JP2024073958A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】騒音および振動に起因する違和感を抑制することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。【解決手段】内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御部と、前記内燃機関の回転数を制御する回転数制御部と、を具備し、前記点火時期を進角させる場合、車速に基づいて、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを制御する内燃機関の制御装置。【選択図】図4
Description
本発明は内燃機関の制御装置に関する。
排気通路に内燃機関の排気を浄化する触媒が設けられる。点火時期の遅角などによって触媒を暖機し、浄化性能を高める(例えば特許文献1など)。
暖機完了後、点火時期を遅角側から進角側に変更する。内燃機関の回転数が変化することで、騒音および振動が発生し、車両の搭乗者に違和感を生じさせることがある。そこで、騒音および振動に起因する違和感を抑制することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御部と、前記内燃機関の回転数を制御する回転数制御部と、を具備し、前記点火時期を進角させる場合、車速に基づいて、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを制御する内燃機関の制御装置によって達成することができる。
前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が所定の値以上である場合、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを第1のレートとし、前記第1のレートで前記回転数を前記点火時期の進角前に比べて低下させ、前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が前記所定の値未満であり、かつ前記内燃機関の冷却水の温度が所定の温度以上である場合、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを前記第1のレートより小さい第2のレートとし、前記第2のレートで前記回転数を低下させてもよい。
前記内燃機関の負荷率を制御する負荷率制御部を具備し、前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が前記所定の値未満であり、かつ前記内燃機関の冷却水の温度が所定の温度以上である場合、前記回転数制御部は前記第2のレートで前記回転数を低下させ、前記負荷率制御部は前記負荷率の変化のレートを第3のレートとし、前記第3のレートで前記負荷率を低下させ、前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が前記所定の値未満であり、かつ前記内燃機関の冷却水の温度が前記所定の温度未満である場合、前記回転数制御部は前記点火時期の進角前の回転数を維持し、前記負荷率制御部は前記負荷率の変化のレートを前記第3のレートより大きい第4のレートとし、前記第4のレートで前記負荷率を低下させてもよい。
前記内燃機関の排気を浄化する触媒が設けられ、前記点火時期制御部は、前記触媒の暖機中の点火時期に比べて、前記暖機の終了後の前記点火時期を進角させてもよい。
騒音および振動に起因する違和感を抑制することが可能な内燃機関の制御装置を提供できる。
以下、図面を参照して本実施形態の内燃機関の制御装置について説明する。図1は本実施形態に係る車両1の概略構成図である。車両1は、ハイブリッド車両またはプラグインハイブリッド車両であり、ECU(Electronic Control Unit)40、エンジン10(内燃機関)、第1モータジェネレータ(以下「第1MG(Motor Generator)」と称する)14(第1電動機)、第2モータジェネレータ(以下「第2MG」と称する)15(第2電動機)、PCU(Power Control Unit)17、バッテリ18、トーショナルダンパ19、動力分割機構20、減速機構22、ディファレンシャルギヤ24、および駆動輪26を含む。エンジン10はガソリンエンジンでもよいし、ディーゼルエンジンでもよい。エンジン10、第1MG14、および第2MG15は、車両1の走行用動力源である。
第1MG14および第2MG15は電動機および発電機として機能する。第1MG14および第2MG15は、駆動電力が供給されることによりトルクを出力し、トルクが与えられることにより回生電力を発生させる。第1MG14および第2MG15は例えば交流回転電機である。交流回転電機は、例えば永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機である。
第1MG14および第2MG15は、PCU17を介してバッテリ18に電気的に接続されている。PCU17は、第1MG14または第2MG15において発電された回生電力を用いてバッテリ18を充電し、バッテリ18の充電電力を用いて第1MG14または第2MG15を駆動する。PCU17は、第1MG14と電力を授受する第1インバータ、第2MG15と電力を授受する第2インバータ、およびコンバータを含む。コンバータは、バッテリ18の電力を昇圧して第1および第2インバータに供給し、第1および第2インバータから供給される電力を降圧してバッテリ18に供給する。第1インバータは、コンバータからの直流電力を交流電力に変換して第1MG14に供給し、第1MG14からの交流電力を直流電力に変換してコンバータに供給する。第2インバータは、コンバータからの直流電力を交流電力に変換して第2MG15に供給し、第2MG15からの交流電力を直流電力に変換してコンバータに供給する。
バッテリ18は積層された複数の電池により構成される。電池は、例えば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池である。
動力分割機構20は、例えばサンギア、プラネタリキャリア、ピニオンギア、およびリングギアを備えた遊星歯車機構である。エンジン10のクランクシャフト27は、トーショナルダンパ19を介して、動力分割機構20に連結されている。動力分割機構20は、エンジン10のクランクシャフト27、第1MG14の回転軸、および動力分割機構20の出力軸を機械的に連結する。
減速機構22は変速比を変更する多段式の自動変速機である。ECU40の制御により減速機構22はギア比を変化させ、複数の動力伝達状態を切り換える。複数の動力伝達状態は、N(ニュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジ、R(リバース)レンジ、およびP(パーキング)レンジを含む。減速機構22の代わりに、連続的にギア比を変更する無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)を採用してもよい。
動力分割機構20の出力軸は、減速機構22に連結されている。第2MG15の回転軸も減速機構22に連結されている。減速機構22は、ディファレンシャルギヤ24に連結されている。ディファレンシャルギヤ24にはドライブシャフト25が連結されている。ドライブシャフト25の先端には駆動輪26が取り付けられている。
エンジン10、第1MG14、および第2MG15は、駆動力を発生させる駆動源として機能する。減速機構22およびディファレンシャルギヤ24を介して、エンジン10、第1MG14、および第2MG15の各駆動力が駆動輪26に伝達される。
ECU40は、車両1の制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などの記憶装置を備える。ECU40は、ROMや記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより各種制御を行う。
図2はエンジン10を例示する模式図である。エンジン10は例えば4気筒エンジンである。吸気通路30および排気通路32は、エンジン10の4つの気筒に接続されている。空気は吸気通路30を流れ、エンジン10の気筒に供給される。吸気通路30にはスロットルバルブ34およびエアフローメータ33が設けられている。空気の流れる方向の上流側から下流側にかけて、スロットルバルブ34およびエアフローメータ33がこの順番に配置されている。スロットルバルブ34の開度が大きいほど、エンジン10への空気の流量(吸気量)は多くなる。開度が小さいほど空気の流量は少なくなる。
エンジン10の4つの気筒のそれぞれに、点火プラグ36および燃料噴射弁38が設けられている。燃料噴射弁38は、気筒の内部に燃料を直接噴射する。気筒において、燃料と空気とは混合気を生成する。点火プラグ36が混合気に点火することで、混合気が燃焼する。燃焼後の排気は、排気通路32を通り車両1の外部に排出される。
排気通路32には触媒35が設けられている。触媒35は例えば三元触媒などであり、排気中の窒素酸化物(NOx)および一酸化炭素(CO)などを浄化する。
車速センサ31は車両1の速度(車速)を検出する。エアフローメータ33は吸気量を検出する。回転数センサ37はエンジン10の回転数を検出する。温度センサ39はエンジン10の冷却水の温度(水温)を検出する。ECU40は、車速センサ31から車速を取得し、エアフローメータ33から流量を取得し、回転数センサ37から回転数を取得し、温度センサ39から水温を取得する。
ECU40は、エンジン10、第1MG14、第2MG15、PCU17、およびバッテリ18を制御する。ECU40は、バッテリ18の充電率、バッテリ18から出力される電力、第1MG14および第2MG15が発電する電力を取得する。ECU40は、燃料噴射弁38からの燃料噴射量および噴射時期を制御する。ECU40は、点火プラグ36による点火の時期を制御する点火時期制御部として機能する。ECU40は、スロットルバルブ34の開度を調整し、エンジン10に導入される空気の量を制御する。ECU40は負荷率制御部として機能する。負荷率とは、エンジン10の最大吸気量に対する実際の吸気量の比である。ECU40は、負荷率および点火時期を調整することなどにより、エンジン10の回転数を制御する回転数制御部として機能する。
触媒35の浄化性能は温度に依存し、活性温度において高くなる。浄化性能を高めるために、ECU40は暖機制御を行い、例えば暖機制御以外の場合に比べて点火時期を遅角させる。暖機制御中、ECU40はスロットルバルブ34を開弁させ、空気の流量を増加させる。エンジン10のパワーは一定に維持される。
暖機制御の終了後、ECU40は点火時期を進角させ、空気の流量を減少させる。暖機制御中に比べて、エンジン10のトルクは増加し、エンジン10の回転数は低下する。トルクおよび回転数がそれぞれ最適値となることで、燃費が改善する。しかし、回転数が低下することで、振動および騒音が発生し、車両1の搭乗者に違和感を生じさせることがある。
車速が大きいとき、走行により発生する音(走行音)が大きい。回転数の低下によって発生する騒音は走行音に紛れ、聞こえにくくなる。車速が低いとき、走行音が小さい。騒音が相対的に大きく聞こえる。そこで、車速が大きいとき、回転数の変化に伴う騒音などの発生を許容する。回転数を速く変化させることで、燃費を改善させる。車速が低いとき、騒音などが発生しにくくなるように、回転数をゆっくりと変化させる。具体的には、エンジン10に導入される空気の量を減少させ、回転数を制御する。
エンジン10の温度が低いときに空気の量をゆっくりと減少させると、燃焼によって微粒子が発生し、排気が悪化する。排気の悪化を抑制するには、空気の流量を速く変化させればよい。実施形態では、騒音などの抑制と排気悪化の抑制とを両立させる。
図3はECU40が実行する制御を例示するフローチャートである。図3の処理が行われる直前に、暖機制御が行われる。ECU40は、暖機制御を終了させる(ステップS10)。ECU40は車速センサ31から車速Vを取得する(ステップS12)。ECU40は、車速Vに基づいてエンジン10の回転数を低下させるときの変化のレートを取得する(ステップS14)。レートは例えば後述のd1およびd3などである。
ECU40は、車速Vが閾値Vth以上であるか否か判定する(ステップS16)。肯定判定(Yes)の場合、ECU40はレートd1(第1のレート)で回転数を低下させる(ステップS18)。このとき負荷率は低下する。ステップS18の後、図3の処理は終了する。
ステップS16で否定判定(No)の場合、ECU40は、温度センサ39から水温Tを取得し、水温Tが所定の温度Tth未満であるか否か判定する(ステップS20)。否定判定の場合、ECU40はレートd2(第2のレート)で回転数を低下させる(ステップS22)。レートd2はレートd1より小さい。このとき負荷率は低下する。ステップS22の後、処理は終了する。
ステップS20で肯定判定の場合、ECU40は、エンジン10に導入される空気の量を減少させ、負荷率を低下させる(ステップS24)。ECU40は点火時期の制御などによりエンジン10の回転数を一定に維持する(ステップS26)。ステップS26の後、処理は終了する。処理が再度行われ、水温TがTth以上に上昇した場合、ステップS22が行われ、回転数は低下する。
図4はタイムチャートを例示する図である。上段から順番に、車速V、水温T、触媒35の暖機制御フラグ、エンジン10の回転数、エンジン10のトルク、点火時期、およびエンジン10の負荷率を表す。横軸は時間を表す。
車速V1は所定の値Vthより大きい。車速V2は所定の値Vthより小さい。水温T1は所定の温度Tthより高い。水温T2は所定の温度Tthより低い。回転数、トルク、点火時期および負荷率のチャートにおいて、実線は車速がV1の例を表す。水温はTth以上でもよいし、Tth未満でもよい。点線は車速がV2、暖機終了時の水温がT1の例を表す。破線は車速がV2、暖機終了時の水温がT2の例を表す。暖機制御中、回転数はR1であり、トルクはTr1である。点火時期はP1であり、負荷率はA1である。
時間taにおいて、暖機制御フラグがオンからオフに切り替わる。暖機制御が終了する(図3のステップS10)。車速がV1の場合、実線に示すように、ECU40は点火時期をP1から進角させる。ECU40はスロットルバルブ34の開度を小さくし、エンジン10に導入される空気の量を減少させ、負荷率を低下させる。時間tbに点火時期はP2になり、負荷率はA2まで低下する。エンジン10の回転数はR1からR2に低下し、トルクはTr1からTr2に増加する。回転数の変化するレートは第1のレートd1である(図2のステップS18)。回転数が速やかにR2へと変化する。
車速がV2、水温がT1の場合、点線で示すように、ECU40は点火時期をP1から進角させP2とする。点火時期の変化のレートは、実線の例に比べて小さい。点火時期はゆっくりと進角し、時間tbより後の時間にP2となる。ECU40はスロットルバルブ34の開度を制御し、空気の量を減少させる。負荷率が低下するレート(第3のレートd3)は、実線の例におけるレートより小さい。負荷率はA1からA2へとゆっくりと変化する。回転数の変化のレート(第2のレートd2)は第1のレートd1より小さい(図3のステップS22)。時間tbより後の時間に、回転数はR2になり、トルクはTr2になる。
車速がV2、水温がT2の場合、破線で示すように、ECU40は、点火時期をP1より進角側であり、かつP2より遅角側の時期に変更し、当該点火時期を維持する。負荷率はA1から低下する。負荷率が変化するレート(第4のレートd4)は、点線の例における第3のレートd3より大きく、例えば実線の例のレートに等しい。時間tbに負荷率はA2まで低下する(ステップS24)。点火時期および負荷率の制御によって、時間tcまで回転数は暖機制御中の値R1に維持される(ステップS26)。トルクは暖機制御中の値Tr1に維持される。水温Tは上昇しており、時間tcに閾値Tth以上になる。時間tcにECU40は点火時期を進角させ、P2とする。回転数は低下し、R2になる。トルクは上昇し、Tr2になる。時間tc後における回転数およびトルクの変化のレートは、点線の例におけるレートより大きい。
本実施形態によれば、例えば暖機制御の終了後、ECU40は点火時期を進角させる。ECU40は、車速に基づいて、回転数の変化のレートを制御する。騒音などに起因する搭乗者への違和感を抑制することができる。
車速がVth以上である場合、回転数の変化のレートをd1とする。回転数は速やかにR2になる。回転数をR2、トルクをTr2とすることで、燃費を改善することができる。回転数が速やかに変化することで、騒音などが発生する恐れがある。車速がVth以上と高いため、走行音が大きい。騒音は走行音に紛れ、搭乗者に聞こえにくい。搭乗者への違和感を抑制することができる。
車速がVth未満かつ水温がTth以上である場合、ECU40は回転数の変化のレートをd1より小さい第2のレートd2とする。回転数がゆっくりと変化するため、騒音などが発生しにくい。騒音などに起因する違和感を抑制することができる。負荷率の変化のレートは第3のレートd3である。
車速がVth未満かつ水温がTth未満である場合、ECU40は回転数を点火時期の進角前の値R1に維持する。回転数の変化が抑制されることで、騒音などが発生しにくい。搭乗者への違和感が抑制される。ECU40は負荷率の変化のレートをd3より大きい第4のレートd4とする。水温がTth未満のように低いときに、負荷率がレートd4で速やかに変化する。排気の悪化が抑制される。
ECU40は点火時期を遅角させ、暖機制御を行う。暖機制御により触媒35の温度が活性温度付近に上昇し、浄化性能が向上する。暖機制御の終了後、ECU40は点火時期、回転数および負荷率などを制御する。排気の改善と違和感の抑制とを両立することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 車両、10 エンジン、14 第1モータジェネレータ、15 第2モータジェネレータ、17 PCU、18 バッテリ、19 トーショナルダンパ、20 動力分割機構、22 減速機構、24 ディファレンシャルギヤ、25 ドライブシャフト、26 駆動輪、27 クランクシャフト、30 吸気通路、31 車速センサ、32 排気通路、33 エアフローメータ、34 スロットルバルブ、35 触媒、36 点火プラグ、37 回転数センサ、38 燃料噴射弁、39 温度センサ、40 ECU
Claims (4)
- 内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御部と、
前記内燃機関の回転数を制御する回転数制御部と、を具備し、
前記点火時期を進角させる場合、車速に基づいて、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを制御する内燃機関の制御装置。 - 前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が所定の値以上である場合、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを第1のレートとし、前記第1のレートで前記回転数を前記点火時期の進角前に比べて低下させ、
前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が前記所定の値未満であり、かつ前記内燃機関の冷却水の温度が所定の温度以上である場合、前記回転数制御部は前記回転数の変化のレートを前記第1のレートより小さい第2のレートとし、前記第2のレートで前記回転数を低下させる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記内燃機関の負荷率を制御する負荷率制御部を具備し、
前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が前記所定の値未満であり、かつ前記内燃機関の冷却水の温度が所定の温度以上である場合、前記回転数制御部は前記第2のレートで前記回転数を低下させ、前記負荷率制御部は前記負荷率の変化のレートを第3のレートとし、前記第3のレートで前記負荷率を低下させ、
前記点火時期を進角させる場合であって、前記車速が前記所定の値未満であり、かつ前記内燃機関の冷却水の温度が前記所定の温度未満である場合、前記回転数制御部は前記点火時期の進角前の回転数を維持し、前記負荷率制御部は前記負荷率の変化のレートを前記第3のレートより大きい第4のレートとし、前記第4のレートで前記負荷率を低下させる請求項2に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記内燃機関の排気を浄化する触媒が設けられ、
前記点火時期制御部は、前記触媒の暖機中の点火時期に比べて、前記暖機の終了後の前記点火時期を進角させる請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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