JP2024087496A - 情報処理装置、放射線撮影システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、放射線撮影システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024087496000001
【課題】放射線撮影における被爆線量を低減すること。
【解決手段】情報処理装置は、撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示部に表示させる表示制御部と、撮影条件で得られた放射線画像の画質を判定することにより、撮影条件を承認するか判定する判定部と、承認された撮影条件を、撮影手技の撮影条件として登録する登録部と、を備える。
【選択図】図1

Description

開示の技術は、情報処理装置、放射線撮影システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
医用情報処理システムでは、撮影条件の決定を支援することで被ばく線量を低減する種々の方法が提案されている。特許文献1には設定された撮影条件によって撮影された場合、被ばく線量が基準線量を超えるか判定し、被ばく線量が基準線量を超える場合は警告メッセージを表示する方法が開示されている。
特開2009-066288号公報
しかしながら、これらの撮影条件の決定は患者に対する撮影を行う直前に行われるため、被爆線量が低減され得る撮影条件が装置側から提案されても、試し撮りによる画質の比較を行えないため、新たな撮影条件が承認されない場合が生じ得る。
開示の技術は、放射線撮影における被爆線量の低減を目的する。
開示の技術の一態様による情報処理装置は、撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記撮影条件で得られた放射線画像の画質を判定することにより、前記撮影条件を承認するか判定する判定手段と、
前記承認された撮影条件を、前記撮影手技の撮影条件として登録する登録手段と、を備える。
開示の技術によれば、放射線撮影における被爆線量を低減することができる。
第1実施形態に係る放射線撮影システムの構成例を示す図。 第1実施形態の放射線撮影制御装置における新規検査の入力画面を例示する図。 第1実施形態の放射線撮影制御装置における新規検査の入力画面を例示する図。 第1実施形態の放射線撮影制御装置における新規検査の入力画面を例示する図。 第1実施形態に係る放射線撮影制御装置における撮影画面を例示する図。 放射線撮影制御装置の撮影条件作成画面を例示する図。 提案撮影条件と、ユーザー設定の撮影条件とを比較する比較処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態に係る放射線撮影制御装置における新規検査入力画面を例示する図。 第1実施形態に係る放射線撮影制御装置における提案撮影条件の一覧画面を例示する図。 第1実施形態に係る放射線撮影制御装置における提案撮影条件の一覧画面を例示する図。 第2実施形態に係る放射線撮影制御装置における提案撮影条件の一覧画面を例示する図。 第1実施形態に係る放射線撮影制御装置における撮影条件の比較画面を例示する図。 第1実施形態に係る放射線撮影制御装置における撮影条件の比較画面を例示する図。 第3実施形態に係る放射線撮影制御装置における権限昇格及び保留操作画面を例示する図。 第3実施形態に係る放射線撮影制御装置における認証情報を入力する画面を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
開示の技術における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えば、X線、粒子線、宇宙線なども、含まれるものとする。
[第1実施形態]
図1~図3を参照して、本発明の第1実施形態による放射線撮影システム10の構成および動作について説明する。
<放射線撮影システムの構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る放射線撮影システム10の構成例を示す図である。放射線撮影システム10は、放射線撮影制御装置101(情報処理装置)を有する。放射線撮影システム10において、放射線撮影制御装置101は、ネットワーク124を介して、HIS120、RIS121、PACS122、プリンタ123と通信可能に接続している。HIS120(Hospital Information System)は放射線撮影の進捗を管理する院内情報システムである。
また、RIS121(Radiology Information System)は放射線部門内情報システムであり、PACS122(Picture Archiving and Communication Systems)は画像サーバである。
HIS120は、会計情報を管理するサーバを含んでいても良い。放射線撮影が必要と判断されると、HIS120の端末より検査指示を入力し、依頼先である放射線部門に伝達する。この依頼情報を検査オーダといい、この検査オーダには依頼元の部門名や、検査項目、被写体130の個人データなどが含まれる。放射線部門はRIS121から送信された検査オーダを受信すると、撮影条件などを付加し、放射線撮影制御装置101へ転送する。
放射線撮影制御装置101では受信した検査オーダに従って放射線撮影を実施する。放射線撮影制御装置101の撮影制御に基づいて撮影された画像に、検査情報と、画像の解析により取得された医師の判断の補助となる診断支援情報とが付与され、PACS122への転送やプリンタ123でのプリント出力が行われる。また、放射線撮影制御装置101での検査の実施情報は、HIS120へ転送される。HIS120へ転送された検査の実施情報は、検査の進捗管理以外に、検査後の会計処理にも用いられる。読影医はPACS122に転送された画像やプリンタ123でプリントされた画像を確認して読影を行う。
これら各装置間は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等で構成されるネットワーク124を介して接続されている。なお、これら各装置には、1又は複数のコンピュータが含まれる。コンピュータには、例えば、CPU等の主制御部、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶部が設けられている。また、コンピュータには、ネットワークカード等の通信部、キーボード、ディスプレイ又はタッチパネル等の入出力部等が設けられていてもよい。これら各構成要素は、バス等により接続され、主制御部が記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行することで制御される。
<放射線撮影制御装置101の構成>
放射線撮影制御装置101は、表示部102と、操作部103と、判定部104と、放射線発生制御部105と、表示制御部106と、撮影制御部107と記憶部108と登録部115とを有する。
放射線発生制御部105は、ケーブル112を介して放射線発生部111と接続されており、放射線発生部111からの放射線の照射を制御する。放射線発生部111は、例えば、放射線管球により実現され、被写体130(例えば、被写体の特定部位)に向けて放射線を照射する。
撮影制御部107は、放射線撮影制御装置101における処理を統括制御する。表示部102は、例えば、液晶ディスプレイ等で実現され、各種情報をユーザー(撮影技師、医師等)に向けて表示する。操作部103は、例えば、マウスや操作ボタン等で実現され、ユーザーからの各種指示を装置内に入力する。なお、表示部102及び操作部103は、それらが一体となったタッチパネルで実現されてもよい。
判定部104は放射線撮影制御装置101が検査開始状態であるか否かの判定や、記憶部108に記憶した提案撮影条件とユーザーが設定した撮影条件とのいずれが低線量での撮影が可能かなどの判定を行う。判定部104は、提案撮影条件で得られた放射線画像とユーザーが設定した撮影条件で得られた放射線画像との画質を判定することにより、提案撮影条件を承認するか判定する。ここで、撮影条件には、撮影部位、撮影方向、年齢、性別、身長、体重、照射条件(管電圧、管電流、照射時間等)、撮影によって得られた画像に対して実施する画像処理の設定が含まれる。提案撮影条件は放射線撮影システム10の製造者によって、ファントムと呼ばれる人体模型を用いて撮影を行いながら試行錯誤的に決定され、放射線撮影システムを設置する時点ですでに記憶部108に記憶されている。記憶部108に記憶されている提案撮影条件はネットワーク124を介して外部から更新可能であるような構成にしてもよい。ここで、ファントムとは、人体組織を模擬して作成された人体模型である。以下、ファントムを、人体模型または人体モデル、または、単にモデルともいう。
また、撮影制御部107は、ケーブル112を介して放射線検出器110と接続されており、ケーブル112により両者の間では、電源、画像信号や制御信号等が授受される。放射線検出器110は、被写体130を透過した放射線を検出し、被写体130を透過した放射線に基づく画像(放射線画像)を取得する検出器として機能する。すなわち、放射線発生部111及び放射線検出器110が連携して動作することにより放射線撮影部が実現される。放射線検出器110は、例えば立位または臥位の撮影台109に設置されている。
撮影制御部107は、RIS121から受信したオーダ情報のうち少なくとも1つに対応する放射線撮影の開始を指示する指示部として機能する。RIS121から受信したオーダ情報には、例えば被検者情報と被検者についての1または複数の撮影部位が含まれる。ここで、放射線撮影の開始の指示は、例えば、操作部103がユーザーの入力を受けて指示される。あるいは、撮影制御部107が撮影すべきオーダ情報を選択して撮影の開始を指示してもよい。
放射線撮影を実施すると、表示部102に画像(放射線画像)が表示される。ユーザーは表示された画像に対し、操作部103を介して画像処理、切り出し、アノテーションの付与、幾何変換等の画像編集を実施することが可能である。これらの画像編集は判定部104によって自動で行われてもよい。
登録部115は、判定部104により承認された撮影条件(提案撮影条件)を、放射線検出器110の撮影条件として登録する。ここで、登録は、提案撮影条件の更新(上書き)、または、新規追加でもよい。新規追加の場合、登録部115は、ユーザーが設定した撮影条件の他に、提案撮影条件を追加する。更新(上書き)の場合、登録部115は、ユーザーが設定した撮影条件を提案撮影条件により上書きする。以下の説明では、登録部115による提案撮影条件の登録の説明では、更新(上書き)の例を説明する。
以上が、第1実施形態に係る放射線撮影システムの構成の一例についての説明である。なお、図1に示す構成は、あくまで一例であり、適宜変更することが可能である。例えば、図1では、放射線撮影制御装置101に対してネットワーク124を介して各種装置が接続されているが、必ずしも放射線撮影制御装置101は、このような装置と接続される必要はない。診断画像がDVDのような可搬媒体へ出力され、可搬媒体を介して各種装置へ入力されても良い。また、このネットワーク124は有線で構成されていても、一部が無線信号伝送路で構成されていても良い。また、ケーブル112とケーブル113で行っている通信についても一部が無線信号伝送路で行われても良い。
<検査撮影処理>
次に、図1に示す放射線撮影システム10による検査の流れに沿って放射線画像を撮影する際の処理の手順を説明する。まず、検査依頼書またはRIS121からの検査依頼により放射線撮影制御装置101に対して被写体情報および検査情報が入力される。ここで、被写体情報には、被写体を特定する情報として、被写体名(患者名)、被写体の識別情報(被写体IDまたは患者ID)などが含まれ、検査情報には、検査の識別情報(検査ID)、被写体に対して実施する撮影の内容を規定した撮影情報などが含まれる。
図2A~図2Cは、第1実施形態の放射線撮影制御装置101における検査入力画面を例示する図であり、第1実施形態に係る放射線撮影制御装置101における撮影画面を例示する図である。
放射線撮影制御装置101は、表示制御部106の表示制御により、図2Aに示すような新規検査の入力画面を表示部102に表示する。新規検査の入力画面の構成には、図2Aに示すように、被写体情報の入力領域201と、被写体情報の確定ボタン202と、依頼検査リスト203とが含まれる。また、新規検査の入力画面の構成には、被写体情報の表示領域204と、撮影情報の表示領域205と、撮影情報入力ボタン206と、検査開始ボタン207とが含まれる。
表示制御部106は、依頼検査リスト203に、RIS121より受信した検査の情報(被写体情報および検査情報)を並べ、一覧表示の形式で表示するように表示制御を行う。依頼検査リスト203の表示からいずれかの検査が選択されると、図2Bに示すように、被写体情報の表示領域204には、選択された検査に対応する被写体情報(被写体ID(患者ID)、被写体名(患者名)、生年月日等)が表示される。また、撮影情報の表示領域205には、選択された検査に対応する検査IDが表示され、その下方の領域には、検査IDに対応する撮影情報が表示される。表示制御部106は、上述した通り、RIS121から受信した情報に基づいた撮影情報を表示することが可能である。
図2Bの例の場合、表示制御部106は、撮影情報に対応した撮影方法ボタン209(例えば、胸部正面ボタン209a、胸部側面ボタン209b)を撮影情報の表示領域205に表示するように表示制御を行う。撮影情報入力ボタン206の押下に従って、図2Cに示すように、表示制御部106は、撮影条件入力領域208を表示部102に表示するように表示制御を行う。撮影条件入力領域208に表示された複数の撮影方法(撮影条件)の選択ボタン210が選択されることにより、さらに撮影方法を追加することもできる。表示制御部106は、追加された撮影方法を撮影情報の表示領域205に、胸部正面ボタン209aと、胸部側面ボタン209bとを並べて表示するように表示制御を行う。各撮影方法(各撮影条件)は撮影方法ID(撮影条件ID)と対応付けられている。
ユーザーは、被写体情報(被写体情報の表示領域204)及び撮影情報(撮影情報の表示領域205)を確認した後、検査開始ボタン207を押下する。これにより、実施する検査が確定する。検査開始ボタン207の押下に従って、放射線撮影制御装置101の表示制御部106は、図3に示すような撮影画面を表示部102に表示する。図3に示す撮影画面は、撮影時に用いられる画面である。
図3に示す撮影画面は、基本的には、図2A~図2Cで説明した新規検査の入力画面と同様の表示領域を有する。新たに追加される表示領域としては、図3に示すように、画像表示領域301と、メッセージ領域302と、画像処理設定領域303と、検査終了ボタン304とが挙げられる。
撮影画面が表示されると、表示制御部106は、撮影情報の表示領域205内で最も上部に配された撮影方法ボタン209(例えば、胸部正面ボタン209a)をデフォルトで選択された状態で表示するように表示制御を行う。これに伴って、放射線撮影制御装置101の撮影制御部107は、選択された撮影方法ボタン(撮影方法)に対応して設定された撮影条件(管電圧、管電流、照射時間等)を放射線発生制御部105に向けて送信する。そして、撮影制御部107は、設定された撮影条件に従って放射線検出器110を制御して撮影の準備を整える。
準備が整うと、放射線撮影制御装置101の撮影制御部107は、放射線検出器110の状態を撮影可能状態へ遷移させる。このとき、表示制御部106はメッセージ領域302に、撮影可能状態であることを示す「Readyメッセージ」を表示するように表示制御を行う。
続いて、ユーザーは、撮影方法を確認し、撮影のセッティング及び被写体のポジショニングを行う。一連の撮影準備が完了すると、ユーザーは、メッセージ領域302を参照して撮影可能状態であることを確認した後、放射線照射スイッチ(不図示)を押下する。すると、放射線撮影制御装置101の撮影制御部107は、放射線発生部111により被写体130(患者の特定部位)に向けて放射線を照射させ、放射線検出器110により被写体130を透過した放射線を検出させる。これにより、放射線画像の撮影が行われる。放射線検出器110は、放射線撮影制御装置101(情報処理装置)の登録部115により登録された撮影条件に基づいて、放射線画像を取得する。
撮影が完了すると、放射線撮影制御装置101の撮影制御部107は、放射線検出器110から撮影画像を取得するとともに、取得した撮影画像に対して所定の画像処理条件に基づいて画像処理を実施する。所定の画像処理条件は、選択された撮影方法ボタン(撮影方法)に対応して予め規定されている。
また、放射線撮影制御装置101の表示制御部106は、画像処理された撮影画像を画像表示領域301に表示するように表示制御を行う。ユーザーは、画像表示領域301に表示された撮影画像を確認し、撮影画像のコントラスト等を変更する場合、画像処理設定領域303に設けられたコントラストや輝度等のボタンを操作する。
同様に、出力画像の切り出し領域を変更する場合、ユーザーは、切り出しボタン307および切り出し枠312等を操作し、所望の切り出し領域を指定する。診断情報となる文字列を付与する場合、ユーザーは、アノテーションボタン308等を操作し、図形オブジェクトや文字列などを画像上に重ねる。画像の向きが診断に適さない場合、ユーザーは、回転ボタン305、反転ボタン306等を使って幾何変換を行う。以上のように、ユーザーは、各種のボタンを操作することにより、画像表示領域301に表示された撮影画像に対して追加の画像編集を実施することが可能である。
ユーザーは、上述した手順を繰り返して撮影情報の表示領域205内の全撮影方法(撮影条件)の撮影を実施する。全ての撮影が終了すると、ユーザーは、検査終了ボタン304を押下する。これにより、一連の検査が終了し、放射線撮影制御装置101は、再度、新規検査の入力画面を表示する(図2A)。
このとき、放射線撮影制御装置101の撮影制御部107は、写損として扱われなかった診断画像を、例えば、PACS122、プリンタ123、自装置におけるROM等に出力する。なお、PACS122やROM等においては、撮影画像と被写体情報とは関連付けて格納される。
<提案撮影条件の比較処理>
次に、図1に示す放射線撮影制御装置101の判定部104による提案撮影条件とユーザーが設定した撮影条件との比較処理の手順を説明する。
表示制御部106は、図4に示すような撮影条件作成画面400(以下、単に作成画面ともいう)を表示部102に表示させる。先に説明した図2Aにおいて、ユーザーが操作部103を介して、図2Aの撮影条件作成ボタン220を押下すると、表示制御部106は撮影条件作成画面400を表示部102に表示させる。
図4に示すように、撮影条件作成画面400は、撮影条件入力領域401(条件入力領域)と、作成ボタン402とを有する。撮影条件入力領域401では、ユーザーは、操作部103を介して、例えば、放射線撮影に使用するセンサや、撮影部位、撮影方向、照射条件(管電圧、管電流、照射時間など)、画像処理の種別(例えば、ノイズ低減等)や強度などを設定できる。強度の設定を変えることにより、ノイズ低減の度合いが増減する。例えば、強度の数字(1~10)を大きくすると、画像の粒状性を改善することができる。また、必要以上に大きな強度を設定すると、先鋭度が低下し得る。ユーザーは所望の画像を得るために、画像処理の強度を任意に設定することが可能である。
ユーザーが撮影条件入力領域401に任意の撮影条件を入力し、作成ボタン402を押下すると、入力された撮影条件が記憶部108に記憶され、図2Cに示すような撮影条件入力領域208に表示される撮影条件の選択ボタン210の一つとして追加される。
図5は、判定部104が実行する、提案撮影条件と、図4で作成されたユーザー設定の撮影条件とを比較する比較処理の手順を示すフローチャートである。ここで、提案撮影条件とは、診断に必要な画質(視覚評価によるもの)を満たし、患者の被ばく線量(入射表面線量)をできるだけ低減する理想的な撮影条件である。
以下、図5を参照して、判定部104が実行する比較処理の流れを説明する。図5のフローチャートの処理が実行されるタイミングは、ユーザーが図4の画面で撮影条件を入力した後である。
S501において、判定部104は、ユーザーが設定した撮影部位と撮影方向(入力情報)とが一致する提案撮影条件が記憶部108に記憶されているか検索を行う。撮影部位と撮影方向とが一致する提案撮影条件が記憶部108に記憶されていない場合(S501:NO)、処理を終了する。
一方、S501において、ユーザーが設定した撮影部位と撮影方向とが一致する提案撮影条件が記憶部108に記憶されている場合(S501:YES)、判定部104は処理をS502に進める。
S502において、判定部104は、提案撮影条件で撮影した場合の予想被爆線量と、ユーザーが設定した撮影条件で撮影した場合の予想被爆線量とを比較する。ここで、予想被爆線量の推定方法として、判定部104は、管電圧、管電流、照射時間をパラメータとして、NDD法(Numerical Dose Determination)を使用することにより予想被爆線量を取得(推定)することが可能である。提案撮影条件に関しては、予め設定されているパラメータを使用することで、予想被爆線量を取得(推定)することができる。また、ユーザー設定の撮影条件に関しては、図4で設定された撮影条件を使用することで、予想被爆線量を取得(推定)することができる。
S502の比較により、ユーザーが設定した撮影条件で撮影した場合の予想被爆線量が、提案撮影条件で撮影した場合の予想被爆線量に比べて低い場合(S502:NO)は処理を終了する。一方、S502の比較により、提案撮影条件で撮影した場合の予想被爆線量が、ユーザーが設定した撮影条件で撮影した場合の予想被爆線量に比べて低い場合(S502:YES)、判定部104は処理をS503に進める。
S503において、判定部104は、提案撮影条件を提案リストに追加して記憶部108に記憶して処理を終了する。表示制御部106は、例えば、図7Aに示すように、撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示部102に表示させる。表示制御部106の表示制御により、提案リストに追加された提案撮影条件が、次に説明する提案撮影条件承認処理により、図7Aに示すような提案撮影条件の表示領域703に表示される。
<提案撮影条件の承認処理>
次に、放射線撮影制御装置101の判定部104による提案撮影条件の承認処理の手順を説明する。
判定部104は、放射線撮影システム10が検査中であるか否か判定する。判定部104は、例えば、検査開始ボタン207(例えば、図2C)が押下されてから検査終了ボタン304(図3)が押下されるまでの期間を検査中と判定する。検査中であるか否かを判定するための判定条件は任意に設定または変更することが可能であり、例えば、依頼検査リスト203より、いずれかの検査が選択された時点で、検査中と判定しても良いし、診療時間を設定しておき、設定された診療時間内を検査中と判定するように設定してもよい。
判定部104が、設定された判定条件に基づいて、検査中ではないと判定し、かつ、提案リストに1件以上の提案撮影条件が存在する場合、表示制御部106は、図6に示すような提案撮影条件の確認ボタン601を表示部102に表示させる。
ユーザーが、操作部103を介して、提案撮影条件の確認ボタン601を押下すると、表示制御部106は画面表示を切り替えて、図7Aに示すような提案撮影条件の一覧画面を表示部102に表示させる。
図7Aに示すように、提案撮影条件の一覧画面は、絞り込み条件入力部701と、絞込ボタン702と、提案撮影条件の表示領域703と、比較開始ボタン704とを有する。提案撮影条件の表示領域703には提案リストに含まれる提案撮影条件が表示される。ユーザーが、操作部103を介して、絞り込み条件入力部701に任意の絞込条件を設定し、絞込ボタン702を押下すると、絞込条件に一致する提案撮影条件のみが提案撮影条件の表示領域703に表示される。
ユーザーが、操作部103を介して、提案撮影条件の表示領域703に表示された提案撮影条件を選択し、比較開始ボタン704を押下すると、表示制御部106は画面表示を切り替えて、図8Aに示すような比較撮影画面を表示部102に表示させる。
図8Aに示すように、比較撮影画面は、画像表示領域801と、メッセージ領域802と、撮影条件表示領域803と、画像処理設定領域804と、承認ボタン805と、否認ボタン806とを有する。
メッセージ領域802には、撮影可否の状態を示す表示が表示される。例えば、撮影可能状態を示す表示として撮影可能「Ready」が表示される。
画像処理設定領域804には撮影条件に設定された画像処理が初期値として設定されているが、任意の値に調整することができる。
撮影条件表示領域803には、ユーザーが設定した撮影条件(ユーザ設定)803aの表示領域と、提案撮影条件(提案設定)803bの表示領域と、が含まれている。ユーザーは、これらの撮影条件に従ってファントム(人体モデル)などを使ったテスト撮影を行う。ファントム(人体モデル)を用いた放射線撮影(テスト撮影)により、種々の撮影条件で撮影した放射線画像の画質を評価することができる。
比較開始ボタン704(図7A)が押下されると、ユーザーが設定した撮影条件(ユーザ設定)803aと、提案撮影条件(提案設定)803bとが自動的に撮影条件表示領域803に設定される。放射線発生制御部105は、各撮影条件に基づいて、放射線発生部111からの放射線の照射を制御する。放射線検出器110は、ファントム(人体モデル)を透過した放射線を検出し、ファントム(人体モデル)を透過した放射線に基づく画像(放射線画像)を取得する。
表示制御部106は、被検者の撮影を行う検査撮影における表示と、撮影条件の比較を行う表示と、を異なる画面構成で表示部102に表示させる。例えば、表示制御部106は、被写体130の放射線撮影(検査撮影)における表示部102の表示と、ファントム(人体モデル)を用いた放射線撮影(テスト撮影)における表示部102の表示とで、画面構成を変更する。例えば、比較開始ボタン704(図7A)が押下されると、表示制御部106は、被写体情報の表示領域204を表示部102に表示させず、撮影条件表示領域803(803a、803b)を表示部102に表示させる。画面構成を変更する表示制御により、ユーザーは、検査撮影とテスト撮影とを容易に区別することができる。
画像表示領域801には、ユーザー設定または提案設定に基づいて放射線撮影された放射線画像が表示される。ユーザー設定及び提案設定の撮影条件で、ファントム(人体モデル)を用いた放射線撮影(テスト撮影)により、種々の撮影条件で撮影した放射を放射線撮影(テスト撮影)することにより取得した放射線画像を比較して、ユーザーは、2つの放射線画像の画質を評価する。ユーザーは、2つの放射線画像の画質評価に基づいて、ユーザー設定または提案設定の撮影条件を選択することが可能である。
なお、図8Bに示す比較撮影画面(図8A)の変形例のように、表示制御部106は、ユーザー設定及び提案設定に基づいた放射線撮影により得られた複数の放射線画像(放射線画像801a、801b)を、画像表示領域801に並べて表示させる表示制御も可能である。ユーザー設定及び提案設定に基づいた複数の放射線画像(放射線画像801a、801b)を並べて表示することにより、ユーザーは各撮影条件により得られた放射線画像を容易に比較することができる。
ユーザーは、ユーザーが設定した撮影条件で撮影された画像と、提案撮影条件で撮影された画像と、を比較する。提案撮影条件で撮影された画像の画質が、ユーザー設定の撮影条件で撮影された放射線画像の画質以上(同等以上)であると判定される場合に、ユーザーは、操作部103を介して、承認ボタン805を押下する。承認ボタン805が押下されると、登録部115は、承認された撮影条件(提案撮影条件)を、110の撮影条件として登録する。すなわち、登録部115は、ユーザーが設定した撮影条件を提案撮影条件により更新(上書き)する。ユーザーが設定した撮影条件が提案撮影条件により更新(上書き)されると、更新(上書き)以降、表示制御部106は、ユーザーが設定した撮影条件に代わり、提案撮影条件を撮影条件入力領域208(図2C)に表示させる。表示制御部106は、表示部102に表示されたユーザー設定の撮影条件の表示を、登録された撮影条件の表示に更新する。
提案撮影条件の承認結果、承認判定日は記録される。ユーザーが、操作部103を介して、図6に示す提案撮影条件の承認履歴ボタン602を押下すると、表示制御部106は、図7Aに示す提案撮影条件の一覧画面(表示領域703)の表示項目に、例えば、図7Bに示すような承認履歴を示す情報を表示させる。
ここで、承認履歴を示す情報は、承認または否認の結果を示す情報であり、例えば、承認判定日711、承認結果712(承認、または否認)が含まれる。図7Aに示す一覧画面(表示領域703)の表示項目(撮影部位、撮影方向、年齢、画像処理)に、図7Bでは、承認履歴を示す情報として、承認判定日711、承認結果712が追加表示される。承認履歴を示す情報(承認判定日711、承認結果712)の追加表示により、ユーザーは、後から承認履歴を確認することが可能である。なお、承認履歴を示す情報は例示的なものであり、承認判定日711、承認結果712に限定されるものではない。
被写体130の放射線撮影において、従来では、ユーザーが設定した撮影条件で撮影していた検査であっても、新たに登録された提案撮影条件で撮影を行うことにより、放射線撮影における被爆線量を低減することができる。
一方、ユーザーは、ユーザーが設定した撮影条件で撮影された画像と、提案撮影条件で撮影された画像と、を比較する。提案撮影条件で撮影された画像の画質が、ユーザー設定の撮影条件で撮影された放射線画像の画質以上(同等以上)でないと判定される場合に、ユーザーは、操作部103を介して、否認ボタン806を押下する。
否認ボタン806が押下されると、判定部104は、提案撮影条件を提案リストから削除する。また、判定部104は、提案リストから削除した提案撮影条件が否認されたこと識別する識別情報を記憶部108に記憶する。判定部104は、識別情報の有無により、提案リストから削除された提案撮影条件であるか否かを判定することができる。判定部104は、識別情報が記憶されている提案撮影条件を、以降の提案から除外して同一の提案は行わない。
第1実施形態によれば、検査中ではない期間に、撮影条件の改善提案が行われるため、ユーザーは、提案された撮影条件を採用するか十分な検討を行うことができ、より低線量での撮影条件を設定することが容易となる。これにより、放射線撮影における被爆線量を低減することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、複数のユーザーが放射線撮影システム10を操作する構成について説明する。本実施形態では、承認または否認を行ったユーザーを記憶し、表示制御部106が、提案撮影条件の承認履歴を示す情報として、承認または否認を行ったユーザーを示すユーザー情報(ユーザー名:承認者)を表示する構成について説明する。なお、放射線撮影システム10の構成について、第1実施形態で説明した構成と、重複する構成については説明を省略する。
図7Cは、第2実施形態に係る放射線撮影制御装置101の新規検査の入力画面を例示する図である。図1に示すような放射線撮影システム10はログイン機能を有し、放射線撮影システム10の各ユーザーには、ユーザー名、パスワードが設定されている。例えば、第1のユーザーが使用して、ログアウトした後に、第1のユーザーとは異なる第2のユーザー(別ユーザー)等がログインした際に、1件以上の提案撮影条件が承認または否認されていた場合、表示制御部106は、提案撮影条件の承認履歴を示す情報(承認判定日711、承認結果712)を表示部102に表示させる。
ユーザーが、操作部103を介して、図8Aに示すような承認ボタン805または否認ボタン806を押下すると、承認または否認の操作を行ったユーザーを示すユーザー情報(ユーザー名:承認者)が記憶部108に記憶される。表示制御部106は、承認履歴を示す情報(承認判定日711、承認結果712)を表示部102に表示させる際に、ユーザー情報(ユーザー名:承認者)を記憶部108から取得し、図7Cに示すように、承認判定日711、承認結果712と共にユーザー情報713(ユーザー名:承認者)を表示部102に表示させる。
表示制御部106の表示制御により、第2のユーザー(別ユーザー)は、表示部102に表示された提案撮影条件の承認履歴により、前回のログアウト以降に、承認または否認された提案撮影条件を確認することができる。
第2実施形態によれば、他のユーザーによって撮影条件が変更されたことを容易に知ることができ、誤って変更前の撮影条件で撮影または撮影準備を進めてしまうことを防ぐことができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、ユーザーごとに承認権限の有無を設定する構成について説明する。第1実施形態、第2実施形態で説明した構成と、重複する構成については説明を省略する。
図1に示すような放射線撮影システム10はログイン機能を有し、各ユーザーには、ユーザー名、パスワード、承認権限の有無が設定されている。
ログイン中のユーザーに承認権限が設定されていない場合、表示制御部106は、図8Aに示すような承認ボタン805と否認ボタン806を表示部102に表示させず、図8Aに代わり図9に示すように、権限昇格ボタン901と保留ボタン902とを表示部102に表示させる。
ユーザーは、操作部103を介して、権限昇格ボタン901を押下すると、表示制御部106は、図10に示すようなユーザー名入力欄1001とパスワード入力欄1002と認証ボタン1003とキャンセルボタン1004を含む権限昇格画面を表示部102に表示させる。承認権限を有するユーザーがログインに成功すると、表示制御部106は、図8Aに示すような比較撮影画面を表示部102に表示させる。承認権限を有するユーザーのログインにより、表示制御部106が表示部102の表示制御を行うことにより、承認権限を有するユーザーは、承認ボタン805と否認ボタン806とを押下できるようになる。
一方、図9の比較撮影画面(承認権限なし)において、ユーザーは、操作部103を介して、保留ボタン902を押下すると、押下時点での比較状態の情報が記憶部108に記憶される。すなわち、押下時点での比較状態の情報として、ユーザーが設定した撮影条件(ユーザ設定)803aの情報と、提案撮影条件(提案設定)803bの情報と、各撮影条件で撮影された放射線画像とが、記憶部108に記憶される。画像処理の設定が初期状態の設定から変更されている場合には、押下時点での比較状態の情報として、変更された画像処理の設定も記憶部108に記憶される。
次回、ユーザーが設定した撮影条件(ユーザ設定)803a及び提案撮影条件(提案設定)803bと同一の撮影条件について比較を行うために、比較開始ボタン704が押下されると、表示制御部106は、保留された比較状態の情報を記憶部108から取得し、保留ボタン902が押下されたときの比較状態を復元する。すなわち、表示制御部106は、ユーザーが設定した撮影条件(ユーザ設定)803aの情報と、提案撮影条件(提案設定)803bの情報と、各撮影条件で撮影された放射線画像とを、記憶部108から読み出し、図9の画面表示を復元して表示部102に表示させる。変更された画像処理の設定が記憶部108に記憶される場合、変更された画像処理の設定も記憶部108から読み出され、保留ボタン902が押下されたときの比較状態が復元される。これにより、図7Aの提案撮影条件の一覧画面から再度、提案撮影条件を選択し、ユーザーが設定した撮影条件と比較を行う場合に、ユーザーは、保留した状態から続きの作業を行う(再開する)ことができる。
第3実施形態によれば、承認権限を持つユーザーのみが承認及び否認をすることができるため、経験が少なく画質を正しく評価できないユーザーが撮影条件を変更してしまうことを防ぐことができる。
本明細書の開示は、以下の情報処理装置、放射線撮影システム、情報処理方法、プログラムを含む。
(項目1)撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記撮影条件で得られた放射線画像の画質を判定することにより、前記撮影条件を承認するか判定する判定手段と、
前記承認された撮影条件を、前記撮影手技の撮影条件として登録する登録手段と、を備える情報処理装置。
(項目2)前記表示制御手段は、被写体の放射線撮影が行われていない場合に前記選択された撮影条件を前記表示手段に表示させる項目1に記載の情報処理装置。
(項目3)前記表示制御手段は、ユーザー設定の撮影条件と、前記選択された撮影条件との比較により、前記選択された撮影条件を表示手段に表示させる項目1または2に記載の情報処理装置。
(項目4)前記表示制御手段は、ユーザーの入力情報に基づいて設定される前記撮影手技を用いて、予め記憶されている複数の撮影条件から前記撮影条件を選択する項目1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目5)前記表示制御手段は、撮影部位及び撮影方向、照射条件を少なくとも含む前記入力情報に基づいて前記撮影条件を選択する項目4に記載の情報処理装置。
(項目6)前記表示制御手段は、ユーザー設定の撮影条件を用いて推定される被爆線量に比べて、推定される被爆線量が低減される撮影条件を選択し、前記選択された撮影条件を前記表示手段に表示させる項目1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目7)前記表示制御手段は、被検者の撮影を行う検査撮影における表示と、撮影条件の比較を行う表示と、を異なる画面構成で前記表示手段に表示させる項目1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目8)前記表示制御手段は、前記検査撮影における被検者情報の表示領域に、ユーザー設定の撮影条件と、前記選択された撮影条件と、を前記表示手段に表示させる項目7に記載の情報処理装置。
(項目9)前記表示制御手段は、前記選択された撮影条件を用いて人体モデルを撮影した放射線画像と、ユーザー設定の撮影条件を用いて前記人体モデルを撮影した放射線画像と、を前記表示手段に表示させる項目1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目10)前記表示制御手段は、前記選択された撮影条件を用いて撮影された前記放射線画像と、前記ユーザー設定の撮影条件を用いて撮影された前記放射線画像と、を前記表示手段に並べて表示させる項目8に記載の情報処理装置。
(項目11)前記表示制御手段は、前記判定手段による承認履歴を示す情報を前記表示手段に表示させる項目1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目12)前記表示制御手段は、前記承認履歴を示す情報に、承認または否認の情報が変更された場合に、前記承認履歴の変更を示す表示を前記表示手段に表示させる項目11に記載の情報処理装置。
(項目13)前記表示制御手段は、前記表示手段に表示されたユーザー設定の撮影条件の表示を、前記登録された前記撮影条件の表示に更新する項目1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目14)前記表示制御手段は、
ユーザーに承認権限が設定されている場合に、前記撮影条件の承認または否認を選択する表示領域を前記表示手段に表示させる項目1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目15)前記判定手段は、前記選択された撮影条件を用いて人体モデルを撮影した放射線画像と、ユーザー設定の撮影条件を用いて前記人体モデルを撮影した放射線画像と、の画質の比較により、前記選択された撮影条件を承認するか判定する項目1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目16)前記判定手段は、
前記選択された撮影条件で撮影された放射線画像の画質が、ユーザー設定の撮影条件で撮影された放射線画像の画質以上であると判定される場合に、前記選択された撮影条件を承認し、または、
前記選択された撮影条件で撮影された放射線画像の画質が、ユーザー設定の撮影条件で撮影された放射線画像の画質以上でないと判定される場合に、前記選択された撮影条件を否認する項目15に記載の情報処理装置。
(項目17)前記登録手段は、ユーザー設定の撮影条件を前記承認された撮影条件で更新し、前記撮影手技の撮影条件として登録する項目1乃至16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(項目18)項目1乃至17のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置の前記登録手段により登録された前記撮影条件に基づいて、放射線画像を取得する放射線検出器と、を有する放射線撮影システム。
(項目19)撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示手段に表示させる工程と、
前記撮影条件で得られた放射線画像の画質を判定することにより、前記撮影条件を承認するか判定する工程と、
前記承認された撮影条件を、前記撮影手技の撮影条件として登録する工程と、を有する情報処理方法。
(項目20)コンピュータに、項目19に記載の情報処理方法を実行させるプログラム。
[その他の実施形態]
開示の技術は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
開示の技術は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
10:放射線撮影システム、101:放射線撮影制御装置(情報処理装置)、
102:表示部、103:操作部、104:判定部、
105:放射線発生制御部、106:表示制御部、107:撮影制御部、
108:記憶部、110放射線検出器、111:放射線発生部、
115:登録部、130:被写体

Claims (20)

  1. 撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記撮影条件で得られた放射線画像の画質を判定することにより、前記撮影条件を承認するか判定する判定手段と、
    前記承認された撮影条件を、前記撮影手技の撮影条件として登録する登録手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、被写体の放射線撮影が行われていない場合に前記選択された撮影条件を前記表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、ユーザー設定の撮影条件と、前記選択された撮影条件との比較により、前記選択された撮影条件を表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、ユーザーの入力情報に基づいて設定される前記撮影手技を用いて、予め記憶されている複数の撮影条件から前記撮影条件を選択する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、撮影部位及び撮影方向、照射条件を少なくとも含む前記入力情報に基づいて前記撮影条件を選択する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、ユーザー設定の撮影条件を用いて推定される被爆線量に比べて、推定される被爆線量が低減される撮影条件を選択し、前記選択された撮影条件を前記表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、被検者の撮影を行う検査撮影における表示と、撮影条件の比較を行う表示と、を異なる画面構成で前記表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記検査撮影における被検者情報の表示領域に、ユーザー設定の撮影条件と、前記選択された撮影条件と、を前記表示手段に表示させる請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記選択された撮影条件を用いて人体モデルを撮影した放射線画像と、ユーザー設定の撮影条件を用いて前記人体モデルを撮影した放射線画像と、を前記表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記選択された撮影条件を用いて撮影された前記放射線画像と、前記ユーザー設定の撮影条件を用いて撮影された前記放射線画像と、を前記表示手段に並べて表示させる請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記判定手段による承認履歴を示す情報を前記表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記承認履歴を示す情報に、承認または否認の情報が変更された場合に、前記承認履歴の変更を示す表示を前記表示手段に表示させる請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記表示制御手段は、前記表示手段に表示されたユーザー設定の撮影条件の表示を、前記登録された前記撮影条件の表示に更新する請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記表示制御手段は、
    ユーザーに承認権限が設定されている場合に、前記撮影条件の承認または否認を選択する表示領域を前記表示手段に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 前記判定手段は、前記選択された撮影条件を用いて人体モデルを撮影した放射線画像と、ユーザー設定の撮影条件を用いて前記人体モデルを撮影した放射線画像と、の画質の比較により、前記選択された撮影条件を承認するか判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 前記判定手段は、
    前記選択された撮影条件で撮影された放射線画像の画質が、ユーザー設定の撮影条件で撮影された放射線画像の画質以上であると判定される場合に、前記選択された撮影条件を承認し、または、
    前記選択された撮影条件で撮影された放射線画像の画質が、ユーザー設定の撮影条件で撮影された放射線画像の画質以上でないと判定される場合に、前記選択された撮影条件を否認する請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記登録手段は、ユーザー設定の撮影条件を前記承認された撮影条件で更新し、前記撮影手技の撮影条件として登録する請求項1に記載の情報処理装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記登録手段により登録された前記撮影条件に基づいて、放射線画像を取得する放射線検出器と、
    を有する放射線撮影システム。
  19. 撮影手技に関する情報を用いて選択された撮影条件を表示手段に表示させる工程と、
    前記撮影条件で得られた放射線画像の画質を判定することにより、前記撮影条件を承認するか判定する工程と、
    前記承認された撮影条件を、前記撮影手技の撮影条件として登録する工程と、を有する情報処理方法。
  20. コンピュータに、請求項19に記載の情報処理方法を実行させるプログラム。
JP2022202343A 2022-12-19 情報処理装置、放射線撮影システム、情報処理方法及びプログラム Pending JP2024087496A (ja)

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