JP2024062483A - 熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

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典慶 小川
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Abstract

【課題】超高分子量化せず、且つ色相に優れたビスフェノールF(BPF)型ポリカーボネート樹脂を製造できる製造方法を提供すること。【解決手段】ジヒドロキシ化合物として、4,4’-ジヒドロキシフェニルメタン(1)、4,2’-ジヒドロキシフェニルメタン(2)、4,2’-ジヒドロキシフェニルメタン(3)を(1):(2):(3)=27~33:48~52:17~20(質量比)で含む原料組成物を反応させて熱可塑性樹脂を製造する方法である。【選択図】なし

Description

本発明は、熱可塑性樹脂の製造方法に関する。
熱可塑性樹脂は、常温では弾性をもち変形しにくいが、加熱により様々な形に加工しやすいことから、その性質に応じ、各種工業製品に使用されている。熱可塑性樹脂の性質を決める要因の1つとして、例えば、樹脂を形成する原料の化学構造が挙げられる。
ポリカーボネート樹脂を例に挙げると、一般的にビスフェノールA(BPA)を原料として用いるが、これにより、透明性が高く、機械的強度に優れた樹脂となり、電子機器、各種自動車部品等だけではく、日用品に至るまで、様々な分野に展開されている。特殊な用途として、例えばカルド構造と呼ばれる立体構造をもったフルオレン骨格を有するビスフェノールフルオレンは、高屈折率、且つ低複屈折といった特徴を有することから、光学レンズやフィルム、有機EL素子、液晶材料等の原料として用いられている。このように同じポリカーボネート樹脂であっても、原料によって性質が変わるため、樹脂の製造は、その使用目的に応じ原料が選択される。
コーティング溶液や塗料の分野においては、樹脂を溶媒に溶解して使用する。このような性質を有する原料の1つとして、例えば、ビスフェノールF(BPF)を用いる場合がある(特許文献1、2)。
ところでBPFは、基本的にフェノール及びホルムアルデヒドから製造されるが、その製造条件は様々である(特許文献3~6)。しかし、いずれの製造条件によっても、得られるBPFは、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2-ヒドロキシフェニル)メタン及び2,4’-ジヒドロキシジフェニルメタンの異性体混合物として存在する場合が多く、その存在比も様々である。また、BPFは、BPAほど工業的に高品質(高純度)のものを大量生産する技術が確立されておらず、これら異性体の他に様々な不純物を含む。
前述した通り、原料種によって得られる樹脂の特徴が変る為、このような異性体や不純物によって樹脂の性質が変わることが推測される。しかし、これら異性体や不純物が、ポリカーボネート樹脂の製造に具体的にどのように影響するかは知られていなかった。
特開2019-218494号公報 WO2018/123282 特公平3-72049号公報 特開平9-067287号公報 特開平3-109342号公報 特開平6-340565号公報
本発明者らによれば、BPFを原料として反応させて熱可塑性樹脂を製造すると、重合中に超高分子量化が進行し、さらには得られる樹脂の色相が悪化する場合があることが分った。
本発明は、超高分子量化せず、且つ色相に優れたBPF型熱可塑性樹脂を製造する方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、BPF型熱可塑性樹脂の原料として、特定の異性体比であるジヒドロキシ化合物を用いて製造することにより、超高分子量化することなく、色相に優れる樹脂が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は以下の通りである。
<1> ジヒドロキシ化合物を含む原料組成物を反応させて熱可塑性樹脂を製造する方法であって、前記原料組成物が、前記ジヒドロキシ化合物として、下記一般式(1)、下記一般式(2)及び下記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物を含み、前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)は、一般式(1):一般式(2):一般式(3)=27~33:48~52:17~20(質量比)である、製造方法である。
Figure 2024062483000001
(一般式、(1)、一般式(2)及び一般式(3)中、
及びRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~12のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数7~17のアラルキル基を表し、
m及びnは、各々独立に、0~4の整数を表す。)
<2> 前記原料組成物は、芳香族モノヒドロキシアルコールを含む、上記<1>に記載の製造方法である。
<3> 前記原料組成物が、前記ジヒドロキシ化合物として、下記式(Q)で表される化合物を含む、上記<1>又は<2>に記載の製造方法である。
Figure 2024062483000002
(式(Q)中、Lは、2~6の整数を表す。)
<4> 前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物の合計純度が、95.0質量%以上である、上記<1>~<3>のいずれかに記載の製造方法である。
<5> 前記原料組成物は、下記一般式(I)で表される化合物をさらに含有する、上記<1>~<4>のいずれかに記載の製造方法である。
Figure 2024062483000003
(一般式(I)中、
及びRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~12のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数7~17のアラルキル基を表し、p及びqは、各々独立に、0~2の整数を表し、
Xは、
であり、
ここでRとRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数6~12のアリール基を表すか、RとRが結合して、炭素数5~20の炭素環または元素数5~12の複素環を形成する基を表し、但し、RとRの両方が共に水素になることはなく、
とRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、または各々置換基を有してもよい、炭素数1~9のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、炭素数2~12のアルケニル基、もしくは炭素数6~12アリール基を表し、
は置換基を有してもよい炭素数1~9のアルキレン基であり、
cは1~500の整数を表す。)
<6> 前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量(Mw)が、10,000~400,000である、上記<1>~<5>のいずれかに記載の製造方法である。
<7> 前記熱可塑性樹脂の末端OHが、1~3000ppmである、上記<1>~<6>のいずれかに記載の製造方法である。
<8> 前記熱可塑性樹脂のAPHAが、40以下である、上記<1>~<7>のいずれかに記載の製造方法である。
<9> 前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、又はポリエステルカーボネート樹脂である、上記<1>~<8>のいずれかに記載の製造方法である。
本発明の熱可塑性樹脂の製造方法により、超高分子量化することなく、色相に優れたBPF型熱可塑性樹脂を製造することが可能となる。
以下、本発明について実施形態及び例示物等を示して詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施形態及び例示物等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変更して実施できる。
本発明は、ジヒドロキシ化合物を含む原料組成物を反応させて熱可塑性樹脂を製造する方法であって、前記原料組成物が、前記ジヒドロキシ化合物として、下記一般式(1)、下記一般式(2)及び下記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物を含み、前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)は、一般式(1):一般式(2):一般式(3)=27~33:48~52:17~20(質量比)である、製造方法である。
Figure 2024062483000005
一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)中、
及びRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~12のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数7~17のアラルキル基を表し、好ましくは、水素、メチル基、又はアリル基を表し、より好ましくは水素を表す。
一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)中、m及びnは、各々独立に、0~4の整数を表し、好ましくは、0~2の整数を表し、より好ましくは0を表す。
なお、本明細書において、「置換基を有してもよい」という場合の「置換基」としては、「フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、炭素数1~7のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~7のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、炭素数7~17のアラルキル基」などが挙げられる(以下同様)。
本発明の製造方法は、原料組成物として、前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物、即ちビスフェノールF(BPF)を含み、前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)は、一般式(1):一般式(2):一般式(3)=27~33:48~52:17~20(質量比)であり、29~33:48~51:17~20(質量比)であることが好ましく、31~33:48~50:17.5~19.5(質量比)であることがより好ましい。
上記質量比は、後述する「BPFの純度」の測定に基づき算出される。
本発明の製造方法においては、原料組成物中に、芳香族モノヒドロキシアルコールを含むことが好ましい。該芳香族モノヒドロキシアルコールとして、例えば、フェノール、t-ブチルフェノール、ベンジルアルコール、クミルフェノール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられるが、中でもフェノールがより好ましい。また、該フェノールは、遊離した状態でジヒドロキシ化合物中に存在することが好ましい。
前記芳香族モノヒドロキシアルコールは、原料組成物に含まれる前記ジヒドロキシ化合物中、JIS K 0124に基づく定量分析により、0.1質量%以下であることが好ましく、100ppm以下であることがより好ましく、40ppm未満であることが特に好ましい。また、特に下限に限定はないが、0.1ppm以上含まれることが好ましい。前記芳香族モノヒドロキシアルコールが、原料組成物に含まれる前記ジヒドロキシ化合物中、0.1質量%以下である場合、到達分子量が想定通りとなり、分子量制御を適切に行うことができる。
本発明の製造方法においては、原料組成物に含まれる前記ジヒドロキシ化合物として、下記式(Q)で表される化合物を含むことが好ましい。
Figure 2024062483000006
式(Q)中、Lは、2~6の整数を表す。
前記式(Q)で表される化合物は、原料組成物に含まれる前記ジヒドロキシ化合物中、JIS K 0124に基づく定量分析により、0.6質量%以下であることが好ましく、0.4質量%以下であることがより好ましく、0.2質量%以下であることが特に好ましい。また、特に下限に限定はないが、0.01ppm以上含まれることが好ましい。0.6質量%以下である場合、到達分子量が想定通りとなり、分子量制御を適切に行うことができる。
本発明の製造方法においては、原料組成物に含まれる前記ジヒドロキシ化合物中に含まれる、前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)で表される化合物の合計量の割合、即ち合計純度が、95.0質量%以上であることが好ましく、99.0質量%以上であることがより好ましく、99.3質量%以上であることが特に好ましい。
前記純度が、95.0質量%以上であると、重合反応が進行しやすく、例えば分子量が想定通りのポリカーボネート樹脂が得られ、且つ色相が良好な樹脂が得られる。また、後述する界面重合反応中、溶媒未溶解物が低減し、樹脂の製造を円滑に進めることができる。
上記純度は、後述するBPFの純度の測定により算出され、高速液体クロマトグラフィーの全ピーク面積を100%としたときの、前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物(異性体)の面積(%)の合計に等しい。
本発明の製造方法においては、原料組成物中に、上述した芳香族モノヒドロキシアルコールや式(Q)で表される化合物の他に、3官能以上のフェノール(3価以上のフェノール)が含まれる場合がある。該3官能以上のフェノールは、原料組成物に含まれる前記ジヒドロキシ化合物中、ゲル(超高分子量体)の発生を抑制できることから、JIS K 0124に基づく定量分析により、0.1質量%以下であることが好ましい。
本発明の製造方法において、樹脂の色相が向上することから、ジヒドロキシ化合物の色相は、JIS K 5600-2-1に基づく試験により、ガードナー法の色数(ガードナーナンバー)2以下であることが好ましく、1であることがより好ましい。
本発明の製造方法において、ジヒドロキシ化合物の灰分は、JIS K4101-10に基づく灰分試験により、0.1質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以下であることがより好ましい。
本発明の製造方法において、ジヒドロキシ化合物の融点は、JIS K 0064に基づく測定により、114~122℃であることが好ましい。
本発明の製造方法において、前記一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物を含む原料組成物を重合させる重合工程を含んでおり、製造される熱可塑性樹脂は、一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含む。
前記一般式(1)で表される化合物の具体例として、
ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)メタン、ビス(4-ヒドロキシ-3-フェニルフェニル)メタン、ビス(4-ヒドロキシ-3-t-ブチルフェニル)メタン等が挙げられる。
前記一般式(2)で表される化合物の具体例として、
2,4’-ジヒドロキシジフェニルメタン、2,4’-ジヒドロキシ-3,3’ジメチルジフェニルメタン、2,4’-ジヒドロキシ-3,3’ジフェニルジフェニルメタン、2,4’-ジヒドロキシ-3,3’-t-ブチルジフェニルメタン等が挙げられる。
前記一般式(3)で表される化合物の具体例として、
ビス(2-ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)メタン、
ビス(2-ヒドロキシ-3-フェニルフェニル)メタン、ビス(2-ヒドロキシ-3-t-ブチルフェニル)メタン等が挙げられる。
これらは、各々2種以上組み合わせて使用することが可能であるが、中でも、前記一般式(1)としてビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン(下記式(1a))、前記一般式(2)としてビス(2-ヒドロキシフェニル)メタン(下記式(2a))、前記一般式(3)として2,4’-ジヒドロキシジフェニルメタン(下記式(3a))の組み合わせが好ましい。
Figure 2024062483000007
前記一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物、即ちBPFは、本発明の製造方法において、主な原料として使用されるが、原料組成物中、好ましくは10~50mol%、より好ましくは20~45mol%、さらに好ましくは25~45mol%使用される。
前記一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物、即ちBPFと併用可能なジヒドロキシ化合物は、例えば下記一般式(I)で表されるものが挙げられる。
Figure 2024062483000008
前記一般式(I)において、R及びRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~12のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数7~17のアラルキル基を表し、
p及びqは、各々独立に、0~2の整数を表し、
Xは、
であり、
ここでRとRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数6~12のアリール基を表すか、RとRが結合して、炭素数5~20の炭素環または元素数5~12の複素環を形成する基を表し、但し、RとRの両方が共に水素になることはなく、
とRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、または各々置換基を有してもよい、炭素数1~9のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、炭素数2~12のアルケニル基、もしくは炭素数6~12アリール基を表す。Rは置換基を有してもよい炭素数1~9のアルキレン基であり、cは1~500の整数を表す。
前記一般式(I)において、Xは、好ましくは、RとRのいずれかが、水素、メチル基、またはフェニル基であり、p及びqは、好ましくは、各々独立に0または1であり、より好ましくは0である。
前記一般式(I)は、具体的には、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルホン、2,4’-ジヒドロキシジフェニルスルホン、ビス(2-ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)スルホン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルファイド、ビス(4-ヒドロキシフェニル)ケトン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-フェニルエタン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-t-ブチルフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)シクロヘキサン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロウンデカン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロドデカン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-アリルフェニル)プロパン、3,3,5-トリメチル-1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3-エチルフェニル)フルオレン、9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)フルオレン、9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン、α,ω-ビス[3-(o-ヒドロキシフェニル)プロピル]ポリジメチルジフェニルランダム共重合シロキサン、α,ω-ビス[3-(o-ヒドロキシフェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサン、4,4’-[1,4-フェニレンビス(1-メチルエチリデン)]ビスフェノール、4,4’-[1,3-フェニレンビス(1-メチルエチリデン)]ビスフェノール、アダマンタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2-エチルヘキサン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-4-メチルペンタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)デカン、1,3-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-5,7-ジメチルアダマンタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン(BPAF)、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3―メチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3―アリルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(BPZ)、又はビス(4―ヒドロキシフェニル)エーテル(DHDE)などが例示される。これらは、2種類以上併用することも可能である。また、これらの中でも特に2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA、BPA)が好ましい。
前記一般式(I)で表されるジヒドロキシ化合物は、本発明の製造方法において、主な原料組成物である前記BPFと併用して使用することが好ましいが、原料組成物中、好ましくは50~90mol%、より好ましくは55~80mol%、さらに好ましくは55~75mol%使用される。
前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、又はポリエステルカーボネート樹脂であることが好ましく、ポリカーボネート樹脂であることがより好ましい。
本願の熱可塑性樹脂が、ポリカーボネート樹脂である場合、ジヒドロキシ化合物を含む原料組成物と炭酸エステル形成化合物を反応させることによって製造する方法を採択することが好ましい。例えば、BPAから誘導されるポリカーボネートを製造する際に用いられている公知の方法、すなわち、芳香族ジヒドロキシ化合物とホスゲンとを水相と有機相の界面で直接反応させる界面重合法や、芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸エステルを用いて溶融加熱して反応させるエステル交換法により製造することがより好ましく、界面重合法であることが特に好ましい。
また、本願の熱可塑性樹脂が、ポリエステルカーボネート樹脂である場合、例えば、ジヒドロキシ化合物を含む原料組成物と、カルボン酸類又はカルボン酸アルキルエステル類と、炭酸エステル形成化合物とを反応させることによって製造する。
前記界面重合法においては、通常、酸結合剤および溶媒の存在下において、前記BPFや一般式(I)で表されるジヒドロキシ化合物と、ホスゲンとを反応させる。酸結合剤としては、例えばピリジンや、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物などが用いられ、また溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルムなどが用いられる。さらに、縮重合反応を促進するために、トリエチルアミンのような第三級アミンまたはベンジルトリエチルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニウム塩などの触媒を、また重合度調節には、フェノール、p-t-ブチルフェノール、p-クミルフェノール、p-ヒドロキシ安息香酸n-ブチルなどのアルキルエステル置換フェノール、長鎖アルキル置換フェノール等一官能基化合物を分子量調節剤として加えることが好ましい。また、所望に応じ亜硫酸ナトリウム、ハイドロサルファイトなどの酸化防止剤や、フロログルシン、イサチンビスフェノールなど分岐化剤を小量添加してもよい。反応は通常0~150℃、好ましくは5~40℃の範囲とするのが適当である。反応時間は反応温度によって左右されるが、通常0.5分~10時間、好ましくは1分~2時間である。また、反応中は、反応系のpHを10以上に保持することが望ましい。
一方、エステル交換法においては、前記BPFや一般式(I)で表されるジヒドロキシ化合物と、ビスアリールカーボネートとを混合し、減圧下で高温において反応させる。ビスアリールカーボネートの例としては、ジフェニルカーボネート、ジ-p-トリルカーボネート、フェニル-p-トリルカーボネート、ジ-p-クロロフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネートなどのビスアリルカーボネートが挙げられる。これらの化合物は2種類以上併用して使用することも可能である。反応は、通常150~350℃、好ましくは200~300℃の範囲の温度において行われ、また、減圧度は最終で好ましくは1mmHg以下にして、エステル交換反応により生成した該ビスアリールカーボネートから由来するフェノール類を系外へ留去させる。反応時間は反応温度や減圧度などによって左右されるが、通常1~24時間程度である。反応は窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。また、所望に応じ、分子量調節剤、酸化防止剤や分岐化剤を添加して反応を行ってもよい。
本発明の製造方法より得られる熱可塑性樹脂は、任意の分子量を設定することが可能であるが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算分子量で、好ましくは重量平均分子量(Mw)10,000~400,000、より好ましくは10,000~100,000、さらに好ましくは20,000~70,000、数平均分子量(Mn)は5,000~30,000、より好ましくは7,000~20,000、さらに好ましくは10,000~20,000である。また、好ましい分散値(Mw/Mn)は、1.00~5.00、さらに好ましくは2.00~4.00である。
本発明の製造方法より得られる熱可塑性樹脂の末端OHは、任意の末端OH濃度を設定することが可能であるが、樹脂の加水分解性を抑制し、樹脂の色相を向上できることから、好ましくは1~3000ppm、より好ましくは10~2000ppm、さらに好ましくは100~1500ppmである。
本発明の製造方法より得られる熱可塑性樹脂の色相は、JIS K0071-1に基づく試験により、樹脂4gを25mlのメチレンクロライドに溶解した溶液のハーゼン単位色数(APHA)が、40以下であるものが好ましく、30以下であるものがより好ましく、25以下であるものが特に好ましい。
本発明の製造方法より得られる熱可塑性樹脂は、様々な工業製品に展開できるが、特に色合わせが重要な印刷インキ用バインダー樹脂や塗料を始め、自動車部品や光学レンズなどの用途に応用することが可能である。
以下に本発明の実施例を比較例と共に示し、発明の内容を詳細に示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)BPFの純度
JIS K 0124に基づく定量分析による。
具体的には、高速液体クロマトグラフィーによる分析により、リテンションタイムが10.3分のピークをp,p’体(前記式(1a))、12.1分をo,p’体 (前記式(2a))、21.2分をo,o’体 (前記式(3a))と同定し、これら3つピーク面積値の合計値と、該分析より観測された全ピークの面積値とより、以下の式により算出した。
BPFの純度(質量%)=((p,p’体のピーク面積値)+(o,p’体 のピーク面積値)+(o,o’体のピーク面積値))/(観測された全ピークの面積値)×100
また、一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物の混合比(異性体比)は、以下の式により算出した。
一般式(1)(質量%)=(p,p’体のピーク面積値)/(観測された全ピークの面積値)×100
一般式(2)(質量%)=(o,p’体のピーク面積値)/(観測された全ピークの面積値)×100
一般式(3)(質量%)=(o,o’体のピーク面積値)/(観測された全ピークの面積値)×100
高速液体クロマトグラフィーの測定条件は以下の通りである。
高速液体クロマトグラフィー装置:Waters社製アライアンスHPLCシステム
溶離液:メタノール/超純水=50%/50%
カラム:ODSカラム(直径4.6mm×250mm)
検出器:UV280nm
試料濃度:500ppm(メタノール溶液)
資料注入量:10μL
カラム温度:40℃
流速:1ml/分
(2)芳香族モノヒドロキシアルコール量
JIS K 0124に基づく定量分析による。
具体的には、上述の「(1)BPFの純度」と同様にして、測定した。
芳香族モノヒドロキシアルコール量(ppm)=(芳香族モノヒドロキシアルコールのピーク面積値)/(観測された全ピークの面積値)×10
(3)色相(ガードナー)
JIS K 5600-2-1に基づく試験による。
(4)分子量(Mw、Mn)及び分散値
実施例および比較例で得られた樹脂の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法によって測定し、標準ポリスチレン換算で算出した。使用装置、使用カラムおよび測定条件は以下の通りである。
・GPC装置:Waters社製アライアンスHPLCシステム
・カラム:昭和電工株式会社製Shodex805Lカラム×2本
・検出器:UV検出器(254nm)
・標準ポリスチレン:ジーエルサイエンス株式会社製EasiCal Type PS-1ポリスチレン
・試料溶液:0.25w/v%クロロホルム溶液
・溶離液:クロロホルム
・溶離液流速:1.0mL/min
・カラム温度:40℃
尚、分散値は、上記Mw及びMnより算出した。
(5)末端OH
分光光度法により測定した。
即ち、得られた熱可塑性樹脂を、四塩化チタン(1.7v/v%)、酢酸(0.5v/v%)を含む、脱水メチレンクロライド溶液に、1w/v%の濃度になるように溶解した。得られた溶液の分光度を分光高度計により測定した。
測定条件は、以下の通りである。
測定機器:株式会社島津製作所製 分光光度計UV-1280
測定波長:UV546nm
(6)APHA
JIS K0071-1に基づく試験による。
即ち、4gの熱可塑性樹脂に25mlのメチレンクロライドを加え溶解し、溶液のハーゼン単位色数(APHA)をJIS K0071-1に準じ、目視により判定した。
(実施例1)
原料として、純度99.3質量%、異性体比が式(1a):式(2a):式(3a)=31.5:49.4:18.4(質量%)、遊離フェノール 26ppm、ガードナー色数 1である、BPF(表1に示す、F-1)を34.2g(0.171mol)と、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA:三菱ケミカル株式会社製)を49.6g(0.218mol)とを用い、ハイドロサルファイト0.3gと共に、6.6w/w%の水酸化ナトリウム水溶液700mlに溶解した。
これにメチレンクロライド500mlを加えて撹拌しつつ、12~20℃に保ちながら、ついでホスゲン53gを40分で吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、分子量調節剤としてp-t-ブチルフェノール(PTBP:DIC株式会社製)1.36gと、9w/w%の水酸化ナトリウム水溶液100mlを加え激しく撹拌して、反応液を乳化させ、乳化後、0.3mlのトリエチルアミンを加え、20~26℃の温度範囲にて40分撹拌し、重合した。
重合終了後、反応液を水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中和し、先液(水相)の導電率が10μS/cm以下になるまで水洗を繰り返した。得られた重合体溶液を、アルミバット上で100℃に加温し、流動性がなくなるまで溶媒を除去して板状固形物を得た。得られた固形物をさらに120℃、18時間乾燥して、乾燥重合体固形物として、重合体を得た。この重合体を赤外線吸収スペクトルにより分析した結果、1770cm-1付近の位置にカルボニル基による吸収、1240cm-1付近の位置にエーテル結合による吸収が認められ、カーボネート結合を有するポリカーボネート樹脂であることが確認された。
得られたポリカーボネート樹脂の物性を表2に示す。
(実施例2~4,比較例1)
F-1の代わりに、表1に示すBPF(F-2~F-5)を用いる以外は、実施例1と同様にしてポリカーボネート樹脂の製造を行った。得らえたポリカーボネート樹脂の物性を表2に示す。
但し、比較例1においては、ポリカーボネートの製造途中でポリマーの分岐化が急速に進み(ポリマーの3次元化)、溶媒不溶のゲル化物となったため、各分析測定評価は出来なかった。
Figure 2024062483000012
本発明により、重合途中にゲル化反応が進むことなく安定に熱可塑性樹脂を重合できた。得らえた熱可塑性樹脂は、色相に影響する末端OHも少なく、その結果、APHA(色相)が良好な熱可塑性樹脂であった。
BPFを原料とする熱可塑性樹脂を安定且つ良質に得ることができ、本願の製造方法は、産業上の利用価値が極めて高い。

Claims (9)

  1. ジヒドロキシ化合物を含む原料組成物を反応させて熱可塑性樹脂を製造する方法であって、
    前記原料組成物が、前記ジヒドロキシ化合物として、
    下記一般式(1)、下記一般式(2)及び下記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物を含み、
    前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)は、
    一般式(1):一般式(2):一般式(3)=27~33:48~52:17~20(質量比)である、製造方法。
    Figure 2024062483000013
    (一般式、(1)、一般式(2)及び一般式(3)中、
    及びRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~12のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数7~17のアラルキル基を表し、
    m及びnは、各々独立に、0~4の整数を表す。)
  2. 前記原料組成物は、芳香族モノヒドロキシアルコールを含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記原料組成物が、前記ジヒドロキシ化合物として、下記式(Q)で表される化合物を含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
    Figure 2024062483000014
    (式(Q)中、Lは、2~6の整数を表す。)
  4. 前記一般式(1)、前記一般式(2)及び前記一般式(3)で表されるジヒドロキシ化合物の合計純度が、95.0質量%以上である、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 前記原料組成物は、下記一般式(I)で表される化合物をさらに含有する、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
    Figure 2024062483000015
    (一般式(I)中、
    及びRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、炭素数2~12のアルケニル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数7~17のアラルキル基を表し、
    p及びqは、各々独立に、0~2の整数を表し、
    Xは、
    であり、
    ここでRとRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、またはそれぞれ置換基を有してもよい、炭素数1~20のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、もしくは炭素数6~12のアリール基を表すか、RとRが結合して、炭素数5~20の炭素環または元素数5~12の複素環を形成する基を表し、但し、RとRの両方が共に水素になることはなく、
    とRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、もしくはヨウ素、または各々置換基を有してもよい、炭素数1~9のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、炭素数2~12のアルケニル基、もしくは炭素数6~12アリール基を表し、
    は置換基を有してもよい炭素数1~9のアルキレン基であり、
    cは1~500の整数を表す。)
  6. 前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量(Mw)が、10,000~400,000である、請求項1~5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 前記熱可塑性樹脂の末端OHが、1~3000ppmである、請求項1~6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 前記熱可塑性樹脂のAPHAが、40以下である、請求項1~7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、又はポリエステルカーボネート樹脂である、請求項1~8のいずれかに記載の製造方法。
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