JP2024076583A - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024076583000001
【課題】信頼性の低下を抑制する。
【解決手段】一実施形態によれば、表示装置の製造方法は、下電極を形成し、第1無機絶縁材料を堆積して、前記下電極を覆う第1絶縁層を形成し、前記第1無機絶縁材料の堆積を停止し、第2無機絶縁材料を堆積して、前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成し、前記第2絶縁層の上に位置し導電材料で形成された下部と、前記下部の上に位置し前記下部の側面から突出した上部と、を有する隔壁を形成し、前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を順次パターニングすることにより、前記下電極に重なる開口を形成し、前記下電極の上に、発光層を含む有機層を形成し、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極を形成する。
【選択図】図12

Description

本発明の実施形態は、表示装置及びその製造方法に関する。
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、薄膜トランジスタを含む画素回路と、画素回路に接続された下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極と、を備えている。有機層は、発光層の他に、正孔輸送層や電子輸送層などの機能層を含んでいる。
このような表示素子を製造する過程において、信頼性の低下を抑制する技術が必要とされている。
特開2000-195677号公報 特開2004-207217号公報 特開2008-135325号公報 特開2009-32673号公報 特開2010-118191号公報 国際公開第2018/179308号 米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
本発明の目的は、信頼性の低下を抑制することが可能な表示装置及びその製造方法を提供することにある。
一実施形態によれば、表示装置の製造方法は、
下電極を形成し、第1無機絶縁材料を堆積して、前記下電極を覆う第1絶縁層を形成し、前記第1無機絶縁材料の堆積を停止し、第2無機絶縁材料を堆積して、前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成し、前記第2絶縁層の上に位置し導電材料で形成された下部と、前記下部の上に位置し前記下部の側面から突出した上部と、を有する隔壁を形成し、前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を順次パターニングすることにより、前記下電極に重なる開口を形成し、前記下電極の上に、発光層を含む有機層を形成し、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極を形成する。
一実施形態によれば、表示装置は、
基板と、前記基板の上方に配置された下電極と、前記下電極の端部を覆い、前記下電極に重なる開口を有するリブと、前記リブの上に配置され導電材料で形成された下部と、前記下部の上に配置され前記下部の側面から突出した上部と、を有する隔壁と、前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極と、を備え、前記リブは、第1無機絶縁材料で形成された第1リブ層と、前記第1リブ層の上に位置し第2無機絶縁材料で形成された第2リブ層と、を備え、前記有機層は、前記下電極の前記端部の直上において、前記第2リブ層の上に配置されている。
図1は、表示装置DSPの構成例を示す図である。 図2は、副画素SP1,SP2,SP3のレイアウトの一例を示す図である。 図3は、図2中のA-B線に沿う表示装置DSPの概略的な断面図である。 図4は、図3に示したリブ5を拡大した断面図である。 図5は、多層体であるリブ5の効果を説明するための図である。 図6は、第1リブ層51及び第2リブ層52の厚さを説明するための図である。 図7は、第1リブ層51及び第2リブ層52の厚さを説明するための図である。 図8は、第1リブ層51及び第2リブ層52の厚さを説明するための図である。 図9は、第1リブ層51及び第2リブ層52をそれぞれ形成する材料の組合せを説明するための図である。 図10は、第1リブ層51及び第2リブ層52をそれぞれ形成する材料の組合せを説明するための図である。 図11は、第1リブ層51及び第2リブ層52をそれぞれ形成する材料の組合せを説明するための図である。 図12は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図13は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図14は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図15は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図16は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図17は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図18は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図19は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図20は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図21は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図22は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図23は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図24は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
一実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向Xと称し、Y軸に沿った方向を第2方向Yと称し、Z軸に沿った方向を第3方向Zと称する。第3方向Zと平行に各種要素を見ることを平面視という。
本実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末等に搭載され得る。
図1は、表示装置DSPの構成例を示す図である。
表示装置DSPは、絶縁性の基板10の上に、画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAよりも外側の周辺領域SAと、を有している。基板10は、ガラスであってもよいし、可撓性を有する樹脂フィルムであってもよい。
本実施形態においては、平面視における基板10の形状が長方形である。ただし、基板10の平面視における形状は長方形に限らず、正方形、円形あるいは楕円形などの他の形状であってもよい。
表示領域DAは、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配列された複数の画素PXを備えている。画素PXは、複数の副画素SPを含む。一例では、画素PXは、第1色の副画素SP1、第2色の副画素SP2、及び、第3色の副画素SP3を含む。第1色、第2色、及び、第3色は、互いに異なる色である。なお、画素PXは、副画素SP1,SP2,SP3とともに、あるいは副画素SP1,SP2,SP3のいずれかに代えて、白色などの他の色の副画素SPを含んでもよい。
副画素SPは、画素回路1と、画素回路1によって駆動される表示素子20と、を備えている。画素回路1は、画素スイッチ2と、駆動トランジスタ3と、キャパシタ4と、を備えている。画素スイッチ2及び駆動トランジスタ3は、例えば薄膜トランジスタにより構成されたスイッチング素子である。
画素スイッチ2のゲート電極は、走査線GLに接続されている。画素スイッチ2のソース電極及びドレイン電極の一方は信号線SLに接続され、他方は駆動トランジスタ3のゲート電極及びキャパシタ4に接続されている。駆動トランジスタ3において、ソース電極及びドレイン電極の一方は電源線PL及びキャパシタ4に接続され、他方は表示素子20に接続されている。
なお、画素回路1の構成は図示した例に限らない。例えば、画素回路1は、より多くの薄膜トランジスタ及びキャパシタを備えてもよい。
表示素子20は、発光素子としての有機発光ダイオード(OLED)であり、有機EL素子と称する場合がある。
周辺領域SAは、ICチップやフレキシブルプリント回路基板を接続するための端子領域TAを有している。端子領域TAは、複数のパッド(端子)PDを備えている。複数のパッドPDは、ICチップの端子やフレキシブルプリント回路基板の端子と接続される。
図2は、副画素SP1,SP2,SP3のレイアウトの一例を示す図である。
図2の例においては、副画素SP2及び副画素SP3が第2方向Yに並んでいる。副画素SP1及び副画素SP2が第1方向Xに並び、副画素SP1及び副画素SP3が第1方向Xに並んでいる。
副画素SP1,SP2,SP3がこのようなレイアウトである場合、表示領域DAには、副画素SP2及び副画素SP3が第2方向Yに交互に配置された列と、複数の副画素SP1が第2方向Yに配置された列とが形成される。これらの列は、第1方向Xに交互に並ぶ。
なお、副画素SP1,SP2,SP3のレイアウトは図2の例に限られない。他の一例として、各画素PXにおける副画素SP1,SP2,SP3が第1方向Xに順に並んでいてもよい。
表示領域DAには、リブ5及び隔壁6が配置されている。リブ5は、副画素SP1,SP2,SP3においてそれぞれ開口AP1,AP2,AP3を有している。
隔壁6は、平面視においてリブ5と重なっている。隔壁6は、開口AP1,AP2,AP3を囲う格子状に形成されている。隔壁6は、リブ5と同様に副画素SP1,SP2,SP3において開口を有するということもできる。
副画素SP1,SP2,SP3は、表示素子20として、それぞれ表示素子201,202,203を備えている。
副画素SP1の表示素子201は、開口AP1とそれぞれ重なる下電極LE1、上電極UE1、及び、有機層OR1を備えている。有機層OR1は、例えば青波長域の光を放つ発光層を含む。
副画素SP2の表示素子202は、開口AP2とそれぞれ重なる下電極LE2、上電極UE2、及び、有機層OR2を備えている。有機層OR2は、例えば緑波長域の光を放つ発光層を含む。
副画素SP3の表示素子203は、開口AP3とそれぞれ重なる下電極LE3、上電極UE3、及び、有機層OR3を備えている。有機層OR3は、例えば赤波長域の光を放つ発光層を含む。
図2の例においては、下電極LE1、LE2、LE3の外形は点線で示し、有機層OR1、OR2、OR3、及び、上電極UE1、UE2、UE3の外形は一点鎖線で示している。なお、図示した下電極、有機層、上電極のそれぞれの外形は、正確な形状を反映したものとは限らない。
下電極LE1、LE2、LE3のそれぞれの周縁部、有機層OR1、OR2、OR3のそれぞれの周縁部、及び、上電極UE1、UE2、UE3のそれぞれの周縁部は、平面視においてリブ5に重なっている。
下電極LE1、LE2、LE3は、例えば、表示素子のアノードに相当する。上電極UE1、UE2、UE3は、表示素子のカソード、あるいは、共通電極に相当する。
下電極LE1は、コンタクトホールCH1を通じて副画素SP1の画素回路1(図1参照)に接続されている。下電極LE2は、コンタクトホールCH2を通じて副画素SP2の画素回路1に接続されている。下電極LE3は、コンタクトホールCH3を通じて副画素SP3の画素回路1に接続されている。
図2の例においては、開口AP1の面積、開口AP2の面積、及び、開口AP3の面積は、互いに異なる。すなわち、開口AP1の面積が開口AP2の面積よりも大きく、開口AP2の面積が開口AP3の面積よりも大きい。換言すると、開口AP1から露出した下電極LE1の面積は開口AP2から露出した下電極LE2の面積よりも大きく、開口AP2から露出した下電極LE2の面積は開口AP3から露出した下電極LE3の面積よりも大きい。
図3は、図2中のA-B線に沿う表示装置DSPの概略的な断面図である。
回路層11は、基板10の上に配置されている。回路層11は、図1に示した画素回路1などの各種回路と、走査線GL、信号線SL、電源線PLなどの各種配線と、を含む。回路層11は、絶縁層12により覆われている。絶縁層12は、回路層11により生じる凹凸を平坦化する有機絶縁層である。
下電極LE1,LE2,LE3は、絶縁層12の上に配置され、互いに離間している。図示した例では、下電極LE1,LE2,LE3は、逆テーパー状(台形状)の断面を有している。つまり、下電極LE1,LE2,LE3については、断面視において、絶縁層12に接する下面の幅が上面の幅より小さい。
リブ5は、絶縁層12及び下電極LE1,LE2,LE3の上に配置されている。リブ5の開口AP1は下電極LE1に重なり、開口AP2は下電極LE2に重なり、開口AP3は下電極LE3に重なっている。下電極LE1,LE2,LE3の各々の端部は、リブ5で覆われている。下電極LE1,LE2,LE3のうち、互いに隣接する下電極の間では、絶縁層12がリブ5により覆われている。
隔壁6は、リブ5の上に配置された導電性を有する下部(茎)61と、下部61の上に配置された上部(笠)62と、を含む。図の右側に示した隔壁6の下部61は、開口AP1と開口AP2との間に位置している。図の左側に示した隔壁6の下部61は、開口AP2と開口AP3との間に位置している。上部62は、下部61よりも大きい幅を有している。これにより、上部62の両端部が下部61の側面よりも突出している。このような隔壁6の形状は、オーバーハング状と呼ばれる。
有機層OR1は、開口AP1を通じて下電極LE1に接触し、開口AP1から露出した下電極LE1を覆うとともに、その周縁部がリブ5の上に位置している。上電極UE1は、有機層OR1を覆い、下部61に接触している。
有機層OR2は、開口AP2を通じて下電極LE2に接触し、開口AP2から露出した下電極LE2を覆うとともに、その周縁部がリブ5の上に位置している。上電極UE2は、有機層OR2を覆い、下部61に接触している。
有機層OR3は、開口AP3を通じて下電極LE3に接触し、開口AP3から露出した下電極LE3を覆うとともに、その周縁部がリブ5の上に位置している。上電極UE3は、有機層OR3を覆い、下部61に接触している。
図3の例においては、副画素SP1はキャップ層CP1及び封止層SE1を有し、副画素SP2はキャップ層CP2及び封止層SE2を有し、副画素SP3はキャップ層CP3及び封止層SE3を有している。キャップ層CP1,CP2,CP3は、それぞれ有機層OR1,OR2,OR3から放たれた光の取り出し効率を向上させる光学調整層としての役割を有している。
キャップ層CP1は、上電極UE1の上に配置されている。
キャップ層CP2は、上電極UE2の上に配置されている。
キャップ層CP3は、上電極UE3の上に配置されている。
封止層SE1は、キャップ層CP1の上に配置され、隔壁6に接触し、副画素SP1の各部材を連続的に覆っている。
封止層SE2は、キャップ層CP2の上に配置され、隔壁6に接触し、副画素SP2の各部材を連続的に覆っている。
封止層SE3は、キャップ層CP3の上に配置され、隔壁6に接触し、副画素SP3の各部材を連続的に覆っている。
図3の例においては、有機層OR1、上電極UE1、及び、キャップ層CP1の一部は、副画素SP1の周囲の隔壁6の上に位置している。これらの部分は、有機層OR1、上電極UE1、及び、キャップ層CP1のうち開口AP1に位置する部分(表示素子201を構成する部分)から離間している。
同様に、有機層OR2、上電極UE2、及び、キャップ層CP2の一部は、副画素SP2の周囲の隔壁6の上に位置し、これらの部分は、有機層OR2、上電極UE2、及び、キャップ層CP2のうち開口AP2に位置する部分(表示素子202を構成する部分)から離間している。
同様に、有機層OR3、上電極UE3、及び、キャップ層CP3の一部は、副画素SP3の周囲の隔壁6の上に位置し、これらの部分は、有機層OR3、上電極UE3、及び、キャップ層CP3のうち開口AP3に位置する部分(表示素子203を構成する部分)から離間している。
封止層SE1,SE2,SE3の端部は、隔壁6の上に位置している。図3の例においては、副画素SP1,SP2間の隔壁6の上に位置する封止層SE1,SE2の端部同士が離間し、副画素SP2,SP3間の隔壁6の上に位置する封止層SE2,SE3の端部同士が離間している。
封止層SE1,SE2,SE3は、樹脂層13によって覆われている。樹脂層13は、封止層14によって覆われている。封止層14は、樹脂層15によって覆われている。
封止層SE1,SE2,SE3、及び、封止層14は、例えばシリコン窒化物(SiNx)などの無機絶縁材料で形成されている。なお、封止層SE1,SE2,SE3、及び、封止層14は、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン酸窒化物(SiON)または酸化アルミニウム(Al)などの他の無機絶縁材料で形成されてもよい。
リブ5は、後に詳述するが、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン窒化物(SiNx)などで形成されている。
隔壁6の下部61は、導電材料によって形成され、上電極UE1,UE2,UE3と電気的に接続されている。隔壁6の下部61及び上部62がいずれも導電材料によって形成されてもよい。
下電極LE1,LE2,LE3は、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)などの酸化物導電材料で形成された透明電極と、銀などの金属材料で形成された金属電極とを含む多層体である。
有機層OR1,OR2,OR3の各々は、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層などの複数の機能層を含む。
また、有機層OR1は、発光層EM1を含む。有機層OR2は、発光層EM2を含む。有機層OR3は、発光層EM3を含む。発光層EM1、発光層EM2、及び、発光層EM3は、互いに異なる材料で形成されている。一例では、発光層EM1は、青波長域の光を放つ材料によって形成され、発光層EM2は、緑波長域の光を放つ材料によって形成され、発光層EM3は、赤波長域の光を放つ材料によって形成されている。
上電極UE1,UE2,UE3は、例えばマグネシウム及び銀の合金(MgAg)などの金属材料で形成されている。
キャップ層CP1、CP2、CP3は、複数の薄膜の多層体である。複数の薄膜は、いずれも透明であり、しかも、互いに異なる屈折率を有している。
図4は、図3に示したリブ5を拡大した断面図である。
図4では、表示素子201と表示素子202との間のリブ5を示し、絶縁層12よりも下層の図示を省略し、また、キャップ層CP1、CP2よりも上層の図示を省略している。
リブ5は、第1リブ層51と、第2リブ層52と、を備えている。第1リブ層51は、下電極LE1、LE2の端部をそれぞれ覆うとともに、絶縁層12を覆っている。第2リブ層52は、第1リブ層51の上に位置している。つまり、図示した例では、リブ5は、第1リブ層51及び第2リブ層52の多層体として形成されている。図中の点線は、第1リブ層51と第2リブ層52との境界線を示す。なお、境界線は、電子顕微鏡によるリブ5の断面写真で観察可能であるが、観察不可の場合もありうる。
第1リブ層51は、第1無機絶縁材料で形成されている。第2リブ層52は、第2無機絶縁材料で形成されている。第1無機絶縁材料及び第2無機絶縁材料は、同一材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。第2無機絶縁材料は、図3に示した封止層SE1、SE2等とは異なる材料であることが望ましい。例えば、封止層SE1がシリコン窒化物で形成されている場合、第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物またはシリコン酸窒化物である。第1無機絶縁材料は、下電極LE1、LE2の端部を確実に覆う観点で、被覆性に優れたシリコン窒化物であることが望ましい。なお、第1無機絶縁材料は、シリコン窒化物に限らず、シリコン酸化物、または、シリコン酸窒化物であってもよい。
有機層OR1は、下電極LE1の端部の直上において、第2リブ層52の上に配置されている。有機層OR2は、下電極LE2の端部の直上において、第2リブ層52の上に配置されている。
図5は、多層体であるリブ5の効果を説明するための図である。
本実施形態において、第1リブ層51及び第2リブ層52は、無機絶縁材料を連続的に堆積して形成されるのではなく、それぞれ別の工程で無機絶縁材料を堆積することで形成されている(不連続な堆積工程)。
ここで、第1リブ層51を形成した後に、下電極LE1の端部と第1リブ層51の段差部との間にクラック51Cが生じた場合を想定する。特に、下電極LE1が逆テーパー状の断面を有する場合、下電極LE1の端部を起点として第1リブ層51にクラック51Cが生じやすい。
発明者が検討したところでは、無機絶縁材料を長時間に亘って堆積することで第1リブ層51の厚さを増大しても、クラック51Cを十分に抑制することができなかった。また、この場合、第1リブ層51を形成するのに要する時間が長くなり、開口AP1を形成するのに要する時間も長くなり、歩留まりの低下を招くことも想定された。一方で、段差を緩和するために、下電極LE1の厚さを低減することも検討したが、アノードとしての電気的特性、及び、光学的特性が要求を満たさなかった。
このようなリブ5のクラック51Cは、絶縁層12に含まれる水分の発散経路となり得る。すなわち、絶縁層12は、有機絶縁層であり、無機絶縁層と比較して透水性が高い。このため、下電極LE1の端部を起点として、第1リブ層51にクラック51Cが生じた場合、絶縁層12の水分が下電極LE1の端部を伝わり、クラック51Cを透過するおそれがある。クラック51Cがリブ5を貫通している場合、リブ5の上に位置する有機層OR1が絶縁層12から発散された水分によってダメージを受け、有機層OR1の劣化を招く。
そこで、本実施形態では、リブ5の総厚を変更することなく、無機絶縁材料の堆積工程を複数回に分けて行うことで、多層体のリブ5を形成するものである。すなわち、第1リブ層51を形成した後に第2リブ層52を形成することにより、たとえ第1リブ層51にクラック51Cが生じたとしても、第2リブ層52でクラック51Cを塞ぐことができる。このため、絶縁層12に含まれる水分の発散経路がリブ5の内部で遮断される。
これにより、第2リブ層52の上に位置する有機層OR1の水分による劣化が抑制される。したがって、信頼性の低下を抑制することができる。
なお、ここで説明した例では、リブ5が2層の多層体であるが、3層以上の多層体として形成されてもよい。
次に、第1リブ層51及び第2リブ層52の厚さについて図6乃至図8を参照しながら説明する。
リブ5のうち、絶縁層12に接する領域において、第1リブ層51は厚さT1を有し、第2リブ層52は厚さT2を有している。リブ5の総厚は、例えば、200nm~400nmである。
図6に示す例では、厚さT1は厚さT2と同等である(T1=T2)。一例では、リブ5の総厚は400nmであり、厚さT1及びT2はそれぞれ200nmである。
図7及び図8に示す例は、厚さT1が厚さT2とは異なる例に相当する。
図7に示す例では、厚さT1は厚さT2より小さい(T1<T2)。一例では、リブ5の総厚は400nmであり、厚さT1は100nmであり、厚さT2は300nmである。このような例においては、第1リブ層51にクラックが生じた場合に、第1リブ層51より厚い第2リブ層52で確実にクラックを塞ぐことができる。
図8に示す例では、厚さT1は厚さT2より大きい(T1>T2)。一例では、リブ5の総厚は400nmであり、厚さT1は300nmであり、厚さT2は100nmである。このような例においては、第2リブ層52が比較的エッチングレートの小さい酸化物(例えば、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物)で形成された場合に、第2リブ層52が第1リブ層51よりも薄いため、歩留まりの低下を抑制することができる。
図6乃至図8に示す各例では、第1リブ層51及び第2リブ層52は、同一材料(例えば、シリコン酸窒化物)で形成されていてもよいし、互いに異なる材料で形成されていてもよい。
次に、第1リブ層51及び第2リブ層52をそれぞれ形成する材料の組合せについて図9乃至図11を参照しながら説明する。
図9に示す例では、第1リブ層51及び第2リブ層52は、いずれもシリコン酸窒化物(SiON)で形成されている。このような例においては、第1リブ層51及び第2リブ層52は、同一のCVD装置で形成することができる。また、第1リブ層51及び第2リブ層52がいずれも酸化物で形成されているため、封止層SE1がシリコン窒化物で形成されている場合に、封止層SE1のエッチングに際してリブ5へのダメージを緩和することができる。
図10に示す例では、第1リブ層51はシリコン窒化物(SiN)で形成され、第2リブ層52はシリコン酸窒化物(SiON)で形成されている。このような例においては、第1リブ層51が被覆性及び防水性に優れたシリコン窒化物で形成されているため、第1リブ層51を介した水分透過を抑制することができる。また、第2リブ層52が酸化物で形成されているため、封止層SE1がシリコン窒化物で形成されている場合に、封止層SE1のエッチングに際してリブ5へのダメージを緩和することができる。
図11に示す例では、第1リブ層51はシリコン酸窒化物(SiON)で形成され、第2リブ層52はシリコン酸化物(SiO)で形成されている。第1リブ層51及び第2リブ層52がいずれも酸化物で形成されているため、封止層SE1がシリコン窒化物で形成されている場合に、封止層SE1のエッチングに際してリブ5へのダメージを緩和することができる。
なお、第1リブ層51及び第2リブ層52をそれぞれ形成する材料の組合せは、図9乃至図11に示した例に限定されるものではない。
次に、表示装置DSPの製造方法について説明する。なお、図12乃至図24においては、絶縁層12よりも下層の図示を省略している。
まず、図12に示すように、絶縁層12の上に、副画素SP1の下電極LE1及び副画素SP2の下電極LE2を形成する。なお、図12に示していないが、副画素SP3の下電極LE3も、下電極LE1、LE2と同時に形成する。
その後、表示領域の全域に亘って第1無機絶縁材料を堆積して、下電極LE1、LE2を覆う第1絶縁層IL1を形成する。図12に示していないが、下電極LE3も第1絶縁層IL1で覆われる。そして、第1無機絶縁材料の堆積を停止する。
その後、表示領域の全域に亘って第2無機絶縁材料を堆積して、第1絶縁層IL1の上に第2絶縁層IL2を形成する。
第1絶縁層IL1は後に第1リブ層51を形成するように加工され、第2絶縁層IL2は後に第2リブ層52を形成するように加工される。これらの第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)により形成される。
図13は、第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2を形成する工程の一例を説明するための図である。
まず、図の左側に示すように、絶縁層12の上に下電極LE1等が形成された処理基板SUBを用意する。
そして、図の中央に示すように、処理基板SUBがCVD装置100に搬入される。CVD装置100では、チャンバーの内部に反応性ガスを導入した後に、プラズマを発生させ、第1無機絶縁材料を処理基板SUBの上に堆積させる。これにより、第1絶縁層IL1が形成される。
そして、所定の厚さの第1絶縁層IL1が形成された後に、プラズマを停止する。これにより、第1無機絶縁材料の堆積を停止する。プラズマを停止する時間は、例えば、2分以内である。このとき、反応性ガスの導入を一時的に停止してもよいし、反応性ガスの導入を継続していてもよい。
そして、再びプラズマを発生させ、第1無機絶縁材料と同一材料である第2無機絶縁材料を処理基板SUBの上に堆積させる。これにより、第2絶縁層IL2が形成される。つまり、第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2は、同一のCVD装置100で形成される。
その後、図の右側に示すように、処理基板SUBがCVD装置100から搬出される。
このような第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2の形成過程において、たとえ第1絶縁層IL1にクラックが生じたとしても、第2絶縁層IL2によってクラックを塞ぐことができる。
ここで説明した例では、第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物(SiO)またはシリコン酸窒化物(SiON)である。
図14は、第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2を形成する工程の他の例を説明するための図である。
まず、絶縁層12の上に下電極LE1等が形成された処理基板SUBを用意する。
そして、処理基板SUBが第1CVD装置101に搬入される。第1CVD装置101では、チャンバーの内部に反応性ガスを導入した後に、プラズマを発生させ、第1無機絶縁材料を処理基板SUBの上に堆積させる。これにより、第1絶縁層IL1が形成される。その後、処理基板SUBが第1CVD装置101から搬出される。
そして、処理基板SUBが第2CVD装置102に搬入される。
処理基板SUBが第1CVD装置101から搬出されてから第2CVD装置102に搬入されるまでの時間は、例えば、2分程度である。第2CVD装置102では、チャンバーの内部に反応性ガスを導入した後に、プラズマを発生させ、第2無機絶縁材料を処理基板SUBの上に堆積させる。これにより、第2絶縁層IL2が形成される。その後、処理基板SUBが第2CVD装置102から搬出される。
つまり、ここで示した例では、第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2は、互いに異なるCVD装置で形成される。
このような例においても、第1絶縁層IL1及び第2絶縁層IL2の形成過程において、たとえ第1絶縁層IL1にクラックが生じたとしても、第2絶縁層IL2によってクラックを塞ぐことができる。
ここで説明した例では、第1無機絶縁材料及び第2無機絶縁材料は、同一材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。一例では、第1無機絶縁材料は、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸化物(SiO)、または、シリコン酸窒化物(SiON)であり、また、第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物(SiO)またはシリコン酸窒化物(SiON)である。
続いて、第2絶縁層IL2の上に位置し導電材料で形成された下部61と、下部61の上に位置し下部61の側面から突出した上部62と、を有する隔壁6を形成する。
隔壁6を形成する工程は、まず、図15に示すように、第2絶縁層IL2の上に、導電層を含む第1層ML1を形成した後に、第2層ML2を形成する。第1層ML1の導電層は、アルミニウムなどの導電材料で形成する。第2層ML2は、導電材料で形成してもよいし、絶縁材料で形成してもよい。その後、第2層ML2の上に所定の形状のレジストを形成する。その後、このレジストをマスクとしたエッチングにより、レジストから露出した第2層ML2を除去する。その後、異方性エッチング及び等方性エッチングにより、レジストから露出した第1層ML1を除去する。
これにより、図16に示すように、下部61及び上部62を有するオーバーハング状の隔壁6が形成される。
続いて、図17に示すように、第2絶縁層IL2及び第1絶縁層IL1を順次パターニングすることにより、下電極LE1、LE2に重なる開口AP1,AP2を形成する。
一例では、隔壁6の上部62をマスクとして利用した異方性のドライエッチングにより、第2絶縁層IL2の一部が除去され、第2リブ層52が形成される。さらに、ドライエッチングにより、第1絶縁層IL1の一部が除去され、第1リブ層51が形成される。これにより、開口AP1、AP2を有するリブ5が形成される。
なお、他の例として、隔壁6を個別に覆うレジストを形成した後に、異方性のドライエッチングを行い、第2絶縁層IL2及び第1絶縁層IL1のうちレジストから露出した部分が除去され、その後、レジストを除去することで、開口AP1等を有するリブ5が形成されてもよい。
また、リブ5の開口AP1等が形成された後に、隔壁6が形成されてもよい。
図18に示すように、表示領域DAにおいては、副画素SP1の下電極LE1に重なる開口AP1、副画素SP2の下電極LE2に重なる開口AP2の他に、副画素SP3の下電極LE3に重なる開口AP3も形成される。
続いて、表示素子201を形成する。
まず、図19に示すように、下電極LE1の上に、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロッキング層、発光層(EM1)、正孔ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層などの各層を形成するための材料を順次蒸着して、有機層OR1を形成する。
その後、有機層OR1の上に、マグネシウム及び銀の混合物を蒸着して、上電極UE1を形成する。上電極UE1は、有機層OR1を覆い、下部61の側面に接触している。
その後、上電極UE1の上に、高屈折率材料及び低屈折率材料を蒸着して、キャップ層CP1を形成する。
その後、キャップ層CP1及び隔壁6を連続的に覆うように、封止層SE1を形成する。
有機層OR1、上電極UE1、キャップ層CP1、及び、封止層SE1は、少なくとも表示領域DAの全体に形成され、副画素SP1だけでなく副画素SP2,SP3にも配置されている。有機層OR1、上電極UE1、及び、キャップ層CP1は、オーバーハング状の隔壁6によって分断される。
有機層OR1、上電極UE1、及び、キャップ層CP1がそれぞれ蒸着によって形成される際に、蒸着源から放たれた材料は、上部62によって遮られる。このため、上部62の上には、有機層OR1、上電極UE1、及び、キャップ層CP1のそれぞれの一部が積層される。
続いて、図20に示すように、封止層SE1の上に、所定の形状のレジストR3を形成する。レジストR3は、副画素SP1とその周囲の隔壁6の一部を覆っている。
続いて、図21に示すように、レジストR3をマスクとしたエッチングにより、レジストR3から露出した封止層SE1、キャップ層CP1、上電極UE1、及び、有機層OR1を順次除去する。これにより、副画素SP2の下電極LE2及び副画素SP3の下電極LE3が露出する。
続いて、図22に示すように、レジストR3を除去する。これにより、副画素SP1に表示素子201が形成される。
続いて、図23に示すように、表示素子202を形成する。表示素子202を形成する手順は、表示素子201を形成する手順と同様である。すなわち、下電極LE2の上に、発光層EM2を含む有機層OR2、上電極UE2、キャップ層CP2、及び、封止層SE2を順に形成する。その後、封止層SE2の上にレジストを形成し、このレジストをマスクとしたエッチングにより、封止層SE2、キャップ層CP2、上電極UE2、及び、有機層OR2が順次パターニングされる。このパターニングの後、レジストを除去する。これにより、副画素SP2に表示素子202が形成され、副画素SP3の下電極LE3が露出する。
続いて、図24に示すように、表示素子203を形成する。表示素子203を形成する手順は、表示素子201を形成する手順と同様である。すなわち、下電極LE3の上に、発光層EM3を含む有機層OR3、上電極UE3、キャップ層CP3、及び、封止層SE3を順に形成する。その後、封止層SE3の上にレジストを形成し、このレジストをマスクとしたエッチングにより、封止層SE3、キャップ層CP3、上電極UE3、及び、有機層OR3が順次パターニングされる。このパターニングの後、レジストを除去する。これにより、副画素SP3に表示素子203が形成される。
その後、図3に示した樹脂層13、封止層14、及び、樹脂層15を順に形成する。これにより、表示装置DSPが完成する。なお、以上の製造工程においては、最初に表示素子201が形成され、次に表示素子202が形成され、最後に表示素子203が形成される場合を想定したが、表示素子201,202,203の形成順はこの例に限られない。
以上説明したように、本実施形態によれば、信頼性の低下を抑制することが可能な表示装置及び表示装置の製造方法を提供することができる。
以上、本発明の実施形態として説明した表示装置及びその製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置及びその製造方法も、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変形例に想到し得るものであり、それら変形例についても本発明の範囲に属するものと解される。例えば、上述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、もしくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、上述の実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について、本明細書の記載から明らかなもの、または当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
DSP…表示装置
10…基板
5…リブ 51…第1リブ層 52…第2リブ層 AP1,AP2,AP3…開口
6…隔壁 61…下部 62…上部
SP1,SP2,SP3…副画素
201,202,203…表示素子(有機EL素子)
LE1,LE2,LE3…下電極
UE1,UE2,UE3…上電極
OR1,OR2,OR3…有機層 EM1,EM2,EM3…発光層
CP1,CP2,CP3…キャップ層
SE1,SE2,SE3…封止層
DA…表示領域

Claims (15)

  1. 下電極を形成し、
    第1無機絶縁材料を堆積して、前記下電極を覆う第1絶縁層を形成し、
    前記第1無機絶縁材料の堆積を停止し、
    第2無機絶縁材料を堆積して、前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成し、
    前記第2絶縁層の上に位置し導電材料で形成された下部と、前記下部の上に位置し前記下部の側面から突出した上部と、を有する隔壁を形成し、
    前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を順次パターニングすることにより、前記下電極に重なる開口を形成し、
    前記下電極の上に、発光層を含む有機層を形成し、
    前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極を形成する、表示装置の製造方法。
  2. 前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層は、同一のCVD装置により形成し、
    プラズマを停止することにより、前記第1無機絶縁材料の堆積を停止する、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、同一材料である、請求項2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物(SiO)またはシリコン酸窒化物(SiON)である、請求項3に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記第1絶縁層は、第1CVD装置により形成し、
    前記第2絶縁層は、前記第1CVD装置とは異なる第2CVD装置により形成する、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、互いに異なる材料である、請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  7. 前記第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物(SiO)またはシリコン酸窒化物(SiON)である、請求項6に記載の表示装置の製造方法。
  8. 前記第1無機絶縁材料は、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸化物(SiO)、または、シリコン酸窒化物(SiON)である、請求項7に記載の表示装置の製造方法。
  9. 基板と、
    前記基板の上方に配置された下電極と、
    前記下電極の端部を覆い、前記下電極に重なる開口を有するリブと、
    前記リブの上に配置され導電材料で形成された下部と、前記下部の上に配置され前記下部の側面から突出した上部と、を有する隔壁と、
    前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、
    前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極と、を備え、
    前記リブは、第1無機絶縁材料で形成された第1リブ層と、前記第1リブ層の上に位置し第2無機絶縁材料で形成された第2リブ層と、を備え、
    前記有機層は、前記下電極の前記端部の直上において、前記第2リブ層の上に配置されている、表示装置。
  10. 前記第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、同一材料である、請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物(SiO)またはシリコン酸窒化物(SiON)である、請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記第1無機絶縁材料及び前記第2無機絶縁材料は、互いに異なる材料である、請求項9に記載の表示装置。
  13. 前記第2無機絶縁材料は、シリコン酸化物(SiO)またはシリコン酸窒化物(SiON)である、請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記第1無機絶縁材料は、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸化物(SiO)、または、シリコン酸窒化物(SiON)である、請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記第1リブ層の厚さは、前記第2リブ層の厚さとは異なる、請求項9に記載の表示装置。
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