JP2024064113A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Ko Abe
元康 市場
Motoyasu ICHIBA
晃一 西村
Koichi Nishimura
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Abstract

【課題】本開示は、機械室の凝縮器の放熱能力の向上を図る冷蔵庫を提供する。【解決手段】本開示における冷蔵庫は、機械室に、圧縮機と、凝縮器と、機械室ファンと、前記機械室を覆う機械室カバーとを備え、前記機械室カバーに形成した吸込み口には空気の向きを制御するルーバーを有し、前記ルーバーの下流側は前記吸込み口に対して略垂直になるように前記機械室カバー内に向かって延びている。【選択図】図3

Description

本開示は、冷蔵庫の機械室に関する。
特許文献1は、機械室の側面部に形成した排気口にルーバーを備え、設置個所の壁面に塞がれても排気を円滑にした冷蔵庫を開示している。
特開2014-238219号公報
本開示は、機械室の凝縮器の放熱能力の向上を図る冷蔵庫を提供する。
本開示における冷蔵庫は、機械室に、圧縮機と、凝縮器と、機械室ファンと、前記機械室を覆う機械室カバーとを備え、前記機械室カバーに形成した吸込み口には空気の向きを制御するルーバーを有し、前記ルーバーの下流側は前記吸込み口に対して略垂直になるように前記機械室カバー内に向かって延びている。
本開示における冷蔵庫は、凝縮器の放熱能力の向上を図ることができる。
実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 実施の形態1における冷蔵庫の機械室カバーを外した背面斜視図 実施の形態1における冷蔵庫の要部断面図
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
(冷蔵庫の全体構成)
図1は冷蔵庫の全体構成を説明する縦断面図である。
図1において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、前記外箱2および内箱3の間に断熱材を充填発泡した発泡断熱材4とで構成してあり、仕切板5、6等によって複数の貯蔵室が上下に仕切形成してある。また、前記冷蔵庫本体1の各貯蔵室は冷蔵庫本体1
と同様の断熱構成を採用した回動式の扉7或いは引出し式の扉8、9、10で開閉自在としてある。
冷蔵庫本体1内に形成した貯蔵室は、最上部の冷蔵室11と、冷蔵室11の下に設けた温度帯切り替え可能な切替室12と、切替室12の横に設けた製氷室(図示しない)と、切替室12および製氷室と最下部の野菜室13との間に設けた冷凍室14で構成している。そして、前記冷蔵室11には複数の棚板が設けてあり、その下部には冷却温度帯を可変できるパーシャル/チルド室15が設けてある。
またパーシャル/チルド室15の後方には冷蔵室11を冷却する冷蔵室冷却器16と、冷蔵室冷却器16で生成した冷気を強制循環させる冷蔵室ファン17が配置している。
また冷蔵庫本体1の上部後方には機械室18が配置し、機械室18内に冷凍サイクルを構成する圧縮機19が備えられている。
また冷凍室14の後方には、冷凍室14、製氷室、切替室12、および野菜室13を冷却する冷凍室冷却器20が冷凍室背面壁によって区画されて配置し、冷凍室冷却器20の上方に冷凍室ファン21が配置している。
(機械室の構成)
図2は機械室18の要部斜視図で、機械室18を覆う機械室カバー22を外した状態を示している。
機械室カバー22は機械室18の天面部と背面部を覆い、X方向で見た時に、断面略L字状のカバーで形成されている。
機械室18には、冷凍サイクルを構成する、圧縮機19と、圧縮機19と配管23で接続される凝縮器24と、冷媒の流路を切替える三方弁25とが配置している。
凝縮器24として、マイクロチャネルコンデンサが配置している(以下、マイクロチャネルコンデンサ24)。
圧縮機19とマイクロチャネルコンデンサ24との間には、機械室ファン26が配置している。
マイクロチャネルコンデンサ24は、1本の扁平管35をZ軸方向に蛇行し、Y軸方向に複数段折り返して形成し、折り返した扁平管35の間に放熱フィン33を形成している。
マイクロチャネルコンデンサ24の外郭にはガイド部材27が配置している。マイクロチャネルコンデンサ24の外周縁部は、扁平管35またはプレートで構成されている。
図3は機械室カバー22を外した状態の機械室18の平面図である。
機械室18の側面部18aに吸込み口29を形成している。側面部18aは冷蔵庫本体1の側面壁の一部で、側面壁に連続して形成されている。側面壁は内部に発泡断熱材4が充填されており、約20~35mmの厚さの断熱壁となっている。
吸込み口29は、この断熱壁に形成されており、断熱材を充填発泡した側面壁の開口部にルーバー部材を後からはめ込んで形成している。
図2のように、ルーバー部材30は縦長の開口部が冷蔵庫の前後方向に複数形成されるように複数のルーバー部30aを形成している。図3のように、ルーバー部30aは空気が流れる上流端部30bと下流端部30cは、途中に屈曲部30dを有して接続している。屈曲部30dから上流端部30bに延びるルーバ上流接続部は機械室18の前方に向かうように形成され、屈曲部30dから下流端部30cに延びるルーバ下流接続部は吸込み口29に対して略垂直になるように形成され、マイクロチャネルコンデンサ24に蛇行配置している扁平管35に対して略垂直となっている。
またルーバー部材30は断熱壁の厚さから下流端部30cが外側に飛び出さないように配置し、機械室18内に設置される機能部品や冷凍サイクルを構成する部材に接触しないように形成されている。
また機械室18内の空気を排出する排出口31が吸込み口29の反対側となる側面壁に設けられている。排出口31にも、吸込み口29と同様にルーバー部材32が設けられている。
(動作)
上記のように構成された機械室18について、その動作を説明する。
機械室ファン26は、圧縮機19の運転に連動して駆動し、外部の空気を吸込み口29から取り込んで、機械室ファン26の風上側にあるマイクロチャネルコンデンサ24を通過させ、放熱を促進し、風下側にある圧縮機19を通過して排出口31から外部へ空気を排出する構成となっている。
吸込み口29に配置したルーバー部材30は、ルーバー上流接続部によって機械室18の前方から空気を取り込み、ルーバー下流接続部で空気の流れを吸込み口29に対して略垂直になる方向に向きを変えて機械室18内に空気を導き、マイクロチャネルコンデンサ24の扁平管の間に形成される放熱フィンに略平行に流れるようにすることで、放熱効率を高めることができる。
マイクロチャネルコンデンサ24を通過した空気は圧縮機19の表面と熱交換して排出口31のルーバー部材32から、排出口31に対して略垂直に形成されたルーバー上流接続部から屈曲してルーバー下流接続部に流れて機械室18の前方へ向かって排出される。
したがって、吸込み口29から吸い込んだ空気によるマイクロチャネルコンデンサ24の放熱効率を高めることができる。
また排出口31のルーバー部材32として、ルーバー部材30を上下反対にして取付けることができ兼用化を図ることができる。
機械室カバー22の天面吸込み口にも、同様のルーバー部材30を配置してもよく、マイクロチャネルコンデンサ24の放熱効率を高めることができる。
□なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、コンデンサの放熱能力の向上を図る冷蔵庫に適用可能である。
1 冷蔵庫本体
18 機械室
29 吸込み口
30、32 ルーバー部材

Claims (6)

  1. 機械室に、圧縮機と、凝縮器と、機械室ファンと、前記機械室を覆う機械室カバーとを備え、前記機械室カバーに形成した吸込み口には空気の向きを制御するルーバーを有し、前記ルーバーの下流側端部は前記吸込み口に対して略垂直になるように形成されている冷蔵庫。
  2. 前記ルーバーの上流側は前記吸込み口に対して傾斜配置して前記ルーバーの下流側に接続する請求項1の冷蔵庫。
  3. 前記ルーバーの上流側端部は前記機械室の前方に向かって延びている請求項2の冷蔵庫。
  4. 前記ルーバーは前記機械室の側面部の吸込み口に形成され、前記側面部は内部に断熱材を有する所定の厚さの断熱壁であり、前記ルーバは前記断熱壁の厚さ内で形成されている請求項1の冷蔵庫。
  5. 前記凝縮器はマイクロチャネルコンデンサである請求項1の冷蔵庫。
  6. 前記機械室は冷蔵庫の背面上部にあり、前記機械室カバーは前記機械室の上面と背面を覆って形成され、前記吸込み口は前記機械室カバーの上面で、凝縮器よりも風上側に形成している請求項1の冷蔵庫。
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