JP2024053957A - 光検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光センサに適切なバイアス電圧を印加し、光センサの特性を向上させることができる光検出装置を提供する。【解決手段】本実施形態による光検出装置は、第1光源と、第1光源とは特性の異なる第2光源と、第1および第2光源を収容する筐体と、第1光源から出射された第1光が筐体の外部にある対象物に反射した第1反射光を検出する第1光センサと、第2光源から出射された第2光が筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する第2光センサと、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、光検出装置に関する。
ToF(Time of Flight)等の測距機能を有する光検出装置では、SPAD(Single-Photon Avalanche Diode)等の光センサを用いて物体からの反射光を検出することが多い。光センサに印加するバイアス電圧が適切でないと、特性が劣化し、感度の低下または暗電流の増大に繋がる。従って、光センサに印加するバイアス電圧を適切に調整する必要がある。
特開2021-056016号公報 特開2019-132640号公報
光センサに適切なバイアス電圧を印加し、光センサの特性を向上させることができる光検出装置を提供する。
本開示の一側面の光検出装置は、第1光源と、第1光源とは特性の異なる第2光源と、第1および第2光源を収容する筐体と、第1光源から出射された第1光が筐体の外部にある対象物に反射した第1反射光を検出する第1光センサと、第2光源から出射された第2光が筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する第2光センサと、を備える。
第2光の波長は、第1光の波長と異なる。
第1光源は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)であり、第2光源は、LED(Light Emitting Diode)である。
第1および第2光源の駆動信号は異なるタイミングで活性化される。
光検出装置は、第1光センサの画素の第1画素信号をAD(Analog-to-Digital)変換し、第1画素信号のデジタル信号を出力する第1画素回路と、第2光センサの画素の第2画素信号の電圧値を保持し、該第2画素信号の電圧値をアナログ信号で出力する第2画素回路と、をさらに備える。
光検出装置は、第1反射光を検出するときに第1光センサにアナログ信号に基づいたバイアス電圧を印加する制御部をさらに備える。
第1および第2光源が第1および第2光を交互に出射し、制御部は、第2光によって得られたアナログ信号に基づいて、次の第1光が検出されるときのバイアス電圧を設定する。
制御部は、第1画素信号のデジタル信号を出力している期間にバイアス電圧を設定する。
制御部は、第1光源が第1光を射出した後、第2光源が第2光を射出する前に、第1光源からの次の第1光が検出されるときのバイアス電圧を設定する。
第1および第2光源は、第1光および第2光を同時に出射する。
制御部は、第2光源が第2光を射出した後、第1光源が第1光を射出する前に、該第1光が検出されるときのバイアス電圧を設定する。
光検出装置は、筐体内に設けられ、第1反射光の所定周波数帯の光を第1光センサへ通過させるフィルタをさらに備え、第1部材はフィルタである。
第1光のフィルタに対する透過率は、第2光のフィルタに対する透過率よりも高く、第1光のフィルタに対する反射率は、第2光のフィルタに対する反射率よりも低い。
第1および第2光センサは、1つの半導体チップ上に設けられている。
光検出装置は、第1光源と第2光源との間に設けられ、第1および第2光を遮る壁をさらに備える。
光検出装置は、第1光源と第2光源との間に設けられ、第1および第2光を遮る壁をさらに備え、第1および第2光センサは、1つの半導体チップに設けられ、壁は半導体チップ上には設けられていない。
第1画素信号のデジタル信号は、第1光センサから対象物までの距離の測定に用いられる。
本開示の他の側面の光検出装置は、第1光源と、第1光源とは特性の異なる第2光源と、第1および第2光源を収容する筐体と、第1光源から出射された第1光の第1反射光を検出する第1光センサと、第2光源から出射された第2光の第2反射光を検出する第2光センサと、第2光センサからの第2画素信号の電圧値に基づいて、第1反射光を検出するときに第1光センサに印加するバイアス電圧を設定する制御部とを備える。
光検出装置は、第1光センサの第1画素信号をAD変換し、第1画素信号のデジタル信号を出力する第1画素回路と、第2光センサの第2画素信号の電圧値を保持し、該第2画素信号の電圧値をアナログ信号で出力する第2画素回路と、をさらに備える。
第2光センサは、第2光が筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する。
第1部材は、第1光の透過率が第2光の透過率よりも高く、かつ、第1光の反射率が第2光の反射率よりも低い。
光検出装置は、第1光源と第2光源との間に設けられ、第1および第2光を遮る壁をさらに備える。
第1および第2光センサは、1つの半導体チップに設けられ、壁は半導体チップ上には設けられていない。
第1画素信号のデジタル信号は、第1光センサから対象物までの距離の測定に用いられる。
第1実施形態に係る電子機器の構成例を示す図。 測距モジュールの構成例を示す断面図。 測距モジュールの構成例を示す平面図。 測距センサのチップ構成の一例を示す概略図。 受光部の構成例を示す平面図。 受光部およびセンサ制御回路の構成例を示すブロック図。 タイミング検出回路およびサンプル・ホールド回路の構成例を示すブロック図。 第1実施形態による測距モジュールの動作の一例を示すタイミング図。 第2実施形態による測距モジュールの動作の一例を示すタイミング図。 第3実施形態による測距モジュールの動作の一例を示すタイミング図。 第4実施形態による測距モジュールの構成例を示すタ平面図。 光学フィルタの特性例を示すグラフ。 第6実施形態によるセンサ制御回路の一部の構成例を示す回路図。 移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図。 撮像部の設置位置の例を示す図。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電子機器11の構成例を示す図である。電子機器11は、ToF法を用いて、測定対象となる物体12までの距離を測定する測距機能を備える電子機器である。電子機器11は、例えば、測距機能のみを備えていてもよいし、他の機能を備えていてもよい。電子機器11は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、デジタルカメラ、自動車等の電子機器からなる。
電子機器11は、操作部21、制御部22、測距モジュール23、表示部24、及び、記憶部25を備える。
操作部21は、例えば、スイッチ、ボタン、キーボード、タッチパネル等の電子機器11の操作を行うための各種の操作デバイスを備える。操作部21は、操作内容を示す操作信号を制御部22に供給する。
制御部22は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備える。制御部22は、例えば、操作部21からの操作信号等に基づいて、電子機器11の各部の制御を行ったり、記憶部25に記憶されているプログラムを実行することにより、所定の処理を行ったりする。例えば、制御部22は、測距モジュール23の測定結果に基づく処理を行う。
測距モジュール23は、物体12までの距離の測定を行うモジュールである。測距モジュール23は、光源部31、光源用レンズ32、撮像用レンズ33、及び、測距センサ34を備える。物体12は、電子機器11の外部にある任意の物である。
第1光源としての光源部31は、測距センサ34の光源制御回路42の制御の下に、パルス状の光である第1光としての出射光を出射する。出射光は、光源用レンズ32を透過して物体12に照射され、物体12により反射された第1反射光としての反射光が撮像用レンズ33を透過し、受光部43に入射する。一方、光源部31は遮光壁36によって光源部35および受光部43から光学的に遮蔽されている。よって、光源部31からの照射光は、測距モジュール23の筐体の内部において反射してあるいは直接に受光部43へ入射しない。光源部31は、例えば、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)構造を有し、レーザ光を出射光として出射する。光源部31からの出射光の波長は、測距モジュール23の用途に応じて任意に選択されるが、光源用レンズ32を充分に透過する波長であることが好ましい。
光源用レンズ32は、光源部31の発光面に対向する位置に設けられたレンズであり、光源部31からの出射光を透過させ、その出射光の整形等に用いられる。
撮像用レンズ33は、受光部43の受光面に対向する位置に設けられたレンズであり、物体12からの反射光を透過させ、その反射光を用いて物体12の像を受光部43の受光面に結像させる。
第2光源としての光源部35は、光源制御回路42の制御の下に、パルス状の出射光を出射する。光源部35からの出射光は、測距モジュール23の筐体の内部の部材に照射され、その部材により反射された第2反射光としての反射光が受光部43に入射する。光源部35は遮光壁36によって光源部31から遮蔽されているが、受光部43とは光学的に遮蔽されていない。よって、光源部35からの照射光は、測距モジュール23の筐体の内部において反射して受光部43へ入射し得る。光源部35は、光源部31とは特性の異なる光源であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。この場合、光源部35からの出射光は、レーザ光ではなく、通常光となる。光源部35からの出射光の波長は、測距モジュール23の用途に応じて任意に選択されるが、光源部35の照射光を反射する部材が該出射光を充分に反射する波長であることが好ましい。
測距センサ34は、物体12までの距離の測定を行うセンサである。測距センサ34は、タイミング制御回路41、光源制御回路42、受光部43、及び、センサ制御回路44を備える。
タイミング制御回路41は、制御部22の制御の下に、測距モジュール23の測距タイミングを制御する回路である。例えば、タイミング制御回路41は、光源部31から出射光を出射するタイミングを制御する出射制御信号を光源制御回路42に供給する。また、例えば、タイミング制御回路41は、クロック信号、並びに、測距時間の測定を開始するスタート信号及び停止するストップ信号をセンサ制御回路44に供給する。
光源制御回路42は、光源部31から出射光(以下、第1光ともいう)を出射するタイミング、及び、出射光の光量等の制御を行う。また、光源制御回路42は、光源部35から出射光(以下、第2光ともいう)を出射するタイミング、及び、出射光の光量等の制御を行う。
受光部43は、図1では図示しないが、後述するように、物体12からの反射光(以下、第1反射光ともいう)を受光する第1光センサと、測距モジュール23の筐体内部で反射する反射光を受光する第2光センサ(以下、第2反射光ともいう)とを備える。第1および第2光センサは、2次元的に配列された複数の画素を備える。受光部43は、第1反射光の受光量に応じた画素信号をセンサ制御回路44に出力し、第2反射光の受光量に応じた画素信号をセンサ制御回路44に出力する。
センサ制御回路44は、受光部43からの画素信号に基づいて、光源部31が第1光を出射してから受光部の第1光センサが第1反射光を受光するまでの測距時間を検出する。この測距時間は、センサ制御回路44または制御部22において演算処理され、電子機器11から物体12までの距離を算出する。尚、センサ制御回路44は、第1光の出射時刻をタイミング制御回路41から得ればよい。また、センサ制御回路44は、受光部43の第2光センサからの画素信号に基づいて、第1光センサに印加するバイアス電圧を設定し、第1反射光を検出するときに該バイアス電圧を第1光センサに印加する。
表示部24は、例えば、ディスプレイ等の表示デバイスを備える。表示部24は、例えば、物体12の各部までの距離の測定結果、測距を行うための操作画面、あるいは、第1光センサに印加するバイアス電圧の値を表示する。
記憶部25は、制御部22の処理に必要なデータ、プログラム、制御部22、及び、センサ制御回路44の処理により得られたデータ等を記憶する。例えば、記憶部25は、物体12の各部までの距離の測定結果を示す3次元の距離データを記憶する。また、記憶部25は、第1光センサに印加するバイアス電圧の推移を記憶する。
図2は、測距モジュール23の構成例を示す断面図である。図3は、測距モジュール23の構成例を示す平面図である。図2に示すように、測距モジュール23は、支持基板10と、筐体20と、光源部31、35と、レンズ32、33と、測距センサ34と、遮光壁36と、光源ドライバ40と、回折光学素子(DOE(Diffractive Optical Element))60と、光学フィルタ90とを備えている。
支持基板10は、測距モジュール23の各構成要素を搭載する基板であり、剛性を有し、電気的に絶縁性の材料で構成されている。支持基板10には、例えば、樹脂、絶縁性金属等が用いられる。
筐体20は、測距モジュール23の各構成要素を支持基板10との間に収容し、各構成要素を支持基板10に対して固定している。また、筐体20は、光源部31からの第1光を外部へ出射可能にし、かつ、第1反射光R1を入射可能に構成されている。筐体20には、例えば、樹脂または絶縁性金属等の絶縁性材料が用いられている。
光源部31は、上述の通り、パルス状の第1光L1を出射する。第1光L1は、光源用レンズ32、DOE60を透過して物体12に照射され、物体12により反射された第1反射光R1として撮像用レンズ33を透過し、受光部43の第1光センサ43aに入射する。光源部31は、例えば、VCSEL構造を有し、第1光および第1反射光はレーザ光である。
光源部35は、上述の通り、光パルス状の第2光L2を出射する。第2光L2は、筐体20の内部の光学フィルタ90に照射され、光学フィルタ90に反射した第2反射光R2が受光部43の第2光センサ43bに入射する。光源部35は、例えば、LEDであり、第2光および第2反射光は、レーザ光ではない通常光である。なお、光源部35はレンズ33の直下には設けられず、筐体が直上にあってもよい。
レンズ32は、第1光L1を透過させ整形する。レンズ33は、第1反射光R1を透過させ第1光センサ43aに集光させる。
DOE60は、第1光L1を回折させて外部へ出射する。
測距センサ34は、1つの半導体チップとして構成されており、半導体基板上に設けられた受光部43を備える。受光部43は、第1光センサ43aと、第2光センサ43bとを1つの半導体チップに備えている。また、図1に示すタイミング制御回路41、光源制御回路42およびセンサ制御回路44も、同一の半導体チップ内に設けられていてもよい。尚、図4に示すように、測距センサ34は、画素チップ201と、回路チップ202との積層チップであってもよい。図4は、測距センサ34のチップ構成の一例を示す概略図である。この場合、受光部43は、画素チップ201に設けられる。タイミング制御回路41、光源制御回路42およびセンサ制御回路44等の回路は、回路チップ202に設けられる。画素チップ201と回路チップ202は、TSV(Through Silicon Via)等のビアを介して電気的に接続されてもよく、あるいは、Cu-Cu接合やバンプ接合で電気的に接続されていてもよい。
図2を再度参照する。受光部43は、第1光センサ43aおよび第2光センサ43bを含む。第1光センサ43aは、第1光L1が筐体20の外部にある物体12に反射した第1反射光R1を検出する。第1光センサ43aは、2次元的に配列された複数の画素を備える。第1光センサ43aには、例えば、SPAD等の光センサを用いている。第1光センサ43aは、第1反射光R1の受光量に応じた画素信号をセンサ制御回路44に出力する。このとき、第1光センサ43aからの画素信号は、AD(Analog-to-Digital)変換されて、画素信号のデジタル信号として出力される。
第2光センサ43bは、第2光L2が筐体20の内部にある光学フィルタ90に反射した第2反射光R2を検出する。第2光センサ43bは、2次元的に配列された複数の画素を備える。第2光センサ43bは、第1光センサ43aとは離間した位置に設けられているが、第2光センサ43bにも、例えば、SPAD等の光センサを用いている。第2光センサ43bのフォトダイオードは、第1光センサ43aのフォトダイオードの構成と同じであることが好ましい。これにより、第2光センサ43bは、第1光センサ43aが第1反射光R1を検出するときに第1光センサ43aに印加する逆バイアス電圧を設定するために用いることができる。また、第1光センサ43aと第2光センサ43bを同時に製造可能になる。第2光センサ43bは、第2反射光によって反応した第2光センサ43bのカソード電圧(クエンチ電圧)を画素信号としてセンサ制御回路44に出力する。このとき、第2光センサ43bからの画素信号は、その電圧値を示すアナログ信号として出力される。第1光センサ43aに印加する逆バイアス電圧は、このアナログ信号に基づいて設定される。
このように、光源部35および第2光センサ43bは、第1光センサ43aに印加する逆バイアス電圧を設定するバイアス調整用の光源および光センサである。光源部31および第1光センサ43aは、測距モジュール23から物体12までの距離を測定する測距用の光源および光センサである。
遮光壁36は、光源部31と光源部35との間に設けられ、第1光L1および第2光L2を遮る。従って、第1光L1は、測距センサ34側へ進入せず、逆に、第2光L2は、光源部31側へ進入しない。遮光壁36は、筐体20と支持基板10との間に設けられている。遮光壁36の下端は、支持基板10の表面に接続されており、その上端は筐体20に接続されている。遮光壁36には、例えば、樹脂または金属等の不透明材料が用いられる。遮光壁36は、筐体20と同一材料で一体として形成されていてもよい。
遮光壁36は、受光部43の半導体チップ上には設けられていない。遮光壁36が半導体チップ上に設けられている場合、半導体チップの光学的特性または電気的特性が変化する。また、半導体チップの光学的特性または電気的特性を維持するために、遮光壁36の設計が困難になるおそれがある。これに対し、本実施形態では、遮光壁36は、受光部43の半導体チップ上には設けられていない。これにより、受光部43の光学的特性または電気的特性を変化させることなく、測距モジュール23の組み立てが容易になる。
図3に示すように、遮光壁36は、光源部31およびレンズ32等のある第1光L1の発光側と、受光部43およびレンズ33等のある第1反射光R1の受光側との間を光学的に分離するように設けられている。遮光壁36は、第1光L1の出射方向から見て、測距モジュール23の中心部を二分するように設けられている。
光源ドライバ40は、光源部31、35を駆動し発光させる。
光学フィルタ90は、例えば、バンドパスフィルタであり、第1反射光R1の所定周波数帯の光を第1光センサ43aへ通過させる。一方、光学フィルタ90は、第2光L2については第2光センサ43bへ反射する。図12に示すように、第1光L1の光学フィルタ90に対する透過率は、第2光L2の光学フィルタ90に対する透過率よりも高い。また、第1光L1の光学フィルタ90に対する反射率は、第2光L2の光学フィルタ90に対する反射率よりも低い。このように光学フィルタ90が第1光L1を透過させ、第2光L2を反射するように、光学フィルタ90の材料、第1光L1の波長、第2光L2の波長、および、光源部35と第2光センサ43bとの相対位置を設定する。例えば、光源部35と第2光センサ43bとの相対位置によって、光学フィルタ90への第2光L2の入射角が決まる。従って、光学フィルタ90への第2光L2の入射角が臨界角に近くなるようにあるいは臨界角以上となるように、光源部35と第2光センサ43bとの位置関係を設定する。
図5は、受光部43の構成例を示す平面図である。第1および第2光センサ43a、43bは、それぞれフォトダイオードおよび画素回路を含む複数の画素によって構成されている。複数の画素は、第1および第2光センサ43a、43bにおいて、例えば、行列状に二次元配置されている。第1および第2光センサ43a、43bを構成する複数の画素は、例えば、同一の構成のSPADを有していている。第1および第2光センサ43a、43bの画素回路の構成は互いに異なる。
図6は、受光部43およびセンサ制御回路44の構成例を示すブロック図である。第1光センサ43aの画素は、測距用画素である。第1光センサ43aの各画素は、SPAD211と、p型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ381と、インバータ382とを備える。トランジスタ381およびインバータ382が第1光センサ43aの各画素の画素回路(第1画素回路)を構成している。
SPAD211のアノードは低レベル電圧源(基準電圧源)に接続されている。SPAD211のカソードは、トランジスタ381のドレインに接続されている。トランジスタ381のソースは、電源VEに接続されている。トランジスタ381のゲートは、センサ制御回路44からの制御信号RCH1を受ける。トランジスタ381とSPAD211との間のセンスノードVs1は、インバータ382の入力に接続されている。インバータ382の出力は、センサ制御回路44に接続されている。
制御信号RCH1は、センスノードVs1をリチャージするときに低レベル電圧に立ち下がる(ロウアクティブ)。制御信号RCH1が低レベル電圧に立ち下がると、トランジスタ381が導通状態となり、センスノードVs1が電源VEにより高レベル電圧に充電される。このとき、インバータ382は、論理ロウをセンサ制御回路44へ出力する。センスノードVs1が充電されると、制御信号RCH1が高レベル電圧に立ち上がり、トランジスタ381が非導通状態となり、センスノードVs1は高レベル電圧の状態を維持する。
センスノードVs1が充電されると、SPAD211には、センスノードVs1と低レベル電圧源との間で逆バイアス電圧が印加される。第1反射光R1のフォトンが、逆バイアス状態のSPAD211に入射すると、SPAD211がアバランシェ増倍してセンスノードVs1の電荷が低レベル電圧源側へ瞬時に流れる。これにより、センスノードVs1は、高レベル電圧から低レベル電圧へ低下し、インバータ382の出力が論理ロウから論理ハイへ反転する。その後、SPAD211は、アバランシェ降伏前の状態に戻る(クエンチング)。その後、制御信号RCH1が再度、低レベル電圧に立ち下がり、センスノードVs1が電源VEにより高レベル電圧にリチャージされる。このとき、インバータ382の出力は、論理ロウに戻る。
このように、第1光センサ43aのSPAD211はフォトンの入射を検知し、画素回路はフォトンの入射ごとにパルス信号をセンサ制御回路44へ出力することができる。即ち、トランジスタ381およびインバータ382を含む画素回路は、第1光センサ43aの画素の画素信号(センスノードVs1の電圧値)をAD(Analog-to-Digital)変換し、該画素信号のバルス信号(デジタル信号)を出力する。
センサ制御回路44は、光源部31の発光から第1光センサ43aからのパルス信号までの期間を測定することによって測距モジュール23から物体12までの距離を算出する。
第2光センサ43bの画素は、第1光センサ43aの各画素のSPAD211に印加する逆バイアス電圧を調整するための画素である。第2光センサ43bの各画素は、SPAD212と、p型MOSトランジスタ311と、タイミング検出回路320と、サンプル・ホールド回路330と、バッファ340、350とを備える。トランジスタ311、タイミング検出回路320、サンプル・ホールド回路330、および、バッファ340、350が第2光センサ43bの各画素の画素回路(第2画素回路)を構成している。
SPAD212のアノードは低レベル電圧源(基準電圧源)に接続されている。SPAD212のカソードは、トランジスタ311のドレインに接続されている。トランジスタ311のソースは、電源VEに接続されている。トランジスタ311のゲートは、センサ制御回路44からの制御信号RCH2を受ける。トランジスタ311とSPAD212との間のセンスノードVs2は、バッファ340の入力およびタイミング検出回路320に接続されている。タイミング検出回路320およびバッファ340の出力は、サンプル・ホールド回路330に接続されている。サンプル・ホールド回路330の出力は、バッファ350の入力に接続されている。バッファ350の出力は、センサ制御回路44に接続されている。
制御信号RCH2は、センスノードVs2をリチャージするときに低レベル電圧に立ち下がる(ロウアクティブ)。制御信号RCH2が低レベル電圧に立ち下がると、トランジスタ311が導通状態となり、センスノードVs2が電源VEにより高レベル電圧に充電される。このとき、バッファ340が、センスノードVs2の電圧(アナログ値)をサンプル・ホールド回路330へ出力する。
サンプル・ホールド回路330は、タイミング検出回路320の制御を受けて、所定のタイミングで、第2画素信号としてのセンスノードVs2の電圧をサンプリングして、その電圧を保持する。
タイミング検出回路320は、センスノードVs2の電圧に基づいて、所定のタイミングでパルス信号をサンプル・ホールド回路330へ出力する。サンプル・ホールド回路330は、タイミング検出回路320からのパルス信号を受けてセンスノードVs2の電圧をサンプリングして、その電圧を保持する。
バッファ350は、サンプル・ホールド回路330で保持されたセンスノードVs2の電圧をセンサ制御回路44へ出力する。
図7は、タイミング検出回路320およびサンプル・ホールド回路330の構成例を示すブロック図である。
サンプル・ホールド回路330は、上記機能を実行するために、スイッチ331および容量素子332等で構成すればよい。スイッチ331は、バッファ340とバッファ350との間に接続されており、タイミング検出回路320からのパルス信号によって導通状態または非導通状態となる。容量素子332は、スイッチ331とバッファ350との間のノードと基準電圧(例えば、グランド)との間に接続されており、センスノードVs2の電圧に応じた電荷を蓄積することができる。
タイミング検出回路320は、このような機能を実行するために、インバータ回路321およびパルス生成回路370等で構成すればよい。インバータ回路321は、センスノードVs2の電圧レベルを反転させてパルス生成回路370に出力する。パルス生成回路370は、インバータ回路321からの出力電圧レベルに応じてパルス信号を所定時間だけ遅延させてスイッチ331へ出力する。
センスノードVs2が充電されると、SPAD212には、センスノードVs2と低レベル電圧源との間で逆バイアス電圧が印加される。第2反射光R2のフォトンが、逆バイアス状態のSPAD212に入射すると、SPAD212がアバランシェ増倍してセンスノードVs2の電荷が低レベル電圧源側へ瞬時に流れる。これにより、センスノードVs2は、センスノードVs2の電圧変化から所定の遅延時間だけ経過後に、パルス信号を出力する。サンプル・ホールド回路330は、タイミング検出回路320からのパルス信号を受けて、スイッチ331をパルス信号の期間だけ導通状態にする。これにより、サンプル・ホールド回路330は、センスノードVs2の電圧(アナログ値)を容量素子332にサンプリングし、保持する。センスノードVs2の電圧は、容量素子332に保持されて、サンプル・ホールド回路330からセンサ制御回路44へ出力される。
このように、第2光センサ43bのSPAD211はフォトンの入射を検知し、センスノードVs2の電圧をセンサ制御回路44へ出力することができる。即ち、第2光センサ43bの各画素の画素回路は、第2光センサ43bの画素の画素信号(センスノードVs2の電圧値)をアナログ信号として出力する。
センサ制御回路44は、第2光センサ43bの画素の画素信号に基づいて、第1光センサ43aのSPAD211へ印加する逆バイアス電圧を設定する。これにより、センサ制御回路44は、温度などの感光変化による第1光センサ43aの電気的特性のばらつきに適応した逆バイアス電圧をSPAD211へ印加することができる。その結果、測距モジュール23の測距精度が最適化され、第1光センサ43aの特性を向上させることができる。
本実施形態による測距モジュール23は、互いに特性の異なる光源部31、35を備える。光源部31は、測距用の光源として用いられ、光源部35は、第1光センサ43aのSPAD211に印加する逆バイアス電圧を調整するために用いられる。図2に示すように、光源部35は遮光壁36によって光源部31から光学的に分離されている。従って、第1光L1は、測距モジュール23の内部では第1および第2光センサ43a、43b側に入射しない。逆に、第2光L2は、測距モジュール23の内部で、第1光センサ43aの発光側に入射しない。従って、測距用の光源部31は、レーザ発光素子(例えば、VCSEL)で構成されるが、バイアス電圧調整用の光源部35は、通常光を出射する発光素子(例えば、LED)で構成可能である。LEDは、VCSELに比べて安価であり、コスト増は非常に小さい。また、第1光センサ43aのバイアス電圧を調整する際に、測距用の光源部31を共通で使用する必要がない。従って、光源部31からの第1光L1の一部を測距モジュール23の内部で反射させて、第2光センサ43bへ入射させる必要はない。よって、本実施形態による測距モジュール23は、製造コストが限定的であり、かつ、構成がシンプルになる。さらに、光源部31、35は同時に発光しても遮光壁36が第1および第2光L1、L2のコンタミネーションを抑制することができる。
尚、光源部31は、VCSEL以外のレーザ発光素子でもよい。光源部35は、LED以外の発光素子でもよい。
次に、本実施形態による測距モジュール23の動作を説明する。
図8は、第1実施形態による測距モジュール23の動作の一例を示すタイミング図である。横軸は時間を示す。信号FSYNCは、フレーム同期信号であり、測距開始を示す信号である。
まず、時点t1において信号FSYNCが立ち上がると測距動作が開始され、光源部35が第2光L2を出射する。t1~t2において、光源部35が第2光L2を出射し、第2光センサ43bが第2反射光R2を検出する。第2光L2は、光学フィルタ90に反射して第2光センサ43bに第2反射光R2として入射する。これにより、センサ制御回路44は、第2光センサ43bからの画素信号(第2反射光R2に応じた電圧値)に基づいて、第1光センサ43aのSPAD211へ印加する逆バイアス電圧を設定する。
次に、t2~t3において、光源部31が第1光L1を出射する。第1光L1は、外部の物体12に反射して第1光センサ43aに第1反射光R1として入射する。
本実施形態では、このときまだ、第1光センサ43aへの逆バイアス電圧は、フィードバックされていない。従って、t2~t3では、第1光センサ43aへの逆バイアス電圧は、まだ適切化されていない。
次に、t3~t4において、センサ制御回路44が、第1光センサ43aからの画素信号を制御部22へ読み出す。制御部22は、第1光センサ43aからの画素信号を受けて、光源部31による第1光L1の出射から第1光センサ43aによる第1反射光R1の検出までの時間に基づいて、測距モジュール23から物体12までの距離を算出する。
また、t3~t4において、画素信号の読出しと同時に、t1~t2において設定された第1光センサ43aへの逆バイアス電圧が、フィードバックされる。これにより、第1光センサ43aが次に第1反射光R1を検出する際に、第1光センサ43aの各画素のSPAD211に印加する逆バイアス電圧は適切化される。即ち、t5~t6において、第1光センサ43aが第1反射光R1を検出する際には、第1光センサ43aの各画素のSPAD211に印加する逆バイアス電圧は、現状の環境に適合した電圧に設定され得る。
その後、t4~t7は、t1~t4と同じ動作(以下、測距サイクルとも言う)を繰り返す。t1~t4、t4~t7の動作は、さらに繰り返されてよい。
このように、本実施形態では、光源部31、35が第1および第2光L1、L2を交互に出射する。そして、センサ制御回路44は、第2光L2によって得られた第2光センサ43bの画素信号(アナログ信号)に基づいて、次の第1光L1が検出されるときの第1光センサ43aのSPAD211に印加する逆バイアス電圧を設定する。また、本実施形態では、センサ制御回路44は、第1光センサ43aの画素信号のデジタル信号を出力している読出し期間(例えば、t3~t4)に逆バイアス電圧をフィードバックし、第1光センサ43aに設定する。これにより、第1光センサ43aが次に第2反射光R2を検出するときには、すでに現状の環境に適合した電圧に設定され得る。第1光センサ43aの画素信号の読出し期間と逆バイアス電圧のフィードバック期間を重複させることによって、1つの測距サイクル(例えば、t1~t4またはt4~t7)が、短時間で済む。即ち、フレームレートを高速にすることができる。
センサ制御回路44は、光源部31が第1光L1(例えば、t2~t3で発光されるL1)を射出した後、光源部35が第2光L2(例えば、t4~t5で発光されるL2)を射出する前に、次の第1光L1(例えば、t5~t6で発光されるL1)が検出されるときの第1光センサ43aの逆バイアス電圧を設定する。この場合、最初の測距サイクルの第1光L1(例えば、t2~t3で発光されるL1)による測距精度は低くなる。しかし、その後、第2サイクル以降の第1光L1(例えば、t5~t6で発光されるL1)による測距精度は高くなる。よって、制御部22は、最初の測距サイクルで算出された距離を破棄し、第2サイクル以降で算出された距離を採用して物体12までの距離を求めればよい。これにより、本実施形態による測距モジュール23は、測距精度を高めることができる。
また、光源部31、35の駆動信号は異なるタイミングで活性化され、第1および第2光L1、L2は互いに異なるタイミングで出射されている。従って、第1光L1または第2光L2は、遮光壁36によって互いに光学的に分離され、かつ、時間的にも分離されている。従って、第1および第2光L1、L2の漏洩をさらに確実に抑制することができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態による測距モジュール23の動作の一例を示すタイミング図である。第2実施形態では、t1、t3に示すように、光源部31、35が、第1光L1と第2光L2を同時に出射している。遮光壁36が光源部31と光源部35との間を光学的に遮蔽しているので、第1光L1と第2光L2が同時に出射されても両者は混合しない。また、図3に示すように、第2光センサ43bは、第1光センサ43aとは離間した位置に設けられている。これにより、第1反射光R1および第2反射光R2は、それぞれ混合することなく、第1光センサ43aおよび第2光センサ43bへ同時に入射することができる。
光源部35による第2光L2の出射時間は、光源部31の第1光L1の出射時間よりも短くてよい。第2光L2は、第1光センサ43aの逆バイアス電圧を調整するために用いられるだけなので、短時間の出射でもよい。一方、第1光L1は、外部へ出射され、物体12との距離を測定するために用いられるため、第2光L2よりも長い時間の出射が好ましい。
第2光L2の出射期間は、第1光L1の出射期間に重複しているので、光源部31、35の出射から次の光源部31、35の出射までの測距サイクルが短縮化され得る。
第2実施形態の測距モジュール23の構成およびその他の動作は、第1実施形態の構成および動作と同様でよい。よって、第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果も得ることができる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態による測距モジュール23の動作の一例を示すタイミング図である。第3実施形態では、センサ制御回路44は、光源部35が第2光L2を出射した後、光源部31が第1光L1を射出する前に、第1光センサ43aの逆バイアス電圧を調整し、設定する。即ち、各測距サイクルにおいて、センサ制御回路44は、第1光センサ43aの逆バイアス電圧を調整した後に、第1光L1を出射する。従って、最初の測距サイクルにおいてから、第1光センサ43aの画素のSPAD211に印加される逆バイアス電圧は、現状の環境に適合した電圧に調整されている。これにより、第3実施形態による測距モジュール23は、測距精度をさらに高めることができる。
第3実施形態の測距モジュール23の構成およびその他の動作は、第1実施形態の構成および動作と同様でよい。よって、第3実施形態は、第1実施形態と同様の効果も得ることができる。
ただし、第1光センサ43aの画素信号の読出し期間(例えば、t4~t5)と逆バイアス電圧のフィードバック期間(例えば、t2~t3)は重複せず、第2光L2の出射期間と第1光L1の出射期間も重複していない。1つの測距サイクルは、第2光L2の出射、逆バイアス電圧のフィードバックおよび設定、第1光L1の出射、第1光センサ43aの画素信号の読出しをこの順に連続して実行する。従って、第3実施形態の測距サイクルは、第1または第2実施形態のそれよりも長くなる。
(第4実施形態)
図11は、第4実施形態による測距モジュール23の構成例を示すタ平面図である。第4実施形態による測距モジュール23は、第2光センサ43bが第1光センサ43a内に設けられている。即ち、第1および第2光センサ43a、43bが1つの画素領域内に設けられている。この場合、遮光壁36が光源部31と光源部35とを光学的に分離し、かつ、図8または図10に示すように、第1および第2光L1、L2の発光タイミングを相違させる。これにより第2光センサ43bを第1光センサ43a内に設けても、第1反射光R1および第2反射光R2は、それぞれ混合させることなく、第1光センサ43aおよび第2光センサ43bに入射させることができる。この場合、第1および第2光センサ43a、43bの画素および画素回路は、入射光の漏れ光を考慮せずに、比較的自由に設計することができる。
第4実施形態のその他の構成および動作は、第1~第3実施形態のいずれかと同様でよい。これにより、第4実施形態は、第1~第3実施形態のいずれかの効果も得ることができる。
(第5実施形態)
図12は、光学フィルタ90の特性例を示すグラフである。このグラフの横軸は、入射光の波長を示す。縦軸は、光学フィルタ90の反射率を示す。複数の曲線は、光学フィルタ90に対する光の入射角において異なる。
様々な入射角に対して、反射率の高い入射光の波長としてWL1が選択できる。波長WL1を有する光を第2光L2として選択することによって、光源部35および第2光センサ43bの配置の自由度が高くなる。また、様々な入射角に対して透過率の高い(反射率の低い)入射光の波長としてWL2が選択できる。波長WL2を有する光を第1光L1として選択することによって、光源部31および第1光センサ43aの配置の自由度が高くなる。第1光L1の光学フィルタ90に対する透過率は、第2光L2の光学フィルタ90に対する透過率よりも高い。また、第1光L1の光学フィルタ90に対する反射率は、第2光L2の光学フィルタ90に対する反射率よりも低い。このように、第1および第2光L1、L2の波長を互いに相違させることによって、光学フィルタ90が第1光L1を透過させつつ、第2光L2を反射させることが容易になる。例えば、第1光L1は、波長約940nmのレーザ光であり、2光L2は、波長約850nmの通常光でもよい。
第5実施形態のその他の構成および動作は、第1~第4実施形態のいずれかと同じでよい。これにより、第5実施形態は、第1~第4実施形態のいずれかと同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図13は、第6実施形態によるセンサ制御回路44の一部の構成例を示す回路図である。画素間平均取得部510には、複数の抵抗511と、容量512とが配置される。抵抗511は、第2光センサ43bの画素ごとに配置される。時間平均取得部520には、可変抵抗521および可変容量522が配置される。電位制御部530には、アンプ531が配置される。
画素間平均取得部510において、抵抗511の一端は、第2光センサ43bの各画素に接続され、他端は容量512の一端と時間平均取得部520とに接続される。すなわち、複数の抵抗511は、第2光センサ43bの複数の画素と、容量512との間において並列に接続される。容量512の他端は、接地電位に接続される。これらの抵抗511により、第2光センサ43bの複数の画素のサンプル・ホールド回路330で保持された電位Vs_mの平均の電位が画素間平均Vs_SHAVpとして生成され、容量512に保持される。画素間平均の取得により、画素間の保持電位Vs_mのばらつきによる悪影響を抑制することができる。
また、時間平均取得部520において、可変抵抗521の一端は、画素間平均取得部510に接続され、他端は、可変容量522の一端と電位制御部530とに接続される。可変容量522の他端は、接地電位に接続される。これらの可変抵抗521および可変容量522からなる回路は、画素間平均Vs_SHAVpの時間平均Vs_SHAVtを生成するアナログのローパスフィルタとして機能する。
電位制御部530において、アンプ531の反転入力端子(-)には、時間平均Vs_SHAVtが入力され、非反転入力端子(+)には、所定の電源電位VREFが入力される。アンプ531は、次の式により、それらの比較結果を逆バイアス電圧VSPADとして生成し、第1光センサ43aの各画素のSPAD211のアノードに供給する。逆バイアス電圧VSPADは、式1で表される。
VSPAD=Av(VREF-Vs_SHAVt) (式1)
尚、上式において、Avは、アンプ531の利得である。
第6実施形態のその他の構成および動作は、第1~第5実施形態のいずれかと同じでよい。これにより、第6実施形態は、第1~第5実施形態のいずれかと同様の効果を得ることができる。
(移動体への応用例)
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図14は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図14に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(Interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12030に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図14の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図15は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図15では、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図15には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031等に適用され得る。
なお、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
第1光源と、
第1光源とは特性の異なる第2光源と、
第1および第2光源を収容する筐体と、
第1光源から出射された第1光が筐体の外部にある対象物に反射した第1反射光を検出する第1光センサと、
第2光源から出射された第2光が筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する第2光センサと、を備える光検出装置。
(2)
第2光の波長は、第1光の波長と異なる、(1)に記載の光検出装置。
(3)
第1光源は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)であり、
第2光源は、LED(Light Emitting Diode)である、(1)または(2)に記載の光検出装置。
(4)
第1および第2光源の駆動信号は異なるタイミングで活性化される、(1)または(2)に記載の光検出装置。
(5)
第1光センサの画素の第1画素信号をAD(Analog-to-Digital)変換し、第1画素信号のデジタル信号を出力する第1画素回路と、
第2光センサの画素の第2画素信号の電圧値を保持し、該第2画素信号の電圧値をアナログ信号で出力する第2画素回路と、をさらに備える(1)から(4)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(6)
第1反射光を検出するときに第1光センサにアナログ信号に基づいたバイアス電圧を設定する制御部をさらに備える、(5)に記載の光検出装置。
(7)
第1および第2光源が第1および第2光を交互に出射し、
制御部は、第2光によって得られたアナログ信号に基づいて、次の第1光が検出されるときのバイアス電圧を設定する、(6)に記載の光検出装置。
(8)
制御部は、第1画素信号のデジタル信号を出力している期間にバイアス電圧を設定する、(6)または(7)に記載の光検出装置。
(9)
制御部は、第1光源が第1光を射出した後、第2光源が第2光を射出する前に、第1光源からの次の第1光が検出されるときのバイアス電圧を設定する、(6から(8のいずれか一項に記載の光検出装置。
(10)
第1および第2光源は、第1光および第2光を同時に出射する、(1)から(9)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(11)
制御部は、第2光源が第2光を射出した後、第1光源が第1光を射出する前に、該第1光が検出されるときのバイアス電圧を設定する、(6から(8のいずれか一項に記載の光検出装置。
(12)
筐体内に設けられ、第1反射光の所定周波数帯の光を第1光センサへ通過させるフィルタをさらに備え、
第1部材はフィルタである、(1)から(11)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(13)
第1光のフィルタに対する透過率は、第2光のフィルタに対する透過率よりも高く、
第1光のフィルタに対する反射率は、第2光のフィルタに対する反射率よりも低い、(12)に記載の光検出装置。
(14)
第1および第2光センサは、1つの半導体チップ上に設けられている、(1)から(12)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(15)
第1光源と第2光源との間に設けられ、第1および第2光を遮る壁をさらに備える、(1)から(14)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(16)
第1光源と第2光源との間に設けられ、第1および第2光を遮る壁をさらに備え、
第1および第2光センサは、1つの半導体チップに設けられ、
壁は半導体チップ上には設けられていない、(1)から(13)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(17)
第1画素信号のデジタル信号は、第1光センサから対象物までの距離の測定に用いられる、(5)から(16)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(18)
第1光源と、
第1光源とは特性の異なる第2光源と、
第1および第2光源を収容する筐体と、
第1光源から出射された第1光の第1反射光を検出する第1光センサと、
第2光源から出射された第2光の第2反射光を検出する第2光センサと、
第2光センサからの第2画素信号の電圧値に基づいて、第1反射光を検出するときに第1光センサに印加するバイアス電圧を設定する制御部とを備える、光検出装置。
(19)
第1光センサの第1画素信号をAD変換し、第1画素信号のデジタル信号を出力する第1画素回路と、
第2光センサの第2画素信号の電圧値を保持し、該第2画素信号の電圧値をアナログ信号で出力する第2画素回路と、をさらに備える(18)に記載の光検出装置。
(20)
第2光センサは、第2光が筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する、(18)または(19)に記載の光検出装置。
(21)
第1部材は、第1光の透過率が第2光の透過率よりも高く、かつ、第1光の反射率が第2光の反射率よりも低い、(20)に記載の光検出装置。
(22)
第1光源と第2光源との間に設けられ、第1および第2光を遮る壁をさらに備える、(18)から(21)のいずれか一項に記載の光検出装置。
(23)
第1および第2光センサは、1つの半導体チップに設けられ、
壁は半導体チップ上には設けられていない、(22)に記載の光検出装置。
(24)
第1画素信号のデジタル信号は、第1光センサから対象物までの距離の測定に用いられる、(18)から(23)のいずれか一項に記載の光検出装置。
尚、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、他の効果があってもよい。
23 測距モジュール、10 支持基板、20 筐体、31,35 光源部、32,33 レンズ、34 測距センサ、36 遮光壁、40 光源ドライバ、60 回折光学素子(DOE)、90 光学フィルタ、43a 第1光センサ、43b 第2光センサ

Claims (24)

  1. 第1光源と、
    前記第1光源とは特性の異なる第2光源と、
    前記第1および第2光源を収容する筐体と、
    前記第1光源から出射された第1光が前記筐体の外部にある対象物に反射した第1反射光を検出する第1光センサと、
    前記第2光源から出射された第2光が前記筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する第2光センサと、を備える光検出装置。
  2. 前記第2光の波長は、前記第1光の波長と異なる、請求項1に記載の光検出装置。
  3. 前記第1光源は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)であり、
    前記第2光源は、LED(Light Emitting Diode)である、請求項1に記載の光検出装置。
  4. 前記第1および第2光源の駆動信号は異なるタイミングで活性化される、請求項1に記載の光検出装置。
  5. 前記第1光センサの画素の第1画素信号をAD(Analog-to-Digital)変換し、前記第1画素信号のデジタル信号を出力する第1画素回路と、
    前記第2光センサの画素の第2画素信号の電圧値を保持し、該第2画素信号の電圧値をアナログ信号で出力する第2画素回路と、をさらに備える請求項1に記載の光検出装置。
  6. 前記第1反射光を検出するときに前記第1光センサに前記アナログ信号に基づいたバイアス電圧を設定する制御部をさらに備える、請求項5に記載の光検出装置。
  7. 前記第1および第2光源が前記第1および第2光を交互に出射し、
    前記制御部は、前記第2光によって得られた前記アナログ信号に基づいて、次の前記第1光が検出されるときの前記バイアス電圧を設定する、請求項6に記載の光検出装置。
  8. 前記制御部は、前記第1画素信号の前記デジタル信号を出力している期間に前記バイアス電圧を設定する、請求項6に記載の光検出装置。
  9. 前記制御部は、前記第1光源が前記第1光を射出した後、前記第2光源が前記第2光を射出する前に、前記第1光源からの次の第1光が検出されるときの前記バイアス電圧を設定する、請求項6に記載の光検出装置。
  10. 前記第1および第2光源は、前記第1光および前記第2光を同時に出射する、請求項1に記載の光検出装置。
  11. 前記制御部は、前記第2光源が前記第2光を射出した後、前記第1光源が前記第1光を射出する前に、該第1光が検出されるときの前記バイアス電圧を設定する、請求項6に記載の光検出装置。
  12. 前記筐体内に設けられ、前記第1反射光の所定周波数帯の光を前記第1光センサへ通過させるフィルタをさらに備え、
    前記第1部材は前記フィルタである、請求項1に記載の光検出装置。
  13. 前記第1光の前記フィルタに対する透過率は、前記第2光の前記フィルタに対する透過率よりも高く、
    前記第1光の前記フィルタに対する反射率は、前記第2光の前記フィルタに対する反射率よりも低い、請求項12に記載の光検出装置。
  14. 前記第1および第2光センサは、1つの半導体チップ上に設けられている、請求項1に記載の光検出装置。
  15. 前記第1光源と前記第2光源との間に設けられ、前記第1および第2光を遮る壁をさらに備える、請求項1に記載の光検出装置。
  16. 前記第1光源と前記第2光源との間に設けられ、前記第1および第2光を遮る壁をさらに備え、
    前記第1および第2光センサは、1つの半導体チップに設けられ、
    前記壁は前記半導体チップ上には設けられていない、請求項1に記載の光検出装置。
  17. 前記第1画素信号のデジタル信号は、前記第1光センサから前記対象物までの距離の測定に用いられる、請求項5に記載の光検出装置。
  18. 第1光源と、
    前記第1光源とは特性の異なる第2光源と、
    前記第1および第2光源を収容する筐体と、
    前記第1光源から出射された第1光の第1反射光を検出する第1光センサと、
    前記第2光源から出射された第2光の第2反射光を検出する第2光センサと、
    前記第2光センサからの第2画素信号の電圧値に基づいて、前記第1反射光を検出するときに前記第1光センサに印加するバイアス電圧を設定する制御部とを備える、光検出装置。
  19. 前記第1光センサの第1画素信号をAD変換し、前記第1画素信号のデジタル信号を出力する第1画素回路と、
    前記第2光センサの第2画素信号の電圧値を保持し、該第2画素信号の電圧値をアナログ信号で出力する第2画素回路と、をさらに備える請求項18に記載の光検出装置。
  20. 前記第2光センサは、前記第2光が前記筐体の内部にある第1部材に反射した第2反射光を検出する、請求項18に記載の光検出装置。
  21. 前記第1部材は、前記第1光の透過率が前記第2光の透過率よりも高く、かつ、前記第1光の反射率が前記第2光の反射率よりも低い、請求項20に記載の光検出装置。
  22. 前記第1光源と前記第2光源との間に設けられ、前記第1および第2光を遮る壁をさらに備える、請求項18に記載の光検出装置。
  23. 前記第1および第2光センサは、1つの半導体チップに設けられ、
    前記壁は前記半導体チップ上には設けられていない、請求項22に記載の光検出装置。
  24. 前記第1画素信号のデジタル信号は、前記第1光センサから前記対象物までの距離の測定に用いられる、請求項18に記載の光検出装置。
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