JP2024072957A - 液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のノズルを有する液体吐出ヘッドにおいて、筐体の変形に伴う吐出性能ばらつきを抑制できる。【解決手段】液体を吐出するノズルと、ノズルに液体を供給する液室と、を有する第1の筐体と、液室からノズルへ液体を供給する位置と、液室からノズルへの液体の供給を遮断する位置と、に移動可能な弁体と、弁体の移動する方向において、第1の筐体のノズル側とは反対側に、第1の筐体により保持される第2の筐体と、を備える液体吐出ヘッドであって、第2の筐体は、第1の筐体に対して変形可能な状態で保持され、液体吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部に固定するための固定部を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置に関するものである。
ノズルから液滴を吐出する液体吐出ヘッドであって、ノズルに吐出する液体を加圧して供給し、ノズルに配設された弁体であるニードル弁と、ニードル弁をノズルに対して離接するノズル開閉駆動手段(アクチュエーター)と、ノズル開閉駆動手段を制御するノズル開閉制御手段を用いてノズル開閉によって吐出させる液体吐出ヘッドがある。これは、いわゆる弁開閉方式の液体吐出ヘッドとして既に知られている。
例えば、特許文献1には、ここで、液体を吐出するノズルと、ノズルを開閉する弁体と、弁体を駆動する圧電素子と、を備え、弁体は、圧電素子に電圧が印加されたときに前記ノズルが開く方向に駆動され、圧電素子と並列に、ノズルが開く方向に弁体を付勢する第1付勢手段を備えている吐出ヘッドが開示されている。
本発明は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドにおいて、筐体の変形に伴う吐出性能ばらつきを抑制することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルに前記液体を供給する液室と、を有する第1の筐体と、前記液室から前記ノズルへ前記液体を供給する位置と、前記液室から前記ノズルへの前記液体の供給を遮断する位置と、に移動可能な弁体と、前記弁体の移動する方向において、前記第1の筐体の前記ノズル側とは反対側に、前記第1の筐体により保持される第2の筐体と、を備える液体吐出ヘッドであって、前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して変形可能な状態で保持され、前記液体吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部に固定するための固定部を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドにおいて、筐体の変形に伴う吐出性能ばらつきを抑制することができる。
比較例に係る吐出ヘッドを示す図。 吐出ヘッドの主要な構成を示した図。 ノズルとニードル弁部との位置関係を示した図。 締結によるノズル面が変形する状態を説明するための図。 本発明に係る第1の実施形態における構成を示す図。 本発明に係る第2の実施形態における構成を示す図。 本発明に係る第3の実施形態における構成を示す図。 本発明に係る第4の実施形態における構成を示す図。 本発明に係る液体を吐出する装置で印刷対象物を航空機として印刷するときの説明に供する説明図。 同液体を吐出する装置の斜視説明図。 本発明に係る液体を吐出する装置の斜視説明図。 同装置の駆動部の斜視説明図。 本発明に係る液体を吐出する装置の要部平面説明図。 同装置の要部側面説明図。 吐出ユニットの他の例の要部平面説明図。 吐出ユニットの更に他の例の正面説明図。 実施形態に係る電極の製造方法を実現するための電極の製造装置の一例を示す模式図。 実施形態に係る電極合材層の製造方法を実現するための電極の製造装置の他の一例を示す模式図。
本発明に係る実施形態を、図面を用いて、以下に説明をする。なお、以下説明では、液体吐出ヘッドを吐出ヘッド、液体吐出ユニットを吐出ユニットとよぶことにする。
まず、比較対象となる構成(比較例)を挙げ、その課題について説明し、それを踏まえて本発明に至った経緯について説明する。
<比較例について>
図1は、比較例に係る吐出ヘッドを示す図である。また、図2は、吐出ヘッドの主要な構成を示した図である。なお、図2の破線Q1-Q2、破線S1-S2は、後述する本実施形態における吐出ヘッドのハウジングを別体にする(分割する)ための区切りの線である。また、図3は、吐出ヘッドの主要な構成におけるノズルとニードル弁部とを拡大し、ノズルとニードル弁との位置関係を示す図である。また、図3は、図2において破線の丸で囲った部分を拡大して示した図でもある。
吐出ヘッド100は、インク(液体の一例)が吐出されるノズル13(ノズルの一例)を有するノズル板3と、ノズル13に加圧されたインクを供給する液室11と、液室11内に設けられていてノズル13の孔を開閉するニードル弁5(弁体の一例)と、ニードル弁5を駆動する圧電素子7(移動手段の一例)と、圧電素子7を収容する圧電素子収容空間12が形成されたハウジング20と、を備える。また、液室11内のニードル弁5とハウジング20との間には封止部材としてのOリング4が設置されおり、Oリング4によって液室11から圧電素子7へのインクの浸入を防いでいる。
ノズル板3は、ハウジング20の液室11を形成する部位に接合される。そして、ノズル板3に形成されたノズル13とニードル弁5とは、ノズル13を閉塞するように当接される。ニードル弁5の先端挿入部2には、シール部材9が形成されている。そして、圧電素子7を駆動させることでニードル弁5が変位し、この変位によりシール部材9を押圧することによりノズル13を閉塞する。シール部材9は、樹脂部材(フッ素樹脂)やゴム部材といった弾性体が挙げられる。
また、圧電素子7は、圧電素子保持部材6を介して圧電素子固定部材8とニードル弁5とに連結され、圧電素子固定部材8を介してハウジング20に固定される。そして、固定された固定基準を基準点10として圧電素子7とニードル弁5とは変形する。上記した構成において、ニードル弁5を圧電素子7の動作によってノズル13に当接する方向に離開することによって加圧された液体を吐出することができる。また、図1に示す吐出構造を配列することによって、複数のノズルより吐出する吐出ヘッドとすることができる。なお、図1は、一例として6chのノズルを有する吐出ヘッドを示すものである。
ここで、図3に示すように、ノズル13とニードル弁5との離接させることができるギャップ量は数μm~数十μmの隙間であり極めて小さいものである。ここで、本発明において、ニードル弁5がノズル13と離接している隙間の距離をギャップ量とよぶ。なお、本実施形態ではノズル13とニードル弁5とのギャップ量を、例えば、5~50μmに設定している。
また、吐出ヘッド100について、液体を吐出する装置500に実装する場合に、吐出対象物へ移動するためのキャリッジ403(吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部の一例)や、あるいは可動ユニット等に取り付けられ吐出ユニット501となる。そして、キャリッジ403への吐出ヘッド100の取付けに際しては、ハウジング20に形成されたネジの締結穴14にネジ16をキャリッジ取付面15へ取付けることによって締結する。なお、液体を吐出する装置500、キャリッジ403の詳細な説明については、後述することとする。
<ノズルと弁体とのギャップ量と吐出性能の関係について>
ここで、ノズルと弁体のギャップ量と吐出性能の関係について説明する。まず、弁開閉方式としては、ノズルから吐出する液体を加圧して供給し、ノズルに配設された弁体であるニードル弁と、ニードル弁をノズルに対して離接するノズル開閉駆動手段(アクチュエーター)と、ノズル開閉駆動手段を制御するノズル開閉制御手段を用いてノズル開閉によって吐出させるものが例として挙げられる。
また、一般的に、液体への加圧力、ギャップ量といった要素は、液体を供給するために生じる流体抵抗や、ニードル弁の開閉時間に応じた液体吐出といったことに影響を与える。特に、ギャップ量は、液体の吐出性能である吐出速度、吐出量に大きく影響を与える。
ここで、圧電素子を用いて弁を開閉する弁開閉方式において、ノズルとこれを取り付けるハウジングは一つの筐体に固定されている構成であるとする。そして、ノズルは、筐体の一端の端部に固定され、ニードル弁を有するニードルは、当該ノズルが固定されているノズル面とは反対に位置する他端側を固定点として固定されるものとする。このとき、固定点を起点として圧電素子の伸縮を制御することにより、ニードル弁が動き開閉することによって液体を吐出することができる。また、圧電素子を用いて弁体を開閉する弁開閉方式では、高い駆動周波数でも応答させることができる。そして、ノズル面の位置精度やニードルの基準位置精度も非常に重要になる。ニードルの初期位置は、ニードルからのリーク量や位置精度を厳密に測定しながら組立基準位置が決められる。そして、組立の際にも、サブμm以下といった非常に高精度な初期位置の組立精度が必要となる。
また、ギャップ量のばらつきが発生すると、流体抵抗がばらつき、吐出性能のばらつきが発生する。このようなばらつきが発生すると、狙いの吐出量を得ることができなくなる。
ここで、ニードル弁の開閉に際して、ノズルとニードル弁との開閉時のギャップ量が大きいと、吐出速度、吐出量が大きくなる。すなわち、ノズルとニードル弁の隙間の距離が大きくなり、これにより吐出速度は速く、吐出量が大きくなる。これに対して、ノズルとニードル弁との開閉時のギャップ量が小さいと、吐出速度、吐出量が小さくなる。例えば、筐体の縮みが発生した際には、ギャップ量が小さくなり、流体抵抗が大きくなるために吐出速度が遅くなり、狙いの吐出量を得ることができなくなる。ノズルの位置およびニードルの基準点位置が変化すると、ギャップ量がばらつき、そして流体抵抗がばらつくため、これに伴い吐出速度のばらつきが発生する。
そこで、本発明は、ノズルの位置およびニードルの基準点位置の変化を小さくすることにより、吐出性能のばらつきを抑えることとする。
<吐出ユニットへの取り付け方法について>
圧電素子を使って液体を吐出させる弁開閉方式の吐出ヘッドだが、液体を吐出する装置に取付けする際に発生するノズルとニードル弁のギャップ方向(または開閉方向、離接方向ともいう)のノズルの基準点位置およびニードル弁の基準点位置の変化よってノズルとニードル弁との間の流体抵抗のばらつきが生じる。そして、それに伴って吐出速度、吐出量のばらつきが生じる。本発明は、このようなばらつきを抑制するための吐出ヘッドの構成を実現することにある。これを実現するにあたり、ノズル位置およびニードル弁の基準位置の組立後の当該変化を小さくするために、まず、弁開閉方式の吐出ヘッドを、液体を吐出する装置に実装する方法を検討する。
まず、液体を吐出する装置に弁開閉方式の吐出ヘッドを実装する場合、吐出対象物へ移動するためのキャリッジや可動ユニット等に取り付けられ吐出ユニットとなる。そして、キャリッジや可動ユニットへの取り付け方法としては、接着、嵌合、そして締結によって取り付ける方法が挙げられる。また、これらの吐出ヘッドを取り付ける方法は、吐出ヘッドのキャリッジ等に対する位置や姿勢などの精度に影響するので、ノズルの被吐出対象物に対する位置や吐出する方向の精度に影響する。ここで挙げられる3つ取り付け方法のち、どの方法が最も適切か検討する。なぜならば、吐出対象物の被吐出面に対するノズルの位置精度は、液体の吐出速度、吐出量と同様に画像品質に影響するために非常に重要な要素となるからである。
まず、接着による取り付けでは、吐出ヘッドの交換ができない。そのため、この方法は望ましくない。次に、嵌合による取り付けだが、この方法では、ガタツキがあるために振動によって吐出ヘッドの位置ずれ等が発生するため望ましくない。また、これらに加えて、接着や嵌合による取り付けでは、ノズルの位置を正確に配置すること等が難しい。
一方で、ネジ等を用いた締結による取り付けの場合、上記した接着や嵌合による取り付けで挙げられる課題は発生しないうえ、ノズルの位置を確認しながら固定保持することも可能となる。そこで、ネジ等を用いた締結による取り付けが最も望ましい。このような理由から、一般的に吐出ヘッドをキャリッジや可動ユニットに取り付ける際には、ネジ等による締結が選択される。
なお、ここでは、液体を吐出する装置への吐出ヘッドの取り付けについて、液体を吐出する装置のキャリッジや可動ユニットに吐出ヘッドを取り付ける構成を例に挙げて説明したが、液体を吐出する装置に保持されるヘッド取り付け部に吐出ヘッドを固定し、対象物を移動させるような構成としてもよい。
<締結による取り付け方法の課題について>
しかし、ネジ等で締結することによって、吐出ヘッドの筐体(ハウジング)には、締結による外力が発生してしまい、これにより当該筐体の変形が発生するという課題が挙げられる。これについて、以下に説明する。
ここで、図4は、締結によるノズル面が変形する状態を説明するための図である。そして、上記したような比較例に係るインクジェットヘッドの構成とする場合のネジ締結による取り付けについて説明する。この構成における締結部の近傍には、ネジ締結による圧縮力がかかり、例えると、両端支持梁で生じるようなたわみの現象が発生する。また、左右の両端部にキャリッジや可動ユニットの平面度が低い場合は、左右の非対称性という現象も発生する。図4に示すような、ノズルの配列方向に取付け位置がある吐出ヘッドの構造の変形の場合、締結部の近傍の端部ノズルについては開閉ギャップ量が小さく、そして吐出速度および吐出量は小さい。その一方で、中央部のノズルについては開閉ギャップ量が大きく、そして吐出速度および吐出量は大きい。
図4(a)は、吐出ヘッドのキャリッジの取付面への取付けによって発生する変形が生じる様子を示した図である。図4(b)は、締結による力のかかる状態を示した図である。また、図4(c)は、端部のノズルと中央部のノズルとのギャップ量の違いを示した図である。図4(a)に示すように、吐出ヘッドのキャリッジへの取付けによって、ネジからの圧縮力がハウジングにかかり、そのために両端支持の梁がたわむようにハウジングが変形し、ハウジングの変形に伴いノズル面も変形する。このとき、端部ノズルの位置ではノズル面の変形が少ない。それに対して中央部ノズルの位置ではノズル面の変形が大きくなり、これによりノズルとニードル弁とのギャップ量が大きく変化するようになる。その結果、図4(c)に示すように、中央部ノズルのギャップ量は、端部ノズルのギャップ量に対してノズル面の変形の量分だけ大きくなる。そのため、中央部ノズルの吐出速度は端部ノズルの吐出速度より速くなり、中央部ノズルの吐出量は端部ノズルの吐出量よりも多くなる。このように、吐出ヘッドのキャリッジの取り付け面への取り付けによって生じるノズル面の変形により、端部と中央部においての吐出速度と吐出量とがばらつくことになり、このことが画像品質に影響を及ぼすことになる。
<本発明における特徴部について>
上記したように、吐出ヘッドのネジの締結によってノズル面に反りが発生し、配列方向に並ぶニードル弁のギャップ量にばらつきが生じる。そこで、本発明は、ハウジングについてノズルを保持する部材と、ニードル弁の固定軸を固定する部材と、吐出ヘッドをキャリッジに固定するネジ締結部を有する部材とに分割する(別体とする)構成にする。この分割により、ネジ締結部を有する部材は、ノズルを保持する部材およびニードル弁の固定軸を固定する部材に対して変形可能な状態となる。これにより、ネジ締結部を有する部材が、ネジ締結の圧縮力によって変形した場合でも、ノズル面の反りおよびニードル弁の固定軸の基準点の変形を抑えられ、吐出性能(吐出速度、吐出量)のばらつきを抑えることができる。
上記したように、弁開閉方式においては、ノズルとニードル弁とのギャップ量は吐出性能に大きく影響するため、両者の位置関係を保つことは非常に重要な課題である。そして、両者の位置関係を保つという課題は、弁体を備えない構成においては、発生しない課題となる。そのため本発明においてはノズルとニードル弁との基準位置が変化しないように、ノズルとニードル弁との基準位置を有する筐体以外に吐出ヘッドの取付けを別部材とする。これによって、ノズルとニードル弁との基準点位置の変化を小さくし、ギャップ量を維持することが可能となる。
以下、本発明の特徴部について、図面を用いて詳細に説明する。
<実施例1について>
図5は、本発明に係る第1の実施形態(実施例1)における吐出ヘッドの構成を示す。ここで図5において、図5の横方向をx方向、紙面に対して垂直に向かう方向をy方向、そして、図5の縦方向をz方向とする。本実施形態における吐出ヘッド1を構成するハウジングは、比較例に係るハウジング20と異なり、ハウジングA21(第1の筐体の一例)、ハウジングB22(第2の筐体の一例)、およびハウジングC23(第3の筐体の一例)の3つの部材に分かれて構成されている。ここで、ハウジングA21とハウジングB22の分割位置は図2における破線Q1-Q2、ハウジングA21とハウジングB22の分割位置は図2における破線S1-S2に対応している。また、3つのハウジングは、ハウジングAC締結位置29(保持部の一例)において、ハウジングC23側からAC締結ネジ27を挿入することで締結されている。なお、本発明に係る吐出ヘッドと比較例に係る吐出ヘッドとは、ハウジングを除いて、その他の構成については、基本的に同じであるとする。そこで、以下では、主に3つのハウジングの詳細について説明していく。
まず、ハウジングA21は、ノズル13を有するノズル板3を接着剤により接合することで保持している。なお、ネジによる締結や拡散接合によって両者を接合することも考えられる。一方で、ネジによる締結の場合、液体のリークする懸念や、ガスケット等のシーリング部材を介することによるノズル面の平面度のばらつき、ひいてはノズル13とニードル弁5とのギャップ量のばらつきにつながる可能性がある。また、拡散接合による接合の場合、熱による歪などが加わるため、ノズルの位置精度がばらつく可能性がある。そのため、ハウジングA21とノズル板3との接合には、接着剤による接合が望ましい。
また、ハウジングB22は、ハウジングA21とz方向において隣接するハウジングであり、ニードル弁5を挿入して保持している。ここで、ハウジングA21とハウジングB22について、図2における破線Q1-Q2の位置で分割している。本実施形態では、Oリング4が2か所に設置されているが、仮に、Oリングが設置されているハウジングが別々になると組付けにばらつきが発生する可能性がある。そこで、これを防止する観点から2か所設置されているOリングの位置を一つのハウジング内にするために、上記のように破線Q1-Q2の位置で分割している。
また、ハウジングB22は、吐出ヘッド1をキャリッジ403の取付面15に取り付けるネジの締結部である締結ネジ穴B24(固定部の一例)が形成されている。ハウジングB22は、締結ネジ穴B24が形成される部位については、凸部のように出っ張ったような凸形状25(凸部の一例)として形成される。この凸形状25と形成することにより、ハウジングB22の全体の剛性よりも、凸形状25の剛性は低下するようになる。
ここで、締結ネジ穴B24で吐出ヘッド1をキャリッジ403の取付面15にネジで締結する際、z方向においてハウジングC23側からハウジングA21に向けてネジを挿入して締結するようにする。すなわち、キャリッジ403の取付面15に設けられるネジ穴に取付面15側からネジ16を通し、取付面15をネジ16と締結ネジ穴B24とで締結する。仮に、ノズル13側からネジを挿入して締結すると、ノズル口から出る塗料のミストによってネジが腐食する可能性がある。そこで、これを防止する観点から、上記構成としている。なお、取付面15のネジ穴は、バカ穴としてもよい。
また、ハウジングB22は、3つのハウジングを固定し且つ締結する穴である締結ネジ穴b26が形成される。この締結ネジ穴b26は、バカ穴として形成されている。従って、ハウジングB22は、締結ネジ穴b26をバカ穴とすることで、ハウジングA21に対して変形可能な状態で保持され、ハウジングC23に対して変形可能な状態で保持される状態となる。
そして、ハウジングC23は、ハウジングB22とz方向において隣接するハウジングであり、ニードル弁5を挿入する挿入部を有する。また、ハウジングC23は、ニードル弁5および圧電素子7が連結される圧電素子固定部材8を固定し、基準点(固定基準点)10を形成する固定点締結穴17が形成される。また、キャリッジ締結位置28とハウジングAC締結位置29との位置関係についてだが、ハウジングAC締結位置29の固定位置は、キャリッジ締結位置28のノズル13とニードル弁5とのギャップ方向に直交する方向(x方向)における内側にある。
本発明に係る吐出ヘッド1は、比較例に係る吐出ヘッド100のハウジング20のように一体形成せず、上記のようなハウジングを3つに分割して別体とし、ハウジングB22がハウジングA21およびハウジングC23に対して変形可能な状態で保持される構成としている。すなわち、これにより吐出ヘッド1のキャリッジ取付面15への取付けの際には、ハウジングB22に分離しているハウジングA21、C23には、ネジ締結の圧縮力によるハウジングB22の変形が伝達しにくい。なぜならば、当該変形は、数μm程度であるため、ハウジングの分割によって当該変形を十分吸収することができるからである。そのため、ハウジングA21、C23の変形を抑制することができるようになる。なお、このとき、ハウジングB22の剛性としては、ハウジングA、Cの剛性よりも低いことが望ましい。
また、ハウジングB22は、凸形状25に係る部位を凸となるような構成になっているため、当該部位の剛性を低くすることができる。そのため、キャリッジ取付面15のみ変形とすることにより、ハウジングA21のノズル面へ変形の伝達を抑制し、ハウジングC23の基準点10へ変形の伝達を抑える構成にすることができる。これにより、ノズル13の位置および基準点10の位置の変化を防止することができる。
そして、凸形状25について、ハウジングB22のz方向においてハウジング23C側よりもハウジングA21側に位置するように形成している。この理由について説明する。
まず、凸形状25は、上記したようにキャリッジ取付面15に取り付ける。そして、このキャリッジ取付面15についてだが、z方向においてハウジングB22のノズル13に近い位置に凸形状25を設けて、キャリッジ403に位置決めすることで、キャリッジ403に対するノズル13の位置精度が出し易くなる。例えば、吐出ヘッド1の温度変動によってハウジングB22が熱膨張した際に、ハウジングB22の凸形状25をノズル13に近い部分とした方が、ハウジングB22の熱膨張の影響を抑えられる。また、仮に、キャリッジ取付面15の平面度が十分に精度よく出ておらず、吐出ヘッド1が傾く場合でも、ノズル13に近い部分に凸形状25がある方がノズル13のxy方向の位置ずれが低減できる。また、ハウジングB22の下面のハウジングA21との接合面と、凸形状25を同一面とすることで、キャリッジの吐出ヘッド1を固定する固定面とハウジングA21の接合面とを基準面とできるので、さらに精度が向上する。
また、上記したようにハウジングAC締結位置29は、キャリッジ締結位置28の内側にしている。これによって、ノズル板3を保持するハウジングA21と基準点10を保持するハウジングC23との固定部の剛性をネジ締結によって高めることができるためである。そして、キャリッジ403へ締結したときに発生する力による変形を抑制することができ、ノズル13とニードル弁5との位置関係を均一に保つことができる。
また、ハウジング21AとハウジングB22の間、ハウジング22BとハウジングC23と間には、応力を緩和する部材である緩和部材41(緩和部材の一例、第1の緩和部材の一例)、緩和部材42(緩和部材の一例、第2の緩和部材の一例)を設けている。このように応力を緩和する部材があることで、吐出ヘッド1をキャリッジ403に締結したときの力による変形を抑制することができ、ノズル13とニードル弁5との位置関係を均一に保つことができる。なお、緩和部材41、42は、一例として、弾性体(たとえばゴム等の柔らかい部材)が挙げられる。そして、上記のような構成とすることにより、ノズル13の位置と圧電素子7との基準点10の位置がキャリッジ取付の際に変化しない。これによって、液体の吐出性能(吐出速度、吐出量)のばらつきの少ない吐出ヘッドを実現することができる。
なお、本発明においては、ハウジングA21とハウジングB22とを別体とし、ハウジングB22がハウジングA21に対して変形可能にする構成の方が、ハウジングB22とハウジングC23とを別体する構成よりも、上記したネジ締結の圧縮力による変形が伝達することを抑制し、ノズル13とニードル弁5とのギャップ量を維持することにより寄与する。そのため、ハウジングA21とハウジングB22とを別体にする点が特に重要となる。
ここで、3つのハウジングの材質だが、全て同一であり、SUS材を使用している。3つハウジングの材質を同一にすることで線膨張係数を同じにすることができ、液体の吐出性能のばらつきをより抑えることができるからである。
また、例えば、ノズル13の接合の基準点のx方向およびy方向へのズレ、基準点10のx方向およびy方向へのズレが発生したとする。この場合でも、ノズル13を保持するハウジングA21と基準点10を保持するハウジングC23とを別部材(別体)とし、事前にそれぞれのxy方向へのズレの発生量を把握した上で位置を調整することによって、ノズルとニードル弁との位置のズレを軽減することができる。x方向およびy方向の位置調整は、吐出の曲がり方向へ影響する。そのため、ノズル13とニードル弁5との同軸度を合わせることは、非常に重要な要素となる。
上記したように本実施形態によれば、吐出曲がり品質を良くすることで着弾位置品質が良くなり、画像品質の向上に寄与することができる。
なお、ニードル弁5は、ハウジングB22内に留まるような構成に形成しないようにする。その理由としては、ニードル弁5は基準位置を出すためにハウジングC23内で固定する必要がある。また、ハウジングB22内でニードル弁5を留めてしまうと、比較例に係る構成のようにニードル弁の固定位置が、ハウジングが分割していない場合と同様になり、好ましくないからである。そのため、ニードル弁5の固定位置が、ハウジングC23内に固定できるようにする必要がある。
<実施例2について>
図6は、本発明に係る第2の実施形態(実施例2)における吐出ヘッドの構成を示す。ここで図6において、図6の横方向をx方向、紙面に対して垂直に向かう方向をy方向、そして、図6の縦方向をz方向とする。本実施形態における吐出ヘッド1を構成するハウジングは、ハウジングA21、ハウジングD31(第2の筐体の一例)、およびハウジングC23の3つの部材に分かれて構成されている。そして、本実施形態は、ハウジングA21およびハウジングC23については第1の実施形態と同様の構成だが、ハウジングB22がハウジングD31に変更されている点で異なっている。そのため、以下に、主として当該ハウジングD31の構成を説明していく。
ハウジングD31は、吐出ヘッド1をキャリッジ403に取り付けるネジの締結部である締結ネジ穴D32(固定部の一例)が形成されている。そして、当該締結ネジ穴D32は、ノズル13およびニードル弁5に直交する方向(x方向、すなわちノズル13とニードル弁5とのギャップ方向に直交する方向)に設けられており、この点が第1の実施形態の構成と異なっている。そして、この締結ネジ穴D32が形成される部位については、ハウジングB22とは異なり、例えば、凸形状25のようにハウジングから突出したような部位とはしていない。さらに、ハウジングD31は、3つのハウジングを固定し且つ締結する穴である締結ネジ穴d33が形成される。この締結ネジ穴d33は、バカ穴として形成されている。また、これに伴い、キャリッジ403の構成を第1の実施形態と異なるように形成している。具体的には、ハウジングD31から突出したような部位が形成されておらず、そのため、キャリッジ403の取付面15をy方向からみたときにL字(あるいは逆L字)のような形状にしたうえでネジの締結穴を設けている。
上述したように、締結ネジ穴D32は、x方向(ノズル13とニードル弁5とのギャップ方向に直交する方向)に設けられている。これにより、締結ネジ穴D32とキャリッジ403の取付面15とをネジ16でx方向に締結するので、ハウジングD31は締結によってx方向に引っ張られる力がかかることになる。そのため、ネジの締結によってハウジングD31を圧縮することがないため、ハウジングD31をたわませるような変形は発生しづらい。従って、ハウジングD31がz方向(ノズル面のギャップ方向)に変形しづらいので、ハウジングA21のz方向(ノズル面のギャップ方向)への変形の抑制や、ハウジングC23の基準点10へのギャップ変形を抑制することができるようになる。また、取付面15のネジ穴をバカ穴にするとなおよい。このようにすることで、ハウジングD31の締結時に発生する力によってz方向またはy方向に生じる負荷を軽減することができ、これによりノズル面の変形をより抑えることができる。なお、上記した構成以外については、第1の実施形態で説明したものと同様である。
<実施例3について>
図7は、本発明に係る第3の実施形態(実施例3)における吐出ヘッドの構成を示す。ここで図7において、図7の横方向をx方向、紙面に対して垂直に向かう方向をy方向、そして、図7の縦方向をz方向とする。本実施形態における吐出ヘッド1を構成するハウジングは、ハウジングE37(第1の筐体の一例)、ハウジングB22、およびハウジングC23の3つの部材に分かれて構成されている。そして、本実施形態は、ハウジングB22およびハウジングC23については第1の実施形態と同様の構成だが、ハウジングA21がハウジングE37に変更されている点で異なっている。そのため、以下に、主として当該ハウジングE37の構成を説明していく。
ハウジングE37は、ノズル板3を接着剤により接合することで保持している。ハウジングA21とノズル板3との接合には、接着剤による接合が望ましい理由としては、第1の実施形態で説明した理由と同様である。そして、ハウジングE37は、ハウジングB22の締結部である締結ネジ穴B24に対応する位置にネジ穴E38(開口部の一例)がハウジングE37に対して開口するように形成されている。そして、ネジ穴38は、バカ穴として構成されている。仮に、そうでない場合、ハウジングE37を締結してしまうと締結による圧縮力でハウジングE37が変形しまう。そこで、これを防止する観点から上記構成としている。また、ハウジングE37は、ネジ穴E38を形成したことから、第1の実施形態のハウジングA21に比べると、x方向(ノズル13とニードル弁5とのギャップ方向に直交する方向)に長さが長くなっている。そして、ノズル13側からネジ16をネジ穴E38に通し、締結ネジ穴B24に嵌めて締結することで、ハウジングE37およびハウジングB22をキャリッジ403に固定することができる。
このような構成にすることで、吐出ヘッドの吐出装置への取付けの際には、ノズル側から締結を行うため、ノズルの位置を直接確認しながら締結することができる。ノズル位置は、画像品質に対して影響を与える非常に重要な要素となる。そして、本実施形態では、ネジの締結位置とノズル面とを共に同一方向から視認可能な構成にすることでノズル位置を確認しながら締結調整でき、ノズルの位置精度を良好にすることができる。そのため、着弾位置品質が良く、画像品質の向上に寄与することができる。さらに、締結ネジ穴B24をネジ穴E38によって保護することができるので、締結ネジ穴B24およびネジ16がノズルから吐出される液体に汚染されることを抑制できる。
なお、上述した実施形態においては、ハウジングを3つに分割して別体にする場合を例に挙げて説明したが、本発明は、4つ以上に分割した場合にも適用することは可能である。
そして、本発明は、ニードル弁といった弁体を備えた弁開閉方式に適用させた場合に効果を奏するものである。
<実施例4について>
次に、図8を参照して本発明の第4の実施形態(実施例4)について説明する。図8は、本発明に係るヘッドユニットの第4の実施形態を示す説明図である。図8(a)はノズルを閉じた状態を示す断面図、図8(b)はノズルを開いた状態を示す断面図である。
本実施形態は、ニードル弁5を有するニードル131と圧電素子7との間に、伝達機構の一例としての逆バネ機構134を備える点が上記した実施形態と異なる。なお、本実施形態では、圧電素子7として、電圧を印加するとノズル板3側へ伸張する伸縮特性を有するものを用いる。ここで、本実施形態でのハウジングは、第1の実施形態における吐出ヘッドの分割されたハウジングを例に挙げて説明する。なお、図8においてハウジングは、説明の便宜上、一つの筐体(筐体140)として示している。
逆バネ機構134は、適宜に変形可能なゴムや軟質樹脂等または薄い金属板等を成形加工することによって形成された弾性部材である。逆バネ機構134は、変形部134a、固定部134b、ガイド部134cおよび屈曲辺134dを備える。
変形部134aは、ニードル131の基端側の面(図8(a)ではニードル131の上側端面)に当接するようにして形成された断面略台形状を有する。
固定部134bは、変形部134aと、筐体140の内壁面に固定される。
ガイド部134cは、固定部134bと、圧電素子7とを連結する。
屈曲辺134dは、台形状の変形部134aの長辺(台形の下底に相当)と固定部134bとを連結する。
上記のような構造を備えた逆バネ機構134は、圧電素子7に所定の電圧が印加されて圧電素子7が伸張すると、圧電素子7の伸張により、ガイド部134cがノズル13側(図8(b)の矢印a方向)に押される。
この押される力に伴い、変形部134aをノズル13から遠ざかる方向(図8(b)の矢印b方向)に引き込む。すなわち、逆バネ機構134は、圧電素子7の伸びる力を、ニードル131を引き込む力に変換した上で、ニードル131へ伝達する。
第4の実施形態に係る吐出ヘッド1は、圧電素子7へ電圧印加することにより、圧電素子7が伸び、それに伴い弁体であるニードル弁5がノズル13を開放し、ノズル13から液体(液滴)150を吐出する。
上述のように第実施形態は、ニードル131と圧電素子7との間に、圧電素子7の伸びる力を、ニードル131を引き込む力、すなわち圧電素子7の伸びる力と相反する力に変換した上で、ニードル131へ伝達する逆バネ機構134を備える。
上記した逆バネ機構134を採用することで、以下に述べる効果を得ることができる。本実施形態においては、ノズル13を有するハウジングA21と、キャリッジ403に取り付けるためのハウジングB22とに別体にした構成にしている。このようにすることで、ネジで締結した際、締結の圧縮力による影響を抑えられ、ニードル弁の変位量のばらつきが抑えることができる。そして、吐出ヘッドに逆バネ機構を備えた構成は、吐出ヘッドに逆バネ機構を備えない構成と比較して圧電素子の少ない変位でニードル弁を大きく変位することが可能となる。そのため、当該変位量が拡大し、ネジ締結の変形量に対して変位量が大きくなるために変位量の変化に対するネジ締結の変形の影響による吐出速度の感度が低くなり、さらにばらつきを抑えることができるようになる。具体的にいうと、例えば、10μmに対して5μmとなっていたばらつきを、逆バネ機構を採用することで、30μmに対して5μmのばらつきにすることができる。
なお、本実施形態においては、第1の実施形態における吐出ヘッドのハウジングを例に挙げて説明したが、第2、3の実施形態における吐出ヘッドにも適用しても同様の効果を得ることができる。
<実施例5について>
次に、本発明の第5の実施形態(実施例5)について図9および図10を参照して説明する。図9は同実施形態に係る液体を吐出する装置で印刷対象物を航空機として印刷するときの説明に供する説明図、図10は同液体を吐出する装置の斜視説明図である。
液体を吐出する装置500は、前記吐出ヘッド1を含む吐出ユニット501を搭載した移動体であるキャリッジ403を往復直線移動させるリニアレール504と、リニアレール504を適宜所定の位置へ移動させ、その位置で保持する多関節ロボット505とを備えている。
多関節ロボット505は、複数の関節によって人間の腕のように自由な動きを可能としたロボットアーム505aを備えており、ロボットアーム505aの先端を自由に移動させ、且つ、正確な位置に配置することができる。
多関節ロボット505としては、例えば、6つの軸、すなわち6つの関節を備えた6軸制御型の産業用ロボットを用いることができる。6軸型の多関節ロボットによれば予め動作に関する情報をティーチングしておくことできわめて正確、且つ、迅速にリニアレール504を印刷対象物700(航空機)の所定位置に対峙させることができる。多関節ロボット505は、6軸に限定されるものではなく、5軸、7軸など適宜の軸数を備えた多関節ロボットを用いることができる。
この多関節ロボット505のロボットアーム505aに二股に枝分かれしたフォーク状の支持部材524を設け、この支持部材524の左側の枝部524aの先端に垂直リニアレール523aを、右側の枝部524bの先端に垂直リニアレール523bを平行になるようにして取り付けている。
そして、吐出ユニット501を移動可能に保持したリニアレール504の両端を、2つの垂直リニアレール523a,523bにそれぞれ架け渡すようにして支持させている。
吐出ユニット501は、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ホワイトの各色の液体を吐出する複数の吐出ヘッド1、又は、複数のノズル列を有する吐出ヘッド1を備えている。この吐出ユニット501の各吐出ヘッド1又は吐出ヘッド1の各ノズル列に対しては、液体タンク530から各色の液体が加圧供給される。
この液体を吐出する装置500においては、多関節ロボット505によってリニアレール504を印刷対象物700の所要の印刷領域に対向する位置に移動させる。そして、印刷データに応じて吐出ユニット501をリニアレール504に沿って移動しながら、吐出ヘッド1の各吐出モジュールの圧電素子(又は圧電素子)を駆動して、印刷を行う。
そして、1ライン分の印刷が終了したときに、垂直リニアレール523a,523bを駆動することにより、吐出ユニット501の吐出ヘッド1をあるラインから次のラインに移動させる。
この動作を繰り返して、印刷対象物700の所要の印刷領域に印刷することができる。
<実施例6について>
次に、本発明の第6の実施形態(実施例6)について図11および図12を参照して説明する。図11は同実施形態に係る液体を吐出する装置の斜視説明図、図12は同装置の駆動部の斜視説明図である。
液体を吐出する装置500は、車両のボンネットなどの曲面を有する印刷対象物700に対向させて据付けられる移動可能な枠ユニット802を備えている。枠ユニット802を構成する左右の枠部材810,811には、枠部材810,811に架け渡されるようにして、可動ユニット813が垂直方向(Y方向)へ昇降可能に取り付けられている。
可動ユニット813には、可動ユニット813上を水平方向(X方向)に往復移動可能に配置されたモータを内蔵する駆動部803と、この駆動部803に取り付けられて印刷対象物700へ向けて液体を吐出する吐出ユニット501とが搭載されている。
また、吐出ユニット501からの液体の吐出、駆動部803の往復移動及び可動ユニット813の昇降を制御するコントローラ805と、このコントローラ805に対して指示を行うPC(パーソナルコンピュータ)などの情報処理装置806とを備えている。情報処理装置806には、形状や大きさなどの印刷対象物700に関する情報を記録保存するデータベース部(DB部)807が接続されている。
枠ユニット802は、金属柱状体等によって形成された上下左右の枠部材808,809,810,811と、枠ユニット802を自立させるために下側の枠部材809の両側に直角且つ水平に取り付けられた左右の脚部材812a,812bを備えている。
そして、左右の枠部材810,811の間に架け渡された可動ユニット813は、駆動部803を支持した状態で昇降可能に構成されている。
印刷対象物700は、液体の吐出方向(Z方向)に直角に、すなわち、枠ユニット802の上下左右の枠部材808,809,810,811によって形成される平面に対向するようにして配置される。
この場合、印刷を行うべき所定の位置に印刷対象物700を配置させるためには、例えば、多関節型アームロボットのアームの先端に取り付けたチャックによって印刷対象物700の印刷領域の裏側を吸着保持させることによって行うことができる。多関節型アームロボットを用いることで印刷対象物700をプリント位置に正確に配置することが可能となり、印刷対象物700の姿勢を適宜に変更することもできる。
駆動部803は、図12に示すように、可動ユニット813上を水平方向(X方向)に往復移動可能に配置されている。そして、可動ユニット813は、枠ユニット802の左右の枠部材810,811に架け渡されるようにして水平に配設されたレール830と、このレール830と平行となるように配設されたラックギヤ831と、レール830の一部に外嵌されてスライドしながら移動するリニアガイド832と、このリニアガイド832と連結されてラックギヤ831と噛合うピニオンギヤユニット833と、このピニオンギヤユニット833を回転駆動する減速機836付きのモータ834と、印刷点位置検出用のロータリエンコーダ835を備えて構成されている。
モータ834を駆動(正転又は逆転)することによって吐出ユニット501を可動ユニット813に沿って右方向または左方向に移動させる。そして、駆動部803は吐出ユニット501のX方向の駆動機構として機能する。なお、減速機836の筐体の両側にはリミットスイッチ37a,37bが取付けられている。
吐出ユニット501は、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ホワイトの各色の液体を吐出する複数の吐出ヘッド1、又は、複数のノズル列を有する吐出ヘッド1を備えている。この吐出ユニット501の各吐出ヘッド1又は吐出ヘッド1の各ノズル列に対しては、液体タンクから各色の液体が加圧供給される。
この液体を吐出する装置500においては、可動ユニット813をY方向に移動させ、吐出ユニット501をX方向に移動させて、印刷対象物700に所要の画像を印刷する。
<実施例7について>
次に、本発明の第7の実施形態(実施例7)について図13および図14を参照して説明する。図13は同実施形態に係る液体を吐出する装置の要部平面説明図、図14は同装置の要部側面説明図である。
この液体を吐出する装置500は、シリアル型印刷装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係る吐出ヘッド1を含む吐出ユニット501を搭載している。吐出ユニット501の吐出ヘッド1は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。
この液体を吐出する装置500は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着して吐出ヘッド1に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に吐出ヘッド1の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば吐出ヘッド1のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成した液体を吐出する装置500においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて吐出ヘッド1を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成する。
<その他の例について>
次に、吐出ユニットの他の例について図15を参照して説明する。図15は同ユニットの要部平面説明図である。
この吐出ユニット501、前記液体を吐出する装置500を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、吐出ヘッド1で構成されている。
なお、この吐出ユニット501の例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420を更に取り付けた吐出ユニットを構成することもできる。
次に、吐出ユニットの更に他の例について図16を参照して説明する。図16は同ユニットの正面説明図である。
この吐出ユニット501は、流路部品444が取付けられた吐出ヘッド1と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444の上部には吐出ヘッド1と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「吐出ユニット」は、吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構、液体循環装置の構成の少なくとも一つを吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、吐出ユニットとして、吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの吐出ユニットのヘッドタンクと吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、吐出ユニットとして、吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、吐出ユニットとして、吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、吐出ユニットとして、吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた吐出ヘッドにチューブが接続されて、吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
「液体を吐出する装置」には、吐出ヘッド又は吐出ユニットを備え、吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出対象物に対してヘッドを動かす構成のものに限らない。ヘッドと液体吐出対象物とは相対的に移動が可能であればよく、液体吐出対象物をヘッドに対して動かす構成のものであってもよい。 なお、上記した本発明に係る実施形態における説明では、吐出ヘッドと吐出する装置のキャリッジや可動ユニット等への取り付けに、ネジを用いたネジ締結による固定方法を例示したが、吐出ヘッドとキャリッジ等とが取り外し可能な状態で位置を固定できる方法であれば、吐出ヘッドの固定方法として他の方法を用いることができる。吐出ヘッドの固定方法として、例えばネジの代わりにバネ等の付勢部材を用いて固定する方法を用いることができる。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
<電極の製造装置>
本発明に係る実施形態は、電極および電気化学素子の製造装置を含む。以下、電極の製造装置について説明する。図17は、本実施形態に係る電極の製造装置の一例を示す模式図である。電極の製造装置は、上記した液体を吐出する装置を用いて液体組成物を吐出することで電極材料を有する層を有する電極を製造する装置である。
<電極材料を有する層形成手段、電極材料を有する層形成工程>
本実施形態における吐出手段は、上記した液体を吐出する装置である。前記吐出により、対象物上に液体組成物を付与して、液体組成物層を形成することができる。前記対象物(以下、「吐出対象物」と称することがある。)としては、電極材料を有する層を形成する対象であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電極基体(集電体)や活物質層、固体電極材料を有する層などが挙げられる。また、吐出手段及び吐出工程は、吐出対象物に対して電極材料を有する層を形成することが可能であれば、直接液体組成物を吐出することで電極材料を有する層を形成する構成であってもよく、間接的に液体組成物を吐出することで電極材料を有する層を形成する構成であってもよい。
<その他の構成、その他の工程>
電極合材層の製造装置におけるその他の構成としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、加熱手段などが挙げられる。電極合材層の製造方法におけるその他の工程としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、加熱工程などが挙げられる。
<加熱手段、加熱工程>
前記加熱手段は、前記吐出手段により吐出された液体組成物を加熱する手段である。加熱工程は、前記吐出工程で吐出された液体組成物を加熱する工程である。前記加熱により、前記液体組成物層を乾燥させることができる。
<直接液体組成物を吐出することで電極材料を有する層を形成する構成>
ここで、電極の製造装置の一例として、電極基体(集電体)上に活物質を含む電極合材層を形成する電極製造装置を説明する。電極製造装置は、吐出対象物を有する印刷基材704上に、液体組成物を付与して液体組成物層を形成する工程を含む吐出工程部110と、液体組成物層を加熱して電極合材層を得る加熱工程を含む加熱工程部130を備える。電極製造装置は、印刷基材704を搬送する搬送部705を備え、搬送部705は、吐出工程部110、加熱工程部130の順に印刷基材704をあらかじめ設定された速度で搬送する。前記活物質層などの吐出対象物を有する印刷基材704の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができる。吐出工程部110は、印刷基材704上に液体組成物を付与する付与工程を実現する本発明の印刷装置281aと、液体組成物を収容する収容容器281bと、収容容器281bに貯留された液体組成物を印刷装置281aに供給する供給チューブ281cを備える。
収容容器281bは液体組成物707を収容し、吐出工程部110は、印刷装置281aから液体組成物707を吐出して、印刷基材704上に液体組成物707を付与して液体組成物層を薄膜状に形成する。なお、収容容器281bは、電極合材層の製造装置と一体化した構成であってもよいが、電極合材層の製造装置から取り外し可能な構成であってもよい。また、電極合材層の製造装置と一体化した収容容器や電極合材層の製造装置から取り外し可能な収容容器に添加するために用いられる容器であってもよい。
収容容器281bや供給チューブ281cは、液体組成物707を安定して貯蔵及び供給できるものであれば任意に選択可能である。
加熱工程部130は、図17に示すように、加熱装置703を有し、液体組成物層に残存する溶媒を、加熱装置703により加熱して乾燥させて除去する溶媒除去工程を含む。これにより電極合材層を形成することができる。加熱工程部130は、溶媒除去工程を減圧下で実施してもよい。
加熱装置703としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、基板加熱、IRヒータ、温風ヒータなどが挙げられ、これらを組み合わせてもよい。また、加熱温度や時間に関しては、液体組成物707に含まれる溶媒の沸点や形成膜厚に応じて適宜選択可能である。
図18は、本実施形態に係る電極製造装置(液体を吐出する装置)の他の一例を示す模式図である。液体を吐出する装置500は、ポンプ310と、バルブ311、312を制御することにより、液体組成物が吐出ヘッド1、タンク307、チューブ308を循環することが可能である。また、液体を吐出する装置500は、外部タンク313が設けられており、タンク307内の液体組成物が減少した際に、ポンプ310と、バルブ311、312、314を制御することにより、外部タンク313からタンク307に液体組成物を供給することも可能である。本実施形態に係る電極製造装置を用いると、吐出対象物の狙ったところに液体組成物を吐出することができる。前記電極合材層は、例えば、電気化学素子の構成の一部として、好適に用いることができる。前記電気化学素子における前記電極合材層以外の構成としては、特に制限はなく、公知のものを適宜選択することができ、例えば、正極、負極、セパレータなどが挙げられる。
以上説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[第1態様]
第1態様は、液体(例えば、インク)を吐出するノズル(例えば、ノズル13)と、前記ノズルに前記液体を供給する液室(例えば、液室11)と、を有する第1の筐体(例えば、ハウジングA21、ハウジングE37)と、前記液室から前記ノズルへ前記液体を供給する位置と、前記液室から前記ノズルへの前記液体の供給を遮断する位置と、に移動可能な弁体(例えば、ニードル弁5)と、前記弁体の移動する方向(例えば、z方向)において、前記第1の筐体の前記ノズル側とは反対側に、前記第1の筐体により保持される第2の筐体(例えば、ハウジングB22、ハウジングD31)と、を備える液体吐出ヘッド(例えば、吐出ヘッド1)であって、前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して変形可能な状態で保持され、前記液体吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部(例えば、キャリッジ403)に固定するための固定部(例えば、締結ネジ穴B24、締結ネジ穴D32)を有することを特徴としている。
[第2態様]
第2態様は、第1態様において、前記弁体の移動方向において、前記第2の筐体の前記第1の筐体側と反対側に配置され、前記弁体を保持する第3の筐体(例えば、ハウジングC23)と、を備え、前記第2の筐体は、前記第3の筐体に対して変形可能な状態で保持されることを特徴としている。
[第3態様]
第3態様は、第2態様において、前記弁体を支持し移動させる移動手段(例えば、圧電素子7)を備え、前記移動手段は、前記第3の筐体に固定されていることを特徴としている。
[第4態様]
第4態様は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルに前記液体を供給する液室と、を有する第1の筐体と、前記液室から前記ノズルへ前記液体を供給する位置と、前記液室から前記ノズルへの前記液体の供給を遮断する位置と、に移動可能な弁体と、前記弁体の移動する方向において、前記第1の筐体の前記ノズル側とは反対側に、前記第1の筐体により保持される第2の筐体と、前記弁体の移動方向において、前記第2の筐体の前記第1の筐体側と反対側に配置され、前記弁体を保持する第3の筐体と、を備える液体吐出ヘッドであって、前記第2の筐体は、前記第3の筐体に対して変形可能な状態で保持され、前記液体吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部に固定するための固定部を有することを特徴としている。
[第5態様]
第5態様は、第1態様乃至第3態様のいずれかにおいて、前記第2の筐体は、前記第1の筐体により保持される保持部(例えば、ハウジングAC締結位置29)を有し、前記保持部は、前記弁体の移動方向に直交する方向(例えば、x方向)において前記固定部の内側に配置されることを特徴としている。
[第6態様]
第6態様は、第2態様において、前記第2の筐体は、前記第1の筐体により保持される保持部を有し、該保持部において前記第1の筐体と前記第3の筐体とで挟持され、前記保持部は、前記弁体の移動方向に直交する方向において前記固定部の内側に配置されることを特徴としている。
[第7態様]
第7態様は、第1態様乃至第3態様、第5態様のいずれかにおいて、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記第1の筐体への応力を緩和する緩和部材(例えば、緩和部材41)が設けられていることを特徴としている。
[第8態様]
第8態様は、第2乃至4、6態様のいずれかにおいて、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記第1の筐体への応力を緩和する第1の緩和部材(例えば、緩和部材41)が設けられ、前記第2の筐体と前記第3の筐体との間に、前記第3の筐体への応力を緩和する第2の緩和部材(例えば、緩和部材42)が設けられていることを特徴としている。
[第9態様]
第9態様は、第2乃至4、6態様前記第2の筐体と前記第3の筐体との間に、前記第3の筐体への応力を緩和する緩和部材(例えば、緩和部材42)が設けられていることを特徴とする
[第10態様]
第10態様は、第1態様乃至第9態様のいずれかにおいて、前記第2の筐体は、前記弁体の移動する方向と直交する方向に突出する凸部(例えば、凸形状25)を有し、前記固定部は前記凸部に設けられることを特徴としている。
[第11態様]
第11態様は、第1態様乃至第9態様のいずれかにおいて、前記固定部は、筐体の前記弁体の移動する方向と直交する方向に面する部位に設けられることを特徴としている。
[第12態様]
第12態様は、第1態様乃至第9態様のいずれかにおいて、前記第1の筐体は、前記弁体の移動方向において前記固定部と重なる領域に開口部(例えば、ネジ穴E38)を有することを特徴としている。
[第13態様]
第13態様は、第1態様乃至第12態様のいずれかの液体吐出ヘッドと、前記吐出ヘッド支持部と、前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給する液体供給手段と、を備えることを特徴とする、液体を吐出する装置(例えば、液体を吐出する装置500)。
1、100 吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)
2 先端挿入部
3 ノズル板
4 Oリング
5 ニードル弁
6 圧電素子保持部材
7 圧電素子
8 圧電素子固定部材
9 シール部材
10 基準点(固定基準点)
11 液室
12 圧電素子収容空間
13 ノズル
14 締結穴
15 キャリッジ取付面
16 ネジ
17 固定点締結穴
20 ハウジング
21 ハウジングA
22 ハウジングB
23 ハウジングC
24 締結ネジ穴B
25 凸形状
26 締結ネジ穴b
27 AC締結ネジ
28 キャリッジ締結位置
29 ハウジングAC締結位置
31 ハウジングD
32 締結ネジ穴D
33 締結ネジ穴d
37 ハウジングE
38 ネジ穴E
41、42 緩和部材
110 吐出工程部
130 加熱工程部
131 ニードル
134 逆バネ機構
140 筐体
150 液体(液滴)
403 キャリッジ
500 液体を吐出する装置(液体吐出装置)
501 吐出ユニット(液体吐出ユニット)
700 印刷対象物
703 加熱装置
704 印刷基材
705 搬送部
707 液体組成物
特開2021-151767号公報

Claims (13)

  1. 液体を吐出するノズルと、前記ノズルに前記液体を供給する液室と、を有する第1の筐体と、
    前記液室から前記ノズルへ前記液体を供給する位置と、前記液室から前記ノズルへの前記液体の供給を遮断する位置と、に移動可能な弁体と、
    前記弁体の移動する方向において、前記第1の筐体の前記ノズル側とは反対側に、前記第1の筐体により保持される第2の筐体と、を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記第2の筐体は、
    前記第1の筐体に対して変形可能な状態で保持され、
    前記液体吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部に固定するための固定部を有すること
    を特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記弁体の移動方向において、前記第2の筐体の前記第1の筐体側と反対側に配置され、前記弁体を保持する第3の筐体と、を備え、
    前記第2の筐体は、前記第3の筐体に対して変形可能な状態で保持されることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記弁体を支持し移動させる移動手段を備え、
    前記移動手段は、前記第3の筐体に固定されていることを特徴とする、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 液体を吐出するノズルと、前記ノズルに前記液体を供給する液室と、を有する第1の筐体と、
    前記液室から前記ノズルへ前記液体を供給する位置と、前記液室から前記ノズルへの前記液体の供給を遮断する位置と、に移動可能な弁体と、
    前記弁体の移動する方向において、前記第1の筐体の前記ノズル側とは反対側に、前記第1の筐体により保持される第2の筐体と、
    前記弁体の移動方向において、前記第2の筐体の前記第1の筐体側と反対側に配置され、前記弁体を保持する第3の筐体と、を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記第2の筐体は、
    前記第3の筐体に対して変形可能な状態で保持され、
    前記液体吐出ヘッドを支持するための吐出ヘッド支持部に固定するための固定部を有すること
    を特徴とする液体吐出ヘッド。
  5. 前記第2の筐体は、前記第1の筐体により保持される保持部を有し、
    前記保持部は、前記弁体の移動方向に直交する方向において前記固定部の内側に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記第2の筐体は、前記第1の筐体により保持される保持部を有し、該保持部において前記第1の筐体と前記第3の筐体とで挟持され、
    前記保持部は、前記弁体の移動方向に直交する方向において前記固定部の内側に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記第1の筐体への応力を緩和する緩和部材が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記第1の筐体への応力を緩和する第1の緩和部材が設けられ、
    前記第2の筐体と前記第3の筐体との間に、前記第3の筐体への応力を緩和する第2の緩和部材が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記第2の筐体と前記第3の筐体との間に、前記第3の筐体への応力を緩和する緩和部材が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記第2の筐体は、前記弁体の移動する方向と直交する方向に突出する凸部を有し、
    前記固定部は前記凸部に設けられることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記固定部は、筐体の前記弁体の移動する方向と直交する方向に面する部位に設けられることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記第1の筐体は、前記弁体の移動方向において前記固定部と重なる領域に開口部を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 請求項1から9のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッド支持部と、
    前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給する液体供給手段と、
    を備えることを特徴とする、液体を吐出する装置。
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