JP2024073144A - 交通管理装置、交通管理システム、および交通管理方法 - Google Patents

交通管理装置、交通管理システム、および交通管理方法 Download PDF

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JP2024073144A JP2022184187A JP2022184187A JP2024073144A JP 2024073144 A JP2024073144 A JP 2024073144A JP 2022184187 A JP2022184187 A JP 2022184187A JP 2022184187 A JP2022184187 A JP 2022184187A JP 2024073144 A JP2024073144 A JP 2024073144A
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Abstract

Figure 2024073144000001
【課題】車両の交通管理を効率良く行うことができる交通管理装置、交通管理システム、および交通管理方法を提供する。
【解決手段】本開示の交通管理装置は、車両に搭載された車載器から送信される車両の情報を受信する受信部と、車両の情報から得られる各車両の速度および進行方向に基づいて、車両同士の衝突が予測される予測衝突地点を算出する衝突地点算出部と、予測衝突地点への各車両の到着順を予測する到着順予測部と、車両同士が予測衝突地点で衝突する危険性があるか否かを判定する衝突判定部と、衝突判定部が車両同士が衝突する危険性があると判定した場合、予測衝突地点への到着順が早い車両の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、車両の優先度を設定する優先度設定部と、優先度の高い車両の車載器に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い車両の車載器に停止の指示を示させる信号を送信する送信部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、交通管理装置、交通管理システム、および交通管理方法に関する。
近年、車両等の移動を案内するナビゲーションシステムが一般化している。例えば、特許文献1には、移動体が自律して移動可能な地図情報を簡易に出力できる移動支援システムが開示されている。この移動支援システムは、移動体に搭載された移動支援端末から送信される移動体周辺情報に基づき、地図情報を更新する。
特開2018-124416号公報
ところで、例えば、港湾やコンテナ埠頭等、多数のコンテナの積み下ろしを行う特定区画では、トラック等の車両による輸送が主流となっている。このような特定区画では、コンテナの配置によって移動可能な通路形状が変動する。このため、交通信号を設置することができず、時折、コンテナによって死角となるブラインドコーナーができてしまう。また、コンテナ以外にも車両の通行を妨げる障害物が通路上に配置されて、車両が通行可能な通路形状が変動する場合も想定される。このように通路形状が変動する区画内を車両が安全に通行するためには、各車両に対し、通路形状に関する固定された情報に依存せず交通管理を行わなければならない。
上記特許文献1に開示の技術では、地図情報が開示されるものの、車両が交差点を安全に通行するためには車両の速度を落として通行する必要があり、車両の交通管理を効率良く行うことができなかった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、車両の交通管理を効率良く行うことができる交通管理装置、交通管理システム、および交通管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る交通管理装置は、車両に搭載された車載器から送信される前記車両の位置情報を含む情報を受信する受信部と、前記受信部に受信された前記車両の情報から得られる各前記車両の速度および進行方向に基づいて、前記車両同士の衝突が予測される予測衝突地点を算出する衝突地点算出部と、各前記車両の位置情報および速度に基づいて、前記予測衝突地点への各前記車両の到着順を予測する到着順予測部と、前記車両同士が前記予測衝突地点で衝突する危険性があるか否かを判定する衝突判定部と、前記衝突判定部が前記車両同士が衝突する危険性があると判定した場合、前記予測衝突地点への到着順が早い前記車両の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、前記車両の優先度を設定する優先度設定部と、優先度の高い前記車両の前記車載器に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い前記車両の前記車載器に停止の指示を示させる信号を送信する送信部と、を備える。
本開示に係る交通管理システムは、上記交通管理装置と、前記車載器と、を備える。
本開示に係る交通管理方法は、車両に搭載された車載器から送信される前記車両の位置情報を含む情報を受信するステップと、受信された前記車両の情報から得られる各前記車両の速度および進行方向に基づいて、前記車両同士の衝突が予測される予測衝突地点を算出するステップと、各前記車両の位置情報および速度に基づいて、前記予測衝突地点への各前記車両の到着順を予測するステップと、前記車両同士が前記予測衝突地点で衝突する危険性があるか否かを判定するステップと、前記車両同士が衝突する危険性があると判定した場合、前記予測衝突地点への到着順が早い前記車両の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、前記車両の優先度を設定するステップと、優先度の高い前記車両の前記車載器に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い前記車両の前記車載器に停止の指示を示させる信号を送信するステップと、を含む。
本開示の交通管理装置、交通管理システム、および交通管理方法によれば、車両の交通管理を効率良く行うことができる。
本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの全体構成を説明するための模式図である。 本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの機構的構成例を示すブロック図である。 本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの機構的構成例を示すブロック図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの処理の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る障害物の情報の収集方法の一例を説明するための図である。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る交通管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 各実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本開示の第1実施形態に係るサーバ10、交通管理システム1、および交通管理方法について説明する。サーバ10は、交通管理装置の一例である。
(交通管理システム)
図1は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の全体構成を説明するための模式図である。
図1に示すように、交通管理システム1は、例えば港湾やコンテナ埠頭等の特定区画Aに用いられる。このような特定区画A内では、複数の障害物4が配置される。以下では、障害物4がコンテナ4aである場合を例に説明する。ただし、障害物4は、コンテナ4aに限られない。コンテナ4aは、特定区画A内の各箇所に配置される。コンテナ4aの間には、車両5が通行可能な通路101が形成される。コンテナ4aの配置が変化すると、通路101が変化する。
特定区画A内を通行する車両5には、トラックや、クレーン車、フォークリフト等がある。以下では、クレーン車やフォークリフト等の貨物を積み下ろしするための荷役装置を有する車両5を「荷役車両5A」と称し、トラック等の荷役車両5A以外の車両5を「通常車両5B」と称する場合がある。荷役車両5Aと通常車両5Bとを区別しない場合は、単に車両5と称して説明する。荷役装置は、例えばクレーン車のクレーンや、フォークリフトのフォーク等であり、各荷役装置は、可動域を有する。
交通管理システム1は、車載器2と、サーバ10と、を備える。
(車載器)
車載器2は、各車両5に搭載されている。車載器2は、いわゆるOBU(On Board Unit)と称される、通信機能を有した情報処理装置である。各車載器2には、その車載器2が搭載される車両5のIDや車種情報等の情報が登録されている。車載器2は、例えば車両5の通行に係る情報を表示するディスプレイ6を有する。車載器2は、GUI(Graphical User Interface)機能を備える。
(サーバ)
サーバ10は、車両5とは別に設けられている。サーバ10は、車載器2と無線接続される。サーバ10は、車載器2から得られる情報に基づいて、特定区画A内を通行する車両5の交通を管理する。
(交通管理システムの機能)
図2は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の機構的構成例を示すブロック図である。
以下、図2を参照して、交通管理システム1の機能的構成について説明する。サーバ10および車載器2は、コンピュータ、その周辺装置等のハードウェアと、そのコンピュータが実行するプログラム等のソフトウェアとの組み合わせで、あるいはハードウェア単独で構成される機能的構成として図2に示す各部を備える。
(車載器の機能)
車載器2は、サーバ10に車両5の情報を送信する。車載器2は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System; 全球測位衛星システム)を用いて車載器2を搭載する車両5の位置情報を所定の周期で計測する。車載器2は、外部の機器(例えばサーバ10等)とネットワーク3を介して情報や信号を送受信可能とされている。なお、車載器2からサーバ10に送信される車両5の情報は、GNSS機能によって得られる車両5の位置情報に限られない。車載器2から送信される車両5の情報には、例えば車両5に搭載されたスピードメータやジャイロコンパスによって取得される車両5の速度や進行方向D1等も含まれる。
また、車載器2は、搭載されたディスプレイ6に車両5の通行に係る指示を表示する機能を有する。
(サーバの機能)
サーバ10は、ネットワーク3を介して車載器2と接続されている。サーバ10は、受信部11と、記憶部12と、処理部20と、送信部13と、の各機能を備える。
受信部11は、車両5に搭載された車載器2から送信される車両5の位置情報等を含む情報を受信する。受信部11は、所定の周期で車載器2からの情報を受信する。
記憶部12は、受信部11で受信した情報や、後述する処理部20で生じた情報等をデータベースDBとして記憶する。なお、このデータベースDBは、サーバ10内の記憶部12に格納されていなくてもよく、例えばクラウドを利用して外部のストレージに格納されていてもよい。本実施形態では、記憶部12に車両動向データベースDB1(データベースDBの一例)が記憶されている。車両動向データベースDB1は、各車両5のID、車種情報、位置情報、進行方向D1、車速等の情報を管理する。
処理部20は、受信部11で受信された情報を処理して情報を生成する。処理部20で生成された情報は、データベースDBに適宜保存される。また、処理部20は、受信部11で受信された情報を所定の周期で処理し、生成した情報を更新する。
また、処理部20は、車両5の位置情報のマッピングを行う。
図3は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の処理の一例を説明するための図である。図3では、各車両5が進行方向D1を向く矢印で図示されている。
処理部20は、車両情報算出部21と、衝突地点算出部22と、到着順予測部23と、衝突判定部24と、優先度設定部25と、通過判定部26と、を備える。
車両情報算出部21は、車両5の位置情報に基づいて車両5毎に速度および進行方向D1を算出する。
衝突地点算出部22は、各車両5の速度および進行方向D1に基づいて、車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを算出する。
到着順予測部23は、各車両5の位置情報および速度に基づいて、予測衝突地点Pへの各車両5の到着順を予測する。
衝突判定部24は、車両5同士が予測衝突地点Pで衝突する危険性があるか否かを判定する。
優先度設定部25は、衝突判定部24が車両5同士が衝突する危険性があると判定した場合、予測衝突地点Pへの到着順が早い車両5の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、車両5の優先度を設定する。
なお、「車両5の優先度」における「優先」の対象は、車両5が予測衝突地点Pを通過する順序である。
通過判定部26は、車両5の位置情報に基づいて、車両5が予測衝突地点Pを通過したか否かを判定する。
送信部13は、優先度の高い車両5の車載器2に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い車両5の車載器2に停止の指示を示させる信号を送信する。また、通過判定部26が車両5が予測衝突地点Pを通過したと判定した場合、送信部13は、各車両5に前進または停止の指示を切り替えさせる信号を送信する。
(交通管理方法)
以下、上述した交通管理システム1による交通管理方法について説明する。
図4は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
車両5に搭載された車載器2は、車両5の位置情報を計測する。車載器2は、車両5の位置情報等の情報をサーバ10に送信する。車載器2は、所定の周期でサーバ10に情報を送信している。
まず、受信部11は、車載器2から送信される車両5の位置情報等を含む情報を受信する(ステップS10)。受信された車両5の位置情報は、車両動向データベースDB1に登録される。車両5の位置情報から車両5が特定区画A内に進入したことが確認されると、車両動向データベースDB1内のIDが更新され、車両5が特定区画A内に進入した処理がなされる。なお、特定区画Aとは、上述したように、例えば港湾やコンテナ埠頭等のような、コンテナ4a(障害物4)の位置が頻繁に変更される区画である。
その後、車両情報算出部21が、車両5の位置情報に基づいて車両5毎に速度および進行方向D1を算出する(ステップS11)。各車両5の速度および進行方向D1は、車両動向データベースDB1に登録される。
続いて、衝突地点算出部22が、各車両5の速度および進行方向D1に基づいて、車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを算出する(ステップS12)。
以下、特定区画A内を通行する2台の車両5について、衝突を予測する場合を例に説明する。
ステップS12では、衝突地点算出部22が、車両動向データベースDB1から各車両5の位置情報、速度、進行方向D1を読み出し、これらをマッピングする。そして、衝突地点算出部22は、時間経過を加味して、予測衝突地点Pを算出する。予測衝突地点Pは所定の広さを持つ領域であり、予測衝突地点Pで衝突する車両5同士の間でも、予測衝突地点Pへの到着順は異なる。
ステップS12の後、到着順予測部23が、各車両5の位置情報及び速度に基づいて、予測衝突地点Pへの各車両5の到着順を予測する(ステップS13)。
その後、衝突判定部24が、車両5同士が予測衝突地点Pで衝突する危険性があるか否かを判定する(ステップS14)。衝突判定部24が車両5同士が衝突する危険性があると判定した場合(ステップS14;YES)、優先度設定部25が、予測衝突地点Pへの到着順が早い車両5の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、車両5の優先度を設定する(ステップS15)。
以下、衝突の危険性のある2台の車両5のうち予測衝突地点Pに早く到達する車両5を第1車両51と称し、遅く到達する車両5を第2車両52と称する。
その後、送信部13が優先度の高い車両5(第1車両51)の車載器2に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い車両5(第2車両52)の車載器2に停止の指示を示させる信号を送信する(ステップS16)。すると、各車載器2が、送信部13から送信された信号通りに、前進または停止の指示をディスプレイ6上に表示する。
本実施形態では、「前進」を指示するディスプレイ6上の表示として「青信号SB」が用いられ、「停止」を指示するディスプレイ6上の表示として「赤信号SR」が用いられている。なお、前進または停止を指示する表示は、このような信号に限られず、前進または停止に相当する意味を持つ記号は、信号以外のグラフィック、単なる色、またはこれらの表示の組み合わせであってもよい。また、前進または停止の指示は、文字や音声によって示されてもよい。
なお、2台の車両5が殆ど同じタイミングで衝突予測地点に到達し、どちらの車両5を優先させても危険度に差がない場合は、両方に「一時停止」を指示する信号を送信してもよい。「一時停止」の指示は、例えば赤信号SRを点滅する等してディスプレイ6に表示される。
車載器2のディスプレイ6上に前進または停止の指示が示されると、上述した図4に示す一連のフローが終了する。
一方、衝突判定部24が車両5同士が衝突する危険性がないと判定した場合(ステップS14;NO)には、送信部13は、各車両5に前進または停止の指示を示させる信号を送信せずに、図4のフローが終了する。
上述した図4に示す一連のフローは、一定の周期で定期的に実行される。
なお、車両5が予測衝突地点Pを通過すると、衝突予測地点を通過した車両5には、前進の指示が不要となる。また、他方の車両5の通過を待って停止中の車両5には、停止の指示が不要となる。このため、各車両5への前進または停止の指示の表示を適切なタイミングで切り替える必要がある。以下に、車載器2の表示を切り替える手段について説明する。
図5は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の処理の一例を説明するための図である。
図3の示す状態から所定の時間が経過すると、図5に示すように、第1車両51が予測衝突地点Pを通過する。
図6は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
図6に示すように、まず、先程と同様に、受信部11が車両5の位置情報を受信する(ステップS20)。その後、通過判定部26が、車両5の位置情報に基づいて、車両5が予測衝突地点Pを通過したか否かを判定する(ステップS21)。通過判定部26が車両5が予測衝突地点Pを通過したと判定した場合(ステップS21;YES)、各車両5に前進または停止の指示を切り替えさせる信号を送信する(ステップS22)。すると、各車載器2が、送信部13から送信された信号通りに、ディスプレイ6上の前進または停止の指示を切り替える。
具体的に、図3の状況から図5の状況に変化する場合を例に説明すると、第1車両51の前進の指示の表示(青信号SB)は消され、第2車両52の停止の指示の表示(赤信号SR)は、前進の指示の表示(青信号SB)に切り替わる。
車載器2のディスプレイ6上に前進または停止の指示が切り替えられると、上述した図6に示す一連のフローが終了する。
一方、通過判定部26が車両5が予測衝突地点Pを通過していないと判定した場合(ステップS21;NO)には、各車両5に前進または停止の指示を切り替えさせる信号を送信せずに、図6のフローが終了する。
なお、第1車両51に第2車両52以外の別の第3車両53(図7参照)が接近し、第1車両51と第3車両53とが衝突する危険性が発生した場合、第1車両51と第3車両53に対して、図4に示すフローが再び開始される。
図7は、本開示の第1実施形態に係る交通管理システム1の処理の一例を説明するための図である。
図7に示すように、例えば第1車両51には、再び前進の指示の表示(青信号SB)が表示され、第3車両53には、停止の指示の表示(赤信号SR)が表示される。
上述した各処理がサーバ10内で適切に実行される。これにより、各車両5の運転手は、車載器2から前進または停止を適切に指示される。このようにして、特定区画A内を通行する車両5の交通が安全に管理される。
(作用効果)
上記構成のサーバ10、交通管理システム1、および交通管理方法では、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、サーバ10は、受信部11と、衝突地点算出部22と、到着順予測部23と、衝突判定部24と、優先度設定部25と、送信部13と、を備える。受信部11は、車両5に搭載された車載器2から送信される車両5の位置情報を含む情報を受信する。衝突地点算出部22は、受信部11に受信された車両5の情報から得られる各車両5の速度および進行方向D1に基づいて、車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを算出する。到着順予測部23は、各車両5の位置情報および速度に基づいて、予測衝突地点Pへの各車両5の到着順を予測する。衝突判定部24は、車両5同士が予測衝突地点Pで衝突する危険性があるか否かを判定する。衝突判定部24が車両5同士が衝突する危険性があると判定した場合、優先度設定部25は、予測衝突地点Pへの到着順が早い車両5の優先度を高くする第1の設定基準に基づいて、車両5の優先度を設定する。送信部13は、優先度の高い車両5の車載器2に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い車両5の車載器2に停止の指示を示させる信号を送信する。
これにより、サーバ10は、状況に応じて適切に、前進または停止させる指示を、各車両5に指示することができる。このため、例えば上述したように、障害物4(コンテナ4a)の配置の変化によって車両5の通路101が変化するような状況下でも、各車両5の運転手は、車載器2に表示される指示にしたがって運転するだけで、安全に通行することができる。特に、車両5の停止が不要な場所で、車両5が停止してしまうことが少なくなる。したがって、本実施形態のサーバ10によれば、車両5の交通管理を効率良く行うことができる。
本実施形態では、サーバ10は、通過判定部26をさらに備える。通過判定部26は、車両5の位置情報に基づいて、車両5が予測衝突地点Pを通過したか否かを判定する。通過判定部26が車両5が予測衝突地点Pを通過したと判定した場合、送信部13は、各車両5に前進または停止の指示を切り替えさせる信号を送信する。
これにより、サーバ10は、各車両5に表示される前進または停止の指示を適切かつ即座に、消す、または切り替えることができる。よって、車両5の流れが、より一層スムーズになる。したがって、本実施形態によれば、車両5の交通管理がより一層効率良く行われる。
<第2実施形態>
以下、図面を参照して、本開示の第2実施形態に係るサーバ210、交通管理システム1A、および交通管理方法について説明する。前述した第1実施形態と同様の構成、手順については、同一の名称および同一の符号を付す等して説明を適宜省略する。
サーバ210は、交通管理装置の一例である。
(交通管理システム)
図8は、本開示の第2実施形態に係る交通管理システム1Aの機構的構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、交通管理システム1Aは、車載器2と、サーバ210と、を備える。
(車載器)
本実施形態の車載器2は、車両5の通行を妨げる障害物4の位置情報および方角情報を受信する。また、車載器2は、車両5の車種情報を送信する。
(サーバ)
サーバ210は、受信部11と、記憶部12と、処理部220と、送信部13と、の各機能を備える。
本実施形態の記憶部12は、少なくとも2つのデータベースDBを記憶する。これら複数のデータベースDBは、車両動向データベースDB1と、通路形状データベースDB2と、を含む。
本実施形態の受信部11は、車載器2から送信される障害物4の位置情報および方角情報を受信する。また、受信部11は、車載器2から送信される各車両5の車種情報を受信する。
本実施形態の処理部220は、第1実施形態と同様に、車両情報算出部21と、衝突地点算出部22と、到着順予測部23と、衝突判定部24と、優先度設定部25と、通過判定部26と、を備える。また、処理部220は、通路設定部27と、通路規模設定部28と、優先方向設定部29と、車種判定部30と、危険範囲設定部31と、をさらに備える。以下、本実施形態特有の処理部220の各機能について説明する。
図9から図13は、本開示の第2実施形態に係る交通管理システム1Aの処理の一例を説明するための図である。
(通路設定部)
通路設定部27は、車両5の位置情報に基づいて車両5の交通量を計測し、車両5の交通量が所定量以上の経路を車両5が通行可能な仮想通路201(図9参照)に設定する。
本実施形態では、衝突地点算出部22は、第1実施形態と同様に、各車両5の速度および進行方向D1に基づいて予測衝突地点Pを算出する。さらに、衝突地点算出部22は、各車両5の速度および進行方向D1に加えて、さらに、仮想通路201が交差する仮想交差点201Pに基づいて予測衝突地点Pを算出する。
また、通路設定部27は、障害物4の位置情報および方角情報に基づいて、仮想通路201を修正する(図10参照)。
(通路規模設定部)
通路規模設定部28は、仮想交差点201Pについて、車両5の交通量が相対的に多い仮想通路201を大通路202と設定し、車両5の交通量が相対的に少ない仮想通路201を小通路203と設定する(図11参照)。
本実施形態では、優先度設定部25は、第1実施形態と同様に、予測衝突地点Pへの到着順が早い車両5の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて車両5の優先度を設定する。さらに、優先度設定部25は、この第1の設定基準に加えて、大通路202を通行する車両5の優先度を高く設定し、小通路203を通行する車両5の優先度を低く設定する第2の設定基準に基づいて、車両5の優先度を設定する。
(優先方向設定部)
優先方向設定部29は、小通路203の2つの進行方向D1のうち、車両5の交通量が多い方の進行方向D1を優先方向D4に設定する(図12参照)。
本実施形態の送信部13は、大通路202を通行中に仮想交差点201Pに接近した車両5の車載器2に、直進または優先方向D4に曲がる指示を示させる信号を送信する。
(車種判定部)
車種判定部30は、車載器2の各々から送信されて受信部11が受信した各車両5の車種情報から、各車両5の中に荷役装置を有する荷役車両5A(図13参照)があるか否かを判定する。
なお、荷役車両5Aとは、上述したように、例えばクレーン車やフォークリフト等であり、荷役装置とは、例えばクレーンやフォーク等である。
また、荷役車両5Aに搭載される車載器2のGNSSは、通常車両5B(荷役装置が搭載されていない、例えばトラック等の車両)に搭載される車載器2のGNSSと同程度であることが望ましい。
(危険範囲設定部)
車種判定部30が車両5の中に荷役車両5Aがあると判定した場合、危険範囲設定部31は、荷役車両5Aの周囲に荷役装置の稼動域に相当する危険範囲A1を設定する(図13参照)。
本実施形態では、衝突判定部24は、危険範囲A1を荷役車両5Aの大きさに含めて車両5同士が衝突する危険性があるか否かを判定する。さらに、衝突判定部24が荷役車両5Aが他の車両5(図示の例では、通常車両5B)と衝突する危険性があると判定した場合、優先度設定部25は、荷役車両5Aの優先度を高く設定する第3の設定基準を最優先して、車両5の優先度を設定する。
(交通管理方法)
以下、上述した交通管理システム1Aによる交通管理方法について説明する。
図14から図16、図18、図19は、本開示の第2実施形態に係る交通管理システム1Aの動作例を説明するためのフローチャートである。
本実施形態の交通管理方法は、図4に示す第1実施形態の処理フローを基本の流れとしている。さらに、図14に示すように、本実施形態の交通管理方法は、以下に示す、通路設定ステップS30、通路修正ステップS40(図15参照)、通路規模設定ステップS50、優先方向設定ステップS60、および危険範囲設定ステップS70の各ステップをさらに含む。
(通路設定ステップ)
通路設定ステップS30は、予測衝突地点Pを算出するステップS12の前に実行される。
図15に示すように、通路設定ステップS30では、まず、通路設定部27が、車両5の位置情報に基づいて車両5の交通量を計測する(ステップS31)。通路設定部27は、車両5の位置情報から算出される進行方向D1ごとに、車両5の交通量を計測する。そして、通路設定部27は、車両5の交通量が所定量以上の経路を、図9に示すように車両5が通行可能な仮想通路201に設定する(ステップS32)。仮想通路201は、通路形状データベースDB2に登録される。
その後、ステップS12では、衝突地点算出部22は、各車両5の速度および進行方向D1だけでなく、仮想通路201が交差する仮想交差点201Pを加味して、予測衝突地点Pを算出する。
また、通路設定ステップS30では、フロー終了前に、通路修正ステップS40が実行される。
(通路修正ステップ)
図10に示すように、特定区画A内に障害物4が配置されている場合を例に説明する。
図16に示すように、通路修正ステップS40では、まず、受信部11が、車両5の通行を妨げる障害物4の位置情報および方角情報を受信する(ステップS41)。続いて、通路設定部27が、障害物4の位置情報および方角情報に基づいて、仮想通路201を修正する(ステップS42)。これにより、図10に示すように、障害物4によって通過不可能な領域の仮想通路201が消去される。仮想通路201の修正は、通路形状データベースDB2に登録される。
(障害物の情報の収集方法)
図17は、本開示の第2実施形態に係る障害物4の情報の収集方法の一例を説明するための図である。図17は、障害物4がコンテナ4aである場合を図示している。障害物4は、一方向に長い長方形状に模式的に図示されている。以下では、障害物4の長辺方向を「前後方向D2」と称し、障害物4の短辺方向を「左右方向D3」と称して説明する。
図17に示すように、障害物4の情報は、例えば障害物4に取り付けられたタグ7を用いて収集される。タグ7は、GNSSのおよび通信手段を内蔵している。タグ7は、一定の周期で、タグ7の位置情報(例えば経度と緯度)と向き(例えば方角)情報をサーバ210に送信する。タグ7は、トラッカーとも称される。タグ7の通信手段は、例えば一般的なWiFiまたはLPWA(Low Power Wide Area)通信(省電力通信)である。タグ7のGNSSは、車載器2のGNSSと同性能であることが望ましい。また、タグ7は、障害物4上の決められた位置に取り付けられる。
この場合、サーバ210は、受信部11でタグ7の位置情報と向き情報を受信する。その後、サーバ210は、タグ7の位置情報と向き情報に基づいて、障害物4の位置と向きを特定する。さらに、サーバ210は、タグ7の位置情報に基づいて車両5の通行不可エリアA2を設定する。
通行不可エリアA2は、障害物4を内側に含む。通行不可エリアA2の占有面積は、障害物4の専有面積よりも広い。通行不可エリアA2の前後方向D2の範囲は、例えばタグ7の中心位置を基準として、前後方向D2前側に長さL1から前後方向D2後側に長さL2まで設定される。また、通行不可エリアA2の前後方向D2の範囲は、例えばタグ7の中心位置を基準として、左右方向D3右側に長さW1から左右方向D3左側に長さW2まで設定される。
なお、本実施形態では、上述したタグ7を用いて障害物4の情報を収集する場合について説明したが、これに限られない。障害物4の情報の収集方法は、適宜変更可能である。例えば、障害物4にジャイロコンパスに搭載する等して、障害物4の情報を採集してもよい。
(通路規模設定ステップ)
また、図14に示すように、通路規模設定ステップS50は、通路設定ステップS30の後に実行される。
通路規模設定ステップS50では、仮想交差点201Pについて、図11に示すように、車両5の交通量が相対的に多い仮想通路201を大通路202と設定し、車両5の交通量が相対的に少ない仮想通路201を小通路203と設定する。これら大通路202と小通路203は、通路形状データベースDB2に登録される。
その後のステップS14では、優先度設定部25は、予測衝突地点Pへの到達順だけでなく、大通路202を通行する車両5の優先度を高く設定し、小通路203を通行する車両5の優先度を低く設定する第2の設定基準を加味して、車両5の優先度を設定する。
(優先方向設定ステップ)
図14に示すように、優先方向設定ステップS60は、通路設定ステップS30の後に実行される。
図18に示すように、優先方向設定ステップS60では、優先方向設定部29が、小通路203の2つの進行方向D1のうち、車両5の交通量が多い方の進行方向D1を優先方向D4(図12参照)に設定する(ステップS61)。その後、送信部13が、大通路202を通行中に仮想交差点201Pに接近した車両5の車載器2に、直進または優先方向D4に曲がる指示を示させる信号を送信する(ステップS62)。すると、図12に示すように、車載器2のディスプレイ6には、送信部13からの指示通りに直進または優先方向D4に曲がる指示が、例えば矢印により表示される。これにより、車両5が優先方向D4と反対方向に前進しないように誘導される。
(危険範囲設定ステップ)
図14に示すように、危険範囲設定ステップS70は、車両5同士の衝突危険性があるかを判定するステップS14の前に実行される。
図19に示すように、危険範囲設定ステップS70では、受信部11が、車載器2の各々から送信された車両5の車種情報を受信する(ステップS71)。なお、各車両5の車種情報は、車両動向データベースDB1に登録される。その後、車種判定部30が、受信部11が受信した各車両5の車種情報から、各車両5の中に荷役装置を有する荷役車両5Aがあるか否かを判定する(ステップS72)。
車種判定部30が特定区画A内の車両5の中に荷役車両5Aがあると判定した場合(ステップS72;YES)、危険範囲設定部31が荷役車両5Aの周囲に荷役装置の稼動域に相当する危険範囲A1を設定して(ステップS73)、危険範囲設定ステップS60のフローを終了する。そして、その後のステップS13において、衝突判定部24は、危険範囲A1を荷役車両5Aの大きさとみなして車両5同士が衝突する危険性があるか否かを判定する。さらに、衝突判定部24が荷役車両5Aが他の車両5と衝突する危険性があると判定した場合(ステップS14;YES)、ステップS15において、優先度設定部25が、荷役車両5Aの優先度を高く設定する第3の設定基準を最優先して、車両5の優先度を設定する。
図13では、第1車両51が荷役車両5Aとして判定される場合が図示されている。図13に示すように、危険範囲A1は、例えば、荷役車両5Aに搭載された荷役装置の実際の稼動域よりも第1車両51の進行方向D1の前後に長い範囲に設定される。なお、危険範囲A1は、荷役装置の実際の可動域と同程度に設定されてもよい。また、第2車両52と第3車両53が、第1車両51の進行方向D1に交差する方向に進行している。第2車両52と第3車両53は、それぞれ順番に第1車両51と衝突する虞がある。この時、第1車両51の危険範囲A1は、第1車両51と第2車両52との予測衝突地点Pと、第1車両51と第3車両53との予測衝突地点Pとにかかる位置まで、第1車両51の進行方向D1に延びている。このような場合、第1車両51にのみ、前進を指示する表示(青信号SB)が表示され、第2車両52と第3車両53には、停止を指示する表示(赤信号SR)が表示される。これらの表示は、第1車両51の危険範囲A1が、予測衝突地点Pと重ならなくなるまで維持される。
一方、車種判定部30が特定区画A内の車両5の中に荷役車両5Aがないと判定した場合(ステップS72;NO)、危険範囲設定部31が荷役車両5Aの周囲に荷役装置の稼動域に相当する危険範囲A1を設定せずに(ステップS74)、図19危険範囲設定ステップS70のフローを終了する。そして、その後のステップS14、ステップS15が、危険範囲A1について加味さられずに通常通り実行される。
(作用効果)
上記構成のサーバ210、交通管理システム1A、および交通管理方法では、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、サーバ210は、通路設定部27をさらに備える。通路設定部27は、車両5の位置情報に基づいて車両5の交通量を計測し、車両5の交通量が所定量以上の経路を車両5が通行可能な仮想通路201に設定する。衝突地点算出部22は、各車両5の速度および進行方向D1に加えて、仮想通路201が交差する仮想交差点201Pに基づいて予測衝突地点Pを算出する。
これにより、サーバ210は、車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを、高精度に算出することができる。したがって、本実施形態のサーバ210によれば、車両5の交通管理をより一層効率良く行うことができる。
本実施形態では、サーバ210は、通路規模設定部28をさらに備える。通路規模設定部28は、仮想交差点201Pについて、車両5の交通量が相対的に多い仮想通路201を大通路202と設定し、車両5の交通量が相対的に少ない仮想通路201を小通路203と設定する。優先度設定部25は、第1の設定基準に加えて、大通路202を通行する車両5の優先度を高く設定し、小通路203を通行する車両5の優先度を低く設定する第2の設定基準に基づいて、車両5の優先度を設定する。
これにより、サーバ210は、車両5の優先度を高精度に設定することができる。したがって、本実施形態のサーバ210によれば、車両5の交通管理をより一層効率良く行うことができる。
さらに、車両5が渋滞し易い大通路202において、車両5がスムーズに流れやすくなる。これにより、大通路202と小通路203とで、車両5の流れに差が生じることが抑制される。このため、交差点において信号待ちの際に生じる不公平感が緩和される。
本実施形態では、サーバ210は、優先方向設定部29をさらに備える。優先方向設定部29は、小通路203の2つの進行方向D1のうち、車両5の交通量が多い方の進行方向D1を優先方向D4に設定する。送信部13は、大通路202を通行中に仮想交差点201Pに接近した車両5の車載器2に、直進または優先方向D4に曲がる指示を示させる信号を送信する。
本実施形態によれば、サーバ210は、小通路203に入る可能性のある各車両5の運転手に、優先方向D4を提示することができる。これにより、車両5が小通路203をスムーズに通行することができるようになる。したがって、本実施形態のサーバ210によれば、車両5の交通管理をより一層効率良く行うことができる。
本実施形態では、受信部11は、車両5の通行を妨げる障害物4の位置情報および方角情報を受信する。通路設定部27は、障害物4の位置情報および方角情報に基づいて、仮想通路201を修正する。
これにより、サーバ210は、車両5が通行可能な仮想通路201を高精度に設定することができる。したがって、本実施形態のサーバ210によれば、車両5の交通管理をより一層効率良く行うことができる。
本実施形態では、サーバ210は、車種判定部30と、危険範囲設定部31と、をさらに備える。車種判定部30は、車載器2の各々から送信されて受信部11が受信した各車両5の車種情報から、各車両5の中に荷役装置を有する荷役車両5Aであるか否かを判定する。車種判定部30が車両5の中に荷役車両5Aがあると判定した場合、危険範囲設定部31は、荷役車両5Aの周囲に荷役装置の稼動域に相当する危険範囲A1を設定する。衝突判定部24は、危険範囲A1を荷役車両5Aの大きさに含めて車両5同士が衝突する危険性があるか否かを判定する。衝突判定部24が荷役車両5Aが他の車両5と衝突する危険性があると判定した場合、優先度設定部25は、荷役車両5Aの優先度を高く設定する第3の設定基準を最優先して、車両5の優先度を設定する。
車両5の中に荷役装置を有する荷役車両5Aがある場合、荷役装置の稼動域に他の車両5が進入すると、荷役装置と他の車両5とが接触する危険性がある。本実施形態によれば、サーバ210は、荷役装置の稼動域に車両5が進入することを防止できる。よって、各車両5は、より一層安全に通行することができる。したがって、本実施形態のサーバ210によれば、車両5の交通管理をより一層効率良く行うことができる。
(ハードウェア構成)
上述の各実施形態のサーバ10,210は、図20に示すコンピュータ1100に実装される。図20は、各実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
そして、サーバ10,210の上述した各機能部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した記憶部12に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。また、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータ1100に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体であってもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態では、特定区画A内を通行する車両5が2台または3台である場合を例に説明したが、これに限られない。車両5が4台以上の多数通行する場合にも、サーバ10,210、交通管理システム1,1Aが用いられてもよい。また、サーバ10,210、交通管理システム1,1Aは、複数の車両5が一列に並んで隊列を組む場合にも適用可能である。
また、上記実施形態では、車両情報算出部21が車両5の位置情報に基づいて車両5の速度および進行方向D1を算出する場合について説明したが、これに限られない。車両5に搭載されるスピードメータやジャイロコンパスによって車両5の速度および進行方向D1を直接取得してもよい。この場合、車両情報算出部21は不要となり、交通管理システムの動作フローにおいて車両5の速度および進行方向D1を算出するステップS11は省略される。
また、上記実施形態では、予測衝突地点Pへの到着順を予測するステップS13が、車両5同士の衝突の危険性を判定するステップS14の前に行われる場合について説明したが、これに限られない。例えば、ステップS13は、ステップS14の後に行われてもよい。
<付記>
各実施形態に記載の交通管理装置10,210、交通管理システム1,1A、および交通管理方法は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る交通管理装置10,210は、車両5に搭載された車載器2から送信される前記車両5の位置情報を含む情報を受信する受信部11と、前記受信部11に受信された前記車両5の情報から得られる各前記車両5の速度および進行方向D1に基づいて、前記車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを算出する衝突地点算出部22と、各前記車両の位置情報および速度に基づいて、前記予測衝突地点Pへの各前記車両5の到着順を予測する到着順予測部23と、前記車両5同士が前記予測衝突地点Pで衝突する危険性があるか否かを判定する衝突判定部24と、前記衝突判定部24が前記車両5同士が衝突する危険性があると判定した場合、前記予測衝突地点Pへの到着順が早い前記車両5の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、前記車両5の優先度を設定する優先度設定部25と、優先度の高い前記車両5の前記車載器2に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い前記車両5の前記車載器2に停止の指示を示させる信号を送信する送信部13と、を備える。
交通管理装置10,210の例として、上述したサーバ10,210等が挙げられる。
これにより、交通管理装置10,210は、状況に応じて適切に、前進または停止させる指示を、各車両5に指示することができる。このため、各車両5の運転手は、車載器2に表示される指示にしたがって運転するだけで、安全に通行することができる。特に、車両5の停止が不要な場所で、車両5が停止してしまうことが少なくなる。
(2)第2の態様に係る交通管理装置210は、(1)の交通管理装置210であって、前記車両5の位置情報に基づいて前記車両5の交通量を計測し、前記車両5の交通量が所定量以上の経路を前記車両5が通行可能な仮想通路201に設定する通路設定部27を備え、前記衝突地点算出部22は、各前記車両5の速度および進行方向D1に加えて、前記仮想通路201が交差する仮想交差点201Pに基づいて前記予測衝突地点Pを算出してもよい。
これにより、交通管理装置210は、車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを、高精度に算出することができる。
(3)第3の態様に係る交通管理装置210は、(2)の交通管理装置210であって、前記仮想交差点201Pについて、前記車両5の交通量が相対的に多い前記仮想通路201を大通路202と設定し、前記車両5の交通量が相対的に少ない前記仮想通路201を小通路203と設定する通路規模設定部28を備え、前記優先度設定部25は、前記第1の設定基準に加えて、前記大通路202を通行する前記車両5の優先度を高く設定し、前記小通路203を通行する前記車両5の優先度を低く設定する第2の設定基準に基づいて、前記車両5の優先度を設定してもよい。
これにより、交通管理装置210は、車両5の優先度を高精度に設定することができる。
(4)第4の態様に係る交通管理装置210は、(3)の交通管理装置210であって、前記小通路203の2つの進行方向D1のうち、前記車両5の交通量が多い方の進行方向D1を優先方向D4に設定する優先方向設定部29を備え、前記送信部13は、前記大通路202を通行中に前記仮想交差点201Pに接近した前記車両5の前記車載器2に、直進または前記優先方向D4に曲がる指示を示させる信号を送信してもよい。
本態様によれば、交通管理装置210は、小通路203に入る可能性のある各車両5の運転手に、優先方向D4を提示することができる。これにより、車両5が小通路203をスムーズに通行することができるようになる。
(5)第5の態様に係る交通管理装置210は、(2)から(4)のいずれかの交通管理装置210であって、前記受信部11は、前記車両5の通行を妨げる障害物4の位置情報および方角情報を受信し、前記通路設定部27は、前記障害物4の位置情報および方角情報に基づいて、前記仮想通路201を修正してもよい。
これにより、交通管理装置210は、車両5が通行可能な仮想通路201を高精度に設定することができる。
(6)第6の態様に係る交通管理装置210は、(1)から(5)のいずれかの交通管理装置210であって、前記車載器2の各々から送信されて前記受信部11が受信した各前記車両5の車種情報から、各前記車両5の中に荷役装置を有する荷役車両5Aがあるか否かを判定する車種判定部30と、前記車種判定部30が前記車両5の中に前記荷役車両5Aがあると判定した場合、前記荷役車両5Aの周囲に前記荷役装置の稼動域に相当する危険範囲A1を設定する危険範囲設定部31と、を備え、前記衝突判定部24は、前記危険範囲A1を前記荷役車両5Aの大きさに含めて前記車両5同士が衝突する危険性があるか否かを判定し、前記衝突判定部24が前記荷役車両5Aが他の前記車両5と衝突する危険性があると判定した場合、前記優先度設定部25は、前記荷役車両5Aの優先度を高く設定する第3の設定基準を最優先して、前記車両5の優先度を設定してもよい。
車両5の中に荷役装置を有する荷役車両5Aがある場合、荷役装置の稼動域に他の車両5が進入すると、荷役装置と他の車両5とが接触する危険性がある。本態様によれば、交通管理装置210は、荷役装置の稼動域に車両5が進入することを防止できる。よって、各車両5は、より一層安全に通行することができる。
(7)第7の態様に係る交通管理装置10,210は、(1)から(6)のいずれかの交通管理装置10,210であって、前記車両5の位置情報に基づいて、前記車両5が前記予測衝突地点Pを通過したか否かを判定する通過判定部26を備え、前記通過判定部26が前記車両5が前記予測衝突地点Pを通過したと判定した場合、前記送信部13は、各前記車両5に前進または停止の指示を切り替えさせる信号を送信してもよい。
これにより、交通管理装置10,210は、各車両5に表示される前進または停止の指示を適切かつ即座に、消す、または切り替えることができる。よって、車両5の流れが、より一層スムーズになる。
(8)第8の態様に係る交通管理システム1,1Aは、(1)から(7)のいずれかの交通管理装置10,210と、前記車載器2と、を備える。
(9)第9の態様に係る交通管理方法は、車両5に搭載された車載器2から送信される前記車両5の位置情報を含む情報を受信するステップと、受信された前記車両5の情報から得られる各前記車両5の速度および進行方向D1に基づいて、前記車両5同士の衝突が予測される予測衝突地点Pを算出するステップと、各前記車両5の位置情報および速度に基づいて、前記予測衝突地点Pへの各前記車両5の到着順を予測するステップと、前記車両5同士が前記予測衝突地点Pで衝突する危険性があるか否かを判定するステップと、前記車両5同士が衝突する危険性があると判定した場合、前記予測衝突地点Pへの到着順が早い前記車両の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、前記車両5の優先度を設定するステップと、優先度の高い前記車両5の前記車載器2に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い前記車両5の前記車載器2に停止の指示を示させる信号を送信するステップと、を含む。
1…交通管理システム 1A…交通管理システム 2…車載器 3…ネットワーク 4…障害物 4a…コンテナ 5…車両 5A…荷役車両 5B…通常車両 51…第1車両 52…第2車両 53…第3車両 6…ディスプレイ 7…タグ 10…サーバ(交通管理装置) 11…受信部 12…記憶部 13…送信部 20…処理部 21…車両情報算出部 22…衝突地点算出部 23…到着順予測部 24…衝突判定部 25…優先度設定部 26…通過判定部 27…通路設定部 28…通路規模設定部 29…優先方向設定部 30…車種判定部 31…危険範囲設定部 101…通路 201…仮想通路 201P…仮想交差点 202…大通路 203…小通路 210…サーバ(交通管理装置) 220…処理部 1100…コンピュータ 1110…プロセッサ 1120…メインメモリ 1130…ストレージ 1140…インタフェース A…特定区画 A1…危険範囲 A2…通行不可エリア D1…進行方向 D2…前後方向 D3…左右方向 D4…優先方向 DB…データベース DB1…車両動向データベース DB2…通路形状データベース P…予測衝突地点 SB…青信号 SR…赤信号

Claims (9)

  1. 車両に搭載された車載器から送信される前記車両の位置情報を含む情報を受信する受信部と、
    前記受信部に受信された前記車両の情報から得られる各前記車両の速度および進行方向に基づいて、前記車両同士の衝突が予測される予測衝突地点を算出する衝突地点算出部と、
    各前記車両の位置情報および速度に基づいて、前記予測衝突地点への各前記車両の到着順を予測する到着順予測部と、
    前記車両同士が前記予測衝突地点で衝突する危険性があるか否かを判定する衝突判定部と、
    前記衝突判定部が前記車両同士が衝突する危険性があると判定した場合、前記予測衝突地点への到着順が早い前記車両の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、前記車両の優先度を設定する優先度設定部と、
    優先度の高い前記車両の前記車載器に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い前記車両の前記車載器に停止の指示を示させる信号を送信する送信部と、
    を備える、
    交通管理装置。
  2. 前記車両の位置情報に基づいて前記車両の交通量を計測し、前記車両の交通量が所定量以上の経路を前記車両が通行可能な仮想通路に設定する通路設定部を備え、
    前記衝突地点算出部は、各前記車両の速度および進行方向に加えて、前記仮想通路が交差する仮想交差点に基づいて前記予測衝突地点を算出する、
    請求項1に記載の交通管理装置。
  3. 前記仮想交差点について、前記車両の交通量が相対的に多い前記仮想通路を大通路と設定し、前記車両の交通量が相対的に少ない前記仮想通路を小通路と設定する通路規模設定部を備え、
    前記優先度設定部は、前記第1の設定基準に加えて、前記大通路を通行する前記車両の優先度を高く設定し、前記小通路を通行する前記車両の優先度を低く設定する第2の設定基準に基づいて、前記車両の優先度を設定する、請求項2に記載の交通管理装置。
  4. 前記小通路の2つの進行方向のうち、前記車両の交通量が多い方の進行方向を優先方向に設定する優先方向設定部を備え、
    前記送信部は、前記大通路を通行中に前記仮想交差点に接近した前記車両の前記車載器に、直進または前記優先方向に曲がる指示を示させる信号を送信する、
    請求項3に記載の交通管理装置。
  5. 前記受信部は、前記車両の通行を妨げる障害物の位置情報および方角情報を受信し、
    前記通路設定部は、前記障害物の位置情報および方角情報に基づいて、前記仮想通路を修正する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の交通管理装置。
  6. 前記車載器の各々から送信されて前記受信部が受信した各前記車両の車種情報から、各前記車両の中に荷役装置を有する荷役車両があるか否かを判定する車種判定部と、
    前記車種判定部が前記車両の中に前記荷役車両があると判定した場合、前記荷役車両の周囲に前記荷役装置の稼動域に相当する危険範囲を設定する危険範囲設定部と、
    を備え、
    前記衝突判定部は、前記危険範囲を前記荷役車両の大きさに含めて前記車両同士が衝突する危険性があるか否かを判定し、
    前記衝突判定部が前記荷役車両が他の前記車両と衝突する危険性があると判定した場合、前記優先度設定部は、前記荷役車両の優先度を高く設定する第3の設定基準を最優先して、前記車両の優先度を設定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の交通管理装置。
  7. 前記車両の位置情報に基づいて、前記車両が前記予測衝突地点を通過したか否かを判定する通過判定部を備え、
    前記通過判定部が前記車両が前記予測衝突地点を通過したと判定した場合、前記送信部は、各前記車両に前進または停止の指示を切り替えさせる信号を送信する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の交通管理装置。
  8. 請求項1から4のいずれか一項に記載の交通管理装置と、
    前記車載器と、
    を備える、
    交通管理システム。
  9. 車両に搭載された車載器から送信される前記車両の位置情報を含む情報を受信するステップと、
    受信された前記車両の情報から得られる各前記車両の速度および進行方向に基づいて、前記車両同士の衝突が予測される予測衝突地点を算出するステップと、
    各前記車両の位置情報および速度に基づいて、前記予測衝突地点への各前記車両の到着順を予測するステップと、
    前記車両同士が前記予測衝突地点で衝突する危険性があるか否かを判定するステップと、
    前記車両同士が衝突する危険性があると判定した場合、前記予測衝突地点への到着順が早い前記車両の優先度を高く設定する第1の設定基準に基づいて、前記車両の優先度を設定するステップと、
    優先度の高い前記車両の前記車載器に前進の指示を示させる信号を送信し、優先度の低い前記車両の前記車載器に停止の指示を示させる信号を送信するステップと、
    を含む、
    交通管理方法。
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