JP2024058159A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の循環効率を向上する。【解決手段】モータは、シャフトと、前記シャフトに回転可能に支持される筒と、前記筒に固定されたインペラと、前記インペラに固定されたロータと、前記ロータを囲むステータと、前記シャフトと前記筒との間の空間と、前記ロータと前記ステータとの間の空間と、を備える。前記空間は、液体が入る空間であり、前記筒の内面又は前記シャフトの外面のうち少なくともいずれかには、複数の第1の溝が形成されており、前記ステータの内面又はロータの外面のうち少なくともいずれかには、複数の第2の溝が形成されている。【選択図】図8
Description
本発明は、モータに関する。
インペラを用いて液体を循環させるウォーターポンプ等に用いられるモータにおいて、循環する液体による動圧効果を得るために、軸受に動圧溝を形成する技術が知られている。例えば、滑り軸受の端面や内径面に潤滑溝を設ける技術が知られている。
動圧溝を備えた軸受を用いたウォーターポンプにおいては、軸受の内径面に形成された溝を介して、液体がインペラから離れる方向に流れることがある。この場合、液体の循環が阻害される場合がある。
一つの側面では、液体の循環効率を向上できるモータを提供することを目的とする。
一つの態様において、モータは、シャフトと、前記シャフトに回転可能に支持される筒と、前記筒に固定されたインペラと、前記インペラに固定されたロータと、前記ロータを囲むステータと、前記シャフトと前記筒との間の空間と、前記ロータと前記ステータとの間の空間と、を備える。前記空間は、液体が入る空間である。前記筒の内面又は前記シャフトの外面のうち少なくともいずれかには、複数の第1の溝が形成されており、前記ステータの内面又はロータの外面のうち少なくともいずれかには、複数の第2の溝が形成されている。
一つの態様によれば、液体の循環効率を向上できる。
以下に、本願の開示するモータの実施形態の一例であるウォーターポンプを図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。各図面において、説明を分かりやすくするために、後に説明する吸入口11が延在する方向をY軸正方向、排出口12が延在する方向をX軸正方向とする座標系を図示する場合がある。
[実施形態]
まず、本実施形態におけるウォーターポンプ1について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、実施形態におけるウォーターポンプの一例を示す斜視図である。図2は、実施形態におけるウォーターポンプの一例を示す上面図である。図3は、ウォーターポンプの一例を示す分解斜視図である。図1乃至図3に示すように、本実施形態におけるウォーターポンプ1は、ケース10と、インペラ20と、ロータマグネット30と、シャフト40と、軸受5a及び5bと、Oリング16と、ステータ90とを備える。ステータ90は、ステータコア70と、コイル80と、カバー60とを備える。なお、以下において、軸受5a及び5bを区別せずに表現する場合に、単に軸受50と表現する場合がある。
まず、本実施形態におけるウォーターポンプ1について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、実施形態におけるウォーターポンプの一例を示す斜視図である。図2は、実施形態におけるウォーターポンプの一例を示す上面図である。図3は、ウォーターポンプの一例を示す分解斜視図である。図1乃至図3に示すように、本実施形態におけるウォーターポンプ1は、ケース10と、インペラ20と、ロータマグネット30と、シャフト40と、軸受5a及び5bと、Oリング16と、ステータ90とを備える。ステータ90は、ステータコア70と、コイル80と、カバー60とを備える。なお、以下において、軸受5a及び5bを区別せずに表現する場合に、単に軸受50と表現する場合がある。
ケース10は、例えば樹脂等により形成され、ウォーターポンプ1のY軸正方向側に配置される。ケース10は、ウォーターポンプ1内部に液体(不図示)を吸い込む吸入口11と、ウォーターポンプ1内部の液体を吐出する排出口12とを備える。液体は、例えばプロピレングリコール等の公知の冷却液である。
図4に示すように、ケース10は、Y軸方向において、カバー60と、Oリング16を介して水密に固着されることにより、ウォーターポンプ1の外殻を構成する。図4は、実施形態におけるウォーターポンプの一例を示す断面斜視図である。図4は、ウォーターポンプ1を図2に示すA-A線で切断した断面を示す。Oリング16は、例えばゴムなどの弾性を有する樹脂により形成される、略環状の部材である。
カバー60は、例えばY軸正方向側に開口したカップ状の部分を備える樹脂部材である。本実施形態におけるカバー60は、図5に示すように、内壁63と、底部65と、外壁68とを備える。図5は、実施形態におけるカバーの一例を示す斜視図である。なお、カバー60の内壁63は、ステータの内面の一例である。
底部65は、カップ状の部分の底面を構成する。底部65には、シャフト40が挿通されて固定される貫通孔64が形成される。なお、内部空間の水密性を向上させるために、貫通孔64に代えて、シャフト40をY軸負方向側から支持する凹部が形成されるような構成であってもよい。
カバー60の内壁63には、図5に示すように、動圧溝69が形成される。すなわち、図3に示すロータマグネット30の外周面32と、ステータ90のカバー60の内壁63との間に動圧溝69が形成されている。なお、ロータマグネット30の外周面32は、ロータの外面の一例であり、動圧溝69は、第2の溝の一例である。
ステータコア70は、シャフト40を中心として、Y軸方向に延在し、カバー60の内壁63を囲む円筒形状を有する。ステータコア70は、磁性部材(磁性体の一例)を有する。磁性部材は、例えばケイ素鋼板、電磁鋼板等の軟磁性鋼板等の板状の金属部材によって形成される。例えば、ステータコア70は、この板状の金属部材が回転軸方向に複数積まれて形成される。なお、図4に示すように、ステータコア70は、径方向において、例えばカバー60の内壁63と外壁68との間に位置する。
ステータコア70は、図3及び図4に示すように、ヨーク71と、複数のティース72とを備える。ティース72は、ヨーク71の内周側から径方向内側に延在する。ティース72の内径側の端部には、周方向両側に延在する突出部73が形成される。
コイル80は、例えば、導線をティース72に巻き回すことにより形成される。なお、コイル80は、巻き回し済みのボビンコイルをティース72に嵌合するような構成であってもよい。
かかる複数のティース72とロータマグネット30との間には磁気ギャップが形成される。すなわち、ステータコア70は、外部から供給される交流電流を各ティース72に巻かれたコイル80に順次通電することで、ロータマグネット30を回転させるための磁界を形成する。これにより、ロータマグネット30は、ステータコア70で発生する磁界によって、シャフト40を回転軸として回転する。
インペラ20は、ロータマグネット30と連動して回転することにより、吸入口11から液体を吸い込み、また排出口12から液体を吐出する。実施形態において、ロータマグネット30と連動して回転するインペラ20の圧力により、吸入口11から冷却液等の液体(不図示)が吸引され、排出口12から排出される。その際、図4に示すように、カバー60に収容されたロータマグネット30及びインペラ20は、ウォーターポンプ1内を流れる液体に浸された状態となる。一方、カバー60の内壁63は、ステータコア70及びコイル80に液体が触れることを抑制する。
インペラ20は、複数の動翼21と、ロータコア22とを備える。なお、本実施形態におけるインペラ20において、動翼21とロータコア22とは例えば樹脂等により一体成形されるが、これに限られず、別個に形成された動翼21にロータコア22が固定されるような構成であってもよい。
インペラ20のロータコア22の径方向外側には、ロータマグネット30が固定される。ロータマグネット30は、高い磁気特性を有するネオジム磁石のような希土類磁石であることが好ましい。ロータコア22及びロータマグネット30は、ロータを構成する。なお、ロータマグネット30は、例えばロータコア22と一体に形成されていてもよい。
図4に示すように、インペラ20の内周面25は、軸受5a及び5bに固定される。なお、軸受5a及び5bは、シャフトに回転可能に支持される筒の一例である。
軸受50は、固定されたシャフト40に対して、回動可能に軸支される。また、軸受50は、回転するインペラ20と連動して、シャフト40に対して回転する。
軸受50は、図6に示すように、軸方向における一対の端面51及び52と、インペラ20の内周面25に固定される外周面53と、シャフト40と径方向において対向する内面54とを備える。図6は、実施形態における軸受の一例を示す斜視図である。
図6に示すように、軸受50の内面54には、複数の動圧溝59が形成される。動圧溝59は、例えば図6に示すように、軸方向において2つの端面51と52との間に延在し、また軸方向に対して屈折した形状を備える。なお、動圧溝59は、第1の溝の一例である。
かかる構成において、吸入口11から流入し、排出口12から排出される液体の流れについて、図4、図7及び図8を用いて説明する。図7は、実施形態におけるウォーターポンプの一例を示す別の断面図である。図8は、実施形態における液体の流れの一例を示す拡大断面図である。図7は、ウォーターポンプ1を、図2に示すB-B線で切断した断面を示す。図8は、図4の枠F1に示す部分を拡大した図である。
吸入口11からウォーターポンプ1内部に吸い込まれた液体は、図4の矢印に示すように、回転するインペラ20の圧力により、径方向外側に拡散される一方、液体の一部は、図8に示すように軸受50とシャフト40との間の第1の空間91に流入する。これにより、動圧溝59が形成された軸受5a及び5bと、シャフト40とは、第1の空間91に流入した液体を介する流体軸受を形成する。なお、第1の空間91は、シャフトと筒との間の空間の一例である。
この場合において、第1の空間91に流入した液体は、軸受50に形成された動圧溝59により、図8の矢印に示すようにY軸負方向側に流れ、インペラ20及びロータマグネット30とカバー60の底部65との間の空間66に流れ込む。このとき、動圧溝59の向きとインペラ20の回転方向とが一致している。
次に、空間66に流れ込んだ液体は、カバー60の内壁63に形成された動圧溝69により、図7及び図8の矢印に示すように、カバー60とロータマグネット30との間の第2の空間92に吸い上げられる。そして、図7及び図8の矢印に示すように、回転するインペラ20の圧力により、径方向外側へと排出される。なお、第2の空間92は、ロータとステータとの間の空間の一例である。
空間66においては、動圧が生じにくく、流れ込んだ液体が滞留しやすい。実施形態においては、動圧溝69により、滞留する液体がY軸正方向側へと流れやすくなる。この場合において、径が大きいカバー60に動圧溝69が形成されることで、より高い動圧を得られるので、空間66から第2の空間92への液体の吸い込み量を増加できる。
また、軸受50に形成される動圧溝59と、カバー60に形成される動圧溝69とは、例えば周方向において、それぞれ異なる方向に屈曲する。これにより、一方向に回転するインペラ20に伴って、動圧溝59は、液体をY軸負方向側に吸い出し、動圧溝69は、液体をY軸正方向側に吸い上げる。
以上説明したように、本実施形態におけるモータ1は、シャフト40と、シャフト40に回転可能に支持される筒5a,5bと、筒5a,5bに固定されたインペラ20と、インペラ20に固定されたロータ30と、ロータ30を囲むステータ90と、シャフト40と筒5a,5bとの間の空間91と、ロータ30とステータ90の間の空間92と、を備える。空間91及び92は、液体が入る空間である。筒5a,5bの内面54又はシャフト40の外面45のうち少なくともいずれかには、複数の第1の溝59が形成されており、ステータ90の内面63又はロータ30の外面32のうち少なくともいずれかには、複数の第2の溝69が形成されている、かかる構成によれば、流体軸受を構成する軸受50とシャフト40とを介して空間66に流れ込んだ液体が、第2の溝69により、空間66に滞留せずに空間92を介してY軸正方向側へと吸い上げられやすくなるので、液体の循環効率を向上できる。
[変形例]
以上、本実施形態における構成について説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、軸受の形状は実施形態にかかるものに限られない。また、第1の溝及び第2の溝は、その他の位置に形成されていてもよい。図9は、第1の変形例における軸受の側断面及び端面の一例を示す図である。なお、以下の各実施形態及び各変形例において、先に説明した図面に示す部位と同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以上、本実施形態における構成について説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、軸受の形状は実施形態にかかるものに限られない。また、第1の溝及び第2の溝は、その他の位置に形成されていてもよい。図9は、第1の変形例における軸受の側断面及び端面の一例を示す図である。なお、以下の各実施形態及び各変形例において、先に説明した図面に示す部位と同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、第1の変形例における軸受150において、Y軸正方向側の端面151にも動圧溝155が形成されている。同様に、Y軸負方向側の端面152にも、動圧溝156が形成されている。すなわち、軸受150の端面51,52には、複数の溝155,156がそれぞれ形成されている。さらに、図9に示すように、複数の動圧溝155、156は、それぞれの向きが同一となるように形成されていてもよい。
また、図9に示すように、軸受150の内面154において、動圧溝157はY軸正方向側の一部にのみ形成され、動圧溝158はY軸負方向側の一部にのみ形成される。すなわち、軸受150の内面154には、動圧溝が形成されない部分154pがさらに形成される。なお、図9に示すように、外周面153が、径方向における大きさが変化する部分153pをさらに備えていてもよい。また、複数の動圧溝157、158が形成される範囲の軸方向寸法は、それぞれ異なっていてもよい。
また、動圧溝の一部又は全部が、軸受ではなく、シャフトに形成されていてもよい。図10は、第2の変形例における軸受及びシャフトの一例を示す斜視図である。図10に示すように、第2の変形例におけるシャフト240の外面245には、軸受250が配置される位置に、屈曲した動圧溝249が形成される。この場合において、軸受250の内面254には、動圧溝が形成されない。
さらに、動圧溝は、動圧効果が得られるものであれば、屈曲した形状に限られず、略直線状や円弧状等のその他の形状であってもよい。図11は、第3の変形例における軸受及びシャフトの一例を示す斜視図である。第3の変形例における軸受35bの内面354bには、図11に示すように、略直線状の動圧溝358bが形成される。この場合において、軸受35bの内面354bは、動圧溝358bが形成されない部分354pを含む。
また、図11に示すように、軸受350とシャフト340との両方に動圧溝が形成されていてもよい。図11に示すシャフト340の外面345にも、軸受35bが配置される位置に、略直線状の動圧溝347bが形成される。この場合において、シャフト340における動圧溝は、軸受35bの動圧溝358bと径方向において対向する位置348bには形成されない。
かかる構成においては、軸受350に形成された動圧溝358bと、シャフト340に形成された動圧溝347bとが、一体の屈曲した動圧溝として、動圧効果を生じる。
なお、実施形態における軸受5a及び5bが同一の形状である構成について説明したが、それぞれ異なる形状を備えていてもよい。各変形例における軸受150、250、350についても同様である。
また、ロータの外面と、ステータの内面との間に形成される動圧溝は、ロータマグネットからステータのコイルへ鎖交する磁束を確保できれば、図12に示すように、ロータマグネットの外面に形成されていてもよい。図12は、第4の変形例におけるロータの一例を示す斜視図である。図12に示す例において、ロータマグネット430の外周面432には、複数の屈曲した動圧溝39が形成される。なお、ロータマグネット430の外周面432は、ロータの外面の一例である。
また、カバーにおける動圧溝は、図13に示すように、内側の底部に形成されてもよい。図13は、第5の変形例におけるカバーの一例を示す斜視図である。図13に示すように、第4の変形例におけるカバー560において、内壁63に形成された動圧溝69に加えて、内側の底部565にも動圧溝567が形成される。これにより、空間66の底部565においても、動力を得ることができる。
また、軸受50は、動圧効果が得られる形状であれば、動圧溝59に代えて、内面54から突出した、突起上の形状を備えていてもよい。その他の動圧溝も同様である。
本発明をウォーターポンプに適用した実施形態及び各変形例を記載したが、これに限らずに、液体や気体を吸い上げたり送ったりするための機械に適用することが可能であり、ウォーターポンプを含む、ポンプに使用できる。言い換えると、ポンプ用モータとして本発明を適用しても構わない。
以上、本発明を実施形態及び各変形例に基づき説明したが、本発明は実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更が可能であることも言うまでもない。そのような要旨を逸脱しない範囲での種々の変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 ウォーターポンプ、10 ケース、11 吸入口、12 排出口、16 Oリング、20 インペラ、21 動翼、22 ロータコア、25 内周面、30,430 ロータマグネット、32,432 外周面、39 動圧溝、40,240,340 シャフト、45,245,345 外面、249,347b 動圧溝、50(5a,5b),150,250,350(35b) 軸受、51,52,151,152 端面、53,153 外周面、54,154,254,354(354b) 内面、59,155,156,157,158,358b 動圧溝、60,560 カバー、63 内壁、64 貫通孔、65,565 底部、68 外壁、69,567 動圧溝、70 ステータコア、71 ヨーク、72 ティース、73 突出部、80 コイル、90 ステータ
Claims (5)
- シャフトと、
前記シャフトに回転可能に支持される筒と、
前記筒に固定されたインペラと、
前記インペラに固定されたロータと、
前記ロータを囲むステータと、
前記シャフトと前記筒との間の空間と、前記ロータと前記ステータとの間の空間と、
を備え、
前記空間は、液体が入る空間であり、
前記筒の内面又は前記シャフトの外面のうち少なくともいずれかには、複数の第1の溝が形成されており、
前記ステータの内面又はロータの外面のうち少なくともいずれかには、複数の第2の溝が形成されている、
モータ。 - 前記筒と前記シャフトとで流体軸受が形成され、
前記ロータの外面と前記ステータの内面との間に動圧溝が形成されている、
請求項1に記載のモータ。 - 前記ステータは、ステータコアと、当該ステータコアに巻き回された複数のコイルと、当該ステータコアを覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記ロータと径方向において対向する内周面を備え、前記内周面に前記複数の第2の溝が形成されている、
請求項1に記載のモータ。 - 前記筒の端面には、複数の溝が形成されている、請求項1に記載のモータ。
- 前記第1の溝と前記第2の溝とは、周方向において、それぞれ異なる方向に屈曲する、請求項1に記載のモータ。
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2023
- 2023-10-16 WO PCT/JP2023/037350 patent/WO2024080381A1/ja unknown
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Publication number | Publication date |
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WO2024080381A1 (ja) | 2024-04-18 |
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