JP2024072128A - 開閉装置操作機構及び開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソレノイドのプランジャの初期位置を安定的に保持し、動作特性を安定にすることのできる開閉装置操作機構及び開閉装置を提供する。【解決手段】遮断器の遮断状態と投入状態との間で相互に移行する往復駆動の開始を電磁ソレノイドの励磁により行う開閉装置操作機構であって、電磁ソレノイドの吸着用電磁コイルと、吸着用電磁コイルに流れる励磁電流により磁化制御される固定子と、磁化制御される固定子の磁気的引力を受けてその同軸上を移動し得るよう配設された可動子と、可動子を貫通して一体とされているプランジャと、吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、可動子を初期位置に復帰させる復帰ばねと、吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、磁力により可動子を初期位置に保持する保持機構と、を具備している。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、開閉装置操作機構及び開閉装置に関する。
一般に、開閉装置(遮断器)は電力系統を雷害等から保護し、電力系統の安定した運用を実現するため、大電力の開閉制御を行う送変電機器の一つである。開閉装置は、開路(遮断)及び閉路(投入)時のアーク放電の影響を最小限に抑えるため、高応答でかつ高速可動接点の動作が要求される。その可動接点を駆動する操作機構には、ばね操作力を用いたばね操作機構、および、油圧力を用いた油圧操作機構が広く適用されている。
電力系統の安定化を維持するためには、操作機構の動作特性を安定に保つことが非常に重要である。特に、浮体式洋上変電所では、継続的に振動が発生しており、特に悪天時では、大きな揺れが発生する場合があり、このような振動が大きい場所であっても安定的に動作することが求められる。
このような開閉装置の操作機構の従来例としては、例えば特許文献1に記載された技術がある。このばね操作機構では、遮断ばねの力は出力レバーを介して、ラッチ、引き外しリンク機構等で構成される保持機構により保持されている。そのような構成のばね操作機構の遮断動作は、ソレノイドにトリップ電流が流されるとソレノイドのプランジャが引き外しリンクを動作させ、出力レバーとラッチの係合が外れ、出力レバーが回転し遮断ばね力が解放されることにより行なわれる。
上記従来例では、遮断動作開始時に、ソレノイドにトリップ電流を流して、プランジャを動作させている。しかしながら、プランジャの初期位置により、プランジャが引き外しリンクに衝突した際の、荷重や速度などの動作特性は異なってしまう。そのため、プランジャの初期位置が安定していないと、開極時間の増大による遮断性能の低下、または、遮断ばねが解放されず遮断動作が起こらない可能性がある。
一般的に、プランジャは復帰ばねなどで定められた初期位置に保持されているが、浮体式洋上変電所などの過大な振動が発生する場所では、復帰ばねの荷重よりも大きな慣性力がプランジャに働き、初期位置を保持できない可能性がある。
また、プランジャを初期位置へ保持するために復帰ばねを強化する方法もあるが、復帰ばねを強化した場合、十分な駆動力や速度を達成するためには、コイル電流を上げるか、ソレノイドを大型化する必要がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、浮体式洋上変電所などの過大な振動が発生する場所においても、ソレノイドのプランジャの初期位置を安定的に保持し、動作特性を安定にすることのできる開閉装置操作機構及び開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態に係る開閉装置操作機構は、遮断器の遮断状態と投入状態との間で相互に移行する往復駆動の開始を電磁ソレノイドの励磁により行う開閉装置操作機構であって、前記電磁ソレノイドの吸着用電磁コイルと、前記吸着用電磁コイルに流れる励磁電流により磁化制御される固定子と、磁化制御される前記固定子の磁気的引力を受けてその同軸上を移動し得るよう配設された可動子と、前記可動子を貫通して一体とされているプランジャと、前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、前記可動子を初期位置に復帰させる復帰ばねと、前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、磁力により前記可動子を前記初期位置に保持する保持機構と、を具備したことを特徴とする。
上記目的を達成するために、実施形態に係る開閉装置は、遮断器と、前記遮断器の遮断状態と投入状態との間で相互に移行する往復駆動の開始を電磁ソレノイドの励磁により行う開閉装置操作機構と、を具備した開閉装置であって、前記開閉装置操作機構は、前記電磁ソレノイドの吸着用電磁コイルと、前記吸着用電磁コイルに流れる励磁電流により磁化制御される固定子と、磁化制御される前記固定子の磁気的引力を受けてその同軸上を移動し得るよう配設された可動子と、前記可動子を貫通して一体とされているプランジャと、前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、前記可動子を初期位置に復帰させる復帰ばねと、前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、磁力により前記可動子を前記初期位置に保持する保持機構と、を具備したことを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、浮体式洋上変電所などの過大な振動が発生する場所においても、ソレノイドのプランジャの初期位置を安定的に保持し、動作特性を安定にすることのできる開閉装置操作機構及び開閉装置を提供することができる。
以下、実施形態に係る開閉装置操作機構及び開閉装置について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る開閉装置の全体の概略構成を模式的に示す図である。図1に示すように、開閉装置は、遮断器1と、開閉装置操作機構(ばね操作機構)2とを具備している。
遮断器1は、タンク10内に配設された固定接点21と可動接点22とを具備している。遮断器1は、固定接点21に可動接点22が接触すると投入(閉路)状態となり、可動接点22が固定接点21から離間すると遮断(開路)状態となる。
可動接点22は、出力ロッド20に連結されており、リンク機構23を介して、メインレバー31に連結されている。
遮断用電磁ソレノイド41と投入用電磁ソレノイド42は、開閉装置操作機構2のフレーム24に配置されている。遮断用電磁ソレノイド41のプランジャ41aが遮断用係止レバー81に離接自由に係合する。また、投入用電磁ソレノイド42のプランジャ42aが投入用係止レバー82に離接自由に係合する。
図2は、図1に示す遮断用電磁ソレノイド41、および、投入用電磁ソレノイド42の待機状態の断面構成を示す図である。
遮断用電磁ソレノイド41、および、投入用電磁ソレノイド42は、吸着用電磁コイル43と、吸着用電磁コイル43に流れる励磁電流により磁化制御される固定子44と、磁化制御される固定子44の磁気的引力を受けてその同軸上を矢印A方向へ移動し得るよう配設される可動子45と、可動子45を貫通して一体形成されているプランジャ41a、42aと、非励磁状態では可動子45を初期位置に復帰させる復帰ばね46と、可動子45を初期位置に保持させる保持機構50とを具備している。
保持機構50は、プランジャ41a、42aの駆動方向(矢印A)とは反対側の端部に配置された磁性体である保持部51と、初期位置において、保持部51を磁力により位置保持する永久磁石52と、励磁電流により永久磁石52の磁力を打ち消す磁界を発生させる永久磁石用電磁コイル53と、磁界を発生させるために磁束の通り道となる磁性体の保持機構用固定子54と、保持機構用固定子54と固定子44との間に配設され、保持機構用固定子54を固定子44に固定している非磁性体の固定部55とを具備している。
図4は、開閉装置操作機構2の投入状態を示す図である。図4に示すように、遮断ばね32は、フレーム34の取付面30にその一端が固定されており、他端は遮断ばね受け36に嵌着されている。遮断ばね受け36にはダンパー37が固着されており、ダンパー37の内部には流体が封入されており、ピストン37aが並進摺動自在に配置されている。ダンパー37の一端は遮断ばねリンク35に固着されており、メインレバー31のピン31aに回転自由に取り付けられている。
フレーム34には、サブシャフト90が回転自由に配置されており、サブシャフト90には、サブレバー91が固着されている。サブレバー91の一端にはピン91aが配置されており、ピン31dとピン91aは主副連結リンク100で連結されている。サブシャフト90には、ラッチレバー92が固着されており、その一端にはローラー92aが回転自由に嵌着されている。さらに、サブシャフト90にはカムレバー93が固着されており、その一端にはローラー93aが回転自由に嵌着されている。
投入ばね33は、フレーム34の取付面30にその一端が固定されており、他端は投入ばね受け38に嵌着されている。投入ばね受け38にはピン38aが配置されており、フレーム34に回転自由に配置された投入シャフト101の端部に固着された投入レバー102のピン102aと投入リンク103を介して連結されている。投入カム104は投入シャフト101に固着されており、投入シャフト101の回転に従いローラー93aと離接自在に係合する。
投入レバー102の一端には、ツメ102bが配置されており、投入用係止レバー82に設けられた半月部82aと離接自在に係合している。また、投入用係止レバー82の一端には復帰ばね82bが配置されており、復帰ばね82bの他端はフレーム34に固定されている。復帰ばね82bは圧縮ばねであり投入用係止レバー82を時計周りに回転させるばね力が常に作用している。ただし、その回転はプランジャ42aにより規制されている。図4に示す状態ではピン38aはピン102aより右側に位置しているため、投入レバー102は常に反時計周りに回転するトルクが投入ばね33より与えられている。しかし、ツメ102bと半月部82aの係合によりその回転が停止させられている。
投入シャフト101上に係止レバー110が回転自由に配置されている。ラッチ111は係止レバー110の端部に回転自由に配置されており、係止レバー110とラッチ111間には復帰ばね111aが配置されている。この復帰ばね111aは圧縮ばねでありラッチ111を時計周りに回転させるばね力が常に作用している。この回転は係止レバー110上に配置されたストッパー110aにより規制される。
係止レバー110の一端にはツメ110bが配置されており、遮断用係止レバー81に設けられた半月部81aと離接自在に係合している。さらに、係止レバー110には他端がフレーム34に固定された復帰ばね110cが配置されている。この復帰ばね110cは圧縮ばねであり係止レバー110を時計周りに回転させるばね力が常に作用している。この回転はフレーム34に固着されたストッパー34aにより規制される。遮断用係止レバー81とフレーム34間に復帰ばね81bが配置されており、圧縮ばねである復帰ばね81bは遮断用係止レバー81を時計周りに回転させるばね力を常に発生させている。ただし、その回転はプランジャ41aにより規制されている。
メインレバー31は、投入シャフト101に回転自在に配置されており、遮断ばね32のばね力によって常に時計周りのトルクを受けている。メインレバー31に伝えられた力は、主副連結リンク100を介してサブレバー91に伝えられる。その力はサブレバー91を常に反時計周りに回転させるトルクとなり、同時にラッチレバー92も反時計周りに回転させようとする。ただし、投入状態ではラッチ111の先端とローラー92aは係合しているためラッチレバー92の回転は規制され、それに続くサブレバー91から遮断ばね32にいたるまでの部材は停止保持された状態となる。
遮断用電磁ソレノイド41および投入用電磁ソレノイド42において、図3に示す通り、永久磁石52は矢印P方向の磁束を発生させ、保持部51を吸着し、可動子45の初期位置を保持する。
このように構成された本実施形態において、まず遮断動作について説明する。図4の投入状態において、外部指令により、遮断用電磁ソレノイド41の永久磁石用電磁コイル53と吸着用電磁コイル43が励磁され、図3に示すとおり、それぞれ矢印Rと矢印Sの方向の磁束が発生する。
永久磁石用電磁コイル53の励磁により発生した矢印Rの磁束は、永久磁石52により発生した矢印Pの磁束を打ち消す方向に発生するため、永久磁石52の磁力は打ち消され、保持部51の吸着力は消去される。また、吸着用電磁コイル43の励磁により発生した矢印Sの磁束により、可動子45は固定子44に吸着されるので、プランジャ41aが図3に示す矢印A(図4に示す矢印B)の方向に動作する。
遮断用係止レバー81は、プランジャ41aと係合しているため、反時計回りに回転する。それに続いて半月部81aとツメ110bの係合が外れ、係止レバー110が反時計周りに(矢印C方向)に回転し、ラッチ111とローラー92aの係合も外れる。その後ラッチレバー92とサブシャフト90に固着されたカムレバー93、サブレバー91が反時計回り(矢印D、E方向)に回転する。そして、メインレバー31が時計方向(矢印F方向)に回転し遮断ばね32とダンパー37は矢印G方向に動作する。リンク機構23とそれに連結された出力ロッド20が右方向に移動し、遮断動作が開始する。
遮断ばね32がある一定距離変位すると、ピストン37aはフレーム34に固定されたストッパー34aと係合し、ダンパー37の制動力が発生し遮断ばね32の動作を停止させ、それに連結されたリンクレバー類の動作も停止し遮断動作が完了する。その状態を示したのが図5である。また、永久磁石用電磁コイル53と吸着用電磁コイル43の励磁が終了すると、可動子45は復帰ばね46により、初期位置へ移動する。さらに、永久磁石52が保持部51を吸着することにより、可動子45の初期位置を保持する。
次に投入動作について、図2、図5、および、図6を用いて説明する。図5は遮断状態で投入ばね33が蓄勢された状態である。図6は投入動作完了状態を示す図である。
外部指令により、投入用電磁ソレノイド42の永久磁石用電磁コイル53と吸着用電磁コイル43が励磁され図3に示すとおり、それぞれ矢印Rと矢印Sの方向の磁束が発生する。永久磁石用電磁コイルにより発生した矢印Rの磁束は、永久磁石52により発生した矢印Pの磁束を打ち消す方向に発生するため、永久磁石52の磁力は打ち消され、保持部51の吸着力は消去される。また、吸着用電磁コイル43により発生した矢印Sの磁束により、可動子45は固定子44に吸着されるので、プランジャ42aが図3に示す矢印A(図5に示す矢印H)の方向に動作する。
プランジャ42aが図5に示す矢印H方向に動作すると、投入用係止レバー82はプランジャ42aと係合しているため反時計周りに回転する。すると半月部82aとツメ102bの係合が外れ、投入レバー102と投入シャフト101は投入ばね33のばね力により反時計周り(矢印I方向)に回転し、投入ばね33は矢印J方向に放勢される。投入シャフト101に固着されている投入カム104は矢印Kの方向に回転し、ローラー93aと係合する。ローラー93aが投入カム104により押し込まれると、カムレバー93は時計周り(矢印L方向)に回転し、同時にサブレバー91は矢印Mの方向に回転する。
サブレバー91の回転はメインレバー31に伝えられ、反時計周り(矢印N方向)に回転し、リンク機構23とそれに連結された出力ロッド20が左方向に移動し、投入動作を行う。メインレバー31の回転に伴い、リンク35は矢印R方向に移動され、遮断ばね32は蓄勢され、ローラー92aはラッチ111と再び係合し投入動作が完了する。図6に投入動作が完了した状態を示す。この後、モーター等の駆動により、投入ばね33が蓄勢され、図4に示した状態となる。
また、永久磁石用電磁コイル53と吸着用電磁コイル43の励磁が終了すると、可動子45は復帰ばね46により、初期位置へ移動する。さらに、永久磁石52が保持部51を吸着することにより、可動子45の初期位置を保持する。
このように本実施形態によれば、動作前の状態では、保持機構50の永久磁石52の磁力でプランジャ41a、42aを初期位置に保持することができるので、開閉装置に過大な振動が生じてもプランジャ41a、42aの初期位置が移動しない。さらに動作時には永久磁石用電磁コイル53の励磁により永久磁石52の磁力を消去できるので、吸着用電磁コイル43の励磁による吸着力の妨げにならず、遮断用係止レバー81または投入用係止レバー82の衝突時において、十分な駆動力と速度を実現することができる。
また、動作前の待機状態において、保持部51と永久磁石52の間に空隙を設けることにより、励磁後に可動子45が復帰ばね46により初期位置に復帰した際に保持部51が永久磁石52に衝突しない。これにより、永久磁石52の破損が生じないため、保持力を低下させることがない。
[第2実施形態]
図7に、第2実施形態の保持機構50の保持機構ケース56の断面概略構成を模式的に示す。図7において、図2、図3に示した第1実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。
図7に、第2実施形態の保持機構50の保持機構ケース56の断面概略構成を模式的に示す。図7において、図2、図3に示した第1実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。
この実施形態では、図2に示す保持機構50のうち、図7に示すように永久磁石52と永久磁石用電磁コイル53と保持機構用固定子54と固定部55を一体構造とした保持機構ケース56が固定子44に着脱可能とされている。
このように構成された本実施形態では、激しい振動が発生しない場所に設置した開閉装置では、保持機構ケース56を外し、保持部51をプランジャ41a、42aから取り外すことにより、保持機構50を設けない電磁ソレノイドを提供することができる。
[第3実施形態]
図8に、第3実施形態の電磁ソレノイドの断面概略構成を模式的に示す。図8において、図2、図3に示した第1実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。
図8に、第3実施形態の電磁ソレノイドの断面概略構成を模式的に示す。図8において、図2、図3に示した第1実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。
この実施形態では、図2に示すプランジャ41a、42aに、保持部51を貫通して駆動方向Aと反対側に突出させた突出部57を形成し、保持機構50の外部まで延在させた構成となっている。また、永久磁石52aは、突出部57が貫通可能な貫通孔を有し、保持機構用固定子54aは、プランジャ41a、42aの突出部57が摺動可能なガイド穴を有する構成とされている。
このように構成された本実施形態では、プランジャ41a、42aの突出部57を押すという簡単な手動操作で遮断用係止レバー81または投入用係止レバー82を回転させることができ、新たに手動操作部を設ける必要がないので、省スペース化が図られる。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記実施形態としてばね操作機構の一例を示したが、上記各実施形態と異なる構成のばね操作機構、および、油圧操作機構にも適用することができる。
また、例えば、待機状態において、矢印Rとは逆向きの磁束を発生するように永久磁石用電磁コイル53を励磁することにより、永久磁石52は着磁されるので、永久磁石52の吸着力を復帰させることができる。これにより、安定した永久磁石52の保持力を保つことができる。
また、例えば、開閉装置の動作完了後に、永久磁石用電磁コイル53の励磁により保持部51を駆動方向と反対側に駆動できるように保持機構50を構成することで、復帰ばねを省略することも可能となる。
また、例えば、待機状態において、矢印Rとは逆向きの磁束を発生するように永久磁石用電磁コイル53を励磁することにより、永久磁石52は着磁されるので、永久磁石52の吸着力を復帰させることができる。これにより、安定した永久磁石52の保持力を保つことができる。
また、例えば、開閉装置の動作完了後に、永久磁石用電磁コイル53の励磁により保持部51を駆動方向と反対側に駆動できるように保持機構50を構成することで、復帰ばねを省略することも可能となる。
1……遮断器、2……開閉装置操作機構(ばね操作機構)、10……タンク、20……出力ロッド、21……固定接点、22……可動接点、23……リンク機構、24……フレーム、30……取付面、31……メインレバー、31a……ピン、31d……ピン、32……遮断ばね、33……投入ばね、34……フレーム、34a……ストッパー、35……遮断ばねリンク、36……遮断ばね受け、37……ダンパー、37a……ピストン、38……投入ばね受け、38a……ピン、41……遮断用電磁ソレノイド、41a……プランジャ、42……投入用電磁ソレノイド、42a……プランジャ、43……吸着用電磁コイル、44……固定子、45……可動子、46……復帰ばね、50……保持機構、51……保持部、52、52a……永久磁石、53……永久磁石用電磁コイル、54、54a……保持機構用固定子、55……固定部、56……保持機構ケース、57……突出部、81……遮断用係止レバー、81a……半月部、81b……復帰ばね、82……投入用係止レバー、82a……半月部、82b……復帰ばね、90……サブシャフト、91……サブレバー、91a……ピン、92……ラッチレバー、92a……ローラー、93……カムレバー、93a……ローラー、100……主副連結リンク、101……投入シャフト、102……投入レバー、102a……ピン、102b……ツメ、103……投入リンク、104……投入カム、110……係止レバー、110a……ストッパー、110b……ツメ、110c……復帰ばね、111……ラッチ、111a……復帰ばね。
Claims (14)
- 遮断器の遮断状態と投入状態との間で相互に移行する往復駆動の開始を電磁ソレノイドの励磁により行う開閉装置操作機構であって、
前記電磁ソレノイドの吸着用電磁コイルと、
前記吸着用電磁コイルに流れる励磁電流により磁化制御される固定子と、
磁化制御される前記固定子の磁気的引力を受けてその同軸上を移動し得るよう配設された可動子と、
前記可動子を貫通して一体とされているプランジャと、
前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、前記可動子を初期位置に復帰させる復帰ばねと、
前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、磁力により前記可動子を前記初期位置に保持する保持機構と、
を具備したことを特徴とする開閉装置操作機構。
- 前記保持機構が、
前記プランジャの、駆動方向とは反対側に配置された、磁性体である保持部と、
前記初期位置において、前記保持部を磁力により保持する永久磁石と、
励磁電流により前記永久磁石の磁力を打ち消す磁界を発生させる永久磁石用電磁コイルと、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置操作機構。
- 前記保持機構が、
前記永久磁石用電磁コイルによる磁束の通り道となる磁性体の保持機構用固定子と、
前記保持機構用固定子と前記固定子との間に配設された非磁性体の固定部と、
を具備したことを特徴とする請求項2に記載の開閉装置操作機構。
- 前記初期位置において、前記保持部と前記永久磁石との間に空隙が形成される、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の開閉装置操作機構。
- 前記永久磁石と、前記永久磁石用電磁コイルと、前記保持機構用固定子と、前記固定部とを一体構造とした保持機構ケースが、前記固定子に対して着脱可能とされている、
ことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置操作機構。
- 前記プランジャが、前記保持部を貫通し、駆動方向と反対側に突出する突出部を有し、
前記永久磁石は、前記突出部が貫通可能な貫通孔を有し、
前記保持機構用固定子は、前記突出部が摺動可能なガイド孔を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置操作機構。
- 前記保持機構は、前記永久磁石用電磁コイルの励磁により、前記永久磁石を着磁可能とされている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の開閉装置操作機構。
- 前記永久磁石と、前記永久磁石用電磁コイルと、前記保持機構用固定子と、前記固定部とを一体構造とした保持機構ケースが、前記固定子に対して着脱可能とされている、
ことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置操作機構。
- 前記プランジャが、前記保持部を貫通し、駆動方向と反対側に突出する突出部を有し、
前記永久磁石は、前記突出部が貫通可能な貫通孔を有し、
前記保持機構用固定子は、前記突出部が摺動可能なガイド孔を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置操作機構。
- 前記保持機構は、前記永久磁石用電磁コイルの励磁により、前記永久磁石を着磁可能とされている
ことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置操作機構。
- 遮断器と、
前記遮断器の遮断状態と投入状態との間で相互に移行する往復駆動の開始を電磁ソレノイドの励磁により行う開閉装置操作機構と、
を具備した開閉装置であって、
前記開閉装置操作機構は、
前記電磁ソレノイドの吸着用電磁コイルと、
前記吸着用電磁コイルに流れる励磁電流により磁化制御される固定子と、
磁化制御される前記固定子の磁気的引力を受けてその同軸上を移動し得るよう配設された可動子と、
前記可動子を貫通して一体とされているプランジャと、
前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、前記可動子を初期位置に復帰させる復帰ばねと、
前記吸着用電磁コイルが非励磁状態の時、磁力により前記可動子を前記初期位置に保持する保持機構と、
を具備したことを特徴とする開閉装置。
- 前記保持機構が、
前記プランジャの、駆動方向とは反対側に配置された磁性体である保持部と、
前記初期位置において、前記保持部を磁力により保持する永久磁石と、
励磁電流により前記永久磁石の磁力を打ち消す磁界を発生させる永久磁石用電磁コイルと、
を具備したことを特徴とする請求項11に記載の開閉装置。
- 前記保持機構が、
前記永久磁石用電磁コイルによる磁束の通り道となる磁性体の保持機構用固定子と、
前記保持機構用固定子と前記固定子との間に配設された非磁性体の固定部と、
を具備したことを特徴とする請求項12に記載の開閉装置。
- 前記初期位置において、前記保持部と前記永久磁石との間に空隙が形成される、
ことを特徴とする請求項12又は13に記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022182811A JP2024072128A (ja) | 2022-11-15 | 2022-11-15 | 開閉装置操作機構及び開閉装置 |
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JP2022182811A JP2024072128A (ja) | 2022-11-15 | 2022-11-15 | 開閉装置操作機構及び開閉装置 |
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- 2022-11-15 JP JP2022182811A patent/JP2024072128A/ja active Pending
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