JP2024053011A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給油所等のサービスステーションに対する顧客ロイヤリティの醸成を支援する技術を提供する。【解決手段】サービス管理システム62は、或る事業者に関連する複数のサービスステーション(SS)の中からユーザがサポートサービスステーションを選択した場合に、そのことを示す情報を記憶する。販売管理システム64は、ユーザがサポートサービスステーションを選択済の場合、上記事業者に関連する複数のサービスステーションにおいてユーザが購入した商品の通常価格から、第1値引き規則に基づいて値引きされた金額をユーザに請求する。【選択図】図9

Description

本開示はデータ処理技術に関し、特に情報処理システムに関する。
カーリース事業者からカーリース契約の契約者へ貸し出された車両に、当該契約者本人のクレジットカードを用いてサービスステーションにて給油する場合に、燃料代金の割引が受けられるサービスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-200711号公報
給油所等のサービスステーションにおいて商品を販売する事業者にとって、自社に関連するサービスステーションに対する顧客の信頼や愛着(いわゆる顧客ロイヤリティ)を醸成することが重要である。本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、1つの目的は、給油所等のサービスステーションに対する顧客ロイヤリティの醸成を支援する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の情報処理システムは、或る事業者に関連する複数のサービスステーションの中からユーザがサポートサービスステーションを選択した場合に、そのことを示す情報が登録される第1記憶部と、ユーザがサポートサービスステーションを選択済の場合、複数のサービスステーションにおいてユーザが購入した商品の通常価格から、第1値引き規則に基づいて値引きされた金額をユーザに請求する請求部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を、装置、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、給油所等のサービスステーションに対する顧客ロイヤリティの醸成を支援することができる。
関連技術の燃料販売システムの構成を示す図である。 燃料販売管理システムの機能ブロックを示すブロック図である。 燃料販売情報記憶部に記憶される燃料販売情報の例を示す図である。 第1実施例の燃料販売システムの構成を示す図である。 サービス管理システムの機能ブロックを示すブロック図である。 販売管理システムの機能ブロックを示すブロック図である。 第2実施例の燃料販売システムの構成を示す図である。 第3実施例の燃料販売システムの構成を示す図である。 第4実施例の燃料販売システムの構成を示す図である。 ユーザ情報記憶部に記憶されるユーザ情報の構成を示す図である。
本開示における装置または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがコンピュータプログラムを実行することによって、本開示における装置または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、コンピュータプログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC、LSI等)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。コンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的な記録媒体に記録される。コンピュータプログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以下、本開示の技術を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限り、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。
まず、本開示の実施例に関連する関連技術を説明し、その後に実施例を説明する。
<関連技術>
まず関連技術の概要を説明する。従来、カーリース事業者からカーリース契約の契約者(以下「ユーザ」とも呼ぶ。)へ貸し出された車両(以下「リース車両」とも呼ぶ。)に、当該契約者本人のクレジットカードで給油する場合に、燃料代金の割引が受けられるサービスが提案されている。しかし、燃料代金の割引が受けられる対象はリース車両に限定されていた。また、カーリース契約の契約者であるユーザ本人のクレジットカードをユーザ以外が用いて給油することはクレジットカードの規約違反となるため、燃料代金の割引を受けるためには、ユーザ本人が給油する必要があった。
関連技術の燃料販売システムでは、燃料代金割引の対象を拡張し、カーリース契約の契約者世帯(後述のユーザ世帯)全体を対象として燃料代金割引を適用する。具体的には、燃料代金割引を、カーリース契約の契約者であるユーザ本人のクレジットカード(以下「本人カード」とも呼ぶ。)で給油する場合に限定せず、本人カードに付随する家族カードで給油する場合にも適用する。家族カードは、ユーザの申請に基づいて、本人カードと紐付けて発行された追加カードであり、ユーザの家族(例えばユーザの配偶者や18歳以上の子、退職後の親)が使用する追加カードである。通常、家族カードの利用分は、本人カードと一体のものとして扱われる。
例えば、カーリース契約を締結したユーザ本人ではなくユーザの家族が、サービスステーションでリース車両に給油する場合に、家族カードで燃料を購入すると、ユーザ本人がいなくても、燃料代金割引を受けることができる。これにより、カーリースの利用者の利便性を高めることができる。
サービスステーション(以下「SS」とも呼ぶ。)とは、エネルギ源を商品として販売する店舗のことをいう。エネルギ源とは、動力源を動かすために用いられる資源をいい、例えば、自動車等の移動体を動かすために提供される。エネルギ源は、車両の燃料(ガソリン、軽油、水素等)を含み、また、灯油、電気を含む。サービスステーションとしては、例えば給油所、水素ステーション、充電スタンド等が挙げられる。商品とは、有償または無償で取引される任意の有体物または無体物のことをいい、サービスの提供を含む概念である。関連技術では、サービスステーションにおいて車両の燃料を購入する例を示すが、本開示の技術思想は、サービスステーションにおいて販売される商品(例えば上記の様々なエネルギ源)の購入に広く適用可能である。
また、関連技術の燃料販売システムでは、燃料代金割引の対象車両がリース車両に限定されない。例えば、カーリース契約を締結したユーザ本人が本人カードを使用する場合、および、ユーザの家族が家族カードを使用する場合、燃料代金割引は、リース車両への給油に限定されず、リース車両以外の車両(例えばユーザの世帯が所有する車両であり、以下「非リース車両」とも呼ぶ。)への給油にも適用される。これにより、カーリースの利用者の利便性が一層高まる。また、リース車両に加え、非リース車両がSSに来店する頻度が高まるため、SSにおける燃料販売および油外販売の機会拡大を実現できる。
関連技術の詳細を説明する。図1は、関連技術の燃料販売システム10の構成を示す。燃料販売システム10は、店舗システム20、燃料販売管理システム22、カーリース管理システム24、請求管理システム26を備える。これらの装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む通信網を介して接続される。
カーリース事業者とカーリース契約を締結したユーザの世帯では、リース車両12と非リース車両14が使用される。ユーザは本人カード16を所持し、ユーザの家族である配偶者と子はそれぞれ家族カード18aと家族カード18b(総称する場合「家族カード18」と呼ぶ。)を所持する。ユーザ、配偶者、子は、各自が所持するクレジットカード(本人カード16、家族カード18a、家族カード18b)を使用して、リース車両12および非リース車両14の燃料をSSで購入する。
SSには、店舗システム20が設置される。店舗システム20は、SSでの売上等を管理する情報処理システムである。店舗システム20は、ユーザが本人カード16を用いて購入した燃料に関する給油データ、または、ユーザの家族が家族カード18を用いて購入した燃料に関する給油データを燃料販売管理システム22へ送信する。なお、図1には1つのSS(店舗システム20)を描いているが、実際の燃料販売システム10は、複数のSS(店舗システム20)を備える。
カーリースセンタには、カーリース管理システム24が設けられる。カーリース管理システム24は、カーリース契約や燃料特典申込に関するデータ処理を実行する情報処理システムである。カーリース管理システム24は、燃料特典(言い換えれば燃料代金値引き特典)を申し込んだ燃料特典対象者に関する燃料特典情報を燃料販売管理システム22へ送信する。
クレジットカード会社には、請求管理システム26が設けられる。請求管理システム26は、クレジットカードの契約者に対する請求を管理する情報処理システムである。
燃料販売管理システム22は、SSでの燃料の販売に関する情報を管理し、言い換えれば、SSで燃料を購入した購入者に関する情報を管理し、また、購入者への燃料代金の請求を管理する情報処理システムである。燃料販売管理システム22は、ユーザおよびその家族が購入した燃料の代金を一括してユーザに請求するための燃料代金請求データを請求管理システム26へ送信する。
図1の店舗システム20、燃料販売管理システム22、カーリース管理システム24、請求管理システム26の物理的な構成に制限はない。例えば、各システムは、1台の情報処理装置により実現されてもよく、複数台の情報処理装置が連携することにより実現されてもよい。
図2は、図1の燃料販売管理システム22の機能ブロックを示すブロック図である。燃料販売管理システム22は、制御部30、記憶部32、通信部34を備える。制御部30は、各種データ処理を実行する。記憶部32は、制御部30により参照または更新されるデータを記憶する。通信部34は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部30は、通信部34を介して、店舗システム20、カーリース管理システム24、請求管理システム26とデータを送受信する。
記憶部32は、燃料販売情報記憶部36と値引き規則記憶部38を含む。燃料販売情報記憶部36は、燃料販売情報を記憶する。燃料販売情報は、カーリース契約を締結したユーザ本人のクレジットカードである本人カードに関する情報と、その本人カードに紐付く家族カードに関する情報を含む。図3は、燃料販売情報記憶部36に記憶される燃料販売情報の例を示す。燃料販売情報は、お客様番号、親番号、クレジットカード番号、生年月日、燃料購入数量、燃料購入金額が対応付けられた情報である。
お客様番号は、顧客識別番号とも言え、各個人(例えばユーザとその家族のそれぞれ)に固有の番号である。お客様番号は、各個人でユニークな番号とも言える。カーリース契約者(本人カード所持者)のお客様番号と、その家族(家族カード所持者)のお客様番号は、下1桁の値が異なるが、他の桁の値は共通となる。親番号は、本人カードと家族カードとを紐付けるための情報であり、具体的には、家族カード所持者に対応する本人カード所持者のお客様番号である。図3のレコード50とレコード56は、カーリース契約者(本人カード所持者)に関するレコードである。一方、図3のレコード52、レコード54、レコード58は、カーリース契約者の家族(家族カード所持者)に関するレコードである。
クレジットカード番号は、本人カードと家族カードそれぞれのカード番号である。生年月日は、各個人の生年月日である。燃料購入数量は、各個人が本人カードと家族カードのいずれかを用いて購入した燃料の数量(単位はL(リットル))である。燃料購入金額は、各個人が本人カードと家族カードのいずれかを用いて購入した燃料の購入金額(単位は円)である。燃料購入数量と燃料購入金額は、燃料代金未請求分の累積値であってよく、燃料代金請求時にクリアされてもよい。
図2に戻り、値引き規則記憶部38は、カーリースを契約したユーザの世帯(言い換えればユーザとその家族)の燃料代金に関する値引き規則Aを記憶する。値引き規則Aは、本人カードによる燃料購入数量と家族カードによる燃料購入数量の合計のうち、予め定められた購入数量の上限値までを値引き対象とすることを定めたものである。上限値は、例えば100Lである。
制御部30は、カード情報受付部40、給油データ受付部42、燃料特典情報受付部44、請求金額導出部46、請求部48を含む。これら複数の機能ブロックの機能は、コンピュータプログラムに実装されてもよい。このコンピュータプログラムは、記録媒体に格納されてもよく、その記録媒体を介して燃料販売管理システム22のストレージにインストールされてもよい。または、上記コンピュータプログラムは、ネットワークを介して燃料販売管理システム22のストレージにインストールされてもよい。燃料販売管理システム22のコンピュータのCPUは、上記コンピュータプログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、制御部30の複数の機能ブロックの機能を発揮してもよい。
カード情報受付部40は、クレジットカード会社の装置から送信された、クレジットカード会社が発行したクレジットカードに関するカード情報を受け付ける。カード情報は、本人カードおよび家族カードに関する情報として、お客様番号、親番号、クレジットカード番号、生年月日を含む。カード情報受付部40は、受け付けたカード情報を燃料販売情報記憶部36に格納する。
給油データ受付部42は、SSの店舗システム20から送信された、本人カードまたは家族カードを使用して車両の燃料が購入されたことを示す情報を含む給油データを受け付ける。給油データは、SSの情報端末が顧客のクレジットカードから読み込んだ各種データを含み、少なくとも、お客様番号、燃料購入数量(燃料販売数量とも言える)、燃料購入金額(燃料販売金額とも言える)を含む。給油データ受付部42は、燃料販売情報記憶部36を参照して、給油データが示すお客様番号を含む燃料販売情報のレコードを識別し、識別したレコードの燃料購入数量と燃料購入金額の値を、給油データが示す燃料購入数量と燃料購入金額の分、増加させる。
燃料特典情報受付部44は、カーリースセンタのカーリース管理システム24から送信された燃料特典情報を受け付ける。燃料特典情報は、燃料代金を値引きすべきカーリース契約者のそれぞれに関する情報を含み、関連技術では、お客様番号、生年月日、値引き規則Bの組を含む。値引き規則Bは、値引率または値引き額を含んでもよい。例えば、値引き規則Bは、燃料1Lあたり5円~10円値引きすることを定めたものでもよい。また、値引き規則Bは、カーリース契約者毎(言い換えればお客様番号毎)に異なる値引率または値引き額を含んでもよい。
請求金額導出部46は、カーリース契約者のそれぞれに対する燃料代金の請求金額を導出する。請求金額導出部46は、ユーザの世帯(本人カードと家族カードの組)ごとに、燃料販売情報記憶部36に記憶された本人カードによる燃料購入数量と家族カードによる燃料購入数量の合計(以下「世帯燃料購入数量」とも呼ぶ。)を導出する。また、請求金額導出部46は、ユーザの世帯(本人カードと家族カードの組)ごとに、燃料販売情報記憶部36に記憶された本人カードによる燃料購入金額と家族カードによる燃料購入金額の合計(以下「世帯燃料購入金額」とも呼ぶ。)を導出する。
請求金額導出部46は、ユーザの世帯ごとに、世帯燃料購入数量と、世帯燃料購入金額と、値引き規則記憶部38に記憶された値引き規則Aと、燃料特典情報が示す値引き規則Bとにしたがって、ユーザに対する燃料代金の請求金額を導出する。
請求部48は、請求金額導出部46により導出されたユーザに対する燃料代金の請求金額をユーザに請求する処理を実行する。具体的には、請求部48は、ユーザが所持する本人カードのクレジットカード番号と、請求金額導出部46により導出された当該ユーザに対する燃料代金の請求金額とを含む燃料代金請求データを請求管理システム26へ送信する。
以上の構成による燃料販売システム10の動作を図1を参照しつつ説明する。
ユーザは、クレジットカード会社にクレジットカード(本人カードおよび家族カード)の発行を申し込み、クレジットカード会社は、ユーザ用の本人カード16、ユーザの配偶者用の家族カード18a、ユーザの子用の家族カード18bを発行する。ユーザは、カーリース事業者とカーリース契約を締結し、その際、燃料特典(燃料代金値引き特典)をあわせて申し込む。ユーザ世帯には、カーリース契約に基づいてリース車両12が提供される。また、ユーザ世帯は、リース車両12とは別に非リース車両14を所有する。
クレジットカード会社の装置は、発行した本人カード16、家族カード18a、家族カード18bに関するカード情報を燃料販売管理システム22へ送信する。燃料販売管理システム22のカード情報受付部40は、カード情報を受け付け、カード情報の内容(例えば、お客様番号、親番号、クレジットカード番号、生年月日)を燃料販売情報記憶部36に記憶させる。
ユーザは、SSで本人カード16を使用して燃料を購入し、リース車両12に給油する。また、ユーザは、SSで本人カード16を使用して燃料を購入し、非リース車両14に給油する。同様に、ユーザの配偶者(または子)は、SSで家族カード18a(または家族カード18b)を使用して燃料を購入し、リース車両12に給油する。また、ユーザの配偶者(または子)は、SSで家族カード18a(または家族カード18b)を使用して燃料を購入し、非リース車両14に給油する。
SSで燃料が購入される都度、SSの店舗システム20は、燃料購入数量、燃料購入金額、燃料購入に用いられたカード情報(お客様番号等)を含む給油データを燃料販売管理システム22へ送信する。燃料販売管理システム22の給油データ受付部42は、給油データを受け付け、給油データが示すカード情報により特定される燃料販売情報記憶部36のレコードを特定する。給油データ受付部42は、特定したレコードの燃料購入数量および燃料購入金額の値に、給油データが示す値を加算する。
図3のレコード50は、図1のユーザ(本人カード16)に関するレコードである。レコード50は、本人カード16により50Lの燃料が購入され、購入金額は7000円であることを示している。図3のレコード52は、図1のユーザの配偶者(家族カード18a)に関するレコードである。レコード52は、家族カード18aにより30Lの燃料が購入され、購入金額は4200円であることを示している。図3のレコード54は、図1のユーザの子(家族カード18b)に関するレコードである。レコード54は、家族カード18bにより40Lの燃料が購入され、購入金額は5600円であることを示している。
カーリースセンタのカーリース管理システム24は、予め定められたタイミングにて定期的に、燃料代金値引きの対象者(関連技術ではカーリース契約者)に関する燃料特典情報を燃料販売管理システム22へ送信する。燃料販売管理システム22の燃料特典情報受付部44は、燃料特典情報を受け付ける。ここでの燃料特典情報は、図1のユーザのお客様番号を含み、また、値引き規則Bとして1Lあたり10円の値引きを定める。
燃料販売管理システム22の請求金額導出部46は、ユーザの世帯(対応する本人カードと家族カードの組)ごとに、燃料販売情報記憶部36に記憶された本人カードによる燃料購入数量と家族カードによる燃料購入数量の合計である世帯燃料購入数量を導出する。また、請求金額導出部46は、ユーザの世帯(対応する本人カードと家族カードの組)ごとに、燃料販売情報記憶部36に記憶された本人カードによる燃料購入金額と家族カードによる燃料購入金額の合計である世帯燃料購入金額を導出する。
請求金額導出部46は、燃料特典情報が示す図1のユーザのお客様番号に基づいて、図1のユーザ世帯を値引き対象として識別する。請求金額導出部46は、図1のユーザ世帯の世帯燃料購入数量として、図3のレコード50、レコード52、レコード54の燃料購入数量の合計値である120Lを導出する。また、請求金額導出部46は、図1のユーザ世帯の世帯燃料購入金額として、図3のレコード50、レコード52、レコード54の燃料購入金額の合計値である16800円を導出する。
ここでは、燃料販売管理システム22の値引き規則記憶部38に記憶された値引き規則Aは、燃料100Lを上限として値引き対象とすることを定めるものとする。請求金額導出部46は、図1のユーザ世帯の世帯燃料購入数量120Lうち100Lの燃料を値引き対象とする。また、既述したように、燃料特典情報が定める値引き単価は10円/Lである。請求金額導出部46は、世帯燃料購入金額から1000円(すなわち値引き単価10円/L×100L)を値引きした金額である15800円を図1のユーザへの請求金額として導出する。
なお、図3のレコード56は、図1には不図示のカーリース契約者の本人カードに対応し、図3のレコード58は、当該カーリース契約者の家族の家族カードに対応する。この場合、請求金額導出部46は、当該カーリース契約者の世帯燃料購入数量として70Lを導出し、また世帯燃料購入金額として9800円を導出する。請求金額導出部46は、世帯燃料購入数量の全て(70L)を値引き対象とする。請求金額導出部46は、世帯燃料購入金額から700円(すなわち値引き単価10円/L×70L)を値引きした金額である9100円を当該カーリース契約者への請求金額として導出する。
燃料販売管理システム22の請求部48は、ユーザの本人カード16のクレジットカード番号と、請求金額導出部46により導出されたユーザへの請求金額とを含む燃料代金請求データをクレジットカード会社の請求管理システム26へ送信する。請求管理システム26は、燃料代金請求データが示す請求金額と、本人カード16と家族カード18の利用に応じた他の請求金額との合計額をユーザに請求する処理を実行する。
関連技術の燃料販売システム10によると、燃料代金の値引きを、カーリース契約者の家族が家族カードを用いて燃料を購入する場合にも適用し、かつ、非リース車両への給油にも適用する。これにより、カーリースの利用者の利便性を一層高めることができる。また、カーリース契約者のクレジットカードをカーリース契約者以外の人が使用して、クレジットカードの規約違反が生じるリスクを低減でき、言い換えれば、カーリース契約者のクレジットカードの使い回しや不正使用のリスクを低減できる。また、リース車両に加え、非リース車両がSSに来店する頻度が高まるため、SSにおける燃料販売および油外販売の機会拡大を実現できる。また、値引きを適用する燃料購入数量に上限を設けることで値引きが際限なく適用されることを防止し、燃料代金の値引きの実現性を担保できる。
次に、図1のユーザが、複数のカーリース契約(ここでは第1のカーリース契約と第2のカーリース契約とする)を締結した場合の処理を説明する。燃料販売システム10では、第1のカーリース契約に対応する第1の本人カードおよび第1の家族カードが発行され、さらに、第2のカーリース契約に対応する第2の本人カード(第1の本人カードとは異なる本人カード)および第2の家族カード(第1の家族カードとは異なる家族カード)が発行される。燃料販売管理システム22の燃料販売情報記憶部36は、第1の本人カードおよび第1の家族カードに関する情報と、第2の本人カードおよび第2の家族カードに関する情報とを記憶する。例えば、燃料販売情報記憶部36は、図3のレコード50、レコード52、レコード54に対応するレコードの組を2組記憶する。
燃料販売管理システム22の請求金額導出部46は、第1の本人カードによる燃料の購入量と第1の家族カードによる燃料の購入量の合計と、値引き規則Aおよび値引き規則Bにしたがって、ユーザへの第1の請求金額を導出する。また、請求金額導出部46は、第2の本人カードによる燃料の購入量と第2の家族カードによる燃料の購入量の合計と、値引き規則Aおよび値引き規則Bにしたがって、ユーザへの第2の請求金額を導出する。すなわち、請求金額導出部46は、カーリース契約ごとに、各契約に対応する本人カードと家族カードによる燃料購入に対して所定の上限量(例えば100L)までの値引きを行う。
燃料販売管理システム22の請求部48は、第1の本人カードのクレジットカード番号と第1の請求金額とを含む第1の燃料代金請求データを請求管理システム26へ送信する。また、請求部48は、第2の本人カードのクレジットカード番号と第2の請求金額とを含む第2の燃料代金請求データを請求管理システム26へ送信する。これにより、第1の本人カードと第1の家族カード用いた燃料購入に対する値引き後の請求金額と、第2の本人カードと第2の家族カード用いた燃料購入に対する値引き後の請求金額のそれぞれをユーザに請求する。
この態様によると、カーリースの利用者は多くのカーリース契約を締結するほど、大きな燃料代金割引を享受できる。例えば、1件のカーリース契約の締結では燃料代金割引の対象が100Lである場合、2件のカーリース契約を締結すれば燃料代金割引の対象が200Lに増加する。これにより、多くのカーリース契約を締結するインセンティブをユーザに与え、カーリースの利用促進を図ることができる。
変形例を説明する。上記関連技術では、ユーザが複数のカーリース契約を締結した場合、カーリース契約ごとに、各契約に対応する本人カードと家族カードによる燃料購入に対して所定の上限量までの値引きを行った。変形例として、ユーザが複数のカーリース契約を締結した場合でも、ユーザが所持する本人カードとユーザの家族が所持する家族カードの組は1組であってもよい。この場合、値引き規則記憶部38に記憶される値引き規則Aは、ユーザが締結したカーリース契約の数に応じて、値引き対象とする燃料購入数量の上限値を増加させることを定めてもよい。
この変形例では、カーリースセンタのカーリース管理システム24から燃料販売管理システム22へ送信される燃料特典情報には、ユーザが締結したカーリース契約の数が含まれてもよい。燃料販売管理システム22の請求金額導出部46は、燃料特典情報が示すユーザが締結したカーリース契約の数が多いほど、値引き対象とする燃料購入数量の上限値を増加させてもよい。例えば、カーリース契約数が1件の場合の上限値は100L、カーリース契約数が2件の場合の上限値は200L、カーリース契約数が3件の場合の上限値は300Lであってもよい。
例えば、請求金額導出部46は、或るユーザのカーリース契約数が2件で、当該ユーザの世帯燃料購入数量が200Lの場合、世帯燃料購入数量の全て(200L)を値引き対象としてもよい。請求金額導出部46は、当該ユーザの世帯燃料購入金額から2000円(すなわち値引き単価10円/L×200L)を値引きしてもよい。本変形例の燃料販売システム10でも、カーリースの利用者は多くのカーリース契約を締結するほど、大きな燃料代金割引を享受できる。これにより、多くのカーリース契約を締結するインセンティブをユーザに与え、カーリースの利用促進を図ることができる。
別の変形例を説明する。上記関連技術では、値引き規則Aが燃料販売管理システム22の値引き規則記憶部38に記憶され、値引き規則Bがカーリース管理システム24から燃料販売管理システム22へ送信される燃料特典情報に設定されたが、値引き規則Aと値引き規則Bが記憶または設定される位置(装置、領域)はこれに制限されない。値引き規則Aと値引き規則Bは、燃料販売管理システム22の請求金額導出部46が請求金額を導出する際に参照可能な位置(装置、領域)に記憶または設定されればよい。例えば、値引き規則Aと値引き規則Bはいずれも燃料販売管理システム22の値引き規則記憶部38に記憶されてもよい。
<第1実施例>
本開示の第1実施例について、上記関連技術と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。第1実施例の特徴は、上記関連技術の特徴およびその変形例の特徴と任意の組合せが可能であることはもちろんである。第1実施例の構成要素のうち上記関連技術の構成要素と同一または対応する構成要素には適宜、同一の符号を付して説明する。
図4は、第1実施例の燃料販売システム60の構成を示す。第1実施例の燃料販売システム60では、関連技術の燃料販売システム10と同様に、所定の企業が提供するモビリティサービス(以下、単に「モビリティサービス」とも呼ぶ。)を利用する顧客(以下「ユーザ」とも呼ぶ。)がSSで購入した燃料の代金を値引きする。モビリティサービスは、車両提供サービスとも言え、車両とその使用権(または所有権)をユーザに提供し、ユーザから対価を得るサービスである。モビリティサービスは、例えば、カーリースサービス、残価設定型クレジットによる車両販売サービス、中古車販売サービスを含む。
関連技術と同様に、第1実施例のユーザの世帯においても、リース車両12と非リース車両14が使用される。第1実施例のリース車両12は、モビリティサービスによりユーザに提供された車両を意味し、カーリースに限らず、残価設定型クレジットによる車両販売サービスによりユーザに販売された車両であってもよく、中古車販売サービスによりユーザに販売された車両であってもよい。非リース車両14は、モビリティサービス利用以外の方法で取得された車両を意味し、例えば、モビリティサービスを利用せずにユーザが購入または賃貸した車両である。
第1実施例の燃料販売システム60は、燃料代金の値引き条件が関連技術の燃料販売システム10と異なる。第1実施例の燃料販売システム60における燃料代金値引きは、モビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して行われた付帯手続の内容が、所定の値引き条件を満たす場合に実施される。付帯手続は、車両の使用そのものに関する手続ではなく、車両の登録や保守等、付加的な手続である。第1実施例の燃料販売システム60における燃料代金の値引き条件は、上記付帯手続として、ユーザによるメンテナンスパック契約の締結と、ユーザによる燃料特典申込の両方が行われたことである。
燃料販売システム60は、店舗システム20、サービス管理システム62、販売管理システム64、請求管理システム26を備える。これらの装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む通信網を介して接続される。
サービス管理システム62は、関連技術のカーリース管理システム24に対応する。サービス管理システム62は、モビリティサービスを管理する組織・施設であるモビリティセンタに設置される。サービス管理システム62は、モビリティサービスを利用するユーザに関する情報を管理する。販売管理システム64は、関連技術の燃料販売管理システム22に対応する。販売管理システム64は、SSにおける商品(第1実施例では燃料)の販売を管理する。
サービス管理システム62と販売管理システム64とが連携することにより、燃料代金値引きの特典をユーザに提供する情報処理システム66が実現される。サービス管理システム62と販売管理システム64のそれぞれは、単体のコンピュータにより実現されてもよく、複数のコンピュータが連携することにより実現されてもよい。同様に情報処理システム66も、単体のコンピュータにより実現されてもよく、複数のコンピュータが連携することにより実現されてもよい。
図5は、サービス管理システム62の機能ブロックを示すブロック図である。本明細書のブロック図で示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのプロセッサ、CPU、メモリをはじめとする素子や電子回路、機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
サービス管理システム62は、制御部70、記憶部72、通信部74を備える。制御部70は、各種データ処理を実行する。記憶部72は、制御部70により参照または更新されるデータを記憶する。通信部74は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部70は、通信部74を介して、販売管理システム64とデータを送受信する。
記憶部72は、ユーザ情報記憶部76を含む。ユーザ情報記憶部76は、モビリティサービスを利用する複数のユーザに関する複数のユーザ情報を記憶する。各ユーザ情報は、ユーザの識別番号であるお客様番号を含む。さらに各ユーザ情報は、燃料代金値引きの有無を判定するための情報として、モビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して行われた付帯手続の内容を含む。付帯手続の内容は、(1)メンテナンスパック契約が締結されたことを示す情報、(2)車両損害補償サービス契約が締結されたことを示す情報、(3)モビリティサービスによる車検証上の車両登録が完了したことを示す情報、(4)燃料特典申込がなされたことを示す情報、を含む。
(1)のメンテナンスパックは、例えば、車検、定期点検、オイル交換、消耗品交換等がセットにされたサービスである。(2)の車両損害補償サービスは、例えば、月々定額(例えば100円)を支払うことにより、所定金額(例えば5万円)を上限として車両の損害を補償するサービスである。(3)は、車両の車検証上の車両登録の手続(例えば陸運局での手続)をモビリティサービス(当該サービスの担当者)が行い、車両登録が完了した場合に登録される情報である。
制御部70は、ユーザ情報登録部80、値引き判定部82、値引き情報提供部84を含む。これら複数の機能ブロックの機能は、コンピュータプログラムに実装されてもよい。このコンピュータプログラムは、記録媒体に格納されてもよく、その記録媒体を介してサービス管理システム62のストレージにインストールされてもよい。または、上記コンピュータプログラムは、ネットワークを介してサービス管理システム62のストレージにインストールされてもよい。サービス管理システム62のコンピュータのCPUは、上記コンピュータプログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、制御部70の複数の機能ブロックの機能を発揮してもよい。
ユーザ情報登録部80は、モビリティセンタのオペレータの端末(不図示)から入力されたデータに基づくユーザ情報をユーザ情報記憶部76に格納する。値引き判定部82は、ユーザ情報記憶部76に記憶されたユーザ情報が示す付帯手続の内容が、SSの商品代金の値引き条件を満たすか否かを判定する。
値引き情報提供部84は、通知部として、値引き判定部82により上記付帯手続の内容が値引き条件を満たす場合、ユーザに関する値引き情報を販売管理システム64へ通知する。値引き情報は、関連技術に記載の燃料特典情報と同様の内容を含む。例えば、値引き情報は、燃料代金を値引きすべきユーザのお客様番号、生年月日、値引き規則Bの組を含む。
図6は、販売管理システム64の機能ブロックを示すブロック図である。販売管理システム64は、制御部90、記憶部92、通信部94を備える。制御部90は、各種データ処理を実行する。記憶部92は、制御部90により参照または更新されるデータを記憶する。通信部94は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部90は、通信部94を介して、店舗システム20、請求管理システム26、サービス管理システム62とデータを送受信する。
記憶部92は、販売情報記憶部96と値引き規則記憶部98を含む。販売情報記憶部96は、関連技術の燃料販売管理システム22の燃料販売情報記憶部36に対応し、図3に示した構成の燃料販売情報を記憶する。値引き規則記憶部98は、関連技術の燃料販売管理システム22の値引き規則記憶部38に対応し、値引き規則Aを記憶する。
制御部90は、カード情報受付部100、給油データ受付部102、値引き情報受付部104、請求金額導出部106、請求部108を備える。これらの機能ブロックは、関連技術の燃料販売管理システム22のカード情報受付部40、給油データ受付部42、燃料特典情報受付部44、請求金額導出部46、請求部48に対応し、対応する機能ブロックと同様の機能を発揮する。
例えば、販売情報記憶部96は、ユーザのクレジットカードに関する情報を含む燃料販売情報を記憶する。給油データ受付部102は、ユーザのクレジットカードを使用してSSの商品が購入されたことを示す情報を受け付ける。請求金額導出部106は、サービス管理システム62からユーザに関する値引き情報が通知された場合、ユーザのクレジットカードによるSSの商品の購入量と、所定の値引き規則にしたがって、ユーザへの請求金額を導出する。上記のユーザのクレジットカードは、ユーザの世帯に関するクレジットカードであってもよく、すなわち本人カード16と家族カード18の両方を含んでもよい。
より具体的には、販売情報記憶部96は、車両提供サービスを利用するユーザ本人のクレジットカード(本人カード16)に関する情報と、本人カード16と紐付けて発行された追加カードであって、ユーザの家族が使用する追加カード(家族カード18)に関する情報とを含む燃料販売情報を記憶する。給油データ受付部102は、本人カード16または家族カード18を使用してSSの商品が購入されたことを示す情報(給油データ)を受け付ける。請求金額導出部106は、サービス管理システム62からユーザに関する値引き情報が通知された場合、本人カード16によるSSの商品の購入量と家族カード18によるSSの商品の購入量の合計と、所定の値引き規則(値引き規則Aと値引き規則B)にしたがって、ユーザへの請求金額を導出する。
以上の構成による燃料販売システム60の動作を図4を参照しつつ説明する。
ユーザは、所定の企業が提供するモビリティサービスを利用して車両を取得する。モビリティサービスによりユーザに提供された車両(以下、リース車両12とする)に関連して、様々な付帯手続が行われうる。これらの付帯手続が行われたことを示す情報(例えば申込書や車検証の写し等)は、ユーザやSSからモビリティセンタに送付される。
例えば、ユーザは、リース車両12に対してメンテナンスパック契約を締結することがある。ユーザがメンテナンスパック契約を締結したことを示す申込書がモビリティセンタに届いた場合、モビリティセンタのオペレータは、その申込書の内容を自身の端末からサービス管理システム62へ入力する。サービス管理システム62のユーザ情報登録部80は、メンテナンスパック契約が締結されたことを示すユーザ情報をユーザ情報記憶部76に格納する。
また、ユーザは、リース車両12に対して車両損害補償サービス契約を締結することがある。ユーザが車両損害補償サービス契約を締結したことを示す申込書がモビリティセンタに届いた場合、モビリティセンタのオペレータは、その申込書の内容を自身の端末からサービス管理システム62へ入力する。サービス管理システム62のユーザ情報登録部80は、車両損害補償サービス契約が締結されたことを示すユーザ情報をユーザ情報記憶部76に格納する。
また、モビリティサービスでは、リース車両12の車検証上の車両登録の手続(代行サービス)を行うことがある。モビリティサービスによりリース車両12の車検証上の車両登録が完了したことを示す車検証の写しがモビリティセンタに届いた場合、モビリティセンタのオペレータは、その車検証の写しの内容を自身の端末からサービス管理システム62へ入力する。サービス管理システム62のユーザ情報登録部80は、モビリティサービスによりリース車両12の車検証上の車両登録が完了したことを示すユーザ情報をユーザ情報記憶部76に格納する。
また、ユーザは、モビリティサービス利用時(言い換えればリース車両12の取得時)に燃料特典申込を行うことがある。燃料特典の申込書がモビリティセンタに届いた場合、モビリティセンタのオペレータは、その申込書の内容を自身の端末からサービス管理システム62へ入力する。サービス管理システム62のユーザ情報登録部80は、燃料特典申込が行われたことを示すユーザ情報をユーザ情報記憶部76に格納する。
関連技術にて記載したように、ユーザは、クレジットカード会社にクレジットカード(本人カードおよび家族カード)の発行を申し込み、クレジットカード会社は、ユーザ用の本人カード16、ユーザの配偶者用の家族カード18a、ユーザの子用の家族カード18bを発行する。関連技術と同様に、本人カード16、家族カード18a、家族カード18bに関するカード情報は、クレジットカード会社から販売管理システム64へ通知され、販売管理システム64の販売情報記憶部96に記憶される。
ユーザは、SSで本人カード16を使用して燃料を購入し、リース車両12に給油する。ユーザはまた、SSで本人カード16を使用して燃料を購入し、非リース車両14に給油する。同様に、ユーザの配偶者(または子)は、SSで家族カード18a(または家族カード18b)を使用して燃料を購入し、リース車両12に給油する。ユーザの配偶者(または子)はまた、SSで家族カード18a(または家族カード18b)を使用して燃料を購入し、非リース車両14に給油する。関連技術に記載したように、SSで燃料が購入される都度、SSの店舗システム20から販売管理システム64へ給油データ(お客様番号を含む)が送信される。販売管理システム64の給油データ受付部102は、給油データに基づいて、販売情報記憶部96の当該ユーザ(またはユーザの配偶者、子)のレコードに燃料購入数量と燃料購入金額を加算していく。
サービス管理システム62の値引き判定部82は、定期的に(例えば月1回)、ユーザ情報記憶部76に記憶された、複数のユーザに対応する複数のユーザ情報のそれぞれに記録された付帯手続の内容が、燃料代金の値引き条件を満たすか否かを判定する。値引き判定部82は、値引き条件を満たしたユーザを値引き対象ユーザとして識別する。第1実施例では、値引き判定部82は、ユーザ情報に、付帯手続として、(1)ユーザによるメンテナンスパック契約の締結が記録され、かつ、(2)ユーザによる燃料特典申込が行われたことが記録されている場合、燃料代金の値引き条件を満たすと判定し、当該ユーザ情報のお客様番号が示すユーザを値引き対象ユーザとして抽出する。
サービス管理システム62の値引き情報提供部84は、値引き判定部82により値引き対象ユーザが抽出された場合、値引き対象ユーザのお客様番号、生年月日、値引き規則Bを含む値引き情報を販売管理システム64へ送信する。
販売管理システム64の値引き情報受付部104は、サービス管理システム62から送信された値引き情報を受信する。販売管理システム64の請求金額導出部106は、関連技術と同様に、複数のユーザの世帯(対応する本人カードと家族カードの組)ごとに、各ユーザへの請求金額を導出する。また、請求金額導出部106は、値引き情報が示す値引き対象ユーザについては、ユーザ世帯の世帯燃料購入数量、世帯燃料購入金額、値引き規則記憶部98に記憶された値引き規則A、値引き情報が示す値引き規則Bにしたがって、値引き対象ユーザへの請求金額を導出する。詳細な請求金額導出方法、および、ユーザへの請求処理は、関連技術で説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
第1実施例の燃料販売システム60によると、カーリース等のモビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して行われた付帯手続の内容を加味して、燃料値引きの特典をユーザに提供する。これにより、モビリティサービスに対するユーザの帰属意識を醸成でき、モビリティサービスの継続利用を効果的に促進することができる。
また、第1実施例の燃料販売システム60は、関連技術の燃料販売システム10と同様の効果を奏する。例えば、第1実施例の燃料販売システム60においても、燃料代金の値引きを、モビリティサービスの利用者本人だけでなく、その家族が家族カード18を用いて燃料を購入する場合にも適用し、かつ、非リース車両14への給油にも適用する。これにより、モビリティサービスの利用世帯の利便性を一層高めることができる。
<第2実施例>
本開示の第2実施例について、上記の関連技術および第1実施例と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。第2実施例の特徴は、上記の関連技術、第1実施例、変形例の特徴と任意の組合せが可能であることはもちろんである。第2実施例の構成要素のうち第1実施例の構成要素と同一または対応する構成要素には適宜、同一の符号を付して説明する。
図7は、第2実施例の燃料販売システム60の構成を示す。第1実施例の燃料販売システム60と同様に、第2実施例の燃料販売システム60でも、所定の企業が提供するモビリティサービスを利用するユーザがSSで購入した燃料の代金を値引きする。また、第1実施例の燃料販売システム60と同様に、第2実施例の燃料販売システム60でも、モビリティサービスによりユーザに提供された車両(例えばリース車両12)に関連して行われた付帯手続の内容が所定の値引き条件を満たす場合に燃料代金の値引きが行われる。
ただし、第2実施例の燃料販売システム60における燃料代金の値引き条件は、上記付帯手続として、ユーザによる車両損害補償サービス契約の締結と、ユーザによる燃料特典申込の両方が行われたことである点で、第1実施例の燃料販売システム60と異なる。
第2実施例のサービス管理システム62が備える機能ブロックは、第1実施例のサービス管理システム62が備える機能ブロックと同じである。また、第2実施例の販売管理システム64が備える機能ブロックは、第1実施例の販売管理システム64が備える機能ブロックと同じである。
サービス管理システム62の値引き判定部82は、ユーザ情報記憶部76のユーザ情報に、付帯手続として、(1)ユーザによる車両損害補償サービス契約の締結が記録され、かつ、(2)ユーザによる燃料特典申込が行われたことが記録されている場合、燃料代金の値引き条件を満たすと判定し、当該ユーザ情報のお客様番号が示すユーザを値引き対象ユーザとして抽出する。他の処理は、第1実施例と同じであるため説明を省略する。第2実施例の燃料販売システム60も、第1実施例の燃料販売システム60と同様の効果を奏する。
<第3実施例>
本開示の第3実施例について、上記の関連技術および第1実施例と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。第3実施例の特徴は、上記の関連技術、第1実施例、変形例の特徴と任意の組合せが可能であることはもちろんである。第3実施例の構成要素のうち第1実施例の構成要素と同一または対応する構成要素には適宜、同一の符号を付して説明する。
図8は、第3実施例の燃料販売システム60の構成を示す。第1実施例の燃料販売システム60と同様に、第3実施例の燃料販売システム60でも、所定の企業が提供するモビリティサービスを利用するユーザがSSで購入した燃料の代金を値引きする。また、第1実施例の燃料販売システム60と同様に、第3実施例の燃料販売システム60でも、モビリティサービスによりユーザに提供された車両(例えばリース車両12)に関連して行われた付帯手続の内容が所定の値引き条件を満たす場合に燃料代金の値引きが行われる。
ただし、第3実施例における燃料代金の値引き条件は、上記付帯手続として、モビリティサービスにより車両(例えばリース車両12)の車検証上の車両登録が完了したこと、ユーザによる燃料特典申込とが行われたことの両方が満たされることである。この点で、第1実施例の燃料販売システム60と異なる。
第3実施例のサービス管理システム62が備える機能ブロックは、第1実施例のサービス管理システム62が備える機能ブロックと同じである。また、第3実施例の販売管理システム64が備える機能ブロックは、第1実施例の販売管理システム64が備える機能ブロックと同じである。
サービス管理システム62の値引き判定部82は、ユーザ情報記憶部76のユーザ情報に、付帯手続として(1)モビリティサービスによりリース車両12の車検証上の車両登録が完了したことが記録され、かつ、(2)ユーザによる燃料特典申込が行われたことが記録されている場合、燃料代金の値引き条件を満たすと判定し、当該ユーザ情報のお客様番号が示すユーザを値引き対象ユーザとして抽出する。他の処理は、第1実施例と同じであるため説明を省略する。第3実施例の燃料販売システム60も、第1実施例の燃料販売システム60と同様の効果を奏する。
以上、本開示を第1実施例~第3実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第1実施例における値引き条件は、ユーザによるメンテナンスパック契約の締結と、ユーザによる燃料特典申込とが行われたこととしたが、変形例として、ユーザによるメンテナンスパック契約の締結だけを値引き条件としてもよい。また、第2実施例における値引き条件は、ユーザによる車両損害補償サービス契約の締結と、ユーザによる燃料特典申込とが行われたこととしたが、変形例として、ユーザによる車両損害補償サービス契約の締結だけを値引き条件としてもよい。また、第3実施例における値引き条件は、モビリティサービスにより車両の車検証上の車両登録が完了したことと、ユーザによる燃料特典申込とが行われたこととしたが、変形例として、モビリティサービスにより車両の車検証上の車両登録が完了したことだけを値引き条件としてもよい。
<第4実施例>
本開示の第4実施例について、上記の関連技術および各実施例と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。第4実施例の特徴は、上記の関連技術、各実施例、変形例の特徴と任意の組合せが可能であることはもちろんである。第4実施例の構成要素のうち既述の構成要素と同一または対応する構成要素には適宜、同一の符号を付して説明する。
第4実施例の概要を説明する。サービスステーション(SS)において燃料等を販売するエネルギ事業を行う企業(以下「エネルギ事業者」と呼ぶ。)にとって、自社に関連するSSに対する顧客ロイヤリティを醸成することが重要である。第4実施例では、特定のエネルギ事業者のSSに対する顧客ロイヤリティの醸成を支援する技術であり、ひいては、エネルギ事業者が提供する車両提供サービス(カーリース等)の利用を効果的に促進するための技術を提案する。なお、エネルギ事業者は、燃料販売会社とも言える。
図9は、第4実施例の燃料販売システム60の構成を示す。第1実施例の燃料販売システム60と同様に、第4実施例の燃料販売システム60においても、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスを利用するユーザがSSで購入した燃料代金を、所定の値引き条件が充足される場合に値引きする。
第4実施例の燃料販売システム60における燃料代金の値引き条件は、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスを利用するユーザが、エネルギ事業者に関連する複数のSSの中から特定のSSをサポートサービスステーション(以下「サポートSS」と呼ぶ。)として登録したことである。エネルギ事業者に関連する複数のSSは、エネルギ事業者のブランドを掲げて運営されるSSである。サポートSSは、いわゆる「行きつけ」のSSとして、ユーザが任意に選択したSSである。通常、ユーザにとって利便性の高い場所にあるSSがサポートSSとして選択されることが多いと考えられる。
また、第4実施例の燃料販売システム60では、サポートSSの登録に加えて、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスによりユーザに提供された車両(例えばリース車両12)に関連して実施された付帯手続の内容が所定の条件を満たす場合、サポートSSの登録だけの場合よりも大きな値引きを行う。所定の条件を満たす付帯手続の内容は、第1実施例~第3実施例に記載した、ユーザによるメンテナンスパック契約の締結と、ユーザによる車両損害補償サービス契約の締結と、モビリティサービスにより車両(例えばリース車両12)の車検証上の車両登録が完了したことのいずれかである。
第4実施例の燃料販売システム60の装置構成は、第1実施例の燃料販売システム60と同じである。情報処理システム66を構成するサービス管理システム62が備える機能ブロックは、図5に示した第1実施例のサービス管理システム62が備える機能ブロックと同じである。同じく情報処理システム66を構成する第4実施例の販売管理システム64が備える機能ブロックは、図6に示した第1実施例の販売管理システム64が備える機能ブロックと同じである。
サービス管理システム62のユーザ情報記憶部76は、第1記憶部として、エネルギ事業者に関連する複数のSSの中からユーザがサポートSSを選択した場合に、そのことを示す情報が登録される。また、ユーザ情報記憶部76は、第2記憶部として、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して実施された付帯手続の内容を記憶する。
図10は、ユーザ情報記憶部76に記憶されるユーザ情報の構成を示す。ユーザ情報は、複数の情報項目として、ユーザIDとしてのお客様番号、利用サービス種別、サポートSS情報、付帯手続情報を含む。利用サービス種別は、ユーザが利用(言い換えれば契約)するモビリティサービスの種別を示す情報である。例えば、利用サービス種別は、カーリースサービス、残価設定型クレジットによる車両販売サービス、または中古車販売サービスを示す情報を含む。サポートSS情報は、ユーザがサポートSSを選択したことを示す情報であり、ユーザにより選択されたサポートSSの識別情報を含む。
付帯手続情報は、モビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して実施された付帯手続の内容を示す情報を含む。例えば、付帯手続情報は、(1)メンテナンスパック契約が締結されたことを示す情報、(2)車両損害補償サービス契約が締結されたことを示す情報、(3)モビリティサービスによる車検証上の車両登録が完了したことを示す情報の少なくとも1つを含み得る。既述したように、これら(1)~(3)の情報が示す付帯手続は、燃料代金値引きの条件となる付帯手続であり、以下総称して「特定付帯手続」とも呼ぶ。
販売管理システム64の請求部108は、ユーザがサポートSSを選択済の場合、エネルギ事業者に関連する複数のSSにおいてユーザが購入した商品の通常価格から第1値引き規則に基づいて値引きされた金額をユーザに請求する。ユーザがサポートSSを選択済の場合とは、サービス管理システム62のユーザ情報記憶部76に記憶された当該ユーザのユーザ情報にサポートSS情報が記録されている場合であると言える。また、エネルギ事業者に関連する複数のSSは、サポートSSとして選択されたSSと、サポートSSとして選択されなかったSSの両方を含む。
また、請求部108は、ユーザがサポートSSを選択済であり、かつ、当該ユーザの車両に関連する付帯手続の内容が所定の条件を満たす場合、エネルギ事業者に関連する複数のSSにおいてユーザが購入した商品の通常価格から、第1値引き規則よりユーザの利益が大きい第2値引き規則に基づいて値引きされた金額をユーザに請求する。
また、販売管理システム64の販売情報記憶部96は、第3記憶部として、ユーザ本人が使用する本人カード16に関する情報と、ユーザの家族が使用する家族カード18に関する情報とを記憶する。販売管理システム64の給油データ受付部102は、受付部として、本人カード16または家族カード18を使用して、エネルギ事業者に関連する複数のSSにおいて燃料が購入されたことを示す情報を受け付ける。販売管理システム64の請求部108は、ユーザがサポートSSを選択済の場合、本人カード16による燃料の購入量と家族カード18による燃料の購入量の合計と、第1値引き規則または第2値引き規則とに基づいて値引きされた金額をユーザに請求する。
第4実施例における第1値引き規則と第2値引き規則はともに、サービス管理システム62から販売管理システム64へ送信される値引き情報に含まれる値引き規則Bである。第1値引き規則と第2値引き規則はともに、値引率と値引き額の少なくとも一方を含んでもよい。第2値引き規則は、第1値引き規則より大きい値引率と、第1値引き規則より大きい値引き額の少なくとも一方を含んでもよい。第4実施例における第1値引き規則は、値引き規則B(第1レベル)とし、第2値引き規則は、値引き規則B(第2レベル)とする。例えば、値引き規則B(第1レベル)は、燃料1Lあたり10円の値引きを定め、値引き規則B(第2レベル)は、燃料1Lあたり15円の値引きを定めてもよい。
以上の構成による燃料販売システム60の動作を図9を参照しつつ説明する。
ユーザは、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスを利用して車両を取得する。モビリティサービスによりユーザに提供された車両(以下、リース車両12とする)に関連して、様々な付帯手続(例えばメンテナンスパック契約)が行われうる。モビリティサービスの利用および付帯手続を示す情報(例えば申込書や車検証の写し等)は、ユーザやSSからモビリティセンタに送付される。モビリティセンタのオペレータによる入力操作に応じて、サービス管理システム62のユーザ情報登録部80は、ユーザのお客様番号、利用サービス種別、付帯手続情報を含むユーザ情報をユーザ情報記憶部76に格納する。
また、ユーザは、上記モビリティサービスを提供するエネルギ事業者に関連する複数のSS(これら複数のSSを総称して以下「対象SS」とも呼ぶ。)の中からサポートSSを選択する。ユーザにより選択されたサポートSSの情報(例えば申込書等)は、ユーザやSSからモビリティセンタに送付される。モビリティセンタのオペレータによる入力操作に応じて、サービス管理システム62のユーザ情報登録部80は、ユーザにより選択されたサポートSS情報をユーザ情報に追加する。なお、対象SSは、ユーザにより選択されたサポートSSと、サポートSS以外のSSの両方を含む。
関連技術に記載したように、ユーザは、クレジットカード会社にクレジットカード(本人カードおよび家族カード)の発行を申し込み、クレジットカード会社は、ユーザ用の本人カード16、ユーザの配偶者用の家族カード18a、ユーザの子用の家族カード18bを発行する。関連技術と同様に、本人カード16、家族カード18a、家族カード18bに関するカード情報は、クレジットカード会社から販売管理システム64へ通知され、販売管理システム64の販売情報記憶部96に記憶される。
ユーザは、対象SSで本人カード16を使用して燃料を購入し、リース車両12に給油する。ユーザはまた、対象SSで本人カード16を使用して燃料を購入し、非リース車両14に給油する。同様に、ユーザの配偶者(または子)は、対象SSで家族カード18a(または家族カード18b)を使用して燃料を購入し、リース車両12に給油する。ユーザの配偶者(または子)はまた、対象SSで家族カード18a(または家族カード18b)を使用して燃料を購入し、非リース車両14に給油する。
関連技術に記載したように、ユーザが対象SSで燃料を購入する都度、対象SSの店舗システム20から販売管理システム64へ給油データが送信される。販売管理システム64の給油データ受付部102は、給油データに基づいて、販売情報記憶部96に記憶された当該ユーザのレコードに燃料購入数量と燃料購入金額を加算していく。また、ユーザの配偶者(または子)が対象SSで燃料を購入する都度、対象SSの店舗システム20から販売管理システム64へ給油データが送信される。販売管理システム64の給油データ受付部102は、給油データに基づいて、販売情報記憶部96に記憶された当該配偶者(または子)のレコードに燃料購入数量と燃料購入金額を加算していく。燃料購入金額は、対象SSで販売された燃料の通常価格または当初価格とも言える。
サービス管理システム62の値引き判定部82は、定期的に(例えば月1回)、ユーザ情報記憶部76に記憶された、複数のユーザに対応する複数のユーザ情報それぞれの内容が、燃料代金の値引き条件を満たすか否かを判定する。値引き判定部82は、ユーザがサポートSSを選択済であるが、当該ユーザの車両に関する付帯手続の内容が値引きに関する所定の条件を満たさない場合、当該ユーザについて第1レベルの値引き条件が満たされたと判定する。また、値引き判定部82は、ユーザがサポートSSを選択済であり、かつ、当該ユーザの車両に関する付帯手続の内容が値引きに関する所定の条件を満たす場合、当該ユーザについて第2レベルの値引き条件が満たされたと判定する。
具体的には、値引き判定部82は、サポートSS情報がユーザ情報に未記録の場合、値引き条件を満たさないと判定する。値引き判定部82は、サポートSS情報がユーザ情報に記録されているが、特定付帯手続が実施されたことを示す付帯手続情報がユーザ情報に未記録の場合、第1レベルの値引き条件が満たされたと判定する。また、値引き判定部82は、サポートSS情報と、特定付帯手続が実施されたことを示す付帯手続情報の両方がユーザ情報に記録されている場合、第2レベルの値引き条件が満たされたと判定する。
値引き判定部82は、第1レベルの値引き条件を満たしたユーザと、第2レベルの値引き条件を満たしたユーザを識別する。第1レベルの値引き条件を満たしたユーザと、第2レベルの値引き条件を満たしたユーザを総称する場合、「値引き対象ユーザ」と呼ぶ。
サービス管理システム62の値引き情報提供部84は、値引き判定部82により値引き対象ユーザが抽出された場合、各値引き対象ユーザに関するお客様番号、生年月日、値引き規則Bの組を含む値引き情報を販売管理システム64へ送信する。値引き情報提供部84は、第1レベルの値引き条件を満たしたユーザに対する値引き規則Bとして、値引き規則B(第1レベル)を設定する。また、値引き情報提供部84は、第2レベルの値引き条件を満たしたユーザに対する値引き規則Bとして、値引き規則B(第2レベル)を設定する。
販売管理システム64の値引き情報受付部104は、サービス管理システム62から送信された値引き情報を受信する。販売管理システム64の請求金額導出部106は、関連技術の請求金額導出部46と同様に、各ユーザの世帯ごとに、言い換えれば、各ユーザの本人カードと家族カードの組ごとに、各ユーザへの請求金額を導出する。また、請求金額導出部106は、値引き情報が示す値引き対象ユーザについては、ユーザ世帯の世帯燃料購入数量、世帯燃料購入金額、値引き規則記憶部98に記憶された値引き規則A、値引き情報が示す値引き規則B(第1レベルまたは第2レベル)にしたがって、値引き対象ユーザへの請求金額を導出する。
請求金額導出の具体例を説明する。請求金額導出部106は、値引き情報が示す図9のユーザのお客様番号に基づいて、図9のユーザ世帯を値引き対象として識別する。請求金額導出部106は、図9のユーザ世帯の世帯燃料購入数量として、図3のレコード50、レコード52、レコード54の燃料購入数量の合計値である120Lを導出する。また、請求金額導出部106は、図9のユーザ世帯の世帯燃料購入金額として、図3のレコード50、レコード52、レコード54の燃料購入金額の合計値である16800円を導出する。世帯燃料購入金額は、図9のユーザ世帯が、対象SSで購入した燃料の通常価格または当初価格と言える。
ここでは、値引き規則Aは、燃料100Lを上限として値引き対象とすることを定めるものとする。請求金額導出部106は、図9のユーザ世帯の世帯燃料購入数量120Lのうち100Lの燃料を値引き対象とする。また、値引き規則B(第1レベル)が定める値引き単価は10円/Lとし、値引き規則B(第2レベル)が定める値引き単価は15円/Lとする。
図9のユーザが第1レベルの値引き条件を満たすユーザである場合、請求金額導出部106は、世帯燃料購入金額から1000円(すなわち値引き単価10円/L×100L)を値引きした金額である15800円を図9のユーザへの請求金額として導出する。一方、図9のユーザが第2レベルの値引き条件を満たすユーザである場合、請求金額導出部106は、世帯燃料購入金額から1500円(すなわち値引き単価15円/L×100L)を値引きした金額である15300円を図9のユーザへの請求金額として導出する。
なお、図3のレコード56は、図9に示したユーザとは異なるカーリース契約者(「第2ユーザ」と呼ぶ。)の本人カードに対応し、図3のレコード58は、第2ユーザの家族の家族カードに対応する。この場合、請求金額導出部106は、第2ユーザの世帯燃料購入数量として70Lを導出し、世帯燃料購入金額として9800円を導出する。請求金額導出部46は、世帯燃料購入数量の全て(70L)を値引き対象とする。第2ユーザが第1レベルの値引き条件を満たすユーザである場合、請求金額導出部106は、世帯燃料購入金額から700円(すなわち値引き単価10円/L×70L)を値引きした金額である9100円を第2ユーザへの請求金額として導出する。第2ユーザが第2レベルの値引き条件を満たすユーザである場合、請求金額導出部106は、世帯燃料購入金額から1050円(すなわち値引き単価15円/L×70L)を値引きした金額である8750円を第2ユーザへの請求金額として導出する。
販売管理システム64の請求部108は、請求金額導出部106により導出されたユーザへの請求金額をクレジットカード会社を介してユーザに請求する。既述したように、第1レベルの値引き条件を満たすユーザへの請求金額は、対象SSにおいてユーザが購入した燃料の通常価格から、第1値引き規則(第4実施例では値引き規則B(第1レベル))に基づいて値引きされた金額である。また、第2レベルの値引き条件を満たすユーザへの請求金額は、対象SSにおいてユーザが購入した燃料の通常価格から、第2値引き規則(第4実施例では値引き規則B(第2レベル))に基づいて値引きされた金額である。
請求部108は、ユーザの本人カード16のクレジットカード番号と、請求金額導出部106により導出されたユーザへの請求金額とを含む燃料代金請求データをクレジットカード会社の請求管理システム26へ送信する。クレジットカード会社の請求管理システム26は、燃料代金請求データが示す請求金額と、本人カード16と家族カード18の利用に応じた他の請求金額との合計額をユーザに請求する処理を実行する。
第4実施例の燃料販売システム60によると、エネルギ事業者に関連する複数のSSの中からユーザが特定のSSをサポートSSとして登録した場合に、エネルギ事業者に関連する複数のSSでの燃料購入代金を値引きする。これにより、エネルギ事業者に関連するSSに対する顧客ロイヤリティの醸成を支援することができる。また、値引き対象のユーザを、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスの利用者に制限することで、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスの利用を促進することができる。
また、第4実施例の燃料販売システム60によると、サポートSSの登録に加えて、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して所定の付帯手続が実施された場合には、サポートSSの登録だけの場合よりも大きな値引きを行う。これにより、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスの利用を一層効果的に促進することができる。
さらにまた、第4実施例の燃料販売システム60は、関連技術の燃料販売システム10と同様の効果を奏する。例えば、第4実施例の燃料販売システム60においても、燃料代金の値引きを、モビリティサービスの利用者本人だけでなく、その家族が家族カード18を用いて燃料を購入する場合にも適用し、かつ、非リース車両14への給油にも適用する。これにより、モビリティサービスの利用世帯の利便性を一層高めることができる。
既述したように、通常、エネルギ事業者に関連する複数のSSの中からユーザにとって利便性の高い場所にあるSSがサポートSSとして選択されると考えられる。第4実施例の燃料販売システム60によると、ユーザにとって利便性の高い場所にあるサポートSSに対するユーザの帰属意識を高めることで、ユーザの車両に対する給油やメンテナンス、修理等をサポートSSで継続的に行わせやすくなる。この結果、エネルギ事業者は、ユーザの車両に関する様々な情報(例えばメンテナンス履歴や給油履歴等)を蓄積しやすくなる。エネルギ事業者は、このように蓄積された情報を分析・活用することで、ユーザに対して有用な情報を提供すること等、ユーザの利便性を効果的に高めるための活動を実現できる。
以上、本開示を第4実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第4実施例に関する変形例を説明する。販売管理システム64の請求部108は、ユーザがサポートSSを選択済であり、かつ、当該ユーザの車両に関連する付帯手続の内容が所定の条件を満たす場合に、対象SSにおいてユーザが購入した商品の通常価格から所定の値引き規則(例えば第4実施例における第1値引き規則)に基づいて値引きされた金額をユーザに請求してもよい。本変形例では、(1)ユーザがサポートSSを選択したことと、(2)ユーザの車両に関する特定付帯手続が実施されたことの両方を満たす場合に、値引きを実施する一方、(1)と(2)の少なくとも一方が満たされない場合、値引きを実施しない。
具体的には、サービス管理システム62の値引き判定部82は、サポートSS情報がユーザ情報記憶部76のユーザ情報に未記録の場合、値引き条件を満たさないと判定してもよい。値引き判定部82は、サポートSS情報がユーザ情報に記録されているが、特定付帯手続が実施されたことを示す付帯手続情報がユーザ情報に未記録の場合も、値引き条件を満たさないと判定してもよい。値引き判定部82は、サポートSS情報と、特定付帯手続が実施されたことを示す付帯手続情報の両方がユーザ情報に記録されている場合にはじめて値引き条件が満たされたと判定してもよい。この値引き条件は、第4実施例の第1レベルの値引き条件であってもよい。本変形例では、第4実施例の第2レベルの値引きは行われなくてもよい。
値引き判定部82は、値引き条件を満たしたユーザを値引き対象ユーザとして識別してもよい。サービス管理システム62の値引き情報提供部84は、値引き対象ユーザに関する値引き情報(例えば値引き規則Bとして値引き規則B(第1レベル))を販売管理システム64へ送信してもよい。この結果、販売管理システム64の請求部108は、サポートSSを選択済かつ、所定の付帯手続が実施された車両を利用するユーザに対して、第1値引き規則(すなわち値引き規則B(第1レベル))に基づいて値引きされた金額を請求する。
この変形例の燃料販売システム60によると、サポートSSの登録に加えて、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して所定の付帯手続が実施された場合に、SSでの燃料購入代金を値引きする。これにより、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスの利用を一層効果的に促進することができる。
第4実施例に関する別の変形例を説明する。第4実施例では、第1値引き規則と第2値引き規則はともに、サービス管理システム62から販売管理システム64への値引き情報で指定される値引き規則Bとしたが、変形例として、第1値引き規則と第2値引き規則はともに、販売管理システム64の値引き規則記憶部98に記憶される値引き規則Aであってもよい。この場合、第1値引き規則は、値引き規則A(第1レベル)であってもよく、第2値引き規則は、値引き規則A(第2レベル)であってもよい。例えば、値引き規則A(第1レベル)は、値引き対象の燃料購入数量の上限値を100Lに定めるものであってもよい。また、値引き規則A(第2レベル)は、値引き対象の燃料購入数量の上限値を、値引き規則A(第1レベル)より大きい150Lに定めるものであってもよい。
本変形例では、サービス管理システム62の値引き情報提供部84は、販売管理システム64へ送信する値引き情報において、第1レベルの値引き条件を満たしたユーザについては、共通の値引き条件Bを設定するとともに、第1レベルの値引き条件を満たした旨の情報をさらに設定する。また、値引き情報提供部84は、上記値引き情報において、第2レベルの値引き条件を満たしたユーザについては、共通の値引き条件Bを設定するとともに、第2レベルの値引き条件を満たした旨の情報をさらに設定する。
販売管理システム64の請求金額導出部106は、値引き情報が示す第1レベルの値引き条件を満たしたユーザについては、ユーザ世帯の世帯燃料購入数量、世帯燃料購入金額、値引き規則A(第1レベル)、共通の値引き規則Bにしたがって、当該ユーザへの請求金額を導出する。例えば、世帯燃料購入数量のうち100Lを上限として、10円/Lの値引きを適用する。一方、値引き情報が示す第2レベルの値引き条件を満たしたユーザについては、請求金額導出部106は、ユーザ世帯の世帯燃料購入数量、世帯燃料購入金額、値引き規則A(第2レベル)、共通の値引き規則Bにしたがって、当該ユーザへの請求金額を導出する。例えば、世帯燃料購入数量のうち150Lを上限として、10円/Lの値引きを適用する。このように、値引き規則A(第2レベル)は、値引き対象の燃料購入数量の上限値が値引き規則A(第1レベル)より大きいため、第2レベルの値引き条件を満たしたユーザに対して、より大きな燃料代金割引のメリットを提供できる。
この変形例の燃料販売システム60においても、第4実施例と同様の効果を奏する。例えば、サポートSSの登録に加えて、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスによりユーザに提供された車両に関連して所定の付帯手続が実施された場合、サポートSSの登録だけの場合より大きな値引きを行うことで、エネルギ事業者が提供するモビリティサービスの利用を一層効果的に促進することができる。
上記の第1実施例~第4実施例では、SSにて車両の燃料を購入する例を示したが、関連技術と同様に、第1実施例~第4実施例に記載の技術思想は、SSにおいて販売される商品(例えばガソリン、軽油、水素、灯油、電気等、様々なエネルギ源)の購入に広く適用可能である。
既述したように、関連技術に記載の技術思想は、第1実施例~第4実施例に適用可能である。すなわち、販売管理システム64の値引き規則記憶部98に記憶される値引き規則Aは、本人カードによるSSの商品の購入量と家族カードによるSSの商品の購入量の合計のうち、予め定められた購入量の上限値までを値引き対象とすることを定めたものであってもよい。
また、販売管理システム64の販売情報記憶部96は、ユーザが締結した第1のカーリース契約に対応する第1の本人カードおよび第1の家族カードに関する情報と、ユーザが締結した第2のカーリース契約に対応する第2の本人カードおよび第2の家族カードに関する情報とを記憶してもよい。販売管理システム64の請求金額導出部106は、第1の本人カードによるSSの商品の購入量と第1の家族カードによるSSの商品の購入量の合計と、値引き規則にしたがって、ユーザへの第1の請求金額を導出してもよい。それとともに、請求金額導出部106は、第2の本人カードによるSSの商品の購入量と第2の家族カードによるSSの商品の購入量の合計と、値引き規則にしたがって、ユーザへの第2の請求金額を導出してもよい。
また、販売管理システム64の値引き規則記憶部98に記憶される値引き規則Aは、ユーザが締結したカーリース契約の数に応じて、値引き対象とするSSの商品の購入量の上限値を増加させることを定めたものであってもよい。
関連技術および各実施例では、(1)本人カードのお客様番号をもとに、本人カードに紐付くデータを特定(識別とも言える)し、家族カードのお客様番号をもとに、家族カードに紐付くデータを特定した。変形例として、(2)本人カードのお客様番号をもとに、本人カードに紐付くデータと、家族カードに紐付くデータの両方を特定してもよい。また、(3)家族カードのお客様番号をもとに、本人カードに紐付くデータと、家族カードに紐付くデータの両方を特定してもよい。
上記(2)(3)の例を説明する。
(A)カーリース契約者のお客様番号が記載された申込書(例えば燃料特典申込書やサポートSS登録の申込書等)が、SSからモビリティセンタに連携されてもよい。モビリティセンタに連携されるお客様番号は、本人カードのお客様番号でもよく、家族カードのお客様番号でもよい。
(B)モビリティセンタのオペレータは、上記申込書の内容(お客様番号、生年月日等)をサービス管理システム62に登録してもよい。
(C)サービス管理システム62は、値引き対象者のお客様番号、生年月日、特典コード(特典コードは実施例の値引き規則に対応する)を含む情報を販売管理システム64へ送信してもよい。この情報は、関連技術の燃料特典情報に対応し、第1実施例の値引き情報に対応する。
(D)販売管理システム64は、サービス管理システム62からお客様番号を受信後、そのお客様番号に紐付いた本人カードもしくは家族カードによる給油データを自動的に紐付け、カーリース契約者の世帯の全てのクレジットカードの利用分(燃料購入分)に対して値引きを行ってもよい。これにより、カーリース契約者以外の本人カードのお客様番号またはカーリース契約者以外の家族カードのお客様番号を入手しなくても、燃料代金の値引きを実現できる。
(E)上記(D)で値引き後の金額をクレジットカード会社に連携し、クレジットカード会社からカーリース契約者へクレジットカードの利用代金を請求してもよい。
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本開示の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
60 燃料販売システム、 62 サービス管理システム、 64 販売管理システム、 76 ユーザ情報記憶部、 82 値引き判定部、 84 値引き情報提供部、 96 販売情報記憶部、 102 給油データ受付部、 106 請求金額導出部、 108 請求部。

Claims (5)

  1. 或る事業者に関連する複数のサービスステーションの中からユーザがサポートサービスステーションを選択した場合に、そのことを示す情報が登録される第1記憶部と、
    前記ユーザがサポートサービスステーションを選択済の場合、前記複数のサービスステーションにおいて前記ユーザが購入した商品の通常価格から、第1値引き規則に基づいて値引きされた金額を前記ユーザに請求する請求部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記事業者が提供する車両提供サービスにより前記ユーザに提供された車両に関連して行われた付帯手続の内容を記憶する第2記憶部をさらに備え、
    前記請求部は、前記ユーザがサポートサービスステーションを選択済であり、かつ、前記付帯手続の内容が所定の条件を満たす場合、前記ユーザが購入した商品の通常価格から、前記第1値引き規則より前記ユーザの利益が大きい第2値引き規則に基づいて値引きされた金額を前記ユーザに請求する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記事業者が提供する車両提供サービスにより前記ユーザに提供された車両に関連して行われた付帯手続の内容を記憶する第2記憶部をさらに備え、
    前記請求部は、前記ユーザがサポートサービスステーションを選択済であり、かつ、前記付帯手続の内容が所定の条件を満たす場合、前記ユーザが購入した商品の通常価格から、前記第1値引き規則に基づいて値引きされた金額を前記ユーザに請求する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記ユーザのクレジットカードである本人カードに関する情報と、前記本人カードと紐付けて発行された追加カードであって、前記ユーザの家族が使用する追加カードである家族カードに関する情報とを記憶する第3記憶部と、
    前記本人カードまたは前記家族カードを使用して、前記複数のサービスステーションにおいて商品が購入されたことを示す情報を受け付ける受付部と、をさらに備え、
    前記請求部は、前記ユーザがサポートサービスステーションを選択済の場合、前記本人カードによる商品の購入量と前記家族カードによる商品の購入量の合計と、前記第1値引き規則に基づいて、前記値引きされた金額を前記ユーザに請求する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記ユーザは、前記事業者が提供する車両提供サービスの利用者である、
    請求項1から4のいずれかに記載の情報処理システム。
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