JP2024076603A - 情報発信装置 - Google Patents

情報発信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024076603A
JP2024076603A JP2022188229A JP2022188229A JP2024076603A JP 2024076603 A JP2024076603 A JP 2024076603A JP 2022188229 A JP2022188229 A JP 2022188229A JP 2022188229 A JP2022188229 A JP 2022188229A JP 2024076603 A JP2024076603 A JP 2024076603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case member
information transmission
connector
battery
transmission device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022188229A
Other languages
English (en)
Inventor
泰徳 大矢
信幸 秋山
彰久 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP2022188229A priority Critical patent/JP2024076603A/ja
Publication of JP2024076603A publication Critical patent/JP2024076603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Fire Alarms (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】電池交換を簡単に行うことができ、作業員への負担を軽くすることができる情報発信装置を提供する。【解決手段】被取付け部に接合可能な第1ケース部材と、第1ケース部材と結合され内部に情報発信モジュールが実装された回路基板を内蔵する空間を形成する第2ケース部材と、電池および該電池を保持するカバー部材を有する電池ユニットとを備えた情報発信装置において、前記第1ケース部材および第2ケース部材には、互いに結合された状態で電池ユニットを挿入可能にする挿入口が形成され、カバー部材には前記電池から引き出されたリード線の端部に接続された第1コネクタを固定するコネクタ固定部が設けられ、回路基板にはコネクタ固定部と対向する部位に位置するように第1コネクタと接続離反可能な第2コネクタが配設され、電池ユニットの挿入口への挿入動作によって第1コネクタが第2コネクタに結合され電気的に接続されるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、ビーコン等の情報発信機能を有する電子部品を内蔵した情報発信装置に関し、例えば建物の天井等に設置される火災感知器と天井面等との間に設置可能な情報発信アダプタに利用して有効な技術に関する。
近年、機器固有の識別情報を無線により発信するビーコン等の情報発信器や当該情報発信器に電力を供給する電池などを備えた情報発信モジュールが、建物内に所定の距離をおいて設置されている位置検出システムがある。このような位置検出システムでは、複数の情報発信モジュールの各識別情報と各設置箇所とを対応付けたマップ情報(テーブル)が予め作成され、情報発信モジュールからの信号を受信可能な端末装置に記憶され、該端末装置を携帯した人間が建物内を移動した際に、端末装置が情報発信モジュールから識別情報を受信することで、受信した識別情報とマップ情報とから建物内での位置を検出するのに利用される。
従来、情報発信モジュールを備え、建物の天井等に取付けられた火災感知器と天井面との間に、火災感知器の機能や性能に影響を与えることなく、かつ、火災感知器による火災監視を中断することなく設置を行うことができる情報発信アダプタが提案されている(例えば特許文献1参照)。かかる情報発信アダプタによれば、情報発信モジュール専用の設置箇所を別途設けることなく、複数の情報発信モジュールを建物の適切な位置に適当な間隔で配置することができるという利点がある。
特開2017-228054号公報
特許文献1の情報発信アダプタにおいては、情報発信モジュールの電源としてボタン型電池が用いられている。また、電池の交換を容易にするため、円盤状をなすアダプタの本体の外周の一部に扇型の切欠きを設け、この切欠きに係合するトレーと該トレーに収納された電池とからなる電池ユニットを構成し、上記切欠きに挿入するようにしている。
しかしながら、ボタン型電池は、小型であるため情報発信アダプタをコンパクトにできるという利点がある一方、電池の寿命が短いため比較的短い期間に電池交換を行う必要があり、メンテナンスに多くの手間と人手を要するという課題がある。かかる課題は、情報発信アダプタの電源として比較的寿命の長い棒状の乾電池を使用することで解決される。しかし、棒状の乾電池は交換作業が面倒であるという課題がある。
そこで、2本の棒状乾電池を並べてパッケージに収納しリード線を設けたコネクタ電線付きリチウム電池が市場に提供されているので、それを利用することを検討した。
ところが、電源としてコネクタ電線付きリチウム電池を使用した場合、天井近くに設置されている情報発信アダプタの電池を交換する際に、既設の情報発信アダプタのカバーを外し電池のコネクタを引き抜いて新しい電池のコネクタを差し込む作業が必要であり、作業員への負担が大きいという課題がある。また、コネクタ電線付きリチウム電池はリード線を有しているため、電池交換後にアダプタにカバーを装着する際にカバーと本体ケースとの間にリード線を挟み込んでしまうおそれがあることが分かった。
本発明は、上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、電池交換を簡単に行うことができ、作業員への負担を軽くすることができる情報発信装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、対象が火災感知器と天井等との間に設置されている場合において電池交換の際にカバーと本体ケースとの間に電線を挟み込んでしまうのを回避しつつ電池交換を簡単に行うことができる情報発信装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、
被取付け部に接合可能な第1ケース部材と、
前記第1ケース部材と結合され内部に情報発信モジュールが実装された回路基板を内蔵する空間を形成する第2ケース部材と、
電池および該電池を保持するカバー部材を有する電池ユニットと、を備えた情報発信装置において、
前記第1ケース部材および前記第2ケース部材には、互いに結合された状態で上記電池ユニットを挿入可能にする挿入口が形成され、
前記カバー部材には、前記電池から引き出されたリード線の端部に接続された第1コネクタを固定するコネクタ固定部が設けられ、
前記回路基板には、前記コネクタ固定部と対向する部位に位置するように前記第1コネクタと接続離反可能な第2コネクタが配設され、前記電池ユニットの前記挿入口への挿入動作によって前記第1コネクタが前記第2コネクタに結合され電気的に接続されるように構成したものである。
上記した手段によれば、回路基板には、電池ユニット側のコネクタ固定部と対向する部位に位置するように基板側のコネクタが配設されているため、電池が消耗した電池ユニットをケースから引き抜いて、新しい電池ユニットをケースの挿入口へ挿入するだけで、ケース内部の回路基板上のコネクタと電池ユニット側のコネクタの着脱を行うことができる。そのため、電池交換を簡単に行うことができ、作業員への負担を軽くする。
ここで、望ましくは、前記カバー部材には、前記電池の外周に接触して当該電池の外れを防止する少なくとも一対の電池押え手段が設けられ、
前記電池押え手段は、前記電池ユニットの前記挿入口への挿入の際に、前記第1ケース部材または前記第2ケース部材の対応する部位に設けられているガイド部によって誘導されるように構成する。
かかる構成によれば、電池押え手段によって電池ユニットから電池が外れるのを防止することができるとともに、電池ユニットの挿抜の際に電池押え手段がケース側の外部によって誘導されるため、電池交換を行う際の作業性を向上させることができる。
また、望ましくは、前記第1ケース部材および/または前記第2ケース部材は、円形状の底壁と該底壁の外縁部に沿って形成された周壁とを備え、前記周壁に前記挿入口が形成されており、
前記カバー部材は、前記電池が搭載され前記底壁と平行なプレート部と、前記プレート部の縁部に前記周壁の延長上に位置するよう設けられた起立壁とを備え、
前記起立壁の両端には、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とにより形成される空間の内側へ向かって突出する弾性変形可能な一対の把持片が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、電池ユニットのカバー部材の両側に凹部が生じるため、電池ユニットの着脱部を直感的に認識することができ、電池ユニットの取り外しを円滑に行うことができる。
さらに、望ましくは、前記一対の把持片の外側面には、外側へ向かって延出し、前記周壁の前記挿入口の縁部に当接する翼部が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、ケースと電池ユニットのカバー部材とを密接させることができ、ケース内部空間の密閉性を高め、埃や水の浸入を防止することができる。
さらに、望ましくは、前記回路基板は、前記空間内において前記第2ケース部材の底壁の近傍に位置するように配設され、当該回路基板の前記第2ケース部材の底壁に対向する面に発光素子が実装されており、
前記第2ケース部材の底壁の前記発光素子に対応する部位には薄肉部が形成され、
前記回路基板は、前記第1コネクタが前記第2コネクタに結合され電気的に接続されたことを検出して前記発光素子を点灯させる機能を有するように構成する。
かかる構成によれば、電池ユニットの交換時に発光素子が点灯することで、電池ユニットと回路基板との接続が確実に行われたか否かを容易に確認することができる。
また、望ましくは、前記第1ケース部材は、中央に火災感知器に接続される配線が挿通可能な開口部と前記開口部と外側空間とを連通するスリットが形成され、
前記第1ケース部材および第2ケースには、当該情報発信装置を前記被取付け部に固定するためのネジを挿通可能な複数のネジ挿通穴が形成されており、
前記電池ユニットを前記挿入口内へ挿入した状態で、前記カバー部材と前記第2ケース部材の底壁との間に開口が形成され、当該開口は前記第1ケース部材の中央の前記開口部と連通した状態になるように構成する。
かかる構成によれば、既設の火災感知器と天井面等の取付け部との間に、感知器の電線を外すことなく装着することができる情報発信アダプタを実現することができる。
また、望ましくは、前記回路基板と前記電池ユニットは、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とにより形成される空間内において、前記開口部を挟んで対向した位置に配設されているように構成する。
かかる構成によれば、情報発信機能を有する電子部品(情報発信モジュール)を実装した回路基板が電池ユニットから離れた位置に配設されるため、電池ユニットが、情報発信モジュールが発した電波の障害となるのを回避し、電波の届く範囲が狭くなるのを防止することができる。
さらに、望ましくは、前記第1ケース部材の前記スリットの縁部にはリブが形成され、
前記電池ユニットの前記カバー部材には、前記スリットの縁部の前記リブに対応して、一対の防水壁が形成され、かつ当該一対の防水壁の間には排水用の溝が形成されており、
前記電池ユニットの装着状態において前記一対の防水壁の端面は前記リブの端面と接するように構成する。
かかる構成によれば、配線を通すために第1ケース(上側ケース)に設けられているスリットを通って水がケース内部に浸入するのを防止することができる。
さらに、望ましくは、前記第1ケース部材の前記被取付け部に接する壁体の前記開口部の近傍には、前記空間側へ凹んだ凹部が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、火災感知器に接続されている配線を収納するスペースを確保することができ、電池交換の際にカバーと本体ケースとの間に電線を挟み込んでしまうのを回避しつつ電池交換作業を効率よく進めることができる。
また、望ましくは、前記第1コネクタは前記第2コネクタへの挿入方向に沿った凸部を有しており、前記コネクタ固定部の前記第1コネクタと対向する部位には前記凸部が係合可能な溝が前記挿入方向に沿って形成されているように構成する。
かかる構成によれば、コネクタの逆差しを防止することができる。
本発明の情報発信装置によれば、電池交換を簡単に行うことができ、作業員への負担を軽くすることができる。また、対象が火災感知器と天井等との間に設置されている場合において、電池交換の際にカバーと本体ケースとの間に挟み込んでしまうのを回避しつつ電池交換を簡単に行うことができるという効果がある。
本発明を情報発信アダプタに適用した場合の一実施形態を示すもので、(A)は情報発信アダプタを取付け面(天井等)に取り付けられる側と逆側(下面側)から見た状態を示す斜視図、(B)はその情報発信アダプタの下側ケースの内部構造を示す平面図である。 (A)は実施形態の情報発信アダプタの下面に感知器を装着した状態を示す斜視図、(B)は情報発信アダプタの下面に化粧パネルを装着した状態を示す斜視図である。 図1に示す情報発信アダプタを構成する電池ユニットの一例の詳細な構成を示すもので、(A)は電池ユニットを先端側(コネクタ側)から見た斜視図、(B)は(A)と逆方向から電池ユニットを見た斜視図である。 (A)、(B)は実施形態の情報発信アダプタの内部構造を示す断面図である。 情報発信アダプタを構成する上側ケースの内側の構造を示す斜視図である。 実施形態の情報発信アダプタに電池ユニットを挿入した状態を示す要部拡大断面図である。 実施形態の情報発信アダプタの内部構造を示す断面図である。 実施形態の情報発信アダプタを上面側から見た状態を示す斜視図である。 (A)は電池ユニットを構成するユニットカバーのアーム部先端のコネクタ固定構造を示す斜視図、(B)は(A)において破線Bで囲まれた部位に挿入される配線コネクタの詳細を示す拡大図である。
以下、本発明を情報発信アダプタに適用した場合の一実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の情報発信アダプタは、火災感知器と当該火災感知器が取付けられる天井面などの取付け面(被取付け部)との間に設置可能に構成されている。なお、以下の説明では、天井面に取り付けられた際に天井側となる方を上側とし、床側となる方を下側とする。
図1(A)は情報発信アダプタを天井等の取付け面に取り付けられる側と逆の側から見た状態を示す斜視図、図1(B)はその情報発信アダプタの下側ケースの内部構造を示す平面図である。また、図2(A)には情報発信アダプタに火災感知器40を装着した状態が、図2(B)には情報発信アダプタの下面に化粧パネル50を装着した状態が示されている。
本実施形態の情報発信アダプタは、図1(A)に示すように、略円盤状をなす火災感知器が取り付けられる下側ケース10と、円筒状の側壁と円板状の底壁とを有しシャーレ状をなす上側ケース20とに構成されている。
下側ケース10は、前記上側ケース20の開口側を覆うように接合され、複数の係止爪によって上側ケース20と一体に結合されており、下側ケース10の底壁(図では上面側)には火災感知器を情報発信アダプタに固定するためのネジが挿通されるネジ挿通孔10aが2個所に形成されている。また、上記ネジ挿通孔10a(2個所)の近傍には、当該情報発信アダプタを取付け面に固定する固定するネジを移動可能に挿通するためのT状をなすネジ挿通孔10bもそれぞれ形成されている。
また、下側ケース10の表面には、火災感知器が取り付けられない状態で設置される場合に、見映えを良くする等のために装着される円板状の化粧パネル50(図2(B)参照)の係止爪が係合される段差部を内部に有する係合部10cが4個所に形成されている。
さらに、下側ケース10は、中央に火災感知器に接続される配線が挿通される開口部10dが形成されているとともに、外周部から上記開口部10dに到達する範囲まで切欠き10eが形成され、この切欠き10eに、後に詳しく説明する電池ユニット30を構成するトレー状のユニットカバー31が着脱可能に嵌合されるように構成されている。
下側ケース10の周縁部には、図1(B)に示すように、上側ケース20に結合するための係止爪10fが4個所に形成されているとともに、情報発信機能を有する電子部品としての情報発信モジュールが実装された回路基板11が、上記開口部10dを挟んで電池ユニット30と対向する位置に配設されている。このようにすることによって、電池ユニット30が情報発信モジュールから発生された電波等の信号の障害になりにくく、小型化が可能となる。
また、上記電池ユニット30のユニットカバー31は合成樹脂で形成されており、コネクタ電線付きリチウム電池32を収納可能に構成されている。一方、回路基板11上には、上記リチウム電池(以下電池と記す)32から引き出されたリード線33の端部に設けられている配線コネクタ34と接続離反可能な受け側のコネクタ12が実装されている。
図3(A),(B)には、上記電池ユニット30の詳細な構造が示されている。このうち、(A)は電池ユニットを先端側(コネクタ側)から見た状態を、(B)は電池ユニット30を(A)と反対の方向から見た状態を示している。
図3に示すように、ユニットカバー31は、下側ケース10の前記切欠き10eに対応した形状を有し電池32を載置する底壁31aを備え、上側ケース20の側壁21gと同一の曲率を有し上側ケース20の側壁21gと連続した周壁を構成するための円弧状の起立壁31bが上記底壁31aの外端側の辺の縁部に沿って形成されている。
そして、起立壁31bの円弧方向の長さは底壁31aの幅よりも長く設定され、起立壁31bの両端は底壁31aの左右両側方へ延出するように形成され、端部には底壁31aの左右両側辺と平行に内側方向へ突出する一対の把持片31cが設けられている。この把持片31cは底壁31aの左右両側辺と所定の間隔をおいて離間されており、これにより把持片31cは左右方向へ弾性変形可能なバネ片として機能するように構成されている。
上記のように起立壁31bの両端に内側方向へ突出する一対の把持片31cが形成されていることで、電池ユニット30をアダプタのケースに挿入した状態においては、図2に示すように、円弧状の起立壁31bの両側にそれぞれ凹部D1,D2が生じる。そのため、この凹部D1,D2に親指と人差し指の指先を挿入して、把持片31cを挟み込んで内側へ変形させることによって、先端の爪を上側ケース20の側壁21gの縁部から外し、電池ユニット30の抜差しを容易に行うことができる。
さらに、ユニットカバー31の把持片31cの先端の外側面には、図6に示すように、下側ケース10のユニット挿入口の左右の縁部に係合する係止爪31dが設けられているとともに、係止爪31dの近傍には左右方向へ延出する翼部としてのストッパ片31eが設けられている。なお、電池32の後端は、ユニットカバー31の縁部の円弧状の起立壁31bの内面に形成されたリブ31hによって位置が規制される。図6は、図1(B)において、一点鎖線Aで囲まれた部分を拡大して示したものである。
また、図3に示すように、ユニットカバー31の底壁31a上面には、電池32の前端位置を規制する規制片31fと、電池32の左右位置を規制する一対の抑え片31gが立設されている。この抑え片31gは内面上部にそれぞれ爪が形成されており、抑え片31gの爪が電池32の上部に当接することで、電池の抜けを防止するように構成されている。さらに、抑え片31gの爪の上部が上方へ突出することで、電池ユニット30をスライドさせる際に安定して移動させるためのガイドとして機能するように構成されている。図示しないが、上側ケース20の壁面の対向する部位には、上記一対の抑え片31gの上端が係合する一対の平行なガイド溝が形成されており、抑え片31gの上端はガイド溝に沿って移動することとなる。
さらに、ユニットカバー31の底壁31aの後端側(円弧状の起立壁31bと反対側の端部)には、後方へ向かって突出するアーム部31iが設けられており、このアーム部31iの先端部に前記配線コネクタ34が固定されているとともに、アーム部31iの上面にリード線33が配設されている。また、アーム部31iの上面中央には、リード線33を通すためのスリットを有しリード線33を挟持することで位置ずれを防止するための把持部31jが設けられているとともに、アーム部31iの上面には、配線コネクタ34を抑え、脱落を防止するための係止爪31nが設けられている。
また、ユニットカバー31の底壁31aの上面のアーム部31iと反対側の側部には、アダプタのケース内への水の浸入を防止するための防水壁31kと浸入した水を速やかに排出させるための排水溝31mが形成されている。
しかも、本実施形態の情報発信アダプタにおいては、図4(B)に示すように、排水溝31mの底壁が下側ケース10の中央に向かって下り傾斜するように形成されており、浸入した水を中央の開口部10dより排出できるように構成されている。また、防水壁31kは、図4(A)に示すように、上側ケース20に設けられたガイド部と接して移動可能とすることで、電池ユニットをアダプタのケースへ挿入する際のガイドとしての機能も有している。
ここで、防水壁31k及び排水溝31mを設けた目的について図5を用いて説明する。なお、図5は上側ケース20の内面構造を示している。図5に示すように、上側ケース20の底壁21には外縁部から中央の開口部21cまで達するスリット21aが形成されている。このスリット21aは、建造物の天井面等に既に設置されている火災感知器を利用して感知器と天井面との間に本実施例の情報発信アダプタを設置する際に、感知器に接続されている電線をスリット21aに沿って移動させて中央の開口部に位置させるためのものである。このようにスリット21aを設けることで、電線を外すことなく情報発信アダプタを設置することができる。
しかし、上側ケース20にスリット21aを設けたことで、天井面を伝わって来た水がスリット21aを通ってアダプタのケース内に浸入してしまうおそれがある。そこで、上側ケース20にはスリット21aの両縁に沿って一対のリブ21bが形成されている。また、リブ21bは中央の開口部21cの縁部まで延設して設けられている。そして、電池ユニットのユニットカバー31側の上記防水壁31kは、上側ケース20の上記一対のリブ21bと同一間隔を有し、電池ユニットをアダプタのケースに挿入した状態で端面同士が互いに接するような高さに設定されている。これによって、スリット21aを通ってアダプタのケース内に水が浸入するのを防止することができるようになっている。
なお、下側ケース10には上側ケース20の上記スリット21aに対応するスリットはないが、下側ケース10には電池ユニットを挿入する切欠き10eが設けられており、この切欠き10eはその一側が上側ケース20の上記スリット21aの一側に一致するように形成されている。従って、電池ユニットを装着していない情報発信アダプタであれば、建造物の天井面等に既に設置されている火災感知器に接続されている電線を上側ケース20のスリット21aおよび下側ケース10の切欠き10eを通って中央の開口部10d,21cまで移動させることで、電線を外すことなく、天井面等と感知器との間に情報発信アダプタを設置することができる。
また、上側ケース20の底壁21には情報発信アダプタを天井面等の取付け面に固定するためのネジを周方向へ移動可能に挿通するためのネジ挿通孔21dが2個所に形成されている。また、上記ネジ挿通孔21d(2個所)の近傍には、情報発信アダプタを固定するネジを径方向へ移動可能に挿通するためのネジ挿通孔21eもそれぞれ形成されている。
さらに、本実施形態の情報発信アダプタにおいては、図4(B)に示すように、電池ユニットの防水壁31kの上端面は排水溝31mと同様に下側ケース10の中央に向かって下り傾斜されているとともに、上側ケース20のリブ21bの下端面も同様に傾斜されている。これにより、電池ユニット30を下側ケース10の切欠き10e内へ挿入する際には規定の位置に収まるよう誘導されるとともに、電池ユニットがアダプタのケースに完全に挿入された際には、防水壁31kの上端面がリブ21bの下端面に接触することで密閉性を高めている。
さらに、上側ケース20の側壁21gには、図6に示すように、電池ユニット30が挿入される開口(ユニット挿入口)が設けられ、この開口の縁部には中心線側へ向かう一対の折曲片21hが設けられ、この折曲片21hの先端には内側へ向かって延びる湾曲部が形成されている。
一方、上側ケース20の側壁21gの開口に挿入される電池ユニット30のユニットカバー31の把持片31cに設けられているストッパ片31eの背面は、上側ケース20の折曲片21hの湾曲部に対応した形状を有している。そのため、電池ユニット30がアダプタのケースに完全に挿入されると、ユニットカバー31の把持片31cに設けられているストッパ片31eが、上側ケース20の折曲片21hに密接し、それによってアダプタのケース内を密閉状態にできるように構成されている。
図7には、本実施形態の情報発信アダプタの断面図が示されている。図7に示すように、本実施形態の情報発信アダプタにおいては、下側ケース10の底壁に近い部位に回路基板11が配設され、この回路基板11の下面のケース外縁部に近い部位に発光素子13が実装されている。そして、回路基板11に設けられている回路には、電池ユニット30が情報発信アダプタのケースに挿入され、コネクタ12と配線コネクタ34とが接続されて電池からの電源電圧が回路基板11に供給されると、上記発光素子13を点灯させる機能が付加されている。また、上記発光素子13に対向する下側ケース10の底壁には、薄肉部10iが形成されている。
そのため、電池ユニット30が情報発信アダプタに装着されると、発光素子13から出射した光が薄肉部10iを透過して外側(図7では下方)へ漏れるので、密閉性を維持しつつ電池ユニットが確実に装着されたことを確認することができる。
しかも、本実施形態の情報発信アダプタの下側ケース10は、図2(A)に示すように、火災感知器40のベース部分の径よりも大きい径を有するように構成されている。また、図2(B)に示すように、火災感知器が装着されない場合に換わって装着される化粧パネル50の径は、情報発信アダプタの下側ケース10の径よりも小さい径を有するように形成される。そして、下側ケース10の底壁の上記薄肉部10iは、火災感知器40のベースや化粧パネル50で覆われない縁部に設けられている。そのため、情報発信アダプタに火災感知器40または化粧パネル50のいずれが装着されている場合にも、発光素子13の点灯の有無を視認することができる。
図8には、上側ケース20を斜め上方から見た外観図が示されている。図8に示すように、本実施形態の情報発信アダプタにおいては、上側ケース20の底壁21に、中央の開口と連続してその周囲の電池ユニット30から遠い側へ広がるように、中央の開口部21cよりも一回り大きな面積の凹部21fが形成されている。なお、この凹部21fが形成されている部位は、図7において回路基板11が配設されている領域の一部に対応している。
本実施形態の情報発信アダプタにおいては、ボタン型電池に比べてサイズの大きなコネクタ電線付きリチウム電池を使用しているとともに、発信モジュールを実装した回路基板11が不可欠であるので、上側ケース20の中央の開口の面積を大きくとることができない。そのため、火災感知器から延びる配線を収納するスペースを充分に確保することができない事態が生じるおそれがある。
一方、本実施形態の情報発信アダプタにおいては、図7に示すように、下側ケース10の底壁に近い部位に回路基板11が配設されている。そのため、上側ケース20の底壁21に上記のような凹部21fを形成することができ、それによって火災感知器から延びる配線を収納するスペースを広げることができる。
さらに、本実施形態の情報発信アダプタにおいては、電池ユニット30側の配線コネクタ34の回路基板11上のコネクタ12への逆差しを防止するための工夫を行なってもよい。具体的には、電池ユニット30側の配線コネクタ34の下面に、コネクタ差込み方向と平行なリブ34aが設けられていることを利用して、図9(A)に示すように、ユニットカバー31のアーム部31iの先端部上面に、上記配線コネクタ34の下面のリブ34aが係合可能な溝31pを形成している。なお、図9において、(B)の図は(A)において破線Bで囲まれた部分に挿入される配線コネクタ34を拡大して示したものである。
上記のように構成することにより、配線コネクタ34をユニットカバーのアーム部31iの先端部に取り付ける際に、リブ34aが上向きの状態で配線コネクタ34を取り付けるようにすると、配線コネクタ34の上面の高さが正しい姿勢の場合よりも高くなり、係止爪31nに邪魔されて所定位置に配線コネクタ34を設置することができなくなる。そのため、作業者は容易に配線コネクタ34の向きの過ちに気が付き、コネクタを確実に正しい姿勢で組み付けることができ、それによって電池ユニット30を情報発信アダプタのケースへ挿入する際に回路基板11上のコネクタ12へ逆差しされるのを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、情報発信アダプタとして発信機能を有するモジュールを内蔵した例を示したが、発信機能の他、受信機能を有するモジュールを内蔵するようにしても良い。また、上記実施形態では、電源として棒状のリチウム電池を使用しているが、他の種類の電池あるいは複数の並列接続されたボタン型電池を使用しても良い。
さらに、上記実施形態の情報発信アダプタに装着される火災感知器40は、感知器ベースと感知器本体とに分離可能なものであっても良いし、感知器ベースを備えない火災感知器、すなわち感知器ベースを介することなく取り付けられる火災感知器であっても良い。
また、上記実施形態では、本発明を、火災感知器と当該火災感知器が取付けられる天井面などの取付け面との間に設置可能な情報発信アダプタに適用した場合について説明したが、本発明は情報発信アダプタに限定されず、火災感知器とは無関係に単独で建造物の壁面等に設置される情報発信装置として利用することも可能である。そして、その場合には、上側ケースと下側ケースの中央に配線を通すための開口部を設ける必要はない。
10 下側ケース(第2ケース)
10a,10b ネジ挿通孔
10c 係合部
10d 開口部
10e 切欠き
10f 係止爪
10i 薄肉部
11 回路基板
12 コネクタ(第2コネクタ)
13 発光素子
20 上側ケース(第1ケース)
21 底壁
21a スリット
21b リブ
21c 開口部
21d,21e ネジ挿通孔
21f 凹部
21g 側壁
21h 折曲片
30 電池ユニット
31 ユニットカバー(カバー部材)
31a 底壁
31b 起立壁
31c 把持片
31d 係止爪
31e ストッパ片(翼部)
31f 規制片
31g 抑え片
31h リブ
31i アーム部
31j 把持部
31k 防水壁
31m 排水溝
31n 係止爪
31p 溝
32 電池
33 リード線
34 電線コネクタ(第1コネクタ)
34a リブ
40 火災感知器
50 化粧パネル

Claims (10)

  1. 被取付け部に接合可能な第1ケース部材と、
    前記第1ケース部材と結合され内部に情報発信モジュールが実装された回路基板を内蔵するみを形成する第2ケース部材と、
    電池および該電池を保持するカバー部材を有する電池ユニットと、を備えた情報発信装置であって、
    前記第1ケース部材および前記第2ケース部材には、互いに結合された状態で前記電池ユニットを挿入可能にする挿入口が形成され、
    前記カバー部材には、前記電池から引き出されたリード線の端部に接続された第1コネクタを固定するコネクタ固定部が設けられ、
    前記回路基板には、前記コネクタ固定部と対向する部位に位置するように前記第1コネクタと接続離反可能な第2コネクタが配設され、前記電池ユニットの前記挿入口への挿入動作によって前記第1コネクタが前記第2コネクタに結合され電気的に接続されるように構成されていることを特徴とする情報発信装置。
  2. 前記カバー部材には、前記電池の外周に接触して当該電池の外れを防止する少なくとも一対の電池押え手段が設けられ、
    前記電池押え手段は、前記電池ユニットの前記挿入口への挿入の際に、前記第1ケース部材または前記第2ケース部材の対応する部位に設けられているガイド部によって誘導されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報発信装置。
  3. 前記第1ケース部材および/または前記第2ケース部材は、円形状の底壁と該底壁の外縁部に沿って形成された周壁とを備え、前記周壁に前記挿入口が形成されており、
    前記カバー部材は、前記電池が搭載され前記底壁と平行なプレート部と、前記プレート部の縁部に前記周壁の延長上に位置するよう設けられた起立壁とを備え、
    前記起立壁の両端には、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とにより形成される空間の内側へ向かって突出する弾性変形可能な一対の把持片が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の情報発信装置。
  4. 前記一対の把持片の外側面には、外側へ向かって延出し、前記周壁の前記挿入口の縁部に当接する翼部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の情報発信装置。
  5. 前記回路基板は、前記空間内において前記第2ケース部材の底壁の近傍に位置するように配設され、当該回路基板の前記第2ケース部材の底壁に対向する面に発光素子が実装されており、
    前記第2ケース部材の底壁の前記発光素子に対応する部位には薄肉部が形成され、
    前記回路基板は、前記第1コネクタが前記第2コネクタに結合され電気的に接続されたことを検出して前記発光素子を点灯させる機能を有するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の情報発信装置。
  6. 前記第1ケース部材は、中央に火災感知器に接続される配線が挿通可能な開口部と前記開口部と外側空間とを連通するスリットが形成され、
    前記第1ケース部材および第2ケースには、当該情報発信装置を前記被取付け部に固定するためのネジを挿通可能な複数のネジ挿通穴が形成されており、
    前記電池ユニットを前記挿入口内へ挿入した状態で、前記カバー部材と前記第2ケース部材の底壁との間に開口が形成され、当該開口は前記第1ケース部材の中央の前記開口部と連通した状態になるように構成されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに情報発信装置。
  7. 前記回路基板と前記電池ユニットは、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とにより形成される空間内において、前記開口部を挟んで対向した位置に配設されていることを特徴とする請求項6に記載の情報発信装置。
  8. 前記第1ケース部材の前記スリットの縁部にはリブが形成され、
    前記電池ユニットの前記カバー部材には、前記スリットの縁部の前記リブに対応して、一対の防水壁が形成され、かつ当該一対の防水壁の間には排水用の溝が形成されており、
    前記電池ユニットの装着状態において前記一対の防水壁の端面は前記リブの端面と接するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の情報発信装置。
  9. 前記第1ケース部材の前記被取付け部に接する壁体の前記開口部の近傍には、前記空間側へ凹んだ凹部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の情報発信装置。
  10. 前記第1コネクタは前記第2コネクタへの挿入方向に沿った凸部を有しており、前記コネクタ固定部の前記第1コネクタと対向する部位には前記凸部が係合可能な溝が前記挿入方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項9に記載の情報発信装置。
JP2022188229A 2022-11-25 2022-11-25 情報発信装置 Pending JP2024076603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022188229A JP2024076603A (ja) 2022-11-25 2022-11-25 情報発信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022188229A JP2024076603A (ja) 2022-11-25 2022-11-25 情報発信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024076603A true JP2024076603A (ja) 2024-06-06

Family

ID=91332814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022188229A Pending JP2024076603A (ja) 2022-11-25 2022-11-25 情報発信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024076603A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1850358B1 (en) Lighted pushbutton-type switch assembly
CA2972369C (en) Wall mounted battery-powered wireless device
EP2624674B1 (en) Operation switch
CN204313188U (zh) 照明装置
CN105090861A (zh) 照明装置
JP2024076603A (ja) 情報発信装置
JP4513715B2 (ja) 照明器具
JP4725286B2 (ja) 電子機器
JP6796803B2 (ja) 照明器具
CN114034022B (zh) 连接结构及照明设备
CA3107605C (en) Wireless, battery-powered sensor
JP6722526B2 (ja) 情報発信アダプタ
CN209962270U (zh) 一种支架、传感装置及电子设备
JP6730670B2 (ja) 照明装置
EP4057107B1 (en) Electronic device
JP2020167119A (ja) 照明装置
JP4232447B2 (ja) 照明器具
JP6268644B2 (ja) 照明器具
KR102341530B1 (ko) 센서
JP7034773B2 (ja) 照明器具
JP7435424B2 (ja) 照明装置
CN210040300U (zh) 遥控器
JP4380763B6 (ja) 配線器具
JP2022066340A (ja) 光源ユニット
JP2017212073A (ja) 照明装置