JP2024054891A - レーザ加工装置およびレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法の大きなワークであっても、高い精度で迅速に加工することができるレーザ加工装置を提供すること。【解決手段】レーザ加工装置は、第1移動部と、第1移動部に移動可能に支持される第2移動部と、第2移動部に移動可能に支持されるレーザ出射部と、を備える。第1移動部による第2移動部の第1最大移動距離は、第2移動部によるレーザ出射部の第2最大移動距離よりも長い。第1移動部は、第2移動部を第1方向および第1方向に直交する第2方向の双方に移動可能であり、第2移動部は、レーザ出射部を第1方向および第2方向の双方に移動可能である。レーザ出射部からレーザ光を出射してワークを加工している間に、第1移動部による第2移動部の移動は停止されるが、第2移動部によりレーザ出射部は移動される。【選択図】図1

Description

本開示は、複合材料を加工するのに好適なレーザ加工装置およびレーザ加工方法に関する。
繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics:FRP)は、軽量でありながら強度が高いことから、例えば航空機の機体に利用されている。FRPの代表例として、ガラス繊維強化プラスチック(Glass Fiber Reinforced Plastics:GFRP)、および、カーボン繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics:CFRP)が知られている。
繊維強化プラスチックからなる部材を切断するなどの加工をするのにレーザ光を照射することが行われている。例えば、特許文献1は、高速化、高精度化を図ることのできる複合材料のレーザ加工装置を開示する。特許文献1は、一次レーザビームを供する一次レーザ発振手段と二次レーザビームを供する二次レーザ発振手段の二つのレーザ発振手段を設ける。一次レーザビームの照射時には、一次レーザビームが高速条件で裁断要部の幅内で移動しながら照射される。また、二次レーザビームの照射時には、一次レーザビームが照射された部位を、二次レーザビームが照射される。
特開2015-157312号公報
特許文献1のレーザ加工装置は、レーザ光により加工されるワークを載せるワークステーションを備える。特許文献1のレーザ加工装置は、一次レーザ発振手段と二次レーザ発振手段の位置が固定されており、ワークを加工する際にはワークステーションを動作させることでワークのレーザ発信手段への相対的な位置を移動させる。
ワークステーションを動作させて加工する手法は、ワークが小さい場合には適用できるものの、大きいワークに対しては不向きである。例えば、航空機に関するワークは全長が数十メートルにも及ぶことになるが、このワークを載せるワークステーションはそれ自体の寸法が大きくなるのに加えて、ワークステーションを動作させるスペースも必要である。また、大きなワークステーションでは、動きの精度および速度が劣る。
以上より、本開示は、寸法の大きなワークであっても、高い精度で迅速に加工することができるレーザ加工装置およびレーザ加工方法を提供することを目的とする。
本開示のレーザ加工装置は、第1移動部と、第1移動部に移動可能に支持される第2移動部と、第2移動部に移動可能に支持されるレーザ出射部と、を備える。
第1移動部による第2移動部の第1最大移動距離は、第2移動部によるレーザ出射部の第2最大移動距離よりも長い。
第1移動部は、第2移動部を第1方向および第1方向に直交する第2方向の双方に移動可能であり、第2移動部は、レーザ出射部を第1方向および第2方向の双方に移動可能であり、第1最大移動距離は、第1方向および第2方向の双方において、第2最大移動距離よりも長い。
レーザ出射部からレーザ光を出射してワークを加工している間に、第1移動部による第2移動部の移動は停止されるが、第2移動部によりレーザ出射部は移動される。
本開示のレーザ加工方法は、予め定められる加工経路に沿って、かつ、加工経路が複数に区分された加工領域を順にレーザヘッドからレーザ光を照射することにより加工する。
このレーザ加工方法は、先行する加工領域をレーザヘッドが移動しながら加工する加工ステップと、先行する加工領域の加工を終えた後に、後続の加工領域の加工のためにレーザヘッドを移動させる範囲移動ステップと、が繰り返される。
本開示のレーザ加工装置によれば、最大移動距離の長い第1移動部を備えていることにより、寸法の大きいワークであってもその全域をもれなく加工することができる。また、本開示のレーザ加工装置によれば、最大移動距離の短い第2移動部がレーザヘッドを支持しているので、精度の高い加工を迅速に行うことができる。
本開示のレーザ加工方法によれば、加工ステップにおいて精度の高い加工を迅速に行うことができ、領域移動ステップを繰り得して行うことにより寸法の大きいワークであってもその全域をもれなく加工することができる。
本開示の実施形態に係るレーザ加工装置を示す正面図(FV)および側面図(SV)である。 第2移動部30の動作を示す正面図(FV)および側面図(SV)である。 実施形態に係るレーザ加工装置による加工手順の一例を示す図である。 図3に続いて、実施形態に係るレーザ加工装置による加工手順の一例を示す図である。 実施形態に係るレーザ加工装置による加工手順の一例を示すフロー図である。 第2移動部30の動作の他の例を示す正面図である。 第2移動部30の動作の他の例を示す正面図である。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態に係るレーザ加工装置1について説明する。以下の全ての説明は、本開示における例示である。
[レーザ加工装置1の全体構成:図1参照]
レーザ加工装置1は、図1に示すように、第1移動部10と、第1移動部10に支持される第2移動部30と、第2移動部30に支持されるレーザ出射部50と、を備える。レーザ加工装置1は、寸法の大きいワークWを加工する際に、複数に区分される加工領域(CA1~CAn)のそれぞれを加工する際には第2移動部30を動かし、先行して加工する加工領域(CAn)から後続の加工領域(CAn+1)に移行する際には第1移動部10を動作させる。レーザ加工する際の第2移動部30の最大移動距離が短くて済むので、迅速に精度の高い加工を行うことができる。また、第1移動部10は、最大移動距離が長いので、寸法の大きいワークWであってもワークWを動かすことなくその全域を加工することができる。以下、第1移動部10、第2移動部30およびレーザ出射部50の順により詳しい内容を説明する。なお、レーザ加工装置1において、図1に示されるように、長手方向X、幅方向Yおよび高さ方向Zが定義される。また、本開示において、最大移動距離とは、機械的な仕様から導き出される移動が可能な距離をいう。また、単に移動距離というときは、実際にレーザ加工のために移動する距離であって、最大移動距離の範囲に収まる。
[第1移動部10:図1参照]
第1移動部10は、例えば20~30mの全長を有する寸法の大きいワークWの加工に対応できる最大移動距離を備えている。ただし、ワークWを加工する過程において、第1移動部10が最大移動距離の全てを一度に移動するのではなく、相前後する加工領域(CAn→CAn+1)を移動するのに必要な移動距離に留まる。加工領域(CA1~CAn)の中の移動距離を合計すれば、最大移動距離に達することもある。第1移動部10は、移動枠11が長手方向Xおよび幅方向Yに移動が可能とされる。
第1移動部10は、正面視して門型の移動枠11と、移動枠11を支持する位置が固定される土台15と、を備える。
移動枠11は、幅方向Yに間隔を隔てて設けられる一対の柱脚12A,12Bと、柱脚12A,12Bの上端部に両端支持される梁材13と、を備える。
例えば、柱脚12A,12Bのそれぞれは、土台15に設けられる柱脚12A,12Bに対応する一対のレールを自転により走行するローラがその下端に設けられる。また例えば、柱脚12A,12Bのそれぞれは、土台15に設けられる柱脚12A,12Bに対応する一対のリニアモータの直線状の固定子に対応するリニアモータの可動子がその下端に設けられる。
梁材13は、第2移動部30を支持する。したがって、第2移動部30は第1移動部10の移動に伴って長手方向Xおよび幅方向Yに移動される。
移動枠11は、長手方向Xに最大移動距離L1Xの範囲で往復移動可能とされる。この往復移動は、直線状の軌跡に沿って、前述する柱脚12A,12Bに設けられる自転ローラ、リニアモータなどの公知の手段により実現される。移動枠11は、梁材13のレーザ出射部50を支持する部分が幅方向Yに最大移動距離L1Y(<L1X)の範囲で往復移動可能とされる。この往復移動も公知の手段により実現される。最大移動距離L1Xおよび最大移動距離L1Y)は、土台15に載せられるワークWの長手方向Xの寸法および幅方向Yの寸法を超えており、第1移動部10はワークWの全域を加工するのに足りる最大移動距離を有している。ただし、移動枠11は、ワークWにレーザ光を照射して加工している間には移動することなく停止している。
[第2移動部30:図1,図2参照]
第2移動部30は、第1移動部10の梁材13に支持されながら、長手方向Xおよび幅方向Yに移動可能とされる。第2移動部30は、ワークWにレーザ光を照射して加工している最中に移動する。
第2移動部30は、図1および図2に示すように、レーザヘッド51を支持する主軸31と、主軸31を支持する二次元ステージ33と、を備える。主軸31は軸線Cの周りに適宜の手段により回転可能とされ、主軸31に支持されるレーザヘッド51もまた軸線Cの周りに適宜の手段により正逆の回転が可能とされる。二次元ステージ33は、例えば、長手方向Xに往復移動可能とされる第1移動体33Aと、幅方向Yに往復移動可能とされる第2移動体33Bと、を備える。
主軸31は、軸線Cの周りに回転するだけに留まらず、垂直多関節型の典型的には6自由度を有するロボットにすることができる。
第1移動体33Aおよび第2移動体33Bは、一例として、それぞれリニアモータにより移動可能とされる。第1移動体33Aの側に可動子を設け、この可動子に対する固定子を第2移動体33Bの側に設ける。また、第2移動体33Bの側に可動子を設け、この可動子に対する固定子を第1移動体33Aの側に設ける。こうすれば、第1移動体33Aと第2移動体33Bとが互いに相手に対して相対的な移動が可能となる。
ワークWを加工している最中に、第1移動体33Aおよび第2移動体33Bの一方または双方の移動が行われる。図2の正面図(FV)および側面図(SV)に示すように、第1移動体33Aは距離L3Xの範囲で長手方向Xに移動可能とされ、第2移動体33Bは距離L3Yの範囲で幅方向Yに移動可能とされる。
距離L1X、距離L1Y、距離L3Xおよび距離L3Yは以下の関係を有しているように、第1移動部10は第2移動部30の最大移動距離が長く、逆に第1移動部10より第2移動部30の最大移動距離が短い。一例として、第1移動部10は最大移動距離が数十m、例えば30mにも達するが、第2移動部30の最大移動距離は数m、例えば2m程度で足りる。
距離L1X>距離L3X 距離L1Y>距離L3Y
[レーザ出射部50;図1,図2参照]
次に、レーザ出射部50は、ワークWを加工するレーザ光を出射するレーザヘッド51と、レーザ光による加工の際に生じる飛散物を回収する回収機53と、を備える。
レーザヘッド51について、ワークWを加工できる限りその型式は問われない。ただし、レーザ加工装置1の加工対象とするワークWの寸法は大きく、加工の一例として掲げられるワークWを切断する厚さも大きい。したがって、レーザヘッド51としては高い出力を誇るシングルモードファイバーレーザを適用することが好ましい。
ワークWをレーザ加工すると加工部位から、ヒューム(fume)、スパッタ(spatter)などと称される粉塵、煙霧が生じる。本開示において、加工部位から生ずるこれらのこの粉塵、煙霧は、飛散物と総称される。飛散物はワークWへのレーザ光の照射にとって障害となるため、加工部位から回収されることが望ましい。そこで、レーザ出射部50の好ましい要素として、掃気による回収機53が設けられる。ここで、掃気とは、飛散物を回収するのに給気と排気の両方を行うことをいう。つまり、回収機53は、一例として空気、不活性ガスなどの掃気ガスを加工部位に供給する給気ノズル53Aと、飛散物を含む掃気ガスを加工部位から排出する排気ダクト53Bと、を備える。レーザ加工装置1は、好ましい形態として、ワークWを加工する間、給気ノズル53Aから掃気ガスを供給し続けるとともに、排気ダクト53Bから飛散物を含む掃気ガスを排出し続ける。給気ノズル53Aと排気ダクト53Bの両方を備えるのは好ましい形態であるが、飛散物を加工部位から排除できるのであれば、給気ノズル53Aと排気ダクト53Bのいずれか一方だけを用いることもできる。
回収機53の給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bのそれぞれは、支持体を構成する支持アーム55Aおよび支持アーム55Bを介してレーザヘッド51に固定されており、主軸31の回転運動に伴ってレーザヘッド51と一緒に回転される。支持アーム55Aに支持される給気ノズル53Aはその給気口54Aと支持アーム55Bに支持される排気ダクト53Bの排気口54Bとは、ワークWにレーザ光が照射されるであろう領域において、互いに対向して設けられている。ワークWを加工している間、給気ノズル53Aと排気ダクト53Bはレーザヘッド51とともに移動する。このとき、掃気の効率を考慮し、図2に示すように、移動する前側(F)に給気ノズル53Aを置き、その逆の後側(R)に排気ダクト53Bを置くことが望ましい。移動する前側(F)に給気ノズル53Aを置けば、掃気ガスの流れが移動による相対的な雰囲気の流れに沿うので、逆向きの抵抗をほとんど受けることなく排気ダクト53Bに入ることができる。この前後は、図2の白抜き矢印の図中の左向きに第2移動部30が移動していることを前提としている。図2の白抜き矢印の図中の右向きに第2移動部30が移動しているとすれば、前側(F)が後側(R)に代わり、かつ、後側(R)が前側(F)に代わる。
[加工手順:図3,図4参照]
次に、図3,図4を参照し、レーザ加工装置1を用いてワークWを加工する手順を説明する。説明に用いられるワークWは、一例として平面視した形状が矩形の複合材料からなる。このワークWの破線で示される矩形の加工経路CTに沿ってワークWを切断する加工が行われる。ワークWは、平面視した寸法もさることながら、レーザヘッド51から出射されるレーザ光を1パスだけ照射しただけでは切断できない厚さ、例えば20mmという厚さを有している。なお、図3および図4はあくまで加工手順を説明するために用意されたものであって、図3および図4に示されるワークWの寸法、レーザヘッド51の移動距離は任意である。なお、図3および図4において、加工手順はSTEP1、STEP2…の順に進む。また、加工手順は、加工経路CTを八つの第1領域CA1~第8領域CA8に区分し、第1領域CA1の切断、第2領域CA2の切断、…第8領域CA8の切断を順に実行する。
[図3 STEP1 第1領域CA1の切断]
はじめに、第1領域CA1を切断する(図3 STEP1)。
第1領域CA1を切断する際には、第1移動部10の移動枠11は第1領域CA1に対応する位置、一例として第1領域CA1に対応する中間地点MP1で停止している。一方で、第2移動部30はワークWを切断する間に往復移動する。この往復移動により、レーザヘッド51も往復移動することを示している。図3において、実線の矢印はこの往復移動が行われていることを示し、STEP1においては、上向きの矢印が1パスの往路、下向きの矢印が1パスの復路を示す。なお、これらの矢印は移動すること自体を示しているが、移動する位置を示しているわけではない。図3において、加工経路CTの上に描かれる太い実線は、レーザヘッド51が往復移動することにより、ワークWの第1領域CA1が切断されたことを表している。第1領域CA1の切断は始点SPから始まり、一例として、第2領域CA2に向けた往路とその逆の復路を2回だけ往復した後に、往路を移動することにより終わる。つまり、レーザヘッド51は5パス分の移動をしながら、この往復移動は、第2移動部30の二次元ステージ33を動作させることにより行われる。
第1領域CA1を切断する間、給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bが加工経路CTに沿うように回収機53の向きが定められている。そして、前述したように、給気ノズル53Aが前側に置かれ排気ダクト53Bが後側に置かれる。もっとも、レーザヘッド51が往復移動するので、レーザヘッド51の移動が反転するのに合わせて、主軸31を180度だけ回転し、給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bの配置を変える。これは、第2領域CA2の後についても同様に当てはまる。
[図3 STEP2 第2領域CA2の切断]
第1領域CA1の切断が終わると、第2領域CA2の切断に移行する(図3 STEP2)。この移行に伴って第1移動部10の移動枠11は、第2領域CA2に対応する位置、一例として第2領域CA2に対応する中間地点MP2まで移動し停止している。この間、第2移動部30およびレーザ出射部50は動作を停止している。第2領域CA2においても、レーザヘッド51がレーザ光を加工経路CTの第2領域CA2に照射しながら、第2移動部30の二次元ステージ33を動作させることにより、第2領域CA2を2.5回だけ往復移動させることにより、切断を完了する。
[図3 STEP3 第3領域CA3の切断]
第2領域CA2の切断が終わると、第3領域CA3の切断に移行する(図3 STEP3)。第3領域CA3は先行する第1領域CA1および第2領域CA2と直交しているので、主軸31を90度だけ回転させて、レーザ出射部50の特に回収機53の給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bの向きが変えられる。このときも、前側に給気ノズル53Aが置かれ、後側に排気ダクト53Bが置かれる。
第3領域CA3においても、レーザヘッド51がレーザ光を加工経路CTの第3領域CA3に照射しながら、第2移動部30の二次元ステージ33を動作させることにより、第3領域CA3を2.5回だけ往復移動させることにより、切断を完了する。
[図3 STEP4 第4領域CA4の切断]
第3領域CA3の切断が終わると、第4領域CA4の切断に移行する。この移行に伴って第1移動部10の移動枠11は、第4領域CA4に対応する位置、一例として第2領域CA2に対応する中間地点MP2まで移動し停止している。この間、第2移動部30およびレーザ出射部50は動作を停止している。第4領域CA4においても、レーザヘッド51がレーザ光を加工経路CTの第4領域CA4に照射しながら、第2移動部30の二次元ステージ33を動作させることにより、第4領域CA4を2.5回だけ往復移動させることにより、切断を完了する。
[図4 STEP5~STEP8]
以上で、加工経路CTの1/2の距離が切断されているが、以後は図4に示すように、これまでと同様の手順を行うことにより、加工経路CTの全域を切断することができる。
以上の実施形態においては、一例として、領域CA1,CA2,CA5,CA6はその距離が同じであり、領域CA3,CA4,CA7,CA8もその距離が同じである。しかし、本開示において、加工経路CTを区分する加工領域の距離は、ワークWの寸法を含む形状に応じて、任意である。
また、以上の実施形態においては、ワークWの厚さが一定である例を示している。しかし、本開示において、厚さが加工領域で変わるワークWを加工対象とすることもできる。この場合、厚い加工領域においては往復移動の回数を多くし、薄い加工領域においては往復移動の回数を少なくするというように、レーザヘッド51の往復移動の回数を調整することになる。
[制御手順:図5]
次に、図5を参照して、レーザ加工装置1を用いてワークWを切断するときの制御手順の一例を説明する。レーザ加工装置1には、第1移動部10、第2移動部30およびレーザ出射部50の動作を制御するコントローラ100を備える。以下の制御手順は、このコントローラ100が担う。なお、以下の説明は、図3および図4を用いて説明したワークWの切断手順を踏襲する。
制御手順は、コントローラ100にワークWを切断する形状(寸法を含む)を入力することから始まる(図5 S100)。以下の制御は、入力された切断形状に基づいて実行される。入力された切断形状により、図3および図4に示される加工経路CTが定義される。
コントローラ100は、定義された加工経路CTに基づいて、第1移動部10のゼロ点を調整するとともに、第2移動部30のゼロ点を調整する(図5 S200,S300)。第1移動部10および第2移動部30は、ゼロ点を基準として、コントローラ100からの指示にしたがって、切断加工するのに必要な移動が行われる。
第1移動部10および第2移動部30のゼロ点調整を行った後に、コントローラ100は、加工経路CTを第1領域CA1~第8領域CA8に区分し、第1移動部10および第2移動部30が移動するのに必要な位置情報を設定する(図5 S101)。位置情報は、平坦なワークWであれば二次元(xn,yn)の情報であり、起伏のあるワークWであれば三次元(xn,yn,zn)の情報である。この位置情報は、切断加工を開始する始点SPおよび切断を終了する終点EPを含む。なお、図3および図4に示される加工例は、始点SPと終点EPが一致するが、始点SPと終点EPが異なる場合もある。位置情報を設定したならば、コントローラ100は第1移動部10、第2移動部30およびレーザ出射部50を駆動させて切断を実行する。具体的には以下の通りである。
はじめに、コントローラ100は、第1移動部10を始点SPに対応する位置に移動するように、第1移動部10の駆動源に指示する(図5 S201)。第1移動部10が始点SPに移動したならば、第2移動部30およびレーザ出射部50に動作を指示して実際の切断加工が以下の手順で行われる。
実際のレーザ光による加工に先立って、飛散物の掃気ができるように、コントローラ100は送風機、吸引機などからなるエア系統を起動させる(図5 S301)。次いで、コントローラ100は、レーザ光源を起動させてレーザヘッド51からレーザ光を出射させるとともに、第2移動部30を動作させることによりレーザヘッド51を第1領域CA1の1パス目の往路を移動させつつ当該往路を加工させる(図5 S303)。レーザヘッド51が当該往路の終点まで移動、加工したならば、第2移動部30の動作およびレーザヘッド51からのレーザ光の出射を一旦停止し、その間に給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bを伴ってレーザヘッド51を180度だけ回転させる(図5 S305)。このレーザヘッド51の回転により1パス目の復路の切断加工の準備が整う。そうすると、コントローラ100は、レーザ光源を起動させてレーザヘッド51からレーザ光を出射させるとともに、第2移動部30を動作させることによりレーザヘッド51を第1領域CA1の1パス目の復路を移動させつつ当該復路を加工させる(図5 S307)。
レーザヘッド51が当該復路の終点まで移動、加工したならば、第2移動部30の動作およびレーザヘッド51からのレーザ光の出射を一旦停止し、その間に給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bを伴ってレーザヘッド51を180度だけ回転させる(図5 S309)。これで次のパスの往路の切断加工の準備が整う。ただし、ここではすぐに次のパスの往路の切断加工を始めるのではなく、予め設定されている複数のパスの全ての加工が終了しているか否かの判断を行う(図5 S311)。
全てのパスの加工が終了していなければ(図5 S311 No)、次のパスの往路の加工を始めるとともに、以上の手順を繰り返す(図5 S303~S309)。
全てのパスの加工が終了したならば(図5 S311 Yes)、コントローラ100は、エア系統およびレーザを停止させてから(図5 S313)、予め設定されている全ての加工領域、つまり図3および図4を例にすると、第1領域CA1から第8領域CA8までの加工が終了したか否かの判断を行う(図5 S315)。設定されている全ての領域の加工が終了していれば(図5 S315 Yes)、第2移動部30および第1移動部10の移動を停止して、ワークWの加工を終了する(S317,S203)。設定されている全ての領域の加工が終了していなければ(図5 S315 No)、次の領域、例えば第2領域CA2の加工始点に第2移動部30および第1移動部10を移動させてから、以上の加工手順を繰り返す(図5 S303~S309)。
[レーザ加工装置1が奏する効果]
レーザ加工装置1によれば、最大移動距離の長い第1移動部10を備えていることにより、寸法の大きいワークWであってもその全域を加工することができる。また、本開示のレーザ加工装置によれば、最大移動距離の短い第2移動部30がレーザヘッド51を支持しているので、精度の高い加工を迅速に行うことができる。
[レーザヘッド51の姿勢:図6]
以上で説明した実施形態においては、切断加工するワークWが水平方向に沿っているためにレーザヘッド51の姿勢が鉛直方向に沿っている。しかし、レーザヘッド51を鉛直方向に傾く姿勢として切断加工することができる。レーザヘッド51の姿勢を変えられるのは、主軸31が多関節を有していることによる。例えば、図6には、鉛直方向に沿う鉛直部分WVと水平方向に沿う水平部分WHを有するL字状の横断面を有するワークWを加工する二つの例が示されている。二つの例は鉛直部分WVが紙面の左右のどちらにあるかに違いがある。ここでは一例として鉛直部分WVと水平部分WHの境界BOを切断加工するとして、レーザ光LBが境界BOに照射されるようにレーザヘッド51が傾けられる。給気ノズル53Aと排気ダクト53Bは、掃気ガスが上から下向きに吹き付けられるように、切断される境界BOの上であって、排気ダクト53Bより給気ノズル53Aが上側に配置する。このように配置することにより、掃気効率が落ちることはない。
ここでは鉛直部分WVと水平部分WHの境界BOを切断加工する例を示したが、例えば、レーザヘッド51を水平方向に沿うように配置すれば、鉛直部分WVを切断加工することもできる。
[回収機53の向き:図7]
次に、レーザヘッド51が向きを変えながら移動して切断加工する際の回収機53の向きについて、図7を参照して説明する。なお、レーザヘッド51が移動する向きが実線の矢印で示されている。
図7に示される加工経路CTに沿ってワークWを切断する場合、地点Aを出発してから、地点B、地点C、地点Dおよび地点Eにおいてレーザヘッド51の移動する向きを変える必要がある。この向きの変更は二次元ステージ33の第1移動体33Aおよび第2移動体33Bを組み合わせて動作させることにより実現できる。
ここで、掃気を効率よく行うためには、給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bが加工経路CTのそれぞれの区間(に沿うこと、加えて給気ノズル53Aがレーザヘッド51より前側(F)から給気することが好ましい。前述したように、給気ノズル53Aと排気ダクト53Bはレーザヘッド51を間に挟んで対向し、かつ、レーザヘッド51に固定されている。したがって、図7の下段に示すように、レーザヘッド51を回転させることにより給気ノズル53Aおよび排気ダクト53Bを加工経路CTに平行に沿うように調整できる。このように配置すれば、掃気ガスが斜めに吹き付けられるのに比べて、掃気ガスが吹き付けられる力を最大限利用することができるので、高い掃気効率を得ることができる。なお、図7には排気ダクト53Bの記載が省略されている
[付記]
<付記1>
レーザ加工装置(1)は、第1移動部(10)と、第1移動部(10)に移動可能に支持される第2移動部(30)と、第2移動部(30)に移動可能に支持されるレーザ出射部(50)と、を備える。第1移動部(10)による第2移動部(30)の第1最大移動距離(L1X,L1Y)は、第2移動部(30)によるレーザ出射部(50)の第2最大移動距離(L3X,L3Y)よりも長い。
レーザ加工装置(1)は、第1移動部(10)は、第2移動部(30)を第1方向(X)および第1方向に直交する第2方向(Y)の双方に移動可能であり、第2移動部(30)は、レーザ出射部(50)を第1方向(X)および第2方向(Y)の双方に移動可能である。第1最大移動距離(L1X,L1Y)は、第1方向(X)および第2方向(Y)の双方において、第2最大移動距離(L3X,L3Y)よりも長い。
この構成を備えるレーザ加工装置(1)によれば、第1移動部(10)および第2移動部(30)の双方が、第1方向(X)および第1方向(X)に直交する第2方向(Y)の双方に移動可能であるから、複雑な加工経路(CT)に対応する加工が可能である。
レーザ出射部(50)からレーザ光を出射してワーク(W)を加工している間に、第1移動部(10)による第2移動部(30)の移動は停止されるが、第2移動部(30)によりレーザ出射部(50)は移動される。
この構成を備えるレーザ加工装置(1)によれば、実際の加工を行う場合には、第2移動部(30)だけを移動させるので、第1移動部(10)をも移動させるのに比べて、移動に対する制御を簡易にできる。
<付記2>
付記1において、好ましくは、第2移動部(30)によるレーザ出射部(50)の移動は、予め定められる加工経路(CT)に沿って行われ、加工経路(CT)が区分された複数の領域(CA1~CA8)のそれぞれについて第2移動部(30)によりレーザ出射部(50)が移動しながら順に加工が行われる。
第2移動部(30)によるレーザ出射部(50)の最大移動距離は短いため、この短い最大可能距離以下の移動距離になるように、加工経路(CT)を複数の領域(CA1~CA8)に区分する。
<付記3>
付記2おいて、好ましくは、複数の領域(CA1~CA8)のそれぞれについて、レーザ出射部(50)が往復移動ながら加工する。
レーザ出射部(50)を往復移動させることにより、厚いワークWでも切断が可能となる。
<付記4>
付記2または付記3において、好ましくは、先行する領域(CA1)の加工を終えた後に、後続の領域(CA2)の加工に移行する際に、先行する領域(CA1)に対応する位置から後続の領域(CA2)に対応する位置まで、第2移動部(30)が第1移動部(10)により移動される。
先行する領域(CA1)に対応する位置から後続の領域(CA2)に対応する位置までの距離が長い場合もあり、かつ、さらに後続する領域に(CA3)に対応する位置まで移動することを考慮して、領域間の移動は最大移動距離の長い第1移動部で行うことが好ましい。
<付記5>
付記1から付記4のいずれかにおいて、好ましくは、レーザ出射部(50)は、レーザ光を出射するレーザヘッド(51)と、レーザ光のワーク(W)への照射により生ずる飛散物の回収機(53)と、を備える。
飛散物の回収機(53)を備えることにより、レーザ光の照射による加工性能を安定して得ることができる。
<付記6>
付記5において、好ましい回収機(53)は、掃気ガスを供給する給気ノズル(53A)と、レーザヘッド(51)を間に挟んで給気ノズル(53A)と対向配置される排気ダクト(53B)と、を備える。給気ノズル(53A)はレーザヘッド(51)が移動する前側(F)に配置され、排気ダクト(53B)は後側(R)に配置される。
給気ノズル(53A)を排気ダクト(53B)よりも前側に配置することにより、掃気ガスの流れが移動による相対的な雰囲気の流れに沿うので、逆向きの抵抗をほとんど受けることなく排気ダクト53Bに入ることができる。つまり、掃気による回収の効率が高い。
<付記7>
付記6において、好ましい給気ノズル(53A)および排気ダクト(53B)は、鉛直方向に沿う加工経路(CT)を、鉛直方向の上向きに移動しながら加工する際に、給気ノズル(53A)が排気ダクト(53B)より上側に配置される。
このように配置して加工することにより、掃気ガスを重力に沿う鉛直方向の下向きに吹き付けることができるので、掃気効率が落ちるのを防ぐことができる。
<付記8>
付記6において、好ましい前記給気ノズル(53A)および前記排気ダクト(53B)は、向きが変わる加工経路(CT)に平行に配置されるように、レーザヘッド(51)を中心にして回転可能に設けられる。
このように配置して加工することにより、掃気ガスが吹き付けられる力を最大限利用することができるので、高い掃気効率を得ることができる。
<付記9>
本開示は、予め定められる加工経路(CT)に沿って、かつ、加工経路(CT)が複数に区分された領域(CA1~CA8)を順にレーザヘッド(51)からレーザ光を照射することにより加工する方法を提供する。
この加工方法は、レーザヘッド(51)が移動しながら先行する領域(CA1)を加工する加工ステップと、先行する領域(CA1)の加工を終えた後に、後続の領域(CA2)の加工のためにレーザヘッド(51)を移動させる領域移動ステップと、が繰り返される。
本開示の加工方法によれば、加工ステップにおいて精度の高い加工を迅速に行うことができ、領域移動ステップを繰り得して行うことにより寸法の大きいワーク(W)であってもその全域を加工することができる。
上記以外にも、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 レーザ加工装置
10 第1移動部
11 移動枠
12A,12B 柱脚
13 梁材
15 土台
30 第2移動部
31 主軸
33 二次元ステージ
33A 第1移動体
33B 第2移動体
50 レーザ出射部
51 レーザヘッド
53 回収機
53A 給気ノズル
53B 排気ダクト
54A 給気口
54B 排気口
55A 支持アーム
55B 支持アーム
100 コントローラ
CT 加工経路
SP 始点
EP 終点
L1X,L1Y 最大移動距離
L3X,L3Y 最大移動距離
LB レーザ光
MP1,MP2 中間地点
W ワーク
WH 水平部分
WV 鉛直部分
X 長手方向
Y 幅方向
Z 高さ方向

Claims (9)

  1. 第1移動部と、
    前記第1移動部に移動可能に支持される第2移動部と、
    前記第2移動部に移動可能に支持されるレーザ出射部と、を備え、
    前記第1移動部による前記第2移動部の第1最大移動距離は、前記第2移動部による前記レーザ出射部の第2最大移動距離よりも長く、
    前記第1移動部は、前記第2移動部を第1方向および前記第1方向に直交する第2方向の双方に移動可能であり、
    前記第2移動部は、前記レーザ出射部を前記第1方向および前記第2方向の双方に移動可能であり、
    前記第1最大移動距離は、前記第1方向および前記第2方向の双方において、前記第2最大移動距離よりも長く、
    前記レーザ出射部からレーザ光を出射してワークを加工している間に、
    前記第1移動部による前記第2移動部の移動は停止されるが、
    前記第2移動部により前記レーザ出射部は移動される、
    レーザ加工装置。
  2. 前記第2移動部による前記レーザ出射部の移動は、予め定められる加工経路に沿って行われ、
    前記加工経路が区分された複数の加工領域のそれぞれについて前記第2移動部により前記レーザ出射部が移動しながら順に加工が行われる、
    請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 複数の前記加工領域のそれぞれについて、
    前記レーザ出射部が往復移動ながら加工する、
    請求項2に記載のレーザ加工装置。
  4. 先行する前記加工領域の加工を終えた後に、後続の前記加工領域の加工に移行する際に、
    先行する前記加工領域に対応する位置から後続の前記加工領域に対応する位置まで、前記第2移動部が前記第1移動部により移動される、
    請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記レーザ出射部は、
    レーザ光を出射するレーザヘッドと、
    前記レーザ光の前記ワークへの照射により生ずる飛散物の回収機と、を備える、
    請求項1または請求項2に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記回収機は、
    掃気ガスを供給する給気ノズルと、
    前記レーザヘッドを間に挟んで前記給気ノズルと対向配置される排気ダクトと、を備え、
    前記給気ノズルは前記レーザヘッドが移動する前側に配置され、
    前記排気ダクトは後側に配置される、
    請求項5に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記給気ノズルおよび前記排気ダクトは、
    鉛直方向に沿う予め定められる加工経路を、鉛直方向の上向きに移動しながら加工する際に、
    前記給気ノズルが前記排気ダクトより上側に配置される、
    請求項6に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記給気ノズルおよび前記排気ダクトは、
    予め定められる向きが変わる加工経路に平行に配置されるように、前記レーザヘッドを中心にして回転可能に設けられる、
    請求項6に記載のレーザ加工装置。
  9. 予め定められる加工経路に沿って、かつ、前記加工経路が複数に区分された加工領域を順にレーザヘッドからレーザ光を照射することにより加工する方法であって、
    先行する前記加工領域を前記レーザヘッドが移動しながら加工する加工ステップと、
    先行する前記加工領域の加工を終えた後に、後続の前記加工領域の加工のために前記レーザヘッドを移動させる範囲移動ステップと、が繰り返される、
    レーザ加工方法。
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