JP2024058018A - 荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷役作業中に運転台の下方を障害物検出センサの検出対象領域としつつ、障害物検出センサの保守作業が容易な荷役車両の提供にある。【解決手段】駆動輪を備えた車体11と、車体11の一側から延在し、先端に車輪15を有する左右一対のレグ14と、車体11のレグ14側に配置された左右一対のアウタマスト19と、左右一対のアウタマスト19に対して昇降可能な運転台18と、運転台18に設けられる荷役具と、荷役具および運転台18の下方の障害物を検出する障害物検出センサ47と、警告を発する警告器と、障害物検出センサ47が障害物を検出したとき、警告を発するように警告器を制御するコントローラと、を有する荷役車両において、障害物検出センサ47は、左右一対のアウタマスト19のうち少なくとも一方のアウタマスト19の基部の外側に設置され、障害物検出センサ47が障害物を検出可能とする検出対象領域は、運転台18の下方を含む。【選択図】 図2

Description

この発明は、荷役車両に関する。
荷役車両の従来技術として、例えば、特許文献1に開示された自動運転フォークリフトが知られている。特許文献1に開示された自動運転フォークリフトの前下端には、障害物検出装置が設けられている。障害物検出装置は、床面から所定範囲内の高さに、車幅(または車幅よりも少し広い幅)を有して前方に所定距離まで延びる平面状の検出領域を有している。障害物検出装置は、左右一対のマストの車幅方向における中心に設けられている。
特開2019-105995号公報
特許文献1に開示された自動運転フォークリフトのように、車体の前方の障害物を検出するためには、左右均等な検出範囲の確保の点から左右一対のマストの車幅方向における中心に障害物検出センサを設けることが好ましい。しかしながら、スペースの制約から左右一対のマストの車幅方向における中心に障害物検出センサを設けることができない場合がある。また、運転台がマストに対して昇降するピッキングフォークリフトでは、荷役作業中に運転台の下方における人や障害物の有無を検出することが望ましい。従来では、運転台の下降時に警告音は発する警告器を備えるピッキングリフトが存在するが、人や障害物の有無に関わらず警告音を発するので、オペレータが警告音に慣れてしまうおそれがある。また、ピッキングリフトに左右一対のマストの車幅方向における中心に障害物検出センサを設ける場合では、障害物検出センサの保守点検のために運転台を上昇させ、作業者が運転台の下方に入り込む必要がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、荷役作業中に運転台の下方を障害物検出センサの検出対象領域としつつ、障害物検出センサの保守作業が容易な荷役車両の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、駆動輪を備えた車体と、前記車体の一側から他側へ延在し、他側の先端に車輪を有する左右一対のレグと、前記車体のレグ側に配置された左右一対のアウタマストと、前記左右一対のアウタマストに対して昇降可能な運転台と、前記運転台に設けられる荷役具と、前記荷役具および前記運転台の下方の障害物を検出する障害物検出センサと、警告を発する警告器と、前記障害物検出センサが障害物を検出したとき、警告を発するように前記警告器を制御するコントローラと、を有する荷役車両において、前記障害物検出センサは、前記左右一対のアウタマストのうち少なくとも一方のアウタマストの基部の外側に設置され、前記障害物検出センサが障害物を検出する検出対象領域は、前記運転台の下方を含むことを特徴とする。
本発明では、障害物検出センサは、左右一対のアウタマストのうち少なくとも一方のアウタマストの基部の外側に設置される。このため、障害物検出センサが一方のアウタマストの基部の外側にのみ障害物検出センサが設置される場合であっても、運転台の下方における他方のアウタマストの基部付近を除き、運転台の下方の殆どを障害物の検出を可能とする障害物検出センサの検出対象領域とすることができる。また、障害物検出センサが一方のアウタマストの基部の外側に障害物検出センサが設置されるので、障害物検出センサの保守作業時において運転台を上昇させる必要がない。このため、保守作業時に作業者は、運転台の下方に入り込むことなく障害物検出センサにアクセスすることができる。
また、上記の荷役車両において、前記検出対象領域は、前記運転台の下方において、前記左右一対のレグのうち、一方のレグの全体と、少なくとも他方のレグの基部よりも先端側の部位と、を含む領域とする構成としてもよい。
この場合、障害物検出センサが一方のアウタマストの基部の外側にのみ設けられる場合には、障害物検出センサの検出対象領域は、運転台の下方において一方のレグの全体と、他方のレグの基部よりも先端側の部位と、を含む領域となる。この場合、他方のレグの基部が検出対象領域から外れることが考えられるが、障害物が他方のレグを乗り越えて運転台の下方へ入り込むことは殆どない。
また、上記の荷役車両において、前記障害物検出センサが前記左右一対のアウタマストの基部の外側にそれぞれ設置される構成としてもよい。
この場合、一方のアウタマストおよび他方のアウタマストの基部の外側に障害物検出センサが設置されるので、運転台の下方のほぼ全領域を検出対象領域とすることができる。
また、上記の荷役車両において、前記左右一対のアウタマストの基部の外側にそれぞれ設置されている前記障害物検出センサは、前記検出対象領域の路面からの高さが互いに異なる構成としてもよい。
この場合、左右一対の障害物検出センサの検出高さが異なるため、検出対象領域の重畳が回避でき、検出対象領域の重畳による障害物の誤検出を防止できる。
また、上記の荷役車両において、前記左右一対のアウタマストの基部の外側にそれぞれ設置されている前記障害物検出センサは、互いに検出高さが一致し、一方の前記障害物検出センサの検出対象領域は、前記車体の幅方向の中心よりも一方に設定され、他方の前記障害物検出センサの検出対象領域は、前記車体の幅方向の中心よりも他方に設定されている構成としてもよい。
この場合、左右一対の障害物検出センサの検出高さが一致する。しかしながら、一方の障害物検出センサの検出対象領域は、車体の幅方向の中心よりも一方に設定され、他方の障害物検出センサの検出対象領域は、車体の幅方向の中心よりも他方に設定されているので、互いに検出対象領域が重畳することはない。よって、検出対象領域の重畳による障害物の誤検出を防止できる
本発明によれば、荷役作業中に運転台の下方を障害物検出センサの検出対象領域としつつ、障害物検出センサの保守作業が容易な荷役車両を提供できる。
第1の実施形態に係るフォークリフトの側面図である。 第1の実施形態に係るフォークリフトの斜視図である。 第1の実施形態に係るフォークリフトの概略構成図である。 フォークリフトの検出対象領域および非検出領域を示す概略平面図である。 パレットを支持した状態のフォークリフトの概略平面図である。 第2の実施形態に係るフォークリフトの概略平面図である。 左右一対の障害物検出センサの高低差を説明する説明図である。 第2の実施形態の変形例に係るフォークリフトの語彙略平面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る荷役車両について図面を参照して説明する。本実施形態の荷役車両はオーダーピッキング型フォークリフトである。なお、方向を特定する「前後」、「左右」および「上下」については、オーダーピッキング型フォークリフトのオペレータが運転台に搭乗して、オーダーピッキング型フォークリフトの前進側を向いた状態を基準として示す。
図1に示すように、荷役車両としてのオーダーピッキング型フォークリフト(以下、単に「フォークリフト」と表記する)10は、車体11を有しており、車体11の前部には、駆動輪12が備えられている。駆動輪12は前輪であって、かつ、操舵可能な操舵輪でもあり、車体11の左右方向において中心付近に位置する。車体11には、走行用の電動モータである走行用モータ13が搭載されており、走行用モータ13は駆動輪12を駆動する。また、車体11には、操舵装置(図示せず)が搭載されており、操舵装置は駆動輪12を操舵する。車体11の後部には、前方(一側)から後方(他側)へ向けて延在する左右一対のレグ14が備えられており、レグ14の先端部には車輪15が備えられている。車輪15は、転動可能な後輪で、本実施形態では従動輪である。
フォークリフト10はマスト装置16を有している。マスト装置16は、車体11の後部に備えられており、マスト17と、マスト17に対して昇降可能な運転台18と、を備えている。マスト17は、アウタマスト19、ミドルマスト20およびインナマスト21を有するフルフリー3段マストである。左右一対のアウタマスト19には、アウタマスト19の内側にて昇降可能な左右一対のミドルマスト20が備えられている。ミドルマスト20には、ミドルマスト20の内側にて昇降可能なインナマスト21が備えられている。
ミドルマスト20の上部には、リフトチェーン(図示せず)が掛装されるチェーンホイール22が設けられており、リフトチェーンはチェーンホイール22に掛装され、リフトチェーンの他端は、インナマスト21の下部に固定されている。したがって、リフトチェーンは、ミドルマスト20を介してアウタマスト19とインナマスト21とに連結されている。アウタマスト19には作動油の給排により作動するリヤリフトシリンダ23が設けられている。リヤリフトシリンダ23の作動により、ミドルマスト20がアウタマスト19の内側にて昇降するほか、インナマスト21がミドルマスト20の内側にて昇降する。車体11には、マスト17を保持するためのマストサポート部材24が備えられている。マストサポート部材24は、アウタマスト19の外側面と車体11の後面とに固定されている部材である。
左右一対のインナマスト21を下部で接続するインナロアビーム(図示せず)には、フロントリフトシリンダ25が立設されている。フロントリフトシリンダ25は、インナマスト21に対して運転台18を昇降させるための油圧シリンダである。リヤリフトシリンダ23が備えるピストンロッドの上端部には、チェーンホイール26が備えられている。チェーンホイール26には、インナマスト21と運転台18とを連結するリフトチェーン(図示せず)が掛装される。したがって、フロントリフトシリンダ25のピストンロッドが上昇するとき、インナマスト21およびミドルマスト20が上昇することなく、運転台18が上昇する。なお、アウタマスト19には、ミドルマスト20の上昇の有無を検出する揚高センサ27が備えられている。揚高センサ27は、リヤリフトシリンダ23の伸縮状態を検出するために備えられており、ミドルマスト20が上昇したときにON信号を発信するセンサであればよい。
次に、運転台18を説明する。図2に示すように、運転台18はオペレータが搭乗可能な略方形の台である。運転台18の下部には、荷役具としての一対のフォーク28が備えられている。フォーク28は運転台18の下部から後方(他側)へ向けて延在する。運転台18の前部には、左右一対のピラー29が立設されている。ピラー29は、後述するヘッドガード30を支持する。左右のピラー29の間には、運転台18から立設される前壁部31が備えられている。前壁部31はピラー29の半分程度の高さであり、前壁部31の上方には金属製の保護ネット32が備えられている。
図2に示すように、前壁部31には、インストルメントパネル33が設けられている。インストルメントパネル33には、操舵ホイール34およびアクセルレバー35のほか、荷役レバー36やディスプレイ37が設けられている。運転台18には、操作ペダル38が設けられている。操舵ホイール34は走行時に方向転換するときにオペレータが操作するホイールである。アクセルレバー35は、フォークリフト10の前進時又は後進時におけるアクセル操作のためのレバーである。荷役レバー36は運転台18を昇降させるためのレバーである。アクセルレバー35および荷役レバー36は操作部に相当する。したがって、本実施形態のフォークリフト10は、運転台18に搭乗したオペレータが車体11側を向いてオペレータの前方を前進側とし、オペレータの後方であるレグ14側を後進側とする荷役車両である。
ディスプレイ37は、各種情報を表示する表示部(図示せず)および警告音を発生するスピーカー部(図示せず)を備えている。ディスプレイ37の表示部は発光・点滅も可能である。また、ディスプレイ37は、警告音を発生する。表示部やスピーカー部は警告器に相当する。前壁部31の上部付近には、オペレータ保護のための左右一対のサイドゲート39が備えられている。サイドゲート39は、L字状のゲートバーであって上下に可能であり、上方への回動位置である退避位置と下方の回動位置であるガード位置で固定される。図1ではガード位置にあるサイドゲート39を示し、図2では退避位置にあるサイドゲート39を示す。
次に、フォークリフト10の電気的構成について説明する。図3に示すように、フォークリフト10は、フォークリフト10の各部を制御するコントローラ41を有する。コントローラ41は、CPU42と、RAMおよびROM等からなる記憶部43と、を備えている。コントローラ41は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)を備えていてもよい。コントローラ41は、コンピュータプログラムにしたがって動作する1つ以上のプロセッサ、ASIC等の1つ以上の専用のハードウェア回路、あるいは、それらの組み合わせを含む回路として構成し得る。
記憶部43は、処理をCPU42に実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。記憶部43には、フォークリフト10の各部を制御するための種々のプログラムが記憶されている。コントローラ41は、走行用モータ13、ディスプレイ37と電気的に接続されている。また、コントローラ41は、荷役レバーセンサ44、サイドゲートセンサ45および下部警報ブザー46と接続されている。荷役レバーセンサ44は、荷役レバー36の上昇操作および下降操作の操作量を検出し、コントローラ41へ信号を伝達する。サイドゲートセンサ45は、サイドゲート39の退避位置とガード位置を検出し、コントローラ41へ信号を伝達する。下部警報ブザー46は次に説明する障害物検出センサ47が障害物を検出したときに運転台18の下方で警報を発するブザーである。
ところで、本実施形態では、一対のアウタマスト19のうち、一方としての左のアウタマスト19の基部の外側に障害物検出センサ47が備えられている。具体的には、障害物検出センサ47はマストサポート部材24の他側を臨む面である後面にブラケット48を介して取り付けられている。障害物検出センサ47は、車体11の後方における運転台18の下方およびフォーク28がパレットPを支持する状態でのパレットPの下方の障害物を検出するためのセンサである。障害物検出センサ47は、路面から所定高さになる。
本実施形態の障害物検出センサ47は、レーザーレンジファインダ(LRF:光波測距儀)である。レーザーレンジファインダは、障害物の検出が可能な検出対象領域にレーザーを照射し、レーザーが当たった部分から反射された反射光を受信することで距離を測定する距離計であり、検出対象領域に存在する障害物の形状に関する情報を取得することができる。本実施形態では、水平方向への照射角度を変更しながらレーザーを照射する二次元のレーザーレンジファインダが用いられている。水平方向においてレーザーをスキャンして、物体に対し方向と距離を点群として検知することができる。
図4に示すように、一点鎖線により囲まれた領域は、障害物検出センサ47の検出対象領域Aである。本実施形態では、検出対象領域Aの路面からの高さを、例えば300mmとしている。これは、障害物検出センサ47が、運転台18の下方でしゃがみ込む人を検出可能とするためである。障害物検出センサ47は、コントローラ41と接続されている。運転台18が上昇して予め設定した設定揚高以上のとき、障害物検出センサ47は作動する。
次に、検出対象領域Aについて説明する。検出対象領域Aは、最小幅の通路を通過できるように検出対象領域Aの幅が設定されているほか、障害物検出センサ47の誤差分を考慮して設定されている。具体的には、検出対象領域Aの幅は、フォーク28がパレットPを支持した状態においてパレットPの幅に障害物検出センサ47の検出誤差分を加算した幅であり、パレットPの幅よりもやや大きい幅である。検出対象領域Aの前後の長さは、一方(左)のアウタマスト19側と他方(右)のアウタマスト19側と異なる。
一方のアウタマスト19側における検出対象領域Aの前後の長さは、障害物検出センサ47からフォーク28の先端の後方までの長さである。障害物検出センサ47におけるフォーク28の先端の後方の位置は、フォーク28がパレットPを支持した状態においてパレットPの先端に障害物検出センサ47の検出誤差分を加算した長さである。他方のアウタマスト19側における検出対象領域Aの前後の長さは、他方のレグ14の長手方向の中心より前方からフォーク28の先端の後方までの長さである。このため、検出対象領域Aは平面視で台形である。
図5に示すように、フォーク28がパレットPを支持した状態では、検出対象領域Aの前縁は、パレットPの先端から障害物検出センサ47の検出誤差分dLだけ後方に位置するように設定されている。検出対象領域Aの側縁は、パレットPの側端から検出誤差分dWだけ側方に位置するように設定されている。検出誤差分dLと検出誤差分dWは等しい。
図4に示すように、運転台18の下方において障害物検出センサ47により障害物を検出することができない死角となる非検出領域Bが存在する。非検出領域Bは、平面視で略三角形である。本実施形態では、他方のレグ14の基部付近を含む運転台18の一部が非検出領域Bとなっている。非検出領域Bを可及的に小さくするためには、障害物検出センサ47を幅方向において可能な限り外寄りで後側の位置とすればよい。
次に、本実施形態のフォークリフト10による障害物の検出について説明する。オペレータは運転台18に搭乗し、フォークリフト10を始動する。次に、オペレータは、荷棚等のピッキング作業を行う場所へ向けてフォークリフト10を移動させる。オペレータは、アクセルレバー35、操舵ホイール34を操作してフォークリフト10を走行させるが、フォークリフト10を通常に走行させる場合、荷の有無に関わらず運転台18は下降した位置とする。荷が積み込まれたパレットPをフォーク28が支持して走行する場合、オペレータは、フォーク28が接地しない高さまで運転台18を上昇させる。
荷棚に対するピッキング作業を行う場合、オペレータは、荷の出入を必要とする荷棚の位置まで運転台18を上昇させる。運転台18の上昇は、フロントリフトシリンダ25の伸長により運転台18がインナマスト21に対して上昇し、次に、インナマスト21がミドルマスト20に対して上昇し、さらに、リヤリフトシリンダ23の伸長によりミドルマスト20がアウタマスト19に対して上昇する。運転台18の昇降はオペレータによる荷役レバー36の操作により行われる。運転台18が路面から所定高さまで上昇されると、障害物検出センサ47がレーザー光の走査を開始する。障害物検出センサ47は、少なくとも検出対象領域Aを含む領域に対してレーザー光を走査する。
本実施形態では、運転台18の上昇時および停止時に、障害物検出センサ47が検出対象領域Aにおいて障害物を検出すると、コントローラ41は、ディスプレイ37に障害物の存在を示す警告を表示する。運転台18の下降時に障害物検出センサ47が検出対象領域Aにおいて障害物を検出すると、コントローラ41は、ディスプレイ37のスピーカー部から警告音を発生させる。また、下降時の運転台18が路面から2m以上の高さにある場合には、コントローラ41は、ディスプレイ37の警告表示および警告音に加えて下部警報ブザー46により警告音を発生させる。また、コントローラ41は、下降時における運転台18の高さが2m以上のときと、2m未満のときで警告音の発音パターンを変更するようにディスプレイ37を制御する。
ところで、障害物検出センサ47が検出する障害物となり得る対象としては、例えば、移動体や人等が考えられる。非検出領域Bに障害物が存在する場合、障害物検出センサ47が障害物を検出することはない。しかし、非検出領域Bにおける運転台18の下方に移動体や人が入り込むためには、他方のレグ14を乗り越える必要があり、非検出領域Bに移動体や人が入り込み難い。また、仮に、非検出領域Bに人が入り込んでも、体の動きによって人が検出対象領域Aに入り込む。検出対象領域Aに体の一部が僅かでも入り込むと、障害物検出センサ47が人を直ちに障害物として検出する。
本実施形態のフォークリフト10は以下の効果を奏する。
(1)障害物検出センサ47は、左右一対のアウタマスト19のうち一方(左)のアウタマスト19の基部の外側に設置される。このため、障害物検出センサ47が一方のアウタマスト19の基部の外側にのみ障害物検出センサ47が設置されても、運転台18の下方における他方(右)のアウタマスト19の基部付近を除き、運転台18の下方の殆どを障害物の検出を可能とする障害物検出センサ47の検出対象領域Aとすることができる。また、障害物検出センサ47が一方のアウタマスト19の基部の外側に障害物検出センサ47が設置されるので、障害物検出センサ47の保守作業時において運転台18を上昇させる必要がない。このため、保守作業時に作業者は、運転台18の下方に入り込むことなく障害物検出センサ47にアクセスすることができる。
(2)検出対象領域Aは、運転台18の下方において、左右一対のレグ14のうち、一方(左)のレグ14の全体と、他方(右)のレグ14の基部よりも後方と、を含む領域である。このため、他方のレグ14の基部が検出対象領域Aから外れることが考えられるが、障害物が他方のレグ14を乗り越えて運転台18の下方へ入り込むことは殆どない。
(3)障害物検出センサ47は、ブラケット48を介してマストサポート部材24に取り付けられているので、障害物検出センサ47の着脱を比較的簡単に行うことができる。また、障害物検出センサ47は、車体11の側部から外側にはみ出ない状態にあるので、走行時に他物体との干渉を回避し易い。さらに、平面視の状態では、障害物検出センサ47は、ブラケット48の外縁から外側へはみ出ない状態にあるので、より他物体との干渉を抑制し易い。
(4)運転台18の下方に障害物が存在する場合に限り、コントローラ41がディスプレイ37あるいは下部警報ブザー46を制御して警告するので、例えば、障害物の有無に限らず下降時に必ず警告する場合と比較すると、運転台18の下にいる作業者は、警告に対する慣れを抑制することができる。オペレータにとっても、警告に対する慣れを同様に抑制できる。
(5)検出対象領域Aは、フォークリフト10が通過できる最小の通路を基準にした上で、障害物検出センサ47の誤差分を考慮して設定されているので、必要以上に検出する領域を広くすることがない。例えば、荷棚間の狭い通路を通る場合でも荷棚を障害物として検出する可能性は殆どなく、荷役作業の効率を低下させることない。
(6)障害物検出センサ47を1台のみ用いるので、複数の障害物検出センサ47を用いる場合と比較してフォークリフト10の製作コストを抑制できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るフォークリフトについて説明する。本実施形態では、障害物検出センサが一方のアウタマストの基部の外側に設置されるだけでなく、他方のアウタマストに障害物検出センサが設置される点で、第1の実施形態と相違する。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
図6に示すように、フォークリフト50は、一対のアウタマスト19のうち、他方としての右のアウタマスト19の基部の外側に障害物検出センサ51が備えられている。具体的には、障害物検出センサ47はマストサポート部材24の後面にブラケット52を介して取り付けられている。ブラケット52はブラケット48と同一である。障害物検出センサ51は、障害物検出センサ47と同一のレーザーレンジファインダ(LRF:光波測距儀)である。障害物検出センサ51の検出対象領域Cは、平面視において検出対象領域Aの線対象の形状であり、車体11の幅方向の中心を通る中心線(図示せず)が対象軸となる。したがって、運転台18の下方において生じる障害物を検出できない領域は殆ど存在しない。
図6に示すように、平面視では、検出対象領域A、Cの一部が重畳するが、検出対象領域A、Cの高さが一致すると、障害物検出センサ47、51のレーザー光の干渉が生じ、誤検出の可能性がある。このため、本実施形態では、ブラケット52が、他方の障害物検出センサ51が一方の障害物検出センサ47よりも路面からの高さが高くなるように、他方のマストサポート部材24に取り付けられている。図7に示すように、障害物検出センサ47、51のレーザー発光部を結ぶ仮想線Mと水平線Hとの角度が5度に設定することで、障害物検出センサ47、51の高低差を設定している。仮想線Mと水平線Hとの角度は、障害物検出センサ47、51の性能や車体11の寸法等の諸条件に応じて設定される。
本実施形態では、障害物検出センサ47が一方のアウタマスト19の基部の外側に設置され、障害物検出センサ47が他方のアウタマスト19の基部の外側に設置されるので、運転台18の下方のほぼ全領域を検出対象領域とすることができる。つまり、第1の実施形態と比較して障害物を検出することができない領域を可及的に低減できる。
また、本実施形態では、左右一対のアウタマスト19の基部の外側にそれぞれ設置されている障害物検出センサ47、51の検出高さが互いに異なる。このため、検出対象領域A、C同一平面での重畳が回避でき、検出対象領域A、Cの重畳による障害物の誤検出を防止できる。
(第2の実施形態の変形例)
次に、第2の実施形態の変形例に係るフォークリフトについて説明する。本実施形態では、障害物検出センサの検出高さが一致し、検出対象領域が相違する点で、第2の実施形態と相違する。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
本変形例のフォークリフト60では、一方の障害物検出センサ47および他方の障害物検出センサ51は、高低差が無いようにそれぞれのマストサポート部材24にブラケット48、52を介して取り付けられている。図8に示すように、一方(左)の障害物検出センサ47の検出対象領域Dの幅および他方(右)の障害物検出センサ51の検出対象領域Eの幅は、パレットPの幅の半分に満たない。検出対象領域Dと検出対象領域Eの間には、隙間Gが設けられている。
一方の障害物検出センサ47の検出対象領域Dは、車体11の幅方向の中心よりも一方に設定され、他方の障害物検出センサ51の検出対象領域Eは、車体11の幅方向の中心よりも他方に設定されている。つまり、一方の障害物検出センサ47は、隙間Gを超えた他方の領域を障害物の検出対象の領域とせず、他方の障害物検出センサ51は、隙間Gを超えた一方の領域を障害物の検出対象の領域としない。なお、隙間Gは障害物検出センサ47、51の誤差分に相当する距離に設定されている。
本変形例では、左右一対のアウタマスト19の基部の外側にそれぞれ設置されている障害物検出センサ47、51は、互いに検出高さが一致する。そして、一方の障害物検出センサ47の検出対象領域Dは、車体11の幅方向の中心よりも一方に設定され、他方の障害物検出センサの検出対象領域Eは、車体11の幅方向の中心よりも他方に設定されている。このため、検出対象領域D、Eが同一高さで重畳することはない。よって、障害物検出センサ47、51のレーザー光が互いに干渉することがなく、検出対象領域D、Eの重畳による障害物の誤検出を防止できる
本発明は、上記の実施形態(変形例を含む)に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態(変形例を含む)では、障害物検出センサはマストサポート部材に設置されたが、これに限らない。障害物検出センサは、例えば、アウタマストに設置してもよく、あるいは、レグ上に設置してもよい。また、ブラケットを用いずに障害物検出センサを設置してもよい。
○ 上記の実施形態(変形例を含む)では、車体の幅方向において一方を右とし、他方を左としたが、これに限らない。例えば、車体の幅方向において一方を左とし、他方を右としてもよい。
○ 上記の実施形態(変形例を含む)では、マストは、アウタマスト、ミドルマストおよびインナマストを有するフルフリー3段マストとしたが、これに限定されない。マストはアウタマストおよびインナマストを有する2段マストであってもよい。
○ 上記の実施形態(変形例を含む)では、運転台に搭乗したオペレータが車体側を向いてオペレータの前方を前進側とし、オペレータの後方であるレグ側を後進側とする荷役車両としたがこれに限らない。運転台に搭乗したオペレータがレグ側を向いてオペレータの前方を前進側とし、オペレータの後方である車体側を後進側とする荷役車両としてもよい。
○ 一方のアウタマスト側における検出対象領域Aの前後の長さは、障害物検出センサから運転台の後ろ側の先端の後方までの長さとしてもよい。ただし、運転台にフォーク等の荷役具を備える場合は、上記の実施形態(変形例を含む)のようにするのが好ましい。
10、50、60 フォークリフト
11 車体
12 前輪
14 レグ
15 後輪
16 マスト装置
17 マスト
18 運転台
19 アウタマスト
24 マストサポート部材
27 揚高センサ
28 フォーク
34 操舵ホイール
36 荷役レバー
37 ディスプレイ
41 コントローラ
44 荷役レバーセンサ
46 下部警報ブザー
47、51 障害物検出センサ
48、52 ブラケット
A、C、D、E 検出対象領域
B 非検出領域
dF 検出誤差分
dW 検出誤差分
P パレット

Claims (5)

  1. 駆動輪を備えた車体と、
    前記車体の一側から他側へ延在し、他側の先端に車輪を有する左右一対のレグと、
    前記車体のレグ側に配置された左右一対のアウタマストと、
    前記左右一対のアウタマストに対して昇降可能な運転台と、
    前記運転台の下方の障害物を検出する障害物検出センサと、
    警告を発する警告器と、
    前記障害物検出センサが障害物を検出したとき、警告を発するように前記警告器を制御するコントローラと、を有する荷役車両において、
    前記障害物検出センサは、前記左右一対のアウタマストのうち少なくとも一方のアウタマストの基部の外側に設置され、
    前記障害物検出センサが障害物を検出する検出対象領域は、前記運転台の下方を含むことを特徴とする荷役車両。
  2. 前記検出対象領域は、前記運転台の下方において、前記左右一対のレグのうち、一方のレグの全体と、少なくとも他方のレグの基部よりも先端側の部位と、を含む領域とすることを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
  3. 前記障害物検出センサが前記左右一対のアウタマストの基部の外側にそれぞれ設置されることを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
  4. 前記左右一対のアウタマストの基部の外側にそれぞれ設置されている前記障害物検出センサは、前記検出対象領域の路面からの高さが互いに異なることを特徴とする請求項3記載の荷役車両。
  5. 前記左右一対のアウタマストの基部の外側にそれぞれ設置されている前記障害物検出センサは、互いに検出高さが一致し、
    一方の前記障害物検出センサの検出対象領域は、前記車体の幅方向の中心よりも一方に設定され、
    他方の前記障害物検出センサの検出対象領域は、前記車体の幅方向の中心よりも他方に設定されていることを特徴とする請求項3記載の荷役車両。
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