JP2024087935A - サポータの製造方法 - Google Patents

サポータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024087935A
JP2024087935A JP2022202846A JP2022202846A JP2024087935A JP 2024087935 A JP2024087935 A JP 2024087935A JP 2022202846 A JP2022202846 A JP 2022202846A JP 2022202846 A JP2022202846 A JP 2022202846A JP 2024087935 A JP2024087935 A JP 2024087935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supporter
manufacturing
predetermined
restricting
restricting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022202846A
Other languages
English (en)
Inventor
智 中川
Original Assignee
株式会社レーブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社レーブ filed Critical 株式会社レーブ
Priority to JP2022202846A priority Critical patent/JP2024087935A/ja
Publication of JP2024087935A publication Critical patent/JP2024087935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Gloves (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの手首又は足首をしっかりと固定することを可能とするサポータを提供することである。【解決手段】体の所定の部位を保護するように装着され、伸縮可能なサポータ本体部と、 前記所定の部位に沿った形状を有し、前記所定の部位の動きを規制する規制部と、を備えるサポータを製造する方法であって、所定の温度で融解する熱可塑性樹脂を用い、所定の厚みを有する板状の前記規制部を形成する第1の工程と、前記第1の工程を経て製造された前記規制部を所定の温度で加熱する第2の工程と、前記第2の工程により融解した前記規制部が設けられた前記サポータ本体部を前記所定の部位に装着させた状態で所定の時間経過させることにより前記規制部を硬化させる第3の工程と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、サポータの製造方法に関する。
従来、スポーツでは、もちろん、日常生活において手首の固定が必要なときに、サポータが利用されている。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、手部から前腕部までを覆う長さの略矩形体であって、その長さ方向に延びる仮想線により折り畳まれて、腕の当該部位をはさんだとき、手の掌に当接する掌側部分および手の背に当接する背側部分を有し、その長さ方向の両端部に左母指通し穴および右母指通し穴がそれぞれ形成されたサポータ本体を備え、それぞれ矩形板状の背側シーネおよび掌側シーネが、前記サポータ本体の対応する掌側部分および背側部分に配されて、腕の当該装着部位を保護する左右兼用手首サポータにおいて、前記サポータ本体の背側部分の幅方向の一端には、該背側部分を着脱自在に前記掌側部分に締結する締結ベルトが連結され、前記背側部分の長さ方向の両端部の内側には、前記左右兼用手首サポータの左手または右手への装着時に、前記背側シーネの遠位側の端が、対応する手の小指から示指までの各MP関節との対峙位置に配されるように、前記背側シーネの近位側の端部を収納して位置決めする一対の位置決めポケットが配設された左右兼用手首サポータが開示されている。
特許第6630904号公報
近年、様々なサポータが開発されているが、これらのサポータは手首又は足首をしっかりと固定するような構造を備えていない。
本発明の目的は、ユーザの手首又は足首をしっかりと固定することを可能とするサポータを提供することである。
本発明に係るサポータの製造方法は、体の所定の部位を保護するように装着され、伸縮可能なサポータ本体部と、前記所定の部位に沿った形状を有し、前記所定の部位の動きを規制する規制部と、を備えるサポータを製造する方法であって、所定の温度で融解する熱可塑性樹脂を用い、所定の厚みを有する板状の前記規制部を形成する第1の工程と、前記第1の工程を経て製造された前記規制部を所定の温度で加熱する第2の工程と、前記第2の工程により融解した前記規制部が設けられた前記サポータ本体部を前記所定の部位に装着させた状態で所定の時間経過させることにより前記規制部を硬化させる第3の工程と、 を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るサポータの製造方法において、前記サポータ本体部は、前記規制部を収納するためのポケット部を有し、前記第3の工程は、前記規制部を前記サポータ本体部の前記ポケット部に収納させて硬化させることが好ましい。
また、本発明に係るサポータの製造方法において、前記熱可塑性樹脂は、60~70℃で融解するポリカプロラクトン樹脂を含み、前記規制部は、ポリエチレン製フィルムで構成されるフィルムで覆われていることが好ましい。
また、本発明に係るサポータの製造方法において、前記所定の厚みは、1mm~3mmに設定されていることが好ましい。
本発明によれば、ユーザの手首又は足首をしっかりと固定することが出来る。
本発明に係る実施形態のサポータの製造方法において、サポータを形成する様子を示す図である。 本発明に係る実施形態のサポータの製造方法において、サポータを製造する手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、本発明に係る実施形態のサポータの製造方法において、サポータ1を形成する様子を示す図である。図2は、本発明に係る実施形態のサポータの製造方法において、サポータ1を製造する手順を示すフローチャートである。
サポータ1は、スポーツでは、もちろん、日常生活において手首の固定が必要なときに使用する器具である。サポータ1は、ここでは、手首を固定するものとして説明するが、その他の部位を固定してもよく、例えば、足首や膝などを固定するものであってもよい。サポータ1は、規制部10と、フィルム部12と、真空パック部14と、サポータ本体部16とを備えている。
サポータ本体部16は、手首から指先にかけて手全体を覆う手袋状の部材である。サポータ本体部16は、伸縮性に優れた材質、例えば、ポリエステルやレーヨンなどで構成することが出来るものとして説明するが、もちろん、その他の材質であってもよい。
サポータ本体部16は、図1に示されるように、手の甲側において、規制部10を収納するためのポケット部17が設けられている。
サポータ本体部16の形状は、手袋状の部材であるとして説明し、図1に示されるように、手首と手の甲のみならず、指全体を覆うものとしてしているが、例えば、指先の部分がカットされて、指先が露出したような手袋形状であってもよい。
サポータ本体部16は、ここでは、手に装着する部材であるものとして説明したが、足首を覆う場合は足袋状の部材であってもよい。足袋状の部材である場合も、指先が露出したような形状でもよい。
規制部10は、所定の温度で融解する熱可塑性樹脂を用い、所定の厚みを有する板状の部材である。規制部10は、図1に示されるように、角部が丸みを有する略矩形形状を有している。熱可塑性樹脂は、60~70℃で融解するポリカプロラクトン樹脂を用いることが好ましいが、もちろん、その他の熱可塑性樹脂を用いてもよい。
規制部10は、上記のようにポリカプロラクトン樹脂を含んで構成することが好適であるが、例えば、ポリ乳酸(PLA)、ポリエチレン(PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン(PS)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポリウレタン(PUR)、テフロン(登録商標)-(ポリテトラフルオロエチレン、PTFE)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、AS樹脂、アクリル樹脂(PMMA)などを用いることも可能である。
規制部10は、1mm~3mmの厚みに設定することが好適であり、より好ましくは、2mmに設定されることである。規制部10は、射出成型により形成される。
フィルム部12は、規制部10をフィルムで覆うようにシュリンク加工されることにより形成される。フィルム部12は、ポリエチレン(PE)のフィルムで構成されており、規制部10の全面を覆い、空気を除去しつつ収縮させて規制部10を密封する。
規制部10を覆うのは、上記のようにポリエチレン(PE)製のフィルムを用いて構成されることが好適であるが、その他のフィルム素材を用いてもよく、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)を用いることも可能である。
真空パック部14は、ナイロンポリ袋が真空パックされることにより形成される。ナイロンポリ袋は、湯煎した際に収縮しないような材料で構成されることが好ましく、ここでは、外層にナイロン(NY)が配置され、内層にポリエチレン(PE)が配置された二層で形成されているものとして説明するが、三層以上に積層されていてもよい。
例えば、上記二層に加え、直鎖上低密度ポリエチレン(Linear Low Density Polyethylene)が積層されてもよい。なお、真空パック部14は、湯煎した後に開封しやすいように、切り欠きが形成されていることが好ましい。また、真空パック部14で規制部10を覆うことで埃等から保護することができ、保管にも便利である。なお、上記では、二層のナイロンポリ袋を構成する内層にはポリエチレン(PE)が配置されるものとして説明したが、ポリプロピレン(PP)であってもよい。
続いて、本発明に係る実施形態のサポータの製造方法を用いて、サポータ1を製造する手順を説明する。最初に、規制部10を形成する(S2)。具体的には、ポリカプロラクトン樹脂を他の材料などと混ぜ合わせ後、射出成型にて2mmの厚みを有する板形状の規制部10を成型する。
S2の工程の際、規制部10をフィルムで密封するようにシュリンク加工を行った後に、フィルムで覆われた規制部10をナイロンポリ袋で真空パックする。
具体的には、規制部10の全面がポリエチレン製のフィルム部12で覆われるようにシュリンク加工を行う。ポリエチレン製のフィルム部12を用いることで、規制部10にへばりつくことなく密封させることができる。そして、フィルム部12で覆われた規制部10がナイロンポリ袋で構成される真空パック部14により被覆される。
次いで、この規制部10がユーザなどに渡された後、ユーザが本発明に係る実施形態のサポータの製造方法を用いて、サポータ1を形成する。以下では、サポータ1を形成する手順について説明する。
最初に、サポータ本体部16と規制部10を準備し、その後、規制部10を加熱する(S4)。具体的には、規制部10が融解するとされる60~70℃以上の温度に温められたお湯が収容された容器等に規制部10を入れ、湯煎により規制部10を融解する。
S4の工程で規制部10を加熱した後、真空パック部14の切り欠きなどを用いて、真空パック部14からフィルム部12で覆われた規制部10を取り出す。なお、真空パック部14は、ナイロンポリ袋で構成されており、耐熱性に優れており、収縮することもなく、フィルム部12で覆われた規制部10の形を保つことが出来る。
そして、規制部10を図1に示されるように、ユーザのサポート本体部16のポケット部17に挿入する。ここで、規制部10は融解して液体化しているが、フィルム部12が略矩形形状に形成されているため変形は少なく、略矩形形状を保つことができる。
次に、規制部10を硬化させる(S6)。具体的には、上記のように、融解した規制部10をサポータ本体部16のポケット部17に収納した後に、サポータ1をユーザの手に装着する。
そして、ユーザが手首を固定したい状態にすると、サポータ本体部16が伸びてポケット部17が引っ張られて押さえつけられることにより、規制部10に圧力が加えられる。ここで、規制部10は液状化しているため、規制部10はユーザの手首の形に沿って変形する。また、フィルム部12は、略矩形に形成されているが、規制部10の変形に応じて形が変わる。
このような状態で、10~15分経過させることにより、規制部10が硬化し、ユーザの手首をサポートするのにフィットしたサポータ1が完成する。本発明の実施形態に係るサポータの製造方法によれば、サポータ1の形状はユーザの手首の形に沿って成型されるため、ユーザの手首をより一層適切に固定することができるという顕著な効果を奏する。なお、ここでは、規制部10はフィルム部12に被覆されるものとして説明したが、フィルム部12に被覆されることなく、サポータ本体部16に内包されるような構成でもよい。
本発明の実施形態に係るサポータの製造方法により製造されたサポータ1は、60~70℃で融解する規制部10を含んで形成されているため、一般家庭などにおいても数分間(例えば、2分~3分)、湯煎することで簡単に液体化させることができる。
また、サポータ1は、上記のように、矩形形状に固体化された規制部10に対してラミネート加工されて密封するフィルム部12が覆われているため、規制部10が液状化したときでも、略矩形形状を保った状態とすることができる。
そして、上述したように、湯煎により液体化した規制部10をユーザのサポータ本体部16のポケット部17に配置してユーザの手に装着する必要があるが、規制部10は60~70℃で融解させることができるため、火傷することなく、ユーザの手首にフィットしたサポータ1を形成することができるという利点がある。
従来のサポータは、適度な柔軟性を有する材質で構成されているため、しっかりと固定することができなかったが、本発明の実施形態に係るサポータの製造方法によれば、手首に沿った形状で固定された最適な形状を有するサポータ1を形成することができる。
また、サポータ1は、規制部10を密封するフィルム部12は、ポリエチレン製のフィルムであり、規制部10にべったりと付着することなく密封させることができるため、ユーザの略矩形形状に成型して硬化されたフィルム部12を簡単に剥離することができるという利点がある。
1 サポータ、10 規制部、12 フィルム部、14 真空パック部、16 サポータ本体部、17 ポケット。

Claims (4)

  1. 体の所定の部位を保護するように装着され、伸縮可能なサポータ本体部と、
    前記所定の部位に沿った形状を有し、前記所定の部位の動きを規制する規制部と、
    を備えるサポータを製造する方法であって、
    所定の温度で融解する熱可塑性樹脂を用い、所定の厚みを有する板状の前記規制部を形成する第1の工程と、
    前記第1の工程を経て製造された前記規制部を所定の温度で加熱する第2の工程と、
    前記第2の工程により融解した前記規制部が設けられた前記サポータ本体部を前記所定の部位に装着させた状態で所定の時間経過させることにより前記規制部を硬化させる第3の工程と、
    を備えることを特徴とするサポータの製造方法。
  2. 請求項1に記載のサポータの製造方法において、
    前記サポータ本体部は、前記規制部を収納するためのポケット部を有し、
    前記第3の工程は、前記規制部を前記サポータ本体部の前記ポケット部に収納させて硬化させることを特徴とするサポータの製造方法。
  3. 請求項1に記載のサポータの製造方法において、
    前記熱可塑性樹脂は、60~70℃で融解するポリカプロラクトン樹脂を含み、
    前記規制部は、ポリエチレン製フィルムで構成されるフィルムで覆われていることを特徴とするサポータの製造方法。
  4. 請求項1に記載のサポータの製造方法において、
    前記所定の厚みは、1mm~3mmに設定されていることを特徴とするサポータの製造方法。

JP2022202846A 2022-12-20 2022-12-20 サポータの製造方法 Pending JP2024087935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022202846A JP2024087935A (ja) 2022-12-20 2022-12-20 サポータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022202846A JP2024087935A (ja) 2022-12-20 2022-12-20 サポータの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024087935A true JP2024087935A (ja) 2024-07-02

Family

ID=91672670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022202846A Pending JP2024087935A (ja) 2022-12-20 2022-12-20 サポータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024087935A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6684406B2 (en) Protective hand guard
KR910005919B1 (ko) 개선된 커브 부착수단을 지닌 장갑
JP4314438B2 (ja) 個別成型可能手首用添え木
JP6159832B2 (ja) 携帯用電子デバイス及びその製造方法
CA2570981C (en) Conformable pod for a manual implement
US4884300A (en) Glove having improved cuff securing features
US11540936B2 (en) Carpometacarpal thumb brace
JPH08191915A (ja) 硬化を遅らせる保存手段を備えた特製プロテクターと、その製造方法及び使用方法
KR100457793B1 (ko) 장갑용 내포 및 이를 이용한 투습 방한·방수용 장갑
US6595937B1 (en) Bent splint and method of manufacturing the same
JP2001159012A (ja) 手 袋
JP2011504553A (ja) 防水ハンドウェア
JP2024087935A (ja) サポータの製造方法
KR101426048B1 (ko) 화학보호복용 장갑 및 이를 위한 제조방법
EP3305115B1 (en) Protective apparel and methods of making the same
WO2016026775A1 (en) Protective or immobilizing device for a body part
KR101806610B1 (ko) 깁스 구조체
JPS6233807A (ja) ニツト製手袋の製造方法
EP4285773A1 (en) Insole manufacturing method
JP2022510455A (ja) 手袋
JP2021007518A (ja) 手指関節装具用固定材及び手指関節装具
JP2009007735A (ja) ミトン手袋
JP3233530U (ja) 関節固定ギプス付きサポーター
JP3161590U (ja) 使い捨てカイロ
JP2000328338A (ja) かつら作製用型取り方法