画像データD'と、注目画像データD'以外の他の画像データDとに適用することで、いずれも基準を満たす解像度及び画素数を含む、複数の画像ファイルを生成する。
なお、基準メタ情報とは、基準を少なくとも満たしたメタ情報である。例えば、本実施形態のように基準メタ情報が画素数に関するものであれば、必ずしも基準とされている画素数の最大値や最小値と一致させる必要はなく、これらの最大値又は最小値の数値に遊びを持たせてもよい。
次に、演算部235は、生成された画像ファイルのうち、参考図に係る画像ファイルを、各参考図ごとに決定された縮小率で縮小する処理を実行する(アクティビティA009)。すなわち、権利図に関しては、文書ファイル4に貼り付けられた状態の各権利図どうしの縮尺の比が維持された上で、基準を満たす画像ファイルが生成され、参考図に関しては、縮尺の比は維持されず、視認性を考慮して、なるべく画素数の大きな画像ファイルが生成されるとよい。
次に、生成部233は、文書ファイル4と形式の異なる出力ファイルの一例であるHTMLファイルを生成する。出力ファイルの一例であるHTMLファイルは、特許庁に提出する手続き書面に使用される。最後に、出力部234は、生成されたHTMLファイルと画像ファイルとをネットワークを介してユーザ端末3に送信するとともに、ユーザ端末3の所定のディレクトリにこれらを出力する。すなわち、HTMLファイルと画像ファイルとが、ユーザ端末3の記憶部32にダウンロードされる(アクティビティA010)。このディレクトリは、アクティビティA001で最初に選択された文書ファイル4と同一のディレクトリ又はこれに関連するディレクトリであるとよい。換言すると、出力部234は、出力ステップとして、HTMLファイルに例示される出力ファイルと、画像ファイルとを、文書ファイル4と関連するディレクトリにそれぞれ配置する。このとき、HTMLファイルには、各画像を表示するためのタグが相対パスで記載されているとよい。これによりユーザがユーザ端末3を用いて、HTMLファイルを開くと、ウェブブラウザを介して意匠登録出願に係る書類のレイアウトを確認することができる。換言すると、HTMLファイルに例示される出力ファイルは、ディレクトリに配置された画像ファイルと関連付けられている。このような態様によれば、効率よく庁提出に必要な書類作成を行うことができる。特に、画像ファイルと関連付けられた、特許庁に提出する形式のHTMLファイルを効率的に得ることができる。
以上をまとめると、この情報処理方法は、次の各ステップを含む。受付ステップでは、複数の画像データを受け付ける。特定ステップでは、画像データそれぞれのメタ情報と、メタ情報に関する基準とを比較することで、メタ情報のうち基準から最も外れている、注目画像データの注目メタ情報を特定する。生成ステップでは、注目メタ情報について基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換する変換ルールを、注目画像データと、注目画像データ以外の他の画像データとに適用することで、いずれも基準を満たすメタ情報を含む、複数の画像ファイルを生成する。
画像ファイルを使用した手続き書面をインターネットで提出する場合には、提出可能な画像ファイルに関し、基準が設けられていることがある。例えば、特許出願や意匠出願等においては、提出可能な画像ファイルの画素数、解像度、ビット数、画像ファイル形式等についての基準がある。ここで、画像ファイルそれぞれに対し、基準を満たすように、画素数等を変換していくと、同じ手続き書面の中の複数の図面の縮尺が異なってしまう可能性があった。上記のような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データD'に着目した変換ルールを、複数の画像データDに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。特に、メタ情報のうちの解像度及び画素数に注目することで、庁提出の基準を満たす画素数の画像ファイルを生成することができる。特に、文書ファイル4に埋め込まれた画像データDそれぞれについて、定められた基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
また、前述の通り、本実施形態では、文書ファイル4に含まれる全ての画像データDではなく、権利図に係る画像データDに対して、縮小率sでの縮小処理を適用している。換言すると、生成部233は、生成ステップとして、縮小率sでの縮小処理に例示される変換ルールを、注目画像データD'以外の他の画像データDのうち、注目画像データD'と同じカテゴリ情報(一例では、参考図ではなく権利図)を含む画像データDに適用することで、複数の画像ファイルを生成する。このような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データD'に着目した変換ルールを、注目画像データD'と同じカテゴリの画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
4.情報処理の詳細
本節では、上記概説した情報処理の詳細について補足する。
4.1 メタ情報に関する基準
メタ情報に関する基準は、手続き書面の画像データDのメタ情報に対し定められた基準である。メタ情報に関する基準は、手続き書面の提出先が画像データDに求める規定に基づいて定めることができる。例えば、特定部232は、特許庁に提出する手続き書面の場合、特許庁が指定する規定に基づいて、基準を特定することができる。特定部232は、特許庁のイメージファイルの規定で定められたメタ情報に関する基準をそのまま基準としてもよいし、上乗せした基準を定めてもよい。基準は、一定の範囲を有するものであってもよく、最大値や最小値等を基準値として定めることもできる。
例えば、特許出願の場合、特許庁が求める基準に基づき、解像度が200dpiのときは、横1338ドット以下且つ縦2007ドット以下、解像度が300dpiのときは、横2007ドット以下且つ縦3011ドット以下、解像度が400dpiのときは、横2677ドット以下且つ縦4015ドット以下とすることが好ましい。意匠登録出願の場合、特許庁が求める基準に基づき、ファイル形式がJPEG形式で、ビット数が24ビットの場合、解像度が200dpiのときは、横1181ドット以下且つ縦889ドット以下、PNG形式、GIF形式、BMP形式の場合、解像度が400dpiのときは、横2362ドット以下且つ縦1779ドット以下とすることが好ましい。
4.2 縮小率sの決定アルゴリズム
図9は、縮小率sを決定するアルゴリズムの一例を示すアクティビティ図である。このアルゴリズムでは、整数型の変数として、w_max,h_max,kが規定されている。w_maxは、画像データDの横の画素数の最大値を格納する変数である。h_maxは、画像データDの縦の画素数の最大値を格納する変数である。kは、画像データDの通し番号を格納する変数であり、図5~図7に示される例であれば、権利図に係る画像データD1~D7に基づき、kは0以上7以下の整数である。また、各画像データD1~D8の図の種別と、横及び縦の画素数とを表1に例示する。解像度はいずれも200dpiであり、カラー図面であるとする。前述の通り、元データから文書ファイル4への貼付け作業は、弁理士等の人手によって行われているため、余白を含む画像データDそのものの画素数は、バラバラであることに留意されたい。
まず、演算部235は、w_max,h_max,kに値0を入力する(アクティビティA101)。次に、演算部235は、kの値を1増加させるべく、kに値k+1を入力する(アクティビティA102)。次に、受付部231は、k番目の画像データD(例えば、1番目の画像データD1)を読み出す(アクティビティA103)。
次に、受付部231は、k番目の画像データDの横の画素数w_kを取得する(アクティビティA104)。ここで取得された画素数w_kが現在w_maxに格納されている値よりも大きい場合には、w_maxに値w_kを入力する。すなわち、w_maxの値が更新される(アクティビティA105)。同様に、受付部231は、k番目の画像データDの縦の画素数h_kを取得する(アクティビティA106)。ここで取得された画素数h_kが現在h_maxに格納されている値よりも大きい場合には、h_maxに値h_kを入力する。すなわち、h_maxの値が更新される(アクティビティA107)。以上の、アクティビティA103~A107に係る処理が、前述した比較処理に該当する。つまり、基準における画素数は、横の画素数と縦の画素数とでそれぞれ規定され、比較処理は、画像データDそれぞれの、横の画素数と縦の画素数とに対して実行される。
その後、演算部235は、kの値がNに達しているかを判定する処理を実行する。ここでのNはkの最大値であり、本実施形態では7であってよい。つまり、すなわち、kの値が1ずつインクリメントされ、アクティビティA108においてkの値がNであると判定されると、比較処理のループを抜け、処理がアクティビティA109に進む。この段階で、w_maxには、画像データD1~D7のうちの最大の横の画素数が格納され、h_maxには、画像データD1~D7のうちの最大の縦の画素数が格納されている。表1によれば、横の画素数に関する比較処理においての注目画像データD'は画像データD4であり、w_maxの値は2688となる。同様に、縦の画素数に関する比較処理においての注目画像データD'は画像データD5であり、h_maxの値は3720である。
次に、演算部235は、w_maxの値に対する基準となる最大の横の画素数の割合に基づき、横の縮小率αを算出する(アクティビティA109)。同様に、演算部235は、h_maxの値に対する基準となる最大の縦の画素数の割合に基づき、縦の縮小率βを算出する(アクティビティA110)。縮小率α及び縮小率βは、w_max及びh_maxの値に対する基準となる最大の横の画素数の割合そのものでもよいし、それぞれ遊びを持たせた値としてもよい。遊びを持たせた例としては、例えば特定の小数点以下の切り捨て演算等が挙げられる。
例えば、意匠登録出願の場合、ファイル形式をJPEGとして、フルカラーすなわちビット数が24ビット且つ解像度が200dpiの場合は、横の最大画素数は1181ドットであり、縦の最大画素数889ドットである。前述の通り、w_maxの値は2688であるから、縮小率αの値は、1181を2688で割った値であり、仮に小数第3位以下を切り捨てると、0.43である。同様に、h_maxの値は3720であるから、縮小率βの値は、889を3720で割った値であり、仮に小数第3位以下を切り捨てると、0.23である。
最後に、値α,βのうち小さい方の値を縮小率sに入力する(アクティビティA111)。上記の例であれば、縮小率sは、0.23となる。このようにして、変換ルールの一例である縮小率sが決定される。換言すると、好ましくは、縮小率sに例示される所定倍率は、注目画像データD'の横の画素数に対する基準である横の画素数の割合(例えば、縮小率α)と、注目画像データD'の縦の画素数に対する基準である縦の画素数の割合(例えば、縮小率β)とのうち小さい方である。このような態様によれば、縦と横とそれぞれを比較した上で確実に基準を満たす画素数の画像ファイルを生成することができる。
5.変形例
上記の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
本実施形態では、権利図に係る画像データD(例えば画像データD1~D7)のみを選択して、注目画像データD'の特定と、縮小率sに例示される変換ルールの決定とを行うものとしたが、権利図か参考図かに限らず、すべての画像データDを対象としてもよい。換言すると、生成部233は、生成ステップとして、縮小率s(変換ルールの一例)を全ての画像データDに適用することで、複数の画像ファイルを生成してもよい。このような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データD'に着目した変換ルールを、全ての画像データDに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
基準は、文書ファイル4の内容種別ごとに定められてもよい。文書ファイル4の内容種別は、文書ファイル4の内容を示す種別である。例えば、特許庁に提出する手続き書面の内容種別としては、特許願、実用新案登録願、意匠登録願、商標登録願、意見書、手続補正書、審判請求書等がある。特許庁が定めた基準に対応する各内容種別を、参照情報として予め記憶部22に記憶させておき、特定部232が、文書ファイル4の内容種別と、記憶部22に記憶された参照情報とに基づいて、文書ファイル4ごとに該当する基準を特定するとよい。さらには、縮尺の一致性を重視されるのは、主に意匠登録出願であるため、内容種別が意匠登録願である場合に限り前述の情報処理を採用してもよい。このような態様によれば、文書ファイル4の内容種別ごとに定められた基準から最も外れた注目画像データD'に着目した変換ルールを、複数の画像データDに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
文書ファイル4に埋め込められた画像データDの余白を削除してから単独の画像ファイルを出力してもよい。あるいは、余白を調整して各画像データDの特に横の画素数を統一させてもよい。なお、こ本実施形態での余白は、図面データDに含まれる物品を囲む最小の矩形よりも外側に位置する余白である。このとき、余白を削除又は調整する前の状態で縮小率sが演算されてもよいし、余白を削除又は調整した後の状態で縮小率sが演算されてもよい。何れの場合であっても、各図面、特に意匠登録出願における権利図それぞれの縮尺を担保することができる。
基準は、画像データDのカテゴリ情報ごとに定められてもよい。例えば、上記概説した図の種別41~48に限らず、特許庁に提出する画像データDのカテゴリとしては、図面、数式、化学式、表等がある。また、意匠登録出願は一例であり、本実施形態に係る情報処理は、特許出願、実用新案登録出願、商標登録出願、意見書の庁提出、手続補正書の庁提出、審判請求書の庁提出等、特許庁に対する種々の手続きに適用可能である。
基準は、画像データDのビット数ごとに定められてもよい。特定部232は、特定ステップとして、注目画像データD'のビット数に対応した注目メタ情報を特定してもよい。実際に、特許庁に提出可能画像ファイルの基準は、ビット数ごとに異なるものとなっている。特許庁が定めたビット数ごとの基準を参照情報として予め記憶部22に記憶させておき、特定部232が、文書ファイル4のビット数と、記憶部22に記憶された参照情報とに基づいて、文書ファイル4ごとに該当する基準を特定するとよい。このような態様によれば、注目画像データD'のビット数に対応した変換ルールを、複数の画像データDに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
上記の実施形態では、受付部231は、文書ファイル4に埋め込まれた画像データDを受け付けたが、予め、文書ファイル4と別個に用意された複数の画像ファイルが、縮小率s(変換ルールの一例)を適用する前の画像データとして受け付けられてもよい。
受付部231は、aiデータ、epsデータ、CADデータ等、特許庁が指定するファイル形式とは異なる形式の画像データDについては、特許庁が指定するファイル形式に変換した上で受け付けてもよい。このような態様によれば、手続き書面の規定で指定されたファイル形式以外のデータをそのまま使用することができる。
縮小率sに例示される変換ルールは、メタ情報のうちの画素数に係る内容であるが、他の変換ルールが採用されてもよい。例えば、基準のビット数がグレースケールの8ビットである中、少なくとも一部の画像データDが基準を逸脱するフルカラーの24ビットであった場合に、フルカラーの画像データをグレースケールの画像データに変換する変換ルールが適用されてもよい。このようなビット数の変換は、OpenCV、ImageMagik、nconvert等の既存の画像処理ライブラリを用いて行うことができる。かかる場合であっても、基準から最も外れた注目画像データD'に着目した変換ルールを、複数の画像データDに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することとなる。
図1に示す全体構成は一例であり、これに限られない。例えば、情報処理装置2は、2台以上の装置に分散されてもよいし、クラウドコンピューティングシステムに代替されてもよい。また、ユーザ端末3がアプリケーションをインストールし、ユーザ端末3と情報処理装置2とが連携して上記したような処理を実行するようにしてもよい。
情報処理システム1は、ユーザ端末3のみで情報処理を実行してもよい。換言すれば、情報処理装置2及びネットワークを有しない構成である。ネットワークを介したユーザ端末3と、情報処理装置2との間での情報の送受信が行われず、全ての処理がユーザ端末3で行われてもよい。特に、ユーザ端末3のローカル環境において、MSWordに付属するVBAで実装されるマクロ機能によって前述の情報処理が実現されてもよい。
実施形態の別の一態様は、プログラムであってもよい。情報処理プログラムは、コンピュータに、情報処理方法の各ステップを実行させる。
次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)情報処理方法であって、次の各ステップを含み、受付ステップでは、複数の画像データを受け付け、特定ステップでは、前記画像データそれぞれのメタ情報と、前記メタ情報に関する基準とを比較することで、前記メタ情報のうち前記基準から最も外れている、注目画像データの注目メタ情報を特定し、生成ステップでは、前記注目メタ情報について前記基準を少なくとも満たす基準メタ情報に変換する変換ルールを、前記注目画像データと、前記注目画像データ以外の他の前記画像データとに適用することで、いずれも前記基準を満たす前記メタ情報を含む、複数の画像ファイルを生成する、方法。
このような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データに着目した変換ルールを、複数の画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
(2)上記(1)に記載の情報処理方法において、前記メタ情報は、前記画像データの解像度及び画素数を含み、前記基準は、所定の解像度と、前記所定の解像度での前記画素数の最大値とを規定し、前記特定ステップでは、前記画像データそれぞれの前記画素数と、前記基準として定められた前記画素数の最大値とを比較する比較処理を実行することで、前記注目画像データの前記注目メタ情報を特定し、前記生成ステップでは、前記変換ルールである所定倍率の縮小処理を、前記注目画像データと、前記注目画像データ以外の他の前記画像データとに適用することで、複数の前記画像ファイルを生成する、方法。
このような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データに着目した変換ルールを、複数の画像データに適用することで、基準を満たす画素数の画像ファイルを生成することができる。
(3)上記(2)に記載の情報処理方法において、前記基準における前記画素数は、横の画素数と縦の画素数とでそれぞれ規定され、前記比較処理は、前記画像データそれぞれの、前記横の画素数と前記縦の画素数とに対して実行され、前記所定倍率は、前記注目画像データの横の画素数に対する前記基準である横の画素数の割合と、前記注目画像データの縦の画素数に対する前記基準である縦の画素数の割合とのうち小さい方である、方法。
このような態様によれば、縦と横とそれぞれを比較した上で確実に基準を満たす画素数の画像ファイルを生成することができる。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記受付ステップでは、文書ファイルをさらに受け付け、前記画像データそれぞれは、前記文書ファイルに埋め込まれている、方法。
このような態様によれば、文書ファイルに埋め込まれた画像データそれぞれについて、定められた基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
(5)上記(1)~(4)のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記受付ステップでは、文書ファイルをさらに受け付け、前記文書ファイルは、前記画像データのカテゴリを示すカテゴリ情報を含み、前記生成ステップでは、前記変換ルールを、前記注目画像データ以外の他の前記画像データのうち、前記注目画像データと同じ前記カテゴリ情報を含む前記画像データに適用することで、複数の前記画像ファイルを生成する、方法。
このような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データに着目した変換ルールを、注目画像データと同じカテゴリの画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
(6)上記(1)~(5)のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記受付ステップでは、文書ファイルをさらに受け付け、前記基準は、前記文書ファイルの内容種別ごとに定められている、方法。
このような態様によれば、文書ファイルの内容種別ごとに定められた基準から最も外れた注目画像データに着目した変換ルールを、複数の画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
(7)上記(1)~(6)のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記受付ステップでは、文書ファイルをさらに受け付け、前記生成ステップでは、前記文書ファイルと形式の異なる出力ファイルを生成し、さらに、出力ステップでは、前記出力ファイルと、前記画像ファイルとを、前記文書ファイルと関連するディレクトリにそれぞれ配置し、ここで前記出力ファイルは、前記ディレクトリに配置された前記画像ファイルと関連付けられている、方法。
このような態様によれば、効率よく書類作成を行うことができる。
(8)上記(7)に記載の情報処理方法において、前記出力ファイルは、HTML形式である、方法。
このような態様によれば、画像ファイルと関連付けられたHTMLファイルを効率的に得ることができる。
(9)上記(7)又は(8)に記載の情報処理方法において、前記出力ファイルは、特許庁に提出する手続き書面に使用される、方法。
このような態様によれば、特許庁に提出する形式のHTMLファイルを効率的に得ることができる。
(10)上記(1)~(9)のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記メタ情報は、前記画像データのビット数を含み、前記基準は、前記画像データのビット数ごとに定められ、前記特定ステップでは、前記注目画像データの前記ビット数に対応した前記注目メタ情報を特定する、方法。
このような態様によれば、注目画像データのビット数に対応した変換ルールを、複数の画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
(11)少なくとも1つの装置を備える情報処理システムであって、上記(1)~(10)のいずれか1つに記載の情報処理方法の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える、システム。
このような態様によれば、基準から最も外れた注目画像データに着目した変換ルールを、複数の画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
(12)情報処理プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(10)のいずれか1つに記載の情報処理方法の各ステップを実行させる、プログラム。
このような態様によれば基準から最も外れた注目画像データに着目した変換ルールを、複数の画像データに適用することで、基準を満たす画像ファイルを生成することができる。
もちろん、この限りではない。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
231 :受付部
232 :特定部
233 :生成部
234 :出力部
235 :演算部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
34 :表示部
35 :入力部
4 :文書ファイル
41 :図の種別(正面図)
42 :図の種別(背面図)
43 :図の種別(右側面図)
44 :図の種別(左側面図)
45 :図の種別(平面図)
46 :図の種別(底面図)
47 :図の種別(斜視図)
48 :図の種別(参考斜視図)
D :画像データ
D1 :画像データ(正面図)
D2 :画像データ(背面図)
D3 :画像データ(右側面図)
D4 :画像データ(左側面図)
D5 :画像データ(平面図)
D6 :画像データ(底面図)
D7 :画像データ(斜視図)
D8 :画像データ(参考斜視図)
D' :注目画像データ
s :縮小率

Claims (1)

  1. 明細書に記載の発明。
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