JP2024054481A - 二次電池の劣化度計算方法及び劣化度計算プログラム - Google Patents

二次電池の劣化度計算方法及び劣化度計算プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来の解析手法では二次電池の比較用の劣化していない同種の電池がなければ劣化度を判断出来ない問題があった。【解決手段】本発明の二次電池の劣化度計算方法は、実測した二次電池の実測値充電率電圧曲線と、二次電池の成分から導き出した理論値充電率電圧曲線を算出し、高充電率領域と低充電率領域と差分評価値が全体の差分評価値よりも高い重みに設定された評価関数を用いて充電率電圧曲線の実測値と理論値との差分を評価した評価値を算出し、評価値が最も小さくなる際に理論値充電率電圧曲線に与えた充電方向のシフト量を劣化度を示すパラメータとして出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、二次電池の劣化を判定するための劣化度を計算する二次電池の劣化度計算方法及び劣化度計算プログラムに関する。
近年、リチウムイオン電池等の二次電池の利用が拡大している。この二次電池は利用することで劣化が進み要求される性能を満たせなくなることがある。しかしながら、二次電池は様々なところで利用されるため、その利用シーン毎に求められる性能が異なる。例えば、自動車の駆動電源としての性能を満たせなくても、家庭用の定置蓄電池としては利用出来る性能を保持していることがある。このようなことから、二次電池の再利用が検討されている。しかし、二次電池を別の用途で利用するためには回収した二次電池の劣化度に基づき再利用が可能な電池であるか否かを判断する必要がある。そこで、二次電池の劣化度を判定する技術が特許文献1~3に記載されている。
特許文献1に記載の二次電池の劣化診断方法は、少なくとも2つ以上の活物質を混合してなる混合正極または混合負極を有する二次電池の劣化を診断する二次電池の劣化診断方法において、前記二次電池の充放電特性を取得する第一のステップと、メモリに格納された複数の活物質の情報を取得する第二のステップと、前記複数の活物質の情報と前記充放電特性から前記正極または負極の混合比を決定する第三のステップと、前記第三のステップで決定された混合比に基づいて当該二次電池の充放電特性を予測する第四のステップと、前記予測された充放電特性と前記第一のステップで取得された充放電特性を比較し、前記予測された充放電特性と前記第一のステップで取得された充放電特性が一致した場合、前記混合比を用いて予測された前記混合正極の電位または前記混合比を用いて予測された前記混合負極の電位に基づいて劣化パラメータを算出する第五のステップを有する。
特許文献2に記載の劣化度推定装置は、二次電池の劣化度を検出・評価する劣化度検出・評価部、を備えており、劣化度検出・評価部は、二次電池の充電時あるいは放電時、正極と負極との間の電圧変化を測定し、測定された電圧変化における変曲点、及び、変曲点における電圧値を求め、更に、変曲点と、予め求められた初期変曲点との差異、及び、変曲点における電圧値と、予め求められた初期変曲点における初期電圧値との間の差異に基づき、二次電池の劣化度を求める。
特許文献3に記載の二次電池容量測定システムは、複数セルからなる二次電池の最大容量の測定の際、電池の電圧値及び電流値を時系列に取得した履歴データから、電池の充電特性を示す微分特性曲線を求めるデータ変換部と、第1係数が乗算された複数の分離波形微分曲線から構成され、分離波形微分曲線の各々に劣化の比率を示す第2係数が乗算された、電池の充電特性を示すリファレンス微分曲線と、選択セルの実測した微分特性曲線とを比較し、第1係数を演算するフィッティング演算部と、第1係数によるリファレンス微分曲線を、非選択セルの実測された部分微分特性曲線でフィッティングして求めた第2係数で最大容量を推定する最大容量演算部とを備える。
国際公開第2014/128902号 特開2013-247003号公報 特開2017-129493号公報
しかしながら、特許文献1~3に記載の技術では、劣化度を診断するために、例えば、新品電池からの劣化状態毎の各データ或いは正負極容量比等の電池の設計に基づく情報が必要であり、これらの情報が得られない電池の劣化度を知ることが出来ない問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電池設計及び電池の使用状態を事前に把握することなく二次電池の劣化度を診断することを目的とするものである。
本発明にかかる二次電池の劣化度計算方法の一態様は、二次電池について充電率が0%~100%の間の開回路電圧の計測結果を用いて実測値充電率電圧曲線を生成する実測値取得処理と、フィッティング関数を用いて前記二次電池の正極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される正極開回路電位理論値曲線と前記二次電池の負極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される負極開回路電位理論値曲線との差から算出される理論値充電率電圧曲線を生成する理論値生成処理と、前記理論値充電膣電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差の大きさを示す評価値を算出する評価関数を用いて前記評価値を算出する評価値算出処理と、前記フィッティング関数において前記正極開回路電位理論値曲線及び前記負極開回路電位理論値曲線の少なくとも一方に対して曲線を充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータと、曲線の前記充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータと、を変化させながら前記理論値生成処理及び前記評価値算出処理とを繰り返し、前記評価値が最小となる前記シフト量パラメータを前記二次電池の劣化度として出力する解析処理と、をコンピュータの演算処理で行い、前記評価関数は、前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との全体の差を示す全体評価項と、充電率が高い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す高充電率領域評価項と、充電率が低い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す低充電率領域評価項と、を有し、前記高充電率領域評価項と前記低充電率領域評価項は、前記全体評価項よりも高い重み付けがなされている。
本発明にかかる劣化度計算プログラムの一態様は、二次電池について充電率が0%~100%の間の開回路電圧の計測結果を用いて実測値充電率電圧曲線を生成する実測値取得処理と、フィッティング関数を用いて前記二次電池の正極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される正極開回路電位理論値曲線と前記二次電池の負極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される負極開回路電位理論値曲線との差から算出される理論値充電率電圧曲線を生成する理論値生成処理と、前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差の大きさを示す評価値を算出する評価関数を用いて前記評価値を算出する評価値算出処理と、前記フィッティング関数において前記正極開回路電位理論値曲線及び前記負極開回路電位理論値曲線の少なくとも一方に対して曲線を充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータと、曲線の前記充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータと、を変化させながら前記理論値生成処理及び前記評価値算出処理とを繰り返し、前記評価値が最小となる前記シフト量パラメータを前記二次電池の劣化度として出力する解析処理と、をコンピュータの演算部に実行させ、前記評価関数は、前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との全体の差を示す全体評価項と、充電率が高い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す高充電率領域評価項と、充電率が低い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す低充電率領域評価項と、を有し、前記高充電率領域評価項と前記低充電率領域評価項は、前記全体評価項よりも高い重み付けがなされている。
本発明の二次電池の劣化度計算方法及び劣化度計算プログラムによれば、電池設計及び電池の使用状態を事前に把握することなく二次電池の劣化度を診断することができる。
実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いるSOC-OCVカーブを説明するグラフである。 実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いる実測値から得たdV/dQプロットを説明するグラフである。 実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いる理論値から得たdV/dQプロットを説明するグラフである。 実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いるフィッティング処理を説明するグラフである。 実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムの動作を説明するフローチャートである。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
実施の形態1
実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、二次電池の劣化が二次電池の充放電特性に及ぼす影響に注目した解析処理を行う。また、以下の説明では、二次電池としてリチウムイオン電池を例に説明する。
まず、二次電池の充放電特性について説明する。図1に実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いる充電率電圧曲線(以下、SOC-OCVカーブと称す)を説明するグラフを示す。
図1に示すように、二次電池は、充電率の変化に応じて開回路電圧(OCV(Open Circuit Voltage))が変化する。この変化は、正極の電位と負極の電位とが充放電動作によって変化するためである。二次電池では、正極の電位と負極の電位との差が正極端子と負極端子との間に生じる開回路電圧となる。この正極の電位と負極の電位は、それぞれ正極OCP(Open Circuit Potential)と負極OCPとして計測することができる。また、正極OCPと負極OCPは、各電極に塗工される合材に含まれる活物質によって論理的に導出することもできる。
また、図1に示すように、正極OCPが、充電率(SOC(State Of Charge))が0%以下の領域にまで延びている。これは、充電率が0%は、負極が受容可能なリチウム量を超えた状態であり、充電率が0%となった場合であっても正極側に放出可能なリチウムが残っている状態を示している。また、図1では、負極OCPが充電率100%以上の領域にまで伸びている。これは、充電率が100%は、正極が受容可能なリチウム量を超えた状態であり、充電率が100%となった場合であっても負極側に放出可能なリチウムが残っている状態を示している。詳しくは後述するが、二次電池が劣化すると、正極OCPは充電率が低くなる側にシフトするような形状に変化し、負極OCPは充電率が高くなる側に伸びるように形状が変化する。
続いて、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、二次電池の劣化度の算出過程で充電率の変化に伴う開回路電圧の変化を示すdV/dQプロットを用いる。そこで、図2に実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いる実測値から得た実測値微分プロット(以下、実測値dV/dQプロットと称す)を説明するグラフを示す。図2に示すように、実測値dV/dQプロットは、SOC-OCVカーブ内の変化点をより強調したような形状の曲線となる。
また、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、各電極に塗工される合材に含まれる活物質によって論理的に導出する正極OCPと負極OCPの差から論理値充電率電圧曲線(以下、論理値SOC-OCVカーブと称す)を生成し、当該論理SOC-OCVカーブから論理値微分プロット(以下理論値dV/dQプロットと称す)を生成する。そこで、図3に実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いる理論値から得た理論値dV/dQプロットを説明するグラフを示す。図3に示した理論値dV/dQプロットは、正極の合材に含まれるリン酸鉄リチウムの含有量に基づき生成した理論値正極OCPと、負極の合材に含まれる炭素の含有量に基づき生成した理論値負極OCPと、を用いて算出したものである。
図3に示すように、論理値dV/dQプロットは、論理的に導き出した論理値SOC-OCVカーブの曲率変化が大きくなるところでピークが発生する形状を有する。そして、図3で示した論理値dV/dQプロットと図2で示した実測値dV/dQプロットとを比較すると、例えば充電率が20%~40%付近に見られるピークが実測値においては充電率が高い側にシフトしている。また、理論値において充電率が60~80%の付近にみられるピークが実測値dV/dQプロットではなくなっている。このような違いは、二次電池の劣化によりSOC-OCVカーブに変化が生じるために起きる現象である。
実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、このようなピークのシフトやピークの有無を直接的に評価せずに、電池の劣化に伴い生じるOCPの変化に着目した評価を行う。そこで、電池の劣化に伴い生じるOCPの変化及び実施の形態1にかかる劣化度計算方法で用いるフィッティング処理について説明する。そこで、図4に実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法で用いるフィッティング処理を説明するグラフを示す。
図4では、劣化度の判断対象となる電池から取得した実測値から算出した正極OCP及び負極OCPと、正極の合材に含まれるリン酸鉄リチウムの含有量に基づき生成した理論値の正極OCPと、負極の合材に含まれる炭素の含有量に基づき生成した理論値の負極OCPと、を示した。この理論値のOCPは、劣化が無い状態の電池のOCPと想定することができるものである。
図4に示すように、正極OCPは、二次電池の劣化が進むと充電率が低い方向にシフトする傾向がある。また、負極OCPは、二次電池の劣化が進むと充電率が高い方向に曲線が引き延ばされるように変形する傾向がある。二次電池では、このようなOCPの変化に起因して、SOC-OCVカーブの形状が劣化により変化する。
実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、図4に示したようなOCPの形状変化の特徴を利用して、正極OCPのシフト量pを劣化度パラメータとして算出する。より具体的には、以下のような手順で劣化度を示すシフト量pを算出する。
実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、(1)式に示すフィッティング関数Gを用いて理論値正極OCPをシフトさせ、かつ、理論値負極OCPのスケーリングを変化させたOCPカーブから導き出される理論値SOC-OCVカーブから理論値dV/dQプロットを生成する。つまり、(1)式のフィッティング関数Gが理論値dV/dQプロットを示す。
Figure 2024054481000002
(1)式のxは充電率を示し、fは正極OCPであり、fは負極OCPであり、pは正極OCPのシフト量であり、pは負極OCPのスケーリング率である。シフト量pは100以下の正の値を有するものであり、スケーリング率pは0より大きい正の値を有する。実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、充電率が0%~100%の範囲で実測値SOC-OCVカーブから生成される実測値微分プロットと理論値微分プロットをフィッティング関数Gを用いてフィッティングする。このフィッティングの成否は以下で説明する評価関数により評価する。
また、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、(2)式で示す評価関数を用いて評価値Jを算出し、この評価値Jに基づきシフト量p及びスケーリング率pの妥当性を評価する。
Figure 2024054481000003
(2)式において、dVdQOCPは(1)式のフィッティング関数Gであり、dVdQdataは実際の電池を計測して得た実測値dV/dQプロットである。また、k、k、α、βは、調整係数である。
ここで、実施の形態1で利用する評価関数は、(2)式の第1項が理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットの差を充電率全体にわたって評価する全体評価項である。また、(2)式の第2項は、調整係数αを例えば0より大きく30より小さい値とすることで充電率が0%~30%の範囲(つまり、低充電率領域)の理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットの差を示す低充電率領域評価項となる。(2)式の第3項は、調整係数βを例えば100より小さく70より大きい値とすることで充電率が70%~100%の範囲(つまり、高充電率領域)の理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットの差を示す高充電率領域評価項となる。調整係数αは、好ましくは20、より好ましくは15程度の値である。調整係数βは、好ましくは80、より好ましくは85程度の値である。
さらに(2)式では、第2項に調整係数k1が乗算され、第3項に調整係数k2が乗算される。この調整係数k1、k2は、低充電率領域評価項(例えば、第2項)と高充電率領域評価項(例えば第3項)の重みを全体評価項(例えば第1項)よりも重くするための係数であり、例えば、100以上の値であることが好ましい。
また、(2)式では、第2項に差を評価する値が対数値とされる。これは、微分プロットのピークの基部が合致することをピークの頂点よりも優先するための工夫である。このような工夫は、ピーク形状の特徴に関するフィッティングを重視する場合に有効である。(2)式では、第2項と第3項の両方に含まれる微分プロットを対数値としても良く、いずれか一方に含まれる微分プロットを対数値としても良く、両方に含まれる微分プロットが対数値とされなくても良い。どの項に含まれる微分プロットに対数値を適用するかは、フィッティング条件と電池の特性によって決定すれば良い。
(2)式で示した評価関数において第2項と第3項を追加することで、二次電池の劣化によりリチウム挿入ストレスが小さいことに起因して形状変化が少ない負極OCPの低充電率領域と正極OCPの高充電率領域での拘束条件が高まる。これにより、(2)式で示した評価関数を用いた劣化度計算方法では、電池の劣化状態の違いに起因して生じるOCPカーブの形状の違いを考慮することなく劣化度を示すシフト量パラメータに基づき二次電池の劣化度は判断することができる。
また、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、スケーリング率pを変化させる。このスケーリング率pは正負極容量比の推定するパラメータであり、スケーリング率pを取得することで劣化度に加えて正負極容量比の変化を判断することができる。
上記説明より、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、電池の新品からの劣化状態毎の各データ或いは正負極の容量比等の設計情報が不明な状況においても劣化状態の推定を行うことが可能になる。これにより、素性が不明な中古電池の再利用を促進することが可能になる。例えば、新品からの劣化データの取得には膨大な時間がかかるが、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法を用いることで、劣化データ取得の手間を省くことができる。
また、二次電池では、正負極容量比が劣化に従って変化する場合があり、電池劣化モードが事前想定と一致しない場合、正負極容量比の推定結果に誤りが生じる問題がある。しかしながら、劣化状態と合わせて正負極容量比の変化量を示すスケーリング率パラメータを取得することで、劣化モードにかかわらずに中古電池の正負極容量比を推定することができる。これにより、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法を用いることで、活用をさらに容易にすることが可能になる。
さらに、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法では、劣化の原因をシフト量p及びスケーリング率pから把握することで、劣化原因を正極のリチウム量の減少・負極のリチウム受容量の減少・リチウムの減少に広げており、劣化モードを事前に想定する必要がない。これにより、広い劣化モードに対して二次電池の劣化状態の推定を行うことができる。
ここで、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法は、コンピュータの演算部で劣化度計算方法の処理を行う劣化度計算プログラムを実行することで実現することができる。そこで、劣化度計算プログラムによって実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法を実行する場合の劣化度計算プログラムの処理について具体的に説明する。そこで、図5に実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムの動作を説明するフローチャートを示す。
図5に示すように、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムは、まず、二次電池について充電率が0%~100%の間の開回路電圧の計測結果を用いて実測値充電率電圧曲線(例えば、実測値SOC-OCVカーブ)を生成する実測値取得処理を行う(ステップS1)。
次いで、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムは、実測値SOC-OCVカーブの微分値をプロットした実測値微分プロット(例えば、実測値dV/dQプロット)を生成する実測値微分プロット生成処理を行う。(ステップS2)
次いで、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムは、シフト量pを0、スケーリング率pを1として(1)式で示したフィッティング関数Gを初期化する(ステップS3)。その後、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムは、二次電池の正極合材の成分の少なくとも1つの成分(例えば、リン酸鉄リチウム)の含有量から算出される正極開回路電位理論値曲線(例えば、理論値正極OCP)と二次電池の負極合材の成分の少なくとも1つの成分(例えば、炭素)の含有量から算出される負極開回路電位理論値曲線(例えば、理論値負極OCP)との差から算出される理論値充電率電圧曲線(例えば、理論値SOC-OCVカーブ)を生成し、当該理論値SOC-OCVカーブの微分値である理論値微分プロット(例えば、理論値dV/dQプロット)を求めるフィッティング関数G(例えば、(1)式)を用いて理論値dV/dQプロットを生成する理論値生成処理を行う(ステップS4)。
ここで、上記説明では、理論値正極OCPの形状は、正極活物質の種類と含有量によって論理的に導き出すことができる。正極活物質としては、リン酸鉄リチウムの他にコバルト酸リチウム等がある。また、理論値負極OCPの形状は、負極活物質の種類と含有量によって論理的に導き出すことができる。負極活物質としては、炭素を主原料とするものであることが多い。
次いで、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムは、理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットとの差の大きさを示す評価値Jを算出する評価関数(例えば、(2)式)を用いて評価値Jを算出する評価値算出処理を行う(ステップS5)。ここで、評価関数は、理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットとの全体の差を示す全体評価項((2)式の第1項)と、充電率が高い領域における理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットとの差を示す高充電率領域評価項(例えば、(2)式の第3項)と、充電率が低い領域における理論値dV/dQプロットと実測値dV/dQプロットとの差を示す低充電率領域評価項(例えば、(2)式の第2項)と、を有する。そして、評価関数では、高充電率領域評価項と低充電率領域評価項が全体評価項よりも高い重み付けがなされている。
次いで、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算プログラムは、フィッティング関数において正極開回路電位理論値曲線(例えば、理論値正極OCP)を充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータpと、フィッティング関数において負極開回路電位理論値曲線(例えば、理論値負極OCP)の充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータpと、を変化させながら理論値生成処理(ステップS4)及び評価値算出処理(ステップS5)とを繰り返し、評価値Jが最小となるシフト量パラメータpを二次電池の劣化度として出力する解析処理を行う(ステップS6~S8)。またステップS8の出力処理では、評価値Jが最小となるスケーリング率パラメータpを二次電池の正負極容量比のパラメータとして出力する。
上記説明より、実施の形態1にかかる二次電池の劣化度計算方法は、コンピュータ等の演算装置で劣化度計算プログラムを実行することで容易に実現する事ができる。
実施の形態2
実施の形態1では、充電率電圧曲線の微分プロットを評価関数に適用して評価値Jを算出した。実施の形態2では、微分プロットに代えて充電率電圧曲線そのものを評価関数に適用して評価値Jを算出する方法について説明する。
実施の形態2では、フィッティング関数として(1)式に代えて(3)式を用いる。
Figure 2024054481000004
(3)式のフィッティング関数Gにより、理論値充電率電圧曲線が算出することができる。また、(3)式のp1及びp2は、それぞれ(1)式のパラメータp1、p2である。
そして、実施の形態2では、評価関数として(4)式を用いる。
Figure 2024054481000005
(4)式のOCVidealは、理論値充電率電圧曲線であり、(3)式により導き出される。OCVdataは、実測値充電率電圧曲線であり、実施の形態1で実測値dV/dQプロットの元になる曲線である。
このような充電率電圧曲線を微分することなく評価値Jを算出することで微分プロットを生成する処理を省略することができる。また、(4)式では、(2)式の第2項のように対数値による計算を行わない。これは、充電率電圧曲線が微分プロットのようなピークを持たないため、このピークに対する感度調整を行う意味が小さいためである。
実施の形態3
実施の形態3では、フィッティング関数の別の例について説明する。まず、フィッティング関数の第1の変形例として、(5)式を示す。
Figure 2024054481000006
ここの(5)式で示すフィッティング関数では、正極OCPを充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータpと、正極OCPの充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータpと、を含む。つまり、(5)式のフィッティング関数では、正極OCPのみを変化させることで理論値充電率電圧曲線の形状を操作する。
続いて、フィッティング関数の第2の変形例として(6)式を示す。
Figure 2024054481000007
ここの(6)式で示すフィッティング関数では、正極OCPの充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータpと、負極OCPを充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータpと、を含む。つまり、(6)式のフィッティング関数は、正極OCPと負極OCPに(1)式とは逆のパラメータ操作を与えるものである。
このようにフィッティング関数では、シフト量パラメータとスケーリング率パラメータを正極OCPと負極OCPにどのように適用するかは、OCPの形状や電池の特性に応じて適宜選択できるものである。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。

Claims (6)

  1. 二次電池について充電率が0%~100%の間の開回路電圧の計測結果を用いて実測値充電率電圧曲線を生成する実測値取得処理と、
    フィッティング関数を用いて前記二次電池の正極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される正極開回路電位理論値曲線と前記二次電池の負極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される負極開回路電位理論値曲線との差から算出される理論値充電率電圧曲線を生成する理論値生成処理と、
    前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差の大きさを示す評価値を算出する評価関数を用いて前記評価値を算出する評価値算出処理と、
    前記フィッティング関数において前記正極開回路電位理論値曲線及び前記負極開回路電位理論値曲線の少なくとも一方に対して曲線を充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータと、曲線の前記充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータと、を変化させながら前記理論値生成処理及び前記評価値算出処理とを繰り返し、前記評価値が最小となる前記シフト量パラメータを前記二次電池の劣化度として出力する解析処理と、をコンピュータの演算処理で行い、
    前記評価関数は、前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との全体の差を示す全体評価項と、充電率が高い領域における前記理論値充電率電圧曲線前記実測値充電率電圧曲線との差を示す高充電率領域評価項と、充電率が低い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す低充電率領域評価項と、を有し、前記高充電率領域評価項と前記低充電率領域評価項は、前記全体評価項よりも高い重み付けがなされている二次電池の劣化度計算方法。
  2. 前記実測値充電率電圧曲線の微分値をプロットした実測値微分プロットを生成する実測値微分プロット生成処理をさらに有し、
    前記理論値生成処理では、前記理論値充電率電圧曲線の微分値となる理論値微分プロットを前記フィッティング関数により生成し、
    評価値算出処理では、前記評価関数として、前記実測値充電率電圧曲線に代えて前記実測値微分プロットを適用し、前記理論値充電率電圧曲線に代えて前記理論値微分プロットを適用した評価を行う請求項1に記載の二次電池の劣化度計算方法。
  3. 前記高充電率領域評価項と前記低充電率領域評価項の少なくとも一方は、差を評価する値として対数値を用いる請求項2に記載の二次電池の劣化度計算方法。
  4. 前記解析処理で決定されたスケーリング率パラメータは、前記二次電池の正負極容量比を判断するパラメータとして出力される請求項1に記載の二次電池の劣化度計算方法。
  5. 前記正極開回路電位理論値曲線は、前記正極合材に含まれるリン酸鉄リチウムの含有量に基づき算出され、
    前記負極開回路電位理論値曲線は、前記負極合材に含まれる炭素の含有量に基づき算出される請求項1に記載の二次電池の劣化度計算方法。
  6. 二次電池について充電率が0%~100%の間の開回路電圧の計測結果を用いて実測値充電率電圧曲線を生成する実測値取得処理と、
    フィッティング関数を用いて前記二次電池の正極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される正極開回路電位理論値曲線と前記二次電池の負極合材の成分の少なくとも1つの成分の含有量から算出される負極開回路電位理論値曲線との差から算出される理論値充電率電圧曲線を生成する理論値生成処理と、
    前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差の大きさを示す評価値を算出する評価関数を用いて前記評価値を算出する評価値算出処理と、
    前記フィッティング関数において前記正極開回路電位理論値曲線及び前記負極開回路電位理論値曲線の少なくとも一方に対して曲線を充電率方向にシフトさせるシフト量パラメータと、曲線の前記充電率方向の長さを調節するスケーリング率パラメータと、を変化させながら前記理論値生成処理及び前記評価値算出処理とを繰り返し、前記評価値が最小となる前記シフト量パラメータを前記二次電池の劣化度として出力する解析処理と、をコンピュータの演算部に実行させ、
    前記評価関数は、前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との全体の差を示す全体評価項と、充電率が高い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す高充電率領域評価項と、充電率が低い領域における前記理論値充電率電圧曲線と前記実測値充電率電圧曲線との差を示す低充電率領域評価項と、を有し、前記高充電率領域評価項と前記低充電率領域評価項は、前記全体評価項よりも高い重み付けがなされている二次電池の劣化度計算プログラム。
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