JP2024062662A - プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ - Google Patents

プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2024062662A
JP2024062662A JP2022170655A JP2022170655A JP2024062662A JP 2024062662 A JP2024062662 A JP 2024062662A JP 2022170655 A JP2022170655 A JP 2022170655A JP 2022170655 A JP2022170655 A JP 2022170655A JP 2024062662 A JP2024062662 A JP 2024062662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instant film
pair
film
mechanical switch
film unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022170655A
Other languages
English (en)
Inventor
明正 香谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2022170655A priority Critical patent/JP2024062662A/ja
Priority to US18/493,103 priority patent/US20240134264A1/en
Priority to CN202311393612.7A priority patent/CN117930566A/zh
Priority to EP23205686.1A priority patent/EP4361724A1/en
Publication of JP2024062662A publication Critical patent/JP2024062662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6207Holders for the original in copying cameras
    • G03B27/625Apparatus which relate to the handling of originals, e.g. presence detectors, inverters
    • G03B27/6257Arrangements for moving an original once or repeatedly to or through an exposure station
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • G03B17/50Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus
    • G03B17/52Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus of the Land type
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/02Exposure apparatus for contact printing
    • G03B27/14Details
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D5/00Liquid processing apparatus in which no immersion is effected; Washing apparatus in which no immersion is effected
    • G03D5/02Liquid processing apparatus in which no immersion is effected; Washing apparatus in which no immersion is effected using rupturable ampoules of liquid
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

Figure 2024062662000001
【課題】フィルム先端を精度良く検出することが可能であり、かつコスト増加を抑制することができるプリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラを提供する。
【解決手段】プリンタ付きデジタルカメラ10は、インスタントフィルム28を搬送する搬送ローラ対53と、インスタントフィルム28に画像を露光する露光ユニット50と、露光済みのインスタントフィルム28の現像液ポッドを押し潰すことによりインスタントフィルム28の隙間に現像液を展開する展開ローラ対54と、搬送ローラ対53と展開ローラ対54の間に位置し、かつインスタントフィルム28の幅方向に延在し、展開された現像液を制御する展開制御部材55と、展開制御部材55の近傍に位置するメカスイッチ56とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラに関する。
特許文献1記載のプリンタは、インスタントフィルムを排出方向に搬送しながら、その搬送方向と直交する向きに設けられたライン状の露光ヘッドを駆動し、インスタントフィルムに画像記録を行う。このプリンタは、露光ヘッドの下流側に設けられ、インスタントフィルムの現像液ポッドを押し潰すと共に、流出した現像処理液を展開しながらインスタントフィルムを排出方向に送り出す展開ローラと、展開ローラの下流側に設けられ、現像液ポッド押し潰し後のインスタントフィルムの先端部が移動してきたことを検知する検知手段と、検知手段からの検知信号に応答して露光ヘッドの駆動タイミングを決めると共に、インスタントフィルムの搬送に同期して露光ヘッドを駆動する制御手段とを備える。
特許文献2記載のインスタントカメラでは、一対の導電性のスプレッドローラで、撮影済みインスタントフィルムを上下両面側から挟み込み、フィルム面において現像液を拡散すると共にインスタントフィルムを搬送して排出し、除電ブラシでインスタントフィルムが給送する際にフィルム面上に生じる静電気をシート型電池のプラス端子あるいはマイナス端子に移送して除電する。スプレッドローラの近傍には、フォトリフレクタが配設されており、スプレッドローラから排出されるインスタントフィルムの先端を検出する。
特許第4052543号公報 特開平7-152087号公報
本開示の技術に係る一つの実施形態は、フィルム先端を精度良く検出することが可能であり、かつコスト増加を抑制することができるプリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラを提供する。
本開示の技術に係る一つの態様のプリンタは、搬送ローラ対と、露光ユニットと、展開ローラ対と、展開制御部材と、メカスイッチとを備える。搬送ローラ対は、現像液を内包した現像液ポッドを有するフィルムユニットを搬送する。露光ユニットは、搬送ローラ対により搬送されたフィルムユニットに画像を露光する。展開ローラ対は、 搬送ローラ対よりも搬送方向における下流側に配置され、露光済みのフィルムユニットの現像液ポッドを押し潰すことによりフィルムユニットの隙間に現像液を展開する。展開制御部材は、搬送方向における搬送ローラ対と展開ローラ対の間に位置し、かつフィルムユニットの幅方向に延在し、フィルムユニットの隙間に展開された現像液を制御する。メカスイッチは、展開制御部材の近傍に位置する。
フィルムユニットの搬送路を挟んで展開制御部材の反対側に位置し、弾性力によりフィルムユニットを展開制御部材に押し付ける第1金属部材を備えることが好ましい。
第1金属部材は、メカスイッチのグランド回路に対して電気的に接続されていることが好ましい。メカスイッチは、グランド回路に対して固定される第2金属部材を備え、第1金属部材は、第2金属部材と当接することによりグランド回路と電気的に接続されていることが好ましい。
フィルムユニットとして、第1のフィルムユニット、及び第1のフィルムユニットに対して幅方向の寸法が小さい第2のフィルムユニットが用いられ、搬送ローラ対は、第1のフィルムユニット及び第2のフィルムユニットのいずれか一方を搬送することが好ましい。
搬送ローラ対及び展開ローラ対を駆動するローラ駆動機構を備え、ローラ駆動機構は、幅方向における一端側に設けられていることが好ましい。
メカスイッチは、フィルムユニットの側端に対して、幅方向における3mm以上内側に位置することが好ましい。
フィルムユニットは、搬送方向における先端と幅方向における側端とが交差する位置に面取り部が形成されており、メカスイッチは、フィルムユニットの面取り部よりも幅方向における内側に位置することが好ましい。
メカスイッチは、幅方向におけるフィルムユニットの中心位置から側端までの寸法をL、幅方向におけるフィルムユニットの中心位置からメカスイッチの中心位置までの距離をDとした場合、0≦D≦0.3Lとなる位置に配されていることが好ましい。
メカスイッチは、フィルムユニットの先端により押圧を受けてオン状態となることが好ましい。
本開示の技術に係る別の態様のプリンタは、第1ローラ対と、第2ローラ対と、メカスイッチとを備える。第1ローラ対は、記録媒体を搬送する。第2ローラ対は、第1ローラ対よりも搬送方向における下流側に配置されている。メカスイッチは、搬送方向における第1ローラ対と第2ローラ対の間に位置し、記録媒体の先端により押圧を受けてオン状態となる。
本開示の技術に係る一つの態様のプリンタ付きデジタルカメラは、上記のプリンタと、撮像光学系を有し、被写体像を撮像して画像データをプリンタに出力する撮像ユニットとを備える。
プリンタ付きデジタルカメラの正面側斜視図である。 プリンタ付きデジタルカメラの中央縦断面図である。 装填蓋を閉じ位置にしたプリンタ付きデジタルカメラの背面側斜視図である。 装填蓋を開き位置にしたプリンタ付きデジタルカメラの背面側斜視図である。 インスタントフィルムパックの斜視図である。 インスタントフィルムパックの断面図である。 インスタントフィルムパックの分解斜視図である。 インスタントフィルムの断面図である。 プリンタ部の断面図である。 装置筐体を省略したプリンタ部の斜視図である。 装置筐体の斜視図である。 メカスイッチと、搬送途中のインスタントフィルムとの位置関係を示す説明図である。 展開制御部材、第1金属部材、及びメカスイッチと、搬送途中のインスタントフィルムとの位置関係を示す斜視図である。 プリンタ付きデジタルカメラを展開制御部材、第1金属部材、及びメカスイッチの周辺で切断した要部断面図である。 第1金属部材、メカスイッチ、及び装置筐体の一部を背面側から視た斜視図である。 メカスイッチ及び回路基板の構成を示す斜視図である。 メカスイッチと、第1金属部材との接続状態を示す斜視図である。 メカスイッチの動作を説明する説明図である。 第1実施形態の変形例におけるメカスイッチと、搬送途中のインスタントフィルムとの位置関係を示す説明図である。 第2実施形態における装填蓋を開き位置にした状態のプリンタ付きデジタルカメラの背面側斜視図である。 第2実施形態における第2のインスタントフィルムパックの斜視図である。 第2実施形態におけるプリンタ部の斜視図である。 第2実施形態における装置筐体の斜視図である。 第2実施形態における搬送ローラ対と、展開ローラ対と、メカスイッチと、搬送途中の第1のインスタントフィルムとの位置関係を示す説明図である。 第2実施形態における搬送ローラ対と、展開ローラ対と、メカスイッチと、搬送途中の第2のインスタントフィルムとの位置関係を示す説明図である。 第2実施形態の変形例におけるメカスイッチと、搬送途中の第2のインスタントフィルムとの位置関係を示す説明図である。
[第1実施形態]
[プリンタ付きデジタルカメラの概要]
図1において、本発明のプリンタ付きデジタルカメラ10は、カメラボディ11と、撮像ユニット12と、プリンタ部13とを備える。カメラボディ11の前面には、撮像窓15と、2個のレリーズスイッチ16A、16Bとが設けられている。撮像窓15は、カメラボディ11の前面中央に配される。撮像窓15は、撮像ユニット12を構成する撮像光学系19(図2参照)を露呈させる。
カメラボディ11は、前面から視た形状がほぼ正方形である。プリンタ付きデジタルカメラ10は、シート状の記録媒体としてのインスタントフィルム28(図10参照)を使用する。インスタントフィルム28は、例えば、正方形(スクエア)型のインスタントフィルムである。なお、これに限らず、ワイド型又はカード型のインスタントフィルムを用いてもよい。インスタントフィルム28は、特許請求の範囲におけるフィルムユニット及び記録媒体に相当する。
図2に示すように、撮像ユニット12には、撮像光学系19と、固体撮像素子20とが設けられている。固体撮像素子20は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサであり、2次元マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)により構成される受光面を有している。各画素は、光電変換素子を含んでおり、撮像光学系19により受光面に結像された被写体像を光電変換し、撮像信号を生成する。
固体撮像素子20は、ノイズ除去回路、オートゲインコントローラ、A/D変換回路等の信号処理回路(いずれも図示せず)を備える。ノイズ除去回路は、撮像信号にノイズ除去処理を施す。オートゲインコントローラは、撮像信号のレベルを最適な値に増幅する。A/D変換回路は、撮像信号をデジタル信号に変換して固体撮像素子20から内蔵メモリ(図示せず)に出力する。固体撮像素子20の出力信号は、画素ごとに1つの色信号を有する画像データ(いわゆるRAWデータ)である。
レリーズスイッチ16A、16Bのうち、少なくとも一方が押圧操作されることにより、固体撮像素子20が駆動され、被写体像が撮像される。カメラボディ11の上面には、フィルム排出口21が設けられている。フィルム排出口21からは、画像のプリントが完了したインスタントフィルム28が排出される。
図3に示すように、カメラボディ11の背面側には、装填蓋22がヒンジ部22eにより取り付けられている。ヒンジ部22eは、装填蓋22を開き位置(図4に示す状態)と閉じ位置(図3に示す状態)との間で回動自在に支持する。なお、カメラボディ11と装填蓋22との間には、図示しないロック機構及びロック解除機構が設けられており、ロック機構が装填蓋22を閉じ位置に保持し、ロック解除機構を動作させると、装填蓋22が閉じ位置から開き位置に回動する。
図4に示すように、インスタントフィルム28が収納されたインスタントフィルムパック24(記録媒体パック)が装填室23に装填される。装填蓋22には、その内面に複数のフィルム押さえ部22a~22dが設けられている。
装填蓋22の外面、すなわち、カメラボディ11の背面には、背面表示部17及び操作部18が設けられている。背面表示部17は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネルから構成されている。背面表示部17には、固体撮像素子20から出力された1フレーム分の画像データが順次入力され、スルー画として表示される。
撮影者によりレリーズスイッチ16A、16Bの少なくとも一方が押圧操作されると、撮影が開始される。撮影では、固体撮像素子20から画像データが取得される。この画像データに対し図示しない画像処理部により、公知の画像処理が施され、その後に圧縮処理される。画像処理としては、例えばマトリクス演算、デモザイク処理、γ補正、輝度変換、色差変換、リサイズ処理などがある。画像処理及び圧縮済みの画像データは、カメラボディ11内に設けられたフラッシュメモリなどの内蔵メモリ(図示せず)に記録される。
操作部18のメニュースイッチ18aが押圧操作されると、内蔵メモリに記録された画像データに基づいて、画像が背面表示部17に再生表示される。そして、プリントしたい画像が背面表示部17に表示された場合、撮影者が操作部18のプリントスイッチ18bを押圧操作することで、プリンタ部13によるプリント処理が開始される。
[インスタントフィルムパックの構成]
図5及び図6に示すように、インスタントフィルムパック24は、ケース26と、フィルム押圧板27と、複数枚のインスタントフィルム28と、フィルムカバー30とを備えている。
図6に示すように、ケース26は、複数枚のインスタントフィルム28と1枚のフィルムカバー30とを積層して収納する。ケース26は、熱可塑性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂にセルロースを混合した紙樹脂などの材料で形成されている。ケース26は、箱形状のケース部材31と、ケース部材31の背面側に形成された開口を覆う蓋32とから構成される。
図7に示すように、ケース部材31には、インスタントフィルム28を露光させるための露光開口31aが形成されている。以下では、インスタントフィルムパック24において露光開口31aが形成されている面を「前面」、この「前面」とは反対側の面を「背面」、カメラボディ11のフィルム排出口21と対向する面を「上面」、この「上面」とは反対側の面を「底面」として説明する。ケース部材31内において、露光開口31aに最初にセットされる最前層のインスタントフィルム28の前にフィルムカバー30が重ねられている。これにより、露光開口31aはフィルムカバー30によって光密に塞がれる。また、露光開口31aの下部には、カメラに設けた周知のクロー部材59(図11、図12及び図13参照)が入り込む切欠31bが設けられている。切欠31bは、クロー部材59がインスタントフィルム28又はフィルムカバー30を送り出す際に通過する直線状の切欠である。切欠31bは、露光開口31aの下部からケース部材31の底面まで繋がっている。
ケース部材31の上面には送出口31cが形成されている。送出口31cはスリット状に形成されている。送出口31cからは、ケース部材31の切欠31bに挿入されたクロー部材59によって、インスタントフィルム28又はフィルムカバー30が1枚ずつインスタントフィルムパック24の外に送り出される。
ケース部材31には、送出口31cを外部から塞ぐように遮光シール31dが貼り付けられている。遮光シール31dは、柔軟性を有するシート状に形成されている。遮光シール31dは、インスタントフィルム28又はフィルムカバー30が送出口31cを通過する時に邪魔することがないように、送出口31cの長辺側の一縁だけが貼り付けられている。
図7に示すように、蓋32は、一対の開口32aと、一対のユニット支持突起32bと、一対のカシメピン32cと、支持片32dとを有している。一対の開口32aは、上下に所定間隔だけ離して形成されており、プリンタ付きデジタルカメラ10に装填された時にプリンタ付きデジタルカメラ10に設けたフィルム押さえ部22a~22dが入り込む入り口となる。
一対のユニット支持突起32bは、蓋32の両側縁部に縦長にそれぞれ設けられており、中央部が露光開口31aに向けて突出する円弧状となっている。ユニット支持突起32bは、最後層に位置するインスタントフィルム28の裏面の両側縁部に当接し、中央部を露光開口31aに向けて凸とした円弧状にインスタントフィルム28を押し上げる。これにより、フィルムカバー30と露光開口31aとの間に隙間が生じることを防止する。
一対のカシメピン32cは、フィルム押圧板27を取り付けるためのものである。支持片32dは、最後層のインスタントフィルム28の中央部分を背後から支持し、そのインスタントフィルム28の中央部が蓋32に向かって湾曲する方向に撓むことを防止する。
フィルム押圧板27は、弾性を有する合成樹脂製の2枚のシート27a、27bからなる。シート27aは、装填蓋22を閉じた時に複数のフィルム押さえ部22a~22dにより押圧され、蓋32に向かって凸となるように湾曲する。シート27aには、開口27cと、一対の穴27dとが形成されている。開口27cは、シート27aの中央部分に縦長に形成されており、支持片32dを挿通するためのものである。一対の穴27dには、一対のカシメピン32cが挿入され、フィルム押圧板27を蓋32に取り付けるためのものである。
シート27bには、開口27eと、一対の穴27fとが形成されている。開口27eは、シート27aの中央部分に形成されており、支持片32dを挿通するためのものである。一対の穴27fには、一対のカシメピン32cが挿入される。シート27bは、下端部27hがシート27aの下端部27gに取り付けられている。これにより、シート27bは、シート27aの弛みを防ぎ、また一対の開口32aからの光漏れを防止すると共に、複数のフィルム押さえ部22a~22dによりシート27aが弾性屈曲した時に、インスタントフィルム28を略平面的に押し上げる。この結果、最前層のフィルムカバー30又はインスタントフィルム28がケース部材31の前面裏側に押し付けられる。
[インスタントフィルムの構成]
図8に示すように、インスタントフィルム28は、マスクシート33と、感光シート34と、カバーシート35と、現像液ポッド36と、トラップ部37とから構成されており、いわゆるモノシートタイプのフィルムである。マスクシート33は薄い合成樹脂でシート状に形成され、画面開口33aを備えている。感光シート34には、感光層、拡散反射層、受像層等が設けられている。カバーシート35は、後述する露光ユニット50と対面する露光面28aを有する。
現像液ポッド36は、略袋状に形成されており、その内部に現像液38が内包されている。この現像液ポッド36は、感光シート34の送出口31c側の端部上に貼着され、マスクシート33の端部で包まれている。トラップ部37は、感光シート34の送出口31c側とは反対側の端部上に貼着され、同様にマスクシート33の端部で包まれている。
インスタントフィルム28は、プリント時において、感光層に対してプリント光が照射され、感光層が露光される。現像時には現像液ポッド36が裂開されて、感光シート34とカバーシート35の隙間39に現像液38が流し込まれて展開される。感光層の露光による画像は拡散反射層によって反転されて受像層に転写される。こうして、画面開口33aより露呈される感光シート34の画像観察面40上にポジ画像が現れる。
フィルムカバー30は、薄いシート状に形成され、遮光性と柔軟性とを有する。インスタントフィルムパック24を装填室23に装填して使用する場合、フィルムカバー30は、後述する展開ローラ対54(図9及び図10参照)によってフィルム排出口21に排出される。
[プリンタ部の構成]
図9及び図10に示すように、プリンタ部13は、露光ユニット50と、装置筐体51(図11参照)と、ローラ駆動機構52と、搬送ローラ対53と、展開ローラ対54と、展開制御部材55と、メカスイッチ56と、回路基板57と、第1金属部材58と、クロー部材59と、クロー部材駆動機構61と、制御部62とから構成される。搬送ローラ対53は、特許請求の範囲における第1ローラ対に、展開ローラ対54は、特許請求の範囲における第2ローラ対に相当する。
なお、図10においては、煩雑化を避けるため装置筐体51等の図示を省略しているが、実際は、装置筐体51に対して、露光ユニット50、ローラ駆動機構52、搬送ローラ対53、展開ローラ対54、展開制御部材55、第1金属部材58、クロー部材59、及びクロー部材駆動機構61等が取り付けられることでプリンタ部13を構成している。
なお、以下では、搬送ローラ対53がインスタントフィルム28を搬送する搬送方向をY方向、Y方向と直交するインスタントフィルム28の幅方向をX方向、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向として説明する。
図11に示すように、装置筐体51は、カメラボディ11の背面側が開放された箱形状に形成され、装填室23が一体に設けられている。なお、装置筐体51は、装填室23の他に、露光ユニット50、ローラ駆動機構52、搬送ローラ対53、展開ローラ対54、展開制御部材55、メカスイッチ56、回路基板57、第1金属部材58、及びクロー部材59などを支持するフレーム部を有するが、図11では省略している。装置筐体51は、例えば、樹脂材料から形成されている。
上述したように、インスタントフィルムパック24は、装填室23に装填される。インスタントフィルムパック24から排出されたインスタントフィルム28に対して、プリンタ部13により画像が記録される。
[搬送ローラ対及び展開ローラ対の構成]
搬送ローラ対53及び展開ローラ対54は、装置筐体51に設けられた軸受け部(図示せず)に軸支されている。搬送ローラ対53及び展開ローラ対54は、ローラ駆動機構52により回転駆動され、フィルムカバー30及びインスタントフィルム28を搬送する。ローラ駆動機構52は、例えば、駆動源となるモータと、回転駆動力を伝達する駆動伝達ギア列とを備える。
搬送ローラ対53は、キャプスタンローラ65及びピンチローラ66から構成される。キャプスタンローラ65及びピンチローラ66は、インスタントフィルム28の搬送路を挟み込む位置に配置される(図9及び図14参照)。キャプスタンローラ65は、円柱状の一対のスパイクローラ部材65aと、駆動ギア65bと、各スパイクローラ部材65a及び駆動ギア65bを保持する回転軸65cから構成される。
ピンチローラ66は、ローラ部材66aと、駆動ギア66bと、回転軸66cとから構成される。駆動ギア65b、66bは、回転軸65c、66cの両端部に設けられており、互いに噛合している。そして、回転軸65cの一端は、駆動伝達ギア列を介してモータが接続されている。このため、モータが回転するとキャプスタンローラ65及びピンチローラ66が同期して回転される。インスタントフィルムパック24から排出されたインスタントフィルム28は、搬送ローラ対53により展開ローラ対54へ向けて搬送される。
展開ローラ対54は展開ローラ67、68から構成され、搬送ローラ対53に対して搬送方向の下流側に配されている。展開ローラ67は、インスタントフィルム28の露光面28aに対向する側に配置されている。展開ローラ68は、インスタントフィルム28の画像観察面40に対向する側に配置されている。展開ローラ67、68の一端には、駆動伝達ギア列を介してモータが接続されている。このため、モータが回転すると展開ローラ67、68が同期して回転される。
展開ローラ対54は、搬送ローラ対53により搬送されるインスタントフィルム28を全幅に亘って挟持しながら、フィルム排出口21に搬送する。展開ローラ対54に挟持されることによりインスタントフィルム28の現像液ポッド36が押し潰される。これにより、隙間39(図8参照)に現像液が展開(展延)される。
搬送ローラ対53は、クロー部材59によりインスタントフィルムパック24から送り出されたインスタントフィルム28をフィルム排出口21に向けて搬送する。なお、露光ユニット50がプリント光をインスタントフィルム28に露光する露光位置P(図9及び図14参照)は、インスタントフィルムパック24の送出口31cと、搬送ローラ対53との間に位置する。そして、搬送ローラ対53による搬送途中に上記の露光ユニット50による露光が行われる。
制御部62は、画像データに基づき露光ユニット50の露光を制御する。露光ユニット50による露光は、インスタントフィルム28を1ラインずつ移動させつつ、ライン画像をインスタントフィルム28に順次露光させることで行われる。これにより、インスタントフィルム28の感光層に1画面分の画像が露光される。インスタントフィルム28は、引き続き搬送ローラ対53により展開ローラ対54に向けて搬送される。
[フィルム押さえ部の構成]
装填蓋22を開き位置にした場合、装填室23を開放し(図4に示す状態)、装填蓋22を閉じ位置にした場合、装填蓋22が装填室23の開放された背面を覆う(図3に示す状態)。インスタントフィルムパック24は、装填室23に対してX方向、Y方向の位置決めが行われ、さらに、装填蓋22を閉じ位置にすることによりZ方向の位置決めが行われる。具体的には、装填蓋22に設けられた複数のフィルム押さえ部22a~22dがインスタントフィルムパック24に対してZ方向の位置決めを行う。
複数のフィルム押さえ部22a~22dは、装填室23にインスタントフィルムパック24が装填され、且つ装填蓋22が閉じ位置にされた際、開口32aを通してインスタントフィルムパック24の内部に入り込み、フィルム押圧板27を押圧する(図9参照)。これにより、インスタントフィルムパック24内のインスタントフィルム28が積層方向に押圧される。
[装填室の構成]
図11に示すように、装填室23は、スリット23aを有する。装填室23の前面23bは、インスタントフィルムパック24が装填室23に装填された場合、インスタントフィルムパック24内に収納されたインスタントフィルム28と対面する。スリット23aは、前面23bの一部を切り欠いて形成されている。上述したクロー部材59がスリット23aを通してケース26の内部に進入し、インスタントフィルム28を1枚ずつインスタントフィルムパック24の外に送り出す。
クロー部材59は、先端部59aがC字状に屈曲したフックになっており(図9参照)、この先端部59aがインスタントフィルム28の基端部と係合して押圧する。クロー部材59は、クロー部材駆動機構61により、直進及び回転駆動される。クロー部材駆動機構61は、モータ及び駆動伝達ギア列から構成される周知の構成である。
[展開制御部材の構成]
図9に示すように、Y方向における搬送ローラ対53と展開ローラ対54との間の位置には、展開制御部材55(図13及び図14も参照)が設けられている。展開制御部材55は、X方向に延在する板状に形成されており、装置筐体51に対して、例えばネジ止めにより固定されている。展開制御部材55は、搬送されてきたインスタントフィルム28の画像観察面40に当接し、インスタントフィルム28の画像観察面40を擦ることにより、隙間39に展開された現像液の分布を制御する。
[メカスイッチの構成]
メカスイッチ56は、展開制御部材55の近傍に位置する。図12は、メカスイッチ56と、搬送ローラ対53により搬送途中のインスタントフィルム28との位置関係を示すものである。メカスイッチ56は、X方向におけるインスタントフィルム28の中心CL1の位置に合わせて配置されている。なお、メカスイッチ56は、インスタントフィルム28の側端28a、28bに対して、X方向における3mm以上内側に位置することが好ましい。ここでいう「内側」とは、X方向においてインスタントフィルム28の側端28a、28bに対して、インスタントフィルム28の中心CL1側に位置することを示すものである。
破線IL1、IL2は、側端28a、28bに対してX方向における3mm内側の位置を示す直線である。すなわち、メカスイッチ56は、破線IL1、IL2よりも内側に位置することが好ましい。上述したように、インスタントフィルム28は、現像液38を内包する現像液ポッド36を有するため、材料となるシートを折り曲げて形成している。このことから、インスタントフィルム28は、Y方向における先端28cと、側端28a、28bとが交差する位置に面取り部28d、28eが形成されている。面取り部28d、28eは、インスタントフィルム28の、側端28a、28bに対して1mm以内の位置に形成されている。すなわち、メカスイッチ56は、面取り部28d、28eよりも内側に位置する。
[第1金属部材の構成]
図13及び図14に示すように、第1金属部材58は、インスタントフィルム28の搬送路を挟んで展開制御部材55の反対側に位置する。第1金属部材58は、導電性を有する金属の板状部材を折り曲げて形成されている。
図15に示すように、第1金属部材58は、側面視、すなわちX方向から視た場合、L字状に形成されている。具体的には、第1金属部材58は、固定片58Aと、固定片58Aに対して折り曲げ形成された複数の接触片58Bと、突出片58Cを有する。装置筐体51は、固定片58Aに合わせた位置に平面状の取り付け面51Aを有する。なお、図15では、第1金属部材58を固定する装置筐体51の一部のみを図示している。第1金属部材58は、固定片58Aが装置筐体51の取り付け面51Aに固定されている。装置筐体51に対する固定片58Aの固定方法としては、例えば、粘着テープ及び/又は接着剤により接着する。
第1金属部材58は、複数の接触片58Bがインスタントフィルム28に接触する。複数の接触片58Bは、一定の間隔を置いて櫛歯状に配置されている。接触片58Bは、インスタントフィルム28と接触した場合、展開制御部材55とは反対側の方向に屈曲する。インスタントフィルム28との接触により屈曲した接触片58Bは、もとの位置に復帰しようとする力、すなわち弾性力を生じる。この弾性力によって、接触片58Bは、インスタントフィルム28を展開制御部材55に押し付ける。
[第2金属部材及び回路基板の構成]
装置筐体51は、取り付け面51Aに対して凹となる凹部51Bを有する。回路基板57は、装置筐体51の凹部51Bに固定されている。装置筐体51に対する回路基板57の固定方法としては、例えば、係合ピンと係合孔との係合、及び/又は接着剤により接着する。
図16に示すように、メカスイッチ56は、外装部材56Aと、被押圧部56Bと、バネ部材(図示せず)とを有する。外装部材56Aは、導電性を有する金属で箱状に形成されている。被押圧部56B及びバネ部材は、外装部材56Aの内部で保持されている。外装部材56Aは、特許請求の範囲における第2金属部材に相当する。被押圧部56Bは、外装部材56Aから一部分が突出し、後述するように搬送途中のインスタントフィルム28により押圧を受ける。
回路基板57には、メカスイッチ56のグランド回路が形成されている。メカスイッチ56は、例えば、接着又は半田付けにより外装部材56Aが回路基板57に固定されている。これにより、外装部材56Aは、メカスイッチ56のグランド回路に対して電気的に接続されている。メカスイッチ56は、回路基板57を介して装置筐体51に固定されている。メカスイッチ56は、上述した装置筐体51の凹部を通過する位置に配置され、第1金属部材58と対面する。
上述したように、第1金属部材58及びメカスイッチ56は、装置筐体51に取り付けられており、第1金属部材58の突出片58Cが、メカスイッチ56の外装部材56Aに当接している。
図17に示すように、突出片58Cは、固定片58Aの一部を切り欠いた孔部58Dの内部に位置し、固定片58Aと平行に配されている。孔部58Dは、メカスイッチ56の外装部材56Aに合わせた位置に形成されている。突出片58Cは、両側に位置する固定片58Aが撓むことにより、外装部材56Aに押し付けられている。これにより、第1金属部材58は、外装部材56Aを介して、メカスイッチ56のグランド回路に対して電気的に接続されている。なお、これに限らず、メカスイッチ56のグランド回路に対して、第1金属部材58を電気的に直接接続してもよい。
図18(A)に示すように、メカスイッチ56は、インスタントフィルム28からの押圧を受けていない場合、図示しないバネ部材の付勢により被押圧部56Bが展開制御部材55側に突出している。一方、図18(B)に示すように、搬送ローラ対53によりインスタントフィルム28が搬送途中の場合、被押圧部56Bがインスタントフィルム28の先端から押圧を受ける。インスタントフィルム28の先端からの押圧を受けた被押圧部56Bは、バネ部材の付勢に抗して回転し、内部の接点が接触する。すなわち、メカスイッチ56は、インスタントフィルム28の先端からの押圧を受けてオン状態となる。オン状態となったメカスイッチ56は、制御部62に信号を出力する。メカスイッチ56からの信号を受けた制御部62は、所定の数をカウントした後、露光ユニット50を駆動してインスタントフィルム28への画像の露光を開始する。
[プリンタ部の作用]
上記のように、メカスイッチ56は、展開制御部材55の近傍に位置する。これにより、プリンタ付きデジタルカメラ10のプリンタ部13を動作させた場合、メカスイッチ56は、インスタントフィルム28の先端からの押圧を受けてオン状態となり、インスタントフィルム28の先端を精度良く検出することができる。メカスイッチ56からの信号を受けた制御部62は、所定の数をカウントする。制御部62が所定の数をカウントした際、インスタントフィルム28の露光面28aの先端が露光位置Pに到達する。そして、制御部62は、露光ユニット50を駆動して露光面28aへの画像の露光を開始する。これにより、露光面28aの位置に合わせて露光ユニット50が精度良く画像を露光することができる。また、メカスイッチ56という安価な検出手段でインスタントフィルム28の先端を検出することができるため、装置全体のコスト増加を抑制することができる。
また、メカスイッチ56は、インスタントフィルム28の側端28a、28bに対して、X方向における3mm以上内側に位置する。これにより、メカスイッチ56は、面取り部28d、28eよりも内側に位置するため、インスタントフィルム28の先端を検出する場合、メカスイッチ56の位置を面取り部28d、28eが通過することが無い。よって、メカスイッチ56は、インスタントフィルム28の先端をさらに精度良く検出することができる。
また、インスタントフィルム28の搬送路を挟んで展開制御部材55の反対側に位置に第1金属部材58を備え、この第1金属部材58の弾性力によって、インスタントフィルム28を展開制御部材55に押し付けている。これにより、展開制御部材55が、インスタントフィルム28の画像観察面40を確実に擦ることが可能となり、現像液の分布を精度良く制御することが可能となる。このため、インスタントフィルム28に形成される画像の画質が向上する。
もし仮に、第1金属部材58がグランド回路に接地されていなかった場合、第1金属部材58は金属であることから、インスタントフィルム28との接触により静電気を帯電する。第1金属部材58が静電気を帯電した場合、第1金属部材58及びインスタントフィルム28に塵埃を吸い寄せるなどの悪影響を及ぼす可能性がある。これに対して、本実施形態では、第1金属部材58は、メカスイッチ56のグランド回路に接地されている。よって、第1金属部材58が静電気を帯電することを防止し、静電気による悪影響を回避することができる。
上記第1実施形態では、メカスイッチ56は、X方向におけるインスタントフィルム28の中心CL1の位置に合わせて、あるいは側端28a、28bよりも3mm以上内側の位置に配置されているが、本発明はこれに限るものではない。図19に示すように、X方向におけるインスタントフィルム28の中心CL1の位置から側端28a、28bまでの寸法をL1、X方向におけるインスタントフィルム28の中心CL1の位置からメカスイッチ56の中心MCの位置までの距離をD1とした場合、メカスイッチ56は、0≦D1≦0.3L1となる位置に配されていることが好ましい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、1種類のサイズのインスタントフィルム28のみを用いるプリンタ部13及びプリンタ付きデジタルカメラ10に対して、本発明を適用しているが、本発明はこれに限るものではなく、幅方向の寸法が異なる2種類のインスタントフィルムを用いるプリンタ部及びプリンタ付きデジタルカメラに適用してもよい。
図20に示すように、本実施形態のプリンタ付きデジタルカメラ70は、カメラボディ11と、撮像ユニット(図示せず)と、プリンタ部71(図22参照)とを備える。なお、上記第1実施形態のプリンタ付きデジタルカメラ10と同様の部品及び部材については同符号を付して説明を省略する。また、プリンタ付きデジタルカメラ70が備える撮像ユニットは、上記第1実施形態におけるプリンタ付きデジタルカメラ10が備える撮像ユニット12と同様である。
プリンタ付きデジタルカメラ70は、2種類のインスタントフィルム72、73(図24及び図25参照)のいずれか一方を選択的に用いる。第1のインスタントフィルム72は、例えば、正方形(スクエア)型であり、第2のインスタントフィルム73は、例えば、カード型のインスタントフィルムである。第2のインスタントフィルム73は、第1のインスタントフィルム72に対してX方向の寸法が小さく、Y方向の寸法は同じである。第1及び第2のインスタントフィルム72、73は、特許請求の範囲におけるフィルムユニット及び記録媒体に相当する。
第1のインスタントフィルム72が収納された第1のインスタントフィルムパック75、及び第2のインスタントフィルム73が収納された第2のインスタントフィルムパック76のいずれか一方が装填室74に装填される。ユーザは、第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76のうち、自身が使用したい第1及び第2のインスタントフィルム72、73が収納された一方を選択して装填室74に装填する。
[第1のインスタントフィルムパックの構成]
第1のインスタントフィルムパック75は、上記第1実施形態におけるインスタントフィルムパック24と同様の構成である。また、第1のインスタントフィルムパック75に収納される第1のインスタントフィルム72は、上記第1実施形態におけるインスタントフィルム28と同様の構成である。第1のインスタントフィルムパック75のX方向(幅方向)の寸法は、第2のインスタントフィルムパック76のX方向(幅方向)の寸法よりも大きく形成されている。
[第2のインスタントフィルムパックの構成]
図21に示すように、第2のインスタントフィルムパック76は、基本的な構成は、第1のインスタントフィルムパック75と同様であるが、収納する第1及び第2のインスタントフィルム72、73の種類が異なることによるサイズの違いと、位置決めを行う箇所が異なる。以下では、第1のインスタントフィルムパック75、すなわち上記第1実施形態におけるインスタントフィルムパック24と同様の機能を有する箇所等は、同じ符号を付して説明を省略する。
第2のインスタントフィルムパック76は、ケース26と、フィルム押圧板27と、複数枚の第2のインスタントフィルム73と、フィルムカバー30とを備えている。なお、第2のインスタントフィルムパック76におけるケース26、フィルム押圧板27、フィルムカバー30は上述したように、第2のインスタントフィルム73に合わせたサイズとなっている。
第2のインスタントフィルムパック76の前面76aには、一対のリブ76b、76cが設けられている。リブ76b、76cは、露光開口31aの両側に位置し、第2のインスタントフィルムパック76のY方向(長さ方向)と平行に延在する。
[第2のインスタントフィルムの構成]
第2のインスタントフィルム73は、サイズの違いを除いて、第1のインスタントフィルム72と同様のモノシートタイプのフィルムである。以下では、第1のインスタントフィルム72、すなわち上記第1実施形態におけるインスタントフィルム28と同様の機能を有する箇所等は、同じ符号を付して説明を省略する。
[プリンタ部の構成]
図22に示すように、プリンタ部71は、露光ユニット50(図24及び図25参照)と、装置筐体81と、ローラ駆動機構82と、搬送ローラ対83と、展開ローラ対84と、展開制御部材55と、メカスイッチ56と、回路基板57と、第1金属部材58と、クロー部材59と、クロー部材駆動機構61と、制御部62とから構成される。搬送ローラ対83は、特許請求の範囲における第1ローラ対に、展開ローラ対84は、特許請求の範囲における第2ローラ対に相当する。
[装填室の位置決め部の構成]
図23に示すように、装填室74は、カメラボディ11の背面側が開放された箱状に形成されている。装填室74は、第1のインスタントフィルムパック75に対してX方向の位置決めをする位置決め突起74aが設けられている。
位置決め突起74aは、装填室74の両側面に設けられている。位置決め突起74aは、第1のインスタントフィルムパック75の装填方向Z、すなわちカメラボディ11の前後方向に沿って、徐々に厚みが増加する楔状に形成されている。
上述したように、第1のインスタントフィルムパック75のX方向の寸法は、第2のインスタントフィルムパック76のX方向の寸法よりも大きく形成されているため、第1のインスタントフィルムパック75の両側面を位置決め突起74aに当接させることによりX方向の位置決めを行うことができる。
一方、装填室74は、第2のインスタントフィルムパック76に対してX方向の位置決めをする位置決め溝74b、74cが設けられている。位置決め溝74b、74cは、装填室74の前面74d(第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76の露光開口31aと対面する面)に形成されている。位置決め溝74bは、装填室74の一方の側面と近接する位置に配されている。位置決め溝74cは、位置決め溝74bから所定の間隔を置いた位置に配されている。位置決め溝74b、74cの幅及び間隔は、第2のインスタントフィルムパック76のリブ76b、76cの幅及び間隔に合わせている。
なお、装填室74は、切欠74eを備える。切欠74eは、第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76の切欠31bと対面する位置に形成され、装填室74の底面まで連続している。クロー部材59が切欠74eを通して第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76の内部に進入し、第1及び第2のインスタントフィルム72、73を1枚ずつ第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76の外に送り出す。
上述したように、第2のインスタントフィルムパック76は、第1のインスタントフィルムパック75よりもX方向の寸法が小さいため、位置決め突起74aよりもX方向における装填室74の内側に位置する位置決め溝74b、74cにリブ76b、76cを嵌合させることによりX方向の位置決めを行うことができる。具体的には、位置決め溝74b、74cに、リブ76b、76cを嵌合させることにより、第2のインスタントフィルムパック76のX方向における位置を、装填室74の一方の側面側に片寄せして位置決めすることができる。
第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76は、以上のように装填され、第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76から排出された第1及び第2のインスタントフィルム72、73に対して、プリンタ部71により画像が記録される。
搬送ローラ対83及び展開ローラ対84は、ローラ駆動機構82により回転駆動され、第1及び第2のインスタントフィルム72、73のいずれか一方を搬送する。ローラ駆動機構82は、上記第1実施形態におけるローラ駆動機構52と同様の構成である。本実施形態のように、幅方向の寸法が異なる2種類のインスタントフィルムを用いる場合、幅方向の寸法が小さい第2のインスタントフィルムパック76の位置を、X方向における一端側に片寄せして位置決めする。よって、ローラ駆動機構82の駆動力を、搬送ローラ対83及び展開ローラ対84を介して第1及び第2のインスタントフィルム72、73に効率良く伝達するために、ローラ駆動機構82が、X方向における一端側に設けられていることが好ましい。
搬送ローラ対83は、キャプスタンローラ91及びピンチローラ92から構成される。キャプスタンローラ91及びピンチローラ92は、第1及び第2のインスタントフィルム72、73の搬送路を挟み込む位置に配置される。
キャプスタンローラ91は、第1及び第2のインスタントフィルム72、73の露光面に対向する側に配置されている。キャプスタンローラ91は、円柱状の一対のスパイクローラ部材91a、91bと、サブローラ部材91cと、各スパイクローラ部材91a及びサブローラ部材91cを保持する回転軸91dから構成される。
スパイクローラ部材91aの周面には、微小な複数の突起(凸部)を有するスパイクが形成されている。サブローラ部材91cは、軸方向及び直径方向を含む平面に沿って切断した断面が外側に凸となる滑らかな曲面形状に形成されている。ピンチローラ92は、第1及び第2のインスタントフィルム72、73の画像観察面に対向する側に配置されている。ピンチローラ92は、ローラ部材92aと回転軸92bとから構成される。
搬送ローラ対83は、クロー部材59により第1及び第2のインスタントフィルムパック75、76から送り出された第1及び第2のインスタントフィルム72、73を展開ローラ対84に向けて搬送する。
展開ローラ対84は展開ローラ93、94から構成され、搬送ローラ対83に対して搬送方向の下流側に配されている。展開ローラ93は、第1及び第2のインスタントフィルム72、73の露光面に対向する側に配置されている。展開ローラ94は、第1及び第2のインスタントフィルム72、73の画像観察面に対向する側に配置されている。展開ローラ93、94の軸端部の一端には、駆動伝達ギア列を介してモータが接続されている。このため、直流モータが回転すると展開ローラ93、94が同期して回転される。
展開ローラ対84は、搬送ローラ対83により搬送される第1及び第2のインスタントフィルム72、73を全幅に亘って挟持しながら、フィルム排出口21に搬送する。展開ローラ対84に挟持されることにより現像液ポッド36が押し潰される。これにより、隙間39に現像液が展開(展延)される。
[位置決め部の作用]
第1のインスタントフィルムパック75が装填室74に装填された場合、上述した位置決め突起74aにより、X方向の位置決めが行われる。すなわち、カメラボディ11に組み込まれた搬送ローラ対83に対して、第1のインスタントフィルムパック75に内蔵された第1のインスタントフィルム72が位置決めされた状態となる。
図24に示すように、一対のスパイクローラ部材91a、91bは、第1のインスタントフィルム72のX方向の寸法に合わせて、互いに間隔を置いて配されている。搬送ローラ対83が第1のインスタントフィルム72を搬送する場合、特にX方向において、位置決め突起74aの位置決めにより、第1のインスタントフィルム72の両側縁部が一対のスパイクローラ部材91a、91bとそれぞれ摺接する位置に第1のインスタントフィルム72が位置決めされる。これにより、搬送ローラ対83が、展開ローラ対84へ向かって第1のインスタントフィルム72を搬送することができる。
一方、第2のインスタントフィルムパック76が装填室74に装填された場合、上述した位置決め溝74b、74cにより、X方向の位置決めが行われる。すなわち、カメラボディ11に組み込まれた搬送ローラ対83に対して、第2のインスタントフィルムパック76に内蔵された第2のインスタントフィルム73が位置決めされた状態となる。
図25に示すように、サブローラ部材91cは、第2のインスタントフィルム73のX方向の寸法に合わせて、一方のスパイクローラ部材91bに対して間隔を置いて配されている。
上述したように、第2のインスタントフィルムパック76は、装填室74に対して、一方の側面側に片寄せして位置決めされている。このため、搬送ローラ対83が第2のインスタントフィルム73を搬送する場合、特にX方向において、位置決め溝74b、74cの位置決めにより、第2のインスタントフィルム73の一方の側縁部が一方のスパイクローラ部材91bと摺接する位置に合わせ、かつ第2のインスタントフィルム73の他方の側縁部がサブローラ部材91cと摺接する位置に合わせて、第2のインスタントフィルム73が位置決めされる。これにより、スパイクローラ部材91bが、第2のインスタントフィルム73の一方の側縁部を確実に保持し、他方の側縁部とサブローラ部材91cとが摺接しているので、展開ローラ対84へ向かって第2のインスタントフィルム73を搬送することができる。
[メカスイッチの構成]
メカスイッチ56は、上記第1実施形態と同様に、展開制御部材55の近傍に位置する。図25に示すように、メカスイッチ56は、X方向における第2のインスタントフィルム73の中心CL2の位置に合わせて配置されている。なお、メカスイッチ56は、第1のインスタントフィルム72の側端72a、72bに対してX方向における3mm以上内側に位置し、且つ第2のインスタントフィルム73の側端73a、73bに対してX方向における3mm以上内側に位置する。
第1及び第2のインスタントフィルム72、73は、上記第1実施形態におけるインスタントフィルム28と同様に、第1のインスタントフィルム72は、先端72cと、側端72a、72bとが交差する位置に面取り部72d、72eが、第2のインスタントフィルム73は、先端73cと、側端73a、73bとが交差する位置に面取り部73d、73eがそれぞれ形成されている。面取り部72d、72e及び面取り部73d、73eは、側端72a、72b及び側端73a、73bに対して1mm以内の位置に形成されている。すなわち、メカスイッチ56は、面取り部72d、72e及び面取り部73d、73eよりも内側に位置する。
メカスイッチ56は、第1のインスタントフィルム72の先端72c、又は第2のインスタントフィルム73の先端73cからの押圧を受けてオン状態となる。オン状態となったメカスイッチ56は、制御部62に信号を出力する。メカスイッチ56からの信号を受けた制御部62は、上記第1実施形態と同様に、所定の数をカウントする。制御部62が所定の数をカウントした際、第1のインスタントフィルム72の露光面の先端、又は第2のインスタントフィルム73の露光面の先端が露光位置Pに到達する。そして、制御部62は、露光ユニット50を駆動して第1のインスタントフィルム72又は第2のインスタントフィルム73への画像の露光を開始する。この場合、制御部62は、第1のインスタントフィルム72のX方向の寸法、又は第2のインスタントフィルム73のX方向の寸法に合わせて、露光ユニット50の露光する範囲を変更してもよい。なお、回路基板57、第1金属部材58、メカスイッチ56の外装部材56A等については、説明は省略するが、上記第1実施形態と同様の構成、及び配置であり、その効果も同様である。
[プリンタ部の作用]
上記のように、メカスイッチ56は、上記第1実施形態と同様に、展開制御部材55の近傍に位置する。これにより、第1及び第2のインスタントフィルム72、73の先端を精度良く検出することができる。すなわち、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、メカスイッチ56は、第1のインスタントフィルム72の側端72a、72bに対してX方向における3mm以上内側に位置し、且つ第2のインスタントフィルム73の側端73a、73bに対してX方向における3mm以上内側に位置する。この点においても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
図26に示すように、メカスイッチ56は、X方向における第2のインスタントフィルム73の中心CL2の位置から側端73a、73bまでの寸法をL2、X方向における第2のインスタントフィルム73の中心CL2の位置からメカスイッチ56の中心MCの位置までの距離をD2とした場合、0≦D2≦0.3L2となる位置に配されていることが好ましい。
上記各実施形態では、シート状の記録媒体として、モノシートタイプのインスタントフィルムを例示しているが、これに限らず、記録媒体であればよく、例えば、感熱紙、インクジェット用紙等でもよい。そして、記録媒体が感熱紙の場合、プリンタはサーマルプリンタとなり、記録媒体がインクジェット用紙の場合、プリンタはインクジェットプリンタとなる。また、上記各実施形態では、本発明をプリンタ付きデジタルカメラに適用した例を上げているが、これに限らず、プリンタ単体に適用してもよい。
上記実施形態において、制御部62のような各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、各種の処理を実行するために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合せ(例えば、複数のFPGAや、CPUとFPGAの組み合わせ、又はCPUとGPUの組み合わせ等)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウエアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた形態の電気回路(circuitry)である。
10 プリンタ付きデジタルカメラ
11 カメラボディ
12 撮像ユニット
13 プリンタ部
15 撮像窓
16A、16B レリーズスイッチ
17 背面表示部
18 操作部
18a メニュースイッチ
18b プリントスイッチ
19 撮像光学系
20 固体撮像素子
21 フィルム排出口
22 装填蓋
22a~22d フィルム押さえ部
22e ヒンジ部
23、74 装填室
23a スリット
23b 前面
24 インスタントフィルムパック
26 ケース
27 フィルム押圧板
27a シート
27b シート
27c 開口
27d 一対の穴
27e 開口
27f 一対の穴
27g 下端部
27h 下端部
28 インスタントフィルム
28a 露光面
28a、28b 側端
28c 先端
28d、28e 面取り部
30 フィルムカバー
31 ケース部材
31a 露光開口
31b 切欠
31c 送出口
31d 遮光シール
32 蓋
32a 開口
32b ユニット支持突起
32c カシメピン
32d 支持片
33 マスクシート
33a 画面開口
34 感光シート
35 カバーシート
36 現像液ポッド
37 トラップ部
38 現像液
39 隙間
40 画像観察面
50 露光ユニット
51 装置筐体
51A 取り付け面
51B 凹部
52 ローラ駆動機構
53 搬送ローラ対
54 展開ローラ対
55 展開制御部材
56 メカスイッチ
56A 外装部材
56B 被押圧部
57 回路基板
58 第1金属部材
58A 固定片
58B 接触片
58C 突出片
58D 孔部
59 クロー部材
59a 先端部
61 クロー部材駆動機構
62 制御部
65 キャプスタンローラ
65a スパイクローラ部材
65b 駆動ギア
65c 回転軸
66 ピンチローラ
66a ローラ部材
66b 駆動ギア
66c 回転軸
67 展開ローラ
68 展開ローラ
70 プリンタ付きデジタルカメラ
71 プリンタ部
72 第1のインスタントフィルム
72a、72b 側端
72c 先端
72d、72e 面取り部
73 第2のインスタントフィルム
73a、73b 側端
73c 先端
73d、73e 及び面取り部
74 装填室
74a 位置決め突起
74b、74c 位置決め溝
74d 前面
74e 切欠
75 第1のインスタントフィルムパック
76 第2のインスタントフィルムパック
76a 前面
76b、76c リブ
81 装置筐体
82 ローラ駆動機構
83 搬送ローラ対
84 展開ローラ対
91 キャプスタンローラ
91a スパイクローラ部材
91b スパイクローラ部材
91c サブローラ部材
91d 回転軸
92 ピンチローラ
92a ローラ部材
92b 回転軸
93 展開ローラ
94 展開ローラ
CL1 中心
CL2 中心
D1 距離
D2 距離
IL1、IL2 破線
L1 寸法
L2 寸法
MC 中心
P 露光位置
X、Y、Z 方向

Claims (12)

  1. 現像液を内包した現像液ポッドを有するフィルムユニットを搬送する搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対により搬送された前記フィルムユニットに画像を露光する露光ユニットと、
    前記搬送ローラ対よりも搬送方向における下流側に配置され、露光済みの前記フィルムユニットの前記現像液ポッドを押し潰すことにより前記フィルムユニットの隙間に前記現像液を展開する展開ローラ対と、
    前記搬送方向における前記搬送ローラ対と前記展開ローラ対の間に位置し、かつ前記フィルムユニットの幅方向に延在し、前記フィルムユニットの隙間に展開された前記現像液を制御する展開制御部材と、
    前記展開制御部材の近傍に位置するメカスイッチとを備えるプリンタ。
  2. 前記フィルムユニットの搬送路を挟んで前記展開制御部材の反対側に位置し、弾性力により前記フィルムユニットを前記展開制御部材に押し付ける第1金属部材を備える請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記第1金属部材は、前記メカスイッチのグランド回路に対して電気的に接続されている請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記メカスイッチは、前記グランド回路に対して固定される第2金属部材を備え、
    前記第1金属部材は、前記第2金属部材と当接することにより前記グランド回路と電気的に接続されている請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記フィルムユニットとして、第1のフィルムユニット、及び第1のフィルムユニットに対して前記幅方向の寸法が小さい第2のフィルムユニットが用いられ、
    前記搬送ローラ対は、前記第1のフィルムユニット及び前記第2のフィルムユニットのいずれか一方を搬送する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリンタ。
  6. 前記搬送ローラ対及び前記展開ローラ対を駆動するローラ駆動機構を備え、
    前記ローラ駆動機構は、前記幅方向における一端側に設けられている請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記メカスイッチは、前記フィルムユニットの側端に対して、前記幅方向における3mm以上内側に位置する請求項1に記載のプリンタ。
  8. 前記フィルムユニットは、前記搬送方向における先端と前記幅方向における側端とが交差する位置に面取り部が形成されており、
    前記メカスイッチは、前記フィルムユニットの前記面取り部よりも前記幅方向における内側に位置する請求項1に記載のプリンタ。
  9. 前記メカスイッチは、前記幅方向における前記フィルムユニットの中心位置から側端までの寸法をL、前記幅方向における前記フィルムユニットの中心位置から前記メカスイッチの中心位置までの距離をDとした場合、0≦D≦0.3Lとなる位置に配されている請求項1に記載のプリンタ。
  10. 前記メカスイッチは、前記フィルムユニットの先端により押圧を受けてオン状態となる請求項1に記載のプリンタ。
  11. 記録媒体を搬送する第1ローラ対と、
    前記第1ローラ対よりも搬送方向における下流側に配置された第2ローラ対と、
    前記搬送方向における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対の間に位置し、前記記録媒体の先端により押圧を受けてオン状態となるメカスイッチとを備えるプリンタ。
  12. 請求項1項記載のプリンタと、撮像光学系を有し、被写体像を撮像して画像データを前記プリンタに出力する撮像ユニットとを備えるプリンタ付きデジタルカメラ。
JP2022170655A 2022-10-24 2022-10-25 プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ Pending JP2024062662A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022170655A JP2024062662A (ja) 2022-10-25 2022-10-25 プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ
US18/493,103 US20240134264A1 (en) 2022-10-24 2023-10-23 Printer and digital camera including printer
CN202311393612.7A CN117930566A (zh) 2022-10-25 2023-10-25 打印机及带打印机的数码相机
EP23205686.1A EP4361724A1 (en) 2022-10-25 2023-10-25 Printer and digital camera including printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022170655A JP2024062662A (ja) 2022-10-25 2022-10-25 プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024062662A true JP2024062662A (ja) 2024-05-10

Family

ID=88511262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022170655A Pending JP2024062662A (ja) 2022-10-24 2022-10-25 プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20240134264A1 (ja)
EP (1) EP4361724A1 (ja)
JP (1) JP2024062662A (ja)
CN (1) CN117930566A (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4249811A (en) * 1979-03-02 1981-02-10 Polaroid Corporation Film advancing apparatus
JPH07152087A (ja) 1993-11-26 1995-06-16 Olympus Optical Co Ltd フィルムの静電気除去装置
US6330397B1 (en) * 2000-01-31 2001-12-11 Polaroid Corporation Film unit drive assembly for an electronic photographic printer and camera and related method thereof
JP4052543B2 (ja) 2000-04-10 2008-02-27 富士フイルム株式会社 プリント方法及びプリント装置
US7245827B2 (en) * 2004-06-14 2007-07-17 Fujifilm Corporation Image recording apparatus
JP6779152B2 (ja) * 2017-02-10 2020-11-04 富士フイルム株式会社 現像液展開装置及びプリンタ並びにプリンタ付きデジタルカメラ
WO2022092028A1 (ja) * 2020-10-28 2022-05-05 富士フイルム株式会社 プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
EP4361724A1 (en) 2024-05-01
CN117930566A (zh) 2024-04-26
US20240134264A1 (en) 2024-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7360998B2 (ja) プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ
JP6779152B2 (ja) 現像液展開装置及びプリンタ並びにプリンタ付きデジタルカメラ
JP7317214B2 (ja) インスタントフィルム用搬送装置及びプリンタ並びにプリンタ付きデジタルカメラ
CN109716231B (zh) 带打印机的数码相机
WO2018147069A1 (ja) インスタントフィルムパック及びそれを用いる装置類
CN108415217B (zh) 显影液展开装置及打印机以及带打印机的数码相机
US20230259008A1 (en) Printer and digital camera with printer
JP2024062662A (ja) プリンタ及びプリンタ付きデジタルカメラ
JP6730947B2 (ja) インスタントフィルムパック及びそれを用いる装置類
WO2022210730A1 (ja) プリンタ装置及びプリンタ付きデジタルカメラ
WO2022210729A1 (ja) プリンタ装置及びプリンタ付きデジタルカメラ
JP2023019731A (ja) プリンタ装置及びプリンタ付きカメラ
JP6609031B2 (ja) インスタントフイルムパック及び画像記録装置
JP2007240971A (ja) 現像液展開装置及びプリンタ並びにカメラ
US10613430B2 (en) Instant film pack and image recording device