JP2024093767A - 生体情報取得装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触状態において、生体認証に適した異なる複数の生体情報の取得を支援する生体情報取得装置を提供する。【解決手段】生体情報取得装置1は、筐体11と、非接触状態で対象者の第1生体部位を撮像する第1撮像部(第1カメラCM1)と、非接触状態で対象者の第1生体部位と異なる第2生体部位を撮像する第2撮像部(第2カメラ)と、第1撮像部が撮像した第1撮像画像と、第2撮像部が撮像した第2撮像画像とを取得する取得部と、備える。筐体11は、筐体の一部が切り欠かれて、第2生体部位を撮像する撮像空間を形成する第1開口部16と、筐体内部の撮像空間を照明する照明15Bと、撮像空間内の第2生体部位によって反射された光の光路を変更し、第2撮像部に入射させる光路変更部14と、を有する。【選択図】図2
Description
本開示は、生体情報取得装置に関する。
特許文献1には、測定可能な所定の範囲内でユーザが感知された場合、非接触状態のユーザから複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データを予め登録された生体データと比較して、各生体データに関するユーザ認証を行う非接触式マルチ生体認識方法が開示されている。非接触式マルチ生体認識方法は、各生体データに関するユーザ認証において、ユーザが近づくと、カメラの物理的な移動により非接触状態のユーザから顔および虹彩に関する生体データを取得し、生体データに関するユーザ認証結果を総合して、各生体データに関するユーザ認証結果が所定の条件を満たしている場合、ユーザを認可されたユーザとして判断する。
特許文献1の構成では、ユーザ認証に必要な各生体データを取得するために、各生体データのそれぞれに対応する専用のカメラが必要であるため、マルチ生体認識装置の製造コストが高かった。このため、汎用性が高い装置を用いて、製造コストを抑えた非接触生体認証システムの実現が求められている。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、非接触状態において、生体認証に適した異なる複数の生体情報の取得を支援する生体情報取得装置を提供することを目的とする。
本開示は、筐体と、非接触状態で対象者の第1生体部位を撮像する第1撮像部と、前記非接触状態で前記対象者の前記第1生体部位と異なる第2生体部位を撮像する第2撮像部と、前記第1撮像部により撮像された第1撮像画像と、前記第2撮像部により撮像された第2撮像画像とを取得する取得部と、備え、前記筐体は、前記筐体の一部が切り欠かれて、前記第2生体部位を撮像する撮像空間を形成する第1開口部と、前記筐体内部の前記撮像空間を照明する照明と、前記撮像空間内の前記第2生体部位によって反射された光の光路を変更し、前記第2撮像部に入射させる光路変更部と、を有する、生体情報取得装置を提供する。
本開示によれば、非接触状態において、生体認証に適した異なる複数の生体情報の取得を支援できる。
(本開示に至る経緯)
従来、異なる複数の生体部位(例えば、手,顔等)の生体情報の取得を、汎用性が高い端末装置(例えば、スマートフォン,タブレット端末等)を用いて非接触で行う方法がある。このような場合、端末装置は、端末装置の正面(モニタ側)に設けられたフロントカメラによりユーザの顔を撮像し、端末装置の背面(モニタと反対側)に設けられたバックカメラによりユーザの手を撮像することで、非接触状態で各生体部位の生体情報を取得(撮像)する。
従来、異なる複数の生体部位(例えば、手,顔等)の生体情報の取得を、汎用性が高い端末装置(例えば、スマートフォン,タブレット端末等)を用いて非接触で行う方法がある。このような場合、端末装置は、端末装置の正面(モニタ側)に設けられたフロントカメラによりユーザの顔を撮像し、端末装置の背面(モニタと反対側)に設けられたバックカメラによりユーザの手を撮像することで、非接触状態で各生体部位の生体情報を取得(撮像)する。
しかし、端末装置は、生体部位へのフォーカス制御が困難であり、生体情報の取得に適した画像が取得できない場合があった。特にフロントカメラは、バックカメラと比較してさらに広角であり、撮像された画像の歪みが大きい。よって、端末装置は、フロントカメラのフォーカス制御がさらに困難となり、生体情報の取得に適した画像の取得が困難だった。
また、店舗等の店員が端末装置を用いて、ユーザの異なる複数の生体部位の生体情報を取得する場合、店員は、端末装置に対するユーザの生体部位(手,顔等)の適切な撮像位置が分からず、非接触状態でユーザの生体情報の取得(撮像)することは困難だった。また、店員あるいはユーザは、店舗において、フロントカメラでユーザの顔を、バックカメラでユーザの手指をそれぞれ撮像する場合、バックカメラ付近に設けられた照明(LED:Light-Emitting Diode)の光が店員の目に入って眩しく感じる不都合が生じていた。
よって、以下に示す各実施の形態においては、非接触状態において、生体認証に適した異なる複数の生体情報の取得を支援する生体情報取得装置の例を説明する。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る生体情報取得装置の構成および作用を具体的に開示した各実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
なお、以降の説明において、X方向およびY方向が示すXY平面は、生体認証装置1の設置面H0(図2参照)(水平面)を示し、左右方向あるいは前後方向と称することがある。また、Z方向は、生体認証装置1の設置面H0(水平面)に対して垂直方向を示し、上下方向と称することがある。
(実施の形態1)
図1を参照して、実施の形態1に生体認証装置1のユースケース例について説明する。図1は、実施の形態1に係る生体認証装置1のユースケース例を示す図である。
図1を参照して、実施の形態1に生体認証装置1のユースケース例について説明する。図1は、実施の形態1に係る生体認証装置1のユースケース例を示す図である。
実施の形態1に係る生体認証装置1(生体情報取得装置の一例)は、端末装置P1(撮像装置の一例)と、筐体11とを含んで構成される。生体認証装置1は、生体認証を利用する店舗に設置され、ユーザの生体情報を取得し、取得されたユーザの生体情報を登録したり、取得されたユーザの生体情報に基づくユーザ認証を実行したりする。
筐体11は、凹部12に端末装置P1が着脱可能に載置され、ユーザの手Hが挿入可能な開口部16を有する。筐体11は、筐体11内部に光学系14と、少なくとも1つの照明15とを備える。筐体11は、開口部16に挿入されたユーザの手Hを照明し、ユーザの手Hによって反射された光を光学系14によって端末装置P1の第2カメラCM2に入射させる。
端末装置P1は、少なくとも2つのカメラ(第1カメラCM1,第2カメラCM2(図2参照))のそれぞれを有し、例えば、スマートフォン,タブレット端末等により実現される。端末装置P1は、筐体11の凹部12に載置された状態で、ユーザの異なる複数の生体部位のそれぞれを撮像する。
端末装置P1は、撮像された撮像画像(生体情報)を登録したり、取得された撮像画像(生体情報)を用いたユーザ認証を実行したりする。端末装置P1は、ユーザ認証結果を通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタMNに表示する。
次に、図2および図3のそれぞれを参照して、筐体11の内部構造について説明する。図2は、生体認証装置1の右側方透視図である。図3は、生体認証装置1の開口部16および筐体内空間17の一例を示す図である。なお、図2および図3に示す生体認証装置1は、図1に示す矢視V1から生体認証装置1の筐体11の内部を見た透視図である。
筐体11は、凹部12と、開口13と、光学系14と、照明15A,15Bと、開口部16とを備える。なお、筐体11の構成および各構成の配置は、これに限定されない。筐体11は、端末装置P1を載置,保持可能であって、かつ、端末装置P1の第2カメラCM2によりユーザの手指を撮像可能な構成であればよい。
筐体11は、垂直方向L0(Z方向)に対して、第1所定角度θ1だけ傾斜して形成された凹部12(着脱部の一例)を有する。凹部12は、端末装置P1を保持し、端末装置P1の第2カメラCM2が位置する背面側に、筐体11内部に通ずる開口13を有する。
第1所定角度θ1は、例えば23°に設定される。なお、第1所定角度θ1は、これに限定されず、第1カメラCM1によりユーザの顔を撮像可能な角度(例えば、15°~23°等)で設定されればよい。これにより、第1カメラCM1の光軸L1は、筐体11の設置面H0に対して、第1所定角度θ1だけ傾く。
第2開口部の一例としての開口13は、端末装置P1の載置面である凹部12の一部が切り欠かれて形成される。開口13は、端末装置P1が凹部12に載置された状態で、第2カメラCM2が筐体11内部を撮像可能にする。なお、開口13は、端末装置P1の第2カメラCM2の位置に対応する位置,大きさで形成されてよい。
筐体11は、筐体内部に光学系14と、照明15A,15Bのそれぞれとを備える。
照明15A,15Bは、開口部16から挿入され、筐体内空間17に配置されたユーザの手指を照明する。
光路変更部の一例としての光学系14は、例えば、プリズム,ミラー等を用いて実現される。光学系14は、照明15A,15Bにより照明され、ユーザの手指で反射した光を90°反射あるいは屈折させて、開口13を通じて第2カメラCM2に入射させる。
プリズムにより実現される場合、光学系14は、凹部12の端末装置P1の設置面の背面に配置される。光学系14は、凹部12に載置された端末装置P1の第2カメラCM2との間の距離が0(ゼロ)となるように配置されることで、照明15A,15Bの照明光の映り込みをより効果的に抑制できる。
一方、ミラーにより実現される場合、光学系14は、ユーザの手指で反射した光を90°反射させて、開口13を通じて第2カメラCM2に入射可能な位置に配置されればよい。
ここで、開口13および光学系14の形成位置について説明する。ユーザの手指(例えば、静脈,指紋,掌紋等)にピントが合った撮像画像(以降、「指画像」と表記)を取得するためには、筐体11は、図2~図4に示すように、第2カメラCM2の被写界深度(撮像距離)と、筐体内空間17のうちユーザの手指が挿入される撮像領域17Aとが重複するように設計されることが望ましい。つまり、開口13は、ユーザの手指から光学系14により反射されて第2カメラCM2に入射する入射光の光路長が、第2カメラCM2の被写界深度内により生体認証に適した指画像を撮像可能な撮像距離となる位置(例えば、被写界深度内)となるように形成される。よって、本実施の形態1では、開口13および光学系14のそれぞれは、凹部12の上部(上面側)に形成される例を示すが、これに限定されない。
第1開口部の一例としての開口部16は、筐体11の正面から両側面に亘って形成され、筐体11内部の筐体内空間17に通じる。開口部16は、ユーザが手Hを挿入する正面側の開口高さH1が背面側の開口高さH2よりも大きくなるように形成される。これにより、ユーザは、ユーザの手Hを挿入する挿入口(つまり、筐体11の正面側)から筐体内空間17(つまり、筐体の背面側)に向かって手Hを挿入しやすくなる。
筐体内空間17は、撮像対象であるユーザの指先が挿入可能な空間である。筐体内空間17は、端末装置P1の第2カメラCM2の被写界深度に対応する領域(空間)である撮像領域17A(空間)を含む。
撮像空間の一例としての撮像領域17Aは、第2カメラCM2の被写界深度と、光学系14の位置とに基づいて決定される領域(空間)である。なお、図3に示す撮像領域17Aは、一例であって、これに限定されないことは言うまでもない。
開口下面18は、開口部16によりユーザの手Hが挿入可能な空間の下面である。開口下面18は、筐体内空間17へのユーザの手Hの挿入方向を誘導するために、筐体11の正面側に向かって第2所定角度θ2だけ傾斜して形成される。
以上により、筐体11は、第1所定角度θ1だけ傾けた状態で端末装置P1を保持することで、ユーザの顔の撮像と、ユーザの手Hの指先の撮像とを同時並行あるいは連続して実行することができる。
次に、図4を参照して、筐体11の内部構造について説明する。図4は、生体認証装置1の左側方透視図である。なお、図4に示す生体認証装置1は、図1に示す矢視V2から生体認証装置1の筐体11の内部を見た透視図である。
筐体11は、筐体11の奥行き方向(正面側から背面側に向かう方向)に2つの照明15A,15Bのそれぞれを備える。なお、照明の数は、少なくとも1つあればよい。
照明15A,15Bのそれぞれは、筐体内空間17の撮像領域17Aに挿入されたユーザの指先を照明する。これにより、端末装置P1の第2カメラCM2は、生体認証により適した指画像を取得することができる。
次に、図5を参照して、端末装置P1の内部構造例について説明する。図5は、実施の形態1に係る生体認証装置1の内部構成例を示すブロック図である。
なお、図5に示す生体認証装置1の内部構造は、一例であって、これに限定されない。例えば、生体情報データベースDB1は、端末装置P1との間でデータ通信可能に接続された外部記憶媒体により実現されてよい。また、例えば、モニタ23は、端末装置P1との間でデータ通信可能に接続された外部モニタにより実現されてよい。
端末装置P1は、通信部20と、プロセッサ21と、メモリ22と、第1カメラCM1(第1撮像部の一例)と、第2カメラCM2(第2撮像部の一例)と、モニタ23と、生体情報データベースDB1とを含む。なお、通信部20は、必須でなく省略されてよい。
通信部20は、同一店舗,系列店舗等のユーザに関する情報を共有する同一あるいは他の場所に設置された他の端末装置との間で、無線通信または有線通信可能に接続されてよい。ここでいう無線通信は、例えばBluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)等の近距離無線通信、またはWi-Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)を介した通信である。
プロセッサ21は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成されて、メモリ22と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ21は、メモリ22に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、指画像,顔画像の撮像、生体情報(指紋に関する特徴量,顔に関する特徴量等)の取得等の各種機能を実現する。
取得部の一例としてのプロセッサ21は、ユーザ操作により生体情報の取得あるいは生体認証の開始が要求されると、第1カメラCM1,第2カメラCM2に生体部位の撮像を開始させる制御指示を生成して出力する。プロセッサ21は、第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれから出力された撮像画像を取得する。
プロセッサ21は、第1カメラCM1から出力され、ユーザの顔が撮像された顔画像からユーザの顔あるいは顔の一部(例えば、目,鼻,口等)が映る領域を検出して切り出し、顔画像を生成する。なお、プロセッサ21は、生体認証に使用される生体情報が虹彩等である場合、撮像画像からこの生体情報に対応する生体部位(例えば、目)が映る領域を検出して切り出してよい。
プロセッサ21は、生成された顔画像に映る顔(例えば、目,鼻,口等)にピントが合っているか、つまり、顔画像が顔認証に適した画像であるかを示す評価値を算出する。プロセッサ21は、算出された評価値が第1閾値以上であるか否かを判定し、評価値が第1閾値以上であると判定した場合に、顔画像あるいは顔画像から抽出されたユーザの個人性を示す特徴量(以降、「顔特徴量」と表記)に基づいて、顔登録または顔認証を実行する。
プロセッサ21は、顔認証処理に移行した場合、抽出された顔特徴量と、予め生体情報データベースDB1に登録された複数のユーザの顔特徴量のそれぞれを照合して、顔認証を実行する。
また、プロセッサ21は、第2カメラCM2から出力され、ユーザの手全体あるいは少なくとも1本の手指を撮像した撮像画像から、少なくとも1本の指先の第1関節を含む指先領域を検出する。プロセッサ21は、検出された指先領域を切り出して、指画像を生成する。なお、プロセッサ21は、生体認証に使用される生体情報が静脈,掌紋等である場合、撮像画像からこの生体情報に対応する生体部位(例えば、指の所定の関節,掌等)が映る領域を検出して切り出してよい。
プロセッサ21は、生成された指画像に映る指紋(つまり、生体部位)にピントが合っているか、つまり、指画像が指紋認証に適した画像であるかを示す評価値を算出する。プロセッサ21は、算出された評価値が第2閾値以上であるか否かを判定し、評価値が第2閾値以上であると判定した場合に、指画像あるいは指画像から抽出されたユーザの個人性を示す特徴量(以降、「指紋特徴量」と表記)に基づいて、指紋登録または指紋認証を実行する。
プロセッサ21は、指紋認証処理に移行した場合、抽出された指紋特徴量と、予め生体情報データベースDB1に登録された複数のユーザの指紋特徴量のそれぞれを照合して、指紋認証を実行する。なお、プロセッサ21は、生体情報データベースDB1に登録された複数のユーザの指紋特徴量のうち、抽出された指紋特徴量に対応する指(例えば、中指,人差し指等)と同一の指の指紋特徴量のみを照合してよい。
プロセッサ21は、顔登録および指紋登録のそれぞれの登録結果、または、顔認証および指紋認証のそれぞれの認証結果に基づいて、登録結果または認証結果をユーザに通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力して、表示させる。なお、登録結果または認証結果の通知は、音声通知されてもよい。
メモリ22は、例えばプロセッサ21の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、プロセッサ21の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)とを有する。RAMには、プロセッサ21により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ21の動作を規定するプログラムが書き込まれている。メモリ22は、顔画像の評価値に関する第1閾値、指画像の評価値に関する第2閾値等を記憶する。
第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれは、少なくともレンズ(不図示)とイメージセンサ(不図示)とを有して構成される。イメージセンサは、例えばCCD(Charged-Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の固体撮像素子であり、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換する。第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれは、プロセッサ21によって入力された撮像開始の制御指示に基づいて、撮像処理を開始する。第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれは、撮像された撮像画像をプロセッサ21に出力する。
モニタ23は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)もしくは有機EL(Electroluminescence)を用いて構成される。モニタ23は、第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれによって撮像された撮像画像、あるいはプロセッサ21によって生成された各種通知画面等を出力して、表示する。
操作部231は、上述したモニタ23のタッチパネルとして実現されて、アプリケーションの起動操作、ユーザに関する情報の入力操作等のユーザ操作あるいは店舗の従業員等の人物による操作を受け付け可能であり、入力操作の結果をプロセッサ21に出力する。また、操作部231は、マイク(不図示)を備え、ユーザあるいは店舗の従業員等の音声に基づく音声入力操作を受け付けてもよい。
生体情報データベースDB1は、所謂ストレージであって、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を用いて構成される。生体情報データベースDB1は、顔画像,指画像,顔特徴量あるいは指紋特徴量等の生体情報と、ユーザに関する情報とをユーザごとに格納(登録)して管理する。なお、生体情報データベースDB1は、少なくとも1つの端末装置P1と外部接続され、別体で構成された外部ストレージ等によって構成されてもよい。
次に、図6を参照して、端末装置P1の動作手順について説明する。図6は、実施の形態1に係る端末装置P1の動作手順例を示すシーケンス図である。
端末装置P1は、ユーザ操作、あるいは、生体認証装置1が設置された施設,店舗等の従業員操作に基づいて、ユーザの生体情報の登録または認証のいずれを実行するかを指定する操作と、ユーザに関する情報(例えば、氏名,年齢,性別,住所,電話番号,ユーザID等)の入力操作を受け付けて、第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれによる生体情報の取得を開始する。
端末装置P1は、第1カメラCM1によってユーザの顔を撮像する。端末装置P1は、撮像されたユーザの撮像画像からユーザの顔の少なくとも一部が映る領域を検出し、この領域を切り出した顔画像を生成する。
端末装置P1は、生成された顔画像に基づいて、顔画像に映るユーザの顔にピントが合っているか否か(つまり、顔画像が生体認証に適した生体情報を取得可能な顔画像であるか否か)を示す指標である評価値を算出する。端末装置P1は、算出された評価値が指画像に映るユーザの指紋にピントが合っていることを示す第1閾値以上であるか否かに基づいて、顔画像が登録可能な指画像であるか否かを判定する。
端末装置P1は、算出された評価値が第1閾値以上であると判定した場合、生体情報の登録または認証に用いられるユーザの顔画像を取得する(St1)。なお、端末装置P1は、算出された評価値が第1閾値以上でないと判定した場合、第1カメラCM1によるユーザの顔の再撮像を実行する。
端末装置P1は、第2カメラCM2によってユーザの手指を撮像する。端末装置P1は、撮像されたユーザの撮像画像からユーザの少なくとも1本の指先、かつ、指先の第1関節を含む一部が映る領域を検出し、この領域を切り出した指画像を生成する。
端末装置P1は、生成された指画像に基づいて、指画像に映るユーザの指紋にピントが合っているか否か(つまり、指画像が生体認証に適した生体情報を取得可能な指画像であるか否か)を示す指標である評価値を算出する。端末装置P1は、算出された評価値が指画像に映るユーザの指紋にピントが合っていることを示す第2閾値以上であるか否かに基づいて、指画像が登録可能な指画像であるか否かを判定する。
端末装置P1は、算出された評価値が第2閾値以上であると判定した場合、生体情報の登録または認証に用いられるユーザの指画像を取得する(St2)。なお、端末装置P1は、算出された評価値が第2閾値以上でないと判定した場合、第1カメラCM1によるユーザの指の再撮像を実行する。
端末装置P1は、取得されたユーザの異なる複数の生体情報のそれぞれ(ここでは、顔画像あるいは指画像)に基づいて、ユーザの生体情報の登録または生体認証の実行を開始する(St3)。
<生体情報の登録処理>
生体情報の登録処理を実行する場合、端末装置P1は、ユーザあるいは従業員により入力されたユーザに関する情報に基づいて、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB1に格納(登録)済みのユーザであるか否かを判定するとともに、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みであるか否か(つまり、顔画像を登録可能であるか否か)を判定する(St4A)。
生体情報の登録処理を実行する場合、端末装置P1は、ユーザあるいは従業員により入力されたユーザに関する情報に基づいて、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB1に格納(登録)済みのユーザであるか否かを判定するとともに、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みであるか否か(つまり、顔画像を登録可能であるか否か)を判定する(St4A)。
端末装置P1は、ステップSt4Aの処理において、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB1に格納(登録)済みのユーザでなく、かつ、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みでないと判定した場合(St4A,YES)、ユーザに関する情報と顔画像とを対応付けて生体情報データベースDB1に格納(登録)する。なお、端末装置P1は、顔画像からユーザの個人性を示す顔特徴量を抽出して、抽出された顔特徴量と、ユーザに関する情報とを対応付けて生体情報データベースDB1に格納(登録)してよい。
一方、端末装置P1は、ステップSt4Aの処理において、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB1に格納(登録)済みのユーザであり、かつ、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みであると判定した場合(St4A,NO)、ユーザの生体情報の登録結果が「NG」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力する(St6A)。
また、端末装置P1は、ユーザあるいは従業員により入力されたユーザに関する情報に基づいて、指画像に対応する指(例えば、中指,薬指等)と同一の指の指画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みであるか否か(つまり、指画像を登録可能であるか否か)を判定する(St5A)。
端末装置P1は、ステップSt5Aの処理において、指画像に対応する指の指画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みでないと判定した場合(St5A,YES)、指画像と、ユーザに関する情報とに指画像をさらに対応付けて生体情報データベースDB1に格納(登録)する。なお、端末装置P1は、指画像からユーザの指の個人性を示す指紋特徴量を抽出して、抽出された指紋特徴量を、ユーザに関する情報にさらに対応付けて生体情報データベースDB1に格納(登録)してよい。
端末装置P1は、ユーザの生体情報の登録結果が「OK」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力する(St7A)。
一方、端末装置P1は、ステップSt5Aの処理において、指画像に対応する指の指画像が生体情報データベースDB1に格納(登録)済みであると判定した場合(St5A,NO)、ユーザの生体情報の登録結果が「NG」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力する(St6A)。
<生体情報の生体認証処理>
生体情報の生体認証処理を実行する場合、端末装置P1は、取得された顔画像からユーザの顔特徴量を抽出し、抽出された顔特徴量と、生体情報データベースDB1に格納(登録)された複数のユーザのそれぞれの顔特徴量とを照合する(St4B)。
生体情報の生体認証処理を実行する場合、端末装置P1は、取得された顔画像からユーザの顔特徴量を抽出し、抽出された顔特徴量と、生体情報データベースDB1に格納(登録)された複数のユーザのそれぞれの顔特徴量とを照合する(St4B)。
端末装置P1は、ステップSt4Bの処理において、抽出された顔特徴量と同一あるいは類似する顔特徴量があると判定した場合(St4B,YES)、ユーザの顔認証結果が「OK」であると判定する。
一方、端末装置P1は、ステップSt4Bの処理において、抽出された顔特徴量と同一あるいは類似する顔特徴量がないと判定した場合(St4B,NO)、ユーザの顔認証結果が「NG」であると判定し、ユーザの顔認証結果が「NG」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力する(St6B)。なお、端末装置P1は、算出された顔画像の評価値が第1閾値以上でないと判定した場合、ユーザの顔認証結果が「NG」であると判定し、ユーザの顔認証結果が「NG」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力してもよい。
端末装置P1は、取得された指画像からユーザの指紋特徴量を抽出し、抽出された指紋特徴量と、生体情報データベースDB1に格納(登録)された複数のユーザのそれぞれの指紋特徴量とを照合する(St5B)。なお、端末装置P1は、指画像に対応する指情報に基づいて、照合対象である指紋特徴量の絞り込み処理を実行してよい。これにより、端末装置P1は、指紋特徴量の照合処理に要する処理負荷を軽減できるとともに、処理時間を短縮できる。
端末装置P1は、ステップSt5Bの処理において、抽出された指紋特徴量と同一あるいは類似する指紋特徴量があると判定した場合(St5B,YES)、ユーザの指紋認証結果が「OK」であると判定した場合、ユーザ認証「OK」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力してもよい(St18B)。なお、端末装置P1は、顔認証処理の顔認証結果と、指紋認証処理の指紋認証結果とがともに「OK」であって、かつ、認証されたユーザが同一人物であると判定した場合、ユーザ認証「OK」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力してもよい(St18B)。
端末装置P1は、ユーザの生体情報の生体認証結果が「OK」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力する(St7B)。
一方、端末装置P1は、ステップSt5Bの処理において、抽出された指紋特徴量と同一あるいは類似する指紋特徴量がないと判定した場合(St5B,NO)、ユーザの指紋認証結果が「NG」であると判定し、ユーザの生体認証結果が「NG」であることを通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23に出力する(St6B)。
以上により、実施の形態1における端末装置P1は、筐体11に載置されることで、異なる複数の生体情報の取得が可能となる。また、端末装置P1は、取得された異なる複数の生体認証を実行できる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る生体認証装置1は、端末装置P1により異なる複数の生体情報の取得と、異なる複数の生体認証を実行する例を示した。実施の形態2に係る生体認証システム100は、異なる複数の生体情報の取得と、異なる複数の生体認証の実行とをそれぞれ異なる装置で実行する例について説明する。
実施の形態1に係る生体認証装置1は、端末装置P1により異なる複数の生体情報の取得と、異なる複数の生体認証を実行する例を示した。実施の形態2に係る生体認証システム100は、異なる複数の生体情報の取得と、異なる複数の生体認証の実行とをそれぞれ異なる装置で実行する例について説明する。
なお、実施の形態2に係る生体情報取得装置1Aの内部構成は、実施の形態1に係る生体認証装置1の内部構成と同様の構成を有する。よって、実施の形態2に係る生体認証システム100の説明では、実施の形態1で説明した生体認証装置1(筐体11および端末装置P1のそれぞれ)と同様の構成に対して同一の符号を付与することでその説明を省略するとともに、各構成により実現される異なる機能について説明する。
次に、図7を参照して、実施の形態2に係る生体認証システム100の全体構成例について説明する。図7は、実施の形態2に係る生体認証システム100の全体構成例を示す図である。
実施の形態2に係る生体認証システム100は、筐体11および端末装置P1Aのそれぞれを含む生体情報取得装置1Aと、サーバS1と、生体情報データベースDB2とを含む。実施の形態2に係る生体認証システム100は、店舗等の生体認証が利用される場所に設置された生体情報取得装置1Aにより複数の異なる生体情報を取得し、生体情報取得装置1Aとの間でネットワークを介してデータ通信可能に接続されたサーバS1により複数の異なる生体認証を実行する。なお、生体情報データベースDB2は、サーバS1と一体的に構成されてよい。
次に、図8を参照して、実施の形態2に係る生体認証システム100の内部構成例について説明する。図8は、実施の形態2に係る生体認証システム100の内部構成例を示すブロック図である。
生体情報取得装置1Aは、筐体11と、筐体11に載置された端末装置P1Aとを含む。端末装置P1Aは、通信部20Aと、プロセッサ21Aと、メモリ22と、第1カメラCM1と、第2カメラCM2と、モニタ23Aとを含む。
通信部20Aは、ネットワークNWを介して、サーバS1との間で有線通信または無線通信可能に接続される。通信部20Aは、プロセッサ21Aから出力された生体情報,制御指令(電気信号)等をサーバS1に送信する。通信部20Aは、サーバS1から送信された生体情報の登録結果情報,生体認証結果情報等をプロセッサ21Aに出力する。
取得部の一例としてのプロセッサ21Aは、例えばCPU、GPU、あるいはFPGAを用いて構成されて、メモリ22と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ21Aは、メモリ22に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、生体情報の取得機能を実現する。
プロセッサ21Aは、第1カメラCM1から出力された撮像画像からユーザの顔の少なくとも一部が映る領域を切り出して、顔画像を生成する。プロセッサ21Aは、第2カメラCM2から出力された撮像画像から少なくとも1本の指先であって、かつ、この指先の第1関節が映る領域を切り出して、指画像を生成する。プロセッサ21Aは、生成された顔画像および指画像のそれぞれと、ユーザに関する情報と、ユーザの生体情報の登録または生体認証を要求する制御指令とを対応付けて、通信部20Aに出力し、サーバS1に送信させる。
なお、プロセッサ21Aは、生成された顔画像から顔特徴量を、指画像から指紋特徴量を抽出し、抽出された顔特徴量および指紋特徴量と、ユーザに関する情報と、ユーザの生体情報の登録または生体認証を要求する制御指令とを対応付けて、通信部20Aに出力し、サーバS1に送信させてよい。
また、プロセッサ21Aは、指画像または指紋特徴量に対応する指情報を生成し、指画像または指紋特徴量に指情報を対応付けて、サーバS1に送信してもよい。これにより、生体認証システム100は、指ごとの生体情報を管理できるとともに、指を識別して生体認証を実行できる。
モニタ23Aは、例えばLCDもしくは有機ELを用いて構成される。モニタ23Aは、第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれによって撮像された撮像画像、あるいはサーバS1から送信された各種通知画面等を出力して、表示する。
サーバS1は、生体情報取得装置1Aから送信されたユーザの生体情報に基づいて、ユーザの生体情報の登録処理またはユーザの生体認証処理を実行する。サーバS1は、通信部30と、プロセッサ31と、メモリ32とを含む。
通信部30は、ネットワークNWを介して、生体情報取得装置1Aとの間で有線通信または無線通信可能に接続される。また、通信部30は、生体情報データベースDB2との間で有線通信または無線通信可能に接続される。
通信部30は、生体情報取得装置1Aから送信されたユーザの生体情報(例えば、顔画像および指画像、顔特徴量および指紋特徴量等)をプロセッサ31に出力する。また、通信部30は、プロセッサ31から出力された生体情報登録結果または生体認証結果の情報を生体情報取得装置1Aに送信する。
プロセッサ31は、例えばCPU、GPU、あるいはFPGAを用いて構成されて、メモリ32と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ31は、メモリ22に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、生体情報の取得機能を実現する。
メモリ32は、例えばプロセッサ31の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM、プロセッサ31の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、プロセッサ31により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ31の動作を規定するプログラムが書き込まれている。メモリ32は、顔画像の評価値に関する第1閾値、指画像の評価値に関する第2閾値等を記憶する。
次に、図9を参照して、生体認証システム100の動作手順について説明する。図9は、実施の形態2に係る生体認証システム100の動作手順例を示すシーケンス図である。
生体情報取得装置1Aの端末装置P1Aは、ユーザ操作、あるいは、生体認証装置1が設置された施設,店舗等の従業員操作に基づいて、ユーザの生体情報の登録または生体認証のいずれを実行するかを指定する操作と、ユーザに関する情報(例えば、氏名,年齢,性別,住所,電話番号,ユーザID等)の入力操作を受け付けて、第1カメラCM1,第2カメラCM2のそれぞれによる生体情報の取得を開始する。
端末装置P1Aは、第1カメラCM1によってユーザの顔を撮像する。端末装置P1Aは、撮像されたユーザの撮像画像からユーザの顔の少なくとも一部が映る領域を検出し、この領域を切り出した顔画像を生成する(St11)。
端末装置P1Aは、生成された顔画像に基づいて、顔画像に映るユーザの顔にピントが合っているか否か(つまり、顔画像が生体認証に適した生体情報を取得可能な顔画像であるか否か)を示す指標である評価値を算出する(St11)。端末装置P1Aは、算出された評価値が顔画像に映るユーザの顔にピントが合っていることを示す第1閾値以上であるか否かに基づいて、顔画像が登録可能な顔画像であるか否かを判定する(St11)。
端末装置P1Aは、算出された評価値が第1閾値以上であると判定した場合、生体情報の登録または認証に用いられるユーザの顔画像を取得する(St11)。なお、端末装置P1Aは、算出された評価値が第1閾値以上でないと判定した場合、第1カメラCM1によるユーザの顔の再撮像を実行する。
端末装置P1Aは、第2カメラCM2によってユーザの手指を撮像する。端末装置P1Aは、撮像されたユーザの撮像画像からユーザの少なくとも1本の指、かつ、指の第1関節を含む一部が映る領域を検出し、この領域を切り出した指画像を生成する(St12)。
端末装置P1Aは、生成された指画像に基づいて、指画像に映るユーザの指紋にピントが合っているか否か(つまり、指画像が生体認証に適した生体情報を取得可能な指画像であるか否か)を示す指標である評価値を算出する(St12)。端末装置P1Aは、算出された評価値が指画像に映るユーザの指紋にピントが合っていることを示す第2閾値以上であるか否かに基づいて、指画像が登録可能な指画像であるか否かを判定する(St12)。
端末装置P1Aは、算出された評価値が第2閾値以上であると判定した場合、生体情報の登録または生体認証に用いられるユーザの指画像を取得する(St12)。なお、端末装置P1Aは、算出された評価値が第2閾値以上でないと判定した場合、第1カメラCM1によるユーザの指の再撮像を実行する。
端末装置P1Aは、取得された顔画像から顔特徴量を抽出して取得する(St13)。また、端末装置P1は、取得された指画像から指紋特徴量を抽出して取得する(St14)。なお、ステップSt13およびステップSt14の処理のそれぞれは、端末装置P1Aが生体情報として顔画像および指画像のそれぞれを取得してサーバS1に送信する場合、省略されてよい。
端末装置P1Aは、ユーザの生体情報の登録または生体認証のいずれを実行するかを指定する操作に基づいて、生体情報の登録または生体認証のいずれか一方を要求する制御指令を生成する。端末装置P1Aは、生成された制御指令と、ユーザに関する情報と、ユーザの生体情報とを対応付けて、サーバS1に送信する(St15)。
サーバS1は、端末装置P1Aから送信された制御指令に基づいて、ユーザの生体情報の登録または生体認証の実行を開始する。なお、以下の説明では、端末装置P1Aが顔画像および指画像のそれぞれを送信する例について説明する。
<生体情報の登録処理>
サーバS1は、ユーザに関する情報に基づいて、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB2に格納(登録)済みのユーザであるか否かを判定するとともに、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB2に格納(登録)済みであるか否か(つまり、顔画像を登録可能であるか否か)を判定する(St16A)。
サーバS1は、ユーザに関する情報に基づいて、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB2に格納(登録)済みのユーザであるか否かを判定するとともに、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB2に格納(登録)済みであるか否か(つまり、顔画像を登録可能であるか否か)を判定する(St16A)。
サーバS1は、顔画像に対応するユーザが生体情報データベースDB2に格納(登録)済みのユーザでなく、かつ、このユーザの顔画像が生体情報データベースDB2に格納(登録)済みでないと判定した場合、ユーザに関する情報と顔画像とを対応付けて生体情報データベースDB2に格納(登録)する(St16A)。
また、サーバS1は、ユーザあるいは従業員により入力されたユーザに関する情報に基づいて、取得された指画像に対応する指(例えば、中指,薬指等)と同一の指の指画像が生体情報データベースDB2に格納(登録)済みであるか否か(つまり、指画像を登録可能であるか否か)を判定する(St17A)。
サーバS1は、取得された指画像に対応する指の指画像が生体情報データベースDB2に格納(登録)済みでないと判定した場合、顔画像と、ユーザに関する情報とに指画像をさらに対応付けて生体情報データベースDB2に格納(登録)する(St18A)。
サーバS1は、顔画像および指画像のそれぞれの登録が完了した場合、ユーザの生体情報の登録結果が「OK」であることを通知する生体情報登録結果の情報を生成する(St18A)。なお、サーバS1は、顔画像および指画像のうちいずれか一方のみを登録した場合、ユーザの生体情報の登録結果としていずれか一方のみが登録された旨を通知する生体情報登録結果の情報を生成してもよい。これにより、サーバS1は、顔画像および指画像の追加登録,更新登録を受け付けることができる。
また、サーバS1は、顔画像および指画像のそれぞれがともに生体情報データベースDB2に格納(登録)済みであると判定した場合、ユーザの生体情報の登録結果が「NG」であることを通知する生体情報登録結果の情報を生成する(St18A)。
<生体情報の生体認証処理>
サーバS1は、端末装置P1Aから送信された制御指令に基づいて、取得された顔画像から顔特徴量を抽出する。サーバS1は、生体情報データベースDB2を参照し、抽出された顔特徴量と、生体情報データベースDB2に格納(登録)された複数のユーザのそれぞれの顔特徴量とを照合する(St16B)。
サーバS1は、端末装置P1Aから送信された制御指令に基づいて、取得された顔画像から顔特徴量を抽出する。サーバS1は、生体情報データベースDB2を参照し、抽出された顔特徴量と、生体情報データベースDB2に格納(登録)された複数のユーザのそれぞれの顔特徴量とを照合する(St16B)。
サーバS1は、抽出された顔特徴量と同一あるいは類似する顔特徴量があると判定した場合、ユーザの顔認証結果が「OK」であると判定する(St16B)。
一方、サーバS1は、取得された顔特徴量と同一あるいは類似する顔特徴量がないと判定した場合、ユーザの顔認証結果が「NG」であると判定する(St16B)。このような場合、サーバS1は、ステップSt17Aの処理を省略してもよい。
サーバS1は、端末装置P1Aから送信された制御指令に基づいて、取得された指画像から指紋特徴量を抽出する。サーバS1は、生体情報データベースDB2を参照し、取得された指紋特徴量と、生体情報データベースDB2に格納(登録)された複数のユーザのそれぞれの指紋特徴量とを照合する(St17B)。なお、サーバS1は、端末装置P1Aから送信された指情報、あるいは指紋特徴量抽出時の指画像に対応する指情報の取得に基づいて、照合対象である指紋特徴量の絞り込み処理を実行してよい。これにより、端末装置P1は、指紋特徴量の照合処理に要する処理負荷を軽減できるとともに、処理時間を短縮できる。
サーバS1は、抽出された指紋特徴量と同一あるいは類似する指紋特徴量があると判定した場合、ユーザの指紋認証結果が「OK」であると判定する(St17B)。
一方、サーバS1は、抽出された指紋特徴量と同一あるいは類似する指紋特徴量がないと判定した場合、ユーザの指紋認証結果が「NG」であると判定する(St17B)。
サーバS1は、顔認証処理の顔認証結果と、指紋認証処理の指紋認証結果とがともに「OK」であって、かつ、認証されたユーザが同一人物であると判定した場合、ユーザ認証「OK」であると判定し、生体認証結果が「OK」である旨を通知する生体認証結果の情報を生成する(St18B)。
一方、サーバS1は、顔認証処理の顔認証結果と、指紋認証処理の指紋認証結果との少なくとも一方の認証結果が「NG」であると判定した場合、ユーザ認証「NG」であると判定し、生体認証結果が「NG」である旨を通知する生体認証結果の情報を生成する(St18B)。
サーバS1は、ユーザの生体情報の登録結果の情報、または、生体認証結果の情報を端末装置P1Aに送信する(St19)。
端末装置P1Aは、サーバS1から送信されたユーザの生体情報の登録結果の情報、または、生体認証結果の情報に基づいて、生体情報登録結果または生体認証結果を通知する通知画面(不図示)を生成して、モニタ23Aに出力して表示させる(St20)。
以上により、実施の形態2に係る生体認証システム100は、異なる複数の生体情報のそれぞれの登録を実行できるとともに、異なる複数の生体情報のそれぞれを用いた異なる複数の生体認証を実行できる。
以上により、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、生体情報取得装置の一例であって、筐体11と、非接触状態でユーザ(対象者の一例)の第1生体部位を撮像する第1カメラCM1(第1撮像部の一例)と、非接触状態で対象者の第1生体部位と異なる第2生体部位を撮像する第2カメラCM2(第2撮像部の一例)と、第1カメラCM1により撮像された第1撮像画像と、第2カメラCM2により撮像された第2撮像画像とを取得するプロセッサ21(取得部の一例)と、備える。筐体11は、筐体11の一部が切り欠かれて、第2生体部位を撮像する撮像領域17A(撮像空間の一例)を形成する開口部16(第1開口部の一例)と、筐体11内部の撮像領域17Aを照明する照明15A,15Bと、撮像領域17A内の第2生体部位によって反射された光の光路を変更し、第2カメラCM2に入射させる光学系14(光路変更部の一例)と、を備える。
これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、筐体11に載置され、2つのカメラ(第1カメラCM1および第2カメラCM2のそれぞれ)を有する端末装置P1,P1Aにより、異なる複数の生体情報のそれぞれを取得できる。なお、ここでいう生体情報は、撮像画像であってもよいし、撮像画像から抽出された特徴量であってもよい。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける第1カメラCM1は、筐体11外部の第1生体部位を撮像する。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、筐体11内部と筐体11外部とのそれぞれで、異なる複数の生体情報のそれぞれを取得できる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける第1カメラCM1の光軸L1は、筐体11の側面視(例えば、矢視V1,V2)において、筐体11の設置面H0に対して15°~23°の角度を有する。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、第1カメラCM1により筐体11の正面斜め上に位置するユーザの顔の少なくとも一部と、第2カメラCM2により筐体11に挿入されたユーザの手指の少なくとも一部とを撮像できる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける第1カメラCM1は、ユーザの顔の少なくとも一部を撮像し、第2カメラCM2は、ユーザの手指の少なくとも一部を撮像する。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、第1カメラCM1により筐体11の正面斜め上に位置するユーザの顔の少なくとも一部と、第2カメラCM2により筐体11に挿入されたユーザの手指の少なくとも一部とを撮像できる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける筐体11は、筐体11の正面側に端末装置P1,P1A(撮像装置の一例)を着脱可能な凹部12(着脱部の一例)、をさらに備える。端末装置P1,P1Aは、第1カメラCM1と第2カメラCM2とプロセッサ21とを備える。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、筐体11に端末装置P1,P1Aを載置することで、異なる複数の生体情報のそれぞれを取得できる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける凹部12は、開口13(第2開口部の一例)を有する。光学系14は、開口13を通じて、光路が変更された光を第2カメラCM2に入射させる。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、第2カメラCM2に入射する光の光路長(ユーザの手指と第2カメラCM2のイメージセンサとの間の距離)が第2カメラCM2の被写界深度内となるように調整でき、筐体11の上下方向(Z軸方向)における筐体高さをより小さくできる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける光学系14は、プリズムである。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、第2カメラCM2に入射する光の光路長(ユーザの手指と第2カメラCM2のイメージセンサとの間の距離)を調整できる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける光学系14は、ミラーである。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、第2カメラCM2に入射する光の光路長(ユーザの手指と第2カメラCM2のイメージセンサとの間の距離)を調整できる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける開口部16は、筐体11の側面視(例えば、矢視V1,V2)において、筐体11の正面から背面に向かって開口高さが小さくなるように形成される。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、筐体11の正面側から筐体内空間17(撮像領域17A)に向かってユーザの手指を挿入しやすくできる。
また、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aにおける開口部16は、筐体11の側面視(例えば、矢視V1,V2)において、筐体11の正面から背面に向かって、筐体11の設置面H0と開口部16の開口下面18とがなす角度が小さくなるように形成される。これにより、実施の形態1における生体認証装置1および実施の形態2における生体情報取得装置1Aは、筐体11の正面側から筐体内空間17(撮像領域17A)に向かってユーザの手指を挿入しやすくできる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、非接触状態において、生体認証に適した異なる複数の生体情報の取得を支援する生体情報取得装置の提示として有用である。
1 生体認証装置
1A 生体情報取得装置
11 筐体
12 凹部
13 開口
14 光学系
15A,15B 照明
16 開口部
17 筐体内空間
17A 撮像領域
18 開口下面
20,30 通信部
21,31 プロセッサ
22,32 メモリ
23,23A モニタ
CM1 第1カメラ
CM2 第2カメラ
DB1,DB2 生体情報データベース
S1 サーバ
P1,P1A 端末装置
1A 生体情報取得装置
11 筐体
12 凹部
13 開口
14 光学系
15A,15B 照明
16 開口部
17 筐体内空間
17A 撮像領域
18 開口下面
20,30 通信部
21,31 プロセッサ
22,32 メモリ
23,23A モニタ
CM1 第1カメラ
CM2 第2カメラ
DB1,DB2 生体情報データベース
S1 サーバ
P1,P1A 端末装置
Claims (10)
- 筐体と、
非接触状態で対象者の第1生体部位を撮像する第1撮像部と、
前記非接触状態で前記対象者の前記第1生体部位と異なる第2生体部位を撮像する第2撮像部と、
前記第1撮像部により撮像された第1撮像画像と、前記第2撮像部により撮像された第2撮像画像とを取得する取得部と、備え、
前記筐体は、
前記筐体の一部が切り欠かれて、前記第2生体部位を撮像する撮像空間を形成する第1開口部と、
前記筐体内部の前記撮像空間を照明する照明と、
前記撮像空間内の前記第2生体部位によって反射された光の光路を変更し、前記第2撮像部に入射させる光路変更部と、を有する、
生体情報取得装置。 - 前記第1撮像部は、前記筐体外部の前記第1生体部位を撮像する、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記第1撮像部の光軸は、前記筐体の側面視において、前記筐体の設置面に対して15°~23°の角度を有する、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記第1撮像部は、前記対象者の顔の少なくとも一部を撮像し、
前記第2撮像部は、前記対象者の手指の少なくとも一部を撮像する、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記筐体は、前記筐体の正面側に撮像装置を着脱可能な着脱部、をさらに備え、
前記撮像装置は、前記第1撮像部と前記第2撮像部と前記取得部とを備える、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記着脱部は、第2開口部を有し、
前記光路変更部は、前記第2開口部を通じて、前記光路が変更された光を前記第2撮像部に入射させる、
請求項5に記載の生体情報取得装置。 - 前記光路変更部は、プリズムである、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記光路変更部は、ミラーである、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記第1開口部は、前記筐体の側面視において、前記筐体の正面から背面に向かって開口高さが小さくなるように形成される、
請求項1に記載の生体情報取得装置。 - 前記第1開口部は、前記筐体の側面視において、前記筐体の正面から背面に向かって、前記筐体の設置面と前記第1開口部の開口下面とがなす角度が小さくなるように形成される、
請求項1に記載の生体情報取得装置。
Priority Applications (2)
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PCT/JP2023/046035 WO2024143177A1 (ja) | 2022-12-27 | 2023-12-21 | 生体情報取得装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022210339A JP2024093767A (ja) | 2022-12-27 | 2022-12-27 | 生体情報取得装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022210339A Pending JP2024093767A (ja) | 2022-12-27 | 2022-12-27 | 生体情報取得装置 |
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- 2022-12-27 JP JP2022210339A patent/JP2024093767A/ja active Pending
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2023
- 2023-12-21 WO PCT/JP2023/046035 patent/WO2024143177A1/ja unknown
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