JP2024066442A - 解析支援装置、検査システム及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 医用画像を解析する解析システムを有効活用すること。【解決手段】 解析支援装置は、メモリと、前記メモリに接続されるプロセッサとを有する。前記プロセッサは、患者の検査のために撮影された画像データを解析する解析システムを前記検査の内容に応じて選定し、選定した解析システムへ前記画像データを送信し、送信した前記画像データの解析結果を前記解析システムから取得し、前記解析システムの種類に基づいて、取得した解析結果の参照可否を制御し、前記検査に関するレポート作成を補助する処理を実行する。【選択図】 図2

Description

本開示は、解析支援装置、検査システム及び検査方法に関する。
近年、画像診断のデジタル化・フィルムレス化に伴い、例えば病院や診療所等の医療施設においては、モダリティと呼ばれる医用画像撮影装置を用いてデジタル画像を撮影することによる検査が行われることがある。
通常、このような検査では、例えば診療放射線技師による操作に基づいてモダリティによって医用画像が生成され、生成された医用画像の画像チェック(検像)が行われる。生成された医用画像のチェック内容としては、例えば、医用画像に正確に検査情報が付帯されているか否か、医用画像が検査目的に合致しているか否か、及び医用画像が診療に耐え得る画像であるか否かの確認などがある。検像の結果、医用画像が不適切である場合には、適宜修正又は再撮が行われる。
そして、検像が完了した医用画像は、医用画像を保管・管理する画像データサーバ(PACS:Picture Archiving and Communication System)等へ転送される。PACSに保管された医用画像は、医師などの医療従事者によって参照され、診療に用いられる。さらに、必要に応じて、医師が医用画像を読影した結果を含む読影レポートが作成される。
最近では、検像が完了した医用画像を、AIを用いた解析システムによって解析し、医師による診療を補助することが行われている。すなわち、解析システムは、医用画像を解析することにより、例えば特定の疾患が存在する場所を示したり、疾患の重症度を数値化したり、重要所見が存在することを示したりする。
特開2013-88969号公報
しかしながら、現在の検査システムにおいては、医用画像を解析する解析システムを十分に有効活用するのが困難であるという問題がある。具体的には、例えば、解析システムには様々な種類があり、種類に応じて解析に必要とされる画像の条件が異なるにも関わらず、条件を満たさない画像が特定の解析システムに入力されてしまうことがある。このような場合には、解析システムによって画像を解析しても、期待する解析結果が得られることはない。
また、画像を解析した解析システムの信頼度によっては、解析結果の取り扱いに違いがあるが、例えば医師が解析結果を取得した場合に、この解析結果をどのように取り扱うべきかの指針が不明確である。このため、例えば医師が不要な読影を行うなど、診療の効率化が阻害されるなどの問題がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、医用画像を解析する解析システムを有効活用することができる解析支援装置、検査システム及び検査方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様によれば、解析支援装置は、メモリと、前記メモリに接続されるプロセッサとを有し、前記プロセッサは、患者の検査のために撮影された画像データを解析する解析システムを前記検査の内容に応じて選定し、選定した解析システムへ前記画像データを送信し、送信した前記画像データの解析結果を前記解析システムから取得し、前記解析システムの種類に基づいて、取得した解析結果の参照可否を制御し、前記検査に関するレポート作成を補助する処理を実行する。
本開示の解析支援装置、検査システム及び検査方法によれば、医用画像を解析する解析システムを有効活用することができる。
図1は、一実施の形態に係る検査システムの構成の一例を示す図である。 図2は、一実施の形態に係る解析支援装置の構成を示すブロック図である。 図3は、一実施の形態に係る検査方法を示すシーケンス図である。 図4は、解析結果の取り扱いの具体例を示す図である。 図5は、解析支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本開示に係る実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態は例示であり、この記載によって限定解釈されるものではない。
図1は、一実施の形態に係る検査システム100の構成の一例を示す図である。検査システム100は、例えば病院や診療所等の医療施設に構築されている。検査システム100は、例えばインターネットなどの外部ネットワークを介して、複数の解析システム10a、10bに接続している。
検査システム100は、検査装置110、検像装置120、レポート管理装置130、解析支援装置140、画像管理装置150及び解析システム160が例えばLAN(Local Area Network)などの内部ネットワークを介して互いに接続して構成されている。なお、検査システム100は、図示しない電子カルテシステムや会計システムなどを含んで構成されても良い。また、検査システム100は、例えば解析システム160を含まずに構成されても良い。
検査装置110は、モダリティと呼ばれることがあり、患者の検査に用いられる。具体的には、検査装置110は、例えばX線撮影装置、CT装置、MRI装置又は超音波撮影装置等の医用画像撮影装置であり、患者の患部を撮影し、撮影された部位の画像データを生成する。また、検査装置110は、患者の情報や検査内容の情報を含むオーダ情報に基づいて画像データに関する付帯情報を生成し、画像データに付帯させる。そして、検査装置110は、付帯情報が付帯する画像データを検像装置120へ送信する。
検像装置120は、検査装置110から画像データを受信し、受信した画像データの検像を実行する。具体的には、検像装置120は、画像データを例えばディスプレイに表示し、技師による画質の確認や画像データに付帯する付帯情報の確認などを促す。技師は、検像装置120に画像データ及び付帯情報が表示されると、画像データが診断に適した画質を有するものであるか、付帯情報に誤りがないかなどを確認する。検像装置120は、検像の結果、画像データ及び付帯情報に問題がない場合には、画像データ及び付帯情報を解析支援装置140へ送信する。一方、検像装置120は、画像データ及び付帯情報に問題がある場合には、検査装置110による再撮を指示しても良い。
レポート管理装置130は、画像データ又は画像データの解析結果を参照して読影医が作成するレポートを保存及び管理する。このとき、レポート管理装置130は、解析支援装置140からの指示に従って、画像データの読影を読影医に促したり、画像データの解析結果の参照を許可したりする。また、レポート管理装置130は、解析支援装置140からの通知を受け、随時画像データの解析に関する状態を表示する。さらに、レポート管理装置130は、読影医によって画像データの解析結果に誤りが発見された場合、解析結果の修正入力を受け付け、修正後の解析結果を解析支援装置140へ送信する。
解析支援装置140は、解析システムによる画像データの解析を支援する。具体的には、解析支援装置140は、検像装置120から画像データを受信すると、画像データの解析を依頼する解析システムを選定し、画像データ及び付帯情報をチェックした上で、選定した解析システムへ画像データを送信する。そして、解析支援装置140は、解析システムによる画像データの解析に関する状態を、必要に応じてレポート管理装置130へ通知する。また、解析支援装置140は、解析システムから画像データの解析結果を受信すると、解析システムの信頼度に応じて解析結果の取り扱いを管理し、読影医によるレポートの作成を支援する。解析支援装置140の具体的な構成及び動作については、後に詳述する。
画像管理装置150は、例えばPACS(Picture Archiving and Communication System)などと呼ばれ、画像データ又は画像データの解析結果を保存及び管理する。すなわち、画像管理装置150は、検査装置110によって撮影された画像データを保存したり、解析システムによる画像データの解析結果を保存したりする。また、画像管理装置150は、解析支援装置140からの指示に従って、画像データの解析結果の参照の可否を制御しても良い。
解析システム160は、解析支援装置140から画像データを受信した場合に、画像データを解析する。そして、解析システム160は、画像データの解析結果を解析支援装置140へ送信する。なお、解析システム160は、検査システム100内に設けられる点を除けば、外部ネットワークに接続される解析システム10a、10bと同様の解析システムである。これらの解析システム10a、10b、160は、それぞれ種類が異なる解析システムであり、信頼度が異なる。
解析システムには、例えば以下の(1)~(4)の4種類のものがある。
(1)ファーストリーダ型:解析システムが最初から解析を行い、医師がチェックすべき画像データと明らかに正常でチェックの必要がない画像データとを選別する。医師は、解析システムによって所見ありと判定された画像データのみを読影すれば良い。
(2)コンカレントリーダ型:医師が解析結果を参照して読影することを許容する信頼度の解析結果を提供する。医師は、解析システムが一次読影を実行したものとして、二次読影のみを実施すれば良い。
(3)インタラクティブリーダ型:読影時に医師が必要となる部分を選択した場合に、選択された部分のみの解析結果を提供する。医師は、一次読影及び二次読影を実施するが、第二の意見を得るために解析結果を参照することができる。
(4)セカンドリーダ型:医師による読影を前提として、付加的な解析結果を提供する。医師は、解析結果を参照せずに一次読影及び二次読影を実施した後、適宜第二の意見として解析結果を参照しても良い。
解析システム10a、10b、160は、上記(1)~(4)のいずれかの解析システムである。
図2は、一実施の形態に係る解析支援装置140の構成を示すブロック図である。図2に示す解析支援装置140は、通信部141、解析システム選定部142、送信情報チェック部143、匿名化処理部144、状態通知部145、解析結果処理部146及びレポート制御部147を有する。
通信部141は、内部ネットワーク又は外部ネットワークを介して、他の装置や解析システムと通信する。すなわち、通信部141は、検像装置120、レポート管理装置130、画像管理装置150及び解析システム10a、10b、160との間で情報を送受信する。通信部141が受信する情報としては、例えば検像装置120から送信される画像データ及び付帯情報や、解析システム10a、10b、160から送信される解析結果などがある。また、通信部141が送信する情報としては、例えば解析システム10a、10b、160へ送信する画像データ及び付帯情報や、画像管理装置150へ送信する解析結果などがある。
具体的には、解析システム選定部142は、検査された患者の体の部位や検査内容などを付帯情報から取得し、これらの情報に対応する解析システムを解析システム10a、10b、160から選定する。また、解析システム選定部142は、診療する医師の識別情報や医師の所属部署に対応する解析システムを選定しても良い。さらに、解析システム選定部142は、過去に同様の検査が実施された際に解析を依頼した解析システムを選定しても良い。また、解析システム選定部142は、解析システムごとの解析回数の制限や解析システムごとの解析精度の評価結果などを参照し、適切な解析システムを選定しても良い。
なお、解析システム選定部142は、医師や検査を担当する技師から解析を依頼する解析システムの指定を受け付け、指定された解析システムを選定することも可能である。
送信情報チェック部143は、解析システム選定部142によって解析システムが選定されると、選定された解析システムへ送信する送信情報を生成してチェックする。具体的には、送信情報チェック部143は、検像装置120から受信された画像データ及び付帯情報から送信情報を生成し、この送信情報が、選定された解析システムが要求する要件を満たすか否かをチェックする。
送信情報チェック部143がチェックする内容としては、画像データの画素数やスライス間隔、検査装置110の名称、検査部位、撮影項目、当該患者の血液データやバイタル情報、過去検査画像などが、選定された解析システムに要求される要件を満たすか否かなどがある。また、選定された解析システムに要求される必要な情報がすべて送信情報に含まれるか否かがチェックされても良い。
送信情報チェック部143は、送信情報をチェックした結果、解析システムが要求する要件が満たされると判定した場合に、この送信情報を匿名化処理部144へ出力する。また、送信情報チェック部143は、送信情報をチェックした結果、解析システムが要求する要件が満たされないと判定した場合に、検査装置110による再撮を指示しても良い。
匿名化処理部144は、解析システム選定部142によって選定された解析システムが解析システム10a、10bである場合に、送信情報を匿名化処理する。すなわち、匿名化処理部144は、外部ネットワークを介して解析システムへ送信される送信情報を匿名化処理する。そして、匿名化処理部144は、匿名化処理された送信情報を通信部141から解析システム10a、10bへ送信する。また、匿名化処理部144は、解析システム選定部142によって選定された解析システムが解析システム160である場合には、送信情報を匿名化処理せずに、通信部141から内部ネットワークを介して解析システム160へ送信する。
状態通知部145は、解析システムによる画像データの解析に関する進捗状況を把握し、進捗状況を示す状態情報を通信部141からレポート管理装置130へ通知する。具体的には、状態通知部145は、解析システム選定部142によって解析システムが選定されてから送信情報が解析システムへ送信されるまでの間に、解析準備中であることを示す状態情報をレポート管理装置130へ通知する。また、状態通知部145は、送信情報が解析システムへ送信されてから解析結果が受信されるまでの間に、解析中であることを示す状態情報をレポート管理装置130へ通知する。そして、状態通知部145は、解析結果が受信されてから解析結果に対する処理が実行されている間に、解析後処理中であることを示す状態情報をレポート管理装置130へ通知する。
なお、状態通知部145は、レポート管理装置130のみではなく、例えば検像装置120及び図示しないRIS(Radiology Information System)などにも状態情報が通知されるようにしても良い。こうすることにより、例えば検査を担当する放射線技師などが検像装置120又はRISを確認して解析に関する進捗状況を把握することができ、検査により得られた画像データの不備などが早期に発見される。
解析結果処理部146は、解析システムによる解析結果が通信部141によって受信されると、解析結果に対する処理を実行する。具体的には、解析結果処理部146は、例えば匿名化処理された画像データの解析結果が解析システム10a、10bから受信された場合には、匿名化を解除してデータを復元する。これにより、解析結果処理部146は、検査した患者に対応付けられた解析結果を得ることができる。また、解析結果処理部146は、解析結果を所定のフォーマットに整形し、読影医がレポート作成時に参照しやすい形式にしても良い。さらに、解析結果処理部146は、解析結果において緊急性を要する重要な所見が指摘されている場合には、医師に注意喚起するための警報をレポート管理装置130から出力させるようにしても良い。
レポート制御部147は、解析結果の取り扱いを管理し、レポート管理装置130における解析結果に基づくレポートの作成を補助する。具体的には、レポート制御部147は、解析結果を提供した解析システムがどの解析システムであるかの通知を解析システム選定部142から受け、この解析システムの種類及び信頼度に基づいて、解析結果の参照の可否を制御する。すなわち、レポート制御部147は、例えば解析システムが信頼度が高いファーストリーダ型であり、解析結果に所見が認められない場合には、医師によるレポート作成は不要であるものとして、解析結果を画像管理装置150へ送信して格納し、解析結果を公開可能にする。
また、レポート制御部147は、例えば解析システムが信頼度が高いファーストリーダ型であり、解析結果に所見が認められる場合には、医師に対して読影を促すようにレポート管理装置130へ指示し、読影時に解析結果を参照することができるように制御する。同様に、レポート制御部147は、例えば解析システムが信頼度が中程度のコンカレントリーダ型である場合には、医師に対して読影を促すようにレポート管理装置130へ指示し、読影時に解析結果を参照することができるように制御する。さらに、レポート制御部147は、例えば解析システムが信頼度が低いセカンドリーダ型又はインタラクティブリーダ型である場合には、二次読影が完了するまで解析結果を参照させないようにレポート管理装置130へ指示し、医師に対して読影を促すようにレポート管理装置130へ指示する。
そして、レポート制御部147は、医師による読影がすべて完了した後に、解析結果を画像管理装置150へ送信して格納し、解析結果を公開可能にする。このとき、レポート制御部147は、医師によって修正された解析結果がレポート管理装置130から受信された場合には、修正後の解析結果を画像管理装置150へ送信して格納し、修正後の解析結果を公開可能にする。また、レポート制御部147は、解析結果の修正情報を解析システムへ通知し、誤った解析結果を送信した解析システムに事後学習をさせるようにしてもよい。これにより、画像データを解析する解析システムの精度をさらに向上することができる。
次いで、上記のように構成された検査システム100における検査方法について、図3に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、医師からのオーダを基に検査装置110によって検査が実施される。すなわち、検査装置110によって、患者の患部が撮影され、画像データが生成される。また、オーダに基づいて、患者の情報や検査内容の情報を含む付帯情報が生成される。画像データ及び付帯情報は、検像装置120へ送信される(ステップS101)。そして、検像装置120によって、画像データ及び付帯情報の検像が実行される(ステップS102)。すなわち、画像データ及び付帯情報が検像装置120に表示され、画質の確認及び付帯情報の確認が行われる。検像の結果、画像データ及び付帯情報に問題がない場合には、画像データ及び付帯情報は、解析支援装置140へ送信される(ステップS103)。
そして、解析支援装置140において、画像データの解析を依頼する解析システムが選定される(ステップS104)。具体的には、解析システム選定部142によって、検査された患者の体の部位や検査内容などが付帯情報から取得され、これらの情報に対応する解析システムが解析システム10a、10b、160から選定される。なお、医師や検査を担当する技師から解析システムの指定を受け付け、指定された解析システムが解析システム選定部142によって選定されても良い。解析システム10a、10b、160は、それぞれ(1)ファーストリーダ型、(2)コンカレントリーダ型、(3)インタラクティブリーダ型、(4)セカンドリーダ型のいずれかの解析システムであり、種類及び信頼度が異なるこれらの解析システムから、検査内容に応じて適切な解析システムが選定される。ここでは、検査システム100内の解析システム160が選定されたものとして説明を続ける。
解析システム160が選定されると、状態通知部145によって、解析準備中であることを示す状態情報がレポート管理装置130へ通知され(ステップS105)、解析準備中であることがレポート管理装置130に表示される。これにより、医師は、解析準備中であることを確認することができる。また、送信情報チェック部143によって、画像データ及び付帯情報を含む送信情報が生成され、選定された解析システム160が要求する要件を満たす送信情報が生成されたか否かがチェックされる(ステップS106)。チェックの結果、送信情報が要件を満たさない場合には、例えば検査装置110による再撮が指示される。ここでは、チェックの結果、送信情報が要件を満たすものとして説明を続ける。
解析システム160が要求する要件を満たす送信情報は、内部ネットワークを介して解析システム160へ送信され、画像データの解析が依頼される(ステップS107)。なお、解析システム10a、10bが選定された場合には、送信情報は、外部ネットワークを介して送信される。この場合には、送信情報は、匿名化処理部144によって匿名化処理された上で、外部ネットワークを介して解析システム10a、10bへ送信される。
送信情報が解析システム160へ送信されると、状態通知部145によって、解析中であることを示す状態情報がレポート管理装置130へ通知され(ステップS108)、解析中であることがレポート管理装置130に表示される。これにより、医師は、解析中であることを確認することができる。解析システム160は、送信情報を受信すると、送信情報に含まれる画像データの解析を実行する(ステップS109)。そして、解析システム160は、内部ネットワークを介して解析結果を解析支援装置140へ送信する(ステップS110)。
解析結果が解析支援装置140によって受信されると、状態通知部145によって、解析後処理中であることを示す状態情報がレポート管理装置130へ通知され(ステップS111)、解析後処理中であることがレポート管理装置130に表示される。これにより、医師は、解析後処理中であることを確認することができる。そして、解析結果処理部146によって、解析結果に対する処理が実行される(ステップS112)。具体的には、例えば、解析結果が所定のフォーマットに整形されたり、解析結果において指摘された緊急性を要する所見について注意喚起するための警報がレポート管理装置130を通じて出力されたりする。
そして、レポート制御部147によって、解析結果の取り扱いが管理され、レポート管理装置130におけるレポートの作成が補助される(ステップS113)。具体的には、解析結果を提供した解析システム160の種類及び信頼度に基づいて、医師による画像データの読影が促されたり、解析結果の参照の可否が制御されたりする。さらに、解析結果に誤りがある場合、医師による修正入力がレポート管理装置130によって受け付けられ、修正後の解析結果がレポート管理装置130から解析支援装置140へ送信される。
ここで、解析結果の取り扱いの例について、図4を参照しながら説明する。
例えば解析システム160がファーストリーダ型であり、解析結果に所見が認められない場合には、医師による読影は不要であると判断され、解析結果が医師によって参照されることがない。この場合、解析結果は、画像管理装置150へ送信され(ステップS114)、公開可能になる。なお、医師が画像データを自主的に読影した結果、解析結果が修正された場合には、修正後の解析結果がレポート管理装置130から受信されるため、修正後の解析結果が画像管理装置150へ送信されて公開可能になる。
また、解析システム160がファーストリーダ型であり、解析結果に所見が認められる場合には、医師による二次読影が必要であると判断され、レポート管理装置130において医師による二次読影が促される。このとき、レポート制御部147は、二次読影を実施する医師による解析結果の参照を許可する。そして、医師による二次読影が実施され、レポートが作成されると、解析結果は、画像管理装置150へ送信され(ステップS114)、公開可能になる。なお、医師による二次読影の結果、解析結果が修正された場合には、修正後の解析結果がレポート管理装置130から受信されるため、修正後の解析結果が画像管理装置150へ送信されて公開可能になる。
また、解析システム160がコンカレントリーダ型である場合には、所見の有無に関わらず医師による二次読影が必要であると判断され、レポート管理装置130において医師による二次読影が促される。このとき、レポート制御部147は、二次読影を実施する医師による解析結果の参照を許可する。そして、医師による二次読影が実施され、レポートが作成されると、解析結果は、画像管理装置150へ送信され(ステップS114)、公開可能になる。なお、医師による二次読影の結果、解析結果が修正された場合には、修正後の解析結果がレポート管理装置130から受信されるため、修正後の解析結果が画像管理装置150へ送信されて公開可能になる。
また、解析システム160がインタラクティブリーダ型又はセカンドリーダ型である場合には、2名以上の医師による一次読影及び二次読影が必要であると判断され、レポート管理装置130において医師による一次読影及び二次読影が促される。このとき、レポート制御部147は、解析結果の参照を制限する。具体的には、レポート制御部147は、二次読影が完了するまでは解析結果の参照を許可せず、二次読影が完了した後に参考として解析結果の参照を許可する。そして、医師による一次読影及び二次読影が実施され、レポートが作成されると、解析結果は画像管理装置150へ送信され(ステップS114)、公開可能になる。なお、医師による一次読影及び二次読影の結果、解析結果が修正された場合には、修正後の解析結果がレポート管理装置130から受信されるため、修正後の解析結果が画像管理装置150へ送信されて公開可能になる。
また、上記の解析結果の参照において、解析システム160がインタラクティブリーダ型である場合には、医師が選択した部分についてのみ解析結果を参照することができ、選択しない部分についての解析結果を参照することはできない。一方、解析システム160がセカンドリーダ型である場合には、すべての解析結果を参照することができる。
このように、解析支援装置140とレポート管理装置130が連携して解析結果の取り扱いを管理し、医師によるレポートの作成を補助する。これにより、医師による無駄な読影を防止したり、必要とされる読影の欠落を防止したりすることができ、効率的な解析結果の利用を図ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、検査内容に応じて適切な解析システムを選定して画像データの解析を依頼し、解析システムによる解析結果が得られると、解析システムの種類及び信頼度に応じてレポートの作成を補助する。このため、検査内容に適した解析システムによる解析結果が得られるとともに、解析結果が適切に取り扱われ、医用画像を解析する解析システムを有効活用することができる。
上記一実施の形態に係る解析支援装置140は、プロセッサ及びメモリを用いて構成することができる。図5は、一実施の形態に係る解析支援装置140のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、解析支援装置140は、プロセッサ210、メモリ220、入出力部230及び通信部240を有する。
プロセッサ210は、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを有し、解析支援装置140の全体を統括制御するとともに、各種の情報処理を実行する。
メモリ220は、例えばRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などを有し、プロセッサ210が実行する情報処理に用いられる情報を記憶する。
入出力部230は、ユーザである医師又は技師が情報を入力したり、ユーザへ情報を出力したりするインタフェースである。入出力部230は、例えばキーボード、ディスプレイ、タッチパネル、マイク又はスピーカーなどを備えていても良い。
通信部240は、内部ネットワーク又は外部ネットワークを介して接続される他の装置と通信する。
なお、解析支援装置140は、例えばストレージや操作スイッチなど、図示しない他の構成を有していても良い。
上記一実施の形態においては、解析支援装置140が独立した1つの装置であるものとして説明したが、解析支援装置140は、例えば検像装置120、レポート管理装置130又は画像管理装置150などと一体化されても良い。さらに、解析支援装置140は、医療施設内の他のシステムに組み込まれていても良い。
また、上記一実施の形態において説明した解析支援装置140による処理を、コンピュータが実行可能なプログラムとして記述することも可能である。この場合、このプログラムをコンピュータが読み取り可能かつ非一時的(non-transitory)な記録媒体に格納し、コンピュータに導入することも可能である。このような記録媒体としては、例えばCD-ROM、DVDディスク、USBメモリなどの可搬型記録媒体、及び例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリが挙げられる。
なお、本開示は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、上述した構成に対して、構成要素の付加、削除又は転換を行った様々な変形例も含むものとする。
10a、10b、160 解析システム
100 検査システム
110 検査装置
120 検像装置
130 レポート管理装置
140 解析支援装置
141、240 通信部
142 解析システム選定部
143 送信情報チェック部
144 匿名化処理部
145 状態通知部
146 解析結果処理部
147 レポート制御部
150 画像管理装置
210 プロセッサ
220 メモリ
230 入出力部

Claims (10)

  1. メモリと、
    前記メモリに接続されるプロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、
    患者の検査のために撮影された画像データを解析する解析システムを前記検査の内容に応じて選定し、
    選定した解析システムへ前記画像データを送信し、
    送信した前記画像データの解析結果を前記解析システムから取得し、
    前記解析システムの種類に基づいて、取得した解析結果の参照可否を制御し、前記検査に関するレポート作成を補助する
    処理を実行する解析支援装置。
  2. 前記送信する処理は、
    前記画像データが、前記解析システムが要求する要件を満たすか否かをチェックし、要件を満たす場合に、前記画像データを前記解析システムへ送信する
    請求項1に記載の解析支援装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記画像データを前記解析システムへ送信する際の進捗状況を示す状態情報を通知する
    処理をさらに実行する請求項1に記載の解析支援装置。
  4. 前記補助する処理は、
    前記解析システムがファーストリーダ型であり、かつ、前記解析結果に所見が認められない場合に、前記レポート作成が不要であると判断する
    請求項1に記載の解析支援装置。
  5. 前記補助する処理は、
    前記解析システムがファーストリーダ型であり、かつ、前記解析結果に所見が認められる場合に、医師による二次読影が必要であると判断し、前記解析結果の参照を許可する
    請求項1に記載の解析支援装置。
  6. 前記補助する処理は、
    前記解析システムがコンカレントリーダ型である場合に、医師による二次読影が必要であると判断し、前記解析結果の参照を許可する
    請求項1に記載の解析支援装置。
  7. 前記補助する処理は、
    前記解析システムがインタラクティブリーダ型又はセカンドリーダ型である場合に、医師による一次読影及び二次読影が必要であると判断し、前記解析結果の参照を制限する
    請求項1に記載の解析支援装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記解析結果が修正された場合に、修正後の解析結果を公開可能に制御し、
    前記解析結果の修正情報を前記解析システムへ通知する
    処理をさらに実行する請求項1に記載の解析支援装置。
  9. 検査のために患者を撮影して画像データを取得する検査装置と、前記検査装置によって取得された画像データの解析システムによる解析を支援する解析支援装置とを有する検査システムであって、
    前記解析支援装置は、
    メモリと、
    前記メモリに接続されるプロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、
    前記画像データを解析する解析システムを前記検査の内容に応じて選定し、
    選定した解析システムへ前記画像データを送信し、
    送信した前記画像データの解析結果を前記解析システムから取得し、
    前記解析システムの種類に基づいて、取得した解析結果の参照可否を制御し、前記検査に関するレポート作成を補助する
    処理を実行する検査システム。
  10. 検査のために患者を撮影して画像データを取得し、
    前記画像データを解析する解析システムを前記検査の内容に応じて選定し、
    選定した解析システムへ前記画像データを送信し、
    送信した前記画像データの解析結果を前記解析システムから取得し、
    前記解析システムの種類に基づいて、取得した解析結果の参照可否を制御し、前記検査に関するレポート作成を補助する
    処理を有する検査方法。
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