JP2024084029A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024084029000001
【課題】本発明は、扉が閉鎖されたときに扉を自動ロックすることができ、かつ、手動でのロック解除が可能となる扉のロック装置の提供を目的とする。
【解決手段】ロック装置1は、基体2と、移動部材3と、移動部材3をロック位置に向かって付勢する付勢部材4と、移動部材3をアンロック位置に操作可能な操作部材5と、第1揺動位置と第2揺動位置との間で揺動するように構成された揺動部材6と、揺動部材6を第2揺動位置から第1揺動位置に向かって付勢する第2付勢部材7と、移動部材3に設けられた被係合部32bと係合する係合位置と、移動部材3の被係合部32bとの係合が解除された非係合位置との間で移動するように構成された係合部材8とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明はロック装置に関する。
トラックの荷台に設けられたあおり扉などの扉をロックするロック装置として、例えば、特許文献1に開示されたロック装置が開示されている。このロック装置は、荷台の複数箇所に設けられ、ロック装置が手動でロック操作、アンロック操作されることで、扉を開閉することが可能となる。
特開2021-146991号公報
しかし、特許文献1のようなロック装置の場合、扉が閉鎖した状態でロック装置のロック操作をし忘れてしまった場合、扉が開放してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、扉が閉鎖されたときに扉を自動ロックすることができ、かつ、手動でのロック解除が可能となる扉のロック装置の提供を目的とする。
本発明のロック装置は、扉に設けられた被ロック部に係合することで、閉位置に位置する前記扉に対して開方向の移動を規制するロック装置であって、前記ロック装置は、基体と、前記被ロック部の移動を規制するロック部を備え、前記ロック部が前記被ロック部の開方向の移動を規制するロック位置と、前記ロック部が前記被ロック部の前記規制を解除するアンロック位置との間で、前記基体に対して所定の移動方向に移動する移動部材と、前記移動部材を前記ロック位置に向かって付勢する付勢部材と、前記移動部材を、前記付勢部材の付勢力に抗して前記アンロック位置に操作可能な操作部材と、前記基体に対して揺動軸まわりに揺動可能に設けられ、第1揺動位置と第2揺動位置との間で揺動するように構成された揺動部材と、前記揺動部材を前記第2揺動位置から前記第1揺動位置に向かって付勢する第2付勢部材と、前記移動部材がアンロック位置に位置するときに、前記移動部材のロック位置への移動を規制するように前記移動部材に設けられた被係合部と係合する係合位置と、前記移動部材の前記被係合部との係合が解除された非係合位置との間で移動するように構成された係合部材とを備え、前記揺動部材は、前記被ロック部が離間している状態においては、前記第2付勢部材の付勢力により前記第1揺動位置に位置し、前記被ロック部が前記揺動部材と接触している状態においては、前記被ロック部の閉方向への移動により、前記第1揺動位置から前記第2揺動位置に揺動するように構成され、前記揺動部材は、前記第1揺動位置から前記第2揺動位置に揺動する際に、前記係合部材を、前記係合位置から前記非係合位置へと移動させるように構成され、前記係合部材が前記非係合位置に移動することにより、前記移動部材が前記付勢部材の付勢力によって前記アンロック位置から前記ロック位置に移動して、前記被ロック部が前記ロック部によって移動が規制されるように構成され、前記操作部材が操作されることにより、前記移動部材が前記ロック位置から前記アンロック位置に移動し、前記移動部材が前記アンロック位置に移動したときに、前記移動部材と前記係合部材とが係合して、前記移動部材がアンロック位置で保持される。
本発明によれば、扉が閉鎖されたときに扉を自動ロックすることができ、かつ、手動でのロック解除が可能となる。
本発明の一実施形態のロック装置が設けられた車両を示す図である。 扉の被ロック部がロック装置に係合した状態を示す図である。 被ロック部の開方向の移動が規制されたロック状態を示すロック装置の側面図である。 図3の状態から移動部材がアンロック位置に移動して被ロック部の開方向の移動の規制が解除された状態を示すロック装置の側面図である。 移動部材がロック位置に位置し、係合部材が非係合位置に位置した状態において、係合部材および揺動部材の周辺部分の斜視図である。 図5と同様の状態の、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 移動部材がアンロック位置に位置し、係合部材が係合位置にある状態を実線で、係合部材が揺動部材によって非係合位置に移動した状態を二点鎖線で示した、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 操作部材の周辺部分の斜視図である。 図8の操作部材の周辺部分を異なる角度から見た斜視図である。 連結部によって第1操作部と第2操作部とが連結されていない非連結状態(実線)と、連結部によって第1操作部と第2操作部とが連結された連結状態(二点鎖線)を示す、操作部材の周辺部分の側面図である。 第1操作部と第2操作部との非連結状態において、第1操作部が操作方向に操作された状態を示す、操作部材の周辺部分の側面図である。 第1操作部と第2操作部との連結状態において、第1操作部が操作方向に操作された状態を示す、操作部材の周辺部分の側面図である。 移動部材がアンロック位置、係合部材が係合位置、揺動部材が第1揺動位置、被ロック部が揺動部材に非接触の状態である、第1の姿勢を示すロック部材の側面図である。 図13に示される状態から、被ロック部が閉方向に移動して、揺動部材に接触した状態を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 図14に示される状態から、被ロック部がさらに閉方向に移動して、揺動部材が第1揺動位置から第2揺動位置に向かって移動して、揺動部材が係合部材の回転部に当接した状態を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 図15に示される状態から、被ロック部がさらに閉方向に移動して、揺動部材がさらに第2揺動位置に向かって移動して、係合部材の本体と回転部が一体となって移動して、係合部材の係合部が移動部材の被係合部から外れた第2の姿勢を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 図16に示される状態から、被ロック部がさらに閉方向に移動して、揺動部材が第2揺動位置に到達し、移動部材がロック位置に移動した第3の姿勢を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 図3および図17に示される第3の姿勢から、操作部材が操作され、移動部材がアンロック位置に移動した状態を示す、ロック装置の側面図である。 図18に示される状態から、被ロック部が開方向に移動して、揺動部材が第2揺動位置から第1揺動位置に向かって移動して、回転部と当接した状態となる第4の姿勢を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 図19に示される状態から、揺動部材がさらに第1揺動位置に向かって移動して、回転部が本体に対して回転する第5の姿勢を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。 図20に示される状態から、揺動部材がさらに第1揺動位置に向かって移動して、第1揺動位置に到達した状態を示す、係合部材および揺動部材の周辺部分の側面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態のロック装置を説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまで一例であり、本発明のロック装置は、以下の実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「Aに垂直」およびこれに類する表現は、Aに対して完全に垂直な方向のみを指すのではなく、Aに対して略垂直であることを含んで指すものとする。また、本明細書において、「Bに平行」およびこれに類する表現は、Bに対して完全に平行な方向のみを指すのではなく、Bに対して略平行であることを含んで指すものとする。また、本明細書において、「C形状」およびこれに類する表現は、完全なC形状のみを指すのではなく、見た目にC形状を連想させる形状(略C形状)を含んで指すものとする。
図1および図2に示されるように、本実施形態のロック装置1は、扉Dに設けられた被ロック部Daに係合することで、閉位置に位置する扉(図1および図2参照)に対して開方向の移動を規制する。
ロック装置1により開方向の移動が規制される扉Dの種類や構造は、被ロック部Daに係合することで、閉位置に位置する扉Dの開方向への移動を規制することができれば、特に限定されない。本実施形態では、扉Dは、所定の軸まわりに回転する扉である。具体的には、扉Dは、トラック等の車両に設けられたあおり扉として示されている。本実施形態では、扉Dは、垂直な状態となる閉鎖状態から水平軸(図1において左右方向に延びる軸)まわりに下方に回転するように構成されている。扉は水平軸まわりに上方に回転するように構成されていてもよいし、鉛直軸まわりに水平方向に回転するように構成されていてもよい。扉は、あおり扉に限定されず、コンテナ、冷蔵室、冷凍室、倉庫等の扉等、扉の開方向の移動を規制することでロックすることができる任意の扉とすることができる。
本明細書において、「閉位置」とは、扉Dの取付対象(本実施形態では車両の荷台、荷室等、扉Dが設けられる構造体の一部)に設けられた扉Dが所定の閉鎖状態にあるときの扉Dまたは扉Dに設けられた被ロック部Daの位置をいう。なお、本明細書において「閉鎖」とは、扉Dの一方側の空間と他方側との空間を、部分的に分けることができる状態であればよく、扉Dによって扉Dの一方側の空間と他方側の空間とが完全に遮断されるものである必要はない。「開位置」とは、扉Dの取付対象に設けられた扉Dが所定の開放状態にあるときの扉Dまたは被ロック部Daの位置をいう。なお、開位置は、閉位置に対する相対的な位置であり、扉Dが全開状態のときの位置であってもよいし、半開状態のときの位置であってもよい。
ロック装置1が設けられる位置や取付対象に設けられるロック装置1の数は、ロック装置1により、扉Dの開方向への移動を規制することができれば、特に限定されない。本実施形態では、扉D(扉本体Db)の縁に隣接する位置に設けられたロック装置1に対して係合できるように、被ロック部Daは扉D(扉本体Db)の縁から突出して設けられている。本実施形態では、ロック装置1は、トラックの荷台(支柱)において、被ロック部Daと係合できる位置に設けられている。本実施形態では、ロック装置1は、1つの扉Dに対して、扉Dの回転軸方向の両端(トラックの前後方向の両端)に2つ設けられている。しかし、ロック装置1の数は、扉Dの開方向への移動を規制することができれば、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。また、ロック装置1が配置される向きは、扉の開閉方向、被ロック部Daの突出方向等、ロック対象となる扉に応じて適宜変更が可能である。例えば、本実施形態では、図2に示されるように、ロック装置1の長手方向が上下方向となるように配置されているが、扉の構造や被ロック部の突出方向などによっては、ロック装置1の長手方向が左右方向となるように配置されていてもよいし、ロック装置1が図2において上下逆となるように配置されていてもよい。
被ロック部Daは、扉Dに設けられ、扉Dの開方向への移動が規制されるように、ロック装置1と係合する。被ロック部Daの形状および構造は、扉Dの開方向への移動が規制されるように、ロック装置1と係合することができれば、特に限定されない。本実施形態では、被ロック部Daは、扉Dの扉本体Dbの縁から突出するように設けられている。具体的には、被ロック部Daは、扉本体Dbのうち、扉Dの回転軸に略垂直な縁Db1(図1参照)から扉Dの回転軸方向に突出している。被ロック部は、例えば、扉の開閉方向が異なる場合など、扉本体Dbのうち、扉Dの回転軸に略平行な縁Db2(図1参照)から扉Dの回転軸に略垂直な方向に突出してもよい。本実施形態では、被ロック部Daは、図2および図3に示されるように、略板状であるが、ロック装置1と係合可能であれば、棒状等、他の形状であってもよい。また、被ロック部Daは、扉本体Dbにボルト等の固定部材によって固定されていてもよいし、扉本体Dbと一体に形成されていてもよい。
ロック装置1は、図3に示されるように、基体2と、移動部材3と、付勢部材4と、操作部材5と、揺動部材6と、第2付勢部材7と、係合部材8とを備えている。
基体2は、扉Dの取付対象(本実施形態では車両(トラック)の荷台)に取り付けられる部分である。なお、基体は、車両の荷台(支柱)等、扉Dの取付対象の一部であっても構わない。本実施形態では、基体2は、ボルト等の固定部材によって取付対象に固定可能な板状部21を備えている。本実施形態では、基体2は、移動部材3が所定の移動方向(図2および図3における上下方向)に移動できるように、移動部材3を案内する。基体2における移動部材3を案内する構造は特に限定されない。本実施形態では、基体2は、図3に示されるように、移動部材3が挿通される案内部22を有している。案内部22は、移動部材3が挿通される挿通孔を有し、案内部22に挿通された移動部材3は、移動部材3の軸に垂直な方向での移動が規制され、移動方向に案内される。また、本実施形態では、図5に示されるように、基体2の板状部21は、移動方向に沿って延びる開口(または凹部)21aを有している。開口21aに移動部材3に設けられた案内突起32aが案内される。これにより、移動部材3が移動方向に案内されるとともに、移動部材3の長手軸まわりの回転が規制される。なお、基体2側に突起が形成され、移動部材3側に基体2側の突起を案内する開口または凹部が形成されてもよい。
基体2は、図3に示されるように、後述する操作部材5、揺動部材6、係合部材8等を回転可能に支持する支持部(操作部材支持部23、揺動部材支持部24、係合部材支持部25)を備えている。操作部材支持部23の形状および構造は、操作部材5を回転可能に支持することができれば、特に限定されない。本実施形態では、操作部材支持部23は、板状部21から板状部21に対して略垂直な方向に突出し、後述する第1操作部51および第2操作部52を旋回軸Ax1まわりに回転可能に支持している。揺動部材支持部24の形状および構造は、揺動部材6を回転可能に支持することができれば、特に限定されない。本実施形態では、揺動部材支持部24は、板状部21から板状部21に対して略垂直な方向に突出し、揺動部材6を揺動軸Ax2まわりに回転可能に支持している。係合部材支持部25の形状および構造は、係合部材8を回転可能に支持することができれば、特に限定されない。本実施形態では、係合部材支持部25は、板状部21から板状部21に対して略垂直な方向に突出し、係合部材8(後述する本体81)を第1回転軸Ax3まわりに回転可能に支持している。
移動部材3は、図2および図3に示されるように、被ロック部Daの移動を規制するロック部31を備えている。移動部材3は、ロック部31が被ロック部Daの開方向の移動を規制するロック位置(図3参照)と、ロック部31が被ロック部Daの開方向への移動の規制を解除するアンロック位置(図4参照)との間で、基体2に対して所定の移動方向に移動する。本実施形態では、移動部材3は、図3に示されるロック位置から、移動方向のうちの一方(図3における下方向)に移動することで、アンロック位置に移動する。また、移動部材3は、図4に示されるアンロック位置から、移動方向のうちの他方(図4における上方向)に移動することで、ロック位置に移動する。詳細は後述するが、本実施形態では、移動部材3は、操作部材5の操作に応じて、ロック位置からアンロック位置へと移動する。より具体的には、移動部材3は、操作部材5が操作されることで、アンロック位置に移動して、移動部材3に設けられた被係合部32bと係合部材8の係合部81aとが係合することで、アンロック位置に保持される。また、移動部材3は、移動部材3と係合部材8との間の係合が解除されることで、付勢部材4の付勢力によって、アンロック位置からロック位置へと移動する。
移動部材3の形状および構造は、ロック位置とアンロック位置との間で移動方向に移動して、ロック位置にあるときにロック部31によって被ロック部Daの開方向への移動を規制することができれば、特に限定されない。本実施形態では、移動部材3は、図3および図4に示されるように、移動方向に延びる軸部材32と、軸部材32から突出するロック部31とを備えている。
軸部材32は、基体2に案内されて移動方向に移動する、移動方向に延びる軸状の部材である。具体的には、上述したように、板状部21の開口21aに、軸部材32に設けられた案内突起32aが案内され(図5参照)、案内部22の挿通孔に軸部材32が挿通されることで、軸部材32が移動方向に安定して移動する。軸部材32は、移動方向の一方が操作部材5に接続されている。具体的には、軸部材32の移動方向の一方の端部は、後述するリンク部材53を介して第2操作部52に接続されている。なお、本実施形態では、軸部材32は、案内部22に挿通される部分と、案内突起32aを有する部分とが別部材によって構成されているが、軸部材32は一部材によって構成されていてもよい。
ロック部31は、図3に示されるように、移動部材3がロック位置に位置するときに、被ロック部Daの開方向の移動を規制する。ロック部31は軸部材32とともに移動し、ロック位置にあるときに、ロック部31の少なくとも一部が被ロック部Daの移動軌跡上に位置することで、被ロック部Daの開方向の移動を規制する。ロック部31が軸部材32とともに移動して、図4に示されるように、移動部材3がアンロック位置に移動したときには、ロック部31は、被ロック部Daの移動軌跡から外れて、被ロック部Daの開方向への移動が可能となる。
ロック部31の形状および構造は、移動部材3がロック位置に位置するときに、被ロック部Daの開方向の移動を規制することができれば、特に限定されない。本実施形態では、ロック部31は、軸部材32の軸方向(本実施形態では、移動方向と同方向)に対して垂直に延びる延設部31aと、板状の被ロック部Daの表面に対して略平行に延びる規制部31bとを備えた、略L字状に形成されている。ロック部31は、軸部材32に対して位置調整可能に構成することができる。具体的には、ロック部31は、規制部31bの軸部材32に対する距離を調整するように、位置調整され得る。この場合、被ロック部Daの厚さ等、異なる被ロック部Daを有する異なる扉Dに1つのロック装置1で対応することが可能となる。また、ロック部31は、軸部材32に対する移動方向の位置を調整できるように構成することもできる。この場合、被ロック部Daの移動方向の長さ等、異なる被ロック部Daを有する異なる扉Dに1つのロック装置1で対応することが可能となる。ロック部31は、規制部31bの軸部材32との間の距離および軸部材32に対する移動方向の位置の両方を調整可能に構成されていてもよい。これにより、ロック部31の位置の微調整をより柔軟に行うことができる。
被係合部32bは、係合部材8と係合する。具体的には、被係合部32bは、係合部材8の係合部81aと移動部材3の移動方向で係合する。これにより、移動部材3をアンロック位置で保持する。被係合部32bの形状および構造は、係合部材8と係合して、移動部材3をアンロック位置に保持することができれば、特に限定されない。本実施形態では、被係合部32bは、図3に示されるように、軸部材32に設けられた凹部によって構成されている。しかし、例えば、被係合部を凸部として、係合部材8に当該凸部と係合する凹部が設けられていてもよい。
付勢部材(第1付勢部材)4は、移動部材3をロック位置に向かって付勢する。付勢部材4が設けられていることにより、後述するように、移動部材3と係合部材8との間の係合が解除されたときに、付勢部材4の付勢力によって、移動部材3がアンロック位置からロック位置へと移動する。
付勢部材4の形状および構造は、移動部材3をロック位置に向かって付勢することができれば、特に限定されない。本実施形態では、付勢部材4は、図3および図8に示されるように、旋回軸Ax1まわりに設けられたトーションばねである。より具体的には、トーションばねである付勢部材4の一端は基体2の操作部材支持部23に連結され、付勢部材4の他端は第2操作部52に連結されている。後述するように、第2操作部52はリンク部材53を介して移動部材3に接続されており、第2操作部52が所定の方向(旋回軸Ax1まわりの一方向(図3における反時計方向))に付勢されることで、間接的に移動部材3がロック位置に向かって付勢されている。付勢部材は、例えば、軸部材32の周囲に、一端が基体2と係合し、他端が軸部材32の一部と係合するコイルばねを設けて、移動部材3をロック位置に向かって付勢するように構成してもよい。
なお、本明細書において、ロック装置1に設けられた複数の付勢部材について、互いに区別するために、第2付勢部材、第3付勢部材等と呼んでいるが、「第2」や「第3」という用語によって付勢部材の個数が限定されるものではない。また、請求項において、例えば、(第1)付勢部材および第3付勢部材のみが特定されている場合に、第2付勢部材は必須の構成ではない。
操作部材5は、ロック装置1による被ロック部Daのロックを解除する際に操作される部材である。操作部材5は、移動部材3を、付勢部材4の付勢力に抗してアンロック位置に操作可能に構成されている。
操作部材5の形状および構造は、操作部材5が操作されることで、移動部材3を付勢部材4の付勢力に抗してアンロック位置に操作可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、操作部材5は、操作部材への操作力が移動部材3の移動方向への操作力に変換されるように、移動部材3の移動方向とは異なる方向に操作されている。具体的には、操作部材5は、図3および図4に示されるように、旋回軸Ax1まわりに旋回可能に構成されているが、操作部材5の操作方向は特に限定されない。本実施形態では、操作部材5の操作方向は、旋回軸Ax1まわりに、操作部材5の先端(後述する端部51d)が基体2から離れるように旋回する方向である。しかし、操作部材の操作方向は、移動部材3をアンロック位置に操作することができれば、本実施形態における操作部材5の操作方向とは異なる方向に操作されてもよいし、移動部材3の移動方向と同方向であってもよい。
本実施形態では、図3、図4、図8~図12に示されるように、操作部材5は、ユーザによって操作可能な第1操作部51と、移動部材3に(直接または間接的に)接続され、所定の方向に移動することで移動部材3を移動させる第2操作部52と、第1操作部51と第2操作部52とが連結された連結位置(図10の二点鎖線参照)と、第1操作部51と第2操作部52とが非連結となる非連結位置(図10の実線参照)とに移動可能である連結部54とを備えている。連結部54は、ユーザによって操作可能に構成され、ユーザによって操作されていない非操作状態において、非連結位置に位置している。この場合、詳細は後述するが、連結部54に所定の操作がされない場合、第1操作部51と第2操作部52とが連結されない。そのため、いたずら等で操作部材5の第1操作部51が操作されても、移動部材3を移動させる第2操作部52が動作せず(図11参照)、移動部材3がアンロック位置に移動せず、ロック装置1が誤ってアンロックされない。
第1操作部51の形状および構造は、ユーザによって操作可能であり、連結部54によって第2操作部52を操作できるように第2操作部52と連結可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、第1操作部51は、旋回軸Ax1まわりに旋回可能な操作レバーである。第1操作部51は、補助付勢部材55によって旋回軸Ax1まわりで一方向に回転するように付勢されている(図9参照)。第1操作部51は、操作されて旋回軸Ax1まわりで他方向に回転した操作位置(図11および図12における実線参照)と、第1操作部51の操作が解除されて、操作位置に対して旋回軸Ax1まわりで一方向に回転した非操作位置(図11および図12における二点鎖線参照)との間で移動する。
本実施形態では、第1操作部51は、図8および図9に示されるように、ユーザによって把持される把持部51aを備えている。把持部51aは、第1操作部51を手前に引く力を加えることができるように構成されている。具体的には、把持部51aは、非操作位置において略板状の被ロック部Daと略平行に移動方向に沿って延びる平板状に形成されている。また、本実施形態では、第1操作部51は、図8および図9に示されるように、連結部54を回転可能に支持する連結部支持部51bを備えている。連結部支持部51bは、連結部54を旋回軸Ax1と略平行な軸を中心として回転するように支持している。連結部支持部51bは本実施形態では、把持部51aに対して略垂直に延びており、把持部51aおよび連結部支持部51bの部分が、移動方向に垂直な断面において略L字状となるように構成されている。また、本実施形態では、第1操作部51は、後述する第5付勢部材56によって付勢された連結部54を所定の位置で停止させる停止部51cを備えている。停止部51cは、連結部支持部51bに対して略垂直に設けられている(把持部51aに略平行に設けられている)。連結部54の後述する保持部54cが停止部51cに当接することで、連結部54が図8および図9に示される非連結位置で保持される。
第2操作部52は、第1操作部51が操作されることで、間接的に操作される部分である。第2操作部52が第1操作部51によって所定の方向に操作されることで、移動部材3が第2操作部52によって移動方向に移動する。第2操作部52の形状および構造は、第1操作部51が操作されることで、間接的に操作され、移動部材3を移動方向に移動させることができれば、特に限定されない。本実施形態では、第2操作部52は、図3、図4、図10および図12に示されるように、移動部材3にリンク部材53を介して接続され、第1操作部51と同方向に旋回可能な旋回部材である。第2操作部52は、第1操作部51と同軸となる旋回軸Ax1まわりに旋回可能に構成されている。上述したように、第2操作部52は付勢部材4によって、旋回軸Ax1まわりで一方に旋回するように付勢されている。したがって、第1操作部51と第2操作部52とが連結部54によって連結されておらず、第2操作部52に連結部54を介して第1操作部51から操作方向に力が加わっていない場合、第2操作部52は、非操作位置(図10参照)で保持される。一方、第1操作部51と第2操作部52とが、連結部54に連結された状態で、旋回軸Ax1まわりの一方となる操作方向に操作されたときに、第2操作部52に連結部54を介して第1操作部51から操作方向に力が加わる。これにより、第2操作部52は、操作方向に旋回し(図12参照)、移動部材3がロック位置からアンロック位置に移動する。
本実施形態では、第2操作部52は、図3および図8に示されるように、第1操作部51に対して基体2に近い側(すなわち、第2操作部52は第1操作部51と基体2(板状部21)の間)に設けられている。この場合、第2操作部52に手が届きにくいので、第2操作部52が操作されることが抑制され、いたずらや誤操作によって、移動部材3がアンロック位置に操作されることが抑制される。また、本実施形態では、第2操作部52は、図3および図8に示されるように、連結部54に対して基体2に近い側(すなわち、第2操作部52は連結部54と基体2(板状部21)の間)に設けられている。この場合、第2操作部52に手が届きにくいので、第2操作部52が操作されることがさらに抑制される。
本実施形態では、図3および図4に示されるように、リンク部材53の一端が第2操作部52の第1ジョイント部52aに接続され、リンク部材53の他端が移動部材3(軸部材32)の第2ジョイント部32cに接続されている。第2操作部52が非操作位置に位置するときは、旋回軸Ax1、第1ジョイント部52aおよび第2ジョイント部32cが移動方向に沿って順に並ぶように配置されている。一方、第2操作部52が旋回軸Ax1を中心に非操作位置から操作方向へと回転すると、第1ジョイント部52aの位置が旋回軸Ax1を中心として旋回するとともに、非操作位置のときと比較して移動方向で一方側(図4において下側)へとシフトする。これにより、リンク部材53から移動部材3に対して、移動方向で一方(図4において下方)に力が加わり、移動部材3が移動方向で一方に移動する。
連結部54は、連結部54が操作されたときに第1操作部51と第2操作部52とを連結する。具体的には、図10の二点鎖線および図12に示されるように、連結部54に所定の操作が行われたときに、第1操作部51と第2操作部52とは互いに連結された連結状態となる。一方、連結部54が操作されていないときには、第1操作部51と第2操作部52とは互いに連結されていない非連結状態となる(図10の実線および図11参照)。したがって、上述したように、連結部54が操作されない限り、いたずら等で操作部材5の第1操作部51が操作されても、第2操作部52は動作しない(図11参照)。したがって、移動部材3がアンロック位置に移動せず、ロック装置1が誤ってアンロックされない。また、連結部54は、後述するように、操作部材5の操作方向とは異なる方向に操作されることで、連結位置に移動するように構成されていることが好ましい。操作部材5の操作方向と、連結部54の操作方向とが異なることで、第1操作部51と第2操作部52とが連結されにくくなり、いたずらによるロック装置1のアンロック操作を抑制することができる。なお、連結部54(後述する連結操作部54a)が操作される方向は、操作部材5の操作方向と同じ方向であってもよいし、操作部材5の操作方向の反対方向以外の他の方向であってもよい。
連結部54の形状および構造は、連結部54が操作されたときに第1操作部51と第2操作部52とを連結することができれば、特に限定されない。本実施形態では、連結部54は、図8~図12に示されるように、ユーザによって操作可能な位置に設けられた連結操作部54aと、第1操作部51と第2操作部52とを互いに連結するための連結係合部54bとを備えている。本実施形態では、連結部54は、連結係合部54bが非係合の状態となるように付勢する第5付勢部材56によって付勢されている。また、連結部54は、第5付勢部材56によって所定の方向に付勢された連結部54を所定の位置で保持する保持部54cを有している。
本実施形態では、連結部54は、図3に示されるように、連結操作部54a、連結係合部54bおよび保持部54cのそれぞれが連結部回転軸Ax4から互いに異なる3方向に延びている。連結部54は、本実施形態では、第1操作部51に取り付けられている。具体的には、連結部54は、第1操作部51(連結部支持部51b)に、旋回軸Ax1に略平行に延びる連結部回転軸Ax4まわりに回転可能に取り付けられている。なお、連結部54は、第1操作部51と第2操作部52とを互いに連結することができれば、第2操作部52に取り付けられていてもよい。また、連結部54は、本実施形態では、旋回軸Ax1に略平行な連結部回転軸Ax4まわりに回転可能に設けられているが、連結部54は、第1操作部51と第2操作部52とを互いに連結することができれば、旋回軸Ax1とは非平行となる(例えば、旋回軸Ax1に対して直交する)連結部回転軸まわりに回転するように構成されていてもよい。また、連結部54は、第1操作部51と第2操作部52とを互いに連結することができれば、直線的に動作するものであってもよい。
連結操作部54aは、連結部54を操作する際にユーザによって操作される部位である。連結操作部54aの形状および構造は、第1操作部51と第2操作部52とを連結できるように連結部54を操作することができれば、特に限定されない。本実施形態では、連結操作部54aは、図8に示されるように、第1操作部51の旋回軸Ax1から遠い側の端部51dの近傍、かつ、端部51dに対して旋回軸Ax1からさらに遠い位置において操作可能に設けられている。より具体的には、連結操作部54aは、連結部回転軸Ax4から第1操作部51の端部51dに向かって旋回軸Ax1に対して略垂直な方向に延びた後、連結部回転軸Ax4と略平行な方向に延びている。
連結係合部54bは、第1操作部51と第2操作部52とを連結するために、第1操作部51または第2操作部52と係合する。本実施形態では、連結部54が第1操作部51に取り付けられ、連結係合部54bは、第2操作部52に係合するように構成されている。しかし、連結部が第2操作部52に取り付けられ、連結係合部が第1操作部51に係合するように構成されていてもよい。
連結係合部54bの形状および構造は、第1操作部51と第2操作部52とを連結できるように、第1操作部51または第2操作部52と係合することができれば、特に限定されない。本実施形態では、連結係合部54bは、第2操作部52の被連結部52bに係合する鉤状部分として構成されている。なお、本実施形態では、連結係合部54bは、軸まわりに回転して第1操作部51と第2操作部52とを連結しているが、連結係合部は、直線的に移動して、第1操作部51と第2操作部52とを連結するように構成されていてもよい(例えば、直線的に動作するピンが動作することで、第1操作部51と第2操作部52とを連結状態および非連結状態としてもよい)。
第5付勢部材56は、連結部回転軸Ax4まわりで連結部54の非連結位置に向かう方向(図3において時計方向)に連結部54を付勢している。本実施形態では、第5付勢部材56はトーションばねである。なお、連結部の構造によっては、第5付勢部材はコイルバネ等、トーションばね以外の付勢部材であってもよい。
なお、本実施形態では、操作部材5は、第1操作部51と第2操作部52と連結部54とを備えているが、操作部材は、連結部を有さずに、1つのみの操作部によって構成されていてもよい。この場合、操作部材をシンプルな構成とすることができる。
揺動部材6は、基体2(揺動部材支持部24)に対して揺動軸Ax2まわりに揺動可能に設けられ、第1揺動位置(図6の二点鎖線参照)と第2揺動位置(図6の実線参照)との間で揺動するように構成されている。揺動部材6は、第2付勢部材7によって、第2揺動位置から第1揺動位置に向かって付勢されている。したがって、揺動部材6は、被ロック部Daが離間している状態においては、第2付勢部材7の付勢力により第1揺動位置に位置する(図13参照)。一方、被ロック部Daが揺動部材6と接触している状態においては、被ロック部Daの閉方向への移動により、第1揺動位置から第2揺動位置に揺動するように構成されている(図14~図17参照)。揺動部材6は、扉Dの被ロック部Daの移動軌跡上に設けられている。
揺動部材6は、図14~図17に示されるように、第1揺動位置から第2揺動位置に揺動する際に、係合部材8を、係合位置(図14および図15参照)から非係合位置(図16および図17参照)へと移動させるように構成されている。係合部材8が非係合位置に移動することにより、移動部材3が付勢部材4の付勢力によってアンロック位置からロック位置に移動して、被ロック部Daがロック部31によって移動が規制される(図17参照)。詳細は後述するが、これにより、扉Dを閉鎖して被ロック部Daが閉位置に到達することで、ロック装置1において特段の操作をすることなく、機械的機構によって(電動ではなく)被ロック部Daが自動でロックされる。そのため、扉Dのロック忘れが抑制される。
また、上述したように、操作部材5が操作されることにより、移動部材3がロック位置からアンロック位置に移動し、移動部材3がアンロック位置に移動したときに、移動部材3と係合部材8とが係合して、前記移動部材がアンロック位置で保持される(図3および図4参照)。これにより、被ロック部Daの手動でのロック解除が可能となる。したがって、本実施形態のロック装置1によれば、被ロック部Daの自動ロックと手動でのロック解除が可能となる。
揺動部材6の形状および構造は特に限定されない。本実施形態では、揺動部材6は、揺動軸Ax2に対して一方および他方に延びている。揺動部材6は、図3~図7に示されるように、被ロック部Daと接触可能な第1接触部61と、係合部材8と接触可能な第2接触部62とを備えている。揺動部材6は、揺動軸Ax2に対して一方側(第1接触部61側)の部分のみが、被ロック部Daに接触するように構成されている。
本実施形態では、揺動部材6の第1揺動位置は、揺動部材6が被ロック部Daと非接触の状態(被ロック部Daから力が加わっていない状態)のときの揺動部材6の位置である(図6の二点鎖線参照)。本実施形態では、揺動部材6が第1揺動位置にあるときに、揺動部材6の第2接触部62が、基体2の基体側停止部26と接触することで、第1揺動位置に保持されている。第2揺動位置は、揺動部材6が被ロック部Daに接触した状態で、被ロック部Daの閉方向への移動によって、揺動部材6が第2付勢部材7の付勢力とは反対方向に移動した後の位置である(図6の実線参照)。
本実施形態では、図6に示されるように、第1揺動位置における揺動部材6の第1接触部61(二点鎖線参照)は、第2揺動位置における揺動部材6の第1接触部61(実線参照)に対して、被ロック部Daの開方向側に位置している。また、図6に示されるように、第1揺動位置における揺動部材6の第2接触部62(二点鎖線参照)は、第2揺動位置における揺動部材6の第2接触部62(実線参照)に対して、被ロック部Daの閉方向側に位置している。本実施形態では、第1揺動位置において、揺動部材6の第1接触部61は、揺動軸Ax2に対して被ロック部Daの開方向側に位置し、揺動部材6の第2接触部62は、揺動軸Ax2に対して被ロック部Daの閉方向側に位置している。また、本実施形態では、第2揺動位置において、揺動部材6の第1接触部61は、揺動軸Ax2に対して被ロック部Daの閉方向側に位置し、揺動部材6の第2接触部62は、揺動軸Ax2に対して被ロック部Daの開方向側に位置している。
なお、揺動部材6の回転量は、第1揺動位置から第2揺動位置に移動する際に、係合部材8の係合部81aが移動部材3の被係合部32bから離脱するように係合部材8を第1回転軸Ax3まわりに回転させることができれば、特に限定されない。
本実施形態では、第2付勢部材7は、揺動部材6を第2揺動位置から第1揺動位置に向かって付勢するトーションばねである。しかし、第2付勢部材は、揺動部材6を第2揺動位置から第1揺動位置に向かって付勢することができれば、コイルばね等、他の構造の付勢部材であってもよい。
本実施形態では、揺動軸Ax2が旋回軸Ax1に略平行な方向に延びるように、揺動部材6が設けられている。しかし、揺動部材6が第1揺動位置から第2揺動位置に移動する際に、係合部材8と移動部材3との係合を解除するように、係合部材8を移動させることができれば、揺動部材6は、揺動軸Ax2が旋回軸Ax1と非平行な方向に延びるように設けられてもよい。例えば、揺動軸Ax2は、移動部材3の移動方向に沿って延びていてもよい。
係合部材8は、移動部材3がアンロック位置に位置するときに、移動部材3のロック位置への移動を規制するように移動部材3に設けられた被係合部32bと係合する係合位置(図4および図7の実線参照)と、移動部材3の被係合部32bとの係合が解除された非係合位置(図3、図6および図7の二点鎖線参照)との間で移動するように構成されている。係合部材8は、移動部材3がアンロック位置に位置するときに、移動部材3と移動方向で係合することで移動部材3をアンロック位置で保持する。また、係合部材8は、揺動部材6が第1揺動位置から第2揺動位置に移動する際に、揺動部材6によって非係合位置へと移動するように構成されている(図7、図15および図16参照)。これにより、詳細は後述するが、移動部材3の被係合部32bと、係合部材8との間の係合が解除される。したがって、アンロック位置に位置する移動部材3は付勢部材4の付勢力によってロック位置へと移動する。これにより、図3に示されるように、移動部材3のロック部31が被ロック部Daの移動軌跡上へ移動して、被ロック部Daの開方向の移動がロック部31によって規制される。
係合部材8の形状および構造は、係合部材8が上述した係合位置と非係合位置との間で移動可能であり、揺動部材6が第1揺動位置から第2揺動位置に移動する際に、揺動部材6によって非係合位置へと移動するように構成されていれば、特に限定されない。
本実施形態では、係合部材8は、図5~図7に示されるように、移動部材3の被係合部32bに係合可能な係合部81aを有している。係合部81aは、被係合部32bと移動方向で係合することで、移動部材3をアンロック位置に保持する。係合部81aは、本実施形態では、凹部によって構成された被係合部32bに係合可能な凸部によって構成されている。しかし、上述したように、被係合部が凸部によって構成されている場合、係合部は凸部として構成された被係合部が係合可能な凹部であってもよい。
また、係合部材8は、図5~図7に示されるように、基体2に対して第1回転軸Ax3まわりに揺動する本体81と、本体81に対して第2回転軸Ax5まわりに回転する回転部82と、本体81を、第1回転軸Ax3まわりで係合部81aが被係合部32bに係合する方向に付勢する第3付勢部材83と、回転部82を第2回転軸Ax5まわりの一方向に付勢する第4付勢部材84とを備えている。
本体81は、基体2に対して第1回転軸Ax3まわりに回転するように構成されている。本体81は、移動部材3の被係合部32bに係合する係合部81aを有している。本体81は、第1回転軸Ax3まわりで係合部81aが被係合部32bに係合する方向に第3付勢部材83によって付勢されている。これにより、移動部材3が本体81に対して相対移動してアンロック位置に移動し、移動部材3の被係合部32bが本体81の係合部81aに係合可能な位置に位置したときに、本体81が揺動して、係合部81aが被係合部32bに係合する。一方、移動部材3がロック位置に移動したときには、図5および図6に示されるように、係合部81aは、被係合部32bに係合せずに、軸部材32のうち、被係合部32bに隣接する壁部(図5および図6において、被係合部32bの下方の壁部)に当接している。本実施形態では、移動部材3がロック位置からアンロック位置に移動する際に、係合部81aは、被係合部32bに隣接する壁部上を摺動する。被係合部32bが移動方向で係合部81aが係合可能な位置に到達した際に、係合部81aは凹部として設けられた被係合部32bに入り込んで係合する。
本実施形態では、本体81は、図3~図7に示されるように、移動部材3の被係合部32bに係合した係合部材8を、係合位置から非係合位置に向かって操作可能な係合解除部85を備えている。係合解除部85は、詳細は後述するが、アンロック位置において、移動部材3と係合した係合部材8の係合を解除する際に操作される。例えば、操作部材5が操作されて、移動部材3がアンロック位置に移動して被ロック部Daのロックが解除された際に、被ロック部Daを開方向に移動させることなく、再度被ロック部Daをロックする際に操作される。係合解除部85の形状および構造は、係合部材8を係合位置から非係合位置に向かって操作可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、係合解除部85は、図3~図7に示されるように、本体81に設けられ、第1回転軸Ax3に対して係合部81aと反対側に延びている。係合解除部85は、係合部材8および揺動部材6を部分的に収容するカバー部材9(図2参照)から突出し、ユーザによる操作が可能となっている。
なお、係合解除部85は、本実施形態では係合部材8に設けられているが、係合部材8を係合位置から非係合位置へと移動させることができれば、係合部材8とは別部材として設けられていてもよい。
回転部82は、図6に示されるように、本体81に対して第2回転軸Ax5まわりに回転するように構成されている。本実施形態では、第2回転軸Ax5は、第1回転軸Ax3と略平行に延びている。回転部82は、第4付勢部材84によって、第2回転軸Ax5まわりの一方向に付勢されている。回転部82は、図5~図7、図14~図16、図19~図21に示されるように、第1当接部82aと、第2当接部82bとを備えている。
第1当接部82aは、図7、図19~図21に示されるように、揺動部材6の第2接触部62と当接可能に構成されている。詳細は後述するが、第1当接部82aは、揺動部材6が第1揺動位置と第2揺動位置との間で揺動する際に、揺動部材6の第2接触部62と当接する。本実施形態では、第1当接部82aは、回転部82のうち、第2回転軸Ax5に対して一方側に延びる部分の先端部分である。第1当接部82aは、揺動部材6の第2接触部62の揺動軌跡上に位置するように構成されている。なお、本実施形態では、揺動部材6が第1揺動位置から第2揺動位置に移動する際には、第1当接部82aは、第2接触部62と当接するが、係合部材8が第1回転軸Ax3まわりに回転することで、第2接触部62の位置を越えて第2揺動位置まで到達できるように構成されている(図7参照)。また、揺動部材6が第2揺動位置から第1揺動位置に移動する際には、第1当接部82aは、第2接触部62と当接するが、回転部82が第2回転軸Ax5まわりに回転することで、第2接触部62の位置を越えて第1揺動位置まで到達できるように構成されている(図19~図21参照)。
第2当接部82bは、図5~図7に示されるように、第4付勢部材84によって、第2回転軸Ax5まわりの一方向に付勢された回転部82を所定の位置で停止させるために、本体81の被当接部81bに当接する。第2当接部82bは、回転部82のうち、第2回転軸Ax5に対して他方側に延びる部分の先端部分である。本体81の被当接部81bは、第2当接部82bと当接して、回転部82を所定の位置で停止させることができれば、特に限定されない。本実施形態では、本体81の被当接部81bが設けられた部位は、図5に示されるように、本体81の第2回転軸Ax5が設けられた部位に対して、第2回転軸Ax5の軸方向にシフトした位置に位置付けられている。これにより、本体81の被当接部81bと、第2当接部82bとが当接する。
詳細は後述するが、移動部材3がアンロック位置に位置し、係合部材8が係合位置に位置し、揺動部材6が第1揺動位置に位置する状態(図13参照)において、扉Dが開位置から閉位置に向かって移動すると、被ロック部Daが揺動部材6の第1接触部61を(閉方向に)押圧する。この際に、回転部82は、図15および図16に示されるように、回転部82の第2当接部82bが本体81の被当接部81bと当接した状態で、揺動部材6の第2接触部62から第1当接部82aに対して加わる、第2回転軸Ax5まわりで一方向(図15において反時計方向)の押圧力によって、本体81と一体的に第1回転軸Ax3まわりに回転する。これにより、本体81は、第1回転軸Ax3まわりで、係合部81aが被係合部32bに対して係合解除される方向に回転する。これにより、移動部材3がロック位置へと移動して、被ロック部Daの開方向への移動が規制される。
また、本実施形態では、扉Dが閉位置から開位置に向かって移動して、被ロック部Daが揺動部材6の第1接触部61から離間した状態(図18の二点鎖線参照)において、回転部82は、揺動部材6が第2付勢部材7の付勢力によって、第2揺動位置から第1揺動位置に向かって移動する際に、揺動部材6の第2接触部62から第1当接部82aに対して加わる、第2回転軸Ax5まわりで他方向(図19および図20における時計方向)の押圧力によって、本体81に対して第2回転軸Ax5まわりの他方向に回転するように構成されている。これにより、揺動部材6の第2接触部62が回転部82の第1当接部82aとの接触が解除され、揺動部材6は第1揺動位置に移動することができる。したがって、詳細は後述するが、扉Dが開位置へと移動した後に、ロック装置1を再度被ロック部Daを受け入れ可能な状態とする必要があるが、この受け入れ可能な状態とする際に、機械的構造のみで自動的に移行可能となる。
回転部82が第2回転軸Ax5まわりで他方向に回転する際に、揺動部材6が第1揺動位置に到達できるように、回転部82は揺動部材6の回転軌跡から外れる位置まで回転できるように構成されている。また、本実施形態では、揺動部材6が第2付勢部材7の付勢力によって、回転部82に加わる第4付勢部材84の付勢力に打ち勝って、第2揺動位置から第1揺動位置に回転できるように構成されている。本実施形態では、第2付勢部材7の付勢力が第4付勢部材84の付勢力よりも高くなっており、これにより、揺動部材6が第4付勢部材84の付勢力に打ち勝って、回転部82を回転させながら、第2揺動位置から第1揺動位置に回転することが可能となっている。
本実施形態では、第1回転軸Ax3および第2回転軸Ax5は、揺動軸Ax2と略平行に延びている。また、本実施形態では、第1回転軸Ax3および第2回転軸Ax5は、旋回軸Ax1と略平行に延びている。しかし、本体81および回転部82は、上述した本体81および回転部82の動作が可能であれば、揺動軸Ax2に対して非平行な方向に延びる回転軸(第1回転軸Ax3、第2回転軸Ax5)まわりに回転するように設けられてもよい。また、本体81および回転部82は、上述した本体81および回転部82の動作が可能であれば、旋回軸Ax1に対して非平行な方向に延びる回転軸(第1回転軸Ax3、第2回転軸Ax5)まわりに回転するように設けられてもよい。
つぎに、本実施形態のロック装置1の動作過程における複数の姿勢について説明する。ロック装置1は以下で説明する姿勢を取り得るように構成されている。
<第1の姿勢>
第1の姿勢は、扉Dが開状態(揺動部材6に接触していない)のときのロック装置1のアンロック状態における姿勢である。第1の姿勢は、図13に示されるように、移動部材3がアンロック位置に位置し(操作部材5が操作方向に操作されたアンロック位置に位置し)、係合部材8が係合位置に位置し、揺動部材6が第1揺動位置に位置している。
本実施形態では、第1の姿勢において、回転部82の第2当接部82bは本体81の被当接部81bに当接し、回転部82が本体81に対して相対回転しておらず、本体81および回転部82が一体の状態となっている。また、本実施形態では、第1の姿勢において、被ロック部Daは、揺動部材6と接触せず、離間した状態となっている。
<第2の姿勢>
第2の姿勢は、扉Dが開状態から閉方向に移動して、被ロック部Daが揺動部材6に接触して、係合部材8の移動部材3との係合が解除された、アンロック状態からロック状態へ移行する遷移中の姿勢である。第2の姿勢は、図16に示されるように、移動部材3がアンロック位置に位置する(操作部材5が操作方向に操作されたアンロック位置に位置する)か、または、移動部材3がアンロック位置からロック位置へ移動中の状態であり、係合部材8が非係合位置に位置し(係合部材8の係合部81aが移動部材3の被係合部32bから外れており)、揺動部材6が第1揺動位置から第2揺動位置への遷移中であるか、または第2揺動位置に位置している。
本実施形態では、第2の姿勢において、回転部82の第2当接部82bが本体81の被当接部81bに当接し、回転部82が本体81に対して相対回転しておらず、本体81および回転部82が一体の状態で、第3付勢部材83の付勢力に抗して、第1回転軸Ax3まわりで一方に回転した状態である。また、本実施形態では、第2の姿勢において、被ロック部Daは、揺動部材6に接触した状態となっている。
<第3の姿勢>
第3の姿勢は、被ロック部Daが移動部材3のロック部31により、開方向への移動が規制されたロック状態のときの姿勢である。第3の姿勢は、図3に示されるように、移動部材3がロック位置に位置し、係合部材8が非係合位置に位置し、揺動部材6が第2揺動位置に位置している。
本実施形態では、第3の姿勢において、回転部82の第2当接部82bが本体81の被当接部81bに当接し、回転部82が本体81に対して相対回転しておらず、本体81および回転部82が一体の状態で、係合部材8は、移動部材3と係合しているときの位置に対して、第1回転軸Ax3まわりで一方(図3において反時計方向)にわずかに回転した状態である。また、本実施形態では、第3の姿勢において、被ロック部Daは、揺動部材6に接触した状態でロック部31によって開方向の移動が規制された状態である。
<第4の姿勢>
第4の姿勢は、扉Dを開放するために、ロック装置1のロックが解除された直後の(ロックは解除されたが、扉Dの被ロック部Daが揺動部材6に接触している、または、わずかに離間した状態)、扉Dが閉状態から開状態への過程の第1の遷移状態のときの姿勢である。第4の姿勢は、図18および図19に示されるように、移動部材3がアンロック位置に位置し、係合部材8が係合位置に位置し、揺動部材6が第2揺動位置または第2揺動位置から第1揺動位置に移動して、回転部82に当接した遷移位置に位置している。
本実施形態では、第4の姿勢において、回転部82の第2当接部82bが本体81の被当接部81bに当接し、回転部82が本体81に対して相対回転しておらず、本体81および回転部82が一体の状態となっている。また、本実施形態では、第4の姿勢において、被ロック部Daは、揺動部材6に接触した状態であるが、ロック部31によって開方向の移動の規制は解除された状態(図18参照)であるか、揺動部材6からわずかに離間した状態(図19参照)である。
<第5の姿勢>
第5の姿勢は、第4の姿勢から扉Dの被ロック部Daが開方向に移動した後、扉Dの被ロック部Daを再度受け入れ可能な状態とするまでの過程の姿勢であり、揺動部材6が第2揺動位置から第1揺動位置まで戻るまでの過程の姿勢である。第5の姿勢は、図20に示されるように、移動部材3がアンロック位置に位置し、係合部材8が係合位置に位置し、揺動部材6が第2付勢部材7の付勢力により、第2揺動位置から第1揺動位置へと回転する遷移状態である。
本実施形態では、第5の姿勢において、被ロック部Daは揺動部材6から離間した状態である。また、本実施形態では、第5の姿勢において、回転部82の第1当接部82aが、揺動部材6の第2接触部62によって押圧され、回転部82が本体81に対して第2回転軸Ax5まわりで相対回転した状態となっている(図20参照)。
本実施形態では、ロック装置1は、上述した第1の姿勢から第5の姿勢を含む複数の姿勢の間で遷移し、第5の姿勢において、揺動部材6が第1揺動位置へと到達すると、再度第1の姿勢へと戻る。なお、本明細書に記載したロック装置1の特徴により、本実施形態のロック装置1は、上記第1の姿勢から第5の姿勢以外にも他の姿勢を取り得る。なお、上記第1の姿勢から第5の姿勢は、あくまで一例であり、本発明を限定するものではない。
つぎに、本発明の一実施形態のロック装置1の動作を説明する。なお、以下の動作説明はあくまで一例であり、本発明は以下の説明によって限定されるものではない。
まず、扉Dの開放状態から閉鎖状態となるまでの動作について説明する。扉Dの開放状態において、ロック装置1は、図13に示されるように、上述した第1の姿勢となっている。すなわち、移動部材3はアンロック位置に位置し、係合部材8が係合位置に位置することで、アンロック位置で保持されている。ロック部31は、扉Dの被ロック部Daの移動軌跡から外れて被ロック部Daと干渉しない位置に位置し、被ロック部Daの受け入れが可能となっている。操作部材5は、旋回軸Ax1まわりに回転して手前に開いた状態となっている。揺動部材6は第1揺動位置に位置している。
第1の姿勢にあるロック装置1において、扉Dが閉方向に移動される閉鎖動作が行われる。扉Dの被ロック部Daは、揺動部材6に向かって閉方向に移動する。被ロック部Daが所定の位置まで閉方向に移動すると、被ロック部Daは、第1揺動位置にある揺動部材6の第1接触部61に接触する(図14参照)。その状態で被ロック部Daがさらに閉方向に移動すると、揺動部材6は被ロック部Daによって押圧されて、第1揺動位置から第2揺動位置に向かって、揺動軸Ax2まわりで一方(図14および図15において時計方向)に回転する。図15に示されるように、揺動部材6が所定の角度回転すると、揺動部材6の第2接触部62が回転部82の第1当接部82aに接触する。さらに被ロック部Daが閉方向に移動して揺動部材6がさらに回転すると、図16に示されるように、回転部82と本体81とが一体となった状態で、係合部材8が第1回転軸Ax3まわりで一方(図16において反時計方向)に回転する。係合部材8が所定の角度回転すると、図16に示されるように、係合部材8の係合部81aと移動部材3の被係合部32bとの係合が解除される(第2の姿勢)。係合部材8と移動部材3との係合が解除され、移動部材3のロック位置への移動の規制が解除されると、移動部材3は、ロック位置に向かって移動することが可能になる。移動部材3は、付勢部材4によってロック位置に向かって付勢されているので、移動部材3は、ロック位置に移動する。移動部材3がロック位置に移動すると、図17に示されるように、ロック部31の一部が、被ロック部Daの開方向側に位置する。これにより、被ロック部Daの開方向への移動が規制される(図3および図17参照。第3の姿勢)。したがって、扉Dの閉鎖動作をするだけで、扉Dのロックが完了する。なお、この際に、移動部材3のロック位置への移動によって、リンク部材53を介して移動部材3に接続された操作部材5は、旋回軸Ax1まわりに回転して、基体2側に格納される(図3参照)。
つぎに、扉Dの閉鎖状態からロック装置1のロックを解除して、扉Dを開放する際の動作について説明する。
図3に示される第3の姿勢から、ロック装置1のロックを解除する場合、操作部材5が操作される。本実施形態では、操作部材5を操作することで移動部材3をアンロック位置に移動させるためには、第1操作部51と第2操作部52とを連結部54によって連結する。これにより、第1操作部51に加えられるユーザによる操作方向の操作力を、第2操作部52、リンク部材53を介して移動部材3に伝える。
第1操作部51と第2操作部52とを連結するために、第1操作部51を把持した状態で、連結部54を第1操作部51の操作方向(図10において旋回軸Ax1まわりに時計方向(右方向))とは反対方向(図10において反時計方向(左方向))に押し込む(図10の二点鎖線参照)。これにより、連結部54の連結係合部54bが第2操作部52の被連結部52bに係合する。その状態で第1操作部51に操作方向の力を加えることで、図12に示されるように、連結部54によって連結された第1操作部51および第2操作部52が旋回軸Ax1まわりに回転する。これにより、リンク部材53を介して操作部材5と接続された移動部材3は、付勢部材4の付勢力に抗してロック位置からアンロック位置に移動する(図4参照)。アンロック位置に移動した移動部材3は、被係合部32bが係合部材8の係合部81aと係合できる位置まで移動する。係合部材8は第1回転軸Ax3まわりで係合部81aが被係合部32bに係合する方向に、第3付勢部材83によって付勢されている。したがって、移動部材3がアンロック位置に移動することで、係合部材8が移動部材3に係合して、移動部材3がアンロック位置で保持される(図4参照)。これにより、移動部材3のロック部31が、扉Dの被ロック部Daの開方向への移動軌跡から外れる。したがって、扉Dの開放が可能となる。
なお、本実施形態では、上述したように、連結部54によって連結動作を行うことで、いたずらや意図せずに操作部材5が操作されることによる誤作動を抑制することができる。連結部54は、操作されていない状態では、図10に実線で示されるように、第1操作部51と第2操作部52とが非連結となる非連結位置に位置している。具体的には、連結部54は、第5付勢部材56によって非連結位置に向かって付勢されている。したがって、連結部54が連結位置に向かって操作されない限り、第1操作部51と第2操作部52とは連結されない。第1操作部51と第2操作部52とが非連結状態で、第1操作部51が操作されると、図11に示されるように、第1操作部51(および連結部54)が操作方向に移動するが、第2操作部52には力が伝わらず、第2操作部52は、旋回軸Ax1まわりに回転しない。したがって、移動部材3はアンロック位置に移動せず、いたずらや誤動作などによる意図しないアンロック操作を抑制することができる。また、本実施形態では、図10に示されるように、連結部54を連結位置に移動させる際の動作方向が、操作部材5を操作する操作方向と反対の方向となっている。そのため、いたずらや誤動作などによる意図しないアンロック操作をさらに抑制することができる。
また、扉Dが開放した後は、再度扉Dの閉鎖動作のみにより扉Dの自動ロックが可能となるように、ロック装置1を受け入れ可能状態とする。本実施形態では、この受け入れ状態への移行も、揺動部材6と係合部材8の機械的構造によって自動で行うことができる。以下、この点について説明する。
上述したように、移動部材3がアンロック位置に移動すると、扉Dが開放される。扉Dが開放されると、被ロック部Daが揺動部材6から離間する(図18参照)。揺動部材6は、第2付勢部材7によって第2揺動位置から第1揺動位置に向かって付勢されている。そのため、揺動部材6は、揺動軸Ax2まわりで第2揺動位置から第1揺動位置に向かって回転する。これにより、揺動部材6の第2接触部62が、図19に示されるように、回転部82の第1当接部82aに当接する。第1当接部82aには、揺動部材6の第2接触部62によって、回転部82が第2回転軸Ax5まわりに(図19において時計方向に)回転する力が加わる。回転部82は第4付勢部材84によって第2回転軸Ax5まわりで一方に(図19において反時計方向に)付勢されているが、揺動部材6を付勢する第2付勢部材7の付勢力は、回転部82を付勢する第4付勢部材84の付勢力よりも大きい。そのため、揺動部材6は、図20に示されるように、第4付勢部材84の付勢力に打ち勝って、回転部82を第2回転軸Ax5まわりで他方向に回転させながら第2揺動位置から第1揺動位置に移動する。したがって、揺動部材6は第1揺動位置に移動して、被ロック部Daの受け入れ準備が完了する(図21参照。第1の姿勢)。
なお、扉Dを開放するためにロック解除動作を行ったが、例えば、扉Dを開く動作をせずに、再度扉Dをロックしたい場合がある。そのような場合に、一旦扉Dを開いてから再度扉Dを閉めることで扉Dのロックが可能となるが、本実施形態では、このような状況において、扉Dを一旦開いたりすることなく、係合部材8に設けられた係合解除部85によって簡便に再度扉Dのロックを行うことが可能となっている。
図4に示されるように、一旦ロック解除動作が行われると、移動部材3がアンロック位置に移動し、係合部材8が移動部材3と係合する。そのため、例えば、図4において、操作部材5を操作方向とは反対方向(図4において反時計方向)に格納して移動部材3をロック位置に移動させようとしても、係合部材8と移動部材3との係合によって、操作部材5が操作できず、移動部材3をロック位置に移動させることができない。そのため、一旦扉Dを開いて、再度被ロック部Daを揺動部材6に押し込むこと操作が必要となる。一方、本実施形態では、係合部材8が係合解除部85を操作することで、扉Dを開閉動作することなく、移動部材3と係合部材8との間の係合を解除することができる。具体的には、図7に示されるように、係合部材8と移動部材3とが係合した状態において、係合解除部85が図7の二点鎖線に示されるように操作されると、係合部材8の係合部81aが移動部材3の被係合部32bから外れ、係合が解除される。これにより、図3に示されるように、移動部材3は付勢部材4の付勢力によってロック位置に向かって移動して、ロック部31が被ロック部Daの開方向側に位置する。これにより、一旦扉Dのロック解除を行ったとしても、扉Dを開閉動作することなく、簡単に再度のロックを行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。なお、上記した実施形態は、以下の構成を有する発明を主に説明するものである。
(1)扉に設けられた被ロック部に係合することで、閉位置に位置する前記扉に対して開方向の移動を規制するロック装置であって、前記ロック装置は、
基体と、
前記被ロック部の移動を規制するロック部を備え、前記ロック部が前記被ロック部の開方向の移動を規制するロック位置と、前記ロック部が前記被ロック部の前記規制を解除するアンロック位置との間で、前記基体に対して所定の移動方向に移動する移動部材と、
前記移動部材を前記ロック位置に向かって付勢する付勢部材と、
前記移動部材を、前記付勢部材の付勢力に抗して前記アンロック位置に操作可能な操作部材と、
前記基体に対して揺動軸まわりに揺動可能に設けられ、第1揺動位置と第2揺動位置との間で揺動するように構成された揺動部材と、
前記揺動部材を前記第2揺動位置から前記第1揺動位置に向かって付勢する第2付勢部材と、
前記移動部材がアンロック位置に位置するときに、前記移動部材のロック位置への移動を規制するように前記移動部材に設けられた被係合部と係合する係合位置と、前記移動部材の前記被係合部との係合が解除された非係合位置との間で移動するように構成された係合部材と
を備え、
前記揺動部材は、
前記被ロック部が離間している状態においては、前記第2付勢部材の付勢力により前記第1揺動位置に位置し、前記被ロック部が前記揺動部材と接触している状態においては、前記被ロック部の閉方向への移動により、前記第1揺動位置から前記第2揺動位置に揺動するように構成され、
前記揺動部材は、前記第1揺動位置から前記第2揺動位置に揺動する際に、前記係合部材を、前記係合位置から前記非係合位置へと移動させるように構成され、前記係合部材が前記非係合位置に移動することにより、前記移動部材が前記付勢部材の付勢力によって前記アンロック位置から前記ロック位置に移動して、前記被ロック部が前記ロック部によって移動が規制されるように構成され、
前記操作部材が操作されることにより、前記移動部材が前記ロック位置から前記アンロック位置に移動し、前記移動部材が前記アンロック位置に移動したときに、前記移動部材と前記係合部材とが係合して、前記移動部材がアンロック位置で保持される、
ロック装置。
(2)前記揺動部材は、前記被ロック部と接触可能な第1接触部と、前記係合部材と接触可能な第2接触部とを備えている、(1)に記載のロック装置。
(3)前記係合部材は、
前記移動部材の前記被係合部に係合可能な係合部を有し、前記基体に対して第1回転軸まわりに揺動する本体と、
前記本体に対して第2回転軸まわりに回転する回転部と、
前記本体を、前記第1回転軸まわりで前記係合部が前記被係合部に係合する方向に付勢する第3付勢部材と、
前記回転部を前記第2回転軸まわりの一方向に付勢する第4付勢部材と
を備え、
前記回転部は、前記揺動部材の前記第2接触部と当接可能な第1当接部と、前記第4付勢部材によって、前記第2回転軸まわりの一方向に付勢された前記回転部を所定の位置で停止させるために、前記本体の被当接部に当接する第2当接部とを備えている、(1)または(2)に記載のロック装置。
(4)前記扉が閉位置から開位置に向かって移動して、前記被ロック部が前記揺動部材の前記第1接触部から離間した状態において、
前記回転部は、
前記揺動部材が前記第2付勢部材の付勢力によって、前記第2揺動位置から前記第1揺動位置に向かって移動する際に、前記揺動部材の前記第2接触部が前記回転部の前記第1当接部との接触が解除され前記第1揺動位置に移動できるように、前記揺動部材の前記第2接触部から前記第1当接部に対して加わる、前記第2回転軸まわりで他方向の押圧力によって、前記本体に対して前記第2回転軸まわりの他方向に回転するように構成されている、(1)~(3)のいずれか1つに記載のロック装置。
(5)前記扉が開位置から閉位置に向かって移動して、前記被ロック部が前記揺動部材の前記第1接触部を押圧する際に、
前記回転部は、
前記本体が、前記第1回転軸まわりで、前記係合部が前記被係合部に対して係合解除される方向に回転できるように、前記回転部の第2当接部が前記本体の前記被当接部と当接した状態で、前記揺動部材の前記第2接触部から前記第1当接部に対して加わる、前記第2回転軸まわりで一方向の押圧力によって、前記本体と一体的に前記第1回転軸まわりに回転するように構成されている、(1)~(4)のいずれか1つに記載のロック装置。
(6)前記ロック装置が、前記移動部材の前記被係合部に係合した前記係合部材を、前記係合位置から非係合位置に向かって操作可能な係合解除部を備えている、(1)~(5)のいずれか1つに記載のロック装置。
(7)前記操作部材が、
ユーザによって操作可能な第1操作部と、
前記移動部材に接続され、所定の方向に移動することで前記移動部材を移動させる第2操作部と、
前記第1操作部と前記第2操作部とが連結された連結位置と、前記第1操作部と前記第2操作部とが非連結となる非連結位置とに移動可能である連結部と
を備え、
前記連結部は、ユーザによって操作可能に構成され、ユーザによって操作されていない非操作状態において、前記非連結位置に位置している、(1)~(6)のいずれか1つに記載のロック装置。
(8)前記第1操作部は、所定の旋回軸まわりに旋回可能な操作レバーであり、
前記第2操作部は、前記移動部材にリンク部材を介して接続され、前記第1操作部と同方向に旋回可能な旋回部材であり、
前記第1操作部と前記第2操作部とが、前記連結部に連結された状態で、前記旋回軸まわりの一方となる操作方向に操作されたときに、前記移動部材が前記ロック位置から前記アンロック位置に移動するように構成され、
前記連結部は、前記操作方向とは異なる方向に操作されることで、前記連結位置に移動するように構成されている、(1)~(7)のいずれか1つに記載のロック装置。
1 ロック装置
2 基体
21 板状部
21a 開口
22 案内部
23 操作部材支持部
24 揺動部材支持部
25 係合部材支持部
26 基体側停止部
3 移動部材
31 ロック部
31a 延設部
31b 規制部
32 軸部材
32a 案内突起
32b 被係合部
32c 第2ジョイント部
4 付勢部材
5 操作部材
51 第1操作部
51a 把持部
51b 連結部支持部
51c 停止部
51d 第1操作部の旋回軸から遠い側の端部
52 第2操作部
52a 第1ジョイント部
52b 被連結部
53 リンク部材
54 連結部
54a 連結操作部
54b 連結係合部
54c 保持部
55 補助付勢部材
56 第5付勢部材
6 揺動部材
61 第1接触部
62 第2接触部
7 第2付勢部材
8 係合部材
81 本体
81a 係合部
81b 被当接部
82 回転部
82a 第1当接部
82b 第2当接部
83 第3付勢部材
84 第4付勢部材
85 係合解除部
9 カバー部材
Ax1 旋回軸
Ax2 揺動軸
Ax3 第1回転軸
Ax4 連結部回転軸
Ax5 第2回転軸
D 扉
Da 被ロック部
Db 扉本体
Db1 扉の回転軸に略垂直な縁
Db2 扉の回転軸に略平行な縁

Claims (8)

  1. 扉に設けられた被ロック部に係合することで、閉位置に位置する前記扉に対して開方向の移動を規制するロック装置であって、前記ロック装置は、
    基体と、
    前記被ロック部の移動を規制するロック部を備え、前記ロック部が前記被ロック部の開方向の移動を規制するロック位置と、前記ロック部が前記被ロック部の前記規制を解除するアンロック位置との間で、前記基体に対して所定の移動方向に移動する移動部材と、
    前記移動部材を前記ロック位置に向かって付勢する付勢部材と、
    前記移動部材を、前記付勢部材の付勢力に抗して前記アンロック位置に操作可能な操作部材と、
    前記基体に対して揺動軸まわりに揺動可能に設けられ、第1揺動位置と第2揺動位置との間で揺動するように構成された揺動部材と、
    前記揺動部材を前記第2揺動位置から前記第1揺動位置に向かって付勢する第2付勢部材と、
    前記移動部材がアンロック位置に位置するときに、前記移動部材のロック位置への移動を規制するように前記移動部材に設けられた被係合部と係合する係合位置と、前記移動部材の前記被係合部との係合が解除された非係合位置との間で移動するように構成された係合部材と
    を備え、
    前記揺動部材は、
    前記被ロック部が離間している状態においては、前記第2付勢部材の付勢力により前記第1揺動位置に位置し、前記被ロック部が前記揺動部材と接触している状態においては、前記被ロック部の閉方向への移動により、前記第1揺動位置から前記第2揺動位置に揺動するように構成され、
    前記揺動部材は、前記第1揺動位置から前記第2揺動位置に揺動する際に、前記係合部材を、前記係合位置から前記非係合位置へと移動させるように構成され、前記係合部材が前記非係合位置に移動することにより、前記移動部材が前記付勢部材の付勢力によって前記アンロック位置から前記ロック位置に移動して、前記被ロック部が前記ロック部によって移動が規制されるように構成され、
    前記操作部材が操作されることにより、前記移動部材が前記ロック位置から前記アンロック位置に移動し、前記移動部材が前記アンロック位置に移動したときに、前記移動部材と前記係合部材とが係合して、前記移動部材がアンロック位置で保持される、
    ロック装置。
  2. 前記揺動部材は、前記被ロック部と接触可能な第1接触部と、前記係合部材と接触可能な第2接触部とを備えている、請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記係合部材は、
    前記移動部材の前記被係合部に係合可能な係合部を有し、前記基体に対して第1回転軸まわりに揺動する本体と、
    前記本体に対して第2回転軸まわりに回転する回転部と、
    前記本体を、前記第1回転軸まわりで前記係合部が前記被係合部に係合する方向に付勢する第3付勢部材と、
    前記回転部を前記第2回転軸まわりの一方向に付勢する第4付勢部材と
    を備え、
    前記回転部は、前記揺動部材の前記第2接触部と当接可能な第1当接部と、前記第4付勢部材によって、前記第2回転軸まわりの一方向に付勢された前記回転部を所定の位置で停止させるために、前記本体の被当接部に当接する第2当接部とを備えている、請求項2に記載のロック装置。
  4. 前記扉が閉位置から開位置に向かって移動して、前記被ロック部が前記揺動部材の前記第1接触部から離間した状態において、
    前記回転部は、
    前記揺動部材が前記第2付勢部材の付勢力によって、前記第2揺動位置から前記第1揺動位置に向かって移動する際に、前記揺動部材の前記第2接触部が前記回転部の前記第1当接部との接触が解除され前記第1揺動位置に移動できるように、前記揺動部材の前記第2接触部から前記第1当接部に対して加わる、前記第2回転軸まわりで他方向の押圧力によって、前記本体に対して前記第2回転軸まわりの他方向に回転するように構成されている、請求項3に記載のロック装置。
  5. 前記扉が開位置から閉位置に向かって移動して、前記被ロック部が前記揺動部材の前記第1接触部を押圧する際に、
    前記回転部は、
    前記本体が、前記第1回転軸まわりで、前記係合部が前記被係合部に対して係合解除される方向に回転できるように、前記回転部の第2当接部が前記本体の前記被当接部と当接した状態で、前記揺動部材の前記第2接触部から前記第1当接部に対して加わる、前記第2回転軸まわりで一方向の押圧力によって、前記本体と一体的に前記第1回転軸まわりに回転するように構成されている、請求項3に記載のロック装置。
  6. 前記ロック装置が、前記移動部材の前記被係合部に係合した前記係合部材を、前記係合位置から非係合位置に向かって操作可能な係合解除部を備えている、請求項3~5のいずれか1項に記載のロック装置。
  7. 前記操作部材が、
    ユーザによって操作可能な第1操作部と、
    前記移動部材に接続され、所定の方向に移動することで前記移動部材を移動させる第2操作部と、
    前記第1操作部と前記第2操作部とが連結された連結位置と、前記第1操作部と前記第2操作部とが非連結となる非連結位置とに移動可能である連結部と
    を備え、
    前記連結部は、ユーザによって操作可能に構成され、ユーザによって操作されていない非操作状態において、前記非連結位置に位置している、請求項1に記載のロック装置。
  8. 前記第1操作部は、所定の旋回軸まわりに旋回可能な操作レバーであり、
    前記第2操作部は、前記移動部材にリンク部材を介して接続され、前記第1操作部と同方向に旋回可能な旋回部材であり、
    前記第1操作部と前記第2操作部とが、前記連結部に連結された状態で、前記旋回軸まわりの一方となる操作方向に操作されたときに、前記移動部材が前記ロック位置から前記アンロック位置に移動するように構成され、
    前記連結部は、前記操作方向とは異なる方向に操作されることで、前記連結位置に移動するように構成されている、請求項7に記載のロック装置。
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