JP2024065848A - 車両用発光ユニット、車両用灯具 - Google Patents

車両用発光ユニット、車両用灯具 Download PDF

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Abstract

【課題】励起光を高精度に光学制御することができる車両用発光ユニット、車両用灯具を提供することにある。【解決手段】この発明は、光変換パネル3と導光体4とが別個に構成したものである。この結果、この発明は、導光体4に光変換パネル3の光変換層31を直接形成することによる導光体4の変形が無い。これにより、この発明は、光源部2からの励起光L1を導光体4を介して光変換パネル3に伝搬する時に、励起光L1を高精度に光学制御することができる。【選択図】 図2

Description

この発明は、車両用発光ユニット、車両用灯具に関する。
励起光により励起して発光する2次光(ルミネセンス)を利用する車両用発光ユニット、車両用灯具としては、たとえば、特許文献1に示すものがある。
以下、特許文献1の車両用灯具の光源ユニット及び車両用灯具の構成について説明する。特許文献1の車両用灯具の光源ユニットは、光源部及び光生成部を含む。光生成部は、導光部材(保持部材)と、導光部材に直接成膜処理を行って薄膜状に形成した発光層と、を有する。また、特許文献1の車両用灯具は、光源ユニットと、光源ユニットを収容するランプハウジングおよびランプレンズと、を有する。
以下、特許文献1の車両用灯具の光源ユニット及び車両用灯具の作用について説明する。光源部は、励起光を出射する。導光部材は、光源部から出射した励起光を、内部で導光して、発光層に全面に亘って出射する。発光層は、励起光により2次光を発光して、この2次光を出射して、発光面を形成する。2次光は、例えばテールランプのパターンとしてランプレンズを透過して外部に出射する。
国際公開2019/245030号
しかしながら、特許文献1の車両用灯具の光源ユニット及び車両用灯具は、導光部材に発光層を直接成膜処理を行って薄膜状に形成する、ものであるから、導光部材が発光層の形成時の熱などの影響を受けたりして変形したりする、場合がある。これにより、特許文献1の車両用灯具の光源ユニット及び車両用灯具は、発光層を直接形成した導光部材により、励起光を高精度に光学制御することが難しい、場合がある。
この発明は、励起光を高精度に光学制御することができる車両用発光ユニット、車両用灯具を提供することにある。
この発明の車両用発光ユニットは、前記の課題を解決するため、励起光を出射する光源部と、光変換パネルと、前記光源部からの前記励起光を前記光変換パネルに導く導光体と、を備え、前記導光体は、前記励起光を入射させる入射面と、入射させた前記励起光を反射させる反射面と、反射させた前記励起光を出射させる出射面と、を有し、前記光変換パネルは、前記導光体の前記出射面から出射された前記励起光を透過させる保持部材と、前記保持部材に保持されていて、前記保持部材を透過した前記励起光を2次光に変換して前記2次光を出射させる光変換層と、を有する、ことを特徴とする。
この発明の車両用発光ユニットにおいて、前記光源部は、前記励起光を出射する光源と、前記光源を保持する基板と、を有し、前記基板と前記導光体とは、前記光源と前記導光体の前記入射面とが対向している状態で、保持されていて、前記光変換パネルと前記導光体とは、前記導光体の前記出射面と前記光変換パネルの前記保持部材とが対向している状態で、配置されている、ことが好ましい。
この発明の車両用発光ユニットにおいて、前記導光体の前記反射面は、前記光変換パネルに向けて前記励起光を反射させる複数のプリズムの反射面から構成されている、ことが好ましい。
この発明の車両用発光ユニットにおいて、前記導光体の前記出射面と前記光変換パネルの前記保持部材とは、前記励起光を透過させる両面テープまたは接着剤により、接着されている、ことが好ましい。
この発明の車両用発光ユニットにおいて、前記導光体の前記入射面は、前記光源部からの前記励起光を平行光として入射させる入射面から構成されている、ことが好ましい。
この発明の車両用発光ユニットにおいて、前記光源部からの前記励起光を前記導光体の前記入射面側に出射させる光学部材を備える、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、前記の課題を解決するため、空間を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、空間内に配置されているこの発明の車両用発光ユニットと、を備え、前記車両用発光ユニットは、前記ランプハウジングに直接または介在部材を介して取り付けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用発光ユニット、車両用灯具は、励起光を高精度に光学制御することができる。
図1は、この発明にかかる車両用発光ユニット、車両用灯具の実施形態1を示す点灯時の縦断面図(垂直断面図)である。 図2は、車両用発光ユニットの点灯時を示す断面図(図3におけるII-II線断面図)である。 図3は、車両用発光ユニットの点灯時を示す正面図(図2におけるII矢視図)である。 図4は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態2を示す点灯時の縦断面図(垂直断面図)である。 図5は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態3を示す点灯時の縦断面図(垂直断面図)である。 図6は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態4を示す点灯時の縦断面図(垂直断面図)である。 図7は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態5を示す点灯時の正面図(図3に対応する正面図)である。 図8は、車両用発光ユニットの点灯時を示す一部拡大断面図(図7におけるVIII-VIII線断面図)である。 図9は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態6を示す点灯時の斜視図である。
以下、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態(実施例)の6例、および、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用発光ユニット、車両用灯具が車両に搭載された車両搭載状態における前、後、上、下、左、右である。また、前後、上下、左右の各方向は、車両用発光ユニット、車両用灯具が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。上下方向は、鉛直方向に平行であり、左右方向は、水平方向である。正面方向および背面方向において、車両用発光ユニット、車両用灯具から光が出射される方向を正面方向とし、正面方向の反対方向を背面方向とする。
なお、図面は、この発明にかかる車両用発光ユニット、車両用灯具を示す概略図であるから、この発明にかかる車両用発光ユニット、車両用灯具の主要部品を図示し、主要部品以外の部品の図示を省略する。また、ハッチングの一部が省略されている。
(実施形態1の構成の説明)
図1から図3は、この発明にかかる車両用発光ユニット、車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット、車両用灯具の構成について説明する。
(車両用灯具100の説明)
図1中、符号100は、この実施形態1にかかる車両用灯具である。車両用灯具100は、この例では、リアコンビネーションランプであって、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ取り付けられる。したがって、この実施形態においては、正面方向が後方向(車両後方)であり、背面方向が前方向(車両前方)である。
車両用灯具100は、図1に示すように、アウターハウジング(ランプハウジング)101、アウターレンズ(ランプレンズ)102と、車両用灯具ユニット、この例では、テールランプユニット100Uと、その他のランプユニット(図示せず)と、を備える。
アウターハウジング101は、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。アウターレンズ102は、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。アウターレンズ102は、この例では、無色の素通しのアウターカバーなどである。なお、アウターレンズ102は、赤レンズであっても良い。アウターレンズ102は、内側(後記の灯具空間103側)から外側に突出した湾曲形状をなす。
アウターハウジング101とアウターレンズ102とは、相互に固定されていて、アウターハウジング101とアウターレンズ102との内部には、灯具空間(空間)103が形成されている。アウターレンズ102は、アウターハウジング101に対して、正面方向側に配置されている。アウターレンズ102は、上から下にかけて、灯具空間103の内側から外側(正面方向側)に傾斜している。また、アウターレンズ102は、灯具空間103の内側から外側(正面方向側)に突出した湾曲形状をなす。
灯具空間103内には、テールランプユニット100Uやその他のランプユニットが配置されている。この例におけるその他のランプユニットは、テールランプユニット100U以外のストップランプ、テール・ストップランプ、ターンシグナルランプ、バックアップランプやテールフォグランプなどである。
(テールランプユニット100Uの説明)
テールランプユニット100Uは、信号灯であって、車両用灯具100の灯具空間103内に配置されていて、アウターハウジング101に、取付ブラケットなどの取付部材104を介して取り付けられている。なお、テールランプユニット100Uは、アウターハウジング101に直接取り付けられていても良い。
テールランプユニット100Uは、図1に示すように、インナーハウジング(ランプハウジング)101Uと、インナーレンズ(ランプレンズ)102Uと、この実施形態にかかる車両用発光ユニット1と、を備える。
(インナーハウジング101Uおよびインナーレンズ102Uの説明)
インナーハウジング101Uは、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。インナーハウジング101Uは、アウターハウジング101に、取付部材104を介して、または、直接取り付けられている。
インナーレンズ102Uは、この例では、赤レンズから構成されていて、PMMA、PCなどの光透過性の樹脂部材から構成されている。インナーレンズ102Uは、アウターレンズ102と同様に、上から下にかけて、後記の灯具ユニット空間103Uの内側から外側(正面方向側)に傾斜している。また、インナーレンズ102Uは、アウターレンズ102と同様に、灯具ユニット空間103Uの内側から外側(正面方向側)に突出した湾曲形状をなす。インナーレンズ102Uとアウターレンズ102とは、相互に近接していて平行もしくはほぼ平行に向き合っている。
インナーレンズ102Uおよびアウターレンズ102は、車両用発光ユニット1から出射された2次光L2(図中の実線および実線矢印を参照)を外部(灯具ユニット空間103Uおよび灯具空間103の外側)に出射させる。なお、インナーレンズ102Uは、アウターレンズ102が赤レンズである場合においては、赤レンズでなくとも良い。また、インナーレンズ102Uとアウターレンズ102とが双方共赤レンズであっても良い。インナーレンズ102Uまたはアウターレンズ102の少なくともいずれか一方の赤色のレンズは、赤色光の2次光L2を透過し、赤色光(2次光L2)とは異なる光を吸収する。したがって、外部の光に含まれる後記の励起光L1成分が赤色のレンズによって吸収される。
インナーハウジング101Uとインナーレンズ102Uとは、相互に固定されていて、インナーハウジング101Uとインナーレンズ102Uとの内部には、灯具ユニット空間(空間)103Uが形成されている。インナーレンズ102Uは、インナーハウジング101Uに対して、正面方向側、すなわち、アウターレンズ102側に配置されている。
(車両用発光ユニット1の説明)
車両用発光ユニット1は、図1に示すように、インナーハウジング101Uの上部壁(天井)の内面(灯具ユニット空間103Uに向き合う面)に取り付けられている。車両用発光ユニット1は、光源部2と、光変換パネル3と、導光体4と、保持部5と、を備える。
(光源部2の説明)
光源部2は、励起光L1(図中の破線および破線矢印を参照)を出射する。光源部2は、図2および図3に示すように、光源20と、基板21と、を有する。
光源20は、励起光源であって、この例では、青色LEDである。光源20の一面(上面)は、基板21の一面(下面)に実装されている。この例では、3個の光源20が一つの基板21に左右に等間隔で実装されている。なお、光源20の個数は、特に、限定しない。光源20の他面(下面)は、出射面22である。出射面22は、導光体4の後記の入射面40に対向している。
光源20は、主波長が約350nmから約500nmまでの範囲の励起光L1を、出射面22から導光体4の入射面40に向けて出射する。なお、光源20としては、青色LED以外の光源、たとえば、LD(半導体レーザー)などを使用しても良い。また、励起光L1は、この例では、主波長が約450nmの青色光である。
基板21は、光不透過性でかつ熱伝導率が高い部材(樹脂部材または金属部材など)から構成されている。基板21の他面(上面)は、インナーハウジング101Uの上部壁の内面に取り付けられている。
(導光体4の説明)
導光体4は、光源部2からの励起光L1を光変換パネル3に導く、ものである。導光体4は、矩形の板形状をなしている。導光体4は、図2および図3に示すように、上面の入射面40と、背面の反射面41と、正面の出射面42と、左右の二つの側面44と、下面(底面)と、を有する。導光体4は、励起光L1の透過率が良く、また、金型成形がし易く、かつ、組み付け加工がし易い部材(樹脂部材など)から構成されている。
入射面40は、光源20の出射面22から出射した励起光L1を導光体4内部に入射させる。入射面40は、この例では、平面からなる。なお、入射面40は、後記のように、曲面、平面と曲面との組み合わせからなるものであっても良い。
反射面41は、導光体4内部に入射させた励起光L1を出射面42側、すなわち、光変換パネル3に向けて反射させる。反射面41は、この例では、複数のプリズムの反射面41から構成されている。一つのプリズムは、一つの反射面41と一つの繋面43とから形成されている。プリズムの反射面41と繋面43とは、左右方向(水平方向)に延長していて、かつ、上下に交互に配置されている。なお、一つのプリズムは、一つの反射面41と一つの繋面43と一つの段差面とから形成されている場合がある。
出射面42は、反射面41で反射された励起光L1を光変換パネル3に向けて出射させる。出射面42は、平面、もしくは、微細な凹凸面から形成されている。
(光変換パネル3の説明)
光変換パネル3は、図2および図3に示すように、保持部材30と、光変換層31と、を有する。光変換パネル3の保持部材30の背面は、導光体4の出射面42に、励起光L1を透過させる両面テープまたは接着剤50により、接着されている。これにより、光変換パネル3と導光体4とは、導光体4の出射面42と光変換パネル3の保持部材30とが対向している状態で、配置されている。また、導光体4の出射面42と光変換パネル3の保持部材30の背面とは、空気層が存在しない状態、すなわち、密着した状態で、接着されている。
保持部材30は、矩形の薄い板形状をなしている。保持部材30は、導光体4の出射面42から出射された励起光L1を透過させる部材からなる。また、保持部材30は、光変換層31を直接形成する時の熱などの影響を受けたりして変形したりすることがない部材、例えば、ガラスや樹脂部材からなる。保持部材30の厚さは、励起光L1の減衰との相対関係に基づいて決定されていて、特に、限定しない。
光変換層31は、保持部材30の正面に直接形成されている。これにより、光変換層31は、保持部材30に保持されている。光変換層31は、保持部材30を透過した励起光L1を2次光L2に変換して2次光L2を正面から外部に出射させる。光変換層31は、有機発光材料、または、無機発光材料のいずれでも良い。すなわち、光変換層31の材料は、有機蛍光体材料、有機燐光体材料または無機蛍光体材料のうち、少なくとも1つからなる。光変換層31の厚さは、励起光L1から2次光L2への変換との相対関係に基づいて決定されていて、特に、限定しない。
(保持部5の説明)
保持部5は、導光体4と一体で構成され、光源部2の基板21をインナーハウジング101Uに固定する構成からなる。保持部5はボス形状を有し、スクリュー51を用いて光源部2の基板21をインナーハウジング101Uに固定する。保持部5は導光体4と別体からなるものであっても良い。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1、車両用灯具100は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源20が点灯されると、図1および図2に示すように、光源20の出射面22から励起光L1が出射する。この励起光L1は、導光体4の入射面40から導光体4中に入射する。導光体4に入射した励起光L1は、導光体4内部を導光し、途中で、反射面41で反射する。反射した励起光L1は、出射面42から光変換パネル3に向けて出射する。
導光体4から出射した励起光L1は、光変換パネル3の保持部材30を透過して光変換層31に伝搬する。光変換層31に伝搬した励起光L1は、光変換層31により、2次光L2に変換される。2次光L2は、光変換層31の正面から外部に、所定の配光パターン、この例では、テールランプの配光パターンとして、出射する。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1、車両用灯具100は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、光変換パネル3と導光体4とが別個に構成したものであるから、導光体4に光変換パネル3の光変換層31を直接形成することによる導光体4の変形が無い。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、光源部2からの励起光L1を導光体4を介して光変換パネル3に伝搬する時に、励起光L1を高精度に光学制御することができる。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1において、光源部2の基板21と導光体4とは、光源20の出射面22と導光体4の入射面40とが対向している状態で、保持されている。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、光源20の出射面22からの励起光L1を、導光体4の入射面40に確実に出射させて、導光体4内部に確実に入射させることができる。この結果、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、光源部2からの励起光L1を、導光体4に効率良く伝搬させることができる。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1において、光変換パネル3と導光体4とは、導光体4の出射面42と光変換パネル3の保持部材30とが対向している状態で、配置されている。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、導光体4の出射面42からの励起光L1を、光変換パネル3の保持部材30に確実に出射させて、保持部材30を介して光変換パネル3の光変換層31に確実に伝搬させることができる。この結果、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、導光体4からの励起光L1を、光変換パネル3に効率良く伝搬させることができる。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1において、導光体4の反射面41は、光変換パネル3に向けて励起光L1を反射させる複数のプリズムの反射面41から構成されている。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、入射面40から導光体4の内部に入射して導光した励起光L1を、複数のプリズムの反射面41で、光変換パネル3に、面状に均一に出射させることができる。この結果、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、光変換パネル3において、均一の面発光が得られる。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1において、導光体4の反射面41は、プリズムの反射面41と繋面43とから構成されている、ものであるから、導光体4の反射面41と出射面42との間の寸法を小さくすることができる。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、導光体4を薄くすることができ、その分、小型、軽量化を図ることができる。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1において、導光体4の出射面42と光変換パネル3の保持部材30とは、励起光L1を透過させる両面テープまたは接着剤50により、接着されている。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、導光体4の出射面42と光変換パネル3の保持部材30の背面との間には空気層が存在しない状態であるから、励起光L1が導光体4の出射面42から光変換パネル3の保持部材30に出射させる時に、励起光L1の損失を最小限に抑制することができ、励起光L1を効率よく利用することができる。
この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1において、光源部2の基板21と導光体4とは、保持部5により、保持されていて、また、導光体4の出射面42と光変換パネル3の保持部材30とは、励起光L1を透過させる両面テープまたは接着剤50により、接着されている。これにより、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、光源部2と導光体4と光変換パネル3とが一体構造をなす、ものであるから、光源部2の出射面22からの励起光L1の出射範囲と導光体4の入射面40との相対位置関係が変わらず、また、導光体4の出射面42からの励起光L1の出射範囲と光変換パネル3の保持部材30との相対位置関係が変わらない。この結果、この実施形態にかかる車両用発光ユニット1は、一体構造の光源部2と導光体4と光変換パネル3とを灯具ユニット空間103U内に任意の位置に配置しても、光変換パネル3の光変換層31の所定の発光面が得られ、しかも、灯具ユニット空間103U内の発光面(光変換パネル3の光変換層31)のレイアウトおよびデザインにおいて、自由度が増す。
この実施形態1にかかる車両用灯具100は、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1を備えるものであるから、この実施形態1にかかる車両用発光ユニット1と同様の効果を達成することができる。
(実施形態2の説明)
図4は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用発光ユニット1Aについて説明する。図4中、図1から図3中の符号と同一の符号は、同一の物を示す。
前記の実施形態1にかかる車両用発光ユニット1は、導光体4の入射面40側の上側部分と反射面41および出射面42側の中央部分および下側部分とが、上下に直線状に連なっている、例である。これに対して、この実施形態2にかかる車両用発光ユニット1Aは、導光体4Aの入射面40側の上側部分と反射面41および出射面42側の中央部分および下側部分とが、前後に直角に折れ曲がっている、例である。角の部分は、実線で示すように湾曲面、または、二点鎖線で示すように平面であっても良い。光源部2からの励起光L1を効率良く導光できるものであれば良い。なお、図4において、励起光L1の途中の光路を省略してある。
この実施形態2にかかる車両用発光ユニット1Aは、前記の実施形態1にかかる車両用発光ユニット1と同様の作用、効果を達成することができる。
(実施形態3の説明)
図5は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態2を示す。以下、この実施形態3にかかる車両用発光ユニット1Bについて説明する。図5中、図1から図4中の符号と同一の符号は、同一の物を示す。
前記の実施形態1、2にかかる車両用発光ユニット1、1Aは、導光体4、4Aの入射面40が平面をなしていて、光源部2からの励起光L1を放射状に入射させる、例である。これに対して、この実施形態3にかかる車両用発光ユニット1Bは、導光体4Bの入射面40Bが曲面と平面との組み合わせからなっていて、光源部2からの励起光L1を平行光として入射させる、例である。
この例の導光体4Bの反射面41Bは、入射した励起光L1に対して、約45°の角度で傾斜していて、入射した励起光L1を光変換パネル3側にほぼ直角に反射させる。また、この例の導光体4Bの繋面43Bは、入射した励起光L1に対して、ほぼ平行であって、平行に入射した励起光L1を反射面41Bに効率良く進める。
この実施形態3にかかる車両用発光ユニット1Bにおいて、導光体4Bの入射面40Bは、光源部2からの励起光L1を平行光として入射させる入射面から構成されている。このため、この実施形態3にかかる車両用発光ユニット1Bは、平行光として入射した励起光L1を、導光体4Bの反射面41Bで、導光体4Bの出射面42側に、効率良く反射させることができ、光変換パネル3の光変換層31が効率良く発光する。
(実施形態4の説明)
図6は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態4を示す。以下、この実施形態4にかかる車両用発光ユニット1Cについて説明する。図6中、図1から図5中の符号と同一の符号は、同一の物を示す。
前記の実施形態1、2、3にかかる車両用発光ユニット1、1A、1Bは、光源部2からの励起光L1を直接導光体4、4A、4Bの入射面40、40Bに入射させる、例である。これに対して、この実施形態4にかかる車両用発光ユニット1Cは、光源部2からの励起光L1を、光学部材6を介して、導光体4Cの平面からなる入射面40Cに入射させる、例である。
この実施形態4にかかる光学部材6は、前記の実施形態3にかかる導光体4Bの入射面40Bを含む上側部分を、反射面41B、繋面43B、出射面42Bを含む中央部分および下側部分から、切り離した、ものである。
光学部材6は、導光体4Cと同様に、励起光L1の透過率が良く、また、金型成形がし易く、かつ、組み付け加工がし易い部材(樹脂部材など)から構成されている。光学部材6は、上面の入射面60と、下面の出射面61と、正面と、背面と、左右両端面と、を有する。
光学部材6の左右両端面は、左右の保持部5の対向する面に固定されている。これにより、光学部材6の入射面60と光源20の出射面22とが対向し、また、光学部材6の出射面61と導光体4Cの入射面40Cとが対向する。
光学部材6の入射面60は、光源部2からの励起光L1を平行光として入射させる、いわゆる、杯形状の入射面から構成されている。光学部材6の出射面61は、平面から構成されていて、入射面60から入射した平行光の励起光L1を、そのまま平行光として、導光体4の入射面40Cに向けて出射させる。
この実施形態4にかかる導光体4Cは、前記の実施形態3にかかる導光体4Bと同様に、入射面40Cと、反射面41Cと、繋面43Cと、出射面42とを、有する。なお、図6において、保持部5の上側部分の前後幅は、導光体4Cの入射面40Cを含む上側部分の前後幅、光学部材6の前後幅、および、前記の実施形態1、2、3の保持部5の上側部分の前後幅よりも、広く図示されている。
この実施形態4にかかる車両用発光ユニット1Cは、光源部2からの励起光L1を、導光体4Cの入射面40C側に、平行光として出射させる光学部材6を、備えるものである。これにより、この実施形態4にかかる車両用発光ユニット1Cは、光学部材6を介して、導光体4Cに平行光として入射した励起光L1を、導光体4Cの反射面41Cで、導光体4Cの出射面42側に、効率良く反射させることができるので、光変換パネル3の光変換層31が効率良く発光する。
(実施形態5の説明)
図7および図8は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態5を示す。以下、この実施形態5にかかる車両用発光ユニット1Dについて説明する。図7および図8中、図1から図6中の符号と同一の符号は、同一の物を示す。
前記の実施形態1、2、3にかかる車両用発光ユニット1、1A、1Bは、光源部2からの励起光L1を直接導光体4、4A、4Bの入射面40、40Bに入射させる、例である。これに対して、この実施形態5にかかる車両用発光ユニット1Dは、前記の実施形態4にかかる車両用発光ユニット1Cと同様に、光源部2Dからの励起光L1を、光学部材7を介して、導光体4の平面からなる入射面40に入射させる、例である。
光学部材7は、導光体4Cおよび前記の光学部材6と同様に、励起光L1の透過率が良く、また、金型成形がし易く、かつ、組み付け加工がし易い部材(樹脂部材など)から構成されている。光学部材7は、断面ほぼ円形の丸棒形状からなり、左右両端面の入射面70と、上面の反射面71および繋面もしくは段差面73と、下面の出射面72と、を有する。光学部材7は、いわゆる、ライトガイドであって、入射面70から入射した励起光L1を、導光させ、反射面71で出射面72側に反射させ、出射面72から導光体4の入射面40に向けて出射させる、ものである。光学部材7は、疑似線状光源を構成する、ものである。
この実施形態5にかかる車両用発光ユニット1Dは、二つの光源部2Dを備える。二つの光源部2Dは、左右の保持部5の上端に、光源20の出射面22が対向している状態で、固定されている。光学部材7の左右の両端部とは、二つの光源部2Dの基板21Dに、光源20の出射面22と光学部材7の入射面70とが対向している状態で、保持されている。光学部材7は、二つの光源部2Dを介して左右の保持部5に保持されている。これにより、光学部材7の出射面72と導光体4の入射面40とが対向している。
この実施形態5にかかる車両用発光ユニット1Dは、光源部2からの励起光L1を、導光体4Cの入射面40C側に、疑似線状光源からの出射光として出射させる光学部材7を、備えるものである。これにより、この実施形態5にかかる車両用発光ユニット1Dは、光学部材7の疑似線状光源から均一に出射して導光体4の入射面40に均一に入射した励起光L1を、導光体4の反射面41で、導光体4の出射面42側に、均一にかつ効率良く反射させることができるので、光変換パネル3の光変換層31が均一に、かつ、効率良く面発光する。
(実施形態6の説明)
図9は、この発明にかかる車両用発光ユニットの実施形態6を示す。以下、この実施形態6にかかる車両用発光ユニット1Eについて説明する。この実施形態6にかかる車両用発光ユニット1Eは、前記の実施形態1から5にかかる車両用発光ユニットの構成とほぼ同様の構成をなしていて、光変換パネル(図9中の白色の四角形の部分)の発光面を斜め上に傾けたものである。
(実施形態1から6以外の例の説明)
なお、前記の実施形態1から6においては、車両用発光ユニット1、1A、1B、1C、1D、1E、車両用灯具100がリアコンビネーションランプを構成するテールランプである、例について説明するものである。しかしながら、この発明においては、車両用発光ユニット1、1A、1B、1C、1D、1E、車両用灯具100がテールランプ以外のストップランプ、テール・ストップランプまたはターンシグナルランプであっても良い。ストップランプ、テール・ストップランプの場合において、2次光L2は、赤色光であり、ターンシグナルランプの場合において、2次光L2は、黄橙色光となる。
また、前記の実施形態1から6においては、光変換パネル3と導光体4、4A、4B、4Cとが、励起光L1を透過させる両面テープまたは接着剤50により、一体に接着されている、例について説明するものである。しかしながら、この発明においては、光変換パネル3と導光体4、4A、4B、4Cとを、別個にして、保持部5に保持したり、あるいは、インナーハウジング101Uに保持したりしても良い。または、導光体4、4A、4B、4Cを金型成形する時に、予め製造した光変換パネル3をインサート成形して、光変換パネル3と導光体4、4A、4B、4Cとを一体に構成しても良い。
さらに、前記の実施形態1においては、実施形態1にかかる車両用発光ユニット1を備える実施形態1にかかる車両用灯具100について説明するものである。しかしながら、この発明においては、実施形態2から6にかかる車両用発光ユニット1A、1B、1C、1D、1Eを備える車両用灯具であっても良い。
なお、この発明は、前記の実施形態、変形例により限定されるものではない。
100 車両用灯具
101 アウターハウジング(ランプハウジング)
102 アウターレンズ(ランプレンズ)
103 灯具空間
104 取付部材
100U テールランプユニット(車両用灯具ユニット)
101U インナーハウジング(ランプハウジング)
102U インナーレンズ(ランプレンズ)
103U 灯具ユニット空間
1、1A、1B、1C、1D、1E 車両用発光ユニット
2、2D 光源部
20 光源
21、21D 基板
22 出射面
3 光変換パネル
30 保持部材
31 光変換層
4、4A、4B、4C 導光体
40、40B、40C 入射面
41、41B、41C 反射面
42 出射面
43、43B、43C 繋面
44 側面
5 保持部
50 両面テープまたは接着剤
51 スクリュー
6 光学部材
60 入射面
61 出射面
7 光学部材
70 入射面
71 反射面
72 出射面
73 繋面もしくは段差面
L1 励起光
L2 2次光

Claims (7)

  1. 励起光を出射する光源部と、
    光変換パネルと、
    前記光源部からの前記励起光を前記光変換パネルに導く導光体と、
    を備え、
    前記導光体は、
    前記励起光を入射させる入射面と、
    入射させた前記励起光を反射させる反射面と、
    反射させた前記励起光を出射させる出射面と、
    を有し、
    前記光変換パネルは、
    前記導光体の前記出射面から出射された前記励起光を透過させる保持部材と、
    前記保持部材に保持されていて、前記保持部材を透過した前記励起光を2次光に変換して前記2次光を出射させる光変換層と、
    を有する、
    ことを特徴とする車両用発光ユニット。
  2. 前記光源部は、前記励起光を出射する光源と、前記光源を保持する基板と、を有し、
    前記基板と前記導光体とは、前記光源と前記導光体の前記入射面とが対向している状態で、保持されていて、
    前記光変換パネルと前記導光体とは、前記導光体の前記出射面と前記光変換パネルの前記保持部材とが対向している状態で、配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用発光ユニット。
  3. 前記導光体の前記反射面は、前記光変換パネルに向けて前記励起光を反射させる複数のプリズムの反射面から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用発光ユニット。
  4. 前記導光体の前記出射面と前記光変換パネルの前記保持部材とは、前記励起光を透過させる両面テープまたは接着剤により、接着されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用発光ユニット。
  5. 前記導光体の前記入射面は、前記光源部からの前記励起光を平行光として入射させる入射面から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用発光ユニット。
  6. 前記光源部からの前記励起光を前記導光体の前記入射面側に出射させる光学部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用発光ユニット。
  7. 空間を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記空間内に配置されている請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用発光ユニットと、
    を備え、
    前記車両用発光ユニットは、前記ランプハウジングに直接または介在部材を介して取り付けられている、
    ことを特徴とする車両用灯具。

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