JP2024089699A - カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明部に付着した水滴を除去することができ、測定精度の高く信頼性の高いカメラ装置を提供する。【解決手段】カメラ装置1は、防水ケース3と、防水ケース3に設けられた透明部4a、4bと、防水ケース3における透明部4a、4bの一端部から形成され、透明部4a、4bよりも光軸方向(第3の方向Z)の前方に設けられた前方傾斜部5a、5bと、を備えている。そして、前方傾斜部5a、5bは、光軸方向に対して傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ装置に関するものである。
近年、運転者支援システムの実車搭載が進んでいる。その中で、衝突前の停止動作を自動で行う衝突被害軽減制動装置や、先行車を自動追尾する車間自動制御装置や、車線逸脱抑制装置、標識認識など、運転者や搭乗者の安全性と利便性と快適性を追求したシステムの開発が進んでいる。このようなシステムとしては、例えば、車両や歩行者などを認識して対象物の距離計測を行う外界認識システムがある。外界認識システムの一例としては、カメラ装置が用いられている。このような車両に搭載されるカメラ装置は、雨天時においても使用されるため、防水機能を有している。
このようなカメラ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、筐体正面の略中央にレンズを設け、筐体内部にカメラ機構を備えたカメラ装置において、付着した水滴をレンズに対して上側から流下するための誘導路を筐体の上面部分に形成した技術が記載されている。
また、このようなカメラ装置としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものがある。特許文献2には、走行機体の前方を撮影するカメラと、カメラが収容支持されるケース体と、ケース体を走行機体側に支持する支持機構とを備えた技術が記載されている。また、特許文献2には、ケース体が、支持パッキンを介してカメラの前方に配置される板状のガラス体と、ガラス体の前方に配置される筒状の前カバー部とを有し、ガラス体が、カメラに対して傾斜した状態で取付けられることが記載されている。
特開2015-207020号公報 特開2022-79048号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、防水構造のみであるため、透明部に付着した水滴を除去する構成を有していない。そのため、透明部に付着した水滴により視野が妨げられるだけでなく、水滴による光の屈折などにより像が歪み、カメラ装置の測距性能が低下する、という問題を有していた。
また、特許文献2に記載された技術では、ガラス体を光軸に対して傾斜して配置しているため、見る方向にそって光路長が変化し、撮像素子で感知する像に歪みが発生する可能性があった。
本目的は、上記の問題点を考慮し、透明部に付着した水滴を除去することができ、測定精度の高く信頼性の高いカメラ装置を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するため、カメラ装置は、撮像部を収容する収容部品と、収容部品に設けられ、撮像部の撮像範囲に位置する透明部と、収容部品における透明部の一端部から形成され、透明部よりも撮像部の光軸方向の前方に設けられた前方傾斜部と、を備えている。そして、前方傾斜部は、光軸方向に対して傾斜している。
上記構成のカメラ装置によれば、透明部に付着した水滴を除去することができ、測定精度の高く信頼性を高めることができる。
第1の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。 第1の実施の形態例にかかるカメラ装置における透明部周りを上方から見た平面図である。 従来のカメラ装置の一例を示す斜視図である。 従来のカメラ装置の一例を示す側面図である。 従来のカメラ装置の他の例を示す側面図である。 第1の実施の形態例にかかるカメラ装置における傾斜部の傾斜角度と風速の関係を示す図である。 第2の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。 第2の実施の形態例にかかるカメラ装置における透明部周りを上方から見た平面図である。 第3の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。 第3の実施の形態例にかかるカメラ装置における透明部周りを上方から見た平面図である。 第4の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。 第5の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。 第5の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す側面図である。 第6の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。 第6の実施の形態例にかかるカメラ装置におけるレンズ周りを上方から見た平面図である。
以下、カメラ装置の実施の形態例について、図1~図15を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1-1.カメラ装置の構成
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるカメラ装置の構成について図1から図2を参照して説明する。
図1は、カメラ装置を示す斜視図である。図2は、カメラ装置における透明部周りを上方から見た平面図である。
図1に示す装置は、自動車や二輪車等の車両に搭載されるカメラ装置である。図1に示すように、カメラ装置101は、ステレオカメラ2と、収容部品の一例を示す防水ケース3とを備えている。ステレオカメラ2は、2つのレンズ1a、1bと、不図示の撮像部を示す撮像素子と、を有している。そして、ステレオカメラ2は、2つのレンズ1a、1bを介して得た画像を、撮像素子を用いて撮像する。このステレオカメラ2は、防水ケース3内に収容されている。
以下、2つのレンズ1a、1bが並ぶ方向を第1の方向Xとし、第1の方向Xと直交し、かつ上下方向と平行をなす方向を第2の方向Yとする。そして、第1の方向X及び第2の方向Yと直交する方向を第3の方向Zとする。なお、レンズ1a、1bは、ステレオカメラ2本体の第3の方向Zの前方に配置される。そして、第3の方向Zは、レンズ1a、1bの光軸方向及び車両の進行方向と平行をなす。
防水ケース3は、中空の容器状に形成されている。防水ケース3における第3の方向Zの前方には、正面部7が形成されている。正面部7には、第1開口部9aと、第2開口部9bが形成されている。
第1開口部9aは、正面部7における第1の方向Xの一側に形成され、第2開口部9bは、正面部7における第1の方向Xの他側に形成されている。また、第1開口部9aは、ステレオカメラ2の第1レンズ1aを臨む位置に形成され、第2開口部9bは、ステレオカメラ2の第2レンズ1bを臨む位置に形成されている。そして、第1開口部9aは、第3の方向Zにおいて第1レンズ1aの前方に配置され、第2開口部9bは、第3の方向Zにおいて第2レンズ1bの前方に配置されている。第1開口部9a及び第2開口部9bの開口の大きさは、ステレオカメラ2の撮像範囲に応じて設定されている。
第1開口部9aには、第1透明部4aが嵌め込まれており、第2開口部9bには、第2透明部4bが嵌め込まれている。そのため、第1透明部4aは、第3の方向Zにおいて第1レンズ1aの前方に配置され、第2透明部4bは、第3の方向Zにおいて第2レンズ1bの前方に配置される。第1透明部4a及び第2透明部4bは、平板状に形成されている。図2に示すように、第1透明部4a及び第2透明部4bの一面は、第3の方向Zと直交する平面と平行に配置される。そして、第1透明部4a及び第2透明部4bは、光を撮像素子に向けて透過可能に構成されており、撮像部の撮像範囲に位置している。
また、防水ケース3における第1透明部4aよりも第1の方向Xの中央側には、前方傾斜部5aが形成されている。防水ケース3における第1透明部4aよりも第1の方向Xの外側、すなわち防水ケース3の側面部8側には、後方傾斜部6aが形成されている。防水ケース3における第2透明部4bよりも第1の方向Xの中央側には、前方傾斜部5bが形成されている。防水ケース3における第2透明部4bよりも第1の方向Xの外側、すなわち防水ケース3の側面部8側には、後方傾斜部6bが形成されている。
なお、第1透明部4aと第2透明部4bは、同一の構成を有している。また、前方傾斜部5aと前方傾斜部5bは、同一の構成を有している。そして、後方傾斜部6aと後方傾斜部6bも同一の構成を有している。そのため、以下の説明では、第2透明部4b、前方傾斜部5b及び後方傾斜部6bについて説明する。
図2に示すように、第2透明部4bの一面は、第3の方向Zと直交する平面と平行に配置される。すなわち、第2透明部4bの一面は、第2レンズ1bの光軸方向と直交する平面と平行に配置される。
前方傾斜部5bは、第2透明部4bにおける第1の方向Xの中央側の一端部に形成されている。そして、前方傾斜部5bは、第2透明部4bの一端部から離れるにつれて第3の方向Zの前方に向かうように傾斜している。後方傾斜部6bは、第2透明部4bにおける第1の方向Xの外側の他端部に形成されている。そして、後方傾斜部6bは、第2透明部4bの他端部から離れるにつれて第3の方向Zの後方に向かうように傾斜している。そのため、前方傾斜部5bは、第2透明部4bよりも第3の方向Zの前方に配置され、後方傾斜部6bは、第2透明部4bよりも第3の方向Zの後方に配置される。
前方傾斜部5b及び後方傾斜部6bは、第3の方向Zと直交する平面に対して傾斜しており、本例では、第3の方向Z及び第1の方向Xに対して傾斜している。また、前方傾斜部5b及び後方傾斜部6bは、平板状に形成されており、傾斜面が平面状になっている。
ここで、図3から図5を参照して従来のカメラ装置について説明する。
図3は、従来のカメラ装置の一例を示す斜視図、従来のカメラ装置の一例を示す側面図である。図5は、従来のカメラ装置の他の例を示す側面図である。なお、本例のカメラ装置101と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図3及び図4に示すように、従来のカメラ装置210は、ステレオカメラ2と、防水ケース13とを有している。防水ケース13の正面部17には、2つの透明部4a、4bが設けられている。2つの透明部4a、4bは、ステレオカメラ2のレンズ1a、1bを臨む位置に配置される。そして、防水ケース13の正面部17は、平板状に形成されている。
図4に示すように、透明部4a、4bには、車両の走行時に発生する走行風F1が第3の方向Zに沿って吹き付けられる。雨天などの走行時に透明部4a、4bに水滴M1が付着すると、水滴M1は、走行風F1により透明部4a、4bに押さえつけられる。その結果、水滴M1は、除去されずに透明部4a、4bに付着したままとなる。
この水滴M1が透明部4a、4bに付着することで、ステレオカメラ2の視野を妨げたり、光の屈折などにより像の歪みを発生させたりする。その結果、透明部4a、4bに付着した水滴M1がカメラ装置210の測距性能を低下させる要因となっていた。
また、図5に示す従来の別の例を示すカメラ装置211は、ステレオカメラ2と、防水ケース23とを有している。防水ケース23におけるステレオカメラ2のレンズ1bを臨む位置には、透明部24bが配置されている。透明部24bは、第3の方向Zと直交する平面に対して傾斜しており、図5に示す例では、第2の方向Yに対して傾斜している。すなわち、図5に示すカメラ装置211の透明部24bは、レンズ1bの光軸に対して傾斜している。
そのため、透明部24bからレンズ1bまでの第3の方向Zの長さが変化している。その結果、見る方向によって透明部24bを通過する光の光路長が変化するため、レンズ1bで作像される像に歪みが発生し、カメラ装置211の測距性能が低下させる可能性があった。
これに対して、図2に示すように、本例のカメラ装置101では、透明部4a、4bをレンズ1a、1bの光軸と直交する方向に対して平面な形状に形成している。これにより、透明部4a、4bによって光路長が変化することを防止でき、レンズ1a、1bで作像される像に歪みが発生することを防止できる。
また、透明部4a、4bの一側に前方傾斜部5a、5bを設け、透明部4a、4bの他側に後方傾斜部6a、6bを設けている。そのため、カメラ装置101の前方から走行風F1が防水ケース3に加わると、走行風F1の向きは、まず前方傾斜部5a、5bによって第1の方向Xと平行をなす方向に変化する。
そして、前方傾斜部5a、5bによって向きが変化した風(以下、「第1導風」という。)F2は、透明部4a、4bの一面上を第1の方向Xの中央側から外側に向けて通過する。そのため、透明部4a、4bに付着した水滴M1は、第1導風F2により除去される。
また、透明部4a、4bを通過した第1導風F2は、後方傾斜部6a、6bによりその向きが第3の方向Zの後方に向かう向きに変化する。そして、後方傾斜部6a、6bによって向きが変化した風(以下、「第2導風」という。)F3は、防水ケース3の側面部8に沿って防水ケース3の後方に流れる。そのため、透明部4a、4bから除去された水滴M1は、第2導風F3によって防水ケース3の側面部8や防水ケース3の外側に排出される。このように、後方傾斜部6a、6bにより、透明部4a、4bの他端部に水滴M1が滞留することを防止することができる。
このように、本例のカメラ装置101によれば、透明部4a、4bに付着した水滴M1を走行風F1や第1導風F2、第2導風F3を用いて除去することができるため、クリヤな視界を確保でき、測定精度の高く信頼性の高いカメラ装置101を提供できる。
ここで、透明部4a、4bから水滴M1を除去する効果は、第2導風F3よりも透明部4a、4bの一面上方を通過する第1導風F2が高い。そのため、透明部4a、4bよりも第3の方向Zの前方に設けられた前方傾斜部5a、5bを設けることが重要であり、後方傾斜部6a、6bは設けなくてもよい。また、前方傾斜部5a、5bの傾斜角度と、後方傾斜部6a、6bの傾斜角度は、同じでもよく、あるいは異なる角度でもよい。
なお、上述した説明では、雨天走行を想定し、雨滴などの水滴M1が透明部4a、4bに付着することを説明したが、これに限定されるものではない。本例のカメラ装置101によれば、水滴M1だけでなく、ほこりなどを透明部4a、4bから除去することもできる。その結果、本例のカメラ装置101は、道路外などの悪路を走行した際に付着するほこり対策としても活用できる。そのため、収容部品の一例と示した防水ケース3は、防塵ケースでもよい。
1-2.傾斜部の傾斜角度について
次に、図6を参照して前方傾斜部5a、5b及び後方傾斜部6a、6bの傾斜角度について説明する。
図6は、傾斜部5a、5b、6a、6bの傾斜角度と風速の関係を示す図である。
ここで、車両の走行方向である第3の方向Zを法線とする平面を基準に、前方傾斜部5a、5b及び後方傾斜部6a、6bの平面との間の角度を傾斜角度θと称す。図6に示すように、傾斜角度θは、約30度で第1導風F2及び第2導風F3の風速が最大となることが分かる。したがって、部品のばらつきなどを考慮し、前方傾斜部5a、5b及び後方傾斜部6a、6bの傾斜角度θは、15から45度の範囲に設定することが好ましい。
なお、本例のカメラ装置101では、ステレオカメラ2を用いた例を説明したが、カメラの種類は、これに限定されるものではなく、単眼カメラや3眼カメラ等その他各種のカメラを適用できるものである。
また、透明部4a、4bを開口部9a、9bに嵌め込む構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、防水ケース3を、樹脂などの成型部材で透明部4a、4bと一体に成型し、透明部4a、4b以外を塗装で不透明としてもよい。このように、一体成型で防水ケースを製造することにより、コスト低減が図れる。
2.第2の実施の形態例
次に、図7及び図8を参照して第2の実施に形態例にかかるカメラ装置について説明する。
図7は、第2の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図、図8は、透明部周りを上方から見た平面図である。
この第2の実施の形態例にかかるカメラ装置102が、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と異なる点は、傾斜部の構成である。そのため、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図7に示すように、第2の実施の形態例にかかるカメラ装置102は、ステレオカメラ2と、収容部品の一例を示す防水ケース33とを備えている。防水ケース33の正面部37におけるレンズ1a、1bを臨む位置には、透明部4a、4bが設けられている。
第1透明部4aにおける第1の方向Xの中央側には、第1前方傾斜部35a及び第2前方傾斜部35bが形成されている。第1透明部4aにおける第1の方向Xの側面部38側には、第1後方傾斜部36a及び第2後方傾斜部36bが形成されている。同様に、第2透明部4bにおける第1の方向Xの中央側には、第1前方傾斜部35c及び第2前方傾斜部35dが形成されている。第2透明部4bにおける第1の方向Xの側面部38側には、第1後方傾斜部36c及び第2後方傾斜部36dが形成されている。
なお、第1前方傾斜部35a及び第2前方傾斜部35bと第1前方傾斜部35c及び第2前方傾斜部35dは、同一の構成を有しており、第1後方傾斜部36a及び第2後方傾斜部36bと第1後方傾斜部36c及び第2後方傾斜部36dは、同一の構成を有している。そのため、ここでは、第2透明部4b側である第1前方傾斜部35c及び第2前方傾斜部35dと第1後方傾斜部36c及び第2後方傾斜部36dについて説明する。
図8に示すように、第2前方傾斜部35dは、第2透明部4bにおける第1の方向Xの中央側の一端部から形成されている。そして、第1前方傾斜部35cは、第2前方傾斜部35dにおける第2透明部4bとは反対側の端部から連続して形成されている。そして、第1前方傾斜部35cの傾斜角度である第1前方傾斜角度θbは、第2前方傾斜部35dの傾斜角度である第2前方傾斜角度θaよりも大きくなっている(θb>θa)。
すなわち、第1前方傾斜角度θbは、第2前方傾斜角度θaよりも走行方向である第3の方向Zに近くなっている。そして、第2前方傾斜角度θaは、第1前方傾斜角度θbよりも第2透明部4bの一面と平行をなす方向である第1の方向Xに近くなっている。そのため、第2前方傾斜角度θaと第2透明部4bの一面との傾斜角度の差は、第1前方傾斜角度θbと第2透明部4bとの一面との傾斜角度の差よりも小さくなる。
したがって、第2の実施の形態例にかかるカメラ装置102では、前方傾斜部35c、35dの傾斜角度が段階的に変化している。そして、第2透明部4bに近づくにつれて、その傾斜角度が第2透明部4bの一面に近づいている。これにより、走行風F1の向きを効率よく第1導風F2の向きに変化させることができる。その結果、第2透明部4bに付着した水滴M1を除去する風である第1導風F2に風量を増やすことができるため、より効率よく水滴M1を第2透明部4bから除去することができる。
また、第2前方傾斜部35dと第2透明部4bが交差する角部は、空気の滞留が発生しやすい箇所である。これに対して、第2前方傾斜角度θaと第2透明部4bの一面との傾斜角度の差を小さくすることで、第2前方傾斜部35dと第2透明部4bが交差する角部において空気の滞留が発生することを抑制できる。その結果、第2透明部4bの一面上をスムーズに第1導風F2が通過させることができる。
また、第1後方傾斜部36cは、第2透明部4bにおける第1の方向Xの外側の他端部から形成されている。そして、第2後方傾斜部36dは、第1後方傾斜部36cにおける第2透明部4bとは反対側の端部から連続して形成されている。そして、第1後方傾斜部36cの傾斜角度である第1後方傾斜角度θcは、第2後方傾斜部36dの傾斜角度である第2後方傾斜角度θdよりも小さくなっている(θd>θc)。
すなわち、第1後方傾斜角度θcは、第2後方傾斜角度θdよりも第2透明部4bの一面と平行をなす方向である第1の方向Xに近くなっている。そして、第2後方傾斜角度θaは、第1後方傾斜角度θbよりも走行方向である第3の方向Zに近くなっている。そのため、第1後方傾斜角度θcと第2透明部4bの一面との傾斜角度の差は、第2後方傾斜角度θdと第2透明部4bとの一面との傾斜角度の差よりも小さくなる。
したがって、第2の実施の形態例にかかるカメラ装置102では、後方傾斜部36c、36dの傾斜角度が段階的に変化している。そして、第2透明部4bに近づくにつれて、その傾斜角度が第2透明部4bの一面に近づいている。
ここで、第1後方傾斜部36cと第2透明部4bが交差する角部は、空気の剥離が生じやすい箇所である。そのため、第1後方傾斜部36cと第2透明部4bが交差する角部で水滴M1の飛散が発生し、飛散した水滴M1が再び第2透明部4bに付着するおそれがある。これに対して、上述したように、第1後方傾斜角度θcと第2透明部4bの一面との傾斜角度の差を小さくすることで、水滴M1をまず第2透明部4bから離すことができる。その結果、水滴M1が飛散して再び第2透明部4bに付着することを防止できる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかるカメラ装置101と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するカメラ装置102によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第2の実施の形態例にかかるカメラ装置102では、前方傾斜部及び後方傾斜部の傾斜角度を2段階に変化させる例を説明したが、これに限定されるものではなく、前方傾斜部及び後方傾斜部の傾斜角度を3段階以上に変化させてもよい。
また、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101及び第2の実施の形態例にかかるカメラ装置102では、前方傾斜部及び後方傾斜部を平面状に形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、前方傾斜部及び後方傾斜部を曲面状に変化させてもよく、或いは曲率半径が透明部に近づくにつれて連続して大きくなる曲面状にしてもよい。しかしながら、前方傾斜部及び後方傾斜部を曲面状に形成した場合、空気の渦が発生するおそれがある。そのため、前方傾斜部及び後方傾斜部は、平面状に形成することが好ましい。
3.第3の実施の形態例
次に、図9及び図10を参照して第3の実施に形態例にかかるカメラ装置について説明する。
図9は、第3の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図、図10は、透明部周りを上方から見た平面図である。
この第3の実施の形態例にかかるカメラ装置103が、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と異なる点は、前方傾斜部と透明部との境界部の構成である。そのため、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図9に示すように、第3の実施の形態例にかかるカメラ装置103は、ステレオカメラ2と、収容部品の一例を示す防水ケース43とを備えている。防水ケース43の正面部47におけるレンズ1a、1bを臨む位置には、透明部4a、4bが設けられている。
第1透明部4aにおける第1の方向Xの中央側には、前方傾斜部45aが形成されており、第1透明部4aにおける第1の方向Xの側面部48側には、後方傾斜部46aが形成されている。同様に、第2透明部4bにおける第1の方向Xの中央側には、前方傾斜部45bが形成されており、第2透明部4bにおける第1の方向Xの側面部48側には、後方傾斜部46bが形成されている。
また、第1透明部4aと前方傾斜部45aとの間には、第1溝49aが形成されており、同様に、第2透明部4bと前方傾斜部45bとの間には、第2溝49bが形成されている。溝49aと溝49bは、それぞれ同一の構成を有しているため、第2溝49bについて説明する。
図9及び図10に示すように、第2溝49bは、第2透明部4bにおける中央側の一端部において、上下方向である第2の方向Yに沿って形成されている。そして、第2溝49bにおける上下方向の下端部は、開放されている。また、図10に示すように、第2溝49bは、第3の方向Zの前方から後方に向けて凹んだ凹部である。
第2溝49bには、第1導風F2により前方傾斜部45bに沿って流れてきた水滴M1が入り込む。そして、第2溝49bに入り込んだ水滴M1は、第2溝49bに沿って上下方向の下方から防水ケース43の外部に排出される。これにより、第1導風F2に含まれる水滴M1が第2透明部4bに付着する前に除去することができ、第2透明部4bに付着した水滴M1を第1導風F2によって効率よく除去することができる。
また、第2溝49bにおける上下方向の下端部の深さは、上下方向の上端部の深さよりも深く形成されている。すなわち、第2溝49bは、上下方向に沿って上端部から下端部に向けてその深さが連続して深くなるように傾斜している。これにより、第2溝49bに入り込んだ水滴M1を第2溝49bの下端部から排出されやすくなる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかるカメラ装置101と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するカメラ装置103によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と同様の作用効果を得ることができる。
4.第4の実施の形態例
次に、図11を参照して第4の実施に形態例にかかるカメラ装置について説明する。
図11は、第4の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図である。
この第4の実施の形態例にかかるカメラ装置104が、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と異なる点は、庇を設けた点である。そのため、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図11、第4の実施の形態例にかかるカメラ装置104は、ステレオカメラ2と、収容部品の一例を示す防水ケース53とを備えている。防水ケース53の正面部57におけるレンズ1a、1bを臨む位置には、透明部4a、4bが設けられている。
第1透明部4aにおける第1の方向Xの中央側には、前方傾斜部55aが形成されており、第1透明部4aにおける第1の方向Xの側面部58側には、後方傾斜部56aが形成されている。同様に、第2透明部4bにおける第1の方向Xの中央側には、前方傾斜部55bが形成されており、第2透明部4bにおける第1の方向Xの側面部58側には、後方傾斜部56bが形成されている。
また、第1透明部4aの上下方向(第2の方向Y)の上端部には、第1上部庇52aが設けられており、第1透明部4aの上下方向の下端部には、第1下部庇52bが設けられている。そして、第1上部庇52aと第1下部庇52bは、第1透明部4aを挟むように配置される。同様に、第2透明部4bの上下方向の上端部には、第2上部庇52cが設けられており、第2透明部4bの上下方向の下端部には、第2下部庇52dが設けられている。そして、第2上部庇52cと第2下部庇52dは、第2透明部4bを挟むように配置される。すなわち、庇52a、52b、52c、52dは、透明部4a、4bに対して傾斜部55a、55b、56a、56bが設けられた方向(第1の方向X)と直交する方向(第2の方向Y)の端部に設けられている。
第1上部庇52a、第1下部庇52b、第2上部庇52c及び第2下部庇52dは、それぞれ第3の方向Zの前方に向けて突出している。また、第1上部庇52a及び第1下部庇52bは、第1の方向Xに沿って前方傾斜部55a、第1透明部4a及び後方傾斜部56aにかけて連続して形成されている。そして、第2上部庇52c及び第2下部庇52dは、第1の方向Xに沿って前方傾斜部55b、第2透明部4b及び後方傾斜部56bにかけて連続して形成されている。
第1上部庇52aと第1下部庇52bの間を第1導風F2及び第2導風F3が流れる。また、第2上部庇52cと第2下部庇52dの間を第1導風F2及び第2導風F3が流れる。そして、庇52a、52b、52c、52dは、空気を導く風路の役割を有している。
このように、庇52a、52b、52c、52dを設けたことで、第1透明部4a及び第2透明部4bの一面上を通過する第1導風F2が上下方向に逃げることを抑制できる。これにより、第1の方向Xに沿って流れる第1導風F2の風量を増加させることができ、第1導風F2による水滴M1を除去する能力を向上させることができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかるカメラ装置101と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するカメラ装置104によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と同様の作用効果を得ることができる。
5.第5の実施の形態例
次に、図12及び図13を参照して第5の実施に形態例にかかるカメラ装置について説明する。
図12は、第5の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図、図13は、側面図である。
この第5の実施の形態例にかかるカメラ装置105が、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と異なる点は、前方傾斜部及び後方傾斜部を設ける位置である。そのため、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図12及び図13に示すように、カメラ装置105は、単眼カメラ62と、収容部品の一例を示す防水ケース63とを備えている。単眼カメラ62は、1つのレンズ61と、不図示の撮像素子と、を有している。単眼カメラ62は、防水ケース63内に収容されている。
防水ケース63は、中空の容器状に形成されている。防水ケース63の正面部67におけるレンズ61を臨む位置には、透明部64が設けられている。透明部64よりも上下方向(第2の方向Y)の上部には、前方傾斜部65が設けられており、透明部64よりも上下方向の下部には、後方傾斜部66が設けられている。
前方傾斜部65は、透明部64の上下方向の上端部である一端部から上下方向の上方に向かうにつれて第3の方向Zの前方に向かうように傾斜している。また、後方傾斜部66は、透明部64の上下方向の下端部である他端部から上下方向の下方にむかうにつれて第3の方向Zの後方に向かうように傾斜している。
図13に示すように、カメラ装置105の前方から走行風F1が防水ケース63に加わると、走行風F1の向きは、まず前方傾斜部65によって第2の方向Xに沿って変化し、第1導風F2に変わる。第1導風F2は、前方傾斜部65に沿って上下方向の下方に流れ、透明部64の一面上を上下方向の上部から下部に向けて通過する。
また、透明部64を通過した第1導風F2は、後方傾斜部66によりその向きが第3の方向Zの後方に向かう向きに変化し、第2導風F3となる。そして、第2導風F3は、防水ケース63の底面部68に沿って防水ケース63の後方に流れる。
また、前方傾斜部65を上部に配置し、後方傾斜部66を下部に配置することにより、水滴M1には、第1導風F2だけでなく重力も作用する。これにより、透明部64からの水滴M1の除去を促進させることができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかるカメラ装置101と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するカメラ装置105によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第5の実施の形態例にかかるカメラ装置105では、単眼カメラ62を用いた例を説明したが、カメラの種類は、これに限定されるものではなく、ステレオカメラや3眼カメラ等その他各種のカメラを適用できるものである。
6.第6の実施の形態例
次に、図14及び図15を参照して第6の実施に形態例にかかるカメラ装置について説明する。
図14は、第6の実施の形態例にかかるカメラ装置を示す斜視図、図15は、レンズ周りを上方から見た平面図である。
この第6の実施の形態例にかかるカメラ装置106が、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と異なる点は、防水ケースを設けていない点である。そのため、第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図14及び図15に示すように、カメラ装置106は、2つのレンズ71a、71bと、収容部品の一例を示す筐体79と、を備えている。筐体79は、防水機能を有した筐体である。筐体79には、透明部を示す2つのレンズ71a、71bが第1の方向Xに間隔を開けて設けられている。レンズ71a、71bにおける第3の方向Zの前方は、平面状に形成されている。または、レンズ71a、71bの前方に平面状の透明部を設けてもよい。筐体79における2つのレンズ71a、71bが設けられた正面部には、第1正面部77a、第2正面部77b、前方傾斜部75a、75b、後方傾斜部76a、76b及び凹部77cが形成されている。
凹部77cは、第1の方向Xの中間部に形成されている。凹部77cにおける第1の方向Xの一端部には、第1正面部77aが形成されており、凹部77cにおける第1の方向Xの他端部には、第2正面部77bが形成されている。凹部77cは、第1正面部77a及び第2正面部77bよりも第3の方向Zの後方に向けて凹んでいる。
第1正面部77aと筐体79の側面部78の間には、前方傾斜部75a、レンズ71a及び後方傾斜部76aが配置され、第2正面部77bと筐体79の側面部78の間には、前方傾斜部75b、レンズ71b及び後方傾斜部76bが配置されている。なお、第1レンズ71a周りの構成と、第2レンズ71b周りの構成は、同一の構成を有しているため、ここでは、第2レンズ71b周りの構成について説明する。
図15に示すように、前方傾斜部75bは、第2レンズ71bにおける第1の方向Xの中央側の一端部に形成されている。そして、前方傾斜部75bは、第2レンズ71bの一端部から第2正面部77bに向かうにつれて第3の方向Zの前方に向かうように傾斜している。後方傾斜部76bは、第2レンズ71bにおける第1の方向Xの外側の他端部に形成されている。そして、後方傾斜部76bは、第2レンズ71bの他端部から側面部78に向かうにつれて第3の方向Zの後方に向かうように傾斜している。そのため、前方傾斜部75bは、第2レンズ71bよりも第3の方向Zの前方に配置され、後方傾斜部76bは、第2レンズ71bよりも第3の方向Zの後方に配置される。
カメラ装置106の前方から走行風F1が筐体79に加わると、走行風F1の向きが前方傾斜部75a、75bによって第1の方向Xと平行をなす方向に変化し、走行風F1は、第1導風F2に変化する。そして、第1導風F2は、透明部であるレンズ71a、71bの一面上を第1の方向Xの中央側から外側に向けて通過する。そのため、透明部71a、71bに付着した水滴M1は、第1導風F2により除去される。
また、レンズ71a、71bを通過した第1導風F2は、後方傾斜部6a、6bによりその向きが第3の方向Zの後方に向かう第2導風F3に変化する。そして、第2導風F3は、防水ケース3の側面部78に沿って筐体79の後方に流れる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかるカメラ装置101と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するカメラ装置106によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるカメラ装置101と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第6の実施の形態例にかかるカメラ装置106によれば、筐体79自体に前方傾斜部75a、75b及び後方傾斜部76a、76bを形成している。これにより、防水ケースを削減でき、部品点数の削減を図り、コスト低減を図ることができる。
また、筐体79に設けた凹部77cは、軽量化のためであり、凹部77cを設けなくてもよい。なお、空気の流れを優先すると、筐体79には、凹部77cを設けないほうが好ましい。
なお、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1a、1b、61、71a、71b…レンズ(透明部)、 2…ステレオカメラ(カメラ)、 3、33、43、53、63…防水ケース(収容部品)、 4a、4b、64…透明部、 5a、5b、45a、45b、55a、55b、65、75a、75b…前方傾斜部、 6a、6b、46a、46b、56a、56d、66、76a、76b…後方傾斜部、 9a、9b…開口部、 35a、35c…第1前方傾斜部、 35b、35d…第2前方傾斜部、 36a、36c…第1後方傾斜部、 36b、36d…第2後方傾斜部、 49a、49b…溝、 52a、52、52c、52d…庇、 62…単眼カメラ(カメラ)、 79…筐体(収容部品)、 101、102、103、104、105、106…カメラ装置、 F1…走行風、 F2…第1導風、 F3…第2導風、 M1…水滴

Claims (9)

  1. 撮像部を収容する収容部品と、
    前記収容部品に設けられ、前記撮像部の撮像範囲に位置する透明部と、
    前記収容部品における前記透明部の一端部から形成され、前記透明部よりも前記撮像部の光軸方向の前方に設けられた前方傾斜部と、を備え、
    前記前方傾斜部は、前記光軸方向に対して傾斜している
    カメラ装置。
  2. 前記収容部品には、前記透明部における前記前方傾斜部が形成された一端部とは反対側の他端部に形成され、前記透明部よりも前記光軸方向の後方に設けられた後方傾斜部が形成され、
    前記後方傾斜部は、前記光軸方向に対して傾斜している
    請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記前方傾斜部は、その傾斜角度が複数段階に変化している
    請求項1に記載のカメラ装置。
  4. 前記前方傾斜部は、第1前方傾斜部と、前記第1前方傾斜部よりも前記透明部の近くに配置される第2前方傾斜部と、を有し、
    前記第2前方傾斜部における前記光軸方向の法線とする平面に対する傾斜角度は、前記第1前方傾斜部における傾斜角度よりも小さく設定される
    請求項3に記載のカメラ装置。
  5. 前記収容部品における前記前方傾斜部と前記透明部との間には、溝が形成される
    請求項1に記載のカメラ装置。
  6. 前記収容部品には、前記光軸方向の前方に向けて突出する庇が設けれ、
    前記庇は、前記透明部における前記前方傾斜部が設けられた端部とは直交する方向の端部に設けられる
    請求項1に記載のカメラ装置。
  7. 前記撮像部を有するカメラと、
    前記カメラを収容可能な防水ケースと、を備え、
    前記収容部品は、前記防水ケースである
    請求項1に記載のカメラ装置。
  8. 前記撮像部を有するカメラを備え、
    前記収容部品は、前記カメラの筐体である
    請求項1に記載のカメラ装置。
  9. 前記透明部は、前記光軸方向と直交する平面に対して平行な一面を有している
    請求項1に記載のカメラ装置。
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