JP2024057789A - 内視鏡用スネア - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、切れ味が良い内視鏡用スネアを提供することを目的とする。【解決手段】発明に係る内視鏡用スネア100は、中空管のシース10、シース10内に相対移動可能に通されている操作ワイヤ20、及び両端が操作ワイヤ20の先端部に接続されており、ループ状に形成されているスネアループ30、を備え、シースの先端部11には、スネアループ30の端部32が通されるガイド部64が形成されている先端チップ60が設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、内視鏡内に通されて使用される内視鏡用スネアに関する。
従来、特許文献1に開示されているように、内視鏡の鉗子口から挿入されて、ポリープ等の病変部を切除する内視鏡用スネアが知られている。内視鏡用スネアは、管状のシース内に通された操作ワイヤの先端に環状のスネアループを備えている。スネアループによる病変部の切除は、病変部をスネアループに通した後、シースを病変部側に移動させてスネアループを基端側からシース内に収容していき、スネアループの大きさを徐々に小さくして病変部を絞扼して切除を行う。
この内視鏡用スネアによる処置には、スネアループに高周波電流を流して病変部を焼灼するホットスネア(ホットポリペクトミー)と、スネアループの絞扼力のみで病変部を切除するコールドスネア(コールドポリペクトミー)との2つの方法が用いられている。
しかし、スネアループにより病変部を絞扼する時には、病変部をスネアループによりシース側に引き寄せるため、シースの先端部に大きな力が加わることになる。特に、病変部を焼灼せずにスネアループの絞扼力のみで切除するコールドスネアでは、ホットスネアより大きな力がシースの先端部に加わる。その際には、シース先端部の開口部が広がるように変形することがあった。シース先端部が変形すると、スネアループで病変部を絞扼しにくくなり、スネアループの切れ味が低下して病変部を切除しにくくなっていた。そのため、切れ味が良い内視鏡用スネアが望まれていた。
本発明は、上記問題を解消するためになされたものであり、切れ味が良い内視鏡用スネアを提供することを目的とする。
本発明に係る内視鏡用スネアは、中空管のシース、シース内に相対移動可能に通されている操作ワイヤ、及び両端が操作ワイヤの先端部に接続されており、ループ状に形成されているスネアループ、を備えており、シースの先端部の開口部には、スネアループの端部が通される一対のガイド部が形成されている先端チップが設けられている。
本発明に係る内視鏡用スネアは、シースの先端部の開口部に先端チップが設けられているので、シース先端部の変形を低減でき、またスネアループと先端チップとで病変部を挟み込むことができるので、従来の内視鏡用スネアより切れ味を向上させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップは、ガイド部のそれぞれに先端チップの側方から連通するスリットを有していることが好ましい。
これにより、内視鏡用スネアは、スネアループと操作ワイヤとが接続されている状態でも、スリットを通してスネアワイヤを先端チップに容易に通すことができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップは、先端チップのスネアループ側の一端面に突起が設けられていることが好ましい。
内視鏡用スネアは、先端チップのスネアループ側の一端面に突起が設けられているので、より切れ味を向上させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップは、シース内に挿入される挿入部と、挿入部が所定位置に挿入された状態でシースの先端部から露出している外側部とを有していることが好ましい。
これにより、内視鏡用スネアは、先端チップをシースに挿入する際に、外側部を保持しながら押して、挿入部を確実にシース内に挿入することができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップは、挿入部に円周方向に延在する突条が形成されていることが好ましい。
これにより、内視鏡用スネアは、適度な操作力で先端チップをシース内に挿入することができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップに形成されている突条はらせん状に形成されたねじ部であることが好ましい。
これにより、内視鏡用スネアは、回転させながら先端チップをシース内に挿入できるので、より適度な操作力で確実に挿入することができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップは、突条は挿入部の中心軸線方向に垂直に形成されたリブであり、リブは挿入部の中心軸線方向において1つ以上形成されていることが好ましい。
これにより、内視鏡用スネアは、先端チップを押し込んでシース内に挿入できるので、一方向の操作、かつ適度な操作力で確実に挿入することができる。
また、本発明に係る内視鏡用スネアの先端チップは、先端チップのスネアループ側の一端面において先端チップの中心軸線方向にくぼんで形成され、スネアループの一部を収容する溝を有していることが好ましい。
これにより、内視鏡用スネアは、スネアループをシース内に収容した時にスネアループの先端部がシース外にむき出しにならない。そのため、内視鏡スネアの内視鏡鉗子口への挿入しやすさが向上し、スネアループと内視鏡鉗子口内とが接触して傷つく可能性を低減することができる。
<第1実施例>
図1~図4を参照して、本発明の第1実施例に係る内視鏡用スネア100を説明する。図1は、内視鏡用スネア100を示す平面図である。図2は、図1のA部を矢視B方向に見た拡大図である。図3は、図2の先端チップ60の正面図である。図4は、図2の先端チップ60の側面図である。
図1~図4を参照して、本発明の第1実施例に係る内視鏡用スネア100を説明する。図1は、内視鏡用スネア100を示す平面図である。図2は、図1のA部を矢視B方向に見た拡大図である。図3は、図2の先端チップ60の正面図である。図4は、図2の先端チップ60の側面図である。
図1を参照して、内視鏡用スネア100を説明する。内視鏡用スネア100は、内視鏡の鉗子口から挿入されて鉗子チャンネル内に通されるシース10、シース内に相対移動可能に通される操作ワイヤ20、操作ワイヤ20の先端側に接続されるスネアループ30、操作ワイヤ20とスネアループ30を接続する接続部材40、及びシース10のシース基端部12および操作ワイヤ20の基端部が接続されるハンドル50を備えている。
シース10は、シース10の先端側が内視鏡の鉗子チャンネルを通じて人体内の病変部の近傍まで導入される部材である。シース10は、病変部の近傍まで導入されるシース先端部11と、シース先端部11に対し他方端であるシース基端部12とを有している。シース10は、可撓性を有する中空管状の部材であり、内視鏡と共に柔軟に屈曲すると共に、内部に通された操作ワイヤ20をスムーズに進退させる摺動性(低摩擦性)を有している。
シース10は、例えば、柔軟性および摺動性を有するフッ素樹脂の一種であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で形成される。又は、シース10は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)より硬度が高い高密度ポリエチレン(HDPE)で形成されてもよい。硬質樹脂である高密度ポリエチレン(HDPE)でシース10を形成することにより、ハンドル50に力を加えた時のシース10の各部の変形を低減することができる。シース10の材質は、上記以外にPTFE以外のフッ素樹脂、又は、その他の合成樹脂でもよい。
シース10の寸法について、一例として外径D1は約2.5mm、内径D2は約1.5mm、中心軸線X方向の長さは約2350mmに作製される。前記各寸法はこれに限定されるものではなく、共に使用される内視鏡の種類、および用途等に応じた寸法に形成することができる。
図2~図4を参照して、先端チップ60を説明する。シース10は、シース先端部11に先端チップ60を有している。先端チップ60は略円筒形に形成されており、シース先端部11の開口部13に嵌められている。先端チップ60は、先端チップ60のスネアループ30側の一端面61、シース10のシース基端部12側である他端面62、及び一端面61と他端面62との間の本体外面63を有している。先端チップ60の外径D3は、シース10の内径D2よりわずかに大きく形成されている。例えば、シース10の内径D2は約1.5mm、先端チップ60の外径D3は、約1.6mm~1.8mmである。すなわち、先端チップ60はシース10に対してしまりばめで挿入されており、先端チップ60はシース10にしっかり固定されている。
ガイド部64は、スネアループの端部32が通される部分であり、貫通孔である。ガイド部64は、スネアループの2つの端部32に対応して、2つ設けられている。ガイド部64は、先端チップ60の一端面61から他端面62まで、すなわち中心軸線X方向の全長にわたり、それぞれのガイド部64が中心軸線Xに平行になるように形成されている。それぞれのガイド部64は、ガイド部64の中心軸線Yが先端チップ60の中心軸線Xを通る平面C上に配置され、それぞれの中心軸線Yは先端チップ60の中心軸線Xから等距離の位置に設けられている。ガイド部64の内径D4は、スネアワイヤ31よりわずかに大きく、例えば、約0.4mmである。
先端チップ60は、硬質樹脂、又は金属で形成されている。先端チップ60の材質は、一例として、フッ素樹脂の一種であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。又は、先端チップ60の材質は、SUS304でもよい。本発明に係る内視鏡用スネア100は、コールドスネアに用いられるため、先端チップ60は導電性金属材料で形成してもよい。
操作ワイヤ20は、ハンドル50とスネアループ30とをつなぎ、スネアループ30のシース10からの突出およびシース10内への収容を操作する部材である。操作ワイヤ20は、ステンレス鋼の一種であるSUS304の素線を撚った撚り線から構成されている。操作ワイヤ20は、各種ステンレス鋼や各種チタン合金等のその他の金属の撚り線で構成してもよい。また、操作ワイヤ20は、前記各種金属の単線から構成してもよい。
操作ワイヤ20の外径は、一例として約0.8mmである。操作ワイヤ20の外径はこれに限定されるものではなく、シース10の内径D2等に応じた外径を採用することができる。なお、撚り線である操作ワイヤ20の外径とは、操作ワイヤ20の横断面における外接円の直径である。
スネアループ30は、SUS304の素線を撚った撚り線からなるスネアワイヤ31を先端側で折り返してループ状に構成したものであり、病変部を絞扼して切除するための部材である。スネアループ30は、シース10に収容されていない状態では、全体が六角形状に形成されている。スネアループ30は、曲折部分を押し開くように弾性変形させることでシース10内に収容可能であると共に、シース10から突出させた場合に弾性変形の復元力によって元の六角形状に展開可能となっている。
スネアループ30は、スネアループ30をシース10内に収容してループの大きさを小さくしていく際にも、シース10外のスネアループ30全体が略同一平面上に位置するように工夫して形成されている。
スネアワイヤ31の外径は、一例として操作ワイヤ20の外径の1/2より少し小さい約0.35mmである。スネアワイヤ31の外径はこれに限定されるものではなく、シース10の内径D2、及び操作ワイヤ20の外径等に応じた外径を採用することができる。ここで、撚り線であるスネアワイヤ31の外径とは、スネアワイヤ31の横断面における外接円の直径である。
接続部材40は、SUS304からなる円筒状の部材から構成され、操作ワイヤ20の先端部と、スネアループ30の両方の端部32、32とを接続するものである。本実施形態では、操作ワイヤ20の基端側から接続部材40内に挿入して接続部材40の部分をかしめると共に、スネアワイヤ31の端部32を接続部材40内に挿入してかしめることによって操作ワイヤ20とスネアループ30とを接続している。
又は、接続部材40は、ろう付けによって操作ワイヤ20とスネアワイヤ31とを接続してもよい。又は、接続部材40は、かしめ、及びろう付けを併用して操作ワイヤ20とスネアワイヤ31を接続してもよい。
ハンドル50は、医師等の使用者が把持してスネアループ30のシース10に対する進退、すなわちシース10外への突出およびシース10内への収容を操作するためのものである。ハンドル50は、シース10が接続される本体51と、操作ワイヤ20が接続されるスライダ52と、を備えている。本体51およびスライダ52の材料は十分な強度を有する合成樹脂により形成され、一例としてポリカーボネート(PC)が挙げられる。
本体51は、操作ワイヤ20を収容する本体溝51aを有しており、本体51の横断面はU字状である。本体溝51aは、本体51の長手方向に連続して形成されている。
スライダ52は、本体51の外周に遊嵌されており、本体51の軸線方向に相対移動可能に支持されている。シース10は本体51に接続され、操作ワイヤ20はスライダ52に接続されている。そのため、本体51に対してスライダ52を図1に示す矢印C方向に相対的に移動させることで、操作ワイヤ20をシース10に対して相対的に進退させ、スネアループ30が矢印C方向に移動して、スネアループ30のシース10からの突出量を変化させることが可能となっている。
本体51には、スネアループと反対側の端部に、使用者が親指を挿入するためのリング51bが設けられている。また、スライダ52には、本体51の軸線方向に直交する方向の両側に、使用者の例えば人差し指および中指を挿入するための2つのリング52aが設けられている。これにより、ハンドル50は片手での操作が可能となっている。なお、リング51bは、スネアループ30をシース10に収容する操作時にスライダ52が当接して、可動範囲の一端側の位置を設定すると共に、スライダ52の抜け止めとしても機能している。
次に、本発明に係る内視鏡用スネア100の効果を説明する。従来の内視鏡用スネアによる処置では、スネアループ30により病変部を切除する際に、大きな力がシース10のシース先端部11に加わる。その際に、シース先端部11の開口部13が広がるように変形して、スネアループ30の切れ味が低下して病変部を切除しにくくなることがあった。それに対して、本発明に係る内視鏡用スネア100は、シース10のシース先端部11に先端チップ60を備えている。そのため、本発明に係る内視鏡用スネア100では、先端チップ60によりシース10のシース先端部11の変形を低減できるとともに、スネアループ30と、先端チップ60とで病変部を挟み込んで切除することができるようになった。したがって、本発明に係る内視鏡用スネア100は、従来の内視鏡用スネアより切れ味を向上させることができる。
また、従来、シース先端部11の開口部13が広がるように変形していたことで、ハンドル50の操作量に対するシース10外のスネアループ30の引き込み量が減少してしまうことがあった。本発明の内視鏡用スネア100は、開口部13の広がりによるスネアループ30の引き込み量の減少が低減される。この点からも、本発明に係る内視鏡用スネア100は、従来の内視鏡用スネアより切れ味を向上させることができる。
また、従来の内視鏡用スネアによる処置では、スネアループ30により病変部を切除する際に、絞扼した病巣が開口部13からシース10内に入り込む可能性があった。しかし、本発明に係る内視鏡用スネア100は、シース先端部11に備えられた先端チップ60が開口部13を閉塞しているため、病巣がシース10内に入り込む可能性をなくすことができる。さらに、病巣のシース10内への入り込みがなくなるため、病巣の切り口を従来の内視鏡用スネアに比べて綺麗な切り口にすることができる。
また、シース先端部11の変形が低減されるため、ハンドル50により入力された力のうち、シース10を変形させることで無駄となっていた力を低減することができる。その結果、従来の内視鏡用スネアより少ない操作力で病変部が切除できることとなり、従来と同じ削除作業がより少ない操作力で実施でき、この点からも本発明に係る内視鏡用スネア100は、従来の内視鏡用スネアより切れ味を向上させることができる。
<第2実施例>
図5及び図6を参照して、本発明に係る第2実施例を説明する。第2実施例は、第1実施例の先端チップ60に替えて、2つのガイド部64の全長にわたってスリット66が設けられている先端チップ65が備えられている点のみが異なる。以下の第2実施例の説明では、第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
シース10は、シース先端部11に先端チップ65を有している。先端チップ65には、先端チップ65の一端面61から他端面62まで、すなわち中心軸線X方向の全長にわたって、ガイド部64が中心軸線Xに平行、かつ互いに平行に2本形成されている。ガイド部64は、スネアループの両端部が通される部分であり、貫通孔である。それぞれのガイド部64の中心軸線Yが、中心軸線Xを通る平面C上に配置され、ガイド部64の中心軸線Yは先端チップ60の中心軸線Xから等距離の位置となるように設けられている。
先端チップ65は、ガイド部64と、ガイド部64に連通しているスリット66とが設けられている。スリット66は、先端チップ65のガイド部64から本体外面63に至る開口部分であり、ガイド部64にスネアループ30の端部32を通すための通路である。スリット66は、ガイド部64の全長にわたって設けられており、ガイド部64は先端チップ65の中心軸線X方向の全長において開口している。スリット66は、2つ設けられているガイド部64のそれぞれから本体外面63に向けて、先端チップ65の中心軸線Xと、それぞれのガイド部64の中心軸線Yとを通る平面Cに平行に設けられている。スリット66の幅E1は、ガイド部64に通されるスネアループ30の端部32の直径より大きく、またガイド部64の内径の約60%~約100%である。スリット66は、スネアループ30が接続された操作ワイヤ20がシース10に挿入されている状態でも、スネアループ30の端部32をガイド部64に容易に通すことができる。
<第3実施例>
図7及び図8を参照して、本発明に係る第3実施例を説明する。第3実施例は、第1実施例の先端チップ60に替えて、突起71が設けられている先端チップ70が備えられている点のみが異なる。以下の第3実施例の説明では、第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
シース10は、シース先端部11に先端チップ70を有している。先端チップ70には、先端チップ70の一端面61から他端面62まで、すなわち中心軸線X方向の全長にわたって、ガイド部64が中心軸線Xに平行、かつ互いに平行に2本形成されている。ガイド部64は、スネアループ30の両方の端部32、32が通される部分であり、貫通孔である。それぞれのガイド部64は、中心軸線Xを通る平面C上において、ガイド部64の中心軸線Yが先端チップ60の中心軸線Xから等距離の位置となるように設けられている。
先端チップ70は、一端面61の略中央部であり、2つのガイド部64、64の間に突起71が設けられている。突起71は、中心軸線X方向視において、2つのガイド部64、64と重ならないように設けられている。突起71は、病変部をスネアループ30で絞扼するときに、スネアループ30で引き寄せられる病変部を容易に切除することができるブレード(刃)である。突起71は、先端チップ65の中心軸線Xと、それぞれのガイド部64の中心軸線Yとを通る平面Cに重なる位置に設けられている。突起71は、断面が三角形である三角柱形状の部分である。突起71は、三角柱の中心軸線方向に平行な面が一端面61上の2つのガイド部64、64の間に接し、突起71の長手方向が平面Cに対して平行に配置されている。突起71は、三角柱の一端面61に接している面に対向する角部、すなわち突起先端部73が一端面61から突出して配置されている。
突起71の長さは、2つのガイド部64、64の間の距離と同じ長さ、又はそれ以下である。病変部を突起71で容易に切除できるように、2つのガイド部64、64の間の全体に渡って設けられていることが好ましい。突起71は、三角柱の外面である2つの傾斜面72、72を有している。突起71の長さは、2つのガイド部64、64の間の長さ、又はそれ以下である。2つの傾斜面72、72で形成される角度は、例えば約40°~約90°、好ましくは約60°~約70°である。前記角度は、病変部を突起71で容易に切除できるように、鋭角が好ましい。先端チップ70は、一端面61の略中央部に突起71が設けられていることにより、スネアループ30で引き寄せられた病変部を突起71で容易に切除することができる。
<第4実施例>
図9及び図10を参照して、本発明に係る第4実施例を説明する。第4実施例は、第1実施例の先端チップ60に替えて、外側部76、及び突条79が設けられた挿入部77を有する先端チップ75が備えられている点が異なる。以下の第4実施例の説明では、第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
先端チップ75は、外側部76、及び挿入部77を有している。外側部76は略円盤状、挿入部77は略円筒状であり、両者は中心軸線Xを同軸にして接続されている。挿入部77は、先端チップ75をシース10のシース先端部11に取付けた時に、シース10の開口部13に挿入される部分である。また、外側部76は、挿入部77をシース10に挿入する時に、先端チップ75を指、又は工具により、保持、又は押圧する部分である。
外側部76は略円盤状であり、挿入部77に対し反対側面の一端面61と、外側部外面78とを有している。外側部外面78の一端面61側の角部の全周は、ラウンド形状に形成されている。外側部76の外径D5は、挿入部77の最大直径である外径D6より約20%~約40%大きく、外径D6はシース10の外径D1とほぼ同じである。
挿入部77は略円筒形状に形成されており、外側部76と接続している一方端部81、一方端部81に対し反対側端部であり、他端面62を有している他方端部82、及び一方端部81と他方端部82との間に形成されている突条79を有している。突条79は、挿入部77の外面上において、周方向に延在して形成されている。突条79は、周方向の全周に連続して、又は周方向の一定角度範囲ごとに複数の突条が形成されていてもよい。第4実施例において、突条79は、ねじ部79である。ねじ部79は、ねじ山部と、ねじ谷部とを有しており、締結用ねじと同様に右ねじのねじ部が形成されている。ねじ部79のねじ山数は3山から9山まで適宜選択して形成でき、例えば3山である。挿入部77は、シース10の開口部13に押し込まれて、又は回しながら押し込まれて挿入される。挿入部77にねじ部79が形成されている場合、挿入部77を回しながら押し込むことで、ねじ部79がなく全外面が接触する場合に比べて、低操作力で挿入部77をシース10に挿入することができる。
ねじ部79は、先端チップ75がシース10の開口部13にはめ込まれる際に、シース10の内面に接触しながらスムーズに挿入されるとともに、先端チップ75がシース10の正規位置まで押し込まれた時に、シース10の内面に接触して保持状態を維持するための部分である。ねじ部79は挿入部77の最大外径部分であり、ねじ部79の外径D6はシース10の内径D2よりわずかに大きく形成されている。例えば、シース10の内径D2は約1.5mm、先端チップ75の外径D6は、約1.6mm~1.8mmである。すなわち、先端チップ75はシース10に対してしまりばめの寸法関係であり、先端チップ75はシース10にしっかり固定されている。
先端チップ75は、ガイド部83を有している。ガイド部83は、スネアループ30の両方の端部32、32がそれぞれ通されている溝である。ガイド部83は、先端チップ75の中心軸線Xに平行に、一端面61から他端面62まで先端チップ75の全長にわたって設けられている。ガイド部83は、先端チップ75の外面において、先端チップ75の中心軸線X周りに180°間隔で2つ設けられている。
ガイド部83は、中心軸線X方向に垂直な断面において、ガイド部83の底部の断面が円弧状であり、全体としてU字形状に形成されている溝である。ガイド部83の幅E2は、スネアワイヤ31の直径より大きく形成されている。例えば、スネアワイヤ31の外径は約0.35mmであり、ガイド部83の幅E2は約0.4mm~0.5mmである。スネアループ30のシース10からの引き出し操作、及び引き込み操作の際には、スネアワイヤ31はガイド部83内を摺動する。
<第5実施例>
図11及び図12を参照して、本発明に係る第5実施例を説明する。第5実施例は、第4実施例の先端チップ75に替えて、突起86が設けられている先端チップ85が備えられている点のみが異なる。また、第5実施例は、第1実施例に対しては、先端チップ60に替えて、突起86が設けられた外側部76、及びねじ部79が設けられた挿入部77を有する先端チップ85が備えられている点が異なる。以下の第5実施例の説明では、第4実施例、又は第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
図11及び図12を参照して、本発明に係る第5実施例を説明する。第5実施例は、第4実施例の先端チップ75に替えて、突起86が設けられている先端チップ85が備えられている点のみが異なる。また、第5実施例は、第1実施例に対しては、先端チップ60に替えて、突起86が設けられた外側部76、及びねじ部79が設けられた挿入部77を有する先端チップ85が備えられている点が異なる。以下の第5実施例の説明では、第4実施例、又は第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
先端チップ85は、外側部76、挿入部77、及び外側部76から挿入部77の全長にわたって形成されているガイド部83を有している。外側部76は略円盤状、挿入部77は略円筒状であり、両者は互いの中心軸線Xを同軸にして接続されている。挿入部77は、先端チップ85をシース10のシース先端部11に取付けた時に、シース10の開口部13に挿入される部分である。また、外側部76は、挿入部77をシース10に挿入する時に、先端チップ85を指、又は工具により、保持、又は押圧する部分である。
ガイド部83は、スネアループ30の両方の端部32、32がそれぞれ通されている溝である。ガイド部83は、先端チップ85の中心軸線X方向に平行に、一端面61から他端面62まで先端チップ85の全長にわたって設けられている。ガイド部83は、先端チップ85の外面において、先端チップ85の中心軸線X周りに180°間隔で合計2つ設けられている。
外側部76は略円盤状であり、挿入部77に対し反対側面の一端面61と、外側部外面78とを有している。外側部外面78の一端面61側の角部の全周は、ラウンド形状に形成されている。外側部76の外径D5は、挿入部87の最大外径である外径D6より約20%~約40%大きく、外径D6はシース10の外径D1とほぼ同じである。
先端チップ85は、一端面61の略中央部であり2つのガイド部83、83の間に、突起86が設けられている。突起86は、中心軸線X方向視において、2つのガイド部83、83と重ならないように設けられている。突起86は、病変部をスネアループ30で絞扼するときに、スネアループ30で引き寄せられる病変部を容易に切除することができる突起である。突起86は、先端チップ85の中心軸線Xと、ガイド部83の断面視でのU字状の中心線とを通る平面Cに重なる位置に設けられている。突起86は、断面が三角形である三角柱形状の部分である。突起86は、突起86の外面の1つが一端面61上の2つのガイド部83、83の間に接し、突起86の長手方向が平面Cに対して平行に配置されている。突起86は、三角柱の一端面61に接している面に対向する角部、すなわち突起先端部88が一端面61から突出して配置されている。
突起86の長さは、2つのガイド部83、83の間の距離と同じ長さ、又はそれ以下である。病変部を突起86で容易に切除できるように、2つのガイド部83、83の間の全体に渡って設けられていることが好ましい。突起86は、三角柱の外面である2つの傾斜面87、87を有している。2つの傾斜面87、87で形成される角度は、例えば約40°~約90°、好ましくは約60°~約70°である。前記角度は鋭角が好ましい。先端チップ85は、一端面61の略中央部に突起先端部88を有する突起86が設けられていることにより、スネアループ30で引き寄せられた病変部を突起86で容易に切除することができる。
<第6実施例>
図13及び図14を参照して、本発明に係る第6実施例を説明する。第6実施例は、第5実施例の先端チップ75に替えて、先端溝91が設けられている先端チップ90が備えられている点のみが異なる。また、第6実施例は、第1実施例に対しては、先端チップ60に替えて、先端溝91が設けられた外側部76、及びねじ部79が設けられた挿入部77を有する先端チップ90が備えられている点が異なる。以下の第6実施例の説明では、第5実施例、又は第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
図13及び図14を参照して、本発明に係る第6実施例を説明する。第6実施例は、第5実施例の先端チップ75に替えて、先端溝91が設けられている先端チップ90が備えられている点のみが異なる。また、第6実施例は、第1実施例に対しては、先端チップ60に替えて、先端溝91が設けられた外側部76、及びねじ部79が設けられた挿入部77を有する先端チップ90が備えられている点が異なる。以下の第6実施例の説明では、第5実施例、又は第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
先端チップ90は、外側部76、挿入部77、及び外側部76から挿入部77の全長にわたって形成されているガイド部83を有している。外側部76は略円盤状、挿入部77は略円筒状であり、両者は互いの中心軸線Xを同軸にして接続されている。挿入部77は、先端チップ90をシース10のシース先端部11に取付けた時に、シース10の開口部13に挿入される部分である。また、外側部76は、挿入部77をシース10に挿入する時に、先端チップ90を指、又は工具により、保持、又は押圧する部分である。
ガイド部83は、スネアループ30の両方の端部32、32がそれぞれ通されている溝である。ガイド部83は、先端チップ90の中心軸線Xに平行に、一端面61から他端面62まで先端チップ90の全長にわたって設けられている。ガイド部83は、先端チップ90の外面において、先端チップ90の中心軸線X周りに180°間隔で合計2つ設けられている。
図13~図14に示されているように、ガイド部83は、先端チップ90の中心軸線X方向に垂直な断面において、先端チップ90の外周側ほど、すなわち、ガイド部83の開口端側ほど、溝幅が広がって形成されている。ガイド部83の底部の幅E3は、スネアワイヤ31の直径より大きく形成されている。例えば、スネアワイヤ31の外径は約0.35mmであり、ガイド部83の幅E3は約0.4mm~0.5mmである。また、ガイド部83の開口部の幅E4は幅E3より大きく、外側部76の外側部外面78において、約0.8mm~1.0mmである。ガイド部83の溝幅が開口端側ほど広がって形成されていることで、ガイド部83の溝幅が一定の場合に比べて、組み立て時にスネアワイヤ31を組み付けやすい。
外側部76は略円盤状であり、挿入部77に対し反対側面の一端面61と、外側部外面78とを有している。外側部外面78の一端面61側の角部の全周は、ラウンド形状に形成されている。外側部76の外径D5は、挿入部77の最大外径である外径D6より約20%~約40%大きく、外径D6はシース10の外径D1とほぼ同じである。
先端チップ90は、一端面61に先端溝91を有している。先端溝91は、スネアループ30を引き込んだ状態で、スネアループ30の先端部のスネアワイヤ31を収容する溝である。先端溝91は、一端面61において一端面61に平行に形成されている。先端溝91は、2本のガイド部83と直交する関係に設けられており、平行な2本のガイド部83が外側部76において連通するように配置されている。すなわち、先端溝91と、2本のガイド部83とは、先端チップ90の上面視において、先端溝91を2本のガイド部83で挟んだU字形状を形成するように配置されている。
図15~図16に示されているように、スネアループ30の先端部は、先端溝91と、2本のガイド部83とにより、先端チップ90の外形線により囲まれる空間内に収容される。したがって、スネアループ30を引き込んだ時に、スネアループ30の先端部がむき出しにならない。それにより、内視鏡スネアの内視鏡鉗子口への挿入しやすさを向上させることができる。また、スネアループ30と内視鏡鉗子口内とが接触して何れかが傷つく可能性を低減することができる。
<第7実施例>
図17を参照して、本発明に係る第7実施例を説明する。第7実施例は、第6実施例の先端チップ90に替えて、突条96が設けられている先端チップ95が備えられている点のみが異なる。また、第7実施例は、第1実施例に対しては、先端チップ60に替えて、先端溝91が設けられた外側部76、及び突条96が設けられた挿入部99を有する先端チップ95が備えられている点が異なる。以下の第7実施例の説明では、第6実施例、又は第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
図17を参照して、本発明に係る第7実施例を説明する。第7実施例は、第6実施例の先端チップ90に替えて、突条96が設けられている先端チップ95が備えられている点のみが異なる。また、第7実施例は、第1実施例に対しては、先端チップ60に替えて、先端溝91が設けられた外側部76、及び突条96が設けられた挿入部99を有する先端チップ95が備えられている点が異なる。以下の第7実施例の説明では、第6実施例、又は第1実施例と同じ部材、及び同じ構造は、同じ符号を用いてその説明を省略する。
先端チップ95は、外側部76、挿入部99、及び外側部76から挿入部99の全長にわたって形成されているガイド部83を有している。外側部76は略円盤状、挿入部99は略円筒状であり、両者は互いの中心軸線Xを同軸にして接続されている。挿入部99は、先端チップ90をシース10のシース先端部11に取付けた時に、シース10の開口部13に挿入される部分である。また、外側部76は、挿入部99をシース10に挿入する時に、先端チップ90を指、又は工具により、保持、又は押圧する部分である。
ガイド部83は、スネアループ30の両方の端部32、32がそれぞれ通されている溝である。ガイド部83は、先端チップ95の中心軸線Xに平行に、一端面61から他端面62まで先端チップ95の全長にわたって設けられている。ガイド部83は、先端チップ95の外面において、先端チップ95の中心軸線X周りに180°間隔で合計2つ設けられている。
先端チップ95は、一端面61に先端溝91を有している。先端溝91は、スネアループ30を引き込んだ状態で、スネアループ30の先端部のスネアワイヤ31を収容する溝である。先端溝91は、一端面61において一端面61に平行に形成されている。先端溝91は、2本のガイド部83と直交する関係に設けられており、平行な2本のガイド部83が外側部76において連通するように配置されている。すなわち、先端溝91と、2本のガイド部83とは、先端溝91を2本のガイド部83で挟んだU字形状を形成するように配置されている。
挿入部99は略円筒形状に形成されており、外側部76と接続している一方端部81、一方端部81に対し反対側端部であり、他端面62を有している他方端部82、及び一方端部81と他方端部82との間に形成されている突条96を有している。突条96は、挿入部77の外面上において、周方向に延在して形成されている。突条96は、周方向の全周に連続して、又は周方向の一定角度範囲ごとに複数の突条が形成されていてもよい。第7実施例において、突条79は、外周リブ96である。外周リブ96は、先端チップ95がシース10の開口部13にはめ込まれる際に、シース10の内面に接触しながらスムーズに挿入されるとともに、先端チップ95がシース10の正規位置まで押し込まれた時に、シース10の内面に接触して保持状態を維持する。
外周リブ96は、挿入部99の中心軸線X方向に垂直な面に平行に形成され、挿入部99の中心軸線X方向において1つ以上設けられている。外周リブ96は、一方端部81と他方端部82との間において、例えば3個~9個形成されている。外周リブ96は、ガイド部83が形成されている部分では切り欠かれている。すなわち、外周リブ96は、挿入部99の中心軸線Xを中心とする全周の範囲において、挿入部99の外面に形成されている2つのガイド部83、83で挟まれる2つの周方向角度範囲に形成されている。外周リブ96は、多いほど挿入力が大きくなり、しっかり固定される。
外周リブ96は挿入部99の最大外径部分であり、外周リブ96の外径D7はシース10の内径D2よりわずかに大きく形成されている。例えば、シース10の内径D2は約1.5mm、先端チップ95の外径D7は、約1.6mm~1.8mmである。すなわち、先端チップ95はシース10に対してしまりばめの寸法関係であり、先端チップ95はシース10にしっかり固定されている。
外周リブ96は、環状斜面97が2つ向かい合って配置され、頂部98で互いのなす角度が直角以下、例えば90°で接続されている。挿入部99は、シース10の開口部13に押し込まれて挿入される。外周リブ96とシース10の内面との接触線長さは、隣接する山間のピッチが同じであれば、らせん状のねじ部より長いため、ねじ部を形成したときよりも、先端チップ95の挿入力は大きくなり、また先端チップ95はシース10内により確実に固定される。外周リブ96を有する先端チップ95は、押し込むことでシース内に挿入できるので、一方向の操作、かつ適度な操作力で確実に挿入することができる。
本発明は、以下のような変形例も実施可能である。
第3実施例における先端チップ70は、第2実施例におけるスリット66を有していてもよい。その場合は、第2実施例におけるスリット66による効果と同様な効果を得ることができる。
第4実施例、第5実施例、及び第6実施例は、ねじ部79に替えて、第7実施例における外周リブ96を有していてもよい。その場合は、第7実施例における外周リブ96による効果と同様な効果を得ることができる。
本発明によれば、切れ味が良い内視鏡用スネアを提供することができる。
10 シース、13 開口部、20 操作ワイヤ、30 スネアループ、
61 一端面、 66 スリット、71,86 突起、76 外側部、
77,99 挿入部 、 79 ねじ部、96 外周リブ、91 先端溝。
61 一端面、 66 スリット、71,86 突起、76 外側部、
77,99 挿入部 、 79 ねじ部、96 外周リブ、91 先端溝。
Claims (8)
- 中空管のシース、
前記シース内に相対移動可能に通されている操作ワイヤ、及び
両端が前記操作ワイヤの先端部に接続されており、ループ状に形成されているスネアループ、を備え、
前記シースの先端部の開口部には、前記スネアループの端部が通される一対のガイド部が形成されている先端チップが設けられている、内視鏡用スネア。 - 前記先端チップは、前記一対のガイド部のそれぞれに前記先端チップの側方から連通するスリットを有している、請求項1に記載の内視鏡用スネア。
- 前記先端チップの前記スネアループ側の一端面には突起が設けられている、請求項1又は2に記載の内視鏡用スネア。
- 前記先端チップは、前記シース内に挿入される挿入部と、前記挿入部が所定位置に挿入された状態で前記シースの先端部から露出している外側部と、を有している、請求項1又は2に記載の内視鏡用スネア。
- 前記挿入部は、円周方向に延在する突条が形成されている、請求項4に記載の内視鏡用スネア。
- 前記突条は、らせん状に形成されたねじ部である、請求項5に記載の内視鏡用スネア。
- 前記突条は、前記挿入部の中心軸線方向に垂直に形成されたリブであり、前記リブは前記挿入部の中心軸線方向において1つ以上形成されている、請求項5に記載の内視鏡用スネア。
- 前記先端チップは、前記先端チップの前記スネアループ側の一端面において前記先端チップの中心軸線方向にくぼんで形成され、前記スネアループの一部を収容する溝を有している、請求項4に記載の内視鏡用スネア。
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JP2022164688A JP2024057789A (ja) | 2022-10-13 | 2022-10-13 | 内視鏡用スネア |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2022-10-13 JP JP2022164688A patent/JP2024057789A/ja active Pending
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