JP2024065822A - ガイドユニット - Google Patents

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昌和 関口
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株式会社サトーラシ
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【課題】従来のガイドユニットは、ハウジングへの組付け作業が繁雑であるうえに組付け誤差が生じる虞があった。【解決手段】ハウジングH内において長尺体Rをその長手方向に摺動可能に保持するガイドユニットUであって、ハウジングHに固定する第1部材11と、長尺体Rの側面を受ける第2部材12と、第1部材11と第2部材12の間に介装した弾性体13とを同軸上に備え、第1部材11及び第2部材12が、互いに軸線方向に摺動可能に係合する外側環状部11A及び内側環状部12Aを相対的に有し、内側環状部12Aの先端に設けた外側への突出部12Bと、外側環状部11Aの先端に設けた内側へのカシメ部11Bとにより第1部材11及び第2部材12が互いに離脱不能に係合している構成とし、ハウジングHへの組付け作業の簡略化や組付け精度の向上を実現した。【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジング内で長尺体を摺動可能に保持するのに用いられ、例えば、車両のステアリング装置におけるラックを保持するのに用いられるガイドユニットに関するものである。
従来、上記したようなガイドユニットとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載のガイドユニットは、自動車のパワーステアリング装置に用いるものであり、ラックのハウジングに固定するキャップと、ラックの背面を摺動可能に受けるラックガイドと、キャップとラックガイドの間に介装するばねとを同軸上に備えた基本構成を有する。このガイドユニットは、ハウジングにラックガイドを挿填した後、ばねを介在させてハウジングにキャップを螺着することにより固定され、ステアリング軸のピニオンに対してラックを弾発的に押し付ける働きをする。
特開2013-226940号公報
しかしながら、上記したような従来のガイドユニットは、キャップ、ばね、及びラックガイドが夫々単一の部品であり、ハウジングにラックガイド及びばねを組み込んだ後、ハウジングにキャップをねじ結合することから、ハウジングへの組付け作業が繁雑であるうえに組付け誤差が生じる虞があるという問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、ハウジングへの組付け作業の簡略化や組付け精度の向上を実現することができるガイドユニットを提供することを目的としている。
本発明に係わるガイドユニットは、ハウジング内において長尺体をその長手方向に摺動可能に保持するガイドユニットであって、ハウジングに固定する第1部材と、長尺体の側面を受ける第2部材と、第1部材と第2部材の間に介装した弾性体とを同軸上に備え、第1部材及び第2部材が、互いに軸線方向に摺動可能に係合する外側環状部及び内側環状部を相対的に有すると共に、内側環状部の先端に設けた外側への突出部と、外側環状部の先端に設けた内側へのカシメ部とにより、第1部材及び第2部材が互いに離脱不能に係合していることを特徴としている。
また、本発明に係わるガイドユニットは、車両のステアリング装置のラックをその長手方向に摺動可能に保持するガイドユニットであって、ラックのハウジングに固定する第1部材と、ラックの背面を摺動可能に受ける第2部材と、第1部材と第2部材の間に介装した弾性体とを同軸上に備え、第1部材及び第2部材が、互いに軸線方向に摺動可能に係合する外側環状部及び内側環状部を相対的に有すると共に、内側環状部の先端に設けた外側への突出部と、外側環状部の先端に設けた内側へのカシメ部とにより、第1部材及び第2部材が互いに離脱不能に係合していることを特徴としている。
本発明に係わるガイドユニットは、上記構成を採用したことにより、単体でハウジングに組み付けることができるので、ハウジングへの組付け作業の簡略化や組付け精度の向上を実現することができる。
本発明に係わるガイドユニットの第1実施形態を説明する断面図である。 図1に示すガイドユニットを分解状態で示す断面図である。 図1に示すガイドユニットを要部の拡大図とともに示す断面図である。 本発明に係わるガイドユニットの第2実施形態を説明する断面図である。 本発明に係わるガイドユニットの第3実施形態を説明する断面図である。
〈第1実施形態〉
図1に示すガイドユニットUは、ハウジングH内において長尺体(R)をその長手方向に摺動可能に保持するものである。ガイドユニットUは、ハウジングHに固定する第1部材11と、長尺体(R)の側面を受ける第2部材12と、第1部材11と第2部材12の間に介装した弾性体13とを同軸上に備えている。
第1部材11及び第2部材12は、互いに軸線方向に摺動可能に係合する外側環状部11A及び内側環状部12Aを相対的に有している。そして、ガイドユニットUは、内側環状部12Aの先端に設けた外側への突出部12Bと、外側環状部11Aの先端に設けた内側へのカシメ部11Bとにより、第1部材11及び第2部材12が互いに離脱不能に係合している構造である。
より具体的には、この実施形態のガイドユニットUは、車両のステアリング装置のラック(長尺体)Rをその長手方向に摺動可能に保持するものである。図2にも示すように、第1部材11は、概略円筒形状を成す部材であって、上記の外側環状部11Aを有すると共に、その外周におねじ部11Cを有し、外側環状部11Aの反対側(図2中で上側)の中央には、回転工具が係合する係合凹部11Dを有している。
第2部材12は、概略円筒形状を成す部材であって、上記の内側環状部12Aを有すると共に、内側環状部12Aの先端全周に外側への突出部12Bを有する。また、第2部材12は、その内側に弾性体2の収容凹部12Cを有すると共に、内側環状部12Aの反対側(図2中で下側)には、ラックRの背面を摺動可能に受ける凹曲面状の保持部12Dを有している。なお、図示例では、第1部材11に外側環状部11Aを設け、第2部材12に内側環状部12Aを設けた構造であるが、これに対して、第1部材11に内側環状部を設け、第2部材12に外側環状部を設ける構造もあり得る。
さらに、第2部材12は、軸線上に、収容凹部12Cから保持部12Dに至る貫通孔12Eを有しており、ラックRとの間に、図2中に仮想線で示すシート14を介装する。シート14は、上記の保持部12Dの内面に沿った曲面状を成し、その凸面側の中央に、貫通孔12Eに係合する取付部14Aを有する。このシート14には、潤滑性や耐久性に優れた材料を用いることができ、一例としてテフロン(登録商標)が挙げられる。
弾性体13は、第2部材12に対してラックR方向への弾発力を付与するものであればよく、この実施形態では、第2部材12の収容凹部12Cに収容されるコイルばね13Aと、第1部材11と第2部材12との間に介装する皿ばね13Bとで構成してある。
上記のガイドユニットUは、第1部材11,弾性体13、並びに第2部材12及びシート14を予め組み立てた後、図3に示すように、第1部材11の外側環状部11Aの先端に、第2部材12の抜け止めとして内側へのカシメを行う。
この際、カシメは、円周上の1カ所でも抜け止めとして機能するが、外側環状部11Aの円周上において、少なくとも180度異なる2カ所に形成することで、各部品の同軸度を良好に維持することができる。また、カシメは、例えば、ガイドユニットUを拘束する治具と、拘束されたガイドユニットに対して進退駆動される複数の加圧体とを備えた装置を用い、各加圧体により外側環状部11Aの先端を部分的に塑性変形させる。
このようにして、上記のガイドユニットUは、第1部材11の外側環状部11Aの先端に設けた内側へのカシメ部11Bと、第2部材12の内側環状部12Aの先端に設けた外側への突出部12Bとにより、第1部材11及び第2部材12が互いに離脱不能に係合した構造になる。
また、第1部材11及び第2部材12は、外側環状部11Aと内側環状部12Aとの係合範囲において、弾性体2を圧縮しつつ軸線方向に互いに摺動可能である。さらに、第1部材11は、第2部材12に対して軸線回りに回動可能であり、この際、弾性体13は、コイルスプリング13Aにより皿ばね13Bの位置を中央に維持する。
上記のガイドユニットUは、アッセンブリとして単体で取り扱うことができる。このガイドユニットUは、車両のステアリング装置を構成する場合、ハウジングHに形成した取付孔15に挿入し、第1部材11のおねじ部11Cを取付孔15のめねじ部15Aに螺合させると共に、第2部材12の保持部12DをラックRの背面に当接させれば、ハウジングHへの組付け作業が完了する。図示例の第1部材11は、その上面がハウジングHの外面と面一になるように装着してある。そして、ガイドユニットUは、図1に示すように、ステアリング軸に設けたピニオンPに対してラックRを弾発的に押し付ける働きをする。
このようにして、上記実施形態のガイドユニットUは、単体でハウジングHに組み付けることができるので、ハウジングHへの組付け作業の簡略化や組付け精度の向上を実現することができ、車両のステアリング装置に用いる場合には、少なくともステアリング装置の生産性や品質の向上に貢献することができる。
〈第2実施形態〉
図4は、本発明に係わるガイドユニットの第2実施形態を説明する図である。この実施形態では、第1実施形態と同じ構成部位に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図示のガイドユニットUは、第1実施形態と同様の基本構成を備えると共に、第1部材11のカシメ部11Bが、外側環状部11Aの全周にわたって形成してある。この場合、カシメは、例えば、ガイドユニットUを拘束する治具と、拘束されたガイドユニットに対して進退駆動される加圧ローラとを備えた装置を用いる。そして、加圧ローラを外側環状部11Aの先端に押し付けながら、ガイドユニット及び加圧ローラの少なくとも一方を回動させて、外側環状部11Aの先端を全周にわたって塑性変形させる。
上記のガイドユニットUにあっても、先の実施形態と同様に、単体でハウジングHに組み付けることができるので、ハウジングHへの組付け作業の簡略化や組付け精度の向上を実現することができ、とくに、外側環状部11Aの先端に全周にわたるカシメ部11Bを設けたことにより、第1部材11及び第2部材12間の抜け止め機能がより高められると共に、各部品の同軸度のさらなる向上を図ることができる。
図5は、本発明に係わるガイドユニットの第2実施形態を説明する図である。図示のガイドユニットUは、第1実施形態のもの(図1参照)と同等の基本構成を備えると共に、第1部材11が、ハウジングHから頭部を突出させた状態にねじ込んであり、その頭部にナットNを螺着することにより、ハウジングHにガイドユニットUを固定している。
上記構成を備えたガイドユニットUにあっても、先の各実施形態と同様に、単体でハウジングHに組み付けることが可能であると共に、ハウジングHへの組付け作業の簡略化や組付け精度の向上を実現することができ、ハウジングHに対する締付パターンが異なる場合にも対応可能である。
本発明のガイドユニットは、その構成が上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、上記のガイドユニットは、車両のステアリング装置におけるラックの保持に有用であると共に、それ以外の装置、例えば、軸線方向に摺動可能であり且つ中間に横方向の負荷を受けるような長尺体を備えた装置において、その長尺体の保持に用いることが可能である。
H ハウジング
R ラック(長尺体)
U ガイドユニット
11 第1部材
11A 外側環状部
11B カシメ部
12 第2部材
12A 内側環状部
12B 突出部
13 弾性体

Claims (4)

  1. ハウジング内において長尺体をその長手方向に摺動可能に保持するガイドユニットであって、
    ハウジングに固定する第1部材と、長尺体の側面を受ける第2部材と、第1部材と第2部材の間に介装した弾性体とを同軸上に備え、
    第1部材及び第2部材が、互いに軸線方向に摺動可能に係合する外側環状部及び内側環状部を相対的に有すると共に、
    内側環状部の先端に設けた外側への突出部と、外側環状部の先端に設けた内側へのカシメ部とにより、第1部材及び第2部材が互いに離脱不能に係合していることを特徴とするガイドユニット。
  2. 車両のステアリング装置のラックをその長手方向に摺動可能に保持するガイドユニットであって、
    ラックのハウジングに固定する第1部材と、ラックの背面を摺動可能に受ける第2部材と、第1部材と第2部材の間に介装した弾性体とを同軸上に備え、
    第1部材及び第2部材が、互いに軸線方向に摺動可能に係合する外側環状部及び内側環状部を相対的に有すると共に、
    内側環状部の先端に設けた外側への突出部と、外側環状部の先端に設けた内側へのカシメ部とにより、第1部材及び第2部材が互いに離脱不能に係合していることを特徴とするガイドユニット。
  3. カシメ部が、外側環状部の円周上において、少なくとも180度異なる2カ所に形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載のガイドユニット。
  4. カシメ部が、外側環状部の全周にわたって形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載のガイドユニット。
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