JP2024076839A - 読み取りシステム、読み取り方法、およびシート - Google Patents

Abstract

【課題】カメラによってメータの読み取り部を正確に読み取ることが可能な、読み取りシステム、読み取り方法、またはシートを提供する。【解決手段】数字を表示する読み取り部２３０を有する測定装置２００に取り付けるシート６００と、読み取り部をカメラ１５０で撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字を認識する端末１００と、を備える読み取りシステム１０が提供される。シートには、読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状６５０または第１の画像が設けられる。シートの一部には、金属または磁石６０１が設けられる。端末には、読み取り部にカメラの位置が合う状態で金属または磁石と対向する位置に磁石または金属１０１が設けられる。【選択図】図３

Description

本発明は、水道やガスなどの検針メータの検針値を自動的に読み取るための技術に関する。

従来から、住宅やオフィスなどには、水道やガスなどの使用量を測定するための検針用のメータが取り付けられている。そして、国際公開第２０１９／２０８０６６号公報（引用文献１）には、撮像装置及びシステムが開示されている。引用文献１によると、バッテリーを備えた撮像装置であって、撮像部及び通信チップを備え、前記撮像部は、数値を画像として撮像可能に構成され、前記通信チップは、前記撮像部により撮像された画像と、前記バッテリーの残量を外部に送信可能に構成される、撮像装置が提供される。

国際公開第２０１９／２０８０６６号公報

本発明の目的は、カメラによってメータの読み取り部を正確に読み取ることが可能な、読み取りシステム、読み取り方法、またはシートを提供することにある。

この発明のある態様に従うと、数字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるシートと、読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字を認識する端末と、を備える読み取りシステムが提供される。シートには、読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像が設けられる。シートの一部には、金属または磁石が設けられる。端末には、読み取り部にカメラの位置が合う状態で金属または磁石と対向する位置に磁石または金属が設けられる。

以上のように、本発明によれば、カメラによってメータの読み取り部を正確に読み取ることが可能な、読み取りシステム、読み取り方法、またはシートが提供される。

第１の実施の形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すイメージ図である。 第１の実施の形態にかかる測定装置の正面と通信端末の側面とを示すイメージ図である。 第１の実施の形態にかかる通信端末を測定装置に取り付けた状態の側面図である。 第１の実施の形態にかかるシートの正面図である。 第１の実施の形態にかかる通信端末の裏面図である。 第１の実施の形態にかかる（Ａ）測定装置の読み取り部の周辺の撮影画像と（Ｂ）開口部の周囲が所定の色で塗られた場合における測定装置の読み取り部の周辺の撮影画像とを示すイメージ図である。 第１の実施の形態にかかる通信端末の主要な機能を示すブロック図である。 第１の実施の形態にかかる作業者が通信端末を測定装置に取り付ける際の作業手順を示すフローチャートである。 第１の実施の形態にかかるシートを測定装置に取り付ける方法を示すイメージ図である。 第１の実施の形態にかかる通信端末を測定装置に取り付ける方法を示すイメージ図である。 第４の実施の形態にかかるシートの正面図である。 第４の実施の形態にかかるシートの側面図である。 第４の実施の形態にかかる通信端末を測定装置に取り付ける方法を示すイメージ図である。 第４の実施の形態にかかる第２のシートの正面図である。 第４の実施の形態にかかる第２のシートの側面図である。 第４の実施の形態にかかる第２の通信端末を第２のシートに取り付けた状態を示す側面断面図である。 第４の実施の形態にかかる第３のシートの正面図である。 第４の実施の形態にかかる第３の通信端末を第３のシートに取り付けた状態を示す側面図である。 第４の実施の形態にかかる第３の通信端末を第３のシートに取り付けた状態を示す上面断面図である。 第５の実施の形態にかかるシートの正面図である。 第５の実施の形態にかかるシートを測定装置に載置した状態の正面図である。 第５の実施の形態にかかる通信端末をシートおよび測定装置に取り付ける方法を示すイメージ図である。 第５の実施の形態にかかる第２のシートを測定装置に載置した状態の正面図である。 第５の実施の形態にかかる第２のシートの正面図である。 第６の実施の形態にかかるシートを測定装置に貼り付けた状態を示すイメージ図である。

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
＜第１の実施の形態＞

まず、図１を参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム１の全体構成について説明する。本実施の形態にかかるネットワークシステム１は、主に、測定装置２００と、通信端末１００と、ネットワーク５００と、センタ側網制御装置４００と、センタサーバ３００などを含むものである。

測定装置２００は、水道やガスなどの利用料を測定する検針用のメータなどであって、特に、測定結果として、これまでの使用量の累積値を表示するものである。

通信端末１００は、測定装置２００の近傍に、後付けで、取り付け可能な装置である。本実施の形態においては、通信端末１００は、カメラやＯＣＲ（Optical Character Reader）機能を利用することによって、測定装置２００が表示する計量値を読み取り、通信アンテナを利用して当該計量値をサーバ３００に送信する。

サーバ３００は、インターネットなどのネットワーク５００を介して、通信端末１００から計量値を取得したり、各家庭や各オフィスや各建物のガスや水道や電気などの利用料を計算したりする。

このように、本実施の形態にかかるネットワークシステム１は、「検針値自動読み取りシステム」を構成するものであって、測定装置２００が予めネットワークに接続されてない場合であっても、通信端末１００を測定装置２００に後付けすることによって、測定装置２００による計量値をサーバ３００に提供することができるものである。

特に、本実施の形態においては、図２に示すように、通信端末１００を測定装置２００に取り付ける際に、通信端末１００のカメラが、測定装置２００の読み取り部に対向するように、容易に位置合わせが可能なように構成されている。

具体的には、測定装置２００は、水道やガスの使用量を測定するための一般的な装置である。測定装置２００は、日が当たらないＢＯＸ内に配置されることが好ましい。そして、検針時に作業員が利用量を確認するために使用される読み取り部２３０が設けられている。読み取り部２３０は、回転式のアナログ表示器であってもよいし、デジタルディスプレイであってもよい。本実施の形態においては、読み取り部２３０は、背面が黒色であって、表面がガラス面でカバーされている。

そして、本実施の形態においては、図３に示すように、測定装置２００の正面に、位置合わせ用のシート６００を挟み込んだ状態で、通信端末１００が取り付けられるものである。つまり、シート６００を利用することによって、測定装置２００の正面の読み取り部２３０に、通信端末１００のカメラ１５０が向き合う状態で、通信端末１００が保持されるものである。以下では、このような構成を実現するための構成について説明する。
＜通信装置と測定装置との位置合わせ＞

図４に示すように、本実施の形態にかかるシート６００には、所定の位置に検針値が表示される読み取りエリア６５０が形成されて、所定の位置に磁石６０１，６０２，６０３，６０４が設けられる。本実施の形態においては、読み取りエリア６５０の部分が開口されている。

なお、読み取りエリア６５０だけが、またはシート６００全体が、測定装置２００の読み取り部２３０が視認可能な程度の透明な部材であってもよい。そして、シート６００に、読み取りエリア６５０を示す枠が表示されてもよい。

本実施の形態においては、図４に示すように、シート６００は、読み取りエリア６５０以外が黒色に着色されている。これによって、撮影時には、読み取りエリア６５０以外の画素の輝度が低く検知される。

そして、図５に示すように、通信端末１００には、所定の位置にカメラ１５０が設けられて、所定の位置に磁石１０１，１０２，１０３，１０４が設けられている。

そして、図４および図５に示すように、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第１の磁石６０１の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第１の磁石１０１の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。同様に、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第２の磁石６０２の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第２の磁石１０２の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。同様に、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第３の磁石６０３の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第３の磁石１０３の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。同様に、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第４の磁石６０４の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第４の磁石１０４の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。

本実施の形態においては、作業者が、シート６００を、その読み取りエリア６５０が、測定装置２００の読み取り部２３０に重なるように、測定装置２００に取り付ける。そして、作業者が、シート６００の第１の磁石６０１に通信端末１００の第１の磁石１０１を接触させて、シート６００の第２の磁石６０２に通信端末１００の第２の磁石１０２を接触させて、シート６００の第３の磁石６０３に通信端末１００の第３の磁石１０３を接触させて、シート６００の第４の磁石６０４に通信端末１００の第４の磁石１０４を接触させることによって、通信端末１００をシート６００に固定させる。これによって、図３に示したように、カメラ１５０の中心が、シート６００の読み取りエリア６５０、すなわち測定装置２００の読み取り部２３０の中心に位置することになる。

なお、測定装置２００側が磁石の代わりに磁石と引き合う他の金属であってもよいし、逆に、通信端末１００側が磁石の代わりに磁石と引き合う他の金属であってもよい。

そして、本実施の形態においては、上述した通り、シート６００は、読み取りエリア６５０以外が黒色に着色されているため、カメラ１５０での撮影時に、図６に示すように、読み取りエリア６５０以外の画素の輝度が低くなり、読み取りエリア６５０を特定する精度を高めたり、読み取りエリア６５０を特定するための計算量を減らしたり、読み取りエリア６５０の外側のエリアを特定するための計算量を減らしたり、その分、ＯＣＲによる数字や文字の認識の精度を高めたりすることが可能になる。
＜通信装置の構成＞

次に、図７を参照して、通信端末１００のハードウェア構成の一態様について説明する。通信端末１００は、主に、制御用のマイコン１１０と、記憶部１２０と、表示部１３０と、操作部１４０と、カメラ１５０と、通信モジュール１６０と、無線インターフェイス１６１と、ＬＥＤ１７０とを含む。

マイコン１１０は、ＲＯＭのプログラムや記憶部１２０に記憶されているプログラムに従って、通信端末１００の各部を制御する。

記憶部１２０は、制御プログラムや、カメラ１５０の撮影画像や、認識した計量値や、計算した特徴量などを格納する。

表示部１３０は、マイコン１１０からの指示に従って、テキストや画像を表示するデジタルディスプレイである。

操作部１４０は、ボタンやタッチパネルなどによって構成され、通信端末１００の設置の作業員やサービスマンや検針の作業員などから各種の操作命令を受け付けて、マイコン１１０に入力する。

カメラ１５０は、定期的に、たとえば月に１回など、マイコン１１０やサーバ３００からの指示に従って、静止画像を撮影して、画像データを記憶部１２０に格納する。上述した通り、カメラ１５０は、正面にある読み取りエリア６５０を介して、測定装置２００の読み取り部２３０を撮影する。そして、本実施の形態においては、マイコン１１０は、撮影画像に基づいて、記憶部１２０のＯＣＲ機能のアプリケーションプログラムを実行することによって、計量値としての数字を認識するものである。

通信モジュール１６０と無線インターフェイス１６１は、マイコン１１０からの指示に従って、各種の情報をセンタサーバ３００に送信する。
＜通信装置の設置方法＞

以下では、本実施の形態にかかる通信端末１００の設置方法について詳述する。本実施の形態においては、作業員が、以下の作業を実行することによって、通信端末１００を水道メータＢＯＸ内に設置する。

図８を参照して、作業者が、水道メータＢＯＸの蓋を開ける（ステップＳ１０２）。

作業者は、図９の左側に示すように、シート６００を、その読み取りエリア６５０が、測定装置２００の読み取り部２３０に重なるように、測定装置２００に被せる（ステップＳ１０４）。

作業者は、図９の右側に示すように、治具７００などを利用してシート６００を測定装置２００に取り付ける（ステップＳ１０６）。

作業者は、図１０の左図から右図へ推移するように、シート６００の第１の磁石６０１に通信端末１００の第１の磁石１０１を接触させて、シート６００の第２の磁石６０２に通信端末１００の第２の磁石１０２を接触させて、シート６００の第３の磁石６０３に通信端末１００の第３の磁石１０３を接触させて、シート６００の第４の磁石６０４に通信端末１００の第４の磁石１０４を接触させることによって、通信端末１００をシート６００に固定させる（ステップＳ１１０、ステップＳ１１２）。すなわち、通信端末１００の測定装置２００およびシート６００に対する位置合わせ（ステップＳ１１０）と、通信端末１００の測定装置２００およびシート６００に対する固定とを行う（ステップＳ１１２）。これによって、カメラ１５０の中心、あるいはカメラ用のレンズ１５１の中心が、シート６００の読み取りエリア６５０、すなわち測定装置２００の読み取り部２３０の中心に位置することになる。

作業者は、通信端末１００を操作して、サーバ３００との通信を開通する（ステップＳ１１４）。

作業者は、水道メータＢＯＸの蓋を閉める（ステップＳ１１６）。
＜第２の実施の形態＞

上記の実施の形態においては、シート６００は、読み取りエリア６５０以外の全てが、黒く塗られているものであった。しかしながら、シート６００は、読み取りエリア６５０の周囲の、カメラ１５０で撮影される範囲だけが黒く塗られるものであってもよい。この場合にも、通信端末１００による、読み取りエリア６５０の特定のための計算量は低減することができる。

あるいは、シート６００は、読み取りエリア６５０の周囲が、白または、その他の１色で塗られていてもよい。この場合にも、通信端末１００による、読み取りエリア６５０の特定のための計算量は低減することができる。
＜第３の実施の形態＞

上記の実施の形態においては、シート６００を、測定装置２００の読み取り部２３０に被せて、治具７００によって測定装置２００に固定するものであった。しかしながら、このような形態には、限られない。たとえば、シート６００の裏面にノリが塗られていてもよい。そして、シート６００を、測定装置２００の読み取り部２３０の近傍に張り付けるものであってもよい。
＜第４の実施の形態＞

上記の実施の形態においては、シート６００に磁石６０１，６０２，６０３，６０４を取り付けて、通信端末１００にも磁石１０１，１０２，１０３，１０４を取り付けて、磁石同士を接触させることによって、シート６００に対する通信端末１００の位置合わせをするものであった。しかしながら、このような形態には限られない。

たとえば、図１１、図１２に示すように、本実施の形態にかかるシート６００には、所定の位置に検針値が表示される読み取りエリア６５０が形成されて、所定の位置に凸部６０５，６０５，６０５が設けられる。本実施の形態においては、読み取りエリア６５０が開口されている。

なお、読み取りエリア６５０だけが、またはシート６００全体が、測定装置２００の読み取り部２３０が視認可能な程度の透明な部材であってもよい。そして、シート６００に、読み取りエリアを示す枠が表示されてもよい。

本実施の形態においては、シート６００は、読み取りエリア６５０以外が黒色に着色されている。これによって、撮影時には、読み取りエリア６５０以外の画素の輝度が低く検知される。

そして、通信端末１００には、所定の位置にカメラ１５０が設けられて、図１３の左上図（Ａ）に示すように、所定の位置に凹部１０５，１０５・・・が設けられている。

そして、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第１の凸部６０５の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第１の凹部１０５の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。同様に、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第２の凸部６０５の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第２の凹部１０５の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する第３の凸部６０５の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する第３の凹部１０５の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。

本実施の形態においては、図１３の左図から右図に推移するように、作業者が、シート６００を、その読み取りエリア６５０が、測定装置２００の読み取り部２３０に重なるように、測定装置２００に取り付ける。そして、作業者が、シート６００の第１の凸部６０５に通信端末１００の第１の凹部１０５を接触させて、シート６００の第２の凸部６０５に通信端末１００の第２の凹部１０５を接触させて、シート６００の第３の凸部６０５に通信端末１００の第３の凹部１０５を接触させることによって、結束バンドなどを利用することによって、通信端末１００をシート６００に固定させる。なお、通信端末１００の固定方法は特に限定するものではない。これによって、カメラ１５０の中心が、シート６００の読み取りエリア６５０、すなわち測定装置２００の読み取り部２３０の中心に位置することになる。

なお、凸部６０５や凹部１０５の形状は、特に限定されない。図１１、図１２、図１３のように、凸部６０５や凹部１０５が尖った形状をしてもよいし、図１４、図１５、図１６に示すように、平たい形状をしてもよい。

また、シート６００側に凹部が形成されたり、通信端末１００側の、当該凹部に対応する位置に対応する形状の凸部が形成されたりしてもよい。

あるいは、シート６００に凸部と凹部が形成されたり、通信端末１００の対応箇所に凹部と凸部が形成されたりしてもよい。

さらには、図１７に示すように、本実施の形態にかかるシート６００には、所定の位置に検針値が表示される読み取りエリア６５０が形成されて、所定の位置に、通信端末１００との位置合わせのための延設部６０６，６０６が設けられる。本実施の形態においては、読み取りエリア６５０が開口されている。なお、シート６００には、読み取りエリアを示す枠が表示されてもよい。

また、本実施の形態においては、シート６００は、読み取りエリア６５０以外が黒色に着色されている。これによって、撮影時には、読み取りエリア６５０以外の画素の輝度が低く検知される。

そして、通信端末１００には、所定の位置にカメラ１５０が設けられて、図１８に示すように、所定の位置に、シート６００との位置合わせのための印１０６が描かれている。

そして、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する左側の延設部６０６の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する左側の印１０６の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。同様に、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する右側の延設部６０６の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する右側の印１０６の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。

より詳細には、本実施の形態においては、作業者が、シート６００を、その読み取りエリア６５０が、測定装置２００の読み取り部２３０に重なるように、測定装置２００に取り付ける。そして、作業者が、シート６００の右の延設部６０６が通信端末１００の右の印１０６と一致するように、シート６００の左の延設部６０６が通信端末１００の左の印１０６と一致するようにして、通信端末１００をシート６００に固定させる。これによって、カメラ１５０の中心が、シート６００の読み取りエリア６５０、すなわち測定装置２００の読み取り部２３０の中心に位置することになる。
＜第５の実施の形態＞

上記の実施の形態においては、シート６００のうちの所定の形状に、通信端末１００の所定の形状や印を合わせるものであった。しかしながら、シート６００に所定の印を表示して、当該印に通信端末１００の所定の部位や位置や形状を合わせてもよい。

本実施の形態においては、図２０および図２１に示すように、シート６００は、透明の硬いプレート形状を有している。そして、シート６００には、所定の位置に検針値が表示される読み取りエリア６５０が形成される。本実施の形態においては、読み取りエリア６５０が開口されている。

なお、読み取りエリア６５０だけが、またはシート６００全体が、測定装置２００の読み取り部２３０が視認可能な程度の透明な部材であってもよい。そして、シート６００に、読み取りエリアを示す枠が表示されてもよい。

そして特に、平面視におけるシート６００の形状は、平面視における通信端末１００の形状と同じに形成される。

一方、通信端末１００には、所定の位置にカメラ１５０が設けられる。

より詳細には、本実施の形態においては、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対するシート６００の４辺または４隅の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する通信端末１００の４辺または４隅の相対位置とが、同じ関係になるように構成されている。

本実施の形態においては、作業者が、シート６００を、その読み取りエリア６５０が、測定装置２００の読み取り部２３０に重なるように、測定装置２００に取り付ける。そして、作業者が、シート６００の４辺または４隅に、通信端末１００の４辺または４隅が一致するようにして、通信端末１００をシート６００に載置して固定させる。これによって、カメラ１５０の中心が、シート６００の読み取りエリア６５０、すなわち測定装置２００の読み取り部２３０の中心に位置することになる。

あるいは、シート６００は、通信端末１００と同じ大きさのものに限られない。図２３および図２４に示すように、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する左上隅または他の隅の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する通信端末１００の筐体の左上隅または他の隅の相対位置とが、同じ関係になるように構成されてもよい。

本実施の形態においては、作業者が、シート６００を、その読み取りエリア６５０が、測定装置２００の読み取り部２３０に重なるように、測定装置２００に取り付ける。そして、作業者が、シート６００の左上隅または他の隅の位置に通信端末１００の左上隅または他の隅を合わせた状態で、通信端末１００をシート６００に固定させる。これによって、通信端末１００のカメラ１５０の中心が、シート６００の読み取りエリア６５０、すなわち測定装置２００の読み取り部２３０の中心に位置することになる。

なお、通信端末１００よりも大きなプレートに、通信端末１００の４辺や４隅の位置を規定するための印を描いてもよい。そして、シート６００の読み取りエリア６５０の中心位置に対する当該印の相対位置と、通信端末１００のカメラ１５０の中心位置に対する筐体の４辺や４隅の相対位置とが、同じ関係になるように構成されてもよい。
＜第６の実施の形態＞

また、当然ながら、図２５（Ａ）に示すように、シート６００は、平面視において測定装置２００の上面全てを覆うサイズや形状を有してもよいし、図２５（Ｂ）に示すように、シート６００は、平面視において測定装置２００の全てを覆う必要はなく、読み取り部２３０の周囲を覆う程度のサイズや形状を有してもよい。
＜まとめ＞

上記の実施の形態においては、数字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるシートと、読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字を認識する端末と、を備える読み取りシステムが提供される。シートには、読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像が設けられる。シートの一部には、金属または磁石が設けられる。端末には、読み取り部にカメラの位置が合う状態で金属または磁石と対向する位置に磁石または金属が設けられる。

上記の実施の形態においては、数字または／および文字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるシートと、読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字を認識する端末と、を備える読み取りシステムが提供される。シートには、読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像が設けられる。シートの一部には、第２の形状が形成される。端末には、読み取り部にカメラの位置が合う状態で第２の形状と嵌り合う第３の形状が設けられる。

好ましくは、シートのうちの、読み取り部に対応するエリアの周囲に所定の色が付されている。

上記の実施の形態においては、シートの第１の形状または第１の画像を、測定装置の読み取り部に合わせながら、シートを測定装置に取り付けるステップと、シートの一部の金属または磁石に端末の金属または磁石を引き合わせることによって、端末のカメラが読み取り部と対向した状態で、端末を測定装置に取り付けるステップと、読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字または／および文字を認識するステップと、を備える読み取り方法が提供される。

上記の実施の形態においては、シートの第１の形状または第１の画像を、測定装置の読み取り部に合わせながら、シートを測定装置に取り付けるステップと、シートの第２の形状に端末の第３の形状を合わせることによって、端末のカメラが読み取り部と対向した状態で、端末を測定装置に取り付けるステップと、読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字または／および文字を認識するステップと、を備える読み取り方法が提供される。

上記の実施の形態においては、数字または／および文字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるためのシートが提供される。シートには、読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像と、読み取り部を撮影するカメラを有する端末の位置を合わせるための第２の形状または第２の画像と、が設けられる。

好ましくは、シートのうちの、読み取り部に対応するエリアの周囲に所定の色が付されている。

上記の実施の形態においては、シートの第１の形状または第１の画像を、測定装置の読み取り部に合わせながら、シートを測定装置に取り付けるステップと、シートの第２の形状または第２の画像に端末を合わせることによって、端末のカメラが読み取り部と対向した状態で、端末を測定装置に取り付けるステップと、読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって読み取り部に表示されている数字または／および文字を認識するステップと、を備える読み取り方法が提供される。

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

１ ：ネットワークシステム
１００ ：通信端末
１０１ ：第１の磁石
１０２ ：第２の磁石
１０３ ：第３の磁石
１０４ ：第４の磁石
１０５ ：凹部
１０６ ：印
１１０ ：マイコン
１２０ ：記憶部
１３０ ：表示部
１４０ ：操作部
１５０ ：カメラ
１６１ ：通信モジュール
１６５ ：無線インターフェイス
１７０ ：ＬＥＤ
２００ ：測定装置
２３０ ：読み取り部
３００ ：センタサーバ
４００ ：センタ側網制御装置
５００ ：ネットワーク
６００ ：シート
６０１ ：第１の磁石
６０２ ：第２の磁石
６０３ ：第３の磁石
６０４ ：第４の磁石
６０５ ：凸部
６０６ ：延設部
６５０ ：読み取りエリア
７００ ：治具

Claims (8)

1. 数字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるシートと、
   前記読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって前記読み取り部に表示されている前記数字を認識する端末と、を備える読み取りシステムであって、
   前記シートには、前記読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像が設けられ、
   前記シートの一部には、金属または磁石が設けられ、
   前記端末には、前記読み取り部に前記カメラの位置が合う状態で前記金属または磁石と対向する位置に磁石または金属が設けられる、読み取りシステム。
2. 数字または／および文字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるシートと、
   前記読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって前記読み取り部に表示されている前記数字を認識する端末と、を備える読み取りシステムであって、
   前記シートには、前記読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像が設けられ、
   前記シートの一部には、第２の形状が形成され、
   前記端末には、前記読み取り部に前記カメラの位置が合う状態で前記第２の形状と嵌り合う第３の形状が設けられる、読み取りシステム。
3. 前記シートのうちの、前記読み取り部に対応するエリアの周囲に所定の色が付されている、請求項１または２に記載の読み取りシステム。
4. シートの第１の形状または第１の画像を、測定装置の読み取り部に合わせながら、前記シートを前記測定装置に取り付けるステップと、
   前記シートの一部の金属または磁石に端末の金属または磁石を引き合わせることによって、前記端末のカメラが前記読み取り部と対向した状態で、前記端末を前記測定装置に取り付けるステップと、
   前記読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって前記読み取り部に表示されている前記数字または／および文字を認識するステップと、を備える読み取り方法。
5. シートの第１の形状または第１の画像を、測定装置の読み取り部に合わせながら、前記シートを前記測定装置に取り付けるステップと、
   前記シートの第２の形状に端末の第３の形状を合わせることによって、前記端末のカメラが前記読み取り部と対向した状態で、前記端末を前記測定装置に取り付けるステップと、
   前記読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって前記読み取り部に表示されている前記数字または／および文字を認識するステップと、を備える読み取り方法。
6. 数字または／および文字を表示する読み取り部を有する測定装置に取り付けるためのシートであって、
   前記シートには、前記読み取り部に対して位置合わせするための第１の形状または第１の画像と、前記読み取り部を撮影するカメラを有する端末の位置を合わせるための第２の形状または第２の画像と、が設けられる、シート。
7. 前記シートのうちの、前記読み取り部に対応するエリアの周囲に所定の色が付されている、請求項６に記載の読み取りシート。
8. シートの第１の形状または第１の画像を、測定装置の読み取り部に合わせながら、前記シートを前記測定装置に取り付けるステップと、
   前記シートの第２の形状または第２の画像に端末を合わせることによって、前記端末のカメラが前記読み取り部と対向した状態で、前記端末を前記測定装置に取り付けるステップと、
   前記読み取り部をカメラで撮影して、ＯＣＲ機能を利用することによって前記読み取り部に表示されている前記数字または／および文字を認識するステップと、を備える読み取り方法。

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