JP2024074656A - 車両用表示制御装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラム - Google Patents

車両用表示制御装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両前方側の物体の位置に基づく画像と他の画像とが表示される表示領域において、表示領域の情報量を減少させずに、各画像の表示を明瞭に行うことができる車両用表示制御装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラムを得る。【解決手段】車両用表示制御装置10は、車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成する第1画像生成部60と、第1画像と異なる第2画像を生成する第2画像生成部62と、を有する。表示制御部66は、第1画像の表示に割り当てられる第1領域と第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、第1画像の表示位置が第2画像と重なる場合に、当該第2画像と重ならない位置に第1画像が表示されるように制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用表示制御装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラムに関する。
特許文献1には、車両間の通信で得られた先行車両の情報を、フロントガラス上の表示領域に表示させる表示システムが開示されている。この特許文献1に開示された技術では、先行車両の情報を示す他車画像をフロントガラス越しに見える先行車両の位置と対応付けながら第1表示領域に表示させ、自車両の情報を示す自車画像を第2表示領域に表示させることが提案されている。
特開2017-037634号公報
ところで、上記特許文献1のように、車両前方側の物体の位置に基づく画像を表示させる場合、車両と物体との相対的な位置関係が変化することにより、表示領域内における画像の位置が変化する。従って、物体の位置に基づく表示位置に画像を表示させることで当該画像と他の画像とが重なると、各画像の表示が不明瞭になる虞がある。その一方、一方の画像を削除することで画像同士が重なることを回避した場合、表示領域の情報量が減少してしまい、乗員が車両の情報を適切に認識することに対して悪影響を与える虞がある。上記特許文献1に記載された技術では、この点について考慮されておらず、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両前方側の物体の位置に基づく画像と他の画像とが表示される表示領域において、表示領域の情報量を減少させずに、各画像の表示を明瞭に行うことができる車両用表示制御装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両用表示制御装置は、車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成する第1画像生成部と、前記第1画像と異なる第2画像を生成する第2画像生成部と、前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像と重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する表示制御部と、を含む。
請求項1に記載の車両用表示制御装置では、第1画像生成部により、車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像が生成される。また、第2画像生成部により、第1画像と異なる第2画像が生成される。第1画像及び第2画像は、表示制御部の制御によって、車室内の前部に設けられた表示領域に表示される。
表示領域は、第1画像の表示に割り当てられる第1領域と第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含んでいる。表示領域において、第1画像の表示位置が第2画像と重なる場合、表示制御部は、第2画像と重ならない位置に第1画像が表示されるように制御する。このため、自車両と物体との相対的な位置関係の変化により、第1画像の表示位置が大きく移動する場合でも、第2画像と重ならない位置に第1画像が表示される。その結果、表示領域の情報量を減少させずに、各画像の表示を明瞭に行うことができる。ここで、「第1画像の表示位置が第2画像と重なる場合」とは、表示領域上で実際に第1画像が第2画像と重なった状態で表示されることを意味するのではなく、生成された第1画像及び第2画像の有する表示領域上の表示位置情報からすると第1画像の表示位置が第2画像と重なることが予測される場合をいう。
請求項2に記載の車両用表示制御装置は、請求項1に記載の構成において、前記第2画像は、前記表示制御部により、前記第2領域において表示位置が固定されている。
請求項2に記載の車両用表示制御装置では、車両前方側の物体の位置に基づいて表示される第1画像と異なり、第2画像は、表示位置が固定されている。従って、第1画像の表示位置が第2画像と重なる場合、表示制御部は、第2画像の表示位置を変更させずに、第1画像が第2画像と重ならない位置で表示されるように制御する。これにより、乗員が、表示領域の画像を見る際の視線移動を少なくすることができ、車両の走行は、より円滑で安全なものとなる。
請求項3に記載の車両用表示制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記表示領域は、少なくとも前記第2領域の車両上方側の領域が前記第1領域として割り当てられており、前記表示制御部は、前記物体の接近により、前記第1画像の表示位置が、前記第1領域から記第2領域に向かって移動して前記第2画像と重なる場合に、当該第2領域の上端側に前記第1画像を固定して表示させる。
自車両と物体とが接近すると、第1画像の表示位置は、第1領域から第2領域に向かって移動して、第2画像と重なる場合がある。このような場合に、請求項3に記載の車両用表示制御装置では、表示制御部が、第2領域の上端側に第1画像を固定して表示させる。従って、第1画像の表示位置は、物体の接近に伴う移動の軌跡に沿って固定される。これにより、車両前方側の物体が接近した場合に、乗員の感じる違和感が軽減され、車両の走行は、より円滑で安全なものとなる。
請求項4に記載の車両用表示制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第1画像生成部は、前記物体の位置に基づく所定の運転システムが作動されると、前記第1画像を生成し、前記表示制御部は、自車両と前記物体との相対的な位置関係により、前記表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重ならない状態になった後に、前記第1画像の表示を開始する。
請求項4に記載の車両用表示制御装置では、車両前方側の物体の位置に基づく所定の運転システムが作動されると、第1画像生成部によって第1画像が生成される。そして、自車両と物体との相対的な位置関係により、表示領域において、第1画像の表示位置が第2画像と重ならない状態になった後に、表示制御部は、第1画像の表示を開始する。例えば、運転システムの作動時に、車両前方側の物体と自車両とが急接近している場合、第1画像の表示位置が第2画像と重なる場合がある。このような場合に、表示制御部は、敢えて第1画像を表示させないで、第1画像の表示位置が第2画像と重ならない状態となった後に、第1画像の表示を開始する。その結果、第1画像の表示開始時には、車両前方側の物体の位置に対応付けられて第1画像が表示される。これにより、乗員の感じる違和感が低減され、車両の走行は、より円滑で安全なものとなる。
請求項5に記載の車両用表示制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記表示制御部は、前記第1画像の表示開始に伴って、前記第2領域の一部を前記第1領域として割り当てることにより、前記第1領域を拡張させる。
請求項5に記載の車両用表示制御装置では、表示制御部は、第1画像の表示開始に伴って、第2領域の一部を第1領域として割り当てることにより、第1領域を拡張させる。これにより、第1画像が物体の位置に基づいて表示可能な領域が拡張されることで、第1画像の表示位置が第2画像と重なる状況となる頻度を減らすことが期待されるため、車両の走行はより円滑で安全なものとなる。
請求項6に記載の車両用表示制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第1画像は、前記表示制御部により、前記表示領域内の前記物体の位置に基づく表示位置に表示されることにより、車室内から見た前記車両前方側の景色に重畳するように表示されるAR画像で構成されている。
請求項6に記載の本発明に係る車両用表示制御装置では、第1画像をAR画像で構成し、車室内から見た車両前方側の景色に重畳するように表示する。これにより、乗員が、画像の示す情報を直感的に理解して反応することができ、車両の走行はより円滑で安全なものとなる。
請求項7に記載の車両用表示制御方法は、車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成し、前記第1画像と異なる第2画像を生成し、前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像と重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する、処理をコンピュータが実行する。
請求項8に記載の車両用表示制御プログラムは、車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成し、前記第1画像と異なる第2画像を生成し、前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像とが重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する。
以上説明したように、本発明に係る車両用表示制御装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラムは、車両前方側の物体の位置に基づく画像と他の画像とが表示される表示領域において、表示領域の情報量を減少させずに、各画像の表示を明瞭に行うことができる。
本実施形態に係る車両用表示制御装置が適用された車両における車室内の前部を車両後方側から見た概略図である。 本実施形態に係る車両用表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る車両用表示制御装置の機能構成を示すブロック図である。 AR表示機能がOFFにされた状態で、表示領域に第2画像が表示された一例を示す図である。 AR表示機能がONにされた状態で、表示領域に第1画像と第2画像が表示された一例を示す図である。 車両前方側の物体としての先行車両が自車両に接近した状態で、表示領域に第1画像と第2画像が表示された一例を示す図である。 本実施形態における表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 AR表示機能がONにされた状態で、表示領域に第1画像と第2画像が表示された変形例を示す図である。
以下、図1~図7を参照して、本実施形態に係る車両用表示制御装置10について説明する。
図1に示されるように、車両12における車室内の前部には、インストルメントパネル14が設けられている。インストルメントパネル14は、車両幅方向に延在されており、このインストルメントパネル14の車両右側にはステアリングホイール16が設けられている。すなわち、本実施形態では一例として、右側にステアリングホイール16が設けられた右ハンドル車とされており、運転席28が車両右側に設定されている。
インストルメントパネル14の前端部にはウインドシールドガラス18が設けられている。ウインドシールドガラス18は、車両上下方向及び車両幅方向に延在されて車室内部と車室外部とを区画している。
ウインドシールドガラス18の車両右側端部は、車両右側のフロントピラー20に固定されている。具体的には、フロントピラー20は、略車両上下方向に延在されており、このフロントピラー20の車両幅方向内側端部にはウインドシールドガラス18が固定されている。また、フロントピラー20の車両幅方向外側端部にはフロントサイドガラス22の前端部が固定されている。なお、ウインドシールドガラス18の車両左側端部は、図示しない車両左側のフロントピラーに固定されている。
ここで、インストルメントパネル14には、メータディスプレイ24が設けられている。メータディスプレイ24は、インストルメントパネル14の車両右側において、運転席28の車両前方に設けられており、車両用表示装置としてのメータディスプレイ装置44(図2参照)によって所定の画像が表示される領域である。メータディスプレイ24は、車両12に搭載された各種メータ機器と接続されており、運転者が車両前方へ視線を向けた状態で視界に入る位置に設けられている。
インストルメントパネル14の車両幅方向の中央部には、センタディスプレイ25が設けられている。本実施形態のセンタディスプレイ25は一例として、上下方向が長手方向とされた略矩形状に形成されており、車両用表示装置としてのセンタディスプレイ装置46(図2参照)によって所定の画像が表示される領域である。
ウインドシールドガラス18には、ヘッドアップディスプレイ表示領域26(以下、単位「表示領域26」と称する)が設けられている。表示領域26は、メータディスプレイ24の車両上方側に設定されており、車両用表示装置としてのヘッドアップディスプレイ装置48(図2参照)によって投影された投影面によって構成されている。具体的には、インストルメントパネル14の車両前方側にヘッドアップディスプレイ装置48が設けられており、このヘッドアップディスプレイ装置48からウインドシールドガラス18の表示領域26へ画像が投影されるように構成されている。すなわち、表示領域26は、ヘッドアップディスプレイ装置48の投影面とされたウインドシールドガラス18の一部とされている。
ここで、車両12には、車両用表示制御装置10が設けられている。本実施形態の車両用表示制御装置10は、例えば、一つ又は複数のECU(Electronic Control Unit)で構成されている。そして、本実施形態の車両用表示制御装置10は、ヘッドアップディスプレイ装置48の表示領域26に各種画像を表示させる。車両用表示制御装置10は、画像同士が重ならないように各画像の表示位置を制御することで、車両の走行を円滑で安全なものとする。
(車両用表示制御装置10のハードウェア構成)
図2は、車両用表示制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示されるように、車両用表示制御装置10は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)30、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)34、ストレージ36、通信I/F(通信インタフェース)38及び入出力I/F(入出力インタフェース)40を含んで構成されている。各構成は、バス42を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU30は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU30は、ROM32又はストレージ36からプログラムを読み出し、RAM34を作業領域としてプログラムを実行する。CPU30は、ROM32又はストレージ36に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM32は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM34は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ36は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施形態では、ROM32又はストレージ36には、後述する表示処理を行うためのプログラム及び各種データなどが格納されている。
通信I/F38は、車両用表示制御装置10が外部サーバ及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、CAN(Controller Area Network)、イーサネッ
ト(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi-Fi(登録商標)などの規格が用いられる。
入出力I/F40は、メータディスプレイ装置44、センタディスプレイ装置46及びヘッドアップディスプレイ装置48と電気的に接続されている。メータディスプレイ装置44は、メータディスプレイ24に所定の情報を表示させる。センタディスプレイ装置46は、センタディスプレイ25に所定の情報を表示させる。ヘッドアップディスプレイ装置48は、表示領域26に所定の情報を表示させる。
また、入出力I/F40は、物体検出部50と運転システム制御部54とに電気的に接続されている。
物体検出部50は、車両周辺(前方、側方、後方)に存在する物体を検出することができる。更に、物体検出部50は、検出した物体との距離や方角など、物体に関する種々の情報を取得することができる。検出する物体には、歩行者、二輪車、他の車両、道路標識、走行区分線及び案内看板などが含まれる。物体の検出には、例えば、車両12の前部、側部及び後部にそれぞれ設けられた検出センサ52が用いられる。検出センサ52は、カメラ、超音波センサ、ミリ波レーダ、ライダー等に代表される公知のセンサを組み合わせて構成されている。
運転システム制御部54は、車両12に搭載された種々の運転システムを制御することができる。種々の運転システムには、物体検出部50によって検出された物体の位置に基づく運転システムが含まれる。物体検出部50によって検出された物体の位置に基づく運転システムには、自動運転システムや、走行支援システムが含まれる。走行支援システムには、検出物体と車両12との接触を回避するための停止システムや発進システム、ACC(アダプティブクルーズコントロール)システム及びLTA(レーントレーシングアシスト)システム、などの種々のADAS(Advanced Driving Assistant System)が含まれている。運転システム制御部54は、車両12に搭載された種々のアクチュエータを制御して、車両12のアクセル、ブレーキ、方向指示器、ステアリング等の操作の一部又は全てを自動で行うことで、種々の運転システムを作動させる。
(車両用表示制御装置10の機能構成)
車両用表示制御装置10は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。車両用表示制御装置10が実現する機能構成について図3を参照して説明する。
図3に示されるように、車両用表示制御装置10は、機能構成として、第1画像生成部60、第2画像生成部62、重なり判定部64及び表示制御部66を含んで構成されている。各機能構成は、CPU30がROM32又はストレージ36に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
第1画像生成部60は、表示領域26に表示される第1画像を生成する。第1画像は、車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される画像であり、車両12(自車両)と物体との相対的な位置関係に対応して表示位置が決定される。例えば、所定の運転システムの作動に伴って、物体検出部50で車両前方側の物体が検出された場合、第1画像生成部60は、検出された物体の位置を示す画像として、第1画像を生成する。
図5に示されるように、本実施形態の第1画像M1は、AR画像で構成されている。AR画像は、拡張現実(Augmented Reality)技術を用いて描画される画像である。即ち、表示領域26には、ウインドシールドガラス18越しに車両前方側の景色が見えており、この景色に対して、第1画像M1が重畳して表示される。このため、奥行感が得られるように表示領域26に設定された仮想空間上に第1画像が表示されており、第1画像M1の表示位置が仮想空間の奥から手前に移動する場合、画像サイズが徐々に大きくなるように表示される。これにより、表示領域を見た乗員が、車両前方側の物体の接近や離間を直感的に把握することができる。
また、本実施形態では、乗員の操作により、ヘッドアップディスプレイ装置48のAR画像表示機能がONにされた場合に、第1画像生成部60によって第1画像が生成される。
図5に示す例では、車両12のACCシステムが作動されることにより、車両前方側の物体として先行車両Xが検出された状態を示している。この図に示されるように、AR画像表示機能がONにされると、先行車両Xの位置を示す画像として、第1画像M1が表示されている。第1画像M1は、ウインドシールドガラス18越しに見える先行車両Xの後方位置に重畳させて表示されている。
第2画像生成部62は、表示領域26の表示領域26に表示される第2画像を生成する。第2画像は、第1画像と異なり、表示領域26内の表示位置が固定された画像である。この第2画像は、一例として、車両12の車速や作動中の運転システム等、自車両の走行に関する情報を示す画像である。
図4に示す例では、車両12の速度を示す速度表示M21と、作動中の運転システムを示す運転システム表示M22からなる二つの第2画像M2が、表示領域26の所定位置に固定されて表示されている。ここで、運転システム表示M22は、ACCシステム等に代表される所定の運転システムが作動していることを示している。この運転システム表示M22は、ヘッドアップディスプレイ装置48のAR画像表示機能がOFFにされた場合に表示される。即ち、AR画像表示機能がOFFにされた状態では第2画像M2としての運転システム表示M22が表示され、AR画像表示機能がONにされると、運転システム表示M22に替わって、第1画像M1が表示される。
重なり判定部64は、表示領域26上における第1画像の表示位置と第2画像との重なりを判定する。具体的に、重なり判定部64は、生成された第1画像及び第2画像の有する表示領域上の表示位置情報からすると、表示領域26上の第1画像の座標が第2画像の座標と重なることが予測された場合に、第1画像の表示位置が第2画像に重なると判断する。
図4に示されるように、本実施形態では、ウインドシールドガラス18上の表示領域26に、第1画像の表示に割り当てられた第1領域100と第2画像の表示に割り当てられた第2領域200が含まれている。一例として、重なり判定部64は、第1画像生成部60で生成された第1画像の表示位置情報に基づいて、第1画像の表示位置(座標)が第2領域内である場合に、第1画像の表示位置が第2画像と重なると判定する。
表示制御部66は、第1画像生成部60で生成された第1画像と第2画像生成部62で生成された第2画像とを表示領域26上に表示させる。ここで、図4~図6を参照して、車両12のACCシステムが作動された場合に、表示領域26に第1画像と第2画像が表示する例について説明する。
図4には、乗員の操作により、ヘッドアップディスプレイ装置48のAR画像表示機能がOFFにされた状態が示されている。従って、表示領域26上の第1領域100には、第1画像が表示されていない。一方、表示領域上の第2領域200には、第2画像M2として、速度表示M21と運転システム表示M22が表示されている。
ここで、第2領域200は、表示領域26の下端中央部に展開される矩形状の領域である。第1領域100は、第2領域200の周囲を囲うように、第2領域200の左右両側と上方側に展開されている。後述するように、第2領域200は、ヘッドアップディスプレイ装置48のAR画像表示機能がON/OFFにより、範囲が変更されるところ、少なくとも、第2領域200の車両上方側の領域は、第1領域100として割り当てられている。
第2領域200は、AR画像表示機能がOFFにされた状態では、第2領域の下部を構成する主領域201と第2領域の上部を構成する副領域202を有している。主領域201は、AR画像表示機能がON状態とOFF状態の両方において、第2領域として割り当てられる。副領域202は、AR画像表示機能がOFFにされた状態でありかつ、所定の運転システムが作動している場合に第2領域として割り当てられる。
本実施形態では、主領域201に速度表示M21が表示されている。主領域201の上方側の副領域202には運転システム表示M22が表示されている。
図5には、乗員の操作により、ヘッドアップディスプレイ装置48のAR画像表示機能がONにされた状態が示されている。表示制御部66は、第2領域200の副領域202に表示されていた第2画像M2(運転システム表示M22)を削除し、第2画像M2に替わって、第1画像M1の表示を開始する。
ここで、表示制御部66は、第2領域200の副領域202に表示された運転システム表示M22を削除する場合に、当該副領域202を第1領域100に変更する。即ち、表示制御部66は、第1画像M1の表示開始に伴って、第2領域200の一部を第1領域100に割り当てることにより、第1領域100を拡張させる。
また、表示制御部66は、重なり判定部64の判定結果に基づいて、第1画像M1と第2画像M2とが重ならない位置に表示されるように制御する。
表示制御部66は、重なり判定部64の判定結果に基づいて、表示領域26において、第1画像M1の表示位置が第2画像M2と重ならない状態になった後に、第1画像M1の表示を開始する。即ち、ACCシステムの作動時において、車両12(自車両)と先行車両Xとの距離が接近している場合は、車両12と先行車両Xとの距離が確保されるまで、第1画像M1が表示されない。
具体的には、図5に示されるように、車両12と先行車両Xとの間の車間距離がACCシステムで予め設定された適性距離を維持している場合、先行車両Xの位置に基づく表示位置が第1領域100内の位置に対応している。従って、重なり判定部64では、第1画像の表示位置が第2領域200に表示された第2画像M2と重ならないと判定されるため、先行車両Xの後方位置に重畳させるようにして、第1画像M1の表示を開始する。
これにより、ウインドシールドガラス18越しに見える先行車両Xと重畳する位置に第1画像M1が表示され、乗員は、ACCシステムの作動に伴って、先行車両Xが検出されていることを明瞭に認識することができる。
一方、ACCシステムの作動中に、先行車両Xの急停止や急減速により、先行車両Xが車両12に接近した場合、第1画像M1の表示位置は、第1領域100の上部から第2領域200内へと移動することになる。この場合、重なり判定部64は、第1画像M1の表示位置が第2画像M2(速度表示M21)と重なると判定する。従って、表示制御部66は、第1画像M1の表示位置を移動させて、第2画像M2と重ならない位置に表示されるように制御する。
具体的には、図6に示されるように、第2領域200の上端側の第1領域100の位置に第1画像M1を固定して表示させる。これにより、第1画像M1と第2画像M2(速度表示M21)とが重ならない位置で継続して表示される。その結果、画像同士の重なり合いを回避して各画像を明瞭に表示させることができる。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
(表示処理の一例)
本実施形態に係る車両用表示制御装置10における表示処理の一例について、図7に示されるフローチャートを用いて説明する。この表示処理は、例えば、車両前方側の物体の位置に基づく所定の運転システムが作動したときに実行される。表示処理は、CPU30がROM32又はストレージ36からプログラムを読み出して、RAM34に展開することによって実行される。
CPU30は、ステップS101で車両前方側の検出物体の有無について判断する。具体的には、物体検出部50の機能により、車両前方側に、作動中の運転システムに関与する物体が検出された場合には、ステップS101の判定が肯定されてCPU30は、ステップS102の処理へ移行する。一方、CPU30は、車両前方側に物体が検出されなかった場合は、ステップS101の判定が否定されて、ステップS110の処理へ移行する。
CPU30は、ステップS102でAR画像表示機能のON/OFFについて判断する。AR画像表示機能がONになっている場合は、ステップS102の判定が肯定されてCPU30は、ステップS103の処理へ移行する。一方、AR画像表示機能がONになっている場合には、ステップS102の判定が否定されてステップS104の処理へ移行する。
CPU30は、ステップS103(AR画像表示機能がON)で、第2領域200としての副領域202に表示された第2画像M2を削除して、副領域202を第1領域100として割り当てる。具体的には、図4に示される第2領域200から副領域202を除いて、図5に示す領域へと第2領域200が縮小される。これにより、第1領域100が拡張され、検出物体に重畳して第1画像M1を表示できる領域が拡張される。
CPU30は、ステップS104(AR画像表示機能がOFF)で、第1画像M1を表示させずに、副領域202に第2画像M2を表示させる。この状態では、図4に示されるように、第2領域200を構成する主領域201と副領域202のそれぞれに第2画像M2(速度表示M21,運転システム表示M22)が表示される。
CPU30は、ステップS105で、検出物体の位置に基づく表示位置と第2画像との重なりの有無について判定する。このステップS105の判定は、運転システムの作動時に、車両12と検出物体との間の距離が充分に確保されている場合には、判定が否定され、車両12と検出物体とが接近している場合には、判定が肯定される。具体的には、重なり判定部64の機能により、検出物体に基づく表示位置が、主領域201に表示された第2画像M2と重なると判断された場合、ステップS105の判定は肯定され、CPU30は、ステップS105の処理に戻り、第1画像M1を表示しない。これにより、運転システムの作動直後に、車両12に接近した物体の位置と第1画像の表示位置に隔たり生じた状態で第1画像M1の表示が開始されることを回避することができる。一方、重なり判定部64の機能により、検出物体に基づく表示位置が、主領域201に表示された第2画像M2と重ならないことが判断された場合、ステップS105の判定は否定され、CPU30は、ステップS106の処理に移行する。
CPU30は、ステップS106で、検出物体の位置に基づく表示位置に第1画像M1を表示する。具体的には、図5に示されるように、ウインドシールドガラス18越しに見える物体(先行車両X)に重畳して、物体の位置を示す第1画像M1が表示される。
CPU30は、ステップS107で、検出物体の位置に基づく表示位置と第2画像との重なりの有無について判定する。このステップS107の判定は、第1画像M1の表示開始後に行われる。
ステップS107の判定は、ステップS105と同様に重なり判定部64の機能に基づいて行われる。CPU30は、ステップS107の判定が否定されるとステップS108の処置に移行して、ステップS106と同様に第1画像M1を表示させる。一方、車両12と検出物体との急接近などにより、ステップS107の判定が肯定された場合には、CPU30は、ステップS109の処理に移行する。
CPU30は、車両12と検出物体との急接近などにより、検出物体の位置に基づく表示位置が第2領域200の主領域201に重なる場合に、ステップS109で、第1画像M1と第2画像M2とが重ならない位置に表示されるように制御する。具体的には、図6に示されるように、主領域201の上方側に第1画像M1を固定して表示する。
CPU30は、ステップS110で、運転システムの作動の有無について判断する。運転システムが停止している場合は、ステップS110の判定が肯定されて、CPU30は、表示処理を終了させる。一方、運転システムが作動している場合は、ステップS110の判定が否定されて、CPU30は、ステップS101の処理に戻る。
以上のように、本実施形態の車両用表示制御装置10では、ACCシステム等に代表される車両前方側の物体の位置に基づく運転システムの作動に伴って、ウインドシールドガラス18上の表示領域26に第1画像M1を表示させる。
第1画像M1は、物体の位置に基づく表示位置に表示されることで、ウインドシールドガラス18越しに見える物体に重畳させて表示される。一方、車両12と物体との接近により、第1画像M1の表示位置が第2画像M2と重なる場合、車両用表示制御装置10は、第1画像M1が第2画像M2と重ならない位置に表示されるように制御する。
かかる制御により、自車両と車両前方側の物体との相対的な位置関係の変化により、第1画像M1の表示位置が大きく移動する場合でも、第2画像M2とが重ならない位置に第1画像M1が表示される。その結果、表示領域26の情報量を減少させずに、各画像の表示を明瞭に行うことができる。
具体的には、図5に示されるように、車両12に向かって物体(先行車両X)が近づくと、第2領域200(主領域201)の上端側に第1画像M1を固定して表示させる。これにより、車両12の前方側から接近する物体の移動の軌跡に沿って第1画像M1の表示位置が固定されるため、乗員の感じる違和感が軽減される。その結果、車両の走行は、より円滑で安全なものとなる。
また、本実施形態では、車両前方側の物体の位置に基づいて表示される第1画像M1と異なり、第2画像M2は、第2領域200内において表示位置が固定されている。従って、第1画像M1の表示位置が第2画像M2と重なる場合、表示制御部66は、第2画像M2の表示位置を変更させずに、第1画像M1が第2画像と重ならない位置に表示されるように制御する。これにより、乗員が、表示領域26の画像を見る際の視線移動を少なくすることができ、車両の走行は、より円滑で安全なものとなる。
また、本実施形態では、車両前方側の物体の位置に基づく所定の運転システムが作動されると、第1画像生成部60によって第1画像M1が生成される。そして、車両12(自車両)と物体との相対的な位置関係により、表示領域26において、第1画像M1の表示位置が第2画像M2と重ならない状態になった後に、表示制御部66は、第1画像M1の表示を開始する。例えば、運転システムの作動時に、車両前方側の物体と自車両とが急接近している場合、第1画像M1の表示位置が第2画像M2と重なる場合がある。このような場合に、表示制御部66は、敢えて第1画像M1を表示させないで、第1画像M1の表示位置が第2画像M2と重ならない状態となった後に、第1画像M1の表示を開始する。その結果、第1画像M1の表示開始時には、車両前方側の物体の位置に対応付けられて第1画像M1が表示される。これにより、乗員の感じる違和感が低減され、車両の走行は、より円滑で安全なものとなる。
また、本実施形態では、第1画像M1の表示開始に伴って、第2領域200の副領域202を第1領域100として割り当てることにより、第1領域100を拡張させる。これにより、第1画像M1が物体の位置に基づいて表示可能な領域が拡張されることで、第1画像の表示位置が第2画像と重なる状況となる頻度を減らすことが期待されるため、車両の走行はより円滑で安全なものとなる。
(変形例1)
図8に示されるように、本変形例では、第1画像M1の表示開始後にも、第2領域200に副領域202が含まれている。本変形例のように、第2領域200を縮小させずに、運転システム表示M22と先行車両Xの位置を示す第1画像M1を同時に表示してもよい。この場合、先行車両Xが車両12に接近した場合は、第2領域200としての副領域の上端側に第1画像M1を固定して表示することができる。
(変形例2)
図示はしないが、第2領域200を主領域201のみで構成してもよい。この場合、運転システム表示M22を省略してもよいし、主領域201に表示させてもよい。
以上、実施形態に係る車両用表示装置について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、第1画像と第2画像とを表示領域26の表示領域に表示させる構成としたが、これに限定されない。即ち、図1に示すメータディスプレイ24やセンタディスプレイ25の表示領域に第1画像と第2画像を表示してもよい。この場合、車両前方側の景色を撮影した画像に第1画像を重畳して表示させることができる。
さらに、上記実施形態でCPU30がプログラムを読み込んで実行した処理を、CPU30以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、仮想アイテム表示処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせで実行してもよく、例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
さらに、上記実施形態では、ストレージ36に種々のデータを記憶させる構成としたが、これに限定されない。例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体を記憶部としてもよい。この場合、これらの記録媒体に各種プログラム及びデータなどが格納されることとなる。
(付記)
(1)車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成する第1画像生成部と、
前記第1画像と異なる第2画像を生成する第2画像生成部と、
前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像と重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する表示制御部と、
を含む車両用表示制御装置。
(2)前記第2画像は、前記表示制御部により、前記第2領域において表示位置が固定されている、
(1)に記載の車両用表示制御装置。
(3)前記表示領域は、少なくとも前記第2領域の車両上方側の領域が前記第1領域として割り当てられており、
前記表示制御部は、前記物体の接近により、前記第1画像の表示位置が、前記第1領域から記第2領域に向かって移動して前記第2画像と重なる場合に、当該第2領域の上端側に前記第1画像を固定して表示させる、
(1)又は(2)に記載の車両用表示制御装置。
(4)前記第1画像生成部は、前記物体の位置に基づく所定の運転システムが作動されると、前記第1画像を生成し、
前記表示制御部は、自車両と前記物体との相対的な位置関係により、前記表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重ならない状態になった後に、前記第1画像の表示を開始する、
(1)~(3)のいずれか一つに記載の車両用表示制御装置。
(5)前記表示制御部は、前記第1画像の表示開始に伴って、前記第2領域の一部を前記第1領域として割り当てることにより、前記第1領域を拡張させる、
(1)~(4)のいずれか一つに記載の車両用表示制御装置。
(6)前記第1画像は、前記表示制御部により、前記表示領域内の前記物体の位置に基づく表示位置に表示されることにより、車室内から見た前記車両前方側の景色に重畳するように表示されるAR画像で構成されている、
(1)~(5)のいずれか一つに記載の車両用表示制御装置。
10 車両用表示制御装置
26 ヘッドアップディスプレイ表示領域(表示領域)
60 第1画像生成部
62 第2画像生成部
64 重なり判定部
66 表示制御部
100 第1領域
200 第2領域
M1 第1画像
M2 第2画像

Claims (8)

  1. 車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成する第1画像生成部と、
    前記第1画像と異なる第2画像を生成する第2画像生成部と、
    前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像と重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する表示制御部と、
    を含む車両用表示制御装置。
  2. 前記第2画像は、前記表示制御部により、前記第2領域において表示位置が固定されている、
    請求項1に記載の車両用表示制御装置。
  3. 前記表示領域は、少なくとも前記第2領域の車両上方側の領域が前記第1領域として割り当てられており、
    前記表示制御部は、前記物体の接近により、前記第1画像の表示位置が、前記第1領域から記第2領域に向かって移動して前記第2画像と重なる場合に、当該第2領域の上端側に前記第1画像を固定して表示させる、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用表示制御装置。
  4. 前記第1画像生成部は、前記物体の位置に基づく所定の運転システムが作動されると、前記第1画像を生成し、
    前記表示制御部は、自車両と前記物体との相対的な位置関係により、前記表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重ならない状態になった後に、前記第1画像の表示を開始する、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第1画像の表示開始に伴って、前記第2領域の一部を前記第1領域として割り当てることにより、前記第1領域を拡張させる、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用表示制御装置。
  6. 前記第1画像は、前記表示制御部により、前記表示領域内の前記物体の位置に基づく表示位置に表示されることにより、車室内から見た前記車両前方側の景色に重畳するように表示されるAR画像で構成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用表示制御装置。
  7. 車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成し、
    前記第1画像と異なる第2画像を生成し、
    前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像と重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する、
    処理をコンピュータが実行する車両用表示制御方法。
  8. 車両前方側の物体の位置に基づく表示位置に表示される第1画像を生成し、
    前記第1画像と異なる第2画像を生成し、
    前記第1画像の表示に割り当てられる第1領域と前記第2画像の表示に割り当てられる第2領域とを含みかつ車室内の前部に設けられた表示領域において、前記第1画像の表示位置が前記第2画像と重なる場合に、当該第2画像とが重ならない位置に前記第1画像が表示されるように制御する、
    処理をコンピュータに実行させるための車両用表示制御プログラム。
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