JP2024076486A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの歩行に対するモチベーションをより向上させる。【解決手段】ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定する経路決定部と、前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成する通知生成部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、生産性の低下、又は健康保険の負担増加を抑制するために、従業員の健康の維持向上を目的とした経営方針(健康経営とも称される)を採用する企業が増加している。
健康経営では、従業員個人の健康づくりの施策の1つとして、例えば、「歩行」が推奨されている。「歩行」には、日常の生活での歩行の他、散歩又はウォーキング等の種類が存在し、いずれの歩行でも脳の活性化、及び生活習慣病の予防などの効果が期待される。一般的には、1日に8千歩~1万歩の歩行が推奨されている。
一方で、1日に1万歩の歩行は、日常生活の歩行では歩数が不足するため、ユーザはモチベーションを持って意識的に歩行を行うことが重要となる。例えば、下記の特許文献1には、複数の経路と、複数の経路の各々を歩行した場合の歩数とをユーザに提示することで、歩行に対するユーザのモチベーションを維持させる携帯型歩行支援装置が開示されている。
特開2009-222658号公報
しかしながら、多くの労働者の就業日の行動範囲は、通勤経路及び職場内などの日常的な同一地域内に限られる。したがって、上記の特許文献1に開示された携帯型歩行支援装置では、提示する複数の経路がいずれもほぼ同じ地域の経路となるため、ユーザに新たな刺激を与えることが徐々に困難になってしまう。よって、特許文献1に開示された技術では、ユーザの歩行に対するモチベーションを維持することが困難であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザの歩行に対するモチベーションを向上させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定する経路決定部と、前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成する通知生成部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記通知生成部は、所定のテンプレート文に前記仮想的な経路の沿線に存在するランドマークの名称を当てはめた文章を生成し、前記文章を含む前記通知を生成してもよい。
前記通知生成部は、所定の時間区切りごとに、前記所定の時間区切り内で進行した前記仮想的な経路の沿線に存在する前記ランドマークの名称を当てはめた前記文章を生成してもよい。
前記通知生成部は、1日の内の所定の時刻タイミングで、前記所定の時間区切りごとに生成された前記文章を少なくとも1つ以上含む前記通知を生成してもよい。
前記通知生成部は、前記実情報として前記地図が示す地域の天候に関する情報をさらに含む前記通知を生成してもよい。
前記通知生成部は、前記地図が示す地域の前記実情報が所定の内容である場合、前記所定の内容の前記実情報に関する文章を含む前記通知を生成してもよい。
前記所定の内容とは、前記地図が示す地域で発生した災害、イベント、又は事件に関する内容であってもよい。
前記通知には、前記ランドマークに関する情報、又は前記実情報のいずれか1つ以上へアクセスするためのリンクが含まれてもよい。
前記仮想的な経路は、前記任意地点を始点とする経路であってもよい。
前記経路決定部は、前記ユーザ端末の移動量に基づいて、前記仮想的な経路の進行量を決定してもよい。
前記ユーザ端末の移動量は、前記ユーザ端末を使用するユーザの歩数と、前記ユーザの歩幅との積に基づいて算出されてもよい。
前記経路決定部は、前記ユーザ端末の移動方向、前記仮想的な経路の終点、又は前記ユーザ端末から指定された方向の少なくともいずれか1つ以上に基づいて、前記仮想的な経路の進行方向を決定してもよい。
前記通知生成部は、前記地図上の前記仮想的な経路を示す画像を含む前記通知を生成してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定するステップと、前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成するステップと、を含む、コンピュータによる情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定する経路決定部と、前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成する通知生成部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
上記構成によれば、ユーザは、日常的な同一区域での歩行を繰り返した場合であっても、任意の地域を仮想的に歩行したような通知を受け取ることができるため、歩行によって新たな知見、及び遊び心への刺激を得ることが可能である。
以上説明したように本発明によれば、ユーザの歩行に対するモチベーションを向上させることが可能である。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す説明図である。 ユーザ端末、及び情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 情報処理システムの使用開始時の動作を示すシーケンス図である。 ユーザ端末が移動する際の情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 ユーザ端末へ通知を送信する際の情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 ユーザ端末にて表示される画像の一例を示す説明図である。 ユーザ端末にて表示される画像の一例を示す説明図である。 ユーザ端末にて表示される画像の一例を示す説明図である。 ユーザ端末にて表示される画像の一例を示す説明図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.情報処理システムの全体構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム10の全体構成を示す説明図である。
図1に示すように、情報処理システム10は、情報処理装置100と、ユーザ端末200と、クラウドサービス300とを含む。情報処理装置100、ユーザ端末200、及びクラウドサービス300は、互いにデータの送受信が可能となるように通信網400を介して接続される。
ユーザ端末200は、ユーザが携帯する端末である。ユーザ端末200は、スマートフォン、携帯電話、ウェアラブル端末、又はPDA(Personal Digital Assistant)などであってもよく、これらの端末を複数連携させたものであってもよい。ユーザ端末200は、各種センサによるセンシング結果に基づいて、ユーザ端末200を携帯するユーザの歩行を検出する。例えば、ユーザ端末200は、加速度センサ又は振動センサのセンシング結果に基づいてユーザの歩行量を検出してもよい。また、ユーザ端末200は、地磁気センサ又はジャイロセンサのセンシング結果に基づいてユーザの歩行方向を検出してもよい。ユーザ端末200にて検出されたユーザの歩行量及び歩行方向は、情報処理装置100にて地図上での仮想的な経路の決定に用いられる。
通信網400は、有線又は無線で互いに接続されたネットワークである。通信網400は、例えば、インターネット通信網、移動体通信網、又は衛星通信網などであってもよい。なお、情報処理装置100と、ユーザ端末200とは、インターネット回線で構成されたVPN(Virtual Private Network)、又はLAN(Local Area Network)などの個別の通信網で互いに接続されてもよい。
クラウドサービス300は、インターネット上で開示されている各種情報サービスである。クラウドサービス300は、例えば、天気、災害、路線、地図、又はニュースなどの各種情報を提供するインターネット上のサービスであってもよく、コラム、音楽、ゲームなどの各種コンテンツを提供するインターネット上のサービスであってもよく、情報等を検索するインターネット上のサービスであってもよい。クラウドサービスは、単一のサービスで構成されてもよく、複数のサービスで構成されてもよい。
情報処理装置100は、ユーザ端末200の移動に関する情報に基づいて、ユーザ端末200にて指定された任意地点を含む地図上に仮想的な経路を決定する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザ端末200にて指定された任意の地域の地図上に、ユーザ端末200にて検出されたユーザの歩行量及び歩行方向に応じた仮想的な経路を描画する。これにより、情報処理装置100は、ユーザ端末200を携帯するユーザの実際の歩行量及び歩行方向に基づいて、ユーザ端末200が存在する地域とは異なる地域の地図上に仮想的な歩行経路を描画することができる。
さらに、情報処理装置100は、上記で決定した仮想的な経路に関する情報と、仮想的な経路が描画された地図が示す地域の実情報とに基づいて、ユーザ端末200に送信される通知を生成する。具体的には、情報処理装置100は、仮想的な経路の沿線に存在するランドマークの名称、及び仮想的な経路が描画された地図が示す地域の実情報を含む文章を生成し、生成した文章を含む通知をユーザ端末200に送信してもよい。ユーザ端末200を携帯するユーザは、送信された通知を確認することで、ユーザ端末200にて指定した任意の地域を仮想的な経路に沿って歩行したかのような感覚を得ることが可能である。
したがって、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、ユーザ端末200を携帯するユーザは、日常的な同一区域内での歩行を繰り返した場合であっても、任意の地域を仮想的に歩行したかのような通知を受け取ることができる。よって、情報処理装置100は、歩行によってユーザに新たな知見、及び遊び心への刺激を与えることができるため、ユーザの歩行に対するモチベーションをより向上させることができる。
<2.ユーザ端末及び情報処理サーバの構成>
次に、図2を参照して、上述したユーザ端末200、及び情報処理装置100の具体的な構成について説明する。図2は、ユーザ端末200、及び情報処理装置100の機能構成を示すブロック図である。
(ユーザ端末200)
図2に示すように、ユーザ端末200は、通信部210と、制御部220と、出力部231と、入力部232と、始点決定部233と、方向決定部234と、歩数検出部235とを備える。
出力部231は、画像、テキスト、又は音声などをユーザに対して出力する出力装置である。出力部231は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display: LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、又はランプ等の表示装置であってもよく、スピーカ等の音響装置であってもよい。出力部231は、情報処理装置100からユーザ端末200に送信された通知をユーザに対して出力することができる。
入力部232は、ユーザからの入力を受け付ける入力装置である。入力部232は、キーボード、タッチパネル、ボタン、又はスイッチ等の入力装置であってもよい。入力部232は、情報処理装置100にて仮想的な経路が描画される始点となる任意地点の入力をユーザから受け付けることができる。
なお、出力部231及び入力部232は、上述したように個別に構成されてもよいが、タッチパネルディスプレイなどで一体化されて構成されてもよい。出力部231及び入力部232が一体化されて構成される場合、ユーザ端末200は、さらなる小型化が可能であるため、携帯性をより高めることができる。
始点決定部233は、情報処理装置100にて決定される仮想的な経路の始点を決定する。具体的には、始点決定部233は、ユーザが入力部232を介して指定した任意地点を仮想的な経路の始点として決定してもよく、ユーザ端末200の現在位置を仮想的な経路の始点として決定してもよい。
方向決定部234は、ユーザ端末200の向きを検出する。例えば、方向決定部234は、ユーザ端末200が向いている方位を地磁気センサによって検出してもよい。または、方向決定部234は、ユーザ端末200の向きが変化したか否かをジャイロセンサによって検出してもよい。方向決定部234にて検出されたユーザ端末200の向きは、情報処理装置100にて仮想的な経路の進行方向を決定する際に用いられる。
歩数検出部235は、ユーザの歩行を検出することで、ユーザの歩数を検出する。例えば、歩数検出部235は、ユーザ端末200に加えられる加速度の変化を加速度センサによって検出することで、ユーザ端末200を携帯するユーザの歩行を検出してもよい。または、歩数検出部235は、ユーザ端末200に加えられる振動を振動センサによって検出することで、ユーザ端末200を携帯するユーザの歩行を検出してもよい。さらに、歩数検出部235は、検出したユーザの歩行をカウントすることで、ユーザの歩数を検出することができる。
通信部210は、通信網400へ接続するための通信インタフェースである。ユーザ端末200は、通信部210を介して通信網400に接続することで、情報処理装置100又はクラウドサービス300との間でデータの送受信を行うことができる。
制御部220は、ユーザ端末200の各構成の動作を制御する制御装置である。具体的には、制御部220は、メモリ等に記憶されたプログラムに従ってCPU(Central Processing Unit)などの演算装置で演算を行うことで、ユーザ端末200の各構成の動作を制御してもよい。
なお、上記の各構成は、複数のユーザ端末200に分かれて実行されてもよい。例えば、出力部231、入力部232、及び始点決定部233の機能は、ユーザが所持するスマートフォンで実行されてもよく、方向決定部234、及び歩数検出部235の機能は、ユーザが身に着けているウェアラブル端末で実行されてもよい。
(情報処理装置100)
図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、経路決定部121と、地図情報記憶部122と、実情報取得部130と、イベント判断部140と、通知生成部151と、テンプレート記憶部152とを備える。
通信部110は、通信網400へ接続するための通信インタフェースである。情報処理装置100は、通信部110を介して通信網400に接続することで、ユーザ端末200又はクラウドサービス300との間でデータの送受信を行うことができる。
経路決定部121は、ユーザ端末200の移動に関する情報に基づいて進行する仮想的な経路を地図上に描画する。具体的には、経路決定部121は、ユーザ端末200の始点決定部233にて決定された地点を始点とし、ユーザ端末200の移動量に応じて進行する仮想的な経路を地図上に描画する。
仮想的な経路の始点は、ユーザ端末200にてユーザが指定した任意地点である。例えば、仮想的な経路の始点は、ユーザが地図上に直接入力することで設定された任意地点であってもよく、各種ランドマークをリストアップした所定のランドマークリストから選択された任意地点であってもよく、クラウドサービス300を用いてランドマークの住所情報を検索することで指定された任意地点であってもよい。また、仮想的な経路の始点は、ユーザ端末200の現在位置であってもよい。
ユーザ端末200の移動量は、ユーザの歩行量に対応する値である。具体的には、ユーザ端末200の移動量は、ユーザ端末200の歩数検出部235で検出されたユーザの歩数にあらかじめ登録されたユーザの歩幅を乗算した値であってもよい。また、ユーザ端末200の移動量は、ユーザの歩行量に替えて、GNSS(Global Navigation Satellite System)などで特定したユーザ端末200の位置の変位量であってもよい。
仮想的な経路の進行方向は、一例として、ユーザ端末200の移動方向に基づいて決定されてもよい。例えば、経路決定部121は、ユーザ端末200が向いている方位を向くように仮想的な経路の進行方向の方位を決定してもよい。すなわち、経路決定部121は、ユーザ端末200が東を向いたら仮想的な経路の進行方向も東となるように仮想的な経路の進行方向を決定してもよい。または、経路決定部121は、ユーザ端末200の向きの変化に応じて仮想的な経路の進行方向を変化させてもよい。すなわち、経路決定部121は、ユーザ端末200の向きが右に回動したら仮想的な経路の進行方向も右に回動するように仮想的な経路の進行方向を決定してもよい。経路決定部121は、仮想的な経路の進行方向の変更をユーザ端末200の移動方向の変化が検出された時点で行ってもよく、次に地図上での分岐に到達した際に行ってもよい。
ただし、ユーザがオフィス等を歩き回っている場合、ユーザ端末200の移動方向が頻繁に変化してしまうことがあり得る。このような場合、経路決定部121は、ユーザ端末200の向きの変化に地図上の仮想的な経路の進行方向の変化を対応させる頻度を、例えば10回に1回程度に間引いてもよい。
仮想的な経路の進行方向は、他の例として、ユーザ端末200から指定された方向に基づいて決定されてもよい。例えば、経路決定部121は、地図上での分岐に到達した際に、ユーザ端末200に対して仮想的な経路の進行方向を変更することを提案してもよい。仮想的な経路の進行方向を変更する旨の指示をユーザ端末200から受信した場合、経路決定部121は、仮想的な経路の進行方向を指示されたように変更する。一方、仮想的な経路の進行方向を変更する旨の指示を所定時間内にユーザ端末200から受信しなかった場合、経路決定部121は、仮想的な経路の進行方向を変化させずに地図上の分岐をそのまま直進する。なお、経路決定部121は、上記の仮想的な経路の進行方向を変更する旨の提案を地図上での分岐に到達するたびに行ってもよく、地図上での分岐に所定回数(例えば、5回など)到達するたびに行ってもよい。
仮想的な経路の進行方向は、さらに他の例として、あらかじめ決定された仮想的な経路の終点に向かうように自動的に変更されてもよい。例えば、経路決定部121は、ユーザ端末200にてユーザが指定した始点及び終点の間を仮想的な経路が結ぶように、地図上の仮想的な経路の進行方向を自動的に変更してもよい。
なお、経路決定部121は、上記の方法のうち少なくとも1つを用いて仮想的な経路の進行方向を決定することができる。また、経路決定部121は、上記の方法を複数組み合わせて仮想的な経路の進行方向を決定してもよい。
地図情報記憶部122は、仮想的な経路が描画される地域の地図情報を記憶する。地図情報記憶部122は、地図上に存在するランドマーク又は地形等の情報をさらに記憶してもよい。地図情報記憶部122は、各地域の地図情報をあらかじめデータベース化して保持していてもよく、クラウドサービス300から取得した地域の地図情報を保持していてもよい。
実情報取得部130は、仮想的な経路が描画される地図が示す地域の実情報を所定のタイミングで取得する。具体的には、実情報取得部130は、仮想的な経路が描画される地図が示す地域の実情報をクラウドサービス300から周期的に取得してもよい。実情報取得部130が取得した実情報は、例えば、通知生成部151にてユーザ端末200に送信される通知の生成に用いられる。また、実情報取得部130が取得した実情報は、イベント判断部140による突発イベントの発生判断に用いられる。
イベント判断部140は、ユーザ端末200に送信する通知を生成する突発イベントが発生したか否かを判断する。具体的には、イベント判断部140は、仮想的な経路が描画される地図が示す地域にて災害(地震、豪雨、雹、落雷、暴風、又は竜巻など)、イベント、又は事件に関する実情報が配信された場合、突発イベントが発生したことを判断してもよい。このとき生成される通知は、上記の災害、イベント、又は事件に関する実情報の内容を含む通知であり、所定のテンプレート文に基づいて生成される。例えば、ユーザ端末200に送信される通知は、仮想的な経路を歩行しているユーザによるつぶやきのような文章を含む通知であってもよい。
通知生成部151は、1日の内の所定の時刻タイミング(12時、18時、又は21時など)で、地図上に描画された仮想的な経路に関する情報と、地図が示す地域の実情報とに基づいて、ユーザ端末200に送信される通知を生成する。具体的には、通知生成部151は、所定のテンプレート文を用いて、仮想的な経路が描画された地図が示す地域の実情報(例えば、天候など)を含む文章と、仮想的な経路の沿線に存在するランドマークの名称を含む文章とを含む通知を生成してもよい。このとき生成される通知は、仮想的な経路の進行状況をユーザに知らせる通知であり、例えば、仮想的な経路を歩行したユーザによる感想又は日記のような文章を含む通知であってもよい。
例えば、通知生成部151は、1日の終わりを想定した18時又は21時などの時刻タイミングでは、ユーザの1日分の歩行で進行した仮想的な経路を総括する感想又は日記のような通知を生成してもよい。また、通知生成部151は、1日の途中の12時などの時刻タイミングでは、ユーザの歩行で進行した仮想的な経路の途中経過を示す感想又は日記のような通知を生成してもよい。このような場合、通知生成部151は、ユーザの歩行を促すコメントなどを含む通知を生成してもよい。
また、通知生成部151は、イベント判断部140にて突発イベントの発生が判断された場合、突発イベントを発生させた災害、イベント、又は事件に関する実情報の内容を含む通知を生成してもよい。例えば、通知生成部151は、仮想的な経路を歩行しているユーザによるつぶやきのようなテンプレート文に基づいて生成された文章を含む通知を生成してもよい。
テンプレート記憶部152は、通知生成部151による通知の生成に用いられるテンプレート文を記憶する。具体的には、テンプレート記憶部152は、通知生成部151による通知の生成に用いられるテンプレート文として、カテゴリごとに下記表1に例示するテンプレート文を記憶してもよい。表1に例示されるテンプレート文は、1日の内の所定の時刻タイミングで生成される通知に用いられる。
下記で例示するテンプレート文の「<%Location%>」には、それぞれ対応するカテゴリの時間区切りで進行した仮想的な経路の沿線に存在するランドマークの名称が入力される。「<%Location%>」に入力されることが可能なランドマークの名称には、それぞれ個別に条件が設定されていてもよい。なお、下記表1で「朝」とは、おおよそ7時~11時までを表し、「昼」とは11時~16時までを表し、「夕方」とは、おおよそ16時~18時までを表し、「夜」とは18時~22時までを表してもよい。
Figure 2024076486000002
また、テンプレート記憶部152は、通知生成部151による通知の生成に用いられるテンプレート文として、カテゴリごとに下記表2に例示するテンプレート文を記憶してもよい。表2に例示されるテンプレート文は、イベント判断部140にて突発イベントの発生が判断されたタイミングで生成される通知に用いられる。
下記で例示するテンプレート文の「<%time%>」には、それぞれ対応する突発イベントの発生時刻が入力される。また、下記で例示する対応する突発イベントが地震であるテンプレート文の「<%mag%>」には、地震の震度が入力され、下記で例示する対応する突発イベントが猛暑であるテンプレート文の「<%temp%>」には、最高気温が入力される。
Figure 2024076486000003
以上の構成によれば、本実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの歩行量に基づいて、ユーザが指定した任意の地域に仮想的な経路を描画し、描画した仮想的な経路に沿った文章を含む通知を生成することができる。これによれば、ユーザは、情報処理装置100が生成した通知を確認することで、自身が仮想的な経路を歩行したかのような感覚を得ることができる。したがって、ユーザは、日常的な同一区域での歩行を繰り返した場合であっても、任意の地域を仮想的に歩行したような感覚を得ることができるため、歩行に対するモチベーションを向上させることができる。
<3.情報処理システムの動作>
続いて、図3~図9を参照して、本実施形態に係る情報処理システム10の動作について説明する。
図3は、情報処理システム10の使用開始時の動作を示すシーケンス図である。図3に示すように、まず、ユーザは、ユーザ端末200に対して情報処理システム10を利用開始するための登録処理を行い(S101)、ユーザ端末200は、ユーザの利用開始を情報処理装置100に登録する(S102)。情報処理装置100は、ユーザ端末200に固有の識別子、又は情報処理システム10のアプリケーションをユーザ端末200にインストールした際の識別子をユーザ端末200から受信することで、ユーザの利用開始の登録を行ってもよい。または、情報処理装置100は、公知のアカウント登録の方法を用いることで、ユーザの利用開始の登録を行ってもよい。
次に、ユーザは、ユーザ端末200に自身の歩幅等を設定する初期設定を行い(S103)、ユーザ端末200は、情報処理装置100に初期設定の情報を送信する(S104)。情報処理装置100は、受信した初期設定の情報にてユーザ端末200の登録情報を更新する(S105)。
続いて、ユーザは、仮想的な経路の始点を設定する(S106)。
例えば、ユーザ端末200は、GNSS情報を用いて、ユーザ端末200の現在位置を読み出し(S107)、現在位置を中心とした地図情報を情報処理装置100から読み出してもよい(S108)。なお、ユーザ端末200は、情報処理装置100に替えてクラウドサービス300から現在位置を中心とした地図情報を読み出してもよい。ユーザ端末200は、読み出した地図情報に現在位置を重畳した画像を表示し(S109)、ユーザに仮想的な経路の始点を設定する選択肢を提示する(S110)。
上記の仮想的な経路の始点を設定する画像の一例を図6に示す。図6は、ユーザ端末200にて表示される画像の一例を示す説明図である。図6に示すように、設定画像D1には、始点の設定を促すテキストX1、選択中の始点を含む地図M1、リストボタンA1、検索ボタンA2、及び設定ボタンA3が表示される。リストボタンA1は、事前設定された始点のリスト(例えば、都道府県の庁舎、又は主要駅などのリスト)を呼び出すためのボタンである。検索ボタンA2は、フリーワードにてランドマークの所在地を検索するためのボタンである。設定ボタンA3は、地図M1にてピン表示P1で選択された地点を始点として設定することを指示するボタンである。
例えば、リストボタンA1又は検索ボタンA2が押下された場合、地図M1に表示される地域が変更される(S111)。ユーザ端末200は、情報処理装置100から変更後の地域の地図を読み出し(S112)、地図M1及びピン表示P1を変更して再度表示を行う(S113)。
図6に示す設定画像D1にてユーザが始点を決定した場合(S114)、ユーザ端末200は、情報処理装置100にユーザが決定した始点を設定する(S115)。その後、ユーザがユーザ端末200を携帯して歩行することで(S116)、ユーザ端末200は、加速度センサ又は振動センサにてユーザの歩数をカウントし(S117)、所定のタイミングでカウントした歩数を情報処理装置100に登録する(S118)。これにより、情報処理装置100は、登録されたユーザの歩数とユーザの歩幅との積を移動量として仮想的な経路を進行させることで、地図上での経路の情報を更新することができる(S119)。
図4は、ユーザ端末200が移動する際の情報処理システム10の動作を示すシーケンス図である。図4に示すように、ユーザがユーザ端末200を携帯して歩行することで(S121)、ユーザ端末200は、加速度センサ又は振動センサにてユーザの歩数をカウントし(S122)、所定のタイミングでカウントした歩数を情報処理装置100に登録する(S123)。これにより、情報処理装置100は、登録されたユーザの歩数とユーザの歩幅との積を移動量として仮想的な経路を進行させることで、地図上での経路の情報を更新することができる(S124)。
ここで、ユーザが移動方向を転換した場合(S125)、ユーザ端末200は、ジャイロセンサ又は地磁気センサにて検出したユーザの方向変化を読み出し(S126)、ユーザの方向変化を情報処理装置100に送信する(S127)。
また、情報処理装置100は、進行方向をユーザに問い合わせてもよい(S128)。ユーザによってユーザ端末200に問い合わせの回答が入力された場合(S129)、ユーザ端末200は、仮想的な経路の進行方向を情報処理装置100に送信する(S130)。進行方向の問い合わせは、例えば、「右、左、前のどちらに進みますか?」、又は「東西南北のどちらに向かいますか?」などであってもよい。
情報処理装置100は、分岐に到達した際に、ステップS127又はステップS130による進行方向の変更指示を受信した、又は進行方向の変更指示が予約されていた場合、仮想的な経路の進行方向を指示された方向に変更する(S131)。一方、ステップS127又はステップS130による進行方向の変更指示を受信した際に、仮想的な経路に分岐が存在しない場合、情報処理装置100は、進行方向の変更指示を予約することで、次回の分岐にて進行方向を変更してもよい(S132)。なお、仮想的な経路の進行方向は、ステップS127又はステップS130にて変更指示された場合を除いてはランダムに変更されてもよい。情報処理装置100は、仮想的な経路の進行方向が変更された場合、地図上での経路の情報を更新する(S133)。
仮想的な経路を確認する画像の一例を図7に示す。図7は、ユーザ端末200にて表示される画像の一例を示す説明図である。図7に示すように、確認画像D2には、現在の状態を表すテキストX2、始点を示すピン表示P2を含む地図M2、始点から現在までに仮想的に移動したとされる経路R1、及び確認画像D2を閉じるためのボタンA4が表示される。
図5は、ユーザ端末200へ通知を送信する際の情報処理システム10の動作を示すシーケンス図である。図5に示すように、情報処理装置100は、1日の内の所定の時刻タイミングで、1日で進行した仮想的な経路を参照し(S141)、仮想的な経路の沿線に存在するランドマークの情報を取得する(S142)。さらに、情報処理装置100は、仮想的な経路が描画された地域における1日の天候の推移などの実情報をクラウドサービス300から取得する(S143)。
次に、情報処理装置100は、ユーザ端末200に送信する通知に含まれる文章を生成する(S144)。生成される文章は、例えば、所定の時間区切りごとに上記表1に例示したテンプレート文に基づいて生成される。例えば、情報処理装置100は、表1に示すように、1日を朝、昼、夕方、及び夜の時間区切りで分割し、分割された時間区切りごとにテンプレートに基づいて文章を生成してもよい。また、情報処理装置100は、表1に示すように、テンプレート文に基づいて天候に関する文章を生成してもよい。
テンプレート内の<%Location%>には、ステップS143で取得したランドマークの名称及び位置情報が入力される。<%Location%>には、ランドマークのURL(Uniform Resource Locator)のリンクがさらに埋め込まれてもよい。また、<%Location%>に食事、宿泊、又はショッピング等の属性が付加される場合、情報処理装置100は、入力されるランドマークの属性と、<%Location%>に付加された属性とを整合させることで、より自然な文章を生成することが可能である。
情報処理装置100は、ランドマークの情報、及び実情報を用いて、朝、昼、夕方、夜、及び天候の各々のテンプレート文から文章を生成し、生成した文章をランダムに組み合わせることで生成した通知をユーザ端末200に送信する(S145)。ユーザは、ユーザ端末200を介して通知を閲覧することができる(S146)。
通知を確認する画像の一例を図8に示す。図8は、ユーザ端末200にて表示される画像の一例を示す説明図である。図8に示すように、確認画像D3には、現在の状態を表すテキストX3、生成された文章群Y1、仮想的な経路が描画された地図M3、及び確認画像D3を閉じるためのボタンA5が表示される。生成された文章群Y1には、天候に関する文章YA1、朝の時間区切りの文章YB1、昼の時間区切りの文章YC1、夕方の時間区切りの文章YD1、及び夜の時間区切りの文章YE1が含まれる。仮想的な経路が描画された地図M3には、始点を示すピン表示P3、始点から現在までに仮想的に移動してきたとされる経路R2、及び現在の仮想的な位置を示すピン表示P4が表示される。
生成された文章群Y1の各文章に含まれる下線部分は、テンプレート内の<%Location%>に対応する部分である。これらの<%Location%>に対応する部分は、ユーザに選択されることで、ランドマークのURLへのリンクを開くことも可能である。すなわち、<%Location%>に対応する部分が選択されることで、ユーザ端末200は、クラウドサービス300から対応するランドマークの補足情報を取得し(S147)、取得した補足情報を表示することができる(S148)。
また、情報処理装置100は、イベント判断部140による突発イベント発生の判断に基づいてユーザ端末200に送信する通知を生成してもよい。具体的には、情報処理装置100は、実情報取得部130にて周期的に取得した実情報に災害、イベント、又は事件に関する実情報が含まれる場合、上記の表2に例示するテンプレート文に基づいて、ユーザ端末200に送信する通知に含まれる文章を生成してもよい。
通知が送信されたユーザ端末200にて表示された画像の一例を図9に示す。図9は、ユーザ端末200にて表示される画像の一例を示す説明図である。図9に示すように、画像D4は、ユーザ端末200のログイン前のホーム画像である。画像D4には、送信された通知N1に含まれる文章の一部が表示されている。通知N1が選択された場合、ユーザ端末200は、現時点での仮想的な経路と、テンプレート文に基づいて生成された文章とを図7に示す画像のように表示してもよい。さらに、ユーザ端末200は、突発イベント発生の判断の理由となった災害、イベント、又は事件に関する実情報のURLへのリンクを通知N1に埋め込んでもよい。
<5.ハードウェア構成例>
以上、本発明の実施形態を説明した。上述した情報処理装置100により実施される各種の情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明する情報処理装置100のハードウェアとの協働により実現される。
図10は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力機器908と、出力機器909と、ストレージ機器910と、ドライブ911と、通信機器913とを備える。
CPU901は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置100内の動作全般を制御する。CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラム及び演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラム、及びプログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらのCPU901、ROM902、及びRAM903は、CPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。CPU901、ROM902、及びRAM903の協働により、上述した経路決定部121、実情報取得部130、イベント判断部140、及び通知生成部151の機能が実現される。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、ホストバス904、ブリッジ905、及び外部バス906は、必ずしも分離されていなくともよく、1つのバスにこれらの機能が実装されてもよい。
入力機器908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、又はマイクロフォン等のユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路とから構成される。情報処理装置100を操作するユーザは、入力機器908を操作することにより、情報処理装置100に対して各種のデータを入力したり、処理動作を指示したりすることができる。
また、入力機器908は、作業に関する情報を検出する装置により構成されてもよい。例えば、入力機器908は、画像センサ(例えば、カメラ)、深度センサ(例えば、ステレオカメラ又はToFセンサ)、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサ、測距センサ、力センサ等の各種のセンサを含んで構成されてもよい。
出力機器909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display: LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置、又はスピーカ等の音声出力装置を含む。
ストレージ機器910は、データ格納用の機器である。ストレージ機器910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出装置、及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ機器910は、例えば、地図情報記憶部122、及びテンプレート記憶部152の機能を実現し得る。
ドライブ911は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置100に外付けされる。ドライブ911は、装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体912に記録されている情報を読み出し、RAM903に出力する。また、ドライブ911は、リムーバブル記憶媒体912に情報を書き込むことも可能である。
通信機器913は、通信を行うための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信機器913は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であってもよく、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。通信機器913は、例えば、通信部110の機能を実現し得る。
なお、情報処理装置100のハードウェア構成は、図10に示す構成に限定されない。例えば、情報処理装置100は、入力機器908又は出力機器909等を備えなくてもよい。また、図10に示す構成の一部又は全部は、1又は2以上のIC(Integrated Circuit)で実現されてもよい。
例えば、本明細書においてシークエンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書において説明した情報処理装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組み合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記憶媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記憶媒体を用いずに、例えば、ネットワークを介して配信されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ同士のつながりをサポートするソーシャルネットワーキング機能をさらに備えていてもよい。具体的には、情報処理装置100は、各ユーザの仮想的な経路を識別することで、各ユーザの仮想的な経路の重なり、交差、又は接近を示す通知を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、複数のユーザの仮想的な経路が交差した際に、ユーザの各々が携帯するユーザ端末200に「他のユーザと出会いました」などの文章を含む通知を送信してもよい。
10 情報処理システム
100 情報処理装置
110 通信部
121 経路決定部
122 地図情報記憶部
130 実情報取得部
140 イベント判断部
151 通知生成部
152 テンプレート記憶部
200 ユーザ端末
210 通信部
220 制御部
231 出力部
232 入力部
233 始点決定部
234 方向決定部
235 歩数検出部
300 クラウドサービス
400 通信網

Claims (15)

  1. ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定する経路決定部と、
    前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成する通知生成部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記通知生成部は、所定のテンプレート文に前記仮想的な経路の沿線に存在するランドマークの名称を当てはめた文章を生成し、前記文章を含む前記通知を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知生成部は、所定の時間区切りごとに、前記所定の時間区切り内で進行した前記仮想的な経路の沿線に存在する前記ランドマークの名称を当てはめた前記文章を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知生成部は、1日の内の所定の時刻タイミングで、前記所定の時間区切りごとに生成された前記文章を少なくとも1つ以上含む前記通知を生成する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知生成部は、前記実情報として前記地図が示す地域の天候に関する情報をさらに含む前記通知を生成する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知生成部は、前記地図が示す地域の前記実情報が所定の内容である場合、前記所定の内容の前記実情報に関する文章を含む前記通知を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定の内容とは、前記地図が示す地域で発生した災害、イベント、又は事件に関する内容である、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記通知には、前記ランドマークに関する情報、又は前記実情報のいずれか1つ以上へアクセスするためのリンクが含まれる、請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記仮想的な経路は、前記任意地点を始点とする経路である、請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記経路決定部は、前記ユーザ端末の移動量に基づいて、前記仮想的な経路の進行量を決定する、請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザ端末の移動量は、前記ユーザ端末を使用するユーザの歩数と、前記ユーザの歩幅との積に基づいて算出される、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記経路決定部は、前記ユーザ端末の移動方向、前記仮想的な経路の終点、又は前記ユーザ端末から指定された方向の少なくともいずれか1つ以上に基づいて、前記仮想的な経路の進行方向を決定する、請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記通知生成部は、前記地図上の前記仮想的な経路を示す画像を含む前記通知を生成する、請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定するステップと、
    前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成するステップと、
    を含む、コンピュータによる情報処理方法。
  15. コンピュータを、
    ユーザ端末にて取得された前記ユーザ端末の移動に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末にて指定された任意地点を含む地図上の仮想的な経路を決定する経路決定部と、
    前記仮想的な経路に関する情報と、前記地図が示す地域の実情報とに基づいて、前記ユーザ端末に送信される通知を生成する通知生成部と、
    として機能させるためのプログラム。
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