JP2024081856A - 調光シート - Google Patents

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Abstract

【課題】光透過率のばらつきを抑えることができる調光シートを提供する。【解決手段】調光シートの不透明状態において、全光線透過率が30%以下、かつ、平行線透過率が1%以下であるとともに、透明状態において、平行線透過率が20%以上である。不透明状態と透明状態との平均の平行線透過率が得られるときの透明電極層間にかかる電圧が40V未満である。透明状態の90%の平行線透過率が得られるときの透明電極層間にかかる電圧と、5%の平行線透過率が得られるときの透明電極層間にかかる電圧との差が30V未満である。【選択図】図4

Description

本発明は、調光シートに関する。
調光シートは、高分子材料中に液晶組成物が分散された調光層と、調光層を挟む一対の透明電極層とを備えており、一対の透明電極層間に駆動電圧が印加される。駆動電圧の印加の有無に応じて液晶分子の配向状態が変わることから、調光層を光が透過する透明状態と、調光層で光が散乱する不透明状態とを切り替えることが可能である。
一般に、透明状態の調光シートは無色透明であり、不透明状態の調光シートは白く濁って見える。一方で、使用環境に応じた意匠性の観点から、不透明状態の調光シートが、白色とは異なる有色であることが好まれる場合がある。そこで、液晶組成物に二色性色素を添加することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。二色性色素は、分子の長軸方向における吸光度が短軸方向の吸光度よりも大きい性質を有し、液晶分子に従って配向される。二色性色素の添加によって、不透明状態の調光シートは、二色性色素由来の有色を示す。
国際公開第2019/132009号
上記駆動電圧は、調光シートの端部に配置された電圧入力用の電極部から調光シートに印加される。そして、調光シート内の領域に実際にかかる電圧である実効電圧は、上記電極部から離れるにつれて低下する。このように、調光シート内で実効電圧に差が生じていると、駆動電圧の印加時に、調光シートの面内において光透過率にばらつきが生じやすくなる。特に、調光シートが大判になるほど、実効電圧の差が大きくなることから、光透過率のばらつきが生じやすい。
実効電圧の差を小さくする手段としては、例えば、電極部の面積や数を増大させること、透明電極層の抵抗値を低下させること、駆動電圧を大きくすること等が挙げられる。しかしながら、これらの手段は、調光シートの製造コストの増大や、調光層の早期劣化を招いてしまう。それゆえ、光透過率のばらつきを抑えるための調光シートの構成には、なお改善の余地がある。
上記課題を解決するための調光シートの各態様を記載する。
[態様1]複数のドメインを含む透明高分子層と、前記ドメインを埋める液晶組成物であって、液晶化合物および二色性色素を含む前記液晶組成物とを含む調光層と、前記調光層を挟む一対の透明電極層と、を備え、前記一対の透明電極層間の電位差の変化に応じて前記液晶化合物および前記二色性色素の配向を変え、これによって有色の不透明状態から透明状態に切り換わる調光シートであって、前記不透明状態において、全光線透過率が30%以下、かつ、平行線透過率が1%以下であるとともに、前記透明状態において、平行線透過率が20%以上であり、前記不透明状態と前記透明状態との平均の平行線透過率が得られるときの前記透明電極層間にかかる電圧が40V未満であり、前記透明状態の90%の平行線透過率が得られるときの前記透明電極層間にかかる電圧と、5%の平行線透過率が得られるときの前記透明電極層間にかかる電圧との差が30V未満である、調光シート。
上記構成によれば、不透明状態にて調光シートの遮光性および呈色が十分に得られ、かつ、透明状態にて調光シートの背後が視認可能となる。そして、電圧の上昇に対して、平行線透過率の急激な変化が、早く、かつ、短い電圧区間で生じるため、平行線透過率が飽和に近くなる電圧の範囲の下限が広がる。それゆえ、調光シート内において実効電圧に差が生じたとしても、光透過率のばらつきを抑えることができる。
[態様2]前記調光層の厚さは、15μm以上30μm未満である、[態様1]に記載の調光シート。
上記構成によれば、上記電気光学特性を有する調光シートが得られやすくなる。
[態様3]前記透明高分子層および前記液晶組成物のうちの前記透明高分子層の割合は、30質量%以上60質量%以下である、[態様1]または[態様2]に記載の調光シート。
上記構成によれば、透明高分子層にてドメインが適度に確保され、透明高分子層中に液晶組成物が分散した調光層の構造が好適に形成される。
[態様4]前記透明状態における平行線透過率は70%以下である、[態様1]~[態様3]のいずれか1つに記載の調光シート。
上記構成によれば、二色性色素を含有する構成にて、上記平行線透過率を有する調光シートの実現が容易である。
本発明によれば、光透過率のばらつきを抑えることができる。
一実施形態の調光シートの平面構造を示す図。 一実施形態の調光シートの断面構造を示す図。 一実施形態の調光層の構成を示す模式図。 一実施形態の調光シートの電気光学特性を示す図。 比較例の調光シートの電気光学特性を示す図。 各実施例および各比較例の調光シートにおける透過率の測定対象領域を示す図。
図面を参照して、調光シートの一実施形態を説明する。
[調光シートの構成]
図1および図2を参照して、調光シートの構成を説明する。図1に示すように、調光シート10の表面と対向する位置から見て、調光シート10は、調光領域Siと、第1接続領域SAおよび第2接続領域SBとを含む。調光領域Siは、光透過率の可変な領域であり、接続領域SA,SBは調光シート10に駆動電圧を印加するための配線部61,62が接続される領域である。第1接続領域SAには第1配線部61が接続され、第2接続領域SBには第2配線部62が接続される。
2つの接続領域SA,SBは、調光シート10の端部に位置する。例えば、調光シート10は、略矩形形状を有し、2つの接続領域SA,SBは、調光シート10の一辺に沿って配置される。
図2は、調光シート10の層構成および電気的構成を示す。
図2に示すように、調光シート10は、調光層20、第1透明電極層31、第2透明電極層32、第1透明支持層41、および、第2透明支持層42を備えている。調光層20は、第1透明電極層31と第2透明電極層32とに挟まれ、これらの透明電極層31,32に接している。第1透明支持層41は、第1透明電極層31に対して調光層20と反対側で第1透明電極層31を支持し、第2透明支持層42は、第2透明電極層32に対して調光層20と反対側で第2透明電極層32を支持している。
調光層20は、多数の空隙を有する透明高分子層と、上記空隙に保持された液晶組成物とを含む。調光層20は、例えば、高分子分散型液晶、あるいは、ポリマーネットワーク型液晶の構造を有する。
第1透明電極層31および第2透明電極層32の各々は、導電性を有し、可視領域の光に対して透明である。透明電極層31、32の材料は、例えば、酸化インジウムスズ、フッ素ドープ酸化スズ、酸化スズ、酸化亜鉛、カーボンナノチューブ、ポリ(3,4‐エチレンジオキシチオフェン)、銀、銀合金等である。
第1透明支持層41および第2透明支持層42の各々は、可視領域の光に対して透明な基材である。透明支持層41,42の材料は、例えば、合成樹脂や無機化合物である。合成樹脂は、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリメチルメタクリレート等のポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリオレフィン等である。無機化合物は、例えば、二酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、窒化ケイ素等である。
第1配線部61は、第1接続領域SAにて第1透明電極層31に接続し、第2配線部62は、第2接続領域SBにて第2透明電極層32に接続している。第1接続領域SAでは、第1透明電極層31が、調光層20と第2透明電極層32および第2透明支持層42とから露出しており、第2接続領域SBでは、第2透明電極層32が、調光層20と第1透明電極層31および第1透明支持層41とから露出している。
第1配線部61および第2配線部62の各々は、例えば、導電性接着層と、配線基板とを備える。導電性接着層は、例えば、異方性導電フィルム(ACF : Anisotropic Conductive Film)、異方性導電ペースト(ACP : Anisotropic Conductive Paste)、等方性導電フィルム(ICF : Isotropic Conductive Film)、等方性導電ペースト(ICP : Isotropic Conductive Paste)等から形成される。配線基板は、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC : Flexible Printed Circuits)である。あるいは、第1配線部61および第2配線部62の各々は、導電性テープ等の導電性材料と導線とがはんだ付けによって接合された構造を有していてもよい。
透明電極層31,32は、配線部61,62を介して、制御部50に電気的に接続されている。制御部50は、液晶分子の配向状態を変えるための交流電圧である駆動電圧を、透明電極層31,32に配線部61,62を通じて印加する。配線部61,62のなかで、透明電極層31,32に接している導電部分が、駆動電圧の入力のための電極部として機能する。電圧の印加の有無の制御および印加する電圧の大きさの制御を通じて、制御部50は、透明電極層31,32間の電位差を制御する。調光シート10と制御部50と配線部61,62とから調光装置が構成される。
なお、調光シート10は、取付対象物である透明基材に貼り付けられる。透明基材は、ガラス基板や樹脂基板である。透明基材の一例は、車両や航空機等の移動体が搭載する窓ガラス、建物に設置された窓ガラス、車内や屋内に配置された間仕切りである。調光シート10が貼り付けられる面は、平面状あるいは曲面状である。また、調光シート10は、2つの透明基材によって挟まれてもよい。
また、調光シート10は、例えば、紫外線を遮断するための層のように、上述の各層以外の層をさらに備えていてもよい。
[調光層の構成]
図3を参照して、調光層20の詳細構成を説明する。図3は、調光シート10の断面構造のうち、調光層20と透明電極層31,32との積層部分を、調光層20の構成を強調して模式的に示す図である。
調光層20は、透明高分子層21、液晶組成物22、および、スペーサ23を含む。透明高分子層21は、光重合性化合物の硬化体である。透明高分子層21は、その内部に、分散した複数のドメイン21Dを区画している。ドメイン21Dは、言い換えれば、空隙である。ドメイン21Dの形状は、例えば、略球形状や略楕円体状や不定形状である。ドメイン21D内の空間は、液晶組成物22によって埋められている。
透明高分子層21および液晶組成物22のうちの透明高分子層21の割合は、30質量%以上60質量%以下であることが好ましい。透明高分子層21の割合が上記範囲内であると、ドメイン21Dが適度に確保される。上記範囲内において、透明高分子層21の割合が大きいほど、透明高分子層21の機械的な強度を高めることが可能であり、透明高分子層21の割合が小さいほど、調光シート10の駆動に必要な電圧を低下させることが可能である。
透明高分子層21の材料の光重合性化合物は、紫外線硬化性化合物でもよいし、電子線硬化性化合物でもよい。光重合性化合物は、液晶組成物22と相溶性を有する。光重合性化合物が紫外線硬化性化合物であると、ドメイン21Dの寸法の制御性が高められる。光重合性化合物は、1種の重合性化合物であってもよいし、2種以上の重合性化合物の組み合わせであってもよい。
紫外線硬化性化合物の一例は、分子構造の末端に重合性不飽和結合を含む。紫外線硬化性化合物の他の例は、分子構造の末端以外に重合性の不飽和結合を含む。紫外線硬化性化合物は、例えば、アクリレート化合物、メタクリレート化合物、チオール化合物、スチレン化合物、これらの各化合物のオリゴマーである。アクリレート化合物は、ジアクリレート化合物、トリアクリレート化合物、テトラアクリレート化合物を含む。アクリレート化合物の一例は、ブチルエチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレートである。メタクリレート化合物は、ジメタクリレート化合物、トリメタクリレート化合物、テトラメタクリレート化合物を含む。メタクリレート化合物の一例は、N,N‐ジメチルアミノエチルメタクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、メトキシエチルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレートである。チオール化合物の一例は、1,3-プロパンジチオール、1,6-ヘキサンジチオールである。スチレン化合物の一例は、スチレン、メチルスチレンである。
液晶組成物22は、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pを含む。なお、液晶組成物22は、さらに、粘度低下剤、消泡剤、酸化防止剤、耐候剤等を含有してもよい。耐候剤の一例は、紫外線吸収剤や光安定剤である。
液晶化合物22Lは、非重合性の化合物である。液晶化合物22Lの長軸方向の誘電率は、液晶化合物22Lの短軸方向の誘電率よりも高い。すなわち、液晶化合物22Lは、正の誘電異方性を有する。
液晶化合物22Lは、例えば、シッフ塩基系、アゾ系、アゾキシ系、ビフェニル系、ターフェニル系、安息香酸エステル系、トラン系、ピリミジン系、ピリダジン系、シクロヘキサンカルボン酸エステル系、フェニルシクロヘキサン系、ビフェニルシクロヘキサン系、ジシアノベンゼン系、ナフタレン系、ジオキサン系の化合物である。液晶化合物22Lは、1種の液晶化合物であってもよいし、2種以上の液晶化合物の組み合わせであってもよい。
二色性色素22Pは、細長い分子形状を有し、分子の長軸方向における可視領域の吸光度が短軸方向における吸光度よりも大きい。二色性色素22Pは、光の入射方向に対して長軸方向が略直交する状態において、所定の色を示す。二色性色素22Pが呈する色は、例えば、黒色または黒色に近い色である。二色性色素22Pは、液晶化合物22Lをホストとしたゲストホスト型式によって駆動されて呈色する。
二色性色素22Pは、例えば、ポリヨウ素、アゾ化合物、アントラキノン化合物、ナフトキノン化合物、アゾメチン化合物、テトラジン化合物、キノフタロン化合物、メロシアニン化合物、ペリレン化合物、ジオキサジン化合物である。二色性色素22Pは、1種の色素であってもよいし、2種以上の色素の組み合わせであってもよい。耐光性および二色比を高める観点では、二色性色素22Pは、アゾ化合物およびアントラキノン化合物からなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましく、アゾ化合物であることがより好ましい。
透明高分子層21および液晶組成物22のうちの二色性色素22Pの割合は、0.5質量%以上10質量%以下であることが好ましく、1質量%以上5質量%であることがより好ましい。二色性色素22Pの割合が0.5質量%以上であることにより、不透明状態において、呈色が明瞭に認識されやすくなり、また、光透過率を十分に低下させることができる。二色性色素22Pの割合が10質量%以下であることにより、二色性色素22Pが凝集した粒子の析出を抑制できる。
スペーサ23は、透明高分子層21の全体に渡って分散されている。スペーサ23は、スペーサ23の周辺において調光層20の厚さを定めることにより、調光層20の厚さを均一化する。スペーサ23は、ビーズスペーサでもよいし、フォトレジストの露光および現像によって形成されるフォトスペーサでもよい。スペーサ23は、透光性を有していれば、無色透明でもよいし、有色透明でもよい。有色透明のスペーサ23が呈する色は、二色性色素22Pが呈する色と同色であることが好ましい。
調光層20の厚さは、15μm以上30μm未満であることが好ましい。調光層20の厚さはスペーサ23の大きさとおおよそ一致することから、スペーサ23の平均粒径を変えることで調光層20の厚さを制御することができる。すなわち、スペーサ23の平均粒径は、メジアン径D50で15μm以上30μm未満であることが好ましい。
[調光シートの動作および電気的特性]
第1透明電極層31および第2透明電極層32には、制御部50の制御に基づき、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pの配向状態を変えるための電圧である駆動電圧が印加される。駆動電圧の大きさは、例えば、100Vである。液晶組成物22の配向状態の変化に基づいて、調光シート10は、透明状態と不透明状態とのうちの一方から他方へ切り替わる。不透明状態では、調光シート10の全光線透過率および平行線透過率は透明状態よりも低くなり、調光シート10のヘイズは透明状態よりも高くなる。
駆動電圧が印加されていないとき、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pの長軸方向の向きは無秩序である。そのため、液晶化合物22Lの複屈折性に因る液晶化合物22Lと透明高分子層21との屈折率差などに起因して、調光シート10に入射した光は、調光層20において様々な方向に散乱される。また、二色性色素22Pの長軸方向の向きが無秩序であることから、二色性色素22Pの少なくとも一部は呈色する。したがって、駆動電圧が印加されていないときに、調光シート10は不透明状態となり、有色に見える。
駆動電圧が印加されると、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pは、その長軸方向が電界方向に沿う向きに配向される。すなわち、調光層20の厚さ方向に長軸方向が沿うように、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pの向きが変わる。その結果、調光層20での光の散乱および二色性色素22Pの呈色が抑えられ、調光シート10を光が透過しやすくなる。したがって、駆動電圧が印加されているときに、調光シート10は透明状態となる。
以上のように、駆動電圧の印加とその解除とが切り換えられることにより、調光シート10の不透明状態と透明状態とが切り換えられる。
本実施形態の調光シート10において、不透明状態での全光線透過率TTaは30%以下であり、不透明状態での平行線透過率PTaは1%以下である。また、透明状態での平行線透過率PTbは20%以上である。なお、全光線透過率は、JIS K 7361-1に準拠して測定され、平行線透過率は、JIS K 7136に準拠して測定される。
図4は、本実施形態の調光シート10における印加電圧Voと平行線透過率PTとの関係の典型例を示す。印加電圧Voは電源の電圧である。平行線透過率PTは、接続領域SA,SBの付近での値であり、具体的には、接続領域SAおよび接続領域SBの少なくとも一方までの距離が30cm以下の領域での測定値である。すなわち、図4に示す電気光学特性は、調光シート10内の領域における、実際にかかる電圧である実効電圧と平行線透過率との関係と見做せる。
図4に示すように、印加電圧Voを0Vから大きくしていく場合、印加電圧Voが低い領域では、平行線透過率PTは0%付近に保たれており、その後、印加電圧Voの上昇に伴って平行線透過率PTが急激に大きくなる。そして、印加電圧Voが高い領域では、平行線透過率PTの上昇は緩やかになり、やがて、平行線透過率PTは飽和する。
印加電圧Voが0Vであるときが不透明状態であり、このときの平行線透過率PTが平行線透過率PTaである。印加電圧Voが100Vであるときが透明状態であり、このときの平行線透過率PTが平行線透過率PTbである。
平行線透過率PTが、平行線透過率PTaと平行線透過率PTbとの平均値(PT=(PTa+PTb)/2)であるときの印加電圧Voを電圧Vmとするとき、電圧Vmは、40V未満である(Vm<40V)。
また、平行線透過率PTが5%であるときの印加電圧Voを電圧Vaとし、平行線透過率PTが平行線透過率PTbの90%であるときの印加電圧Voを電圧Vbとするとき、電圧Vaと電圧Vbとの差は、30V未満である(|Va-Vb|<30V)。
このように、本実施形態の調光シート10は、印加電圧Voおよび平行線透過率PTに関して、下記(a)~(c)の条件を満たす。
(a)PTa≦1%、かつ、PTb≧20%
(b)Vm<40V
(c)|Va-Vb|<30V
上記(a)が満たされることにより、不透明状態にて調光シート10が透けることが抑えられ、かつ、透明状態にて調光シート10の背後が視認可能となる。透明状態での視認性の向上のためには、平行線透過率PTbは、40%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましい。また、平行線透過率PTbが70%以下であれば、二色性色素を含有する調光シート10にて、当該平行線透過率PTbの実現が容易である。
また、上記(b)および上記(c)が満たされることにより、印加電圧Voの上昇に対して、平行線透過率PTの急激な変化が、早く、かつ、短い電圧区間で生じる。すなわち、平行線透過率PTが平行線透過率PTbの90%となる電圧Vbがより低い電圧となり、印加電圧Voが100V以下の範囲のなかで、平行線透過率PTが平行線透過率PTbに近い値となる印加電圧Voの範囲、言い換えれば、平行線透過率PTが飽和に近くなる印加電圧Voの範囲が広くなる。
これに対し、図5は、上記(c)が満たされていない場合の印加電圧Voと平行線透過率PTとの関係の例を示す。図5に示す例では、印加電圧Voの上昇に対して、平行線透過率PTが飽和近くまで変化することに要する電圧区間が長く、図4よりも電圧Vbが高くなっている。換言すれば、図4に示す電気光学特性では、印加電圧Voに対する平行線透過率PTの変化が急峻であることに対し、図5に示す電気光学特性では、印加電圧Voに対する平行線透過率PTの変化が緩やかである。
例えば、調光シートに100Vの駆動電圧を印加した場合に、調光シート内に、実効電圧が80Vとなる領域や60Vとなる領域が存在したとする。接続領域SA,SBの付近での実効電圧は100Vであり、接続領域SA,SBから離れるにつれて実効電圧は低下する。
図5に示した電気光学特性を有する調光シートでは、実効電圧が80Vである領域、および、実効電圧が60Vである領域の各々の平行線透過率と、実効電圧が100Vである領域での平行線透過率との差が大きい。例えば、実効電圧が60Vの領域と100Vの領域との平行線透過率の差は、実効電圧が100Vである領域の平行線透過率の20%近くになる。
一方、図4に示した電気光学特性を有する調光シート10であれば、実効電圧が80Vである領域、および、実効電圧が60Vである領域の各々の平行線透過率と、実効電圧が100Vである領域での平行線透過率との差は小さい。例えば、実効電圧が60Vの領域と100Vの領域との平行線透過率の差は、実効電圧が100Vである領域の平行線透過率の10%未満である。
このように、本実施形態の調光シート10であれば、調光シート10の面内における光透過率のばらつきが抑えられることから、透明状態において、調光シート10の面内に透明性や色のムラが視認されることを抑えることができる。
ここで、調光シート10の電気光学特性とドメイン21Dの分布との関係について説明する。ドメイン21Dが大きいほど、ドメイン21D内の液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pが動きやすくなるため、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pが向きを変える電圧が低くなる傾向がある。調光層20内において、ドメイン21Dの大きさのばらつきが大きいと、液晶化合物22Lおよび二色性色素22Pが向きを変える電圧がばらける結果、図5に示したように、印加電圧Voに対する平行線透過率PTの変化が緩やかな電気光学特性が得られやすい。
一方、調光層20内において、ドメイン21Dの大きさのばらつきが小さいと、図4に示したように、印加電圧Voに対する平行線透過率PTの変化が急峻な電気光学特性が得られやすく、これによって、上述したように、調光シート10の面内における光透過率のばらつきを抑えることができる。
ドメイン21Dの大きさのばらつきについては、定量的な規定や正確な測定が困難であることから、本願の発明者は、電気光学特性として、印加電圧Voと平行線透過率PTとの関係を規定することで、光透過率のばらつきを抑えることの可能な調光シート10の構成を特定するに至った。
なお、液晶組成物22が二色性色素22Pを含む場合と二色性色素22Pを含まない場合とで、ドメイン21D内の液晶組成物22の動きやすさは異なり、また、不透明状態での全光線透過率TTaおよび平行線透過率PTaや、透明状態での平行線透過率PTbも大きく異なる。それゆえ、図4に示した電気光学特性は、調光シート10が二色性色素22Pを含む場合に特化して好適な特性である。
[調光シートの製造方法]
調光シート10の製造方法について説明する。まず、第1透明電極層31が積層された第1透明支持層41と、第2透明電極層32が積層された第2透明支持層42とを準備する。透明電極層31,32は、例えば、スパッタリング等の公知の成膜方法によって形成される。
続いて、第1透明電極層31と第2透明電極層32との間に、調光層20を形成するための塗膜を形成する。塗膜は、光重合性化合物、液晶化合物22L、二色性色素22P、および、光重合性化合物の重合を開始するための重合開始剤を含む。重合開始剤は、例えば、ジケトン化合物、アセトフェノン化合物、ベンゾイン化合物、ベンゾフェノン化合物、チオキサンソン化合物、オキシムエステル化合物等である。塗膜は、単一の種類の重合開始剤のみを含んでいてもよいし、複数の種類の重合開始剤を含んでいてもよい。
なお、スペーサ23は、塗膜の形成のための塗液に含まれていてもよいし、塗膜の形成の際に塗膜中に分散させられてもよい。
塗膜を挟んだ積層体に対して光を照射し、光重合性化合物を重合させることによって、液晶組成物22の相分離が生じ、調光層20が形成される。光重合性化合物を重合させる光は、紫外光線や電子線である。光重合性化合物を重合させる光は、第1透明支持層41に向けて照射されてもよいし、第2透明支持層42に向けて照射されてもよいし、第1透明支持層41および第2透明支持層42の両方に向けて照射されてもよい。これにより、調光シート10が形成される。
調光層20におけるドメイン21Dの大きさのばらつきは、光重合性化合物に照射される光の強度や照射時間と調光層20の厚さとを調整することによって制御可能であり、これによって、所望の電気光学特性を有する調光シート10が得られる。
[実施例]
上述した調光シートについて、具体的な実施例および比較例を用いて説明する。
(実施例1)
液晶化合物、二色性色素、光重合性化合物、および、重合開始剤を混合して、調光層の形成のための塗液を生成した。材料の詳細は下記である。また、塗液における各材料の割合は、液晶化合物が52.0質量%、二色性色素が3.0質量%、光重合性化合物が44.0質量%、重合開始剤が1.0質量%である。
・液晶化合物:シアノビフェニル化合物
・二色性色素:黒色二色性色素(YH-428,三井化学ファイン社製)
・光重合性化合物(紫外線硬化性化合物):イソボニルアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ウレタンアクリレートの混合
・重合開始剤:1,2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)フェニル]-,2-(O-ベンゾイルオキシム)(IrgacureOXE01,BASFジャパン社製)
第1透明支持層上に第1透明電極層をスパッタリングによって形成することにより、第1透明支持層と第1透明電極層との積層体である第1シートを作製した。同様に、第2透明支持層上に第2透明電極層をスパッタリングによって形成することにより、第2透明支持層と第2透明電極層との積層体である第2シートを作製した。第1透明支持層および第2透明支持層の各々について、材料はポリエチレンテレフタレートであり、厚さは125μmである。第1透明電極層および第2透明電極層の各々について、材料は酸化インジウムスズであり、厚さは30nmである。
上記塗液を第1シート上に滴下し、ラミネート加工によって、第1シートと第2シートとの透明電極層間に上記塗液からなる塗膜が挟まれるように、第1シートと第2シートとを貼り合わせた積層体を得た。このとき、スペーサを塗膜中に散布した。スペーサとしては、ポリメチルメタクリレート製の黒色の真球状粒子を用いた。スペーサの粒径および塗膜の厚さは、18μmである。
続いて、上記積層体の第1透明支持層に向けて365nmの紫外光線を照射することによって、調光層を形成し、実施例1の調光シートを得た。紫外光線の強度、すなわち露光照度は4mW/cmであり、紫外光線の照射時間は120秒である。
(実施例2)
スペーサの粒径を変更することにより、塗膜の厚さを20μmとしたこと以外は、実施例1と同様の材料および工程によって、実施例2の調光シートを得た。
(実施例3)
スペーサの粒径を変更することにより、塗膜の厚さを25μmとしたこと以外は、実施例1と同様の材料および工程によって、実施例3の調光シートを得た。
(実施例4)
調光層の形成のための塗液における各材料の割合を、液晶化合物が50.1質量%、二色性色素が6.0質量%、光重合性化合物が42.4質量%、重合開始剤が1.5質量%に変更したこと、および、スペーサの粒径を変更することにより、塗膜の厚さを13μmとしたこと以外は、実施例1と同様の材料および工程によって、実施例4の調光シートを得た。
(比較例1)
調光層の形成のための塗液における各材料の割合を、液晶化合物が52.8質量%、二色性色素が1.5質量%、光重合性化合物が44.7質量%、重合開始剤が1.0質量%に変更したこと、および、スペーサの粒径を変更することにより、塗膜の厚さを10μmとしたこと以外は、実施例1と同様の材料および工程によって、比較例1の調光シートを得た。
(比較例2)
スペーサの粒径を変更することにより、塗膜の厚さを30μmとしたこと以外は、実施例1と同様の材料および工程によって、比較例2の調光シートを得た。
(比較例3)
スペーサの粒径を変更することにより、塗膜の厚さを25μmとしたこと、および、紫外光線の照射工程にて、露光照度を10mW/cmに変更したこと以外は、実施例1と同様の材料および工程によって、比較例3の調光シートを得た。
(評価方法)
各実施例および各比較例について、調光シートの形状を一辺が1mの正方形状に整え、図6に示すように、一辺の一端に接続領域SAを形成するとともに他端に接続領域SBを形成した。そして、各接続領域SA,SBに、配線部として、電源に接続されたワニ口クリップを接続した。接続領域SA,SBが並ぶ辺である第1の辺から、第1の辺と向かい合う辺である第2の辺に向けた距離L1が30cm以下の領域を第1測定領域A1とし、第2の辺から第1の辺に向けた距離L2が30cm以下の領域を第2測定領域A2とした。
電源の電圧である印加電圧が0Vである不透明状態について、全光線透過率TTaを測定した。また、印加電圧を0Vから100Vまで5Vずつ上昇させ、各印加電圧における第1測定領域A1の平行線透過率を測定して、平行線透過率PTa,PTb、電圧Vm,Va,Vbの各々を求めた。
また、印加電圧が100Vである透明状態について、第1測定領域A1と第2測定領域A2との各々の平行線透過率を測定し、これらの平行線透過率の差を算出した。そして、平行線透過率の差から、透過率のムラである表示ムラの程度を評価した。表示ムラの評価では、平行線透過率の差が10%未満である場合を、表示ムラが好適に抑制されているとして評価を「○」とし、平行線透過率の差が10%以上である場合を、表示ムラの抑制が不十分であるとして評価を「×」とした。
なお、透過率の測定には、日本電色工業社製の濁度計(NDH2000)を用い、全光線透過率は、JIS K 7361-1:1997(ISO 1468-1)に準拠して測定し、平行線透過率は、JIS K 7136に準拠して測定した。
(評価結果)
表1に、各実施例および各比較例について、二色性色素の割合、調光層の厚さ、露光照度、平行線透過率PTa,PTb、電圧Vm,Va,Vb、全光線透過率TTa、および、表示ムラの評価結果を示す。
Figure 2024081856000002
表1に示すように、実施例1~4では、不透明状態での全光線透過率TTaが30%以下であり、また、(a)PTa≦1%、かつ、PTb≧20%、(b)Vm<40V、(c)|Va-Vb|<30V、のすべてが満たされている。それゆえ、不透明状態での遮光性および呈色と透明状態での透明性とが良好に得られるとともに、第1測定領域A1と第2測定領域A2との平行線透過率の差が小さく、表示ムラが好適に抑えられることが確認された。
一方、比較例1では、上記(b)および上記(c)は満たされているが、平行線透過率PTaが1%を超えているため上記(a)が満たされておらず、また、不透明状態での全光線透過率TTaも30%を超えている。したがって、表示ムラは抑えられるものの、不透明状態での遮光性および呈色が不十分である。比較例1では、二色性色素の割合が少ないために、不透明状態での平行線透過率PTaおよび全光線透過率TTaが高くなっていると考えられる。
また、比較例2および比較例3では、上記(b)および上記(c)が満たされていない。その結果、第1測定領域A1と第2測定領域A2との平行線透過率の差が大きくなり、すなわち、表示ムラが大きくなっている。
各実施例および各比較例を参照すると、露光照度が一定である場合、調光層が厚くなるほど、電圧Vm、および、電圧Vaと電圧Vbとの差が大きくなる傾向があり、印加電圧に対する平行線透過率の変化が緩やかになると言える。調光層が厚いほど、調光層の表面付近と厚さ方向の中央部とで、調光層の形成時に受ける紫外光線の強さに差が生じ、ドメインの大きさのばらつきが大きくなると推測される。その結果、印加電圧に対する平行線透過率の変化が緩やかになっていると考えられ、このことが、光透過率のばらつきの要因であると考えられる。
以上、実施形態および実施例で説明したように、調光シートによれば、以下の効果を得ることができる。
(1)不透明状態での全光線透過率TTaが30%以下であるとともに、上記(a)が満たされていることにより、不透明状態にて調光シートの遮光性および呈色が十分に得られ、かつ、透明状態にて調光シートの背後が視認可能となる。そして、上記(b)および上記(c)が満たされていることにより、平行線透過率が飽和に近くなる電圧の範囲の下限が広がる。それゆえ、調光シート内において実効電圧に差が生じたとしても、光透過率のばらつきを抑えることができる。
(2)調光層20の厚さが15μm以上30μm未満であれば、上記電気光学特性を有する調光シートが得られやすくなる。
(3)透明高分子層21および液晶組成物22のうちの透明高分子層21の割合が、30質量%以上60質量%以下であると、透明高分子層21にてドメイン21Dが適度に確保され、透明高分子層21中に液晶組成物22が分散した調光層20の構造が好適に形成される。
(4)透明状態における平行線透過率PTbが70%以下であると、二色性色素を含有する構成において、上記平行線透過率PTbを有する調光シート10の実現が容易である。
SA,SB…接続領域
Si…調光領域
10…調光シート
20…調光層
21…透明高分子層
21D…ドメイン
22…液晶組成物
22L…液晶化合物
22P…二色性色素
23…スペーサ
31,32…透明電極層
41,42…透明支持層
50…制御部
61,62…配線部

Claims (4)

  1. 複数のドメインを含む透明高分子層と、前記ドメインを埋める液晶組成物であって、液晶化合物および二色性色素を含む前記液晶組成物とを含む調光層と、
    前記調光層を挟む一対の透明電極層と、を備え、
    前記一対の透明電極層間の電位差の変化に応じて前記液晶化合物および前記二色性色素の配向を変え、これによって有色の不透明状態から透明状態に切り換わる調光シートであって、
    前記不透明状態において、全光線透過率が30%以下、かつ、平行線透過率が1%以下であるとともに、前記透明状態において、平行線透過率が20%以上であり、
    前記不透明状態と前記透明状態との平均の平行線透過率が得られるときの前記透明電極層間にかかる電圧が40V未満であり、
    前記透明状態の90%の平行線透過率が得られるときの前記透明電極層間にかかる電圧と、5%の平行線透過率が得られるときの前記透明電極層間にかかる電圧との差が30V未満である
    調光シート。
  2. 前記調光層の厚さは、15μm以上30μm未満である
    請求項1に記載の調光シート。
  3. 前記透明高分子層および前記液晶組成物のうちの前記透明高分子層の割合は、30質量%以上60質量%以下である
    請求項1に記載の調光シート。
  4. 前記透明状態における平行線透過率は70%以下である
    請求項1に記載の調光シート。
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