JP2024054967A - 巻上機及びエレベーター - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクを付加するための外部モータを容易に連結することができる巻上機、及びその巻上機を備えたエレベーターを提供する。【解決手段】巻上機は、駆動モータ121と、駆動モータ121によって回転駆動されるシーブ122と、シーブ122に制動力を与えるブレーキ123とを備える。シーブ122は、当該シーブ122にトルクを付加するために用意された外部モータ装置200の外部ギヤ202が噛み合う連結用ギヤ127を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、巻上機及びその巻上機を備えるエレベーターに関する。
従来、エレベーターには、かごの走行速度が所定値を超える場合に、巻上機のシーブに制動力を与えてかごを安全に減速停止させるブレーキが設けられている。そして、エレベーターの定期検査では、ブレーキの制動トルクが検査される。ブレーキの制動トルクは、一般的に、巻上機のモータトルクとエレベーターのアンバランストルクでブレーキを滑らせて測定される。
しかし、モータトルクとアンバランストルクがブレーキの制動トルクよりも小さい場合は、ブレーキを滑らせることができないため、ブレーキの制動トルクを測定できない。ブレーキを滑らせて制動トルクを測定するには、例えば、モータトルクに外部からトルクを付加することが考えられる。すなわち、定期検査時に、モータトルクに外部からトルクを付加することにより、ブレーキの制動トルクを測定することができる。
特許文献1には、巻上機によって乗りかごを昇降させるエレベーターの制御リニューアルに用いられるリニューアル用マシンが開示されている。特許文献1に記載されたリニューアル用マシンは、既設の巻上機と連結するための連結機構と、新たな制御方式に対応したモータと、このモータの動力を連結機構によって連結された巻上機に伝達するための伝達機構とを備える。そして、連結機構は、巻上機のシーブに取り付けられるディスク板を有している。
特開2004-123274号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたリニューアル用マシンは、シーブの回転中心とディスク板の回転中心を一致させるために、ディスク板の位置を調整する作業が必要になる。そのため、特許文献1に記載されたリニューアル用マシンは、既設の巻上機との連結作業が煩雑になってしまうという問題がった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、トルクを付加するための外部モータを容易に連結することができる巻上機、及びその巻上機を備えたエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、巻上機は、駆動モータと、駆動モータによって回転駆動されるシーブと、シーブに制動力を与えるブレーキとを備える。シーブは、当該シーブにトルクを付加するために用意された外部モータ装置の外部ギヤが噛み合う連結用ギヤを有する。
エレベーターは、乗りかごと、乗りかごと主ロープを介して連結されるつり合いおもりと、主ロープが巻き掛けられる上記巻上機とを備える。
上記構成の巻上機によれば、トルクを付加するための外部モータを容易に連結することができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係るエレベーターの全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係るエレベーターのピットを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る巻上機におけるシーブの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る巻上機におけるシーブの断面図である。 本発明の第1実施形態に係る巻上機における連結用ギヤの断面図である。 本発明の第1実施形態に係る巻上機に外部モータ装置を連結させた状態のピットを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る巻上機に外部モータ装置を連結させた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るブレーキの制動トルクの測定を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る巻上機に外部モータ装置を連結させた状態のピットを示す平面図である。
1.第1実施形態
以下、第1実施形態に係る巻上機及びエレベーターについて説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
[エレベーター]
まず、第1実施形態に係るエレベーターの構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るエレベーターの全体構成図である。図2は、第1実施形態に係るエレベーターのピットを示す平面図である。
図1に示すように、エレベーター1は、建築構造物内に形成された昇降路100の上方に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベーターである。なお、本発明のエレベーターは、機械室レスエレベーターに限定されるものではなく、昇降路100の上方に機械室を有するエレベーターであってもよい。
エレベーター1は、昇降路100内を昇降する乗りかご110と、巻上機120と、つり合いおもり130と、第1の従動プーリ140と、第2の従動プーリ150と、主ロープ170を備えている。
乗りかご110は、人や物が乗り降りするかご室10と、一対のかごドア11A、11Bとを有している。かご室10は、中空の略直方体状に形成されている。かご室10の一面には、一対のかごドア11A、11Bによって開閉される開口部が設けられている。この開口部から人や物が出入りする。
乗りかご110(かご室10)の下部には、せり上げ用プーリ111が設けられている。せり上げ用プーリ111には、主ロープ170が巻き掛けられている。つり合いおもり130の上部には、おもり側プーリ131が設けられている。おもり側プーリ131には、主ロープ170が巻き掛けられている。
巻上機120は、昇降路100の最下部であるピットに配置されている。巻上機120は、乗りかご110を昇降させるために主ロープ170を巻き上げる機器である。巻上機120は、主ロープ170を介して乗りかご110及びつり合いおもり130をつるべ式に昇降させる。以下、乗りかご110及びつり合いおもり130が昇降移動する方向を上下方向とする。巻上機120の駆動は、制御盤180(図2参照)に設けられた制御部によって制御される。
第1の従動プーリ140と、第2の従動プーリ150は、昇降路100の最上部に回転可能に取り付けられている。主ロープ170の一端と他端は、昇降路100の最上部に固定されている。主ロープ170は、つり合いおもり130に設けられたおもり側プーリ131から第1の従動プーリ140に装架され、そして巻上機120、第2の従動プーリ150、乗りかご110のせり上げ用プーリ111の順に巻き掛けられている。
図2に示すように、昇降路100のピットには、上述の巻上機120と、制御盤180と、かごバッファ装置191と、おもりバッファ装置192が配置されている。
制御盤180は、信号受信部と、制御部とを有している。信号受信部は、各階の乗降場に設けたホール釦や、乗りかご110に設けた押し釦によって入力された登録階情報等の情報を取得する。そして、信号受信部は、入力された情報を、制御部に出力する。制御部は、信号受信部から出力された情報に基づいて、巻上機120の駆動や、一対のかごドア11A、11Bの開閉動作を制御する。
制御部は、巻上機120に送出する電流の値を制御することにより、巻上機120(後述するシーブ122)のトルクを制御する。したがって、エレベーター1の点検を行う際に、巻上機120に供給する電流の値を制御盤180から検出することにより、巻上機120のトルクを測定することができる。
かごバッファ装置191は、上下方向において、乗りかご110の下部と対向する。かごバッファ装置191は、乗りかご110が最下階よりも降下して昇降路100のピットに衝突する場合の衝撃を緩和する。おもりバッファ装置192は、上下方向において、つり合いおもり130の下部と対向する。おもりバッファ装置192は、つり合いおもり130が昇降路100のピットに衝突する場合の衝撃を緩和する。
[巻上機]
次に、巻上機120の構成について、図2~図5を参照して説明する。
図3は、巻上機120におけるシーブの正面図である。図4は、巻上機120におけるシーブの断面図である。図5は、巻上機120における連結用ギヤの断面図である。
図2に示すように、巻上機120は、駆動モータ121と、シーブ(綱車)122と、ブレーキ123とを有している。
駆動モータ121は、昇降路100のピットに設けられたマシンベースに設置されている。駆動モータ121は、略直方体状に形成されており、一端と、一端と反対側の他端とを有している。駆動モータ121には、回転軸125が接続されている。回転軸125は、駆動モータ121の一端及び他端から突出している。
シーブ122は、シーブ本体126と、連結用ギヤ127とを有している。シーブ本体126は、ドラム状に形成されている。シーブ本体126は、駆動モータ121の一端から突出した回転軸125に固定されている。シーブ本体126の外周面には、主ロープ170(図1参照)が巻き掛けられる。シーブ本体126における駆動モータ121側と反対側の面は、昇降路100の壁面100aに所定の距離を空けて対向する。所定の距離は、少なくとも後述する外部モータ装置200(図6参照)が配置できない長さである。
図3及び図4に示すように、シーブ本体126における駆動モータ121側の面には、複数のねじ孔126aが設けられている。複数のねじ孔126aは、回転方向に沿って適当な間隔を空けて並んでいる。複数のねじ孔には、連結用ギヤ127を固定するための複数の固定用ねじ(例えば、ボルト)が螺合する。
連結用ギヤ127は、いわゆる平歯車であり、円板状に形成されている。連結用ギヤ127の径は、シーブ本体126の径よりも大きい。図5に示すように、連結用ギヤ127の外周面には複数の歯127aが形成されている。また、連結用ギヤ127には、複数のねじ貫通孔127bが設けられている。複数のねじ貫通孔127bには、連結用ギヤ127をシーブ本体126に固定するための複数の固定用ねじが貫通する。
連結用ギヤ127とシーブ122は、異なる硬度の材料から形成されている。連結用ギヤ127は、後述する外部モータ装置200の外部ギヤ202(図7参照)と噛み合う。そのため、連結用ギヤ127の材料は、シーブ本体126の材料よりも硬度が高い。これにより、連結用ギヤ127の長寿命化を実現することができる。
また、連結用ギヤ127は、シーブ本体126にねじを用いて固定する。すなわち、連結用ギヤ127は、シーブ本体126に着脱可能に構成されている。そのため、シーブ本体126と連結用ギヤ127のいずれかが破損した場合は、その破損した部品のみを交換すればよい。
ブレーキ123は、駆動モータ121の他端側に設けられている。ブレーキ123は、駆動モータ121の他端から突出した回転軸125に固定されたブレーキディスクと、ブレーキディスクの回転を止める電磁ブレーキとを有している。すなわち、ブレーキ123は、回転軸125を介してシーブ122に制動力を与える。なお、本発明に係る巻上機としては、ブレーキディスクをシーブに固定する構成であってもよい。この場合は、シーブとブレーキが駆動モータの一端側(或いは他端側)に設けられる。
[外部モータ装置]
次に、巻上機120にトルクを付加する外部モータ装置について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、巻上機120に外部モータ装置を連結させた状態のピットを示す平面図である。図7は、巻上機120に外部モータ装置を連結させた状態を示す図である。
エレベーター1の定期検査において、巻上機120におけるブレーキ123の制動トルクを測定する場合は、図6に示すように、外部モータ装置200を巻上機120に連結して、シーブ122にトルクを付加する。昇降路100のピットには、外部モータ装置200を載置する外部モータ用ベース101が設けられている。
外部モータ用ベース101は、巻上機120の回転軸125が延びる方向に略直交する方向において、巻上機120と隣り合う位置に配置されている。外部モータ装置200は、外部モータ201と、外部ギヤ202とを有する。外部モータ201は、外部モータ用ベース101に、例えば、ねじを用いて固定される。
外部モータ201は、略直方体状に形成されており、一端と、一端と反対側の他端とを有している。外部モータ201には、回転軸205が接続されている。回転軸205は、外部モータ201の一端から突出している。外部ギヤ202は、外部モータ201の回転軸205に固定されている。
外部ギヤ202は、いわゆる平歯車であり、円板状に形成されている。外部ギヤ202の外周面には複数の歯が形成されている。外部ギヤ202の複数の歯は、巻上機120における連結用ギヤ127の複数の歯127a(図5参照)に噛み合う。これにより、外部モータ201のトルクがシーブ122に加わる。
ブレーキ123の制動トルクを測定する場合は、作業者が昇降路100のピットに外部モータ装置200を持ち込む。なお、外部モータ装置200は、昇降路100のピットに保管されていてもよい。ただし、巻上機120に外部モータ装置200を連結した状態では、巻上機120(シーブ122)に負荷が加わった状態でエレベーター1を運行することになる。したがって、巻上機120に連結した状態で外部モータ装置200を保管することは好ましくない。そこで、外部モータ装置200を昇降路100のピットに保管する場合は、外部モータ用ベース101とは別の位置に設けられた保管スペースに外部モータ装置200を配置しておくとよい。
[外部モータ装置の連結作業]
次に、巻上機120に対する外部モータ装置200の連結作業について、図6及び図7を参照して説明する。
巻上機120に外部モータ装置200を連結する場合は、まず、外部モータ装置200の外部モータ201を、外部モータ用ベース101に設置する。次に、外部モータ201の位置を調整して、外部ギヤ202を巻上機120の連結用ギヤ127に噛み合わせる。そして、外部モータ201を外部モータ用ベース101に固定する。これにより、外部モータ装置200の連結作業が完了する。
このように、本実施形態に係る巻上機120は、トルクを付加するための外部モータ装置200を容易に連結することができる。また、連結用ギヤ127がシーブ本体126における駆動モータ121側の面に取り付けられている。これにより、昇降路100の壁面100aと連結用ギヤ127との間にスペースを確保することができる。その結果、外部モータ装置200の外部ギヤ202を巻上機120の連結用ギヤ127に噛み合わせる際に、外部モータ装置200が昇降路100の壁面100aに干渉する心配がない。
また、連結用ギヤ127と外部ギヤ202が平歯車であるため、外部モータ201の回転軸205を、駆動モータ121の回転軸125と平行にして、外部モータ201を駆動モータ121に対して並列に配置することができる。これにより、外部モータ201を駆動モータ121に接近させることができ、巻上機120及び外部モータ装置200を配置するスペースを小さくまとめることができる。その結果、外部モータ装置200が、昇降路100のピットに配置する他の装置や部品、及び昇降路100の壁面100aと干渉しないようにすることができる。
[ブレーキの制動トルク測定]
次に、巻上機120におけるブレーキ123の制動トルクの測定について、図8を参照して説明する。
図8は、ブレーキ123の制動トルクの測定を説明する図である。
図8におけるグラフの横軸は、時間経過を示す。図8におけるグラフの縦軸は、外部モータ201のトルクと駆動モータ121のトルクの総和を示す。駆動モータ121のトルクは、与えられる電流の値に応じて大きくなる。一方、外部モータ201のトルクは常に一定である。
ブレーキ123の制動トルクを測定するには、まず、ブレーキ123を駆動させてシーブ122に制動力を与える。次に、外部モータ201を駆動させて、外部モータ201のトルクをシーブ122に加える。外部モータ201のトルクは、ブレーキ123の制動力よりも小さいため、シーブ122は、回転しない。
次に、巻上機120の駆動モータ121を駆動させて、徐々に電流値を上げていく。これにより、駆動モータ121からシーブ122に加わるトルクが徐々に上がっていく。そして、外部モータ201のトルクと駆動モータ121のトルクの総和が、ブレーキ123の制動トルクを超えると、シーブ122が回転し始める(ブレーキディスクが電磁ブレーキに対して滑り出す)。このときの電流値から得た駆動モータ121のトルクの値に、外部モータ201のトルクの値を合わせると、ブレーキ123の制動トルクを得ることができる。
2.第2実施形態
以下、第2実施形態に係る巻上機について説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
第2実施形態に係るエレベーターは、上述の第1実施形態に係るエレベーター1と同様の構成を有している。第2実施形態に係るエレベーターが、第1実施形態に係るエレベーター1と異なる点は、巻上機である。そのため、ここでは、第2実施形態に係る巻上機について説明し、第1実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
[巻上機]
第2実施形態に係る巻上機について、図9を参照して説明する。
図9は、第2実施形態に係る巻上機に外部モータ装置を連結させた状態のピットを示す平面図である。
図9に示すように、巻上機220は、駆動モータ221と、シーブ(綱車)122と、ブレーキ123と、連結用ギヤ127とを有している。
駆動モータ221は、昇降路100のピットに設けられたマシンベースに設置されている。駆動モータ221は、略直方体状に形成されており、一端と、一端と反対側の他端とを有している。駆動モータ221には、回転軸125が接続されている。回転軸125は、駆動モータ221の一端及び他端から突出している。
また、駆動モータ221の上面には、外部モータ装置200を載置する外部モータ用ベース221aが設けられている。外部モータ201は、外部モータ用ベース221aに、例えば、ねじを用いて固定される。すなわち、外部モータ201は、駆動モータ221の上に積み重ねられる。
[外部モータ装置の連結作業]
次に、巻上機220に対する外部モータ装置200の連結作業について説明する。
巻上機220に外部モータ装置200を連結する場合は、まず、外部モータ装置200の外部モータ201を、駆動モータ221の外部モータ用ベース221aに設置する。次に、外部モータ201の位置を調整して、外部ギヤ202を巻上機220の連結用ギヤ127に噛み合わせる。そして、外部モータ201を外部モータ用ベース221aに固定する。これにより、外部モータ装置200の連結作業が完了する。
このように、本実施形態に係る巻上機220は、トルクを付加するための外部モータ装置200を容易に連結することができる。また、連結用ギヤ127がシーブ本体126における駆動モータ221側の面に取り付けられている。これにより、昇降路100の壁面100aと連結用ギヤ127との間にスペースを確保することができる。その結果、外部モータ装置200の外部ギヤ202を巻上機220の連結用ギヤ127に噛み合わせる際に、外部モータ装置200が昇降路100の壁面100aに干渉する心配がない。
また、巻上機220の駆動モータ221の上面には、外部モータ用ベース221aが設けられている。これにより、昇降路100のピットに外部モータ装置200を配置するためのスペースを確保する必要が無い。その結果、昇降路100のピットが狭いエレベーターにおいても、外部モータ装置200を用いて巻上機のシーブにトルクを付加することができる。
3.まとめ
上述した実施形態に係る巻上機120,220は、駆動モータ121,221と、駆動モータ121,221によって回転駆動されるシーブ122と、シーブ122に制動力を与えるブレーキ123とを備える。そして、シーブ122は、このシーブ122にトルクを付加するために用意された外部モータ装置200の外部ギヤ202が噛み合う連結用ギヤ127を有する。
これにより、外部ギヤ202が連結用ギヤ127に噛み合う位置に外部モータ装置200を配置すると、外部モータ装置200の位置決めを行うことができる。したがって、外部モータ装置200を簡単に位置決めすることができ、外部モータ装置200を巻上機120,220に容易に連結することができる。
また、上述した実施形態に係るシーブ122は、シーブ本体126と、シーブ本体126に取り付けられる連結用ギヤ127とを有する。
これにより、シーブ本体126と連結用ギヤ127とを異なる硬度の材料から形成することができる。その結果、各部品に見合った硬度の材料を選択することができ、シーブ本体126及び連結用ギヤ127の長寿命化を実現することができる。また、シーブ本体126と連結用ギヤ127のいずれかが破損した場合は、その破損した部品のみを交換すれば、シーブ122を修復することができる。
また、上述した実施形態に係るシーブ本体126は、連結用ギヤ127を取り付けるためのねじが螺合するねじ孔126aを有する。
これにより、連結用ギヤ127をシーブ本体126に対して簡単に着脱することができる。
また、上述した実施形態に係る連結用ギヤ127は、シーブ122における駆動モータ121,221側に位置する。
これにより、シーブ122の駆動モータ121,221側と反対側の面が、昇降路100の壁面100aに近接して対向していても、昇降路100の壁面100aと連結用ギヤ127との間にスペースを確保することができる。その結果、外部モータ装置200の外部ギヤ202を連結用ギヤ127に噛み合わせる際に、外部モータ装置200が昇降路100の壁面100aに干渉する心配がない。
また、上述した実施形態に係る連結用ギヤ127及び外部ギヤ202は、平歯車であり、駆動モータ121,221と外部モータ装置200は、回転軸125,205が延在する方向に略直交する方向において隣り合う。
これにより、外部モータ装置200を駆動モータ121,221に接近させることができ、巻上機120,220及び外部モータ装置200を配置するスペースを小さくまとめることができる。その結果、外部モータ装置200が、昇降路100のピットに配置する他の装置や部品、及び昇降路100の壁面100aと干渉しないようにすることができる。
また、上述した第2実施形態に係る駆動モータ221は、外部モータ201を載置する外部モータ用ベース221aを有する。
これにより、外部モータ201を駆動モータ221の上に積み重ねることができる。その結果、駆動モータ221の周囲に外部モータ201を配置するためのスペースを確保する必要が無い。したがって、昇降路100が狭いエレベーターにおいても、外部モータ装置200を用いて巻上機のシーブにトルクを付加することができる。
また、上述した実施形態に係るエレベーター1は、乗りかご110と、乗りかご110と主ロープ170を介して連結されるつり合いおもり130と、主ロープ170が巻き掛けられる巻上機120とを備える。巻上機120は、駆動モータ121(モータ)と、駆動モータ121によって回転駆動されるシーブ122と、シーブ122に制動力を与えるブレーキ123とを備える。そして、シーブ122は、このシーブ122にトルクを付加するために用意された外部モータ装置200の外部ギヤ202が噛み合う連結用ギヤ127を有する。
これにより、外部ギヤ202が連結用ギヤ127に噛み合う位置に外部モータ装置200を配置すると、外部モータ装置200の位置決めを行うことができる。したがって、外部モータ装置200を簡単に位置決めすることができ、外部モータ装置200を巻上機120,220に容易に連結することができる。
また、上述した実施形態に係るエレベーター1は、外部モータ装置200を載置する外部モータ用ベース221aを備える。
これにより、外部モータ装置200を、巻上機120と連結する位置に簡単に固定することができる。
以上、巻上機及びエレベーターの実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の巻上機及びエレベーターは、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、連結用ギヤ127及び外部ギヤ202を平歯車とした。しかし、本発明に係る連結用ギヤ及び外部ギヤは、平歯車に限定されず、かさ歯車やはすば歯車等のその他の歯車を採用することができる。そして、採用する歯車に応じて、外部モータ装置200の向き(回転軸205が延在する方向)が決定される。
また、上述した実施形態では、連結用ギヤ127をシーブ本体126にねじを用いて固定した。しかし、本発明に係る連結用ギヤは、カシメ固定、溶接固定、接着剤を用いた固定等のその他の固定方法でシーブ本体に固定してもよい。また、本発明に係る連結用ギヤは、シーブ本体と一体に形成されていてもよい。
1…エレベーター、 10…かご室、 11A,11B…かごドア、 100…昇降路、 100a…壁面、 101…外部モータ用ベース、 110…乗りかご、 111…せり上げ用プーリ、 120,220…巻上機、 121,221…駆動モータ、 122…シーブ、 123…ブレーキ、 125…回転軸、 126…シーブ本体、 126a…ねじ孔、 127…連結用ギヤ、 127a…歯、 127b…貫通孔、130…つり合いおもり、 131…おもり側プーリ、 140…第1の従動プーリ、 150…第2の従動プーリ、 170…主ロープ、 180…制御盤、 191…かごバッファ装置、 192…おもりバッファ装置、 200…外部モータ装置、 201…外部モータ、 202…外部ギヤ、 205…回転軸、 221a…外部モータ用ベース

Claims (8)

  1. 駆動モータと、前記駆動モータによって回転駆動されるシーブと、前記シーブに制動力を与えるブレーキと、を備えた巻上機であって、
    前記シーブは、当該シーブにトルクを付加するために用意された外部モータ装置の外部ギヤが噛み合う連結用ギヤを有する
    巻上機。
  2. 前記シーブは、シーブ本体と、前記シーブ本体に取り付けられる前記連結用ギヤと、を有する
    請求項1に記載の巻上機。
  3. 前記シーブ本体は、前記連結用ギヤを取り付けるためのねじが螺合するねじ孔を有する
    請求項2に記載の巻上機。
  4. 前記連結用ギヤは、前記シーブにおける前記駆動モータ側に位置する
    請求項1に記載の巻上機。
  5. 前記連結用ギヤ及び前記外部ギヤは、平歯車であり、
    前記駆動モータと前記外部モータ装置は、回転軸が延在する方向に略直交する方向において隣り合う
    請求項1に記載の巻上機。
  6. 前記駆動モータは、前記外部モータ装置を載置する外部モータ用ベースを有する
    請求項1に記載の巻上機。
  7. 乗りかごと、
    前記乗りかごと主ロープを介して連結されるつり合いおもりと、
    前記主ロープが巻き掛けられる巻上機と、を備えるエレベーターであって、
    前記巻上機は、
    駆動モータと、
    前記主ロープが巻き替えられ、前記駆動モータによって回転駆動されるシーブと、
    前記シーブに制動力を与えるブレーキと、を備え、
    前記シーブは、当該シーブにトルクを付加するために用意された外部モータ装置の外部ギヤが噛み合う連結用ギヤを有する
    エレベーター。
  8. 前記外部モータ装置を載置する外部モータ用ベースを備える
    請求項7に記載のエレベーター。
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