JP2024077028A - 医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024077028A
JP2024077028A JP2022188827A JP2022188827A JP2024077028A JP 2024077028 A JP2024077028 A JP 2024077028A JP 2022188827 A JP2022188827 A JP 2022188827A JP 2022188827 A JP2022188827 A JP 2022188827A JP 2024077028 A JP2024077028 A JP 2024077028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing device
processed
processing
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022188827A
Other languages
English (en)
Inventor
圭亮 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US18/516,638 priority Critical patent/US20240177837A1/en
Priority to EP23212368.7A priority patent/EP4376018A1/en
Publication of JP2024077028A publication Critical patent/JP2024077028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2024077028000001
【課題】 検査の進捗によらず処理画像を画像管理サーバへ送信する。
【解決手段】 医用情報処理装置は、撮影装置により撮影された医用画像であり、外部処理装置において処理対象となる元画像を外部処理装置に送信する送信手段と、外部処理装置において処理が施されることにより元画像から生成される処理結果を取得する取得手段と、画像管理サーバへの処理結果の出力を有効にするか否かの設定に基づいて処理結果を画像管理サーバへ出力する出力手段と、を備え、出力手段は、処理結果を取得した際に元画像の撮影が含まれる検査が終了していない場合には、検査終了に伴い処理結果を画像管理サーバへ出力し、検査が終了していた場合には、処理結果を取得したタイミングで処理結果を画像管理サーバへ出力する。
【選択図】 図1

Description

本開示は、医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラムに関する。
従来、被検者に放射線(例えば、X線)を照射し、当該被検者を透過した放射線の強度分布を検出して対象物の放射線画像を撮影する放射線検出装置を備えた放射線撮影システムが知られている。
放射線を用いた検査(放射線検査)に際しては、一般に、各診療科の医師によって撮影部位や撮影方法等を含む検査情報が設定される。そして、設定された検査情報に基づき放射線撮影システムを用いて放射線撮影が実施される。
近年では、AI(Artificial Intelligence)技術が医用画像診断支援向けに進歩している。放射線撮影システムには診断支援向けの画像処理が搭載されているが、放射線撮影システム外の画像処理を利用することにより医師にとってさらに有用な支援を得ることができる。
放射線撮影システムは外部の画像処理装置と処理元となる画像、処理後の画像を送受信する形で連携し、放射線撮影システムに搭載されない処理がなされた画像を診断に提供することができる。例えば、特許文献1には処理サーバに医用画像を送信し、CAD処理を行う構成が開示されている。
特開2004-295184号公報
ここで、外部の画像処理装置から受信した処理画像は、検査の終了時に処理元の画像とともに画像管理サーバへ送信され、医師が参照できるようになる。しかしながら、処理画像を揃えて検査終了しなければ、送信するきっかけを逃し、画像管理サーバに処理画像が揃わないことがあった。一方、処理画像が揃うまで検査終了を待っていては、検査の効率が落ちていた。
本開示は、検査の進捗によらず処理画像を画像管理サーバへ送信することを目的の一つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本明細書の開示の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本開示に係る医用情報処理装置は、
撮影装置により撮影された医用画像であり、外部処理装置において処理対象となる元画像を前記外部処理装置に送信する送信手段と、
前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成される処理結果を取得する取得手段と、
画像管理サーバへの前記処理結果の出力を有効にするか否かの設定に基づいて前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する出力手段と、を備え、
前記出力手段は、前記処理結果を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が終了していない場合には、検査終了に伴い前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が終了していた場合には、前記処理結果を取得したタイミングで前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する。
本開示によれば、検査の進捗によらず処理画像を画像管理サーバへ送信することができる。
第1の実施形態に係る医用情報処理装置を含む放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係る制御部の概略構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係る記憶部に記憶されている撮影方法テーブルの一例を示す図。 第1の実施形態に係る記憶部に記憶されている画像テーブルの一例を示す図。 第1の実施形態に係る表示部に表示される新規検査入力画面の一例を示す図。 第1の実施形態に係る表示部に表示される撮影画面の一例を示す図。 第1の実施形態に係る医用情報処理装置による医用情報処理方法として処理画像の登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る医用情報処理装置による医用情報処理方法として処理画像の表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る医用情報処理装置による医用情報処理方法として画像管理サーバへの出力処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る記憶部に記憶されている検査およびシリーズテーブルの一例を示す図。
以下、添付図面に従って本明細書に開示の放射線撮影システムの好ましい実施形態について詳説する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本明細書に開示の放射線撮影システムの技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、本明細書の開示は下記実施形態に限定されるものではなく、本明細書の開示の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本明細書の開示の範囲から除外するものではない。即ち、後述する各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本明細書に開示の実施形態に含まれるものである。なお、以下では放射線撮影システムを例として説明を行うが、被検者を撮影するモダリティは、MRI装置、X線CT装置、3次元超音波撮影装置、光音響トモグラフィ装置、PET/SPECT、OCT装置などのその他の医用画像撮影装置であってもよい。すなわち、本実施形態に係る一連の処理は種々の医用画像撮影装置と医用情報処理装置を含む放射線撮影システムにより実現でき、放射線画像だけでなく、その他の医用画像に適用してもよい。また、本開示における画像は、表示部に表示されている状態だけでなく画像データとしてデータベースや記憶部に記憶されている状態、送受信される状態も含む。
(第1の実施形態)
<放射線撮影システムの構成>
第1の実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の放射線撮影システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の放射線撮影システムは、放射線撮影装置1と、検査の進捗を管理するHIS(Hospital Information System)11とを備える。
また、本実施形態の放射線撮影システムは、検査オーダを放射線撮影装置1に伝達するRIS(Radiology Information System)12を備える。さらに、本実施形態の放射線撮影システムは、放射線画像を管理するPACS(Picture Archiving and Communication Systems)13と、放射線画像をプリント出力するプリンタ14と、放射線画像に対する処理を実施する外部処理装置17(外部の画像処理装置)が接続されている。
HIS11は、病院管理システムであり、会計情報を管理するサーバを含んでいる。放射線撮影を行う場合、操作者は、HIS11の端末(入力部)より検査指示を入力する。そして、HIS11は、放射線撮影の依頼先である病院の放射線部門に依頼情報を伝達する。この依頼情報を検査オーダという。検査オーダには、依頼元の部門名、検査ID、検査項目、及び被検者(被検体)に関する患者情報(被検体情報)などが含まれる。
放射線部門は、RIS12が検査オーダを受信すると、放射線撮影に関する撮影情報(撮影部位情報、撮影方向情報、及び手技情報など)を検査オーダに撮影プロトコルとして付加し、放射線撮影装置1へ伝達する。放射線撮影装置1は、受信した検査オーダに従って、放射線撮影を実施する。放射線撮影装置1は、撮影された放射線画像を取得し、放射線画像と検査オーダとを関連付けた検査情報を生成して、放射線画像とともに出力する。
PACS13は、画像管理を主目的としたサーバである。PACS13と接続された高精細モニタによって、放射線画像の検像作業や詳細な後処理や診断作業が実施される。このように、放射線撮影装置1で取得された放射線画像は、PACS13へ伝達される。
また、放射線撮影装置1における検査の実施情報(画像ID及び撮影日時など)は、HIS11へ伝達される。HIS11へ伝達された実施情報は、検査の進捗管理以外に、検査後の会計処理にも用いられる。
外部処理装置17は、放射線画像に対して画像処理等を行う装置である。AI(Artificial Intelligence)技術を用いた診断支援処理などを行い、生成された処理画像を放射線撮影装置1やPACS13など装置へ伝達する。放射線撮影装置1は外部処理装置17からの受け取った処理画像を撮影画像(外部処理装置17において処理される前の元画像)とともに提示し、放射線撮影装置1に搭載されない処理を提供する。
放射線撮影装置1、HIS11、RIS12、PACS13、プリンタ14、および外部処理装置17の間は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などで構成されるネットワーク15を介して接続される。
なお、これらの各装置には、1つ又は複数のコンピュータが含まれる。コンピュータには、例えば、CPUなどの主制御手段、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶手段が備えられている。また、コンピュータには、ネットワークカードなどの通信手段、キーボード、ディスプレイ、及びタッチパネルなどの入出力手段などが備えられていてもよい。これらの各構成手段は、バスなどにより電気的に接続され、主制御手段が記憶手段に記憶されたプログラムを実行することにより制御される。
図1に示すように、撮影室100には、放射線撮影を行う放射線撮影装置1が設置されている。また、撮影室100には、放射線を発生させる放射線発生装置制御部4と、被検者10を透過した放射線を検出することにより放射線画像を撮影する放射線検出器7と、撮影台6とが設置されている。
放射線撮影装置1は、放射線画像や各種情報を表示する表示部2と、操作者が操作を行う操作部3と、各構成要素を制御する制御部5とを備えている。
放射線発生装置制御部4は、放射線発生部8における放射線の撮影条件を設定して、放射線発生部8を制御する。放射線発生部8は、放射線を発生する放射線源として機能する。放射線発生部8は、例えば、放射線管球により実現され、被検者10(例えば、被検者の特定部位)に向けて放射線を照射する。
放射線発生部8は、所望の照射範囲に放射線を照射することができる。放射線発生部8の照射面には、放射線を遮蔽する絞り(図示しない)が設置されている。操作者は、放射線を遮蔽する絞りを制御することにより、放射線発生部8から照射される放射線の照射範囲を調整することができる。
放射線撮影システムは、放射線発生部8から照射される放射線を検出する放射線検出器7を備えている。放射線検出器7は、被検者10を透過した放射線を検出し、放射線に応じた画像データを出力するものである。なお、画像データは、放射線画像と言い換えられる。
具体的には、放射線検出器7は、被検者10を透過した放射線を、透過放射線量に相当する電荷として検出する。例えば、放射線検出器7には、放射線を電荷に変換するa-Seなどの放射線を直接的に電荷に変換する直接変換型センサや、CsIなどのシンチレータとa-Siなどの光電変換素子を用いた間接型センサが用いられる。
放射線検出器7は、検出された電荷をA/D変換することにより、画像データを生成して記憶部(図示しない)に蓄積する。放射線検出器7は、画像情報(画像ID、撮影日時、及び画像データの転送状況)を画像データに付与して、画像データとともに放射線撮影装置1へ転送可能である。
表示部2は、例えば、液晶ディスプレイなどで実現され、各種情報を操作者(例えば、撮影技師や医師など)に対して表示する。操作部3は、例えば、マウスや操作ボタンなどで構成され、操作者からの各種指示を各構成要素に入力する。なお、表示部2と操作部3は、それらが一体となったタッチパネルとして実現されてもよい。
放射線撮影装置1の制御部5は、無線LANを介して、放射線検出器7に接続されている。制御部5と放射線検出器7の間では、画像データや制御信号などが送受信される。すなわち、放射線撮影によって放射線検出器7に記憶された画像データは、無線LANを介して制御部5へ出力(転送)される。
<放射線撮影システムの説明>
本実施形態に係る放射線撮影システムについて、図2を用いて詳細に説明する。放射線撮影装置1は、放射線検出器7から出力された放射線画像に対して画像処理を行ない、画像を生成する制御部5を備えている。制御部5は、コンピュータ上で動作するアプリケーション機能を有している。制御部5は、放射線検出器7の動作を制御するとともに、表示部2へ放射線画像を出力したり、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を出力したりする。すなわち、制御部5は、医用画像のサムネイルと処理画像のサムネイルとを表示部に表示する表示制御手段の一例に相当する。また、制御部5は、表示部に表示された医用画像への画像編集の指示を受け付ける受付手段としても機能し、操作者からの指示に基づいて切り出し、アノテーションのような画像編集を行うことができる。
制御部5は、放射線検出器7の撮影制御を行う撮影制御部21と、撮影により得られた放射線画像の画像処理を行う画像処理部22と、放射線検出器7から出力される放射線画像や検査オーダ、撮影プロトコル、撮影方法などの各種情報を記憶する記憶部23とを備える。また、制御部5は、放射線画像と検査オーダとが関連付けられた検査情報を管理する検査管理部24と、生成された画像オブジェクトを外部に出力または外部から入力する入出力部27を備える。
記憶部23は、検査管理部24で管理される検査情報と撮影プロトコル、撮影方法、放射線検出器7から出力される放射線画像、検査管理に必要な各種情報を記憶する。また、記憶部23は、検査オーダに関連付けられた撮影プロトコルを、撮影プロトコルを識別する識別情報とともに記憶する。
図3は、図2に示す記憶部23に記憶されている撮影方法および外部処理テーブルの一例を示す図である。図3に示す撮影方法テーブルは、撮影方法毎に撮影方法IDを付与するとともに、名称、外部処理が有効であるか、などの設定値を記憶するテーブルである。外部処理テーブルは、外部処理IDを付与するとともに撮影方法IDで特定される撮影方法とを対応付けるテーブルである。
図4は、撮影画像や外部処理装置17が生成した処理画像とその画像情報を記憶する画像テーブルの一例を示す図である。画像毎にIDが記憶され、シリーズID、撮影方法IDとともに画像のソース、処理画像の場合はさらに外部処理装置17で実施された処理内容を記憶する。
図10は、図2に示す記憶部23に記憶されている検査およびシリーズテーブルの一例を示す図である。図10に示す検査テーブルは、検査ごとに検査IDを付与するとともに、患者情報や検査のステータスを記憶するテーブルである。図10に示すシリーズテーブルは、シリーズ毎にシリーズIDが付与され、検査IDとともにシリーズ情報を記憶するテーブルである。
検査管理部24は、検査オーダが関連付けられた、撮影方法、撮影条件、画像処理条件等が定義された撮影プロトコルを管理する。例えば、放射線撮影装置1にて検査情報を生成する場合、検査管理部24は操作部3より入力された被検者情報および撮影プロトコルを関連付け、新規の検査情報を作成することもできる。一方、RIS12から検査が依頼される場合、検査管理部24は受信した検査オーダと関連付けられた撮影プロトコルの識別情報を用いて、記憶部23に記憶されている撮影プロトコルを抽出する。抽出した撮影プロトコルを検査オーダと関連付け、新規の検査情報を作成する。新規に作成された検査情報は記憶部23に記憶される。また、検査管理部24は処理画像に付帯する付帯情報と撮影画像の画像情報を用いて撮影画像と処理画像の関連付けを行う。ここで、検査管理部24は、例えば、処理画像の元となる撮影画像の画像情報を処理画像にさらに付帯させる、または、処理画像の付帯情報を撮影画像の画像情報に書き換えることにより関連付けを行う。すなわち、撮影画像の画像情報と処理画像の付帯情報を比較し、画像情報に比べて付帯情報に不足している情報があれば画像情報を用いて情報を補足してもよいし、付帯している情報そのものを画像情報に書き換えてもよい。作成された情報は記憶部23に記憶される。
撮影制御部21は、放射線検出器7に蓄積された放射線画像の転送を要する転送要求信号を放射線検出器7に送信し、放射線検出器7から放射線画像を受信する。撮影制御部21は、受信した放射線画像を放射線検出器7に関する放射線検出器情報とともに管理する。また、撮影制御部21は、放射線画像を検査管理部24にて管理される検査情報、撮影プロトコルと関連付ける。
画像処理部22は、撮影制御部21より得た撮影プロトコルおよび画像情報を用いて、放射線画像に画像処理を行う。ここで画像処理された放射線画像は、表示部2において表示される。あるいは、入出力部27より外部出力される。画像処理部22は、輝度・コントラストのような画像自体を調整する画像処理を行う。さらに、画像処理部22は、調整済みの放射線画像に対して、切り出し、アノテーションのような加工処理を行うこともできる。
入出力部27は、RIS13から検査オーダや、外部処理装置17から処理画像の入力を受け付ける。また、放射線画像をPACS13、プリンタ14、外部処理装置17等の外部の装置へ、検査実施情報をHIS11へ出力する。すなわち、入出力部27は、処理対象となる元画像を外部処理装置17に送信する送信手段の一例に相当する。
以上が、本実施形態に係る放射線撮影システムの構成の一例についての説明である。なお、図1に示す構成は、あくまで一例であり、適宜変更できる。例えば、図1では、放射線撮影装置1に対してネットワーク15を介して各種装置が接続されているが、必ずしも放射線撮影装置1は、このような装置と接続される必要はない。診断画像がDVDのような可搬媒体へ出力され、可搬媒体を介して各種装置へ入力されても良い。また、このネットワーク15は有線で構成されていても、一部が無線信号伝送路で構成されていても良い。
<撮影処理>
ここで、図1に示す放射線撮影システムによる検査の流れに沿って放射線画像を撮影する際の処理の手順を説明する。
まず、検査依頼書またはRIS12からの検査依頼により放射線撮影装置1に対して患者情報および検査情報を入力する。患者情報は、患者名、患者IDなどを含み、検査情報は、患者に対して実施する撮影の内容を規定した撮影情報を含む。
放射線撮影装置1は、表示制御部16の制御により、図5に示すような新規検査入力画面を表示部2に表示する。新規検査入力画面は、図5(a)に示すように、患者情報入力領域101と、患者情報確定ボタン102と、依頼検査リスト103とを含む。また、新規検査入力画面は、患者情報表示領域104と、撮影情報表示領域105と、撮影情報入力ボタン106と、検査開始ボタン107とを含んで構成される。
依頼検査リスト103には、RIS12から受信した検査が並べられ一覧表示される。依頼検査リスト103よりいずれかの検査を選択すると、図5(b)に示すように、患者情報表示領域104には、当該選択された患者に対応する患者情報(患者ID、患者名、生年月日等)が表示される。また、撮影情報表示領域105には、検査IDが表示され、その直ぐ下の領域には、当該検査IDに対応する撮影情報が表示される。撮影情報は、上述した通り、RIS12から受信する。図5の例の場合、撮影情報に対応した撮影方法ボタン109(胸部正面ボタン109a、胸部側面ボタン109b)が配されている。撮影情報入力ボタン106の押下に従って、図5(c)に示すように撮影情報入力領域108を表示し、さらに撮影方法を追加することもできる。図5(c)の例では、撮影情報入力領域108に複数の撮影方法選択ボタン114が表示されており、これを選択することで撮影方法を追加できる。追加された撮影方法は撮影情報表示領域105に胸部正面ボタン109a、胸部側面ボタン109bと並べて表示される。各撮影方法は撮影方法IDと対応付けられている。
操作者は、患者情報及び撮影情報を確認した後、検査開始ボタン107を押下する。これにより、実施する検査が確定する。検査開始ボタン107の押下に従って、放射線撮影装置1は、図6に示すような撮影画面を表示部2に表示する。撮影画面は、撮影時に用いられる画面である。
撮影画面は、基本的には、図5で説明した新規検査入力画面と同様の表示領域を有して構成される。新たに追加される表示領域としては、図6に示すように、画像表示領域110と、メッセージ領域111と、画像処理設定領域112と、検査終了ボタン113とが挙げられる。
撮影画面が表示されると、撮影情報表示領域105内で最も上部に配された撮影方法ボタン109aがデフォルトで選択状態になっている。これに伴って、放射線撮影装置1の制御部5は、当該撮影方法ボタン(撮影方法)に対応して設定された撮影条件(管電圧、管電流、照射時間等)を放射線発生制御部4に向けて送信する。すると、制御部5は、当該撮影条件に従って放射線検出器7を制御して撮影の準備を整える。
準備が整うと、放射線撮影装置1は、撮影可能状態へ遷移する。このとき、メッセージ領域111には、撮影可能状態であることを示す「Readyメッセージ」が表示される。
続いて、操作者は、撮影方法を確認し、撮影のセッティング及び患者のポジショニングを行う。一連の撮影準備が完了すると、操作者は、メッセージ領域111を参照して撮影可能状態であることを確認した後、放射線照射スイッチ(不図示)を押下する。すると、放射線撮影装置1は、放射線発生部8により被写体(患者の特定部位)に向けて放射線を照射させ、放射線検出器7により当該被写体を透過した放射線を検出させる。これにより、放射線画像の撮影が行われる。
撮影が完了すると、放射線撮影装置1の制御部5は、放射線検出器7から撮影画像を取得するとともに、当該取得した撮影画像に対して所定の画像処理条件に基づいて画像処理を実施する。所定の画像処理条件は、撮影方法に対応して予め規定されている。
画像処理が終了すると、放射線撮影装置1は、当該画像処理された撮影画像を画像表示領域110に表示する。また、撮影方法ボタン109内にサムネイル114を作成する。操作者は、当該撮影画像のコントラスト等を変更したい場合、画像処理設定領域112に設けられたコントラストや輝度等のボタンを操作する。
同様に、出力画像の切り出し領域を変更したい場合は、切り出しボタン122および切り出し枠126等を操作し、所望の切り出し領域を指定する。診断情報となる文字列を付与する場合、アノテーションボタン123等を操作し、アノテーション127に示すような文字列を画像上に重ねる。画像の向きが診断に適さない場合、回転ボタン120、反転ボタン121等を使って幾何変換を行う。以上のように、操作者は、当該画像表示領域110に表示された撮影画像に対して追加の画像編集を実施できる。
被写体の体動等で撮影が失敗した場合は、再撮影ボタン124を操作すると再撮影を実施する。再撮影を実施すると失敗画像(写損画像)は写損扱いとなる。再撮影が不要な場合は、写損ボタン131を操作すると再撮影を行うことなく失敗画像を写損扱いとする。
外部処理装置17での画像処理を利用したい場合は、外部処理ボタン130を押下する。撮影方法にはあらかじめ外部処理を有効とするか、有効な場合の外部処理の要求先、外部処理の内容が設定されている。あるいは、制御部5が外部処理装置17への医用画像の送信を有効にするか否かの設定を行ってもよい。外部処理装置17が複数存在する場合には、複数存在する外部処理装置17それぞれについて医用画像の送信を有効にするか否かの設定を行ってもよいし、一括で送信を有効にするか否かの設定を行ってもよい。例えば、画像表示領域110に胸部正面ボタン109aの画像が表示されている場合、胸部正面ボタン109aに対応する撮影方法の外部処理を有効とするかの設定に従って、外部処理ボタン130は有効となる。
外部処理ボタン130を押下すると、画像表示領域110に表示されている放射線画像を外部処理装置17へ送信する。すなわち、医用画像の送信が有効にされた場合に処理対象となる画像を外部処理装置17に送信することができる。外部処理装置17が複数存在する場合には、複数存在するうち予め処理要求を行うように設定された外部処理装置17に医用画像を送信する。送信先となる外部処理装置17は胸部正面ボタン109aに対応する撮影方法に設定された要求先に従って決定される。送信する放射線画像には、自身を識別するための画像IDと、外部処理装置17で実施する処理内容を示す情報が付帯される。すなわち、医用画像に施す処理内容に関する情報を医用画像に付帯させて送信し、送信した処理内容に基づいて外部処理装置17において処理が施される。外部処理装置17での画像処理を必ず利用する運用においては、外部処理ボタン130を押下しなくとも、撮影に伴い撮影画像が生成されたことをきっかけに送信するよう構成しても良い。つまり、外部処理装置17における処理の対象となる元画像が生成されたタイミングで元画像を外部処理装置17に送信してもよいし、操作者が外部処理ボタンを押下したことを受け付けて画像を外部処理装置17に送信してもよい。撮影方法ボタン109内には例えばサムネイル114cのように、処理要求を実施したことを示すよう制御する。
RIS12から受信した検査オーダには撮影情報が含まれている。外部処理が有効と設定された撮影方法を指定することで、HIS11やRIS12から外部処理による画像生成を要求する構成にもできる。
外部処理装置17より処理画像を受け付けると、処理画像に付帯する処理元にあたる撮影画像IDを用いて、撮影画像との関連付けがなされる。すなわち、検査管理部24は、処理画像の付帯情報を、元画像と処理画像とを関連付けるための関連付け情報として用いて処理の元画像を記憶部から検索し、抽出された元画像と処理画像を関連付けることができる。または、処理画像の受信とは別の通信にて、撮影画像IDなど処理画像に関する情報を受け取っても良い。すなわち、検査管理部24は、処理画像と別の通信にて送られてきた処理画像の関連付け情報を用いて処理の元画像を記憶部から検索し、抽出された元画像と処理画像を関連付けることができる。関連付けられた処理画像は撮影画像と同じ撮影方法ボタン109a内にサムネイルとして表示される。すなわち、制御部5は、元画像のサムネイルと処理画像のサムネイルとを関連付けに基づいて表示部に表示する表示制御手段の一例に相当する。また、元画像のサムネイルと処理画像のサムネイルとを元画像を撮影した際の撮影プロトコルを示すオブジェクトに重畳して表示する表示制御手段の一例に相当する。処理要求時にサムネイル114cのように処理要求を実施していた形態を、サムネイル114bのように縮小画像を表示する形態に変更する。サムネイル上には、この画像が外部処理装置17にて生成された処理画像であることと、処理した外部処理装置とその処理内容がわかるアイコンが表示される。すなわち、外部処理装置17において処理された画像であることが識別可能なように処理画像のサムネイルを処理前の元画像のサムネイルと異なる表示形態で表示することができる。サムネイル部を押下すると画像表示領域110に処理画像を表示する。処理画像に対して、放射線撮影装置1での再処理が不要であれば回転120、反転121、切り出し122、アノテーション123、画像処理設定領域112などの画像を処理、加工する操作を無効とすることができる。あるいは、処理画像への画像編集が指示された場合に処理が制限された画像である旨を警告表示してもよい。
次の撮影として撮影方法ボタン109bが指定されると、制御部5は、当該撮影条件に従って放射線検出器7を制御して撮影の準備を整える。または、撮影方法ボタン109bが指定され、放射線の照射が実施されたことをもって、撮影方法ボタン109aの撮影の画像確認が完了したものとしてもよい。
操作者は、上述した手順を繰り返して撮影情報表示領域105内の全撮影方法の撮影を実施する。全ての撮影が終了すると、操作者は、検査終了ボタン113を押下する。これにより、一連の検査が終了する。放射線撮影装置1は、制御部5において、その検査情報、撮影条件等を付帯情報として付与したうえで、画像オブジェクトを、例えば、PACS13、プリンタ14、自装置におけるROM等に出力する。ここで、処理画像に関しては、例えば図3の撮影方法テーブルのようにあらかじめ画像管理サーバへ出力するかを撮影方法ごとに設定でき、出力が有効とされている撮影方法の処理画像のみを出力する。すなわち、画像管理サーバへの処理画像の出力を有効にするか否かの設定に基づいて処理画像を画像管理サーバへ出力する。HIS11へは、検査終了を通知する検査実施情報を送信する。検査終了までに受信した処理画像の識別子を検査内のオブジェクトとして検査実施情報に含める。また、再撮影ボタン124や写損ボタン131の操作により写損扱いとなった画像(写損画像)は出力対象から除外される。
放射線撮影装置1は、再度、新規検査入力画面を表示する。
検査終了後に外部処理装置17より処理画像を受け付ける場合も考えられる。図9は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による医用情報処理方法として画像管理サーバへの出力処理手順の一例を示すフローチャートである。ステップS301において、外部処理装置17で生成された画像を受信する。受信した処理画像には、処理元の画像IDが付帯しており、ステップS302において、画像IDをキーとして画像テーブルより撮影画像の画像情報を検索する。画像情報が抽出されなかった場合(ステップS303/No)、図9のフローチャートの処理を終了する。画像情報が抽出された場合(ステップS303/Yes)、ステップS304に進む。ステップS304では、撮影画像からシリーズを特定する。ステップS302で検索した撮影画像の情報からシリーズIDを特定する。ステップS305では、シリーズから検査を特定する。ステップS304で特定したシリーズIDから検査IDを特定する。ステップS306では検査のステータスが終了しているかを判定する。ステップS305で特定した検査IDから、検査のステータスを取得し終了しているか判定する。終了したと判定された場合(ステップS306/Yes)、ステップS307へ進む。終了していないと判定された場合(ステップS306/No)、図9のフローチャートの処理を終了する。この場合は、検査が終了したタイミングで、ステップS301で受信した画像を含む一連の画像を画像管理サーバへ出力する。ステップS307では、処理元画像が写損画像であるかと判定する。写損画像でないと判定された場合(ステップS307/No)、ステップS308において、ステップS301で受信した画像を画像管理サーバへ出力する。写損画像であると判定された場合(ステップS307/Yes)、図9のフローチャートの処理を終了する。
または、処理画像を取得した際に元画像の撮影が含まれる検査が表示部に表示されている場合には出力指示に基づいて処理画像を画像管理サーバへ出力し、検査が表示部に表示されていない場合には処理画像を取得したタイミングで処理画像を画像管理サーバへ出力することができる。
<処理画像の登録処理>
図7は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による医用情報処理方法として処理画像登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6に示す撮影画面を参照しながら説明を行う。まず、操作者が外部処理ボタン130を押下すると、表示中の画像オブジェクトを外部処理装置へ出力する。続いて、外部処理装置で処理が完了し、ステップS101で生成された処理画像を受信する。受信した処理画像には、処理元の画像IDが付帯しており、ステップS102において、画像IDをキーとして画像テーブルより撮影画像の画像情報を検索する。画像情報が抽出されなかった場合(ステップS103/No)、図7のフローチャートの処理を終了する。画像情報が抽出された場合(ステップS103/Yes)、ステップS104に進む。ステップS104では、処理画像を撮影画像と同じシリーズに関連づける。ステップS102で検索した撮影画像の情報からシリーズIDを処理画像のシリーズIDとして用いる。ステップS105で処理画像情報として生成する。ここで、ステップS102で検索した撮影画像が写損とされていた場合、処理画像も写損として処理画像情報を生成する。ステップS101で受信した画像には、処理画像自身を識別するIDも付帯している。ステップS106では処理画像の識別IDを用いて画像テーブルを検索し、同じ処理画像の情報を記憶しているかを判定する。存在すると判定された場合(ステップS106/Yes)、ステップS108において、ステップS105で生成した情報で更新する。存在すると判定された場合(ステップS106/No)、ステップS107において、ステップS105で生成した情報を追加する。すなわち、ステップS106~ステップS108における処理は、既に元画像と関連付けが済んだ第一の処理画像と新たに取得した第二の処理画像の関連付け情報が同じであると判断された場合に第一の処理画像の関連付け情報を第二の処理画像の関連付け情報で更新し、異なると判定された場合に第二の処理画像の関連付け情報を新たに作成する処理に相当する。
<処理画像の表示処理>
図8は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による医用情報処理方法として処理画像の画面上への表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6に示す撮影画面を参照しながら説明を行う。
まず、ステップS201において、画像テーブルより対象の画像情報を取得する。画像情報のソース属性を参照し、ソースが外部処理装置17でなかった場合(ステップS202/No)は、ステップS208へ進む。ソースが外部処理装置17であった場合(ステップS202/Yes)、後続する外部処理アイコン決定処理へ進む。まず、ステップS203では画像タイプアイコンが決定する。ステップS202において、ソースが外部処理装置17であることが決定したため画像タイプが外部処理装置17であることを示すアイコンを決定する。
次に、ステップS201で取得した画像情報のソース情報を参照し、どの外部処理装置17であるかまで特定できない場合(ステップS204/No)、ステップS208へ進む。外部処理装置17が特定できる場合(ステップS204/Yes)、ステップS205へ進み、外部処理装置アイコンを決定する。外部処理装置アイコンには、外部処理装置17の特徴などを表したアイコンが使用される。
次に、ステップS201で取得した画像情報の処理内容を参照し、処理内容を特定できない場合(ステップS206/No)、ステップS208へ進む。処理内容を特定できる場合(ステップS206/Yes)、処理アイコンを決定する。処理アイコンには、施した処理内容を表すアイコンが使用される。
以上、外部処理アイコン決定処理を終えるとステップS208に進み、サムネイルを作成し画面に表示する。例えば、撮影方法ボタン109a内のサムネイル114bのようにサムネイル画像に重ねてアイコン115を表示する。なお、上記の重畳表示に限定されず、合成表示、並列表示してもよい。また、画像タイプアイコン、外部処理装置アイコン、処理アイコンと区別して説明したが、これらが組み合わさった1つのアイコンとしてもよい。なお、上記の情報を示す表示はテキストデータなどであってもよいし、元画像のサムネイルに比べて処理画像のサムネイルを強調するようなサムネイルを囲む枠線などであってもよい。すなわち、処理画像のサムネイルと元画像のサムネイルを識別可能なようなオブジェクトであればよい。また、テキストデータはフォントや文字サイズ、文字色を変えることにより情報の違いを表してもよい。すなわち、処理画像が外部処理装置17において処理された画像であることを示すオブジェクトを表示し、処理画像のサムネイルと処理画像が外部処理装置17において処理された画像であることを示すオブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示することができる。また、外部処理装置17に関する情報に基づいて処理画像の処理を実施した外部処理装置17を示すオブジェクトを表示し、処理画像のサムネイルと処理画像の処理を実施した外部処理装置17を示すオブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示することができる。また、処理画像に施された処理内容を示すオブジェクトを表示し、処理画像のサムネイルと処理画像に施された処理内容を示すオブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示することができる。さらに、元画像が外部処理装置17において処理される前の画像であることを示すオブジェクトを表示し、元画像のサムネイルとオブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示してもよい。すなわち、処理画像が外部処理装置17において処理された画像であることが識別可能なように処理画像のサムネイルを元画像のサムネイルと異なる表示形態で表示できればよい。
上記によれば、撮影画像と処理画像とを識別可能にすることができる。また、画像によって操作者が行える処理が異なる場合であっても、撮影画像と処理画像の識別ができるため操作の効率性を向上することができる。また、処理画像の処理を実施した外部処理装置17を示すオブジェクトを表示部に表示することにより、付帯情報を参照せずに処理画像がいずれの外部処理装置17により処理された画像であるかを容易に把握できる。さらに、処理画像に施された処理内容を示すオブジェクトを表示部に表示することにより、付帯情報を参照せずに処理画像に施された処理内容を容易に把握できる。また、撮影画像と処理画像が自動的に関連付けされ、手動操作による関連付けが必要なくなるため、操作の効率性を向上することができる。
本実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)
撮影装置により撮影された医用画像であり、外部処理装置において処理対象となる元画像を前記外部処理装置に送信する送信手段と、
前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成される処理結果を取得する取得手段と、
画像管理サーバへの前記処理結果の出力を有効にするか否かの設定に基づいて前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する出力手段と、を備え、
前記出力手段は、前記処理結果を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が終了していない場合には、検査終了に伴い前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が終了していた場合には、前記処理結果を取得したタイミングで前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する医用情報処理装置。
(構成2)
前記処理結果は、前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成された画像を含む構成1に記載の医用情報処理装置。
(構成3)
前記取得手段は、前記元画像が写損画像であると判断された場合には、前記処理結果を写損として扱う構成1又は2に記載の医用情報処理装置。
(構成4)
前記出力手段は、前記元画像が写損画像であると判断された場合には、前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力しない構成1乃至3のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成5)
前記元画像のサムネイルと前記処理画像のサムネイルとを表示部に表示する表示制御手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記処理画像が前記外部処理装置において処理された画像であることが識別可能なように前記処理画像のサムネイルを前記元画像のサムネイルと異なる表示形態で表示する構成1乃至4のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成6)
前記表示制御手段は、前記処理画像が前記外部処理装置において処理された画像であることを示すオブジェクトを表示し、前記処理画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する構成5に記載の医用情報処理装置。
(構成7)
前記取得手段は、前記処理画像の処理を実施した前記外部処理装置に関する情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記外部処理装置に関する情報に基づいて前記処理画像の処理を実施した外部処理装置を示すオブジェクトを表示し、前記処理画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する構成5又は6に記載の医用情報処理装置。
(構成8)
前記取得手段は、前記処理画像に施された処理内容に関する情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記処理画像に施された処理内容を示すオブジェクトを表示し、前記処理画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する構成5乃至7のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成9)
前記表示制御手段は、前記元画像のサムネイルに比べて前記処理画像のサムネイルを強調して表示する構成5乃至8のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成10)
前記表示制御手段は、前記元画像が前記外部処理装置において処理される前の画像であることを示すオブジェクトを表示し、前記元画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する構成5乃至9のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成11)
前記元画像と前記処理画像とを関連付ける関連付け手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記元画像のサムネイルと前記処理画像のサムネイルとを前記関連付けに基づいて表示部に表示する構成5乃至10のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成12)
前記関連付け手段は、既に前記元画像と関連付けが済んだ第一の処理画像と新たに取得した第二の処理画像の関連付け情報が同じであると判断された場合に前記第一の処理画像の関連付け情報を前記第二の処理画像の関連付け情報で更新し、異なると判定された場合に第二の処理画像の関連付け情報を新たに作成する構成11に記載の医用情報処理装置。
(構成13)
前記送信手段は、前記外部処理装置が複数存在する場合に、前記複数存在するうち予め処理要求を行うように設定された外部処理装置に医用画像を送信する構成1乃至12のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成14)
前記送信手段は、医用画像に施す処理内容に関する情報を前記元画像に付帯させて送信し、
前記取得手段は、前記送信手段が送信した前記処理内容に基づいて前記外部処理装置において処理が施されることにより生成された前記処理画像を取得する構成1乃至13のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成15)
前記送信手段は、前記元画像が生成されたタイミングで前記元画像を前記外部処理装置に送信する構成1乃至14のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成16)
操作者からの医用画像への画像編集の指示を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記受付手段は、前記処理画像への画像編集の指示を制限する、または、前記処理画像への画像編集の指示を受け付けた場合に警告を表示するように前記表示制御手段に要求する構成1乃至15のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成17)
前記外部処理装置への医用画像の送信を有効にするか否かの設定を行う設定手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記設定手段により医用画像の送信が有効にされた場合に前記元画像を前記外部処理装置に送信する構成1乃至16のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(構成18)
前記出力手段は、前記取得手段が前記処理画像を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が表示部に表示されている場合には出力指示に基づいて前記処理画像を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が表示部に表示されていない場合には前記取得手段により前記処理画像を取得したタイミングで前記処理画像を前記画像管理サーバへ出力する構成1乃至17のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
(方法1)
撮影装置により撮影された医用画像であり、外部処理装置において処理対象となる元画像を前記外部処理装置に送信する工程と、
前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成される処理結果を取得する工程と、
画像管理サーバへの前記処理結果の出力を有効にするか否かの設定に基づいて前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する工程と、を含み、
前記出力する工程では、前記処理結果を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が終了していない場合には、検査終了に伴い前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が終了していた場合には、前記処理結果を取得したタイミングで前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する医用情報処理方法。
(プログラム)
方法1に記載の医用情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
(その他の実施形態)
本明細書の開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路によっても実現可能である。
プロセッサまたは回路は、中央演算処理装置(CPU)、マイクロプロセッシングユニット(MPU)、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートウェイ(FPGA)を含みうる。また、プロセッサまたは回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、またはニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
上述の各実施形態における放射線撮影制御装置は、単体の装置として実現してもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組合せて上述の処理を実行する形態としてもよく、いずれも上述の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。放射線撮影制御装置および放射線撮影制御システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
上述の実施形態において処理画像として述べた外部処理装置の処理結果は、画像に限定されず、例えばテキスト、数値等のデータとして受信する形態としてもよく、いずれも上述の実施形態に含まれる。
本明細書に開示の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も上述の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。

Claims (20)

  1. 撮影装置により撮影された医用画像であり、外部処理装置において処理対象となる元画像を前記外部処理装置に送信する送信手段と、
    前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成される処理結果を取得する取得手段と、
    画像管理サーバへの前記処理結果の出力を有効にするか否かの設定に基づいて前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する出力手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記処理結果を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が終了していない場合には、検査終了に伴い前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が終了していた場合には、前記処理結果を取得したタイミングで前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する医用情報処理装置。
  2. 前記処理結果は、前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成された画像を含む請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記元画像が写損画像であると判断された場合には、前記処理結果を写損として扱う請求項1に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記出力手段は、前記元画像が写損画像であると判断された場合には、前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力しない請求項1に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記元画像のサムネイルと前記処理画像のサムネイルとを表示部に表示する表示制御手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記処理画像が前記外部処理装置において処理された画像であることが識別可能なように前記処理画像のサムネイルを前記元画像のサムネイルと異なる表示形態で表示する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記処理画像が前記外部処理装置において処理された画像であることを示すオブジェクトを表示し、前記処理画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する請求項5に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記取得手段は、前記処理画像の処理を実施した前記外部処理装置に関する情報を取得し、
    前記表示制御手段は、前記外部処理装置に関する情報に基づいて前記処理画像の処理を実施した外部処理装置を示すオブジェクトを表示し、前記処理画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する請求項5に記載の医用情報処理装置。
  8. 前記取得手段は、前記処理画像に施された処理内容に関する情報を取得し、
    前記表示制御手段は、前記処理画像に施された処理内容を示すオブジェクトを表示し、前記処理画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する請求項5に記載の医用情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記元画像のサムネイルに比べて前記処理画像のサムネイルを強調して表示する請求項5に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記元画像が前記外部処理装置において処理される前の画像であることを示すオブジェクトを表示し、前記元画像のサムネイルと前記オブジェクトとを重畳表示、並列表示、合成表示のうちいずれかの表示形態で表示する請求項5に記載の医用情報処理装置。
  11. 前記元画像と前記処理画像とを関連付ける関連付け手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記元画像のサムネイルと前記処理画像のサムネイルとを前記関連付けに基づいて表示部に表示する請求項5に記載の医用情報処理装置。
  12. 前記関連付け手段は、既に前記元画像と関連付けが済んだ第一の処理画像と新たに取得した第二の処理画像の関連付け情報が同じであると判断された場合に前記第一の処理画像の関連付け情報を前記第二の処理画像の関連付け情報で更新し、異なると判定された場合に第二の処理画像の関連付け情報を新たに作成する請求項11に記載の医用情報処理装置。
  13. 前記送信手段は、前記外部処理装置が複数存在する場合に、前記複数存在するうち予め処理要求を行うように設定された外部処理装置に医用画像を送信する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  14. 前記送信手段は、医用画像に施す処理内容に関する情報を前記元画像に付帯させて送信し、
    前記取得手段は、前記送信手段が送信した前記処理内容に基づいて前記外部処理装置において処理が施されることにより生成された前記処理画像を取得する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  15. 前記送信手段は、前記元画像が生成されたタイミングで前記元画像を前記外部処理装置に送信する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  16. 操作者からの医用画像への画像編集の指示を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記受付手段は、前記処理画像への画像編集の指示を制限する、または、前記処理画像への画像編集の指示を受け付けた場合に警告を表示するように前記表示制御手段に要求する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  17. 前記外部処理装置への医用画像の送信を有効にするか否かの設定を行う設定手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記設定手段により医用画像の送信が有効にされた場合に前記元画像を前記外部処理装置に送信する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  18. 前記出力手段は、前記取得手段が前記処理画像を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が表示部に表示されている場合には出力指示に基づいて前記処理画像を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が表示部に表示されていない場合には前記取得手段により前記処理画像を取得したタイミングで前記処理画像を前記画像管理サーバへ出力する請求項1に記載の医用情報処理装置。
  19. 撮影装置により撮影された医用画像であり、外部処理装置において処理対象となる元画像を前記外部処理装置に送信する工程と、
    前記外部処理装置において処理が施されることにより前記元画像から生成される処理結果を取得する工程と、
    画像管理サーバへの前記処理結果の出力を有効にするか否かの設定に基づいて前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する工程と、を含み、
    前記出力する工程では、前記処理結果を取得した際に前記元画像の撮影が含まれる検査が終了していない場合には、検査終了に伴い前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力し、前記検査が終了していた場合には、前記処理結果を取得したタイミングで前記処理結果を前記画像管理サーバへ出力する医用情報処理方法。
  20. 請求項19に記載の医用情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2022188827A 2022-11-28 2022-11-28 医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム Pending JP2024077028A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US18/516,638 US20240177837A1 (en) 2022-11-28 2023-11-21 Medical information processing apparatus, medical information processing method, and non-transitory computer-readable storage medium
EP23212368.7A EP4376018A1 (en) 2022-11-28 2023-11-27 Medical information processing apparatus, medical information processing method, and computer program

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024077028A true JP2024077028A (ja) 2024-06-07

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11763930B2 (en) Information processing apparatus, radiographing apparatus, radiographing system, information processing method, and storage medium
JP2016087279A (ja) 医用情報処理装置、x線撮影装置、医用情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
WO2020129464A1 (ja) 情報処理装置、放射線撮影システムおよび支援方法
JP2010257210A (ja) 撮影情報処理装置、撮影情報処理方法及びプログラム
JP6732520B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム。
JP6871687B2 (ja) 放射線撮影制御装置、放射線撮影制御装置の制御方法及びプログラム
JP7094691B2 (ja) 放射線撮影システム、放射線撮影方法、制御装置及びプログラム
JP2013215273A (ja) 放射線撮影システム、制御装置、及び制御方法
JP2017192453A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP2008200085A (ja) 小規模医用システム
JP2008188096A (ja) 医用画像管理システム、データ管理方法
JP5738000B2 (ja) 放射線撮影システム及びその制御方法、並びに、プログラム
JP2024077028A (ja) 医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム
CN110881989B (zh) 放射线摄影系统、放射线摄影方法以及存储介质
JP7487162B2 (ja) 医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム
EP4376018A1 (en) Medical information processing apparatus, medical information processing method, and computer program
JP2023077987A (ja) 医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム
JP2004290225A (ja) 医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム
JP5044330B2 (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理システム
US20230162840A1 (en) Medical information processing apparatus, medial information processing method, and storage medium
WO2021187188A1 (ja) 放射線撮影システム、画像処理方法、及びプログラム
JP2021097727A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
WO2021153355A1 (ja) 医用情報処理システム、医用情報処理装置、医用情報処理システムの制御方法、及びプログラム
JP2007117361A (ja) 小規模診断システム
US20210043305A1 (en) Medical image diagnosis system, medical image processing method, and storage medium