JP2024059433A - 路面覆工ユニット及び路面覆工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地下工事の路面覆工作業において好適に設置及び解体することが可能な路面覆工ユニットを提供する。【解決手段】路面覆工ユニット1は、路面に掘削溝Bを形成して行う地下工事の路面覆工作業に用いられる。路面覆工ユニット1は、掘削溝Bの幅方向の左右側方に配置され、掘削溝の延出方向に延びている左右の山留め部材10と、掘削溝の延出方向の端部に配置され、左右の山留め部材に連結される山留め端部部材20と、を備えている。山留め端部部材20は、掘削溝Bの延出方向の端部に形成された溝側部B5に沿うように配置される対向壁部21と、山留め部材10の延出方向の端部に設けられた被取り付け部13aに取り付けられる取り付け部27aと、を有している。取り付け部27aは、掘削溝の延出方向において対向壁部21よりも内側位置において被取り付け部13aに取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、路面覆工ユニット及び路面覆工方法に係り、特に、地下工事の路面覆工作業に用いられる路面覆工ユニット及び路面覆工方法に関する。
従来、路面に掘削溝を形成して行う地下工事の路面覆工作業において、掘削溝の幅方向の側方から土砂崩れや陥没が生じることを防止すべく、掘削溝の幅方向の両側部分にそれぞれL字形状の山留め部材を設置した上で、掘削溝の開口を覆工板で塞ぐ路面覆工方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の路面覆工方法は、路面の進行方向とは直交する向きに覆工板を載置する工法、いわゆる「覆工板横置き工法」に関する発明である。
具体的には、路面に形成された掘削溝の幅方向の両端部にそれぞれL字形状の山留め部材を複数並べるように設置する。そして、掘削溝の延出方向の両端部にそれぞれ板形状の端部プレートを設置し、山留め部材及び端部プレートを取り付けボルトで連結する。そして、左右の山留め部材に設けられた台座上に覆工板を載置する。
なお、特許文献2に記載の路面覆工方法は、路面の進行方向に沿って覆工板を載置する工法、いわゆる「覆工板縦置き工法」に関する発明である。
特許文献1に記載の「覆工板横置き工法」では、特許文献2に記載の「覆工板縦置き工法」のように覆工板を支持する受け桁を必要としない。そのため、地下工事の作業領域(作業可能領域)を確保し易くなる。例えば、地下工事において比較的浅い位置に埋設物や構造物を埋設する場合に対応し易くなる。
特開2016-14297号公報 特開2016-11513号公報
ところで、特許文献1のような路面覆工方法では、山留め部材及び端部プレートを連結するために、山留め部材の取り付け穴と、端部プレートの取り付け穴とを連通させた上で、当該端部プレートの外側から取り付けボルトを取り付けていた。詳しく述べると、掘削溝の延出方向において端部プレートよりも外側の位置(端部プレート及び路面の間の隙間位置)から取り付けボルトを差し込み、端部プレート及び山留め部材をボルト締結していた。
そのため、地下工事の作業中に取り付けボルト及び取り付け穴の隙間に土砂が入り込むことがあり、地下工事の完了後に取り付けボルトを取り外せなくなる虞があった。
また、特許文献1のような路面覆工方法では、端部プレートが板形状であるため、掘削溝の延出方向の側方から土圧が加わったときに当該端部プレートが変形する虞があった。特に、掘削溝が長く形成されるに従って土圧が大きくなり、上記端部プレートが変形する虞があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、地下工事の路面覆工作業において従来よりも好適に設置し、また解体することが可能な路面覆工ユニット及び路面覆工方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、従来よりも好適に山留め効果を発揮することが可能な路面覆工ユニット及び路面覆工方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の路面覆工ユニットによれば、路面に掘削溝を形成して行う地下工事の路面覆工作業に用いられ、前記掘削溝の開口を覆工板によって塞ぐための路面覆工ユニットであって、前記掘削溝の幅方向の左右側方部分に配置され、前記掘削溝の延出方向にそれぞれ延びている左右の山留め部材と、前記掘削溝の延出方向の端部に配置され、前記掘削溝の幅方向に延びており、左右の前記山留め部材に連結される山留め端部部材と、を備え、前記山留め端部部材は、前記掘削溝の延出方向の端部に形成された溝側部に沿うように配置され、前記掘削溝の幅方向に延びている対向壁部と、前記山留め端部部材の延出方向の端部に設けられ、前記山留め部材の延出方向の端部に設けられた被取り付け部に取り付けられる取り付け部と、を有し、前記取り付け部は、前記掘削溝の延出方向において前記対向壁部よりも内側に配置され、前記対向壁部よりも内側の位置において前記被取り付け部に取り付けられること、により解決される。
上記構成により、地下工事の路面覆工作業において好適に設置、解体することが可能な路面覆工ユニットを実現できる。
詳しく述べると、従来では、山留め部材及び端部プレートを連結するために、端部プレートの外側から取り付けボルトを取り付けていた。そうすると、地下工事中に取り付けボルト及び取り付け穴の隙間に土砂が入り込み、取り付けボルトを取り外せなくなる虞があった。そうしたなかで、本発明では、山留め端部部材の取り付け部が、掘削溝の延出方向において山留め端部部材の対向壁部よりも内側に配置され、当該内側位置において山留め部材の被取り付け部に取り付けられる。そのため、地下工事中に取り付け部周辺において土砂が入り込むことを抑制できる。つまりは、従来よりも好適に路面覆工ユニットを設置し、また解体することができる。
このとき、前記取り付け部、前記被取り付け部は、それぞれ取り付け穴であって、前記取り付け部は、前記掘削溝の延出方向において前記対向壁部よりも内側の位置において前記被取り付け部と連通され、前記掘削溝の延出方向から取り付けボルトを取り付けると良い。
上記構成により、地下工事中に取り付けボルト及び取り付け穴の隙間に土砂が入り込むことを抑制できる。つまりは、取り付けボルトを好適に締結し、取り外すことができる。
このとき、前記山留め端部部材は、前記掘削溝の幅方向に長尺に延びる長尺部材であって、前記対向壁部と、前記対向壁部の下端部から前記掘削溝の延出方向の内側に向かって延びる底壁部と、前記対向壁部の延出方向の端部に設けられ、前記対向壁部及び前記底壁部の双方に連結される横壁部と、前記対向壁部よりも前記掘削溝の延出方向において内側に設けられ、前記底壁部の延出方向の端部に配置され、前記底壁部及び前記横壁部の双方に連結される当接壁部と、を有し、前記当接壁部は、前記山留め部材の延出方向において前記山留め部材の延出方向の端部に当接するように配置され、前記取り付け部は、前記当接壁部に形成されると良い。
上記構成により、山留め端部部材の剛性を高めることができる。そのため、従来よりも好適に山留め効果を発揮することが可能な路面覆工ユニットを実現できる。
このとき、前記底壁部、前記横壁部及び前記当接壁部は、それぞれ前記山留め部材の延出方向において前記山留め部材の延出方向の端部に当接するように配置され、前記取り付け部は、前記山留め部材の延出方向の端部に設けられた前記被取り付け部に対向するように配置されると良い。
上記構成により、山留め部材及び山留め端部部材をより安定して設置することができる。そのため、掘削溝の側方から土砂崩れや陥没が生じることをより防止できる(山留め効果をより高められる)。
このとき、前記山留め端部部材は、前記対向壁部の上端部から前記掘削溝の延出方向の内側に向かって延びており、前記横壁部に連結される上壁部と、上下方向において前記上壁部及び前記底壁部の間に設けられ、前記対向壁部から前記掘削溝の延出方向の内側に向かって延びており、前記横壁部に連結される中間壁部と、をさらに有し、前記当接壁部は、前記底壁部、前記横壁部及び前記中間壁部に連結されていると良い。
上記構成により、山留め端部部材の剛性をより高めることができる。そして好適に山留め効果を発揮することができる。
また前記課題は、本発明の路面覆工方法によれば、路面に掘削溝を形成して行う地下工事の路面覆工作業に用いられ、前記掘削溝の開口を覆工板によって塞ぐための路面覆工方法であって、前記掘削溝の幅方向の左右側方部分に対し、前記掘削溝の延出方向に沿って左右の山留め部材を設置する第1の設置工程と、前記掘削溝の延出方向の端部に対し、前記掘削溝の幅方向に沿って山留め端部部材を設置する第2の設置工程と、左右の前記山留め部材に前記山留め端部部材を連結する連結工程と、を含み、前記第2の設置工程では、前記掘削溝の延出方向の端部に形成された溝側部に沿って前記山留め端部部材の対向壁部を配置し、前記連結工程では、前記掘削溝の延出方向において前記対向壁部よりも内側の位置において、前記山留め部材の延出方向の端部に設けられた被取り付け部に、前記山留め端部部材の延出方向の端部に設けられた取り付け部を取り付けること、によって解決される。
本発明の路面覆工ユニット及び路面覆工方法によれば、地下工事の路面覆工作業において従来よりも好適に設置し、また解体することが可能となる。
また、路面覆工作業において好適に山留め効果を発揮することが可能となる。
本実施形態の路面覆工ユニットを用いた路面覆工構造を示す図である。 図1のII-II断面図である。 路面覆工ユニットの施工イメージを示す図である。 一対の山留め部材が設置された状態を示す図である。 山留め端部部材が組み付けられた状態を示す斜視図である。 山留め端部部材の斜視図であって、要部拡大図である。 山留め端部部材の縦断面図である。 一対の山留め部材が設置された状態を示す図である。 覆工板が組み付けられた様子を示す図である。 山留め端部部材が組み付けられた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図1~図9を参照しながら説明する。
本実施形態は、路面に掘削溝を形成して行う地下工事の路面覆工作業に用いられる路面覆工ユニットであって、掘削溝の幅方向の左右側方部分に配置される左右の山留め部材と、掘削溝の延出方向の端部に配置され、左右の山留め部材に連結される山留め端部部材とを備えており、山留め部材及び山留め端部部材を従来よりも設置、解体し易くしたことを主な特徴とする「路面覆工ユニット」の発明に関するものである。
また、「路面覆工方法」の発明に関するものである。
本実施形態の路面覆工ユニット1は、図1、図2に示すように、路面Aに対して掘削溝Bを形成して行う工事、例えば、埋設管Cを地中に設置する地下工事(埋設工事)において路面覆工のために用いられる。
掘削溝Bは、路面A(地面)を構成する舗装層A1及び土層A2を掘削することで形成される平面視で略長方形状の溝であり(図1参照)、断面視で略土管形状の溝である(図2参照)。
掘削溝Bは、その幅方向の側方部分に形成された溝段差部となる溝側部B1及び溝底部B2と、溝底部B2よりも深く掘削され、作業領域(布掘り溝)となる溝側部B3及び溝底部B4(溝最底部)と、を有している。
また、掘削溝Bは、その延出方向の側方部分に形成された溝段差部となる溝側部B5及び溝底部B6と、溝底部B6よりも深く掘削され、作業領域(布掘り溝)となる溝側部B7と、を有している。
つまり、地下工事において作業領域(作業可能領域)となる部分は、掘削溝Bのうち、溝側部B3、溝側部B7及び溝底部B4によって囲まれた掘削領域である。
路面覆工ユニット1は、図1~図5に示すように、掘削溝Bの幅方向の両側部分において互いに対向するように配置され、掘削溝Bの延出方向に沿って複数並ぶように設置される山留め部材10と、掘削溝Bの延出方向の両端部分に配置され、一対の山留め部材10に連結される山留め端部部材20と、一対の山留め部材10上に設置される覆工板30と、を備えている。
なお、本実施形態は、覆工板横置き工法における路面覆工ユニット1である。
上記構成において、路面覆工ユニット1を用いた路面覆工構造では、図1に示すように、覆工板30の上面がその周囲に位置する路面Aと連続して設置される。
そのため、覆工板30によって掘削溝Bの開口が塞がれているときには、歩行者等は、覆工板30の上面と路面Aとの間で躓くことなく良好に歩行することが可能である。
一方で、地下工事が行われるときには覆工板30が撤去され、掘削溝Bの開口が露出した状態で埋設管Cの埋設工事が行われる。例えば、まず路面Aを掘削して「布掘り溝」を形成する。続いて布掘り溝の両側部分(溝側部B3)に沿って矢板2を打ち込み、作業領域を確保する。対向する矢板2の間には不図示の切梁等を支保工として横架する。その後、布掘り溝の底(溝底部B4)に埋設管C設置用の基礎を打設し、当該基礎上に埋設管Cを設置する。
地下工事中は、通行人等が掘削溝B内に転落しないように掘削溝Bの際位置(溝段差部)に安全柵3が立設される。安全柵3は、山留め部材10に対して組み付けられるほか、山留め端部部材20に対しても組み付けられる。
山留め部材10は、図1~図4に示すように、掘削溝Bの幅方向の両側部分において山留め効果を発揮するための鋼材である。互いに隣り合う山留め部材10同士は、図17に示すように、取り付けボルト17(取り付け部材)によって固定されている。
山留め部材10は、山留めプレートとも称される。
山留め部材10は、図4に示すように、掘削溝の延出方向に長尺な部材であって、対向壁部11と、底壁部12と、左右の横壁部13と、支持壁部14と、複数の補強壁部15と、を備えている。
また、支持壁部14の上面には、柵用穴14aと、吊り用穴14bとが形成されている。対向壁部11の前面のうち、柵用穴14aに対応する部分には、柵固定部16が形成されている。
対向壁部11は、山留め部材10の山留効果を発揮する略長方形状の壁部であって、掘削溝Bの幅方向の側壁(溝側部B1)に対向するように配置される。
底壁部12は、対向壁部11の下端部から掘削溝Bの幅方向の内側に向かって延びる壁部である。底壁部12は、掘削溝Bの底壁(溝底部B2)上に載置される。
横壁部13は、底壁部12上において山留め部材10の延出方向の両端部に設けられ、対向壁部11、底壁部12及び支持壁部14に連結される壁部である。
横壁部13は、隣り合う山留め部材10同士を連結し、対向壁部11、底壁部12、支持壁部14を補強する壁部としても機能する。横壁部13は、山留め部材10の延出方向において対向壁部11及び底壁部12よりも外側に張り出さないように配置される。
横壁部13の側面には複数の取り付け穴13aが形成されており、取り付け穴13aには取り付けボルト17が締結される。締結された取り付けボルト17にナットを螺合することで横壁部13同士が連結され、山留め部材10同士が締結される。
支持壁部14は、対向壁部11から掘削溝の延出方向の内側に向かって延びる壁部である。支持壁部14は、底壁部12よりも上方に配置され、覆工板30の一端部を下方から支持する台座として機能する。
補強壁部15は、山留め部材10の延出方向に間隔を空けて底壁部12上に設けられ、対向壁部11、底壁部12及び支持壁部14に連結される。補強壁部15は、山留め効果を発揮する対向壁部11と、覆工板30を支持する支持壁部14とを補強している。
柵固定部16は、山留め部材10の延出方向に間隔を空けて対向壁部11の前面に設けられ、対向壁部11から掘削溝の内側に向かって張り出すように配置されている。
柵固定部16は、安全柵3を設置するための横断面湾曲形状の金具であって、その湾曲形状の末端部分が対向壁部11の側面に固着されている。
柵固定部16には筒状の開口が形成される。当該開口及び柵用穴14aに対し安全柵3の支柱を挿通することで、安全柵3が山留め部材10に組み付けられる。
上記構成において、山留め部材10が吊り用穴14bを有することで、吊り用穴14bに対し、不図示の吊り上げ装置(例えば、バックホー、ユニック)の吊り上げフック(吊り上げ端部)を挿し込むことができる。
そうすることで、吊り上げ装置によって山留め部材10を容易に吊り上げることができ、掘削溝Bの所望位置に山留め部材10を設置できる。
山留め端部部材20は、図1、図5、図6A、Bに示すように、掘削溝Bの延出方向の両端部分において山留め効果を発揮する鋼材であって、一対の山留め部材10の間に配置され、これら山留め部材10の延出方向の端部に連結される。
山留め端部部材20は、図1、図2に示すように、掘削溝Bの延出方向の端部分に形成された溝側部B5及び溝底部B6に沿うように配置される。
山留め端部部材20は、山留め妻プレートとも称される。
山留め端部部材20は、図5、図6A、Bに示すように、掘削溝の幅方向に長尺な部材であって、対向壁部21と、底壁部22と、上壁部23と、中間壁部24と、左右の横壁部25と、複数の補強壁部26と、左右の当接壁部27と、を備えている。
また、上壁部23の上面には、山留め部材10と同様に柵用穴23aと、吊り用穴23bとが形成されている。
対向壁部21は、山留め端部部材20の山留効果を発揮する略長方形状の壁部であって、掘削溝Bの延出方向の側壁(溝側部B5)に対向するように配置される。対向壁部21は、溝側部B5に沿うようにして掘削溝Bの幅方向に延びている。
底壁部22は、対向壁部21の下端部から掘削溝Bの幅方向の内側に向かって延びる壁部である。底壁部22は、掘削溝Bの底壁(溝底部B6)上に載置される。
上壁部23は、対向壁部21の上端部から掘削溝の延出方向の内側に向かって延びる壁部である。上壁部23は、左右の横壁部25によって挟まれ、左右の横壁部25に連結される。
中間壁部24は、上壁部23及び底壁部22の間に設けられ、対向壁部21から掘削溝の延出方向の内側に向かって延びる壁部である。中間壁部24は、左右の横壁部25に連結される。
横壁部25は、対向壁部21の長尺方向の両端部に設けられ、対向壁部21から掘削溝の延出方向の内側に向かって延びる壁部である。横壁部25は、対向壁部21、底壁部22、上壁部23及び中間壁部24それぞれに連結されている。
横壁部25は、掘削溝の延出方向において山留め部材10の対向壁部11に当接し、掘削溝の幅方向の側壁(溝側部B1)に対向するように配置される。
補強壁部26は、山留め端部部材20の延出方向に間隔を空けて設けられ、対向壁部21、上壁部23及び中間壁部24に連結される。補強壁部26は、山留め効果を発揮する対向壁部21を補強している。
当接壁部27は、対向壁部21よりも掘削溝の延出方向において内側に設けられ、底壁部22の延出方向の両端部に配置された壁部である。
当接壁部27は、底壁部22、中間壁部24及び横壁部25それぞれに連結されている。
当接壁部27は、山留め部材10の延出方向において横壁部13に当接するように配置されている。
当接壁部27の側面には複数の取り付け穴27aが形成されている。取り付け穴27aと、山留め部材10の取り付け穴13aとには取り付けボルト28が締結される。締結された取り付けボルト28にナットを螺合することで山留め部材10及び山留め端部部材20が締結される。
詳しく述べると、取り付け穴27aは、掘削溝の延出方向において対向壁部21よりも内側の位置において取り付け穴13aと連通される。取り付け穴13a、27aに対し掘削溝の延出方向の外側から取り付けボルト28を取り付けることで、山留め部材10(横壁部13)及び山留め端部部材20(当接壁部27)が固定される。
上記構成において、図6A、Bに示すように、底壁部22、横壁部25及び当接壁部27は、山留め部材10の延出方向において山留め部材10の延出方向の端部(底壁部12、対向壁部11、横壁部13)にそれぞれ当接するように配置される。
そして、取り付け穴27aは、山留め部材の延出方向の端部(横壁部13)に設けられた取り付け穴13aに対向するように配置される。
そうすることで、山留め部材10及び山留め端部部材20をより安定して設置できる。そのため、掘削溝の側方から土砂崩れや陥没が生じることを防止できる。
上記構成において、図6A、Bに示すように、山留め端部部材20は、立体形状(箱形状)の第1部材20Aと、立体形状(箱形状)の第2部材20Bとを上下に重ね合わせて構成された部材となっている。
詳しく述べると、第1部材20Aは、第1対向壁部21aと、上壁部23と、第1中間壁部24aと、第1横壁部25aと、補強壁部26と、を有している。
第2部材20Bは、第2対向壁部21bと、底壁部22と、第2中間壁部24bと、第2横壁部25bと、当接壁部27と、を有している。
第1部材20Aの第1中間壁部24aと、第2部材20Bの第2中間壁部24bとが当接した状態で連結ボルト29によって連結される。
連結ボルト29は、山留め端部部材20の延出方向において間隔を空けて設けられ、補強壁部26と交互に配置されている。
上記の立体形状を有することで、山留め端部部材20の剛性をより高めることができ、山留め効果をより発揮させることができる。
なお、山留め端部部材20の形状、構造について上記に限定されるものではない。好ましくは、山留め端部部材20が立体形状(箱形状)を有すると良い。
上記構成において、山留め端部部材20の高さを調整するために、必要に応じて山留め端部部材20がプレート状の高さ調整部材をさらに備えていても良い。
例えば、当該高さ調整部材が、第1中間壁部24a及び第2中間壁部24bの間に設けられると良い。なお、高さ調整部材の配置については特に限定されるものではない。高さ調整部材が、上壁部23の上面に配置されても良いし、底壁部22の底面に取り付けられても良い。
覆工板30は、図1~図3に示すように、矩形板状の鋼材であって、その上面が平坦面となって周囲に位置する路面と連続するように設置される。
覆工板30は、覆工板横置き工法の場合には道路の進行方向とは直交する向きに載置され、道路の進行方向に沿って複数並べられる。なお、覆工板縦置き工法の場合には道路の進行方向に沿った向きに載置され、道路の進行方向に沿って複数並べられる。
覆工板30は、掘削溝Bの幅方向に沿って延びており、その両端部分がそれぞれ山留め部材10の支持壁部14上に載置される。
なお、覆工板30の両端部の底面には、図2に示すように、ズレ止め防止用の断面略L字形状の突起部31が形成されている。
以上の構成により、地下工事の路面覆工作業において好適に設置、解体することが可能な路面覆工ユニットを実現できる。具体的には、山留め端部部材20の取り付け穴27a(取り付け部)が、対向壁部21よりも内側に配置され、当該内側位置において山留め部材10の取り付け穴13a(被取り付け部)にボルト締結される。そのため、地下工事中に取り付けボルト28及び取り付け穴27aの隙間に土砂が入り込むことを抑制し、取り付けボルト28を好適に締結し、取り外すことができる。
また、好適に山留め効果を発揮することが可能な路面覆工ユニット1を実現できる。具体的には、山留め端部部材20の剛性を高めることで、山留め効果をより高めることができる。
<路面覆工方法>
次に、路面覆工ユニット1を用いた路面覆工方法について、図3~図9に基づいて説明する。
図3は、横置き工法によって覆工板30を路面の進行方向に沿って計6枚並べたときの路面覆工ユニット1の施工イメージを示す図である。
なお、路面覆工ユニット1を設置する際には、予め路面に掘削溝を形成する工程が必要である。具体的には、路面の表層に対しカット線を形成し、当該カット線に沿って舗装層A1及びその下の土層A2を掘削し、所望の掘削溝を形成することとなる。
まず「第1の設置工程」として、図4に示すように、掘削溝Bの延出方向の始端部において、その幅方向の左右側方部分に対し左右の山留め部材10を互いに対向するように設置する(第1の設置工程)。
このとき、掘削溝Bの溝側部B1に対して対向壁部11を対向させ、溝底部B2上に底壁部12を載置するように、山留め部材10を設置する。
また、左右の山留め部材10それぞれの延出方向の一端部を掘削溝の延出方向の始端部(厳密には、始端部よりもやや内側部分)に位置決めして、左右の山留め部材10を設置する。
次に「第2の設置工程」として、図5に示すように、設置した左右の山留め部材10の間に介在し、左右の山留め部材10よりも外側位置に山留め端部部材20を設置する。
具体的には、掘削溝Bの延出方向の始端部に形成された溝側部B5に対して対向壁部21を対向させ、かつ、溝底部B6に対して底壁部22を対向させる。加えて、掘削溝Bの幅方向の端部に形成された溝側部B1に対して横壁部25を対向させる。
また、図6Aに示すように、山留め部材10(対向壁部11、底壁部12、横壁部13)の外側面に対し、山留め端部部材20の横壁部25の前面、底壁部22の前面、当接壁部27の前面を当接させるようにして山留め端部部材20を設置する。
次に「連結工程」として、図5に示すように、左右の山留め部材10に山留め端部部材20を連結する。
具体的には、掘削溝の延出方向において山留め端部部材20の対向壁部21よりも内側位置において取り付け穴27aと、山留め部材10の取り付け穴13aとを取り付けボルト28によってボルト締結する。
より具体的には、図6A、Bに示すように、対向壁部21、底壁部22、横壁部25及び当接壁部27によって囲まれた内部空間Rに取り付けボルト28を挿し込み、掘削溝の延出方向の外側から山留め端部部材20(取り付け穴27a)及び山留め部材10(13a)をボルト締結する。
次に「第3の設置工程」として、図7に示すように、掘削溝Bの延出方向に沿って並ぶように左右の山留め部材10をそれぞれ設置する。
このとき、1列目の山留め部材10の横壁部13と、隣接した2列目の山留め部材10の横壁部13とを当接させた状態で取り付けボルト17を締結する。
次に「第4の設置工程」として、図8に示すように、1列目にある左右の山留め部材10の支持壁部14上に覆工板30を載置する。
具体的には、左右の山留め部材10(支持壁部14)それぞれの上面に覆工板30を掘削溝の延出方向に並ぶように3枚載置する。
次に「第5の設置工程」として、図9に示すように、掘削溝Bの延出方向の終端部において山留め端部部材20を設置する。
具体的には、掘削溝Bの延出方向の終端部に形成された溝側部B5に対して対向壁部21を対向させ、かつ、溝底部B6に対して底壁部22を対向させる。加えて、掘削溝Bの幅方向の端部に形成された溝側部B1に対して横壁部25を対向させる。
また、山留め部材10の外側面に山留め端部部材20(横壁部25、底壁部22、当接壁部27)の前面を当接させて、山留め端部部材20を設置する。
最後に「第6の設置工程」として、図9に示すように、2列目にある左右の山留め部材10の支持壁部14上に覆工板30を3枚載置する。
なお、最後の覆工板30の設置が完了した後には、路面Aと山留め部材10の隙間、及び、路面Aと山留め端部部材20の隙間に土砂等を充填して、それぞれの隙間を埋める。
上記工程が完了した時点で、路面覆工作業の全工程が完了する。
すなわち、掘削溝Bの延出方向の始端部から終端部にわたって山留め部材10、山留め端部部材20が構築され、かつ、掘削溝の開口が覆工板30によって塞がれる。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、覆工板横置き工法による路面覆工ユニット1について説明したが、特に限定されるものではない。
例えば、覆工板横置き工法と、覆工板縦置き工法とを組み合わせた路面覆工ユニット1を構築することが可能である。あるいは、覆工板縦置き工法による路面覆工ユニット1にも応用させることが可能である。
上記実施形態では、主として本発明に係る路面覆工ユニット及び路面覆工方法に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
A 路面(地面)
A1 舗装層
A2 土層
B 掘削溝
B1 溝側部(幅方向における溝側部、溝段差部)
B2 溝底部(溝段差部)
B3 溝側部(幅方向における溝側部)
B4 溝底部(溝最底部)
B5 溝側部(延出方向における溝側部、溝段差部)
B6 溝底部(溝段差部)
B7 溝側部(延出方向における溝側部)
C 埋設管
1 路面覆工ユニット
2 矢板
3 安全柵
10 山留め部材(山留めプレート)
11 対向壁部
12 底壁部
13 横壁部
13a 取り付け穴(被取り付け部)
14 支持壁部
14a 柵用穴
14b 吊り用穴
15 補強壁部
16 柵固定部
17 取り付けボルト
20 山留め端部部材(山留め端部プレート、妻プレート)
20A 第1部材(第1箱状部材)
20B 第2部材(第2箱状部材)
21 対向壁部
21a 第1対向壁部
21b 第2対向壁部
22 底壁部
23 上壁部
23a 柵用穴
23b 吊り用穴
24 中間壁部
24a 第1中間壁部
24b 第2中間壁部
25 横壁部
25a 第1横壁部
25b 第2横壁部
26 補強壁部
27 当接壁部
27a 取り付け穴(取り付け部)
28 取り付けボルト(取り付け部)
29 連結ボルト
30 覆工板
31 突起部
R 内部空間

Claims (6)

  1. 路面に掘削溝を形成して行う地下工事の路面覆工作業に用いられ、前記掘削溝の開口を覆工板によって塞ぐための路面覆工ユニットであって、
    前記掘削溝の幅方向の左右側方部分に配置され、前記掘削溝の延出方向にそれぞれ延びている左右の山留め部材と、
    前記掘削溝の延出方向の端部に配置され、前記掘削溝の幅方向に延びており、左右の前記山留め部材に連結される山留め端部部材と、を備え、
    前記山留め端部部材は、
    前記掘削溝の延出方向の端部に形成された溝側部に沿うように配置され、前記掘削溝の幅方向に延びている対向壁部と、
    前記山留め端部部材の延出方向の端部に設けられ、前記山留め部材の延出方向の端部に設けられた被取り付け部に取り付けられる取り付け部と、を有し、
    前記取り付け部は、前記掘削溝の延出方向において前記対向壁部よりも内側に配置され、前記対向壁部よりも内側の位置において前記被取り付け部に取り付けられることを特徴とする路面覆工ユニット。
  2. 前記取り付け部、前記被取り付け部は、それぞれ取り付け穴であって、
    前記取り付け部は、前記掘削溝の延出方向において前記対向壁部よりも内側の位置において前記被取り付け部と連通され、前記掘削溝の延出方向から取り付けボルトを取り付けることで前記被取り付け部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の路面覆工ユニット。
  3. 前記山留め端部部材は、
    前記掘削溝の幅方向に長尺に延びる長尺部材であって、
    前記対向壁部と、
    前記対向壁部の下端部から前記掘削溝の延出方向の内側に向かって延びる底壁部と、
    前記対向壁部の延出方向の端部に設けられ、前記対向壁部及び前記底壁部の双方に連結される横壁部と、
    前記対向壁部よりも前記掘削溝の延出方向において内側に設けられ、前記底壁部の延出方向の端部に配置され、前記底壁部及び前記横壁部の双方に連結される当接壁部と、を有し、
    前記当接壁部は、前記山留め部材の延出方向において前記山留め部材の延出方向の端部に当接するように配置され、
    前記取り付け部は、前記当接壁部に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の路面覆工ユニット。
  4. 前記底壁部、前記横壁部及び前記当接壁部は、それぞれ前記山留め部材の延出方向において前記山留め部材の延出方向の端部に当接するように配置され、
    前記取り付け部は、前記山留め部材の延出方向の端部に設けられた前記被取り付け部に対向するように配置されることを特徴とする請求項3に記載の路面覆工ユニット。
  5. 前記山留め端部部材は、
    前記対向壁部の上端部から前記掘削溝の延出方向の内側に向かって延びており、前記横壁部に連結される上壁部と、
    上下方向において前記上壁部及び前記底壁部の間に設けられ、前記対向壁部から前記掘削溝の延出方向の内側に向かって延びており、前記横壁部に連結される中間壁部と、をさらに有し、
    前記当接壁部は、前記底壁部、前記横壁部及び前記中間壁部に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の路面覆工ユニット。
  6. 路面に掘削溝を形成して行う地下工事の路面覆工作業に用いられ、前記掘削溝の開口を覆工板によって塞ぐための路面覆工方法であって、
    前記掘削溝の幅方向の左右側方部分に対し、前記掘削溝の延出方向に沿って左右の山留め部材を設置する第1の設置工程と、
    前記掘削溝の延出方向の端部に対し、前記掘削溝の幅方向に沿って山留め端部部材を設置する第2の設置工程と、
    左右の前記山留め部材に前記山留め端部部材を連結する連結工程と、を含み、
    前記第2の設置工程では、前記掘削溝の延出方向の端部に形成された溝側部に沿って前記山留め端部部材の対向壁部を配置し、
    前記連結工程では、前記掘削溝の延出方向において前記対向壁部よりも内側の位置において、前記山留め部材の延出方向の端部に設けられた被取り付け部に、前記山留め端部部材の延出方向の端部に設けられた取り付け部を取り付けることを特徴とする路面覆工方法。
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