JP2024071974A - 回転電機用ステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 振動に起因して端子部に生じうる応力の低減を図る。【解決手段】 支持部材にボルト締結により固定支持されるステータコアと、ステータコアに巻装されるステータコイルと、ステータコアの軸方向一方側に配置され、ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、端子部は、ステータコイルの端部に接合され、端子部とステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向範囲は、一の固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータが開示される。【選択図】 図3
Description
本開示は、回転電機用ステータに関する。
ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部が、ステータコアの固定部の周方向位置を避けた周方向範囲に配置される技術が知られている。
ところで、ステータコアを支持部材(例えばケース)にボルト締結により固定する場合、ステータコアは、周方向で互いに離れた複数の周方向範囲だけで、支持部材に固定される。従って、ステータコアは、支持部材に固定されていない周方向範囲では、車両搭載状態で生じうる振動(例えば路面からの入力や車体の振動に伴う振動)により変位しやすくなる。この点、上記のような従来技術では、振動により変位しやすいステータコアの周方向範囲に、端子部が設けられるので、かかる変位に起因して端子部に有害な応力が発生しやすくなる。
そこで、1つの側面では、本開示は、振動に起因して端子部に生じうる応力の低減を図ることを目的とする。
1つの側面では、支持部材にボルト締結により固定支持されるステータコアと、
前記ステータコアに巻装されるステータコイルと、
前記ステータコアの軸方向一方側に配置され、前記ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、
前記ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、前記ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、
前記端子部は、前記ステータコイルの端部に接合され、
前記端子部と前記ステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向範囲は、一の前記固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータが提供される。
前記ステータコアに巻装されるステータコイルと、
前記ステータコアの軸方向一方側に配置され、前記ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、
前記ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、前記ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、
前記端子部は、前記ステータコイルの端部に接合され、
前記端子部と前記ステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向範囲は、一の前記固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータが提供される。
1つの側面では、本開示によれば、振動に起因して端子部に生じうる応力の低減を図ることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
図1は、一実施例によるモータ1の断面構造を概略的に示す断面図である。図2は、モータ1と電源2との間の電気的な接続態様の一例を示す回路図である。図3は、軸方向視によるステータ21の概略的な平面図である。図4は、図1の矢印V4に沿ったビューでX2側のコイルエンドと、外部引き出し用端子部との関係を示す概略図である。図5は、端子部7の一部を通る縦断面図(回転軸Iを通る断面)である。図6は、端子部7の導体線81とステータコイル22の端部250との間の接合部の説明図である。
なお、図3等では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
図1には、モータ1の回転軸Iが図示されている。以下の説明において、軸方向とは、モータ1の回転軸(回転中心)Iが延在する方向を指し、径方向とは、回転軸Iを中心とした径方向を指す。従って、径方向外側とは、回転軸Iから離れる側を指し、径方向内側とは、回転軸Iに向かう側を指す。また、周方向とは、回転軸Iまわりの回転方向に対応する。また、図1には、軸方向に沿ったX軸とともにX1側及びX2側が定義されている。
モータ1は、例えばハイブリッド車や電気自動車で使用される車両駆動用のモータであってよい。ただし、モータ1は、他の任意の用途に使用されるものであってもよい。
モータ1は、インナロータタイプであり、ステータ21がロータ30の径方向外側を囲繞するように設けられる。
ステータ21は、ステータコア211と、ステータコイル22とを備える。
ステータコア211は、例えば円環状の磁性体の積層鋼板の形態である。ただし、ステータコア211は、粉体を圧縮して形成されてもよい。
ステータコア211は、径方向外側がモータハウジング10に固定される。すなわち、ステータコア211は、モータハウジング10にボルト締結により固定支持される。図1には、ボルト締結に係るボルト90が模試的に図示されている。なお、モータハウジング10は、モータ1を収容しつつモータ1を支持する支持部材の形態である。モータハウジング10は、複数のケース部材(ピース)により形成されてもよい。また、モータハウジング10は、他の構成(例えばモータ1と車輪との間に配置されてよい各種動力伝達機構)をも収容するように形成されてもよい。
ステータコア211は、モータハウジング10に固定される際の固定部2112を有する。固定部2112は、軸方向に視て、径方向外側に突出する形態である。すなわち、固定部2112は、ステータコア211の非固定部の外径(基本的に一定)よりも大きい外径を有する。固定部2112は、ボルト締結用の軸方向孔2114を含む。軸方向孔2114は、例えばステータコア211を軸方向に貫通する形態である。なお、以下の説明において、固定部2112の周方向範囲とは、ステータコア211の基本外径部分よりも外径が大きい範囲を指す。なお、一の固定部2112の周方向範囲内には、典型的には、1つの軸方向孔2114が形成される。
固定部2112は、一のステータコア211に対して1つだけ設けられてもよいが、好ましくは、2つ以上設けられる。2つ以上の固定部2112を設けることで、モータハウジング10に対するステータコア211の固定強度を高めることができる。
他方、固定部2112の数が過大となると、その反面として、重量増加及び部品点数の増加(ボルト90の本数の増加)を招く。また、ボルト締結に係る組み付け性の悪化も招く。
このような観点から、固定部2112は、好ましくは、一のステータコア211に対して4つ以下で設けられる。本実施例では、一例として、固定部2112は、等ピッチ(すなわち90度ごと)に設けられ、合計4つである。なお、変形例では、固定部2112間の角度(ピッチ)は一定でなくてもよい。
また、固定部2112は、上述したように、ステータコア211の外形(外径)を局所的に増加させる形態であるので、モータハウジング10を含む駆動装置の搭載スペースを効率的に確保できる態様で配置されることが望ましい。例えば、固定部2112が、搭載状態の上下方向で、天頂位置に対応する周方向位置P0に配置されると、その分だけ、上下方向の搭載スペースが大きくなりやすい。特に、天頂位置に対応する周方向位置P0の真上付近には、コイルエンドの冷却用の油路等が形成される場合があるため、かかる場合、油路の形成スペースが固定部2112により阻害されないことが望ましい。
このような観点から、各固定部2112は、好ましくは、天頂位置に対応する周方向位置P0に対してオフセットした周方向位置に配置される。これにより、固定部2112に起因した上下方向の搭載スペースの増加等の不都合を防止できる。本実施例では、4つの固定部2112のうちの上側の2つの固定部2112は、いずれも、それらの周方向範囲が、天頂位置に対応する周方向位置P0を含まず、天頂位置に対応する周方向位置P0に対して30度以上オフセットされている。
ステータコア211の径方向内側には、ステータコイル22が巻回される複数のスロット(図示せず)が形成される。
ステータコイル22は、複数のスロット(図示せず)に挿入される複数のコイル片の端部同士を溶接等により接合して形成されてよい。なお、この場合、ステータコイル22を形成するコイル片の形態は、任意であり、例えば、U字状のセグメントコイルの形態であってもよいし、二重巻き状のセグメントコイルの形態であってもよい。
ステータコイル22は、図2に示すような3相のモータ1に対応して、各相のコイル部分を有する。なお、図2には、ステータコイル22が模式的にハッチング領域で示されている。ステータコイル22は、各相の端子70(U)、70(V)、70(W)が、インバータ4及び平滑コンデンサC1を介して電源2に接続されてよい。なお、電源2は、いわゆるハイブリッド車や電気自動車に搭載される比較的高い定格電圧のバッテリ(例えばリチウムイオンバッテリ)であってよい。
本実施例では、一例として、ステータコイル22の端子70(U)、70(V)、70(W)は、ステータコイル22の軸方向端部(いわゆるコイルエンド)から更に軸方向外側に直線状に突出する態様で配置される。図5には、端子70(U)、70(V)、70(W)のうちの、任意の1つであってよい端子70が模式的に示されている。ただし、変形例では、他の配置態様であってもよく、例えば、ステータコイル22の端子70(U)、70(V)、70(W)は、ステータコイル22の軸方向端部から径方向外側に突出する態様で配置されてよい。
ステータコイル22の端子70(U)、70(V)、70(W)は、周方向の比較的狭い範囲に集約されてよい。例えば、端子70(U)、70(V)、70(W)は、90度以内の周方向範囲内に集約され、好ましくは、45度以下以内の周方向範囲内に集約される。
ステータコイル22の端子70(U)、70(V)、70(W)は、図2に示すように、インバータ4に電気的に接続される。なお、図2では、各相のコイルは、概略的に図示されており、並列ではないが、並列で結線されてもよい(すなわち、いわゆる“2Y”や“4Y”等の結線構造を有してもよい)。図4には、インバータ4側からの端子部4Aが模式的に示されている。端子部4Aは、モータハウジング10の外部から径方向内側に延在する態様で配置されてよい。なお、図4では、モータハウジング10の内周面の外形が点線で模式的に示されるとともに、端子部4Aが点線で模式的に示されている。端子部4Aは、モータハウジング10内に延在する3相のバスバー40を有してよく、3相のバスバー40は、対応する端子70(U)、70(V)、70(W)に溶接やボルト締結等により接合されてよい。
なお、本実施例では、インバータ4は、モータハウジング10から離れた位置に配置されてよく、この場合、インバータ4の配置自由度を高めることができる。また、このようなインバータ配置は、例えばインバータケースをモータハウジング10の上方に一体的に形成する構造に比べて、モータハウジング10の上方におけるスペースの利用可能性を高めることができる。
ロータ30は、ステータ21の径方向内側に配置される。
ロータ30は、ロータコア32と、ロータシャフト34と、エンドプレート35A、35Bと、永久磁石(図示せず)とを備える。
ロータコア32は、ロータシャフト34の径方向外側の表面に固定され、ロータシャフト34と一体となって回転する。ロータコア32は、軸孔320を有し、軸孔320にロータシャフト34が嵌合される。ロータコア32は、ロータシャフト34に焼き嵌め、圧入、又はその類により固定されてよい。例えば、ロータコア32は、ロータシャフト34にキー結合やスプライン結合により結合されてもよい。ロータシャフト34は、モータハウジング10にベアリング14a、14bを介して回転可能に支持される。なお、ロータシャフト34は、モータ1の回転軸Iを画成する。
ロータコア32は、例えば円環状の磁性体の積層鋼板により形成される。ロータコア32の内部には、永久磁石(図示せず)が埋め込まれる。なお、変形例では、ロータコア32は、磁性粉末が圧縮して固められた圧粉体により形成されてもよい。
なお、図1には、特定の構造を有するモータ1が示されるが、モータ1の構造は、かかる特定の構造に限定されない。例えば、図1では、ロータシャフト34は、中空であるが、中実であってもよい。
次に、本実施例における更なる特徴的な構成について説明する。
本実施例では、ステータコア211の軸方向一方側(本実施例ではX2側)に端子部7が配置される。端子部7は、ステータコイル22を電源2に電気的に接続するために設けられる。また、本実施例では、端子部7は、更にステータコイル22の中性点に係る電気的な接続部(すなわち3相のコイル部分の中性点側同士を接続する接続部)を含む。
端子部7は、上述した端子70(U)、70(V)、70(W)を形成する複数の導体線80、81を含む。導体線80、81は、バスバーのような平板状の形態であってもよい。導体線80は、図5に示すように、径方向内側でステータコイル22の端部240に接合される。また、導体線81は、図5に示すように、径方向外側でステータコイル22の端部250に接合される(図6参照)。導体線81と端部250との間の接合(導体線80と端部240との間の接合も同様)は、例えば溶接等により実現されてよい。この場合、導体線81と端部250との間の接合部402は、成形部60により覆われてよい。成形部60は、樹脂材料の射出成形により形成されてよく、端部250の被覆が除去された部分22A全体を覆うことで、被覆と同様の機能を果たす。導体線80と端部240との間の接合部に係る成形部60Aも同様である。以下では、端子部7の接合部402とは、特に言及しない限り、導体線81と端部250との間の接合部、及び、導体線80と端部240との間の接合部の双方を含むものとする。なお、導体線80、81は、樹脂モールド等により一体化されてもよいが、樹脂カバー75(図5参照)を利用して互いに対する必要な電気的絶縁が確保されてよい。
本実施例では、端子部7の接合部402に係る周方向の配置範囲(以下、単に「端子部7の周方向範囲」とも称する)は、一の固定部2112の周方向範囲に重なる。端子部7の周方向範囲は、周方向一端側が、最も周方向一端側に配置される接合部402で決まり、周方向他端側が、最も周方向他端側に配置される接合部402で決まる。本実施例では、端子部7の周方向範囲は、4つの固定部2112のうちの、上側の1つの固定部2112の周方向範囲に重なる。以下では、4つの固定部2112のうちの、端子部7の周方向範囲と周方向範囲が重なる1つの固定部2112を、他の固定部2112に対して区別する際は、「オーバラップ位置の固定部2112A」とも称する。なお、端子部7の周方向範囲がオーバラップ位置の固定部2112Aの周方向範囲に重なるとは、一方が他方に包含されている態様で、互いの一部同士が重なる態様、互いが完全に一致する態様のいずれをも含む概念である。
ところで、上記の“発明が解決しようとする課題”の欄で上述したように、ステータコア211は、モータハウジング10に固定されていない周方向範囲では、車両搭載状態で生じうる振動により変位しやすくなる。特に、ステータコア211が積層鋼板の形態である場合、ブロック状の塊の場合とは異なり、固定部2112間の非支持区間において変位しやすくなる。
この点、本実施例によれば、振動により変位しやすいステータコア211の周方向範囲を避けて端子部7が設けられるので、かかる変位に起因して端子部7(特に接合部402)に発生しうる応力の低減を図ることができる。
具体的には、本実施例によれば、端子部7は、その周方向範囲がオーバラップ位置の固定部2112Aに重なるように配置される。ステータコア211は、オーバラップ位置の固定部2112Aの周方向範囲では局所的な振動(振幅)が比較的小さく抑えられる。従って、本実施例によれば、車両搭載状態において生じる各種振動時に端子部7(特に接合部402)に発生しうる応力の低減を図ることができる。特に、接合部402の際(きわ)やその近傍での応力集中を低減でき、接合部402の信頼性を高めることができる。
また、本実施例によれば、固定部2112の数の低減(及びそれに伴う重量や部品点数等の低減)を図りつつ、ステータコア211を積層鋼板により形成できる。具体的には、例えば固定部2112の数を4個以下に抑えつつ、積層鋼板により形成されたステータコア211の固定部2112の数が比較的少ない場合に生じやすい不都合を低減できる。なお、かかる不都合としては、上述したように、振動に起因したステータコア211における固定部2112間の領域での変位の増加、及びそれに伴う端子部7(特に接合部402)に生じうる応力の増加等を含む。
また、本実施例においては、端子70(U)、70(V)、70(W)は、上述したように軸方向外側に直線状に延在するので、例えば径方向外側へと屈曲して延在するような構成に比べて、固定部2112Aに対する締結作業の作業性を高めることができる。すなわち、端子が径方向外側へと屈曲して延在する場合、軸方向に視て、端子が固定部2112Aの軸方向孔2114又はその周囲部に重なりやすい。この場合、固定部2112Aの軸方向孔2114に係るボルト締結作業の作業性が問題となりうるが、本実施例によれば、かかる問題が生じることがない。ただし、変形例では、端子70(U)、70(V)、70(W)は、径方向外側へと屈曲して延在するように形成されてもよい。
ここで、このような端子部7の振動低減効果は、端子部7の周方向範囲の端部に、オーバラップ位置の固定部2112Aの中心(軸方向孔2114の中心)が位置する構成よりも、端子部7の周方向範囲の中心又はその近傍に、オーバラップ位置の固定部2112Aの中心が位置する構成のほうが、顕著となりやすい。
従って、本実施例においては、端子部7の周方向範囲の中心又はその近傍に、オーバラップ位置の固定部2112Aの中心が位置するように、端子部7及びオーバラップ位置の固定部2112Aの周方向の位置関係が適合されてよい。この際、端子部7の周方向範囲の中心は、端子部7の配置の幾何的な中心(例えば、各接合部402のうちの、最も周方向一方側の位置と、最も周方向他方側の位置との間の中点位置)とされてもよい。あるいは、端子部7の周方向範囲の中心は、端子部7の重心位置に対応してもよい。端子部7の重心位置は、各接合部402の重心として算出されてもよい。
また、本実施例によれば、上述したように、オーバラップ位置の固定部2112Aは、その周方向範囲が、天頂位置に対応する周方向位置P0を含まず、天頂位置に対応する周方向位置P0に対してオフセットされている。このため、端子部7は、その周方向範囲の全体が、天頂位置に対応する周方向位置P0を含まない態様で、天頂位置に対応する周方向位置P0に対してオフセットして配置できる。すなわち、端子部7の周方向範囲は、天頂位置よりも下側に位置する周方向位置からなることができる。これにより、図4に模式的に示すように、端子部7の周方向範囲内の端子70(U)、70(V)、70(W)とともに、端子部4Aを天頂位置に対応する周方向位置P0に対してオフセットして配置できるので、モータハウジング10を含む駆動装置の上下方向の体格の低減を図りつつ、端子部4Aの搭載スペースを容易に確保できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
10・・・モータハウジング(支持部材)、21・・・ステータ(回転電機用ステータ)、211・・・ステータコア、22・・・ステータコイル、7・・・端子部、70(U)、70(V)、70(W)・・・端子(複数相の端子)、2112(2112A)・・・固定部
Claims (6)
- 支持部材にボルト締結により固定支持されるステータコアと、
前記ステータコアに巻装されるステータコイルと、
前記ステータコアの軸方向一方側に配置され、前記ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、
前記ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、前記ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、
前記端子部は、前記ステータコイルの端部に接合され、
前記端子部と前記ステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向の配置範囲は、一の前記固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータ。 - 前記接合部は、前記配置範囲において周方向に沿って複数並んで配置される、請求項1に記載の回転電機用ステータ。
- 前記固定部は、その前記周方向範囲の一端から他端まで径方向外側に突出する形態であり、異なる4つ以下の周方向位置に設けられ、
前記配置範囲は、4つ以下の前記固定部のうちの、1つの前記固定部の周方向範囲に重なる、請求項1に記載の回転電機用ステータ。 - 前記固定部のそれぞれは、搭載状態の上下方向での天頂位置よりも下側に配置され、
前記配置範囲は、前記天頂位置よりも下側に位置する周方向位置からなる、請求項3に記載の回転電機用ステータ。 - 前記端子部は、前記配置範囲内で、周方向に並んで配置される複数相の端子を含み、
前記複数相の端子は、前記軸方向一方側における前記ステータコイルの軸方向端部よりも軸方向外側に、軸方向に直線状に延在する、請求項2に記載の回転電機用ステータ。 - 前記ステータコアは、積層鋼板の形態である、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の回転電機用ステータ。
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