JP2024076855A - 搬送装置、無人搬送車、搬送方法、制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

搬送装置、無人搬送車、搬送方法、制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】物体に取り付けられた識別子を自動で読取可能な、搬送装置、無人搬送車、搬送方法、制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供する。【解決手段】実施形態に搬送装置は、本体部と、車輪と、読取器と、を備える。前記本体部は、物体を支持又は牽引する。前記車輪は、前記本体部に取り付けられ、被走行面を転動する。前記読取器は、前記被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、前記物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取り、前記本体部に対して固定されている。前記第1方向における移動に伴い、前記面において前記読取器によって読み取られるエリアの位置が、前記第2方向に沿って変化する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、搬送装置、無人搬送車、搬送方法、制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
床面を移動し、物体を搬送する搬送装置がある。この搬送装置について、物体に取り付けられた識別子を自動で読取可能な技術が求められている。
特開2020-155131号公報
本発明が解決しようとする課題は、物体に取り付けられた識別子を自動で読取可能な、搬送装置、無人搬送車、搬送方法、制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
実施形態に係る搬送装置は、本体部と、車輪と、読取器と、を備える。前記本体部は、物体を支持又は牽引する。前記車輪は、前記本体部に取り付けられ、被走行面を転動する。前記読取器は、前記被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、前記物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取り、前記本体部に対して固定されている。前記第1方向における移動に伴い、前記面において前記読取器によって読み取られるエリアの位置が、前記第2方向に沿って変化する。
図1は、実施形態に係る搬送装置を示す模式図である。 図2は、実施形態に係る搬送装置及び搬送対象物を示す側面図である。 図3は、搬送対象物を示す斜視図である。 図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る搬送装置の動作を示す模式図である。 図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係る搬送装置の動作を示す模式図である。 図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る搬送装置の動作を示す模式図である。 図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係る搬送装置の動作を示す模式図である。 図8は、実施形態に係る搬送装置の動作を例示するフローチャートである。 図9(a)及び図9(b)は、搬送対象物を示す斜視図である。 図10(a)及び図10(b)は、搬送対象物を示す斜視図である。 図11は、実施形態の第1変形例に係る搬送装置を示す側面図である。 図12は、実施形態の第2変形例に係る搬送装置を示す側面図である。 図13は、実施形態の第3変形例に係る搬送装置を示す平面図である。 図14(a)及び図14(b)は、実施形態の第3変形例に係る搬送装置の動作を示す模式図である。 図15は、実施形態の第3変形例に係る搬送装置の動作を示す模式図である。 図16(a)及び図16(b)は、実施形態の第4変形例に係る搬送装置を示す側面図である。 図17は、ハードウェア構成を表す模式図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る搬送装置を示す模式図である。図2は、実施形態に係る搬送装置及び搬送対象物を示す側面図である。図3は、搬送対象物を示す斜視図である。
実施形態に係る搬送装置は、床面上を走行して移動し、物体を搬送可能である。図1及び図2に示す搬送装置10は、車輪11、本体部12、駆動機構13、筐体14a、支持部材14b、読取器15、検出器16、検出器17、及び制御装置18を含む。
ここでは、互いに交差し、被走行面に沿う二方向をX方向(第1方向)及びY方向(第3方向)とする。被走行面と交差する方向をZ方向(第2方向)とする。例えば、X方向、Y方向、及びZ方向は、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向にそれぞれ平行である。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、相互に直交する。X軸方向及びY軸方向は水平面に平行であり、Z軸方向は鉛直方向に平行である。また、ここでは、X方向に平行であり、本体部12から筐体14aに向かう方向を「前方」とする。前方と反対の方向を「後方」とする。また、本体部12に対して筐体14aが進行方向側に位置した状態での移動を、「前進」という。筐体14aに対して本体部12が進行方向側に位置した状態での移動を、「後進」という。
例えば、搬送装置10は、自律して床面上を移動可能な無人搬送車である。無人搬送車は、予め設けられたガイドに沿って走行する自動誘導走行車(AGV)、又はガイド無しで自己位置を推定しながら走行する自律走行ロボット(AMR)である。車輪11は、本体部12の下部に設けられ、被走行面上を転動する。本体部12には、複数の車輪11が取り付けられる。例えば、複数の車輪11は、駆動輪及び従動輪を含み、搬送装置10は差動駆動方式により走行する。車輪11はステアリングホイール等で構成されても良い。複数の車輪11は特殊車輪を用いた駆動輪であって、搬送装置10は全方向に走行可能であっても良い。
本体部12は、車体12aと、昇降装置12bと、を含む。車体12aは、前後方向に延びた形状を有し、平坦な上面を有する。複数の車輪11は、車体12aの下部の四カ所にそれぞれ取り付けられる。車体12aの上面の一部には、昇降装置12bが設けられる。昇降装置12bは、アクチュエータを含み、Z方向に昇降可能である。昇降装置12bが上昇すると、昇降装置12bの平坦な上面が、車体12aの上面に対して上方に移動する。
駆動機構13は、車体12aの内部に設けられ、車輪11を駆動させる。駆動機構13は、車体12aに設けられた不図示のバッテリーから電力の供給を受け、動作する。
筐体14aは、直方体状であり、本体部12の前方に設けられる。支持部材14bは、筐体14aの上に設けられ、上方に向けて延びている。支持部材14bは、筐体14aにつながって設けられている。図示した例では、支持部材14bは、鉛直方向に延びる一対の支柱14b1(第1支柱)及び水平方向に延びる支柱14b2(第2支柱)を含む。一対の支柱14b1は、それぞれ、搬送装置10のY方向における両端に位置する。支持部材14bは、鉛直方向に延びる2本の支柱14b1の上端に、それぞれ、水平方向に延びる支柱14b2の両端が固定されている。また支持部材14bはこの状態で、鉛直方向に延びる2本の支柱14b1の各下端が、筐体14aの上部に固定して接続されている。
搬送装置10は、主に前進して走行する。例えば、物体を搬送する場合を含む移動全般において、搬送装置10は、主に前進する。必要に応じて、本体部12が筐体14aに対して進行方向側に位置するように、後進して走行することもできる。
読取器15は、識別子を読取可能であり、支持部材14bに取り付けられる。搬送装置10において、読取器15は、本体部12、筐体14aなどよりも上方に位置する。また、搬送装置10において、読取器15は、昇降装置12bよりも前方に位置する。図示した例では、読取器15が支柱14b2に取り付けられているが、読取器15の具体的な位置は、適宜変更可能である。読取器15が本体部12、筐体14aなどよりも上方に位置し、昇降装置12bよりも前方に位置していれば、読取器15は、支柱14b1に取り付けられても良い。
読取器15は、X方向及びZ方向に対して傾斜している。すなわち、読取器15は、X-Y面に対してY方向周りに回転した方向に向いており、斜め上方向に位置する識別子を読み取り可能である。読取器15は、X方向及びZ方向に対して傾斜した傾斜方向において、後方に存在する識別子を読み取る。傾斜方向のX-Z面に対する傾きは小さいことが好ましく、例えば当該傾きは5度未満である。好ましくは、傾斜方向は、Y方向に対して垂直である。図示した例では、読取器15は、上方に向けて傾いている。読取器15は、図2に示した読取範囲15a内に存在する識別子を読み取ることができる。
読取器15は、鉛直方向に延びる支柱14b1に固定されても良い。読取器15の高さは、識別子を読み取ることができれば、任意に設定可能である。この場合も、読取器15は、X方向及びZ方向に対して所定の角度で傾斜している。読取器15は、傾斜方向において、走行方向の前方に存在する識別子を読み取る。
例えば、読取器15は、支持部材14bに固定される。これにより、本体部12に対する読取器15の位置が固定される。このため、搬送装置10の動作時でも、搬送装置10における読取器15の位置及び姿勢は実質的に変化しない。読取範囲15aの傾きも変化しない。
識別子は、一次元コード(バーコード)又は二次元コード(QRコード(登録商標))である。識別子は、複数の文字が並んだ文字列であっても良い。アルファベット、数字などが識別子に用いられうる。また、ARマーカと呼ばれるカメラで読み取ることを前提とした識別子が用いられてもよい。読取器15の具体的な種類は、識別子に応じて決定される。例えば、識別子がバーコードである場合、バーコードリーダを読取器15として用いることができる。識別子がQRコード(登録商標)である場合、QRコード(登録商標)リーダ又はカメラを読取器15として用いることができる。識別子が文字列である場合、カメラを読取器15として用いることができる。
検出器16及び検出器17は、搬送装置10の周囲の物体を検出可能である。検出器16は、本体部12の後方に取り付けられ、搬送装置10の後方に存在する物体を検出する。検出器17は、筐体14aの前方に取り付けられ、搬送装置10の前方に存在する物体を検出する。
例えば、検出器16及び検出器17のそれぞれは、測距センサを含む。精度の観点から、検出器16及び検出器17は、レーザレンジファインダ(LRF)を含むことが好ましい。
LRFは、レーザ光線を走査し、物体から反射した反射光を受光する。LRFは、反射光の位相差、到達時間差などに基づいて物体の表面までの距離を計測する。LRFは、周囲の水平方向における所定の角度範囲を走査し、周囲の物体の表面までの距離データを複数点において計測する。検出器16及び検出器17のそれぞれは、LRFによる計測結果に基づき、周囲の物体を検出する。
又は、検出器16及び検出器17のそれぞれは、カメラを含んでも良い。検出器16及び検出器17は、カメラによって撮影された画像から、周囲の物体を検出する。カメラは、イメージセンサに加えて、深度センサを含んでも良い。
制御装置18は、筐体14aに収納され、搬送装置10の各要素の動作を制御する。例えば、制御装置18は、駆動機構13を動作させ、搬送装置10を移動させる。制御装置18は、昇降装置12bを上昇させたり、昇降装置12bを下降させたりする。制御装置18は、検出器16及び検出器17を動作させ、検出器16の検出結果及び検出器17の検出結果を受信する。
搬送装置10は、本体部12を搬送対象物の下に位置させ、昇降装置12bを上昇させることで、対象物を持ち上げることができる。ここでは、図2及び図3に示すように、搬送対象物が台車である例について説明する。より具体的には、台車は、複数の柵を備えたかご状の「かご台車」である。
図2及び図3に示すように、台車100は、底板101、車輪102、枠体103、及びバー104を含む。底板101は、矩形の板状であり、水平に設けられる。車輪102は、底板101の下面の四隅にそれぞれ設けられる。枠体103は、底板101の上面の四辺に、Z方向に沿って設けられる。バー104は、枠体103の内側に格子状に設けられる。枠体103及びバー104により、柵が構成されている。枠体103及びバー104は、底板101の上方の空間を囲うように設けられる。底板101、枠体103、及びバー104によって囲われた空間には、荷物を乗せることができる。
昇降装置12bによって台車100が持ち上げられた状態で搬送装置10が移動することで、台車100が搬送される。昇降装置12bは、台車100の車輪102が床面Fから離れるように上昇する。又は、昇降装置12bは、車輪102が床面Fと離れない程度に上昇しても良い。これにより、台車100の全ての荷重が搬送装置10に加わることを回避できる。
搬送装置10は、台車100を所定の場所に移動させると、昇降装置12bを下降させる。昇降装置12bが台車100の底板101から離れ、台車100は床面Fの上に載置される。これにより、台車100の搬送が完了する。
図3に示すように、台車100には、識別子110が取り付けられる。例えば、台車100の側面105には、識別子110を収納するためのホルダ111が貼付される。側面105は、X方向と交差する面である。ホルダ111は、透明である。識別子110は紙に印刷され、人が識別子110をホルダ111に入れる。
図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b)、図6(a)、図6(b)、図7(a)、及び図7(b)は、実施形態に係る搬送装置の動作を示す模式図である。
まず、検出器16又は検出器17が、台車100を検出する。制御装置18は、検出器16又は検出器17の検出結果に基づいて駆動機構13を制御し、搬送装置10を移動させる。具体的には、制御装置18は、図4(a)及び図4(b)に示すように、搬送装置10と台車100がX方向において並ぶように、搬送装置10を移動させる。このとき、搬送装置10は、本体部12が筐体14aに対して進行方向側に位置するように、後進する。台車100は、搬送装置10の走行方向(後進方向)側に位置する。搬送装置10は、筐体14aが本体部12に対して進行方向側に位置するように180度回転して走行することもできる。
より具体的な一例として、制御装置18は、検出器16の検出結果に基づき、台車100の車輪102の位置を推定する。台車100の複数の車輪102は、自在輪102a及び固定輪102bを含む。一対の自在輪102aが、底板101の前方に設けられている。一対の固定輪102bが、底板101の後方に設けられている。図4(b)に示すように、本体部12のY方向における位置が、一方の自在輪102aのY方向における位置と、他方の自在輪102aのY方向における位置と、の間となるように、制御装置18は搬送装置10を移動させる。
搬送装置10と台車100がX方向において並ぶと、図5(a)に示すように、制御装置18は、読取器15による読み取りを開始する。図5(a)、図5(b)、及び図6(a)に示すように、制御装置18は、搬送装置10が台車100に向けて後進するように、駆動機構13を制御する。本体部12は、自在輪102a同士の間をX方向に沿って移動する。
図5(a)に示す状態では、側面105のエリアA1が、読取範囲15aと重なる。識別子110がエリアA1に存在する場合、図5(a)に示すタイミングで、識別子110が読取器15に読み取られる。
同様に、図5(b)及び図6(a)に示す状態では、それぞれ、側面105のエリアA2及びエリアA3が読取範囲15aと重なる。識別子110がエリアA2に存在する場合、図5(b)に示すタイミングで、識別子110が読み取られる。識別子110がエリアA3に存在する場合、図6(a)に示すタイミングで、識別子110が読み取られる。図示した例では、識別子110がエリアA3に存在するため、図6(a)に示すタイミングで識別子110が読み取られる。以降では、物体の側面のうち、読取器15によって読み取られるエリアを、「読取エリア」と呼ぶ。
読取器15は、X方向及びZ方向に対して傾斜している。このため、図5(a)、図5(b)、及び図6(a)に示すように、X方向における搬送装置10の移動に応じて、読取器15による読取エリアの高さ(Z方向における位置)が変化する。具体的には、搬送装置10が台車100に向けて移動するに従い、読取器15による読取エリアが、Z方向に沿って下方へ移動する。
図6(b)に示すように、本体部12が台車100の下に移動すると、制御装置18は搬送装置10を停止させる。図7(a)に示すように、制御装置18は、昇降装置12bを上昇させ、台車100を下方から支持する。図7(b)に示すように、台車100が支持された状態で、制御装置18は搬送装置10を前進させる。これにより、台車100が搬送される。
読取器15によって識別子110が読み取られた場合、又は昇降装置12bが台車100の下方へ移動するまでに識別子110が読み取られなかった場合、制御装置18は読取器15による読み取りを終了する。
例えば、識別子110は、台車100の搬送先を示す。読取器15によって識別子110が読み取られると、制御装置18は、識別子110が示す搬送先へ台車100を搬送する。識別子110が読み取られなかった場合、搬送装置10は台車100を搬送しない。この場合、制御装置18は、通知を発しても良い。例えば、制御装置18は、予め登録された端末装置にメッセージ又はエラーコードを送信する。制御装置18は、音、光、振動などにより、識別子110が読み取れないことを周囲の人に通知しても良い。
識別子110は、搬送先に加えて、台車100の識別データ、搬送の優先度などを示しても良い。
実施形態の利点を説明する。
搬送される物体には、識別子110が取り付けられることがある。識別子110は、その物体の搬送先を示すために用いられる。識別子110は、人手でなく、自動で読み取られることが望ましい。識別子110を自動で読み取るために、搬送装置10に対して、物体の識別子110と同じ高さに水平に読取器15を設けることが考えられる。この搬送装置によれば、識別子110を、より確実に、より早いタイミングで読み取ることができる。また、視野角の狭い読取器15を用いることができるため、読取器15のコストも抑えることができる。一方、物体ごとに識別子110の高さが異なる場合、この搬送装置では識別子110を読み取れないケースが生じる。
この課題について、読取器15を上下方向に移動又は水平方向の回転軸を中心に回転させることで、読取器15による読取エリアを移動させることも考えられる。しかし、この場合、読取器15を移動又は回転させる機構が必要となり、搬送装置10が大型化する。読取エリアの位置合わせにも時間を要する。また、搬送装置10の移動に応じた当該機構の制御が必要となり、制御のシーケンスが複雑化する。搬送装置10のコストも増加する。
実施形態に係る搬送装置10では、読取器15が、傾斜方向において識別子110を読み取る。実施形態によれば、図5(a)、図5(b)、及び図6(a)に示すように、側面105において、読取器15による読取エリアの高さが、搬送装置10のX方向における移動に応じて変化する。実施形態によれば、識別子110の高さが物体ごとに異なる場合でも、読取器15を移動又は回転させる機構を用いずに、各物体の識別子110を読み取ることができる。搬送装置10の大型化又は制御の複雑化を抑えつつ、識別子110を自動で読み取ることが可能となる。読取エリアの位置は、搬送装置10の移動に応じて、Z方向に沿って自動的に変化する。このため、読取エリアの位置合わせも不要である。また、視野角の狭い読取器15を用いて識別子110を読み取ることができるため、読取器15のコストも抑えることができる。
例えば、ホルダ111の高さが互いに異なる複数の種類の台車100が使用されている場合でも、読取器15を傾斜させて搬送装置10に取り付け、図5(a)~図6(a)に示す動作を搬送装置10に実行させる。これにより、各台車100の識別子110を、読取器15に読み取らせることができる。実施形態によれば、搬送装置10及び台車100を備えた既存の搬送システムについても、識別子110の読み取りを自動化することができる。
X方向に対する読取器15の傾きが大きいほど、Z方向においてより広いエリアの識別子110を読み取ることができる。一方、傾きが大きすぎると、読み取りの精度が低下する可能性がある。このため、傾きは、5度よりも大きく45度よりも小さいことが好ましい。
また、読取器15は、搬送装置10のY方向における略中央に位置することが好ましい。例えば、読取器15は、支柱14b2のY方向における中央に設けられる。台車100の側面において、ホルダ111は、Y方向における略中央に設けられることが多い。読取器15が搬送装置10のY方向における中央に位置する場合、本体部12が台車100の車輪102同士の間に移動する際に、ホルダ111のY方向における位置と、読取器15のY方向における位置と、の差を小さくできる。読取器15により、識別子110を、より確実に読み取ることが可能となる。
図8は、実施形態に係る搬送装置の動作を例示するフローチャートである。
実施形態に係る搬送方法Mにおいて、まず、搬送装置10が搬送対象の物体に向けて移動する。搬送対象は、上位のコンピュータによって指定されても良いし、人によって指定されても良い。制御装置18による処理によって決定されても良い。検出器16又は検出器17が、搬送対象の物体を検出する(ステップS1)。
制御装置18は、検出器16又は検出器17の検出結果に基づき、搬送装置10をX方向において台車100と並ぶ位置に移動させる(ステップS2:第1移動)。制御装置18は、読取器15による読み取りを開始する(ステップS3)。
制御装置18は、搬送装置10を台車100に向けてX方向に移動させる(ステップS4:第2移動)。例えば、本体部12が、台車100の車輪102同士の間を通過し、台車100の下まで移動する。制御装置18は、読取器15による読み取りを終了する(ステップS5)。
制御装置18は、昇降装置12bを上昇させる(ステップS6)。これにより、台車100が持ち上げられる。制御装置18は、搬送装置10を移動させ、台車100を搬送させる(ステップS7)。例えば、制御装置18は、識別子110が示す搬送先まで、台車100を搬送する。制御装置18は、昇降装置12bを下降させる(ステップS8)。以上により、搬送が完了する。
図5(a)に示すように、読取器15による読み取りは、第1移動の後に開始されることが好ましい。第1移動の前又は第1移動の実行中は、読取器15による識別子110の読み取りが困難であり、読取器15が無用に動作することを回避できる。また、第1移動の前又は第1移動の実行中に、読取器15が別の識別子110を誤って読み取ることを回避できる。
上述した通り、搬送装置10における読取器15の位置は、固定されている。読取器15の高さと、識別子110が読み取られたときの搬送装置10及び台車100の位置関係と、に基づいて、識別子110の高さを算出することができる。台車100の種類ごとに識別子110(ホルダ111)の高さが異なる場合、制御装置18は、算出された高さに基づいて、台車100の種類を判定しても良い。
例えば、台車100の種類に応じて台車100の搬送先が指定されている場合、制御装置18は、識別子110によって示された搬送先を、判定された台車100の種類に対応した搬送先と照合しても良い。制御装置18は、これらの搬送先が異なる場合、そのことを通知しても良い。例えば、当該通知は、ホルダ111に収納された識別子110が誤っている可能性があることを示す。
図9(a)、図9(b)、図10(a)、及び図10(b)は、搬送対象物を示す斜視図である。
一部の枠体103が、回転可能に設けられる場合がある。例えば図9(a)に示すように、Y方向に面する側面106の枠体103a及び枠体103bは、それぞれ回転軸103c及び回転軸103dを中心として、Z方向周りに回転可能である。枠体103a、枠体103b、及びこれらの枠体と連結されたバー104は、扉を構成している。
台車100に積まれた物品が落下しないように、台車100は、扉が閉められた状態で搬送される。扉が開いている場合、図9(b)に示すように、扉が識別子110と重なりうる。読取器15が、識別子110を読み取れない可能性がある。本体部12を台車100の下方へ移動させても識別子110が読み取れられない場合、制御装置18は、台車100の扉が開いていると判定しても良い。扉が開いていると判定された場合、制御装置18は、扉が開いていることを示す通知を発する。
図10(a)は、識別子110が取り付けられた状態を示す。図10(b)は、識別子110が取り付けられていない状態を示す。図10(b)に示すように、ホルダ111に、識別子110とは別の識別子112が設けられても良い。例えば、識別子112は、識別子110の裏に位置するように取り付けられる。すなわち、識別子110がホルダ111に収納されている場合、読取器15は、識別子110を読み取ることができるが、識別子112を読み取ることができない。識別子110がホルダ111に収納されていない場合、読取器15は識別子112を読み取ることができる。
この場合、制御装置18は、識別子112が読み取られたか否かに応じて、識別子110の有無を判定しても良い。識別子110が読み取られず、識別子112が読み取られた場合、制御装置18は、識別子110が取り付けられていないと判定する。制御装置18は、識別子110が無いことを示す通知を発しても良い。識別子110と識別子112の両方が読み取られない場合、制御装置18は、読取器15による読み取りの失敗又は読取器15の異常が発生したと判定しても良い。制御装置18は、失敗又は異常を示す通知を発しても良い。
(第1変形例)
図11は、実施形態の第1変形例に係る搬送装置を示す側面図である。
図11に示す搬送装置10aは、本体部12の構造について、搬送装置10と差異を有する。搬送装置10aでは、本体部12が、昇降装置12bに代えて、連結器12cを含む。
台車100には、連結器107が設けられる。連結器12cが連結器107に掛けられ、搬送装置10aが台車100と連結する。この状態で、制御装置18は、搬送装置10aを移動させる。搬送装置10aは、牽引により、物体を搬送する。
搬送装置10aにおいても、読取器15が傾斜して設けられる。このため、側面105において読取器15による読取エリアの高さが、搬送装置10aのX方向における移動に応じて変化する。この結果、識別子110の高さが物体ごとに異なる場合でも、読取器15を移動又は回転させる機構を用いずに、識別子110を自動で読み取ることができる。
(第2変形例)
図12は、実施形態の第2変形例に係る搬送装置を示す側面図である。
図12に示した第2変形例に係る搬送装置10bでは、搬送装置10に比べて、読取器15がより高い位置に設けられている。例えば図2に記載された、上記の本実施形態における読取器15の位置と比較して、搬送装置10bの読取器15は、より高い位置に設けられている。読取器15は、斜め下方向に向けて傾いている。このため、読取範囲15aは、読取器15よりも下方に位置する。
搬送装置10bを用いた場合、搬送装置10bが台車100に向けて移動するに従い、側面105における読取器15の読取エリアが、Z方向に沿って上方へ移動していく。すなわち、上記の実施形態では、図5(a)~図6(b)に示すように、読取器15の読取エリアがZ方向において下方へ移動していくが、本変形例では、Z方向においてそれとは逆の上方に読取エリアが移動する。このため、搬送装置10と同様に、識別子110の高さが物体ごとに異なる場合でも、読取器15を移動又は回転させる機構を用いずに、識別子110を自動で読み取ることができる。
なお、小型化の観点からは、搬送装置10が搬送装置10bよりも好ましい。読取器15をより低い位置に設けることで、支持部材14bを小型化でき、搬送装置10を小型化できる。
(第3変形例)
図13は、実施形態の第3変形例に係る搬送装置を示す平面図である。
図13に示した第3変形例に係る搬送装置10cは、読取器15の姿勢について、上記の搬送装置10と差異を有する。搬送装置10では、読取器15がX方向及びZ方向に対して傾いている。搬送装置10cでは、読取器15がX方向及びY方向に対して傾いている。読取器15の傾斜方向のX-Y面に対する傾きは小さく、例えば当該傾きは5度未満である。傾斜方向は、例えばZ方向に対して垂直である。
図14(a)、図14(b)、及び図15は、実施形態の第3変形例に係る搬送装置の動作を示す模式図である。
まず、搬送装置10cは、台車100とX方向において並ぶ位置に移動する。図14(a)に示すように、制御装置18は、読取器15による読み取りを開始する。図14(b)に示すように、自在輪102a同士の間を通って本体部12がX方向に沿って移動する。図15に示すように、本体部12が台車100の下に移動し、搬送装置10cが停止する。
搬送装置10cを用いた場合、図14(a)、図14(b)、図15に示すように、搬送装置10cが台車100に向けて移動するに従い、側面105における読取器15の読取エリアが、Y方向に沿って移動する。識別子110のY方向における位置が物体ごとに異なる場合でも、読取器15を移動又は回転させる機構を用いずに、識別子110を自動で読み取ることができる。
読取器15のY方向における位置は、搬送装置10のY方向における中央からずれていることが好ましい。例えば、読取器15は、支柱14b2のY方向における中央からずれた位置に設けられる。ホルダ111は、Y方向における略中央に設けられることが多い。ただし、台車ごとに、ホルダ111の具体的な位置にばらつきが存在するため、読取エリアの位置は変化させることが好ましい。本体部12が台車100の車輪102同士の間に移動すると、搬送装置10のY方向における中心が、台車100のY方向における中心とほぼ一致する。読取器15のY方向における位置が、搬送装置10のY方向の中心と一致している場合、搬送装置10の移動に伴って変化する読取エリアが、台車100のY方向における中心を通過しない可能性がある。読取器15のY方向における位置が搬送装置10のY方向の中心からずれている場合、より確実に、読取エリアが台車100のY方向における中央を通過する。読取器15が、識別子110をより確実に読み取ることが可能となる。
(第4変形例)
図16(a)及び図16(b)は、実施形態の第4変形例に係る搬送装置を示す側面図である。
図16(a)及び図16(b)に示した第4変形例に係る搬送装置10dは、車輪11、本体部12、支持部材14b、グリップ14c、及び読取器15を含む。搬送装置10dは、ハンドリフトである。
車輪11は、本体部12の後方に取り付けられる。本体部12は、ストッパ12d及びフォーク12eを含む。ストッパ12dは、Y-Z面に沿って広がる部材であり、搬送される物体のX方向における移動を抑える。フォーク12eは、ストッパ12dの前方に設けられ、X方向に沿って延びている。フォーク12eは、ストッパ12dに対して固定される。
支持部材14bは、ストッパ12dの後方に設けられ、Z方向に沿って延びている。支持部材14bは、車輪11の直上に位置する。グリップ14cは、支持部材14bの上に設けられる。人はグリップ14cを把持し、搬送装置10dを操作できる。
読取器15は、支持部材14b又はグリップ14cに取り付けられ、X方向及びZ方向に対して傾いている。図示した例では、読取器15は、下方に傾いている。
搬送装置10dは、図16(b)に示すように、物体Oの搬送に使用できる。まず、人が、X方向においてパレットPと並ぶ位置に搬送装置10dを移動させる。次に、搬送装置10dをX方向に沿って移動させ、フォーク12eをパレットPの差込口に挿入する。フォーク12eを上昇させ、パレットP及び物体Oを持ち上げる。パレットPを持ち上げた状態で、搬送装置10dを移動させる。これにより、物体Oを搬送できる。
フォーク12eをパレットPに差し込む際、物体Oに対して読取器15がX方向に移動する。物体Oの側面には、識別子110が貼付されている。搬送装置10dが物体Oに向けて移動するに従い、読取器15によって読み取られる側面上のエリアが、下方へ移動していく。
第4変形例によれば、識別子110のZ方向における位置が物体Oごとに異なる場合でも、人が読取器15を操作せずに、搬送装置10dの移動により識別子110を自動で読み取ることができる。
実施形態に係る発明は、上述した例以外の搬送装置にも適用可能である。例えば、実施形態に係る発明は、フォークリフト、ローリフトなどの他の搬送装置にも適用可能である。これらの搬送装置に実施形態に係る発明を適用することで、搬送装置の大型化又は制御の複雑化を抑えつつ、識別子を自動で読み取ることが可能となる。
図17は、ハードウェア構成を表す模式図である。
制御装置18として、例えば図17に示すコンピュータ90が用いられる。コンピュータ90は、CPU91、ROM92、RAM93、記憶装置94、入力インタフェース95、出力インタフェース96、及び通信インタフェース97を含む。
ROM92は、コンピュータ90の動作を制御するプログラムを格納している。ROM92には、上述した各処理をコンピュータ90に実現させるために必要なプログラムが格納されている。RAM93は、ROM92に格納されたプログラムが展開される記憶領域として機能する。
CPU91は、処理回路を含む。CPU91は、RAM93をワークメモリとして、ROM92又は記憶装置94の少なくともいずれかに記憶されたプログラムを実行する。プログラムの実行中、CPU91は、システムバス98を介して各構成を制御し、種々の処理を実行する。記憶装置94は、プログラムの実行に必要なデータや、プログラムの実行によって得られたデータを記憶する。
入力インタフェース(I/F)95は、コンピュータ90と入力装置95aとを接続可能である。入力I/F95は、例えば、USB等のシリアルバスインタフェースである。CPU91は、入力I/F95を介して、入力装置95aから各種データを読み込むことができる。
出力インタフェース(I/F)96は、コンピュータ90と出力装置96aとを接続可能である。出力I/F96は、例えば、Digital Visual Interface(DVI)やHigh-Definition Multimedia Interface(HDMI(登録商標))等の映像出力インタフェースである。CPU91は、出力I/F96を介して、出力装置96aにデータを送信し、出力装置96aに画像を表示させることができる。
通信インタフェース(I/F)97は、コンピュータ90外部のサーバ97aと、コンピュータ90と、を接続可能である。通信I/F97は、例えば、LANカード等のネットワークカードである。CPU91は、通信I/F97を介して、サーバ97aから各種データを読み込むことができる。
記憶装置94は、Hard Disk Drive(HDD)及びSolid State Drive(SSD)から選択される1つ以上を含む。入力装置95aは、マウス、キーボード、マイク(音声入力)、及びタッチパッドから選択される1つ以上を含む。出力装置96aは、モニタ、プロジェクタ、プリンタ、及びスピーカから選択される1つ以上を含む。
制御装置18が実行する各処理は、1つのコンピュータ90によって実現されても良いし、複数のコンピュータ90の協働によって実現されても良い。
上記の種々のデータの処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク及びハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD±R、DVD±RWなど)、半導体メモリ、又は、他の非一時的なコンピュータで読取可能な記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)に記録されても良い。
例えば、記録媒体に記録された情報は、コンピュータ(または組み込みシステム)により読み出されることが可能である。記録媒体において、記録形式(記憶形式)は任意である。例えば、コンピュータは、記録媒体からプログラムを読み出し、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させる。コンピュータにおいて、プログラムの取得(または読み出し)は、ネットワークを通じて行われても良い。
実施形態は、以下の構成を含みうる。
(構成1)
物体を支持又は牽引する本体部と、
前記本体部に取り付けられ、被走行面を転動する車輪と、
前記被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、前記物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取り、前記本体部に対して固定される読取器と、
を備え、
前記第1方向における移動に伴い、前記面において前記読取器によって読み取られるエリアの位置が前記第2方向に沿って変化する、搬送装置。
(構成2)
前記本体部は、前記第2方向に沿って可動であり且つ前記物体を下方から支持する昇降装置を含む、構成1に記載の搬送装置。
(構成3)
検出器をさらに備え、
前記物体は、前記第1方向と交差し且つ前記被走行面に沿う第3方向において並んだ、一対の車輪を有し、
前記検出器は、前記一対の車輪を検出する、構成2に記載の搬送装置。
(構成4)
前記車輪を駆動する駆動機構と、
前記駆動機構を制御する制御装置と、
を備えた、構成3に記載の搬送装置。
(構成5)
前記制御装置は、前記検出器による検出結果に基づき、前記一対の車輪同士の間を前記本体部が前記第1方向に沿って移動するように、前記駆動機構を制御する、構成4に記載の搬送装置。
(構成6)
前記制御装置は、
前記搬送装置を、前記物体と前記第1方向において並ぶ位置に移動させる第1移動と、
前記第1移動の後に、前記搬送装置を前記第1方向に沿って前記物体に向けて移動させる第2移動と、
を実行し、
前記読取器は、前記第1移動の後に読み取りを開始する、構成4に記載の搬送装置。
(構成7)
前記制御装置は、前記読取器の前記第1方向に対する傾きと、前記読取器によって前記識別子が読み取られたときの前記物体及び前記搬送装置の位置関係と、に基づいて、前記物体の種類を判定する、構成4~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
(構成8)
前記物体は、前記識別子とは異なる別の識別子を有し、
前記制御装置は、前記読取器によって前記別の識別子が読み取られ、前記識別子が読み取られない場合には、前記物体に前記識別子が取り付けられていないと判定する、構成4~7のいずれか1つに記載の搬送装置。
(構成9)
前記物体は、扉を有する台車であり、
前記制御装置は、前記読取器によって前記識別子が読み取られない場合、前記扉が開いていると判定する、構成4~8のいずれか1つに記載の搬送装置。
(構成10)
前記読取器は、バーコードリーダ及びカメラから選択される1つ以上を含む、構成1~9のいずれか1つに記載の搬送装置。
(構成11)
前記第2方向に沿って延び、前記第1方向及び前記第2方向に平行な面と交差する第3方向において搬送装置の両端にそれぞれ位置する一対の第1支柱と、
前記一対の第1支柱に固定され、前記第3方向に沿って延びる第2支柱と、
を含み、前記本体部に対して固定された支持部材をさらに備え、
前記読取器は、前記第2支柱の前記第3方向における中央に固定される、構成1~10のいずれか1つに記載の搬送装置。
(構成12)
前記第1方向における移動に伴い、前記面において、前記エリアの位置が下方へ変化する、構成1~11のいずれか1つに記載の搬送装置。
以上で説明した実施形態によれば、読取器を移動又は回転させずに、物体に取り付けられた識別子を自動で読取可能な、搬送システム、制御装置、移動体、制御方法、プログラム、及び記憶媒体が提供される。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10,10a~10d:搬送装置、 11:車輪、 12:本体部、 12a:車体、 12b:昇降装置、 12c:連結器、 12d:ストッパ、 12e:フォーク、 13:駆動機構、 14a:筐体、 14b:支持部材、 14b1,14b2:支柱、 14c:グリップ、 15:読取器、 15a:読取範囲、 16,17:検出器、 18:制御装置、 90:コンピュータ、 91:CPU、 92:ROM、 93:RAM、 94:記憶装置、 95:入力インタフェース、 95a:入力装置、 96:出力インタフェース、 96a:出力装置、 97:通信インタフェース、 97a:サーバ、 98:システムバス、 100:台車、 101:底板、 102:車輪、 102a:自在輪、 102b:固定輪、 103,103a,103b:枠体、 103c,103d:回転軸、 104:バー、 105,106:側面、 107:連結器、 110:識別子、 111:ホルダ、 112:識別子、 A1~A3:エリア、 F:床面、 M:搬送方法、 O:物体、 P:パレット

Claims (18)

  1. 物体を支持又は牽引する本体部と、
    前記本体部に取り付けられ、被走行面を転動する車輪と、
    前記被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、前記物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取り、前記本体部に対して固定される読取器と、
    を備え、
    前記第1方向における移動に伴い、前記面において前記読取器によって読み取られるエリアの位置が前記第2方向に沿って変化する、搬送装置。
  2. 前記本体部は、前記第2方向に沿って可動であり且つ前記物体を下方から支持する昇降装置を含む、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 検出器をさらに備え、
    前記物体は、前記第1方向と交差し且つ前記被走行面に沿う第3方向において並んだ、一対の車輪を有し、
    前記検出器は、前記一対の車輪を検出する、請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記車輪を駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構を制御する制御装置と、
    を備えた、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記制御装置は、前記検出器による検出結果に基づき、前記一対の車輪同士の間を前記本体部が前記第1方向に沿って移動するように、前記駆動機構を制御する、請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記搬送装置を、前記物体と前記第1方向において並ぶ位置に移動させる第1移動と、
    前記第1移動の後に、前記搬送装置を前記第1方向に沿って前記物体に向けて移動させる第2移動と、
    を実行し、
    前記読取器は、前記第1移動の後に読み取りを開始する、請求項4に記載の搬送装置。
  7. 前記制御装置は、前記読取器の前記第1方向に対する傾きと、前記読取器によって前記識別子が読み取られたときの前記物体及び前記搬送装置の位置関係と、に基づいて、前記物体の種類を判定する、請求項4~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  8. 前記物体は、前記識別子とは異なる別の識別子を有し、
    前記制御装置は、前記読取器によって前記別の識別子が読み取られ、前記識別子が読み取られない場合には、前記物体に前記識別子が取り付けられていないと判定する、請求項4~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  9. 前記物体は、扉を有する台車であり、
    前記制御装置は、前記読取器によって前記識別子が読み取られない場合、前記扉が開いていると判定する、請求項4~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  10. 前記読取器は、バーコードリーダ及びカメラから選択される1つ以上を含む、請求項1~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  11. 前記第2方向に沿って延び、前記第1方向及び前記第2方向に平行な面と交差する第3方向において前記搬送装置の両端にそれぞれ位置する一対の第1支柱と、
    前記一対の第1支柱に固定され、前記第3方向に沿って延びる第2支柱と、
    を含み、前記本体部に対して固定された支持部材をさらに備え、
    前記読取器は、前記第2支柱の前記第3方向における中央に固定される、請求項1~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  12. 前記第1方向における移動に伴い、前記面において、前記エリアの位置が下方へ変化する、請求項1~6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  13. 物体を支持又は牽引する本体部と、
    前記本体部に取り付けられ、被走行面を転動する車輪と、
    互いに交差し且つ前記被走行面に沿う第1方向及び第3方向に対して傾斜した方向において、前記物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取り、前記本体部に対して固定される読取器と、
    を備え、
    前記第1方向における移動に伴い、前記面において前記読取器によって読み取られるエリアが前記第3方向に沿って変化する、搬送装置。
  14. 被走行面を移動し、物体を下方から支持する無人搬送車であって、
    前記被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、前記物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取る読取器と、
    前記物体の車輪を検出する検出器と、
    を備え、
    前記物体の車輪同士の間に向けて前記第1方向に沿って移動することで、前記面における前記読取器の読取エリアを前記第2方向に沿って変化させる、無人搬送車。
  15. 被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取る読取器と、
    前記物体の車輪を検出する検出器と、
    を含み、前記被走行面を移動可能であり且つ前記物体を下方から支持可能な無人搬送車を制御する制御装置であって、
    前記無人搬送車の車体を、前記物体の車輪同士の間に向けて前記第1方向に沿って移動させることで、前記面における前記読取器の読取エリアを前記第2方向に沿って変化させる、制御装置。
  16. 被走行面に沿う第1方向と、前記被走行面に垂直な第2方向と、に対して傾斜した方向において、物体の前記第1方向と交差する面に取り付けられた識別子を読み取る読取器と、
    前記物体の車輪を検出する検出器と、
    を含み、前記被走行面を移動可能であり且つ前記物体を下方から支持可能な無人搬送車の制御方法であって、
    前記無人搬送車の車体を、前記物体の車輪同士の間に向けて前記第1方向に沿って移動させることで、前記面における前記読取器の読取エリアを前記第2方向に沿って変化させる、制御方法。
  17. コンピュータを、請求項16記載の制御装置として機能させる、プログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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